JP2003339944A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2003339944A JP2003339944A JP2002158158A JP2002158158A JP2003339944A JP 2003339944 A JP2003339944 A JP 2003339944A JP 2002158158 A JP2002158158 A JP 2002158158A JP 2002158158 A JP2002158158 A JP 2002158158A JP 2003339944 A JP2003339944 A JP 2003339944A
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- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
る主制御回路は、規制により様々な制限を受けているた
め、メインリールの演出表示は、限られた規制範囲内で
しか行えず、面白みのある複雑な演出表示が出来なかっ
た。 【解決手段】 各メインリール2,3,4を回転駆動す
るステッピングモータ47、各メインリール2〜4に内
蔵されたリールバックランプ48は、サブ制御基板62
のマイコン81からの制御信号により動作が制御され
る。ステッピングモータ47はモータ駆動回路49によ
って駆動され、バックランプ48の点灯はランプ駆動回
路50からの駆動信号によって制御される。これら駆動
回路49,50は、マイコン81のI/Oポート87を
介してサブCPU82に接続されている。つまり、メイ
ンリール2〜4はサブ制御基板62に構成された副制御
回路によってその演出表示が制御される。
Description
態様の抽選結果を把握する演出表示を行う主演出表示装
置と、この主演出表示装置による演出表示を補助する演
出表示を行う副演出表示装置とを備えて構成される遊技
機に関するものである。
ロットマシンがある。
者が対面する正面中央の前面パネルに3つの表示窓が大
きく形成されており、これら各表示窓の背後に3個のメ
インリールが設置されている。各メインリールの外周に
は複数の図柄が描かれており、遊技者は各メインリール
の停止時に表示される図柄の組み合わせを見て、入賞態
様の抽選結果を把握する。入賞態様の抽選は、機械内部
のメイン基板に構成された主制御回路で1遊技毎に行わ
れている。また、このメインリールの上方の機器前面等
に、メインリールによる演出表示を補助する演出表示を
行うサブリールが設けられている機械がある。このサブ
リールは一般的にメインリールよりも小ぶりに構成され
ており、サブ制御基板に構成された副制御回路によって
その回転が制御される。
トレバーが操作されると、上記の主制御回路の制御によ
ってメインリールが回転を開始して、遊技が開始され
る。メインリールの回転中、各表示窓には高速に移動す
る図柄が観察される。また、サブリールには、メインリ
ールの演出を盛り上げたりする図柄がメインリールの回
転と同時に表示される。遊技者によってストップボタン
が押圧操作されると、その操作タイミングに応じてメイ
ンリールが停止制御される。メインリールの停止時に、
所定の図柄組み合わせが有効化入賞ライン上に揃うと入
賞が実際に発生し、所定枚数のメダルがメダル払出口か
らメダル受け皿へ払い出される。入賞態様には、ベルや
スイカ,チェリーといった小当たり入賞態様、レギュラ
ーボーナス(RB)といった中当たり入賞態様、および
ビッグボーナス(BB)といった大当たり入賞態様があ
る。遊技者は、一般的にこれらRBやBBといったボー
ナス入賞態様を期待して遊技を行う。
来の遊技機におけるメインリールを制御する主制御回路
は、風俗営業等の規制や業務の適性化等に関する法律と
いった法規により、様々な制限を受けている。このた
め、従来メインリールは法規に沿った回転制御しか出来
ず、また、主制御回路に搭載することの出来るメモリの
容量にも限界がある。この結果、主制御回路のメインC
PU(中央演算処理装置)によって実行されるメインリ
ールの演出表示は、限られた規制範囲内でしか行えず、
面白みのある複雑な演出表示が出来なかった。
を解決するためになされたもので、入賞態様を抽選する
入賞態様抽選処理を行う主制御回路と、遊技者が見て入
賞態様の抽選結果を把握する演出表示を行う主演出表示
装置と、この主演出表示装置による演出表示を補助する
演出表示を行う,主演出表示装置とは別に構成された副
演出表示装置とを備えて構成される遊技機において、主
演出表示装置が主制御回路とは別に構成された副制御回
路によってその演出表示が制御されることを特徴とす
る。
の規制を受けない副制御回路によってその演出表示が制
御される。
回路によってその演出表示が制御されることを特徴とす
る。
の規制を受けない副制御回路によってその演出表示が制
御され、副演出表示装置は主制御回路によってその演出
表示が制御される。
インを有し、副制御回路が、主制御回路で抽選された入
賞態様に応じた図柄の組み合わせを入賞ラインに揃える
と共に、これを揃える際に図柄を所望の範囲で滑らせる
ことを特徴とする。
表示装置に入賞態様に応じた図柄の組み合わせを揃える
際、規制を受けることなく、所望の範囲で図柄を滑らせ
ることが出来る。
路でハズレ入賞態様が抽選されると、所定範囲内で図柄
を滑らせ、ハズレ以外の入賞態様が抽選されると、期待
値が前記所定範囲に近くなる抽選によって前記所望の範
囲から選択した範囲で図柄を滑らせることを特徴とす
る。
超える範囲で図柄の滑り演出が行われると、ハズレ以外
のなんらかの入賞態様に当選したことを認識でき、ま
た、所定範囲内で図柄の滑り演出が行われると、高い確
率でハズレが抽選されたことを認識できる。さらに、遊
技者は、所定範囲に近い範囲で図柄の滑り演出が行わ
れ、滑り範囲を正確に認識できないと、ハズレが抽選さ
れたのではないかと不安になる。
路で特定の入賞態様、例えば、ボーナス入賞態様が抽選
されると、主演出表示装置に表示する図柄の色または図
柄の背景の色を変色させることを特徴とする。
する図柄の色または図柄の背景の色を規制にとらわれる
ことなく変色することが出来る。主演出表示装置に表示
されている図柄の色または図柄の背景の色が変色する
と、遊技者は、特定の入賞態様例えばボーナス入賞態様
が抽選されたことを認識できる。
図柄を複数列に表示し、副制御回路がこの表示列を停止
する順番を抽選によって決定することを特徴とする。
列が停止する順番は、規制にとらわれることなく、抽選
によって決定された順番になり、遊技者は次にどの表示
列が停止するのかを事前に把握することは出来ない。
抽選で当選すると、主演出表示装置の演出表示方向を逆
転させる演出表示を行うことを特徴とする。
表示方向は、規制にとらわれることなく、例えば、抽選
で当選すると逆転する。
示装置の演出表示速度を副演出表示装置の演出表示速度
と異ならせることを特徴とする。
表示速度は、規制にとらわれることなく、任意の速度に
設定することが出来る。
ットマシンに適用した第1の実施形態について説明す
る。
の外観を示す正面図である。
のメインリール2,3,4が回転自在に設けられてい
る。これらメインリール2,3,4は、遊技者が見て入
賞態様の抽選結果を把握する演出表示を行う主演出表示
装置を構成している。各メインリール2,3,4の外周
面には複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成
るシンボル列が描かれている。これらシンボルはスロッ
トマシン1の正面の表示窓5,6,7を通してそれぞれ
3個ずつ観察される。この表示窓5,6,7には、横3
本と斜め2本の計5本の入賞ラインが設けられている。
また、表示窓5〜7の下方右側には、遊技者がメダルを
入れるためのメダル投入口8が設けられている。
入口8から1枚のメダルを投入したときは、中央の横1
本の入賞ラインL1が有効化される。また、2枚投入し
たときは、これに上下の横2本の入賞ラインL2A,L
2Bが加わって横3本の入賞ラインL1,L2A,L2
Bが有効化される。また、3枚投入したときは、5本の
入賞ラインL1,L2A,L2B,L3A,L3Bの全
てが有効化される。
ダル投入枚数表示ランプ9〜13が設けられている。こ
のメダル投入枚数表示ランプ9〜13はメダルの投入枚
数に応じて点灯し、有効化された入賞ラインを表示す
る。また、表示窓5〜7の右方には、再遊技表示ランプ
14、遊技停止表示ランプ15、WINランプ16、ス
タートランプ17、およびインサートランプ18が設け
られている。再遊技表示ランプ14は再遊技が作動した
時に点灯する。遊技停止表示ランプ15は、前回のメイ
ンリール2〜4の回転から今回のメインリール2〜4の
回転までの時間が4.1秒未満の時や、エラー時等に点
灯し、打ち止め時に点滅する。WINランプ16は有効
化入賞ラインに入賞組み合わせのシンボルが揃った時に
点灯する。スタートランプ17は各メインリール2〜4
が作動可能な時に点滅し、インサートランプ18はメダ
ル投入口8にメダルの投入が受付可能な時に点灯する。
表示部19、チャンス表示器20、ボーナスカウント表
示部21、および配当枚数表示部22が設けられてい
る。貯留枚数表示部19は、3桁の7セグメントLED
からなり、機械内部に現在クレジットされているメダル
数を表示する。チャンス表示器20はボーナス入賞シン
ボルの入賞期待時に点滅する。ボーナスカウント表示部
21は、3桁の7セグメントLEDからなり、ボーナス
ゲーム入賞時に、RBゲームおよびジャックゲームの残
り入賞可能回数をデジタル表示する。配当枚数表示部2
2は、3桁の7セグメントLEDからなり、入賞による
メダル払い出し枚数を表示する。
パネルには、1貯留メダル投入スイッチ23、2貯留メ
ダル投入スイッチ24、および3貯留メダル投入スイッ
チ25が設けられている。これら貯留メダル投入スイッ
チ23〜25は、貯留枚数表示部19にメダル数が表示
されてクレジットされている際に、メダル投入口8への
メダル投入に代えて1回のゲームに1〜3枚のメダルを
賭ける際に使用される。
部には、貯留メダル精算スイッチ26、スタートレバー
27、およびストップボタン28,29,30が設けら
れている。貯留メダル精算スイッチ26は機械内部にク
レジットされているメダルを精算する際に使用される。
また、スタートレバー27の操作により各メインリール
2〜4の回転が一斉に開始する。ストップボタン28〜
30は、各メインリール2〜4に対応して配置されてお
り、これら各メインリール2〜4の回転が一定速度に達
したとき操作が有効化され、遊技者の操作に応じて各メ
インリール2〜4の回転を停止する。
ダル受皿31が設けられている。このメダル受皿31は
メダル払出口32から払い出されるメダルを貯めるもの
である。メダル払出口32の左右にはステレオ音を出力
する一対のスピーカ33,33が設けられている。ま
た、スロットマシン1の正面上部の左右には、入賞に対
してどれだけのメダルが払い出されるかを示す配当表示
部34が設けられている。
ットマシン1の正面上部の中央には、メインリール2,
3,4とは別にサブリール35,36,37が構成され
ている。このサブリール35,36,37は、メインリ
ール2,3,4による演出表示を補助する演出表示を行
う副演出表示装置を構成しており、表示窓38,39,
40を通して観察される。これらのサブリール35,3
6,37および表示窓38,39,40は、メインリー
ル2,3,4およびその表示窓5,6,7に比較して小
ぶりに構成されている。
に描かれたシンボル列を示している。各シンボル列は、
複数種類のシンボルが21個配列されて構成されてお
り、図の左から順に第1メインリール2,第2メインリ
ール3,第3メインリール4に対応している。各シンボ
ルには“1〜21”のコードナンバが付されており、各
メインリール2,3,4は通常シンボル列が図の下方向
に移動するように回転駆動される。シンボルの種類に
は、「赤7」、「青7」、「ベル」、「スイカ」、「チ
ェリー」、および「リプレイ」の6種類がある。「ブラ
ンク」はシンボル表示が無くて空白であることを意味し
ている。
周面に描かれたシンボル列を示している。これらの各シ
ンボル列も、複数種類のシンボルが21個配列されて構
成されており、図の左から順に第1サブリール35,第
2サブリール36,第3サブリール37に対応してい
る。これらの各シンボルにも“1〜21”のコードナン
バが付されており、各サブリール35,36,37は通
常シンボル列が図の下方向に移動するように回転駆動さ
れる。シンボルの種類には、「セブン」、「★」、
「◆」、「▲」、および「リプレイ」の5種類がある。
ここでも、「ブランク」はシンボル表示が無くて空白で
あることを意味している。
ブン」はメインリール2〜4のシンボル列の「赤7」お
よび「青7」に対応しており、シンボル「★」はメイン
リール2〜4のシンボル列の「ベル」、シンボル「◆」
はメインリール2〜4のシンボル列の「スイカ」、シン
ボル「▲」はメインリール2〜4のシンボル列の「チェ
リー」に対応している。また、シンボル「リプレイ」お
よび「ブランク」はサブリール35〜27とメインリー
ル2〜4とで共通している。つまり、サブリール35〜
37とメインリール2〜4とでは、個々のシンボルの種
類は一部相違するが、シンボルの配列構成においては同
じになっている。
で行われる(1)一般遊技,(2)R・Bゲームおよび
(3)B・Bゲームの概要について説明する。
の3個のシンボル組み合わせがメインリール2〜4の入
賞ラインに並び、シンボル「★」、「◆」の3個のシン
ボル組み合わせがサブリール35〜37に並ぶか、また
は1個のシンボル「チェリー」が第1メインリール2の
入賞ラインに停止し、1個のシンボル「▲」が第1サブ
リール35に停止すると小当たり入賞となり、それぞれ
12枚、8枚、または4枚の配当が遊技者に払い出され
て1ゲーム終了となる。また、「リプレイ」のシンボル
の3個の組み合わせがメインリール2〜4の入賞ライン
に揃い、対応する「リプレイ」のシンボルの3個の組み
合わせがサブリール35〜37に揃うと、メダル投入を
しなくてももう一度ゲームを行うことができる。
に並んだシンボル組合せが配当表のいずれにも該当しな
い場合には、「はずれ」(配当無し)となる。この際、
サブリール35〜37にもいずれの入賞シンボル組み合
わせも揃わない。
組み合わせがメインリール2〜4の入賞ラインに揃うと
大当たり入賞となり、15枚のメダルが払い出された
後、一般遊技とボーナスゲームとがセットで複数回行え
る下記のB・Bゲームに移行する。また、シンボル「青
7」の3個のシンボル組み合わせがメインリール2〜4
の入賞ラインに揃うと中当たり入賞となり、15枚のメ
ダルが払い出された後、1回のボーナスゲームが行える
下記のR・Bゲームに移行する。これらのボーナス入賞
の際には、サブリール35〜37には、メインリール2
〜4のシンボル列の「赤7」または「青7」のコードナ
ンバに対応するコードナンバのシンボル「セブン」の3
個のシンボル組み合わせが揃う。
せがメインリール2〜4およびサブリール35〜37に
並ぶと発生する。R・Bゲームでは、ジャックゲームと
呼ばれるメダル1枚掛けのゲームを複数回行える。この
ジャックゲームにおいてメインリール2〜4の入賞ライ
ンL1上に「リプレイ」のシンボルの3個の組合せが並
ぶとジャックゲーム入賞が発生し、8枚のメダルが払い
出される。ジャックゲームには「はずれ」も発生する
が、ジャックゲーム入賞は約9/10という高い確率で
発生する。このR・Bゲームは、例えばジャックゲーム
入賞が8回発生するか、またはR・Bゲーム中に実行さ
れた通算のジャックゲーム数が例えば12回に達すると
終了する。
一組になったものが複数セットで構成されている。B・
Bゲームが発生すると、まず、一般遊技が実行される。
このB・Bゲーム中の一般遊技では「はずれ」も発生す
るが、シンボル「ベル」、「スイカ」、「チェリー」に
よる小当たり入賞が、B・Bゲーム中以外の一般遊技時
に比べて高い確率で発生する。
に「リプレイ」のシンボルの3個の組合せが並ぶと、8
枚のコインが払い出される。
るボーナスゲームへ移行する。このB・Bゲーム中にお
けるボーナスゲームも、例えばジャックゲーム入賞が8
回発生するか、またはボーナスゲーム中に実行された通
算のジャックゲーム数が例えば12回に達すると終了す
る。
記ので説明したB・Bゲーム中の一般遊技が再度行わ
れ、この一般遊技中に上記ので説明したシンボル組合
せが発生すると、その後さらに上記ので説明したボー
ナスゲームが行われる。B・Bゲームは、上記〜に
示される一般遊技およびボーナスゲームの一連のゲーム
のセットの繰り返しであり、このセットが所定回数、例
えば2回行われるとB・Bゲームは終了となる。ただ
し、このB・Bゲーム中に、上記のおよびの一般遊
技中における通算ゲーム回数、言い換えれば上記のボ
ーナスゲーム時におけるジャックゲーム数を除く通算ゲ
ーム回数が所定回数、例えば30回を越える場合にも、
B・Bゲームは終了する。
処理動作を制御するメイン制御基板61に構成された主
制御回路の構成を示しており、図5は、サブ制御基板6
2に主制御回路とは別に構成された副制御回路の構成を
示している。
御部はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)
63を主な構成要素とし、これに乱数サンプリングのた
めの回路を加えて構成されている。マイコン63は、予
め設定されたプログラムに従って制御動作を行うメイン
CPU(中央演算処理装置)64と、プログラム記憶手
段であるプログラムROM(リード・オンリ・メモリ)
65およびバックアップ機能付き制御RAM(ランダム
・アクセス・メモリ)66とを含んで構成されている。
生するクロックパルス発生回路67および分周器68
と、一定範囲の乱数を発生する乱数発生器69および発
生した乱数の1つを特定する乱数サンプリング回路70
とが接続されている。さらに、後述する周辺装置(アク
チュエータ)との間で信号を授受するI/Oポート(入
出力ポート)71が接続されている。マイコン63,乱
数発生器69および乱数サンプリング回路70は、1遊
技毎に入賞態様の抽選処理を行う入賞態様抽選手段を構
成している。プログラムROM65は、確率抽選テーブ
ル、シンボルテーブル、入賞シンボル組合せテーブル、
およびシーケンスプログラム等を格納するように記憶部
が区分されている。
た一般遊技中に使用される確率抽選テーブルを概念的に
示している。この確率抽選テーブルは、一般遊技中にサ
ンプリング回路70で抽出された乱数を各入賞役に区分
けするために使用され、乱数発生器69で発生する一定
範囲の乱数を各入賞役に区画するデータを記憶してい
る。同図におけるa1〜a3,b1〜b3,c1〜c
3,d1〜d3,e1〜e3,f1〜f3は予め設定さ
れた数値データであり、サンプリング回路70で抽出さ
れた乱数を各入賞役に区画する際に用いられる。このデ
ータは、投入メダル枚数が1枚の場合には「a1〜f
1」、2枚の場合には「a2〜f2」、3枚の場合には
「a3〜f3」の各数値の組合せが用いられる。
f」の大小関係に設定され、抽出された乱数値がc未満
であれば小当たり入賞(小ヒット)となり、この場合、
a未満の場合には「ベル」当たり要求フラグが立ち、a
以上b未満の場合には「スイカ」当たり要求フラグ、b
以上c未満の場合には「チェリー」当たり要求フラグが
立つ。また、抽出された乱数値がc以上d未満であれば
「再遊技(リプレイ)」当たり要求フラグが立つ。ま
た、抽出された乱数値がd以上e未満であれば中当たり
入賞(中ヒット)となって「RB」当たり要求フラグが
立ち、抽出された乱数値がe以上f未満であれば大当た
り入賞(大ヒット)となって「BB」当たり要求フラグ
が立つ。また、f以上であれば入賞なしの「はずれ」に
なる。つまり、入賞役は、サンプリングされた1つの乱
数値がこのどの数値範囲に属するかによって決定され、
当たり要求フラグによって表される。
要求フラグは、フラグが立てられた以降の遊技に持ち越
され、「BB」または「RB」のシンボル組み合わせが
有効化入賞ラインに停止表示されてボーナス入賞が実際
に発生すると、ボーナス当たり要求フラグはクリアされ
る。また、ボーナス当たり要求フラグ以外のフラグはフ
ラグが立てられた遊技においてのみ有効であり、その遊
技終了時にはクリアされて次遊技以降には持ち越されな
い。
選テーブルの3枚賭け時の抽選値の一例は図7に示すテ
ーブルに表される。
乱数を全部で16384個発生する。「ベル」,「スイ
カ」および「チェリー」の各内部当選役は、それぞれ0
〜1431,1432〜2261および2262〜23
24の乱数幅1432,830および63の乱数がサン
プリング回路70によって抽出されると抽選される。ま
た、「再遊技」内部当選役は2325〜4569の乱数
幅2245の乱数が抽出されると抽選される。また、
「RB」内部当選役は4570〜4597の乱数幅28
の乱数が抽出されると抽選され、「BB」内部当選役は
4598〜4652の乱数幅55の乱数が抽出されると
抽選される。残りの4653〜16383の乱数幅11
731の乱数が抽出されると、「ハズレ」になる。
納された図示しないシンボルテーブルは、各サブリール
35〜37の回転位置とそれらのシンボル列に描かれた
シンボルとを対応づけるものであり、シンボル列を記号
で表したものである。このシンボルテーブルには、各サ
ブリール35〜37の一定の回転ピッチ毎に順次付与さ
れたコードナンバと、それぞれのコードナンバ毎に対応
して設けられたシンボルを示すシンボルコードとが記憶
されている。
図示しない入賞シンボル組合せテーブルが格納されてい
る。この入賞シンボル組合せテーブルには、配当表に示
される各入賞シンボル組合せのシンボルコードや、「リ
ーチ目」を構成するシンボル組合せのシンボルコード、
各入賞を表す入賞判定コード、入賞メダル配当枚数等が
記憶されている。ここで、リーチ目とは、B・Bゲーム
の当たり要求信号が発生したB・Bゲームフラグセット
済み状態のときに、遊技者にB・Bゲームの発生が近い
状態になっていることを示唆するシンボル組合せであ
る。さらに、プログラムROM65内には、このスロッ
トマシン1でゲームを実行するためのシーケンスプログ
ラムが格納されている。
制御される主要なアクチュエータとしては、図4に示
す、各サブリール35,36,37を回転駆動するステ
ッピングモータ45、各種ランプ(メダル投入枚数表示
ランプ9〜13、再遊技表示ランプ14、遊技停止表示
ランプ15、WINランプ16、スタートランプ17、
インサートランプ18、サブリール35〜37に内蔵さ
れたリールバックランプ46)、各種表示部(貯留枚数
表示部19、チャンス表示器20、ボーナスカウント表
示部21、入賞配当枚数表示部22)、およびメダルを
収納するホッパー72がある。これらはそれぞれモータ
駆動回路73、各ランプ駆動回路74、各表示部駆動回
路75、およびホッパー駆動回路76によって駆動され
る。これら駆動回路73〜76は、マイコン63のI/
Oポート71を介してCPU64に接続されている。こ
のように本実施形態では、サブリール35〜37はメイ
ン制御基板61に構成された主制御回路によってその演
出表示が制御される。
ために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段
としては、メダル投入口8から投入されたメダルを検出
する投入メダルセンサ8S、スタートレバー27の操作
を検出するスタートスイッチ27S、前述した貯留メダ
ル投入スイッチ23〜25、および貯留メダル精算スイ
ッチ26がある。さらに、ホトセンサからの出力パルス
信号を受けて各サブリール35,36,37の回転位置
を検出するリール位置検出回路77がある。ホトセンサ
は各サブリール35〜37の駆動機構に含まれており、
同図では示されていない。
5〜37の回転が開始された後、ステッピングモータ4
5の各々に供給される駆動パルスの数を計数し、この計
数値を制御RAM66の所定エリアに書き込む。従っ
て、制御RAM66内には、各サブリール35〜37に
ついて、1回転の範囲内における回転位置に対応した計
数値が格納されている。また、ホトセンサは各サブリー
ル35〜37が1回転する毎にリセットパルスを発生す
る。このリセットパルスはリール位置検出回路77を介
してCPU63に与えられ、制御RAM66で計数され
ている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。こ
のクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッ
ピングモータ45の回転との間に生じるずれが、1回転
毎に解消されている。
は、ストップボタン28,29,30が押された時に対
応するリールを停止させる信号を発生するリール停止信
号回路78と、ホッパー72から払い出されるメダル数
を計数するメダル検出部72Sと、図示しない払出完了
信号発生回路とがある。この払出完了信号発生回路は、
メダル検出部72Sから入力した実際に払い出しのあっ
たメダル計数値が、表示部駆動回路75から入力した計
数信号で表される配当枚数データに達した時に、メダル
払い出しの完了を検知する信号を発生する。これら入力
信号発生手段を構成する各回路もI/Oポート71を介
してCPU64に接続されている。
部通信ポート79が接続されており、マイコン63はこ
のサブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板62
へ信号を送出する。図5に示すサブ制御基板62には、
この信号を受信するメイン制御部通信ポート88が設け
られている。サブ制御部通信ポート79およびメイン制
御部通信ポート88間の通信は、サブ制御部通信ポート
79からメイン制御部通信ポート88へ向かう一方向に
ついてだけ行われる。本実施形態では、サブ制御部通信
ポート79からメイン制御部通信ポート88へ送出され
る信号は、7ビット長でその制御種別が表されるコマン
ド種別と、8ビットまたは24ビット長でそのコマンド
の内容が表されるパラメータとのセットで構成されてい
る。
ン81を主な構成要素とし、これに乱数サンプリングの
ための回路を加えて構成されている。マイコン81も、
メイン制御基板61におけるマイコン63と同様、予め
設定されたプログラムに従って制御動作を行うサブCP
U82と、プログラム記憶手段であるプログラムROM
83およびバックアップ機能付き制御RAM84とを含
んで構成されている。サブCPU82にも、基準クロッ
クパルスを発生するクロックパルス発生回路85および
分周器86が接続されており、さらに、上記のメイン制
御部通信ポート88や後述するアクチュエータとの間で
信号を授受するI/Oポート87が接続されている。
制御されるアクチュエータとしては、各メインリール
2,3,4を回転駆動するステッピングモータ47、各
メインリール2〜4に内蔵されたリールバックランプ4
8がある。ステッピングモータ47はモータ駆動回路4
9によって駆動され、リールバックランプ48の点灯は
ランプ駆動回路50からの駆動信号によって制御され
る。これら駆動回路49,50は、マイコン81のI/
Oポート87を介してサブCPU82に接続されてい
る。
〜4はサブ制御基板62に構成された副制御回路によっ
てその演出表示が制御される。この副制御回路は、主制
御回路で抽選された入賞態様に応じたシンボルの組み合
わせをメインリール2〜4の入賞ラインに揃えると共
に、後述するように、これを揃える際にシンボルを所望
の範囲で滑らせる。
ために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段とし
て、ホトセンサからの出力パルス信号を受けて各メイン
リール2,3,4の回転位置を検出するリール位置検出
回路51がある。ホトセンサは各メインリール2〜4の
駆動機構に含まれており、同図では示されていない。
板61におけるサブリール35〜37の回転位置を検出
するリール位置検出回路77と同様に、メインリール2
〜4の回転が開始された後、ステッピングモータ47の
各々に供給される駆動パルスの数を計数し、この計数値
を制御RAM84の所定エリアに書き込む。従って、制
御RAM84内には、各メインリール2〜4について、
1回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格
納されている。また、ホトセンサは各メインリール2〜
4が1回転する毎にリセットパルスを発生する。このリ
セットパルスはリール位置検出回路51を介してサブC
PU82に与えられ、制御RAM84で計数されている
駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。このクリ
ア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピング
モータ47の回転との間に生じるずれが、1回転毎に解
消されている。
集積化回路)91が接続されている。音源IC91には
サウンド・データが記憶されたサウンドROM94が接
続されており、音源IC91は、マイコン81の制御の
下、パワーアンプ95を介してスピーカ33,33から
サウンドを放音させる。マイコン81は、メイン制御部
通信ポート88を介してメイン制御基板61から入力さ
れる指示に従い、音源IC91およびパワー・アンプ9
5を制御し、メダル投入音,スタートレバー操作音,停
止ボタン操作音,ボーナスゲーム中の遊技音といった効
果音をスピーカ33,33から出力させる。また、メイ
ン制御基板61から取り込んだ遊技状態および当選フラ
グに基づいて選択した演出態様に基づく出音パターン
で、スピーカ33,33から出音させる。
るスロットマシン1の動作について説明する。
ンCPU64によって制御される遊技処理の概略を示す
フローチャートである。
(図8,ステップ101参照)。次に、メインCPU6
4により、前回遊技終了時に制御RAM66に記憶され
ていたデータを消す遊技終了時のRAMクリア処理が行
われる(ステップ102)。続いて、前回遊技の結果再
遊技(リプレイ)が生じ、メダルの自動投入要求がある
か否かがCPU64によって判別される(ステップ10
3)。この自動投入要求がある場合には、次に、投入要
求分の遊技メダルが自動投入される(ステップ10
4)。一方、自動投入要求がない場合には、次に、遊技
者によってメダル投入口8にメダルが投入されてメダル
センサ8Sから検出信号が入力されるか、貯留メダル投
入スイッチ23〜25の操作によって投入信号が入力さ
れるのを待つ(ステップ105)。一般遊技中は最大3
枚までのメダルを投入することが出来、BBゲームやR
Bゲーム中のボーナスゲームでは1枚のメダルを投入す
ることが出来る。
スタートスイッチ27Sからのスタート信号入力があっ
たか否かが判別される(ステップ106)。この判別が
“YES”の場合、次に、前回の遊技から所定の時間
4.1秒を経過しているか否かが判別される(ステップ
107)。4.1秒を経過していない場合は、ウエイト
機能が働いて4.1秒が経過するまでの遊技開始待ち時
間が消化される(ステップ108)。スタートレバー2
7の操作がこの4.1秒経過前に行われると、スピーカ
33,33からリール回転不可音が出音され、ウエイト
機能が働いたことが遊技者に対して報知される。
に、乱数発生器69で発生した抽選用の乱数がサンプリ
ング回路70によって抽出され(ステップ109)、そ
の後、上記の4.1秒をカウントするための1遊技監視
用タイマがセットされる(ステップ110)。次に、ス
テップ110で抽出された乱数に基づき、確率抽選処理
が行われる(図9,ステップ111参照)。
0によって特定された1つの乱数値が、確率抽選テーブ
ル(図6参照)においてどの入賞グループに属する値に
なっているか判断されることによって行われる。つま
り、機械に投入されたメダル枚数に応じて図6の確率抽
選テーブルの各段に示された確率抽選データa1〜f
1、a2〜f2、またはa3〜f3がセットされて、確
率抽選が行われる。図7に示す確率抽選テーブルが用い
られて確率抽選処理が行われる場合、例えば、一般遊技
中に乱数2050が抽出されると、確率抽選データb3
によって区画されるスイカの小当たり入賞態様に当選
し、スイカ当たり要求フラグが制御RAM66に立てら
れる。また、例えば、一般遊技中に乱数4650が抽出
されると、確率抽選データf3によって区画されるBB
ゲームに当選したことになり、BB当たり要求フラグが
立てられる。
回転処理が行われる(ステップ112)。このリール回
転処理では、まず、サブリール35〜37の各回転位置
が書き込まれる制御RAM66の所定領域が、メインC
PU64によってリール回転の開始に際して初期化さ
れ、引き続いて各サブリール35〜37がステッピング
モータ45によって回転駆動される。続いて、リール回
転信号およびスタートコマンドの送信処理が行われる
(ステップ113)。リール回転信号は、サブ制御基板
62によって制御されるメインリール2〜4をサブリー
ル35〜37と同期して回転させる信号である。スター
トコマンドは、そのパラメータに、確率抽選処理の結果
立てられた当たり要求フラグの種類およびその時の遊技
状態が含められている。これらリール回転信号およびス
タートコマンドは、スタートスイッチ27Sからメイン
CPU64へスタート信号が入力された後、サブ制御部
通信ポート79を介してサブ制御基板62側へ送信され
る。
がオン操作されたか否かが判別される(ステップ11
4)。オン操作されていない場合には、自動停止タイマ
ーが0になったか否かが判別される(ステップ11
5)。この自動停止タイマーは、ストップボタン28〜
30が所定時間操作されない場合に、サブリール35〜
37およびメインリール2〜4を所定時間経過後に自動
的に停止させるためのものである。
操作されたか、または、自動停止タイマーが0になる
と、次に、有効化入賞ライン上に引き込まれるシンボル
のコマ数、つまり滑りコマ数が決定される(ステップ1
16)。この滑りコマ数は、遊技状態,当選要求,制御
コマ数,シンボル位置等から所定範囲内例えば4コマの
範囲内で定められ、有効化入賞ラインから当選シンボル
までのコマ数が制御コマ数の範囲内にあれば滑りコマ数
として決定される。この滑りコマ数は制御RAM66の
所定領域に格納される。次に、図柄コード送信処理が行
われ(ステップ117)、メイン制御基板61によって
停止されるサブリール35〜37の図柄のコードナンバ
がサブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板62
側へ送信される。引き続いて、滑りコマ数送信処理が行
われ(ステップ118)、ステップ116で決定された
滑りコマ数がサブ制御部通信ポート79を介してサブ制
御基板62側へ送信される。
がセットされ、この停止要求フラグがセットされるのに
応じ、決定された滑りコマ数分だけ第1停止リールが回
転させられるリール引き込み制御が行われ、サブリール
35〜37のいずれか1個のリールの回転が停止させら
れる(ステップ119)。引き続いて、リール停止信号
送信処理が行われ(ステップ120)、停止させられた
サブリール35〜37のいずれか1個のリールに同期さ
せてメインリール2〜4のいずれか1個のリールを停止
させるリール停止信号が、サブ制御部通信ポート79を
介してサブ制御基板62側へ送信される。次に、全ての
サブリール35〜37が停止したか否かが判別される
(ステップ121)。第2リールおよび第3リールが未
だ停止していない場合には、処理はステップ114に戻
り、以上の処理が繰り返して行われる。
ら、次に、メインCPU64によって入賞検索処理が行
われる(図10,ステップ122参照)。この入賞検索
処理では、有効化入賞ライン上に実際に揃っているシン
ボルの組合せを示す入賞フラグの種類と、確率抽選処理
によって決定された内部当選役の種類との一致がとられ
る。そして、次にこの入賞フラグが正常か否かが判別さ
れる(ステップ123)。この判別結果が正常でない場
合、例えば、ベルのシンボル組合せがメインリール2〜
4の有効化入賞ライン上に揃っているのに、内部当選役
に対応する当たり要求フラグがチェリーのフラグである
場合には、配当枚数表示部22にイリーガルエラーが表
示される(ステップ124)。
賞コマンドがサブ制御部通信ポート79を介してサブ制
御基板62側へ送信される(ステップ125)。この入
賞コマンドのパラメータには、有効化入賞ライン上に実
際に揃っているシンボルの組合せを示す入賞フラグの種
類の情報が含められている。次に、その時の状態によっ
て遊技メダルの貯留、または払い出し処理が行われる
(ステップ126)。つまり、クレジットで遊技が行わ
れている状態であれば、入賞によって獲得したメダル数
分、貯留枚数表示部19に表示される貯留枚数が増加さ
れ、また、メダル投入口8へのメダル投入で遊技が行わ
れている状態であれば、入賞によって獲得した枚数のメ
ダルが受け皿31へ払い出される。メダルの貯留または
払い出しが行われると、WINランプ16が点灯され、
メダル獲得の喜びを助長する演出が行われる(ステップ
127)。
技状態がBBゲームまたはRBゲームの作動中であるか
否かが判別される(ステップ128)。BBゲームまた
はRBゲームの作動中でない場合には、メインCPU6
4による遊技処理はステップ102に戻り、次の新たな
遊技が開始される。また、BBゲームまたはRBゲーム
の作動中である場合には、次に、BBゲームまたはRB
ゲームの遊技数がメインCPU64によってチェックさ
れる(ステップ129)。
遊技状態がBBゲームの終了時か否かが判別される(ス
テップ130)。BBゲーム終了時であればBBゲーム
終了時のRAMクリア処理が制御RAM66に対して行
われ(ステップ131)、その後、遊技処理はステップ
102に戻って次の新たな遊技が開始される。また、ス
テップ130でBBゲーム終了時でなければ、遊技処理
はそのままステップ102に戻って次の新たな遊技が開
始される。
によって制御される遊技処理について説明する。
れる遊技処理の概略を示すフローチャートである。サブ
制御基板62では、メイン制御基板61側から受信され
る各種コマンドがサブCPU82によって常に解析さ
れ、このコマンドに基づいた各種遊技処理が適宜行われ
ている(図11,ステップ201参照)。
されたコマンドがリール回転信号コマンドである場合の
受信処理の概略を示すフローチャートである。このリー
ル回転信号受信処理では、まず始めに、リール回転信号
が受信されたか否かが判別される(図12,ステップ2
11参照)。この判別は、前述の図9,ステップ113
の処理において、メイン制御基板61側からリール回転
信号が送信されているか否かを判断することによって行
われる。リール回転信号が受信されている場合は、次
に、サブ制御基板62のサブCPU82によってリール
回転処理が行われる(ステップ212)。このリール回
転処理では、まず、メインリール2〜4の各回転位置が
書き込まれる制御RAM84の所定領域が、サブCPU
82によってリール回転の開始に際して初期化され、引
き続いて各メインリール2〜4がステッピングモータ4
7によって回転駆動される。
されたコマンドが図柄コードである場合の受信処理の概
略を示すフローチャートである。この図柄コード受信処
理では、まず始めに、図柄コードが受信されたか否かが
判別される(図13,ステップ221参照)。この判別
は、前述の図9,ステップ117の処理において、メイ
ン制御基板61側から図柄コードが送信されているか否
かを判断することによって行われる。図柄コードが受信
されている場合は、次に、サブCPU82によって受信
信号から図柄コードナンバ(No.)が取得される(ス
テップ222)。この図柄コードナンバは図2および図
3の最左欄に示されるコードNo.である。取得された
コードナンバはサブ制御基板62の制御RAM84に格
納される(ステップ223)。
されたコマンドが滑りコマ数である場合の受信処理の概
略を示すフローチャートである。この滑りコマ数受信処
理では、まず始めに、滑りコマ数が受信されたか否かが
判別される(図14,ステップ231参照)。この判別
は、前述の図9,ステップ118の処理において、メイ
ン制御基板61側から滑りコマ数が送信されているか否
かを判断することによって行われる。滑りコマ数が受信
されている場合は、次に、サブCPU82によってメイ
ン制御基板61側から滑りコマ数が取得され(ステップ
232)、取得された滑りコマ数はサブ制御基板62の
制御RAM84に格納される(ステップ233)。
されたコマンドがリール停止信号コマンドである場合の
受信処理の概略を示すフローチャートである。このリー
ル停止信号受信処理では、まず始めに、リール停止信号
が受信されたか否かが判別される(図15,ステップ2
41参照)。この判別は、前述の図9,ステップ120
の処理において、メイン制御基板61側からリール停止
信号が送信されているか否かを判断することによって行
われる。リール停止信号が受信されている場合は、次
に、図13,ステップ223で制御RAM84に格納し
た図柄コードナンバがサブCPU82によって参照され
る(ステップ242)。その後、内部当選フラグがON
にされてハズレ以外の何らかの入賞態様が成立している
か否かが判別される(ステップ243)。この判別は、
前述の図9,ステップ113の処理においてメイン制御
基板61側から送信されたスタートコマンドから読み取
った、確率抽選処理の結果立てられた当たり要求フラグ
の種類を識別することにより行われる。
賞態様が抽選されたことが判明すると、サブCPU82
は、図14,ステップ233で制御RAM84に格納し
た滑りコマ数を参照し、ステップ242で参照した図柄
コードナンバに基づいて参照した滑りコマ数分だけいず
れか1個のメインリール2〜4の回転を滑らせて、停止
させる(ステップ244)。この滑り演出は、メイン制
御基板61側の図9,ステップ116で決定される滑り
コマ数が4コマの範囲内であるため、4コマの範囲内で
行われる。
ズレ以外の入賞態様が抽選されたことが判明すると、サ
ブCPU82は、次に滑りコマ数決定抽選を行い、この
抽選によって決定された滑りコマ数分、いずれか1個の
メインリール2〜4の回転を滑らせて、停止させる(ス
テップ245)。滑りコマ数決定抽選はサブ制御基板6
2のプログラムROM83に格納された図16に示す滑
りコマ数抽選テーブルを参照して行われる。この抽選で
は0〜1024の範囲の乱数の中から任意の1個の乱数
がサブCPU82によって抽出され、抽出された乱数が
この滑りコマ数抽選テーブルのいずれの乱数区分に属す
るかを判別することにより、滑りコマ数が決定される。
例えば、乱数951が抽出されると、滑りコマ数は同テ
ーブルから17コマと決定される。
8.12に設定されており、前述の所定範囲4コマに近
い値になっている。ここで、期待値Eとは、同図に示す
各乱数区分の大きさと滑りコマ数との積を全乱数範囲1
024で除した値である(E=(25×1+25×2+
36×3+…)/1024)。なお、同図に示すテーブ
ルでは滑りコマ数の範囲を最大21コマとしているが、
これに限定されることなく、所望の範囲に設定すること
が可能である。
4の処理が終了すると、次に、全てのメインリール2〜
4について上記のリール停止処理が行われたか否かがサ
ブCPU82によって判別される(ステップ246)。
全てのメインリール2〜4について上記のリール停止処
理が行われていない場合には、処理はステップ241に
戻り、全てのメインリール2〜4について上記のリール
停止処理が行われる。
ン1によれば、メインリール2〜4は法規の規制を受け
ないサブ制御基板62に構成された副制御回路によって
その演出表示が制御される。このため、規制にとらわれ
ない面白みのある複雑な演出表示をメインリール2〜4
に行わせることが可能になる。
では、サブリール35〜37がメイン制御基板61に構
成された主制御回路によってその演出表示が制御されて
いる。従って、メインリール2〜4は法規の規制を受け
ない副制御回路によってその演出表示が制御され、サブ
リール35〜37は主制御回路によってその演出表示が
制御される。このため、メインリール2〜4の演出補助
を行い、複雑な制御やメモリ容量を必要としないサブリ
ール35〜37は、規制を受けてメモリ容量も限りがあ
る主制御回路によっても、十分にその演出表示が行え
る。
では、サブ制御基板62の副制御回路が、メイン制御基
板61の主制御回路で抽選された入賞態様に応じたシン
ボルの組み合わせをメインリール2〜4の入賞ラインに
揃えると共に、これを揃える際にシンボルを所望の範
囲、本実施形態では21コマの範囲で滑らせている。こ
のため、副制御回路は、メインリール2〜4に入賞態様
に応じたシンボルの組み合わせを揃える際、主制御回路
で規制されている4コマの制限を受けることなく、所望
の範囲でシンボルを滑らせることが出来る。この結果、
従来の規制の枠にとらわれない面白みのある滑り演出を
メインリール2〜4に行わせることが可能になる。
副制御回路が、主制御回路でハズレ入賞態様が抽選され
ると、図15に示すリール停止信号受信処理のステップ
244において、4コマの範囲内でシンボルを滑らせ
る。また、ハズレ以外の入賞態様が抽選されると、同受
信処理のステップ245において行われる、期待値8.
12が4に近い抽選により、21コマの範囲から選択し
た範囲でシンボルを滑らせる。従って、遊技者は、4コ
マを超える範囲でシンボルの滑り演出が行われると、ハ
ズレ以外のなんらかの入賞態様に当選したことを認識で
き、また、4コマの範囲内でシンボルの滑り演出が行わ
れると、高い確率でハズレが抽選されたことを認識でき
る。
近の範囲でシンボルの滑り演出が行われ、滑りコマ数を
正確に認識できないと、ハズレが抽選されたのではない
かと不安になる。このため、本実施形態によるスロット
マシン1では、従来の規制の枠にとらわれないこの滑り
演出により、ハズレか否かの内部抽選の結果が遊技者に
報知されると共に、遊技者のスロットマシン遊技に対す
る興趣は盛り上がる。
や副演出表示装置を機械的な円筒状のメインリール2〜
4やサブリール35〜37とした場合について説明した
が、液晶表示装置にこれらのリールを模して表示するよ
うに構成してもよい。この場合においても、上記実施形
態と同様な作用効果が奏される。
賞態様、例えば「BB」または「RB」のボーナス入賞
態様が抽選されると、サブ制御基板62に構成された副
制御回路により、液晶表示装置に模して表示するメイン
リール2〜4のシンボル自体の色やシンボルの背景の色
を変色させることが出来る。
マンド受信処理のように行われる。つまり、サブCPU
82は、メイン制御基板61側から受信されたコマンド
が入賞コマンドである場合には、まず始めに、入賞コマ
ンドのパラメータに含められた、有効化入賞ライン上に
実際に揃った入賞シンボル組合せのフラグ種類がボーナ
ス入賞態様のものであるか否かを判別する(図17,ス
テップ251)。入賞コマンドは図10,ステップ12
5の処理において、メイン制御基板61側から送信され
る。次に、入賞シンボル組合せの種類がボーナス入賞態
様のものである場合には、サブCPU82は、液晶表示
装置に模して表示するメインリール2〜4のシンボル自
体の色やシンボルの背景の色を変色させる(ステップ2
52)。
は、BBゲーム入賞シンボル組み合わせを構成するシン
ボル「赤7」自体の色やその背景の色を7色に変色させ
たり、あるいは、赤色だったものを単に黄色に変色させ
たりする。また、RBゲーム入賞が発生した場合には、
RBゲーム入賞シンボル組み合わせを構成するシンボル
「青7」自体の色やその背景の色を7色に変色させた
り、あるいは、青色だったものを単に緑色に変色させた
りする。
する液晶表示装置に、表示するシンボルの色やシンボル
の背景色を規制にとらわれることなく変色することが出
来る。また、液晶表示装置に表示されているシンボルの
色やシンボルの背景色が変色すると、遊技者は、特定の
入賞態様、本例ではボーナス入賞態様が抽選されたこと
を認識できる。このため、遊技者は、規制にとらわれな
いシンボルの色やシンボルの背景色の変色演出を楽しむ
ことが出来ると共に、ボーナス入賞態様等が抽選された
ことの喜びがこの変色演出によって助長される。
ンに適用した第2の実施形態について説明する。
は、上述した第1の実施形態によるスロットマシン1と
ハードウエア構成が同じである。つまり、その外観は図
1に示され、また、メイン制御基板に構成された主制御
回路構成は図4に示され、サブ制御基板に構成された副
制御回路構成は図5に示される。従って、この第2の実
施形態によるスロットマシンの以下の説明においては、
第1の実施形態によるスロットマシン1の各構成要素と
同一または相当する構成要素には同一の符号を用いてそ
の説明は省略する。
は、上述した第1の実施形態によるスロットマシン1と
ソフトウエア構成が異なる。つまり、メイン制御基板6
1のプログラムROM65には、図18〜図20のフロ
ーチャートに示す手順のシーケンスプログラムが格納さ
れており、サブ制御基板62のプログラムROM83に
は、図21〜図27のフローチャートに示す手順のシー
ケンスプログラムが格納されいる。
マシンの動作について説明する。
インCPU64によって制御される遊技処理の概略を示
すフローチャートである。
プ316までの遊技処理は、上述した第1の実施形態に
おける図8,ステップ101〜図9,ステップ116ま
での遊技処理と同じである。つまり、この第2の実施形
態によるスロットマシンでも、第1の実施形態によるス
ロットマシン1と同様に、遊技メダルが投入口8に投入
されてスタートレバー27が操作されることにより、サ
ブリール35〜37が回転を始め、ストップボタン28
〜30が操作されて滑りコマ数が決定される。
定されると、この第2の実施形態によるスロットマシン
では、次に、第1停止リールの停止要求フラグがセット
され、この停止要求フラグがセットされるのに応じ、決
定された滑りコマ数分だけ第1停止リールが回転させら
れるリール引き込み制御が行われ、サブリール35〜3
7のいずれか1個の回転が停止させられる(図19,ス
テップ317)。引き続いて、リール停止信号送信処理
が行われ(ステップ318)、停止させられた1個のい
ずれかのサブリール35〜37に同期させて1個のいず
れかのメインリール2〜4を停止させるリール停止信号
が、サブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板6
2側へ送信される。次に、図柄コード送信処理が行われ
(ステップ319)、メイン制御基板61によって停止
されるサブリール35〜37の図柄のコードナンバがサ
ブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板62側へ
送信される。その後、全てのサブリール35〜37が停
止したか否かが判別され(ステップ320)、第2リー
ルおよび第3リールが未だ停止していない場合には、処
理はステップ314に戻る。
ら、次に、図20,ステップ321〜ステップ330に
示す遊技処理が行われるが、これらの遊技処理は、第1
の実施形態における図10,ステップ122〜ステップ
131までの遊技処理と同じである。
によって制御される遊技処理について説明する。
れる遊技処理の概略を示すフローチャートである。この
第2の実施形態でも、サブ制御基板62では、メイン制
御基板61側から受信される各種コマンドがサブCPU
82によって常に解析され、このコマンドに基づいた各
種遊技処理が適宜行われている(図21,ステップ40
1参照)。
されたコマンドがリール回転信号コマンドである場合の
受信処理の概略を示すフローチャートである。このリー
ル回転信号受信処理では、まず始めに、リール回転信号
が受信されたか否かが判別される(図22,ステップ4
11参照)。この判別は、前述の図19,ステップ31
3の処理において、メイン制御基板61側からリール回
転信号が送信されているか否かを判断することによって
行われる。リール回転信号が受信されている場合は、次
に、サブ制御基板62のサブCPU82によってリール
回転処理が行われる(ステップ412)。このリール回
転処理では、まず、メインリール2〜4の各回転位置が
書き込まれる制御RAM84の所定領域が、サブCPU
82によってリール回転の開始に際して初期化され、引
き続いて各メインリール2〜4がステッピングモータ4
7によって回転駆動される。
されたコマンドがリール停止信号コマンドである場合の
受信処理の概略を示すフローチャートである。このリー
ル停止信号受信処理では、まず始めに、リール停止信号
が受信されたか否かが判別される(図23,ステップ4
21参照)。この判別は、前述の図19,ステップ31
8の処理において、メイン制御基板61側からリール停
止信号が送信されているか否かを判断することによって
行われる。リール停止信号が受信されている場合は、次
に、停止リール選択抽選処理が行われ(ステップ42
2)、サブリール35〜37が停止するのに同期して停
止させられるいずれか1個のメインリール2〜4が抽選
によって選択される。次に、抽選によって選択されたい
ずれか1個のメインリール2〜4について停止制御処理
が行われる(ステップ423)。次に、全てのメインリ
ール2〜4について上記のリール停止制御処理が行われ
たか否かがサブCPU82によって判別される(ステッ
プ424)。全てのメインリール2〜4について上記の
リール停止制御処理が行われていない場合には、処理は
ステップ421に戻り、全てのメインリール2〜4につ
いて上記のリール停止制御処理が行われる。
いて行われる停止リール選択抽選処理の内容を示すフロ
ーチャートである。この停止リール選択抽選処理では、
まず、サブCPU82によって停止リール選択テーブル
が制御RAM84にセットされる(図24,ステップ4
31参照)。停止リール選択テーブルは同図(b)に示
され、プログラムROM83に格納されている。機器正
面から見て左,中,右に位置するメインリール2,3,
4はそれぞれ等しい1/3の選択率で選択される。次
に、セットされた停止リール選択テーブルを用いた抽選
により、停止するいずれか1個のメインリール2〜4が
サブCPU82によって選択される(ステップ43
2)。
されたコマンドが図柄コードである場合の受信処理の概
略を示すフローチャートである。この図柄コード受信処
理では、まず始めに、図柄コードが受信されたか否かが
判別される(図25,ステップ441参照)。この判別
は、前述の図19,ステップ319の処理において、メ
イン制御基板61側から図柄コードが送信されているか
否かを判断することによって行われる。図柄コードが受
信されている場合は、次に、サブCPU82によって受
信信号から図柄コードナンバが取得され、取得されたコ
ードナンバはサブ制御基板62の制御RAM84に格納
される(ステップ442)。
ら受信されたコマンドが入賞コマンドである場合の受信
処理の概略を示すフローチャートである。この入賞コマ
ンド受信処理では、まず始めに、入賞コマンドが受信さ
れたか否かが判別される(図26,ステップ451参
照)。この判別は、前述の図20,ステップ324の処
理において、メイン制御基板61側から入賞コマンドが
送信されているか否かを判断することによって行われ
る。入賞コマンドが受信されている場合には、次に、リ
ール逆回転抽選処理が行われる(ステップ452)。こ
のリール逆回転抽選処理は、メインリール2〜4の回転
を今まで回っていた方向とは逆の方向に回転させるか否
かを決定する処理である。
用いられるリール逆回転抽選テーブルを示しており、こ
のテーブルはサブ制御基板のプログラムROM83に格
納されている。リール逆回転抽選では0〜128の範囲
の乱数を用いた乱数抽選がサブCPU82によって行わ
れ、この範囲から乱数抽出された乱数の値がいずれの乱
数区分に属するかによって当たり,ハズレが決定され
る。乱数抽出された乱数値が例えば8であれば当たりに
なり、また、乱数値が例えば83であればハズレにな
る。次に、このリール逆回転抽選で当たりになったか否
かがサブCPU82によって判別される(ステップ45
3)。当たりになった場合には、メインリール2〜4を
逆回転させるリール逆回転処理が行われる(ステップ4
54)。一方、当たりにならなかった場合には、メイン
リール2〜4の回転を滑らせ、図25,ステップ442
で制御RAM84に格納されたサブリール35〜37の
図柄コードナンバが参照され、この図柄コードナンバに
同期を取るように、つまり、サブリール35〜37の停
止に同期を取るようにメインリール2〜4を停止させ
る。
われるリール逆回転処理の内容を示すフローチャートで
ある。このリール逆回転処理では、まず、サブ制御基板
62の制御RAM84に格納されたサブリール35〜3
7の図柄コードナンバが参照され、この図柄コードナン
バと同じ図柄コードナンバのシンボルがメインリール2
〜4に最終的に停止表示されるように、メインリール2
〜4がサブCPU82によって逆回転させられる(図2
7,ステップ461参照)。その後、参照した図柄コー
ドナンバと同じ図柄コードナンバのシンボルがメインリ
ール2〜4に最終的に停止表示させられる(ステップ4
62)。
では、上述したように、メインリール2〜4が複数のシ
ンボルを左,中,右の3列に表示し、サブ制御基板62
の副制御回路が、図24(a)に示す停止リール選択抽
選処理において、同図(b)に示す停止リール選択テー
ブルを用いて、この表示列を停止する順番を抽選によっ
て決定する。従って、メインリール2〜4の表示列が停
止する順番は、規制にとらわれることなく、抽選によっ
て決定された順番になり、遊技者は次に左,中,右のど
の表示列が停止するのかを事前に把握することは出来な
い。このため、遊技者はメインリール2〜4のどの表示
列が次に停止するのかを面白みをもって観測するように
なり、スロットマシン遊技の興趣は向上する。
マシンでは、上述したように、サブ制御基板62の副制
御回路が、図26(a)に示すステップ452のリール
逆回転抽選で当選すると、メインリール2〜4の回転方
向を逆転させる演出表示をステップ454で行う。従っ
て、メインリール2〜4の回転方向は、規制にとらわれ
ることなく、抽選で当選すると逆転する。このため、遊
技者は、メインリール2〜4で従来行われなかった回転
方向の逆転演出を楽しむことが出来、スロットマシン遊
技の興趣は向上する。
ブ制御基板62の副制御回路は、メインリール2〜4の
回転をサブリール35〜37の回転に同期させ、メイン
リール2〜4の回転速度とサブリール35〜37の回転
速度とを同じにする場合について説明した。しかし、副
制御回路の制御により、メインリール2〜4の回転速度
をサブリール35〜37の回転速度と異ならせるように
構成してもよい。この構成の場合、メインリール2〜4
の回転速度は、規制にとらわれることなく、任意の速度
に設定することが出来る。このため、メインリール2〜
4の回転がサブリール35〜37の回転速度にとらわれ
ない速度で行われるため、遊技者はメインリール2〜4
によるこの新たな演出表示を楽しむことが出来、スロッ
トマシン遊技の興趣は向上する。
演出表示装置および副演出表示装置は、機械的なメイン
リール2〜4およびサブリール35〜37とした場合に
ついて説明したが、これらリールを電子的に表示する液
晶表示装置といった電子的表示装置で構成してもよい。
この場合においても、上記各実施形態と同様な作用・効
果が奏される。
発明による遊技機をスロットマシンに適用した場合につ
いて説明したが、本発明は、主演出表示装置と副演出表
示装置とを備えたパチンコ機を始めとする弾球遊技機な
どの他の遊技機にも適用することが出来る。そして、こ
の場合においても、上記各実施形態と同様な作用・効果
が奏される。
演出表示装置は法規の規制を受けない副制御回路によっ
てその演出表示が制御される。このため、規制にとらわ
れない面白みのある複雑な演出表示を主演出表示装置に
行わせることが可能になる。
てその演出表示が制御される構成の場合、主演出表示装
置は法規の規制を受けない副制御回路によってその演出
表示が制御され、副演出表示装置は主制御回路によって
その演出表示が制御される。このため、主演出表示装置
の演出補助を行い、複雑な制御やメモリ容量を必要とし
ない副演出表示装置は、規制を受けてメモリ容量も限り
がある主制御回路によっても、十分にその演出表示が行
える。
し、副制御回路が、主制御回路で抽選された入賞態様に
応じた図柄の組み合わせを入賞ラインに揃えると共に、
これを揃える際に図柄を所望の範囲で滑らせる構成の場
合、副制御回路は、主演出表示装置に入賞態様に応じた
図柄の組み合わせを揃える際、規制を受けることなく、
所望の範囲で図柄を滑らせることが出来る。このため、
従来の規制の枠にとらわれない面白みのある滑り演出を
主演出表示装置に行わせることが可能になる。
入賞態様が抽選されると、所定範囲内で図柄を滑らせ、
ハズレ以外の入賞態様が抽選されると、期待値が前記所
定範囲に近くなる抽選によって前記所望の範囲から選択
した範囲で図柄を滑らせる構成の場合、遊技者は、所定
範囲を超える範囲で図柄の滑り演出が行われると、ハズ
レ以外のなんらかの入賞態様に当選したことを認識で
き、また、所定範囲内で図柄の滑り演出が行われると、
高い確率でハズレが抽選されたことを認識できる。さら
に、遊技者は、所定範囲に近い範囲で図柄の滑り演出が
行われ、滑り範囲を正確に認識できないと、ハズレが抽
選されたのではないかと不安になる。このため、従来の
規制の枠にとらわれないこの滑り演出により、ハズレか
否かの内部抽選の結果が遊技者に報知されると共に、遊
技者の遊技に対する興趣は盛り上がる。
入賞態様、例えば、ボーナス入賞態様が抽選されると、
主演出表示装置に表示する図柄の色または図柄の背景の
色を変色させる構成の場合、主演出表示装置に表示する
図柄の色または図柄の背景の色を規制にとらわれること
なく変色することが出来る。主演出表示装置に表示され
ている図柄の色または図柄の背景の色が変色すると、遊
技者は、特定の入賞態様例えばボーナス入賞態様が抽選
されたことを認識できる。このため、遊技者は、規制に
とらわれない図柄の色または図柄の背景の色の変色演出
を楽しむことが出来ると共に、特定の入賞態様が抽選さ
れたことの喜びがこの変色演出によって助長される。
列に表示し、副制御回路がこの表示列を停止する順番を
抽選によって決定する構成の場合、主演出表示装置の表
示列が停止する順番は、規制にとらわれることなく、抽
選によって決定された順番になり、遊技者は次にどの表
示列が停止するのかを事前に把握することは出来ない。
このため、遊技者は主演出表示装置のどの表示列が次に
停止するのかを面白みをもって観測するようになり、遊
技の興趣は向上する。
すると、主演出表示装置の演出表示方向を逆転させる演
出表示を行う構成の場合、主演出表示装置の演出表示方
向は、規制にとらわれることなく、例えば、抽選で当選
すると逆転する。このため、遊技者は、主演出表示装置
で従来行われなかった演出表示方向の逆転演出を楽しむ
ことが出来、遊技の興趣は向上する。
出表示速度を副演出表示装置の演出表示速度と異ならせ
る構成の場合、主演出表示装置の演出表示速度は、規制
にとらわれることなく、任意の速度に設定することが出
来る。このため、主演出表示装置による演出表示が副演
出表示装置の演出表示速度にとらわれない速度で行われ
るため、遊技者は主演出表示装置によるこの新たな演出
表示を楽しむことが出来、遊技の興趣は向上する。
ットマシンの外観を示す正面図である。
ットマシンのメインリールのシンボル列を示す図であ
る。
ットマシンのサブリールのシンボル列を示す図である。
ットマシンのメイン制御基板に構成された主制御回路構
成を示すブロック図である。
ットマシンのサブ制御基板に構成された副制御回路構成
を示すブロック図である。
る確率抽選テーブルを概念的に示す図である。
を示す図である。
のメインCPUによる遊技処理の概略を示す第1のフロ
ーチャートである。
のメインCPUによる遊技処理の概略を示す第2のフロ
ーチャートである。
ンのメインCPUによる遊技処理の概略を示す第3のフ
ローチャートである。
ンのサブCPUによる遊技処理の概略を示すフローチャ
ートである。
ンのサブCPUによって行われるリール回転信号受信処
理を示すフローチャートである。
ンのサブCPUによって行われる図柄コード受信処理を
示すフローチャートである。
ンのサブCPUによって行われる滑りコマ数受信処理を
示すフローチャートである。
ンのサブCPUによって行われるリール停止信号受信処
理を示すフローチャートである。
られる滑りコマ数テーブルを示す図である。
ンのサブCPUによって行われる入賞コマンド受信処理
を示すフローチャートである。
ンのメインCPUによる遊技処理の概略を示す第1のフ
ローチャートである。
ンのメインCPUによる遊技処理の概略を示す第2のフ
ローチャートである。
ンのメインCPUによる遊技処理の概略を示す第3のフ
ローチャートである。
ンのサブCPUによる遊技処理の概略を示すフローチャ
ートである。
ンのサブCPUによって行われるリール回転信号受信処
理を示すフローチャートである。
ンのサブCPUによって行われるリール停止信号受信処
理を示すフローチャートである。
ットマシンのサブCPUによって行われる停止リール選
択抽選処理を示すフローチャート、(b)はこの処理で
用いられる停止リール選択テーブルである。
ンのサブCPUによって行われる図柄コード受信処理を
示すフローチャートである。
ットマシンのサブCPUによって行われる入賞コマンド
受信処理を示すフローチャート、(b)はこの処理で用
いられるリール逆回転抽選テーブルである。
フローチャートである。
窓 61…メイン制御基板 62…サブ制御基板 63,81…マイコン(マイクロコンピュータ) 64…メインCPU(中央演算処理装置) 82…サブCPU 65,83…プログラムROM(リード・オンリ・メモ
リ) 66,84…制御RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)
Claims (12)
- 【請求項1】 入賞態様を抽選する入賞態様抽選処理を
行う主制御回路と、遊技者が見て入賞態様の抽選結果を
把握する演出表示を行う主演出表示装置と、この主演出
表示装置による演出表示を補助する演出表示を行う,前
記主演出表示装置とは別に構成された副演出表示装置と
を備えて構成される遊技機において、前記主演出表示装
置は前記主制御回路とは別に構成された副制御回路によ
ってその演出表示が制御されることを特徴とする遊技
機。 - 【請求項2】 前記副演出表示装置は前記主制御回路に
よってその演出表示が制御されることを特徴とする請求
項1に記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記主演出表示装置は入賞ラインを有
し、前記副制御回路は、前記主制御回路で抽選された入
賞態様に応じた図柄の組み合わせを前記入賞ラインに揃
えると共に、これを揃える際に図柄を所望の範囲で滑ら
せることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
遊技機。 - 【請求項4】 前記副制御回路は、前記主制御回路でハ
ズレ入賞態様が抽選されると、所定範囲内で図柄を滑ら
せ、ハズレ以外の入賞態様が抽選されると、期待値が前
記所定範囲に近くなる抽選によって前記所望の範囲から
選択した範囲で図柄を滑らせることを特徴とする請求項
3に記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記副制御回路は、前記主制御回路で特
定の入賞態様が抽選されると、前記主演出表示装置に表
示する図柄の色または図柄の背景の色を変色させること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記
載の遊技機。 - 【請求項6】 前記特定の入賞態様はボーナス入賞態様
であることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 - 【請求項7】 前記主演出表示装置は複数の図柄を複数
列に表示し、前記副制御回路はこの表示列を停止する順
番を抽選によって決定することを特徴とする請求項1か
ら請求項6のいずれか1項に記載の遊技機。 - 【請求項8】 前記副制御回路は前記主演出表示装置の
演出表示方向を逆転させる演出表示を行うことを特徴と
する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の遊技
機。 - 【請求項9】 前記副制御回路は抽選で当選すると逆転
させる前記演出表示を行うことを特徴とする請求項8に
記載の遊技機。 - 【請求項10】 前記副制御回路は前記主演出表示装置
の演出表示速度を前記副演出表示装置の演出表示速度と
異ならせることを特徴とする請求項1から請求項9のい
ずれか1項に記載の遊技機。 - 【請求項11】 前記主演出表示装置および前記副演出
表示装置は機械的なリールまたはリールを電子的に表示
する電子的表示装置であることを特徴とする請求項1か
ら請求項10のいずれか1項に記載の遊技機。 - 【請求項12】 前記遊技機はスロットマシンまたは弾
球遊技機であることを特徴とする請求項1から請求項1
1のいずれか1項に記載の遊技機。
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JP2005296335A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Samii Kk | スロットマシン |
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JP2017012414A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002158158A patent/JP4554143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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