JP2004106153A - 板状物移載装置及び板状物移載方法 - Google Patents

板状物移載装置及び板状物移載方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004106153A
JP2004106153A JP2002275904A JP2002275904A JP2004106153A JP 2004106153 A JP2004106153 A JP 2004106153A JP 2002275904 A JP2002275904 A JP 2002275904A JP 2002275904 A JP2002275904 A JP 2002275904A JP 2004106153 A JP2004106153 A JP 2004106153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
top plate
transfer device
lithographic printing
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002275904A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Arima
有馬 紳市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002275904A priority Critical patent/JP2004106153A/ja
Publication of JP2004106153A publication Critical patent/JP2004106153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】スペース効率を低下させることなく、且つ少ない作業工程で、板状物を所定の位置に移載できる板状物移載装置及び板状物移載方法を得る。
【解決手段】移動装置106の先端の取り付け板120には、吸着パッド124及びセンサー126、128が取り付けられている。マガジン104内にセットされた天板36の辺部の位置座標をセンサー126、128で検出することで、天板36のサイズ及び中心位置の座標を算出し、サイズが適性である場合に、移動装置106によって天板36を積層束12の天面12Aに移載する。天板のサイズ検出などのためにスペースが不要で、スペース効率に優れる。天板を移載する工程も1回で済む。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状物移載装置及び板状物移載方法に関し、特に、例えば平版印刷版の積層束の積層端面に保護用の天板を移載するために好適な板状物移載装置及び板状物移載方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の板状物移載装置及び板状物移載方法について、平版印刷版の包装時に使用されるものを例として説明する。
【0003】
近年の製版法(電子写真製版法を含む)では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版や感熱性印刷版等の平版印刷版(PS版)が広く用いられている。平版印刷版は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム板等の支持体に、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光層又は感熱層(以下、これらをまとめて「塗布膜」といい、塗布膜が塗布された面を「画像形成面」、塗布膜が形成されていない面を「非画像形成面」という)の塗布、乾燥処理を行った後に所望のサイズに切断されることで製造される。
【0004】
この平版印刷版は、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。
【0005】
この平版印刷版を荷扱いする場合、荷扱いの回数を減らして運搬や保管を低コストで行うために、大量の平版印刷版を厚み方向に積層して平版印刷版の束(積層束)を構成し、この積層束の積層方向の端面に、天板と称される保護用の板を載置することがある。例えば、特許文献1には、斜め方向に積層された感光性印刷版の束の端面に、端板(上記の天板に相当する)を配置した構造が開示されている。
【0006】
このような天板(あるいは端板)は、通常、所定のセット部材にセットされており、天板移載装置によって積層束上に移載されることが多い。
【0007】
図10には、所定のセット部材304(セット位置)にセットされた天板36を積層束12上に移載するための天板移載装置302の概略が平面図にて示されている。
【0008】
一般に、積層束12はそれぞれ天面サイズが異なる場合が多いため、セット部では、これに対応した順序で天板36がセットされている。天板移載装置302ではまず、この天板36を一枚ずつ、図示しない移動装置によって位置決め部306へ移動させる。位置決め部306には、天板36の直交する2辺に対応する位置基準板308と、この位置基準板308のそれぞれに向かって天板36を押圧する押圧アーム310が備えられている。位置決め部306では、図示しないモータによって押圧アーム310を駆動し、天板36の2辺を位置基準板308に線接触させて位置揃えする。このときの押圧アーム310の移動量(あるいはモータの回転量等)から、天板36のサイズ異常(積層束12の天面サイズに対応していない場合)を検出する。また、天板36の中心位置も算出する。
【0009】
サイズ異常でない場合は、図示しない移動装置によって天板36をさらに移動させ、積層束12の天面12Aに載置する。位置決め部306において天板36の中心位置を算出しているので、これを積層束12の天面12Aの中心位置と一致するように載置することができる。
【0010】
このように、従来の天板移載装置302では、天板36のサイズ算出や中心位置算出のために、中間の位置決め部306が必要となり、スペース効率が悪かった。また、天板36をセット部材304から積層束12上へ移動させるために2つの移動工程が必要で、作業効率も悪かった。
【0011】
しかも、位置決め部306において、位置基準板308や押圧アーム310及びモータ等が必要になっていた。
【0012】
【特許文献1】
特開平3−73946号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮し、スペース効率を低下させることなく、且つ少ない作業工程で、板状物を所定の位置に移載できる板状物移載装置及び板状物移載方法を得ることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、板状物がセットされた第1位置から、所定の第2位置へとこの板状物を移載する移載装置であって、前記第1位置において板状物の辺部の位置情報を検出する検出装置と、前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報に基づいて、板状物を前記第2位置へと移動させる移動装置と、を有することを特徴とする。
【0015】
すなわち、この板状物移載装置では、板状物がセットされた第1位置において、検出装置により板状物の辺部の位置情報が検出される。これから、例えば板状物のサイズや中心位置を算出することができる。従って、例えば板状物のサイズに異常があった場合(予定していたサイズと異なるサイズである場合)には、このサイズ異常を第2位置への移載前に知ることができる。
【0016】
次いで、板状物のサイズが適性である場合には、移動装置が板状物を第1位置から第2位置へと移動(移載)することができる。第1位置で検出した板状物の辺部の位置情報から、板状物の中心位置を算出することができるので、板状物の中心位置が第2位置で所望の位置となるように位置あわせして移載することができる。
【0017】
このように、第1位置において板状物の辺部の位置情報を検出しており、従来のように、板状物のサイズ算出や中心位置算出等のために中間のスペースを必要としない。また、板状物を移動させる工程も1つのみとなる。このため、スペース効率が低下せず、作業効率も高くなる。
【0018】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記移動装置が、前記位置情報に基づいて算出された板状物の中心位置において板状物を吸着する吸着装置、を備えていることを特徴とする。
【0019】
吸着装置によって板状物を吸着するので、簡単な構成で板状物を確実に移動させることができる。
【0020】
また、吸着装置は、位置情報に基づいて算出された板状物の中心位置において板状物を吸着するので、安定して板状物を吸着できる。
【0021】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用して前記第1位置から前記第2位置へと板状物を移載する板状物移載方法であって、前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物のサイズを算出し、このサイズがあらかじめ決められた範囲内である場合に前記移動装置によって板状物を移動させることを特徴とする。
【0022】
この板状物移載方法では、請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用しているので、スペース効率が低下せず、高い作業効率で板状物を第1位置から第2位置へと移載できる。
【0023】
また、この板状物移載方法では、検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物のサイズを算出し、このサイズがあらかじめ決められた範囲内である場合に前記移動装置によって板状物を移動させる。従って、板状物のサイズ異常が発生した場合には、例えば、移動装置を停止して第2位置へと移載されないようにすることができる。サイズ異常が発生したことを光や音声等で作業者に報知できるようにすることも可能になる。
【0024】
請求項4に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用して前記第1位置から前記第2位置へと板状物を移載する板状物移載方法であって、前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物の中心位置を算出し、この中心位置が前記第2位置の中心位置と一致するように前記移動装置によって板状物を移動させることを特徴とする。
【0025】
この板状物移載方法では、請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用しているので、スペース効率が低下せず、高い作業効率で板状物を第1位置から第2位置へと移載できる。
【0026】
また、この板状物移載方法では、検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物の中心位置を算出し、この中心位置が第2位置の中心位置と一致するように移動装置によって板状物を移動させる。従って、板状物の中心位置と第2位置の中心位置とを正確に一致させて、板状物を移載することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1〜図3には、本発明の第1実施形態の板状物移載装置である天板移載装置102の概略構成が示されている。また、図4には、この天板移載装置によって、平版印刷版10の積層束12に天板36を載せ、さらに包装材料によって包装したもの(平版印刷版包装構造体32)が示されている。
【0028】
平版印刷版10は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体上に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感熱性印刷版の場合には感熱層、さらに必要に応じて、オーバーコート層やマット層等)を塗布して形成されている。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。なお、本実施形態の平版印刷版10は、印刷に必要な処理(露光や現像等)が施される前段階のものであり、場合によっては平版印刷版原版あるいは平版印刷版材と称されることもある。
【0029】
なお、このような構成とされていれば、平版印刷版10の具体的構成は特に限定されないが、例えば、ヒートモード方式およびフォトン方式のレーザ刷版用の平版印刷版とすることによって、デジタルデータから直接製版可能な平版印刷版とすることができる。
【0030】
また、平版印刷版10は、感光層又は感熱層中の成分を種々選択することによって、種々の製版方法に対応した平版印刷版とすることができる。本発明に係る平版印刷版10の具体的態様の例としては、下記(1)〜(11)の態様が挙げられる。
(1) 感光層が赤外線吸収剤、熱によって酸を発生する化合物、および酸によって架橋する化合物を含有する態様。
(2) 感光層が赤外線吸収剤、および熱によってアルカリ溶解性となる化合物を含有する態様。
(3) 感光層が、レーザ光照射によってラジカルを発生する化合物、アルカリに可溶のバインダー、および多官能性のモノマーあるいはプレポリマーを含有する層と、酸素遮断層との2層を含む態様。
(4) 感光層が、物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層との2層からなる態様。
(5) 感光層が、多官能性モノマーおよび多官能性バインダーとを含有する重合層と、ハロゲン化銀と還元剤を含有する層と、酸素遮断層との3層を含む態様。
(6) 感光層が、ノボラック樹脂およびナフトキノンジアジドを含有する層と、ハロゲン化銀を含有する層との2層を含む態様。
(7) 感光層が、有機光導電体を含む態様。
(8) 感光層が、レーザー光照射によって除去されるレーザー光吸収層と、親油性層および/または親水性層とからなる2〜3層を含む態様。
(9) 感光層が、エネルギーを吸収して酸を発生する化合物、酸によってスルホン酸またはカルボン酸を発生する官能基を側鎖に有する高分子化合物、および可視光を吸収することで酸発生剤にエネルギーを与える化合物を含有する態様。
(10) 感光層が、キノンジアジド化合物と、ノボラック樹脂とを含有する態様。
(11) 感光層が、光又は紫外線により分解して自己もしくは層内の他の分子との架橋構造を形成する化合物とアルカリに可溶のバインダーとを含有する態様。
【0031】
特に、近年では、レーザーで露光する高感度感光タイプの塗布膜を塗布した平版印刷版や、感熱タイプの平版印刷版が使用されることもある(例えば上記した(1)〜(3)の態様等)。
【0032】
なお、ここでいうレーザー光の波長は特に限定されず、例えば、
▲1▼ 波長域350〜450nmのレーザー(具体例としては、波長405±5nmのレーザーダイオード)。
▲2▼ 波長域480〜540nmのレーザー(具体例としては、波長488nmのアルゴンレーザー、波長532nmの(FD)YAGレーザー、波長532nmの固体レーザー、波長532nmの(グリーン)He−Neレーザー)。
▲3▼ 波長域630〜680nmのレーザー(具体例としては、波長630〜670nmのHe−Neレーザー、波長630〜670nmの赤色半導体レーザー)。
▲4▼ 波長域800〜830nmのレーザー(具体例としては、波長830nmの赤外線(半導体)レーザー)。
▲5▼ 波長1064〜1080nmのレーザー(具体例としては、波長1064nmのYAGレーザー)。
【0033】
等を挙げることができる。これらのうち、例えば、▲2▼及び▲3▼の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(3)又は(4)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。また、▲4▼及び▲5▼の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(1)又は(2)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。もちろん、レーザー光の波長域と感光層又は感熱層との関係はこれらに限定されない。
【0034】
また、本実施形態の平版印刷版10(上記した(1)〜(11)の全ての態様の平版印刷版)は、積層束12を構成した状態で自動給版機能を持った自動製版機やいわゆるプレートセッター等にセットされ、製版工程への供給(給版)されることがある平版印刷版とされている。但し、実際の使用状況において、平版印刷版の使用者が平版印刷版10を自動給版機構によって給版するか、手動で給版するか等の使い方に左右されることなく(換言すれば、給版方法以前の問題として)、積載部材34に積載され、平版印刷版包装構造体32を構成する場合がある。もちろん、(1)〜(11)以外の態様の平版印刷版であっても、自動給版機能を持った自動製版機やいわゆるプレートセッター等にセットされ、製版工程への供給(給版)される可能性がある平版印刷版は、全て本実施形態に係る平版印刷版10に含まれる。
【0035】
さらに、平版印刷版のなかには、使用される印刷機によって紙面の都合上、インクを塗布しない位置(すなわち印刷されない領域)にセットされて使用される、いわゆる「捨て版」あるいは「空版」と称されるものもある。このようは捨て版あるいは空版も、本実施形態に係る平版印刷版10に含まれる。
【0036】
平版印刷版10の形状等は特に限定されず、例えば、厚み0.1〜0.5mm、長辺(幅)300〜2050mm、短辺(長さ)200〜1500mmのアルミニウム板の片面又は両面に塗布膜(感光層あるいは感熱層等)が塗布されたもの等とすることができる。
【0037】
そして、図1から分かるように、塗布膜を保護する合紙14と、平版印刷版10と、を交互に厚み方向に重ね合わせて、さらに必要に応じて、重ね合わせ方向の両端面、あるいは平版印刷版10の所定枚数ごとに保護用厚紙(図示省略)を配置したものを、所定の遮光性及び防湿性を有する内装材50で内装する。最後に、これを積載部材52上に載せて、平版印刷版10の積層束12が構成される。1つの積層束12を構成する平版印刷版10の数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の観点等から、例えば10枚〜200枚とすることができる。平版印刷版10を10枚以上とすることで、荷扱いの効率化を図ることができる。また、200枚以下とすることで、積層束12自体の重量が制限されることになるので、荷扱いにおける作業負荷が軽減される。また、さらに多くの平版印刷版10によって積層束12を構成し、より効率的に(少ない荷扱いの回数で)運搬や保管をできるようにすることも可能である。例えば、平版印刷版10の枚数を最大で3000枚程度としてもよい。平版印刷版10の種類によっては、合紙14及び保護用厚紙のいずれか一方若しくは双方を省略して、平版印刷版10の積層束12を構成してもよい。
【0038】
なお、平版印刷版の種類によっては、支持体の片面だけでなく、両面に塗布膜が設けられたもの(いわゆる「両面品」)がある。このような両面品の平版印刷版によって積層束12を構成する場合には、図1において最も下側の平版印刷版10のさらに下(平版印刷版10と保護用厚紙の間)にも合紙14を1枚配置する(従って、合紙14は平版印刷版10よりも1枚多くなる)。これにより、平版印刷版10の塗布膜が保護用厚紙に直接接触しなくなるので、塗布膜と保護用厚紙とが直接接触することによる塗布膜の損傷が防止される。
【0039】
合紙14としては、平版印刷版10の塗布膜(画像形成面)を保護できれば、具体的構成は特に限定されないが、例えば、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙14を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量30〜60g/m 、密度0.7〜0.85g/cm 、水分4〜8%、PH4〜6の合紙が挙げられるが、もちろんこれに限定されない。
【0040】
また、保護用厚紙としては、故紙から抄造した坪量200〜1500g/m、密度0.7〜0.85g/cm、水分4〜8%、ベック平滑度3〜20秒、PH4〜6の保護用厚紙を使用することができる。なお、例えば10枚〜100枚の平版印刷版10によって積層束12を構成した場合には、平版印刷版10と保護用厚紙とがずれないように、粘着テープ等の固定手段でこれらを固定してもよい。
【0041】
平版印刷版10を厚み方向に積層する工程も特に限定されないが、例えば、ウエブ状の平版印刷版を長手方向に搬送しつつ所定のサイズに裁断する平版印刷版の加工ラインでは、平版印刷版10を順次集積する集積装置が設けられることが一般的であるので、この集積装置で集積することで、積層束12を構成すればよい。また、この加工ラインでは、裁断前のウエブ状の平版印刷版に、同じくウエブ状の合紙が接触配置され、その後にウエブ状の平版印刷版と合紙とが一体で裁断されて所定サイズとされることが多いので、この場合には、集積装置での集積時に、平版印刷版10と合紙14とが交互に積層された状態で積層束12が構成される。もちろん、平版印刷版10と合紙14とを交互に積層したのち、さらにカッタ等によって平版印刷版10の端部を切りそろえて、積層束12を構成してもよい。
【0042】
このようにして構成された平版印刷版10、合紙14及び保護用厚紙を内装する内装材50は、遮光性及び防湿性を有する紙によって構成されている。このような作用を奏する内装材50を使用し、且つ平版印刷版10が外部から完全に遮断されるように内装することで、積層束12を確実に遮光及び防湿することができる。
【0043】
内装材50としては、その材質は、積層束12を完全に外部から遮断して包装することが可能であれば特に限定されないが、例えば、所定の大きさとされた1枚の長方形状の未晒クラフト紙によって構成することができる。また、このクラフト紙に、所定の厚さの金属薄膜を貼着し、場合によってはさらにこの金属薄膜上に所定の厚さの樹脂層を貼り合わせて構成されたものを使用してもよい。さらに、この金属薄膜に、10〜70μmの低密度ポリエチレン層を貼着したり、この低密度ポリエチレン層に、70μm程度の黒ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、遮光性及び防湿性を高めた物を使用してもよい。一般に、感光性印刷版は感光性が高く、僅かな可視光波長帯域の光によって露光されても感光層に変化が生じるため、遮光する必要がある。また、感熱性印刷板も、当たる光の熱エネルギーによって感熱層が変質したり、反応進行によって感度変化が起こったりする場合があるため、適度な遮光を行うことが好ましい。さらに、急激な湿度変化や温度変化を受けると、いずれの印刷板も、感光層又は感熱層に結露が発生して変質したり、合紙14と接着されてしまったりする等の不都合があるため、防湿する必要が生じる。内装材50は上記したように構成されることで一定の遮光性及び防湿性を有するため、平版印刷版10の感光層又は感熱層の変質が防止され、平版印刷版10は一定の品質に維持される。もちろん、内装材50が上記した一定の遮光性及び防湿性を発揮できれば、必ずしも低密度ポリエチレン層及び黒ポリエチレンフィルム等が貼着されている必要はない。
【0044】
内装材50の形状及び内装構造(内装紙の折り方)等も、積層束12を防湿及び遮光可能であれば特に限定されない。
【0045】
そして、粘着テープ等の固定手段によって、内装材50を所定位置で貼り付ける。これにより、不用意に内装材50が広がったり脱落したりしないように固定され、積層束12が構成される。固定手段としては、このように内装材を確実に固定できれば限定されず、例えば、粘着テープに代えて(あるいは併用して)、ホットメルトや一般的な糊などの接着剤を使用してもよい。
【0046】
積載部材52としても、平版印刷版10、合紙14及び保護用厚紙の重量に耐えられるだけの強度を有していれば、材質は特に限定されず、金属、樹脂、木材等で構成できる。具体的には、一般にパレットあるいはスキッドと称されている、搬送用の板状部材等を挙げることができる。
【0047】
天板36のサイズ及び材質も、積層束12を構成する平版印刷版10を外力から確実に保護できれば特に限定されない。この平版印刷版10の保護と軽量化をと両立するために、例えば材質としては、段ボールや合板等を採用することが好ましい。天板36のサイズとしては、少なくとも積層束12の天面12Aと同サイズとすることが、平版印刷版10を確実に保護する観点からは好ましく、さらに、積層束12の天面12Aよりもわずかに大きいサイズとすれば(図3及び図4参照)、平版印刷版10をより確実に保護できる。
【0048】
天板移載装置102は、天板36を複数保持可能なマガジン104と、積層束12を所定位置で保持する保持部材(図示省略)及び、天板36を移動させる移動装置106を有している。
【0049】
マガジン104の底板108からは複数の仕切り板110がそれぞれ平行に立設されている。天板36は、図1において手前側から使用順に、仕切り板110の間にセットされている。このようにして、天板36がセットされた位置が、本発明における「第1位置」である。これに対し、積層束12の天面12Aが、天板移載装置102によって天板36が移載される位置であり、本発明における「第2位置」である。
【0050】
なお、平版印刷版10の積層束12の天面12Aのサイズは、平版印刷版10の種類ことに異なったサイズとなる。従って、マガジン104にセットされた天板36も、図1から分かるように、積層束12の天面サイズに対応して、それぞれ異なるサイズとされ、手前側から使用順に並べられている。
【0051】
仕切り板110の左側端部には、仕切り板110の厚み方向に沿って、端板112が掛け渡されている。天板36は端板112によって、横方向(図1の矢印X方向)に位置揃えされている。なお、天板36は底板108に載せ置かれることで、上下方向(図1の矢印Y方向)にも位置揃えされていることになる。
【0052】
移動装置106は、基台部114と、基台部114から延出されたアーム部116、及びアーム部116の先端に設けられた吸着部118、とで構成された、いわゆる多関節ロボットとされており、これら各部は、図示しない制御装置によって制御されるようになっている。なお、制御装置には、作業者が作業手順や積層束12に関する情報等を入力するための入力パネル及び、天板移載装置102の動作状態等を表示する表示装置等が含まれる。また、この表示装置には、後述するように、天板36のサイズ異常を視覚情報として表示する表示パネルや、音声情報として発生するスピーカ等が含まれる。
【0053】
図1〜図3から分かるように、基台部114は、吸着部118がマガジン104方向を向く位置(図1参照)から、積層束12の方向を向く位置(図3参照)まで移動するように、少なくともこれに対応した範囲で回転する。
【0054】
同様に、アーム部116も、吸着部118がマガジン104内の天板36に対向した位置と、積層束12の天面12Aに対向した位置との間で移動するように、少なくともこれに対応した範囲で伸縮する。
【0055】
吸着部118は、アーム部116の先端に配置された取り付け板120と、取り付け板120から側方に延出された延出部122とを有している。
【0056】
取り付け板120には、1又は複数(本実施形態では4つ)の吸着パッド124が取り付けられている。吸着パッド124は、図示しない吸引装置(例えばポンプ)に接続されており、制御装置によって所定のタイミングで吸着パッド124内を負圧にすることで、天板36を吸着できる。
【0057】
取り付け板120の上辺及び延出部122の先端には、それぞれ、天板36の有無を検出可能なセンサー126、128が取り付けられている。従って、取り付け板120を図1の矢印X方向に移動させることで、センサー128によって、天板36の幅方向(矢印X方向)の右辺部36Rの位置座標を知ることができる。同様に、取り付け板120を図1の矢印Y方向に移動させることで、センサー126によって、天板36の長さ方向(矢印Y方向)の上辺部36Tの位置座標を知ることができる。また、これらセンサー126、128のいずれか一方若しくは双方を使用することで、最も手前側に位置している天板36の、矢印Z方向の位置を知ることができる。
【0058】
このようにしてセンサー126、128によって検出された情報は、図示しない制御装置に送られる。なお、センサー126、128としては、例えば、反射検出式の光電スイッチを使用することができるが、これに限定されない。
【0059】
これに対し、積層束12を保持する図示しない保持部材としては、例えば、積載部材52に対応した位置決め部材(例えば凹部や壁体)が形成された積載用の支持部材等を挙げることができる。この構成では、支持部材に積載部材52を支持させると、位置決め部材によって積載部材52を位置決めできるので、積層束12の不用意な位置ズレを防止して、所定位置に確実に保持可能となる。あるいは、複数の積層束12を一定間隔で一定方向に搬送するコンベヤ装置を配設し、このコンベヤ上の所定位置に至ったときに、天板36が移載されるようにしてもよい。この場合、天板の移載時にはコンベヤ装置を一時的に停止させるようにしてもよいし、コンベヤ装置を停止させることなく積層束12を連続的に搬送し、これに追従して天板36を移載する構成でもよい。
【0060】
次に、本実施形態の天板移載装置102を使用して天板36を移載する方法、及び天板移載装置102の作用を説明する。
【0061】
まず、図1に示すように、平版印刷版10の積層束12を、図示しない保持部材により、所定位置で保持させる。また、天板36をマガジン104内に使用順にセットしておく。
【0062】
そして、移動装置106を駆動して、天板36を積層束12の天面に移載する。ここで、まず、移動装置106は、取り付け板120を天板36と対向した姿勢で所定位置に維持し、センサー126、128によって、最も手前側の天板36との距離を測定する。次に、センサー128が手前側の天板36の幅方向の右辺部36Rを通過するように、取り付け板120を図示しない制御装置によって矢印X方向に移動させる。同様に、センサー126が手前側の天板36の上辺部36Tを通過するように、取り付け板120を図示しない制御装置によって矢印Y方向に移動させる。以上により得られた右辺部36R及び上辺部36Tの位置座標が、制御装置に送られる。図1から分かるように、天板36の左辺部36L及び下辺部36Bはそれぞれ、端板112及び底板108によってその位置座標が決まっているので、制御装置は、右辺部36R及び上辺部36Tの位置座標から、天板36のサイズ及び、天板36の中心位置36Cの座標を算出することができる。このとき、天板36のサイズが、積層束12の天面12Aのサイズに対応していない場合には、制御装置は移動装置106を停止すると共に、図示しない表示装置によって、サイズ異常の発生を作業者に報知する。
【0063】
天板36のサイズが適切である場合には、得られた天板36の中心位置36Cに取り付け板120が位置するように、移動装置106はアーム部116を駆動して取り付け板120を移動させる。そして、吸着パッド124が天板36に接触すると、図示しない吸引装置が駆動され、天板36が吸着される。
【0064】
次に、図2に示すように、アーム部116の伸縮と基台部114の回転によって、天板36を積層束12の上方に移動させると共に、天面12Aと平行にする。最後に、図3に示すように、吸着部118を降下させ、天板36を積層束12の天面12Aに載せ置く。このとき、天板36の中心位置36Cの位置座標は既に得られており、また、積層束12の天面12Aの中心位置12Cの位置座標も分かっているので、これらの中心位置一致させて、天板36を天面12Aに載せ置くことができる。
【0065】
このようにして天板36を積層束12上に移載した後、図4に示すように、積層束12と天板36とに結束バンド38等の結束部材を巻きかける。これにより、積層束12と天板36とが一体的に結束されて、平版印刷版包装構造体32が構成されるので、積層束12を構成する平版印刷版10を保護して搬送することができる。結束部材としては、積層束12と天板36とを一体的に結束することで、天板36が不用意にずれたり脱落したりしないようにできるものであれば特に限定されない。従って、結束部材としては、上記の結束バンド38の他、例えばストレッチフィルム等を適用できる。
【0066】
図5〜図9には、本発明の第2実施形態の天板移載装置202が示されている。以下、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して説明を省略する。
【0067】
第2実施形態の天板移載装置202では、第1実施形態のマガジン104に代えて、天板36を支持するリフター204を有している。リフター204上には、天板36が上から使用順となるように積層されている。従って、第2実施形態では、リフター204上で天板36がセットされた位置が、「第1位置」である。なお、リフター204は、昇降機構210よって昇降するようになっており、最上の天板36の上下位置(矢印Z方向の位置)を常に一定位置とすることができる。
【0068】
図5から分かるように、積層束12及びリフター204よりも上方には、第2実施形態に係る移動装置206が配置されている。移動装置206は、移動フレーム212を有しており、この移動フレーム212には案内レール214が固定されている。また、吸着部118を構成している取り付け板120の上方には案内ブロック216が延出されており、この案内ブロック216が、案内レール214に沿って、矢印X方向へと移動することで、取り付け板120も矢印X方向へ移動可能とされている。
【0069】
図7及び図8に示すように、案内ブロック216からは、下方に向かって昇降用シャフト218が延出されている。昇降用シャフト218には雄ネジが切られ、取り付け板120の雌ネジに螺合されている。案内ブロック216内の図示しないモータの駆動によって昇降用シャフト218を回転させることで、取り付け板120を昇降させることができる。
【0070】
また、移動フレーム212には、外周に雄ネジが切られたシャフト220が矢印X方向に沿って配置されており、モーター222の駆動で回転するようになっている。シャフト220は、案内ブロック216の雌ネジに螺合されており、シャフト220を回転させることで、取り付け板120を矢印X方向へ移動させることができる。
【0071】
移動フレーム212の上方には、シャフト220と平面視で直交する2本のシャフト224が配置されている。シャフト224は、移動フレーム212から上方に延出された案内ブロック226の雌ネジに螺合されている。モーター228によってシャフト224を回転させることで、移動フレーム212を矢印Y方向へ移動させることができる。なお、モーター228は、図5〜図9では一方のシャフト224に対応するもののみ示し、他方は図示を省略している。
【0072】
吸着部118を構成する取り付け板120には、1又は複数(本実施形態では2つ)の吸着パッド124が取り付けられ、これら吸着パッド124の間に、センサー126が取り付けられている。
【0073】
また、取り付け板120の、図面左側端部には、押し板230が昇降可能に取り付けられている。これに対し、リフター204上の天板36を挟んで押し板230の反対側には、ストッパー232が固定されている。図5から分かるように、押し板230を降下させた状態で取り付け板120を左方向に移動させることで、最上の天板36をストッパー232に押し当て、矢印X方向に位置合わせすることができる。
【0074】
このような構成とされた第2実施形態の天板移載装置202を使用して、天板36を積層束12の天面12Aに移載する場合、まず、第1実施形態と同様に、積層束12を、図示しない保持部材により、所定位置で保持させる。また、天板36をリフター204上に使用順にセットしておく。
【0075】
そして、移動装置206を駆動して、天板36を積層束12の天面に移載する。まず、移動装置206は、図6に示すように、矢印X方向に見たとき押し板230がリフター204と重なる位置となるように、移動フレーム212の位置を合わせておく。そして、押し板230を降下させた状態で、取り付け板120をリフター204に向かって移動させる。最上の天板36が押し板230に押圧されてストッパー232に接触するので、最上の天板36はX方向に位置合わせされる。
【0076】
次に、図5に二点鎖線で示すように、押し板230を上昇させて天板36に接触しない位置とし、センサー126が天板36の右辺部36Rを通過するように、取り付け板120を矢印X方向に移動させる。さらに、センサー126が天板36の手前辺部36N及び奥辺部36F(図6参照)を通過するように、移動フレーム212を矢印Y方向に移動させる。以上により得られた天板36の各辺部の位置座標により、天板36のサイズ及び中心位置36Cの位置座標を算出できるので、天板36のサイズ異常の場合には、制御装置は移動装置106を停止すると共に、図示しない表示装置によって、サイズ異常の発生を作業者に知らせる。
【0077】
天板36のサイズが適切である場合には、得られた天板36の中心位置36Cに取り付け板120が位置するように、図示しない制御装置はモータ222、228を駆動する。そして、取り付け板120を降下させて吸着パッド124を天板36に接触させ、天板36を吸着する。
【0078】
次いで、取り付け板120を上昇させ、モータ222、228を駆動させて、天板36を積層束12上に移動させる。このとき、天板36の中心位置36Cと、積層束12の天面12Aの中心位置12Cとを一致させる。最後に、取り付け板120を降下させ、天板36を天面12Aに載せ置く。
【0079】
その後、第1実施形態と同様に、結束バンド38等の結束部材で積層束12と天板36とを一体的に結束し、平版印刷版包装構造体32を構成する。
【0080】
以上説明したように、本発明のいずれの実施形態においても、天板36があらかじめセットされた第1位置(マガジン104内又はリフター204上の位置)において、天板36のサイズと中心位置36Cの位置座標を得るようにしているので、これらを得るために、従来のような中間のスペースが不要となり、スペース効率に優れる。中間のスペースにおいて必要とされた各部材も不要となる。
【0081】
また、天板を第1位置から第2位置(積層束12の天面12A)に移載するために天板36を移動させる工程も1回で済むので、移載作業の作業効率も高くなる。
【0082】
なお、天板36を移動させる具体的構成は、上記した各実施形態のものに限定されない。例えば、吸着パッド124に代えて、天板36を挟みつけて持ち上げるような構成でもよい。上記各実施形態のように吸着パッド124を使用した場合、天板36を確実に吸着して持ち上げることができればその数は限定されないが、確実に吸着するためには、複数の吸着パッド124を使用することが好ましい。
【0083】
吸着パッド124によって天板36を吸着する位置も、天板36の中心位置36Cに限定されないが、中心位置36Cで吸着すると、より安定的に天板36を持ち上げることができるので、好ましい。
【0084】
また、センサー126によって天板36の辺部の位置座標を検出する場合、例えば、天板36の4辺すべての位置座標を検出するようにしてもよい。特に、天板36のいずれかの辺が、所定の位置からずれているおそれがある場合や、天板36のサイズ及び中心位置36Cの座標をより正確に得たい場合には、天板36の4辺すべての位置座標を検出すればよい。
【0085】
本発明の板状物移載装置としても、上記した天板移載装置102、202に限定されず、移載される板状物としても、天板36の他、各種の板状物に適用可能である。
【0086】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、スペース効率を低下させることなく、且つ少ない作業工程で、板状物を所定の位置に移載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の天板移載装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の天板移載装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の天板移載装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態の天板移載装置によって天板が移載された平版印刷版の積層束をさらに包装して得られた平版印刷版包装構造体を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の天板移載装置を示す正面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の天板移載装置を示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の天板移載装置を示す正面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の天板移載装置を示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の天板移載装置を示す平面図である。
【図10】従来の天板移載装置によって天板を移載する工程を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
10  平版印刷版
12  積層束
12A 天面(第2位置)
12C 中心位置
32  平版印刷版包装構造体
36  天板(板状物)
36R 右辺部
36F 奥辺部
36B 下辺部
36L 左辺部
36N 手前辺部
36T 上辺部
36C 中心位置
102 天板移載装置
104 マガジン
106 移動装置
114 基台部(移動装置)
116 アーム部(移動装置)
118 吸着部(吸着装置)
126 センサー(検出装置)
128 センサー(検出装置)
202 天板移載装置
204 リフター
206 移動装置
212 移動フレーム(移動装置)
214 案内レール
216 案内ブロック

Claims (4)

  1. 板状物がセットされた第1位置から、所定の第2位置へとこの板状物を移載する移載装置であって、
    前記第1位置において板状物の辺部の位置情報を検出する検出装置と、
    前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報に基づいて、板状物を前記第2位置へと移動させる移動装置と、
    を有することを特徴とする板状物移載装置。
  2. 前記移動装置が、前記位置情報に基づいて算出された板状物の中心位置において板状物を吸着する吸着装置、
    を備えていることを特徴とする板状物搬送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用して前記第1位置から前記第2位置へと板状物を移載する板状物移載方法であって、
    前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物のサイズを算出し、このサイズがあらかじめ決められた範囲内である場合に前記移動装置によって板状物を移動させることを特徴とする板状物移載方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の板状物移載装置を使用して前記第1位置から前記第2位置へと板状物を移載する板状物移載方法であって、
    前記検出装置で検出された板状物の辺部の位置情報から板状物の中心位置を算出し、この中心位置が前記第2位置の中心位置と一致するように前記移動装置によって板状物を移動させることを特徴とする板状物移載方法。
JP2002275904A 2002-09-20 2002-09-20 板状物移載装置及び板状物移載方法 Pending JP2004106153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002275904A JP2004106153A (ja) 2002-09-20 2002-09-20 板状物移載装置及び板状物移載方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002275904A JP2004106153A (ja) 2002-09-20 2002-09-20 板状物移載装置及び板状物移載方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004106153A true JP2004106153A (ja) 2004-04-08

Family

ID=32271964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002275904A Pending JP2004106153A (ja) 2002-09-20 2002-09-20 板状物移載装置及び板状物移載方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004106153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164881A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Hitachi Ltd 燃料電池スタック積層方法及び燃料電池スタック積層装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164881A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Hitachi Ltd 燃料電池スタック積層方法及び燃料電池スタック積層装置
JP4527513B2 (ja) * 2004-12-10 2010-08-18 株式会社日立製作所 燃料電池スタック積層装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003182904A (ja) 画像記録材料枚葉装置
JP2010058869A (ja) フイルム剥離装置及び方法
EP1258777A2 (en) Packaging structure for planographic printing plates and method of packaging the same
JP2004106153A (ja) 板状物移載装置及び板状物移載方法
JP2002211502A (ja) 平版印刷版包装方法、平版印刷版包装用ガイド部材及び平版印刷版包装装置
JP2010076875A (ja) フイルム剥離装置及び方法
JP2001281873A (ja) 平版印刷版の保護用合紙及び包装方法
JP2002370818A (ja) 積層束反転装置及び積層束反転方法
EP1816515B1 (en) Package for planographic printing plates and method for packaging planographic printing plates
JP2005112382A (ja) 平版印刷版の包装方法
JP2003081447A (ja) 平版印刷版積層束及び平版印刷版積載部材
JP2004098559A (ja) 画像記録方法と画像記録装置
JP4218031B2 (ja) シート積層束の荷姿測定装置
JP2001341455A (ja) 平版印刷版積層体及び平版印刷版積層方法
JP4485307B2 (ja) 平版印刷版の加工ライン
JP2007238146A (ja) 平版印刷版の包装方法及び装置
JP2003034462A (ja) 貼着物分離装置
JP2005041643A (ja) 積層束反転方法
JP2006016067A (ja) 平版印刷版包装構造
US20010033904A1 (en) Planographic printing plate packaging material and planographic printing plate packaging structure
JP2005138255A (ja) 吸着装置
JP2005089062A (ja) 板状材積層束、板状材積層束の反転識別方法及びその装置
JP2002337967A (ja) 平版印刷版包装構造及び平版印刷版包装方法
JP2006188304A (ja) シート体の位置決め機構
JP2010076864A (ja) フイルム剥離装置及び方法