JP6305255B2 - 水中通信システム及び水中通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、水中で音響通信を行う技術に関する。
特許文献1には、音響信号をスペクトラム拡散符号化することについて記載されている。特許文献1では、これにより、通信品質の向上を図っている。
特許文献2には、直交変調を用いた通信において、同相成分、直交成分の各々に同一の同期シンボルを付加して送受信することについて記載されている。特許文献2では、これにより、通信品質の向上を図っている。
特許文献3には、OFDM(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing)により周波数分割多重した音響信号を、共振周波数が異なるリング型振動子を使用して音波の周波数帯と異ならせることで双方向通信を行うことについて記載されている。特許文献3では、これにより、低消費電力による周波数分割多重の実現と、通信品質の向上とを図っている。
特許文献4には、受信した音響信号内のスタートパルス信号を検出し、それ以降の信号を受信することについて記載されている。特許文献4では、これにより、通信品質の向上を図っている。
特許文献5には、CDMA(Code Division Multiple Access)通信方式においてRAKE受信における通信品質を評価してパラメータを変更することについて記載されている。特許文献5では、これにより、通信品質の向上を図っている。
特開2005−295378号公報 特開2006−109279号公報 特開2012−209865号公報 特開2004−015762号公報 特開2001−211099号公報
水中では、地面、水中構造物、水面、船舶等の影響でマルチパスが多く発生する。また、水中の音速は約1500m/secと、陸上無線機器の電波の速度3×10m/secと比較して遅い。そのため、遅延波の到来時間が、送信から次の送信までの時間(以下、ガードインターバルという)を超えるマルチパスが発生する場合が多い。その結果、通信品質が劣化してしまう。また、ガードインターバルをマルチパスの遅延時間以上に設定する必要があり、通信のリアルタイム性が劣っている。
この発明は、水中において、通信品質を高めるとともに、通信のリアルタイム性を高めることを目的とする。
この発明に係る水中通信システムは、
複数の水中通信装置を備え、水中で通信を行う水中通信システムであり、
各水中通信装置は、
送信データを受信するデータ受信部と、
前記データ受信部が受信した送信データを、サンプリングタイミングをずらしてサンプリングすることにより、複数の受信データを生成する受信データ生成部と、
前記受信データ生成部が生成した各受信データに対してエラーを検出するエラー検出部と、
前記エラー検出部が検出したエラーが少ない受信データを選択する受信データ選択部と
を備えることを特徴とする。
この発明に係る水中通信システムでは、サンプリングタイミングをずらして送信データをサンプリングして受信データを生成して、エラーの少ない受信データを選択する。これにより、ガードインターバルを超えるマルチパスが発生する水中においても通信品質を高めることができる。また、ガードインターバルを短くすることができるため、通信のリアルタイム性を高めることができる。
実施の形態1に係る水中通信システム10の構成図。 実施の形態1に係る水中通信システム10の処理を示すフローチャート(1)。 実施の形態1に係る水中通信システム10の処理を示すフローチャート(2)。 実施の形態1に係る音響通信信号を示す図。 シミュレーション条件を示す図。 シミュレーションにおけるマルチパスの設定を示す図。 シミュレーションの結果を示す図(1)。 シミュレーションの結果を示す図(2)。 シミュレーションの結果を示す図(3)。 シミュレーションの結果を示す図(4)。 シミュレーションの結果を示す図(5)。 実施の形態2に係る水中通信システム10の構成図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る水中通信システム10の構成図である。
水中通信システム10は、水中機器基地局100と、水中機器端末局200とを備える。水中機器基地局100及び水中機器端末局200は、水中通信装置の例である。
ここでは、水中機器基地局100から水中機器端末局200へデータを送信する場合を例として説明する。水中機器端末局200から水中機器基地局100へデータを送信する場合も、水中機器基地局100から水中機器端末局200へデータを送信する場合と同様である。
水中機器基地局100は、送信機110と、複数の受信機120と、信号選択部130(受信機選択部)と、送受信制御部140(搬送波数決定部、間隔決定部)とを備える。
送信機110は、符号化部111と、搬送波変調部112と、アナログアンプ113と、水中スピーカー114(データ送信部、品質情報送信部)とを備える。
受信機120は、後述する水中機器端末局200が備える受信機220と同じ構成である。前述した通り、水中機器基地局100から水中機器端末局200へデータを送信する場合を例として説明するため、図1では、受信機120の詳細な構成については省略している。
水中機器端末局200は、送信機210と、複数の受信機220と、信号選択部230(受信機選択部)と、送受信制御部240(搬送波数決定部、間隔決定部)とを備える。
送信機210は、前述した水中機器基地局100が備える送信機110と同じ構成である。前述した通り、水中機器基地局100から水中機器端末局200へデータを送信する場合を例として説明するため、図1では、送信機210の詳細な構成については省略している。
受信機220は、水中マイク221(データ受信部)と、アナログアンプ222と、RAKE受信機223(受信データ生成部)と、複数の受信データ処理部224と、受信データ選択部225とを備える。各受信データ処理部224は、搬送波復調部226と、復号部227と、エラー検出部228とを備える。
図2、図3は、実施の形態1に係る水中通信システム10の処理を示すフローチャートである。
初めに、水中機器基地局100が動作する。まず、送受信制御部140が搬送波の数を決定する(S101)。1回目のS101では、搬送波の数は初期値に決定される。
そして、送信機110において、符号化部111が送信データを符号化し(S102)、搬送波変調部112が、S101で決定された数の搬送波を用いて、送信データを搬送波変調して音響通信信号を生成する(S103)。アナログアンプ113が音響通信信号を増幅し(S104)、水中スピーカー114が増幅された音響通信信号を水中機器端末局200へ送信する(S105)。
続いて、水中機器端末局200が動作する。まず、送受信制御部240が、音響通信信号をサンプリングするサンプリング間隔を決定する(S201)。1回目のS201では、サンプリング間隔は初期値に決定される。
すると、各受信機220において、水中マイク221が音響通信信号を受信し(S202)、アナログアンプ222が音響通信信号を増幅する(S203)、RAKE受信機223が、決定されたサンプリング間隔毎にサンプリングタイミングをずらして音響通信信号をサンプリングすることにより、複数の受信データを生成する(S204)。そして、受信データ毎に対応する受信データ処理部224において、搬送波復調部226が受信データを搬送波復調し(S205)、復号部227が復号して(S206)、エラー検出部228がエラーを検出する(S207)。すると、受信データ選択部225が、S205、S206で処理された複数の受信データから、S207で検出されたエラーが最も少ない受信データを選択する(S208)。
そして、信号選択部230が、各受信機220の受信データ選択部225が選択した受信データから、S207で検出されたエラーが最も少ない受信データを選択する(S209)。水中機器端末局200では、ここで選択された受信データを、水中機器基地局100が送信したデータとして採用する。
また、送受信制御部240が搬送波の数を決定する(S210)。1回目のS210では、搬送波の数は初期値に決定される。そして、送信機210が送信データを音響通信信号として水中機器基地局100へ送信する(S211)。この処理は、水中機器基地局100の送信機110の処理(S102〜S105)と同様であるため、説明を省略する。但し、送信機210は、送信データとともに、各受信データ処理部224のエラー検出部228で検出されたエラー情報を第1通信品質情報として水中機器基地局100へ送信する。
続いて、水中機器基地局100が動作する。まず、送受信制御部140がサンプリング間隔を決定する(S106)。1回目のS106では、サンプリング間隔は初期値に決定される。そして、各受信機120が音響通信信号を受信し(S107)、信号選択部130がエラーが最も少ない受信データを選択する(S108)。この処理は、水中機器端末局200の受信機220及び信号選択部230の処理(S202〜S209)と同様であるため、説明を省略する。
続いて、処理をS101へ戻して、送受信制御部140が搬送波の数を決定する。2回目以降のS101では、送受信制御部140は、第1通信品質情報に基づき、搬送波の数を決定する。具体的には、送受信制御部140は、第1通信品質情報が示す品質が高く、かつ、送信データの容量を増加させたい場合には、データ当たりの割り当て搬送波の数が少なくなるように、搬送波の数を決定する。一方、送受信制御部140は、第1通信品質情報が示す品質が低い場合には、データ当たりの割り当て搬送波の数が多くなるように、搬送波の数を決定する。送受信制御部140は、他の場合には、搬送波の数を現在の設定のままとする。
そして、S102〜S105で送信データが水中機器端末局200へ送信される。但し、送信機110は、送信データとともに、受信機120が備える各受信データ処理部で検出されたエラー情報を第2通信品質情報として水中機器端末局200へ送信する。
続いて、S201で送受信制御部240が、サンプリング間隔を決定する。2回目以降のS201では、送受信制御部240は、第1通信品質情報に基づき、サンプリング間隔を決定する。具体的には、送受信制御部240は、第1通信品質情報が示す品質が高い場合には、サンプリング間隔が長くなるように、サンプリング間隔を決定する。一方、送受信制御部240は、第1通信品質情報が示す品質が低い場合には、サンプリング間隔が短くなるように、サンプリング間隔を決定する。
そして、S202〜S209で、各受信機120が音響通信信号を受信し、信号選択部130がエラーが最も少ない受信データを選択する。
続いて、S210で送受信制御部240が搬送波の数を決定する。2回目以降のS210では、送受信制御部240は、第2通信品質情報に基づき搬送波の数を決定する。具体的には、送受信制御部240は、第2通信品質情報が示す品質が高く、かつ、送信データの容量を増加させたい場合には、データ当たりの割り当て搬送波の数が少なくなるように、搬送波の数を決定する。一方、送受信制御部240は、第2通信品質情報が示す品質が低い場合には、データ当たりの割り当て搬送波の数が多くなるように、搬送波の数を決定する。送受信制御部240は、他の場合には、搬送波の数を現在の設定のままとする。
そして、S211で送信機210が送信データを音響通信信号として、新たな第1通信品質情報とともに水中機器基地局100へ送信する。
続いて、S106で送受信制御部140がサンプリング間隔を決定する。2回目以降のS106では、送受信制御部140は、第2通信品質情報に基づき、サンプリング間隔を決定する。具体的には、送受信制御部140は、第2通信品質情報が示す品質が高い場合には、サンプリング間隔が長くなるように、サンプリング間隔を決定する。一方、送受信制御部140は、第2通信品質情報が示す品質が低い場合には、サンプリング間隔が短くなるように、サンプリング間隔を決定する。
そして、各受信機120が音響通信信号を受信し(S107)、信号選択部130がエラーが最も少ない受信データを選択する(S108)。
これ以降、送信データがある限り、S101から処理が繰り返される。
なお、第1通信品質情報及び第2通信品質情報が示す品質が高いとは、例えば、全ての受信機において検出されたエラーの数が予め定められた閾値以下の場合や、一部の受信機において検出されたエラーの数が予め定められた閾値以下の場合である。逆に、第1通信品質情報及び第2通信品質情報が示す品質が低いとは、例えば、全ての受信機において検出されたエラーの数が予め定められた閾値より多い場合や、一部の受信機において検出されたエラーの数が予め定められた閾値より多い場合である。
図4は、実施の形態1に係る音響通信信号を示す図である。
音響通信信号は、トレーニングシンボル(単位データ)毎に分割される。図4では、トレーニングシンボルAからトレーニングシンボルXまでに分割されている。そして、各トレーニングシンボルは、ガードインターバルと、送信データとで構成される。
S204でRAKE受信機223は、各トレーニングシンボルについて、サンプリングタイミングをずらしてサンプリングすることにより、複数の受信データを生成する。そして、各トレーニングシンボルについての複数の受信データが受信データ処理部224で処理され、各トレーニングシンボルについて最もエラーが少ない受信データが選択される。
また、音響通信信号が生成される際、符号化部111によって送信データの符号化が行われる。ここで、符号化部111は、トレーニングシンボル毎に、スクランブル符号やインターリーブ系列等を変更して送信データを符号化する。これにより、同じ送信データであっても、異なる符号に符号化される。
以上のように、実施の形態1に係る水中通信システム10では、サンプリングタイミングをずらして送信データをサンプリングして複数の受信データを生成し、エラーの少ない受信データを選択するという選択型RAKEを用いる。これにより、ガードインターバルを超えるマルチパスが発生する水中においても通信品質を高めることができる。また、ガードインターバルを短くすることができるため、通信のリアルタイム性を高めることができる。また、妨害波を受けた場合であっても、妨害波の影響を軽減できる。
また、実施の形態1に係る水中通信システム10では、通信品質が低いほどデータ当たりの搬送波の数を増やす周波数ダイバーシティーを用いる。これにより、より通信品質と通信のリアルタイム性とを高めることができ、また妨害波の影響を軽減できる。
また、実施の形態1に係る水中通信システム10では、複数の受信機120,220を用いて、エラーの少ない受信データを選択するというアンテナダイバーシティーを用いる。これにより、より通信品質と通信のリアルタイム性とを高めることができ、また妨害波の影響を軽減できる。
以上のことから、実施の形態1に係る水中通信システム10は、ガードインターバルを超えるマルチパスが多く発生する水中においても、通信品質と通信のリアルタイム性とを高めることができ、また妨害波の影響を軽減できる。
その結果、従来は、水中で安定した通信を実現するためには、通信する装置の位置関係を、比較的マルチパスの少ない鉛直方向に配置する必要があった。しかし、このような通信する装置の位置に関する制約もなくなる。
また、実施の形態1に係る水中通信システム10では、トレーニングシンボル毎にスクランブル符号やインターリーブ系列等が変更されて送信データが符号化される。これにより、秘匿性の高い通信が可能となる。
なお、データ当たりの搬送波の数を増やすとマルチパスに対しての強度は高くなるが、信号処理の負荷が高くなってしまう。しかし、実施の形態1に係る水中通信システム10は、通信品質が高い場合には、データ当たりの搬送波の数を減らす。そのため、信号処理に不要に高い負荷がかかることはない。
実施の形態1に係る水中通信システム10についてシミュレーションを行った結果について説明する。
図5は、シミュレーション条件を示す図である。
シミュレーション条件は、ベースバンド帯域幅が40kHzである。搬送波変調にはOFDMを用いる。そして、OFDMサブキャリア数が128である。OFDMシンボル長が3.2msである。ガードインターバル長が0.8msである。OFDMシンボル数が10である。パケット長が48msである。一次変調がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)であり、最大32kbps(kilobits per second)である。誤り訂正が畳み込み符号であり、符号化率が1/2である。マルチパスの最大遅延時間が0.5,1,2,4,6,8,10,12msである。マルチパスのDU比(Desired to Undesired signal ratio)が6dBである。CN比(Carrier to Noise ratio)が4〜24dBである。アンテナ数が1本、2本、3本、4本である。符号拡散率が1,2,3,4である。RAKE受信の選択候補数(RAKE受信機223で1つの音響通信信号から生成される受信データ数)が16である。通信の繰り返し回数が4000〜20000回である。
図6は、シミュレーションにおけるマルチパスの設定を示す図である。
図6において、時刻0は、音響通信信号を示している。Max Delayは、最大の遅延時間であり、Max Delayが0.8msを超えると、ガードインターバルを超えた遅延となり、Max Delyaが4.0msを超えると、OFDMシンボル長とガードインターバル長との合計を超えた遅延となる。DU比は、時刻0の音響通信信号と、マルチパスとの合成レベルが同一としている。つまり、ここでは4波としているため、1波当たりのDU比が6dBをワーストケースとしている。
図7から図11は、シミュレーションの結果を示す図である。図7から図11では、縦軸が符号誤り率BERを示し、横軸がMax Delayを示している。
図7では、選択型RAKEと周波数ダイバーシティーとアンテナダイバーシティーとのいずれも用いていない未対策(1)と、周波数ダイバーシティーとアンテナダイバーシティーとを用いた場合(2)と、選択型RAKEと周波数ダイバーシティーとアンテナダイバーシティーとを用いた場合(3)との結果を示している。特に、(2)と(3)については、アンテナが1本の場合(2)a,(3)aと、アンテナが2本の場合(2)b,(3)bと、アンテナが3本の場合(2)c,(3)cと、アンテナが4本の場合(2)d,(3)dとの結果を示している。なお、周波数ダイバーシティーについては、1データ当たりの搬送波の数を4としている。
図8では、周波数ダイバーシティーのみを用いた場合(4)の結果を示している。特に、1データ当たりの搬送波の数が1の場合(4)aと、1データ当たりの搬送波の数が2の場合(4)bと、1データ当たりの搬送波の数が3の場合(4)cと、1データ当たりの搬送波の数が4の場合(4)dとの結果を示している。
図9では、未対策の場合(1)と、選択型RAKEのみを用いた場合(5)の結果を示している。
図10では、アンテナダイバーシティーのみを用いた場合(6)と、アンテナダイバーシティーと選択型RAKEを用いた場合(7)との結果を示している。特に、アンテナが1本の場合(6)a,(7)aと、アンテナが2本の場合(6)b,(7)bと、アンテナが3本の場合(6)c,(7)cと、アンテナが4本の場合(6)d,(7)dとの結果を示している。
図11では、周波数ダイバーシティーのみを用いた場合(8)と、周波数ダイバーシティーと選択型RAKEとを用いた場合(9)との結果を示している。特に、1データ当たりの搬送波の数が1の場合(8)a,(9)aと、1データ当たりの搬送波の数が2の場合(8)b,(9)bと、1データ当たりの搬送波の数が3の場合(8)c,(9)cと、1データ当たりの搬送波の数が4の場合(8)d,(9)dとの結果を示している。
符号誤り率BERが10−3以下であることを、安定した通信が可能であることの条件とする。
すると、未対策(1)の場合は、Max Delayがガードインターバルの0.8ms以下であっても、符号誤り率BERが10−3を超えており、安定した通信ができない。一方、他の場合は、Max Delayがガードインターバルの0.8msであれば、符号誤り率BERが10−3以下であり、安定した通信ができる。
周波数ダイバーシティーのみを用いた場合(4)(8)と、選択型RAKEのみを用いた場合(5)と、アンテナダイバーシティーのみを用いた場合(6)と、これらのうちの2つを組み合わせて用いた場合(2)(7)(9)とは、Max DelayがOFDMシンボル長とガードインターバル長との合計4.0msになると、安定した通信ができない。一方、3つを組み合わせて用いた場合(3)は、Max DelayがOFDMシンボル長とガードインターバル長との合計4.0msであっても、安定した通信ができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、水中機器基地局100と1台の水中機器端末局200とを備える水中通信システム10について説明した。実施の形態2では、複数の水中機器端末局200を備える水中通信システム10について説明する。
実施の形態2では、実施の形態1と同じ部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分を説明する。
図12は、実施の形態2に係る水中通信システム10の構成図である。
実施の形態2に係る水中通信システム10は、複数の水中機器端末局200を備える点が、図1に示す実施の形態1に係る水中通信システム10と異なる。
図2、図3に基づき、実施の形態2に係る水中通信システム10の処理について説明する。
実施の形態2に係る水中通信システム10では、S105で水中機器基地局100が音響通信信号を各水中機器端末局200へ送信される。そして、S201からS209で各水中機器端末局200が動作し、S105で送信された音響通信信号が処理される。
また、S201からS209で各水中機器端末局200が動作し、音響通信信号が水中機器基地局100へ送信される。そして、S106からS108で水中機器基地局100が各水中機器端末局200から送信された音響通信信号について処理する。
なお、以上の説明では、水中機器基地局100と水中機器端末局200との間で通信することを説明した。しかし、例えば、水中機器端末局200間(第1水中機器端末局200と第2水中機器端末局200との間)で通信してもよい。この場合、上述した説明における水中機器基地局100を第1水中機器端末局200と読み替え、上述した説明における水中機器端末局200を第2水中機器端末局200と読み替えればよい。
また、水中機器基地局100を介して、水中機器端末局200間(第1水中機器端末局200と第2水中機器端末局200との間)で通信してもよい。この場合、第1水中機器端末局200が水中機器基地局100へ送信したデータを、水中機器基地局100が第2水中機器端末局200へ送信し、第2水中機器端末局200が水中機器基地局100へ送信したデータを、水中機器基地局100が第1水中機器端末局200へ送信すればよい。
また、実施の形態1〜2に係る水中機器基地局100及び水中機器端末局200を構成する「〜部」として説明した要素は、例えば、ソフトウェアで実現することができる。また、「〜部」として説明した要素は、例えば、回路、装置で実現することもできる。
10 水中通信システム、100 水中機器基地局、110 送信機、111 符号化部、112 搬送波変調部、113 アナログアンプ、114 水中スピーカー、120 受信機、130 信号選択部、140 送受信制御部、200 水中機器端末局、210 送信機、220 受信機、221 水中マイク、222 アナログアンプ、223 RAKE受信機、224 受信データ処理部、225 受信データ選択部、226 搬送波復調部、227 復号部、228 エラー検出部、230 信号選択部、240 送受信制御部。

Claims (7)

  1. 複数の水中通信装置を備え、水中で通信を行う水中通信システムであり、
    各水中通信装置は、
    送信データを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部が受信した送信データを、サンプリングタイミングをずらしてサンプリングすることにより、複数の受信データを生成する受信データ生成部と、
    前記受信データ生成部が生成した各受信データに対してエラーを検出するエラー検出部と、
    前記エラー検出部が検出したエラーが少ない受信データを選択する受信データ選択部と
    を備えることを特徴とする水中通信システム。
  2. 前記各水中通信装置は、
    前記データ受信部と前記受信データ生成部と前記エラー検出部と前記受信データ選択部とを有する複数の受信機と、
    各受信機が有する受信データ選択部が選択した受信データのうち、エラーが少ない受信データを選択する受信機選択部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の水中通信システム。
  3. 前記各水中通信装置は、さらに、
    各受信データに対して検出されたエラーから得られる通信品質情報に応じて、送信データをサンプリングするサンプリング間隔を決定する間隔決定部
    を備え、
    前記受信データ生成部は、前記データ受信部が次に受信した送信データを、前記間隔決定部が決定したサンプリング間隔毎にサンプリングタイミングをずらしてサンプリングする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水中通信システム。
  4. 前記各水中通信装置は、さらに、
    各受信データに対して検出されたエラーから得られる通信品質情報を、通信の相手先の水中通信装置へ送信する品質情報送信部と、
    通信の相手先の水中通信装置が備える前記品質情報送信部が送信した通信品質情報に応じて、送信データのデータ量当たりの搬送波の数を決定する搬送波数決定部と、
    前記搬送波数決定部が決定した数の搬送波を用いて、送信データを送信するデータ送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の水中通信システム。
  5. 前記各水中通信装置は、さらに、
    送信データを符号化する符号化部であって、単位データ毎に、同じデータであっても異なる符号に変換されるように制御して符号化する符号化部と、
    前記符号化部が符号化した送信データを送信するデータ送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の水中通信システム。
  6. 前記水中通信システムは、前記水中通信装置である基地局と、前記水中通信装置である複数の端末局とを備え、
    各端末局は、前記基地局と通信する
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の水中通信システム。
  7. 水中で通信する水中通信装置であり、
    送信データを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部が受信した送信データを、サンプリングタイミングをずらしてサンプリングすることにより、複数の受信データを生成する受信データ生成部と、
    前記受信データ生成部が生成した各受信データに対してエラーを検出するエラー検出部と、
    前記エラー検出部が検出したエラーが少ない受信データを選択する受信データ選択部と
    を備えることを特徴とする水中通信装置。
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