JP2006193215A - 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 - Google Patents
熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006193215A JP2006193215A JP2005358532A JP2005358532A JP2006193215A JP 2006193215 A JP2006193215 A JP 2006193215A JP 2005358532 A JP2005358532 A JP 2005358532A JP 2005358532 A JP2005358532 A JP 2005358532A JP 2006193215 A JP2006193215 A JP 2006193215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- foamed resin
- resin layer
- label
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
【解決手段】 少なくともラベルの周方向に熱収縮しうる熱収縮性フィルム層3に発泡樹脂層5が積層されたラベル基材2を、発泡樹脂層5を内側にして筒状に形成してなる熱収縮性筒状ラベルであって、発泡樹脂層5の樹脂成分が、ラベルの縦方向に配向されており、熱収縮性フィルム層3が、少なくともラベルの周方向に熱収縮可能で、且つこの熱収縮温度に於いて発泡樹脂層5の周方向の熱収縮率が、熱収縮性フィルム層3の周方向の熱収縮率よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
従って、発泡樹脂層を厚くする手段以外で、断熱性を向上させることができる断熱ラベルが求められている。
そして、ラベルを容器等に装着した際に発泡樹脂層に凹凸が形成されることにより、発泡樹脂層に存する気泡と凹凸の間に存する空気層との相乗効果により、該ラベルは、より断熱性に優れたものとなる。
かかる熱収縮性筒状ラベルは、容器等に装着後、ミシン目に沿って確実に分断できる。
すなわち、周方向に裂け易い性質を有する熱収縮性フィルム層は、ミシン目が形成されていることによってミシン目に沿って分断できる。一方、熱収縮性フィルム層に積層された発泡樹脂層は、縦方向に引裂き性を有するので、周方向に裂け易い熱収縮性フィルム層によって不用意に周方向に裂けることがない。従って、熱収縮性筒状ラベル全体を、ミシン目に従って縦方向に確実に分断し、被装着体から除去できる。
尚、上記のように発泡樹脂層は縦方向に引裂き性を有するので、切れ目の少ないミシン目を形成してもラベル全体を容易に分断できる。
また、熱収縮性筒状ラベルは、発泡樹脂層に至るまでミシン目が形成されていなくても、発泡樹脂層が縦方向に引裂き性を有するので、熱収縮性筒状ラベル全体を縦方向に確実に分断できる。
また、本発明の筒状ラベル付き容器は、断熱効果の高い筒状ラベルが装着されているので、内容物の温度が直接手に伝わり難く、高温又は低温用の好適な容器を提供することができる。
図1及び図2に於いて、1は、熱収縮性フィルム層3と発泡樹脂層5とを有するラベル基材2を、該発泡樹脂層5がラベル内面を構成するように、ラベル基材2の両側端部を重ね合わせ、センターシールすることにより筒状に形成された熱収縮性筒状ラベルを示す。
熱収縮性フィルム層3は、意匠印刷表示を透視可能な無色透明又は有色透明の熱収縮性フィルムからなり、その材質については特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂からから選ばれる1種、又は2種以上の混合物などからなるフィルム、及びこれらの積層フィルムなどが例示される。中でも、発泡樹脂層5などを引張ってラベル全体を確実に収縮させるため、比較的収縮力の強いポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルムを用いることが好ましい。フィルムは、Tダイ法やインフレーション法などの公知の製法で製膜し延伸処理することにより熱収縮性フィルムを得ることができる。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、周方向(筒状ラベル1に形成した際に周方向となる方向をいう)に2.0〜8.0倍程度、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、縦方向(周方向と直交する方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸フィルムとなる。フィルム層21の厚みは、概ね15〜60μm程度が好ましく、25〜50μm程度がより好ましい。
但し、この収縮応力とは、フィルム片を周方向に80mm、縦方向に15mmに切り取り、このフィルム片の周方向の両端部を応力測定器((株)島津製作所製、商品名:オートグラフ)のチャックに保持し(チャック間距離50mm)、これを100℃の温水中に10秒間浸漬した際に生じる周方向に於ける収縮応力の最大値をいう。
また、熱収縮性フィルム層3を構成するフィルムは、周方向に於ける熱収縮率が、例えば100℃の温水中に10秒間浸漬した際、約30%以上、好ましくは約40%以上、特に好ましくは約50%以上のものが例示される。尚、同縦方向の熱収縮率は、−2〜15%程度、好ましくは0〜10%程度のものが例示される。
さらに、90℃の温水中に10秒間浸漬した際に於ける同フィルムの周方向に於ける熱収縮率は、約20%以上、好ましくは約30%以上、特に好ましくは約40%以上のものが例示される。尚、同縦方向の熱収縮率は、−2〜10%程度、好ましくは0〜6%程度のものが例示される。
但し、熱収縮率(%)=[{(周方向(又は縦方向)の元の長さ)−(周方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(周方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
尚、意匠印刷層31は、熱収縮性フィルム層3の内面側に設けることが好ましいが、該フィルム層3の外面に設けることも可能である。
かかる発泡樹脂層5は、白色系であるため、意匠印刷層31の表示を鮮明に見せることができる。従って、装飾性に優れた筒状ラベル1を構成することができる。また、その他の色に着色された発泡樹脂層5を用いることもできる。この着色発泡樹脂層5の色彩は、好ましくは意匠印刷層31又は装着される容器の外面とデザイン的に一体を成すようなもの、例えば意匠印刷層31と同様の色彩のものや、或いは容器の外面と同様の色彩などが例示される。かかる着色発泡樹脂層5を用いることにより、装着状態の筒状ラベル1に於いて、発泡樹脂層5の上下縁を目立たなくさせることができる。すなわち、筒状ラベル1を容器に装着した際、熱収縮性フィルム層3が縦方向に少し熱収縮して縦滑りしたようにズレることにより、ラベル上下縁部に於いて発泡樹脂層5の上下縁が覗き出る虞があるが、上記着色発泡樹脂層5を用いることにより、発泡樹脂層5の上下縁が出ても、これを意匠印刷層31又は容器の外面に溶け込ませるように視覚的に擬装でき、装着外観を損ねることを防止できる。
尚、樹脂成分が縦方向に配向されているとは、発泡樹脂層5を構成するポリマー分子が縦方向(周方向に直交する方向)に配向されていることを意味する。また、ここで言う縦方向に配向されているとは、概ね縦方向に配向していることであって厳格な方向性を意味しているわけではなく、例えば周方向に対して少し斜め方向にポリマー分子が配向しているものも含まれる。
樹脂成分の配向は、通常、延伸処理によって付与することができる。従って、発泡樹脂層5に使用される発泡樹脂シートの製造過程で縦方向に延伸することにより、樹脂成分が配向された発泡樹脂層5を簡易に得ることができる。延伸方法は、チューブ法、延伸ロール法などの公知の方法で行えばよい。
延伸倍率は、樹脂成分を縦方向に配向できれば特に限定されないが、余りに小さいと十分に配向しないため、縦方向に1.5〜5倍程度、更には2〜3倍程度が好ましい。また、周方向にも延伸されていてもよく、この場合、周方向に於ける延伸倍率は、1.1〜3倍程度、好ましくは1.5〜2.5倍程度である。
発泡樹脂層5に非発泡の中間層4が積層されている本例に於いては、例えば、発泡樹脂層5と中間層4を共押出で積層して積層シートを作製し、次に、これを少なくとも縦方向に延伸することにより、発泡樹脂層5が縦方向に配向したシートを得ることができる。
尚、延伸処理された発泡樹脂シート(発泡樹脂層5)と中間シート(中間層4)を別個に作製し、両者の積層面全面に接着剤などを塗布して積層接着してもよい。
また、フィルム層3の熱収縮温度に於いて、発泡樹脂層5が縦方向に熱収縮するものであっても、上記凹凸形成には殆ど影響しないため、発泡樹脂層5は、熱収縮温度に於いて周方向に比して縦方向が大きく熱収縮するものを用いることもできる。
この場合、発泡樹脂層5の縦方向の熱収縮率は、例えば100℃の温水中に10秒間浸漬した際、約30%以下が良く、更には約15%以下が好ましく、約10%以下がより好ましい。尚、90℃の温水中に10秒間浸漬した際に於ける発泡樹脂層5の周方向の熱収縮率としては、−2〜8%程度が好ましい。
そして、縦方向に於いてフィルム層3よりも大きく熱収縮する発泡樹脂層5を用いることにより、熱収縮させて装着した後、ラベル上下縁部に於いて発泡樹脂層5が熱収縮性フィルム層3からはみ出ることを防ぐことができる。
但し、この収縮応力は、上記フィルム層3で述べた収縮応力と同様にして測定されるものを言う。
一方、余りに薄いと、気泡による断熱効果が期待できず、又、凹凸形成できない虞があるため、約40μm以上、更には約50μm以上が好ましく、約60μm以上に形成することがより好ましい。
得られた筒状ラベル付き容器10は、発泡樹脂層5の内周面(容器接触面)に、図4に示すように、無秩序に縦方向に伸びる筋状の凹凸部8が無数に形成される。
かかる凹凸形成によってその凹凸部8に隙間ができ、この隙間の空気層と発泡樹脂層5の内部の気泡との相乗効果により、極めて断熱性に優れたラベルが装着された筒状ラベル付き容器を提供できる。また、かかる筒状ラベル付き容器10は、耐衝撃性にも優れている。
凹凸部8の平均凹凸差Hは、特に限定されないが、凹凸差Hが余りに小さいと十分な空間ができないことから、約50μm以上、更には約60μm以上が好ましく、約70μm以上程度がより好ましい。
容器7の形状としては、筒状、カップ状、ボトル状など各種の形状の容器に装着できるが、特に、本発明のラベルは、発泡樹脂層5が積層されているものでありながら、容器7の径差が大きい部分に装着しても良好に密着させることができるから、このような容器7に装着する場合により顕著な効果を奏する。例えば、図3に示すような、胴部71の上方に順次径が小さくなる首部72を有するボトル型容器7の該胴部71から首部72にかけて、筒状ラベル1をシュリンク装着することにより、筒状ラベル1の上縁部を容器7の首部72に綺麗に密着させることができる。本発明の筒状ラベル1は、1.3〜2.3倍(周長さに於ける比)程度の径差を有する容器部分に、シュリンク装着によって確実に密着させることができる。
また、上記実施形態に於いては、発泡樹脂層5の内面が、筒状ラベル1の内周面(容器接触面)を構成しているが、例えば、発泡樹脂層5の内面に、非発泡層を積層してもよい。具体的には、外側から順に、例えばフィルム層3/中間層4/発泡樹脂層5/非発泡層や、フィルム層3/発泡樹脂層5/非発泡層などの層構成からなる筒状ラベル1が例示される。この場合、積層される非発泡層は、発泡樹脂層5の内面に於ける凹凸形成を阻害しないもの、例えば、極めて薄い又は柔軟なフィルムなどが用いられる。
また、中間層4/発泡樹脂層5/非発泡層を共押出して作製された積層シートと、熱収縮性フィルム層3とをドライラミネート法などで接着してなるラベル基材を用いることもできる。
易分断手段としては、例えば、図5に示すように、ラベル1の縦方向(例えば上下端に亘って)に形成されたミシン目91が挙げられる。ミシン目91は、切れ目911と非切れ目912が交互に連続的に形成されたもの(つまり、切れ目911が断続状に形成されたもの)が挙げられる。この切れ目911は、細長い直線状の切れ込みや針穴状の切れ込みなどが挙げられる。切れ目911や非切れ目912の縦方向長さは、特に限定されないが、分断容易性及びラベルの強度などを考慮すると、切れ目911の縦長X:非切れ目の縦長Yが、2:1〜1:5の比率で形成されていることが好ましい。尚、具体的数値としては、切れ目911の縦長Xが0.1〜1mm程度、非切れ目912の縦長Yが0.2〜3mm程度が例示される。
ミシン目91を形成する位置は、熱収縮性フィルム層3と発泡樹脂層5が積層されている部分であれば特に限定されないが、センターシール部11(ラベル基材2の両側端部を重ね合わせて接着した部分)の側部に沿って形成されていることが好ましい。また、ミシン目91の形成本数についても特に限定されないが、帯状に切り取ることができることから、2本形成されていることが好ましく、特に肉厚なセンターシール部11を挟んでその両側部に2本形成されていることがより好ましい。
尚、図2(b)に示す通り、ラベル基材2の一側端部2aには、熱収縮性フィルム層3単層の部分が存在する。従って、上記発泡樹脂層5を除き且つ少なくとも熱収縮性フィルム層3にミシン目91を形成する場合であって、センターシール部11の側部にミシン目91を形成する場合に於いては、熱収縮性フィルム層3及び発泡樹脂層5が少なくとも積層された領域にミシン目91が形成されるものである。但し、ミシン目91を2本形成する場合に於いて、そのうちの一方のミシン目91が熱収縮性フィルム層3単層の部分に形成されていてもよい。
また、発泡樹脂層5は、縦方向に配向されているため、縦方向に大きな引裂き性を有し、一方、熱収縮性フィルム層3は、横方向に大きな引裂き性を有するが縦方向の引裂き性は小さい。
従って、上記のように少なくとも熱収縮性フィルム層3にミシン目91の切れ目911を形成することにより、熱収縮性フィルム層3は、ミシン目91に沿って縦方向に分断され、一方、縦方向に大きな引裂き性を有する発泡樹脂層5は、ミシン目91が形成されていなくても、熱収縮性フィルム層3の分断に従い、縦方向に分断される。よって、熱収縮性筒状ラベル1を容易に分断できる。つまり、周方向に主たる延伸処理が施された熱収縮性フィルム層3は、周方向に裂け易く且つ縦方向に裂け難い性質を有するが、このフィルム層3と、周方向に裂け難く且つ縦方向に裂け易い性質を有する発泡樹脂層5とが積層された部分に於いて、ミシン目91を形成することにより、ラベルを確実に縦方向に切断できるのである。
特に、熱収縮性フィルム層3が、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルムで構成されている場合、周方向に裂け易いが、少なくとも該熱収縮性フィルム3にミシン目91を形成することにより、容易に分断できるので好ましい。
尚、発泡樹脂層5は縦方向に引裂き性を有するので、切れ目911の数が少ない又は切れ目911の長さが短いミシン目91を形成してもラベル全体を容易に分断できる。
この易分断手段として切込部92を用いる場合、上記ミシン目91と同様に、該切込部92は、ラベル基材2の全厚に亘って切り込まれていてもよいし、また、発泡樹脂層5を除き且つ少なくとも熱収縮性フィルム層3に切り込んで形成されているものでもよい。発泡樹脂層5を除き且つ少なくとも熱収縮性フィルム層3に形成する場合には、上記と同様に、熱収縮性フィルム層3のみに切込部92を形成する、或いは、熱収縮性フィルム層3及び中間層4に切込部92を形成すること等が例示される。もっとも、切込部92の形成を考慮すると、該切込部92は、ラベル基材2の全厚に亘って切り込まれていているものが好ましい。
このように感熱接着剤を熱収縮性筒状ラベル1の内周面に塗工することにより、熱収縮性筒状ラベル1を熱収縮装着する際の熱によって感熱接着剤が活性化され、容器等の被装着体7の外面に接着する。従って、該熱収縮性筒状ラベル1は、感熱接着剤を介して容器等の被装着体7に接着するので、不用意な位置ずれなどを確実に防止できる。
(使用したフィルム等)
・熱収縮性フィルム…熱収縮タイプポリエステルフィルム(厚み30μm)、商品名:スペーススクリーンS7561。東洋紡績(株)製。周方向に於ける熱収縮率:80%(100℃の温水中に10秒間浸漬)。尚、90℃温水中10秒間では78%。
・発泡シート(1)…発泡倍率3倍に発泡させた発泡樹脂層(厚み約115μm)に、非発泡の中間層(厚み約15μm)を積層した2層構造のシート(総厚130μm)。発泡樹脂層は、GPPS(東洋スチレン(株)製、汎用ポリスチレン、商品名:トーヨースチロールGP HRM12)を炭酸ガスで3倍に発泡させた発泡体であり、中間層は、GPPSを90重量%、SBR(旭化成ケミカルズ(株)製、スチレン−ブタジエンゴム、商品名:タフプレン−126)を10重量%に酸化チタン3PHR添加した組成からなり、両者を170℃で共押出して積層し、縦方向に3倍、横方向に2倍延伸して作製したもの。
この積層体の縦方向に於ける熱収縮率は、100℃の温水中に10秒間浸漬で15%(尚、90℃温水中10秒間では5%)、周方向に於ける熱収縮率は、100℃の温水中に10秒間浸漬で−1%(尚、90℃温水中10秒間では−1%)であった。
この積層体の縦方向に於ける熱収縮率は、100℃の温水中に10秒間浸漬で18%(尚、90℃温水中10秒間では6%)、周方向に於ける熱収縮率は、100℃の温水中に10秒間浸漬で−1%(尚、90℃温水中10秒間では−1%)であった。
・ドライラミネート接着剤…商品名:ティックドライ、大日本インキ化学工業製。
・装着容器…市販のボトル型金属製飲料容器(円筒状胴部の直径:80mm)。
熱収縮性フィルムと発泡シート(1)の中間層をドライラミネート接着剤(乾燥厚約3μm)を用いて貼り合わせて基材を作製した。この基材を発泡樹脂層が内側となるように筒状にしてセンターシールし、装着容器の胴部直径よりも約10%大きい筒状ラベルを作製した。
そして、このものを上記容器胴部に嵌挿し、90℃のスチームヒーターに通してシュリンク装着して筒状ラベル付き容器を得た。
装着容器の胴部直径よりも約30%大きく筒状に形成したこと以外は、実施例1−1と同様にして、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムと発泡シート(2)の中間層をドライラミネート接着剤(乾燥厚約3μm)を用いて貼り合わせて基材を作製した。この基材を発泡樹脂層が内側となるように筒状にしてセンターシールし、装着容器の胴部直径よりも約10%大きい筒状ラベルを作製した。
そして、このものを上記容器胴部に嵌挿し、90℃のスチームヒーターに通してシュリンク装着して筒状ラベル付き容器を得た。
装着容器の胴部直径よりも約30%大きく筒状に形成したこと以外は、実施例2−1と同様にして、筒状ラベル付き容器を作製した。
実施例1−1で作製したラベル基材を、発泡樹脂層が容器に接触するようにして、装着容器の胴部にズレない程度に強く巻き付け、粘着テープで仮止めした。
実施例2−1で作製したラベル基材を、発泡樹脂層が容器に接触するようにして、装着容器の胴部にズレない程度に強く巻き付け、粘着テープで仮止めした。
次に、各例の発泡樹脂層の内周面の凹凸差を測定した。その結果を表1に示す。
凹凸差は、任意の縦横10mm範囲に於ける凸部と凹部の高さ差の平均値であり、測定機器としてカラーレーザー顕微鏡(VK−8500、キーエンス製)を使用した。
但し、測定は、無作為に抽出した10人の平均値である。
Claims (8)
- 熱収縮性フィルム層に発泡樹脂層が積層されたラベル基材を、前記発泡樹脂層を内側にして筒状に形成してなる熱収縮性筒状ラベルであって、
前記発泡樹脂層の樹脂成分が、ラベルの縦方向に配向されており、
前記熱収縮性フィルム層が、少なくともラベルの周方向に熱収縮可能で、且つ熱収縮温度に於いて前記発泡樹脂層の周方向の熱収縮率が、前記熱収縮性フィルム層の周方向の熱収縮率よりも小さいことを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。 - 前記熱収縮性フィルム層の100℃に於ける周方向の熱収縮率が30%以上であり、前記発泡樹脂層の100℃に於ける周方向の熱収縮率が15%以下である請求項1記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記発泡樹脂層の厚みが、50〜150μmである請求項1又は2記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記発泡樹脂層の発泡倍率が、約1.2〜5倍である請求項1〜3の何れかに記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記熱収縮性フィルム層と発泡樹脂層を有する部分に於いて、少なくとも熱収縮性フィルム層にミシン目が縦方向に形成されている請求項1〜4の何れかに記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記ミシン目が発泡樹脂層に非貫通とされている請求項5記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 内面に発泡樹脂層を有する熱収縮性筒状ラベルが、容器の少なくとも胴部に熱収縮装着されている筒状ラベル付き容器であって、
前記発泡樹脂層の容器接触面には、無数の筋状の凹凸部が形成されていることを特徴とする筒状ラベル付き容器。 - 前記凹凸部の凹凸差が、50μm以上である請求項7記載の筒状ラベル付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005358532A JP4866073B2 (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-13 | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004364339 | 2004-12-16 | ||
JP2004364339 | 2004-12-16 | ||
JP2005358532A JP4866073B2 (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-13 | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006193215A true JP2006193215A (ja) | 2006-07-27 |
JP4866073B2 JP4866073B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=36799603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005358532A Expired - Fee Related JP4866073B2 (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-13 | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4866073B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008131936A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-06-12 | Fuji Seal International Inc | 植木鉢カバー、植木鉢、植木鉢カバーの製造方法、及び植木鉢カバー作製用キット |
JP2010002458A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Toppan Printing Co Ltd | シュリンクラベルおよびこれを装着した包装容器 |
JP2012035898A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Fuji Seal International Inc | ラベル付き容器 |
US8282754B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-10-09 | Avery Dennison Corporation | Pressure sensitive shrink label |
US8535464B2 (en) | 2007-04-05 | 2013-09-17 | Avery Dennison Corporation | Pressure sensitive shrink label |
US9221573B2 (en) | 2010-01-28 | 2015-12-29 | Avery Dennison Corporation | Label applicator belt system |
WO2019039056A1 (ja) * | 2017-08-25 | 2019-02-28 | 東洋製罐株式会社 | 缶 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922556Y1 (ja) * | 1970-02-17 | 1974-06-17 | ||
JPS5243594A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-05 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Packaging material |
JPS5280753A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-06 | Toshiba Corp | Information transfer retrial system |
JPH10337796A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Fuji Seal Co Ltd | 筒状シュリンクラベル |
JP2001236019A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Fuji Seal Inc | 熱収縮性断熱ラベル及び断熱ラベル付き容器 |
JP2003246354A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-09-02 | Noriyoshi Nakayama | 容器包装用収縮フィルムの製造方法 |
-
2005
- 2005-12-13 JP JP2005358532A patent/JP4866073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922556Y1 (ja) * | 1970-02-17 | 1974-06-17 | ||
JPS5243594A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-05 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Packaging material |
JPS5280753A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-06 | Toshiba Corp | Information transfer retrial system |
JPH10337796A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Fuji Seal Co Ltd | 筒状シュリンクラベル |
JP2001236019A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Fuji Seal Inc | 熱収縮性断熱ラベル及び断熱ラベル付き容器 |
JP2003246354A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-09-02 | Noriyoshi Nakayama | 容器包装用収縮フィルムの製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008131936A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-06-12 | Fuji Seal International Inc | 植木鉢カバー、植木鉢、植木鉢カバーの製造方法、及び植木鉢カバー作製用キット |
US8282754B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-10-09 | Avery Dennison Corporation | Pressure sensitive shrink label |
US8535464B2 (en) | 2007-04-05 | 2013-09-17 | Avery Dennison Corporation | Pressure sensitive shrink label |
JP2010002458A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Toppan Printing Co Ltd | シュリンクラベルおよびこれを装着した包装容器 |
US9221573B2 (en) | 2010-01-28 | 2015-12-29 | Avery Dennison Corporation | Label applicator belt system |
US9637264B2 (en) | 2010-01-28 | 2017-05-02 | Avery Dennison Corporation | Label applicator belt system |
JP2012035898A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Fuji Seal International Inc | ラベル付き容器 |
WO2019039056A1 (ja) * | 2017-08-25 | 2019-02-28 | 東洋製罐株式会社 | 缶 |
JP2019038567A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 東洋製罐株式会社 | 缶 |
JP7019998B2 (ja) | 2017-08-25 | 2022-02-16 | 東洋製罐株式会社 | 缶 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4866073B2 (ja) | 2012-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4866073B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 | |
JP4353944B2 (ja) | 開封保持性に優れた容器密封用蓋体 | |
WO2012086704A1 (ja) | 熱収縮性多層フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP2008132621A (ja) | 熱収縮性多層フィルムおよびその製造方法 | |
JP4568743B2 (ja) | 熱収縮性多層フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP6182782B2 (ja) | ラベル付き容器 | |
JP4671714B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP3529697B2 (ja) | 筒状シュリンクラベル、及びラベル付き非耐熱性容器 | |
JP3422907B2 (ja) | 筒状シュリンクラベル | |
JP4405792B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP6050078B2 (ja) | インジェクションブロー成形用インモールドラベル及びインジェクションブロー成形容器 | |
JP4865938B2 (ja) | 断熱ラベル付き容器 | |
JP4679126B2 (ja) | 筒状ラベル付き容器 | |
JP2000025067A (ja) | インモ−ルドラベリング用ラベルおよびそれを使用したインモ−ルドラベル成形容器 | |
JP2005193984A (ja) | 筒状ラベル付き容器、及び熱収縮性筒状ラベル | |
JP5204981B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及びラベル付き容器 | |
JP2005292461A (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP4931040B2 (ja) | カップ状容器用熱収縮性筒状ラベル | |
JP2006027675A (ja) | 熱収縮性ラベル、およびラベル付き容器 | |
JP2005119733A (ja) | 断熱性プラスチックカップ | |
JP4588555B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP2005215512A (ja) | 断熱性シュリンクラベル、およびラベル付き容器 | |
JP4612237B2 (ja) | 容器 | |
JP3859780B2 (ja) | 感熱ラベル及びラベル付き容器 | |
JPWO2020158553A1 (ja) | 長尺筒状シュリンクラベル原反、包装体の製造方法、及び副ラベル付き筒状シュリンクラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081010 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |