JP2002076208A - 半導体素子の実装構造及びその構造の表示装置並びにその製造方法 - Google Patents

半導体素子の実装構造及びその構造の表示装置並びにその製造方法

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film
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paste
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Hikari Fujita
光 藤田
Junichi Okamoto
準市 岡元
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    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の半導体素子の実装においては、半導体
素子ICの突起電極4a,4bを第1の基板1に熱圧着
した後に第1の基板1に反りが発生する問題を有してい
た。第1の基板に反りが生じると、液晶表示パネルLの
画面の半導体実装部15の周辺が表示ムラとなって液晶
表示パネルLの品質を低下させる問題を有する。 【解決手段】 前記表示パネル1と半導体素子ICとの
間に応力抑制基板F1が配設され、この応力抑制基板F
1に半導体素子ICと表示パネル1の配線パターンとを
導通させる導通部9a,9bが設けられるとともに、こ
の応力抑制基板F1を、表示パネル1の実装領域と半導
体素子ICとの間に引き込み、ペースト状若しくはフィ
ルム状の接着剤6A,6Bを介して圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップやLS
Iチップなどの半導体素子の実装構造及びその構造の表
示装置並びに表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の実装は、高密度化、
高品質化、薄型化が進行していることに伴い、TAB方
式(Tape Automated Bonding方式)からフリップチップ
方式(Flip Chip Bonding方式)に移行している。特に
液晶表示装置では薄型化、軽量化が要求されることか
ら、COG構造(Chip On Glass構造)における液晶駆
動用LSIの実装には高密度化、高品質化、薄型化が可
能なフリップチップ方式(Flip Chip Bonding方式)が
採用されている。フリップチップ方式とは、フェイスダ
ウン方式の一つであり、半導体素子上の接続電極を基板
またはパッケージの配線用電極に直接接続する方式であ
り、COGでは、異方性導電膜(ACF)などの導電性
を有する接着剤を用いて突起電極(バンプ)とガラス基
板とを接続する。
【0003】図8及び図9は従来の液晶表示装置を示す
図である。この従来の液晶表示装置の表示パネルLは、
一対の第1の基板1と第2の基板2とをほぼ平行に配
し、第1の基板1と第2の基板2との間に液晶3を封入
して形成されている。一対の基板1,2は、ほぼ短冊状
に形成され、その一方の第1の基板1に複数個の半導体
素子ICを実装して形成されている。すなわち、一方の
基板1の周縁部(実装領域)15には、一方の基板1に
成膜される薄膜トランジスタ(TFT)等のスイッチン
グ素子を駆動するための信号線駆動用の素子である半導
体素子ICが複数個直接実装されている。この半導体素
子ICへの電源入力等の信号線の接続や、半導体素子I
Cと半導体素子ICの相互間の接続は、一方の基板1の
周縁部15に形成された薄膜の配線パターンP1及びこ
の配線パターンP1の入力端子部分に配線基板Fを設け
て接続し、他方、第1の基板1には更に出力側の配線パ
ターンP2が形成されている。
【0004】半導体素子ICの裏面側には、外周縁部に
沿って突起電極4a,4bが対向して多数形成されてい
る。この半導体素子ICの突起電極(バンプ)4a,4
bは、金(Au)が使用されている。
【0005】第1の基板1の実装領域15には、半導体
実装用の配線パターンP1が形成されている。配線パタ
ーンP1は、半導体素子IC(駆動ドライバ)への信号
の供給や電源供給を行う配線群(バス配線)であり、配
線パターンP2は、半導体素子IC(駆動ドライバ)か
ら信号の出力を行う配線群である。配線パターンP1,
P2には半導体素子ICに接続する電極11,12がパ
ターン形成されている。電極11(図8中左側)は、入
力電極であり、電極12(図8中右側)は、出力電極で
ある。
【0006】ペースト状若しくはフィルム状の接着剤6
は、COG構造における高密度実装の観点から異方性導
電膜(Anisotropic Conductive Film:ACF)が使用され
ている。異方性導電膜(Anisotropic Conductive Fil
m:ACF)6は、絶縁性を有する接着剤中に導電性粒子6
aが分散され厚み方向(接続方向)に導電性を有し、面
方向(横方向)に絶縁性を有するものである。
【0007】配線基板Fは、ポリイミド等の合成樹脂材
料で構成されるフレキシブル基板であり、片側の実装領
域15側が多数の凹凸形状に形成され、このうちの凸形
状の部分Faが第1の基板1の外周縁部に配設されてい
る。ここでの配設状態は、前記異方性導電膜6等の導電
性の接着剤が使用されて配設される場合と、ハンダ接着
される場合とがある。
【0008】次に、従来の表示パネルの製造方法を説明
する。図10は半導体素子の実装方法を示す図である。
石英ガラス等により形成させた平坦な圧着ステージS1
上に第1の基板1を配置し、第1の基板1に異方性導電
膜6を付着させる。次いで異方性導電膜6上に半導体素
子ICを位置合わせして配置した後、ステンレス等の材
質から形成された加熱ツールS2により上方から熱圧着
する。加熱ツールS2の加熱により半導体素子ICを介
して異方性導電膜6が加熱され、かつ、圧着ステージS
1と加熱ツールS2により第1の基板1と半導体素子I
Cとが挟圧されるため、第1の基板1と半導体素子IC
とが異方性導電膜6を介して熱圧着される。そして、半
導体素子ICの突起電極4a,4bと、配線パターンP
1,P2の端部(入力電極11、出力電極12)との間
に導電性粒子6aが挟まれることにより、半導体素子I
Cの電気的接続が確保されて実装されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の基板
であるガラス基板は形状について厳しい安定性が要求さ
れており、今後、この要求はガラス基板の大型化・ディ
スプレイの高精細化に伴って一層きびしくなる傾向にあ
る。例えば、熱に対する安定性については、ガラス基板
に対して、TFT製造工程では熱収縮率として5〜10
ppm以下が要求される程厳しくなっている。
【0010】しかしながら、前記従来の半導体素子の実
装においては、半導体素子ICの突起電極4a,4bを
第1の基板1に熱圧着した後に第1の基板1に反りが発
生する問題を有していた。第1の基板に反りが生じる
と、液晶表示パネルLの画面の半導体実装部15の周辺
が表示ムラとなって液晶表示パネルLの品質を低下させ
る問題を有する。この第1の基板1の反りの原因とし
て、半導体素子ICの熱収縮によって発生する応力によ
る影響がある。
【0011】すなわち、図10に示すように、半導体素
子ICは異方性導電膜6により第1の基板1に熱圧着さ
れるが、異方性導電性膜6は加熱ツールS2により上方
から加熱されるため、加熱ツールS2に接する半導体素
子ICと、加熱ツールS2から間隔を有する第1の基板
1との間には温度差が発生する。例えば、加熱ツールS
2により245℃で加熱した場合は、半導体素子ICの
上面は245℃、第1の基板1は40〜50℃となる。
このため、半導体素子ICは第1の基板1より大きな熱
膨張を起こした状態で第1の基板1に実装される。その
後、加熱ツールS2を取り外すことで半導体素子IC及
び第1の基板1の温度は下降し、半導体素子IC及び第
1の基板1は収縮するが、半導体素子ICは第1の基板
1より大きな熱収縮を起こすため(ガラスは収縮により
安定な状態に近づく)、半導体素子ICの収縮が引っ張
り力と圧縮力となって、異方性導電膜6を介して第1の
基板1に伝達され、第1の基板1に反りが発生する。す
なわち、半導体素子ICの収縮率と第1の基板1の熱収
縮率に差異が生じることによる応力(以下、「残留応
力」という)により、第1の基板1に反りが発生する。
【0012】近年、第1の基板1は、軽量化かつ薄型化
が進み、ガラス厚みが1.1mmから0.5mmと薄く
なっているため、第1の基板1は半導体素子ICの収縮
による残留応力を受けやすくなる傾向にある。また、半
導体素子ICの多チャンネル化や、コンパクト化に伴い
その形状が長寸化してきたため、半導体素子ICの長手
方向における半導体素子ICの収縮がより増大し、第1
の基板1に強い残留応力を加えることとなっている。し
たがって、異方性導電膜6を用いた熱圧着による半導体
実装時の半導体素子ICの収縮に伴う第1の基板1の反
りは避けられないものとなっている。
【0013】そこで、本発明の第一の目的は、半導体素
子を半導体素子実装用の基板に実装するに際して半導体
素子実装用の基板に反りが生じることを防止する半導体
素子の実装構造を提供することにある。また、本発明の
第二の目的は、前記半導体素子の実装構造を使用して、
表示装置の表示パネルに反りが生じることを防止すると
ともに表示パネルの狭額縁化を図ることが可能な表示装
置を提供することにある。さらに、本発明の第三の目的
は、半導体素子が実装される表示パネルの反りが生じる
ことを防止する表示装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体素子の実装構造は、配線パターンが形成された半
導体素子実装用の基板にペースト状若しくはフィルム状
の接着剤を介して半導体素子が実装される半導体素子の
実装構造において、前記半導体素子実装用の基板と半導
体素子との間においてペースト状若しくはフィルム状の
接着剤を介して応力抑制基板が配設され、この応力抑制
基板に半導体素子と半導体素子実装用の基板の配線パタ
ーンとを導通させる導通部が設けられていることを特徴
とする。
【0015】この発明によれば、前記応力抑制基板を半
導体素子実装用の基板と半導体素子との間においてペー
スト状若しくはフィルム状の接着剤を介して接着させて
いることから、半導体素子の実装の際における加熱や加
圧により半導体素子の膨張収縮が生じても、前記応力抑
制基板がこれを吸収して、半導体素子実装用の基板の反
りを防止することとなる。そして、応力抑制基板に前記
導通部が設けられていることから、この導通部を介して
半導体素子実装用基板の配線パターンと半導体素子との
電気的接続が確保される。
【0016】本発明の請求項2記載の半導体素子実装構
造は、半導体素子実装用の基板にペースト状若しくはフ
ィルム状の接着剤を介して半導体素子が実装される半導
体素子の実装構造において、前記半導体素子実装用の基
板と半導体素子との間においてペースト状若しくはフィ
ルム状の接着剤を介して応力抑制基板が配設され、この
応力抑制基板に半導体素子と接続するための配線パター
ンが形成されていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、前記応力抑制基板を半
導体素子実装用の基板と半導体素子との間においてペー
スト状若しくはフィルム状の接着剤を介して接着させて
いることから、実装の際において加熱や加圧により半導
体素子の膨張収縮が生じても、前記応力抑制基板がこれ
を吸収して、半導体素子実装用の基板の反りを防止する
こととなる。そして、応力抑制基板に半導体素子と接続
するための配線パターンが形成されているため、この配
線パターンを介して半導体素子に電源や信号の供給が直
接行われることとなる。
【0018】ここで、前記応力抑制基板は、回路を構成
したフレキシブル基板又は多層膜基板とすることが可能
である。また、前記半導体素子と応力抑制基板との間に
配されるペースト状若しくはフィルム状の接着剤と、前
記応力抑制基板と表示パネルの実装領域との間に配され
るペースト状若しくはフィルム状の接着剤とがガラス転
移温度が異なるようにすると良い。応力抑制基板を介し
て配される上下2層の接着剤のガラス転移温度が異なる
ことで、半導体素子の実装の際における加熱や加圧によ
り半導体素子の膨張収縮の影響が表示パネルには伝わり
難くなり、熱圧着後の残留応力を最小限度に抑制するこ
ととなり、表示パネルの反りを防止する。
【0019】本発明の請求項5記載の表示装置は、表示
パネルと、この表示パネルの実装領域にペースト状若し
くはフィルム状の接着剤を介して半導体素子が実装さ
れ、表示パネルの外周縁部に配線パターンが形成される
とともに配線基板が配設される表示装置において、前記
表示パネルと半導体素子との間に応力抑制基板が配設さ
れ、この応力抑制基板に半導体素子と表示パネルの配線
パターンとを導通させる導通部が設けられるとともに、
この応力抑制基板を、表示パネルの実装領域と半導体素
子との間に引き込み、ペースト状若しくはフィルム状の
接着剤を介して圧着されていることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、前記配線基板を表示パ
ネルと半導体素子との間においてペースト状若しくはフ
ィルム状の接着剤を介して接着させていることから、半
導体素子の実装の際における半導体素子の膨張収縮が生
じても、前記応力抑制基板がこれを吸収して、半導体素
子実装用の基板の反りを防止することとなる。そして、
応力抑制基板に前記導通部が設けられていることから、
この導通部と表示パネルの配線パターンを介して半導体
素子に電源や信号の供給が行われたり、半導体素子から
表示パネルに電源や信号の供給が行われることとなる。
【0021】本発明の請求項6記載の表示装置は、表示
パネルと、この表示パネルの実装領域にペースト状若し
くはフィルム状の接着剤を介して半導体素子が実装さ
れ、表示パネルの外周縁部に配線基板が配設される表示
装置において、前記配線基板に、半導体素子と接続する
配線パターンを形成し、この配線基板を実装領域におけ
る表示パネルと半導体素子との間に引き込み、ペースト
状若しくはフィルム状の接着剤を介して圧着されている
ことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、前記配線基板を半導体
素子が実装される領域に引き込むことから、表示パネル
の狭額縁化が図られる。そして、前記配線基板に半導体
素子に接続する配線パターンが形成されているため、電
源や信号を配線基板から半導体素子に直接供給されるこ
ととなる。
【0023】ここで、前記表示装置の前記応力抑制基板
又は前記配線基板は、回路を構成したフレキシブル基板
又は多層膜基板とすることが可能である。また、前記半
導体素子と配線基板との間に配されるペースト状若しく
はフィルム状の接着剤と、前記配線基板と表示パネルの
実装領域との間に配されるペースト状若しくはフィルム
状の接着剤とがガラス転移温度が異なるようにすると良
い。前記応力抑制基板又は前記配線基板を介して配され
る2層の接着剤のガラス転移温度が異なることで、半導
体素子の実装の際における加熱や加圧により半導体素子
の膨張収縮の影響が表示パネルには伝わり難くなり、熱
圧着後の残留応力を最小限度に抑制することとなり、表
示パネルの反りを防止する。
【0024】本発明の請求項9記載の表示装置は、前記
表示装置は、対向する一対の基板間に液晶が狭持された
表示装置であり、前記表示パネルの実装領域が前記対向
する一対の一方の基板の外周縁部に設けられていること
を特徴とする。
【0025】この発明によれば、液晶パネルの一対の一
方の基板に半導体素子を実装する、COG実装におい
て、第1の基板の反りが防止されるとともに、表示パネ
ルの狭額縁化が図られる。
【0026】本発明の請求項10記載の表示装置の製造
方法は、前記請求項5記載の表示装置の製造方法であっ
て、前記応力抑制基板にペースト状若しくはフィルム状
の接着剤を介して半導体素子を圧着する第一工程と、表
示パネルにペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介
して前記半導体素子を圧着した応力抑制基板を実装する
第二工程とを備え、前記第一工程を先に行った後、第二
工程の半導体素子を圧着した応力抑制基板を圧着させる
ことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、応力抑制基板に半導体
素子を熱圧着する第一工程を行った後、第二工程の半導
体素子を熱圧着した応力抑制基板を表示パネルの実装領
域に熱圧着させることから、半導体素子の膨張収縮が応
力抑制基板により吸収されて、その影響が第二工程での
表示パネルに及び難くして、製造することができる。
【0028】本発明の請求項11記載の表示装置の製造
方法は、前記請求項6記載の表示装置の製造方法であっ
て、前記配線基板にペースト状若しくはフィルム状の接
着剤を介して半導体素子を圧着する第一工程と、表示パ
ネルにペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して
前記半導体素子を圧着した配線基板を実装する第二工程
とを備え、前記第一工程を先に行った後、第二工程の半
導体素子を圧着した配線基板を圧着させることを特徴と
する。
【0029】この発明によれば、配線基板に半導体素子
を熱圧着する第一工程を行った後、第二工程の半導体素
子を熱圧着した配線基板を表示パネルの実装領域に熱圧
着させることから、半導体素子の膨張収縮が配線基板に
より吸収されて、その影響が表示パネルに及び難くし
て、製造することができる。
【0030】本発明の請求項12記載の表示装置の製造
方法は、前記配線基板に半導体素子を圧着する第一工程
に使用されるペースト状若しくはフィルム状の接着剤の
ガラス転移温度が、前記表示パネルに前記半導体素子を
接着した応力抑制基板又は配線基板を熱圧着する第二工
程のペースト状若しくはフィルム状の接着剤のガラス転
移温度よりも高いことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、第一工程で使用するペ
ースト状若しくはフィルム状の接着剤のガラス転移温度
が第二工程のそれよりも高いため、第二工程においてそ
のガラス転移温度が高い接着剤が軟化せずに低い接着剤
が硬化して圧着されることとなる。また、半導体素子の
実装の際における加熱や加圧により半導体素子の膨張収
縮の影響が表示パネルには伝わり難くなり、熱圧着後の
残留応力を最小限度に抑制することとなり、表示パネル
の反りを防止する。
【0032】本発明の請求項13記載の表示装置の製造
方法は、前記請求項5又は請求項6記載の表示装置の製
造方法であって、前記応力抑制基板又は配線基板にペー
スト状若しくはフィルム状の接着剤を介して半導体素子
を実装する第一工程と、表示パネルにペースト状若しく
はフィルム状の接着剤を介して前記半導体素子を接着し
た応力抑制基板又は配線基板を実装する第二工程とを備
え、これら両工程のペースト状若しくはフィルム状の接
着剤を介して加熱・加圧手段により同時に熱圧着を行う
ことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、前記応力抑制基板又は
配線基板に半導体素子を仮接着させるとともに、表示パ
ネルに半導体素子を接着した応力抑制基板又は配線基板
を仮接着させた後、一つの加熱手段や加圧手段により熱
圧着を同時に行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0035】(第1の実施の形態の表示装置)本実施形
態は、図1に示すように、液晶表示パネルを駆動させる
半導体素子(駆動用ドライバ(Driver IC、Driver LS
I)と呼ばれる)ICを、液晶層を挟んで対向配置され
た一対の基板1,2のうち一方の基板1に実装した液晶
表示パネルLである。上下一対の基板1,2は、各々短
冊状のもので、下方の第1の基板(AM基板)1と上方
の第2の基板2がほぼ並行に配され、この第1の基板1
と第2の基板2との間に液晶3を封入して形成されてい
る。第1の基板1は、表示パネル用のもので、本実施の
形態では、その厚みは0.7mmである。なお、AM基
板1としては第1の基板の他、合成樹脂製の基板でも良
い。
【0036】第1の基板1は、第2の基板2よりも大き
く形成され、このため両基板1,2を重ね合わせると、
AM基板1の外周縁部に一部張り出した半導体素子IC
の実装領域15が形成されている。また、第1の基板1
の半導体素子側表面(上面)にはアルミニウム(AL)
などによる電極11,12が配設されている。電極11
(図1中左)は、入力電極であり、電極12(図1中
右)は、出力電極である。
【0037】実装領域15には、半導体実装用の配線パ
ターンP1が形成されるとともに、複数の半導体素子I
Cが本発明の実装構造によって搭載されている。また、
液晶表示パネルL側には、配線パターンP2が形成され
ている。そして、応力抑制基板F1は、上記実装領域1
5において第1の基板1と半導体素子ICとの間におい
てペースト状若しくはフィルム状の接着剤6を介して配
設されている。
【0038】配線パターンP1は、半導体素子IC(駆
動ドライバ)への信号の供給や電源供給を行う配線群
(バス配線)であり、AM基板1(AM−LCD)で
は、一方の基板1に成膜される薄膜トランジスタ(TF
T)等のスイッチング素子の成膜工程で同時にパターン
形成が可能なものである。本実施の形態の配線パターン
P1は、アルミニウム製材料をスパッタリングで膜厚
0.1〜0.2μmに成膜した後、フォトリソグラフィ
でパターンニングして形成されている。このバス配線で
ある配線パターンP1を液晶表示パネルL上にとるか、
外部(配線基板F2)にとるかで、配線方式が異なり、
狭額縁化にも影響する。液晶表示パネルL上にとるとク
ロス配線となるのが通常である。なお、第2の実施の形
態では、配線パターンP1を配線基板F2にとってい
る。
【0039】半導体素子ICには、金(Au)や銀(A
g)などを材質とする複数の電極突起(バンプ)5が形
成されている。電極突起5は、応力抑制基板F1のスル
ーホールHに設けられている導通部9a,9bに異方性
導電膜(ACF)6の導電性粒子6aを介して電気的に
接続されている。
【0040】第1の基板1の外周縁部、つまり実装領域
15には、配線基板F1が配設されている。この配線基
板Fは、ポリイミド等の合成樹脂材料で構成されるフレ
キシブル基板であり、片側の実装領域15側が多数の凹
凸形状に形成され、このうちの凸形状の部分Faが第1
の基板1の外周縁部に沿うようにして配設されている。
ここでの配設状態は、異方性導電膜(ACF)6を介し
て、第1の基板1と接着されている。
【0041】ペースト状若しくはフィルム状の接着剤6
は、本実施の形態では異方性導電膜(Anisotropic Cond
uctive Film:ACF)6A,6Bが使用されている。異方
性導電膜(Anisotropic Conductive Film:ACF)6は、
絶縁性を有する接着剤中に導電性粒子6a,6bが分散
され厚み方向(接続方向)に導電性を有し、面方向(横
方向)に絶縁性を有するもので、導電性粒子6a,6b
と接着剤から構成される。その接続は基本的には加熱圧
着であり、導電性粒子6a,6bが電気接続の機能を担
当し、接着剤が圧接状態を保持する機能を担当する。
【0042】異方性導電膜6A,6Bは、導電性粒子6
a,6bの表面に絶縁性薄膜樹脂をコートするもので、
接続方向では圧着力で破壊され下層の金属薄膜と電極が
接触して導通し、横方向では破壊されず導電性粒子6
a,6b同士が接触しても絶縁性が保たれるようになっ
ている。また、異方性導電膜6A,6Bは、液晶パネル
の貼り付ける前は両面テープのような構成で供給され、
液晶パネルに接着剤層側を貼り付けた後、セパレータを
剥がし接着剤層を露出させ、その後、半導体素子ICを
実装(加熱加圧)し、半導体素子IC部の接着剤を硬化
させ、本来の接着力を得る。セパレータは、異方性導電
膜6A,6Bの保護シートとしての役割をも有する。絶
縁性薄膜樹脂としては、テフロン(登録商標)やPET
(poly-ethylene terephtalate resin)が使用されてい
る。接着剤としては、熱可塑性樹脂の他に信頼性の高い
熱硬化性樹脂も使用されている。導電性粒子6a,6b
には、高分子球の表面に金属薄膜をメッキしたものもあ
る。なお、絶縁性薄膜樹脂がない導電粒子をここで使用
することも可能である。
【0043】ペースト状若しくはフィルム状の接着剤6
としては、導電性接着剤(導電性ペースト)であっても
良い。また、一般的に、半導体素子ICの突起電極(バ
ンプ)5上にのみ異方性導電膜6A,6Bや導電性接着
剤(導電性ペースト)等の材料を転写し、これを加熱手
段で硬化させた後、半導体素子と基板の間にこれらの接
合を確保するための封止用の樹脂を流し込み、これを硬
化させる方法がある。本実施の形態のペースト状若しく
はフィルム状の接着剤6には、この封止用の樹脂も含ま
れる。これを本実施の形態に適用する場合は、突起電極
(バンプ)4a,4bと前記導通部9a,9bとの間
や、前記導通部9a,9bと電極11,12の間にも異
方性導電膜(ACF)6A,6Bを配設して、その後封
止用の樹脂を流し込む。
【0044】第1の基板1と半導体素子ICとの間に
は、ペースト状若しくはフィルム状の接着剤6を介して
応力抑制基板F1が配設されている。応力抑制基板F1
は、半導体素子実装用の基板である第1の基板1の反り
を防止するために配設されるもので、配線基板Fと同じ
フレキシブル基板が使用されている。応力抑制基板F1
には、図2に示すように、半導体素子ICの突起電極4
a,4bに対応してスルーホールHが設けられ、スルー
ホールHの内側には導通部9a,9bが埋め込まれてい
る。この導通部9a,9bは、半導体素子実装用の基板
1の配線パターンP1とを接続させるもので、半導体素
子ICの突起電極4a,4bと同様、金や銀で構成され
ている。導通部9aは、入力電極11と接続され、導通
部9bは、出力電極12と接続され、半導体素子ICの
対向する突起電極4a,4bとの電気的接続をとる。ス
ルーホールHと導通部9a,9bは、丸形でも四角形状
でも良い(図7参照)。
【0045】本実施の形態の液晶表示パネルLは、前記
構成からなるもので、前記応力抑制基板F1を表示パネ
ル(半導体素子実装用の基板)Lと半導体素子ICとの
間においてペースト状若しくはフィルム状の接着剤6を
介して接着させていることから、半導体素子の実装の際
における加熱や加圧により半導体素子ICの膨張収縮を
応力抑制基板F1が吸収して、第1の基板1の反りを防
止することとなる。すなわち、フレキシブル基板である
応力抑制基板F1が半導体素子ICの膨張収縮に伴って
これに追従するようになり応力を緩和するとともに、応
力抑制基板F1を配設するとペースト状若しくはフィル
ム状の接着剤6が上下の2層となり、応力抑制基板F1
と合わせると3層構造になるために、第1の基板1の反
りを防止することとなる。そして、応力抑制基板F1の
導通部9aを介して配線基板Fから半導体素子ICに電
源や信号の供給が行われ、前記導通部9bを介して液晶
パネル内に半導体素子ICから電源や信号の供給が行わ
れる(図1)。
【0046】ここで、応力抑制基板F1は、半導体素子
ICの膨張収縮に伴って追従して応力を緩和する点か
ら、柔軟性の他、耐熱性の高い材質が好ましいが、これ
に限定されるものではない。また、本実施の形態では、
応力抑制基板F1が一枚である場合について説明した
が、応力抑制基板F1は複数設けられていてもよい。ま
た、応力抑制基板F1としては、回路基板(プリント基
板)一般にも見られる多層構造の多層膜基板でっても良
い。多層膜基板や複数枚とすることによって、半導体素
子ICの収縮や残留応力の吸収の度合いを調整でき、一
方の基板1の反りを有効に防止することができる。
【0047】(第1の実施の形態の表示装置の製造方
法)次に、前記表示装置の製造方法について説明する。
なお、加熱ツールS2は半導体素子ICの側(図中上方
側)に配設される(図10参照)。また、ペースト状若
しくはフィルム状の接着剤6である異方性導電膜(AC
F)6A,6Bの種類やそのガラス転移温度Tgについ
ては第2の実施の形態で説明する。
【0048】まず、応力抑制基板F1に半導体素子IC
を第1の異方性導電膜(ACF)6Aを介して熱圧着さ
せ後(第一工程)、第一の工程において半導体素子IC
が接着された応力抑制基板F1を第1の基板1に第2の
異方性導電膜6Bを介して熱圧着する(第二工程)。具
体的には、第一工程として、応力抑制基板F1に半導体
素子ICを第1の異方性導電膜6Aを介して熱圧着する
が、この際、圧着ステージS1に応力抑制基板F1を配
した後、半導体素子ICの突起電極4a,4bと配線基
板F2の導通部9a,9bが接触するように位置合わせ
する。その後、所定の温度に加熱した加熱ツールS2と
圧着ステージS1とにより半導体素子IC及び応力抑制
基板F1を熱圧着する。この熱圧着によって、半導体素
子ICの突起電極4a,4bと応力抑制基板F1の導通
部9a,9bと第1の異方性導電膜(ACF)6Aの導
電性粒子6aを介して電気的に接続される。なお、半導
体素子ICの圧着には、液晶表示パネルLの一辺を多数
の圧着ヘッドで同時に圧着する多ヘッド一括圧着や、液
晶表示パネルLの一辺を1個の圧着ヘッドで同時に圧着
する一括圧着等があるが、本実施の形態では多ヘッド一
括圧着で行った。
【0049】次いで第二工程として、第一の工程におい
て半導体素子ICが接着された応力抑制基板F1を第1
の基板1に第2の異方性導電膜6Bを介して熱圧着する
が、この際、圧着ステージS1に第1の基板1を配した
後、応力抑制基板F1の導通部9a,9bと第1の基板
の電極11,12が接触するように位置合わせする。そ
の後、半導体素子ICの上面に所定の温度に加熱した加
熱ツールS2を配し、加熱ツールS2と圧着ステージS
1により前記応力抑制基板F1及び第1の基板1を熱圧
着する。この熱圧着によって、第1の基板1の入力電極
11と半導体素子ICとが、導通部9aと第2の異方性
導電膜6Bの導電性粒子6bを介して電気的に接続さ
れ、その結果、半導体素子ICと第1の基板1の配線パ
ターンP1とが入力電極11を介して電気的に接続され
る。また、第1の基板1の出力電極12と半導体素子I
Cとが、導通部9bと第2の異方性導電膜6Bの導電性
粒子6bを介して電気的に接続され、その結果、半導体
素子ICと第1の基板1の配線パターンP2とが出力電
極12を介して電気的に接続される。
【0050】本実施の形態の製造方法によれば、第一工
程後に第二工程を行うことから、第一工程での半導体素
子ICの膨張収縮が応力抑制基板F1により吸収され
て、その影響での表示パネルに及び難くなる。なお、従
来の1種類のペースト状若しくはフィルム状の接着剤6
の場合と異なり、第1及び第2の異方性導電膜6A,6
Bの2種類使用すると、これだけでも半導体素子ICの
膨張収縮を抑制する効果がある。
【0051】(第2の実施の形態の表示装置)本実施形
態は、従来例の第1の基板1の外周縁部5に配された配
線基板F2を一方の基板1の実装領域15における半導
体素子との間に引き込み、ペースト状若しくはフィルム
状の接着剤6を介して接着させたことを特徴とする。す
なわち、図3に示すように、前記片側の実装領域15側
が多数の凹凸形状に形成された配線基板F2を、このう
ちの凸形状の部分Faを第2の基板2の位置近傍まで引
き込みペースト状若しくはフィルム状の接着剤である第
1の異方性導電膜(ACF)6Aと第2の異方性導電膜
(ACF)6Bを介して接着させている。なお、1の実
施の形態のような配線パターンP1は、第1の基板1に
は形成されておらず、この配線パターンP1に対応する
ものは、配線基板F2に配線パターンP3として形成さ
れている。
【0052】配線基板F2は、第1の実施の形態と同
様、ポリイミド等の合成樹脂材料で構成されるフレキシ
ブル基板であり、図4に示すように、片側の実装領域1
5側が多数の凹凸形状に形成されたものであるが、本実
施の形態では、第2の基板2の位置近傍まで引き込まれ
ている。したがって、配線基板F2の凸状部の突出する
長さは、実装領域5に深く引き込むために従来の配線基
板F2(図9参照)のそれよりも若干長く形成されてい
る。なお、従来の配線基板Fをそのまま使用することも
可能である。
【0053】そして、前記配線基板F2は、半導体素子
ICとともに、第1及び第2の異方性導電膜6A,6B
を介して第1の基板1の実装領域15に実装されてい
る。すなわち、第1の基板1の実装領域15には半導体
素子ICが熱圧着され、第1の基板1と半導体素子IC
との間には前記配線基板F2が引き込まれ配設されてい
る。ペースト状若しくはフィルム状の接着剤は、第1の
基板1と配線基板F2との間では第1の異方性導電膜
(ACF)6Bが使用され、配線基板F2と半導体素子
ICとの間では第2の異方性導電膜6Aが使用されてい
る。これら第1の異方性導電膜6Aと第2の異方性導電
膜6Bはガラス転移温度Tgが異なるものが使用されて
いる(図3)。これは、半導体素子ICの実装の際にお
ける加熱や加圧により半導体素子ICの膨張収縮が生じ
ても、その影響が半導体素子実装用の基板である第1の
基板1には伝わり難くするためである。本実施の形態で
は、第2の異方性導電膜6Bのガラス転移温度Tgが第
1の異方性導電膜6Aのガラス転移温度Tgよりも低い
温度で硬化するものが使用され、後述する方法により製
造される。
【0054】配線基板F2は、ポリイミドのフィルムか
らなる耐熱性及び柔軟性の高いフレキシブル基板であ
り、図5に示すように、実装領域15の側の片側が凸凹
状を呈し、その凸状の突出領域Faと配線領域Fbとに
機能的に分けられる。配線基板F2には、裏面に回路が
構成された配線パターンP3が形成されるとともに、導
通部9a,9bが形成されている。なお、配線基板F2
としては、図6及び図7に示すように矩形状を呈するも
のも使用可能である。図7はスルーホールH等を丸形に
した例である。また、回路が構成された配線パターンP
3は両面に回路が構成されたものでも良い。
【0055】前記突出領域Faは、配線領域Fbから凸
状が多数突出するように形成されており、一の突出領域
Faは一の半導体素子ICに対応する大きさに形成され
ている。この突出領域Faは、異方性導電膜6A,6B
を介して半導体素子ICと第1の基板1の間に引き込ま
れる。すなわち、入力電極11の位置のみならず出力電
極12の位置を通過し、第2の基板2の近傍位置まで引
き込まれ、上方からは、半導体素子ICの突起電極4
a,4bにより確実に固定されている。また、突出領域
Faには、半導体素子ICの突起電極4a,4bに対向
する位置においてスルーホールHに埋め込まれた導通部
9a,9bは、配線基板F2の下面において配線領域F
b側に延長されており、配線領域Fbの配線(図示せ
ず)と一体的に形成されている。
【0056】配線領域Fbは、配線基板F2の長手方向
に形成され、この配線領域Fb(下面)に配線パターン
P3が設けられている。配線パターンP3は半導体IC
に電源や信号を供給するための配線である。本実施の形
態の配線基板F2は、従来の配線基板Fに導通部9a,
9b等を形成にすることにより得られる。
【0057】本実施の形態によれば、半導体素子ICが
第1の異方性導電膜6A及び第2の異方性導電膜6Bと
配線基板F2を介して第1の基板1に熱圧着されてい
る。したがって、半導体素子ICの収縮による残留応力
の発生を最小限度に抑制することができ、第1の基板1
の反りを防止することができる。なお、本実施の形態の
ペースト状若しくはフィルム状の接着剤は、一種類の異
方性導電膜6を使用しても良い。また、一種類の異方性
導電膜6を使用する場合は、応力抑制基板F1の所定箇
所に異方性導電膜(ACF)6A,6Bが貫通する穴を
複数箇所に設けて(図示せず)、異方性導電膜(AC
F)6A,6Bとの接着力を強力にする等は任意であ
る。
【0058】また、本実施の形態では、従来の第1の基
板1の外周縁部に形成される配線パターンP1が形成さ
れず、配線基板F2に配線パターンF3として形成され
ている。したがって、本実施の形態では、第1の基板1
の外周縁部がクロス配線とならない利点を有する。ま
た、本実施の形態によれば、表示パネルLの外周側に配
設される配線基板F1を、ペースト状若しくはフィルム
状の接着剤6を介して半導体素子ICの実装と共に接着
させるために、従来のように配線基板Fを別の工程で表
示パネルLの外周縁部に加熱接着する必要が無くなる利
点も有する。
【0059】(第2の実施の形態の表示装置の製造方
法)次に、第2の実施の形態の表示装置の製造方法に説
明する。
【0060】まず、応力抑制基板である配線基板F2に
半導体素子ICを第1の異方性導電膜(ACF)6Aを
介して熱圧着させ後(第一工程)、第一の工程において
半導体素子ICが接着された応力抑制基板F2を第1の
基板1に第2の異方性導電膜6Bを介して熱圧着する
(第二工程)。具体例としては、配線基板F2上の第1
の異方性導電膜6Aのガラス転移温度Tg6Aを150
°C以上、第1の基板1上の第2の異方性導電膜6Bを
ガラス転移温度Tg6Bを150°C未満のものを使用
する(Tg6A>Tg6B)。
【0061】すなわち、第一工程として、配線基板F2
に半導体素子ICを予めガラス転移温度Tgが150°
C以上の第1の異方性導電膜6Aを配し、第1の異方性
導電膜6A上に半導体素子ICを配する。この際、圧着
ステージS1の上に配線基板F2を配した後、半導体素
子ICの突起電極4a,4bと配線基板F2の導通部9
a,9bが接触するように位置合わせする。その後、半
導体素子ICの上面に予め150°C以上に加熱した加
熱ツールS2を配して、加熱ツールS2と圧着ステージ
S1とにより半導体素子IC及び配線基板F2を熱圧着
する。この熱圧着によって、半導体素子ICの突起電極
4a,4bと配線基板F2の配線パターンP3とが導通
部9a,9bと第1の異方性導電膜(ACF)6Aの導
電性粒子6aを介して電気的に接続される。その結果、
配線基板F2の配線パターンP3から半導体素子ICに
導通部9aを介して電源や信号の供給が行われることと
なる。
【0062】次いで第二工程として、第一の工程におい
て半導体素子ICが接着された配線基板F2を第1の基
板1に第2の異方性導電膜6Bを介して熱圧着する。例
えば、圧着ステージS1に第1の基板1を配した後、ガ
ラス転移温度Tgが150°C未満の第2の異方性導電
膜6Bを第1の基板1上に塗布して、前記半導体素子I
Cが接着された配線基板F2を配する。この際、配線基
板F2の導通部9a,9bと第1の基板の電極11,1
2が接触するように位置合わせする。その後、半導体素
子ICの上面に予め250°C未満に加熱した加熱ツー
ルS2を配し、加熱ツールS2と圧着ステージS1とに
より前記配線基板F2及び第1の基板1を熱圧着する。
この熱圧着によって、前記導通部9aと入力電極11と
が導電性粒子6bを介して電気的に接続される。その結
果、半導体素子ICと入力電極11とが電気的に接続さ
れ、配線パターンP3と入力電極11とが電気的に接続
される。また、前記導通部9bと出力電極12とが導電
性粒子6bを介して電気的に接続される。その結果、半
導体素子ICと第1の基板1の配線パターンP2とが、
導電性粒子6aと導通部9bと導電性粒子6bと出力電
極12を介して電気的に接続される。
【0063】本実施の形態の製造方法の場合、第一工程
での半導体素子ICの熱収縮は、半導体素子ICよりも
面積が大きく耐熱性と柔軟性の高い配線基板F2により
抑制され、その状態で第二工程で配線基板F2を介在さ
れて半導体素子ICの側から加熱ツールS2により加熱
されるので、第1の基板1の反りを防止することができ
る。また、第一工程を先に行い第二工程を後に行うと共
にガラス転移温度Tgが異なる2種類の異方性導電膜6
A,6Bを使用することにより、半導体素子ICの収縮
による残留応力の発生を最小限度に抑制することができ
る。前記第二工程での加熱ツールS2による加熱温度を
低くすることができ、先の第一工程の第1の異方性導電
膜6Aを軟化させることがなく、第2の異方性導電膜6
Bを硬化させて熱圧着させることができるからである。
また、第1の基板1は、半導体素子ICと異方性導電膜
6Aと配線基板F2と異方性導電膜6Bとを介して加熱
ツールS2から加熱されるため、第1の基板1の熱によ
る変形を抑制することができる。
【0064】次に、第2の表示装置の製造方法として
は、次のように製造しても良い。まず第1として、配線
基板F2に半導体素子ICをペースト状若しくはフィル
ム状の接着剤である第1の異方性導電膜6Aを介して仮
接着し、その後、圧着ステージS1に配した第1の基板
1に前記半導体素子ICを仮接着した配線基板F2を、
第2の異方性導電膜6Bを介して仮接着させて、半導体
素子ICの側から圧着ステージS1と加熱ツールS2に
よって加熱、加圧することによって、第1及び第2の異
方性導電膜6A,6Bを同時に熱圧着する方法である。
この製造方法によれば、圧着ステージS1と加熱ツール
S2による熱圧着を一度に行うことができる利点があ
る。
【0065】この第2の製造方法では、ガラス転移温度
Tgが同じ第1及び第2の異方性導電膜(ACF)6
A,6Bを使用しても良いが、上述したようにガラス転
移温度Tgが相違する異方性導電膜6A,6Bを使用し
ても良い。例えば、第1の基板1上の第1の異方性導電
膜6Aのガラス転移温度Tg6Aを150°C以上、配
線基板F2上の第2の異方性導電膜6Bをガラス転移温
度Tg6Bを150°C未満のものを使用して、ガラス
転移温度が相違する接着剤とする(Tg6A>Tg6
B)。そして、加熱ツールS2による加熱温度を250
°C以上として圧着ステージS1を使用して熱圧着する
と(図10参照)、先に半導体素子ICが配線基板F2
に熱圧着し、その後遅れて配線基板F2が第1の基板1
に熱圧着して、半導体素子ICの収縮が生じても、その
影響が第1の基板1には伝わり難くなり、第1の基板1
の反りが防止されることとなる。すなわち、第1の異方
性導電膜6Aを軟化させることなく第2の異方性導電膜
6Bを硬化させることができる。なお、両方の異方性導
電膜6A,6Bを同じガラス転移温度のものを使用した
としても、配線基板F2の存在により第1の基板1の反
りが防止される。
【0066】また、第3の表示装置の製造方法として
は、第1の基板1に配線基板F2を第2の異方性導電膜
6Bを介して熱圧着した後、配線基板F2に第1の異方
性導電膜6Aを介して熱圧着しても良い。いわば第1の
製造方法とは逆の工程で行う。この第3の方法の場合、
第一工程では加熱ツールS2が配線基板F2の側に配さ
れることとなるが、応力抑制基板である配線基板F2
は、半導体素子ICよりも面積が大きなフレキシブル基
板が使用されるので、従来の製造方法と比較しても、第
1の基板の反りの防止には効果がある。この製造方法に
おいても、ガラス転移温度Tgが同じ第1及び第2の異
方性導電膜(ACF)6A,6Bを使用しても良いが、
上述したようにガラス転移温度Tgが相違する異方性導
電膜6A,6Bを使用しても良い。
【0067】以上の第1から第3のいずれの製造方法に
おいても、半導体素子の実装工程において、表示パネル
Lの外周側に配設される配線基板F2を、ペースト状若
しくはフィルム状の接着剤6を介して半導体素子の実装
と共に接着させるために、従来のように配線基板Fを別
の工程で表示パネルLに搭載する必要が無くなる。
【0068】以上、本発明は、前記各実施の形態に示す
ほか、種々の形態に構成することができる。例えば、表
示パネルLを液晶表示装置に用いた場合について説明し
たが、PDP(plasma display panel)用パネル等の他
の表示パネルでも、本発明を用いることで同様の効果が
得られる。また、本発明の半導体素子の実装構造は、一
般の半導体素子ICの実装や、複数の半導体素子ICを
モジュール化して実装するマルチチップモジュール(以
下、MCMという)等に適用することも可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明の半導体の実装構造は、半導体素
子をペースト状若しくはフィルム状の接着剤と配線基板
を介して半導体素子実装用の基板上に実装することによ
り、半導体素子の膨張収縮によって発生する残留応力を
応力抑制基板や配線基板が吸収することで最小限度に抑
制することとなる。したがって、熱圧着後の残留応力に
よる半導体素子実装用の基板の反りを防止することがで
きる。
【0070】本発明の表示装置は、半導体素子をペース
ト状若しくはフィルム状の接着剤と応力抑制基板や配線
基板を介して基板上に実装することにより、半導体素子
の膨張収縮によって発生する残留応力を応力抑制基板や
配線基板がこれを吸収するために、表示パネルの反りを
防止することができる。したがって、ガラス基板等の基
板内の複屈折を防止し、表示パネルの透過状態が良好
で、表示画面上の表示ムラを低減した表示品位の高い表
示装置を提供することができる。また、配線基板を表示
パネルと半導体素子との間に引き込むことで、狭額縁の
表示装置を提供することができる。
【0071】本発明の表示装置の製造方法は、半導体素
子の実装工程において、表示パネルの外周側に配設され
る配線基板を、ペースト状若しくはフィルム状の接着剤
を介して半導体素子の実装と共に接着させる方法による
とき、従来のように配線基板を別の工程で表示パネルに
搭載する必要が無くなる。また、応力抑制基板や配線基
板に半導体素子を実装する第一工程と、この応力抑制基
板や配線基板を表示パネルに実装させる工程の順序や接
着剤のガラス転移温度を異ならせることで、半導体素子
の実装の際における加熱や加圧により半導体素子の膨張
収縮の影響が表示パネルには伝わり難くでき、表示パネ
ルの反りを防止することが可能である。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の表示装置を示す構造
断面図。
【図2】前記第1の実施形態の表示装置の応力抑制基板
と半導体素子との関係を説明する底面図。
【図3】本発明の第2の実施形態の表示装置を示す構造
断面図。
【図4】前記第2の実施の形態の表示パネルと配線基板
との関係を示す平面図。
【図5】前記第2の実施の形態の配線基板を示す部分拡
大底面図。
【図6】前記第2の実施の形態の表示パネルと他の配線
基板の構造を示す平面図。
【図7】前記第2の実施の形態の配線基板を示す部分拡
大底面図。
【図8】従来の表示装置を示す断面図。
【図9】従来の表示装置の表示パネルと配線基板との関
係を示す平面図。
【図10】表示装置の製造方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 3 液晶 4a,4b 突起電極(バンプ) 6a,6b 導電粒子 9a,9b 導通部 6 ペースト状若しくはフィルム状の接着
剤 6A 第1の異方性導電膜(ACF) 6B 第2の異方性導電膜(ACF) F 配線基板 F1 応力抑制基板 F2 応力抑制基板(配線基板) P1,P2,P3配線パターン IC 半導体素子 L 液晶表示パネル S1 圧着ステージ(加圧手段) S2 熱圧着ツール(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/32 H01L 23/12 N Fターム(参考) 2H092 GA48 GA49 GA50 GA60 MA32 MA35 NA17 NA29 PA01 PA06 5E319 AA03 AB05 BB16 BB20 CD45 GG11 5F044 KK03 KK07 LL09 LL13 5G435 AA01 AA09 AA17 AA18 BB12 EE32 EE37 EE42 GG42 HH12 HH14 HH18 KK05 KK09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンが形成された半導体素子実
    装用の基板にペースト状若しくはフィルム状の接着剤を
    介して半導体素子が実装される半導体素子の実装構造に
    おいて、 前記半導体素子実装用の基板と半導体素子との間におい
    てペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して応力
    抑制基板が配設され、この応力抑制基板に半導体素子と
    半導体素子実装用の基板の配線パターンとを導通させる
    導通部が設けられていることを特徴とする半導体素子の
    実装構造。
  2. 【請求項2】 半導体素子実装用の基板にペースト状若
    しくはフィルム状の接着剤を介して半導体素子が実装さ
    れる半導体素子の実装構造において、 前記半導体素子実装用の基板と半導体素子との間におい
    てペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して応力
    抑制基板が配設され、この応力抑制基板に半導体素子と
    接続するための配線パターンが形成されていることを特
    徴とする半導体素子の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記応力抑制基板は、回路を構成したフ
    レキシブル基板又は多層膜基板であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の半導体素子の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子と応力抑制基板との間に
    配されるペースト状若しくはフィルム状の接着剤と、前
    記応力抑制基板と半導体素子実装用の基板との間に配さ
    れるペースト状若しくはフィルム状の接着剤とがガラス
    転移温度が異なることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の半導体素子の実装構造。
  5. 【請求項5】 表示パネルと、この表示パネルの実装領
    域にペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して半
    導体素子が実装され、表示パネルの外周縁部に配線パタ
    ーンが形成されるとともに配線基板が配設される表示装
    置において、 前記表示パネルと半導体素子との間に応力抑制基板が配
    設され、この応力抑制基板に半導体素子と表示パネルの
    配線パターンとを導通させる導通部が設けられるととも
    に、この応力抑制基板を、表示パネルの実装領域と半導
    体素子との間に引き込み、ペースト状若しくはフィルム
    状の接着剤を介して圧着されていることを特徴とする表
    示装置。
  6. 【請求項6】 表示パネルと、この表示パネルの実装領
    域にペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して半
    導体素子が実装され、表示パネルの外周縁部に配線基板
    が配設される表示装置において、 前記配線基板に、半導体素子と接続する配線パターンを
    形成し、この配線基板を実装領域における表示パネルと
    半導体素子との間に引き込み、ペースト状若しくはフィ
    ルム状の接着剤を介して圧着されていることを特徴とす
    る表示装置。
  7. 【請求項7】 前記応力抑制基板又は配線基板は、回路
    を構成したフレキシブル基板又は多層膜基板であること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体素子と配線基板との間に配さ
    れるペースト状若しくはフィルム状の接着剤と、前記配
    線基板と表示パネルの実装領域との間に配されるペース
    ト状若しくはフィルム状の接着剤とがガラス転移温度が
    異なることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の表
    示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示装置は、対向する一対の基板間
    に液晶が狭持された表示装置であり、前記表示パネルの
    実装領域が前記対向する一対の一方の基板の外周縁部に
    設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6
    記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項5記載の表示装置の製造方
    法であって、 前記応力抑制基板にペースト状若しくはフィルム状の接
    着剤を介して半導体素子を圧着する第一工程と、表示パ
    ネルにペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して
    前記半導体素子を圧着した応力抑制基板を実装する第二
    工程とを備え、前記第一工程を先に行った後、第二工程
    の半導体素子を圧着した応力抑制基板を圧着させること
    を特徴とする表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項6記載の表示装置の製造方
    法であって、 前記配線基板にペースト状若しくはフィルム状の接着剤
    を介して半導体素子を圧着する第一工程と、表示パネル
    にペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して前記
    半導体素子を圧着した配線基板を実装する第二工程とを
    備え、前記第一工程を先に行った後、第二工程の半導体
    素子を圧着した配線基板を圧着させることを特徴とする
    表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記配線基板に半導体素子を圧着する
    第一工程に使用されるペースト状若しくはフィルム状の
    接着剤のガラス転移温度が、前記表示パネルに前記半導
    体素子を接着した応力抑制基板又は配線基板を熱圧着す
    る第二工程のペースト状若しくはフィルム状の接着剤の
    ガラス転移温度よりも高いことを特徴とする請求項10
    又は請求項11記載の表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項5又は請求項6記載の表示
    装置の製造方法であって、 前記応力抑制基板又は配線基板にペースト状若しくはフ
    ィルム状の接着剤を介して半導体素子を実装する第一工
    程と、表示パネルにペースト状若しくはフィルム状の接
    着剤を介して前記半導体素子を接着した応力抑制基板又
    は配線基板を実装する第二工程とを備え、これら両工程
    のペースト状若しくはフィルム状の接着剤を介して加熱
    ・加圧手段により同時に熱圧着を行うことを特徴とする
    表示装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015133211A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 デクセリアルズ株式会社 接続構造体、接続構造体の製造方法、及び回路接続材料
US9167697B2 (en) 2012-11-19 2015-10-20 Samsung Display Co., Ltd. Display panel and bonding apparatus for manufacturing the same
JP2017532760A (ja) * 2014-09-03 2017-11-02 クルシアルテック カンパニー リミテッド 指紋センサーモジュール及びその製造方法
JP2020115173A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 シャープ株式会社 表示装置

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