JP2006211931A - 容器入り炭酸飲料の製造方法 - Google Patents

容器入り炭酸飲料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006211931A
JP2006211931A JP2005026467A JP2005026467A JP2006211931A JP 2006211931 A JP2006211931 A JP 2006211931A JP 2005026467 A JP2005026467 A JP 2005026467A JP 2005026467 A JP2005026467 A JP 2005026467A JP 2006211931 A JP2006211931 A JP 2006211931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
carbonated beverage
liquid
carbonated
beverage liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005026467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5064657B2 (ja
Inventor
Ikuo Shibuichi
郁雄 渋市
Kazunobu Ono
和信 小野
Takehiro Oguri
武浩 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Soft Drinks Co Ltd filed Critical Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority to JP2005026467A priority Critical patent/JP5064657B2/ja
Publication of JP2006211931A publication Critical patent/JP2006211931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5064657B2 publication Critical patent/JP5064657B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

【課題】炭酸飲料液を容器に充填する際に、飲料液が容器から吹き出るのを抑制し、更に、飲料液が充填された後で内容物の飲料液を加熱殺菌する際に、容器が膨張するのを抑制することのできる容器入り炭酸飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】飲料原料が所定割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造において、前記炭酸飲料液を前記容器に充填する際に、前記炭酸飲料液が充填される前の容器中に消泡剤を添加して、その後に炭酸飲料液を充填して製造する。あるいは、炭酸飲料液を容器に充填した後に、炭酸飲料液が充填された容器中に消泡剤を添加する。これによって、充填時の炭酸飲料液の吹き出し、加熱殺菌処理時の容器の膨張が防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器入り炭酸飲料の製造方法に係り、特に、炭酸飲料液を容器に充填した後の加熱殺菌処理時に容器が膨張するのを抑制することができる容器入り炭酸飲料の製造方法に関する。
一般に、容器入り炭酸飲料としては、サイダー、ラムネ等がよく知られているが、昨今、消費者の嗜好の多様化に伴い、炭酸飲料の風味も多様化し、果汁、乳成分、ビタミン類、エキス等の呈味成分、栄養成分を添加した各種炭酸飲料が多数上市されている。これら容器入り炭酸飲料は、予め、果実、果汁、乳成分、糖類、酸味料、飲料用水等を所定の割合で混合し、その後、カーボネータにて炭酸ガスを圧入させて炭酸飲料液とし、炭酸飲料液用充填装置によりボトルや缶等の容器に充填して所望の容器入り炭酸飲料を製造している。
これらの炭酸飲料液は、炭酸ガスが過飽和状態で溶解していること、また、容易に起泡し易い成分を含むいわゆる易泡性飲料液であることが多く、製造工程においては、この炭酸飲料液をボトルや缶などの容器に充填する際の飲料液の吹き出し等のトラブルを避けるために、更には、消費者が開栓前に容器を振盪したり、自動販売機からの取り出し、車による運搬などの要因で振盪されて、容器内のヘッドスペースに相当量の泡が発生することによる開栓時の泡の噴き出しを避けるために、炭酸飲料液にシリコーンオイルやグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの各種消泡剤を添加することが一般的に行なわれており、これらの消泡剤により飲料液の発泡性を抑制している。この内容物の飲料液の吹き出しは、ガスボリュームが高い炭酸飲料液ほど顕著に生ずることになる。
一方、果汁や乳成分などの窒素源を含む炭酸飲料は、飲料液を容器に充填した後に、酵母他の微生物の増殖を防止する目的で加熱殺菌処理が行われている。例えば、果汁含有炭酸飲料の場合、各種原料を調合した後、低温で炭酸ガスを圧入して、果汁や乳成分等の窒素源を混合した調合液に炭酸ガスを溶解した後、プラスチック製のPETボトル(ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器)に充填し、密封する。次いで、このPETボトル内に充填された飲料液は、PETボトルの外側から加熱殺菌処理されて、内容物の飲料液とPETボトルとを同時に殺菌する方法がとられている。この加熱殺菌処理は、飲料液中に圧入されている炭酸ガスのガスボリューム等にもよるが、一般的には、内容物の飲料液を液温60℃〜65℃で、10分間程度という条件で行われている。
しかしながら、果汁や乳成分などの窒素源を含むPETボトル入り炭酸飲料のように、飲料液がPETボトルに充填された後、加熱殺菌処理を必要とする場合には、充填時においてPETボトルからの飲料液の吹き出しを抑制するためにシリコーンオイルを飲料液中に添加すると、充填時の飲料液の吹き出しは抑制されるが、充填された後の加熱殺菌処理時において、容器が膨張するという問題が生じていた。特に、炭酸ガスがハイボリュームの場合には、溶解されている炭酸ガスのガスボリュームが高いので、PETボトルの膨張がより顕著に生じることになる。その結果、PETボトルが膨張することにより、ボトルが変形して、自立できなくなる。また、PETボトルやキャップの変形によって、キャップが開け難くなったり、内容物の漏れが生ずる等の不都合があった。
本発明は、この様な事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、炭酸飲料液を容器に充填する際に、飲料液が容器から吹き出るのを抑制し、更に、飲料液が充填された後で内容物の炭酸飲料液を加熱殺菌する際に、容器が膨張するのを抑制することのできる容器入り炭酸飲料の製造方法を提供することにある。
以上のような目的を達成するために本発明者らが鋭意研究を行った結果、充填時の炭酸飲料液の吹き出しを抑制する目的で用いられるシリコーンオイル等の消泡剤の添加方法を変えることで、飲料液を充填した後の加熱殺菌処理における容器の膨張を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明においては、飲料液を容器に充填する際や開栓した際に内容物の飲料液の吹き出しを抑制でき、また、飲料液が充填された後の加熱殺菌処理時において容器の膨張を抑制できる容器入り炭酸飲料の製造方法を提供するものである。
より具体的には、本発明は、以下のような容器入り炭酸飲料の製造法を提供する。
(1) 飲料原料が所定割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造において、前記炭酸飲料液が前記容器に充填される際に、消泡剤が添加されることを特徴とする容器入り炭酸飲料の製造方法。
(2) さらに、前記炭酸飲料液が充填された後に、加熱殺菌処理されることを特徴とする(1)に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(3) 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液が前記容器に充填される前に、予め前記容器中に添加されることを特徴とする(1)または(2)に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(4) 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液が前記容器に充填された後に、前記容器中に添加されることを特徴とする(1)または(2)に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(5) 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液に対して0.5ppmから165ppmの範囲で添加されることを特徴とする(1)から(4)いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(6) 前記消泡剤は、シリコーンオイルであることを特徴とする(1)から(5)いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(7) 前記炭酸飲料液は、果汁や乳性分などの窒素源が含有され、ガスボリューム2.8から3.8の炭酸ガスが溶解されたものであることを特徴とする(1)から(6)いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(8) 前記炭酸飲料液は、果汁や乳性分などの窒素源が含有され、ガスボリューム3.0から3.6の範囲で炭酸ガスが溶解されたものであることを特徴とする(1)から(7)いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
(9) 飲料原料が所定割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造装置であって、前記炭酸飲料液が、前記容器に充填される前、または充填された後に、消泡剤が添加される手段を備える容器入り炭酸飲料製造装置。
本発明によれば、飲料原料が所定の割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填する際に、予め容器の中に消泡剤を添加して、消泡剤が添加された容器に充填すること、または、炭酸飲料液を容器に充填した後、容器中に消泡剤を添加することで、炭酸飲料中の炭酸ガスがハイボリュ−ムであっても、炭酸飲料液の充填時において、炭酸飲料液が容器から吹き出るのを防止できると共に、充填後に内容物の飲用液を加熱殺菌処理する際に、容器が膨張するのを防止できる。更には、消費者が開栓前に容器を振盪したり、自動販売機からの取り出し、車による運搬などの要因で振盪されても泡の発生が抑制されるので、開栓時に泡が噴き出すおそれがない。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明の容器入り炭酸飲料の製造方法は、飲料原料が所定割合で混合された調合液を調製し、この調合液に炭酸ガスを圧入させて、炭酸ガスが溶解された炭酸飲料液とし、そして、当該炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造法であって、炭酸飲料液を充填する際の吹き出しや充填後の加熱殺菌処理時の容器の膨張を抑制するために、炭酸飲料液が容器に充填される際にシリコーンオイル等の消泡剤を添加することに特徴を有するものである。すなわち、シリコーンオイル等の消泡剤を添加して分散させた炭酸飲料液を容器に充填するのでなくて、予めシリコーンオイル等の消泡剤を容器に添加して充填する、あるいは、炭酸飲料液が充填された後にシリコーンオイル等の消泡剤を添加するようにしたものである。ここで、飲料原料とは、甘味料、果汁、植物の抽出物、乳製品、香料、酸味調整剤、ビタミン類等が挙げられる。また、炭酸飲料液は、これら飲料原料の1種または2種以上を所定の割合で飲料用水と混合して調合液とし、当該調合液に炭酸ガスを溶解させたものである。
以下、容器入り炭酸飲料の一例として果汁や乳成分などの窒素源を含む植物または/および動物の組織成分を含有する炭酸飲料液をPETボトルに充填した容器入り炭酸飲料を挙げて説明する。
図1は、本発明による容器入り炭酸飲料の製造工程の一実施例を示した概略工程図であって、消泡剤を炭酸飲料が充填される前のPETボトルに添加する工程を備えたものである。図2は、本発明による容器入り炭酸飲料の製造工程の別実施例を示した概略工程図であって、消泡剤を炭酸飲料が充填された後のPETボトルに添加する工程を備えたものである。
図中符号1はプロポーショナであり、このプロポーショナ1で、果汁や乳成分などの窒素源を含む植物または/および動物の組織成分、糖類、酸味料、香料等の飲料原料の所定量を飲料用水と混合して調合液を調製する。尚、この例ではプロポーショナ1を用いたが、飲料用水に甘味料、果汁等の飲料原料を混合して調合液を調製できるものあれば、プロポーショナ1の代わりに適宜の装置を用いることができる。
次に、ポンプ2により、調製された調合液をカーボネータ3へ送る。カーボネータ3は、プロポーショナ1で調製された調合液に炭酸ガスを圧入するためのもので、反応槽内に多数の棚が洗濯板状に設けられており、反応槽の上方から供給された調合液が棚に沿って降下するようになっている。この反応槽内には炭酸ガスが加圧状態で充填されている。また反応槽内のガス圧を調整するための圧抜き用バルブが設けられている。調合液は反応槽内へ滴状、あるいは噴霧状で供給され、上記棚に沿って降下した後、排出される。調合液が反応槽内を降下する間に反応槽内の炭酸ガスと接触して調合液に炭酸ガスが溶解されることにより、調合液中の溶存酸素が脱気される。また調合液が滴状あるいは噴霧状で反応槽内に供給されることにより、調合液と炭酸ガスとの接触面積が大きくなるので炭酸ガスが調合液へ溶解し易くなる。
また、調合液への炭酸ガスの吸収は、温度が低いほど大きいので、カーボネーション(調製された調合液に炭酸ガスを圧入すること)を効率よく行うために、一般的には、液温を10℃以下に冷却して圧入するのが好ましい。また、一定の温度では、カーボネータ5内の炭酸ガス圧力が高いほど、その吸収はよく行われるので、一般的には、カーボネーションは1〜4.5kg/cmの圧力下で行われる。尚、調合液の供給速度やカーボネータ内の炭酸ガス圧力は、調合液に溶解させる炭酸ガス量や反応槽の規模によって適宜設定される。尚、この例ではカーボネータ5を用いたが、調合液に炭酸ガスを溶解できるものあれば、カーボネータ5の代わりに適宜の装置を用いることができる。
次いで、カーボネータ3を通過して炭酸ガスが溶解された調合液(この調合液を炭酸飲料液と称する)をフィラー4に送り、コンベア6で搬送されてきたPETボトル10に充填した後、PETボトル10はキャッパー7でキャップが巻き締められて密封される。この炭酸飲料液をフィラー4でPETボトル10に充填する際に、消泡剤添加装置5によって消泡剤がPETボトル10内に添加される。この消泡剤の添加は、図1に示すように、フィラー4で炭酸飲料液が充填される前のPETボトル10内に添加される。すなわち、洗浄・殺菌されたPETボトルがコンベア6でフィラー4に搬送される途中で、消泡剤添加装置5により消泡剤がPETボトル10内に添加される。その後、炭酸飲料液が充填され、キャッパー7でキャップが巻き締められてPETボトルが密封される。または、図2に示すように、炭酸飲料液が充填された後のPETボトル内に添加される。すなわち、洗浄・殺菌されたPETボトルがコンベア6でフィラー4に搬送されて、炭酸飲料液がPETボトル10に充填された後、消泡剤添加装置5により消泡剤がPETボトル10内に添加される。その後、キャッパー7でキャップが巻き締められてPETボトルが密封される。尚、消泡剤添加装置5は、連続してコンベア上に流れてくるPETボトルに対して、一定量を連続して添加できる装置であれば、特に限定されるものではない。
このように、消泡剤を添加することで、フィラー4で炭酸飲料液をPETボトルに充填する際に、炭酸飲料液中に過飽和状態に溶解している炭酸ガスが、急に液から放出されて気泡となり、液が容器から吹き出るのを防止できる。
この炭酸飲料液の吹き出しを防止するには、一般的には、上記調合液に消泡剤を添加・混合して液中に分散させる方法が採られているが、この方法では、炭酸飲料液を充填した後の加熱殺菌処理において、内容物の炭酸飲料液が加温されることによる炭酸ガスの圧力の上昇を抑制できず、密封された容器の内圧が高まってしまうことになる。しかしながら、本発明の製造方法のように、炭酸飲料液が充填される前の容器に予め消泡剤を添加する(図1参照)、あるいは、充填後に容器中に消泡剤を添加する(図2参照)することで、加熱殺菌処理における炭酸ガスの圧力上昇を抑制して、容器の膨張を防止することができる。
消泡剤としては、食品添加物であるシリコーン樹脂(ポリジメチルシロキサンが主成分)及びソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン酸脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルを配合した製剤が好ましく挙げられる。そして、この消泡剤は、炭酸飲料液中に溶解している炭酸ガス量や使用される飲料原料等にもよるが、好ましくは0.5〜165ppmの範囲、より好ましくは0.5〜13ppmの範囲で添加される。
次いで、キャッパー7でキャップが巻き締められて密封されたPETボトルは、バストライザー8に送られて、加熱殺菌処理される。このパストライザーは、数段階の加熱ゾーンや冷却ゾーンの槽に区切られていて、これらの槽を炭酸飲料液が充填されたPETボトルが連続的に通過することで、加熱、殺菌、冷却が行われる。この加熱殺菌処理は、炭酸飲料中に溶解されている炭酸ガスのガスボリュームにもよるが、内容物の炭酸飲料液を58〜63℃程度の温度で10〜15分間程度加温することで行われる。これによって、内容物の炭酸飲料液中に生残する酵母等の微生物の菌数を10−4以下(D値で4以上)に滅菌される。尚、この加熱殺菌処理の条件は、炭酸飲料液に含有される原料等によって、適宜選定して行われる。
このような製造方法によれば、炭酸飲料液、特に炭酸ガスのガスボリュームが2.8〜3.8といったハイガスボリュームの炭酸飲料液をPETボトル等の容器に充填する際でも、炭酸飲料液が容器から吹き出すおそれがなく、また、容器に充填後の加熱殺菌処理においても、炭酸飲料液の加温に起因する炭酸ガスによる圧力上昇が抑制されて、容器の膨張が防止される。
尚、この例では容器入り飲料の一例として、果汁や乳成分などの窒素源を含む植物または/および動物の組織成分を含有する炭酸飲料液をPETボトルに充填した容器入り炭酸飲料を挙げたが、炭酸飲料液が充填される容器はPETボトルに限らず、ビン、缶、紙容器等の各種容器でも同様に適用可能である。また本発明は、果汁や乳成分などの窒素源を含む植物または/および動物の組織成分を含有する炭酸飲料液に限らず、炭酸ガスを溶解させることによって飲料調合液中の成分が劣化するようなものを除いて、ソーダやサイダー等の他の容器入り炭酸飲料にも適用可能である。
以下、本発明を実施例によってより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1> (消泡剤を炭酸飲料液が充填される前のPETボトルに予め添加)
常法に従い、飲用水1000ml当たり、糖類(果糖ブドウ糖液糖、砂糖)134.6g、果汁(りんご)10.0g、酸味料(クエン酸)3.2g、香料(アップルフレーバー)2.1gを加えて、飲料調合液を調製した。次いで、この調合液を93℃で15秒間殺菌処理を行った。その後、殺菌処理した調合液を10℃までに冷却し、カーボネーターにより後殺菌後のガスボリュームが約3.5volになるように炭酸ガスを溶解させて炭酸飲料液を調整した。
次いで、フィラー(充填機)により、シリコーン消泡剤(信越化学工業社製「シリコーンKM72F」)が予め製品中にて13ppmになるように添加された500ml耐熱圧PETボトルに上記炭酸飲料液を充填し、キャッパーによりキャップを取付けて密閉した。次いで、実施例1と同様に、バストライザーにより、密閉されたPETボトルを常法に従って内溶液が60℃で10分間以上保持されるような条件で後殺菌を行った。この後殺菌した後、PETボトルを水冷して、PETボトル入り炭酸飲料を得た。
<実施例2> (消泡剤を炭酸飲料液が充填された後のPETボトル内に添加)
常法に従い、飲用水1000ml当たり、糖類(果糖ブドウ糖液糖、砂糖)134.6g、果汁(りんご)10.0g、酸味料(クエン酸)3.2g、香料(アップルフレーバー)2.1gを加えて、飲料調合液を調製した。次いで、この調合液を93℃で15秒間殺菌処理を行った。その後、殺菌処理した調合液を10℃までに冷却し、カーボネーターにより後殺菌後のガスボリュームが約3.5volになるように炭酸ガスを溶解させて炭酸飲料液を調整した。
次いで、フィラー(充填機)により、500ml耐熱圧PETボトルに上記炭酸飲料液を充填し、次いで、炭酸飲料液が充填されたPETボトル内にシリコーン消泡剤(信越化学工業社製「シリコーンKM72F」)を13ppm添加し、キャッパーによりキャップを取付けて密閉した。次いで、バストライザーにより、密閉されたPETボトルを常法に従って内溶液が60℃で10分間以上保持されるような条件で後殺菌を行った。その後、PETボトルを水冷して、PETボトル入り炭酸飲料を得た。
<比較例1> (消泡剤を飲料調合液に添加)
常法に従い、飲用水1000ml当たり、糖類(果糖ブドウ糖液糖、砂糖)134.6g、果汁(りんご)10.0g、酸味料(クエン酸)3.2g、香料(アップルフレーバー)2.1gを加えて、飲料調合液を調製した。次いで、この飲料調合液にシリコーン消泡剤(信越化学工業社製「シリコーンKM72F」)を13ppm添加し、93℃で15秒間殺菌処理を行った。その後、殺菌処理した調合液を10℃までに冷却し、カーボネーターにより後殺菌後のガスボリュームが約3.5volになるように炭酸ガスを溶解させて炭酸飲料液を調整した。
次いで、フィラー(充填機)により、500ml耐熱圧PETボトルに上記炭酸飲料液を充填する。その後、キャッパーによりキャップを取付けて密閉する。次いで、バストライザーにより、密閉されたPETボトルを常法に従って内溶液が60℃で10分間以上保持されるような条件で後殺菌を行った。この後殺菌した後、PETボトルを水冷して、PETボトル入り炭酸飲料を得た。
〔充填時の内容物吹き出し〕
実施例1および比較例1の何れにおいても、炭酸飲料液をPETボトルに充填する際には、内容物の炭酸飲料液がPETボトルから吹き出すことはなかった。
〔PETボトルの変形〕
実施例1および比較例1で得られたPETボトル入り炭酸飲料について、ボトルの全高、液面高さ、底深さの寸法を測定し、表1に示した。ここで、液面高さとは、PETボトルネック部より製品液面までの距離であり、その距離の長いものが、PETボトルがより変形していることを示している。また、底深さとは、ペタロイド足部と略円形状底板とが一体化してなるPETボトルペタロイド底部において、ペタロイド底からの距離からの距離であり、その距離が短いほど底部が膨張していることを示している。
Figure 2006211931
また、PETボトルのパーティングラインに対して平行な部分(測定部A)、および、測定部Aと90°測定位置を変えた部分(測定部B)で、PETボトルの胴回りの上部、中間部、下部の所定位置での外径を測定して、表2に示した。
Figure 2006211931
表1および表2の結果より、比較例1は実施例1および実施例2に比べてPETボトルの全高、液面高さ、胴回りの外径の寸法が増加し、底深さの寸法が減少していることから、比較例1は実施例1および実施例2に比べてPETボトルが全体的に膨張している結果で、実施例1および実施例2は膨張が抑制されていることが確認された。従って、消泡剤は調合液に添加するのでなく、充填前もしくは充填後に添加することで、後殺菌の加熱処理によるPETボトルの膨張が抑制されることが確認された。また、好ましくは充填後に添加するのが良いことが確認された。
容器入り炭酸飲料の製造工程の一実施例を示した概略工程図である。 容器入り炭酸飲料の製造工程の別実施例を示した概略工程図である。
符号の説明
1 プロポーショナ
2 ポンプ
3 カーボネータ
4 フィラー
5 消泡剤添加装置
7 キャッパー
8 バストライザー
10 ボトル(PETボトル)

Claims (9)

  1. 飲料原料が所定割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造において、
    前記炭酸飲料液が前記容器に充填される際に、消泡剤が添加されることを特徴とする容器入り炭酸飲料の製造方法。
  2. さらに、前記炭酸飲料液が充填された後に、加熱殺菌処理されることを特徴とする請求項1に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  3. 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液が前記容器に充填される前に、予め前記容器中に添加されることを特徴とする請求項1または2に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  4. 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液が前記容器に充填された後に、前記容器中に添加されることを特徴とする請求項1または2に記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  5. 前記消泡剤は、前記炭酸飲料液に対して0.5ppmから165ppmの範囲で添加されることを特徴とする請求項1から4いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  6. 前記消泡剤は、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項1から5いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  7. 前記炭酸飲料液は、果汁や乳性分などの窒素源が含有され、ガスボリューム2.8から3.8の範囲で炭酸ガスが溶解されたものであることを特徴とする請求項1から6いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  8. 前記炭酸飲料液は、果汁や乳性分などの窒素源が含有され、ガスボリューム3.0から3.6の範囲で炭酸ガスが溶解されたものであることを特徴とする請求項1から7いずれか記載の容器入り炭酸飲料の製造方法。
  9. 飲料原料が所定割合で混合され、炭酸ガスが圧入された炭酸飲料液を容器に充填してなる容器入り炭酸飲料の製造装置であって、
    前記炭酸飲料液が、前記容器に充填される前、または充填された後に、消泡剤が添加される手段を備える容器入り炭酸飲料製造装置。
JP2005026467A 2005-02-02 2005-02-02 容器入り炭酸飲料の製造方法 Active JP5064657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005026467A JP5064657B2 (ja) 2005-02-02 2005-02-02 容器入り炭酸飲料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005026467A JP5064657B2 (ja) 2005-02-02 2005-02-02 容器入り炭酸飲料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006211931A true JP2006211931A (ja) 2006-08-17
JP5064657B2 JP5064657B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=36975647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005026467A Active JP5064657B2 (ja) 2005-02-02 2005-02-02 容器入り炭酸飲料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5064657B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504180A (ja) * 2005-08-19 2009-02-05 スプリンティズ、インベストメンツ、リミテッド 炭酸化用ミルクベース飲料の処方
JP2010202206A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd 炭酸ガス入り内容液の無菌充填方法
JP2012223101A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2013188191A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Asahi Breweries Ltd 炭酸アルコール飲料
JP2014087359A (ja) * 2013-12-26 2014-05-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2015223150A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 三菱重工食品包装機械株式会社 液処理装置
CN105285653A (zh) * 2014-06-09 2016-02-03 贵州北极熊实业有限公司 用于生产果味汽水的奔跑剂及其汽水的生产方法
JP2016111971A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 麒麟麦酒株式会社 ボディ感が付与された低アルコール飲料
CN107758595A (zh) * 2016-08-18 2018-03-06 北冰洋(北京)饮料食品有限公司 饮品生产线
WO2018143348A1 (ja) 2017-02-02 2018-08-09 大日本印刷株式会社 飲料無菌充填システムおよび炭酸飲料無菌充填システム
JP2018122914A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 大日本印刷株式会社 飲料無菌充填システム
US11247887B2 (en) 2015-12-22 2022-02-15 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Content filling system and content filling method
US11279606B2 (en) 2016-09-30 2022-03-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Sterile carbonated beverage filling system and sterile carbonated beverage filling method
CN115517327A (zh) * 2022-08-25 2022-12-27 杭州娃哈哈科技有限公司 一种用于改善碳酸饮料持气性的复配稳定剂及应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002527095A (ja) * 1998-10-19 2002-08-27 アムコー パッケージング(オーストラリア)プロプライエタリー リミテッド 容器注出飲料の泡立ち改善方法
JP2003111579A (ja) * 2001-07-31 2003-04-15 Asahi Soft Drinks Co Ltd 密閉容器入り飲料の製造方法及び製造装置
WO2004095952A1 (en) * 2003-04-29 2004-11-11 Eastman Chemical Company Beverages containing water-soluble vitamin e
JP2005021051A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Ohayo Dairy Product コーヒー乳飲料の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002527095A (ja) * 1998-10-19 2002-08-27 アムコー パッケージング(オーストラリア)プロプライエタリー リミテッド 容器注出飲料の泡立ち改善方法
JP2003111579A (ja) * 2001-07-31 2003-04-15 Asahi Soft Drinks Co Ltd 密閉容器入り飲料の製造方法及び製造装置
WO2004095952A1 (en) * 2003-04-29 2004-11-11 Eastman Chemical Company Beverages containing water-soluble vitamin e
JP2005021051A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Ohayo Dairy Product コーヒー乳飲料の製造方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504180A (ja) * 2005-08-19 2009-02-05 スプリンティズ、インベストメンツ、リミテッド 炭酸化用ミルクベース飲料の処方
JP4660593B2 (ja) * 2005-08-19 2011-03-30 スプリンティズ、インベストメンツ、リミテッド 炭酸化用ミルクベース飲料の処方
JP2010202206A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd 炭酸ガス入り内容液の無菌充填方法
JP4737467B2 (ja) * 2009-02-27 2011-08-03 東洋製罐株式会社 炭酸ガス入り内容液の無菌充填方法
CN102333719A (zh) * 2009-02-27 2012-01-25 东洋制罐株式会社 加二氧化碳内容液的无菌填充方法
JP2012223101A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2013188191A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Asahi Breweries Ltd 炭酸アルコール飲料
JP2014087359A (ja) * 2013-12-26 2014-05-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2015223150A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 三菱重工食品包装機械株式会社 液処理装置
CN105285653A (zh) * 2014-06-09 2016-02-03 贵州北极熊实业有限公司 用于生产果味汽水的奔跑剂及其汽水的生产方法
JP2016111971A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 麒麟麦酒株式会社 ボディ感が付与された低アルコール飲料
US11247887B2 (en) 2015-12-22 2022-02-15 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Content filling system and content filling method
CN107758595A (zh) * 2016-08-18 2018-03-06 北冰洋(北京)饮料食品有限公司 饮品生产线
US11279606B2 (en) 2016-09-30 2022-03-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Sterile carbonated beverage filling system and sterile carbonated beverage filling method
EP4273088A2 (en) 2016-09-30 2023-11-08 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Aseptic carbonated beverage filling system, and aseptic carbonated beverage filling method
WO2018143348A1 (ja) 2017-02-02 2018-08-09 大日本印刷株式会社 飲料無菌充填システムおよび炭酸飲料無菌充填システム
JP2018122914A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 大日本印刷株式会社 飲料無菌充填システム
US11046567B2 (en) 2017-02-02 2021-06-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Beverage aseptic filling system and carbonated beverage aseptic filling system
EP4046960A1 (en) 2017-02-02 2022-08-24 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Beverage aseptic filling system and carbonated beverage aseptic filling system
CN115517327A (zh) * 2022-08-25 2022-12-27 杭州娃哈哈科技有限公司 一种用于改善碳酸饮料持气性的复配稳定剂及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP5064657B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5064657B2 (ja) 容器入り炭酸飲料の製造方法
JP4737467B2 (ja) 炭酸ガス入り内容液の無菌充填方法
US11785968B2 (en) System and method for deaerating beverages
KR20000062631A (ko) 용기 및 즉시 마실수 있는 음료수를 함유하는 조립품
JP6757129B2 (ja) 陽圧プラスチックボトル詰め飲料の製造方法およびその製造システム
US20150191337A1 (en) Method For Filling Bottles
WO2014130210A1 (en) Method for making foamy beverages containing lipids
WO1999002406A1 (en) Producing liquid products contained in cans, bottles and other suitable containers
US20210120847A1 (en) Method of producing a canned hydrogen infused beverage
EP0489589A1 (en) Dissolving a gas in a liquid
JP2575952B2 (ja) 密閉容器入り酸素含有ミネラルウォーターの製法
EP0197732A2 (en) Manufacture of small containers of carbonated liquids
JP2007084112A (ja) 陽圧プラスチックボトル詰め飲料の製造方法及びその製造システム
JP2007022576A (ja) 容器詰め飲料の製造方法および装置
JP2006137463A (ja) プラスチックボトル詰め飲料の製造方法および装置
CN102917954A (zh) 填充方法、填充系统及瓶
CN1092622A (zh) 充碳酸气食品及其改进方法
EP3498817B1 (en) Beverage product, and system and method for manufacturing the same
JP2006129787A (ja) 容器入り窒素源含有炭酸飲料およびその製造法
JP5724172B2 (ja) 容器詰めコーヒー飲料およびその製造方法
JPH11313646A (ja) 風味劣化が抑制され、かつ透明性に優れた無果汁透明炭酸飲料とその製造方法
US20230166221A1 (en) Effervescent beverage in valveless container aerated with sparingly soluble gases, and apparatuses and methods for making the same
CA3031814C (en) System and method for deaerating beverages
JP2012030879A (ja) 炭酸飲料充填方法、炭酸飲料充填システム、および炭酸飲料入ボトル
CA2488999A1 (en) Method of serving heated beverages

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100421

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5064657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250