JP2006190731A - 基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法 - Google Patents

基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
大型基板においても、基板変形を小さく抑えながら、高速に基板を昇温させ、短時間で基板全面を均一な温度にすることが可能な基板加熱装置を提供する。
【解決手段】
均熱板5と、第1ヒータ1とを具備する基板加熱装置を用いる。均熱板5は、筐体10内に設けられ、第1面9を有し、基板4を第1面9に密接させて保持可能である。第1ヒータ1は、筐体10内に設けられ、第1面9に面し、基板4が第1面9に保持されたとき、基板4を加熱可能である。均熱板5は、基板4の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている。均熱板5は、均熱板5を加熱する第2ヒータ20を備えていても良い。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法に関し、特に製膜に関わる基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法に関する。
光に反応して発電する太陽電池が知られている。その一つとして、アモルファスシリコンや微結晶シリコンの発電層を大型の基板に製膜した薄膜シリコン太陽電池が知られている。このような太陽電池を製造する場合、大型の基板(例示:1m×1m以上)の全面に渡って均一な薄膜シリコンを製膜することが重要である。その場合、薄膜シリコン製膜装置に搬入する基板を製膜温度付近まで予熱するにあたり基板の全面において、基板温度を均一に昇温する必要がある。
基板温度を昇温するにあたり均一化することは、大型基板の割れの防止に重要である。例えば、基板の中心付近の温度が高く、外縁(外周)付近の温度が低いと、中心部分は熱膨張しようとするが、外縁(外周)部分はそれほど熱膨張しようとしない。この熱膨張の違いにより、平坦な基板がうねるような変形(バックリング変形)が発生する。特に基板がガラス基板の時はガラス表面に微細なマイクロクラックが存在するために、基板が大型のガラスの場合、バックリング変形により基板が割れてしまうことがある。バックリング変形を生じる基板面内の温度差は、材料や基板の大きさや温度分布の形態にもよるが、1.1m×1.4m×4mmの基板の場合、温度差30℃〜50℃程度で発生することもある。大型基板の全面で面内温度分布を少なくし、均一化することは非常に重要であり、その技術が望まれる。
薄膜シリコン製膜装置など連続して製膜処理する装置においては、搬入基板を予熱して製膜温度付近まで加熱して製膜室に搬入することで、製膜室での基板予熱時間を短縮して生産性の向上を図る。また装置に搬入される基板は基板表面に水分などの吸着物があるために、装置のロード室など製膜室へ搬入する前の真空排気時に同時に基板を加熱することは、基板表面吸着物を除去できるので望ましい。この搬入基板の予熱は加熱時間短縮のために高温熱源であるIR(赤外線加熱)ランプヒータを用いることが多い。1mを越えるような大型基板についてIRランプヒータで加熱しようとする場合、面内温度分布を改善するために、IRランプの背面に反射板を設けて加熱指向性を改善する技術や、大型基板の周囲に追加のヒータを設ける技術(特開2004−84032号公報)が従来行われてきた。これらの従来技術の場合、基板変形(バックリング変形)の少ない面内温度分布≦30℃とするには、基板への熱流束分布を均一化させる必要があり、ヒータ自体の温度分布の均一化を保ちながら所定の時間内に基板を加熱できるヒータ投入熱には限界がある。そのため、高速に基板温度を昇温することが困難であった。
また、大型基板の一部に低温領域を設けて基板変形(バックリング変形)を発生させる限界温度を上昇させて、高速昇温を可能にする技術(特開2004−43244号公報)も従来行われている。しかし、その後の製膜において、元々低温領域であった部分に製膜された膜の膜質が低下するために、製膜室などにおいて基板温度分布が均一化するまで待機時間が必要になる課題がある。
大型基板においても、基板変形を小さく抑えながら、高速に基板を昇温させることが可能な技術が望まれている。
特開2004−84032号公報 特開2004−43244号公報
従って、本発明の目的は、大型基板においても、基板変形を小さく抑えながら、高速に基板を昇温させることが可能な基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、大型基板においても、短時間で基板全面を均一な温度にすることが可能な基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、大型基板においても、基板全面を均一な所望の温度にするとともに、膜質に悪影響を与えることのない基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
従って、上記課題を解決するために、本発明の基板加熱装置は、均熱板(5、15)と第1ヒータ(1)とを具備する。均熱板(5、15)は、減圧が可能な筐体(10)内に設けられ、第1面(9)を有し、基板(4)を第1面(9)に密接させて保持可能である。第1ヒータ(1)は、筐体(10)内に設けられ、第1面(9)に面し、基板(4)が第1面(9)に保持されたとき、基板(4)を加熱可能である。均熱板(5、15)は、基板(4)の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている。
基板(4)を均熱板(5、15)に密接させることで、均熱板(5、15)を介して基板(4)内の熱をより速く伝導させることが出来るので、基板(4)の面内温度分布を高速、短時間で均一化させることが可能となる。
上記の基板加熱装置において、均熱板(5、15)は、均熱板(5、15)を加熱する第2ヒータ(20)を備えることが好ましい。
均熱板(5、15)が加熱されることで、熱容量が大きな均熱板(5、15)の加熱・昇温に必要な熱量が低減もしくは不要となり、基板(4)から均熱板(5、15)への熱流束が減少するので、第1ヒータ(1)の熱の多くを基板(4)の加熱に用いることが出来、基板を高速に昇温することができる。
上記の基板加熱装置において、第1面(9)に密接する、又は、離れるように基板(4)を保持可能な保持機構(14)を更に具備することが好ましい。
基板(4)を均熱板(5、15)から離すと、基板(4)と均熱板(5、15)との間の熱伝達率が低下して基板(4)から均熱板(5、15)への熱流束が減少するために、第1ヒータ(1)からの熱の多くを基板(4)の加熱に用いることが出来るので、より高速に基板(4)を昇温できる。したがって、基板(4)を均熱板(5、15)から離して高速に昇温し、昇温後に基板(4)と均熱板(5、15)とを密接させて短時間で面内温度分布を均一化することで、昇温及び面内温度分布の均一化の全体工程を短時間で行うことが可能となる。
上記の基板加熱装置において、基板(4)を均熱板(5、15)と第1ヒータ(1)との間で保持可能な保持機構(14)と、基板(4)が保持機構(14)に保持されたとき、基板(4)に密接する、又は、離れるように均熱板(5、15)を移動する駆動機構(9、21)を更に具備することが好ましい。
均熱板(5、15)を基板(4)から離すと、より高速に基板(4)を昇温できる。したがって、均熱板(5、15)を基板(4)から離して高速に昇温し、昇温後に均熱板(5、15)と基板(4)とを密接させて短時間で面内温度分布を均一化することで、昇温及び面内温度分布の均一化の全体工程を短時間で行うことが可能となる。
上記の基板加熱装置において、均熱板(5、15)と第1ヒータ(1)との間に設けられ、第1ヒータ(1)で基板(4)を加熱するとき、基板(4)の外縁から所定の距離だけ内側の帯状の領域(4a)へ向う第1ヒータ(1)の輻射熱を遮る熱遮断枠(8)を更に具備することが好ましい。
基板(4)の内側に低温領域(4a)を設けることで、昇温時に発生する基板(4)外縁の応力を緩和することが出来、バックリング変形を発生する許容面内温度分布が大きくなり、より高速に昇温することが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の真空装置は、筐体(10)と、基板加熱装置(30)とを具備する。筐体(10)は、内部を減圧することが可能である。基板加熱装置(30)は、筐体(10)内に設けられ、上記のいずれか一項に記載されている。
上記課題を解決するために、本発明の基板加熱方法は、(a)筐体(10)内に設けられた均熱板(5、15)の第1面(9)に、基板(4)を密接させて保持するステップと、(b)基板(4)を第1ヒータ(1)で加熱するステップとを具備する。均熱板(5、15)は、基板(4)の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている。
上記の基板加熱方法において、(b)ステップは、(b1)均熱板(5、15)を第2ヒータ(20)で加熱するステップを備えることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の基板加熱方法は、(a)筐体(10)内に設けられた均熱板(5、15)の第1面(9)から離して基板(4)を保持するステップと、(b)基板(4)を第1ヒータ(1)で加熱するステップと、(c)第1面(9)と基板(4)とを密接するステップとを具備する。均熱板(5、15)は、基板(4)の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている。
上記の基板加熱方法において、(b)ステップは、(b1)均熱板(5、15)を第2ヒータ(20)で加熱するステップを備えることが好ましい。
上記の基板加熱方法において、(c)ステップは、(c1)均熱板(5、15)を第2ヒータ(20)で加熱するステップを備えることが好ましい。
上記の基板加熱方法において、(a)ステップは、(a1)基板(4)から均熱板(5、15)を離すように基板(4)又は均熱板(5、15)を移動するステップを備える。(c)ステップは、(c1)基板(4)に均熱板(5、15)を密接するように基板(4)又は均熱板(5、15)を移動するステップを備えることが好ましい。
上記の基板加熱方法において、(b)ステップは、(b2)均熱板(5、15)と第1ヒータ(1)との間に設けられた熱遮断枠(8)を介して、基板(4)の外縁から所定の距離だけ内側の帯状の領域(4a)へ向う第1ヒータ(1)の輻射熱を遮るように、基板(4)を第1ヒータ(1)で加熱するステップを具備することが好ましい。
本発明により、大型基板においても、基板変形を小さく抑えながら、高速に基板を昇温させ、短時間で基板全面を均一な温度にすることが可能となる。
以下、本発明の基板加熱装置、真空装置及び基板加熱方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第1の実施の形態を適用した製膜装置の構成を示す斜視図(部分透視図)である。製膜装置70は、ロード室71A、アンロード室71B、ローダ72A、アンローダ72B、共通搬送室73、台車移動待機室74A〜74G、搬送台車76A〜76F、製膜室(真空処理室)77A〜77E、予備室78を具備する。
製膜装置70は、搬送台車の回転用の共通搬送室73が中央に設けられている。5つの製膜室(真空処理室)77A〜70E、ロード室71A、アンロード室71B、予備室80は、共通搬送室73の周囲を取り囲むように、それぞれ台車移動待機室74A〜74Gを介して共通搬送室73に連通されて、配置されている。ただし、図示しないが、隣接する室同士の接続部分には、ゲート弁が設けられている。
2台の搬送台車76A、76Bは、ローダ72Aで基板を受け取り、ロード室71Aへ搬送する。2台の搬送台車76E、76Fは、ロード室71Aで基板を受け取り、共通搬送室30経由で各製膜室77A〜70E(予備室80)へ基板を搬送する。また、各製膜室77A〜70E(予備室80)で基板を受け取り、他の各製膜室77A〜70E(予備室80)、又は、アンロード室71Bへ基板を搬送する。2台の搬送台車76C、76Dは、アンロード室71Bで基板を受け取り、アンローダ72Bへ搬送する。
本発明の基板加熱装置及び真空装置は、例えば、上記製膜装置70におけるロード室71Aに設けられている。そして、基板を製膜室77A〜70Eのいずれかへ搬送するとき、基板を予め製膜温度付近まで加熱しておくために用いる。それにより、製膜室77において、基板を加熱する時間を大幅に短縮することができる。
ここで、製膜装置70に搬入されるガラス基板は、前工程で既に下層膜を製膜処理されたものである場合と、製膜処理のないガラス板単体の場合、さらには下層膜が所定の形状にエッチングでパターニング処理された場合など各種基板があり得るが、本発明の基板加熱装置において基板加熱時間や設定温度を事前に検定して調整変更することで、いずれの基板においても対応可能である。
次に、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第1の実施の形態の構成について説明する。
図2は、本発明の真空装置の第1の実施の形態の構成を示す斜視図である。真空装置は、例えば、ロード室71Aであり、基板の存在する場所の雰囲気を所定の真空度にすると共に、基板を所定の温度に加熱する。真空容器10と基板加熱装置30とを具備する。
真空容器10は、真空ポンプのような減圧装置(図示されず)でその内部を減圧することが可能な筐体である。基板加熱装置30は、真空容器10内に設けられている。導入された基板を一時的に保持し、所定の温度に加熱する。基板加熱装置30は、ヒータ部3と、均熱板5とを備える。
均熱板5は、基板4を保持し、基板4の面内温度分布を短時間で均一化する。
均熱板5は、真空容器10内に設けられ、鉛直方向から7〜12°程度傾いて保持具(図示されず)で保持されている。その第1面9の広さは、基板4を保持可能なように基板4よりもやや広くなっている。均熱板5の第1面9(上側の平面)の下側に基板支持爪7を含む。基板4は、基板支持爪7にその下端を支持され、第1面9上に基板自重により寝かされて保持されている。それにより、基板4を第1面9に密接させて保持することができる。
均熱板5は、全体が短時間で概ね均一な温度になるように、かつ、基板4の面内温度分布を短時間で均一化できるように、基板4の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性の良い材料で製造されている。熱伝導性の良い材料としては、ステンレス系金属、アルミニウム系金属や銅系金属、鉄系金属が例示される。特に銅系や鉄系金属を使用する際は酸化防止のために表面にNiのような高温での耐食性の高い金属をメッキしていることが好ましい。ステンレス系金属は強度と耐食性から望ましいが、熱伝導率が他金属より低いため均熱効果が劣ることを配慮して、状況に応じて選定する。これらは、使用温度や使用ガスに応じて適宜選択される。
均熱板5を用いるため、板状の基板4の表面が均熱板5の表面に接触したとき、均熱板5が熱の経路となり、基板4の温度分布を非常に短時間で緩和する。即ち、ガラス基板の熱伝導率は0.8W/mK程度であり、均熱板の材質として使用可能なアルミニウム材が120W/mK、ステンレス材が16W/mKであり、均熱板はガラス基板よりも桁違いに熱伝導率が高いために、ガラス基板と均熱板の接触熱伝達率を考慮しても均熱板を経由した熱の均熱経路が大きな効果を発揮する。それにより、高速で基板4を昇温したときでも、基板4の温度を非常に短時間で概ね均一な温度に保つことができる。面内温度分布が高速で均一化されることで、大型基板で特に問題となるバックリング変形を大幅に抑制することが可能となる。このように、均熱板5は、基板4の面内温度分布を短時間で均一化する機能を有する。
ヒータ部3は、真空容器10内に、均熱板5の第1面9に対向するように設けられている。基板4が真空容器10に導入されたとき、基板4を所望の温度に加熱する。ヒータ部3は、IR(赤外線加熱)ヒータ1、反射板2を含む。IRヒータ1は、第1面9に略平行に対向するように面している。基板4が真空容器10に導入され、第1面9に保持されたとき、基板4の表面に略平行に対向し、所望の温度に加熱する。反射板2は、IRヒータ1に対して均熱板5と反対の側に設けられ、IRヒータ1の均熱板5側への加熱指向性を改善する。
均熱板5は、自身を所望の温度に加熱するヒータを有していてもよい。以下、それについて更に説明する。図3は、均熱板5の他の構成を示す斜視図である。
均熱板5aは、第1部材21a、第2部材22a、シースヒータ20aを含む。この場合、アルミニウム系金属のような材料製の板状の第1部材21aと第2部材22aとの間に、波状にうねらせたシースヒータ20aを挟み、第1部材21aと第2部材22aとの合わせ目を溶接固定する。これにより、シースヒータ20aと1部材21a及び第2部材22aとを密着させる。必要に応じて、中心付近をスタッド(図示されず)で固定することで両材が中央付近で浮き離れることを防止する。このシースヒータ20aは、均熱板5aを所望の温度に加熱することが出来る。シースヒータ20aの配置の仕方は、例えば、熱の逃げ易い両端側を密に、中央付近を疎に配置することができる。これにより、基板5aにおける加熱による面内温度分布の発生を抑制できる。なお、温度センサは、図示されていないが、例えば、第1部材21aの第1面9の近傍に埋め込むように設けることができる。
均熱板5aは、例えば基板4の目標温度付近に自身の温度を上昇、維持することができる。シースヒータ20を有することで、基板4をIRヒータ1で加熱する際、均熱板5aの加熱に必要な熱量を大幅に低減する、又は、不要とすることができる。それにより、基板4の加熱時間を大幅に短縮することができる。基板4を載せられる前に所定の温度に加熱しておけば、更に、基板4の加熱時間を大幅に短縮することができる。
また、このような均熱板5aは、IRヒータ1から輻射される熱の反射板としての機能も有する。すなわち、基板4の裏面(基板4における均熱板5(a)側)から逃げる熱流束を小さくすることができ、基板4における表面(IRヒータ1側)と裏面との温度差を小さくすることができる。それにより、基板4が凸変形(表面の温度が裏面よりも高くなり、表面がせり上がるような変形)の発生を抑制することが可能となる。
均熱板5aの温度としては、基板4の目標加熱温度に対して、0℃よりも小さく−30℃以上が好ましい。0℃以上になると、均熱板5aから基板4へ熱が流入するので、温度制御が複雑になってしまう。−30℃未満になると、基板4から均熱板5aへの熱の流入が多くなるので、温度制御の安定性が低下してしまう。より好ましくは、−5℃以下、−20℃以上である。
図4は、均熱板5の更に他の構成を示す斜視図である。
均熱板5bは、自身を所望の温度に加熱する。第1部材21b、第2部材22b、シースヒータ20bを含む。この場合、アルミニウム系金属のような材料製の板状の第1部材21bと第2部材22bとの間に、渦巻状にシースヒータ20bを挟み、第1部材21bと第2部材22bとの合わせ目を溶接固定する。これにより、シースヒータ20bと1部材21b及び第2部材22bとを密着させる。必要に応じて、中心付近をスタッド(図示されず)で固定する。このシースヒータ20bは、均熱板5bを所望の温度に加熱することが出来る。シースヒータ20bの配置の仕方は、例えば、熱の逃げ易い外縁(周囲)側を密に、中央付近を疎に配置することができる。これにより、基板5bにおける加熱による面内温度分布の発生をより抑制できる。なお、温度センサは、図示されていないが、例えば、第1部材21bの第1面9の近傍に埋め込むように設けることができる。
図5は、均熱板5の別の構成を示す斜視図である。
均熱板5cは、自身を所望の温度に加熱する。第1部材21c、シースヒータ20c、固定具25を含む。この場合、アルミニウム系金属のような材料製の板状の第1部材21cにおける第1面9とは反対側の面に、波状にうねらせたシースヒータ20aを複数の固定部25で固定、密着させる。このシースヒータ20cは、均熱板5cを所望の温度に加熱することが出来る。シースヒータ20cの配置の仕方は、例えば、熱の逃げ易い両端側を密に、中央付近を疎に配置することができる。これにより、基板5cにおける加熱による面内温度分布の発生を抑制できる。加えて、図3のように分離したものを接合しないので、均熱板5cを容易に製造することができる。第1面9の下側には図示されていない基板支持爪7がある。なお、温度センサは、図示されていないが、例えば、第1部材21cの第1面9の近傍に埋め込むように設けることができる。
図6は、均熱板5の更に他の構成を示す斜視図である。
均熱板5dは、自身を所望の温度に加熱する。第1部材21d、シースヒータ20d、固定具25を含む。この場合、アルミニウム系金属のような材料製の板状の第1部材21dにおける第1面9とは反対側の面に、渦巻状にシースヒータ20dを複数の固定部25で固定、密着させる。このシースヒータ20dは、均熱板5dを所望の温度に加熱することが出来る。シースヒータ20bの配置の仕方は、例えば、熱の逃げ易い外縁(周囲)側を密に、中央付近を疎に配置することができる。これにより、基板5dにおける加熱による面内温度分布の発生をより抑制できる。加えて、図4のように分離したものを接合しないので、均熱板5dを容易に製造することができる。第1面9の下側には図示されていない基板支持爪7がある。なお、温度センサは、図示されていないが、例えば、第1部材21bの第1面9の近傍に埋め込むように設けることができる。
次に、本発明の基板加熱方法の第1の実施の形態(基板加熱装置の第1の実施の形態を適用した製膜装置の動作)について説明する。図7は、本発明の基板加熱方法の第1の実施の形態を示すフロー図である。
以下の動作は、製膜装置70の制御装置(図示されず)の制御プログラムに基づいて実行される。
(1)ステップS01
ロード室71Aの台車移動待機室74F側のゲート弁と、ローダ72A側のゲート弁(以下「ドア弁」という)とは、閉じられている。ロード室71Aの内部に気体を導入して、内部を大気圧にした後、ドア弁を開く。
(2)ステップS02
ロード室71Aの搬送台車76A、76Bをローダ72Aへ移動する。そして、ローダ72A上の搬送台車76A、76Bの各々に基板4を載せる。その後、基板4を搭載した搬送台車76A、76Bを、ローダ72Aからロード室71Aへ移動(搬入)する。
(3)ステップS03
搬送台車76A、76Bからロード室71A内の均熱板5へ基板4を受け渡す。均熱板5は、その第1面9に密接するようにして基板4を保持する。
(4)ステップS04
ロード室71Aからローダ72A上へ搬送台車76A、76Bを移動(搬出)する。
(5)ステップS05
ロード室71Aのドア弁を閉じ、所定の真空度として例えば10Paになるまでロード室71Aの内部を真空排気する。
(6)ステップS06
ロード室71Aの真空度が所定の真空度に到達した後、真空排気を続けながら、IRヒータ1で基板4を加熱する。
このとき、同時に、シースヒータ20で均熱板5を加熱していても良い。その場合、基板4から均熱板5への熱流束が抑制され、面内温度分布を抑えながら基板4をより短時間で所望の温度に上昇させることができる。シースヒータ20は、ステップS06より前(例示:ステップS03や、S01)から既に加熱し所定温度に制御していても良い。
(7)ステップS07
IRヒータ1が基板4を加熱した後、基板4の面内温度分布をより均一にするために、しばらくの間、基板4を均熱板5上で放置(待機)する。これとともに真空排気が続けられており、共通搬送室73との間のゲート弁を開けても良い真空度として例えば10−3Paまで待機する。これにより、基板4は、短時間で所望の温度(例示:200℃)、かつ、所望の面内温度分布(≦30℃)となる。
(8)ステップS08
ロード室71Aのゲート弁を開き、共通搬送室73からロード室71Aへ搬送台車76E、76Fを搬入する。
(9)ステップS09
基板4を均熱板5から搬送台車76E、76Fへ受け渡す。
(10)ステップS10
基板4を搭載した搬送台車76E、76Fをロード室71Aから共通搬送室73へ移動(搬出)する。その後、ゲート弁を閉じる。そして、基板4を、搬送台車76E、76Fにより所定の製膜室77へ搬入する。
(11)ステップS11
ローダ72A上に待機中の基板4がある場合、又は、次の基板4が予定されている場合(ステップS11:Yes)、ステップS01へ戻る。
ローダ72A上に待機中の基板4がない場合、又は、次の基板4が予定されていない場合(ステップS11:No)、動作を終了(又は、一次休止)する。
このようにして、本発明の基板加熱方法が実施される。
図8は、基板加熱方法における基板温度と時間との関係を示すグラフである。(a)は基板温度と時間との関係を示す。縦軸は基板温度を、横軸は時間経過をそれぞれ示す。(b)は基板温度分布と時間との関係を示す。縦軸は基板温度の面内温度分布を、横軸は時間経過をそれぞれ示す。いずれのグラフにおいても、曲線Aは均熱板5を加熱した場合の第1の実施の形態、曲線Bは第2の実施の形態(後述)、曲線Cは従来の技術の場合をそれぞれ示す。
図8(a)を参照して、曲線A(第1の実施の形態)と曲線C(従来の技術)とを比較すると、第1の実施の形態の場合の目標温度T0に達する時間(tA)が、従来の技術の場合の時間(tC)よりも大幅に短くなっていることがわかる。すなわち、本発明により、高速に短時間で基板温度を目標温度に昇温することが出来る。
図8(b)を参照して、曲線A(第1の実施の形態)と曲線C(従来の技術)とを比較すると、第1の実施の形態の場合の面内温度分布の最大値(約20℃))が、従来の技術の場合の最大値(約50℃)よりも大幅に小さくなっていることがわかる。すなわち、本発明により、面内温度分布を大幅に小さく抑えることができる。均熱板5を加熱しない場合は、昇温速度は低下するが均熱板5の効果で基板面内温度分布は小さく抑制される。
すなわち、本発明により、大型基板においても、高速かつ短時間で、面内温度分布を均一化して基板変形を小さく抑えつつ、基板を昇温させることができる。そして、基板全面を均一な所望の温度にするとが可能となる。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第2の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第2の実施の形態を適用した製膜装置の構成を示す斜視図(部分透視図)である。第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第2の実施の形態の構成について説明する。
図9は、本発明の真空装置の第2の実施の形態の構成を示す斜視図である。真空装置は、例えば、ロード室71Aであり、基板の存在する場所の雰囲気を所定の真空度にすると共に、基板を所定の温度に加熱する。真空容器10と基板加熱装置30aとを具備する。
真空容器10は、真空ポンプのような減圧装置(図示されず)でその内部を減圧することが可能な筐体である。基板加熱装置30aは、真空容器10内に設けられている。導入された基板を一時的に保持し、所定の温度に加熱する。基板加熱装置30aは、ヒータ部3、保持機構14、均熱板15を備える。
均熱板15は、基板4を保持し、基板4の面内温度分布を短時間で均一化する。保持機構14(後述)のリフトピン12(後述)を移動可能に支持する貫通穴17を四隅に有する。それ以外は、第1の実施の形態の均熱板5(図3〜図6を含む)と同様であるので、その説明を省略する。
ヒータ部3についても、第1の実施の形態の均熱板5と同様であるので、その説明を省略する。
保持機構14は、均熱板15の第1面9に密接する、又は、離れるように基板4を保持可能である。いずれの場合にも、基板4は、第1面9に対して略平行に保持される。保持機構14は、リフトピン支持枠11、リフトピン12、リフトピン前後進機構13を含む。
リフトピン12(12−1〜12−4)は、均熱板15の四隅のそれぞれに設けられた貫通穴17(17−1〜17−4)に、第1面9に垂直な方向に移動可能に支持され、第1面9に垂直な方向に伸びる棒状の部材である。図3に示した基板支持爪7が均熱板15にあり、基板下辺は基板支持爪の上に保持されて脱落を防止する。リフトピン12−1〜12−4の一方の端部は、いずれも図示しない保持部材で基板4を保持する。他方の端部は、それぞれリフトピン支持枠11の四隅に接続されている。
リフトピン支持枠11は、均熱板15に対してヒータ部3と反対の側に、均熱板15に略平行に設けられた枠である。その一方の面の四隅には、リフトピン12−1〜12−4の他方の端部が接続されている。リフトピン支持枠11の移動により、リフトピン12−1〜12−4が連動して移動する。
リフトピン前後進機構13は、リフトピン支持枠11における他方の面の所定の位置に接続されている。リフトピン前後進機構13の一部である駆動棒13aは、Oリングシール16を介して真空容器10の外部に設けられたリフトピン前後進機構13の本体と接続している。
リフトピン前後進機構13は、駆動棒13aのD1方向の動作を介してリフトピン支持枠11を押す、又は、引くように動作する。それに対応して、リフトピン支持枠11は、均熱板15に対して接近する、又は、遠のくように動作する。それに対応して、リフトピン12−1〜12−4は、均熱板15に垂直な方向に、基板4を押し出す、又は、引き戻すように動作する。これにより、基板4は、均熱板15の第1面9から所定の位置へ離れる、又は、第1面9に密接する。基板4’は第1面9に密接した場合を示している。
保持機構14を用いれば、例えば、基板4の加熱の際、基板4の高温部が目標基板温度になるまで基板4と均熱板15とを離しておき、その後は基板4と均熱板15とを密接させるという動作を行わせることができる。IRヒータ1からの熱流束は基板4から均熱板15へ熱伝達されるが、基板4の周辺が真空雰囲気のために輻射伝熱が主体となりその熱流束も小さく基板4からの放熱量が小さくなるため、基板4への投入熱量が大きくなり、基板4の一方の面が均熱板15と密接しているよりも、より高速に基板を加熱、昇温させることができるからである。ただし、高速に加熱、昇温させた場合、面内温度分布が大きくなるので、その後に基板4と均熱板15とを密接させて、面内温度分布を改善させる。それにより、大型基板を用いても、高速で基板温度を昇温し、短時間で面内温度分布を均一化させることが可能となる。
図9では、基板4だけを動かしていたが、均熱板15aを動かすようにしても良い。それを示しているのが図10である。図10は、本発明の真空装置の第2の実施の形態の変形例の構成を示す斜視図である。図9の場合に比較して、基板加熱装置30bは、ヒンジ機構27と均熱板前後移動機構26とを更に備える点、及び、保持機構14におけるリフトピン前後進機構13が無くリフトピン支持枠11が固定である点が異なる。
ヒンジ機構27は、均熱板15aの下側の辺に設けられている。均熱板15aを図に示すR1の方向に所定の角度だけ回転可能に保持している。それにより、均熱板15aは、本来の定位置(図9における均熱板15の位置)と、その位置に対して基板4からやや離れる位置との間を移動する。
均熱板前後移動機構26は、均熱板15aにおける基板4とは反対の側に接続されている。均熱板前後移動機構26の一部である駆動棒26aは、Oリングシール24を介して真空容器10の外部に設けられた均熱板前後移動機構26の本体26bと接続している。駆動棒26aのD2方向の動作を介して均熱板15aを押す、又は、引くように動作する。それに対応して、均熱板15aは、基板4に対して接近する、又は、遠のくように動作する。
均熱板前後移動機構26を用いれば、均熱板15aが回転移動するので、基板4を移動させずに、均熱板15aを基板4から離すことができる。それにより、基板4が均熱板15aに載せられる(密接する)際、基板4が基板支持爪7に上手く載らずに脱落してしまうことを防止することができる。
次に、本発明の基板加熱方法の第2の実施の形態(基板加熱装置の第2の実施の形態を適用した製膜装置の動作)について説明する。図7は、本発明の基板加熱方法の第2の実施の形態を示すフロー図である。
以下の動作は、製膜装置70の制御装置(図示されず)の制御プログラムに基づいて実行される。
(1)ステップS01〜(5)ステップS05は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。ただし、均熱板15は、均熱板5に対応する(以下同様)。
(6)ステップS06
ロード室71Aの真空度が所定の真空度に到達した後、IRヒータ1で基板4を加熱する。
このとき、真空装置として図9の構成を用いている場合には、保持機構14を用いて基板4を移動させて、基板4と均熱板15とを所定の距離だけ離す。図10の構成を用いている場合には、均熱板前後移動機構26を用いて均熱板15aを所定の角度だけ回転させて、均熱板15aと基板4とを所定の距離だけ離す。ここで、所定の距離とは熱接触が大きく低下できる距離であり1mm以上であれば良く、実際には移動機構の制御性や基板変形から考慮して、通常1〜10mmが選定される。
同時に、シースヒータ20で均熱板15(、15a)を加熱していても良い。その場合、均熱板5(、15)の昇温に必要な熱が減少または不要となり、基板4から均熱板15(、15a)への熱流束が抑制され、面内温度分布を抑えながら基板4をより短時間で所望の温度に上昇させることができる。
(7)ステップS07
IRヒータ1が基板4を加熱した後、基板4の面内温度分布をより均一にするために、基板4を均熱板15(、15a)に密接させる。このとき、真空装置として図9の構成を用いている場合には、保持機構14を用いて基板4を移動させて、基板4を均熱板15に密接させる。図10の構成を用いている場合には、均熱板前後移動機構26を用いて均熱板15aを所定の角度だけ回転させて、均熱板15aを基板4に密接させる。そして、しばらくの間、真空排気を続けながら基板4を均熱板15(、15a)上で放置(待機)する。これにより、基板4は、短時間で所望の温度(例示:200℃)、かつ、所望の面内温度分布(≦30℃)となる。
(8)ステップS08〜(11)ステップS11は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
このようにして、本発明の基板加熱方法が実施される。
図8は、基板加熱方法における基板温度と時間との関係を示すグラフである。(a)は基板温度と時間との関係を示す。縦軸は基板温度を、横軸は時間経過をそれぞれ示す。(b)は基板温度分布と時間との関係を示す。縦軸は基板温度の面内温度分布を、横軸は時間経過をそれぞれ示す。いずれのグラフにおいても、曲線Aは第1の形態、曲線Bは均熱板15(、15a)を加熱しながらの第2の実施の形態(後述)、曲線Cは従来の技術の場合をそれぞれ示す。
図8(a)を参照して、曲線B(第2の実施の形態)と曲線A(第1の実施の形態)及び曲線C(従来の技術)とを比較すると、第2の実施の形態の場合の目標温度T0に達する時間(tB)が、第1の実施の形態の時間(tA)及び従来の技術の場合の時間(tC)よりも大幅に短くなっていることがわかる。すなわち、本発明により、より高速により短時間で基板温度を目標温度に昇温することが出来る。
図8(b)を参照して、曲線B(第2の実施の形態)と曲線A(第1の実施の形態)及び曲線C(従来の技術)とを比較すると、第2の実施の形態の場合の面内温度分布の最大値(約20℃))は、第1の実施の形態の場合の最大値(約20℃)とほぼ同等であり、従来の技術の場合の最大値(約50℃)よりも大幅に小さくなっていることがわかる。すなわち、本発明により、面内温度分布を大幅に小さく抑えることができる。均熱板15(、15a)を加熱しない場合は、曲線Cのような昇温を経過するが、均熱化の時間が大きく短縮される。
すなわち、本発明により、大型基板においても、高速かつ短時間で、面内温度分布を均一化して基板変形を小さく抑えつつ、基板を昇温させることができる。そして、基板全面を均一な所望の温度にするとが可能となる。なお、図9の構成と図10の構成とを同時に使用することも可能である。
(第3の実施の形態)
まず、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第3の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第3の実施の形態を適用した製膜装置の構成を示す斜視図(部分透視図)である。第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、本発明の基板加熱装置及び真空装置の第3の実施の形態の構成について説明する。
図11は、本発明の真空装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。真空装置は、例えば、ロード室71Aであり、基板の存在する場所の雰囲気を所定の真空度にすると共に、基板を所定の温度に加熱する。真空容器10と基板加熱装置30cとを具備する。
真空容器10は、真空ポンプのような減圧装置(図示されず)でその内部を減圧することが可能な筐体である。基板加熱装置30cは、真空容器10内に設けられている。導入された基板を一時的に保持し、所定の温度に加熱する。基板加熱装置30cは、ヒータ部3、均熱板5、熱遮断枠8を備える。
熱遮断枠8は、ヒータ部3のIRヒータ1と均熱板5との間に、均熱板5の第1面9に略平行に設けられている。基板4よりもやや小さい面積を囲む枠の形状を有する。均熱板5の第1面9に基板4が保持されたとき、基板4の外縁から所定の距離だけ離れた帯状の領域(4a:後述)へ向うIRヒータ1の輻射熱を遮る。
ヒータ部3、均熱板5については、第1の実施の形態と同様(図3〜図6を含む)であるので、その説明を省略する。
図12は、熱遮断枠8を介してIRヒータ1により加熱された基板4を示す概略図である。均熱板5の第1面9上に保持された基板4には、領域4aと領域4bとが発生する。領域4bは、IRヒータ1の輻射光が直接照射される領域である。領域4aは、IRヒータ1の輻射光が熱遮断枠8により遮られて、直接照射されない領域である。すなわち、熱遮断枠8の影が出来ている。そのため、この領域4aの温度は、領域4bの温度に比較して低くなる。この領域4aは、基板4の外縁よりも所定の距離だけ内側に入っていて、基板外周へつながるものがないことを特徴としている。所定の距離及び領域4aの位置及び大きさは、基板の材質、大きさや厚み、目標温度、昇温速度などに基づいて実験やシミュレーションにより決定され、通常基板辺長の1/50〜1/10程度となる。
熱遮断枠8を用いると、高速に基板4を昇温した場合に、基板4の中心及び外縁の温度が高くなり、基板4の中心と外縁との間の温度が低くなる。このような面内温度分布にすると、基板の中心付近の温度が高く外縁付近の温度が低い場合に発生するバックリング変形を大幅に抑制することができる。すなわち、基板4の外縁近傍の内部に低温の領域が発生するので、基板4の外縁に集中する引張り応力や圧縮応力が緩和されて、基板4がバックリング変形を起こす熱座屈温度限界は大きく増大することができる。
このような熱遮断枠8を用いると、従来の技術の場合よりも高速に基板4を昇温しても、基板4がバックリング変形を起こすことがなくなる。すなわち、より高速に基板を加熱、昇温させることが可能となる。
加えて図9の構成や図10の構成を用いることで、例えば、従来の技術の場合に比較して、2倍以上に高速に加熱することができる。ただし、この場合、基板4の面内に低温領域(領域4a)が存在することになるので、基板4昇温の後に基板4と均熱板5とを密接させて、面内温度分布を改善させる。それにより、大型基板を用いても、より高速で基板温度を昇温し、より短時間で面内温度分布を均一化させることが可能となる。
次に、本発明の基板加熱方法の第3の実施の形態(基板加熱装置の第3の実施の形態を適用した製膜装置の動作)について説明する。図11は、本発明の基板加熱方法の第3の実施の形態を示すフロー図である。
以下の動作は、製膜装置70の制御装置(図示されず)の制御プログラムに基づいて実行される。
(1)ステップS01〜(5)ステップS05は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
(6)ステップS06
ロード室71Aの真空度が所定の真空度に到達した後、IRヒータ1で基板4を加熱する。すなわち、均熱板5とIRヒータ1との間に設けられた熱遮断枠8を介して、基板4の外縁から所定の距離だけ離れた帯状の領域4aへ向うIRヒータ1の輻射熱を遮るようにしながら、基板4をIRヒータ1で加熱する。
このとき、真空装置として図11の構成に加えて図9の構成を用いている場合には、保持機構14を用いて基板4を移動させて、基板4と均熱板とを所定の距離だけ離す。図11の構成に加えて図10の構成を用いている場合には、均熱板前後移動機構26を用いて均熱板を所定の角度だけ回転させて、均熱板と基板4とを所定の距離だけ離す。
同時に、シースヒータ20で均熱板を加熱していても良い。その場合、基板4から均熱板への熱流束が抑制され、面内温度分布を抑えながら基板4をより短時間で所望の温度に上昇させることができる。
(7)ステップS07
IRヒータ1が基板4を加熱した後、基板4の面内温度分布をより均一にするために、基板4を均熱板に密接させる。
このとき、真空装置として図11の構成に加えて図9の構成を用いている場合には、保持機構14を用いて基板4を移動させて、基板4を均熱板に密接させる。図11の構成に加えて図10の構成を用いている場合には、均熱板前後移動機構26を用いて均熱板を所定の角度だけ回転させて、均熱板を基板4に密接させる。そして、しばらくの間、基板4を均熱板上で放置(待機)する。これにより、基板4は、短時間で所望の温度(例示:200℃)、かつ、所望の面内温度分布(≦30℃)となる。
(8)ステップS08〜(11)ステップS11は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
このようにして、本発明の基板加熱方法が実施される。実施例2で記載したように、均熱板は加熱されている方が昇温速度が速くなる。
この場合、図8のような基板加熱方法における基板温度と時間との関係を示すグラフは示さないが、曲線Bよりも更に目標温度T0に達する時間を大幅に短くすることができる。すなわち、本発明により、より高速により短時間で基板温度を目標温度に昇温することが出来る。加えて、面内温度分布の最大値を曲線Bと同程度に抑えることが出来、従来の技術の場合の最大値よりも大幅に小さくなっていることができる。すなわち、本発明により、面内温度分布を大幅に小さく抑えることができる。加えて、ステップS07の面内温度分布を均一化する工程により、その後に製膜された膜の膜質も均一にすることが出来る。
すなわち、本発明により、大型基板においても、高速かつ短時間で、面内温度分布を均一化して基板変形を小さく抑えつつ、基板を昇温させることができる。そして、基板全面を均一な所望の温度にするとが可能となる。なお、図3〜図6のいずれかと、図9または図10と、図11の構成を2つ同時にもしくは全てを同時に使用することも可能である。
図1は、本発明の基板加熱装置及び真空装置の実施の形態を適用した製膜装置の構成を示す斜視図(部分透視図)である。 図2は、本発明の真空装置の第1の実施の形態の構成を示す斜視図である。 図3は、均熱板5の他の構成を示す斜視図である。 図4は、均熱板5の更に他の構成を示す斜視図である。 図5は、均熱板5の別の構成を示す斜視図である。 図6は、均熱板5の更に他の構成を示す斜視図である。 図7は、本発明の基板加熱方法の実施の形態を示すフロー図である。 図8は、基板加熱方法における基板温度と時間との関係を示すグラフである。 図9は、本発明の真空装置の第2の実施の形態の構成を示す斜視図である。 図10は、本発明の真空装置の第2の実施の形態の変形例の構成を示す斜視図である。 図11は、本発明の真空装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。 図12は、熱遮断枠8を介してIRヒータ1により加熱された基板4を示す概略図である。
符号の説明
1 IRヒータ
2 反射板
3 ヒータ部
4 基板
4a、4b 領域
5、5a、5b、5c、5d、15、15a、15b、15c、15d 均熱板
7 基板支持爪
8 熱遮断枠
9 第1面
10 真空容器
11 リフトピン支持枠
12、12−1、12−2、12−3、12−4 リフトピン
13 リフトピン前後進機構
13a 駆動棒
14 保持機構
16、24 Oリングシール
17、17−1、17−2、17−3、17−4 貫通穴
20、20a、20b、20c、20d シースヒータ
21、21a、21b、21c、21d 第1部材
22、22a、22b 第2部材
25 固定具
26 均熱板前後移動機構
26a 駆動棒
26b 均熱板前後移動機構本体
27 ヒンジ機構
30、30a、30b、30c 基板加熱装置
70 製膜装置
71A ロード室
71B アンロード室
72A ローダ
72B アンローダ
73 共通搬送室
74A〜74G 台車移動待機室
76A〜76F 搬送台車
77A〜77E 製膜室(真空処理室)
78 予備室

Claims (13)

  1. 減圧された筐体内に設けられ、第1面を有し、基板を前記第1面に密接させて保持可能な均熱板と、
    前記筐体内に設けられ、前記第1面に面し、前記基板が前記第1面に保持されたとき、前記基板を加熱可能な第1ヒータと
    を具備し、
    前記均熱板は、前記基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている
    基板加熱装置。
  2. 請求項1に記載の基板加熱装置において、
    前記均熱板は、前記均熱板を加熱する第2ヒータを備える
    基板加熱装置。
  3. 請求項1又は2に記載の基板加熱装置において、
    前記第1面に密接する、又は、離れるように前記基板を保持可能な保持機構を更に具備する
    基板加熱装置。
  4. 請求項1又は2に記載の基板加熱装置において、
    前記基板を前記均熱板と前記第1ヒータとの間で保持可能な保持機構と、
    前記基板が前記保持機構に保持されたとき、前記基板に密接する、又は、離れるように前記均熱板を移動する駆動機構と
    を更に具備する
    基板加熱装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板加熱装置において、
    前記均熱板と前記第1ヒータとの間に設けられ、前記第1ヒータで前記基板を加熱するとき、前記基板の外縁から所定の距離だけ内側の帯状の領域へ向う前記第1ヒータの輻射熱を遮る熱遮断枠を更に具備する
    基板加熱装置。
  6. 内部を減圧することが可能な筐体と、
    前記減圧された筐体内に設けられ、請求項1乃至5のいずれか一行に記載の基板加熱装置と
    を具備する
    真空装置。
  7. (a)減圧された筐体内に設けられた均熱板の第1面に、基板を密接させて保持するステップと、
    (b)前記基板を第1ヒータで加熱するステップと
    を具備し、
    前記均熱板は、前記基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている
    基板加熱方法。
  8. 請求項7に記載の基板加熱方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記均熱板を第2ヒータで加熱するステップを備える
    基板加熱方法。
  9. (a)減圧された筐体内に設けられた均熱板の第1面から離して基板を保持するステップと、
    (b)前記基板を第1ヒータで加熱するステップと、
    (c)前記第1面と前記基板とを密接するステップと
    を具備し、
    前記均熱板は、前記基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料で形成されている
    基板加熱方法。
  10. 請求項9に記載の基板加熱方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記均熱板を第2ヒータで加熱するステップを備える
    基板加熱方法。
  11. 請求項9又は10に記載の基板加熱方法において、
    前記(c)ステップは、
    (c1)前記均熱板を第2ヒータで加熱するステップを備える
    基板加熱方法。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項に記載の基板加熱方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a1)前記基板から前記均熱板を離すように前記基板又は前記均熱板を移動するステップを備え、
    前記(c)ステップは、
    (c1)前記基板に前記均熱板を密接するように前記基板又は前記均熱板を移動するステップを備える
    基板加熱方法。
  13. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の基板加熱方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b2)前記均熱板と前記第1ヒータとの間に設けられた熱遮断枠を介して、前記基板の外縁から所定の距離だけ内側の帯状の領域へ向う前記第1ヒータの輻射熱を遮るように、前記基板を前記第1ヒータで加熱するステップを具備する
    基板加熱方法。
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