JP2006197161A - 送信装置および受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一の周波数帯で無線および電力線を併用した通信を行う際に、送信装置および受信装置において無線および電力線の組合せを最適な態様により選択する。
【解決手段】 送信装置100において、タイマー171が所定時間を計時し、または、通信状態検出部172が通信不良を検出すると、検査タイミング検出部173は検査信号を出力すべきタイミングを検出する。検査信号送信部174から送信された検査信号は受信装置200の検査信号受信部274により受信され、受信状況判定部275における検査対象となる。検査結果は検査結果送信部276から送信装置100に返送され、検査結果受信部176により受信される。送信装置100では、検査結果に応じた送信態様で送信されるよう分配器190により制御される。
【選択図】 図16

Description

本発明は、送信装置および受信装置に関し、特に無線と電力線とを併用する送信装置、受信装置、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
インターネットの普及に伴い、家庭内へのネットワークの敷設をどのように実現するかが課題となっている。例えばADSLモデムやケーブルモデム等のモデムとパーソナルコンピュータ等の通信装置とを接続する必要がある。しかし、通信装置がモデムとは別の部屋にある場合も多く、そのような場合には部屋間をLAN(ローカルエリアネットワーク)等によって結ぶ必要があり、配線が煩雑になるおそれがある。そこで、このLANを無線通信により実現する無線LANが普及している。
この無線LANによれば、ある程度近い場所同士で間に障害物等がなければ良好な通信品質を得ることができる。しかし、距離が離れる程に通信品質が悪化してしまい、最悪の場合には通信できないところもある。また、壁や天井を1〜2枚程度通過するのであれば一般的には問題なく通信できるが、壁や天井を多く通過するような位置関係の場合や、間に金属板や水分を多く含んだ障害物がある場合には通信が困難になることがある。
これに対し、近年、家庭内の部屋間の接続手段として電力線が注目されている。家庭内で電力供給のために敷設されている電力線であれば、新たに敷設する必要もなく、配線が煩雑になるおそれもない。ただし、この電力線通信もどこでも良好に通信できるとは限らず、伝搬損失の大きな場所では通信速度が小さくなるという課題を抱えている。家庭の電力線には互いに逆相の関係の配線があり、逆相の関係にあるコンセント同士では通信しにくいと一般的に言われている。
無線を用いた場合に通信しにくい場所と電力線通信を用いた場合に通信しにくい場所は、相関性が少ないため、両者をうまく組み合わせることにより通信品質の向上が期待できる。例えば、無線通信と電力線通信のうち良好な手段を選択して通信を行うことにより通信品質を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−229790号公報(図1)
しかしながら、上述の従来技術のように無線または電力線の何れか一方を選択して通信を行うためには、送信装置と受信装置で同時に通信回線の切り換えを行わなければならず、そのような切り換えを行った上で通信回線を確立してようやく送信を開始することが可能となる。すなわち、通信を行うに際して複雑な手順と時間を要することになる。
これに対し、無線および電力線を併用すれば、通信回線の確立を待つことなく送信側および受信側が独立して処理を行うことが可能となる。但し、電力線のシールド効果は必ずしも高くないため電力線上の信号が外部に漏洩し、または、外部の電磁波が電力線上に混入する可能性がある。そのため、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用する際には、同一の符号化方式および同一の変調方式を用いれば、漏洩による影響を極力減らすことができるものと考えられる。
一方、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用する際、漏洩の態様次第では、送信装置または受信装置において一時的に無線または電力線の何れか一方の利用を停止した方が却って通信性能が向上する場合もある。この場合、受信装置は受信状態に応じて適宜調整することが可能であるが、送信装置は単独では受信装置における受信状態を把握することは困難である。
そこで、本発明は、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用した通信を行う際に、送信装置および受信装置において無線および電力線の組合せを最適な態様により選択させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段と、所定の基準によって検査信号を送信すべきタイミングを検出する検査タイミング検出手段と、上記検査タイミング検出手段により上記タイミングが検出された際に、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信させ、上記無線送信手段から第2の検査信号を送信させ、上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信させる検査信号送信手段と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する検査結果受信手段とを具備し、上記分配手段は、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信させるべきか上記検査結果に応じて制御することを特徴とする送信装置である。これにより、所定の検査タイミングによって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定時間を経過する度にその旨を通知する計時手段をさらに具備するものとして、上記検査タイミング検出手段が上記計時手段による通知がされた時点を上記タイミングとして検出するようにしてもよい。これにより、所定時間の経過を繰り返し検出して検査タイミングとして利用させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記無線による通信路および電力線による通信路における通信状態を検出する通信状態検出手段をさらに具備するものとして、上記検査タイミング検出手段が上記通信状態検出手段により上記通信状態の不良が検出されたことに起因して上記タイミングを検出するようにしてもよい。これにより、通信状態の不良を検出して検査タイミングとして利用させるという作用をもたらす。なお、このとき、上記通信状態検出手段が送信先の受信装置から通信不良報告を受けることにより上記通信状態の不良を検出するようにしてもよく、また、上記通信状態検出手段が送信先の受信装置から所定時間内に受信確認報告を受けないことにより上記通信状態の不良を検出するようにしてもよい。
また、この第1の側面において、上記分配手段により分配される通信データはOFDM信号とすることができる。これにより、OFDM信号において同じデータが変調されているサブキャリア同士で、信頼性の高いサブキャリアが選択されることが期待される。
また、本発明の第2の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から上記通信データを受信する受信装置であって、上記通信データを無線により受信する無線受信手段と、上記通信データを電力線により受信する電力線受信手段と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、上記無線送信手段から送信された第2の検査信号および上記電力線送信手段から送信された第3の検査信号が上記無線受信手段および上記電力線受信手段において上記通信データとして受信された際にそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する判定手段と、上記判定手段における判定結果を上記送信装置に返送する検査結果送信手段とを具備することを特徴とする受信装置である。これにより、送信態様に応じた検査信号を受信してその判定結果を返送させるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記第1乃至3の検査信号はOFDM信号とすることができる。これにより、OFDM信号において同じデータが変調されているサブキャリア同士で、信頼性の高いサブキャリアを選択させることができる。
また、本発明の第3の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、上記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信するべきか上記検査結果に応じて決定する手順とを具備することを特徴とする送信制御方法である。これにより、所定の検査タイミングによって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第4の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、所定時間の経過を繰り返し検出する手順と、上記所定時間の経過が検出される度に上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、上記所定時間の経過が検出される度に上記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、上記所定時間の経過が検出される度に上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信するべきか上記検査結果に応じて決定する手順とを具備することを特徴とする送信制御方法である。これにより、所定時間の経過によって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第5の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、送信先の受信装置から通信不良報告を受けたことを検出する手順と、上記通信不良報告が検出されたことに起因して上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、上記通信不良報告が検出されたことに起因して上記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、上記通信不良報告が検出されたことに起因して上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信するべきか上記検査結果に応じて決定する手順とを具備することを特徴とする送信制御方法である。これにより、通信不良報告の受信によって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第6の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、送信先の受信装置から所定時間内に受信確認報告を受信しないことを検出する手順と、上記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、上記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して上記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、上記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信するべきか上記検査結果に応じて決定する手順とを具備することを特徴とする送信制御方法である。これにより、所定時間内に受信確認報告を受信しないことによって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第7の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から上記通信データを受信する受信装置において、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、上記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、上記電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順と、上記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、上記判定結果を上記送信装置に返送する手順とを具備することを特徴とする通信品質判定方法である。これにより、送信態様に応じた検査信号を受信してその判定結果を返送させるという作用をもたらす。
また、本発明の第8の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から上記通信データを受信する受信装置において、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、上記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、上記電力線送信手段から送信された第3の検査信号を所定時間が経過するまで受信する手順と、上記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、上記判定結果を上記送信装置に返送する手順とを具備することを特徴とする通信品質判定方法である。これにより、送信態様に応じた検査信号を所定時間に限って受信してその判定結果を返送させるという作用をもたらす。
また、本発明の第9の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、上記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、上記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、上記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、上記無線送信手段および上記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により上記通信データを送信するべきか上記検査結果に応じて決定する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。これにより、所定の検査タイミングによって送信態様に応じた検査信号を送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第10の側面は、同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、上記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、上記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から上記通信データを受信する受信装置において、上記無線送信手段および上記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、上記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、上記電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順と、上記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、上記判定結果を上記送信装置に返送する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。これにより、送信態様に応じた検査信号を受信してその判定結果を返送させるという作用をもたらす。
本発明によれば、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用した通信を行う際に、送信装置および受信装置において無線および電力線の組合せを最適な態様により選択できるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における通信システムの一例を示す図である。この通信システムでは、送信装置100から送信された通信データを受信装置200が受信する。送信装置100は、無線300を介した通信を行うためのアンテナ163および電力線400を介した通信を行うための結合器164を備えている。同様に、受信装置200は、無線300を介した通信を行うためのアンテナ263および電力線400を介した通信を行うための結合器264を備えている。ここで、アンテナ163および263は電気回路における電磁エネルギーと電磁波とを相互に変換するものである。また、結合器164および264はカップラーとも呼ばれ、電気回路における電気信号を電力線に重ね合せまたは電力線から分離するために用いられる。
送信装置100は、分配器190を備える。この分配器190は、同一の通信データを少なくとも2つに分配するものである。分配器190によって分配された通信データの一方はアンテナ163によって無線送信される。また、分配器190によって分配された通信データのもう一方は結合器164によって電力線に向けて送信される。なお、この送信装置100における分配器190の位置としては、後述のように様々な配置が考えられる。
受信装置200は、判定器280および併合器290を備えている。判定器280は、アンテナ263および結合器264において受信された通信データについてそれぞれの通信品質を判定するものである。併合器290は、判定器280における判定結果に従ってアンテナ263および結合器264において受信された通信データを併合するものである。なお、この受信装置200における併合器290の位置としては、後述のように様々な配置が考えられる。
なお、本発明の実施の形態では、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用した通信を行うに際して、例えば2.4GHz帯における無線LANシステムを想定する。
以下では、まず送信装置100の具体的な構成例について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態における送信装置100の第1の実施例を示す図である。この第1の実施例による送信装置100では、符号化器111と、変調器121と、RF(Radio Frequency:高周波)回路141と、分配器190と、増幅器153および154とが順番に接続されている。
符号化器111は、通信データについて誤り訂正符号または誤り検出符号を付加するものである。変調器121は、符号化器111から入力された通信データについて所定の変調を行うものである。ここでは、無線通信および電力線通信に同じ変調方式を用いるため、変調器121は共通のものとなっている。RF回路141は、変調された通信データを所定の周波数帯に変換するものである。分配器190は、上述のように、同一の通信データを少なくとも2つに分配するものである。分配された通信データは、それぞれ増幅器153および154に入力される。増幅器153は、無線通信の規格に準ずる送信出力に応じた増幅を行う。増幅器154は、電力線通信の規格に準ずる送信出力に応じた増幅を行う。
図3は、本発明の実施の形態における送信装置100の第2の実施例を示す図である。この第2の実施例による送信装置100では、符号化器111と、変調器121と、分配器190と、RF回路143および144と、増幅器153および154とが順番に接続されている。この第2の実施例による送信装置100は、図2の第1の実施例と比べて、分配器190がRF回路の前段に接続されている点が異なる。
すなわち、この第2の実施例による送信装置100では、変調器121によって変調された同一の通信データが分配器190によって分配され、RF回路143および144に入力される。RF回路143および144は、同一の通信データについて別々に所定の周波数帯に変換し、それぞれ対応する増幅器153および154に出力する。
これら送信装置100の第1および第2の実施例では、同一の変調方式による同一の通信データが分配器190によって分配され、アンテナ163および結合器164を介して無線300および電力線400の両者によって送信される。
図4は、本発明の実施の形態における送信装置100の第3の実施例を示す図である。この第3の実施例による送信装置100はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)方式による通信を行う場合の例であり、符号化器111と、変調器121と、OFDM生成回路131と、分配器190と、RF回路143および144と、増幅器153および154とが順番に接続されている。
この第3の実施例では、第2の実施例と同様に符号化器111によって誤り訂正符号または誤り検出符号が付加されて、変調器121によって変調が行われた後、OFDM生成回路131が変調器121からの変調シンボルを各サブキャリアに割り当ててFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を施すことによってOFDM信号を生成する。そして、この同一のOFDM信号が分配器190によって分配され、RF回路143および144に入力される。RF回路143および144は、同一のOFDM信号について別々に所定の周波数帯に変換し、それぞれ対応する増幅器153および154に出力する。
このように、これら本発明の実施の形態における送信装置100によれば、同一の搬送周波数において同一の符号化方式および同一の変調方式による同一の通信データが無線300および電力線400の両者によって送信される。
次に、受信装置200の具体的な構成例について図面を参照して説明する。
図5は、本発明の実施の形態における受信装置200の第1の実施例を示す図である。この第1の実施例による受信装置200では、アンテナ263および結合器264に対応して設けられる増幅器253および254と、RF回路243および244と、併合器290と、復調器221と、復号器211とが順番に接続されている。
増幅器253および254は、アンテナ263および結合器264における受信信号を通信データとしてそれぞれ増幅して、対応するRF回路243および244に供給する。RF回路243および244は、入力された通信データをそれぞれ所定の周波数帯に変換する。
併合器290は、RF回路243および244からの通信データを併合して復調器221に供給する。復調器221は、併合器290によって併合された通信データを復調して復号器211に供給する。復号器211は、復調された通信データについて誤り訂正もしくは誤り検出を行う。誤り訂正符号として畳み込み符号が用いられる場合、復号器211としては、例えばビタビ復号回路を用いることができる。
図6は、受信装置200の第1の実施例における併合器290の構成例を示す図である。図6(a)は、RF回路243および244において検出された受信電力情報に基づいて、RF回路243および244からの通信データを併合する場合の併合器290の構成例を示す図である。RF回路243および244では、高周波レベルもしくは中間周波数レベルにおいてAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)を行っており、そのAGCのための制御電圧としてRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度表示)が検出される。図6(a)の例では、このRSSIを用いて、無線300を介した通信データまたは電力線400を介した通信データの何れか一方を選択する。
図6(a)の併合器290は、比較器292および選択器291を備えている。比較器292は、RF回路243および244から無線300におけるRSSIおよび電力線400におけるRSSIを受け取り、無線300を介した通信データまたは電力線400を介した通信データの何れを選択するべきかを誤り率に基づく指標によって判断する。選択器291は、この比較器292における判断結果に応じてRF回路243および244からの通信データを選択する。
比較器292における判断方法として様々な方法が考えられるが、一例として、受け取ったRSSIからC/N比(Carrier to Noise ratio)を算出する方法がある。このC/N比とは、キャリア信号と雑音との比と表すパラメータであり、数値が大きいほど良好な状態を表す。このC/N比は、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データのそれぞれについて、信号有りの状態のRSSIと信号無しの状態のRSSIとの比を求めることにより算出される。これにより、無線300および電力線400のうちC/N比が高い方を選択するという判断をすることができる。
図7は、C/N比とビット誤り率との関係を示す図である。図7(a)を参照すると、C/N比は変調方式毎にビット誤り率との相関関係を有している。すなわち、同じ変調方式であれば、C/N比が高い程、ビット誤り率は低くなることがわかる。
ビット誤り率として許容される目安は、例えば通常の無線LANの場合には、10−5程度、AV伝送の場合には10−10程度と言われている。そこで、図7(a)において一例としてビット誤り率が10−5のC/N比を抽出すると、図7(b)のように、QPSK変調の場合には約6デシベル、16QAM変調の場合には約12デシベル、64QAM変調の場合には約18デシベルとなることがわかる。
図6(a)の比較器292においては、上述のように無線300および電力線400のうちC/N比が高い方を選択するようにしてもよいが、信号が頻繁に切り替わることを避けるために、所定のC/N比を決めておき、その所定のC/N比よりも悪化した場合に、もう一方に切り換えるようにしてもよい。また、ここでは、C/N比を基準とした比較を想定したが、RSSI自体を基準として比較することも可能である。
図6(b)の併合器290は、反転器293および選択器291を備えている。反転器293は、復号器211における誤り訂正または誤り検出の際に判明した誤り率を受けて、その誤り率の状態に応じて無線300を介した通信データまたは電力線400を介した通信データの何れを選択するべきかを判断する。選択器291は、この反転器293における判断結果に応じてRF回路243および244からの通信データを選択する。
ここで、反転器293は、復号器211から供給される誤り率を参照して、現在復号されている信号の誤り率が例えば10−5より悪化した場合に、他方の通信データを選択するよう切り換えるようにすることができる。
なお、ここでは、図6(a)のようにRF回路243および244において抽出された値(RSSI)を用いた例や、図6(b)のように復号器211において抽出された値(誤り率)を用いた例について説明したが、一般には判断基準となる値が後段で抽出されたものである程、判断の精度が向上することが期待される。
このように、図5の受信装置200の第1の実施例によれば、復調器221および復号器211を共有して、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データを適宜選択して使用することができる。
図8は、本発明の実施の形態における受信装置200の第2の実施例を示す図である。この第2の実施例による受信装置200では、アンテナ263および結合器264に対応して設けられる増幅器253および254と、RF回路243および244と、復調器223および224と、併合器290と、復号器211とが順番に接続されている。この第2の実施例による受信装置200は、図5の第1の実施例と比べて、併合器290が復調器の後段に接続されている点が異なる。
すなわち、この第2の実施例による受信装置200では、復調器223および224によって別々に復調された通信データが併合器290によって併合され、復号器211に入力される。復号器211は、このようにして併合された通信データを復号する。
図9は、受信装置200の第2の実施例における併合器290の構成例を示す図である。図9(a)は、RF回路243および244において検出された受信電力情報に基づいて、RF回路243および244からの通信データを併合する場合の併合器290の構成例を示す図である。この図9(a)の併合器290は、比較器292と、バッファ294および295と、選択器291とを備えている。すなわち、選択器291の入力側にバッファ294および295を備えている点を除けば、図6(a)の構成と同様の構成になっている。
この受信装置200の第2の実施例では、復調器223および224の後段に併合器290が設けられているため、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データを相互に切り換える際には、復調された通信データの境目で切り換えなければならない。この切り換えタイミングを統一するため、選択器291の入力側にバッファ294および295が設けられている。なお、図5の受信装置200の第1の実施例では復調される前の段階でパケット毎に切り換えることが可能なため、選択器291の入力側のバッファは特に設けられていない。
比較器292における判断方法も図6(a)の構成と同様であり、C/N比が高い方を選択するかもしくは所定のC/N比よりも悪化した場合に他方に切り換えるようにすることができる。
図9(b)の併合器290は、バッファ294および295と、選択器291と、反転器293と備えている。すなわち、選択器291の入力側にバッファ294および295を備えている点を除けば、図6(b)の構成と同様の構成になっている。
また、反転器293における判断方法も図6(b)の構成と同様であり、復号器211から供給される誤り率が悪化した場合に、他方の通信データを選択するよう切り換えるようにすることができる。
図10は、受信装置200の第2の実施例における併合器290の他の構成例を示す図である。ここまでに説明した併合器290では、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データの何れか一方を選択して使用していたが、この図10の構成例は各通信データを合成することにより信号のC/N比を向上させようとするものである。この併合器290は、バッファ294および295と、受信電力算出回路296および297と、合成器298とを備えている。
復調器223および224からの通信データはそれぞれ対応するバッファ294および295に入力されるとともに、受信電力算出回路296および297に入力される。受信電力算出回路296および297は、復調器223および224からの通信データの受信電力を計算し、その結果を合成器298に供給する。合成器298は、受信電力算出回路296および297によって算出された受信電力に基づいてバッファ294および295からの通信データの合成比を決定して合成する。このような合成手法については既存の技術によるものと同様であり、例えば、最大比合成などの手法を採用することができる。
なお、復調器223および224は電力線および無線という異なる伝送路によって送信された信号を復調するため、受信信号の雑音レベルは両復調器間でかなり異なることが想定される。そのため、合成器298では各受信信号について雑音レベルを考慮した重みづけによる合成が行われる必要がある。すなわち、受信電力算出回路296および297は、無送信区間を利用して雑音レベルを測定しておき、さらに送信区間で受信電力を測定して、それぞれがその2つの情報を合成器298に提供する。そして、合成器298はこの2つの情報に基づいてバッファ294および295からの信号の雑音レベルと受信電力から重み付け係数を求め、その係数を各信号に乗じた後で足し合わせる。
このように、図8の受信装置200の第2の実施例によれば、別々の復調器223および224と、共通の復号器211とによって、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データを適宜選択もしくは合成して使用することができる。
図11は、本発明の実施の形態における受信装置200の第3の実施例を示す図である。この第3の実施例による受信装置200では、アンテナ263および結合器264に対応して設けられる増幅器253および254と、RF回路243および244と、復調器223および224と、復号器213および214と、併合器290とが順番に接続されている。この第3の実施例による受信装置200は、図8の第2の実施例と比べて、併合器290が復号器の後段に接続されている点が異なる。
すなわち、この第3の実施例による受信装置200では、復調器223および224によって別々に復調され、復号器213および214によって別々に復号された通信データが併合器290によって併合される。
図12は、受信装置200の第3の実施例における併合器290の構成例を示す図である。図12(a)は、復号器213および214において判明した誤り率に基づいて、復号器213および214からの通信データを併合する場合の併合器290の構成例を示す図である。この図12(a)の併合器290は、比較器292と、バッファ294および295と、選択器291とを備えている。すなわち、接続先が異なるものの、図13(a)の構成と同様の構成になっている。
また、比較器292における判断方法も図13(a)の構成と同様であり、C/N比が高い方を選択するかまたは所定のC/N比よりも悪化した場合に他方に切り換えるようにすることができる。
また、図12(a)の併合器290では、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データの何れか一方を選択して使用していたが、図12(b)の構成例のように各通信データを合成することにより信号のC/N比を向上させることができる。この図12(b)の併合器290は、図10の併合器290と同様の構成を備えている。また、合成手法についても同様に既存の技術を利用することができる。
このように、図11の受信装置200の第3の実施例によれば、別々の復調器223および224と、別々の復号器213および214とによって、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データを適宜選択もしくは合成して使用することができる。
図13は、本発明の実施の形態における受信装置200の第4の実施例を示す図である。この第4の実施例による受信装置200はOFDM方式による通信を行う場合の例であり、アンテナ263および結合器264に対応して設けられる増幅器253および254と、RF回路243および244と、OFDM受信器233および234と、併合器290と、復調器221と、復号器211とが順番に接続されている。
この第4の実施例では、第1の実施例と同様に、増幅器253および254が、アンテナ263および結合器264における受信信号を通信データとしてそれぞれ増幅して、対応するRF回路243および244に供給する。RF回路243および244は、入力された通信データをそれぞれ所定の周波数帯に変換する。
OFDM受信器233および234は、通信データからサブキャリア毎の変調信号を分離して併合器290に供給する。併合器290は、OFDM受信器233および234からのサブキャリア毎の変調信号を併合して復調器221に供給する。復調器221は、併合器290によって併合された通信データを復調して復号器211に供給する。復号器211は、復調された通信データについて誤り訂正もしくは誤り検出を行う。
図14は、受信装置200の第4の実施例における併合器290の構成例を示す図である。図14(a)は、OFDM受信器233および234からのサブキャリア毎の変調信号について選択により併合する場合の併合器290の構成例を示す図である。この図14(a)の併合器290は、受信電力算出回路296および297と、比較器292と、バッファ294および295と、選択器291とを備えている。
OFDM受信器233および234からのサブキャリア毎の変調信号はそれぞれバッファ294および295に入力されるとともに、受信電力算出回路296および297に入力される。受信電力算出回路296および297は、サブキャリア毎の変調信号の受信電力を計算し、その結果を比較器292に供給する。比較器292はサブキャリア毎の変調信号を比較して、無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データの何れを選択すべきかを選択器291に指示する。選択器291は、比較器292からの指示に従って、バッファ294および295から供給されたサブキャリア毎の変調信号について無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データの何れか一方を選択する。
また、図14(a)の併合器290では、OFDM受信器233および234からのサブキャリア毎の変調信号について無線300を介した通信データおよび電力線400を介した通信データの何れか一方を選択して使用していたが、図14(b)の構成例のように各通信データを合成することにより信号のC/N比を向上させることができる。この図14(b)の併合器290は、図10の併合器290と同様の構成を備えている。また、合成手法についても同様に既存の技術を利用することができる。
このように、これら本発明の実施の形態における受信装置200によれば、同一の搬送周波数において同一の符号化方式および同一の変調方式による同一の通信データを無線300および電力線400の両者により受信して、何れか一方を選択し、もしくは、両者を合成して使用することができる。
図15は、本発明の実施の形態における送信装置100と受信装置200との間の通信経路の態様を示す図である。同一の搬送周波数を用いることを想定すると、無線300を介した通信路と電力線400を介した通信路とは独立ではなく、互いに干渉が生じる。すなわち、図15(a)のように、送信装置100のアンテナ163から無線300に放射された信号は電力線400に漏れ込んで結合器264によって受信され、また、送信装置100の結合器164から電力線400に注入された信号は電力線400から漏洩してアンテナ263によって受信される。
図15(b)は通信経路の組合せを示したものであり、送信装置100からみると、無線300および電力線400の両者から送信する場合、無線300のみから送信する場合、および、電力線400のみから送信する場合の3通りを考えることができる。一方、受信装置200からみると、無線300および電力線400の両者を受信する場合、無線300のみを受信する場合、および、電力線400のみを受信する場合の3通りを考えることができる。従って、これらの組合せとして、図15(b)に示す9通りの通信経路を想定することができる。
これらの通信経路の組合せにおいて、受信装置200側では、無線300および電力線400の両者を受信するか、無線300のみを受信するか、または、電力線400のみを受信するかを受信状況に応じて判断して適宜切り換えることができる。しかし、送信装置100側では、受信装置200における受信状況を単独で判断することはできない。そこで、受信装置200における受信状況を送信装置100に通知することにより、送信装置100における送信態様を切り換える機構について説明する。
図16は、本発明の実施の形態における通信経路選択のための機能構成を示す図である。この図において、送信装置100は、タイマー171と、通信状態検出部172と、検査タイミング検出部173と、検査信号送信部174と、検査結果受信部176と、分配器190とを備えている。また、受信装置200は、タイマー271と、検査信号受信部274と、受信状況判定部275と、検査結果送信部276とを備えている。
タイマー171は、所定時間を経過する度にその旨を検査タイミング検出部173に通知するタイマーである。また、通信状態検出部172は、無線300による通信路および電力線400による通信路における通信状態を検出するものである。この場合の通信状態の検出方法としては、例えば、受信装置200において通信不良が検出された際に受信装置200から通知を受け取るようにする方法や、受信装置200においてデータを受け取る度に受取り確認を返送させるようにしてその受取り確認が返送されない場合に通信不良とみなす方法などが考えられる。
検査タイミング検出部173は、所定の基準によって検査信号を送信すべき検査タイミングを検出するものである。例えば、タイマー171によって所定時間の経過が通知された時点を検査タイミングとして採用してもよく、また、通信状態検出部172において通信状態の不良が検出されたことに起因して検査タイミングとしてもよい。
検査信号送信部174は、検査タイミング検出部173により検査タイミングが検出された際に検査信号を送信するものである。この検査信号としては、例えば、無線300および電力線400の両者から送信する場合、無線300のみから送信する場合、および、電力線400のみから送信する場合の3通りの検査信号を順次送信することが考えられる。
一方、タイマー271は、送信装置100から3通りの検査信号を順次受信する際に要する時間を計時するタイマーである。このタイマー271がタイムアウトした場合には3通りの検査信号を全て受信していなくても検査信号の受信は一旦終了される。検査信号受信部274は、検査信号送信部174から送信された検査信号を受信して、受信状況判定部275に供給するものである。受信状況判定部275は、供給された検査信号について誤り率に基づく指標によって通信品質を判定する。例えば、上述のように無線300および電力線400の両者から送信する場合、無線300のみから送信する場合、および、電力線400のみから送信する場合の3通りの検査信号を受信したとすると、それら3つの検査信号のうち何れの通信品質がより良いかを判定する。このときの指標としては、復号器211、213または214において検出された誤り率を用いてもよく、また、この誤り率に相関のあるC/N比やRSSIを用いてもよい。検査結果送信部276は、このようにして求められた検査結果を送信装置に返送する。
検査結果受信部176は、検査結果送信部276から返送された検査結果を受信して、分配器190に供給する。分配器190は、この検査結果に応じて、無線300および電力線400の両者から送信させるか、無線300のみから送信させるか、または、電力線400のみから送信させるかを制御する。
このようにして、検査タイミング検出部173における検査タイミングの検出をトリガーとして検査信号が送信されて、その検査結果に応じて無線300および電力線400の両者または一方の何れかの態様により通信データが送信されるようになる。
次に本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の動作について図面を参照して説明する。
図17は、本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの一例を示す図である。まず、送信装置100においてタイマー171が所定時間を計時(511)し、その旨が検査タイミング検出部173によって検出されると、これをトリガーとして検査信号送信部174が受信装置200に対して、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次送信(514乃至516)する。ここで、検査信号Aは無線300および電力線400の両者により送信され、検査信号Bは無線300のみにより送信され、また、検査信号Cは電力線400のみにより送信されるものと想定されるが、これらの順序は不同である。
受信装置200では、検査信号受信部274が検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次受信(614乃至616)する。そして、受信状況判定部275により受信状況の判定(617)が行われる。この検査結果は、検査結果送信部276により送信装置100に送信(618)される。
送信装置100では、受信装置200からの検査結果を検査結果受信部176が受信(518)する。この検査結果に応じて分配器190は送信経路の切換え(519)を行う。これにより、無線300および電力線400の両者により送信するか、無線300のみにより送信するか、または、電力線400のみにより送信するかの何れかの経路により送信が行われるようになる。
図18は、本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの一例の変形例を示す図である。図17の例では、受信装置200において使用中の受信方法により固定的に受信状況を判定していたが、図18のように受信方法を変更しながら受信するようにしてもよい。例えば、3つの検査信号A、BおよびCを送信装置100から一定周期で3回送信するようにすれば、受信装置200では3通りの受信方法で受信状況を判定することができる。すなわち、最初の3つの検査信号A、BおよびCを無線のみで受信し、次の3つの検査信号A、BおよびCを電力線のみで受信し、その次の3つの検査信号A、BおよびCを無線および電力線の両者で受信することにより、最良の受信方法を選択することができるようになる。この場合、検査結果報告も一定周期で受信装置200から送信装置100に送信される。
図19は、本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの他の例を示す図である。送信装置100と受信装置200との間において通常の通信データの送信(521)および受信(621)が行われている間、受信装置200において通信不良が検出されるとその旨が送信(622)される。
送信装置100では、通信状態検出部172が通信不良の旨を受信(522)すると、検査タイミング検出部173が検査タイミングを検出する。そして、これをトリガーとして検査信号送信部174が受信装置200に対して、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次送信(524乃至526)する。これら検査信号の内容は図17の例と同様である。
受信装置200では、検査信号受信部274が検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次受信(624乃至626)する。そして、受信状況判定部275により受信状況の判定(627)が行われる。この検査結果は、検査結果送信部276により送信装置100に送信(628)される。
送信装置100では、受信装置200からの検査結果を検査結果受信部176が受信(528)する。この検査結果に応じて分配器190は送信経路の切換え(529)を行う。これにより、無線300および電力線400の両者により送信するか、無線300のみにより送信するか、または、電力線400のみにより送信するかの何れかの経路により送信が行われるようになる。
図20は、本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの他の例の変形例を示す図である。図19の例では、受信装置200において使用中の受信方法により固定的に受信状況を判定していたが、図20のように受信方法を変更しながら受信するようにしてもよい。例えば、3つの検査信号A、BおよびCを送信装置100から連続して3回送信するようにすれば、受信装置200では3通りの受信方法で受信状況を判定することができる。すなわち、最初の3つの検査信号A、BおよびCを無線のみで受信し、次の3つの検査信号A、BおよびCを電力線のみで受信し、その次の3つの検査信号A、BおよびCを無線および電力線の両者で受信することにより、最良の受信方法を選択することができるようになる。この場合、検査結果報告は3通りの受信が行われた後で受信装置200から送信装置100に送信される。
図21は、本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れのさらに他の例を示す図である。送信装置100と受信装置200との間において通常の通信データの送信(531)および受信(631)が行われている間、受信装置200からは常に受信確認報告(ACK)が送信(632)される。しかし、通信状態が悪化した等の理由により、受信装置200において通信データを受信できないために受信確認報告を送信できず、もしくは、受信装置200において受信確認報告をしたものの送信装置100においてその受信確認報告の受信に失敗する場合があり、その場合には結果として送信装置100における受信確認報告の受信ができない(532)ことになる。
送信装置100において受信確認報告の受信がされない場合、通常は通信データの再送が行われる。しかし、それによっても受信確認報告の受信がされない場合には、これをトリガーとして検査信号送信部174が受信装置200に対して、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次送信(534乃至536)する。これら検査信号の内容は図17の例と同様である。
受信装置200では、検査信号受信部274が検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次受信(634乃至636)する。そして、受信状況判定部275により受信状況の判定(637)が行われる。この検査結果は、検査結果送信部276により送信装置100に送信(638)される。
送信装置100では、受信装置200からの検査結果を検査結果受信部176が受信(538)する。この検査結果に応じて分配器190は送信経路の切換え(539)を行う。これにより、無線300および電力線400の両者により送信するか、無線300のみにより送信するか、または、電力線400のみにより送信するかの何れかの経路により送信が行われるようになる。
図22は、本発明の実施の形態における送信装置100の処理手順を示す流れ図である。検査タイミング検出部173が検査タイミングを検出すると(ステップS911)、検査信号送信部174は受信装置200に対して、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次送信する(ステップS912乃至S914)。ここで、検査信号Aは無線300および電力線400の両者により送信され、検査信号Bは無線300のみにより送信され、また、検査信号Cは電力線400のみにより送信される。
その後、検査結果受信部176が検査結果を受信すると(ステップS915)、分配器190はその検査結果に応じて送信経路を切り換える(ステップS916)。
図23は、本発明の実施の形態における受信装置200の処理手順を示す流れ図である。検査信号受信部274は、送信装置100からの検査信号を待ち(ステップS921、S922)、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cの何れかを受信するとその都度(図示しない)メモリに保存する(ステップS923)。このとき、タイマー271が動作中でなければ(ステップS924)、タイマー271が起動されて(ステップS925)、再び検査信号の受信体勢に戻る。また、タイマー271が動作中の場合、検査信号受信部274が検査信号A、BおよびCの3つを全て受信していなければ(ステップS926)、タイマー271がタイムアウトしていない限り(ステップS927)、再び検査信号の受信体勢に戻る。
一方、検査信号受信部274が検査信号A、BおよびCの3つを全て受信した場合、もしくは、それら3つを受信していないがタイマー271がタイムアウトしている場合には、受信状況判定部275は、これら検査信号A、BおよびCについて受信状況を判定し、何れの検査信号が最良であるかの検査結果を生成する(ステップS930)。そして、検査結果送信部276は、その検査結果を送信装置100に対して送信する(ステップS928)。その後、タイマー271は、次に検査信号を受信するまで停止する(ステップS929)。
図23は、本発明の実施の形態における受信装置200の処理手順を示す流れ図である。検査信号受信部274は、送信装置100からの検査信号を待ち(ステップS921)、検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cを順次受信する(ステップS922乃至S924)。受信状況判定部275は、これら検査信号A、検査信号B、および、検査信号Cについて受信状況を判定し、何れの検査信号が最良であるかの検査結果を生成する(ステップS925)。そして、検査結果送信部276は、その検査結果を送信装置100に対して送信する(ステップS926)。
図24は、本発明の実施の形態における受信状況判定部275の処理手順を示す流れ図である。検査信号Aの誤り率をaとし(ステップS931)、検査信号Bの誤り率をbとし(ステップS932)、そして、検査信号Cの誤り率をcとする(ステップS933)。また、誤り率の最良値を表すXに対して暫定的にaを設定しておく(ステップS934)。
検査信号Bの誤り率を表すbが誤り率の最良値を表すXよりも小さければ(ステップS935)、誤り率の最良値を表すXにbを設定する(ステップS937)。そして、さらに検査信号Cの誤り率を表すcが誤り率の最良値を表すXよりも小さければ(ステップS938)、検査信号Bが最良であると判定する(ステップS942)。逆に、ステップS938において検査信号Cの誤り率を表すcが誤り率の最良値を表すXよりも小さくなければ、検査信号Cが最良であると判定する(ステップS943)。
一方、ステップS935において検査信号Bの誤り率を表すbが誤り率の最良値を表すXよりも小さくなければ、検査信号Cの誤り率を表すcと誤り率の最良値を表すXとを比較する。これにより、検査信号Cの誤り率を表すcが誤り率の最良値を表すXよりも小さければ(ステップS936)、検査信号Cが最良であると判定する(ステップS943)。逆に、ステップS936において検査信号Cの誤り率を表すcが誤り率の最良値を表すXよりも小さくなければ、検査信号Aが最良であると判定する(ステップS941)。
このように、本発明の実施の形態によれば、同一の搬送周波数で無線および電力線を併用した通信を行う際に、送信装置100から送信態様毎に所定の検査信号を送信し、受信装置200の受信状況判定部275において判定された検査結果を送信装置100に返送することにより、その検査結果に応じた送信態様で送信されるよう分配器190に分配させることができる。
なお、本発明の実施の形態では送信装置と受信装置に分けて説明したが、実際には送信装置と受信装置を一体とした通信装置同士で双方向通信が行われるのが一般的であり、そのような場合でも本発明は上述の手段により実現可能である。
また、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1乃至6において、分配手段は例えば分配器190に対応する。また、無線送信手段は例えばアンテナ163に対応する。また、電力線送信手段は例えば結合器164に対応する。また、検査タイミング検出手段は例えば検査タイミング検出部173に対応する。また、検査信号送信手段は例えば検査信号送信部174に対応する。また、検査結果受信手段は例えば検査結果受信部176に対応する。
また、請求項3において、通信状態検出手段は例えば通信状態検出部172に対応する。
また、請求項7または8において、無線受信手段は例えばアンテナ263に対応する。また、電力線受信手段は例えば結合器264に対応する。また、判定手段は例えば受信状況判定器275に対応する。また、検査結果送信手段は例えば検査結果送信部276に対応する。
また、請求項9乃至12または14において、無線送信手段および電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順は例えばステップS912に対応する。また、無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順は例えばステップS913に対応する。また、電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順は例えばステップS914に対応する。また、第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順は例えばステップS915に対応する。また、無線送信手段および電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により通信データを送信するべきか検査結果に応じて決定する手順は例えばステップS916に対応する。
また、請求項10において、所定時間の経過を繰り返し検出する手順は例えばステップS911に対応する。
また、請求項11において、送信先の受信装置から通信不良報告を受けたことを検出する手順は例えばステップS911に対応する。
また、請求項12において、送信先の受信装置から所定時間内に受信確認報告を受信しないことを検出する手順は例えばステップS911に対応する。
また、請求項13または16において、無線送信手段および電力線送信手段から送信された第1の検査信号、無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順は例えばステップS921に対応する。また、第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順は例えばステップS930に対応する。また、判定結果を送信装置に返送する手順は例えばステップS928に対応する。
また、請求項14において、無線送信手段および電力線送信手段から送信された第1の検査信号、無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順は例えばステップS921に対応する。また、第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順は例えばステップS927およびS930に対応する。また、判定結果を送信装置に返送する手順は例えばステップS928に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の活用例として、例えば通信システムにおいて無線および電力線を併用した通信を行う際に本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態における通信システムの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100の第1の実施例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100の第2の実施例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100の第3の実施例を示す図である。 本発明の実施の形態における受信装置200の第1の実施例を示す図である。 受信装置200の第1の実施例における併合器290の構成例を示す図である。 C/N比とビット誤り率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態における受信装置200の第2の実施例を示す図である。 受信装置200の第2の実施例における併合器290の構成例を示す図である。 受信装置200の第2の実施例における併合器290の他の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における受信装置200の第3の実施例を示す図である。 受信装置200の第3の実施例における併合器290の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における受信装置200の第4の実施例を示す図である。 受信装置200の第4の実施例における併合器290の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100と受信装置200との間の通信経路の態様を示す図である。 本発明の実施の形態における通信経路選択のための機能構成を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの一例の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れの他の例の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100および受信装置200の処理の流れのさらに他の例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置100の処理手順を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における受信装置200の処理手順を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における受信状況判定部275の処理手順を示す流れ図である。
符号の説明
100 送信装置
111 符号化器
121 変調器
131 OFDM生成回路
141、143、144 RF回路
153、154 増幅器
163 アンテナ
164 結合器
171 タイマー
172 通信状態検出部
173 検査タイミング検出部
174 検査信号送信部
176 検査結果受信部
190 分配器
200 受信装置
211、213、214 復号器
221、223、224 復調器
233、234 OFDM受信器
243、244 RF回路
253、254 増幅器
263 アンテナ
264 結合器
274 検査信号受信部
275 受信状況判定部
276 検査結果送信部
280 判定器
290 併合器
291 選択器
292 比較器
293 反転器
294、295 バッファ
296、297 受信電力算出回路
298 合成器
300 無線
400 電力線

Claims (16)

  1. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、
    前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、
    前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段と、
    所定の基準によって検査信号を送信すべきタイミングを検出する検査タイミング検出手段と、
    前記検査タイミング検出手段により前記タイミングが検出された際に、前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信させ、前記無線送信手段から第2の検査信号を送信させ、前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信させる検査信号送信手段と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する検査結果受信手段とを具備し、
    前記分配手段は、前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信させるべきか前記検査結果に応じて制御することを特徴とする送信装置。
  2. 所定時間を経過する度にその旨を通知する計時手段をさらに具備し、
    前記検査タイミング検出手段は、前記計時手段による通知がされた時点を前記タイミングとして検出することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 前記無線による通信路および電力線による通信路における通信状態を検出する通信状態検出手段をさらに具備し、
    前記検査タイミング検出手段は、前記通信状態検出手段により前記通信状態の不良が検出されたことに起因して前記タイミングを検出することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  4. 前記通信状態検出手段は、送信先の受信装置から通信不良報告を受けることにより前記通信状態の不良を検出することを特徴とする請求項3記載の送信装置。
  5. 前記通信状態検出手段は、送信先の受信装置から所定時間内に受信確認報告を受けないことにより前記通信状態の不良を検出することを特徴とする請求項3記載の送信装置。
  6. 前記分配手段により分配される通信データはOFDM信号であることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  7. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から前記通信データを受信する受信装置であって、
    前記通信データを無線により受信する無線受信手段と、
    前記通信データを電力線により受信する電力線受信手段と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、前記無線送信手段から送信された第2の検査信号および前記電力線送信手段から送信された第3の検査信号が前記無線受信手段および前記電力線受信手段において前記通信データとして受信された際にそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段における判定結果を前記送信装置に返送する検査結果送信手段と
    を具備することを特徴とする受信装置。
  8. 前記第1乃至3の検査信号はOFDM信号であることを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  9. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、
    前記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、
    前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信するべきか前記検査結果に応じて決定する手順と
    を具備することを特徴とする送信制御方法。
  10. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、
    所定時間の経過を繰り返し検出する手順と、
    前記所定時間の経過が検出される度に前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、
    前記所定時間の経過が検出される度に前記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、
    前記所定時間の経過が検出される度に前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信するべきか前記検査結果に応じて決定する手順と
    を具備することを特徴とする送信制御方法。
  11. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、
    送信先の受信装置から通信不良報告を受けたことを検出する手順と、
    前記通信不良報告が検出されたことに起因して前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、
    前記通信不良報告が検出されたことに起因して前記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、
    前記通信不良報告が検出されたことに起因して前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信するべきか前記検査結果に応じて決定する手順と
    を具備することを特徴とする送信制御方法。
  12. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、
    送信先の受信装置から所定時間内に受信確認報告を受信しないことを検出する手順と、
    前記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、
    前記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して前記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、
    前記受信確認報告の不受信が検出されたことに起因して前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信するべきか前記検査結果に応じて決定する手順と
    を具備することを特徴とする送信制御方法。
  13. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から前記通信データを受信する受信装置において、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、前記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、前記電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、
    前記判定結果を前記送信装置に返送する手順と
    を具備することを特徴とする通信品質判定方法。
  14. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から前記通信データを受信する受信装置において、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、前記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、前記電力線送信手段から送信された第3の検査信号を所定時間が経過するまで受信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、
    前記判定結果を前記送信装置に返送する手順と
    を具備することを特徴とする通信品質判定方法。
  15. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置において、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から第1の検査信号を送信する手順と、
    前記無線送信手段から第2の検査信号を送信する手順と、
    前記電力線送信手段から第3の検査信号を送信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号の通信品質に関する検査結果を受信する手順と、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段の両者または一方の何れの態様により前記通信データを送信するべきか前記検査結果に応じて決定する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 同一の通信データを少なくとも2つに分配する分配手段と、前記通信データの分配された一方を無線により送信する無線送信手段と、前記通信データの分配された他方を電力線により送信する電力線送信手段とを備える送信装置から前記通信データを受信する受信装置において、
    前記無線送信手段および前記電力線送信手段から送信された第1の検査信号、前記無線送信手段から送信された第2の検査信号、または、前記電力線送信手段から送信された第3の検査信号の少なくとも1つを受信する手順と、
    前記第1乃至3の検査信号のうち受信された検査信号についてそれぞれ誤り率に基づく指標によって何れの検査信号の通信品質がより良いかを判定する手順と、
    前記判定結果を前記送信装置に返送する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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