JP2003006594A - 両面テープを用いたrf−idメディアの形成方法 - Google Patents

両面テープを用いたrf−idメディアの形成方法

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徹 丸山
Yasuhiro Endo
康博 遠藤
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信吾 直井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップ実装インターポーザとアンテナ所
持体とを強固に導通接合して、接続用導電部に外力が集
中しても電気的接続が途切れないRF−IDメディアの
形成方法の提供。 【解決手段】 少なくとも接続用導電部を備えた導電パ
ターンを基材に設け、前記接続用導電部にICチップを
実装してICチップ実装インターポーザを形成し、アン
テナ導電部とこのアンテナ導電部の端部に位置する接続
用導電部とからなる導電パターンを基材に設けてアンテ
ナ所持体を形成し、前記インターポーザとアンテナ所持
体とをそれぞれの接続用導電部を相対せしめ、絶縁性両
面テープを介在させて重ね合わせて、導通接合手段およ
び前記絶縁性両面テープを用いて前記インターポーザと
アンテナ所持体とを接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面テープを用い
たRF−ID(Radio FrequencyIDe
ntification)メディアの形成方法に関する
ものであり、さらに詳しくは、非接触ICタグなどの薄
形の情報送受信型記録メディアに用いられるRF−ID
メディアの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触ICタグなどはその内部に
情報を送受信するアンテナとなるアンテナ回路体が組込
まれているものであって、このアンテナ回路体を得るに
は薄いシート状の基材に導電インキなどによりアンテナ
導電部を形成し、そのアンテナ導電部の端部それぞれに
亘るようにしてICチップを実装するする方法が行われ
ていた。
【0003】従来のRF−IDメディアの形成方法(例
えば、特開2001−35989号公報)を図6から図
8により説明する。この方法ではアンテナ回路体がIC
チップ実装インターポーザとアンテナ所持体とに構成が
区分けされていて、このICチップ実装インターポーザ
とアンテナ所持体とが予め形成され、これらを用いてア
ンテナ回路体が形成されるようになっている。図6は一
方のICチップ実装インターポーザA1の形成過程を示
していて、まず後述するアンテナ所持体の端子部分に亘
るように所定の大きさとした基材1を用意し(イ)、こ
の基材1にICチップ実装用導電部2と接続用導電部3
とが連続している一対の導電パターン4を設ける
(ロ)。この後、前記ICチップ実装用導電部2に跨る
ようにしてICチップ5を実装してICチップ実装イン
ターポーザA1を形成し(ハ)、ICチップ5が実装さ
れている片面全面に導電性接着剤6を塗布する(ニ)。
【0004】図7は他方のアンテナ所持体B1の形成過
程を示していて、所定の大きさとした基材7を用意し
(イ)、この基材7にアンテナ導電部8とこのアンテナ
導電部8の端部に位置して端子部分である接続用導電部
9とからなる導電パターン10を設け(ロ)、これによ
ってアンテナ所持体B1が形成される。前記接続用導電
部9は上記ICチップ実装インターポーザA1の接続用
導電部3と対応するように設けられている。11は絶縁
部である。そして、ICチップ実装インターポーザA1
とアンテナ所持体B1とをそれぞれの接続用導電部3、
9が導電性接着剤6を介して相対するように重ね合わせ
て、ICチップ実装インターポーザA1とアンテナ所持
体B1とを接合することで、図8に示すRF−IDメデ
ィアC1が得られる。
【0005】このようなインターポーザ方式によるRF
−IDメディアの形成方法は歩留り向上や少量多品種生
産への対応が可能であるなどの利点があるが、インター
ポーザ方式で形成されたRF−IDメディアC1は接続
用導電部3、9に外力が集中して電気的接続が途切れる
ことがあり、特に基材1、7が薄紙などの強度や剛性の
低いものである場合はインターポーザA1が剥がれてし
まうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の問題を解決し、インターポーザ方式によりRF−ID
メディアを形成しても、接続用導電部3、9に外力が集
中した際に電気的接続が途切れたり、基材1、7が薄紙
などの強度や剛性の低いものであってもインターポーザ
A1が剥がれてしまうことのない、RF−IDメディア
の形成方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ICチップ実装イン
ターポーザとアンテナ所持体の接続用導電部を相対せし
め、絶縁性両面テープを介在させて重ね合わせて、導通
接合手段および前記絶縁性両面テープを用いて両者を導
通接合することにより解決できることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の請求項1記載の両面テ
ープを用いたRF−IDメディアの形成方法は、少なく
とも接続用導電部を備えた導電パターンを基材に設け、
前記接続用導電部にICチップを実装してICチップ実
装インターポーザを形成するとともに、アンテナ導電部
とこのアンテナ導電部の端部に位置する接続用導電部と
からなる導電パターンを基材に設けてアンテナ所持体を
形成し、前記ICチップ実装インターポーザとアンテナ
所持体とをそれぞれの接続用導電部を相対せしめ、絶縁
性両面テープを介在させて重ね合わせて、導通接合手段
および前記絶縁性両面テープを用いてICチップ実装イ
ンターポーザとアンテナ所持体とを接合することを特徴
とする。
【0009】本発明の請求項2記載の両面テープを用い
たRF−IDメディアの形成方法は、請求項1記載のR
F−IDメディアの形成方法において、導通接合手段が
導電性接着剤であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3記載の両面テープを用い
たRF−IDメディアの形成方法は、請求項1記載のR
F−IDメディアの形成方法において、導通接合手段が
ステープルであることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4記載の両面テープを用い
たRF−IDメディアの形成方法は、請求項1記載のR
F−IDメディアの形成方法において、導通接合手段が
スルーホールであることを特徴とする。
【0012】本発明の方法によれば、ICチップ実装イ
ンターポーザとアンテナ所持体の接続用導電部を相対せ
しめ、絶縁性両面テープを介在させて重ね合わせて、導
通接合手段および前記絶縁性両面テープを用いてICチ
ップ実装インターポーザとアンテナ所持体を接合するの
で、接合が強固になり、その結果、接続用導電部に外力
が集中して電気的接続が途切れたりすることなく、ま
た、基材が薄紙などの強度や剛性の低いものであっても
インターポーザが剥がれてしまうことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は一方のICチップ実装インタ
ーポーザA2の形成過程を示していて、まず後述するア
ンテナ所持体B2の端子部分に亘るように所定の大きさ
とした基材1を用意し(イ)、この基材1にICチップ
実装用導電部2と接続用導電部3とが連続している一対
の導電パターン4を設ける(ロ)。この後、前記ICチ
ップ実装用導電部2に跨るようにしてICチップ5を実
装し(ハ)、次いで実装したICチップ5を図示しない
封止剤13で封止した後、その上にICチップ5を覆う
ように絶縁性両面テープ12を貼着してICチップ実装
インターポーザA2を形成する(ニ)。そして、接続用
導電部3に導電性接着剤6(導電接続手段)を塗布する
(ホ)。
【0014】図2は他方のアンテナ所持体B2の形成過
程を示していて、所定の大きさとした基材7を用意し
(イ)、この基材7にアンテナ導電部8とこのアンテナ
導電部8の端部に位置して端子部分である接続用導電部
9とからなる導電パターン10を設け(ロ)、これによ
ってアンテナ所持体B2が形成される。前記接続用導電
部9は上記ICチップ実装インターポーザA2の接続用
導電部3と対応するように設けられている。そして、I
Cチップ実装インターポーザA2とアンテナ所持体B2
とをそれぞれの接続用導電部3、9を相対せしめ、絶縁
性両面テープ12を介在させて重ね合わせて、導通接合
手段(導電性接着剤6)および絶縁性両面テープ12を
用いてICチップ実装インターポーザA2とアンテナ所
持体B2とを導通接合することで、図3に示すRF−I
DメディアC2が得られる。
【0015】この実施形態では絶縁性両面テープ12を
ICチップ実装インターポーザA2側に貼着した例を示
したが、絶縁性両面テープ12はアンテナ所持体B2側
の対応する箇所に貼着してもよく、あるいはICチップ
実装インターポーザA2側とアンテナ所持体B2側の両
方に貼着してもよい。
【0016】図4は図3に示したRF−IDメディアC
2のI−I線の断面説明図である。導通接合手段(導電
性接着剤6)および絶縁性両面テープ12によりICチ
ップ実装インターポーザA2とアンテナ所持体B2が導
通接合されているので、接合が強固になり、その結果、
例え接続用導電部3、9に外力が集中しても電気的接続
が途切れたり、基材1、7が薄紙などの強度や剛性の低
いものであってもインターポーザAが剥がれてしまうこ
とがない。13は封止剤である。
【0017】図5は、本発明の方法の他の実施形態によ
り形成されたRF−IDメディアC3の断面説明図であ
る。絶縁性両面テープ12を全面を覆って貼着したIC
チップ実装インターポーザA3を用いたこと、および導
電接続手段として導電性接着剤6を用いる替わりにステ
ープル14を用いたこと、以外は図1〜2と同様にして
RF−IDメディアC3を作った。すなわち、図1の
(ニ)において実装したICチップ5を封止剤13で封
止した後、その上にICチップ実装インターポーザA3
の全面を覆うように絶縁性両面テープ12を貼着する。
そして、ICチップ実装インターポーザA3と前記アン
テナ所持体B2とをそれぞれの接続用導電部3、9を相
対せしめ、絶縁性両面テープ12を介在させて重ね合わ
せて絶縁性両面テープ12によりICチップ実装インタ
ーポーザA3とアンテナ所持体B2とを貼着する。そし
て、導通接合手段(導電性金属製のステープル14)を
用いてICチップ実装インターポーザA3とアンテナ所
持体B2とを導通接合することで、図5に示す断面を有
するRF−IDメディアC3が得られる。図5に示すよ
うにステープル14は絶縁性両面テープ12とともにI
Cチップ実装インターポーザA3とアンテナ所持体B2
とを接合するとともに接続用導電部3と接続用導電部9
とを導通させる。
【0018】この実施形態では絶縁性両面テープ12を
ICチップ実装インターポーザA3側に貼着した例を示
したが、絶縁性両面テープ12はアンテナ所持体B2側
の対応する箇所に貼着してもよく、あるいはICチップ
実装インターポーザA3側とアンテナ所持体B2側の両
方に貼着してもよい。
【0019】また、本発明においては、図示しないが、
ICチップ実装インターポーザA3と前記アンテナ所持
体B2とをそれぞれの接続用導電部3、9を相対せし
め、絶縁性両面テープ12を介在させて重ね合わせて絶
縁性両面テープ12によりICチップ実装インターポー
ザA3とアンテナ所持体B2とを貼着した後、導通接合
手段として導電性金属製のステープル14を用いる替わ
りに、導通接合手段として公知のスルーホールを用い、
スルーホール接続により接続用導電部3と接続用導電部
9を導通させることができる。
【0020】本発明で用いる基材1あるいは基材7の素
材としては、ガラス繊維、アルミナ繊維、ポリエステル
繊維、ポリアミド繊維などの無機または有機繊維からな
る織布、不織布、マット、紙あるいはこれらを組み合わ
せたもの、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成
形した複合基材、ポリアミド系樹脂基材、ポリエステル
系樹脂基材、ポリオレフィン系樹脂基材、ポリイミド系
樹脂基材、エチレン・ビニルアルコール共重合体基材、
ポリビニルアルコール系樹脂基材、ポリ塩化ビニル系樹
脂基材、ポリ塩化ビニリデン系樹脂基材、ポリスチレン
系樹脂基材、ポリカーボネート系樹脂基材、アクリロニ
トリルブタジエンスチレン共重合系樹脂基材、ポリエー
テルスルホン系樹脂基材などのプラスチック基材、ある
いはこれらにコロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照
射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理および
オゾン処理などの表面処理を施したもの、などの公知の
ものから選択して用いることができる。
【0021】ICチップ実装インターポーザとアンテナ
所持体とは同じ素材からなる基材を用いて形成してもよ
いし、異なる基材でもよい。またICチップ実装インタ
ーポーザ、アンテナ所持体それぞれに関する形成は1個
ずつでなくともよく、それぞれ複数個(しかも同種でも
異種でもよい)でも構わない。
【0022】上記ICチップ実装インターポーザでの導
電パターン4の形成、アンテナ所持体での導電パターン
10の形成は、それぞれ公知の方法で行うことができ
る。例えば、導電ペーストをスクリーン印刷やインクジ
ェット方式印刷により印刷して乾燥固定化する方法、被
覆あるいは非被覆金属線の貼り付け、エッチング、デイ
スペンス、金属箔貼り付け、金属の直接蒸着、金属蒸着
膜転写、導電高分子層形成などが挙げられるがこの限り
でない。
【0023】またアンテナ所持体において、導電パター
ン10は必ずしも片面に限られることはなく、裏面に
も、さらに最終的にアンテナとして働く接続が保証され
るならば内層に形成されてもよい。またそれらを多重に
複合させたアンテナでもよい。さらに必要に応じてジャ
ンパー線によって他の線を跨いだパターンでもよい。形
成したアンテナを保護するためにコーティングしてもよ
い。
【0024】ICチップ実装インターポーザを形成する
プロセスでのICチップの実装は、ワイヤーボンデイン
グ(WB)を始めとして、異方性導電フィルム(AC
F)、導電ペースト(ACP)、絶縁樹脂(NCP)、
絶縁フィルム(NCF)、クリーム半田ボールを用いた
ものなど、公知の方法で接続できる。必要であれば、公
知のアンダーフィル材あるいはポッティング材による接
続部の保護・補強を行ってもよい。
【0025】本発明で用いる絶縁性両面テープは、表面
および裏面ともに接着性、粘着性を有する感圧性および
/あるいは感熱性の接着性を有し、前記ICチップ実装
インターポーザとアンテナ所持体を強固に接合できる絶
縁性を有するテープ状のものであれば特に限定されるも
のではなく、具体的には、例えば、ホットメルト接着
剤、粘着剤、熱可塑性樹脂接着剤あるいは熱硬化性樹脂
接着剤あるいは紫外線、電子線などにより硬化する接着
剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤など、あるい
はこれらの組み合わせからなる接着剤をテープ状にした
もの(剥離紙のないもの)、あるいはテープ状にしたも
のの片面に剥離紙を積層したもの、あるいはテープ状に
したものの両面に剥離紙を積層したもので、使用時に剥
離紙を取り去って使用するものなどを挙げることができ
る。粘着剤としては天然ゴムや合成ゴムに粘着付与剤、
軟化剤、老化防止剤などの公知の添加剤を混合したゴム
系、ガラス転移温度の異なる複数のアクリル酸エステル
と他種官能性単量体とを共重合したアクリル系、シリコ
ーンゴムと樹脂からなるシリコーン系、ポリエーテルや
ポリウレタン系粘着剤などは好ましく使用できる。これ
らの接着剤や粘着剤は、溶液に溶かした溶液型のほか、
水系エマルジョン型、加熱溶融塗布後冷却で固化するホ
ットメルト型、液状オリゴマーや単量体などを塗布後、
加熱や紫外線、電子線などの放射線の照射により硬化す
るものなどがあるが、いずれも使用できる。
【0026】本発明で用いる絶縁性両面テープを所定の
箇所に貼着する方法は特に限定されないが、高価な特別
の装置を用いることなく、例えば、ロール・ツー・ロー
ルやロール・ツー・シートなど通常使用している公知の
安価な連続装置を用いて容易に貼着することができる。
【0027】本発明で用いる両面テープは絶縁性を有し
ているので、絶縁層は必ずしも必要ではないが、ICチ
ップ実装インターポーザ側および/またはアンテナ所持
体側に印刷、塗布、テープ貼り付けなどの公知の方法に
より絶縁層を設けることができる。
【0028】上記ICチップ実装インターポーザとアン
テナ所持体との接続用導電部は、設計上製造加工し易い
任意の方法でつくればよく、ICチップ実装用導電部ほ
どの精密さが必要ない加工許容度の高い構造でよい。
【0029】ICチップ実装インターポーザとアンテナ
所持体を接合するとともに相対する接続用導電部を導電
接続する方法は、接続用導電部同志を位置合わせしてお
いてから、熱あるいは電磁波エネルギーなどを与えなが
ら圧着してもよいし、前記のように接続用導電部の片方
あるいは両方に、導電性接着剤あるいは導電性接着テー
プを用いて導電接着層を形成してから熱あるいは電磁波
エネルギーなどを適用してもよく、さらには前記のよう
にステープルによる圧着、適当なスルーホール接続など
の公知の方法を用いることができる。またICチップ実
装インターポーザとアンテナ所持体を位置合わせしてお
いてから別の基材間に挟んで成型することによって導電
接続を確保してもよい。本発明においては、このような
導通接合手段および絶縁性両面テープを用いてICチッ
プ実装インターポーザとアンテナ所持体を導通接合する
ので、接合が強固になる。
【0030】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の方法は、少なく
とも接続用導電部を備えた導電パターンを基材に設け、
前記接続用導電部にICチップを実装してICチップ実
装インターポーザを形成するとともに、アンテナ導電部
とこのアンテナ導電部の端部に位置する接続用導電部と
からなる導電パターンを基材に設けてアンテナ所持体を
形成し、前記ICチップ実装インターポーザとアンテナ
所持体とをそれぞれの接続用導電部を相対せしめ、絶縁
性両面テープを介在させて重ね合わせて、導通接合手段
および前記絶縁性両面テープを用いてICチップ実装イ
ンターポーザとアンテナ所持体とを接合するので、接合
が強固になり、その結果、接続用導電部に外力が集中し
て電気的接続が途切れたり、基材が薄紙などの強度や剛
性の低いものであってもインターポーザが剥がれてしま
うことがないという顕著な効果を奏する。
【0032】本発明の請求項2記載の方法は、請求項1
記載の方法において、導通接合手段が導電性接着剤であ
るので、請求項1記載の方法と同じ効果を奏する上、印
刷法などを用いることができ、ICチップ実装インター
ポーザとアンテナ所持体の接続用導電部を容易に導電接
続できるという、さらなる顕著な効果を奏する。
【0033】本発明の請求項3記載の方法は、請求項1
記載の方法において、導通接合手段がステープルである
ので、請求項1記載の方法と同じ効果を奏する上、機械
的にICチップ実装インターポーザとアンテナ所持体の
接続用導電部を容易に導電接続できるという、さらなる
顕著な効果を奏する。
【0034】本発明の請求項4記載の方法は、請求項1
記載の方法において、導通接合手段がスルーホールであ
るので、請求項1記載の方法と同じ効果を奏する上、導
電性接着剤やステープルを用いず、公知のスルーホール
接続によりICチップ実装インターポーザとアンテナ所
持体の接続用導電部を容易に導電接続できるという、さ
らなる顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面テープを用いたRF−IDメディ
アの形成方法の一実施形態におけるICチップ実装イン
ターポーザの形成過程を示す説明図である。
【図2】一実施形態におけるアンテナ所持体の形成過程
を示す説明図である。
【図3】RF−IDメディアを示す説明図である。
【図4】図3に示したRF−IDメディアの断面を模式
的に説明する説明図である。
【図5】本発明の他の方法により形成されたRF−ID
メディアの断面を模式的に説明する説明図である。
【図6】従来のRF−IDメディアの形成方法における
ICチップ実装インターポーザの形成過程を示す説明図
である。
【図7】従来のアンテナ所持体の形成過程を示す説明図
である。
【図8】従来のRF−IDメディアを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基材 2 ICチップ実装用導電部 3 接続用導電部 4 導電パターン 5 ICチップ 7 基材 8 アンテナ導電部 9 接続用導電部 10 導電パターン 11 絶縁部 12 両面テープ 13 封止剤 14 ステープル A1、A2、A3 ICチップ実装インターポーザ B1、B2 アンテナ所持体 C1、C2、C3 RF−IDメディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 直井 信吾 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地ト ッパン・フォームズ株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA09 NA09 NA34 NA35 NA47 PA04 PA18 PA40 5B035 AA07 BA05 BB09 CA02 CA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも接続用導電部を備えた導電パ
    ターンを基材に設け、前記接続用導電部にICチップを
    実装してICチップ実装インターポーザを形成するとと
    もに、アンテナ導電部とこのアンテナ導電部の端部に位
    置する接続用導電部とからなる導電パターンを基材に設
    けてアンテナ所持体を形成し、前記ICチップ実装イン
    ターポーザとアンテナ所持体とをそれぞれの接続用導電
    部を相対せしめ、絶縁性両面テープを介在させて重ね合
    わせて、導通接合手段および前記絶縁性両面テープを用
    いてICチップ実装インターポーザとアンテナ所持体と
    を接合することを特徴とする両面テープを用いたRF−
    IDメディアの形成方法。
  2. 【請求項2】 導通接合手段が導電性接着剤であること
    を特徴とする請求項1記載のRF−IDメディアの形成
    方法。
  3. 【請求項3】 導通接合手段がステープルであることを
    特徴とする請求項1記載のRF−IDメディアの形成方
    法。
  4. 【請求項4】 導通接合手段がスルーホールであること
    を特徴とする請求項1記載のRF−IDメディアの形成
    方法。
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