JP2008190789A - 空気調和装置 - Google Patents

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Atsushi Koizumi
淳 小泉
Takashi Furubayashi
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Abstract

【課題】暖房運転時に室外熱交換器で発生した結露水を室内加湿に利用する空気調和装置において、暖房性能を低下させることなく加湿用の水を補充することができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置1は、圧縮機11と、第1室外熱交換器13aと、第2室外熱交換器13bと、室内熱交換器15と、第1膨張弁14aと、第2膨張弁14bと、制御部4と、加湿手段21とを備えている。第1膨張弁14aは、第1室外熱交換器13aと室内熱交換器15との間に配置される。第2膨張弁14bは、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bとの間に配置される。加湿手段21は、結露水を使って室内を加湿する。制御部4は、圧縮機11から室内熱交換器15及び第1膨張弁14aを経由してくる冷媒を第2膨張弁14bで減圧して、第2室外熱交換器13bの温度を外気の露点温度以下に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、暖房運転時に室内を加湿することができる空気調和装置に関する。
近年、暖房運転時に室外熱交換器で発生した結露水を室内加湿に利用する空気調和装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和装置は、圧縮機、室内熱交換器、第1膨張弁、第1室外熱交換器、第2膨張弁および第2室外熱交換器の順に冷媒が循環する冷媒回路を備えている。冷媒が第1膨張弁で減圧された後さらに第2膨張弁で減圧されることによって、第2室外熱交換器の温度が常に氷点下となり結露水が確実に発生する。外気の露点温度が高い場合には第1室外熱交換器でも結露する。第1室外熱交換器および第2室外熱交換器で発生する結露水は、加湿用の水として貯留され浄化された後にポンプによって加湿手段へ搬送される。
特開2002−213780号公報
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和装置では、第2室外熱交換器が第1室外熱交換器よりも早く着霜するので、第2室外熱交換器の除霜のために暖房運転を休止させなければならない。除霜中でも室内加湿は行なわれるので、除霜時に融解した水を加えても加湿用の水が不足する。また、除霜の繰返しによって空気調和装置の暖房能力が低下する。
本発明の課題は、暖房性能を低下させることなく加湿用の水を補充する空気調和装置を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置は、室外熱交換器と制御部と加湿手段とを備えている。制御部は、室外熱交換器の温度を制御して結露水を発生させる捕水制御を行わせる。加湿手段は、結露水を使って室内を加湿する。そして、制御部は、捕水制御時に、室外熱交換器の一部の温度を外気の露点温度以下に設定する。
この空気調和装置では、室外熱交換器の一部の温度が露点温度以下となって結露水が発生するので、室外熱交換器の温度が常時氷点下となる従来の空気調和装置と比較して、室外熱交換器の着霜が抑制される。このため、除霜回数が減り、暖房能力が低下することなく加湿用の水が補充される。
第2発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、第1室外熱交換器と、第2室外熱交換器と、室内熱交換器と、第1膨張機構と、第2膨張機構と、制御部と、加湿手段とを備えている。第1膨張機構は、第1室外熱交換器と室内熱交換器との間に配置される。第2膨張機構は、第1室外熱交換器と第2室外熱交換器との間に配置される。制御部は、第1室外熱交換器及び第2室外熱交換器の少なくともいずれか一方の温度を制御し結露水を発生させる捕水制御を行わせる。加湿手段は、結露水を使って室内を加湿する。そして、制御部は、捕水制御時に、圧縮機から室内熱交換器及び第1膨張機構を経由してくる冷媒を第2膨張機構で減圧して、第2室外熱交換器の温度を外気の露点温度以下に設定する。
この空気調和装置では、第2膨張機構により、第2室外熱交換器の温度が容易に露点温度以下に設定され結露水が発生するので、室外熱交換器の温度が常時氷点下となる従来の空気調和装置と比較して、第2室外熱交換器の着霜が抑制される。このため、除霜回数が減り、暖房能力が低下することなく加湿用の水が補充される。
第3発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、四路切換弁をさらに備えている。四路切換弁は、流路を切換えることによって圧縮機から出た冷媒を室内熱交換器又は第2室外熱交換器へ流すことができる。制御部は、捕水制御時に第2室外熱交換器が着霜した際、四路切換弁で流路を切換えて第2室外熱交換器に冷媒を流す。
この空気調和装置では、圧縮機を出た高温の冷媒が第2室外熱交換器に流れるので、短時間で除霜することができる。
第4発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、バイパスと開閉弁とを備えている。バイパスは、圧縮機から出た冷媒を第1室外熱交換器に導く。開閉弁は、バイパスの流路を開閉する。制御部は、捕水制御時において、室内熱交換器に冷媒を流通さる必要がない室内熱交換不要時には、第1膨張機構を閉じるとともに開閉弁でバイパスの流路を開き、圧縮機からバイパスを経由してくる冷媒を第2膨張機構で減圧して、第1室外熱交換器を高圧側熱交換器に、第2室外熱交換器を低圧側熱交換器にし、第2室外熱交換器の温度を外気の露点温度以下に設定する。
この空気調和装置では、暖房運転停止時でも第2室外熱交換器で結露水が発生する。その結露水が加湿用の水として補充されるので、加湿用の水が不足することはない。
第5発明に係る空気調和装置は、第4発明に係る空気調和装置であって、四路切換弁をさらに備えている。四路切換弁は、流路を切換えることによって圧縮機から出た冷媒を室内熱交換器又は第2室外熱交換器へ流すことができる。制御部は、室内熱交換不要時に第2室外熱交換器が着霜した際、四路切換弁で流路を切換えて第2室外熱交換器に冷媒を流す。
この空気調和装置では、圧縮機を出た高温の冷媒が第2室外熱交換器に流れるので、短時間で除霜することができる。
第6発明に係る空気調和装置は、第4発明に係る空気調和装置であって、第2室外熱交換器へ送風するファンをさらに備えている。制御部は、室内熱交換不要時に第2室外熱交換器が着霜した際、第2膨張機構で冷媒を減圧せずに第2室外熱交換器に冷媒を流し、ファンで第2室外熱交換器に送風する。
この空気調和装置では、圧縮機を出た高温の冷媒が第2室外熱交換器に流れるので、短時間で除霜することができる。
第7発明に係る空気調和装置は、第1発明、第2発明及び第4発明のいずれか1つに係る空気調和装置であって、外気温を検出する温度センサと外気の相対湿度を検出する湿度センサとをさらに備えている。制御部は、温度センサの検出値と湿度センサの検出値とから外気の露点温度を算出する。
この空気調和装置では、外気の露点温度が精度よく算出されるので、室外熱交換器の温度の目標値が明確になり、効率よく結露水が発生する。
第1発明に係る空気調和装置では、室外熱交換器の着霜が抑制されるので、除霜回数が減り、暖房能力が低下することなく加湿用の水が補充される。
第2発明に係る空気調和装置では、第2室外熱交換器の着霜が抑制されるので、除霜回数が減り、暖房能力が低下することなく加湿用の水が補充される。
第3発明に係る空気調和装置では、圧縮機を出た高温の冷媒が第2室外熱交換器に流れるので、短時間で除霜することができる。
第4発明に係る空気調和装置では、暖房運転停止時でも第2室外熱交換器で結露水が発生し加湿用の水として補充されるので、加湿用の水が不足することはない。
第5発明と第6発明に係る空気調和装置では、圧縮機を出た高温の冷媒が第2室外熱交換器に流れるので、短時間で除霜することができる。
第7発明に係る空気調和装置では、外気の露点温度が精度よく算出されるので、室外熱交換器の温度の目標値が明確になり、効率よく結露水が発生する。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<空気調和装置の概略構成>
図1(a)は本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成図であり、図1(b)は空気調和装置の暖房運転時、捕水運転時および除霜運転時における各弁の状態表である。図1(a)において、空気調和装置1は、圧縮機11、四路切換弁12、第1室外熱交換器13a、第2室外熱交換器13b、第1膨張弁14a、第2膨張弁14b、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などの機器が接続されて冷媒回路10が形成されている。なお、便宜上、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bとを総称して室外熱交換器13とよぶ。冷媒回路10は、バイパス100を有している。バイパス100は、四路切換弁12の出口(暖房運転時)と第1膨張弁14aの出口(暖房運転時)とを結び、途中に電磁開閉弁41が設けられている。
室内熱交換器15の近傍には加湿手段21が配置されており、加湿手段21は、室内熱交換器15を通過して室内に吹出される空気に適度の水分を与えている。加湿手段21が与える水分は、水供給部26から供給される。水供給部26は、ホース22とタンク23とポンプ25とを有する。タンク23内の水は、第1室外熱交換器13a及び第2室外熱交換器13bで発生した結露水を浄化した水であり、その水は、ポンプ25でくみ上げられホース22を通って加湿手段21に搬送される。加湿手段21は、超音波式加湿器、加熱式加熱器および噴霧式加湿器などから適切に選定される。
空気調和装置1には、温度センサ91,92,93、湿度センサ94など各種のセンサが設けられている。温度センサ91は第1室外熱交換器13aの温度を検出し、温度センサ92は第2室外熱交換器13bの温度を検出する。温度センサ93は、外気温度を検出し、湿度センサ94は外気の相対湿度を検出する。これらセンサの検出値は制御部4に送られて処理される。
室内ファン63は、室内熱交換器15に空気を当てて、室内空気と冷媒との熱交換を活発にする。室外ファン81は、第1室外熱交換器13a及び第2室外熱交換器13bに空気を当てて、室外空気と冷媒との熱交換を活発にする。本実施形態では、室内熱交換器15と加湿手段21と室内ファン63とは室内ユニット3側にあり、その他は、室外ユニット2側にある。
<室外ユニット>
図2は室外ユニットの背面図である。図2において、室外ユニット2の上部には、第1室外熱交換器13a、第2室外熱交換器13b及びドレンパン31が配置されている。また、図1で示された圧縮機11、室外ファン81なども室外ユニット2の上部に配置されている。ドレンパン31は、第1室外熱交換器13a及び第2室外熱交換器13bで発生した結露水を受けて、その結露水を室外ユニット2の下部に配置された浄水槽32に導く。
図3は、タンクの斜視図である。図3において、結露水は、浄水槽32の入口32aから内部に流入する。浄水槽32で浄化された水は第2電磁弁34を通ってタンク23に流入する。タンク23内の水は、タンク23の底面からポンプ25によってくみ上げられて加湿手段21へ搬送される。
浄水槽32の下方には、第1電磁弁33と第2電磁弁34が接続されている。第1電磁弁33を通過した水は排水口51から排出される。第2電磁弁34を通過した水はタンク23に入る。タンク23の底面には、第3電磁弁35が接続されており、第3電磁弁35を通過した水は排水口51から排出される。ポンプ25は、タンク23の底面側から水をくみ上げて三方弁36に送り、三方弁36から適量の水が加湿手段21へ供給される。
タンク23内の水は、殺菌のために紫外線ランプ37から紫外線が照射されている。紫外線ランプ37は、タンク23の上部に取付けられるが、設置が容易であるので作業性がよい。殺菌手段は、紫外線ランプ37に限定されるものではなく、例えば、オゾン発生器でもよい。
また、空気調和装置1が寒冷地に設置される場合は、タンク23内の水の凍結を防止するために、ヒーターがタンク23の近傍、或いはタンク23内に配置される。ヒーターは常時作動している必要はなく、外気温が氷点下に達したときに作動すればよい。
<水の循環経路>
図4は、水の循環経路を示す回路図である。図4において、浄水槽32の内部は、浄水フィルタ323によって第1槽321と第2槽322とに仕切られており、ドレンパン31から浄水槽32に入った水は、先ず、第1槽321に貯留され、その後、浄水フィルタ323を通過して第2槽322に貯留される。水が浄水フィルタ323を通過する際には、水中に含まれる不純物が浄水フィルタ323によって除去される。このような浄水手段は、大型化せず設置し易い。
第1槽321内が満水状態になったときは、第1電磁弁33が流路を開き排水する。第2槽322内の水は、第2電磁弁34が流路を開いたときにタンク23内へ流れる。タンク23が満水状態になったときは、第2電磁弁34が流路を閉じる。タンク23内の水が不要になったときは、第3電磁弁35が流路を開けて排水する。
三方弁36は、ポンプ25から送られてくる水を加湿手段21に供給するだけでなく、必要に応じてその水を浄水槽32の第2槽322へ戻している。水が第2槽322に戻されることによって、浄水後の水が、浄水フィルタ323を通して第1槽321側へ強制的に流されるので、浄水フィルタ323が清掃される。即ち、第2槽322から第1槽321へ水が逆流し、浄水フィルタ323の表面に堆積した不純物が第1槽321に戻される。このとき、第1電磁弁33が流路を開けることによって、浄水フィルタ323に堆積した不純物を除去しながら第1槽321内の水を排出することができる。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置1は、四路切換弁12で冷媒の流路を変更することによって冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。本実施形態では、冷媒回路が暖房運転用の回路になっている場合について説明する。
(暖房運転)
暖房運転時、四路切換弁12は図1の実線で示す流路を成し、圧縮機11と室内熱交換器15とが連通する。通常の暖房運転の場合は、第1膨張弁14aは絞り状態、第2膨張弁14bは全開状態であるので、室内熱交換器15が凝縮器となり、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bが蒸発器となる。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内空気と熱交換して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。
室内熱交換器15を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧されて第1室外熱交換器13a及び第2室外熱交換器13bに導入される。ここで、冷媒と室外空気との熱交換が行われ冷媒は吸熱して蒸発する。第2室外熱交換器13bを出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。外気の絶対湿度が高い場合は、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bで空気中の水分が結露するので、発生した結露水はタンク23へ貯留される。
(捕水を兼ねた暖房運転)
捕水とは第2室外熱交換器13bの温度を外気の露点温度以下にして空気中に含まれる水分を捕獲することであり、そのための制御を捕水制御という。捕水を兼ねた暖房運転を行なう場合は、第1膨張弁14aと第2膨張弁14bは共に絞り状態となる。制御部4のメモリには絶対湿度に対する第2膨張弁14bの絞り量が予め記憶されており、捕水制御時に、制御部4は、温度センサ93から送られてくる外気温度の検出値と湿度センサ94から送られてくる相対湿度の検出値とから外気の絶対湿度を算出し、適切な絞り量を求めて第2膨張弁14bを制御する。
圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内空気と熱交換して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。室内熱交換器15を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧されて第1室外熱交換器13aに導入され吸熱する。第1室外熱交換器13aを出た冷媒は、第2膨張弁14bでさらに減圧されて第2室外熱交換器13bに導入される。
制御部4は、第2膨張弁14bを制御して、第2室外熱交換器13bの温度を外気の露点温度以下に設定する。したがって、冷媒の蒸発温度が外気の露点温度を下回り、空気中の水分が第2室外熱交換器13bで確実に結露する。発生した結露水はタンク23へ貯留される。第2室外熱交換器13bを出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。
(暖房運転停止時の捕水運転)
本実施形態では、捕水のためだけに冷媒を循環させて上述の捕水制御を行う捕水運転がある。例えば、空気調和装置1が暖房運転を停止し室内熱交換器15での熱交換が不要なときに、冷媒回路10のバイパス100を使用して捕水運転を行う。図1(b)に示すように、通常の暖房運転から捕水運転に切り換えるときは、第1膨張弁14aを閉じて、第2膨張弁14bを絞り、バイパス100の電磁開閉弁41を開ける。また、捕水を兼ねた暖房運転から捕水運転に切り換える場合は、第1膨張弁14aを閉じて、バイパス100の電磁開閉弁41を開ける。
これによって、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が、四路切換弁12を経てバイパス100に入り、電磁開閉弁41を通過して第1室外熱交換器13aに導入される。冷媒は、第1室外熱交換器13aで放熱して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。第1室外熱交換器13aを出た冷媒は、第2膨張弁14bで減圧されて第2室外熱交換器13bに導入される。このとき、制御部4は、第2膨張弁14bを制御して第2室外熱交換器13bの温度を外気の露点温度以下に設定する。このため、冷媒の蒸発温度が外気の露点温度を下回り、第2室外熱交換器13bは確実に結露する。発生した結露水はタンク23へ貯留される。第2室外熱交換器13bを出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。
(除霜運転)
第2室外熱交換器13bが着霜し、除霜運転を行なうときは、四路切換弁12を冷房側の流路(点線の流路)に切り換え、第1膨張弁14aを閉じ、第2膨張弁14bを絞り、バイパス100の電磁開閉弁41を開ける。これによって、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が、四路切換弁12を経て第2室外熱交換器13bに導入される。冷媒は、第2室外熱交換器13bで放熱して除霜し、除霜によって発生した水はタンク23へ貯留される。
冷媒は、第2室外熱交換器13bで放熱して中温・高圧の状態になり、第2膨張弁14bで減圧されて第1室外熱交換器13aに導入される。このとき、制御部4は、第2膨張弁14bを制御して、第1室外熱交換器13aの温度を外気の露点温度以下に設定する。したがって、除霜運転のときも第1室外熱交換器13aで結露水が発生するので、その結露水は、第2室外熱交換器13bの除霜で発生する水と合わせて加湿用の水として補充される。第1室外熱交換器13aを出た冷媒は、バイパス100に入り、電磁開閉弁41を通過し四路切換弁12を経て再び圧縮機11に吸入される。
<変形例>
次に、上記の除霜運転とは異なる除霜運転を行なう本実施形態の変形例について、図面を参照しながら説明する。なお、上記実施形態と同じ構成部品については、同様の符号を付し説明を省略する。また、通常の暖房運転、捕水を兼ねた暖房運転および捕水運転については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
図5(a)は本実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図であり、図5(b)は空気調和装置の暖房運転時、捕水運転時および除霜運転時における各弁の状態表である。図5(a)において、冷媒回路10は、バイパス200を有している。バイパス200は、圧縮機11の出口と第1膨張弁14aの出口(暖房運転時)とを結び、途中に電磁開閉弁41が設けられている。
(除霜運転)
第2室外熱交換器13bが着霜し、暖房運転を除霜運転に切り換えるときは、第1膨張弁14aを閉じて、第2膨張弁14bを全開にし、バイパス200の電磁開閉弁41を開ける。このとき、四路切換弁12は暖房側の流路(実線の流路)のままである。これによって、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が、バイパス200に入り、電磁開閉弁41を通過して第1室外熱交換器13aに導入される。このとき、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bとの間にある第2膨張弁14bは既に全開となっているので、冷媒は減圧されることなく高温のまま第2室外熱交換器13bへ流れ、第2室外熱交換器13bは除霜される。制御部4は、冷媒が短時間で放熱するように室外ファン81を動作させ、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bでの熱交換を活発にする。除霜によって発生した水はタンク23へ貯留される。第2室外熱交換器13bを出た冷媒は、四路切換弁12を経て再び圧縮機11に吸入される。
<特徴>
(1)
空気調和装置1は、圧縮機11から出た高温の冷媒を第1室外熱交換器13aに流すバイパス100を備えている。第2膨張弁14bは、第1室外熱交換器13aと第2室外熱交換器13bとの間に配置されている。空気調和装置1では、暖房運転停止時に、圧縮機11、バイパス100、第1室外熱交換器13a、第2膨張弁14b及び第2室外熱交換器13bの順で冷媒が循環する。冷媒は、第2膨張弁14bで減圧されるので、第1室外熱交換器13aが高圧側に、第2室外熱交換器13bが低圧側になり、第2室外熱交換器13bで結露水が発生する。その結露水が加湿用の水として補充されるので、加湿用の水が不足することはない。
(2)
空気調和装置1では、制御部4が第2膨張弁14bを制御して第2室外熱交換器13bの温度を外気の露点温度以下に設定する。このため、室外熱交換器の温度が常時氷点下となる従来の空気調和装置と比較して除霜の回数が減る。このため、暖房能力の低下が抑制される。
(3)
空気調和装置1は、第2室外熱交換器13bで着霜したときは、第2室外熱交換器13bに高温冷媒を流通させるので、短時間で除霜することができる。
以上のように、本発明によれば、結露水を加湿用の水として常に補充することができるので、無給水加湿を行う空気調和装置に有用である。
(a)本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成図。(b)同空気調和装置の暖房運転時、捕水運転時および除霜運転時における各弁の状態表。 室外ユニットの背面図。 タンクの斜視図。 水の循環経路を示す回路図。 (a)本発明の実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図。(b)同空気調和装置の暖房運転時、捕水運転時および除霜運転時における各弁の状態表。
符号の説明
1 空気調和装置
4 制御部
11 圧縮機
12 四路切換弁
13 室外熱交換器
13a 第1室外熱交換器
13b 第2室外熱交換器
14a 第1膨張弁
14b 第2膨張弁
15 室内熱交換器
21 加湿手段
41 電磁開閉弁
81 室外ファン
93 温度センサ
94 湿度センサ
100,200 バイパス

Claims (7)

  1. 室外熱交換器(13)と、
    前記室外熱交換器(13)の温度を制御して結露水を発生させる捕水制御を行わせる制御部(4)と、
    前記結露水を使って室内を加湿する加湿手段(21)と、
    を備え、
    前記制御部(4)は、前記捕水制御時に、前記室外熱交換器(13)の一部の温度を外気の露点温度以下に設定する、
    空気調和装置(1)。
  2. 圧縮機(11)と、
    第1室外熱交換器(13a)と、
    第2室外熱交換器(13b)と、
    室内熱交換器(15)と、
    前記第1室外熱交換器(13a)と前記室内熱交換器(15)との間に配置される第1膨張機構(14a)と、
    前記第1室外熱交換器(13a)と前記第2室外熱交換器(13b)との間に配置される第2膨張機構(14b)と、
    前記第1室外熱交換器(13a)及び前記第2室外熱交換器(13b)の少なくともいずれか一方の温度を制御し結露水を発生させる捕水制御を行わせる制御部(4)と、
    前記結露水を使って室内を加湿する加湿手段(21)と、
    を備え、
    前記制御部(4)は、前記捕水制御時に、前記圧縮機(11)から前記室内熱交換器(15)及び前記第1膨張機構(14a)を経由してくる冷媒を前記第2膨張機構(14b)で減圧して、前記第2室外熱交換器(13b)の温度を外気の露点温度以下に設定する、
    空気調和装置(1)。
  3. 流路を切換えることによって前記圧縮機(11)から出た冷媒を前記室内熱交換器(15)又は前記第2室外熱交換器(13b)へ流すことができる四路切換弁(12)をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記捕水制御時に前記第2室外熱交換器(13b)が着霜した際、前記四路切換弁(12)で流路を切換えて前記第2室外熱交換器(13b)に冷媒を流す、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記圧縮機(11)から出た冷媒を前記第1室外熱交換器(13a)に導くバイパス(100,200)と、
    前記バイパス(100,200)の流路を開閉する開閉弁(41)と、
    をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記捕水制御時において、前記室内熱交換器(15)に冷媒を流通さる必要がない室内熱交換不要時には、前記第1膨張機構(14a)を閉じるとともに前記開閉弁(41)で前記バイパス(100,200)の流路を開き、前記圧縮機(11)から前記バイパス(100,200)を経由してくる冷媒を前記第2膨張機構(14b)で減圧して、前記第1室外熱交換器(13a)を高圧側熱交換器に、前記第2室外熱交換器(13b)を低圧側熱交換器にし、前記第2室外熱交換器(13b)の温度を外気の露点温度以下に設定する、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  5. 流路を切換えることによって前記圧縮機(11)から出た冷媒を前記室内熱交換器(15)又は前記第2室外熱交換器(13b)へ流すことができる四路切換弁(12)をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記室内熱交換不要時に前記第2室外熱交換器(13b)が着霜した際、前記四路切換弁(12)で流路を切換えて前記第2室外熱交換器(13b)に冷媒を流す、
    請求項4に記載の空気調和装置(1)。
  6. 前記第2室外熱交換器(13b)へ送風するファン(81)をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記室内熱交換不要時に前記第2室外熱交換器(13b)が着霜した際、前記第2膨張機構(14b)で冷媒を減圧せずに前記第2室外熱交換器(13b)に冷媒を流し、前記ファン(81)で前記第2室外熱交換器(13b)に送風する、
    請求項4に記載の空気調和装置(1)。
  7. 外気温を検出する温度センサ(93)と、
    外気の相対湿度を検出する湿度センサ(94)と、
    をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記温度センサ(93)の検出値と前記湿度センサ(94)の検出値とから外気の露点温度を算出する、
    請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
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