JP2006194570A - 空調機及び空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】導入する外気等の処理空気の潜熱負荷と顕熱負荷を全て処理でき、さらに室内空気等の熱源空気で発生する潜熱負荷をも処理することが可能な空調機を提供すること。
【解決手段】ヒートポンプ回路を内蔵した外調機200である。ヒートポンプ回路は、圧縮機203と、膨張弁205と、気液接触手段を有し熱源空気(排気)と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器204と、処理空気(外気)と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器206と、第2熱交換器206に投入される前の処理空気(外気)と第2熱交換器206を通過した後の処理空気(外気)との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器207とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は排気等の熱源空気をヒートシンクとするヒートポンプ回路を備えた外調機(外気調和機)等の空調機(空気調和機)に関し、特に全熱処理能力が大きく、また処理する全熱に占める潜熱の割合が大きく、従って外気等の処理空気の顕熱負荷と潜熱負荷と室内空気等の熱源空気で発生する潜熱負荷を一括して処理することが可能な空調機に関するものである。
また本発明は前記空調機を用いた空調システムに関し、特に潜熱負荷の除去にのみ高質なエネルギーを使用し、顕熱負荷の除去には低質なエネルギーを使用する空調システムに関するものである。
従来、室内の空気から熱回収して屋外に排気し、且つこの回収熱を利用して屋外からの外気を熱交換して室内へ給気するヒートポンプ回路を備えた外調機がある。図1は従来の排気ヒートシンク型ヒートポンプ回路を備えた外調機100の概略構成図である。同図に示すようにこの外調機100は、外気を室内に導入する外気ファン101と、室内に導入した外気と同量程度を室内から屋外へ排気する排気ファン102と、冷媒を圧縮する圧縮機103と、圧縮された冷媒と前記排気ファン102による排気との間で熱交換する空冷凝縮器104と、凝縮した冷媒を減圧する膨張弁105と、膨張した冷媒と前記外気ファン101による外気との間で熱交換する蒸発器106とを備えてなる排気ヒートシンク型ヒートポンプ回路を備えて構成されている。
そして以上のように構成された外調機100において、例えば、外気ファン101と排気ファン102の風量をそれぞれ600kg/hで略同量とし、室内の温度を27.0℃とし、室内の絶対湿度を0.01115kg/kg(DA)とし、屋外の温度を33.0℃とし、屋外の絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)とし、従って外気が室内に対して保有する顕熱負荷が1.00kWであり、潜熱負荷が3.74kWである場合、排気ファン102によって室内から吸い込まれた排気は、空冷凝縮器104において凝縮温度54.6℃の冷媒と熱交換し、温度を27.0℃から49.1℃まで昇温して、3.70kWを顕熱として冷媒から受け取り、これを屋外へ放出する。
また、外気ファン101によって屋外から導入された外気は、蒸発器106において蒸発温度20.0℃の冷媒との熱交換によって、温度を33.0℃から23.9℃まで下降して1.52kWの顕熱負荷を除去され、また絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)から0.01655kg/kg(DA)まで減湿して1.49kWの潜熱負荷を除去された後、室内へ供給される。
しかしながらこの従来の外調機100の場合、外気の顕熱負荷については十分に除去可能だが、潜熱負荷については、その40%(外調機の潜熱除去量1.49kW/外気潜熱負荷3.74kW)程度しか除去することができない。つまり、導入する外気と同量程度の排気をヒートシンクとして利用するヒートポンプ回路において空冷凝縮器104を使用する場合は、ヒートシンクとなる排気は顕熱の形態でしか熱搬送ができないため、冷媒が排気へ放出できる熱量は少量に限られ、従って、蒸発器106で冷媒が外気から除去できる負荷熱量も少量に限られるという問題があった。
一方前記外調機100を用いて構成される従来の空調システムとして図2に示す構造のものがある。この空調システムは、前記図1に示す外調機100と、室内空調機110と、室内空調機110に供給する冷水を製造する熱源設備120とを具備して構成されている。
そして、室内の機器発熱等の顕熱負荷が8.00kWで、室内の人員等の潜熱負荷が1.64kWであるとすると、室内空調機110で除去する顕熱負荷は7.48kW(室内顕熱負荷8.00kW+外気顕熱負荷1.00kW−外調機100の顕熱除去量1.52kW)であり、室内空調機110で除去する潜熱負荷は3.89kW(室内潜熱負荷1.64kW+外気潜熱負荷3.74kW−外調機100の潜熱除去量1.49kW)である。
しかしながら室内空調機110で潜熱負荷を除去するためには、室内空気を露点以下まで冷却する必要があるため、熱源設備120は、5℃〜7℃程度の高質な冷水を製造して室内空調機110に供給する必要があり、従って、熱源設備120のCOP(成績係数)が低下し、空調システム全体のCOPが低下するという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、導入する外気等の処理空気の潜熱負荷と顕熱負荷を全て処理でき、さらに室内空気等の熱源空気で発生する潜熱負荷をも処理することが可能な空調機を提供することにある。
また本発明の目的は、導入する外気等の処理空気の潜熱負荷と顕熱負荷を全て除去でき、さらに室内空気等の熱源空気の潜熱負荷をも除去することが可能な空調機を用いることにより、別途設置する空調機に熱媒を供給する熱源設備のCOPが向上し、空調システム全体のCOPを向上させることが可能な空調システムを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、ヒートポンプ回路を内蔵した空調機において、前記ヒートポンプ回路は、少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路であり、さらに前記第2熱交換器に投入される前の処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器を備えたことを特徴とする空調機にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記ヒートポンプ回路は、冷媒の流れ方向を逆転する冷媒流路切替手段を備えるとともに、第1熱交換器の気液接触手段を停止することで、この第1熱交換器を前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用させるとともに、第2熱交換器を前記処理空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させる構成を具備することを特徴とする請求項1に記載の空調機にある。
本願請求項3に記載の発明は、処理空気ファンと、熱源空気ファンと、少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路と、前記第2熱交換器に投入される前の処理前処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理後処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器とを備え、さらに前記圧縮機の容量を操作する容量操作手段と、制御対象空気の湿度を検出する湿度センサと、前記湿度センサで検出する湿度検出値と湿度設定値との比較により除湿要求の有無を判断するとともに、除湿要求があると判断した場合には、前記湿度検出値が湿度設定値になるように前記容量操作手段を操作する除湿制御部とを備えたことを特徴とする空調機にある。
本願請求項4に記載の発明は、制御対象空気の温度を検出する温度センサと、前記温度センサで検出する温度検出値と温度設定値との比較により冷却要求の有無を判断するとともに、冷却要求があり、かつ除湿要求がないと判断した場合には、前記温度検出値が温度設定値になるように前記容量操作手段を操作する温度制御部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の空調機にある。
本願請求項5に記載の発明は、前記第3熱交換器をバイパスするように流路を切り替える第3熱交換器バイパス手段と、除湿要求がないと判断した場合に前記第3熱交換器バイパス手段を作動させて、第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器バイパス制御部とを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の空調機にある。
本願請求項6に記載の発明は、前記第3熱交換器は、ロータの回転により第2熱交換器に投入される前の処理前処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理後処理空気との間で顕熱を熱交換する回転式熱交換器であり、除湿要求がないと判断した場合にロータの回転を停止して第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器回転制御部を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の空調機にある。
本願請求項7に記載の発明は、前記第2熱交換器で凝縮滴下したドレンを前記第1熱交換器の気液接触手段の接触液として用いることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載の空調機にある。
本願請求項8に記載の発明は、前記ヒートポンプ回路は、冷媒の流れ方向を逆転する冷媒流路切替手段と、第1熱交換器の気液接触手段を停止する気液接触停止手段とを備え、前記冷媒流路切替手段により冷媒の流れ方向を逆転するとともに、前記気液接触停止手段により第1熱交換器の気液接触手段を停止することで、この第1熱交換器を熱源空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用させ、第2熱交換器を処理空気と冷媒との間で熱交換をする凝縮器として作用させることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7に記載の空調機にある。
本願請求項9に記載の発明は、前記温度制御部は、前記温度センサで検出する温度検出値と温度設定値との比較により加熱要求の有無を判断するとともに、加熱要求があると判断した場合には、前記温度検出値が温度設定値になるように前記容量操作手段を操作する温度制御部であることを特徴とする請求項8に記載の空調機にある。
本願請求項10に記載の発明は、前記第2熱交換器を通過した後、前記第3熱交換器にいたる空気流路中に加湿手段を備え、前記湿度センサで検出する湿度検出値と湿度設定値との比較により加湿要求の有無を判断するとともに、加湿要求があると判断した場合には、前記湿度検出値が湿度設定値になるように、前記加湿手段と前記容量操作手段を組み合わせて操作する加湿制御部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の空調機にある。
本願請求項11に記載の発明は、前記第3熱交換器バイパス制御部は、加湿要求がないと判断した場合に、前記第3熱交換器バイパス手段を作動させて第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器バイパス制御部であることを特徴とする請求項10に記載の空調機にある。
本願請求項12に記載の発明は、前記第3熱交換器回転制御部は、加湿要求がないと判断した場合に、前記第3熱交換器のロータの回転を停止して第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器回転制御部であることを特徴とする請求項10に記載の空調機にある。
本願請求項13に記載の発明は、前記空調機は、前記処理空気が屋外から室内に導入される外気であり、前記熱源空気が室内から屋外へ排気される排気であり、且つ前記処理空気ファンが屋外から室内へ外気を取り込む外気ファンによって構成され、前記熱源空気ファンが室内から屋外へ排気する排気ファンによって構成される外調機であることを特徴とする請求項3乃至12の内の何れかに記載の空調機にある。
本願請求項14に記載の発明は、前記外気ファンの風量を操作する外気風量操作手段と、前記排気ファンの風量を操作する排気風量操作手段と、屋外温度を検出する外気温度センサと、前記外気温度センサで検出する外気温度検出値と室内温度設定値との比較により外気導入による冷却効果の有無と、室内湿度に与える影響の程度と、省エネルギー効果を総合的に判断するとともに、冷却効果があり、かつ室内湿度に与える影響の程度が小さく、かつ省エネルギー効果があると判断した場合には、外気ファンの風量を最大限に保持するように前記外気風量操作手段を操作し、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部とを備えたことを特徴とする請求項13に記載の空調機にある。
本願請求項15に記載の発明は、前記空調機は、さらに室内CO2濃度を検出する室内CO2センサを備え、前記風量制御部は、前記室内CO2センサで検出する室内CO2濃度検出値により最小限の外気風量を決定して外気ファンの風量を最小限に保持するように前記外気風量操作手段を操作するとともに、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部であることを特徴とする請求項14に記載の空調機にある。
本願請求項16に記載の発明は、前記外気ファンの風量を操作する外気風量操作手段と、前記排気ファンの風量を操作する排気風量操作手段と、室内CO2濃度を検出する室内CO2センサと、前記室内CO2センサで検出する室内CO2濃度検出値により最小限の外気風量を決定して外気ファンの風量を最小限に保持するように前記外気風量操作手段を操作するとともに、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部とを備えたことを特徴とする請求項13に記載の空調機にある。
本願請求項17に記載の発明は、前記圧縮機をバイパスするように冷媒流路を切り替える圧縮機バイパス手段と、前記膨張弁をバイパスするように冷媒流路を切り替える膨張弁バイパス手段と、前記圧縮機を停止し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器による顕熱交換を停止するとともに、前記第1熱交換器は、前記気液接触手段を作動して前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器は前記処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させる、フリークーリング制御部とを備えたことを特徴とする請求項3乃至16の内の何れかに記載の空調機にある。
本願請求項18に記載の発明は、前記空調機は、さらに冷媒ポンプを備え、前記フリークーリング制御部は、前記圧縮機を停止し、前記冷媒ポンプを運転し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器による顕熱交換を停止するとともに、前記第1熱交換器は、前記気液接触手段を作動して前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器は前記処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させる、フリークーリング制御部であることを特徴とする請求項17に記載の空調機にある。
本願請求項19に記載の発明は、空調の潜熱負荷を主として除去する空調機と、空調の顕熱負荷を除去する顕熱除去手段と、顕熱除去手段に対して冷房時には冷熱媒を供給し、暖房時には温熱媒を供給する熱源設備から構成される空調システムにおいて、前記空調機は、ヒートポンプ回路を内蔵した空調機であって、前記ヒートポンプ回路は、少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路であり、さらに前記第2熱交換器に投入される前の処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器を備えることを特徴とする空調システムにある。
本願請求項20に記載の発明は、前記顕熱除去手段は輻射パネル等の輻射伝熱手段であることを特徴とする請求項19に記載の空調システムにある。
本願請求項1に記載の発明によれば、まず、熱源空気と熱交換する第1熱交換器を気液接触型とし、冷媒から放出される熱量を顕熱と潜熱の形態で熱源空気に搬送させ、これによって熱源空気が搬送可能な熱量を増大させる。これにより第2熱交換器で冷媒が処理空気から除去可能な負荷熱量を増大することが可能となる。
さらに、第3熱交換器を設置し、第2熱交換器に投入される前の処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理空気との間で顕熱のみを熱交換するので、第2熱交換器では冷媒が処理空気から除去する負荷熱量のうちに占める潜熱負荷の割合を増加させることができる。
即ちこの発明によれば、熱源空気をヒートシンクとして利用するヒートポンプ回路でありながら、第1熱交換器(凝縮器)を気液接触型として冷媒が熱源空気へ放出する熱搬送能力を増大させることで第2熱交換器(蒸発器)で処理空気から除去する負荷熱量を増大させ、さらに第3熱交換器(顕熱交換器)によって、第2熱交換器(蒸発器)に投入される前の処理空気と、第2熱交換器(蒸発器)を通過した後の温度の低い処理空気とを熱交換させることによって、第2熱交換器(蒸発器)で処理する負荷熱量に占める潜熱負荷の割合を増大させ、従って、処理空気の顕熱負荷と潜熱負荷の全てと、熱源空気で発生する潜熱負荷の全てを一括して処理することができる。従って別途室内等の熱源空気中に設置された空調機は熱源空気中で発生する顕熱のみを処理すればよく、従来、この空調機に供給される冷水温度は7℃程度であったものを、10℃程度にまで上昇することが可能で、これにより、冷水を製造する熱源機(熱源設備)のCOPを向上させることができ、空調システム全体の効率を向上させることが可能となる。
本願請求項2に記載の発明によれば、容易に前記熱源空気ヒートシンク型のヒートポンプ回路を、熱源空気ヒートソース型のヒートポンプ回路に切り替えることが可能となる。
本願請求項3に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を奏すると同時に、さらに容量操作手段と湿度センサと除湿制御部を備えることで、制御対象空気の湿度を容易に湿度設定値になるように制御することができる。本願請求項4に記載の発明によれば、さらに温度センサと温度制御部を備えることで、制御対象空気の温度を容易に温度設定値になるように制御することができる。
本願請求項5,請求項6に記載の発明によれば、除湿要求がないと判断した場合に第3熱交換器の顕熱交換機能を排除できるので、ヒートポンプのCOPが向上するとともに、処理空気ファンの圧力損失を低減させることができる。本願請求項7に記載の発明によれば、第2熱交換器で凝縮滴下したドレンを第1熱交換器の気液接触手段の接触液として活用できるので、気液接触手段への給水量の削減が図れるとともにヒートポンプのCOPを向上させることができる。
本願請求項8に記載の発明によれば、容易に前記熱源空気ヒートシンク型のヒートポンプ回路を、熱源空気ヒートソース型のヒートポンプ回路に切り替えることが可能となる。本願請求項9に記載の発明によれば、熱源空気ヒートソース型のヒートポンプ回路に切り替えても、制御対象空気の温度を容易に温度設定値になるように制御することができる。本願請求項10に記載の発明によれば、熱源空気ヒートソース型のヒートポンプ回路に切り替えても、制御対象空気の湿度を容易に湿度設定値になるように制御することができる。
本願請求項11,請求項12に記載の発明によれば、加湿要求がないと判断した場合に、第3熱交換器の顕熱交換機能を排除できるので、ヒートポンプのCOPが向上するとともに、外気ファンの圧力損失を低減させることができる。本願請求項13に記載の発明によれば、空調機を外調機として構成できる。本願請求項14に記載の発明によれば、外気温度が低い場合はこれを有効に利用でき、省エネルギー化が図れる。本願請求項15,16に記載の発明によれば、外気負荷を最小限にとどめることができる。
本願請求項17に記載の発明によれば、処理空気のエンタルピが熱源空気のエンタルピよりも大きい場合において、特に中間期など比較的処理空気と熱源空気のエンタルピ差が小さい(処理空気負荷が小さい)時期に、圧縮機を運転することなく、フリークーリングによって処理空気負荷を除去できるので、省エネルギー化が図れる。本願請求項18に記載の発明によれば、冷媒ポンプにより冷媒を強制循環させることにより、フリークーリングにより除去できる処理空気負荷を増大させることができる。
本願請求項19に記載の発明によれば、空調の潜熱負荷を主として除去することができる空調機を用いているので、熱源設備は、顕熱負荷のみを除去する顕熱除去手段に対して、冷房時には比較的温度の高い低質な冷熱媒を供給し、暖房時には比較的温度の低い低質な温熱媒を供給すればよく、従って、熱源設備のCOPが向上し、空調システム全体のCOPを向上させることが可能となる。
本願請求項20に記載の発明によれば、顕熱除去手段を輻射パネル等の輻射伝熱手段とすることによって、人体が快適と感じる室温を冷房時は1,2℃高く、暖房時は2,3℃低くすることが可能となるので、空調システムが除去する負荷熱量を減少でき、従って、空調システムに投入する電力等のエネルギー使用量を削減することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。なお以下の第一乃至第四実施形態では本発明にかかる空調機を外調機として用いた場合について説明する。
〔第一実施形態〕
図3は本発明の第一実施形態にかかる排気ヒートシンク型ヒートポンプ回路を備えた外調機200の概略構成図である。同図に示すようにこの外調機200は、所定量の外気(この実施形態の場合は外気が処理空気である)を室内(被空調室内)に導入する外気ファン(処理空気ファン)201と、室内に導入した外気と同量程度を室内から屋外へ排気(この実施形態の場合は排気が熱源空気である)する排気ファン(熱源空気ファン)202と、冷媒を圧縮する圧縮機203と、圧縮された冷媒と前記排気ファン202による排気との間で熱交換する蒸発式凝縮器(第1熱交換器)204と、凝縮した冷媒を減圧する膨張弁205と、減圧された冷媒と前記外気ファン201による外気との間で熱交換する蒸発器(第2熱交換器)206と、蒸発器206に投入される前の外気と蒸発器206を通過した後の外気との間で顕熱を熱交換する顕熱交換器(第3熱交換器)207と、を具備してなる排気ヒートシンク型ヒートポンプ回路を備えて構成されている。即ちこの実施形態にかかる空調機は、処理空気に外気、熱源空気に排気を用いた外調機200である。
ここで外気ファン201は、屋外の外気が顕熱交換器207と蒸発器206を介した後に室内に導入されるように接続されている。また排気ファン202は室内の空気が蒸発式凝縮器204を介した後に屋外に排気されるように接続されている。
圧縮機203は、蒸発器206から導入された冷媒を加圧して蒸発式凝縮器204に供給するものである。なお圧縮機203の形態には種々のものがあり、ヒートポンプ回路の冷媒を圧縮できる機構のものであればどのような構造のものであっても良い。圧縮機203近傍には、冷媒の流れ方向を逆転する冷媒流路切替手段215が設置されている。
蒸発式凝縮器204は気液接触手段を有する凝縮器であり、冷媒流路切替手段215によって冷媒の流れを逆転することによって蒸発器にもなる第1熱交換器である。この蒸発式凝縮器204に設置される気液接触手段は、この蒸発式凝縮器204に散布する散布水を貯蔵する散布水槽208と、貯蔵された散布水を循環させる散布水ポンプ209と、散布水ポンプ209によって送られた散布水を蒸発式凝縮器204の伝熱面全体に均一に散布する散布水ノズル210と、散布水槽208内の水位を検知するフロートスイッチ211と、フロートスイッチ211に連動して散布水槽208の水位を一定に保つように給水の供給量を制御する給水弁212と、散布水槽208内の散布水がある濃縮度に達した場合に給水の供給を持続させて散布水槽208の水位を上昇させて排水させるオーバーフロー管213と、外調機200の停止時等に必要に応じて散布水槽208内の水を全て排水する全ブロー弁214とを具備して構成されている。散布水の濃縮度の測定は、例えば導電率センサによって散布水の導電率を測定することで行ったり、散布水の濃縮倍数を制御すること(例えば特開平11−63858号公報参照)等の各種濃度測定手段によって行う。なおこの気液接触手段の構造に種々の変形が可能であることはいうまでもない。そしてこの蒸発式凝縮器204において冷媒から排気へ放出される熱量は、顕熱としては排気の温度を上昇させ、潜熱としては排気の絶対湿度を上昇させ、その結果、排気は蒸発式凝縮器204の出口において飽和状態となり、排気ファン202によって屋外へ排出される。
膨張弁205は絞りを具備して構成されており、前記蒸発式凝縮器204によって凝縮された冷媒を減圧する。また膨張弁205近傍には、冷媒の流れ方向が逆転しても膨張弁205への冷媒の流れが変化しないようにその流れを切り替える複数の逆止弁216が設置されている。
蒸発器206は、下記する冷媒流路切替手段215によって冷媒の流れを逆転することによって凝縮器にもなる第2熱交換器である。
顕熱交換器207は第3熱交換器であり、その内部が高温流体側通路(処理前外気流路)と低温流体側通路(処理後外気流路)に隔壁で仕切られており、蒸発器206に投入される前の温度の高い外気は高温流体側通路を流通し、蒸発器206通過後の温度の低い外気は低温流体側通路を流通し、両者は隔壁を通じて顕熱の熱交換を行う。これにより、高温流体側通路を流通する外気は温度を下げて顕熱負荷を削減したのちに蒸発器206に投入される。従って、蒸発器206において冷媒が外気から除去する負荷熱量における顕熱負荷の割合が削減し、その分潜熱負荷の割合が増加する。なお顕熱交換器207の構造変更は自由であって直交型や回転式等の公知の各種の顕熱交換器を用いてもよい。
以上のような外調機200において、例えば、外気ファン201と排気ファン202の風量をそれぞれ600kg/hで略同量とし、室内の温度を27.0℃とし、室内の絶対湿度を0.01115kg/kg(DA)とし、屋外の温度を33.0℃とし、屋外の絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)とし、従って外気が室内に対して保有する顕熱負荷が1.00kWであり、潜熱負荷が3.74kWである場合、排気ファン202によって室内から吸い込まれた排気は、蒸発式凝縮器204において凝縮温度42.5℃の冷媒と熱交換して、温度を27.0℃から31.6℃まで昇温して、0.77kWを顕熱として冷媒から受け取り、また絶対湿度を0.01115kg/kg(DA)から0.02994kg/kg(DA)まで増湿して、7.83kWを潜熱として冷媒から受け取り、これを屋外へ放出する。
一方、外気ファン201によって屋外から導入された温度33.0℃の外気は、顕熱交換器207の高温流体側通路を流れながら、顕熱交換器207の低温流体側通路を流れる蒸発器206通過後の温度10.8℃の外気と熱交換して19.7℃まで温度を下降して、顕熱負荷を2.23kW削減させたのち、蒸発器206に投入される。
蒸発器206に投入された外気は、蒸発温度7.0℃の冷媒と熱交換して、温度を19.7℃から10.8℃まで下降して1.49kWの顕熱負荷を除去され、また絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)から0.00722kg/kg(DA)まで減湿して、5.38kWの潜熱負荷を除去され、顕熱交換器207の低温流体側通路へ供給される。
顕熱交換器207の低温流体側通路に供給された外気は、高温流体側通路を流れる蒸発器206投入前の外気と熱交換して温度を10.8℃から24.1℃まで上昇して、2.23kWの顕熱を増加させて室内へ供給される。
このように、本発明の外調機200によれば、外気の顕熱負荷についても、潜熱負荷についても十分に除去することが可能である。
これは、導入する外気と同量程度の排気をヒートシンクとして利用するヒートポンプ回路において蒸発式凝縮器204を使用する場合は、ヒートシンクとなる排気は顕熱と潜熱の形態で熱搬送ができるので、前記図1に示す従来の空冷凝縮器104のように顕熱搬送のみに頼る場合に比べて冷媒が排気へ放出できる熱量は大幅に増加し、従って蒸発器206で冷媒が外気から除去できる負荷熱量が大幅に増加するためである。なおこの実施形態では外気と排気の量を同量程度としたが、蒸発式凝縮器204は上述のように冷媒が排気へ放出できる熱量を大幅に増加できるので、熱源空気である排気の量は処理空気である外気の量よりもかなり少なくすることが可能であり、例えば1/4程度でも良くなる。この点は以下の各実施形態でも同様である。
さらにこの実施形態においては、顕熱交換器207を用いて、蒸発器206に投入される外気の顕熱負荷を削減するように構成したので、蒸発器206で外気から除去する負荷熱量に占める潜熱負荷の割合を増大させることができ、外気負荷のような、顕熱負荷に比べて潜熱負荷の割合が大きい負荷形態にも十分に対応することが可能となる。
また、本実施形態において、外気から除去できる潜熱量は外気の潜熱負荷を全て除去してもまだ1.64kW(5.38kW−3.74kW)の潜熱除去が可能で、これは在室人員約25人分の発生潜熱を除去できる能力である。
一方この外調機200を排気ヒートソース型ヒートポンプ回路として使用する場合は、前記冷媒流路切替手段215を切り替えることで冷媒の流れ方向を逆転し、同時に前記蒸発式凝縮器204の気液接触手段である散布水ポンプ209等を停止すればよい。これによって第1熱交換器である前記蒸発式凝縮器204は排気ファン202による排気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用し、第2熱交換器である蒸発器206は外気ファン201による外気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用し、排気をヒートソースとする排気ヒートソース型ヒートポンプ回路が構成される。
〔第二実施形態〕
図4は本発明の第二実施形態にかかる外調機200−2の概略構成図である。なお同図において前記図3に示す第一実施形態にかかる外調機200と同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
同図に示すようにこの外調機200−2は、所定量の外気(この実施形態の場合は外気が処理空気である)を室内に導入する外気ファン(処理空気ファン)201と、室内に導入した外気と同量程度を室内から屋外へ排気(この実施形態の場合は排気が熱源空気である)する排気ファン(熱源空気ファン)202と、冷媒を圧縮する圧縮機203と、圧縮された冷媒と前記排気ファン202による排気との間で熱交換する蒸発式凝縮器(第1熱交換器)204と、凝縮した冷媒を減圧する膨張弁205と、減圧された冷媒と前記外気ファン201による外気との間で熱交換する蒸発器(第2熱交換器)206と、蒸発器206に投入される前の外気と蒸発器206を通過した後の外気との間で顕熱を熱交換する顕熱交換器(第3熱交換器)207と、室内湿度(制御対象空気の湿度)を検出する室内湿度センサ230と、室内温度(制御対象空気の温度)を検出する室内温度センサ(温度センサ)231と、室内CO2濃度(制御対象空気のCO2濃度)を検出する室内CO2センサ(CO2センサ)232と、屋外の外気温度を検出する外気温度センサ233と、圧縮機203の回転数を操作する圧縮機インバータ(容量操作手段)224と、外気ファン201の回転数を操作する外気ファンインバータ(外気風量操作手段)222と、排気ファン202の回転数を操作する排気ファンインバータ(排気風量操作手段)223と、取り入れた外気を顕熱交換器207をバイパスさせて蒸発器206に導く第3熱交換器バイパス流路221a及び第1,第2バイパスダンパ220,221(第3熱交換器バイパス手段)と、蒸発式凝縮器 (第1熱交換器)204を出た液冷媒を強制循環させる冷媒ポンプ245と、冷媒ポンプ245を通過する冷媒流路とバイパスする冷媒流路とを切り替える切替弁242,243と、膨張弁205を通過する冷媒流路とバイパスする冷媒流路を切り替える切替弁244(膨張弁バイパス手段)と、圧縮機203を通過する冷媒流路とバイパスする流路を切り替える切替弁240,241(圧縮機バイパス手段)と、蒸発器206で凝縮滴下したドレンを散布水槽208に送水するドレンポンプ219と、室内湿度検出値(湿度検出値)および/または室内温度検出値(温度検出値)と、室内湿度設定値(湿度設定値)および/または室内温度設定値(温度設定値)との比較により圧縮機インバータ224に最適な回転数信号を与える除湿制御部234と、室内湿度検出値および/または室内温度検出値と、室内湿度設定値および/または室内温度設定値との比較により圧縮機インバータ224に最適な回転数信号を与える温度制御部238と、室内湿度検出値および/または室内温度検出値および/または外気温度検出値および/または室内CO2濃度の検出値(CO2濃度検出値)と、室内湿度設定値および/または室内温度設定値および/または室内CO2濃度設定値(CO2濃度設定値)との比較により、外気ファンインバータ222と排気ファンインバータ223に最適な回転数信号を与える風量制御部235と、室内湿度検出値および/または室内温度検出値と、室内湿度設定値および/または室内温度設定値との比較により、第1,第2バイパスダンパ220,221に最適な開度信号を与える第3熱交換器バイパス制御部236と、前記圧縮機203を停止し、前記冷媒ポンプ245を運転し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器バイパス手段を作動するとともに、前記第1熱交換器は、前記気液接触手段を作動して前記排気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器は前記外気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させる、フリークーリング制御部246と、第2熱交換器206を通過した後、顕熱交換器207に至る空気流路中に設置される加湿器(加湿手段)217と、室内湿度検出値と室内湿度設定値との比較により、前記加湿器217と容量操作手段224とを最適に組み合わせて操作する加湿制御部237と、を備えて構成されている。
ここで外気ファン201は、屋外の外気が顕熱交換器207と蒸発器206を介した後に室内に導入されるように接続されている。また排気ファン202は室内の空気が蒸発式凝縮器204を介した後に屋外に排気されるように接続されている。
一方圧縮機203,冷媒流路切替手段215,蒸発式凝縮器204,散布水槽208,散布水ポンプ209,散布水ノズル210,フロートスイッチ211,給水弁212,オーバーフロー管213,全ブロー弁214,膨張弁205,複数の逆止弁216,蒸発器206,顕熱交換器207については、第一実施形態と同一の構造・機能を有するものである。また散布水の濃縮度の測定を、例えば導電率センサによって散布水の導電率を測定することで行ったり、散布水の濃縮倍数を制御すること(例えば特開平11−63858号公報参照)等の各種濃度測定手段によって行うことも第一実施形態と同様である。また気液接触手段の構造に種々の変形が可能であることも第一実施形態と同様である。
顕熱交換器207をバイパスするように流路を切り替える第3熱交換器バイパス手段は、顕熱交換器207の処理前外気流路をバイパスする第3熱交換器バイパス流路221aと、処理前外気流路の配管に取り付けられる第1バイパスダンパ220と、第3熱交換器バイパス流路221aに取り付けられる第2バイパスダンパ221とによって構成されている。
圧縮機203をバイパスするように流路を切り替える圧縮機バイパス手段は、圧縮機をバイパスする圧縮機バイパス流路240aと、圧縮機バイパス流路240aに取り付けられる切替弁240と、圧縮機の吸い込み流路に取付けられる切替弁241とによって構成されている。
膨張弁205をバイパスするように流路を切り替える膨張弁バイパス手段は、膨張弁205をバイパスする膨張弁バイパス流路244aと、膨張弁バイパス流路244aに取り付けられる切替弁244とによって構成されている。
除湿制御部234は、室内湿度を検出する室内湿度センサ230から室内湿度検出値を入力し、また前記圧縮機203の回転数を操作する圧縮機インバータ224に駆動制御信号を出力する。そして除湿制御部234は前記室内湿度センサ230で検出する室内湿度検出値と予め設定している室内湿度設定値との比較により除湿要求の有無を判断するとともに、除湿要求があると判断した場合には、前記室内湿度検出値が室内湿度設定値になるように圧縮機インバータ224を操作する。
温度制御部238は室内温度を検出する室内温度センサ231から室内温度検出値を入力し、この室内温度検出値と予め設定している室内温度設定値との比較により冷却要求の有無を判断するとともに、冷却要求があり、かつ前記室内湿度検出値と室内湿度設定値との比較により除湿要求がないと判断した場合には、前記室内温度検出値が室内温度設定値になるように前記圧縮機インバータ224を操作する。
また、前記除湿制御部234が除湿要求がないと判断した場合に、第3熱交換器バイパス制御部236を作動させて第1バイパスダンパ220を閉じて第2バイパスダンパ221を開くと、処理前外気は前記顕熱交換器207をバイパスして顕熱交換器207の顕熱交換機能を排除し、温度の高いまま蒸発器206に投入されるので、ヒートポンプの蒸発温度を上昇させてCOPを向上させるとともに外気ファンの圧力損失を低減させることができる。
ドレンポンプ219は蒸発器206で凝縮滴下したドレンを散布水槽208に送水して、蒸発式凝縮器204の散布水として活用し、給水量の削減に寄与するとともに散布水温度を低下させてヒートポンプの凝縮温度を低下させてCOPを向上させることができる。なお、ドレンを散布水利用する方法はドレンポンプ方式に限定されない。
風量制御部235は、屋外温度を検出する外気温度センサ233から外気温度検出値を入力し、前記外気温度センサ233で検出する外気温度検出値と予め設定している室内温度設定値との比較により外気導入による冷却効果の有無と、室内湿度に与える影響の程度と、省エネルギー効果を総合的に判断するとともに、冷却効果があり、かつ室内湿度に与える影響の程度が小さく、かつ省エネルギー効果があると判断した場合には、外気ファン201の風量を最大限に保持するように前記外気ファンインバータ222を操作し、排気ファン202の風量を外気ファン201の風量と同量に保持するように、前記排気ファンインバータ223を操作することができる。
またこの風量制御部235は、室内CO2濃度を検出する室内CO2センサ232から室内CO2濃度検出値を入力し、また前記外気ファン201の風量を操作する外気ファンインバータ222と前記排気ファン202の風量を操作する排気ファンインバータ223とに駆動制御信号を出力する。そして風量制御部235は、前記室内CO2センサ232で検出する室内CO2濃度検出値により最小限の外気風量を決定して、外気ファン201の風量を最小限に保持するように外気ファンインバータ222を操作するとともに、排気ファン202の風量を外気ファン201の風量と同量に保持するように、排気ファンインバータ223を操作する。これにより、外気負荷を最小限にとどめることができる。
フリークーリング制御部246は、外気ファン201と排気ファン202を運転し、前記圧縮機203を停止し、前記冷媒ポンプ245を運転し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器バイパス手段を作動するとともに、前記第1熱交換器204は、前記気液接触手段を作動して前記排気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器206は前記外気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させるフリークーリングによって外気負荷を除去するものである。
加湿器217は、散布水槽208へ給水する給水管212aから分岐し且つ加湿給水弁218を取り付けた配管218aの先端を導入することで第2熱交換器206を通過した空気に水を供給して加湿するものである。
加湿制御部237は、室内湿度センサ230で検出した室内湿度検出値と、予め設定した室内湿度設定値との比較により加湿要求の有無を判断するとともに、加湿要求があると判断した場合には、前記室内湿度検出値が室内湿度設定値になるように、前記加湿給水弁218の開閉と、圧縮機インバータ224の駆動の組み合わせ操作により加湿制御を行うものである。
以上のような外調機200−2において、第一実施形態と同様に、例えば、風量制御部235により、外気ファン201と排気ファン202の風量をそれぞれ600kg/hで略同量で制御されているとし、温度制御部238により、室内温度は27.0℃に、除湿制御部234により、室内湿度は絶対湿度0.01115kg/kg(DA)に制御されているとし、第1バイパスダンパ220が開き、第2バイパスダンパ221が閉じた状態で顕熱交換器207が顕熱交換機能を発揮しているとし、屋外の温度を33.0℃とし、屋外の絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)とし、従って外気が室内に対して保有する顕熱負荷が1.00kWであり、潜熱負荷が3.74kWである場合、排気ファン202によって室内から吸い込まれた排気は、蒸発式凝縮器204において凝縮温度42.5℃の冷媒と熱交換して、温度を27.0℃から31.6℃まで昇温して、0.77kWを顕熱として冷媒から受け取り、また絶対湿度を0.01115kg/kg(DA)から0.02994kg/kg(DA)まで増湿して、7.83kWを潜熱として冷媒から受け取り、これを屋外へ放出する。一方、外気ファン201によって屋外から導入された温度33.0℃の外気は、顕熱交換器207の高温流体側通路を流れながら、顕熱交換器207の低温流体側通路を流れる蒸発器206通過後の温度10.8℃の外気と熱交換して19.7℃まで温度を下降して、顕熱負荷を2.23kW削減させたのち、蒸発器206に投入される。蒸発器206に投入された外気は、蒸発温度7.0℃の冷媒と熱交換して、温度を19.7℃から10.8℃まで下降して1.49kWの顕熱負荷を除去され、また絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)から0.00722kg/kg(DA)まで減湿して、5.38kWの潜熱負荷を除去され、顕熱交換器207の低温流体側通路へ供給される。顕熱交換器207の低温流体側通路に供給された外気は、高温流体側通路を流れる蒸発器206投入前の外気と熱交換して温度を10.8℃から24.1℃まで上昇して、2.23kWの顕熱を増加させて室内へ供給される。つまりこの実施形態の外調機200−2においても第一実施形態と同様に、外気の顕熱負荷についても、潜熱負荷についても十分に除去することが可能である。
さらにこの実施形態の場合、蒸発器206で凝縮滴下するドレンは7.7kg/hであり、蒸発式凝縮器204での蒸発量は11.3kg/hである。そして散布水の濃縮倍数が2.0で制御されているとして、蒸発式凝縮器204への必要給水量は22.6kg/hである。従ってドレンポンプ219でドレンを回収することにより、給水量を34%(7.7kg/h)削減することができる。
そして外調機200−2の運転中は、前述のように除湿制御部234と温度制御部238によって室内の温度と湿度が予め設定した設定値になるように制御され、また風量制御部235によって室内CO2濃度が許容値内となる最小限の風量の外気導入と排気とを行い、また必要に応じて第3熱交換器バイパス制御部236によって顕熱交換器207を通過しようとする外気をバイパスさせてヒートポンプのCOPを向上する。
一方、外気のエンタルピが室内のエンタルピよりも大きい場合において、特に中間期など比較的外気と室内のエンタルピ差が小さい(外気負荷が小さい)時期には、フリークーリング制御部246によるフリークーリング運転をおこなえば、圧縮機203を運転することなく、冷媒を介して排気の湿球温度と外気の温度との差を利用した熱交換(外気と排気のエンタルピ差を利用した熱交換)をおこなうことにより、外気負荷を除去することができるので、省エネルギー化が図れる。
一方この外調機200−2を排気ヒートソース型ヒートポンプ回路として使用する場合は第一実施形態と同様に、前記冷媒流路切替手段215を切り替えることで冷媒の流れ方向を逆転し、同時に前記蒸発式凝縮器204の気液接触手段である散布水ポンプ209等を気液接触停止手段(散布水ポンプ209等を運転停止制御する図示しない制御手段等によって構成される)によって停止すればよい。これによって第1熱交換器である前記蒸発式凝縮器204は排気ファン202による排気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用し、第2熱交換器である蒸発器206は外気ファン201による外気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用し、排気をヒートソースとする排気ヒートソース型ヒートポンプ回路が構成される。
この排気ヒートソース型ヒートポンプ回路として使用中、前記温度制御部238は、前記室内温度センサ231で検出する室内温度検出値と予め設定した室内温度設定値との比較により加熱要求の有無を判断するとともに、加熱要求があると判断した場合には、前記室内温度検出値が室内温度設定値になるように圧縮機インバータ224を操作する。
一方加湿制御部237は加湿要求の有無を判断し、加湿要求があると判断した場合は室内の湿度が予め設定した設定値になるように制御する。
また加湿制御部237が加湿要求がないと判断した場合は、第3熱交換器バイパス制御部236によって第1バイパスダンパ220を閉じて第2バイパスダンパ221を開き、これによって処理前外気が前記顕熱交換器207をバイパスするように流路を切り替え、温度の低いままの外気が凝縮器206に投入され、ヒートポンプの凝縮温度を低下させてCOPを向上させるとともに外気ファン201の圧力損失を低減させる。
〔第三実施形態〕
図5は本発明の第三実施形態にかかる空調システムの概略構成図である。同図に示すようにこの空調システムは、外気の顕熱負荷と潜熱負荷と、室内の潜熱負荷とを一括して除去することが可能な前記第一実施形態にかかる外調機200と、室内の顕熱負荷を除去する輻射パネル(顕熱除去手段)301と、輻射パネル301に対して冷房時には比較的温度の高い低質な冷熱媒を供給し、暖房時には比較的温度の低い低質な温熱媒を供給する熱源設備303とを具備して構成されている。
図6はこの実施形態に用いる外調機200を示す概略構成図であり、この外調機200は図3に示したものと同一の排気ヒートシンク型ヒートポンプ回路を備えた外調機200である。この外調機200は図3において説明したので、ここではその説明は省略する。
この空調システムのように輻射パネル301等の輻射伝熱手段を用いると、人体が快適と感じる室温を冷房時は1,2℃高く、暖房時には2,3℃低くすることが可能となる。従ってこの空調システムにおいて図6に示すように、例えば、外気ファン201と排気ファン202の風量をそれぞれ600kg/hで略同量とし、室内の温度は、輻射パネル301を用いることにより緩和され28.0℃とし、室内の絶対湿度も同じく緩和されて0.01183kg/kg(DA)とし、屋外の温度を33.0℃とし、屋外の絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)とし、従って外気が室内に対して保有する顕熱負荷が0.84kWであり、潜熱負荷が3.46kWである場合、排気ファン202によって室内から吸い込まれた排気は、蒸発式凝縮器204において凝縮温度41.8℃の冷媒と熱交換して、温度を28.0℃から31.5℃まで昇温して、0.58kWを顕熱として冷媒から受け取り、また絶対湿度を0.01183kg/kg(DA)から0.02969kg/kg(DA)まで増湿して、7.44kWを潜熱として冷媒から受け取り、これを屋外へ放出する。
一方、外気ファン201によって屋外から導入された温度33.0℃の外気は、顕熱交換器207の高温流体側通路を流れながら、顕熱交換器207の低温流体側通路を流れる蒸発器206通過後の温度12.1℃の外気と熱交換して20.5℃まで温度を下降して、顕熱負荷を2.09kW削減させたのち、蒸発器206に投入される。蒸発器206に投入された外気は、蒸発温度8.5℃の冷媒と熱交換して、温度を20.5℃から12.1℃まで下降して1.40kWの顕熱負荷を除去され、また絶対湿度を0.02013kg/kg(DA)から0.00789kg/kg(DA)まで減湿して、5.10kWの潜熱負荷を除去され、顕熱交換器207の低温流体側通路へ供給される。顕熱交換器207の低温流体側通路に供給された外気は、高温流体側通路を流れる蒸発器206投入前の外気と熱交換して温度を12.1℃から24.6℃まで上昇して、2.09kWの顕熱を増加させて室内へ供給される。
ここで、室内の機器発熱等の顕熱負荷が8.00kWで、室内の人員等の潜熱負荷が1.64kWであるとすると、輻射パネル301で除去する顕熱負荷は7.44kW(室内顕熱負荷8.00kW+外気顕熱負荷0.84kW−外調機200の顕熱除去量1.40kW)であり、輻射パネル301で除去する潜熱負荷は0.00kW(室内潜熱負荷1.64kW+外気潜熱負荷3.46kW−外調機の潜熱除去量5.10kW)である。従って輻射パネル301で潜熱負荷を除去する必要がないため、熱源設備303は、15℃程度の低質な冷水を製造して輻射パネル301に供給すればよく、熱源設備303のCOPが向上し、空調システム全体のCOPが向上する。
なおこの実施形態においては、顕熱除去手段として輻射パネル301を用いたが、本空調システムは輻射パネル301に限らず、他の輻射伝熱手段を用いても良いし、さらに輻射伝熱手段以外の各種顕熱除去手段を用いても良い。また上記空調システムでは図3に示す外調機200を用いたが、図4に示す外調機200−2や図7に示す外調機200−4を用いても良い。
〔第四実施形態〕
図7は本発明の第四実施形態にかかる外調機200−4の概略構成図である。同図において前記図3,図4に示す第一,第二実施形態にかかる外調機200,200−2と同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この外調機200−4において第二実施形態にかかる外調機200−2と相違する点は、顕熱交換器(第3熱交換器)207−4を回転式の顕熱交換器(回転式熱交換器)で構成し、また第二実施形態で用いた第3熱交換器バイパス流路221a及び第1,第2バイパスダンパ220,221(第3熱交換器バイパス手段)を設置せず、また第3熱交換器バイパス制御部236の代りに第3熱交換器回転制御部500を設置し、第3熱交換器回転制御部500から出力される制御信号を前記顕熱交換器207−4を回転駆動する回転駆動手段(モータ等からなる)510に出力するように構成した点のみである。
この回転式の顕熱交換器207−4は、例えば円板状のロータ207aの面に厚み方向に貫通する多数の空気挿通孔を設け、このロータ207aの例えば半分の面に蒸発器206に向かう処理前外気(高温流体)を通し、もう半分の面に蒸発器206を通過した後の処理後外気(低温流体)を逆向きに通し、その際ロータ207aを回転することでロータ207aを伝熱手段として処理前外気(処理前処理空気)と処理後外気(処理後処理空気)間で顕熱の熱交換を行う構造に構成されている。なおロータ207aの回転速度を変更することで熱交換比率を変更することができる。一方ロータ207aを停止すれば処理前外気と処理後外気がそれぞれロータ207aの面の定位置を通過するだけとなり両者間での顕熱の熱交換は行われない。従って第3熱交換器回転制御部500及び回転駆動手段510によってロータ207aを回転している場合は第二実施形態の顕熱交換器207のように屋外から導入された外気の顕熱交換が行われる。一方除湿要求や加湿要求がない場合、又はフリークーリングする場合は、ロータ207aを停止してその顕熱交換機能を排除すればよい。これは第二実施形態において第1バイパスダンパ220を閉じ第2バイパスダンパ221を開いて顕熱交換器207の顕熱交換機能を排除するのと同じ状態である。
〔空調システムの各種実施形態〕
図8は上記各実施形態にかかる空調機200(200−2,200−4)を用いて構成される空調システムの各種実施形態を示す概略構成図である。図8(a)乃至図8(d)の各空調システムは何れも、前記第一実施形態にかかる空調機200と、室310内の顕熱負荷を除去する輻射パネル(顕熱除去手段)301とを具備して構成されている。実際には第三実施形態の空調システムと同様に輻射パネル301には図示しない前記熱源設備303(図5参照)から冷熱媒(温熱媒)が供給される。そして図8(a)に示す空調システムは、前記第三実施形態の空調システムの構成と同一のものであり(第三実施形態と相違しているのは空調機200が室310の外部に設置されている点のみである)、処理空気ファン(外気ファン)201によって外気を室310内に供給し、熱源空気ファン(排気ファン)202によって室310内の空気を排気するように構成されている。従って処理空気ファン201による外気の室310内への供給量と、熱源空気ファン202による室310内から屋外への排気量とは同一となる(もちろん同一にしなくても良い)。
図8(b)に示す空調システムは、処理空気ファン201によって室310内の空気を再び室310内に供給し、一方熱源空気ファン202によって屋外の外気を再び屋外に排気するように構成している。この実施形態の場合、処理空気が室310内の空気(室内循環空気)となり、熱源空気が外気となる。処理空気ファン201による空気循環量と熱源空気ファン202による排気量は必要に応じて各々独立に設定でき、例えば排気量を空気循環量の半分程度としても良い。図8(c)に示す空調システムは、処理空気ファン201によって外気を室310内に供給し、一方熱源空気ファン202によって外気を再び屋外に排気するように構成している。この実施形態の場合、処理空気が外気となり、熱源空気も外気となる。またこの実施形態の場合、室310内に供給された量の空気分だけ、別の場所から屋外に排気されることとなる。なお処理空気ファン201による外気供給量と、熱源空気ファン202による排気量は必要に応じて各々独立に設定でき、例えば排気量を外気供給量の1/4程度としても良い。図8(d)に示す空調システムは、処理空気ファン201によって室310内の空気を再び室310内に供給し、熱源空気ファン202によって室310内の空気を排気するように構成している。この実施形態の場合、処理空気が室310内の空気(室内循環空気)となり、熱源空気も室内の空気(排気)となる。またこの実施形態の場合、熱源空気ファン202によって排気された量の空気分だけ、別の場所から空気を室310内に供給することとなる。この実施形態の場合も処理空気ファン201による空気循環量と、熱源空気ファン202による排気量は必要に応じて各々独立に設定できる。
なお図4に示す湿度センサ(室内湿度センサ)230や温度センサ(室内温度センサ)231やCO2センサ(室内CO2センサ)232は必ずしも図8に示す室310内に設置する必要はなく、例えば図8(a)の空調システムにおいて、室310から熱源空気ファン(排気ファン)202に至る排気用配管400内にこれらセンサ230,231,232を設置して室内の空気の湿度や温度やCO2濃度を測定しても良い。
従来の外調機100の概略構成図である。 外調機100を用いて構成される従来の空調システムの概略構成図である。 外調機200の概略構成図である。 外調機200−2の概略構成図である。 外調機200を用いて構成される空調システムの概略構成図である。 外調機200の概略構成図である。 外調機200−4の概略構成図である。 各種空調システムを示す概略構成図である。
符号の説明
200,200−2,200−4 外調機(空調機)
201 外気ファン(処理空気ファン)
202 排気ファン(熱源空気ファン)
203 圧縮機
204 蒸発式凝縮器(第1熱交換器)
205 膨張弁
206 蒸発器(第2熱交換器)
207 顕熱交換器(第3熱交換器)
208 散布水槽
209 散布水ポンプ
210 散布水ノズル
211 フロートスイッチ
212 給水弁
213 オーバーフロー管
214 全ブロー弁
215 冷媒流路切替手段
216 逆止弁
217 加湿器(加湿手段)
218 加湿給水弁
219 ドレンポンプ
220 第1バイパスダンパ(第3熱交換器バイパス手段)
221 第2バイパスダンパ(第3熱交換器バイパス手段)
221a 第3熱交換器バイパス流路(第3熱交換器バイパス手段)
222 外気ファンインバータ(外気風量操作手段)
223 排気ファンインバータ(排気風量操作手段)
224 圧縮機インバータ(容量操作手段)
230 室内湿度センサ(湿度センサ)
231 室内温度センサ(温度センサ)
232 室内CO2センサ(CO2センサ)
233 外気温度センサ(処理空気温度センサ)
234 除湿制御部
235 風量制御部
236 第3熱交換器バイパス制御部
237 加湿制御部
238 温度制御部
240 切替弁(圧縮機バイパス手段)
240a 圧縮機バイパス流路(圧縮機バイパス手段)
241 切替弁(圧縮機バイパス手段)
242 切替弁
243 切替弁
244 切替弁(膨張弁バイパス手段)
244a 膨張弁バイパス流路(膨張弁バイパス手段)
245 冷媒ポンプ
246 フリークーリング制御部
301 輻射パネル(顕熱除去手段、輻射伝熱手段)
303 熱源設備
207−4 顕熱交換器(第3熱交換器)
207a ロータ
500 第3熱交換器回転制御部
510 回転駆動手段

Claims (20)

  1. ヒートポンプ回路を内蔵した空調機において、
    前記ヒートポンプ回路は、少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路であり、
    さらに前記第2熱交換器に投入される前の処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器を備えたことを特徴とする空調機。
  2. 前記ヒートポンプ回路は、冷媒の流れ方向を逆転する冷媒流路切替手段を備えるとともに、第1熱交換器の気液接触手段を停止することで、この第1熱交換器を前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用させるとともに、第2熱交換器を前記処理空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させる構成を具備することを特徴とする請求項1に記載の空調機。
  3. 処理空気ファンと、熱源空気ファンと、
    少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路と、
    前記第2熱交換器に投入される前の処理前処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理後処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器とを備え、
    さらに前記圧縮機の容量を操作する容量操作手段と、
    制御対象空気の湿度を検出する湿度センサと、
    前記湿度センサで検出する湿度検出値と湿度設定値との比較により除湿要求の有無を判断するとともに、除湿要求があると判断した場合には、前記湿度検出値が湿度設定値になるように前記容量操作手段を操作する除湿制御部とを備えたことを特徴とする空調機。
  4. 制御対象空気の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサで検出する温度検出値と温度設定値との比較により冷却要求の有無を判断するとともに、冷却要求があり、かつ除湿要求がないと判断した場合には、前記温度検出値が温度設定値になるように前記容量操作手段を操作する温度制御部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
  5. 前記第3熱交換器をバイパスするように流路を切り替える第3熱交換器バイパス手段と、
    除湿要求がないと判断した場合に前記第3熱交換器バイパス手段を作動させて、第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器バイパス制御部とを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の空調機。
  6. 前記第3熱交換器は、ロータの回転により第2熱交換器に投入される前の処理前処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理後処理空気との間で顕熱を熱交換する回転式熱交換器であり、
    除湿要求がないと判断した場合にロータの回転を停止して第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器回転制御部を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の空調機。
  7. 前記第2熱交換器で凝縮滴下したドレンを前記第1熱交換器の気液接触手段の接触液として用いることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載の空調機。
  8. 前記ヒートポンプ回路は、冷媒の流れ方向を逆転する冷媒流路切替手段と、第1熱交換器の気液接触手段を停止する気液接触停止手段とを備え、
    前記冷媒流路切替手段により冷媒の流れ方向を逆転するとともに、前記気液接触停止手段により第1熱交換器の気液接触手段を停止することで、この第1熱交換器を熱源空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器として作用させ、第2熱交換器を処理空気と冷媒との間で熱交換をする凝縮器として作用させることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7に記載の空調機。
  9. 前記温度制御部は、前記温度センサで検出する温度検出値と温度設定値との比較により加熱要求の有無を判断するとともに、加熱要求があると判断した場合には、前記温度検出値が温度設定値になるように前記容量操作手段を操作する温度制御部であることを特徴とする請求項8に記載の空調機。
  10. 前記第2熱交換器を通過した後、前記第3熱交換器にいたる空気流路中に加湿手段を備え、
    前記湿度センサで検出する湿度検出値と湿度設定値との比較により加湿要求の有無を判断するとともに、加湿要求があると判断した場合には、前記湿度検出値が湿度設定値になるように、前記加湿手段と前記容量操作手段を組み合わせて操作する加湿制御部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の空調機。
  11. 前記第3熱交換器バイパス制御部は、加湿要求がないと判断した場合に、前記第3熱交換器バイパス手段を作動させて第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器バイパス制御部であることを特徴とする請求項10に記載の空調機。
  12. 前記第3熱交換器回転制御部は、加湿要求がないと判断した場合に、前記第3熱交換器のロータの回転を停止して第3熱交換器の顕熱交換機能を排除する第3熱交換器回転制御部であることを特徴とする請求項10に記載の空調機。
  13. 前記空調機は、前記処理空気が屋外から室内に導入される外気であり、前記熱源空気が室内から屋外へ排気される排気であり、且つ前記処理空気ファンが屋外から室内へ外気を取り込む外気ファンによって構成され、前記熱源空気ファンが室内から屋外へ排気する排気ファンによって構成される外調機であることを特徴とする請求項3乃至12の内の何れかに記載の空調機。
  14. 前記外気ファンの風量を操作する外気風量操作手段と、前記排気ファンの風量を操作する排気風量操作手段と、
    屋外温度を検出する外気温度センサと、
    前記外気温度センサで検出する外気温度検出値と室内温度設定値との比較により外気導入による冷却効果の有無と、室内湿度に与える影響の程度と、省エネルギー効果を総合的に判断するとともに、冷却効果があり、かつ室内湿度に与える影響の程度が小さく、かつ省エネルギー効果があると判断した場合には、外気ファンの風量を最大限に保持するように前記外気風量操作手段を操作し、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部とを備えたことを特徴とする請求項13に記載の空調機。
  15. 前記空調機は、さらに室内CO2濃度を検出する室内CO2センサを備え、
    前記風量制御部は、前記室内CO2センサで検出する室内CO2濃度検出値により最小限の外気風量を決定して外気ファンの風量を最小限に保持するように前記外気風量操作手段を操作するとともに、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部であることを特徴とする請求項14に記載の空調機。
  16. 前記外気ファンの風量を操作する外気風量操作手段と、前記排気ファンの風量を操作する排気風量操作手段と、
    室内CO2濃度を検出する室内CO2センサと、
    前記室内CO2センサで検出する室内CO2濃度検出値により最小限の外気風量を決定して外気ファンの風量を最小限に保持するように前記外気風量操作手段を操作するとともに、排気ファンの風量を外気ファンの風量と同量に保持するように前記排気風量操作手段を操作する風量制御部とを備えたことを特徴とする請求項13に記載の空調機。
  17. 前記圧縮機をバイパスするように冷媒流路を切り替える圧縮機バイパス手段と、
    前記膨張弁をバイパスするように冷媒流路を切り替える膨張弁バイパス手段と、
    前記圧縮機を停止し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器による顕熱交換を停止するとともに、前記第1熱交換器は、前記気液接触手段を作動して前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器は前記処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させる、フリークーリング制御部とを備えたことを特徴とする請求項3乃至16の内の何れかに記載の空調機。
  18. 前記空調機は、さらに冷媒ポンプを備え、
    前記フリークーリング制御部は、前記圧縮機を停止し、前記冷媒ポンプを運転し、前記圧縮機バイパス手段を作動し、前記膨張弁バイパス手段を作動し、前記第3熱交換器による顕熱交換を停止するとともに、前記第1熱交換器は、前記気液接触手段を作動して前記熱源空気と冷媒との間で熱交換する凝縮器として作用させ、前記第2熱交換器は前記処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用させる、フリークーリング制御部であることを特徴とする請求項17に記載の空調機。
  19. 空調の潜熱負荷を主として除去する空調機と、空調の顕熱負荷を除去する顕熱除去手段と、顕熱除去手段に対して冷房時には冷熱媒を供給し、暖房時には温熱媒を供給する熱源設備から構成される空調システムにおいて、
    前記空調機は、ヒートポンプ回路を内蔵した空調機であって、
    前記ヒートポンプ回路は、少なくとも圧縮機と、膨張弁と、気液接触手段を有し熱源空気と冷媒との間で熱交換して凝縮器として作用する第1熱交換器と、処理空気と冷媒との間で熱交換して蒸発器として作用する第2熱交換器とから構成されるヒートポンプ回路であり、
    さらに前記第2熱交換器に投入される前の処理空気と、第2熱交換器を通過した後の処理空気との間で顕熱を熱交換する第3熱交換器を備えることを特徴とする空調システム。
  20. 前記顕熱除去手段は輻射パネル等の輻射伝熱手段であることを特徴とする請求項19に記載の空調システム。
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