JP2006189727A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】濃淡2種類の色材を用いて画像を形成する場合に、淡色材の濃度を最適に設定することにより、全階調範囲において粒状性のよい画像を得ること。
【解決手段】濃淡2種類の色材による濃淡ドットで画像を形成する画像形成装置であって、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第一の粒状度と、淡ドットの記録率を100%の状態で、濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第二の粒状度と、を略等しくなるように淡ドットの色材濃度を設定するBk/Lk分配部303を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカラー複写機、カラーレーザープリンタ、インクジェットプリンタなど、トナーまたはインクなどの色材を用いて画像形成を行なう画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式やインクジェト方式の画像形成装置において、濃淡トナーまたは濃淡インクを用いて画像を形成することが知られている。このような装置として、電子写真方式で低濃度部の粒状性を向上させるために、濃淡トナーを用いて画像を形成する装置が開示されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開平8−171252号公報 特開2001−290319号公報
上記のよう濃淡トナーを用いて画像を形成する場合、淡トナー濃度をどのように設定するかによって、形成される画像品質が大きく異なってくる。淡トナー濃度を薄くすれば、淡トナーのみで表現される階調の粒状性は向上するが、淡トナーのみで表現される階調範囲は狭くなり、また、濃淡トナーの濃度差が大きくなることによって、濃淡トナー両方で表現される階調の粒状性は悪化する。反対に、淡トナー濃度を濃くすれば、淡トナーのみで表現される階調範囲は広がり、また、濃淡トナーの濃度差が小さくなることによって、濃淡トナー両方で表現される階調の粒状性はよくなるものの、淡トナーのみで表現される階調の粒状性が、淡トナー濃度が薄い場合に比べて悪化してしまう。つまり、全階調範囲において粒状性のよい画像を得るためには、淡トナー濃度を最適に設定する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されている画像形成装置にあっては、淡トナーの濃度を濃トナーの濃度の略1/2にすると記載されているが、この「略1/2」とする明確な根拠は述べられておらず、このような濃度の淡トナーを用いたときに、画像の全階調範囲において粒状性が最適になるとは限らない。また、特許文献2に開示されている画像形成装置にあっては、濃トナーの濃度飽和時と同じトナー付着量での淡トナーの濃度を0.3〜0.8とするようにしているが、これは、あるトナー付着量における淡トナー濃度を規定しているに過ぎず、淡トナー濃度をいくつに設定すれば画像の全階調範囲において粒状性のよい画像が得られるかということについては不明である。このように、従来は濃淡2種類の色材を用いて画像を形成する場合、淡色材の濃度を最適に設定することが行なわないため、粒状性に優れた画像が得られないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、濃淡2種類の色材を用いて画像を形成する場合に、淡色材の濃度を最適に設定することにより、全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、濃淡2種類の色材による濃淡ドットで画像を形成する画像形成装置であって、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第一の粒状度と、淡ドットの記録率を100%の状態で、濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第二の粒状度と、を略等しくなるように淡ドットの色材濃度を設定する濃度設定手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第一の粒状度と、淡ドットの記録率を100%の状態で、濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第二の粒状度と、を略等しくなるように淡ドットの色材濃度を設定することにより、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定が可能になる。
また、請求項2にかかる発明は、前記粒状度は、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、最悪値を用いるこを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、最悪値の粒状度を用いることにより、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定が可能になる。
また、請求項3にかかる発明は、前記粒状度は、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、所定の複数の記録率における粒状度の平均値を用いることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、所定の複数の記録率における粒状度の平均値を粒状度として用いることにより、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定が可能になる。
また、請求項4にかかる発明は、淡ドットのみで低濃画像を形成し、淡ドットおよび濃ドットの両方で高濃度画像を形成することを特徴とする。
この発明によれば、請求項1、2または3において、淡ドットのみで低濃画像を形成し、淡ドットおよび濃ドットの両方で高濃度画像を形成することにより、粒状性に優れた画像を得ることが可能になる。
また、請求項5にかかる発明は、淡ドットの記録率が略100%に達してから、濃ドットの出力を開始することを特徴とする。
この発明によれば、請求項4において、淡ドットの記録率が略100%に達してから、濃ドットの出力を開始することにより、淡ドットの記録率が略100%となってから、濃ドットを出力し始めることにより、濃淡ドットの記録率が淡ドットの色材濃度を設定する際の条件と同じになるので、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときに、粒状度が最悪となる淡ドットの記録率付近から濃ドットの出力を開始することを特徴とする。
この発明によれば、請求項4において、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときに、淡ドットの記録率が100%になる前に濃ドットを出力し始めることにより、擬似輪郭の発生を抑制しつつ、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることが可能になる。
また、請求項7にかかる発明は、高濃度画像において淡ドットの記録率を100%とすることを特徴とする。
この発明によれば、請求項4、5または6において、高濃度画像において淡ドットの記録率を100%とすることにより、高濃度部で、濃ドットが下地の影響を受けにくいために、粒状性のよい画像を得ることが可能になる。
また、請求項8にかかる発明は、淡ドットの色材は、所定量の色材付着量以上で濃度が飽和する色材とすることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜7のいずれか一つにおいて、淡ドットの色材を、所定量の色材付着量以上で濃度が飽和する色材とすることにより、トナー付着量の変動などの外乱に対して画質制御を容易に行なうことが可能になる。
また、請求項9にかかる発明は、淡ドットの色材は、濃ドットの色材と同じ着色剤に白色剤を混合させて生成されることを特徴とする。
この発明によれば、請求項8において、淡ドットの色材を、着色剤と白色剤を混合して淡ドットの色材を生成することにより、高濃度部で淡ドットの記録率が100%になった際に下地の影響がなくなり、粒状性のよい画像を得ることが可能になる。
また、請求項10にかかる発明は、入力画像データから濃淡ドットの記録率を定めた分配テーブルを用意し、この分配テーブルにしたがって濃データおよび淡データを生成し、濃データおよび淡データを量子化することにより濃淡ドットのオン・オフを決定することを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜9のいずれか一つにおいて、濃淡ドットの記録率を定めた分配テーブルを用いることで、濃淡ドットの記録率を制御することが可能になる。
本発明(請求項1)にかかる画像形成装置は、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第一の粒状度と、淡ドットの記録率を100%の状態で、濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第二の粒状度と、を略等しくなるように淡ドットの色材濃度を設定するため、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定ができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる画像形成装置は、請求項1において、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、最悪値の粒状度を用いるため、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定ができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかる画像形成装置は、請求項1において、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、所定の複数の記録率における粒状度の平均値を粒状度として用いるため、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るための最適な淡ドットの色材濃度の設定ができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかる画像形成装置は、請求項1、2または3において、淡ドットのみで低濃画像を形成し、淡ドットおよび濃ドットの両方で高濃度画像を形成するので、粒状性に優れた画像を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかる画像形成装置は、請求項4において、淡ドットの記録率が略100%に達してから、濃ドットの出力を開始することにより、淡ドットの記録率が略100%となってから、濃ドットを出力し始めるので、濃淡ドットの記録率が淡ドットの色材濃度を設定する際の条件と同じになるので、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)にかかる画像形成装置は、請求項4において、濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときに、淡ドットの記録率が100%になる前に濃ドットを出力し始めるため、擬似輪郭の発生を抑制しつつ、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)にかかる画像形成装置は、請求項4、5または6において、高濃度画像において淡ドットの記録率を100%とするため、高濃度部で、濃ドットが下地の影響を受けにくいために、粒状性のよい画像を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)にかかる画像形成装置は、請求項1〜7のいずれか一つにおいて、淡ドットの色材を、所定量の色材付着量以上で濃度が飽和する色材とするため、トナー付着量の変動などの外乱に対して画質制御を容易に行なうことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項9)にかかる画像形成装置は、請求項8において、淡ドットの色材を、着色剤と白色剤を混合して淡ドットの色材を生成することにより、高濃度部で淡ドットの記録率が100%になった際に下地の影響がなくなり、粒状性のよい画像を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項10)にかかる画像形成装置は、請求項1〜9のいずれか一つにおいて、濃淡ドットの記録率を定めた分配テーブルを用いることで、濃淡ドットの記録率を制御することがができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の概略構成を示す説明図であり、ここでは、フルカラーの画像をデジタル処理して出力するカラーレーザデジタル複写機の断面構成を示している。なお、この実施の形態では、リボルバータイプの現像器を搭載した装置構成を例にとっているがこの限りではなく、たとえば、現像器がそれぞれ独立して並設された、いわゆる4連タイプのカラー画像形成装置などであってもよい。また、この実施の形態ではカラーレーザデジタル複写機を例にとっているが、インクジェットプリンタなどの他の画像形成装置であってもよい。
この画像形成装置は、大きくは、原稿を光学的に読み取りデジタル信号として出力するスキャナ100と、カラー画像を形成するプリンタ部200と、を備えている。
スキャナ100は、読み取り対象の原稿がセットされるコンタクトガラス101と、原稿反射光を導くためのミラー群103,104,105と、原稿を照射する照明ランプ102と、照明により得られた原稿反射光を集光するレンズ106と、レンズ106によって集光された原稿反射光を電気信号として読み取りライン毎に画像データを出力するCCDイメージセンサ107と、を備えている。
すなわち、スキャナ100は、原稿を載置するコンタクトガラス101と光学走査系で構成されており、光学走査系は、照明ランプ102,ミラー103,レンズ106,CCDイメージセンサ107等々で構成されている。照明ランプ102およびミラー103は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、ミラー104およびミラー105は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、スキャナ駆動モータ(不図示)にて駆動される。
プリンタ部200は、感光体ドラム201、光書込みユニット205、リボルバー現像器210、中間転写ベルト211、帯電チャージャ202、感光体クリーニングユニット、搬送ユニット、定着ローラ213と加圧ローラ214を有する定着ユニット212、排紙ユニット、などを備えている。
光書込みユニット205は、レーザーダイオード(LD)206、これを発光駆動する発光駆動制御部(不図示)、ポリゴンミラー207、ポリゴンスキャナモータ、fθレンズ、反射ミラー208、などから構成されている。
リボルバー現像器210には、黒の濃(Bk)トナーによる現像を行なうBk現像器、黒の淡(Lk)トナーによる現像を行なうLk現像器、、シアントナー(C)による現像を行なうC現像器、マゼンタトナー(M)による現像を行なうM現像器、イエロートナー(Y)による現像を行なうY現像器、が図示のようにリボルバー状に配置されている。これらの現像器にはトナーを保持する現像剤(キャリア)をマグネットローラで保持し回転する現像スリーブがそれぞれ配置され、さらに現像剤をくみ上げ攪拌するために回転するパドルホイールが配置されている。
中間転写ベルト211は、駆動ローラ、転写対向ローラ、クリーニング対向ローラ、転写対向ローラおよび従動ローラ群に張架され、駆動モータ(不図示)により駆動されるように構成されている。中間転写ベルト211の転写位置下流には転写済み後の残留トナーを除去するためのベルトクリーニング装置(不図示)が配置されている。このベルトクリーニング装置は、入口シール、ゴムブレード、排出コイルおよびこれら入口シールやゴムブレードの接離機構などにより構成される。さらに、中間転写ベルト211の下側には、重ね合わされたトナー像を記録紙に転写しやすいように、コロナ放電方式によりAC+DCまたはDC成分を記録紙および中間転写ベルト211に印加する紙転写コロナ放電器(不図示)が設けられている。また、中間転写ベルト211の内側には、転写処理用のベルト転写コロナ放電器(不図示)が設けられている。
感光体ドラム201の周りには、上述のユニットなどの他に、不図示であるが、除電ランプ、感光体ドラム201の潜像電位を検知する電位センサー、現像濃度パターン検知器、などが所定の位置に配置されている。
また、装置下部には記録紙を収容する給紙トレイ216、この給紙カセット216にセットされた記録紙を給紙する給紙ローラなどが配置されている。
つぎに、以上のように構成された画像形成装置の動作について説明する。まず、ADF(不図示)にある原稿台に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のスタートキーが押下されると、原稿給紙部により、一番下の原稿から給送ローラおよび原稿搬送ベルトによってコンタクトガラス101上の所定の位置に給送される。スキャナ100によってコンタクトガラス101上の原稿の画像データを読み取った後、読み取りが終了した原稿は、原稿搬送ベルトおよび原稿排紙部によって排出される。さらに、原稿セットセンサにて原稿台につぎの原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス101上に給送される。原稿給紙部、原稿搬送ベルトおよび原稿排紙部はモータによって駆動される。
スキャナ100は、コンタクトガラス101上の原稿を照明ランプ102で照射し、その原稿反射光をミラー群103,104,105によりレンズ106に導き、そのレンズ106によりCCDイメージセンサ107に集光させる。これにより、CCDイメージセンサ107からは電気信号に変換された画像データが出力され、その画像データは、所定の画像処理が施された後にスキャナ100から光書込みユニット205に供給される。このようにスキャナ100による一回の走査によって1色の画像データを得る。
この画像データは、光書込みユニット205に送られ画像データに対応したレーザー変調が行なわれ、帯電後の感光体ドラム201に書き込まれ、現像された後に中間転写ベルト211に転写される。この動作はBk、Lk、C、M、Yの4色について順に行なわれる。
待機状態では、リボルバー現像器210はBk現像器で現像を行なう位置にセットされており、コピー動作が開始されると、スキャナ100が所定のタイミングからBk画像データの読み取りを開始し、ここで取得した画像データにしたがってレーザー光による書き込み、静電潜像の形成が行なわれる。なお、以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像、Lk画像データによる静電潜像をLk潜像、C画像データによる静電潜像をC潜像、M画像データによる静電潜像をM潜像、Y画像データによる静電潜像をY潜像という。
このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像器の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブの回転を開始し、Bk潜像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通過した時点で、速やかに、Bk現像器による現像位置からつぎの現像器による現像位置までリボルバー現像器210を駆動して回転させる。この回転動作は、少なくともつぎの画像データによる潜像先端部が到達するまでに完了させる。
像の形成サイクルが開始されると、感光体ドラム201は矢印で示すように反時計廻りに回転し、中間転写ベルト211は駆動モータ(不図示)により時計廻りに回転する。中間転写ベルト211の回転に伴って、Bkトナー像の形成、Lkトナー像の形成、Cトナー像の形成、Mトナー像の形成、Yトナー像の形成が順次行なわれ、最終的に、Bk、Lk、C、M、Yの順に中間転写ベルト211上に重ねられたトナー像が形成される。
Bk像の形成は以下のようにして行なわれる。すなわち、帯電チャージャ202がコロナ放電により、感光体ドラム201を一様に負電荷で約−700Vに帯電する。つづいて、レーザーダイオード206は、Bk画像データにしたがったラスタ露光を行なう。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に帯電された感光体ドラム201の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、画像データに応じた静電潜像が形成される。
リボルバー現像器21内のトナーは、フェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電される。また、本現像器のBk現像スリーブは、感光体ドラム201の金属基体層に対して電源回路(不図示)によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム201の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBkトナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成される。
このように感光体ドラム201上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム201と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト211の表面に、ベルト転写コロナ放電器によって転写される。この感光体ドラム201から中間転写ベルト211へのトナー像転写を、ベルト転写という。感光体ドラム201上の若干の未転写(残留)トナーは、感光体ドラム201の再使用に備えて感光体クリーニングユニットで掻き落とされ、回収される。ここで回収されたトナーは回収パイプを経由して廃トナータンクに収容される。
中間転写ベルト211には、感光体ドラム201に順に形成されるBk,Lk,C,M,Yのトナー像を、同一面に順次、位置合わせして4色重ねのベルト転写の画像を形成し、その後、紙転写コロナ放電器により記録紙に一括転写を行なう。
1色目のBk画像をベルト転写した後の2,3,4色目の画像をベルト転写している間、ベルトクリーニング装置はブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレードなどを離間させておく。
このようにして中間転写ベルト211に形成されたトナー像は任意の給紙部から送られる記録紙に転写される。すなわち、給紙トレイ216に積載された記録紙は、それぞれ給紙ローラ215によって給紙され、搬送路を経て、レジストローラ217によって感光体ドラム201に当接する位置まで搬送され、一時待機状態となる。
そして、紙転写コロナ放電器に中間転写ベルト211上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、記録紙先端(所定の余白をもっている)がこの像の先端に一致するタイミングでレジストローラ217を再駆動し、画像と記録紙の位置合わせを行なう。このようにして、記録紙が中間転写ベルト217上の色重ね像と重ねられ、正電位につながれた紙転写コロナ放電器の上を通過する。
このとき、コロナ放電電流で記録紙が正電荷に荷電され、トナー画像のほとんどが記録紙に転写される。つづいて、紙転写コロナ放電器417の左側に配置した除電ブラシ(不図示)による分離除電器を通過するとき、記録紙は除電され、中間転写ベルト211から剥離されて搬送ユニットに移る。
中間転写ベルト211面から5色重ねトナー像を一括転写された記録紙は、搬送ユニットにより定着ユニット212に搬送され、所定の温度に制御された定着ローラ213と加圧ローラ214のニップ部分でトナー像を溶融および定着し、排紙ユニットによりソータ側あるいはスタックトレイに排出される。
一方、転写後の感光体ドラム201は、ファーブラシ、ゴムブレードなどからなる感光体クリーニングユニットで表面をクリーニングされ、さらに、除電ランプで均一に除電され、初期状態に復帰し、つぎの画像形成に備える。また、転写後の中間転写ベルト211は、再び、ベルトクリーニング装置のブレード接離機構によりブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナ100の動作および感光体ドラム201への画像形成は、1枚目の5色目工程に引きつづき、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。中間転写ベルト211の方は、1枚目の5色重ね画像の記録紙への一括転写工程に引きつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その後は1枚目と同様の動作を繰り返し行なう。
このように、スキャナ100にて読み込まれた画像データは、光書き込みユニット205からのレーザーによって感光体ドラム201に書き込まれ、レボルバー現像器210を通過することによってトナー像が形成され、中間転写ベルト211によって記録紙に転写される。そして、記録紙は中間転写ベルト211の回転と等速で搬送され転写される。その後、搬送ベルトによって搬送、定着ユニット211にて画像を定着させ、排紙ユニットによって排出される。
感光体ドラム201,搬送ベルト,定着ユニット212,排紙ユニットおよびレボルバー現像器210は、メインモータによって駆動され、給紙ローラ215はメインモータの駆動を給紙クラッチによって伝達駆動される。
原稿画像は、CCDイメージセンサ107によって読み取られ、電気信号(アナログ画像信号)に変換され、そしてデジタルデ−タ(画像デ−タ)に変換される。画像デ−タにはさらに数種の画像処理が施される。レンズ106およびCCDイメージセンサ107を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ106およびCCDイメージセンサ107の左右方向に位置が設定される。
つぎに、上述したカラー画像形成装置およびこれに搭載される画像処理ユニットの構成を図2のブロック図に示す。この図に示すように、スキャナ系処理ユニットは、前述のCCDイメージセンサ107、CCDイメージセンサ107が読み取ったアナログの画像データのレベル調整行なうAGC108、アナログの画像データをデジタルの画像データに変換するAD変換部109、CCDイメージセンサ107における画素および照度のばらつきを補正するシェーディング補正部110を備えている。また、画像処理ユニット300は、後述する、色変換部301、墨生成部302、Bk/Lk分配部303、中間調処理部304を備えている。
図2において、スキャナ系処理ユニットで処理された画像データが、画像処理ユニット300へRGBで入力される。このRGBの画像データはたとえば下記式にしたがって色変換部301によってCMYKデータに色変換される。
C=α11×R+ α12×G + α13×B +β1
M=α21×R+ α22×G + α23×B +β2
Y=α31×R+ α32×G + α33×B +β3
α11〜α33およびβ1〜β3は予め定められた係数
つぎに、上記のように色変換されたCMYKデータから、墨生成部302において、下記計算式にしたがって墨生成を行なう。
K =Min(C,M,Y) × β4
C’= C − K × β5
M’= M − K × β5
Y’= Y − K × β5
β4,β5は予め定められた係数
Min(C,M,Y)は、CMY信号のうち最小のものを表す。
そして、そのKデータをBk/Lk分配部303において濃淡データに分配する(以下、濃いK版をBk、淡いK版をLkと記述する。)。最後に、中間調処理部304において、CMYおよびBk、Lkデータに対して中間調処理を行い、各版のドットのON/OFFを決定する。ここで、RGBからCMYへの色変換や墨生成は、その他の一般的なCMYK4色プリンタの技術を適用することが可能である。Bk/Lk分配については後述する。
つぎに、まず、淡トナー(Lk版の色材)のトナー濃度の設定方法について説明する。淡トナーは、濃トナーの着色剤(たとえばカーボンなどの黒色顔料)に白色剤(たとえば酸化チタン)を混合させることで製造される。図4は、濃トナー(Bk)と淡トナー(Lk)の付着量と画像濃度の関係を示した図である。上述の方法によって製造された淡トナーは、濃トナーと同様に、一定以上の付着量で濃度が飽和する。図4の例では、濃トナーは付着量0.9以上では画像濃度2.0で飽和し、淡トナーは付着量1.0[mg/cm2]以上では画像濃度1.2で飽和する。このように一定以上の付着量で濃度が飽和するトナーを用いることで、トナー付着量の変動などの外乱に対する画質制御を容易に行なうことができる。
ここで、図4では淡トナー濃度(濃度飽和時の濃度)は1.2であるが、この濃度はトナー中の着色剤および白色剤の量を調節することによって制御可能である。そこで、生成された淡トナーが最適な濃度に設定されているかを図3に示す手順にしたがって調べる。
まず、図5に示すような画像パターンを濃淡トナーを用いて出力する(ステップS11)。この画像パターンは、Lkドットのみで記録率が0%〜100%まで変化する第1のパッチ(図5の上段参照)と、Lkドットの記録率が100%で、Bkドットの記録率が0%〜100%まで変化する第2のパッチ(図5の下段参照)で構成されている。なお、図5では全部で10個のパッチしか記載していないが、実際にはもっと多くのパッチ(たとえば、記録率を5%程度の間隔で変化させたパッチ)で構成する。
また、図5ではAMスクリーンの画像パターンとしているが、必ずしもAMスクリーンである必要はなく、図2のブロック図において中間調処理部304における中間調処理がFMスクリーンであれば、FMスクリーンの画像パターンとすることが望ましい。なお、AMスクリーンとは、網点ディザのように、ドット密度(周波数)が一定で、その大小によって濃度を表現するものである。また、FMスクリーンとは、誤差拡散のように、ドット密度(周波数)を変化させて濃度を表現するものである。特に、FMスクリーンは、網点形状がAMスクリーンのように規則的に配置されず、モアレの発生を回避するといった利点がある。
続いて、図3のステップS11の後、出力された画像の各パッチの粒状度を測定する(ステップS12)。この粒状度は、たとえばスキャナで読み取った画像を空間周波数成分に変換して、視覚の空間周波数特性(VTF)による補正と、画像の平均明度による補正を行うことで計算される。
なお、粒状度の算出結果は、図6に示すR1およびR2のプロットとなる。粒状度は数値が低いほど、粒状性がよいことを意味する。図中のR1は、Lkドットのみで記録率が0%〜100%まで変化した場合の粒状度であり、図中のR2は、Lkドットの記録率が100%で、Bkドットの記録率が0%〜100%まで変化した場合の粒状度である。なお、図中のR3はBkドットのみで記録率が0%〜100%まで変化した場合の粒状度である。
続いて、図3のステップS13の処理後、図5のR1では、明度L1で粒状度が最悪値g1をとり、R2では明度L2で粒状度が最悪値g2をとる。この粒状度の最悪値の差
Δg=|g1−g2|
が所定の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS13)。図6の場合にはΔgが小さく、所定の範囲内となる。ここで、所定の範囲でなければ、淡トナー濃度の調整を行ない(ステップS14)、ステップS11に戻る。
なお、ステップS13における所定の範囲内とは、粒状度の差がその範囲内であれば、2つの画像の粒状性は等しいとみなせるということを意味する。たとえば、粒状度に0.05以上の差があれば、人が見て粒状性の差が認識できるという場合には、所定の範囲というのは0.05ということになる。ただし、粒状度の値というのは、その値自体に物理的な意味があるわけではないので、0.05といったような具体的な値は、粒状度の計算方法によって異なる。
しかし、粒状度の算出結果が図7に示すような関係になった場合、Δgが大きいため所定の範囲内にならない。図7では、g1に比べてg2が大きい。これはLkトナーの濃度が薄すぎるため、Lkドットのみで記録する領域R4では粒状度がよいものの、Lkドット100%上にBkドットが形成される領域R5では、LkドットとBkドットの濃度差が大きく、粒状度が悪化するからである。よって、このような場合には、Lkトナーの濃度を濃くするように着色剤または白色剤の量を調整したLkトナーを製造し、再度同じ手順で適切な濃度であるかを調べる(ステップS14の具体的動作)。
また、粒状度の算出結果が図8に示すようになった場合も、Δgが大きいため所定の範囲内にならない。図8では、g2に比べてg1が大きい。これはLkトナーの濃度が濃すぎるため、Lkドットのみで記録する領域R7で粒状度が悪化してしまうからである。反対に、Lkドット100%となっている上にBkドットが形成される領域R8では、LkドットとBkドットの濃度差が小さいため、粒状度はよくなる。よって、このような場合には、Lkトナーの濃度を薄くするように着色剤または白色剤の量を調整したLkトナーを製造し、再度同じ手順で適切な濃度であるかを調べる。
以上に示した方法により、Lkドットのみで記録する領域とLkドットとBkドットで記録する領域の両方において粒状性がよくなるようなLkトナーの濃度が設定される。
つぎに、Bk/Lk分配について説明する。Bk/Lk分配では、分配テーブルを用いてKデータからBkデータとLkデータを生成する。この分配テーブルは、図10に示すようなものであり、入力されるKデータの値に対応したBkデータおよびLkデータの出力値が記述されている。
図10に示す分配テーブルを用いると、入力のKデータの値がDin1まではLkドットのみで記録し、Kデータの値がDin1以上ではLkドット100%となっている上にBkドットが記録される。よって、このテーブルを用いた場合には、画像の全階調範囲での粒状度は、図6のR1とR2で示されたものになり、全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができる。特に、図10に示すようなテーブルでは、Lkドット100%となっている上にBkドットが記録されるので、Bkドットが下地(紙)の影響を受けにくく、Bkドットが出力された場合にも粒状性が悪化しないという利点がある。
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態とは異なるBk/Lk分配の例について説明する。それ以外の画像処理、および淡トナーの濃度設定については第1の実施の形態と同じである。
図11にこの第2の実施の形態における分配テーブルを示す。この分配テーブルでは、Kデータの値がDin1以下では、Lkドットのみで記録し、Kデータの値がDin1からDin2の間にあるときにはLkドットとBkドットの記録率が共に増加し、Kデータの値がDin2以上では、Lkドット100%となっている上にBkドットが記録される。
ここで、Kデータの値がDin1のときのLkデータの出力値は、図6の明度L1におけるLkドットの記録率に相当するデータ値とする。また、Kデータの値がDin2のときのBkデータの出力値は、図6の明度L2におけるBkドットの記録率に相当するデータ値とする。
このような分配テーブルを用いることにより、画像の全階調範囲での粒状度は図9のように、図6における明度L1、粒状度g1の点と、明度L2、粒状度g2の点とを通るような曲線となる。つまり、Lkドットのみで記録したときに粒状度が最悪となる明度L1からBkドットが出始めるので、粒状度は下がらずに、明度L1と明度L2の中間で最悪値をとるような形になる。第1の実施の形態で説明したように、Lkトナー濃度は、粒状度g1とg2がほぼ等しくなるように最適化する。そうすることにより、この明度L1と明度L2の中間での粒状度の最悪値も低い値に抑えることができ、全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができる。
なお、図11のような分配テーブルを用いた場合には、Lkドットが100%になる前からBkドットが出力されるので、Lkドットのみが100%という状態がなく、擬似輪郭が発生しにくいという利点がある。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、粒状度の最悪値の差が所定の範囲内であるかどうかによって淡トナー(Lkトナー)濃度が最適であるかを判定した。しかし、画像の全階調範囲において粒状度の良い画像を得るという観点では、粒状度の最悪値による評価ではなく、粒状度の平均値による評価の方がよい場合もある。
粒状度の平均値による評価をする場合には、図12に示すように、Lkドットのみで記録率が0%〜100%まで変化している領域から4点(L1〜L4)、Lkドットの記録率が100%で、Bkドットの記録率が0%〜100%まで変化している領域から4点(L5〜L8)をとる。そして、L1〜L4の4点の粒状度の平均値g14と、L5〜L8の4点の粒状度の平均値g58との差
Δg=|g14−g58|
が所定の範囲内であるかどうかを判定することで、淡トナー濃度が最適であるかを判定する。g14がg58に比べて大き過ぎる場合には、淡トナー濃度を薄くするように調整し、反対に、g14がg58に比べて小さ過ぎる場合には、淡トナー濃度を濃くするように調整すればよい。
なお、この場合における所定の範囲とは、前述の第1の実施の形態と同様で、2つの画像の粒状性が等しいとみなせる範囲内を意味する。
以上説明してきた実施の形態では、K版に対して濃淡トナーを用いて画像形成する場合について説明したが、それ以外の版に対して濃淡トナーを用いて画像形成する場合についても同様の手法により淡トナー濃度を設定することができる。
(実施の形態による効果)
つぎに、以上の実施の形態による効果について列記する。
第1に、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得るために最適な淡ドットの色材濃度を設定することができる。
第2に、画像の低濃度部は淡ドットのみで記録することにより、粒状性のよい画像を得ることができる。
第3に、淡ドットの記録率が略100%となってから、濃ドットを出力し始めることにより、濃淡ドットの記録率が淡ドットの色材濃度を設定する際の条件と同じになるので、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができる。
第4に、淡ドットの記録率が100%になる前に濃ドットを出力し始めることにより、擬似輪郭の発生を抑制しつつ、画像の全階調範囲において粒状性のよい画像を得ることができる。
第5に、高濃度部で、濃ドットが下地の影響を受けにくいために、粒状性の良い画像を得ることができる。
第6に、トナー付着量の変動などの外乱に対して画質制御を容易に行なうことが可能になる。
第7に、着色剤と白色剤を混合して淡ドットの色材を生成することにより、高濃度部で淡ドットの記録率が100%になった際に下地の影響がなくなり、粒状性のよい画像を得ることができる。
第8に、濃淡ドットの記録率を定めた分配テーブル(図10、図11参照)を用いることで、濃淡ドットの記録率を制御することができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、デジタルカラー複写機、カラーレーザープリンタ、インクジェットプリンタなど、トナーまたはインクなどの色材を用いて画像形成を行なう画像形成装置に有用であり、特に、濃淡2種類の色材を用いて濃淡ドットで画像を形成する画像形成装置に適している。
本発明の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の概略構成例を示す説明図である。 図1におけるカラー画像形成装置の画像処理ユニットの構成を示すブロック図概である。 本発明の実施の形態にかかる淡トナーの最適濃度確認/設定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの付着量と画像濃度の関係(1)を示すグラフである。 本発明の実施の形態にかかる第1パッチ、第2パッチ例を示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの付着量と画像濃度の関係(2)を示すグラフである。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの付着量と画像濃度の関係(3)を示すグラフである。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの付着量と画像濃度の関係(4)を示すグラフである。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの付着量と画像濃度の関係(5)を示すグラフである。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの分配テーブル例(1)を示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかるBk、Lkトナーの分配テーブル例(2)を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる粒状度の平均値による評価例を示すグラフである。
符号の説明
100 スキャナ
107 CCD
200 プリンタ部
206 レーザーダイオード(LD)
300 画像処理ユニット
301 色変換部
302 墨生成部
303 Bk/Lk分配部
304 中間調処理部

Claims (10)

  1. 濃淡2種類の色材による濃淡ドットで画像を形成する画像形成装置であって、
    濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第一の粒状度と、
    淡ドットの記録率を100%の状態で、濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの第二の粒状度と、
    を略等しくなるように淡ドットの色材濃度を設定する濃度設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記粒状度は、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、最悪値を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記粒状度は、淡ドットまたは濃ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときの各記録率における粒状度のうち、所定の複数の記録率における粒状度の平均値を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 淡ドットのみで低濃画像を形成し、淡ドットおよび濃ドットの両方で高濃度画像を形成することを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像形成装置。
  5. 淡ドットの記録率が略100%に達してから、濃ドットの出力を開始することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 濃ドットの記録率を0%の状態で、淡ドットの記録率を0%から100%まで変化させたときに、粒状度が最悪となる淡ドットの記録率付近から濃ドットの出力を開始することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 高濃度画像において淡ドットの記録率を100%とすることを特徴とする請求項4、5または6に記載の画像形成装置。
  8. 淡ドットの色材は、所定量の色材付着量以上で濃度が飽和する色材とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 淡ドットの色材は、濃ドットの色材と同じ着色剤に白色剤を混合させて生成されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 入力画像データから濃淡ドットの記録率を定めた分配テーブルを用意し、この分配テーブルにしたがって濃データおよび淡データを生成し、濃データおよび淡データを量子化することにより濃淡ドットのオン・オフを決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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