JP2003006600A - 導電性ステープルを用いたrf−idメディアの形成方法 - Google Patents

導電性ステープルを用いたrf−idメディアの形成方法

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JP2003006600A JP2001190235A JP2001190235A JP2003006600A JP 2003006600 A JP2003006600 A JP 2003006600A JP 2001190235 A JP2001190235 A JP 2001190235A JP 2001190235 A JP2001190235 A JP 2001190235A JP 2003006600 A JP2003006600 A JP 2003006600A
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Toru Maruyama
徹 丸山
Yasuhiro Endo
康博 遠藤
Shingo Naoi
信吾 直井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップ実装インターポーザとアンテナ所
持体とを強固に導通接合して、接続用導電部に外力が集
中しても電気的接続が途切れないRF−IDメディアの
形成方法の提供。 【解決手段】 少なくとも接続用導電部を備えた導電パ
ターンを基材に設け、前記接続用導電部にICチップを
実装してICチップ実装インターポーザを形成するとと
もに、アンテナ導電部とこのアンテナ導電部の端部に位
置する接続用導電部とからなる導電パターンを基材に設
けてアンテナ所持体を形成し、前記インターポーザとア
ンテナ所持体とを重ね合わせて、導電性ステープルを用
いてそれぞれの接続用導電部を導通接合する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ステープル
を用いたRF−ID(Radio Frequency
IDentification)メディアの形成方法
に関するものであり、さらに詳しくは、非接触ICタグ
などの薄形の情報送受信型記録メディアに用いられるR
F−IDメディアの形成方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、非接触ICタグなどはその内部に
情報を送受信するアンテナとなるアンテナ回路体が組込
まれているものであって、このアンテナ回路体を得るに
は薄いシート状の基材に導電インキなどによりアンテナ
導電部を形成し、そのアンテナ導電部の端部それぞれに
亘るようにしてICチップを実装するする方法が行われ
ていた。 【0003】従来のRF−IDメディアの形成方法(例
えば、特開2001−35989号公報)を図6から図
8により説明する。この方法ではアンテナ回路体がIC
チップ実装インターポーザとアンテナ所持体とに構成が
区分けされていて、このICチップ実装インターポーザ
とアンテナ所持体とが予め形成され、これらを用いてア
ンテナ回路体が形成されるようになっている。図6は一
方のICチップ実装インターポーザAの形成過程を示し
ていて、まず後述するアンテナ所持体の端子部分に亘る
ように所定の大きさとした基材1を用意し(イ)、この
基材1にICチップ実装用導電部2と接続用導電部3と
が連続している一対の導電パターン4を設ける(ロ)。
この後、前記ICチップ実装用導電部2に跨るようにし
てICチップ5を実装してICチップ実装インターポー
ザAを形成し(ハ)、ICチップ5が実装されている片
面に導電性接着剤6を塗布する(ニ)。 【0004】図7は他方のアンテナ所持体Bの形成過程
を示していて、所定の大きさとした基材7を用意し
(イ)、この基材7にアンテナ導電部8とこのアンテナ
導電部8の端部に位置して端子部分である接続用導電部
9とからなる導電パターン10を設け(ロ)、これによ
ってアンテナ所持体Bが形成される。前記接続用導電部
9は上記ICチップ実装インターポーザAの接続用導電
部3と対応するように設けられている。11は絶縁部で
ある。そして、ICチップ実装インターポーザAとアン
テナ所持体Bとをそれぞれの接続用導電部3、9が導電
性接着剤6を介して相対するように重ね合わせて、IC
チップ実装インターポーザAとアンテナ所持体Bとを接
合することで、図8に示すRF−IDメディアCが得ら
れる。 【0005】しかし、上記の導電性接着剤6を使用する
インターポーザ方式によるRF−IDメディアの形成方
法は、歩留り向上や少量多品種生産への対応が可能であ
るなどの利点があるが、インターポーザ方式で形成され
たRF−IDメディアCは接続用導電部3、9に外力が
集中して電気的接続が途切れることがあり、特に基材
1、7が薄紙などの強度や剛性の低いものである場合は
インターポーザAが剥がれてしまうという問題があっ
た。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の問題を解決し、インターポーザ方式によりRF−ID
メディアを形成しても、接続用導電部3、9に外力が集
中した際に電気的接続が途切れたり、基材1、7が薄紙
などの強度や剛性の低いものであってもインターポーザ
Aが剥がれてしまうことのない、RF−IDメディアの
形成方法を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ICチップ実装イン
ターポーザとアンテナ所持体を重ね合わせ、従来の接着
剤による接合との併用あるいは単独で、導電性ステープ
ルを用いてそれぞれの接続用導電部を導通接合すること
により解決できることを見出し、本発明を完成するに至
った。 【0008】すなわち、本発明の請求項1記載の導電性
ステープルを用いたRF−IDメディアの形成方法は、
少なくとも接続用導電部を備えた導電パターンを基材に
設け、前記接続用導電部にICチップを実装してICチ
ップ実装インターポーザを形成するとともに、アンテナ
導電部とこのアンテナ導電部の端部に位置する接続用導
電部とからなる導電パターンを基材に設けてアンテナ所
持体を形成し、前記インターポーザとアンテナ所持体と
を重ね合わせて、導電性ステープルを用いてそれぞれの
接続用導電部を導通接合することを特徴とする。 【0009】本発明の方法によれば、ICチップ実装イ
ンターポーザとアンテナ所持体の接続用導電部を重ね合
わせて、金属などで作られた導電性ステープルを用いて
それぞれの接続用導電部を導通接合するので、接合が強
固になり、その結果、接続用導電部に外力が集中しても
電気的接続が途切れたり、基材が薄紙などの強度や剛性
の低いものであってもインターポーザが剥がれてしまう
ことがない。また、導電性ステープルを用いて導通接合
する本発明の方法によれば、図8に示したようにICチ
ップ実装インターポーザAとアンテナ所持体Bとをそれ
ぞれの接続用導電部3、9を直接相対せしめて重ね合わ
せて導電性ステープルを用いて導通接合してもよく、ま
た、ICチップ実装インターポーザAとアンテナ所持体
Bとを接続用導電部3および/または接続用導電部9が
外側に位置するように重ね合わせて導電性ステープルを
用いて導通接合することもできるので、設計の許容範囲
が広くなる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明のRF−IDメディ
アの形成方法により形成されたRF−IDメディアの一
実施形態の断面を模式的に説明する断面説明図である。
図2〜5は、本発明の他の形成方法により形成されたR
F−IDメディアの断面を模式的に説明する断面説明図
である。図1〜5において、図6〜8に示した構成部分
と同じ構成部分には同一参照符号を付すことにより、重
複した説明を省略する。 【0011】図1に示す断面を有するRF−IDメディ
アC1は、図6の工程(イ)〜(ハ)で形成され、封止
剤13でICチップ5を覆うように封止したICチップ
実装インターポーザAと、図7の工程(イ)〜(ロ)で
形成されたアンテナ所持体Bとをそれぞれの接続用導電
部3、9が直接相対するように重ね合わせ、公知の装
置、方法により導電性金属製の導電性ステープル14を
用いて圧着、カシメて導通接合することによって得られ
る。図1に示すように、導電性ステープル14は、IC
チップ実装インターポーザAとアンテナ所持体Bとを接
合するとともに接続用導電部3と接続用導電部9とを導
通させている。 【0012】図2に示す断面を有するRF−IDメディ
アC2は、図6の工程(イ)〜(ハ)で形成され、封止
剤13でICチップ5を覆うように封止したICチップ
実装インターポーザAと、図7の工程(イ)〜(ロ)で
形成されたアンテナ所持体Bとを絶縁性接着剤12を介
してそれぞれの接続用導電部3、9が相対するように重
ね合わせ導電性ステープル14を用いて導通接合して得
られる。図2に示すように、導電性ステープル14は絶
縁性接着剤12とともにICチップ実装インターポーザ
Aとアンテナ所持体Bとを接合するとともに接続用導電
部3と接続用導電部9とを導通させている。 【0013】絶縁性接着剤12はICチップ実装インタ
ーポーザA側の所定の箇所に予め印刷などの手段などで
塗布して設けていても、アンテナ所持体B側の対応する
箇所に設けていてもよく、あるいはICチップ実装イン
ターポーザA側とアンテナ所持体B側の両方に設けてい
てもよい。 【0014】図3に示す断面を有するRF−IDメディ
アC3は、図6の工程(イ)〜(ハ)で形成され、封止
剤13でICチップ5を覆うように封止したICチップ
実装インターポーザAの裏面側と、図7の工程(イ)〜
(ロ)で形成されたアンテナ所持体Bの裏面側とを絶縁
性接着剤12を介してそれぞれの接続用導電部3、9が
所定の位置に位置するように重ね合わせ導電性ステープ
ル14を用いて導通接合して得られる。図3に示すよう
に、導電性ステープル14は絶縁性接着剤12とともに
ICチップ実装インターポーザAの裏面側とアンテナ所
持体Bの裏面側とを接合するとともに接続用導電部3と
接続用導電部9とを導通させている。 【0015】絶縁性接着剤12はICチップ実装インタ
ーポーザA側の裏面側の所定の箇所に予め印刷などの手
段などで塗布して設けていても、アンテナ所持体B側の
裏面側の対応する箇所に設けていてもよく、あるいはI
Cチップ実装インターポーザA側の裏面側とアンテナ所
持体B側の裏面側の両方に設けていてもよい。 【0016】図4に示す断面を有するRF−IDメディ
アC4は、図6の工程(イ)〜(ハ)で形成され、封止
剤13でICチップ5を覆うように封止したICチップ
実装インターポーザAの裏面側と、図7の工程(イ)〜
(ロ)で形成されたアンテナ所持体Bの表面側とを絶縁
性接着剤12を介してそれぞれの接続用導電部3、9が
所定の位置に位置するように重ね合わせ導電性ステープ
ル14を用いて導通接合して得られる。図4に示すよう
に、導電性ステープル14は絶縁性接着剤12とともに
ICチップ実装インターポーザAの裏面側とアンテナ所
持体Bの表面側とを接合するとともに接続用導電部3と
接続用導電部9とを導通させている。 【0017】絶縁性接着剤12はICチップ実装インタ
ーポーザA側の裏面側の所定の箇所に予め印刷などの手
段などで塗布して設けていても、アンテナ所持体B側の
表面側の対応する箇所に設けていてもよく、あるいはI
Cチップ実装インターポーザA側の裏面側とアンテナ所
持体B側の表面側の両方に設けていてもよい。 【0018】図5に示す断面を有するRF−IDメディ
アC5は、図6の工程(イ)〜(ハ)で形成され、封止
剤13でICチップ5を覆うように封止したICチップ
実装インターポーザAの表面側と、図7の工程(イ)〜
(ロ)で形成されたアンテナ所持体Bの裏面側とを絶縁
性接着剤12を介してそれぞれの接続用導電部3、9が
所定の位置に位置するように重ね合わせ導電性ステープ
ル14を用いて導通接合して得られる。図5に示すよう
に、導電性ステープル14は絶縁性接着剤12とともに
ICチップ実装インターポーザAの表面側とアンテナ所
持体Bの裏面側とを接合するとともに接続用導電部3と
接続用導電部9とを導通させている。 【0019】絶縁性接着剤12はICチップ実装インタ
ーポーザA側の表面側の所定の箇所に予め印刷などの手
段などで塗布して設けていても、アンテナ所持体B側の
裏面側の対応する箇所に設けていてもよく、あるいはI
Cチップ実装インターポーザA側の表面側とアンテナ所
持体B側の裏面側の両方に設けていてもよい。 【0020】本発明で用いる基材1あるいは基材7の素
材としては、ガラス繊維、アルミナ繊維、ポリエステル
繊維、ポリアミド繊維などの無機または有機繊維からな
る織布、不織布、マット、紙あるいはこれらを組み合わ
せたもの、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成
形した複合基材、ポリアミド系樹脂基材、ポリエステル
系樹脂基材、ポリオレフィン系樹脂基材、ポリイミド系
樹脂基材、エチレン・ビニルアルコール共重合体基材、
ポリビニルアルコール系樹脂基材、ポリ塩化ビニル系樹
脂基材、ポリ塩化ビニリデン系樹脂基材、ポリスチレン
系樹脂基材、ポリカーボネート系樹脂基材、アクリロニ
トリルブタジエンスチレン共重合系樹脂基材、ポリエー
テルスルホン系樹脂基材などのプラスチック基材、ある
いはこれらにコロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照
射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理および
オゾン処理などの表面処理を施したもの、などの公知の
ものから選択して用いることができる。 【0021】ICチップ実装インターポーザとアンテナ
所持体とは同じ素材からなる基材を用いて形成してもよ
いし、異なる基材でもよい。またICチップ実装インタ
ーポーザ、アンテナ所持体それぞれに関する形成は1個
ずつでなくともよく、それぞれ複数個(しかも同種でも
異種でもよい)でも構わない。 【0022】上記ICチップ実装インターポーザでの導
電パターン4の形成、アンテナ所持体での導電パターン
10の形成は、それぞれ公知の方法で行うことができ
る。例えば、導電ペーストをスクリーン印刷やインクジ
ェット方式印刷により印刷して乾燥固定化する方法、被
覆あるいは非被覆金属線の貼り付け、エッチング、デイ
スペンス、金属箔貼り付け、金属の直接蒸着、金属蒸着
膜転写、導電高分子層形成などが挙げられるがこの限り
でない。 【0023】またアンテナ所持体において、導電パター
ン10は必ずしも片面に限られることはなく、裏面に
も、さらに最終的にアンテナとして働く接続が保証され
るならば内層に形成されてもよい。またそれらを多重に
複合させたアンテナでもよい。さらに必要に応じてジャ
ンパー線によって他の線を跨いだパターンでもよい。形
成したアンテナを保護するためにコーティングしてもよ
い。 【0024】ICチップ実装インターポーザを形成する
プロセスでのICチップの実装は、ワイヤーボンデイン
グ(WB)を始めとして、異方性導電フィルム(AC
F)、導電ペースト(ACP)、絶縁樹脂(NCP)、
絶縁フィルム(NCF)、クリーム半田ボールを用いた
ものなど、公知の方法で接続できる。必要であれば、公
知のアンダーフィル材あるいはポッティング材による接
続部の保護・補強を行ってもよい。 【0025】本発明においては絶縁性接着剤を使用しな
くても、使用してもよい。接合を強固に確実に行うため
には絶縁性接着剤を使用することが好ましい。本発明で
用いる絶縁性接着剤は、絶縁性を有するとともに上記の
ような接着のために使用できるものであればよく特に限
定されるものではない。具体的には、粘着剤、ホットメ
ルトタイプなどの熱可塑性接着剤、熱硬化性接着剤、光
硬化性接着剤などを挙げることができる。接着剤の具体
例としては、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン/ブ
タジエン共重合ゴム(SBR)、ポリイソブチレン(P
IB)、イソブチレン/イソプレン共重合体(ブチルゴ
ム、IIR)、イソプレンゴム、ブタジエン重合体(B
R)、スチレン/ブタジエン共重合体(HSR)、スチ
レン/イソプレン共重合体、スチレン/イソプレン/ス
チレンブロックポリマー(SIS)、スチレン/ブタジ
エン/スチレンブロックポリマー(SBS)、クロロプ
レンゴム(CR)、ブタジエン/アクリロニトリル共重
合ゴム(NBR)、ブチルゴム、アクリル系ポリマー、
ビニルエーテルポリマー、ポリビニルアルコール(PV
A)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルピ
ロリドン(PVP)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共
重合体、ジメチルアミノエチル・メタクリル酸/ビニル
ピロリドン共重合体、ポリビニルカプロラクタム、ポリ
ビニルピロリドン、無水マレイン酸共重合体、シリコー
ン系粘着剤(ポリビニルシロキサン)、ポリウレタン、
ポリ塩化ビニル、ゼラチン、シェラック、アラビアゴ
ム、ロジン、ロジンエステル、エチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、パラフィン、トリステアリ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル系樹脂、
ビニル系樹脂、ポリイソブテン、ポリブタジエン、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル、ポリアミド、シリコーン、ポリスチレン、メラ
ミン樹脂などの1種または2種以上の混合物を挙げるこ
とができる。これらには液状ポリブテン、鉱油、液状ポ
リイソブチレン、液状ポリアクリル酸エステルなどの軟
化剤や、ロジン、ロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、テ
ルペンフェノール樹脂、石油樹脂などの粘着付与剤を添
加することができる。 【0026】光硬化性接着剤の具体例としては、例え
ば、アクリレート化合物、メタクリレート化合物、プロ
ペニル化合物、アリル化合物、ビニル化合物、アセチレ
ン化合物、不飽和ポリエステル類、エポキシポリ(メ
タ)アクリレート類、ポリ(メタ)アクリレートポリウ
レタン類、ポリエステルポリオールポリ(メタ)アクリ
レート類、ポエーテルポリオールポリ(メタ)アクリレ
ート類、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、スチレン、
α−アルキルスチレンなどの1種あるいは2種以上の混
合物、およびこれらに公知の光重合開始剤、光重合促進
剤などを配合したものなどが挙げられる。これらの光硬
化性接着剤には、液状ポリブテン、鉱油、液状ポリイソ
ブチレン、液状ポリアクリル酸エステルなどの軟化剤
や、ロジン、ロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、テルペ
ンフェノール樹脂、石油樹脂などの粘着付与剤を添加す
ることができる。必要に応じて有機溶剤や反応性有機溶
剤などで希釈することができる。 【0027】熱硬化性接着剤のエポキシ樹脂は1分子中
に2個以上のエポキシ基を有し、硬化して樹脂状になる
ものであればよく、具体例としては、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、テ
トラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、脂
環式エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂などを
例示できる。 【0028】硬化剤としてはフェノール樹脂、酸無水
物、アミン系化合物などを挙げることができる。フェノ
ール樹脂としてはフェノールノボラック樹脂、クレゾー
ルノボラック樹脂、ナフトール変性フェノール樹脂、ジ
シクロペンタジエン変性フェノール樹脂、パラキシレン
変性フェノール樹脂などを挙げることができる。 【0029】イミダゾール系、第3級アミン系、リン化
合物系、これらの2種以上の混合物などの硬化促進剤を
必要に応じて添加できる。 【0030】また、必要に応じて溶媒、臭素化合物、リ
ン化合物などの難燃剤、シリコーン系化合物などの消泡
剤、カーボンブラック、有機顔料などの着色剤、カップ
リング剤などを添加することができる。 【0031】またシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、
酸化チタン、カーボンブラックなどの1種または2種以
上の粉末を充填剤として添加することができる。 【0032】本発明で用いる絶縁性接着剤を所定の箇所
に適用する方法は特に限定されるものではなく、例えば
刷毛塗りなど手動で塗工する方法、あるいは自動的に印
刷、塗布、テープ貼り付けする方法などを挙げることが
できる。 【0033】本発明で用いる接着剤は絶縁性を有してい
るので、絶縁層は必ずしも必要ではないが、ICチップ
実装インターポーザ側および/またはアンテナ所持体側
に印刷、塗布、テープ貼り付けなどの公知の方法により
絶縁層を設けることができる。 【0034】上記ICチップ実装インターポーザとアン
テナ所持体との接続用導電部は、設計上製造加工し易い
任意の方法でつくればよく、ICチップ実装用導電部ほ
どの精密さが必要ない加工許容度の高い構造でよい。 【0035】導電性ステープル14を用いて圧着、カシ
メてICチップ実装インターポーザとアンテナ所持体を
接合するとともに接続用導電部を導電接続する際、必要
に応じて熱あるいは電磁波エネルギーなどを与えながら
行ってもよい。 【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。 【0037】 【発明の効果】本発明の請求項1記載の導電性ステープ
ルを用いたRF−IDメディアの形成方法は、少なくと
も接続用導電部を備えた導電パターンを基材に設け、前
記接続用導電部にICチップを実装してICチップ実装
インターポーザを形成するとともに、アンテナ導電部と
このアンテナ導電部の端部に位置する接続用導電部とか
らなる導電パターンを基材に設けてアンテナ所持体を形
成し、前記インターポーザとアンテナ所持体とを重ね合
わせて、導電性ステープルを用いてそれぞれの接続用導
電部を導通接合するので、歩留り向上や少量多品種生産
への対応が可能でコストダウンが可能となる上、接合が
強固になるので、その結果、接続用導電部に外力が集中
しても電気的接続が途切れたり、基材が薄紙などの強度
や剛性の低いものであってもインターポーザが剥がれて
しまうことがないという顕著な効果を奏する。また、導
電性ステープルを用いて導通接合する本発明の方法によ
れば、図8に示したようにICチップ実装インターポー
ザAとアンテナ所持体Bとをそれぞれの接続用導電部
3、9を直接相対せしめて重ね合わせて導電性ステープ
ルを用いて導通接合してもよく、また、図3〜5に示し
たようにICチップ実装インターポーザAとアンテナ所
持体Bとを接続用導電部3および/または接続用導電部
9が外側に位置するように重ね合わせて導電性ステープ
ルを用いて導通接合することもできるので、RF−ID
メディアの形成において設計の許容範囲が広くなるとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のRF−IDメディアの形成方法により
形成されたRF−IDメディアの一実施形態の断面を模
式的に説明する断面説明図である。 【図2】本発明の他の方法により形成されたRF−ID
メディアの断面を模式的に説明する説明図である。 【図3】本発明の他の方法により形成されたRF−ID
メディアの断面を模式的に説明する説明図である。 【図4】本発明の他の方法により形成されたRF−ID
メディアの断面を模式的に説明する説明図である。 【図5】本発明の他の方法により形成されたRF−ID
メディアの断面を模式的に説明する説明図である。 【図6】従来のRF−IDメディアの形成方法における
ICチップ実装インターポーザの形成過程を示す説明図
である。 【図7】従来のアンテナ所持体の形成過程を示す説明図
である。 【図8】従来のRF−IDメディアを示す説明図であ
る。 【符号の説明】 1 基材 2 ICチップ実装用導電部 3 接続用導電部 4 導電パターン 5 ICチップ 6 導電性接着剤 7 基材 8 アンテナ導電部 9 接続用導電部 10 導電パターン 11 絶縁部 12 絶縁性接着剤 13 封止剤 14 導電性ステープル A ICチップ実装インターポーザ B アンテナ所持体 C、C1、C2、C3、C4、C5 RF−IDメディ
フロントページの続き (72)発明者 直井 信吾 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地ト ッパン・フォームズ株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA10 NA08 NA31 NA36 NB03 PA01 5B035 AA07 BB09 CA23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも接続用導電部を備えた導電パ
    ターンを基材に設け、前記接続用導電部にICチップを
    実装してICチップ実装インターポーザを形成するとと
    もに、アンテナ導電部とこのアンテナ導電部の端部に位
    置する接続用導電部とからなる導電パターンを基材に設
    けてアンテナ所持体を形成し、前記インターポーザとア
    ンテナ所持体とを重ね合わせて、導電性ステープルを用
    いてそれぞれの接続用導電部を導通接合することを特徴
    とする導電性ステープルを用いたRF−IDメディアの
    形成方法。
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