JP2006187324A - 回胴式遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回胴式遊技機器において、電子制御装置等の制御系の処理負担を軽減する。
【解決手段】 スタートレバーが操作されて回転停止信号が発せられた時に検出されたステップ数、及び内部抽選処理による抽選結果に基づいてスベリ数を決定するためにリール停止制御テーブルを決定した後、その決定されたリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定した後、スベリ数を決定する。これにより、スベリ数を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要がなく、一義的にスベリ数を決定することができるので、主制御基板101のCPU111等の電子制御装置の処理負担を軽減することができる。
【選択図】 図8
【解決手段】 スタートレバーが操作されて回転停止信号が発せられた時に検出されたステップ数、及び内部抽選処理による抽選結果に基づいてスベリ数を決定するためにリール停止制御テーブルを決定した後、その決定されたリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定した後、スベリ数を決定する。これにより、スベリ数を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要がなく、一義的にスベリ数を決定することができるので、主制御基板101のCPU111等の電子制御装置の処理負担を軽減することができる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、外周面に複数種類の図柄が表示された回胴を回転させた後、遊技者の操作に基づいて回胴を停止させることにより停止表示された図柄に応じて、遊技者に付与される賞態様が変動する回胴式遊技機に関するものである。
通常の回胴式遊技機(スロットマシン)では、複数の回胴(リール)を回転させるスタートレバーが操作されると、回胴を回転させる電動モータが通電されるとともに、遊技者に付与される賞態様が抽選(以下、この抽選を内部抽選と呼ぶ。)される。
そして、回胴が回転しているときに、遊技者が停止ボタンを押下すると、その押下したタイミング及び内部抽選結果に基づいて、実際に停止表示される図柄が内部抽選結果に応じた図柄となるように電動モータが制御される。
すなわち、例えば内部抽選により小役が当選している場合であっても、実際に停止表示された図柄が、小役に入賞する図柄の組合せ(例えば、ベルの図柄が3つ揃う等)でない場合には、小役入賞が確定しない。
そこで、実際に停止ボタンが押下されたタイミングでは、小役に入賞する図柄で回胴が停止しない場合においては、停止ボタンが押下されたタイミングで停止表示される図柄に対して、最大4つの図柄(4コマ)の範囲で実際に停止表示される図柄をずらすことにより、確実に小役に入賞するようにしている。なお、以下、停止ボタンが押下されたタイミングで、表示領域上の所定の基準位置に表示されていた図柄と、その基準位置に実際に停止表示される図柄との差(コマ数)をスベリ数又はスベリ回転角度と呼ぶ。
そして、スベリ数を決定するにあたり、従来では、スベリ数が記憶された複数種類のテーブルを有するとともに、スベリ数を決定するために用いるデーブルを抽選により決定していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−304300号公報
しかし、特許文献1に記載の回胴式遊技機では、各回胴のスベリ数を決定するために用いるデーブルを抽選により決定しているので、スベリ数を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要があり、電子制御装置(CPU等)の処理負担が増大してしまうという問題がある。
また、特許文献1に記載の回胴式遊技機では、各回胴のスベリ数を決定するためのテーブルに予め設定するスベリ数を、各回胴の1図柄に対して1態様(例えば、第1回胴の図柄番号1に対してスベリ数0)としている。このため、入賞役に対応する回胴の停止態様が画一的となり易く、遊技経験が豊富な遊技者にとっては、全ての回胴を停止させて遊技の結果が得られる前に、各回胴の停止態様により内部抽選結果が予測できて、遊技興趣が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、上記点に鑑み、電子制御装置等の制御系の処理負担を軽減できる回胴式遊技機を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、入賞役に対応する回胴の停止態様の多様化を図ることができる回胴式遊技機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、外周面に複数種類の図柄が表示された複数の回胴(13)と、回胴(13)を回転させる電動モータ(133)と、回胴(13)の回転角度を検出する回転角検出手段(101、135)と、遊技者の操作に基づいて、回胴(13)の回転を開始させる回転開始信号を発する変動開始手段(41)と、遊技者の操作に基づいて、回胴(13)の回転を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段(43)と、遊技者に付与される賞態様を抽選する賞態様抽選手段(S120)と、回転停止信号が発せられた時から回胴(13)が停止するまでの回胴(13)のスベリ回転角度を決定するスベリ回転角度決定手段(101、S160)とを有し、スベリ回転角度決定手段(101、S160)は、賞態様抽選手段(S120)による抽選結果、及び回転停止信号が発せられた時に回転角検出手段(101、135)が検出した回転角度に基づいて、一義的にスベリ回転角度を決定することを特徴とする。
これにより、本発明では、回転停止信号が発せられた時に回転角検出手段(101、135)が検出した回転角度、及び賞態様抽選手段(S120)による抽選結果に基づいて一義的にスベリ回転角度を決定することとなるので、スベリ回転角度を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要がなく、電子制御装置等の処理負担を軽減することができる。
また、回胴(13)の外周面に表示された複数種類の図柄のうち、1図柄当りの回転角度を基にしてスベリ回転角度を決定する構成とすれば、1図柄に対して複数態様のスベリ回転角度を設定することができるので、回胴(13)の停止態様の多様化を図ることができる。
そして、請求項1に記載の特徴を備えた回胴式遊技機は、具体的には、以下のように作動する。すなわち、遊技開始時に変動開始手段(41)を遊技者が操作すると、その操作に基づいて、回胴(13)の回転駆動を行う電動モータ(133)の作動を開始させる回転開始信号が発せられる。この回転開始信号が発せられると、電動モータ(133)が作動を開始して、回胴(13)の回転が開始される。なお、回胴(13)が回転している間は、回転角検出手段(101、135)が回転中の回胴(13)の回転角度を検出する。また、上記変動開始手段(41)を遊技者が操作すると、賞態様抽選手段(S120、101)による賞態様の抽選も行われる。
そして、回胴(13)の回転中に停止ボタン等の変動停止手段(43)を遊技者が操作すると、その操作に基づいて、回胴(13)の回転駆動を行っている電動モータ(133)の作動を停止させる回転停止信号が発せられる。この回転停止信号が発せられると、スベリ回転角度決定手段(S160、101)は、賞態様抽選手段(S120、101)による抽選結果と回転角検出手段(101、135)が検出した回転停止信号発生時の回転角度とに基づいて、スベリ回転角度を決定する。
また、スベリ回転角度を決定するに当たっては、請求項2に記載の発明のごとく、回胴(13)の回転角度及び賞態様に基づいて予め決定されたスベリ回転角度が記憶されたスベリ回転角度デーブルを用いてスベリ回転角度を決定することができる。
すなわち、請求項2に記載の発明を用いた回胴式遊技機では、スベリ回転角度決定手段(S160、101)が作動する前に、スベリ回転角度テーブルがRAM等の記憶手段に読み込まれる。そして、スベリ回転角度決定手段(S160、101)は、この読み込まれたスベリ回転角度テーブルに基づいてスベリ回転角度決定する。
そして、このように回胴(13)の回転角度及び賞態様に基づいて予め決定されたスベリ回転角度が記憶されたスベリ回転角度デーブルを用いてスベリ回転角度を決定すれば、スベリ回転角度デーブルを変更するのみで、容易に多様な機種に対応することができる。
なお、スベリ回転角度デーブルには、スベリ回転角度そのものを記憶したものは勿論のこと、スベリ回転角に関連する量(例えば、後述するスベリ数)を記憶したものであってもよい。
因みに、「スベリ回転角度」とは、回胴の回転中に遊技者が変動停止手段を操作してから(回転停止信号が発せられてから)、回胴が停止するまでの間に許容される回胴の回転角度のことを言う。また、「スベリ数」とは、回胴の回転中に遊技者が変動停止手段を操作した時点(回転停止信号が発せられた時点)で、回胴上の複数の図柄を表示する表示領域の所定の基準位置に表示されていた図柄と、回胴が停止して前記の基準位置に停止表示される図柄との差分(図柄コマ数)を言う。
また、スベリ回転角度を決定するに当たっては、請求項3に記載の発明のごとく、回胴(13)の回転角度及び賞態様に基づいて予め決定されたスベリ回転角度が記憶されたスベリ回転角度デーブルを複数種類用意するともに、賞態様抽選手段(S120)による抽選結果に基づいて複数のスベリ回転角度デーブル中からスベリ回転角度を決定するためのスベリ回転角度デーブルを決定し、この決定したスベリ回転角度デーブルを用いてスベリ回転角度を決定することもできる。
すなわち、請求項3に記載の発明を用いた回胴式遊技機では、請求項2に記載の発明を用いた回胴式遊技機と同様に、スベリ回転角度決定手段(S160、101)が作動する前に、スベリ回転角度テーブルが読み込まれるが、この読み込まれるスベリ回転角度デーブルは、遊技者にとって利益がある賞態様や遊技者にとって不利益となる賞態様毎に設定された複数種類のスベリ回転角度デーブルのうち賞態様抽選手段(S120)による抽選結果に対応したものである。そして、スベリ回転角度決定手段(S160、101)は、賞態様抽選手段(S120)による抽選結果に基づいて選択されたスベリ回転角度テーブルに基づいてスベリ回転角度決定する。
そして、このように賞態様抽選手段(S120)による抽選結果に基づいて複数のスベリ回転角度デーブル中からスベリ回転角度を決定するためのスベリ回転角度デーブルを決定した後、その決定されたスベリ回転角度デーブルを用いてスベリ回転角度を決定すれば、例えば、全ての賞態様に対応した1種類のスベリ回転角度デーブルを用いる場合に比べて、スベリ回転角度を検索決定するための処理負担を軽減することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
先ず、本実施形態に係る回胴式遊技機の装置構成を説明する。
図1は、回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。以下、図1及び図2に基づいて遊技機1の全体構成について説明する。
先ず、本実施形態に係る回胴式遊技機の装置構成を説明する。
図1は、回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。以下、図1及び図2に基づいて遊技機1の全体構成について説明する。
図1及び図2に示すように、遊技機1の全体的形状を構成する筐体3の正面部には、表示窓5、操作パネル部7、遊技メダル払出口9、及び表示パネル11等が設けられている。
表示窓5は、遊技機1の上段部分に設けられ、遊技者に対して図柄を表示するための窓であり、この表示窓5は透明なパネルで覆われている。このため、遊技者は、表示窓5を介して、後述する回胴13L、13C、13Rの外周面に表示された図柄を目視することができる。
また、筐体1の内部のうち表示窓5の内側に対応する部位には、略円筒状に形成された複数個(本実施形態では、3個)の回胴(リール)13L、13C、13Rが横一列に回転可能に配設されており、これら各回胴13L〜13Rの外周面には、複数種類の図柄からなる図柄配列が回転方向(円周方向)に沿って形成されている。
このとき、表示窓5は、回胴13L〜13Rの外周面に形成された図柄をそれぞれ3つずつ目視できるように設定されており、これらの回胴13L〜13Rを回転又は停止させることにより、表示窓5内のうち各回胴13L〜13Rに対応する3の領域で図柄を変動表示(スクロール表示)又は停止表示させることができる。
なお、以下、左端の回胴13Lを「第1回胴13L」と記し、中央の回胴13Cを「第2回胴13C」と記し、右端の回胴13Rを「第3回胴13R」と記す。さらに、これら回胴13L〜13Rを総称するときは、単に「回胴13」と記す。
因みに、図3は、第1回胴13L、第2回胴13C、及び第3回胴13Rの外周面に形成された図柄配列を示す説明図であり、各回胴13L〜13Rには、第0番から第20番までの21個の図柄が形成されている。そして、回胴13L〜13Rが回転すると、表示窓5には、各回胴毎に3個の図柄が第0番から第20番へと順に表示され、第20番の図柄が表示されると、再び第0番の図柄から順に図柄の表示が行われる。
また、表示窓5の左側には、図2に示すように、第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17が設けられており、第1メダルラインランプ15aは、1枚の遊技メダルがベットされたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が中央の入賞ラインL1の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
なお、第2メダルラインランプ15bは、2枚の遊技メダルがベットされたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が上段若しくは下段の入賞ラインL2の上で揃って入賞したことを表示するランプであり、第3メダルラインランプ15cは、3枚の遊技メダルがベットされたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が斜めの入賞ラインL3の上で揃って入賞したことを表示するランプである。そして、遊技開始表示ランプ17は、回胴13L〜13Rの回転が開始可能な状態になったことを示すランプである。
一方、表示窓5の右側には、打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a、23b、23c、及び遊技メダル投入ランプ25が設けられており、打止め表示ランプ19は、遊技者に対して払い出される遊技メダルの総数が上限に到達し、遊技機1がいわゆる打ち止め状態となったことを表示するランプである。
また、再遊技ランプ21は、遊技メダルを使用することなく、続けて遊技を実行することが可能である旨を遊技者に報知するためのランプであり、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23cは、遊技機1がビッグボーナス遊技状態に移行したことを示すランプであり、遊技メダル投入ランプ25は、遊技メダルのベットを受け入れ可能であることを示すランプである。
また、表示窓5の下側には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29、及び貯留枚数表示器31が設けられており、役物回数表示器27は、レギュラーボーナス役の入賞可能回数等を表示し、払出枚数表示器29は、遊技機1から払い出される遊技メダルの枚数を表示し、貯留枚数表示器31は、遊技機1に貯留されている遊技メダルの枚数を表示する。
操作パネル部7は、遊技機1の中段部に位置して手前に向かって突出して棚状に形成されたものであり、その上面部には、遊技メダル投入口33、1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、及び精算ボタン39が設けられている。
そして、遊技メダル投入口33は、遊技メダルを遊技機1に投入するための投入口であり、1枚投入ボタン35は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち1枚をベットするためのボタンであり、3枚投入ボタン37は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち3枚をベットするためのボタンであり、精算ボタン39は、遊技機1に貯留されている遊技メダルを外部に払い出す際に押されるボタンである。
なお、遊技において入賞が成立した場合、又は1回の遊技に必要な枚数(規定数)を超えて余分な枚数の遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入された場合等には、遊技メダルは遊技機1の内部に貯留される。ここで、貯留とは、後述する主制御基板101のRAM115に遊技メダルの数を記憶する、いわゆるクレジットのことであり、本実施形態では、貯留可能な枚数の上限は50枚である。
操作パネル部7の前面部には、スタートレバー41、停止ボタン43L、43C、43R、返却ボタン45等が設けられており、これら41、43L〜43R、45は、遊技者により手動操作される。
また、スタートレバー41は、回胴13、つまり後述するモータ133L〜133R(図4参照)を回転させる回転開始信号を後述する主制御基板101(図4参照)に向けて発する変動開始手段であり、停止ボタン43L〜43Rは、各回胴13の個数に対応した個数(本実施形態では、3個)設けられているとともに、対応する回胴13の回転、つまりモータ133L〜133Rの回転を停止させる回転停止信号を主制御基板101に向けて発する変動停止手段である。
因みに、返却ボタン45は、投入された遊技メダルが遊技機1内部で詰まった場合に、遊技者がこの詰まりを解消すべく押されるボタンである。
なお、以下では、第1回胴13Lに対応する停止ボタン43Lを「第1停止ボタン43L」と記し、第2回胴13Cに対応する停止ボタン43Cを「第2停止ボタン43C」と記し、第3回胴13Rに対応する停止ボタン43Rを「第3停止ボタン43R」と記し、これらを総称するときは、単に「停止ボタン43」と記すこととする。
なお、以下では、第1回胴13Lに対応する停止ボタン43Lを「第1停止ボタン43L」と記し、第2回胴13Cに対応する停止ボタン43Cを「第2停止ボタン43C」と記し、第3回胴13Rに対応する停止ボタン43Rを「第3停止ボタン43R」と記し、これらを総称するときは、単に「停止ボタン43」と記すこととする。
また、遊技メダル払出口9は、遊技機1の下部に設けられており、遊技機1の下部には、遊技メダル払出口9のほか、遊技メダル払出口9から払い出される遊技メダルを受け止めるための受け皿部47が設けられている。
表示パネル11は、図柄の変動表示の開始と連動して開始される演出を表示する演出表示手段をなすもので、本実施形態では、表示窓5の上方側に配設したドットマトリックス表示装置又は液晶表示装置等にて表示パネル11を構成している。
次に、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を説明する。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
主制御基板101は、遊技機1で行われる遊技の進行及び演出を制御する電子制御装置であり、この主制御基板101は、CPU(中央演算装置)111、ROM(読込専用記憶装置)113、及びRAM(随時読込書込可能記憶装置)115等を互いに接続して構成される周知のマイクロコンピュータにて構成されており、CPU111を中心として構成されるマイクロコンピュータである。
主制御基板101に接続された副制御基板105には、主制御基板101と同様にCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータによって構成されているとともに、各種の照明用基板119、各種のスピーカ121及び表示パネル11等が接続されている。
そして、副制御基板105は、主制御基板101からの信号に基づき、各種のスピーカ121に音声信号及び表示パネル11に表示される演出の画像信号を出力するとともに、各種の照明用基板119に対しても信号を出力する。また、照明用基板119は、副制御基板105からの信号に基づいて、照明類123の点灯及び消灯等を制御する。
中央表示ランプ基板107には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29、貯留枚数表示器31、1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、精算ボタン39、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C、及び第3停止ボタン43R等が接続されており、これらの各ボタン35、37、39、43L〜43Rが遊技者によって操作されると、その操作結果を示す信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、中央表示ランプ基板107を介して送信される入力信号に基づいて、各ボタン35、37、39、43L〜43Rに対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述するモータ133L、133C、133Rの制御を行う。
また、中央表示ランプ基板107には、停止ボタン43等からの信号に加えて、左表示ランプ基板125、右表示ランプ基板127、スタートレバーユニット129、及びメダルセレクター131等も接続されている。
左表示ランプ基板125は、表示窓5の左側に設けられた第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、遊技開始表示ランプ17の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプ15a〜15cの制御は、中央表示ランプ基板107及び左表示ランプ基板125を介して主制御基板101にて行われる。
右表示ランプ基板127は、表示窓5の右側に設けられた打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23c、遊技メダル投入ランプ25の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプ19、21、23a〜23c、25の制御は、中央表示ランプ基板107及び右表示ランプ基板127を介して主制御基板101にて行われる。
スタートレバーユニット129は、スタートレバー41や、このスタートレバー41の操作を検出するための回胴回転始動センサー基板(図示せず。)等から構成されており、スタートレバー41が遊技者により操作されると、その操作が回胴回転始動センサー基板によって検出され、この検出結果を示す回転開始信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。そして、主制御基板101上のコンピュータは、回転開始信号に基づいてスタートレバー41に対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述するモータ133L、133C、133Rの制御を行う。
メダルセレクター131は、遊技メダル投入口33より投入された遊技メダルを寸法に基づいて選別して規格寸法に適合した遊技メダルのみを受け付けるとともに、投入された遊技メダルの通過をメダルセンサー基板(図示せず)によって検出し、その検出結果を示すメダル検出信号を出力する。
そして、メダルセレクター131から出力されたメダル検出信号は、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に送信され、主制御基板101は、このメダル検出信号に基づいて遊技メダル投入口33から遊技メダルが投入されたか否かを判断する。
回胴基板103には、各回胴13を回転又は停止させる電動式のモータ133L、133C、133R、及びモータ133L〜133Rの回転角や回転速度を検出するための回胴センサー基板135L、135C、135R等が接続されている。これらのモータ133L、133C、133R、及び回胴センサー基板135L、135C、135Rは、各回胴13毎にそれぞれ設けられている。なお、以下、モータ133L〜133Rを総称するときは、モータ133と記し、回胴センサー基板135L〜135Rを総称するときは回胴センサ基板135と記す。
また、モータ133の作動は、回胴基板103を介して主制御基板101からモータ133に信号を送ることにより制御されており、本実施形態では、モータ133として、入力されるパルス信号数に比例した角度だけ回転するステッピングモータを採用している。
なお、本実施形態に係るモータ133は、504パルスにて1回転するものであり(総ステップ数504)、かつ、回胴13の外周面には、21個の図柄が等間隔で配置されているので、回胴13を1図柄(1コマ)分回転させるには、24パルス(24ステップ)の信号をモータ133に与える必要がある。
また、回胴センサー基板135は、各回胴13に設けられたインデックス部(図示せず。)の通過を検出するものであり、各回胴13のインデックス部が回胴センサー基板135を通過し、その通過が回胴センサー基板135によって検出されると、この検出結果を示す回胴インデックス信号が、回胴基板103を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、回胴インデックス信号に基づいて各回胴13の回転角度、つまり各回胴13の外周面に形成された図柄の位置を検知する。なお、本実施形態では、主制御基板101、インデックス部及び回胴センサー基板135等により回胴13の回転角度を検出する回転角度検出手段を構成している。
具体的には、各回胴13のインデックス部は回胴13が一回転するたびに回胴センサー基板135を通過するため、回胴13が1回転する度に、回胴インデックス信号が回胴センサー基板135から主制御基板101に送信される。
そして、各回胴13が回転している間、主制御基板101は、モータ133に対して出力したパルス信号数を計数しており、回胴インデックス信号を受信する度(回胴13の一回転毎)に計数値をリセット(初期化)して(初期値0)、計数を繰り返している。したがって、パルス信号数の計数値はモータ133の回転角度を示す総ステップ数に相当するので、主制御基板101は、パルス信号数の計数値により、インデックス部の位置、つまり回胴13の回転角度(図柄の位置)を検出することができる。
また、電源基板109には、主制御基板101及びメダル払出装置137等が接続されており、本実施形態では、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107等は主制御基板101を介して電力が供給され、メダル払出装置137は電源基板109から直接電力の供給を受けている。
なお、本実施形態では、電源基板109は、主制御基板101とメダル払出装置137との間で行われる信号の送受を中継する機能も担っており、遊技メダルを払い出す旨の信号が主制御基板101から出力されると、その信号は、電源基板109を介してメダル払出装置137に入力され、その結果、メダル払出装置137から前述の遊技メダル払出口9に、遊技メダルが排出される。
そして、払い出された遊技メダルの数はメダル払出装置137により計数され、その結果を示す遊技メダル払出信号が、電源基板109を介して主制御基板101に入力されることによって、主制御基板101は、遊技者に払い出される遊技メダルの枚数を検出している。
次に、本実施形態に係る遊技機1における制御の概要を説明する。
先ず、遊技開始に先立って遊技メダルがベットされると、そのベット数に応じて入賞ラインL1〜L3を有効化する。そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に入賞役の抽選(内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技を終了する。
先ず、遊技開始に先立って遊技メダルがベットされると、そのベット数に応じて入賞ラインL1〜L3を有効化する。そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に入賞役の抽選(内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技を終了する。
次に、遊技機1は、有効ラインの上に揃った図柄組合せの判定を行い、その図柄判定の結果、有効ラインの上に停止表示された図柄組合せが、内部抽選で当選した入賞役を成立させる図柄組合せである場合には、その入賞役が成立(確定)したものとして、所定枚数の遊技メダルを遊技者に払い出す。
ところで、図5は、上記した制御概要を示すフローチャートであり、この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローであり、以下、このメイン制御フローに基づいて遊技機1の制御を説明する。
1.メイン制御フロー(図5参照)
メイン制御フローが起動されると、先ず、遊技メダルが投入されているか否かが判定される(S100)。なお、本実施形態に係る遊技機1では、遊技メダル投入口33からの遊技メダルの投入、1枚投入ボタン35や3枚投入ボタン37の操作、又は再遊技役(リプレイ)の入賞成立に基づく自動再投入がされた場合には、遊技メダルがベットされたものと判定される。
1.メイン制御フロー(図5参照)
メイン制御フローが起動されると、先ず、遊技メダルが投入されているか否かが判定される(S100)。なお、本実施形態に係る遊技機1では、遊技メダル投入口33からの遊技メダルの投入、1枚投入ボタン35や3枚投入ボタン37の操作、又は再遊技役(リプレイ)の入賞成立に基づく自動再投入がされた場合には、遊技メダルがベットされたものと判定される。
そして、遊技メダルが投入されたものと判定された場合には(S100:YES)、スタートレバー41が操作されたか否かが判定され(S110)、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S110:YES)、内部抽選処理を行う(S120)。この内部抽選処理は、遊技者に付与される賞態様(レギュラーボーナス役やビッグボーナス役等)の抽選を行うサブルーチンであり、その詳細は後述する。
そして、内部抽選処理(S120)が終了すると、表示パネル11にて表示する演出の態様が決定されるとともに(S130)、回胴13L〜13Rの回転が開始される(S140)。なお、演出パターン決定処理(S130)の詳細は後述する。
このようにして回胴13L〜13Rの回転及び演出表示が開始されると、ROM113に記憶された複数種類のリール停止制御テーブルのうち内部抽選処理(S120)による抽選結果に応じたリール停止制御テーブル選択され、その選択されたリール停止制御テーブルがRAM115に読み込まれる(S150)。
ここで、「リール停止制御テーブル」とは、リール停止制御処理(S160)において、回胴13の停止制御を実行するために必要な多数種類の情報(後述する「スベリ数」)の集合からなる、複数種類の「スベリ数データ」を集めたものであり、本実施形態では、内部抽選処理(S120)の結果に応じた種類のリール停止制御テーブルが予めROM113に記憶されている。
次に、読み込まれたリール停止制御テーブルに基づいてリール停止制御処理(詳細は、後述する。)が実行され(S160)、リール停止制御処理(S160)により各回胴13L〜13Rが停止すると、当選フラグ(内部抽選の結果)及び各回胴13の停止によって表示窓5に停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理が行われる(S170)。この入賞判定処理では、内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグ(入賞役)に対応する図柄の組合わせが、有効化された入賞ラインL1〜L3上に実際に並んで停止したか否かが判定される。
このとき、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示された場合には、その入賞役が成立(確定)し、一方、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されなかった場合には、たとえ当選フラグが設定されている場合、つまり内部抽選にて当選している場合であっても、入賞役は成立しない。
なお、本実施形態に係る遊技機1では、内部抽選にてレギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役に当選している場合において、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されず、レギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役の入賞役が成立しなかったときに限り、その当選フラグは蓄積されて、次回以降の遊技に持ち越される。
そして、入賞判定処理の結果、入賞役が成立しているものと判定された場合は、その成立した入賞役に対応する枚数(外れの場合は0枚)の遊技メダルがメダル払出装置137から払い出される(S180)。
2.内部抽選処理(図6参照)
図6は、内部抽選処理の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S200)、この取得された乱数に基づいて、小役、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの入賞役に当選したか否かが判定される(S210)。
2.内部抽選処理(図6参照)
図6は、内部抽選処理の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S200)、この取得された乱数に基づいて、小役、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの入賞役に当選したか否かが判定される(S210)。
そして、いずれかの入賞役に当選していると判定された場合には(S210:YES)、当選した入賞役に対応する当選フラグを設定して本処理を終了し(S220)、一方、いずれの入賞役にも当選していないと判定された場合には(S210:NO)、ハズレの当選フラグを設定して、本処理を終了する。
因みに、レギュラーボーナス役とは、遊技者にとって比較的に利益が大きい賞を言い、通常、レギュラーボーナス役に入賞すると、次回から複数回(例えば12回)に渡る遊技において、入賞役となる図柄の組合せがそれ以前に比べて増大するので、入賞確率が高くなる。また、ビッグボーナス役では、遊技者に与えられる利益が、レギュラーボーナス役より更に大きくなり、具体的には、小役の入賞確率及びレギュラーボーナス役の入賞確率が高くなる。
3.演出パターン決定処理(図7参照)
図7は、演出パターン決定処理(S130)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、表示パネル11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S300)。
3.演出パターン決定処理(図7参照)
図7は、演出パターン決定処理(S130)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、表示パネル11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S300)。
そして、この決定された演出パターンを表示させる旨の信号(演出指定コマンド)が主制御基板101から副制御基板105に送信され(S310)、副制御基板105が、主制御基板101からの演出指定コマンドを受信すると、副制御基板105による制御の下、演出指定コマンドに基づく演出表示が表示パネル11上で開始される。
4.リール停止制御処理(図8参照)
リール停止制御処理(S160)は、後述するスベリ数を決定して、回転停止信号が発せられた時から回胴13が停止するまでの、回胴13のスベリ回転角度を決定するものである。本実施形態では、このリール停止制御処理及び主制御基板101により特許請求の範囲に記載されたスベリ回転角度定手段が構成されている。そして、図8は、リール停止制御処理(S160)の概要を示すフローチャートである。
4.リール停止制御処理(図8参照)
リール停止制御処理(S160)は、後述するスベリ数を決定して、回転停止信号が発せられた時から回胴13が停止するまでの、回胴13のスベリ回転角度を決定するものである。本実施形態では、このリール停止制御処理及び主制御基板101により特許請求の範囲に記載されたスベリ回転角度定手段が構成されている。そして、図8は、リール停止制御処理(S160)の概要を示すフローチャートである。
なお、図8に示すフローチャートでは、リール停止制御処理の理解を容易なものとするため、停止ボタン43が第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C、第3停止ボタン43Rの順で押下された場合(いわゆる順押し)の各回胴13の停止制御を示しており、例えば、第3停止ボタン43R、第2停止ボタン43C、第1停止ボタン43Lの順で停止ボタン43が押下された場合であっても、図8に準じた制御フローにて各回胴13の停止が制御される。以下、図8に基づいてリール停止制御を説明する。
スタートレバー41の操作により各回胴13が回転し始めた後、リール停止制御処理ルーチンが起動されると、先ず、回転し始めた各回胴13の回転速度それぞれが一定の回転速度となったか否か、つまり各回胴13の回転速度が所定回転速度となったか否かが判定される(S400)。
そして、各回胴13の回転速度が一定回転速度となった場合には(S400:YES)、各停止ボタン43が有効化されて停止ボタン43のランプ又はLEDが点灯され(S405)、一方、各回胴13の回転速度となっていない場合は(S400:NO)、各停止ボタン43が有効化されない。
なお、「停止ボタン43を有効化する」とは、「停止ボタン43が押下(操作)されたときに、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13の回転を停止させることができるようにする」ことを言う。このため、各回胴13の回転速度が一定回転速度となる前においては、停止ボタン43が有効化されていないため、停止ボタン43が押下されても、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13は停止せず回転し続ける。
次に、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定され(S410)、第1停止ボタン43Lが押下されたと判定された場合には(S410:YES)、第1停止ボタン43Lが押下された時、つまり第1停止ボタン43Lの押下によって回転停止信号が発せられた時(瞬間)のステップ数が取得される(S415)。
ここで、S415で取得する「ステップ数」とは、第1停止ボタン43Lが押下された時の、表示窓5の第1特定部位を基準として見た第1回胴13Lの回転角度を、1図柄当りの回転角度で表したものである。つまり、第1回胴13Lの回転に合わせて主制御基板101が計数しているモータ133Lに対するパルス信号数(総ステップ数)を、第1回胴13Lの外周に表示された図柄1つ分に相当するステップ数(本実施形態では、24)で除したときの余りが、S415で取得する「ステップ数」となる。なお、本実施形態では、表示窓5の第1特定部位として、左端側下部(図2の斜線が施された領域)の中央部(入賞ラインL2上)を設定している。
したがって、第1停止ボタン43Lが押下された時のステップ数が取得されると、第1停止ボタン43Lが押下された時に、表示窓5の第1特定部位、つまり前述した表示窓5の左端側下部(以下、左基準停止領域と呼ぶ。)に位置していた図柄を特定することができる。更に、その図柄のどの部分が、左基準停止領域の中央部に位置するのかも特定することができる。
次に、S150でRAM115に読み込まれた複数種類のスベリ数データの中から、S415にて取得したステップ数に基づいて、第1回胴13Lの停止制御に用いるスベリ数データが決定される(S420)。
そして、この決定されたスベリ数データ及び第1停止ボタン43Lが押下された時に左基準停止領域の中央部に位置していた図柄に基づいて、第1停止ボタン43Lが押下された時に左基準停止領域に位置していた図柄と実際に左基準停止領域に停止表示させる図柄との差分の図柄コマ数(以下、この図柄コマ数をスベリ数と呼ぶ。)が取得される(S425)。これにより、第1回胴13Lを停止させるまでのスベリ数、換言すると、左基準停止領域に停止表示させる図柄が決定される。この後、S425にて取得されたスベリ数に基づいて、第1停止ボタン43Lが押下されてから第1回胴13Lを停止させるまでの回転角度、つまりスベリ回転角度を設定し、このスベリ回転角度に基づいて第1回胴13Lが停止される(S430)。
次に、全ての回胴13が停止しているか否かが判定され(S435)、全ての回胴13が停止していると判定された場合には(S435:YES)、リール停止制御処理を終了してメイン制御フローに戻り、一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S435:NO)、S410に戻り、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定される(S410)。
そして、第1停止ボタン43Lが押下されていないと判定された場合には(S410:NO)、第2停止ボタン43Cが押下されたか否かが判定され(S440)、第2停止ボタン43Cが押下されたと判定された場合には(S440:YES)、左基準停止領域に停止表示された図柄(S415の処理により特定された図柄)が取得されるとともに(S445)、第2停止ボタン43Cが押下された時のステップ数、及び第2停止ボタン43Cが押下された時に表示窓5の第2特定部位に位置していた第2回胴13Cの図柄が取得される(S450)。
なお、S445で取得するステップ数は、第2停止ボタン43Cが押下された時の、表示窓5の第2特定部位を基準として見た第2回胴13Cの回転角度を、1図柄当りの回転角度で表したものである。つまり、第2回胴13Cの回転に合わせて主制御基板101が計数しているモータ133Cに対するパルス信号数(総ステップ数)を、第2回胴13Cの外周に表示された図柄1つ分に相当するステップ数(本実施形態では、24)で除したときの余りが、S445で取得するステップ数となる。
また、本実施形態では、表示窓5の第2特定部位として、図2に示す左基準停止領域の右隣(以下、中基準停止領域と呼ぶ。)の中央部(入賞ラインL2上)を設定している。したがって、第2停止ボタン43Cが押下された時のステップ数が取得されると、第2停止ボタン43Cが押下された時に、表示窓5の第2特定部位、つまり中基準停止領域に位置していた図柄を特定することができる。更に、その図柄のどの部分が、中基準停止領域の中央部に位置するのかも特定することができる。
次に、S445にて取得された図柄(左基準領域に停止表示された図柄)及びS450にて取得されたステップ数に基づいて、第2回胴13Cを停止させるためのスベリ数が記録されたスベリ数データ、及び第3回胴13Rを停止させるためのスベリ数が記録されたスベリ数データが選択される(S455)。
そして、S455にて選択された第2回胴13C用のスベリ数データ及び第2停止ボタン43Cが押下された時に中基準停止領域の中央部に位置していた図柄に基づいて、第2停止ボタン43Cが押下された時に中基準停止領域に位置していた図柄と実際に中基準停止領域に停止表示させる図柄との差分のスベリ数が取得される(S460)。
これにより、第2回胴13Cを停止させるまでのスベリ数、換言すると、中基準停止領域に停止表示させる図柄が決定される。この後、S460にて取得されたスベリ数に基づいて、第2停止ボタン43Cが押下されてから第2回胴13Cを停止させるまでの回転角度、つまりスベリ回転角度を設定し、このスベリ回転角度に基づいて第2回胴13Cが停止される(S465)。
次に、全ての回胴13が停止しているか否かが判定され(S435)、全ての回胴13が停止していると判定された場合には(S435:YES)、リール停止制御処理を終了してメイン制御フローに戻る。
一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S435:NO)、S410に戻り、第1停止ボタン43Lが押下されたか否か、及び第2停止ボタン43Cが押下されたか否かが判定され(S410、S440)、第1停止ボタン43L及び第2停止ボタン43Cのいずれも押下されていないと判定された場合には(S410:NO、S440:NO)、第3停止ボタン43Rが押下されたか否かが判定される(S470)。
そして、第3停止ボタン43Rが押下されたと判定された場合は(S470:YES)、第3停止ボタン43Rが押下された時に表示窓5の第3特定部位に位置していた第3回胴13Rの図柄が取得される(S475)。
なお、このとき取得される図柄は、第3停止ボタン43Rが押下された時の、表示窓5の第3特定部位を基準として見た第3回胴13Rの回転角度、即ち、第3回胴13Rの回転に合わせて主制御基板101が計数しているモータ133Rに対するパルス信号数(総ステップ数)に基づいて特定される。なお、本実施形態では、表示窓5の第3特定部位として、中基準停止領域の右隣(以下、右基準停止領域と呼ぶ。)の中央部(入賞ラインL2上)を設定している。したがって、第3停止ボタン43Cが押下された時の総ステップに基づいて、右基準停止領域に位置していた図柄を特定することができる。
次に、S455にて選択された第3回胴13R用のスベリ数データ及び第3停止ボタン43Rが押下された時に右基準停止領域の中央部に位置していた図柄に基づいて、第3停止ボタン43Rが押下された時に右基準停止領域に位置していた図柄と実際に右基準停止領域に停止表示させる図柄との差分のスベリ数が取得される(S480)。
これにより、第3回胴13Rを停止させるまでのスベリ数、換言すると、右基準停止領域に停止表示させる図柄が決定される。この後、S480にて取得されたスベリ数に基づいて、第3停止ボタン43Rが押下されてから第3回胴13Rを停止させるまでの回転角度、つまりスベリ回転角度を設定し、このスベリ回転角度に基づいて第3回胴13Rが停止される(S485)。
次に、全ての回胴13が停止しているか否かが判定され(S435)、全ての回胴13が停止していると判定された場合には(S435:YES)、リール停止制御処理を終了してメイン制御フローに戻る。
なお、全ての回胴13が一定速度となったときから所定時間(例えば、40秒)が経過したときには、第1停止ボタン43L〜第3停止ボタン43Rのいずれかが押下されたか否かを問わず、回転中の全ての回胴13が強制的に停止され(S490、S495)、この強制停止により停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理(S170)が実行される。
以上が、リール停止制御処理の概要であるが、以下に、内部抽選処理(S120)により、黄色ベル−黄色ベル−黄色ベルの図柄の組合せによる小役入賞の当選フラグが設定された場合であって、かつ、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C、第3停止ボタン43Rの順で停止ボタン43が押下された場合を例に、各回胴13のスベリ数の決定方法を説明する。
図9は第1回胴13L用のスベリ数データのうちステップ数0の場合のスベリ数と図柄との関係を示すもので、上段はスベリ数、下段は第1停止ボタン43L押下した時に左基準停止領域に位置していた図柄を示す番号(図3参照)を示す。第1回胴13L用のスベリ数データでは、左基準停止領域に停止表示させる図柄を決定するためのスベリ数が設定される。
例えば、第1停止ボタン43Lを押下した時、前述のS415で取得されたステップ数が「0」の場合、図9に示すスベリ数データが参照され、左基準停止領域に位置していた図柄が赤色ベル(番号2)の場合、スベリ数は「0」となる。したがって、この場合は、表示窓5の左基準停止領域に赤色ベル(番号2)が停止表示されるので、表示窓5の左側上部には黄色のベル(番号4)が停止表示される。
同様に、例えば、第1停止ボタン43L押下時に、左基準停止領域に位置していた図柄がリプレイ(番号1)の場合、スベリ数が「1」となって、表示窓5の左基準停止領域に赤色ベル(番号2)、左側上部に黄色ベル(番号4)が停止表示され、左基準停止領域に位置していた図柄が黄色ベル(番号0)の場合、スベリ数は「0」となって表示窓5の左基準停止領域に黄色ベル(番号0)が停止表示される。
このように、図9に示すスベリ数データでは、表示窓5の左側の上部・中央部・下部の何れかに黄色ベルを停止表示させるためのスベリ数が、第1回胴13Lの外周面に表示された全ての図柄それぞれに対応して設定されている。
また、図10は、第2回胴13C用のスベリ数データ及び第3回胴13R用のスベリ数データを選択するためのマトリックスである。第2停止ボタン43Cが押下された時のステップ数及び左基準領域に停止表示された図柄の番号(図3参照)が取得されると、第2回胴13C用のスベリ数データ及び第3回胴13R用のスベリ数データを示すデータ番号(カンマの左側に記載された番号)、及びスベリ数データに記録された複数のデータのいずれを使用するかを示すライン番号(カンマの右側に記載された番号)が一義的に決定する。
また、図11は第2回胴13C用のスベリ数データの一例(この場合、データ番号10を示す)であり、図12は第3回胴13R用のスベリ数データの一例(この場合は、データ番号10を示す)である。第2回胴13C用のスベリ数データ及び第3回胴13R用のスベリ数データでは、中基準停止領域及び右基準停止領域に停止表示させる図柄を決定するためのスベリ数が設定される。
なお、図11及び図12に示すスベリ数データは、表示窓5の左側下部(左基準停止領域)に黄色ベル(番号0)が停止表示された場合に選択され得るもので、表示窓5の中基準停止領域及び右基準停止領域、即ち、表示窓5の下側入賞ラインL2上に黄色ベルが停止表示されるように、スベリ数が設定されている。
ここで、例えば図10に示すマトリックスにより、データ番号が「10」、ライン番号が「1」に決定された場合、図11及び図12において、第2・第3停止ボタン43C・43Rの押下時に中・右基準停止領域に位置していた図柄番号を起点として、ライン番号「1」の列データを下方に移動し、列データが「1」となっている行の図柄番号が、実際に停止表示させる図柄の図柄番号となる。このため、第2・第3停止ボタン43C・43Rを押下した時に、中基準停止領域及び右基準停止領域に位置していた図柄の番号と、図11又は図12から決定された図柄番号との差分がスベリ数となり、スベリ数が一義的に決定される。
また、例えば、第2停止ボタン43Cを押下した時、表示窓5の中基準停止領域に位置していた第2回胴13Cの図柄番号が「0」の場合にはスベリ数が「0」となり、図柄番号「0」の黄色ベルが中基準停止領域に停止表示される。同様に、中基準停止領域に位置していた図柄番号が「1」の場合にはスベリ数が「2」となり、図柄番号「3」の黄色ベルが中基準停止領域に停止表示される。また、第3回胴13Rについても同様であり、第3停止ボタン43Rを押下した時、右基準停止領域に位置していた図柄番号が「0」もしくは「1」の場合にはスベリ数が「0」となり、図柄番号「1」の黄色ベルが右基準停止領域に中基準停止領域に停止表示される。
以上、図9ないし図12では、表示窓5の下側の入賞ラインL2上に黄色ベルの小役入賞を成立させるリール停止制御を行うためのデータを例示した。なお、上述の説明からも明らかなように、図9ないし図12に示したデータによりスベリ数が決定され、この決定されたスベリ数からスベリ回転角度が設定されるので、図9ないし図12に示したデータは、スベリ回転角度テーブルの一具体例を構成している。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を説明する。
本実施形態に係る遊技機1では、スタートレバー41が操作されて回転停止信号が発せられた時に検出されたステップ数(特許請求の範囲に記載された回転角度に相当)、及び内部抽選処理(S120)による抽選結果に基づいて一義的にスベリ数を決定してスベリ回転角度を設定するので、スベリ数を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要がなく、主制御基板101のCPU111等の電子制御装置の処理負担を軽減することができる。
本実施形態に係る遊技機1では、スタートレバー41が操作されて回転停止信号が発せられた時に検出されたステップ数(特許請求の範囲に記載された回転角度に相当)、及び内部抽選処理(S120)による抽選結果に基づいて一義的にスベリ数を決定してスベリ回転角度を設定するので、スベリ数を決定するために用いるテーブルを抽選するための制御処理を設ける必要がなく、主制御基板101のCPU111等の電子制御装置の処理負担を軽減することができる。
また、本実施形態に係る遊技機1では、回胴13のステップ数及び小役やレギュラーボーナス等の賞態様に基づいて予め決定されたスベリ数が記憶されたリール停止制御テーブル(特許請求の範囲に記載されたスベリ回転角度デーブルに相当)を用いてスベリ数を決定してスベリ回転角度を設定するので、リール停止制御テーブルを変更するのみで、容易に多様な機種に対応することができる。
また、本実施形態に係る遊技機1では、複数種類のリール停止制御テーブルの中から、内部抽選処理の結果に基づいて、スベリ数を決定するためのリール停止制御テーブルを決定した後、その決定されたリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定するので、例えば、全ての賞態様に対応した1種類のリール停止制御テーブルを用いる場合に比べて、リール停止制御処理時に、スベリ数を検索決定するための処理負担を軽減することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、複数種類のリール停止制御テーブルの中から、内部抽選処理の結果に基づいて、スベリ数を決定するためにリール停止制御テーブルを決定した後、その決定されたリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば全ての賞態様に対応した1種類のリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定してもよい。
上述の実施形態では、複数種類のリール停止制御テーブルの中から、内部抽選処理の結果に基づいて、スベリ数を決定するためにリール停止制御テーブルを決定した後、その決定されたリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば全ての賞態様に対応した1種類のリール停止制御テーブルを用いてスベリ数を決定してもよい。
また、上述の実施形態では、回胴13の回転角度をモータ133のステップ数(パルス数)を基に段階的に制御したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば回転角度をエンコーダ等の回転角検出により連続的に検出し、連続的に制御してもよい。
また、上述の実施形態では、内部抽選にてレギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役に当選している場合において、その当選フラグに対応する入賞役が成立しなかったときに限り、その当選フラグを蓄積するものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、制御系が主制御基板101と副制御基板105とを有するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば1つの制御基板(主制御基板)にて全てを制御するものであってもよい。
また、上述の実施形態では、1コマ(1つの図柄)を24ステップに分割して制御していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、24分割より粗くする、又は細かくする等してもよい。更に、各回胴13を回転させるモータ133の仕様、即ち、モータ1回転に要する総ステップ数に応じて、1コマ(1つの図柄)当たりのステップ数を適宜設定できることは言うまでもない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1…回胴式遊技機(遊技機)、3…筐体、5…表示窓、7…操作パネル部、
9…遊技メダル払出口、11…表示パネル、13…回胴
13L…第1回胴、13R…回胴、13R…及び第3回胴、13R…第3回胴、
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、21…再遊技ランプ、
23a…ビッグボーナス告知ランプ、25…及び遊技メダル投入ランプ、
25…遊技メダル投入ランプ、27…役物回数表示器、29…払出枚数表示器、
31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、35…枚投入ボタン、
37…枚投入ボタン、41…スタートレバー、43…停止ボタン、
43C…第2停止ボタン、43C…停止ボタン、43L…第1停止ボタン、
43L…停止ボタン、43R…第3停止ボタン、
45…返却ボタン、47…受け皿部、101…主制御基板、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133L…モータ、
135L…回胴センサー基板、135L…及び回胴センサー基板、
137…メダル払出装置、L1…入賞ライン、L2…入賞ライン、L3…入賞ライン。
9…遊技メダル払出口、11…表示パネル、13…回胴
13L…第1回胴、13R…回胴、13R…及び第3回胴、13R…第3回胴、
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、21…再遊技ランプ、
23a…ビッグボーナス告知ランプ、25…及び遊技メダル投入ランプ、
25…遊技メダル投入ランプ、27…役物回数表示器、29…払出枚数表示器、
31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、35…枚投入ボタン、
37…枚投入ボタン、41…スタートレバー、43…停止ボタン、
43C…第2停止ボタン、43C…停止ボタン、43L…第1停止ボタン、
43L…停止ボタン、43R…第3停止ボタン、
45…返却ボタン、47…受け皿部、101…主制御基板、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133L…モータ、
135L…回胴センサー基板、135L…及び回胴センサー基板、
137…メダル払出装置、L1…入賞ライン、L2…入賞ライン、L3…入賞ライン。
Claims (3)
- 外周面に複数種類の図柄が表示された複数の回胴と、
前記回胴を回転させる電動モータと、
前記回胴の回転角度を検出する回転角検出手段と、
遊技者の操作に基づいて、前記回胴の回転を開始させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
遊技者の操作に基づいて、前記回胴の回転を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段と、
遊技者に付与される賞態様を抽選する賞態様抽選手段と、
前記回転停止信号が発せられた時から前記回胴が停止するまでの前記回胴のスベリ回転角度を決定するスベリ回転角度決定手段とを有し、
前記スベリ回転角度決定手段は、前記賞態様抽選手段による抽選結果、及び前記回転停止信号が発せられた時に前記回転角検出手段が検出した回転角度に基づいて、一義的に前記スベリ回転角度を決定することを特徴とする回胴式遊技機。 - 前記スベリ回転角度決定手段は、前記回胴の回転角度及び賞態様に基づいて予め決定された前記スベリ回転角度が記憶されたスベリ回転角度デーブルを有しているとともに、該スベリ回転角度デーブルを用いて前記スベリ回転角度を決定することを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
- 前記スベリ回転角度決定手段は、前記スベリ回転角度デーブルを複数種類有しているとともに、前記賞態様抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のスベリ回転角度デーブル中から前記スベリ回転角度を決定するための前記スベリ回転角度デーブルを決定し、該決定したスベリ回転角度デーブルを用いて前記スベリ回転角度を決定することを特徴とする請求項2に記載の回胴式遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381730A JP2006187324A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 回胴式遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381730A JP2006187324A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 回胴式遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006187324A true JP2006187324A (ja) | 2006-07-20 |
Family
ID=36795056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004381730A Pending JP2006187324A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 回胴式遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006187324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014110961A (ja) * | 2013-10-28 | 2014-06-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002282419A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-02 | Olympia:Kk | スロットマシン |
JP2002291974A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-08 | Olympia:Kk | スロットマシン |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004381730A patent/JP2006187324A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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