JP2006196831A - 基板製造方法 - Google Patents

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Noriyuki Karasawa
範之 唐沢
Takahiro Ishii
崇裕 石井
Yoshiaki Sakai
良明 酒井
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Abstract

【課題】配線基板と補強板との接着力を飛躍的に高めると共に補強板の部分の打抜き加工性も向上させる基板製造方法を提供する。
【解決手段】基板製造方法は、レーザ光LBを透過する補強材17の表面に、レーザ光LBを吸収する液状の吸収材19を塗布するか、あるいはシート状の吸収材19を設ける。次いで、前記補強材17を配線基板5の上に裏返して前記吸収材19を介して配線基板5に接触せしめて仮固定する。その後、レーザ光LBを前記補強材17全体に照射して前記吸収材19を発熱せしめることにより補強材17と配線基板5をレーザ溶接した後、このレーザ溶接した部分を例えば打抜き加工により所望の形状に切断する。
【選択図】図1

Description

この発明は、基板製造方法に関し、特にフレキシブルプリント回路基板(FPC)をコネクタに電気的接続するための接続端子部分におけるフレキシブルプリント回路基板へ補強板を貼り付ける際に、配線基板と補強板との接着力を飛躍的に高めると共に補強板の部分の打抜き加工性も向上させる基板製造方法に関する。
フレキシブルプリント回路基板(以下、単に「FPC」という)の一例として、図6に示されているようなメンブレンスイッチ101がある。このメンブレンスイッチ101は、図6において上部に備えた3個のスイッチ部103と、各スイッチ部103に接続される配線基板05と、この配線基板105の図6において下部に備えた接続端子部107と、から構成されている。接続端子部107は各種機器の配線に設けたコネクタ109に挿入されて接続される構成である。
図7及び図8を併せて参照するに、上記の配線基板105は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる絶縁フィルム111の上に、箔状の導電材113を印刷などして配線パターンを形成し、さらに回路保護部材としてオーバレジスト115が配線パターンの上に積層されて構成している。
また、上記の接続端子部107にはオーバレジスト115が形成されておらず、導電材113が剥き出しとなっており、接続端子部107の配線基板105の裏面には補強板117が貼り付けられている。この補強板117の接着は、予めエポキシ樹脂接着剤や粘着剤119が塗布又は貼りつけられた補強板117を配線基板105に貼り付けるか、あるいはホットメルト系接着剤(以下、「ホットメルト材」という)が塗布又は貼りつけられた補強板117を前記配線基板105に加熱接着するものであった(例えば、特許文献1参照)。なお、配線基板105の厚さは例えば75μm、補強板117の厚さは例えば100μm又は188μmのものが用いられている。
図9を参照するに、上記のメンブレンスイッチ101は、接続端子部107がコネクタ109の嵌合穴121に挿入され、接続端子部107の剥き出しとなっている導電材113の部分がコネクタ109の嵌合穴121の内壁面から突出しているコネクタピン123の接続端子125により加圧接触されて電気的に接続される。この場合、上記の補強板117が接続端子部107の配線基板105の裏面に接着されているので、コネクタピン123の接続端子125が確実に接続端子部107の導電材113の部分を押圧することができる構造となっている。
特開2001−357919号公報
ところで、従来の基板製造方法において、特に、補強板117が接続端子部107の配線基板105の裏面に接着される方法においては、下記のような問題点があった。
(1) 粘着剤付き補強板117の場合、コネクタ109やメンブレンスイッチ101などの製品の小型化に伴って接着面積が小さくなるために、補強板117の接着部の接着力が小さくなると、補強板117の脱落(剥れ)が発生することがある。
(2) 粘着剤付き補強板117の場合、補強板117の部分を金型で打抜き加工するときに上記の粘着剤119が金型に付着することが避けられず、金型の定期的な清掃を要するので手間がかかる。
(3) 粘着剤付き補強板117の場合、ユーザーの使用環境として例えば接続端子部107とコネクタ109との嵌合状態においては、図10に示されているように、粘着剤119の層が容易に押し潰されて接続端子部107の総厚が変化するためにコネクタピン123の接続端子125による加圧力が低下し、前記接続端子125と導電材113の接触抵抗が上昇してしまう。
(4) ホットメルト材付き補強板117の場合、補強板117の部分を金型で打抜き加工するときにホットメルト材が金型に付着するため、金型の定期的な清掃を要するので手間がかかる。
(5) 「配線基板105+補強板117」の2層を重ねて打抜き加工する場合、配線基板105または補強板117の打抜き端面に糸状のバリが発生することが多いものであった。このバリが電気的な接点トラブルを招くことがあるために、バリ除去作業を要するので手間がかかる。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の基板製造方法は、レーザ光を透過する補強材の表面に、レーザ光を吸収する液状の吸収材を塗布するか、あるいはシート状の吸収材を設けた後、前記補強材を配線基板上に裏返して前記吸収材を介して配線基板に接触せしめて仮固定し、その後、レーザ光を前記補強材全体に照射して前記吸収材を発熱せしめることにより補強材と配線基板をレーザ溶接した後、このレーザ溶接した部分を所望の形状に打抜くことを特徴とするものである。
また、この発明の基板製造方法は、前記基板製造方法において、前記レーザ光が、赤外線レーザ光であることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、補強板と配線基板が従来に比して非常に強固に接合できるので、製品の小型化に伴ってたとえ溶着面積が小さくても補強板の剥れが発生しない。また、打抜き加工後の端面に糸状のバリも発生しないのでバリ除去作業を不要とし、打抜き加工性を向上できる。さらに、従来のように粘着剤を使用しないので、打抜き金型の清掃の手間を省くことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態に係る基板製造方法は、例えば図2に示されているようなメンブレンスイッチ1を例にとって説明すると、このメンブレンスイッチ1は、図2において上部に備えた3個のスイッチ部3と、各スイッチ部3に接続される配線基板5と、この配線基板5の図2において下部に備えた接続端子部7と、から構成されている。接続端子部7は各種機器の配線に設けたコネクタ9に挿入されて接続される構成である。
図3及び図4を併せて参照するに、上記の配線基板5は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる絶縁フィルム11の上に、箔状の導電材13を印刷などして配線パターンを形成し、さらに回路保護部材としてオーバレジスト15が配線パターンの上に積層されて構成している。
また、上記の接続端子部7にはオーバレジスト15が形成されておらず、導電材13が剥き出しとなっており、接続端子部7の配線基板5の裏面には補強板17が貼り付けられている。なお、配線基板5の厚さは例えば75μm、補強板17の厚さは例えば100μm又は188μmのものが用いられている。
この発明の実施の形態の基板製造方法の主要部をなす接続端子部7における配線基板5へ補強板17を貼り付ける方法について説明する。
図1(A)〜(F)を参照するに、図1(A)に示されているレーザ光を吸収できる液状の吸収材19が、図1(B)に示されているように予め補強板17の表面にコーティング(塗布)される。なお、補強板17はレーザ光を透過する材料からなる。また、上記の吸収材19としては、例えばeBIND(商品名)やクリアウェルド(商品名)などがある(ステップS1及びS2)。
また、上記の吸収材19の塗布方法としては、ダイコータなどによるコーティングやスプレー式などの方法がある。
次に、上記の吸収材付き補強板17が裏返されて配線基板5の裏面上の所望の位置に仮固定される。すなわち、図1(C)に示されているように、補強板17の吸収材19の面を配線基板5の裏面(配線パターン側の反対面)に接触させて、例えば図示しないクランプ治具により補強板17をFPC5に仮固定される(ステップS3)。
その後、図1(D)に示されているように、補強板17が配線基板5の上に仮固定された状態で、補強板17の全体にレーザ光LBが照射され、補強板17とFPC5がレーザ溶接される。
なお、レーザ光LBとしては、例えばダイオードレーザなどのレーザ加工装置21を用いて赤外線レーザが主として使用される。図1(D)においてはレーザ加工ヘッド23がスポット的なレーザ光LBを照射するが、配線基板5の平面に対してほぼ平行なX軸、Y軸の2方向に移動することにより、補強板17の全体にわたって照射するように構成されている。レーザ光LBは吸収材19に焦点が合わされており、透過材料からなる補強板17を通過して吸収材19でレーザ光LBのエネルギーが熱に変換され、この熱が伝導して補強板17と配線基板5の接触部分が溶融する。次いで、レーザ光LBがX軸、Y軸の2方向に移動すると、図1(E)に示されているように上記の溶融部分が冷却固化して補強板17と配線基板5が全体にわたって接合していくことになる(ステップS4及びS5)。
なお、レーザ溶接による溶着状態は、補強板17と配線基板5の樹脂材質、補強板17の透過率、レーザ波長などの種々の条件により左右されるものである。
また、レーザ光LBの照射方法としては、図5に示されているように、レーザ加工ヘッド23から幅広のレーザ光LBを照射するレーザ加工装置21を用いて、例えばX軸の一方向へ移動させ、より一層、短時間で溶着できるように構成しても構わない。
また、この実施の形態では液状の吸収材19を補強板17に塗布しているが、レーザ光LBを吸収できるシート状の吸収材19を補強板17と配線基板5との間に挟んでレーザ照射しても構わない。
上記のように補強板17と配線基板5をレーザ溶接した後、図1(F)の点線に示されているように、レーザ溶接した部分並びに配線基板5の他の部分が、例えば打抜き金型によって所望の形状にプレス切断される(ステップS6)。
以上のことから、補強板17と配線基板5が従来に比して非常に強固に接合できるので、製品の小型化に伴ってたとえ溶着面積が小さくても補強板17の剥れが発生しない。また、上記の同様の理由から、打抜き加工後の端面に糸状のバリが発生しないので、従来のようなバリ除去作業が不要となり、打抜き加工性を向上できる。さらに、従来のように粘着剤を使用しないため、打抜き金型に接着部が付着することがないので、打抜き金型の清掃の手間を省くことができる。
この発明の実施の形態の基板製造工程の概略説明図である。 この発明の実施の形態に係る製品であるメンブレンスイッチの平面図である。 図2のメンブレンスイッチの接続端子部の部分的な斜視図である。 図2のメンブレンスイッチの接続端子部の断面図である。 この発明の他の実施の形態のレーザ溶接工法の概略説明図である。 従来におけるメンブレンスイッチの平面図である。 図6のメンブレンスイッチの接続端子部の部分的な斜視図である。 図7のメンブレンスイッチの接続端子部の断面図である。 従来の配線基板とコネクタとの接続状態を示す断面図である。 図9のX部の拡大断面図である。
符号の説明
1 メンブレンスイッチ
3 スイッチ部
5 配線基板
7 接続端子部
9 コネクタ
11 絶縁フィルム
13 導電材
15 オーバレジスト
17 補強板
19 吸収材
21 レーザ加工装置
23 レーザ加工ヘッド

Claims (2)

  1. レーザ光を透過する補強材の表面に、レーザ光を吸収する液状の吸収材を塗布するか、あるいはシート状の吸収材を設けた後、前記補強材を配線基板上に裏返して前記吸収材を介して配線基板に接触せしめて仮固定し、その後、レーザ光を前記補強材全体に照射して前記吸収材を発熱せしめることにより補強材と配線基板をレーザ溶接した後、このレーザ溶接した部分を所望の形状に打抜くことを特徴とする基板製造方法。
  2. 前記レーザ光が、赤外線レーザ光であることを特徴とする請求項1記載の基板製造方法。
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