JP2006209395A - インターポーザーの実装方法およびインターポーザー実装済シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 インターポーザーのアンテナ形成済シートへの実装作業を短時間で連続的かつ確実に行うことができ、しかもこの実装作業で用いられる実装装置を長期間連続で使用することができるインターポーザーの実装方法およびこの実装方法により得られるインターポーザー実装済シートを提供すること。
【解決手段】 第1非導電層11と、拡大電極12,12と、ICチップ13とを有するインターポーザー10を準備する。第2非導電層21と、アンテナ22とを有するアンテナ形成済シート20のアンテナ22上にインターポーザー10を載置する。インターポーザー10上からレーザ光を照射し、レーザ光が照射される一部分10aにおける第1非導電層11を加熱除去する。同時に、レーザ光の照射により加熱除去された第1非導電層11の近傍の拡大電極12を融解してアンテナ22に融着させて電気的に接続する。
【選択図】 図3
【解決手段】 第1非導電層11と、拡大電極12,12と、ICチップ13とを有するインターポーザー10を準備する。第2非導電層21と、アンテナ22とを有するアンテナ形成済シート20のアンテナ22上にインターポーザー10を載置する。インターポーザー10上からレーザ光を照射し、レーザ光が照射される一部分10aにおける第1非導電層11を加熱除去する。同時に、レーザ光の照射により加熱除去された第1非導電層11の近傍の拡大電極12を融解してアンテナ22に融着させて電気的に接続する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行うことができる非接触ICタグを有するインターポーザー実装済シート(非接触ICタグ付きシート)を製造するためのインターポーザーの実装方法およびこの実装方法により得られるインターポーザー実装済シートに関する。
従来より外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行う非接触ICタグは、ICチップとアンテナを有しており、このような非接触ICタグは基材シートに設けられ、このようにして非接触ICタグ付きシートが得られる。この場合、予めICチップと一対の拡大電極とを有するインターポーザーを準備しておき、このインターポーザーを基材シートのアンテナ上に実装することにより非接触ICタグ付きシートを製造する方法がある(例えば特許文献1参照)。
上述のように、インターポーザーは一対の拡大電極と、これらの拡大電極に接合されたICチップとを有しており、インターポーザーの各拡大電極はアンテナの異なる位置にそれぞれ電気的に接続されている。また、アンテナの形状は、ICタグとリーダ・ライタとの間でデータの送受信を行う際の電磁波の周波数によって決定される。
なお、リーダ・ライタとデータを送受信する際に用いられる電磁波の周波数によっては、インターポーザー自体を非接触ICタグとして用いることができる。この場合、一対の拡大電極がアンテナとして機能するが、最終的な製品または製品を包装する包装体への実装を容易にするため、一対の拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに接合することもある。本願におけるインターポーザーという用語は、このようにそれ自体が非接触ICタグとして機能するインターポーザーを含んだ概念である。
上述した特許文献1に記載の製造方法においては、インターポーザーを作製した後、第1搬送装置および第2搬送装置の2段階の搬送ステップを経てインターポーザーをアンテナ形成済シート(基材シート)のアンテナ上に載置して当該インターポーザーをアンテナ上に実装している。
このような場合、インターポーザーをアンテナ形成済シートのアンテナ上に迅速かつ確実に実装することが求められている。
また、アンテナ形成済シートに対するインターポーザーの実装方法としては、アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置した後、このインターポーザーの拡大電極に対して上方からカシメ刃を強く押圧し、当該拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとを接合させるカシメ方法が知られている。
しかしながら、カシメ刃によりインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装する方法においては、カシメ刃の先端が摩耗してしまいインターポーザーの実装装置を長期間連続で使用することができず、カシメ刃の交換等のメンテナンスが必要となるという問題がある。
しかしながら、カシメ刃によりインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装する方法においては、カシメ刃の先端が摩耗してしまいインターポーザーの実装装置を長期間連続で使用することができず、カシメ刃の交換等のメンテナンスが必要となるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、インターポーザーのアンテナ形成済シートへの実装作業を短時間で連続的かつ確実に行うことができ、しかもこの実装作業で用いられる実装装置を長期間連続で使用することができるインターポーザーの実装方法およびこの実装方法により得られるインターポーザー実装済シートを提供することを目的とする。
本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置する工程と、インターポーザー上からレーザ光を照射し、当該インターポーザーのうちレーザ光が照射される部分における第1非導電層を加熱除去するとともにこのインターポーザーのうちレーザ光により加熱除去された第1非導電層の近傍の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法である。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザーの拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに融着させているので非常に短時間でインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装することができ、インターポーザーの実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極をアンテナに融着させているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。さらに、レーザ照射装置はアンテナ形成済シートおよびインターポーザーから離間した場所でインターポーザー上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置が摩耗することはなく、このレーザ照射装置を長期間連続で使用することができる。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザーの拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに融着させているので非常に短時間でインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装することができ、インターポーザーの実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極をアンテナに融着させているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。さらに、レーザ照射装置はアンテナ形成済シートおよびインターポーザーから離間した場所でインターポーザー上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置が摩耗することはなく、このレーザ照射装置を長期間連続で使用することができる。
本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーとの間に絶縁シートを設け、アンテナ形成済シート上に前記絶縁シートを介してインターポーザーを載置する工程と、インターポーザー上からレーザ光を照射し、当該インターポーザーのうちレーザ光が照射される部分における絶縁シートを加熱除去するとともにこのインターポーザーのうちレーザ光により加熱除去された絶縁シートの近傍の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法である。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、絶縁シートを介してインターポーザーの拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとが対向しているので、レーザ光の照射により絶縁シートの一部を加熱除去することのみによってこの加熱除去された部分の周りの拡大電極をアンテナに融着させることができ、より容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、絶縁シートを介してインターポーザーの拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとが対向しているので、レーザ光の照射により絶縁シートの一部を加熱除去することのみによってこの加熱除去された部分の周りの拡大電極をアンテナに融着させることができ、より容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間に絶縁シートを設け、アンテナ形成済シート上に前記絶縁シートを介してインターポーザーを載置する工程と、インターポーザー上からレーザ光を照射することにより、このインターポーザーのうちレーザ光により照射される部分の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法である。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間に絶縁シートを設けているので、インターポーザーの拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとの間には何も設けられておらず、レーザ光の照射により拡大電極をアンテナに直接的に融着させることができるので、より容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間に絶縁シートを設けているので、インターポーザーの拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとの間には何も設けられておらず、レーザ光の照射により拡大電極をアンテナに直接的に融着させることができるので、より容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置する工程と、アンテナ形成済シート上のインターポーザーの端縁部にレーザ光を照射し、インターポーザーの端縁部の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法である。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザーの拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに融着させているので非常に短時間でインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装することができ、インターポーザーの実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極をアンテナに融着させているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。また、レーザ照射装置はアンテナ形成済シートおよびインターポーザーから離間した場所でインターポーザー上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置が摩耗することはなく、このレーザ照射装置を長期間連続で使用することができる。さらに、インターポーザーの端縁部にレーザ光を照射しているので、インターポーザーの第1非導電層が完全に除去されない場合であっても拡大電極を確実にアンテナに融着させることができ、このためより容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
このようなインターポーザーの実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザーの拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに融着させているので非常に短時間でインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装することができ、インターポーザーの実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極をアンテナに融着させているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。また、レーザ照射装置はアンテナ形成済シートおよびインターポーザーから離間した場所でインターポーザー上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置が摩耗することはなく、このレーザ照射装置を長期間連続で使用することができる。さらに、インターポーザーの端縁部にレーザ光を照射しているので、インターポーザーの第1非導電層が完全に除去されない場合であっても拡大電極を確実にアンテナに融着させることができ、このためより容易かつ確実にインターポーザーをアンテナ形成済シート上に実装することができる。
本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、インターポーザーの一部分において、第1非導電層の一部が除去されており、この除去された第1非導電層の近傍の拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シートである。
また、本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとが向き合っており、このアンテナ形成済シートとインターポーザーとの間には絶縁シートが設けられ、絶縁シートの一部が除去されており、この除去された絶縁シートの近傍の拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シートである。
また、本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとが向き合っており、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間には絶縁シートが設けられ、拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シートである。
また、本発明は、第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、インターポーザーの端縁部において、拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シートである。
このようなインターポーザー実装済シートによれば、拡大電極がアンテナに融着されているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。
本発明のインターポーザーの実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザーの拡大電極をアンテナ形成済シートのアンテナに融着させているので非常に短時間でインターポーザーをアンテナ形成済シートに実装することができ、インターポーザーの実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極をアンテナに融着させているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。さらに、レーザ照射装置はアンテナ形成済シートおよびインターポーザーから離間した場所でインターポーザー上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置が摩耗することはなく、このレーザ照射装置を長期間連続で使用することができる。
本発明のインターポーザー実装済シートによれば、拡大電極がアンテナに融着されているので、この拡大電極とアンテナとの接着強度を大きくすることができ、拡大電極がアンテナから剥離することを確実に防止することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明によるインターポーザーの実装方法およびインターポーザー実装済シートの第1の実施の形態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明によるインターポーザーの実装方法およびインターポーザー実装済シートの第1の実施の形態を示す図である。
このうち図1は、インターポーザーをアンテナ形成済シート上に載置したときのインターポーザーおよびアンテナ形成済シートの縦断面図であり、図2は、レーザ照射装置ならびにこのレーザ照射装置に送られるインターポーザーおよびアンテナ形成済シートを示す斜視図であり、図3は、本実施の形態におけるレーザ照射装置によるインターポーザー上からのレーザ光の照射を示す縦断面図であり、図4は、インターポーザーをレーザ照射装置のレーザ光によりアンテナ形成済シートに実装した後のインターポーザー実装済シートの縦断面図である。
まず、図4において、本実施の形態によるインターポーザーの実装方法によって得られるインターポーザー実装済シート(非接触ICタグ付シート)1について簡単に説明する。
図4に示すように、インターポーザー実装済シート1は、第2非導電層21と、この第2非導電層21上に設けられたアンテナ(第2導電層)22とを有するアンテナ形成済シート20と、このアンテナ形成済シート20上に実装され、第1非導電層11と、この第1非導電層11上に設けられた一対の拡大電極(第1導電層)12,12と、拡大電極12,12上に設けられたICチップ13とを有するインターポーザー10とを備えている。図4に示すように、インターポーザー10の一部分10aにおいて、第1非導電層11および各拡大電極12が除去されており、この除去された部分の周りの拡大電極12がアンテナ形成済シート20のアンテナ22まで引き延ばされ、各拡大電極12がアンテナ22に融着して電気的に接続している。
図4に示すように、インターポーザー実装済シート1は、第2非導電層21と、この第2非導電層21上に設けられたアンテナ(第2導電層)22とを有するアンテナ形成済シート20と、このアンテナ形成済シート20上に実装され、第1非導電層11と、この第1非導電層11上に設けられた一対の拡大電極(第1導電層)12,12と、拡大電極12,12上に設けられたICチップ13とを有するインターポーザー10とを備えている。図4に示すように、インターポーザー10の一部分10aにおいて、第1非導電層11および各拡大電極12が除去されており、この除去された部分の周りの拡大電極12がアンテナ形成済シート20のアンテナ22まで引き延ばされ、各拡大電極12がアンテナ22に融着して電気的に接続している。
このようなインターポーザー実装済シート1は、以下のような工程を順次経ることにより製造される。
まず、インターポーザー10およびアンテナ形成済シート20の準備工程について図1を用いて説明する。
この準備工程においては、非導電性の第1非導電層11上に、接着剤(図示せず)を介してアルミニウム、銅等からなる金属箔の導電性の一対の拡大電極(第1導電層)12,12を形成し、さらに、これらの拡大電極12,12上にICチップ13を実装することにより、第1非導電層11と、拡大電極12,12と、ICチップ13とを有するインターポーザー10を製造する。第1非導電層11としては、レーザ光を透過する光透過性樹脂材料が用いられることが好ましい。
一方、非導電性の第2非導電層21上に、接着剤(図示せず)を介してアルミニウム、銅等からなる金属箔の導電性のアンテナ(第2導電層)22を形成することにより、第2非導電層21と、アンテナ22とを有するアンテナ形成済シート20を製造する。第2非導電層21としては、レーザ光を吸収する光吸収性樹脂材料が用いられることが好ましい。また、アンテナ22は、耐熱性材料からなることが好ましい。
なお、拡大電極12およびアンテナ22は金属箔からなるものに限られず、例えば印刷やエッチングで形成されるものであってもよい。
次に、図2を用いてインターポーザー10をアンテナ形成済シート20に実装する実装工程について説明する。
はじめに本実施の形態におけるインターポーザーの実装工程で用いられるレーザ照射装置30について説明する。
レーザ照射装置30は、図2に示すように、インターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20が送られる場所よりも上方に離間して設けられており、インターポーザー10に向かってレーザ光を下方に照射するようになっている。
具体的には、レーザ照射装置30は、図3に示すように、アンテナ形成済シート20のアンテナ22とインターポーザー10の第1非導電層11との間の境界面近傍を焦点としてレーザ光のスポット照射を行うよう構成されている。
レーザ照射装置30から照射されるレーザ光としては、例えばYAGレーザ(イットリウム・アルミニウム・ガーネット結晶レーザ)が用いられる。YAGレーザは、その励起にレーザダイオードを用いているので、集光性が良く、また波長の安定性が高くなっている。
具体的には、レーザ照射装置30は、図3に示すように、アンテナ形成済シート20のアンテナ22とインターポーザー10の第1非導電層11との間の境界面近傍を焦点としてレーザ光のスポット照射を行うよう構成されている。
レーザ照射装置30から照射されるレーザ光としては、例えばYAGレーザ(イットリウム・アルミニウム・ガーネット結晶レーザ)が用いられる。YAGレーザは、その励起にレーザダイオードを用いているので、集光性が良く、また波長の安定性が高くなっている。
次に、本実施の形態の実装方法について述べる。
まず、図1および図2に示すようにインターポーザー10がアンテナ形成済シート20上に載置される。次に、このインターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20が図2の矢印方向に示す水平方向に搬送され、レーザ照射装置30に送られる。ここで、インターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20は、移動と停止とを繰り返す間欠搬送ではなく連続搬送によりレーザ照射装置30に送られるようになっている。
まず、図1および図2に示すようにインターポーザー10がアンテナ形成済シート20上に載置される。次に、このインターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20が図2の矢印方向に示す水平方向に搬送され、レーザ照射装置30に送られる。ここで、インターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20は、移動と停止とを繰り返す間欠搬送ではなく連続搬送によりレーザ照射装置30に送られるようになっている。
アンテナ形成済シート20およびインターポーザー10がレーザ照射装置30の真下に達すると、図3に示すようにレーザ照射装置30はインターポーザー10の一部分10aにレーザ光を照射する。
このレーザ光はインターポーザー10の第1非導電層11を透過し、アンテナ形成済シート20の第2非導電層21の表面でこのレーザ光の大部分が吸収される。このときに、第1非導電層11および拡大電極12がレーザ光の照射により加熱されて融解する。具体的には、レーザ光の照射により構成部材の分子運動が活性化されてこの構成部材が発熱する。このようにして、インターポーザー10のうちレーザ光が照射される一部分10aにおける第1非導電層11および拡大電極12が加熱除去され、図4に示すようなクレーター状の開口部分がインターポーザー10に形成される。
このレーザ光はインターポーザー10の第1非導電層11を透過し、アンテナ形成済シート20の第2非導電層21の表面でこのレーザ光の大部分が吸収される。このときに、第1非導電層11および拡大電極12がレーザ光の照射により加熱されて融解する。具体的には、レーザ光の照射により構成部材の分子運動が活性化されてこの構成部材が発熱する。このようにして、インターポーザー10のうちレーザ光が照射される一部分10aにおける第1非導電層11および拡大電極12が加熱除去され、図4に示すようなクレーター状の開口部分がインターポーザー10に形成される。
また、インターポーザー10のうちレーザ光により加熱除去された部分の周りの拡大電極12も加熱されることにより融解され、アンテナ形成済シート20のアンテナ22まで引き延ばされる。このことにより、図4に示すように拡大電極12がアンテナ22に融着して電気的に接続する。
レーザ照射装置30からのレーザ光の照射によりインターポーザー10が実装されたアンテナ形成済シート20は図2の矢印方向に停止することなく更に搬送され、次のインターポーザー10およびアンテナ形成済シート20に対して同様の実装工程が繰り返される。
このようにして、図4に示すような、インターポーザー10の拡大電極12がアンテナ形成済シート20のアンテナ22に融着して電気的に接続しているインターポーザー実装済シート1が得られる。
以上のように本実施の形態のインターポーザー10の実装方法によれば、レーザ光の照射によりインターポーザー10の拡大電極12をアンテナ形成済シート20のアンテナ22に融着させているので非常に短時間(例えば、500分の1秒)でインターポーザー10をアンテナ形成済シート20に実装することができ、インターポーザー10の実装作業を連続的に行うことができる。また、拡大電極12をアンテナ22に融着させているので、この拡大電極12とアンテナ22との接着強度を大きくすることができ、拡大電極12がアンテナ22から剥離することを確実に防止することができる。さらに、レーザ照射装置30はアンテナ形成済シート20およびインターポーザー10から離間した場所でインターポーザー10上にレーザ光を照射しているので、当該レーザ照射装置30が摩耗することはなく、このレーザ照射装置30を長期間連続で使用することができる。
また、このようなインターポーザー10の実装方法により得られるインターポーザー実装済シート1によれば、拡大電極12がアンテナ22に融着されているので、この拡大電極12とアンテナ22との接着強度を大きくすることができ、拡大電極12がアンテナ22から剥離することを確実に防止することができる。
第2の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、本実施の形態におけるレーザ照射装置によるインターポーザー上からのレーザ光の照射を示す縦断面図であり、図6は、インターポーザーをレーザ照射装置のレーザ光によりアンテナ形成済シートに実装した後のインターポーザー実装済シートの縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、本実施の形態におけるレーザ照射装置によるインターポーザー上からのレーザ光の照射を示す縦断面図であり、図6は、インターポーザーをレーザ照射装置のレーザ光によりアンテナ形成済シートに実装した後のインターポーザー実装済シートの縦断面図である。
図5に示すインターポーザーの実装方法は、アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置する工程においてインターポーザーの拡大電極とアンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせた点が異なるのみであり、他は実質的に図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同様の構成を有している。
図5および図6に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5および図6に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の実装方法について以下に詳述する。
インターポーザー10をアンテナ形成済シート20上に載置する際に、図5に示すように、アンテナ形成済シート20とインターポーザー10との間に絶縁シート40を設ける。この絶縁シート40は、拡大電極12とアンテナ22との接触を防止するためのものであり、その厚さは、インターポーザー10の第1非導電層11の厚さあるいはアンテナ形成済シート20の第2非導電層21の厚さに比べて非常に小さなものとなっている。そして、インターポーザー10の拡大電極12と、アンテナ形成済シート20のアンテナ22とを向き合わせるよう、アンテナ形成済シート20上に絶縁シート40を介してインターポーザー10を載置する。
インターポーザー10をアンテナ形成済シート20上に載置する際に、図5に示すように、アンテナ形成済シート20とインターポーザー10との間に絶縁シート40を設ける。この絶縁シート40は、拡大電極12とアンテナ22との接触を防止するためのものであり、その厚さは、インターポーザー10の第1非導電層11の厚さあるいはアンテナ形成済シート20の第2非導電層21の厚さに比べて非常に小さなものとなっている。そして、インターポーザー10の拡大電極12と、アンテナ形成済シート20のアンテナ22とを向き合わせるよう、アンテナ形成済シート20上に絶縁シート40を介してインターポーザー10を載置する。
次に、このインターポーザー10を載置したアンテナ形成済シート20がレーザ照射装置30に送られ、インターポーザー10上の一部分10aにレーザ光が照射される。
このレーザ光はインターポーザー10の第1非導電層11を透過し、アンテナ形成済シート20の第2非導電層21の表面または絶縁シート40でこのレーザ光の大部分が吸収される。このときに、絶縁シート40の一部分40aがレーザ光の照射により加熱されて融解する。そして、図6に示すように、絶縁シート40の融解された一部分40aが除去されて、この近傍の融解された拡大電極12がアンテナ形成済シート20のアンテナ22まで引き延ばされる。このことにより、拡大電極12がアンテナ22に融着して電気的に接続する。
以上のように本実施の形態のインターポーザー10の実装方法によれば、絶縁シート40を介してインターポーザー10の拡大電極12とアンテナ形成済シート20のアンテナ22とが対向しているので、レーザ光の照射により絶縁シート40の一部分40aを加熱除去することのみによってこの加熱除去された一部分40aの周りの拡大電極12をアンテナ22に融着させることができ、より容易かつ確実にインターポーザー10をアンテナ形成済シート20上に実装することができる。
本実施の形態によるインターポーザー10の実装方法は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、絶縁シート40はアンテナ形成済シート20とインターポーザー10のICチップ13との間のみに設けられ、インターポーザー10の拡大電極12のうちレーザ光により照射される部分とアンテナ形成済シート20のアンテナ22との間にはこの絶縁シート40が設けられないようにしてもよい。
この場合には、インターポーザー10上からレーザ光を照射することにより、このインターポーザー10のうちレーザ光により照射される部分の拡大電極12を融解して直接的にアンテナ形成済シート20のアンテナ22に融着させて電気的に接続している。
例えば、絶縁シート40はアンテナ形成済シート20とインターポーザー10のICチップ13との間のみに設けられ、インターポーザー10の拡大電極12のうちレーザ光により照射される部分とアンテナ形成済シート20のアンテナ22との間にはこの絶縁シート40が設けられないようにしてもよい。
この場合には、インターポーザー10上からレーザ光を照射することにより、このインターポーザー10のうちレーザ光により照射される部分の拡大電極12を融解して直接的にアンテナ形成済シート20のアンテナ22に融着させて電気的に接続している。
このようなインターポーザー10の実装方法によれば、インターポーザー10の拡大電極12とアンテナ形成済シート20のアンテナ22との間には何も設けられておらず、レーザ光の照射により拡大電極12をアンテナ22に直接的に融着させることができるので、より容易かつ確実にインターポーザー10をアンテナ形成済シート20上に実装することができる。
第3の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態におけるレーザ照射装置によるインターポーザー上からのレーザ光の照射を示す縦断面図であり、図8は、インターポーザーをレーザ照射装置のレーザ光によりアンテナ形成済シートに実装した後のインターポーザー実装済シートの縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態におけるレーザ照射装置によるインターポーザー上からのレーザ光の照射を示す縦断面図であり、図8は、インターポーザーをレーザ照射装置のレーザ光によりアンテナ形成済シートに実装した後のインターポーザー実装済シートの縦断面図である。
図7に示すインターポーザーの実装方法は、アンテナ形成済シート上のインターポーザーの端縁部にレーザ光を照射した点が異なるのみであり、他は実質的に図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同様の構成を有している。
図7および図8に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7および図8に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の実装方法について以下に詳述する。
レーザ照射装置30によりインターポーザー10上からレーザ光を照射する際に、図7に示すように、インターポーザー10の端縁部10bにレーザ光を照射する。このとき、レーザ処理装置30は、インターポーザー10の端縁部10bにおけるアンテナ形成済シート20のアンテナ22とインターポーザー10の第1非導電層11との間の境界面近傍を焦点としてレーザ光のスポット照射を行っている。
レーザ照射装置30によりインターポーザー10上からレーザ光を照射する際に、図7に示すように、インターポーザー10の端縁部10bにレーザ光を照射する。このとき、レーザ処理装置30は、インターポーザー10の端縁部10bにおけるアンテナ形成済シート20のアンテナ22とインターポーザー10の第1非導電層11との間の境界面近傍を焦点としてレーザ光のスポット照射を行っている。
そして、レーザ光は端縁部10b近傍におけるアンテナ形成済シート20の第2非導電層21の表面で大部分が吸収され、第1非導電層11および拡大電極12がレーザ光の照射により加熱されて融解する。そして、図8に示すように融解された拡大電極12がアンテナ22まで引き延ばされる。このことにより、拡大電極12がアンテナ22に融着して電気的に接続する。
このようなインターポーザー10の実装方法により、図8に示すインターポーザー実装済シート2が得られる。このインターポーザー実装済シート2は、図8に示すように、インターポーザー10の端縁部10bにおいて、拡大電極12がアンテナ形成済シート20のアンテナ22まで引き延ばされ、この拡大電極12が前述のアンテナ22に融着して電気的に接続するような構成となっている。
以上のように本実施の形態のインターポーザー10の実装方法によれば、インターポーザー10の端縁部10bにレーザ光を照射しているので、インターポーザー10の第1非導電層11が完全に除去されない場合であっても拡大電極12を確実にアンテナ22に融着させることができ、このためより容易かつ確実にインターポーザー10をアンテナ形成済シート20上に実装することができる。
1 インターポーザー実装済シート
2 インターポーザー実装済シート
10 インターポーザー
10a 一部分
10b 端縁部
11 第1非導電層
12 拡大電極
13 ICチップ
20 アンテナ形成済シート
21 第2非導電層
22 アンテナ
30 レーザ照射装置
40 絶縁シート
40a 一部分
2 インターポーザー実装済シート
10 インターポーザー
10a 一部分
10b 端縁部
11 第1非導電層
12 拡大電極
13 ICチップ
20 アンテナ形成済シート
21 第2非導電層
22 アンテナ
30 レーザ照射装置
40 絶縁シート
40a 一部分
Claims (8)
- 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、
アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置する工程と、
インターポーザー上からレーザ光を照射し、当該インターポーザーのうちレーザ光が照射される部分における第1非導電層を加熱除去するとともにこのインターポーザーのうちレーザ光により加熱除去された第1非導電層の近傍の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、
を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、
インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーとの間に絶縁シートを設け、アンテナ形成済シート上に前記絶縁シートを介してインターポーザーを載置する工程と、
インターポーザー上からレーザ光を照射し、当該インターポーザーのうちレーザ光が照射される部分における絶縁シートを加熱除去するとともにこのインターポーザーのうちレーザ光により加熱除去された絶縁シートの近傍の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、
を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、
インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとを向き合わせ、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間に絶縁シートを設け、アンテナ形成済シート上に前記絶縁シートを介してインターポーザーを載置する工程と、
インターポーザー上からレーザ光を照射し、このインターポーザーのうちレーザ光により照射される部分の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、
を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装するインターポーザーの実装方法において、
アンテナ形成済シート上にインターポーザーを載置する工程と、
アンテナ形成済シート上のインターポーザーの端縁部にレーザ光を照射し、インターポーザーの端縁部の拡大電極を融解してアンテナ形成済シートのアンテナに融着させて電気的に接続する工程と、
を備えたことを特徴とするインターポーザーの実装方法。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、
インターポーザーの一部分において、第1非導電層の一部が除去されており、この除去された第1非導電層の近傍の拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シート。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、
インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとが向き合っており、このアンテナ形成済シートとインターポーザーとの間には絶縁シートが設けられ、
絶縁シートの一部が除去されており、この除去された絶縁シートの近傍の拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シート。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、
インターポーザーの拡大電極と、アンテナ形成済シートのアンテナとが向き合っており、このアンテナ形成済シートとインターポーザーのICチップとの間には絶縁シートが設けられ、
拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シート。 - 第1非導電層と、この第1非導電層上に設けられた拡大電極と、拡大電極上に設けられたICチップとを有するインターポーザーを、第2非導電層と、この第2非導電層上に設けられたアンテナとを有するアンテナ形成済シート上に実装したインターポーザー実装済シートであって、
インターポーザーの端縁部において、拡大電極がアンテナ形成済シートのアンテナまで引き延ばされ、当該拡大電極が前記アンテナに融着して電気的に接続していることを特徴とするインターポーザー実装済シート。
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JP2005019510A JP2006209395A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | インターポーザーの実装方法およびインターポーザー実装済シート |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JP2000207517A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icカ―ド |
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-
2005
- 2005-01-27 JP JP2005019510A patent/JP2006209395A/ja active Pending
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