JP2006188304A - シート体の位置決め機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート体の端面及び角部を変形させることなく、シート積層体の姿勢を正すことができるシート体の位置決め機構を得る。
【解決手段】 位置決め装置104を用い、位置決め装置104に積層体31を載置させた状態で、回転テーブル112を回転させ、本体108及び蓋体110を水平移動させることによって、積層体31に接触することなく回転テーブル112に載置された積層体31の斜行角度及び水平方向の位置ズレを矯正(姿勢を正す)することができるため、積層体31の姿勢を正すときに積層体31の端面及び角部が変形することはない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、平版印刷版等のシート体の位置決め機構に関するものである。
平版印刷版(以下「PS版」という)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム版等の金属版に、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液の塗布及び乾燥処理を行った後、裁断部で所望のサイズに裁断され、シート状態から束状態に集積(いわゆるシート積層体)されて、製品形態に包装され出荷される。
ここで、PS版は出荷工程に至るまでの間、ベルトコンベアによって搬送されるが、搬送途中でPS版は斜行(曲がり)及び水平方向において位置ズレしてしまうため、PS版の姿勢を矯正する必要が生じる。
このため、特許文献1では、フォトポリマー版が定盤上に着地した状態で、押圧プレートによってPS版の後端部を押圧することで、PS版の斜行を矯正するようにしている。
また、特許文献2では、ガイド板によりガイドされて搬送されたフイルムが、ガイド板に近接して配設されたガイドローラによってガイド板側に強制的に移動させられた後、レジストローラ間の接触ラインに導かれて突き当てられ、搬送方向に対する斜行が矯正されるようになっている。
さらに、特許文献3では、位置決め装置を搬送路よりも下方に配置し、重力によってシートが付勢ガイドから付勢され、付勢ガイドの面に配置される。そして、押棒がステーションおよび位置決めガイドの方向に駆動して、シートが位置決めガイドの方向に付勢されシートの位置ズレが矯正されると共に、ステーションに移送されるようになっている。
また、特許文献4では、モータによってプッシャーがPS版のサイズに応じた所定の位置へ移動し、エアーシリンダによってPS版を押圧し位置決めローラに突き当てることで、PS版の位置ズレを矯正している。
このように、特許文献1〜4は、シート体などの位置決め対象物を押圧し、位置決め部材に当接させることによって、該位置決め対象物を位置決め(位置ズレの矯正)しているが、シート体は、端面及び角部の剛性が弱いため、物理的な外力により変形や折れが生じやすい。
特開2001−261196号公報 特開2004−99211号公報 特開平6−80317号公報 特開平6−239498号公報
本発明は、上記事実を考慮し、シート体の端面及び角部を変形させることなく、シート体の位置ズレを矯正することができるシート体の位置決め機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、シート体が載置可能な載置台と、前記載置台に載置された前記シート体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段により検出されたデータから2方向の基準線に対する前記シート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレを算出する制御部と、前記載置台が回転して前記制御部により算出されたシート体の斜行角度の位置ズレを矯正する角度矯正手段と、前記載置台が水平移動して前記制御部により算出されたシート体の水平方向の位置ズレを矯正する水平位置矯正手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、載置台にシート体が載置された状態で、姿勢検出手段によって、シート体の姿勢を検出する。姿勢検出手段により検出されたデータは制御部に入力され、制御部によって、2方向の基準線に対するシート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレが算出される。
これにより、角度矯正手段によって、載置台が回転してシート体の斜行角度の位置ズレを矯正し、水平位置矯正手段によって、載置台が水平移動してシート体の水平方向の位置ズレを矯正する。
このように、シート体が載置された載置台を回転及び水平移動可能とすることによって、シート体に接触することなく、載置台に載置されたシート体の位置ズレの矯正を行う(姿勢を正す)ことができるため、該シート体の姿勢を正すときにシート体の端面及び角部が変形することはない。
請求項2に記載の発明は、シート体の位置決め機構において、載置台に載置されたシート体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段により検出されたデータから2方向の基準線に対する前記シート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレを算出する制御部と、前記制御部により算出されたシート体の位置ズレに合わせて回転及び水平移動して前記シート体を把持する把持部材と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、載置台にシート体が載置された状態で、姿勢検出手段によって、シート体の姿勢を検出する。姿勢検出手段により検出されたデータは制御部に入力され、制御部によって、2方向の基準線に対するシート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレが算出される。
そして、シート体を把持する把持部材を、制御部により算出されたシート体の位置ズレに合わせて回転及び水平移動させる。この状態で、シート体を把持するため、シート体の端部に当接して、シート体の斜行角度の位置ズレを矯正したり、シート体の水平方向の位置ズレを矯正したりする場合と比較して、シート体には位置ズレを矯正するための押圧力は掛からない。このため、シート体の端面及び角部が変形することない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の位置決め機構において、前記姿勢検出手段が、前記シート体の上方に位置し、少なくともシート体の端面の画像を読取るCCDカメラと、前記シート体の同一平面上に2方向の基準線に沿って、1方向に少なくとも2セット配設され、センサ光上のシート体の有無を検出する複数の光電センサと、で構成されたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、シート体の上方にはCCDカメラを配置しており、少なくともシート体の端面の画像を読取る。これにより、シート体の斜行角度の位置ズレを検出することができる。ここで、一つの端面及びこの端面を含む角部の画像を読取ることで、より高い精度で位置ズレが検出できる。
また、シート体の同一平面上には、1方向に少なくとも2セットの光電センサを配設しており、センサ光上のシート体の有無を検出する。一方の光電センサでシート体が検出され、他方の光電センサでシート体が検出されない状態で、シート体は2セットの光電センサの光軸間に配置されていることとなり、シート体の水平方向での位置を検出することができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、制御部によって、2方向の基準線に対するシート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレが算出され、角度矯正手段によって、載置台が回転してシート体の斜行角度の位置ズレを矯正し、水平位置矯正手段によって、載置台が水平移動してシート体の水平方向の位置ズレを矯正する。このように、シート体が載置された載置台を回転及び水平移動可能とすることによって、シート体に接触することなく、載置台に載置されたシート体の姿勢を正すことができるため、シート体の姿勢を正すときにシート体の端面及び角部が変形することはない。
請求項2に記載の発明では、シート体を把持する把持部材を、制御部により算出されたシート体の位置ズレに合わせて回転及び水平移動させ、この状態で、シート体を把持するため、斜行したシート体の斜行角度の位置ズレを矯正したり、シート体の水平方向の位置ズレを矯正したりする場合と比較して、シート体には押圧力は掛からない。このため、シート体の端面及び角部が変形することない。
請求項3に記載の発明では、シート体の斜行角度の位置ズレを検出することができる。また、シート体の水平方向での位置を検出することができる。
図1には、通常の感光性平版印刷版(以下、「PS版」という)の加工ライン90が示されている。この加工ライン90の上流側(図1右上側)には、あらかじめロール状に巻かれたウエブ12を順次巻き出す送出機14が配設されている。
送出機14から送り出された長尺状のウエブ12はレベラ15でカール矯正され、送りロール16に至ると、合紙18が貼り合わされ、帯電により密着されて、ノッチャー20に至る。ノッチャー20によって、ウエブ12に打ち抜き部が設けられる。
そして、裁断部10を構成する裁断ロール24の上刃(図示省略)が、打ち抜き位置でウエブ12の幅方向へ移動可能となっている。これにより、ウエブ12と合紙18とをまとめて連続裁断しながら、ウエブ12の裁断幅を変更することが可能となる。
以下、単に「幅方向」というときは搬送される(走行する)ウエブ12の幅方向をいい、「内側」、「外側」というときは、ウエブ12の幅方向内側、外側をそれぞれいうものとする。
裁断部10による裁断で生じた裁断屑は、図示しないチョッパへ送られて細かく切断された後、回収コンベア82によって回収箱84に回収される。
一方、所定の裁断幅に裁断されたウエブ12は、測長装置26で送り長が検出され、指示されたタイミングで走間カッタ28により切断される。これにより、設定されたサイズのPS版30が製造される。
次に、PS版30は、コンベア32によって集積部34へ送られ、所定枚数積み重ねられて、積層体31が構成される。なお、集積部34では、この積層体31の上下若しくは片側に、厚紙等からなる保護シート(一般に「当てボール」と称される)を配置することも可能である。
そして、積層体31は、搬送部35を経てパレット33に積み重ねられる。その後、ラック倉庫等の保管庫あるいは包装工程に送られ、包装材料(テープ、内装材、外装材等)によって包装される。また、自動製版機用のスキッド(平台スキッド、縦型スキッド等)に積み重ねることも可能である。以上のようにして、PS版30は包装されて出荷されるが、包装形態によっては、合紙18や、その他の包装材料を省略してもよい。
ところで、ウエブ12には、アルミニウム製の支持体上にあらかじめ、いわゆる機能層として、下塗り層、感光層、酸素遮断層等(以下、「塗布層」という)が形成されており、この塗布層が形成された面が、PS版30の画像形成面となっている。ウエブ12は、加工ライン90によって加工されて所望のサイズとされることで、印刷に使用可能なPS版30となる。
ここで、支持体としてのアルミニウム板(ウエブ12)は、例えば、JIS1050材、JIS1100材、JIS1070材、Al−Mg系合金、Al−Mn系合金、Al−Mn−Mg系合金、Al−Zr系合金、Al−Mg−Si系合金等を適用し得る。メーカにおけるアルミニウム板の製造過程では、上記規格に適合するアルミニウムの鋳塊を製造し、このアルミニウム鋳塊を熱間圧延した後、必要に応じて焼鈍と呼ぶ熱処理を施し、冷間圧延により所定の厚さとされた帯状のアルミニウム板に仕上げる。
なお、ウエブ12の具体的構成は特に限定されないが、例えば、ヒートモード方式およびフォトン方式のレーザ刷版用の平版印刷版とすることによって、デジタルデータから直接製版可能な平版印刷版とすることができる。
ウエブ12は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体の片面に形成された塗布層に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。
また、ウエブ12は、感光層又は感熱層中の成分を種々選択することによって、種々の製版方法に対応した平版印刷版とすることができる。本発明の平版印刷版の具体的態様の例としては、下記(1)〜(11)の態様が挙げられる。
(1) 感光層が赤外線吸収剤、熱によって酸を発生する化合物、および酸によって架橋する化合物を含有する態様。
(2) 感光層が赤外線吸収剤、および熱によってアルカリ溶解性となる化合物を含有する態様。
(3) 感光層が、レーザ光照射によってラジカルを発生する化合物、アルカリに可溶のバインダー、および多官能性のモノマーあるいはプレポリマーを含有する層と、酸素遮断層との2層を含む態様。
(4) 感光層が、物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層との2層からなる態様。
(5) 感光層が、多官能性モノマーおよび多官能性バインダーとを含有する重合層と、ハロゲン化銀と還元剤を含有する層と、酸素遮断層との3層を含む態様。
(6) 感光層が、ノボラック樹脂およびナフトキノンジアジドを含有する層と、ハロゲン化銀を含有する層との2層を含む態様。
(7) 感光層が、有機光導電体を含む態様。
(8) 感光層が、レーザー光照射によって除去されるレーザー光吸収層と、親油性層および/または親水性層とからなる2〜3層を含む態様。
(9) 感光層が、エネルギーを吸収して酸を発生する化合物、酸によってスルホン酸またはカルボン酸を発生する官能基を側鎖に有する高分子化合物、および可視光を吸収することで酸発生剤にエネルギーを与える化合物を含有する態様。
(10) 感光層が、キノンジアジド化合物と、ノボラック樹脂とを含有する態様。
(11) 感光層が、光又は紫外線により分解して自己もしくは層内の他の分子との架橋構造を形成する化合物とアルカリに可溶のバインダーとを含有する態様。
特に、レーザー光の照射により現像液に対する可溶性が変化する感光層(又は感熱層)を有する平版印刷版では、感光層(又は感熱層)が損傷を受けやすいため、本発明の平版印刷版包装構造を適用すると、後述するようにいわゆる膜剥れを確実に防止でき、好ましい。
なお、ここでいうレーザー光の波長は特に限定されず、例えば、
(a) 波長域350〜450nmのレーザー(具体例としては、波長405±5nmのレーザーダイオード)。
(b) 波長域480〜540nmのレーザー(具体例としては、波長488nmのアルゴンレーザー、波長532nmの(FD)YAGレーザー、波長532nmの固体レーザー、波長532nmの(グリーン)He−Neレーザー)。
(c) 波長域630〜680nmのレーザー(具体例としては、波長630〜670nmのHe−Neレーザー、波長630〜670nmの赤色半導体レーザー)。
(d) 波長域800〜830nmのレーザー(具体例としては、波長830nmの赤外線(半導体)レーザー)。
(e) 波長1064〜1080nmのレーザー(具体例としては、波長1064nmのYAGレーザー)。
等を挙げることができる。これらのうち、例えば、(b)及び(c)の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(3)又は(4)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。また、(d)及び(e)の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(1)又は(2)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。もちろん、レーザー光の波長域と感光層又は感熱層との関係はこれらに限定されない。
ウエブ12の形状等は特に限定されず、例えば、厚み0.1〜0.5mm、長辺(幅)300〜2050mm、短辺(長さ)200〜1500mmのアルミニウム板の片面に感光層又は感熱層が塗布されたもの等とすることができる。
使用される合紙としては平版印刷版に用いられる一般的なものでよいが、代表例を下記に示す。合紙18としても、ウエブ12の塗布膜を確実に保護できれば、その具体的構成は限定されないが、例えば、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙18を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量20〜55g/m2、密度0.7〜0.85g/cm3、水分4〜6%、ベック平滑度10〜800秒、PH4〜6、透気度15〜300secの合紙が挙げられるが、もちろんこれに限定されない。
次に、本発明の実施の形態に係る位置決め機構について説明する。
図1及び図2に示すように、搬送部35では、ベルトコンベア100とベルトコンベア102が互いに直交して配置されており、ベルトコンベア100とベルトコンベア102の間には、位置決め機構としての位置決め装置104を配設している。
この位置決め装置104は、図3及び図4に示すように、略平板状の台座106と、台座106上に載置し、台座106に対して矢印A方向に沿って移動可能な略コ字状の本体108と、本体108に対して矢印B方向(矢印A方向に直交する方向)に沿って移動可能な蓋体110と、で構成されており、蓋体110の中央部には、回転テーブル112が設けられている。
また、蓋体110の裏面からは、互いに対面する位置に架け渡すようにして略コ字状の支持台114が設けられており、回転テーブル112の軸部116は支持台114に対して回転可能に軸支されている。
この軸部116の外周面には、ギア118が形成されており、モータ120に連結されたギア122が噛合し、モータ120の回転によって、ギア122、ギア118及び軸部116を介して回転テーブル112を回転可能としている。
回転テーブル112の裏面には段差112Aが設けられており、蓋体110の上面に設けられた段差110Aに合わせて回転テーブル112の荷重が支持されるようになっている。また、回転テーブル112と蓋体110の互いに対面する面には、スラスト軸受124が設けられており、回転テーブル112の摺動性を向上させている。
また、回転テーブル112の上方には、図2及び図5に示すように、CCDカメラ126が配設されている。このCCDカメラ126は、制御部128に接続されており、CCDカメラ126によって領域A内の画像が撮像され、制御部128へ画像データが送信される。
また、位置決め装置104のX方向に沿って、2セットの光電センサ130、132が配設されており、位置決め装置104のY方向に沿って、2セットの光電センサ134、136が配設されている。
この光電センサ130、132、134、136は、それぞれ投光部130A、132A、134A、136Aと受光部130B、132B、134B、136Bとで構成されており、投光部130A、132A、134A、136Aと、該投光部130A、132A、134A、136Aに対応する受光部130B、132B、134B、136Bの間に積層体31のエッジ部が存在しない場合は、投光部130A、132A、134A、136Aからそれぞれ投光された光が、受光部130B、132B、134B、136Bへ入射される(投光状態)。
また、投光部130A、132A、134A、136Aと受光部130B、132B、134B、136Bの間に積層体31のエッジ部が存在する場合は、投光部130A、132A、134A、136Aからの光は該エッジ部によって遮断され、受光部130B、132B、134B、136Bへは到達しない(遮断状態)。
ここで、受光部130B、132B、134B、136Bは、制御部128に接続されており、投光部130A、132A、134A、136Aからの光が受光部130B、132B、134B、136Bへ入射されたか否かのデータが入力され、これにより、積層体31のエッジ部の位置を確認することができる。
また、光電センサの誤動作防止対策として、隣り合わせに位置する光電センサ130と光電センサ132、光電センサ134と光電センサ136において、受光部130Aと受光部132A、受光部134Aと受光部136A(投光部130Aと投光部132A、投光部134Aと投光部136A)が互いに隣り合わせとならないようにしている。
一方、図3に示すように、本体108の側端面108Aの一つには、載置台138が取り付けられており、載置台138にはボールネジ140が連結されたモータ142が固定されている。ボールネジ140は蓋体110にねじ込まれており、モータ142の回転によって、蓋体110を矢印B方向へ移動させる。
ここで、本体108の上端面には、ガイド凹部146が矢印B方向に沿って凹設されており、蓋体110の裏面の、ガイド凹部146に対面する位置には、一対の摺動凸部144が突設されている。
この摺動凸部144がガイド凹部146に係合して、蓋体110がガイド凹部146に沿って移動することとなる。このため、摺動凸部144及びガイド凹部146は、表面をコーティングするなどして、摺動抵抗が小さくなるようにすることが好ましい。
また、本体108の側壁108B側に位置する台座106の端面には、載置台148が取り付けられており、載置台148にはボールネジ150が連結されたモータ152が固定されている。ボールネジ150は本体108の側壁108Bにねじ込まれており、モータ152の回転によって、本体108を矢印A方向へ移動させる。
ここで、本体108の裏面には、摺動凸部144に直交して、一対の摺動凹部154が矢印B方向に沿って凹設されている。また、台座106の上面には、摺動凹部154に対面する位置に、ガイド突起156が突設しており、摺動凹部154はガイド突起156に係合し、本体108はガイド突起156に沿って移動することとなる。このため、摺動凹部154及びガイド突起156は、表面をコーティングするなどして、摺動抵抗が小さくなるようにすることが好ましい。
なお、これらのモータ120、142、152は、それぞれ制御部128(図5参照)と接続されており、制御部128を介してモータ120、142、152がそれぞれ駆動することとなる。
ところで、図2に示すように、ベルトコンベア100及びベルトコンベア102の近傍には、ロボットハンド158が配設されており、ロボットハンド158には一対の把持部160が備えられている。把持部160の先端部は尖形となっており、回転テーブル112と積層体31との間に入り込んで、回転テーブル112上の積層体31の両端部を把持し、積層体31をベルトコンベア102へ移動させるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る位置決め装置の作用について説明する。
図2及び図6(A)に示すように、PS版30が所定枚数積み重ねられて構成された積層体31は、ベルトコンベア100上で斜行した状態のまま搬送される。この積層体31は、図1に示すように、搬送部35を経てパレット33に積み重ねられるため、搬送部35において、積層体31の位置ズレを矯正する(姿勢を正す)必要が生じる。
このため、ベルトコンベア100から搬送された積層体31が位置決め装置104の回転テーブル112上に載置された状態で、回転テーブル112の上方に配設されたCCDカメラ126によって領域A内の画像を撮像する。
この画像データは、制御部128へ送信され、これにより、積層体31の斜行角度が算出される。具体的には、CCDカメラ126は傾きが0の状態で配設されており、ベルトコンベア100の搬送方向に沿って左からスキャンし、制御部128へ画像データが入力される。
この画像データにより、制御部128では、例えば、図7に示すように、積層体31のエッジ位置A点及びB点の座標を検出する。また、このA点及びB点の座標から仮想三角形ABPを作成し、この時の∠BAP(=tan-1(BP/AP)を算出する。
このようにして、算出された積層体31の斜行角度を0に矯正すべく、モータ120を駆動し、回転テーブル112を回転させる。これにより、図8(A)、(B)に示すように、積層体31の斜行角度が矯正される。
次に、積層体31のX−Y方向の位置ズレを矯正する。具体的には、X方向では、光電センサ130、132が用いられ、図8(B)、(C)に示すように、光電センサ130及び光電センサ132の投光状態(或いは遮断状態)から、光電センサ130が遮断状態となり光電センサ132が投光状態となった位置で、モータ152が駆動停止し、本体108が移動停止する。
また、Y方向では、光電センサ134、136が用いられ、図8(C)、(D)に示すように、光電センサ134及び光電センサ136の投光状態(或いは遮断状態)から、光電センサ134が遮断状態となり光電センサ136が投光状態となった位置で、モータ142が駆動停止し、蓋体110が移動停止する。この状態で、積層体31は所定の位置に位置決めされたこととなる。
そして、この状態で、図2及び図6(B)に示すように、ロボットハンド158によって、積層体31が位置決め装置104からベルトコンベア102の所定の位置へ移動させられる。このため、ベルトコンベア102上では、姿勢が正された状態で積層体31が搬送されることとなる。
このように、位置決め装置104を用い、位置決め装置104に積層体31を載置させた状態で、回転テーブル112を回転させ、本体108及び蓋体110を水平移動させることによって、積層体31に接触することなく回転テーブル112に載置された積層体31の斜行角度及び水平方向の位置ズレを矯正(姿勢を正す)することができるため、積層体31の姿勢を正すときに積層体31の端面及び角部が変形することはない。
ここで、2セットの光電センサ130、132又は光電センサ134、136を用いたが、光電センサの数を増やして、X方向及びY方向の位置精度の向上及び高速加減速駆動等を行うことができ、本体108又は蓋体110の移動時間を短縮させることができる。
また、ここでは、積層体31のX−Y方向の位置ズレの矯正を別々に行ったが、モータ142及びモータ152を同時に駆動し、積層体31のX−Y方向の位置ズレを同時に矯正しても良い。
また、CCDカメラ126を1台用いて、積層体31の少なくとも一つの端部を読取るようにしたが、積層体31において、領域Aと対象的な位置も読取れるようにCCDカメラ126を2台用いても良い。これにより、積層体31の位置ズレをより高精度に算出することができ、積層体31の位置ズレの矯正を高精度で行うことが可能となる。
なお、本形態では、図4に示すように、ギア122及びギア118を用いて回転テーブル112を回転させ、ボールネジ140、150を用いて回転テーブル112のX方向及びY方向の位置をズラすようにしたが、回転テーブル112の角度及び水平方向の位置をズラすことができれば良いため、このような構成に限るものでない。
また、本形態では、位置決め装置104を用い、位置決め装置104の回転テーブル112の位置を変えることによって、積層体31の姿勢を正すようにしたが、積層体31の姿勢が正された状態で、積層体31をベルトコンベア102に移動させることができれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図9に示すように、CCDカメラ126から入力された画像データによって、制御部128を介してロボットハンド158を制御し、積層体31の位置ズレに合わせて把持部160を回転及び水平移動させる。
そして、この状態で、把持部160によって積層体31の両端部を把持し、ベルトコンベア102の所定の位置に移動させる段階で、積層体31の姿勢を正すようにしても良い。
この場合、積層体31の位置ズレに合わせて積層体31の両端部を把持するため、積層体31の端部に当接して、積層体31の斜行角度の位置ズレを矯正したり、積層体31の水平方向の位置ズレを矯正したりする場合と比較して、積層体31には位置ズレを矯正するための押圧力は掛からない。このため、積層体31の端面及び角部が変形することない。
さらに、ここでは、積層体31の姿勢が正された状態で、積層体31をベルトコンベア102に移動させるようにしたが、積層体31を姿勢が正された状態でパレット33(図1参照)に直接積層しても良いのは勿論のことである。
本発明の実施の形態に係る位置決め装置を備えたPS版の加工ラインを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置の構成を示すブロック図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態に係る位置決め装置の作用を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置による積層体の斜行角度の位置ズレの算出方法を説明する説明図である。 (A)〜(D)は、本発明の実施の形態に係る位置決め装置による積層体の斜行角度及び水平方向の位置ズレを矯正する方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
31 積層体(シート体)
104 位置決め装置
112 回転テーブル(載置台)
118 ギア(角度矯正手段)
120 モータ(角度矯正手段)
122 ギア(角度矯正手段)
126 CCDカメラ(姿勢検出手段)
128 制御部
130 光電センサ(姿勢検出手段)
132 光電センサ(姿勢検出手段)
134 光電センサ(姿勢検出手段)
136 光電センサ(姿勢検出手段)
140 ボールネジ(水平位置矯正手段)
142 モータ(水平位置矯正手段)
150 ボールネジ(水平位置矯正手段)
152 モータ(水平位置矯正手段)
158 ロボットハンド(把持部材)
160 把持部(把持部材)

Claims (3)

  1. シート体が載置可能な載置台と、
    前記載置台に載置された前記シート体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記姿勢検出手段により検出されたデータから2方向の基準線に対する前記シート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレを算出する制御部と、
    前記載置台が回転して前記制御部により算出されたシート体の斜行角度の位置ズレを矯正する角度矯正手段と、
    前記載置台が水平移動して前記制御部により算出されたシート体の水平方向の位置ズレを矯正する水平位置矯正手段と、
    を有することを特徴とするシート体の位置決め機構。
  2. 載置台に載置されたシート体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記姿勢検出手段により検出されたデータから2方向の基準線に対する前記シート体の斜行角度及び水平方向の位置ズレを算出する制御部と、
    前記制御部により算出されたシート体の位置ズレに合わせて回転及び水平移動して前記シート体を把持する把持部材と、
    を有することを特徴とするシート体の位置決め機構。
  3. 前記姿勢検出手段が、
    前記シート体の上方に位置し、少なくともシート体の端面の画像を読取るCCDカメラと、
    前記シート体の同一平面上に2方向の基準線に沿って、1方向に少なくとも2セット配設され、センサ光上のシート体の有無を検出する複数の光電センサと、
    で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート体の位置決め機構。
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