JP2006201309A - 回転体駆動装置および画像形成装置 - Google Patents

回転体駆動装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】イニシャル動作時に毎回補正データ生成することによるイニシャル時間の増大
及び負荷の増大をなくすことができるようにする。
【解決手段】回転板に同心軸上に環状に複数配置された被検出部と基準位置を表す被基準検出部と、これら検出部を検出する検出部と、複数の被検出部のうち2つの被検出部を両端に有する第1の区間と、両端に被検出部を有し少なくとも一端は第1の区間とは異なる第2の区間を設定し、回転板の回転時に、第1の区間と前記第2の区間が検出器を通過する通過時間を検出し、検出された通過時間に基づいて、回転体の所望周期に関する回転周期変動の振幅と位相を生成して回転周期変動を低減するように前記モータの回転を制御するとともに、前記回転周期変動を低減するための基準位置から検出手段までの補正データを算出する制御手段と、補正データを記憶する記憶手段とを備えた。
【選択図】図18

Description

本発明は、回転体を回転速度を定速で回転するように制御しながら駆動する回転体駆動
装置およびこの駆動装置によって像担持体などの回転体が駆動される画像形成装置に関す
る.
レーザ光のような光ビームを用いて像担持体である感光体に画像情報を潜像形で書き込み、現像装置によって顕像化し、転写紙などの記録媒体に転写する画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに広く使用されている.また、市場からの要求に伴い、画像をカラー処理するカラー画像形成装置も広く普及している。カラー画像形成装置としては、複数の感光体を並設し、各感光体に個別に現像装置を備え、各感光体にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それら単色トナー画像を順次転写して転写紙に合成カラー画像を形成する、いわゆるタンデム型のものが、画像形成の高速化が容易である利点によって普及している。
タンデム型の画線形成装置の一例は、図に概略構成を示すように、無端の搬送ベルト3上には、その搬送方向に沿ってイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の単色画像を形成するための4つの感光体ドラム1a,1b,1c,1dが配置され、各感光体ドラム1a,1b,1c,1dは、露光装置2a,2b,2c,2dからの光ビームによって潜像が形成される。各感光体ドラム1a.1b,1c,1dは、従動ギヤやカップリングを介してDCサーボモータなどで構成されるモータ6a,6b,6c,6dによって回転駆動されている.各感光体ドラム1a,1b,1c,1dの周囲には、図示していないが、潜像を現像する現像装置や感光体の表面を清掃するクリーニング装置がそれぞれ配置されている.現像された各感光体ドラム1a,1b,1c,1dの画像は搬送ベルト3によって搬送されてくる記録媒体である転写紙7に順に転写される。
このタンデム型の画像形成装置は、各感光体ドラムの画像を搬送ベルトにより搬送される転写紙に順次転写する直接転写方式のものであるが、各感光体ドラムで形成された画像を一旦中間転写体に順次転写した後、この中間転写体上の画像を2次となる転写装置により転写紙に一括転写する間接転写方式のものも提供されている。
このようなタンデム型画像形成装置の駆動伝達機構においては、駆動ギアの偏芯等の影
響で、感光体ドラムの回転速度にムラが発生することがある。このような回転ムラは、タ
ンデム型カラープリンタの場合、これが原因で色ずれが発生することがある。感光体の回
転ムラの影響には、駆動ギアの偏芯以外にも、駆動ギアと感光体ドラムを接続するカップ
リングの影響がある。
そこで、例えば特許文献1には、感光体ドラムの回転駆動ムラの周期を特定するための
基準マークを設けて、この基準マークを基に感光体ドラムの回転駆動を制御することが開
示されている。また特許文献2には、感光体ドラムの回転軸にエンコーダ板を設けるとと
もにエンコーダ板上のマークを検知するセンサを設けて、感光体ドラムの回転位相を検出
して回転を制御することが開示されている。さらに特許文献3には、画像形成装置の回転
体に検出パターンを形成し、このパターンを光素子により構成された速度検出手段で検出
して、回転ムラを検出することが開示されている。
特開2000−137424号公報 特開2000−250285号公報 特開2002−72816号公報
上記各特許文献においては、装置の電源をオンにしたときに、回転ムラの検知や補正を
行うようになっており、電源オン後のイニシャル(立上げ)動作時に上記検知や補正を毎
回行う必要がでてくる。そのため、イニシャル動作時間が長くなってしまう不具合がある
。また、イニシャル動作時は例えば複写機などの画像形成装置の場合、定着ローラの加熱
を行ったり、他の負荷のイニシャル動作も発生するため、さらに負荷を増大させてしまう
という不具合がある。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、イニシャル
動作時に毎回補正データ生成することによるイニシャル時間の増大及び負荷の増大を無く
すことである。
すなわち、画像形成装置における感光体ドラムのような回転体の1回転周期変動は、従
動ギヤの累積ピッチ誤差や偏芯が主な原因であり、一度補正データを取得すれば、次回の
電源オン以降もその補正データを使用して回転周期変動を低減するための制御を行うこと
が可能なこと見出したものである。
前記目的を達成するため、第1の手段は、駆動源により回転駆動する回転体と、該回転体と同心軸上に環状に複数配置された被検出部と、該被検出部と同じ環状位置に設けられた基準位置を表す被基準検出部と、前記被検出部および前記被基準検出部を検出する検出手段と、前記複数の被検出部のうち2つの被検出部を両端に有する第1の区間と、両端に被検出部を有するとともに少なくとも一端は前記第1の区間とは異なる第2の区間を設定し、前記回転体の回転時に、前記第1の区間と前記第2の区間が前記検出器を通過する通過時間を検出し、検出された通過時間に基づいて、前記回転体の所望周期に関する回転周期変動の振幅と位相を生成し、生成された位相と振幅により前記回転周期変動を低減するように前記モータの回転を制御するとともに、前記回転周期変動を低減するための前記基準位置から前記検出手段までの補正データを算出する制御手段と、前記補正データを記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記記憶手段は、前記制御手段に設けられた不揮発メモリであることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記記憶手段は、前記回転体を駆動する手段に放けられ、前記制御手段に記憶された前記補正データを送信可能な外部記憶手段であることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記制御手段は、前記回転体が交換されたときは改めて前記基準位置からの補正データを更新することを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記回転体が設けられた装置内の温度変化を検知する温度検知手段をさらに備え、前記制御手段は予め設定された温度に達したときに、前記補正データを更新することを特徽とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記制御手段は、前記回転体の回転数をカウントするカウンタを備え、該カウンタが予め設定された回数回転したときに、前記補正データの更新することを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記制御手段は、前記回転体駆動装置の動作時間を計測するタイマを備え、該タイマが予め設定された時間を計測したときに、前記補正データの更新することを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る回転体駆動装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第8の手段において、前記回転体駆動装置を各色別に備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施の形態において、駆動源はモータ6,6a,6b,6c,6dに、回転体は感光体ドラム1,1a,1b,1c,1dに、被検出都は参照番号13に、被基準検出部は参照番号17に、検出手段は検出部14に、制御手段は制御器8に、外部記憶手段はICタグ10Aに、温度検知手段は温度センサ18に、それぞれ対応する。
本発明によれば、補正データを格納し保存する記憶手段を設けているので、イニシャル動作時に毎回補正データを生成することによるイニシャル時間の増大及び負荷の増大を無くすことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。以下の説明においては、回転体
を上述した画像形成装置の感光体ドラムの場合を例にとっている。なお、上述した従来例
と実質的に同じ構成要素には、同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。従来例では4つの画像形成部を説明したが、以下の説明においては、1つの画像形成部についてのみ説明する。ただし、特段のことわりがない限り、残り3つの画像形成部も同様な構成を有している。
図1は本発明に係る回転体駆動制御装置の第1の実施の形態の概略構成園、図2は感光
体ドラム1の回転軸12の回転周期の時間特性を示すグラフ、図3は回転軸12の回転周
期の周波数特性を示すグラフ、図4は回転板12Aの構成を説明するための図である。
図1に示すように、モータ6はカップリング9aを通じて駆動ギヤ10を回転駆動する
。駆動ギヤ10は従動ギヤ11に駆動力を伝達し、従動ギヤはカップリング9b,9cを
介して感光体ドラム1を回転させる。感光体ドラム1の回転軸12にはスリット状の被検
出部18を備えた回転板12Aが設けられ、回転軸12とともに回転する。この時被検出
部13が装置本体などに支持された検出器14を通過すると、検出器14はパルス信号1
5を制御回路などが設けられた制御回路板である制御器8に送信する。制御器8は感光体
ドラム1の回転周期変動を検出して、回転周期変動を抑制するようにモータ速度基準信号
を導線16を介してモータ6に向けて送信する。
感光体ドラム1はモータ6と駆動ギヤ10と感光体ドラム1の回転軸12に固定された
従動ギヤ11により駆動される。歯車減速比はたとえば1:20である。ここで、回転駆動機構の歯車列を1段としたのは、部品点数を少なくし低コストにするためと、歯車を2
つにして歯形誤差や偏芯による伝達誤差の要因を少なくするためである。また、1段減速
機構としたことで高い減速比を設定すると、感光体ドラム1の回転軸12上にある従動ギ
ヤ11は感光体ドラム1の径より大きな大口径歯車となる。したがって、感光体ドラム1
上に換算した大口径歯車の単一ピッチ誤差は小さくなり、副走査方向の印字位置ずれと濃
度むら(バンディング)の影響が少なくなる効果もある。ただし、滅速比は感光体ドラム
1の目標回転角速度とDCモータ特性において、高効率が得られる回転角速度領域より決
定される。
この第1の実施の形態のように、駆動ギヤ10の歯教を20枚、歯車減速比を1:20
として、モータ回転数を1200rpmとしてフイードバック制御した場合、感光体ドラ
ム1の回転軸12の回転周期の時間特性と周波数特性は、図2および図3に示すようにな
る。図2および図3から判るように、感光体ドラム1の回転軸12の大きな回転周期変動
は3つある。1つは歯車噛合い周期(400Hz)で発生している回転周期変動である。
これは、歯の単一ピッチ誤差や負荷変動、慣性モーメントとの関係に起因するバックラッ
シュが主な原因である。しかしながら、この駆動機構の構成では前述したように従動ギヤ
11の径が感光体ドラム1の径より大きいので、感光体ドラム1上、つまり画像上に換算
すると、歯の単一ピッチ分の変動は小さく影響は少ない。
2つ目の変動は、モータ6の1回転(20Hz)で発生している回転周期変動である。
これは、モータ軸の駆動ギヤ10における歯の累積ピッチ誤差や偏芯による伝達誤差が主
な原因である。ただし、モータ軸の駆動ギヤ10の回転周期を、従動ギヤ11の半回転周
期の自然数分の1とすることにより、感光体ドラム1の回転中心から光書き込み位置と転
写位置へ向かう角度がπの場合は、光書き込み位置の変動と転写位置の変動が同位相とな
り、転写画像の位置ずれへの影響を低減できる。ところがこの構成だけでは搬送ベルト3
で搬送される転写紙7と感光体ドラム1間の速度差により画素の太りを抑圧できない。し
たがって、回転周期変動を抑えて、画質を向上させる必要がある。なお、この位相合わせ
をしておくと制御誤差があった時の影響が低減でき、かつ感光体ドラム1の周期変動を検
出する時の検出誤差が低減できる。また、感光体ドラム1の回転中心から光書き込み位置
と転写位置へ向かう線の角度をモータ軸が自然数回分だけ回転する角度となるようにする
とともに、感光体ドラム1の回転周期変動検出のための検出区間を通過する時間が、モー
タ軸の回転周期の自然数倍となるようにしている。
3つ日の変動は、感光体ドラム1の1回転(1Hz)で発生している回転周期変動であ
る。これは、従動ギヤ11の歯の累積ピッチ誤差や偏芯による伝達誤差が主な原因である
。また、従動ギヤ11の軸と感光体ドラム軸12との連結がカップリング9b、9cで行
われているため、両軸の軸心位置誤差や偏角も原因の一つとなる。
感光体ドラム1の回転軸12の周期変動検出装置は、図4に詳細に示すように、回転板
12Aと、この回転板12Aの外周部近傍に略90度の間隔をおいて該けられた4つのス
リット状の被検出部13と、これら被検出部13のスリットの通過検出を行う発光素子と
受光素子で構成された1つの検出器14とを有している。これにより、略180度の間隔
をおいて位置する2つの被検出部13により2つの検出区間が、これら被検出部から90
度離れて位置する2つの被検出部13により2つの検出区間がというように合計4つの検
出区間が形成されている。回転板12Aは感光体ドラム1の回転軸12を中心に回転する
ように、回転軸12上に固定されている。検出器14は、スリットの通過検出を行うよう
に発光素子と受光素子で構成され、発光素子と受光素子間にスリットである被検出部13
が通過して光の遮断を検知する構成としているが、回転板12Aの一方の面と相対するよ
うに発光素子と受光素子を配置した反射型で形成しても良い。また、この周期変動検出装置は、感光体ドラム1の回転軸12の両端のどちらに設置されても良いし、大口径歯車で
ある従動ギヤ11側に設置してもよい。ただし、大口径歯車側に構成した場合は、大口径
歯車軸と感光体ドラム1の回転軸12間の軸心位置誤差を減らす必要がある。
図5は周期変動検出装置の他の実施例を示すもので、この実施例は回転板12Aの被検
出部18を最小にした構成であり、略90度の間隔をおいて形成された3個のスリットで
構成されている。スリットによる非検出部13が構成する検出区間は3つあるが、検出区
間としては2個で良いので、余った検出区間はホーム位置判定用としても良い。
図6は周期変動検出装置のさらに他の実施例を示すもので、この実施例は 被検出部1
3は上述した第1の実施の形態における被検出都13と同様に、90度の間隔をおいて4
つ設けているが、検出器については2つの検出器14aと14bを感光体ドラム1の回転
軸12を中心に180度離れた位置に設置している。これは、感光体ドラム1の回転軸1
2の軸心に対して回転板12Aの軸心に偏芯があった場合に、その偏芯による検出誤差を
補正するためである。
図7はこの回転板12Aの偏芯による検出誤差の補正を説明するための図である。この
例では感光体ドラム1の回転軸12よりも回転板12Aの軸心20が上側に偏芯して取り
付けられている場合を例にとっている。この場合、検出器14aでは、回転軸12の上側
を構成する検出区間の角Aと角Bは、本来の感光体ドラム軸12の半回転よりも短い時間
で検出され、下側の検出区間の角Cと角Dは長い時間で検出される。同様に検出器14b
では、角Aと角Bは本来の感光体ドラム軸の半回転よりも長い時間で検出され、下側の検
出区間角Cと角Dは短い時間で検出される。したがって対角した角度を180度離れた別
々の検出器14aと14bで検出して、それらの区間の通過時間情報を平均化するような
処理をすれば偏芯の影響を打ち消すことができる。ここでは、2つの検出器14aと14
bが、感光体ドラム1の回転軸12を中心に180度離れた位置に設定しているが、任意
の角度に設置しても偏芯の影響を除去できる。周期変動を検出するための検出区間の角A
と角B、さらには角Cと角D、あるいは検出区間AとBの間の位相差の定義については後
述する。
次に、回転周期変動を検出するためにモータ6から回転体12Aまでの伝達機構の望ま
しい構成について説明する。図8は第1の実施の形態における回転板の検出区間と位相差
を説明するための図、図9は従動ギヤ11と回転軸12をユニバーサルジョイントで接続
した場合の回転軸12の回転周期の周波数特性を示すグラフである。図8において、被検
出部13で構成する検出区間AとB、あるいは検出区間AとBの間の位相差である検出区
間ABは、駆動ギヤ10が1回転する間に回転体12Aすなわち感光体ドラム1が回転す
る角度の自然数倍とする。言い換えると検出区間両端での駆動ギヤ10による回転周期変
動の位相差は、駆動ギヤ10の回転周期上で360度の整数倍とする。
ここで、図1に示す駆動機構が、図3のような周波数特性をもつ場合、感光体ドラム1
の1回転は1Hzあるから、検出区間が180度ならば2Hzの検出周期で検出している。したがって、駆動ギヤ10の1回転に相当する回転周期変動(20Hz)は常に同位相で被検出部13を通過する。なお、位相とは周期成分を三角関数で表示した時の引数のことである。物理的に位相と角度は等価(単位が同一)である。このように、検出器14の出力は感光体ドラム1の回転軸12の1回転に相当する回転周期変動(1Hz)による影響を強く受けた出力となる。前述検出区間の位相差の検出は、必ずしも駆動ギヤ10が1回転する間に回転体12Aが回転する角度の自然数倍としなくても、後述するが2回の演算をすれば検出誤差を軽減できる。この場合、演算時間がかかり、少し演算誤差が乗るが検出誤差は軽減できる。
また、カップリング9b,9cに代えてユニバーサルジョイントを用いると、図9の様
にドラム半回転に相当する回転周期変動が発生する場合がある。この場合は検出区間を1
80度に構成し、検出区間の位相差を90度にする。この構成にすることで、感光体ドラ
ム1の半回転分に相当する回転周波数変動が発生する場合がある。この場合は、感光体ド
ラム1の半回転分に相当する回転周期変動(2Hz)は、常に同位相で被検出部を通過す
る。
また、図1の構成では、駆動ギヤ10の1回転周期は、感光体ドラム1の露光装置2か
ら転写紙7への転写位置までの回転周期に対しても自然数分の1である。このような構成
により、原動ギヤ10の1回転周期にわたる歯累積ピッチ誤差や偏芯により感光体ドラム
1への回転伝達誤差が発生しても、露光位置の変動と転写位置の変動が同位相となり、転
写画像の位置ずれへの影響を抑えることができる。
さらに被検出都13で構成する検出区間が検出器14を通過する時間を、駆動ギヤ10
の1回転周期の自然数倍となるように構成する。これにより、駆動ギヤ10の回転周期変
動の影響を受けない検出ができると同時に、転写画像の位置ずれへの影響を抑えることが
できる。
次に回転周期変動を検出し補正するためのホーム位置検出部の構成と動作を、図10な
いし図13により説明する。図10はホーム位置検出部の構成を説明するための図、図1
1は被検出部13間における通過時間を説明するための図、図12はホーム位置検出部の
被基準検出部を検出したときのパルス信号を説明するための図、図13は被基準検出部の
通過を処理するための閾値を設定するためのフローチャートである。この回転周期変動を
検出し補正するためのホーム位置検出部は、図10に示すように、感光体ドラム1の回転
軸12に取り付けられた回転板12Aに環状に配役された被検出部13と同じ周上に設け
られた被基準検出部17を備えている。
図6に示したように、被検出部13同士の間は90度の間隔で配置されており、検出器
14が被検出部13を検出した時のパルス信号は、図11に示すように、おおよそ一定間
隔となる。一方、ホーム位置検出部の被基準検出部17を設けたことにより、図12に示
すように、検出器14が被基準検出部17を検出した時のパルス信号は以前のパルス時間
間隔と比較して明らかに小さくなる。したがって、以前のパルスの時間間隔と比較して小
さいパルスの時間間隔を検出したら、ホーム位置を通過したと判断することができる。
そして、図13のフローチャートのように閾値を設けることで、被基準検出部17の通
過を処理できる。すなわち、パルス信号を受信したら、直前のパルス信号から今回のパル
ス信号受信までの時間間隔を検出し(ステップS101)、時間間隔が閾値以下か否かを
チェックする(ステップS102)。閾値以下の場合は、被基準検出部17を通過したと
して処理し(ステップS103)、次のパルス信号の待ち受けとなる。閾値以下でない場
合は、時間間隔を周期変動用のデータとして処理し(ステップS103)、次のパルス信号の待ち受けとなる。
ここで、図14ないし図17を参照して、図1に示した感光体ドラム駆動制御機構の動
作について説明する。感光体ドラム駆動制御機構の動作制御は、図1に示した制御器8に
格納される制御プログラムに基づいて処理される。また、検出機構としては図4の構造を
もっているものとする。図14(a)は感光体ドラム1の1回転周期変動を軽減するため
の制御であるモータ回転角速度を補正制御するためのデータ処理から補正制御までの一例
を示すフローチャート、(b)は(a)中のモータ速度補正処理を詳細に示すフローチャート、図15は被基準検出部を基準にしたときの通過時間の関係を鋭明するための図、図16は検出部の1つをホーム位置にした時の通過時間の関係を説明するための図、図17は通過時間データと2つの検出区間および検出区間の位相差の関係を説明するための図である。
まず、感光体ドラム1の回転軸12の1回転に相当する回転周期変動を軽油する補正制
御の前に、そのための補正用情報として、回転軸1の1回転に相当する回転周期変動を検
出する。最初に電源をオンし(ステップS201)、制御器8はモータ6を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号を出力し(ステップS202)、回転駆動する。モータ6の図示しない回転角速度検出器から出力される回転速度情報より、制御器8は目標とする回転速度に達したかどうかを判断する(ステップS203)。目標とする回転速度に達しな
かった場合はステップS202に戻る。ステップS208で目標とする回転速度に達していると判断した場合は、被基準検出部17を通過した次の被検出部13を基準位置と設定する(ステップS204)。このとき、制御器8にある内蔵タイマユニットのカウンタを0に設定して時間を計測していく。
すなわち、検出器14は、感光体ドラム軸に取り付けられた被検出部13の通過時にパルス信号15を出力し、制御器8に送信する。制御器8は、パルス信号15を受信したときの内蔵タイマユニットのカウンタで計測された時間をデータメモリに記録する。予め、被検出部の数をデータとして保持しておき、総被検出数分のパルスが出力されることで感光体ドラム1回転と判断する。そして、1回転に要する時間を計測することで、感光体ドラム1回転の平均回転速度ωdを算出する(ステップS205)。この1回転に要する時間を計測する処理は、モータの速度制御に定常誤差が生じた場合に回転周期変動検出誤差を軽減できる。平均回転速度ωdを算出したら、制御器8にある内蔵タイマユニットのカウンタを0に設定する(ステップS206)。
次に図15に示すように被基準検出部17を通過した時点から被検出部13を通過した順に、通過時間をT0、T1、T2、T3と制御器8に内蔵されているデータ用メモリに記載していく(ステップS207)。このときの、通過時間データT1、T2、T3と検出区間AとB、検出区間の位相差ABの関係を図16、17に示す。そして、通過時間のデータT0、T1、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変動算出処理を実行する(ステップS208)。この処理は感光体ドラム1の回転軸12の1回転に相当する回転周期変動の位相と振幅を算出する機能を持っている(ステップS209)。感光体ドラム1の回転軸12では、図2に示したように回転周期変動が生じる。この変動成分のうち回転軸12の1回転に相当する回転変動周期の振幅をA、ホーム位置を基準とした初期位置をαとして算出する。
算出処理は、
Figure 2006201309
の方程式を解くことで求める。式(1)は左辺の逆行列を求めて解いても良いし、他の数値計算方法を利用しても良い。これで、感光体ドラム1の回転軸12の1回転周期の変動成分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αが求まる。この振幅Aと位相αの演算処理が終了後、モータ速度補正処理を実行する(ステップS210)。
モータ速度補正処理は図14(b)に示すように、まず、モータ6と感光体ドラム1の減速比を考慮して振幅A′をモータ軸回転速度の周期変動振幅に換算する(ステップS301)。次に位相αにπを加算して逆位相に換算する相α′で正弦信号を生成し(ステップS302)、現在のモータ回転目標速度ωmと合成し、補正したモータ回転目標速度ωm′を生成する(ステップS303)。補正したモータ回転目標速度ωm′はホーム位置を基準とする時間tに対し、
ωm′=ωm+A′sin(ωdXt+α′)・・・(2)
の通りに表現される。
補正したモータ回転目標速度ωm′は制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωmに記憶し(ステップS211)、そしてホーム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωmを指令信号として与える(ステップS212)。このようにして、感光体ドラム1の1
回転に相当する回転周期変動を抑制する。
このようにして補正したモータ回転速度ωm′のデータは、制御器8のメモリとして使
用されているNVRAM、ICタグ等の不揮発メモリに保存する。この保存したデータを
次回の電源オン以降のモータ回転目標速度データをして使用する。その動作制御を図18
により説明する。図18は不揮発メモリに保存された補正データを使用する場合と使用し
ない場合の動作制御のフローチャートである。
最初に、補正データが制御器8の不揮発メモリに保存されているか青かをチェックする
(ステップS401)。補正データが不揮発メモリに保存されていない場合は、図14のステップS202からステップS211までのステップと同様な処理を行う。すなわち、まず、制御器8からモータ6を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号を出力し(ステ
ップS402)、モータ6の図示しない回転角速度検出器から出力される回転速度情報よ
り、制御器8は目標とする回転速度に達したかどうかを判断する(ステップS403)。
目標とする回転速度に達しなかった場合はステップS402に戻る。ステップS403で
目標とする回転速度に達していると判断した場合は、被基準検出部17を通過した次の被検出部13を基準位置と設定し(ステップS404)、感光体ドラム1の1回転の平均回
転速度ωdを算出する(ステップS405)。次に、被基準検出部17を通過した時点か
ら被検出部13を通過した順に、通過時間をT0、T1、T2、T3と制御器8に内蔵さ
れているデータ用メモリに記憶していく(ステップS406)。そして、通過時間のデータT0、T1、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変動算出
処理を実行し(ステップS407)、感光体ドラム1の回転軸12の1回転周期の変動成
分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αが求め、モータ速度補正処理を実行する(ス
テップS408)。次に、補正したモータ回転目標速度ωm′を制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωm′に記憶する(ステップS409)。以上の処理を行った後、ホー
ム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωm′を指令信号として与える(ステップS
410)。
一方、補正データが不揮発メモリに保存されている場合は、不揮発メモリからモータ目標速度ωm′を取り出し(ステップS411)、ステップS410に進む。これにより、
イニシャル動作時に毎回補正データ生成することによるイニシャル時間の増大及び負荷の
増大を無くすことができる。
上述した第1の実施の形態では、補正したモータ回転速度ωm′を記憶する不揮発メモ
リは、交換される可能性がある制御器8に設けられているため、制御器8を交換した際に
は、不揮発メモリも新しくなるので、再度補正データを生成する必要が生じる。そこで図
19およぴ20に示す第2の実施の形態では、不揮発メモリを複写機内の交換されない場所に設置する。図19は本発明の第2の実施の形態の糖略構成図、図20はlCタグと制
御器8内のICタグの構成を示すブロック図である。この第2の実施の形態においては、
不揮発メモリとしてICタグ10Aを使用し、モータ6やモータ駆動ギヤ10上にこのICタグ10Aを設置している。17は後述する温度センサである。
ICタグ10Aは、図20に示すように、アンテナ31、送受信回路32、制御回路3
3、不揮発メモリ34、電源回路35を備えている。一方、制御器8にも、ICタグ10
A用として、アンテナ86、送受信回路37、制御回路38、不揮発メモリ89を備えて
いる。この構成において、制御器8において上述第1の実施の形態と同様に感光体ドラム
1の変動を検出し、補正データを算出後、その補正データを制御器8のアンテナ38から
ICタグ10Aに送信する。ICタグ10Aではアンテナ81によって制御器8からの補
正データを受信し、不揮発メモリ34に補正データを保存する。そして、補正データを使
用するときにはICタグ10Aから制御器8に補正データを送信してモータ回転目標速度
ωm′を算出する。これにより、制御器8が交換された時でも補正データは保存されるの
で、補正データを再度生成する必要はない。なお、モータ6やギヤ駆動ギア10が交換さ
れた際は、補正データを当然再度生成する必要が生じるので、この第2の実施の形態にお
いては、ICタグ10Aをモータ6もしくは駆動ギヤ10に設置するようにしている。
しかしながら、感光体ドラム1が交換された隙には、感光体ドラムの取り付け方によっ
ては回転周期変動が若干変動する可能性がある。そこでこの第2の実施の形態では、感光
体ドラムの交換を検知した際には、補正データを再度生成するようにする。具体的には、
まず、図示していないが、感光体ドラム1にICタグを搭載し、そのICタグに感光体ド
ラムが識別できる情報(シリアルNo.等)を記憶させておく。そして、電源をオンした
ときに制御器8によってlCタグの情報を読み込み、補正データ生成時の感光体ドラムと
異なる感光体ドラムと認識された場合は、補正データの生成を再度行うようにする。なお
、感光体ドラム以外のメンテナンス作業で一時的に感光体ドラムを外し、同じ感光体ドラ
ムを果した場合は検知できないので、この場合はサービスマンが操作部(図示しない)上
から補正データ生成を行えるような構成としておき、メンテナンス終了後補正データ生成
を行うようにする。
この制御は図21に示すフローチャートに沿って行う。図21は感光体ドラムを交換し
た場合における補正データの再生成の制御を示すフローチャートである。まず、補正デー
タがICタグ10Aに保存されているか否かをチェックする(ステップS501)。補正
データがICタグ10Aに保存されていない場合は、図18のステップS402からステ
ップ8410までのステップと同様な処理を行う。すなわち、まず、制御器8からモータ
6を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号を出力し(ステップS502)、モータ6の図示しない回転角速度検出器から出力される回転速度情報より、制御器8が目標とする
回転速度に達したかどうかを判断する(ステップS503)。目標とする回転速度に達し
なかった場合はステップS502に戻る。ステップS503で目標とする回転速度に達し
ていると判断した場合は、被基準検出部17を通過した次の被検出都13を基準位置と設定し(ステップS504)、感光体ドラム1の1回転の平均回転速度ωdを算出する(ス
テップS505)。次に、被基準検出部17を通過した時点から被検出都13を通過した
順に、通過時間をT0、T1、T2、T3とICタグ10Aに記憶していく(ステップS
506)。そして、通過時間のデータT0、T1、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変動算出処理を実行し(ステップS507)、感光体ドラム1
の回転軸12の1回転周期の変動成分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αを求め、
モータ速度補正処理を実行し(ステップS508)、補正したモータ回転目標速度ωm′
を制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωmに記憶する(ステップS509)。以上
の処理を行った後、ホーム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωmを指令信号とし
て与える(ステップS510)。最後に感光体ドラム1の識別データを取得する。これに
より新しい感光体ドラムの補正データが得られる。
一方、ステップS501において、補正データがICタグ10Aに保存されている場合
は、ICタグ10Aから感光体ドラムの識別データを確認し(ステップS512)、新規
の感光体ドラムが装着されているかを判別する(ステップS513)。新規の感光体ドラ
ムが装着されている場合は、ステップS502に進む。新規の感光体ドラムでない場合は
、ICタグ10Aから感光体ドラムのモータ回転目標速度ωを取り出し(ステップ851
4)、ステップS510に進む。このように、感光体ドラムが交換された場合、当初に生
成した補正データが使用できなくなるので、感光体ドラムの交換を検知して、補正データ
の再生成を行っており、これにより感光体ドラムが交換された場合においても回転周期変
動の補正を確実に行うことができる。このように、補正データ格納手段であるICタグ1
0Aを交換されない箇所に設置することにより、ICタグ10Aが交換されてしまうこと
による無駄な補正データの再生成を無くすことができる。
画像形成装置内で温度変化が発生した場合、感光体ドラム1の回転変動周期に影響を与
え、従動ギヤ11などのギアが収縮して、回転変動周期が変化してしまうことによって、
当初に生成した補正データが使用できなくなる可能性がある。そこで、この第2の実施の
形態においては、図19に示すように、従動ギヤ11付近に温度センサ18が設置されて
いる。この温度センサ18によって装置内の温度変化を検知し、ある閾値以上の温度変化
が発生した場合は補正データを再生成する制御を行い、温度変化が発生した場合において
も回転周期変動の補正を確実に行うことができるようになっている。すなわち、まず、最
初の補正データを取得する際に温度の情報も取得しておき、制御器8内の不揮発メモリに
保存する。従動ギヤ11は温度変化により収縮をするので、その後は常に温度の監視をし
ておき、補正データ取得時の温度Tから一定の温度ΔT以上の温度変化が発生した時に補
正データの生成を再度行い、その後は新たな補正データを使用してモータ回転目標速度ωm′を算出し、また、新たな補正データを取得した時の温度情報を基準として温度の正視
を行うようにする。
図22は温度変化が発生したときのイニシャル動作時のフローチャートである。すなわ
ち、補正データがICタグ10Aに保存されているか否かをチェックする(ステップS8
01)。補正データがICタグ10Aに保存されていない場合は、図21のステップS502からステップS510までのステップと同様な処理を行う。すなわち、まず、制御器
8からモータ6を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号を出力し(ステップS602
)、モータ6の回転角速度検出器から出力される回転速度情報より、制御器8が目標とす
る回転速度に達したかどうかを判断し(ステップS803)、目標とする回転速度に達し
なかった場合はステップS602に戻る。ステップS603で目標とする回転速度に達し
ていると判断した場合は、温度Tを温度センサ18により計測し(ステップS604)、
被基準検出部17を通過した次の被検出部13を基準位置と設定し(ステップS605)
、感光体ドラム1の1回転の平均回転速度ωdを算出し(ステップS606)、被基準検出部17を通過した時点から被検出都13を通過した順に、通過時間をT0、T1、T2、T3とICタグ10Aに記憶し(ステップS607)、通過時間のデータT0、T1、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変動算出処理を実行し(ステップS608)、感光体ドラム1の回転軸12の1直転周期の変動成分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αを求め、モータ速度補正処理を実行し(ステップS609)、補正したモータ回転目標速度ωm′を制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωmに記憶し(ステップS610)、ホーム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωmを指令信号として与える(ステップS611)。
一方、ステップS601において、補正データがICタグ10Aに保存されている場合は、変化した温度T′を温度センサ18により計測し(ステップS612)、温度TとT′の温度差がΔT以上か否かをチェックする(ステップS612)。温度差がΔT以上の場合はステップS602に進み、以下の場合はその前までの補正データを使用できるので、ICタグ10Aから感光体ドラムのモータ回転目標速度ωを取り出し(ステップS81
4)、ステップS811に進む。なお、ステップS602〜S603、ステップS605
〜S611、ステップS814は、図18のステップS402〜8403、ステップS4
04〜S411と同様な処理によって実行される。
図23は図22のイニシャル動作終了後のフローチャートである。まず、温度T′を温
度センサ18により計測し(ステップS701)、温度TとT′の温度差がΔT以上か否かをチェックし(ステップS702)、温度差がΔT以上の場合は制御器8からモータ6
を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号を出力し(ステップS703)、以下の場合
は再度ステップS701に戻り温度を計測する。ステップS703からの指令信号を受け
て、モータ6の回転角速度検出器から出力される回転速度情報より、制御器8が目標とす
る回転速度に達したかどうかを判断し(ステップS704)、目標とする回転速度に達し
なかった場合は、新たな基準温度Tを温度センサ18により計測し(ステップS705)
、被基準検出都17を通過した次の被検出部13を基準位置と設定し(ステップS706
)、感光体ドラム1の1回転の平均回転速度ωdを算出し(ステップS707)、被基準
検出部17を通過した時点から被検出部13を通過した順に、通過時間をT0、T1、T
2、T3とICタグ10Aに記憶し(ステップS708)、通過時間のデータT0、T1
、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変動算出処理を実行し
(ステップS709)、感光体ドラム1の回転軸12の1回転周期の変動成分の振幅Aと
ホーム位置を基準とした位相αを求め、モータ速度補正処理を実行し(ステップS710
)、補正したモータ回転目標速度ωm′を制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωm
を記憶し(ステップS711)、ホーム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωmを
指令信号として与える(ステップS712)。これらステップのうち、ステップS703
〜S704、ステップS706〜S712は、図18のステップS402〜S403、ス
テツプS404〜S410と同様な処理によって実行される。
このように、画像形成装置内の温度変化が発生した場合、感光体ドラムの回転変動周期
に影響を与えるギヤが収縮して、回転変動周期が変化してしまい、当初に生成した補正デ
ータが使用できなくなる可能性があるが、上述のように装置内の温度変化を検知し、ある
閾値以上の温度変化が発生した場合は補正データを再生成するように制御できるので、温
度変化が発生した場合においても回転周期変動の補正を確実に行うことができる。
この第2の実施の形態においては、感光体ドラムが長時間回転し続けることによって発
生するギヤの摩耗等の影響で、回転変動周期が変化してしまう可能性があるので、一定時
間以上回転を行った場合は、補正データを再生成する制御を行うようにして、ギヤの摩耗
等により発生する回転周期変動も確実に補正することもできる。
図24はモータ6が予め設定された時間オンしたときは新たな補正データを生成する制
御を示すフローチャート、図25はモータ6のオン時間測定の制御を示すフローチャート
である。まず、モータ6がオンしている時間を計測し、DCモータ6に設けられたICタ
グ10Aに累積オン時間を記憶させておく。そして、ICタグ10Aからモータの累積オ
ン時間が記憶されていることを確認し(ステップS801)、モータの累積オン時間が予
め設定した累積時間Xを超えたか否かをチェックする(ステップS802)。越えていな
い場合は補正データの再生成は不要であるので、ステップS801に戻る。累積時間Xを
超えた時は、新たな補正データを生成するように以下のような制御を行う。すなわち、累積時間Xを超えた時は制御器8からモータ6を目標回転角速度ωmで駆動させる指令信号
を出力し(ステップS803)、モータ6の回転角速度検出器から出力される回転速度情報より、制御器8が目標とする回転速度に達したかどうかを判断し(ステップS804)
、目標とする回転速度に達しなかった場合は、ステップS803に戻す。目標とする回転
速度に達した場合は、被基準検出部17を通過した次の被検出部13を基準位置と設定し
(ステップS805)、感光体ドラム1の1回転の平均回転速度ωdを算出し(ステップ
S806)、被基準検出部17を通過した時点から被検出部13を通過した順に、通過時
間をT0、T1、T2、T3とICタグ10Aに記憶し(ステップS708)、通過時間
のデータT0、T1、T2、Tを用いて感光体ドラム1の1回転に相当する回転周期変
動算出処理を実行し(ステップS808)、感光体ドラム1の回転軸12の1回転周期の
変動成分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αを求め、モータ速度補正処理を実行し
(ステップS809)、補正したモータ回転目標速度ωm′を制御器8のメモリ内のモー
タ回転目標速度ωm′に記憶し(ステップS810)、ホーム位置と同期をとって、モー
タ回転目標速度ωm′を指令信号として与え(ステップS811)、モータの累積オン時
間をクリアする(ステップS812)。各ステップのうち、ステップS803〜S811
は、図18のステップS402〜S410と同様な処理によって実行される。
モータ6のオン時間測定は、図25に示すように、制御器8に設けられたタイマをリセ
ットし(ステップS901)、モータ9がオンしたときにタイマをスタートさせる(ステ
ップS902)。モータがオフとなったらタイマをストップし(ステップS903)、今
回のモータのオン時間と制御器8の不揮発メモリなどに記憶されている累積オン時間に加
算し、その合計時間をICタグ10Aに記憶する(ステップS904)。
これにより、長時間回転をすることによるギヤの摩耗によって、ドラム1回転の回転周
期変動の位相や振幅が変化してしまうことによって回転周期変動の補正に影響が出る前に
新たな補正データを生成し、ギヤの摩耗の影響を受けないようにすることができる。
一方、経時変化として、ギヤの摩耗、回転体自体の重みによる駆動軸のたわみ量の変化
などが発生し、これらが回転変動周期の変化になるので、−定時間毎に補正データを再生
成する制御を行えば、回転周期変動の補正を確実に行うことができる。図26は一定時間
毎に補正データを再生成する制御を示すフローチャートである。
図26において、最初に制御器8に設けられたタイマをリセットし(ステップS100
1)、その後そのタイマをスタートさせる(ステップS1002)。装置の動作の累積時
間が予め設定した累積時間Yを超えたか否かをチェックする(ステップS1003)。越
えていない場合は、再びステップS1002に戻る。累積時間Yを超えた時は、新たな補
正データを生成するため、まず、制御器8からモータ6を目標回転角速度ωmで駆動させ
る指令信号を出力し(ステップS1004)、モータ6の回転角速度検出器から出力され
る回転速度情報より、制御器8が目標とする回転速度に達したかどうかを判断し(ステッ
プS1005)、目標とする回転速度に達しなかった場合は、ステップS1004に戻す。目標とする回転速度に達した場合は、被基準検出部17を通過した次の被検出部13を
基準位置に設定し(ステップS1006)、感光体ドラム1の1回転の平均回転速度ωd
を算出し(ステップS1007)、被基準検出部17を通過した時点から被検出都13を
通過した順に、通過時間をT0、T1、T2、T3とICタグ10Aに記憶し(ステップ
S1008)、通過時間のデータT0、T1、T2、T3を用いて感光体ドラム1の1回
転に相当する回転周期変動算出処理を実行し(ステップS1009)、感光体ドラム1の
回転軸12の1回転周期の変動成分の振幅Aとホーム位置を基準とした位相αを求め、モ
ータ速度補正処理を実行し(ステップS1010)、補正したモータ回転目標速度ωm′
を制御器8のメモリ内のモータ回転目標速度ωm′に記憶し(ステップS1011)、ホ
ーム位置と同期をとって、モータ回転目標速度ωm′を指令信号として与え(ステップS
811)、その後はステップS10011に戻る。これらステップのうち、ステップS1004〜S1012は、図18のステップS402〜S410と同様な処理によって実行される。
このように、最初の補正データ生成時から、時間の計測を開始し、予め設定した時間Y
を超えたときに新たな補正データを生成するように制御し、新たな補正データを生成した
後はまたオン時間を0にリセットして、補正データ生成後の経過時間の計測を開始するよ
うにしているが、この時、電源OFF時に全ての内部電源がOFFしてしまう例えば複写
機やプリンタのような画像形成装置の場合は、タイマ用の電池等を内蔵して、電源オフの
計測を実施し、スリーブモードなどのモードがあり、内部電源が一部ONしている画像形
成装置では、スリーブモード時も立ち上がっている電源で累積時間の測定を行うことで、
電源のON/OFFにかかわらず累積時間を計測するように構成できる。これにより、感
光体ドラム1の重みによる回転軸12のたわみ量の変化や従動ギヤの摩耗など経時変化に
よる感光体ドラム1の1回転の回転周期変動の位相や振幅の変化によって、回転周期変動
の補正に影響が出る前に新たな補正データを生成することができる。
図22、図23、図24、図26の説明においては、補正データや累積オン時間などは
ICタグ10Aに記憶するように説明したが、第1の実施の形態で説明したように、制御
器8に設けられている不揮発メモリなどに記憶するようにしてもよい。
上述した図27のようなカラー画像形成装置にあっては、4つの感光体ドラム1a,1
b,1c,1dが配置され、それぞれがモータ6a,6b,6c,6dによって回転駆動
されるようになっており、それぞれのモータの回転周期変動を抑えることによって、カラ
ー画像としての色ずれを低減している。この4つの感光体1a。1b,1c,1dについ
て同時に補正データを生成しようとすると、補正データ生成のために4つのモータ6a,
6b,6c,6dを同時に回すことになり、イニシャル時の負荷が増大してしまう。そこ
でそれぞれのモータにおいて独立して補正データを生成できるようにすれば、補正開始の
タイミングも自由に設定できる。これにより、イニシャル時の負荷に応じて補正データ生
成のタイミングをずらしたり、1つのモータにのみ補正データのずれが生じる状態となっ
た時に、単独で新たな補正データを作成することができ、負荷の増大等を防止することが
できる。
本発明に係る回転体駆動制御装置の第1の実施の形態の概略構成図である。 第1の実施の形態における回転軸の回転周期の時間特性を示すグラフである 第1の実施の形態における回転軸の回転周期の周波数特性を示すグラフである。 第1の実施の形態における周期変動検出装置の構成を説明するための図である。 周期変動検出装置の別の実施例の構成を説明するための図である。 周期変動検出装置のさらに別の実施例の構成を説明するための図である。 回転板の偏芯による検出誤差の補正を説明するための図である。 第1の実施の形態における回転板の検出区間と位相差を鋭明するための図である。 従動ギヤと回転軸をユニバーサルジョイントで接続した場合の回転軸の回転周期の周波数特性を示すグラフである。 ホーム位置検出部の構成を説明するための図である。 被検出部間における通過時間を説明するための図である。 ホーム位置検出部の被基準検出都を検出したときのパルス信号を鋭明するための図である。 被基準検出部の通過を処理するための閾値を設定するためのフローチャートである。 (a)はモータ回転角速度を補正制御するためのデータ処理から補正制御までの一例を示すフローチャート、(b)は(a)中のモータ速度補正処理の詳細を示すフローチャートである。 被基準検出部を基準にしたときの通過時間の関係を説明するための図である。 検出部の一つをホーム位置にした時の通過時間の関係を説明するための図である。 通過時間データと2つの検出区間および検出区間の位相差の関係を説明するための図である。 不揮発メモリに保存された補正データを使用する場合と使用しない場合の動作制御のフローチャートである。 本発明に係る回転体駆動制御装置の第2の実施の形態の概略構成図である ICタグと制御器内のICタグの構成を示すブロック図である。 感光体ドラムを交換した場合における補正データの再生成の制御を示すフローチャートである。 温度変化が発生したときのイニシャル動作時の制御を示すフローチャートである。 図22のイニシャル動作終了後の制御を示すフローチャートである。 モータが予め設定された時間オンしたときは新たな補正データを生成する制御を示すフローチャートである。 モータのオン時間測定の制御を示すフローチャートである。 一定時間毎に補正データを再生成する制御を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置の一例を示す槻略構成図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 感光体ドラム
2a,2b,2c,2d 露光装置
3 搬送ベルト
6,6a,6b,6c,6d モータ
7 転写紙
8 制御器
9a,9b,9c カップリング
10 駆動ギヤ
10A ICタグ
11 従動ギヤ
12 回転軸
12A 回転板
13 被検出部
14,14a,14b 検出器
17 被基準検出部
18 温度センサ
31,36 アンテナ
32,37 送受信回路
33,38 制御回路
34,39 不揮発メモリ

Claims (9)

  1. 駆動源により回転駆動する回転体と、
    該回転体と同心軸上に環状に複数配置された被検出部と、
    該被検出部と同じ環状位置に設けられた基準位置を表す被基準検出部と、
    前記被検出部および前記被基準検出部を検出する検出手段と、
    前記複数の被検出部のうち2つの被検出部を両端に有する第1の区間と、両端に被検出
    部を有するとともに少なくとも一端は前記第1の区間とは異なる第2の区間を設定し、前
    記回転体の回転時に、前記第1の区間と前記第2の区間が前記検出器を通過する通過時間
    を検出し、検出された通過時間に基づいて、前記回転体の所望周期に関する回転周期変動
    の振幅と位相を生成し、生成された位相と振幅により前記回転周期変動を低減するように
    前記モータの回転を制御するとともに、前記回転周期変動を低減するための前記基準位置から前記検出手段までの補正データを算出する制御手段と、
    前記補正データを記憶する記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする回転体駆動装置。
  2. 前記記憶手段は、前記制御手段に設けられた不揮発メモリであることを特徴とする請求
    項1記載の回転体駆動装置。
  3. 前記記憶手段は、前記回転体を駆動する手段に設けられ、前記制御手段に記憶された前
    記補正データを送信可能な外部記憶手段であることを特徴とする請求項1記載の回転体駆動装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転体が交換されたときは改めて前記基準位置からの補正データ
    を更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の回転体駆動装置。
  5. 前記回転体が設けられた装置内の温度変化を検知する温度検知手段をさらに備え、前記
    制御手段は予め設定された温度に達したときに、前記補正データを更新することを特徽とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の回転体駆動装置。
  6. 前記制御手段は、前記回転体の回転数をカウントするカウンタを備え、該カウンタが予
    め設定された回数回転したときに、前記補正データの更新することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回転体駆動装置。
  7. 前記制御手段は、前記回転体駆動装置の動作時間を計測するタイマを備え、該タイマが
    予め設定された時間を計測したときに、前記補正データの更新することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の回転体駆動装置。
  8. 請求項1ないし7に記載の回転体駆動装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記回転体駆動装置を各色別に備えていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7697867B2 (en) 2006-12-07 2010-04-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with fluctuation-pattern detection and fine-tuning-pattern correction
JP2020112704A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 キヤノン株式会社 駆動装置及び画像形成装置

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