JP2017012414A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールユニット及びホッパー等の払出手段を第2制御手段に接続し、当該第2制御手段で制御することで、スタートスイッチ及びストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段側の処理の負担を軽減するスルットマシンを提供する。
【解決手段】第1制御手段300は、乱数取得手段、送信制御手段を備える。第2制御手段400は、リールユニット60及び払出手段24のそれぞれが接続されるとともに、乱数と役との関係を少なくとも規定する役決定テーブルと、乱数を役決定テーブルと照合し、役を決定する役決定手段と、決定された役及び各停止信号に基づいて、リールユニット60を制御するリール制御手段と、停止表示される図柄の組み合わせに基づいて、遊技媒体の払出量を決定するとともに、当該払出量に基づいて、払出手段24を制御する払出制御手段を備えた。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えばスロットマシン等の遊技機に関し、リールユニット及びホッパー等の払出手段、若しくはホッパー等の払出手段を第2制御手段に接続し、当該第2制御手段で制御することで、スタートスイッチ及びストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段側の処理の負担を軽減することができるようにしたものである。
従来、メインリールを、サブ制御基板に構成された副制御回路に接続し、当該副制御回路によってその演出表示を制御するようにした遊技機が知られている(特許文献1の段落番号「0061」、並びに図5参照、特許文献2の段落番号「0054」、並びに図5参照)。
上記従来の遊技機のサブリールは、メイン制御基板に構成された主制御回路に接続され、当該主制御回路によってその演出表示が制御されるようにしていた(特許文献1の段落番号「0054」、並びに図4参照、特許文献2の段落番号「0054」、並びに図5参照)。
また、従来、ホッパーユニットから構成された払出手段を副制御手段に接続し、当該副制御手段によって払出手段の作動を制御するようにした遊技機が知られている(特許文献3の段落番号「0043」、並びに図1参照)。
さらに、従来、遊技媒体払出装置を遊技副制御回路に接続し、当該遊技副制御回路によって遊技媒体であるパチンコ球の払い出しそれぞれ制御するようにした回胴式遊技機が知られている(特許文献4の段落番号「0042」、並びに図2参照)。
特開2003-339944号公報 特開2008-80155号公報 特開2004-33445号公報 特開2005-177102号公報
しかし、従来、リールユニット及びホッパー等の払出手段を共にサブ基板側に接続し、当該サブ基板側で制御する遊技機は知られていなかった。
また、ホッパー等の払出手段を共にサブ基板側に接続し、メイン基板側でホッパー等の払出手段の動作状態を検出する遊技機は知られていなかった。
これに対し、最近は、メイン基板側の負担が増加し、リールユニットと、ホッパー等の払出手段との一方だけを、サブ基板側に接続するだけでは、メイン基板側の負担を大幅に軽減できないという問題点があった。
そこで、本発明に係る遊技機は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
本発明に係る遊技機は、リールユニット及びホッパー等の払出手段を第2制御手段に接続し、当該第2制御手段で制御することで、スタートスイッチ及びストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段側の処理の負担を軽減することができるようにしたものである。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、第1制御手段において乱数を取得させ、当該取得した乱数値を第2制御手段に一方向で送信することで、第1制御手段において取得した乱数値に従って、第2制御手段側で規則的に、若しくは一義的にリールユニット及びホッパー等の払出手段を制御させることで、セキュリティー性の高い遊技機を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機によれば、第1制御手段は乱数を取得するだけであるので、汎用性が高く、共通化が可能であり、第2制御手段側のプログラムやテーブル等を変更するだけで、多様な遊技機を提供できる。
また、本発明に係る遊技機は、第1制御手段側で取得した乱数にもとづいて再遊技役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段において役抽選を実行すること無く、スタートスイッチの操作の有効・無効を判断することができるものである。
その結果、本発明に係る遊技機によれば、再遊技役に当選している場合には、メダル等の遊技媒体の投入操作を第1制御手段側で無効化したり、或いは再遊技役の非当選の場合には、遊技媒体の投入操作前のスタートスイッチの操作を第1制御手段側で無効化したりすることができる。
また、本発明に係る遊技機は、第1制御手段側で取得した乱数にもとづいて特定役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段において役抽選を実行すること無く、ストップスイッチの操作態様が停止表示される図柄に影響するか否かを判断することができるものである。
その結果、本発明に係る遊技機によれば、特定役の当否を判断して、マックスベットスイッチやストップスイッチの操作を有効・無効することができる。
また、本発明に係る遊技機は、払出手段の動作状態を検出し、当該検出結果に基づいて、遊技開始を許可するか否かを第1制御手段において判断できるようにすることで、第1制御手段において次遊技への進行を適切に処理することができるものである。
その結果、本発明に係る遊技機によれば、払出手段のみを第2制御手段に接続した場合に、当該払出手段による払い出しが、次遊技へのゲーム間隔、例えば4.1秒以内に終了しない場合でも、払い出しの完了を待って、次遊技に移行できる。
本発明に係る遊技機は、複数の図柄(61)を変動表示可能な複数の回転リール(62)を個別に回転駆動可能なリールユニット(60)と、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(40)と、前記複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の前記複数の回転リール(62)を個別に停止可能な複数のストップスイッチ(50)と、前記複数の回転リール(62)の停止表示された図柄(61)の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能な払出手段(24)と、遊技の進行に応じ、各種の演出を実行する演出手段(70)と、前記リールユニット(60)、前記スタートスイッチ(40)、前記複数のストップスイッチ(50)、前記払出手段(24)及び演出手段(70)にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段(200)と、を備え、前記遊技制御手段(200)は、前記スタートスイッチ(40)及び前記ストップスイッチ(50)にそれぞれ接続される第1制御手段(300)と、前記第1制御手段(300)及び前記演出手段(70)にそれぞれ接続され、当該第1制御手段(300)から一方向の通信で送信される信号に基づいて、前記演出手段(70)に演出を実行させる第2制御手段(400)と、備える遊技機(10)において、前記第1制御手段(300)は、前記スタートスイッチ(40)の操作を契機として各種決定を実行するための乱数を取得する乱数取得手段(330)と、前記乱数取得手段(330)により取得された乱数を前記第2制御手段(400)に送信する送信制御手段(340)と、を備え、前記第2制御手段(400)は、前記リールユニット(60)及び前記払出手段(24)のそれぞれが接続されるとともに、前記乱数と役との関係を少なくとも規定する役決定テーブル(図17〜図20参照)と、前記乱数を前記役決定テーブルと照合し、前記役を決定する役決定手段(425)と、前記役決定手段(425)により決定された役、及び前記ストップスイッチ(50)の停止操作タイミングに応じて、前記リールユニット(60)を制御するリール制御手段(435)と、前記複数の回転リール(62)の停止表示される前記図柄(61)の組み合わせに基づいて、遊技媒体の払出量を決定するとともに、当該払出量に基づいて、前記払出手段(24)を制御する払出制御手段(440)と、を備えるものである。かかる構成にあっては、リールユニット及びホッパー等の払出手段を第2制御手段に接続し、当該第2制御手段で制御することで、スタートスイッチ及びストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段側の処理の負担を軽減することができる。
すなわち、かかる構成にあっては、第1制御手段において乱数を取得させ、当該取得した乱数値を第2制御手段に一方向で送信することで、第1制御手段において取得した乱数値に従って、第2制御手段側で規則的に、若しくは一義的にリールユニット及びホッパー等の払出手段を制御させることで、セキュリティー性の高い遊技機を提供することができる。
また、かかる構成にあっては、第1制御手段は乱数を取得するだけであるので、汎用性が高く、共通化が可能であり、第2制御手段側のプログラムやテーブル等を変更するだけで、多様な遊技機を提供できる。
また、本発明に係る遊技機の具体例としては、さらに、前記役は、前記遊技媒体を使用することなく次回の遊技を開始可能とする再遊技役を含み、前記第1制御手段(300)は、少なくとも前記乱数と前記再遊技役の関係を規定するテーブル(図示せず)を備えることもできる。かかる構成にあっては、第1制御手段側で取得した乱数にもとづいて再遊技役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段において役抽選を実行すること無く、スタートスイッチの操作の有効・無効を判断することができるという効果がある。
その結果、かかる構成にあっては、再遊技役に当選している場合には、メダル等の遊技媒体の投入操作を第1制御手段側で無効化したり、或いは再遊技役の非当選の場合には、遊技媒体の投入操作前のスタートスイッチの操作を第1制御手段側で無効化したりできる。
また、本発明に係る遊技機の具体例としては、さらに、前記役は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様により停止表示される図柄(61)が異なる特殊役を含み、前記第1制御手段(300)は、少なくとも前記乱数と前記特殊役の関係を規定するテーブル(図示せず)を備えることもできる。かかる構成にあっては、第1制御手段側で取得した乱数にもとづいて特定役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段において役抽選を実行すること無く、ストップスイッチの操作態様が停止表示される図柄に影響するか否かを判断することができるという効果がある。その結果、かかる構成にあっては、特定役の当否を判断してマックスベットスイッチやストップスイッチの操作を有効・無効することができる。
また、本発明に係る遊技機の具体例としては、さらに、前記第1制御手段(300)は、前記払出手段(24)の動作状態を検出する検出手段(例えばホッパー用電流計810)と、前記検出手段(例えばホッパー用電流計810)の検出結果に基づいて、遊技開始を許可する許可手段(例えば遊技開始用許可手段660)と、を備えることもできる。かかる構成にあっては、払出手段の動作状態を検出し、当該検出結果に基づいて、遊技開始を許可するか否かを第1制御手段において判断できるようにすることで、第1制御手段において次遊技への進行を適切に処理することができるという効果がある。
その結果、かかる構成にあっては、払出手段のみを第2制御手段に接続した場合に、当該払出手段による払い出しが、次遊技へのゲーム間隔、例えば4.1秒以内に終了しない場合でも、払い出しの完了を待って、次遊技に移行できる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技制御手段を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の第1制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の第2制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図4のリール制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図6の停止テーブル記憶手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図6のテーブル選択手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図8のポインタ決定テーブルの詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の各種カウンタの詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の各種ランプの詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、遊技状態の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、演出状態の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れの一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役の種類の一覧表の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役の抽選確率の一覧表の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役決定テーブル(通常遊技のノーマル状態(RT0))の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役決定テーブル(ボーナス内部中遊技(RBF))の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役決定テーブル(通常遊技のシングルボーナス(SB))の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役決定テーブル(ボーナス遊技(RB))の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、役抽選結果と停止操作した回転リール(L:左回転リール、C:中回転リール、R:右回転リール)とにより特定値を取得するための特定値取得テーブルの一部である。 本発明の実施の形態であって、特定値と、停止操作した回転リール(L:左回転リール、C:中回転リール、R:右回転リール)とによりポインタを決定するポインタ決定テーブルの一部であって、(a)は共通テーブル部有りのポインタ決定テーブル、(b)は共通テーブル部無しのポインタ決定テーブルである。 本発明の実施の形態であって、移行判定ポインタ(BTRG)と、移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)との関係を示す移行判定関連テーブルの一部である。 本発明の実施の形態であって、図柄番号と、移行テーブルポインタとにより決定される移行判定値を示す移行判定データテーブルの一部である。 本発明の実施の形態であって、各停止テーブルポインタにより決定される停止テーブルにおける図柄番号と滑りコマ数との関係を示す停止データテーブルの一部である。 本発明の実施の形態であって、抽選フラグ値(FPH)と停止操作した回転リール(L:左回転リール、C:中回転リール、R:右回転リール)とにより決定される非同一部のポインタを示す非同一ポインタ格納テーブルの一部である。 本発明の実施の形態であって、第1停止操作処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、第2、第3停止操作処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、特定値(CW)及び停止操作リールに対応した処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、図29に連続するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、第1制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態であって、遊技制御手段を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態であって、図32の第1制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、遊技制御手段を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、図34の第1制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、図34の第2制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、遊技の流れの一例を説明するための説明図である。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その逆方向を「後方向」とする。また、同様に、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(上パネル20)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。
(図柄表示窓部16)
この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するものである。回転リール62は、図柄表示窓部16を介して複数の図柄61を変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の奥には、3個の駆動モータによって回転リール62を回転させるためのリールユニット60が配置されている。
(演出手段70)
前記前扉14には、遊技者に役の当選等の種々の情報を音や光や映像で報知させる演出手段70が形成されている。この演出手段70は、前扉14に配置されたスピーカー72と、画像表示部84と、演出用ランプ78とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記画像表示部84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部に配置された下部ランプ82とを備えている。
(下パネル22)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。
(操作部30)
前扉14には、下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
(メダル投入口28)
操作部30の向かって右側には、遊技媒体の一例であるメダル(以下、単に「メダル」ともいう。)を遊技機10内に投入可能なメダル投入口38が設けられている。
メダル投入口38からは、遊技開始の条件として予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
また、メダル投入口38には、投入口ランプ39が個別に配置され、メダル投入口38からメダルが投入可能な状態か否かを、ランプの点灯・消灯により報知している。投入口ランプ39には、例えばLEDや電球等が使用され、メダル投入口38の上部に配置されている。投入口ランプ39は、平時、消灯し、メダル投入口38からメダルを投入可能な状態となると点灯し、遊技者にメダルの投入を促すようにしている。
(精算スイッチ36)
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
この精算スイッチ36の左側には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。
すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
また、各ストップスイッチ50には、ストップランプ51が個別に配置され、各ストップスイッチ50が操作可能な状態か否かを、ランプの点灯・消灯により報知している。ストップランプ51には、例えばLEDや電球等が使用され、ストップランプ51に個別に内蔵され、ストップランプ51自体が光る自照式としている。ストップランプ51は、平時、消灯し、当該ストップランプ51が内蔵されたストップスイッチ50が操作可能な状態となると点灯し、遊技者の操作を促すようにしている。
(スタートスイッチ40)
ストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
また、スタートスイッチ40には、スタートランプ41が個別に配置され、スタートスイッチ40が操作可能な状態か否かを、ランプの点灯・消灯により報知している。スタートランプ41には、例えばLEDや電球等が使用され、スタートスイッチ40の直上に配置されている。スタートランプ41は、平時、消灯し、スタートスイッチ40が操作可能な状態となると点灯し、遊技者の操作を促すようにしている。
(マックスベットスイッチ34)
スタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。また、マックスベットスイッチ34には、ベットランプ35が配置され、マックスベットスイッチ34が操作可能な状態か否かを、ランプの点灯・消灯により報知している。ベットランプ35には、例えばLEDや電球等が使用されている。ベットランプ35は、マックスベットスイッチ34に内蔵され、マックスベットスイッチ34自体が光る自照式としている。ベットランプ35は、平時、消灯し、マックスベットスイッチ34が操作可能な状態となると点灯し、遊技者の操作を促すようにしている。
なお、本実施の形態では、後述するように有効ライン86は1本であるため、マックスベットスイッチ34の他に、クレジットしたメダルを1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けていないが、有効ラインを1本以外の2本以上の複数本設定されている場合は、投入枚数を遊技者が選択可能にするために、シングルベットスイッチを設けるようにしてもよい。
(払出手段24)
前記前扉14の下部の奥には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる、ホッパーから構成された払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
(メダル払出口28、メダル受け皿26)
そして、前扉14の下部には、所定の場合に払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。
このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(有効ライン86)
「有効ライン86」は、リールに表示された図柄61が並んだ場合に入賞となるラインを意味する。後述する小役の「入賞」等は、有効ライン86上に役に対応した図柄61の組み合わせが揃った状態をいう。本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64の下段と、中回転リール66の中段と、右回転リール68の中段とを結んだ折れ線状の1本のみからなるものである。なお、有効ライン86は1本に限定されず、2本以上であってもよい。
(図柄61)
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7(R7)」、「青7(B7)」、「バー(BR)」、「特殊図柄1(B1)」、「特殊図柄2(B2)」、「特殊図柄3(B3)」、「チェリー(CH)」、「スイカ(WM)」、「ベル(BE)」、「リプレイ(RP)」の複数の種々の図柄61が形成されている。本実施の形態では、特に図示していないが、上述した図柄の組み合わせにより役a、役b、役c、・・等が予め設定されている。
後述する特別役(役物)としてのSB1〜SB64へ移行可能な図柄61の組み合わせを構成する4つの図柄(赤7(R7)、青7(B7)、バー(BR)、特殊図柄1(B1))は、リールの図柄配列上、図柄番号3(R7、R7、R7)、8(BR、BR、BR)、13(B7、B7、B7)、18(B1、B1、B1)に各回転回転リール62とも5図柄毎に規則的に配置されている。なお、この特別役(役物)としてのSB1〜SB64へ移行可能な図柄61の図柄間隔は、5図柄に限定されるものではなく、5以上の図柄毎に配置してもよく、また、5図柄未満の間隔に配置してもよい。さらに、それらの場合、全ての図柄間隔が、10図柄間隔や、4図柄間隔等の均等に配置可能なものが好ましい。
なお、本実施の形態では、この図2に示すテーブル(いわゆる図柄配列テーブル)自体をそのままデータとして記憶しているものではなく、このような図柄配列テーブルを用いて入賞判定を行っているものではない、この点に関しては後で説明する。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたリールテープ63を回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(設定スイッチ90、設定表示カウンタ91)
筐体12の内部には、図3に示すように、遊技媒体の一例であるメダルの投入枚数に対する払出枚数の割合である、いわゆる出玉値を変更可能な設定スイッチ90と、当該設定スイッチ90により設定した設定値を表示する設定表示カウンタ91とが設けられている。
(メダル検出センサ100)
前扉14の裏側には、メダル投入口38から投入された、遊技媒体の一例であるメダルを検出可能なメダル検出センサ100が設けられている。
(各種カウンタ110)
上パネル20には、図柄表示部16と操作部30との間に、各種カウンタ110を設けている。
各種カウンタ110としては、向かって右側に位置し、クレジットされている遊技媒体の一例であるメダルの枚数を表示するクレジットカウンタ111と、向かって左側に位置し、メダルの払い出し枚数を表示するペイアウトカウンタ112とを設けている(図10参照)。ペイアウトカウンタ112は、機器のエラーコードを表示するエラーコード表示カウンタを兼用している。
(各種ランプ120)
各種ランプ120としては、図11に示すように、投入口ランプ39、ベットランプ35、スタートランプ41、ストップランプ51が含まれているが、これらに限定されない。
(電源130)
遊技機10は、図3に示すように、電気を供給するための電源130に接続されている。
(遊技制御手段200)
遊技機10の内部には、図3に示すように、遊技制御手段200が形成されている。
遊技制御手段200は、リールユニット60、スタートスイッチ40、複数、例えば3個のストップスイッチ50、払出手段24及び演出手段70にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するためのものである。
遊技制御手段200には、スタートスイッチ40及びストップスイッチ50にそれぞれ接続される第1制御手段300と、第1制御手段300及び演出手段70にそれぞれ接続され、当該第1制御手段300から一方向の通信で送信される信号に基づいて、演出手段70に演出を実行させる第2制御手段400とを備える。
なお、第1制御手段300と第2制御手段400との間は、第1制御手段300への不正操作を防止するために、第1制御手段300から第2制御手段400への一方向の通信により行われている。
なお、特に図示していないが、第1制御手段300を有するメイン基板と、第2制御手段400を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、第1制御手段300は、メイン基板ケースの内部に収納され、第2制御手段400は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
第1制御手段300、第2制御手段400のそれぞれは、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役決定結果(役抽選結果)を記憶するための記憶領域として使用される。
(第1制御手段300)
第1制御手段300は、図4に示すように、設定情報管理手段310、乱数発生手段320、乱数取得手段330及び送信制御手段340の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段の全てを第1制御手段300が制御することなく、その一部を第2制御手段400側で制御してもよいし、或いは第1制御手段300と第2制御手段400とが共働して制御するようにしてもよい。
第1制御手段300には、図3に示すように、電源130が接続されている。また、第1制御手段300の入力側には、設定スイッチ90、メダル検出センサ100、マックスベットスイッチ34、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50及び精算スイッチ36等がそれぞれ接続されている。また、第1制御手段300の出力側には、設定表示カウンタ91及び第2制御手段400がそれぞれ接続されている。
(図4に示す設定情報管理手段310)
設定情報管理手段310は、設定情報を管理するものである。設定情報は、設定値の情報を含み、設定値は複数、例えば6段階に分かれ、設定値毎に、遊技媒体の一例であるメダルの投入枚数に対する払出枚数の割合である、いわゆる出玉値を異ならせている。
設定情報管理手段310は、設定スイッチ90(図1及び図3)により設定された設定値を記憶するとともに、当該設定値を設定表示カウンタ91に表示させる。
(図4に示す乱数発生手段320)
乱数発生手段320は、乱数を発生させるものであり、例えばコンピュータプログラムを用いて作成させた、いわゆる「ソフト乱数」を用いている。なお、乱数として、ソフト乱数を例示したが、これに限定されず、電子回路やIC等を用いて作成させた、いわゆる「ハード乱数」を使用してもよい。
(図4に示す乱数取得手段330)
乱数取得手段330は、スタートスイッチ40の操作を契機として各種決定を実行するための乱数を取得するものである。乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を、スタートスイッチ40の操作を契機として抽出することで、乱数を取得している。
(図4に示す送信制御手段340)
送信制御手段340は、第2制御手段400に情報を送信するものである。
情報には、乱数取得手段330により取得された乱数に関する情報を少なくとも含む。
送信制御手段340から送信する送信情報は、上記乱数に関する情報のほか、次の情報を含む。
(1)設定情報
設定情報は、設定情報管理手段310が管理、若しくは記憶している「設定値」に関する情報である。
(2)投入情報
投入情報は、遊技媒体、例えばメダルの投入に関する情報であり、メダル検出センサ100によるメダルの検出情報及びマックスベットスイッチ34の操作情報を含む。メダル検出センサ100によるメダルの検出情報は、メダル検出センサ100のオン・オフ状態でもよいし、これをトリガーとして第1制御手段300側で投入枚数を計数し、計数した投入枚数に関する投入枚数情報を第2制御手段400に送信するようにしてもよい。
(3)スタート情報
スタート情報は、スタートスイッチ40の操作に関する情報である。スタート情報は、スタートスイッチ40の操作による開始信号(例えばフラグ)でもよいし、これに時間情報を含ませてもよい。
(4)ストップ情報
ストップ情報は、ストップスイッチ50の操作に関する情報である。ストップ情報は、3個のストップスイッチ50の個別の操作による各停止信号(例えばフラグ)でもよいし、これに操作順や時間情報を含ませてもよい。
(第2制御手段400)
第2制御手段400は、図5に示すように、受信制御手段410、クレジット管理手段415、役決定テーブル記憶手段420、役決定手段425、リール制御手段430、払出制御手段440、遊技状態制御手段445、演出状態制御手段450、各種カウンタ制御手段455、各種ランプ制御手段460の各手段を有する。手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段の全てを第2制御手段400が制御することなく、その一部を第1制御手段300側で制御してもよいし、或いは第1制御手段300と第2制御手段400とが共働して制御するようにしてもよい。
第2制御手段400は、図3に示すように、電源130が接続されている。また、第2制御手段400の入力側には、第1制御手段300等が接続されている。また、第2制御手段400の出力側には、リールユニット60、払出手段24、演出手段70としてのスピーカー72、画像表示部84、演出用ランプ78、各種カウンタ110及び各種ランプ120等がそれぞれ接続されている。
なお、第1制御手段300から送信される乱数により、第2制御手段400で役抽選を実行するようにしたが、乱数に対応した演出等のテーブルを第2制御手400が備え、第2制御手段400は取得した乱数により実行する演出等の各種抽選や決定を行ってもよいし、第1制御手段300は、乱数に対応した演出テーブル(例えば、リール演出やフリーズ演出)を備え、取得した乱数に基づく演出を行うとともに、演出テーブルによる演出の実行の間、次遊技の開始を制限してもよい。
(図5に示す受信制御手段410)
受信制御手段410は、第1制御手段300の送信制御手段340から送信された情報を、第2制御手段400において受信するものである。
なお、送信制御手段340から送信されてくる情報を、後述する所定契機で受信許可/不許可を切り替える。
(図5に示すクレジット管理手段415)
クレジット管理手段415は、第1制御手段300側から送信される、投入情報及びスタート情報、並びに後述する払出制御手段440により制御されるメダルの払い出しにもとづいて、メダルのクレジットの有無や枚数、当該枚数の増減を管理するものである。
(図5に示す役決定テーブル記憶手段420)
役決定テーブル記憶手段420は、役決定テーブルを記憶するものである。
役決定テーブルは、図17〜図20に示すように、乱数と役との関係を少なくとも規定するものである。役決定テーブルは、後述する遊技状態(図12参照)や演出状態(図13参照)に応じて複数設けられ、役決定テーブル記憶手段420に記憶されている。
(図5に示す役決定手段425)
役決定手段425は、乱数を役決定テーブルと照合し、役を決定するものである。役決定手段425は、役決定テーブル記憶手段420に記憶されている複数の役決定テーブルのうちから、現在の遊技状態や演出状態に応じて一つの役決定テーブルを選択し、当該役決定テーブルを用い、第1制御手段300から受信した乱数と照合し、役を決定している。
(リール制御手段430)
リール制御手段430は、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。
リール制御手段430は、図6に示すように、大別すると、各回転リール62の回転を開始させるための開始制御手段500と、各回転リール62の回転を停止させるための停止制御を行う停止制御手段510とを備えている。
なお、開始制御手段500及び停止制御手段510については後述する。
(図5に示す払出制御手段440)
払出制御手段440は、複数の回転リール62の停止表示される図柄61の組み合わせに基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定するとともに、当該払出量に基づいて、払出手段24を制御するものである。
(図5に示す遊技状態制御手段445)
遊技状態制御手段445は、図12に示す遊技状態を制御するためのものである。遊技状態には、図12に示すように、大別すると、(1)一般遊技、(2)ボーナス内部中遊技、(3)ボーナス遊技の3種類を設定している。なお、遊技状態として、3種類を例示したが、これに限定されず、複数種類有れば足り、例えば2種類或いは4種類以上設けてもよい。
(図5に示す演出状態制御手段450)
演出状態制御手段450は、図13に示す演出状態を制御するためのものである。演出状態は、図13に示すように、大別すると、(1)通常遊技(非AT状態)、(2)有利遊技(AT状態)の2種類を設定している。なお、演出状態として、2種類を例示したが、これに限定されず、複数種類有れば足り、例えば3種類以上設けてもよい。
(図5及び図10に示す各種カウンタ制御手段455)
各種カウンタ制御手段455は、各種カウンタ110の表示を制御するものである。
各種カウンタ110には、図10に示すように、クレジットカウンタ111、ペイアウトカウンタ112を有し、ペイアウトカウンタ112は、機器のエラーコードを表示するエラーコード表示カウンタを兼用している。
(図5及び図11に示す各種ランプ制御手段460)
各種ランプ制御手段460は、各種ランプの点灯・消灯(点滅を含む。)等の表示を制御するものである。
各種ランプには、図11に示すように、図11に示すように、投入口ランプ39、ベットランプ35、スタートランプ41、ストップランプ51を有する。
(図6の開始制御手段500)
停止制御手段500は、遊技者によるスタートスイッチ40の操作により、全回転リール62の回転を開始させ、予め定めた所定の回転速度に到達した状態で、当該回転速度を維持するように設定されている。
(図6に示す停止制御手段510)
停止制御手段510は、役決定手段425による役決定結果(役抽選結果)と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置(ストップスイッチ50の停止操作タイミング)とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。
なお、停止制御手段510は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。
停止制御手段510による処理は、後述する図14に示すステップS13〜ステップS17、並びに図27〜図30に示すフローチャートに行われる。
停止制御手段510には、図6に示すように、大別すると、停止テーブル記憶手段520、テーブル選択手段530、及びリール停止処理手段540を備える。なお、停止テーブル記憶手段520、テーブル選択手段530、及びリール停止処理手段540については後述する。
(図6及び図7に示す停止テーブル記憶手段520)
停止テーブル記憶手段520は、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置(図柄番号(コマ番号)による操作位置)に応じた回転リール62の停止位置に関する情報(具体的には、滑りコマ数)を定めた複数の停止テーブル560を予め記憶しているものである。
停止テーブル記憶手段520は、図7に示すように、停止テーブル560(具体的には、単一の停止テーブル560として「00」、「01」、「02」、・・・等、図25参照)を複数個有している停止データテーブル550を記憶しているものである(図25参照)。
各停止テーブル560には、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄番号と、各回転リール62の中段からの滑りコマ数(具体的には、0、1、2、3等)とが記憶されている(図25参照)。
(図6及び図8に示すテーブル選択手段530)
テーブル選択手段530は、複数の停止テーブル560から使用する単一の停止テーブル560を選択するものである。
テーブル選択手段530は、役決定結果(役抽選結果)と、停止操作が行われた回転リール62とに対応する特定値(具体的には、コントロールワード(CW))を取得し、この特定値に基づいて、最終的には、単一の停止テーブル560を選択するものである。
テーブル選択手段530には、図8に示すように、特定値取得手段600、ポインタ決定手段610、分岐処理決定手段620、非同一ポインタ格納テーブル記憶手段630及びポインタ演算手段640と、を備える。なお、特定値取得手段600、ポインタ決定手段610、分岐処理決定手段620、非同一ポインタ格納テーブル記憶手段630及びポインタ演算手段640については後述する。
テーブル選択手段530について更に説明すると、分岐処理において新たな特定値(CW)が設定された場合には、ポインタ決定手段610により新たな特定値(CW)と停止操作が行われた回転リール62とに基づいて新たなポインタが決定され、この新たなポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
分岐処理において、新たなポインタが決定された場合には、この新たなポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
分岐処理において単一の停止テーブル560が選択された場合には、リール停止処理手段540により、その選択された単一の停止テーブル560を用いて停止処理が行われる。
すなわち、テーブル選択手段530は、特定値取得手段600により取得された特定値と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、ポインタ決定手段610及び分岐処理決定手段620を介して、単一の停止テーブル560を決定する。
(図6に示すリール停止処理手段540)
リール停止処理手段540は、テーブル選択手段530が選択した単一の停止テーブル560を用いて回転リール62の停止処理を行うものである。
(図8に示す特定値取得手段600)
特定値取得手段600は、役決定結果(役抽選結果)と第1番目に停止操作(第1停止操作)が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)を取得するものである。
特定値取得手段600は、役決定結果(役抽選結果)(具体的には、FPH(役物の成立を示すフラグポインタ。なお、ここで役物とは小役の入賞を容易にするものであってSBやRBB等が含まれる。)及びFPL(小役を含めた当選役を表すフラグポインタ))と、第1停止操作が行われた回転リール62(左リール64、中リール66、右リール68)とに対応する特定値(CW)を記憶した特定値取得テーブルを有している(図21参照)。
なお、CW、FPH及びFPLは、16進数の数値により示されているものである。また、ここで、FPHは、複数の特別役としての役物SBの各SBの抽選結果に対応するパラメータとしての抽選フラグ値として用いられる。
特定値取得手段600は、この特定値取得テーブルを用いて、役決定結果(役抽選結果)と、第1停止操作の回転リール62とにより、特定値(CW)を取得する(図21参照)。
なお、本実施の形態では、特定値(CW)は、図21では、a1、a2、a3、b1,・・等と表示されているが、具体的には、16進数からなる数値である。もちろん、特定値は、これらの16進数の数値に限定されるものではなく、所定の順番に並ぶ数値や、記号であれば、他の数値や、記号等であってもよいものである。
(図8に示すポインタ決定手段610)
ポインタ決定手段610は、特定値(CW)及び停止操作が行われた回転リール62に基づいて予め定めたポインタを決定するものである。
ポインタ決定手段610には、図8及び図9に示すように、ポインタ決定テーブル650を備える。なお、ポインタ決定テーブル650については後述する。
ポインタ決定手段610は、特定値取得手段600により取得された特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62(左リール64、中リール66、右リール68)とに基づいて、予め定めたポインタを記憶しているポインタ決定テーブル650(図22)を有している。ポインタ決定手段610は、このポインタ決定テーブル650を用いて、特定値取得手段600により取得された特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62(左リール64、中リール66、右リール68)とに基づいて、予め定めたポインタを決定する(図22参照)。
本実施の形態では、このポインタも、16進数からなる数値により形成されているが、もちろん、ポインタは、これらの16進数の数値に限定されるものではなく、他の数値や、記号であってもよいものである。
このポインタ決定手段610が決定するポインタは、その数値範囲により4つに分類される。具体的には、ポインタは、その数値(16進数)範囲が0〜15(0以上且つ15以下)である停止テーブルポインタ(BTRP)と、その数値範囲が16〜4F(16以上且つ4F以下)である移行判定ポインタ(BTRG)と、その数値範囲が50〜FE(50以上且つFE以下)である特定ポインタ(この特定ポインタは最終的には新たな特定値CWとして設定される)と、その数値範囲がFFのみからなる共通記号の4つに分類される。
(図8に示す分岐処理決定手段620)
分岐処理決定手段620は、ポインタ決定手段610により決定されたポインタに基づいて特定値として新たな特定値を設定するか又は単一の停止テーブル560を選択するか等の複数の分岐処理の中から、いずれかの分岐処理を決定するものである。
分岐処理決定手段620は、ポインタ決定手段610により決定されたポインタに基づいて、複数の分岐処理(具体的には4つ)の中から、いずれかの分岐処理を決定する(図29のステップS41参照)。
また、分岐処理決定手段620は、後述する移行判定値(「0」又は「1」のビット)に基づいて、移行する場合の処理及び移行しない場合の処理のいずれかの処理を決定する(図29のステップS45参照)。
分岐処理決定手段620が決定する分岐処理には、第1分岐処理と、第2分岐処理と、第3分岐処理と、第4分岐処理との4つからなる。
分岐処理決定手段620は、ポインタ決定手段610により決定されたポインタ(16進数)の数値が、50以上且つFE以下である場合には、第1分岐処理を選択する。このときのポインタの名称は、特定ポインタ(最終的には新たな特定値CW)となる。
第1分岐処理では、ポインタ決定手段610により決定されたポインタ(特定ポインタ)が新たな特定値(CW)として設定され、この新たな特定値(CW)に基づいてポインタ決定手段610によりポインタ決定テーブル650(図22参照)を用いて新たなポインタが決定され、この新たなポインタに基づいて同様の分岐処理が繰り返される。
また、分岐処理決定手段620は、ポインタ決定手段610により決定されたポインタ(16進数)の数値が、0以上且つ15以下である場合には、第2分岐処理を選択する。このときのポインタの名称は、停止テーブルポインタ(BTRP)となる。
第2分岐処理では、ポインタ決定手段610により決定されたポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に基づいて停止データテーブル(図25参照)を用いて単一の停止テーブル560が選択される。
また、分岐処理決定手段620は、ポインタ決定手段610により決定されたポインタ(16進数)の数値が、16以上且つ4F以下である場合には、第3分岐処理を選択する。このときのポインタの名称は、移行判定ポインタ(BTRG)となる。
第3分岐処理では、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置が取得され、この図柄位置及びポインタ決定手段610により決定されたポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))を用いて移行判定データテーブル(図24参照)により特定値を新たな特定値に移行するか否かの判定、いわゆる特定値移行判定が行われる。
ここで、分岐処理決定手段620は、分岐処理を行うために移行判定関連テーブル(図23参照)と、移行判定データテーブル(図24参照)との2つのテーブルを有している。
移行判定関連テーブル(図23参照)は、移行判定ポインタ(BTRG)と、特定値を新たな特定値に移行させるか否かの判定(特定値移行判定)の結果、特定値を新たな特定値に移行させる場合に用いる移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)との関係を示すものである。分岐処理決定手段620は、移行判定関連テーブルを用いて、移行判定ポインタ(BTRG)における移行テーブルポインタ(移行P)と、移行判定ポインタ(BTRG)における停止テーブルポインタ(BTRP)とを取得する。
移行判定データテーブル(図24参照)は、ストップスイッチ50を停止操作したときの図柄番号(図柄位置)と、移行判定関連テーブル(図23参照)により採取された移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値(「0」又は「1」)を示すものである。
ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「0」の場合は、特定値を新たな特定値に移行させる。具体的には、特定値(CW)が現在の特定値(CW)の値に「1」加算した値に更新される(書き換えられる)。
ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「1」の場合は、特定値を新たな特定値に移行させない。
この第3分岐処理において特定値移行判定の結果、特定値を新たな特定値に移行する場合には、この新たな特定値に基づいてポインタ決定手段610により新たなポインタが決定され、この新たなポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
具体的には、特定値移行判定の結果、特定値を新たな特定値に移行する場合(移行判定データテーブルで移行判定値として「0」が成立している場合)には、現在の特定値(CW)に所定の数値(具体的には、「1」)を加算した値が新たな特定値(CW)として設定され、当該新たな特定値(CW)に基づいて、ポインタ決定手段610により新たなポインタが決定され、このポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
一方、第3分岐処理では、特定値移行判定の結果、特定値を新たな特定値に移行しない場合(移行判定データテーブルで移行判定値として「1」が成立している場合)には、ポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))を別のポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に書き換え、当該別のポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))を用いて決定された単一の停止テーブル560が使用される。
第4分岐処理では、ポインタ決定手段610により決定されたポインタが後述する非同一部の共通記号FFである場合に、後述する非同一ポインタ格納テーブル(図26参照)を用いて新たなポインタが決定される(具体的には、新たなポインタに書き換えられる)。
この第4分岐処理において非同一部の共通記号FFが非同一ポインタ格納テーブルを用いて新たなポインタに書き換えられた場合、この新たなポインタに基づいて、さらに同様の分岐処理が繰り返されるように形成されている。
(図8に示す非同一ポインタ格納テーブル記憶手段630)
非同一ポインタ格納テーブル記憶手段630は、後述する非同一ポインタ格納テーブルを記憶するものである。
前記非同一ポインタ格納テーブル記憶手段630は、第4分岐処理において用いるものであって、後述する非同一ポインタ格納テーブル(図26参照)を有するものである。
図26に示す非同一ポインタ格納テーブルでは、全てのポインタの数値が表示されているが、実際には、一部のデータのみ記憶し、他の残りのデータは、後述するポインタ算出手段590により、所定の算出式を用いて算出しているものである。
各SBにおける抽選フラグ値(FPH)と、各ポインタとが所定の規則で並んでいる場合に当該所定の規則を利用してデータを圧縮しているものである。なお、所定の規則通りにポインタの数値を並ばせることができないもの(データ圧縮できないもの)は、当該数値をそのまま格納している。
複数の特別役としての役物SBの各SBの抽選結果に対応するパラメータとして16進数からなる抽選フラグ値(FPH)が設けられている(図26参照)。
非同一ポインタ格納テーブルでは、複数のSBの中にポインタの基準となる基準役が設けられている。本実施の形態では、具体的には、抽選フラグ値(FPH)として「05」(16進数)の1個が基準役として設けられている。この基準役は、各ポインタが所定の規則で並んでいる複数の抽選フラグ値(FPH)における基準となるものである。
具体的には、非同一ポインタ格納テーブルの上述したようなデータ圧縮ができる領域では、複数のSBの各抽選フラグ値(FPH)と、基準役における停止操作した回転リール62毎のポインタとが予め記憶され、基準役以外の各SBにおけるポインタは、後述するポインタ演算手段640により停止操作した回転リール62毎の算出式により算出されるように形成されている。すなわち、データ圧縮ができる領域では、基準役以外は、それらの回転リール62毎のポインタは基準役のポインタと、FPH(具体的には後述するFPH差)とから算出できるように設定されている。もちろん、データ圧縮を考慮する必要がないような場合には、このような処理をせずに当初より全てのポインタのデータを記憶させるようにしてもよい。
もちろん、基準役の設定は、これに限定されるものではない。データ圧縮のために便宜上、上述したように設けてあるもので、基準役を他のFPH(例えば、規則的に並んだ複数のFPHの途中や、規則的に並んだ複数のFPHの最後等の数値)を用いて、算出式を適当に調整することで、他のポインタを算出するようにしてもよいものである。
前記ポインタ演算手段640は、第4分岐処理において用いる非同一ポインタ格納テーブルに格納されている一部のポインタのデータから、所定の算出式を用いて、他のポインタを算出するものである。
(図8に示すポインタ演算手段640)
ポインタ演算手段640は、非同一ポインタ格納テーブルの一部のポインタから他のポインタを算出するためのものである。
ポインタ演算手段640は、第4分岐処理において、各停止操作した回転リール62毎に、各SBの抽選フラグ値(FPH)と基準役の抽選フラグ値(FPH)との差(FPH差)を所定の算出式(具体的には、L:左リール64の場合に前記FPH差を10(16進数)で割った商を算出する式、C:中リール66の場合に前記FPH差を4(16進数)で割り、その商を更に4(16進数)で割った余りを算出する式、R:右リール68の場合に前記FPH差を4(16進数)で割った余りを算出する式)に代入して算出した値に、基準役のポインタ(具体的には、基準役のFPH「05」のL「19」、C「15」、R「15」)(16進数)を加算することで、各特別役のポインタを算出するものである(図30参照)。
ポインタ演算手段640は、非同一ポインタ格納テーブルに記憶した複数のSBの各抽選フラグ値(FPH)と、基準役における停止操作した回転リール62毎のポインタとを用いて、基準役以外のSBにおけるポインタの数値を、停止操作した回転リール62毎の算出式により算出する。
具体的には、第4分岐処理において、ポインタ演算手段640は、現在の遊技状態であるSBの抽選フラグ値(FPH)から基準役の抽選フラグ値(FPH「05」)を減算し、FPH差を算出する。
ポインタ演算手段640は、停止操作した回転リール62が左リール64の場合は、FPH差を10(16進数)で割った商と、基準役のポインタとを加算し、この加算した値を新たな移行判定ポインタ(BTRG)とする。
ポインタ演算手段640は、停止操作した回転リール62が中リール66の場合は、FPH差を4(16進数)で割り、その商を更に4(16進数)で割った余りと、基準役のポインタとを加算し、この加算した値を新たな移行判定ポインタ(BTRG)とする。
ポインタ演算手段640は、停止操作した回転リール62が右リール68の場合は、FPH差を4(16進数)で割った余りと、基準役のポインタとを加算し、この加算した値を新たな移行判定ポインタ(BTRG)とする。
第4分岐処理では、この新たな移行判定ポインタ(BTRG)により、再度、分岐処理決定手段620による分岐処理が繰り返されるように形成されている(図29、図30参照)。
(図7に示す停止テーブル560)
図7を用いて、停止テーブル560について説明する。
リール停止処理手段540は、テーブル選択手段530が選択した単一の停止テーブル560を用いて回転リール62の停止処理を行うためのものであり、具体的には、単一の停止テーブル560に記載されている滑りコマ数(具体的には停止操作したタイミングにおける図柄番号の位置の滑りコマ数)だけ、回転リール62を回転させて、その後、回転を停止させるものである。
(図9に示すポインタ決定テーブル650)
ポインタ決定手段610に記憶されているポインタ決定テーブル650(図22参照)には、図9に示すように、共通テーブル部670及び非共通テーブル部660を備える。
共通テーブル部670は、複数の特別役のポインタを決定するために前記複数の特別役の中の1つを共通の特別役として定めたものである。
非共通テーブル部660は、共通テーブル部670以外からなるものである。
共通テーブル部670は、複数の特別役の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応するポインタのデータを、代表して1つの特別役のデータとして纏めているものである。
共通テーブル部670は、複数の特別役間で対応するポインタ同士が同一となり、当該ポインタを格納する同一部680と、複数の特別役間で対応するポインタ同士の一部が非同一になり、ポインタの代わりに共通の記号(共通記号FF)を格納する非同一部690とを備えている(図22参照)。
ここで、テーブル選択手段530は、役決定結果(役抽選結果)、複数の特別役としての役物SB(SB1〜SB64)の中のいずれかのSBに当選したとき、特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応するポインタ決定テーブル650の箇所が、同一部680である場合には、この同一部680に格納されているポインタに基づいて単一の停止テーブル560を選択し、また、特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応するポインタ決定テーブル650の箇所が、非同一部690である場合には、非同一ポインタ格納テーブルを用いてポインタを決定し、当該ポインタに基づいて単一の停止テーブル560を選択するように形成されている。
(図12に示す遊技状態の説明)
図12は、遊技状態の一例を示すものである。遊技状態は、図3及び図5に示す第2制御手段400の遊技状態制御手段445により制御される。
遊技状態としては、大別すると、「一般遊技」、「ボーナス遊技」(RB)、「ボーナス内部中遊技」(RBF)が含まれる。
(一般遊技)
一般遊技は、ボーナス遊技及びボーナス内部中遊技以外の遊技状態である。
一般遊技には、次の遊技状態が含まれる。
(1)ノーマル状態(RT0)
ノーマル状態は、遊技機10の電源投入直後に移行するとともに、シングルボーナス状態終了後に移行する遊技状態である。
(2)シングルボーナス状態(SB)
シングルボーナス状態は、ノーマル状態と互いに移行可能なものであり、ノーマル状態と遊技状態を異にする。
本実施の形態では、「シングルボーナス状態」は、ノーマル状態において、シングルボーナス役に当選し、且つシングルボーナス図柄61が表示されると移行し、1G(ゲーム)を消化すると終了し、ノーマル状態に移行する。シングルボーナス役は、持ち越し役であるボーナス役と異なり、持ち越せない1G限りの役である。
(ボーナス遊技)
ボーナス遊技(RB)は、一般的には、入賞となる図柄組み合わせ(小役)の数を増加させたり、或いは小役の当選確率を上昇させたりすることで、小役の入賞を容易にする遊技状態である。本実施の形態では、ボーナス遊技(RB)は、ボーナス中は特定の役(例えば後述する全役A、Bのみ)だけが当選し、いわゆる「レギュラーボーナス」(RB、第一種特別役物)が実行される。
本実施の形態では、一般遊技においてボーナス役に当選すると、当該ボーナス役は次遊技以降に持ち越せる役であるため、一般遊技からボーナス内部中遊技に移行する。移行後、ボーナス内部中遊技において、「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されると、当該ボーナス内部中遊技から「ボーナス遊技」に移行する。「ボーナス遊技」においては、例えば所定枚数のメダルを払い出すと、終了し、「通常遊技」(ノーマル状態)に移行する。
なお、一般遊技においてボーナス役に当選し、且つ「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されると、当該一般遊技から「ボーナス遊技」に直接移行する場合もある。
また、「ボーナス遊技」として、「RB」を例示したが、これに限定されず、いわゆるチャレンジ・ボーナス(CB、第二種特別役物)でもよい。チャレンジ・ボーナス(CBは、全ての小役を当選状態にすることで小役の入賞を容易にする遊技状態である。
さらに、「ボーナス遊技」の終了条件として、メダル数を例示したが、これに限定されず、例えば遊技回数、セット数或いはポイント数等でもよい。
(ボーナス内部中遊技)
ボーナス内部中遊技(RBF)は、ボーナス役に当選、すなわちボーナス役のフラグが立った状態の遊技状態である。
ボーナス内部中遊技は、一般遊技においてボーナス役に当選すると移行し、当該ボーナス内部中遊技において、「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されると、当該ボーナス内部中遊技からボーナス遊技に移行する。
(図13に示す演出状態の説明)
図13は、演出状態の一例を示すものである。演出状態は、図3及び図5に示す第2制御手段400の演出状態制御手段450により制御される。
演出状態は、大別すると、AT状態である有利遊技と、AT状態でない、非AT状態である通常遊技とが含まれる。
有利遊技(AT状態)には、AT通常であるAT中通常遊技と、特殊状態であるAT中ボーナス遊技とが含まれている。
通常遊技(非AT状態)には、通常時通常遊技と、通常時ボーナス遊技とが含まれている。
「AT状態」は、ストップスイッチ50の押し順を報知する遊技状態であり、後述する「非AT状態」と比較し、押し順の報知が発生しやすい遊技状態であり、「AT中」ともいう。
「非AT状態」は、「AT状態」とは異なり、ストップスイッチ50の押し順の報知が発生しづらい遊技状態、又は発生しない遊技状態であり、本実施の形態の説明においては「通常時」ともいう。
(通常時通常遊技)
通常時通常遊技は、「非AT状態」における通常遊技の状態である。
通常時通常遊技において、ボーナス役に当選し、且つ「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されると、通常時ボーナス遊技に移行する。
また、通常時通常遊技において、「AT状態」への移行が決定され、数ゲームの前兆遊技を消化した後、次遊技よりAT中通常遊技に移行する。なお、前兆遊技数が「0」の場合には、「前兆遊技」を経由せずに、AT中通常遊技に即時移行する。
(通常時ボーナス遊技)
通常時ボーナス遊技は、「非AT状態」におけるボーナスの状態である。
通常時ボーナス遊技は、例えば所定枚数のメダルを払い出すと、終了し、通常時通常遊技に移行する。
なお、通常時ボーナス遊技の終了条件として、メダル数を例示したが、これに限定されず、例えば遊技回数、セット数或いはポイント数等でもよい。
また、通常時ボーナスにおいて、当該ボーナス中のAT抽選により「AT状態」への移行が決定された場合に、決定された当該ボーナスにおいて報知された後、或いは報知を経ずに、当該ボーナス終了後、AT中通常遊技に移行する。
(AT中通常遊技)
AT中通常遊技は、「AT状態」における通常遊技の状態である。
AT中通常遊技は、ゲーム数で管理され、所定のゲーム数を消化すると、終了し、通常時通常遊技に移行する。なお、所定のゲーム数の消化後、継続抽選によりAT状態を継続するようにしてもよい。また、AT状態の終了をゲーム数で管理したが、これに限定されず、セット数、メダル払出枚数、ポイント数等で管理するようにしてもよい。
また、AT中通常遊技において、ボーナス役に当選し、且つボーナス図柄61が表示されると、AT中ボーナス遊技に移行する。
(AT中ボーナス遊技)
AT中ボーナス遊技は、「AT状態」の遊技(AT中通常遊技)中にボーナス当選し、「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示され、ボーナス遊技に移行した状態である。本実施の形態では、ボーナス当選すると、「AT状態」を一旦、中断させて、「ボーナス内部中遊技」に移行し、当該「ボーナス内部中遊技」において「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されると「ボーナス遊技」に移行する。「ボーナス遊技」自体は「AT状態」と関係がなく、「ボーナス遊技」は第2制御手段400側の役決定結果(役抽選結果)に当選して、「ボーナス遊技」の移行に対応した図柄61が表示されることで、次遊技からボーナス遊技用の抽選テーブルを用いた「ボーナス遊技」が開始される。
AT中ボーナス遊技は、例えば所定枚数のメダルを払い出すと、終了し、AT中通常遊技に移行する。
なお、AT中ボーナス遊技の終了条件として、メダル数を例示したが、これに限定されず、例えば遊技回数、セット数或いはポイント数等でもよい。
(図14に示す遊技の流れの説明)
図14は、遊技の流れの一例を示すものである。
まず、メダル投入後のスタートスイッチ40の操作(レバー・オン)を契機として、ステップS10に進み、乱数取得を実行する。乱数取得は、第1制御手段300の乱数取得手段330(図4)により実行される。取得された乱数は、当該第1制御手段300の送信制御手段340(図4)を介して、第2制御手段400の受信制御手段410(図5)に送信され、次のステップS11以降の処理は、第1制御手段300から送信された乱数に従って第2制御手段400において処理される。
なお、図31を用いて後述するが、再遊技役や特殊役の場合には、第1制御手段300においても判断させてもよい。
ステップS10の終了後、次のステップS11に進み、取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行される。役決定テーブルの選択は、第2制御手段400の役決定手段425(図5)により実行される。具体的には、役決定手段425は、役決定テーブル記憶手段420に記憶されている複数の役決定テーブルのうちから、現在の遊技状態や演出状態に応じて一つの役決定テーブルを選択している。
ステップS11の終了後、次のステップS12に進み、役の決定が実行される。役の決定は、第2制御手段400の役決定手段425(図5)により実行される。具体的には、役決定手段425は、先のステップS11において選択された一つの役決定テーブルを用い、第1制御手段300から受信した乱数と照合し、役を決定している。当該ステップS12から先のステップS10迄を「役抽選」と総称する。
ステップS12の終了後、3個のストップスイッチ50のうち、最初に操作(第1停止)されたストップスイッチ50の操作を契機として、次のステップS13に進み、決定された役にもとづく、特定値(CW)の取得が実行される。特定値(CW)の取得は、第2制御手段400のリール制御手段430(図6に図示の特定値取得手段600)により実行される。
ステップS13の終了後、次のステップS14に進み、取得した特定値(CW)及び停止操作リールに対応した停止テーブルの選択が実行される。停止テーブルの選択は、第2制御手段400のリール制御手段430(図6に示すテーブル選択手段530)により実行される。
ステップS14の終了後、次のステップS15に進み、3個の回転リール62のうち、第1停止に対応した第1停止操作リールの停止が実行される。第1停止操作リールの停止は、第2制御手段400のリール制御手段430(図6に示すリール停止処理手段540)により実行される。
ステップS15の終了後、3個のストップスイッチ50のうち、残る2個のストップスイッチ50のうち二番目に操作(第2停止)されたストップスイッチ50の操作を契機として、次のステップS16に進み、取得した特定値(CW)及び停止操作リールに対応した停止テーブルの選択が実行される。特定値(CW)の取得は、第2制御手段400のリール制御手段430(図6に示す特定値取得手段600)により実行される。
ステップS16の終了後、次のステップS17に進み、3個の回転リール62のうち、第2停止に対応した第2停止操作リールの停止が実行される。第2停止操作リールの停止は、第2制御手段400のリール制御手段430(図6に示すリール停止処理手段540)により実行される。
なお、同様に、3個のストップスイッチ50のうち、残る1個のストップスイッチ50の操作(第3停止)されたストップスイッチ50の操作を契機として、次のステップS16に進み、特定値(CW)の取得後、第3停止に対応した第3停止操作リールの停止が実行される。
ここで、ステップS17から先のステップS13迄を「リール停止制御」と総称する。
第3停止操作リールの停止後、ステップS17から次のステップS18に進み、取得した特定値(CW)にもとづく、メダルの払出枚数が決定される。メダルの払出枚数の決定は、第2制御手段400の払出制御手段440(図5)により実行される。
ステップS18の終了後、次のステップS19に進み、メダルの払い出しが実行される。メダルの払い出しは、第2制御手段400の払出制御手段440(図5)により制御され、当該第2制御手段400に接続された払出手段24により実行される。
ここで、ステップS19から先のステップS18迄を「払出制御」と総称する。
(図14に示す主要なステップの詳細な説明)
次に、図14に示す遊技の流れのステップS10、ステップS11、及びステップS17〜S19の詳細について、説明する。
まず、ステップS10では、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば4.1秒))経過)に移行後、スタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶すると共に、記憶した乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報を、送信制御手段340を介して、第2制御手段400に送信し続ける。
次に、ステップS11では、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過、全回転リール62の停止、且つ前回の遊技で払出が行われた場合は払出処理終了)に移行後に、第1制御手段300から送信される乱数等の信号の受信を有効にし、取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行されると共に、第1制御手段300から送信される乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報の受信を無効にする。
なお、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶する構成としたが、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から(例えば、4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出する毎に乱数を取得して記憶すると共に、スタートスイッチ40の操作に関する情報と共に送信するようにしてもよい。この場合、ステップS11で第1制御手段300から送信される乱数等の信号の受信を有効にした後、最初に受信した取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行されると共に、第1制御手段300から送信される乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報の受信を無効にする。
次に、ステップS17〜S19では、メダルの払出がない場合は、遊技可能な状態(例えば
、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過するとマックスベットスイッチのランプ120を点灯させ、メダルの払出がある場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、且つ当該遊技の払出処理終了)に移行後にマックスベットスイッチのランプ120を点灯させ、第1制御手段300から送信されるマックスベットスイッチ34の操作に関する情報の受信を有効にする。
なお、当該遊技で再遊技役に当選していた場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にスタートスイッチ40のランプ41を点灯させ、第1制御手段300から送信されるスタートスイッチ40の操作に関する受信を許容するが、マックスベットスイッチ34の操作に関する情報の受信を無効にする。
なお、遊技可能な状態や所定時間はこれに限定されるものではない。
(図15に示す役の種類の一覧表の説明)
図15は、役の種類の一覧表の一例を示すものである。
(役名)
役の種類は、次の通りである。なお、役の種類は、次の(1)〜(16)に限定されない。
(1)HZ(ハズレ)
「FP」は、役の識別のためのコードを意味する。「FP」は、具体的には、「FPH」と、「FPL」とから構成される。「FPH」は、役物の成立を示すフラグポインタを意味する。なお、ここで、役物とは、小役の入賞を容易にするものであって、SBやRBB等が含まれる。「FPL」は、小役を含めた当選役を表すフラグポインタを意味する。「HZ」等は、「役ラベル」を示すものである。
「HZ」は、いずれの役にも当選しない場合、すなわち「非当選」の場合をいう。
(2)HZ+RB1〜4(単独ボーナス)
「HZ+RB1〜4」は、「ハズレ」と「ボーナス」(RB)とが同時に当選している場合を意味し、いわゆる「重複当選役」である。
「HZ+RB1〜4」は、(a)「HZ+RB1」、(b)「HZ+RB2」、(c)「HZ+RB3」、(d)「HZ+RB4」の4種類が存在する。
なお、図15において、「+」の記号がついているものは、「重複当選役」であり、それ以外はいわゆる「単独当選役」に該当する。
(3)SB1〜64(SB)
「SB1〜64」は、「SB1」、「SB2」、「SB3」のように、「SB」役が64種類存在することを意味する。
「SB」(シングルボーナス状態)には、「SB揃い」と、「SBこぼし」との場合が含まれる。「SB揃い」は、「SB」役に当選した場合に、当該役に対応する図柄61の組み合わせを遊技者が停止表示できた場合をいう。「SBこぼし」は、「SB」役に対応する図柄61の組み合わせを遊技者が停止表示できなかった場合をいう。
(4)NRP(通常リプ)
「通常リプ」中の「リプ」の文字は、「リプレイ」(再遊技)の略語である。「リプレイ」(再遊技)は、「リプレイ役」(再遊技役)に当選すると、次回の遊技をメダルの投入をすることなしに実行できる遊技状態をいう。
(5)CHRP(チェリーリプ)
「チェリーリプ」は、「チェリー」の図柄61を主体として「リプレイ」(再遊技)の役であることを意味する。
(6)CHRP+RB1〜4(チェリーリプ+ボーナス)
「CHRP+RB1〜4」は、「チェリーリプ」と「ボーナス」(RB)とが同時に当選している場合を意味し、いわゆる「重複当選役」である。
「CHRP+RB1〜4」は、(a)「CHRP+RB1」、(b)「CHRP+RB2」、(c)「CHRP+RB3」、(d)「CHRP+RB4」の4種類が存在する。
(7)WMRP(スイカリプ)
「WMRP」は、「スイカ」の図柄61を主体とした「リプレイ」(再遊技)の役であることを意味する。
(8)WMRP+RB1〜4(スイカリプ+ボーナス)
「WMRP+RB1〜4」は、「スイカリプ」と「ボーナス」(RB)とが同時に当選している場合を意味し、いわゆる「重複当選役」である。
「WMRP+RB1〜4」は、「CHRP+RB1〜4」の場合と同様に、4種類存在する。
(9)SPA(チャンス目Aリプ)
「チャンス目Aリプ」は、先に説明した「通常リプ」とは別の「リプレイ」で、いわゆる「特殊リプレイ」を意味する。「チャンス目Aリプ」中の「A」の文字は、「特殊リプレイ」が「A」、「B」の2種類あり、その前者であるという意味である。
「特殊リプレイ」の役に当選すると、AT移行抽選が実行されたり、AT中に当選すれば上乗せ抽選が実行されたりする場合もあり、そのほか遊技のモード移行抽選が行われる使われ方が一般的である。
(10)SPA+RB1〜4(チャンス目Aリプ+ボーナス)
「SPA+RB1〜4」は、「チャンス目Aリプ」と「ボーナス」(RB)とが同時に当選している場合を意味し、いわゆる「重複当選役」である。
なお、重複当選役の入賞については、停止する優先順位は予め決まっており、成立役、停止操作タイミングに応じて、優先順位に従って決定される。
優先順位は、「リプレイ>小役>ボーナス>ハズレ」の順である。
「SPA+RB1〜4」は、「CHRP+RB1〜4」の場合と同様に、4種類存在する。
(11)SPB(チャンス目Bリプ)
「チャンス目Bリプ」は、「チャンス目Aリプ」と異なる「特殊リプレイ」を意味する。
(12)SPB+RB1〜4(チャンス目Bリプ+ボーナス)
「SPB+RB1〜4」は、「チャンス目Bリプ」と「ボーナス」(RB)とが同時に当選している場合を意味し、いわゆる「重複当選役」である。
「SPB+RB1〜4」は、「CHRP+RB1〜4」の場合と同様に、4種類存在する。
(13)BEA1〜BEA6(押し順A(押し順A正解(15枚)、押し順A不正解(1枚)))
「BEA1〜BEA6」は、「ベル」の図柄61を主体とした「小役」であり、押し順によりメダルの払出枚数を異ならせている。「押し順A」中の「A」の文字は、「押し順」役が「A」、「B」の2種類あり、その前者であるという意味である。
「BEA1〜BEA6」は、「BEA1」、「BEA2」、「BEA3」のように、「押し順A」役が6種類存在することを意味する。
「押し順A」には、「押し順A正解(15枚)」と、「押し順A不正解(1枚)」との場合が含まれる。「押し順A正解(15枚)」は、「押し順A」役の当選ととともに決定された押し順と、遊技者の押し順とが一致した場合を「正解」とし、このとき、役に対応する図柄61の組み合わせを停止表示できた場合には、「15枚」のメダルが払い出される。「押し順A不正解」(1枚)は、「押し順A」役の当選ととともに決定された押し順と、遊技者の押し順とが不一致の場合を「不正解」とし、このとき、役に対応する図柄61の組み合わせを停止表示できた場合には、「1枚」のメダルが払い出される。
(14)BEB1〜BEB6(押し順B(押し順B正解(15枚)、押し順B不正解(1枚))
「押し順B」は、「押し順A」と異なる「押し順」役を意味する。
「BEB1〜BEB6」は、「BEA1〜BEA6」の場合と同様に、「押し順B」役が6種類存在することを意味する。
押し順Bには、「押し順B正解(15枚)」と、「押し順B不正解(1枚)」との場合が含まれる。なお、押し順とメダルの払出枚数との関係は、「押し順A」の場合と同様である。
(15)ALL1(全役A)
「全役A」は、ボーナス中(ボーナス遊技(RB)中、シングルボーナス状態(SB)中)のみ成立する役であり、押し順に関係なく、当該成立した役に入賞する。「全役A」中の「A」の文字は、「全役」が「A」、「B」の2種類あり、その前者であるという意味である。
(16)ALL2(全役B)
「全役B」は、「全役A」と異なる「全役」を意味する。
(役の成立状態)
役の成立状態は、図12に示す遊技状態にあわせて4個に区分されている。丸の記号は、役が含まれている場合を示し、バツの記号は役が含まれていない場合を示している。
(ノーマル状態(RT0))
「ノーマル状態」(RT0)には、上記(1)〜(14)の役が含まれ、(15)及び(16)の役が除かれている。
(ボーナス内部中状態(RBF))
「ボーナス内部中状態」(RBF)には、上記(1)、(4)、(5)、(7)、(9)、(11)、(13)及び(14)の役が含まれる。
但し、(14)については、「押し順正解(15枚)」のみが含まれ、「押し順不正解(1枚)」が除かれている。また、「ボーナス内部中状態」では、(5)の「押し順不正解(1枚)」のほか、(2)、(3)、(6)、(8)、(10)、(12)(15)、(16)の役が除かれている。
(シングルボーナス状態(SB))
「シングルボーナス状態」(SB)には、上記(1)〜(12)、(15)及び(16)の役が含まれ、(13)及び(14)の役が除かれている。
このため、押し順により、遊技者が獲得できるメダル枚数が左右されることがない。なお、「シングルボーナス状態」(SB)では、押し順によって成立する役はないが、押し位置を指定される役が存在し、例えば(4)〜(8)までは目押し必須の配列になっている。
(ボーナス遊技(RB))
「ボーナス遊技」(RB)には、上記(15)及び(16)の役が含まれ、(1)〜(14)の役が除かれている。
(図16に示す役の抽選確率の一覧表の説明)
図16は、役の抽選確率の一例を示すものである。
役の抽選確率は、「FPH」「FPL」から構成される「FP」毎に設定され、数値で表示されている。数値は、「65536」を分母とする分子の数値を意味する。
例えば、「ノーマル状態」(RT0)中の役ラベル「HZ」(ハズレ)の「4」の数値は、「4/65536」を意味する。
なお、「バツ」の記号は、図15の場合と同様に、役が含まれていない場合を示している。
例えば、「ノーマル状態」(RT0)においては、「SB1〜64」の「34752」(543×64)が最も高く、であり、「34752/65536」は約53%であり、ほぼ2G(ゲーム)の一回の割合で、いずれかのシングルボーナス役に当選することを意味している。
(図17〜図20に示す役決定テーブルの説明)
図17〜図20は、役決定テーブルの一例を示すものである。
役決定テーブルは、第2制御手段400の役決定テーブル記憶手段420に記憶され、乱数と役との関係を少なくとも規定するものであり、遊技状態に応じて複数設けられている。
乱数は、第1制御手段300の乱数発生手段320(図4)により発生され、例えば「1」〜「65536」の数値が発生され、メダル投入後のスタートスイッチ40の操作を契機として、当該第1制御手段300の乱数取得手段330(図4)により、一つの乱数が取得される。取得された一つの乱数は、当該第1制御手段300の送信制御手段340(図4)を介して、第2制御手段400の受信制御手段410(図5)に送信される。
役決定テーブルは、図12に示す(1)ノーマル状態(RT0)、(2)シングルボーナス状態(SB)、(3)ボーナス内部中遊技(RBF)、(4)ボーナス遊技(RB)の4個の遊技状態に応じて設けられている。
図17に示す役決定テーブルを例に挙げて説明すると、乱数とFP(図15参照)との関係が規定され、役の成立状態、すなわち抽選確率にもとづいて割り振られている。
例えば、「1」(1/65536)〜「4」(4/65536)の乱数には、HZ(ハズレ)が割り振られる。「1」〜「4」の乱数は、計「4」個あり、役の成立状態(役の抽選確率)の「4」(4/65536)に一致する。
第1制御手段300で取得され、送信された乱数値が「1」で、現在の遊技状態が「ノーマル状態」(RT0)の場合には、第2制御手段400の役決定手段425(図5)は、図17に示す役決定テーブルを選択し、受信した乱数値「1」をもとに、HZ(ハズレ)に役を決定する。
図18に例示する役決定テーブルは、ボーナス内部中遊技(RBF)、図19に例示する役決定テーブルはシングルボーナス状態(SB)、図20に例示する役決定テーブルはボーナス遊技(RB)にそれぞれ用いられるが、これらについては説明を省略する。
(図21〜図26に示すリール停止制御関連の各種のテーブルの説明)
図21〜図26を用いて、リール停止制御関連の各種のテーブルの一例について説明する。
(図21に示す特定値(CW)取得テーブルの説明)
図21を用いて、特定値(CW)取得テーブルの一例について説明する。
特定値取得テーブルは、役決定結果(役抽選結果)(具体的には、FPH(役物の成立を示すフラグポインタ(抽選フラグ値))及びFPL(小役を含めた当選役を表すフラグポインタ))と、第1停止操作が行われた回転リール62(L:左リール64、C:中リール66、R:右リール68)とに対応する特定値(CW)が設定されている。この特定値取得テーブルは、特定値取得手段600に記憶されている。特定値取得手段600により、この特定値取得テーブルを用いて、役決定結果(役抽選結果)と、第1停止操作の回転リール62とにより、特定値(CW)が取得されるものである。
(図22に示すポインタ決定テーブル650の説明)
図22を用いて、図7に示すポインタ決定テーブル650の一例について説明する。
(図22(a)に示すポインタ決定テーブル650)
ポインタ決定テーブル650は、図22(a)に示すように、特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62(L:左リール64、C:中リール66、R:右リール68)とに基づいて、予め定めたポインタが設定されているものである。
ポインタ決定テーブル650は、ポインタ決定手段610に記憶されている。このポインタ決定テーブル650を用いることにより、ポインタ決定手段610が、特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62(左リール64、中リール66、右リール68)とに基づいて、予め定めたポインタ(16進数)を決定する。
このポインタ決定テーブル650におけるポインタは、その数値範囲により4つに分類される。
具体的には、ポインタは、その数値(16進数)範囲が0〜15(0以上且つ15以下)である停止テーブルポインタ(BTRP)と、その数値範囲が16〜4F(16以上且つ4F以下)である移行判定ポインタ(BTRG)と、その数値範囲が50〜FE(50以上且つFE以下)である特定ポインタ(この特定ポインタは最終的には新たな特定値(CW)として設定される)と、その数値範囲がFFのみである共通記号との場合の4つに分類される。
ポインタ決定テーブル650は、図22(a)に示すように、複数の役物SB(SB1〜SB64)のポインタを決定するために複数の役物SBの中の1つを共通の役物SBとして定めた共通テーブル部670と、この共通テーブル部670以外の非共通テーブル部660とを備えている。
共通テーブル部670は、複数のSB(SB1〜SB64)間で対応するポインタ同士が同一となり、当該ポインタを格納する同一部680と、複数の役物SB(SB1〜SB64)間で対応するポインタ同士の一部が非同一になり、ポインタの代わりに共通記号FFを格納する非同一部690とを備えている。
同一部680は、例えば、特定値(CW)が「AC」であって停止操作した回転リール62が中リール66の場合のポインタ「8E」や、右リール68の場合のポインタ「95」等である。
非同一部690は、例えば、特定値(CW)が「A8」であって停止操作した回転リール62が左リール64の場合のポインタ「FF」や、特定値(CW)が「A9」であって停止操作した回転リール62が中リール66の場合のポインタ「FF」等である。
(図22(b)に示すポインタ決定テーブル650)
図22(b)に、図22(a)のデータ圧縮の程度を比較するために共通テーブル部670を設けない場合のポインタ決定テーブル650を示している。図22(b)のSB1として点線で四角形に示される部分が、遊技状態がSB1の場合におけるポインタが格納されている領域であり、SB2として点線で四角形に示される部分が、遊技状態がSB2の場合におけるポインタが格納されている領域であり、その下に、SB3、SB4、・・・、SB64まで同様の領域が連続して設けられるものである。
この図22(b)でSB1、SB2、・・・、SB64に設けられている領域を、図22(a)では共通テーブル部670として点線で1つの四角形に示される領域だけで表記している。
具体的には、このポインタ決定テーブル650では、1つのポインタをデータとして記憶させるのに1バイトの容量が必要となっている。図22(b)では、SB1のポインタを記憶させるのに45バイトを必要とし、SB1からSB64までのポインタを記憶させるのに45バイト×64個となり、合計で2880バイトの記憶容量が必要となる。
それに対して、図22(a)では、SB1からSB64までのデータを共通テーブル部670として1つの領域(点線四角部)で纏めているため、45バイトだけの記憶容量で済むことになる。すなわち、共通テーブル部670を設けることにより、共通テーブル部670を設けない場合と比較して、大幅に記憶容量の削減がされている。
なお、ここで、各SB(役物SB1〜SB64)において、非同一部690では、停止操作した回転リール62毎に決定されるポインタが同一となるように設定されているものである。
具体的には、図22(a)の左リール64の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB1において、確認すると、特定値(CW)が「A8、AE、B0、B3、B5」において全て同一のポインタ「19」が格納されている。
また、図22(a)の中リール66の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB1において、確認すると、特定値(CW)が「A9、AB、AD、B3、B5」において全て同一のポインタ「15」が格納されている。
さらに、図22(a)の右リール68の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB1において、確認すると、特定値(CW)が「A9、AB、AE、B0、B2」において全て同一のポインタ「15」が格納されている。
すなわち、SB1において、非同一部690の共通記号FFに入るポインタは、左リール64、中リール66、右リール68の順に「19」「15」「15」の組み合わせとなる。このポインタの組み合わせは、後述する非同一ポインタ格納テーブル(図26)の役決定結果(役抽選結果)に対応するパラメータとしての抽選フラグ値(FPH)が「05」の欄に(L、C、R)=(19、15、15)と記載されている。
また、図22(a)の左リール64の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB2において、確認すると、特定値(CW)が「B7、BD、BF、C2、C4」において全て同一のポインタ「19」が格納されている。
また、図22(a)の中リール66の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB2において、確認すると、特定値(CW)が「B8、BA、BC、C2、C4」において全て同一のポインタ「15」が格納されている。
さらに、図22(a)の右リール68の非同一部690となる共通記号FFが格納されている箇所を、図22(b)のSB2において、確認すると、特定値(CW)が「B8、BA、BD、BF、C1」において全て同一のポインタ「16」が格納されている。
すなわち、SB2において、非同一部690の共通記号FFに入るポインタは、左リール64、中リール66、右リール68の順に「19」「15」「16」の組み合わせとなる。
このポインタの組み合わせが、後述する非同一ポインタ格納テーブル(図26)の役決定結果(役抽選結果)に対応するパラメータとしての抽選フラグ値(FPH)が「06」の欄に(L、C、R)=(19、15、16)と記載されている。
上述したようにSB毎、停止操作した回転リール62毎に決定される同一のポインタを、後述する非同一ポインタ格納テーブルでは1個のポインタとして格納している(例えば「19」)。
なお、図22(a)に示すように、特定値(CW)が「93」の左リール64のポインタ等の表記は、「−」となっているが、これは、「未使用」であり、「選択されることは有り得ない」ことを意味している(その他の「−」も同様)。
ここで、この「−」が異なる複数の特定値(CW)に設けられているような場合、それらを組み合わせることで、データの圧縮が可能である。
例えば、1つの特定値(CW)の左リール64、中リール66、右リール68の各ポインタが「ポインタA」、「ポインタB」、「−」であり、他の1つの特定値(CW)の左リール64、中リール66、右リール68の各ポインタが「−」、「−」、「ポインタC」であるような場合には、これら2つの特定値(CW)の左リール64、中リール66、右リール68のポインタのデータを「ポインタA」、「ポインタB」、「ポインタC」のように1つの特定値(CW)のポインタのデータとしてまとめて記憶させることができる。
これにより、ポインタのデータに関してデータ圧縮することが可能となり、記憶容量(メモリ)の節約を図ることができる。
(図23に示す移行判定関連テーブル)
図23を用いて、移行判定関連テーブルの一例について説明する。
移行判定関連テーブルでは、移行判定ポインタ(BTRG)に関連して、移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)とが対応付けられている。
分岐処理決定手段620により、移行判定ポインタ(BTRG)における移行テーブルポインタ(移行P)が取得されて特定値移行判定が行われ、特定値を新たな特定値に移行させる場合には、特定値(CW)が現在の特定値(CW)の値に「1」加算した値に更新される(書き換えられる)。また、分岐処理決定手段620により、特定値移行判定の結果、特定値を新たな特定値に移行させない場合には、移行判定ポインタ(BTRG)における停止テーブルポインタ(BTRP)が取得され、それに対応する停止テーブル560により回転リール62の停止処理が行われる。
なお、図23の移行判定関連テーブルにおける移行テーブルポインタ(移行P)は、移行判定ポインタ(BTRG)のデータから所定の演算処理及び条件判断等の組み合わせにより算出できるように設定されている。
この演算処理としては、BTRG値を所定数で割った余りをBTRP値にする処理等が用いられている。具体的には、例えば、BTRG値として「16(16進数)」(10進数では「22」)を4で割った余り「02」をBTRP値の「02」にする処理等が用いられている。このような演算処理や条件判断の組み合わせにより、BTRP値をデータとして予め記憶させなくても、BTRG値から算出されるようにして、データ容量の低減化が行われている。
また、上述した図23の移行判定関連テーブルにおいて、移行判定ポインタ(BTRG)及び移行テーブルポインタ(移行P)の両方のデータは同一になっている状態で表示(格納)されているが、実際には、同一である箇所も、非同一となる箇所も発生する。移行判定ポインタ(BTRG)及び移行テーブルポインタ(移行P)の数値が同一である場合(一致する場合)には、一方の移行判定ポインタ(BTRG)のみ記憶し、他方の移行テーブルポインタ(移行P)は省略する(データを格納していない)ようにしてもよいものである。
具体的には、例えば、図23に示すように、移行判定ポインタ(BTRG)が「16」のときの移行テーブルポインタも「16」となり数値が同一であるため、移行判定ポインタ(BTRG)の「16」のみ記憶し、移行テーブルポインタの「16」は記憶せずに、移行判定ポインタ(BTRG)に記憶したデータ「16」を利用するものである。これにより、所定のフラグ等により両者の値が同一であると判別された場合には、移行テーブルポインタ(移行P)として、移行判定ポインタ(BTRG)のデータをそのまま用いることで、データを共通して利用することができ、記憶容量(メモリ)の節約を図ることができる。なお、記憶するデータは逆にしてもよく、移行判定ポインタ(BTRG)を省略して、移行テーブルポインタ(移行P)のみ記憶するようにしてもよい。
ここで、図23に示す移行判定関連テーブルでは、使用頻度の高い移行判定ポインタ(BTRG)がデータの先頭側(プログラムの処理が行われる順番の早い側)に配置されるように、いわゆる前詰めしている。プログラムを実行する際、先頭側のデータから該当するか否かを判断していくために使用頻度の高いデータを先頭側に配置することで、プログラムの実行処理速度を速めることができる。また、これらのデータを配置する際に、上述したようにデータが所定のパターンで繰り返し発生するような場合には、上述したようにデータを共有して利用することができる。このため、図23に示す移行判定関連テーブルのデータを配置する際、そのようなデータが繰り返し発生するように配置し、さらに、それらの繰り返されるデータが先頭側に配置されるように設定されている。これにより、さらに、実行処理速度を速めることができる。
(図24に示す移行判定データテーブル)
図24を用いて、移行判定データテーブルの一例について説明する。
移行判定データテーブルでは、ストップスイッチ50を停止操作したときの図柄番号(図柄位置)と、移行判定関連テーブル(図23参照)により採取された移行テーブルポインタ(移行P)とにより、移行判定値(「0」又は「1」)が決定される。
分岐処理決定手段620は、第3分岐処理において、この移行判定データテーブルを用いて、ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「0」の場合、特定値を新たな特定値に移行させる。具体的には、現在の特定値(CW)に1を加算した値に更新したものを新たな特定値(CW)とする(書き換える)。
分岐処理決定手段620は、第3分岐処理において、この移行判定データテーブルを用いて、ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「1」の場合、特定値を新たな特定値に移行させない。
なお、図柄番号(図柄位置)と、それに対応するデータ(具体的には、「0」と「1」とからなるデータ)を格納する際、従来(当初)の場合は、図24の記号Xに示すように、各図柄番号(各図柄位置)の1図柄(1コマ)毎に8個のデータ(8種類の移行テーブルポインタ(移行P)の移行判定値「0」又は「1」)を1バイトとして格納していた。この場合、移行テーブルポインタ(移行P)の種類が増えると、8個のデータ分の容量(枠)を用意しなければならないため、データ分の容量(枠)の無駄が発生してしまう。移行テーブルポインタ(移行P)の種類が必ずしも8の倍数とならないため、空きデータが発生し、空きデータ分の容量(枠)の無駄が発生してまう。本実施の形態では、図24の記号Pに示すように、2種類の移行テーブルポインタ(移行P)の図柄番号(図柄位置)の4図柄(4コマ)分の合計8個のデータ(移行判定値)を1バイトとして格納している。同様に、図24の記号Q、R、S、Tのそれぞれに示すように、2種類の移行テーブルポインタ(移行P)の図柄番号(図柄位置)の4図柄(4コマ)分の合計8個のデータ(移行判定値)を1バイトとして格納している。
すなわち、2種類の移行テーブルポインタ(移行P)の移行判定値のデータは、記号P、Q、R、S、Tの合計5バイトの構成になっている。このように、2種類の移行テーブルポインタ(移行P)の図柄番号(図柄位置)の4図柄(4コマ)分の合計8個のデータ(移行判定値)を1バイトとして格納するようにしたことで、移行テーブルポインタ(移行P)の種類が追加されても、上述した従来のような1図柄(1コマ)毎に8個(8種類の移行テーブルポインタ(移行P))のデータ(移行判定値)を1バイトとして格納するような場合と比較して、空きデータ分の容量(枠)の無駄を抑えることができる。なお、上述した構成が可能なのは、本実施の形態の図柄番号(図柄位置)を0〜19の合計20図柄(20コマ)にしていることも要因の1つとなっている。
(図25に示す停止データテーブル550)
図25を用いて、図7に示す停止データテーブル550の一例について説明する。
停止データテーブル550は、複数個の停止テーブル560(具体的には、停止テーブル560の「00」、「01」、「02」、・・・等)により構成されている。なお、この停止テーブル560の「00」等の数値が、停止テーブルポインタ(BTRP)の数値となる。この各停止テーブル560には、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄番号と、各回転リール62の中段位置からの滑りコマ数(具体的には、0、1、2、3等)との関係が示されている。
具体的には、例えば、左リール64を用いて、停止テーブルポインタ(BTRP)が「01」である場合には、停止テーブル560の「01」が選択され、そのときのストップスイッチ50が停止操作されたときの中段位置の図柄番号が「6」である場合には、この停止データテーブル550により、滑りコマ数「0」となり、回転移動する(滑る)ことなくそのまま停止し(ビタ止まり)、「ベル(BE)」が中段位置に停止する。また、この停止テーブル560の「01」において、停止操作されたときの中段位置の図柄番号が「10」である場合には、この停止データテーブル550により、滑りコマ数「4」となり、4コマ回転移動して(滑って)停止し、図柄番号「6」の「ベル(BE)」が中段位置に停止する。
なお、図25に示す停止データテーブル550には、理解を容易にするため滑りコマ数が示されているが、実際には、各欄に滑りコマ数の数値が格納されているものではなく、実際のデータ上は、「0」と「1」のビット表示となっており、停止可能な図柄位置が「1」、停止不可能な図柄位置が「0」となっている。前記ビット表示に基づいて、停止可能なコマ数まで回転移動させるものである。もちろん、これに限定されることなく、滑りコマ数の数値を直接、格納して、その図柄数(コマ数)だけ、回転リール62を回転移動させるようにしてもよい。
(図26に示す非同一ポインタ格納テーブル)
図26を用いて、非同一ポインタ格納テーブルの一例について説明する。
非同一ポインタ格納テーブルは、役決定結果(役抽選結果)(抽選フラグ値(FPH))と停止操作した回転リール62とに対応して、非同一部690における共通記号FFを特別役毎に書き換えるためのポインタを格納している。
図26における左欄のFPHは、いわゆる抽選フラグ値であって、16進数の数値からなり、複数の特別役としての役物SBの各SBの抽選結果に対応するパラメータとして設けられているものである。ここでは、例えば、FPHの「05」は、SB1の状態を意味し、FPHの「06」はSB2の状態を意味している。同様にして、FPHの「44」は、SB64の状態を意味している。すなわち、16進数で示されるFPHの「05」〜「44」が、SB1〜SB64に1対1に対応しているものである。
なお、既に説明しているように、本実施の形態に係る非同一ポインタ格納テーブルでは、図26に示すように、最終的にポインタの数値が全て表示されているが、電源投入前の段階から記憶されているデータを限定することで、データ圧縮が行われているものである。
具体的には、本実施の形態では、ポインタ演算手段640によりデータ圧縮を行っていない領域(例えば、FPHが01〜04)のポインタは、数値が格納され(当初より記憶され)ている。一方、ポインタの数値が規則的に配列されてポインタ演算手段640による算出式で復元可能な領域(例えば、FPHが05〜44)では、SBの各抽選フラグ値(FPH)と、基準役における停止操作した回転リール62毎のポインタとが予め記憶され、それ以外のポインタは、回転リール62毎の算出式により算出されるように形成されている。なお、上述したデータ圧縮を行う領域は、上述したものに限定されるものではない。
(図27に示す第1停止操作処理)
図27に示すフローチャートに基づいて、第1停止操作処理について説明する。
先ず、ステップS20において、遊技者によりスタートスイッチ40の操作が行われてON状態となる。そして、次のステップS21に進む。
ステップS21において、役決定手段425により、役決定処理(役抽選処理)が行われる。そして、次のステップS22に進む。
ステップS22において、リールユニット60において回転リール62の回転が開始される。そして、回転リール62の回転速度が予め定めた所定回転速度に到達することで定常回転となる。そして、次のステップS23に進む。
ステップS23において、遊技者により、第1番目の停止操作となるストップスイッチ50が操作されることで、第1停止操作としてのストップスイッチ50が作動(ON状態となる)する。そして、次のステップS24に進む。
ステップS24において、特定値取得手段600により、役決定結果(役抽選結果)と、第1停止操作の回転リール62とに対応した特定値(CW)が取得される。そして、次のステップS25に進む。
ステップS25において、特定値取得手段600により取得された特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理が行われる。最終的には、単一の停止テーブル560が選択される。この種々の処理の内容は後で詳細に説明する。そして、次のステップS26に進む。
ステップS26において、選択された単一の停止テーブル560を用いて、リール停止処理手段540により、第1停止操作の回転リール62の停止処理が行われる。具体的には、選択された停止テーブル560により算出された滑りコマ数の分だけ回転リール62の回転移動が行われる。そして、当該処理が終了する。
(図28に示す第2、第3停止処理)
図28に示すフローチャートに基づいて、第2停止操作処理及び第3停止処理について説明する。
なお、第2停止操作処理では、第1停止操作処理の最終的な特定値(CW)を現在の特定値(CW)として用い、第3停止処理では、第2停止操作処理の最終的な特定値(CW)を現在の特定値(CW)として用いる。
ステップS30において、遊技者により、第2番目(第2停止操作の場合)又は第3番目(第3停止操作の場合)の停止操作となるストップスイッチ50が操作されることで、第2停止操作又は第3停止操作としてのストップスイッチ50が作動(ON状態となる)する。そして、次のステップS31に進む。
ステップS31において、現在の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理が行われる。最終的には、単一の停止テーブル560が選択される。この種々の処理の内容は後で詳細に説明する。そして、次のステップS32に進む。
ステップS32において、第2停止操作又は第3停止操作による回転リール62の停止処理が行われる。選択された単一の停止テーブル560を用いて、リール停止処理手段540により、第2停止操作又は第3停止操作の回転リール62の停止処理が行われる。具体的には、選択された停止テーブル560により算出された滑りコマ数の分だけ回転リール62の回転移動が行われる。そして、当該処理が終了する。なお、本フローチャートは、第2停止操作の処理が行われた場合には、第2停止操作処理が行われ、第3停止操作の処理が行われた場合には、第3停止操作処理が行われるものであって、両者が混在することはない。
(図29に示す特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した処理)
図29に示すフローチャートに基づいて、現在の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理について説明する。
先ず、ステップS40において、ポインタ決定手段610により、ポインタ決定テーブル650(図22参照)を用いて、現在の特定値(CW)と、停止操作した回転リール62の種類(左リール64、中リール66、右リール68)とに対応したポインタが決定される。そして、次のステップS41に進む。
ポインタ決定手段610により決定されたポインタに基づいて、ステップS41において、分岐処理決定手段620により、複数の分岐処理(具体的には、第1分岐処理、第2分岐処理、第3分岐処理、第4分岐処理の合計4つの分岐処理)の中から、いずれの分岐処理となるか判定される。なお、その際、各ポインタは、各分岐処理に対応する所定のポインタ(特定値ポインタ、停止テーブルポインタ(BTRP)、移行判定ポインタ(BTRG)、共通記号FF)となる。
具体的には、ポインタの数値が、いずれの分岐処理に対応する範囲となるか判定されるものである。ポインタとしての16進数の数値が50以上FE以下の場合は、第1分岐処理と判定されステップS47に進む。また、ポインタとしての16進数の数値が0以上15以下の場合は、第2分岐処理と判定されステップS42に進む。また、ポインタとしての16進数の数値が16以上4F以下の場合は、第3分岐処理と判定されてステップS44に進む。また、ポインタとしての16進数の数値が共通記号FFの場合は、第4分岐処理と判定され、ステップS50(図30)に進む。
ステップS41にて、ポインタとしての16進数の数値が50以上FE以下と判断され、第1分岐処理を実行すると判定された場合には、ステップS47において、現在のポインタの数値を、現在の特定値(CW)として設定する。具体的には、例えば、現在の特定値(CW)が9Bで第2停止操作として中リール66の停止操作をした場合、ポインタ決定テーブル650(図22参照)によりポインタが8Bとなり、ポインタの数値が50以上FE以下の範囲となって第1分岐処理に分類され、現在のポインタ8Bが、現在の特定値(CW)に設定される。すなわち、現在の特定値(CW)が8Bとなる。そして、ステップS40に戻る。
ステップS41にて、ポインタとしての16進数の数値が0以上15以下と判断され、第2分岐処理を実行すると判定された場合には、ステップS42において、停止データテーブル550(図25)を用いて、ポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に対応した単一の停止テーブル560のデータが取得される。そして、次のステップS43に進む。
ステップS43において、停止データテーブル550(図25)により取得された単一の停止テーブル560を用いて、ストップスイッチ50を操作した図柄番号に対応する滑りコマ数(0、1、2、3等)を取得(算出)する。そして、当該処理が終了する。
ステップS41にて、ポインタとしての16進数の数値が16以上4F以下と判断され、第3分岐処理を実行すると判定された場合には、ステップS44において、移行判定関連テーブル(図23)を用いて、ポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))に対応した移行データ(具体的には、移行テーブルポインタ(移行P))と、停止テーブル560のデータ(具体的には、停止テーブルポインタ(BTRP))とが取得される。そして、次のステップS45に進む。
ステップS45において、分岐処理決定手段620により、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行するか否かの判定(特定値移行判定)が行われる。
具体的には、移行判定データテーブル(図24)により、移行テーブルポインタ(移行P)と、ストップスイッチ50を停止操作した図柄番号とにより、移行判定値が「0」又は「1」のいずれであるか否かが判定されるものである。移行テーブルポインタ(移行P)と、図柄番号とにより決定される移行判定値が「0」の場合は、「移行する」に決定され、移行判定値が「1」の場合は、「移行しない」に決定される。
特定値移行判定により「移行しない」場合には、ステップS43に進み、「移行する」場合には、ステップS46に進む。
ステップS46において、現在の特定値(CW)の数値(16進数)に1を加算し、その加算後の数値を新たな特定値(CW)とする(更新する)。そして、ステップS40に戻る。
ステップS41にて、ポインタとしての16進数の数値が共通記号FFと判断され、第4分岐処理を実行すると判定された場合には、図30のステップS50に進む。
(図30に示す処理)
図30のステップS50において、非同一ポインタ格納テーブルにおけるポインタのデータが圧縮されている抽選フラグ値(FPH)か否かが判定される。そして、ポインタのデータが圧縮されている抽選フラグ値(FPH)であると判定された場合(具体的には、例えば、抽選フラグ値が「0B」であると判定された場合)、ステップS52に進み、ポインタのデータが圧縮されている抽選フラグ値(FPH)でないと判定された場合、ステップS51に進む。
ステップS52において、ポインタ演算手段640により、基準役の抽選フラグ値(FPH)の「05」(16進数)のデータが採取される。
そして、次に、ポインタ演算手段640により、役決定結果(役抽選結果)のFPHと、基準役のFPHとの差(FPH差)が算出される。FPH差は、(役決定結果(役抽選結果)の結果による現在のFPH)−(基準役のFPH)により算出されるものである。
具体的には、例えば、上述した抽選フラグ値(FPH)が「0B」(16進数)であった場合、FPH差は、(「0B」−「05」)(16進数)により算出され、結果「6」(16進数)となる。
そして、次に、停止操作した回転リール62が、左リール64の場合はステップS53に進み、中リール66の場合はステップS54に進み、右リール68の場合はステップS55に進む。
ステップS53において、FPH差を10(16進数)で割った商と、基準役の左リール64のポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))とを加算した値を、新たなポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))に設定する。上述した例ではFPH差の「6」(16進数)を「10」(16進数)で割った商が「0」(16進数)となり、この商「0」(16進数)と、基準役の左リール64のポインタ「19」(16進数)と加算した値「19」(16進数)が新たなポインタとして設定される。そして、図29に示すステップS41に戻る。
ステップS54において、FPH差を4(16進数)で割り、その商を更に4(16進数)で割った余りと、基準役の中リール66のポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))とを加算した値を、新たなポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))に設定する。具体的には、例えば、上述した例ではFPH差の「6」(16進数)を「4」(16進数)で割った商が「1」(16進数)となり、この商「1」(16進数)を更に4(16進数)で割った余りが「1」(16進数)となり、この余り「1」と、基準役の中リール66のポインタ「15」(16進数)と加算した値「16」(16進数)が新たなポインタとして設定される。そして、図29に示すステップS41に戻る。
ステップS55において、FPH差を4(16進数)で割った余りと、基準役の右リール68のポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))とを加算した値を、新たなポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))に設定する。具体的には、例えば、上述した例ではFPH差の「6」(16進数)を「4」(16進数)で割った余りが「2」(16進数)となり、この余り「2」(16進数)と、基準役の右リール68のポインタ「15」(16進数)と加算した値「17」(16進数)が新たなポインタとして設定される。そして、図29に示すステップS41に戻る。
一方、ステップS50でポインタのデータが圧縮されている抽選フラグ値(FPH)でないと判定された場合は、ステップS51において、データとしてのポインタは当初より格納されているため、FPHと停止操作した回転リール62とに応じた新たなポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))が採取される。そして、図29に示すステップS41に戻る。
なお、上述した例において、FPHが「0B」(16進数)の場合の左リール64(ステップS53)、中リール66(ステップS54)、右リール68(ステップS55)における算出式で算出した結果は、「19、16、17」(16進数)となり、図26に示す非同一ポインタ格納テーブルのFPH「0B」(16進数)の欄のポインタとして表示されているものである。同様に他のデータ圧縮されている欄のポインタも上述した算出手順により、図26に示したポインタの数値となるものである。
(第1の実施の形態の補足説明)
本実施の形態では、特定値取得手段600が、役決定結果(役抽選結果)と第1番目に停止操作(第1停止操作)が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)を取得する。
そして、ポインタ決定手段610が、特定値取得手段600により取得された特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、ポインタを決定する。
そして、ポインタ決定手段610により、特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、新たなパラメータであるポインタを決定している。そして、このポインタに基づいて、単一の停止テーブル560を選択して、この停止テーブル560により停止処理を行っている。
すなわち、最終的には、役決定結果(役抽選結果)と、停止操作が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)が取得されると、この特定値(CW)に基づいて、ポインタを介して単一の停止テーブル560が決定される。
これにより、当選した役の種類に応じて、回転リール62毎に、停止操作順番に対応する停止テーブル560の全パターンを必要とするようなことがない。例えば、ベル役が当選役であるようなときに、左リール64を第1番目に停止操作(第1停止操作)したとき、次に中リール66を第2番目に停止操作(第2停止操作)したとき、次に右リール68を第3番目に停止操作(第3停止操作)したときの各停止テーブルをそれぞれ有しているようなものと比べると、停止テーブル560の全個数を少なくすることができる。停止テーブル560の種類を少なくすることができることで、回転リール62の停止制御における全体としてのデータ容量を削減することができる。
また、停止制御全体にわたって、特定値(CW)というパラメータを用いて、ポインタを介して最終的には、単一の停止テーブル560を選択している。複数の停止可能な停止テーブル560の中から単一の停止テーブル560を選択するにあたって、役決定結果(役抽選結果)とは異なる抽選を行ったり、単一の停止テーブル560を選択するための優先順位を決定する所定のパラメータ(例えば、メダルの払出枚数等の遊技者に付与する利益量等)を算出したりする等の処理を行っていない。すなわち、そのような数多くのパラメータを多用し、多数の工程を経るような停止制御と比べると、停止制御全体にわたって特定値というパラメータを用いることで停止制御処理の効率化を図ることができる。
さらに、本実施の形態では、複数の特別役としての役物SB(SB1〜SB64)のSB毎に停止テーブルを設けずに、複数のSBの中の1つの共通のSBとして定めた共通テーブル部670が設けられている。そして、この共通テーブル部670は、複数のSB間でポインタ同士が同一となる同一部680と、ポインタ同士の一部が非同一となり共通記号FFを格納した非同一部690とを備えている。
そして、テーブル選択手段530は、同一部680を参照する場合には、同一部680に格納されているポインタに基づいて単一の停止テーブル560を選択する。
また、テーブル選択手段530は、非同一部690を参照する場合には、非同一部690の共通記号を各特別役のポインタに書き換えるための非同一ポインタ格納テーブルに格納されているデータ(ポインタ)を用いて、単一の停止テーブル560を選択する。
本実施の形態では、複数のSBに用いるポインタをSB毎にそれぞれ格納するようなテーブルを設けずに、同一部680及び非同一部690からなり、複数のSBのテーブルとして共通に用いることができる共通テーブル部670を設けている。
これにより、対応するポインタ同士が同一となるような場合に、同一部680に格納されているデータを共通して使用することで、同一のポインタのデータを繰り返し格納する必要がなく、その分の無駄を無くすことができ、データ容量の圧縮を図ることができて記憶容量(メモリ)の節約を図ることができる。
また、複数のSB間でポインタのデータが異なるような部分があっても、非同一部690の共通記号FFを介して、非同一ポインタ格納テーブルに個別に格納されているポインタを用いることで対応することができる。
本実施の形態では、各SBにおいて、非同一部690では、停止操作した回転リール62毎に決定されるポインタが同一となるように設定されている。これにより、非同一部690における複数箇所のポインタを、1個の同一のポインタとして格納することができる。これにより、同一のポインタを繰り返し格納してデータ容量の無駄が発生するようなことが無く、データ容量の圧縮を図ることができ、記憶容量(メモリ)の節約を図ることができる。
本実施の形態では、ポインタ決定手段610が、特定値取得手段600により取得された特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、ポインタを決定する。また、ポインタが非同一部690の共通記号FFである場合には非同一ポインタ格納テーブルを用いて新たなポインタが決定される。分岐処理決定手段620が、このポインタ又は新たなポインタに基づいて、第1分岐処理、第2分岐処理、第3分岐処理、第4分岐処理の4つの分岐処理の中から、いずれかの分岐処理を決定する。
この分岐処理において、第2分岐処理により、単一の停止テーブル560が選択された場合には、リール停止処理手段540が、その選択された単一の停止テーブル560を用いて停止処理を行う。
また、前記分岐処理において、第1分岐処理又は第3分岐処理により、新たな特定値(CW)が設定された場合には、ポインタ決定手段610が、この新たな特定値(CW)と停止操作が行われた回転リール62とに基づいて新たなポインタを決定する。この新たなポインタに基づいて、上述したものと同様の分岐処理が繰り返される。そして、最終的に単一の停止テーブル560が選択されることで、リール停止処理手段540が、選択された停止テーブル560を用いて回転リール62の停止処理を行う。
また、前記分岐処理において、第4分岐処理により、新たなポインタが設定された場合は、この新たなポインタに基づいて、上述したものと同様の分岐処理が繰り返される。そして、最終的に単一の停止テーブル560が選択されることで、リール停止処理手段540が、選択された停止テーブル560を用いて回転リール62の停止処理を行う。
分岐処理の結果がいずれの場合であっても、単一の停止テーブル560が最終的に選択されることで、リール停止処理手段540により、その停止テーブル560を用いて、回転リール62の停止処理が行われる。
結果として、上述したように、それまでに行った処理と同一の処理工程を繰り返し用いることができる。これにより、新たに別の種類のパラメータを用いた場合の記憶テーブルや、新たに別の種類のパラメータを用いた新たな処理工程のためのプログラム等は不要であり、それまでに用いた特定値や、ポインタと同一種類のデータを用いて、同様の分岐処理のための判断プログラム等を繰り返し使用することができる。したがって、データやプログラムの記憶容量を抑えることができて記憶容量の削減を図ることができ、処理工程も少なくすることができ、停止制御処理の効率化を図ることができる。
第3分岐処理について、さらに詳しく説明する。
第3分岐処理では、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置と、ポインタ決定手段610により決定されたポインタとにより、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行(変更)するか否かの判定(特定値移行判定)が行われている。
この特定値移行判定の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行しない場合には、ポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))を別のポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に書き換え、当該別のポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))を用いて決定された単一の停止テーブル560が使用される。かかる場合には、特定値を移行せずに、ポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))及び別のポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))を介して決定された単一の停止テーブル560が使用される。すなわち特定値(CW)に基づいて決定される停止テーブル560の切り換えが行われない。
一方、特定値移行判定の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行する場合には、現在の特定値(CW)に所定の数値(具体的には、「1」)を加算した値が新たな特定値として設定され、当該新たな特定値(CW)に基づいて、ポインタ決定手段610により新たなポインタが決定され、この新たなポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。かかる場合には、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行することで、新たな特定値(CW)に移行する前の特定値(CW)に基づいて決定される停止テーブル560から、新たな特定値(CW)に基づいて決定される停止テーブル560への切り換えが行われることになる。
すなわち、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置により、停止テーブル560の切り換えが行われない場合と、停止テーブル560の切り換えが行われる場合とに区別することが可能となる。これにより、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置により、先に決定された特定値(CW)に対応する停止テーブル560を用いて停止させることができる場合と、当該停止テーブル560を用いて停止させることができない場合とに対処することができる。当該停止テーブル560を用いて停止させることができない場合には、特定値(CW)を変更し、同様の処理を経て、それに対応する停止テーブル560も変更させることで、停止させる図柄61も変更させることができて、適正な停止処理を行うことができる。
本実施の形態では、非同一ポインタ格納テーブルでは、複数のSBのポインタの全てをそのまま格納せずに、基準役における回転リール62毎のポインタと、複数のSBの抽選フラグ値(FPH)とだけをそのまま格納し、残りのポインタは、この基準役のポインタと、各SBの抽選フラグ値(FPH)とから所定の算出式を用いて、その都度、算出されるように形成されている。
これにより、複数のSBの全てのポインタを予め格納(記憶)させておくようなものと比較して、記憶させる量を減らすことができてデータ容量の圧縮をすることができ、記憶容量(メモリ)の負担を軽減させることができる。
本実施の形態は、特定値取得手段600が取得した第1停止操作により特定値(CW)を取得し、その後、この取得した特定値(CW)と、停止操作(第1停止操作、第2停止操作、第3停止操作)が行われた回転リール62とに基づいて、停止テーブル560の決定処理が行われることで、特定値(CW)及びその特定値(CW)を用いた決定処理に停止操作順番の要素の一部を停止制御のデータの構成の一部として含ませる(反映させる)ことが可能となる。
本実施の形態では、仮に役決定結果(役抽選結果)が同一であっても、停止操作順序がCLRの場合は左、中、右の回転リール62の停止テーブル560は、例えば、「01」、「01」、「04」が用いられ、一方、停止操作順序がCRLの場合は左、中、右の回転リール62の各停止テーブル560は、例えば「03」、「01」、「04」となるように形成されている。
役決定結果(役抽選結果)が同一であっても停止操作順序の相違により、各停止操作の最終的な特定値(CW)の組み合わせの一部が異なるものとなって、結果として、停止テーブル560の組み合わせの一部(上述の場合は左リール64)が相違し、停止図柄を異ならせることができるものである。
なお、本実施の形態では、上述したような特定値(CW)や、各種テーブル等を用いて停止制御を行うことにより、停止制御に関するデータ容量の圧縮をすることができるものであるが、それだけでは無い。本実施の形態では、最終的な特定値(CW)が確定すると、この特定値(CW)に1対1に対応する停止図柄が特定される。このため、従来、全ての回転リール62が停止した後、入賞判定を行っていたが、このような従来行われていた入賞判定自体が不要となっている。このため、本実施の形態において、従来の停止制御において、データとして実装されていた図2に示すような図柄番号(コマ番号)と各回転リール62の図柄配列とをそのまま記憶させた配列データを必要としないものである。この図2に示すような配列データ自体をそのまま記憶させる必要がない(不要とした)ことにより、記憶させるデータの数も減り、且つ、従来行われていたような入賞判定処理も不要になったため、記憶容量の低減化に加えて、停止制御の処理時間の短縮という効果も生み出しているものである。
また、本実施の形態では、最終的な特定値(CW)毎に、1対1で対応した停止図柄が特定される。そして、この停止図柄に対応して、原則として、メダルの払出枚数が規定されている。
具体的には、特定値(CW)が、メダルの払い出しを伴うものである場合には、別途に設けた払出枚数参照用テーブル(図示せず)おいて払出枚数の参照及びハズレ判定(いわゆる取りこぼしであるか否かの取りこぼし判定)を行っているものである。
すなわち、特定値(CW)が、メダルの払い出しを伴うものである場合には、チェリー役やスイカ役のような停止操作タイミングにより当該当選役の図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止させることができない、いわゆる取りこぼしが発生し得る役や、また、押し順(各回転リール62の停止操作の順番)により、前記取りこぼしが発生し得る移行役(例えばATへの移行役)や、また、当選した場合には前記押し順を問わずに成立するベル役等は、別途に設けた払出枚数参照用テーブル(図示せず)を用いて払出枚数の参照及びハズレ判定(取りこぼし判定)が行われている。この払出枚数参照用テーブルには、特定値(CW)の値に対応して、ハズレ判定(取りこぼし判定)及び払出枚数が設定されている。
この払出枚数参照用テーブルを設けたのは、上述したような取りこぼしの発生や、停止図柄の組み合わせが同一であっても、メダルの投入枚数が2枚であるか又は3枚であるかの規定数の相違や、遊技状態の相違によって、払出枚数が異なるように設定されている場合に対応できるようにしているものである。停止図柄が同一であっても、規定数等により払出枚数が異なる場合には、払出枚数参照用テーブルの払出枚数の格納場所に所定のデータ格納箇所を特定する数値等(いわゆる一種のポインタとして用いられる数値や記号等)を格納し、当該数値により別の箇所に格納した払出枚数のデータを採取することができるように形成されている。
すなわち、本実施の形態では、最終的に特定値(CW)が決定されることで、この特定値(CW)に対応する停止図柄が特定され、停止図柄が特定されることで、原則として、払出枚数も確定する。具体的には、例えば、第1停止操作のタイミングで最終的な特定値(CW)が確定し、払出枚数も確定した場合には、第1停止操作のタイミングで払出枚数等が確定することになる。従来のような全ての回転リール62の停止操作が完了し、全ての回転リール62の停止した図柄により払出枚数を判定するようなものとは異なっている。すなわち、従来の停止制御のように全ての停止図柄の結果によって判定処理を行うものと比べて、早期に払出枚数を確定することが可能になる。これにより、従来よりも遊技や演出の進行をより早い段階で進めることが可能となり、遊技の進行や演出を効果的なものにすることができる。
また、本実施の形態では、最終的な特定値(CW)と停止図柄とが1対1に対応するため、ボーナス遊技への移行も、最終的な特定値(CW)の値により行われる。すなわち、特定値(CW)が、最終的に予め定めた特定値(CW)となったときにボーナス遊技への移行であると判定することができる。これにより、従来よりも早い段階でボーナス遊技への移行が判定され得ることになり、その後の演出等の遊技や演出の進行を効果的に行うことが可能となる。
また、ここで、所定の遊技中には払出枚数が予め定めた固定枚数に設定されているような場合には、上述したような払出枚数参照用テーブルを用いた処理等は行わずに特定値(CW)によって特定される状態により払出枚数を決定するようにしてもよいものである。
上述した本実施の形態では、特別役は、役物としてのSBが設定されているが、特別役には、このSBに限定されるものでは無く、他の役物でも良く、さらに、役物以外の複数のベル等の役(小役)等でもよいものである。
上述した本実施の形態における特別役としては、1種類の役物であるSBを複数有しているものであるが、特に1種類の役物に限定されるものでは無く、複数種類の役物を複数有してもよいものである。例えば、役物であるボーナスとしてボーナスAをボーナスA1からボーナスA64まで64個有し、且つ、ボーナスBをボーナスB1からボーナスB64まで有してもよい。また、複数種類の役を複数有してもよいものである。例えば、小役であるベル役としてベルAをベルA1からベルA64まで64個有し、且つ、ベルBをベルB1からベルB64まで有してもよい。なお、そのような場合には、上述した本実施の形態における特別役の非同一部690が、1種類の「FF」だけでは無く、「FE」や、「FD」や、「FC」等の複数の記号からなるようにして、これらの「FE」「FD」「FC」等の複数の記号にそれぞれ対応する非同一ポインタ格納テーブル(図26)を有するようなものが含まれる。
第2制御手段400は、クレジット管理手段415で管理するメダルのクレジット枚数が上限(50枚)に達しているにも関わらず、メダル検出センサ100によるメダルの検出情報を受信した場合は、クレジット枚数の更新を行わず、払出手段24を制御して、上限を超える枚数分、払出を行ってもよいし、メダル検出センサ100と払出手段24の間に、メダル検出センサ100を通過したメダルをメダル払出口28に導く経路を設け、当該経路に導くようにしてもよい。
なお、メダル検出センサ100を第2制御手段400に接続するようにしてもよい
(図31に示す第2の実施の形態の説明)
本実施の形態の特徴は、第1制御手段300(メイン基板)側で、第2制御手段400(サブ基板)側に送信するデータの一部(マックスベットスイッチ34の操作に関する信号)を制御することができるようにしたものである(図3参照)。
すなわち、第1制御手段300(メイン基板)には、再遊技判定用テーブル記憶手段700、及び再遊技判定手段710を設けたものである。
(再遊技判定用テーブル記憶手段700)
再遊技判定用テーブル記憶手段700は、「再遊技判定用テーブル」(図示せず)を記憶するものである。「再遊技判定用テーブル」は、少なくとも乱数と「再遊技役」との関係を規定するテーブルである。「再遊技役」は、役の一種類であり、メダル(遊技媒体)を使用することなく次回の遊技を開始可能とする「再遊技」(「リプレイ」或いは単に「リプ」ともいう。)を実行可能な役である。
(再遊技判定手段710)
再遊技判定手段710は、乱数取得手段330により取得した乱数を、再遊技判定用テーブル記憶手段700に記憶された再遊技判定用テーブルに照合し、再遊技役の当否を判定するためのものである。
再遊技判定手段710は、乱数取得手段330により取得した乱数にもとづいて再遊技役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段300において、次回の遊技でマックスベットスイッチ34(図3参照)の操作の有効・無効を判断することができるようにするためのものである。
(図14を用いた遊技の流れの補足説明)
なお、遊技の流れは、先に図14を用いて説明した第1の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略するが、ステップS10、ステップS11、及びステップS17〜S19の詳細については異なるため、説明する。
まず、ステップS10では、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶すると共に、記憶した乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報を、送信制御手段を介して、第2制御手段400に送信し続ける。
なお、再遊技判定手段710により、前回の遊技で再遊技役に当選したと判定していた場合は、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶すると共に、記憶した乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報を、送信制御手段を介して、第2制御手段400に送信し続けるようにする。
次に、ステップS11では、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過、全回転リール62の停止、且つ前回の遊技で払出が行われた場合は払出処理終了)に移行後に、第1制御手段300から送信される乱数等の信号の受信を有効にし、取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行されると共に、第1制御手段300から送信される乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報の受信を無効にする。
なお、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶する構成としたが、マックスベットスイッチ34の操作後、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出する毎に乱数を取得して記憶すると共に、スタートスイッチ40の操作に関する情報と共に送信するようにしてもよい。この場合、ステップS11で第1制御手段300から送信される乱数等の信号の受信を有効にした後、最初に受信した取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行されると共に、第1制御手段300から送信される乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報の受信を無効にする。
また、再遊技判定手段710により、前回の遊技で再遊技役に当選したと判定していた場合は、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過、全回転リール62の停止、且つ前回の遊技で払出が行われた場合は払出処理終了)に移行後に、マックスベットスイッチ34の操作に関する情報を受信しなくても、第1制御手段300から送信される乱数等の信号の受信を有効にし、取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行されると共に、第1制御手段300から送信される乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報の受信を無効にする。
次に、ステップS17〜S19では、メダルの払出がない場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にマックスベットスイッチのランプ120を点灯させ、メダルの払出がある場合は、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、且つ当該遊技で払出が行われた場合は払出処理終了後にマックスベットスイッチのランプ120を点灯させ、第1制御手段300から送信されるマックスベットスイッチ34の操作に関する情報の受信を有効にする。
なお、当該遊技で再遊技役に当選していた場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にスタートスイッチ40のランプ41を点灯させ、第1制御手段300から送信されるスタートスイッチ40の操作に関する受信を許容するが、マックスベットスイッチ34の操作に関する情報の受信を無効にする。
なお、遊技可能な状態や所定時間はこれに限定されるものではない。
(第2制御手段400の補足説明)
第2制御手段400は、クレジット管理手段415で管理するメダルのクレジット枚数が上限(50枚)に達しているにも関わらず、メダル検出センサ100によるメダルの検出情報を受信した場合は、クレジット枚数の更新を行わず、払出手段24を制御して、上限を超える枚数分、払出を行ってもよいし、メダル検出センサ100と払出手段24の間に、メダル検出センサ100を通過したメダルをメダル払出口28に導く経路を設け、当該経路に導くようにしてもよい。
なお、第1制御手段300から送信される乱数により、第2制御手段400で役抽選を実行するようにしたが、乱数に対応した演出等のテーブルを第2制御手400が備え、第2制御手段400は取得した乱数により実行する演出等の各種抽選や決定を行ってもよいし、第1制御手段300は、乱数に対応した演出テーブル(例えば、リール演出やフリーズ演出)を備え、取得した乱数に基づく演出を行うとともに、演出テーブルによる演出の実行の間、次遊技の開始を制限してもよい。
(図32及び図33に示す第3の実施の形態の説明)
図32、図33を用いて第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、第1制御手段300(メイン基板)側で、第2制御手段400(サブ基板)側に送信するデータの一部を制御することができるようにしたものである。
すなわち、第1制御手段300(メイン基板)には、設定情報管理手段310、乱数発生手段320、乱数取得手段330、送信制御手段340のほか、再遊技判定用テーブル記憶手段700、再遊技判定手段710、特殊役判定用テーブル記憶手段900、特殊役判定手段910、リール監視手段920及び遊技開始用許可手段930を設けたものである。
なお、特殊役判定用テーブル記憶手段900、特殊役判定手段910、リール監視手段920及び遊技開始用許可手段930については後述する。
設定情報管理手段310、乱数発生手段320、乱数取得手段330及び送信制御手段340、再遊技判定用テーブル記憶手段700、再遊技判定手段710については、先に図31を用いて説明した第2の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略する。
(特殊役判定用テーブル記憶手段900)
特殊役判定用テーブル記憶手段900は、「特殊役判定用テーブル」(図示せず)を記憶するものである。「特殊役判定用テーブル」は、少なくとも乱数と「特殊役」の関係を規定するテーブルである。「特殊役」は、ストップスイッチ50の操作態様により停止表示される図柄61が異なる役である。「特殊役」としては、例えば「7図柄」、「BAR図柄」、「チェリー図柄」、「スイカ図柄」等がある。
(特殊役判定手段910)
特殊役判定手段910は、乱数取得手段330により取得した乱数を、特殊役判定用テーブル記憶手段900に記憶されたに特殊役判定用テーブル照合し、特殊役の当否を判定するためのものである。
特殊役判定手段910は、乱数取得手段330により取得した乱数にもとづいて特定役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段300において、ストップスイッチ50の操作態様が停止表示される図柄61に影響するか否かを判断することができる。
(リール監視手段920)
リール監視手段920は、リール用電流計800による測定値にもとづいて、第2制御手段400(サブ基板側)に接続されたリールユニット60の駆動状態を監視するものである。
リールユニット60の駆動状態においては、リール用電流計800に所定の電流値が測定される。これに対し、リールユニット60の駆動状態が停止したときには、リール用電流計800で測定される電流値が変化、例えば減少したり、或いはゼロになったりする。
上記リール用電流計800で測定される電流値の変化にもとづいて、リール監視手段920は、第2制御手段400に接続されたリールユニット60の駆動状態を予測する。
すなわち、第1制御手段300に接続されたストップスイッチ50の操作を、第1制御手段300側で監視することで把握できるので、第3停止操作後、払出手段24しているか否かを判断することが可能である。
(遊技開始用許可手段930)
遊技開始用許可手段930は、検出手段、例えばホッパー用電流計810の検出結果、及びリール監視手段920の監視結果に基づいて、遊技開始を許可するものである。
払出手段24の駆動状態においては、ホッパー用電流計810に所定の電流値が測定される。これに対し、払出手段24の駆動状態が停止したときには、ホッパー用電流計810で測定される電流値が変化、例えば減少したり、或いはゼロになったりする。
上記リール監視手段920によるリールユニット60の駆動状態の予測、及び上記ホッパー用電流計810で測定される電流値の変化にもとづいた第2制御手段400に接続された払出手段24の駆動状態を予測し、遊技の開始を許可する。
(メダルの投入操作の無効化)
再遊技判定手段710による判定の結果、再遊技役に当選している場合には、メダル(遊技媒体)の投入操作を第1制御手段側300で無効化したり、或いは再遊技役の非当選の場合には、メダル(遊技媒体)の投入操作前やマックスベットスイッチ34の操作前のスタートスイッチ40の操作の送信制御手段340からの送信を第1制御手段300側で無効化したりすることできる。メダルの投入操作を無効する場合には、図3に示すように、第1制御手段300に接続されたスタートスイッチ40のオン信号を、第1制御手段300側において受け付けた後、当該オン信号を無効とし、第2制御手段400に送信する情報から除外する。
(スイッチの操作の有効・無効化)
特殊役判定手段910の判定の結果、所定時間(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば4.1秒))、マックスベットスイッチ34やスタートスイッチ40等のスイッチの操作を有効・無効にすることができるようなる。
(図14を用いた遊技の流れの補足説明)
なお、遊技の流れは、先に図14を用いて説明した第1の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略するが、ステップS10、ステップS11、及びステップS17〜S19の詳細については異なるため、説明する。
まず、ステップS10では、遊技開始用許可手段930による遊技の開始の許可後に、マックスベットスイッチ34が操作され、且つ遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後、スタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶すると共に、記憶した乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報を、送信制御手段を介した第2制御手段400への送信を有効にし、送信する。
なお、再遊技判定手段710により、前回の遊技で再遊技役に当選したと判定していた場合は、遊技開始用許可手段930による遊技の開始の許可後に、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得し、記憶すると共に、記憶した乱数、及びスタートスイッチ40の操作に関する情報を、送信制御手段を介した第2制御手段400への送信を有効にし、送信する。
次に、ステップS11では、第1制御手段300から送信された取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行される
また、再遊技判定手段710により、前回の遊技で再遊技役に当選したと判定していた場合は、遊技可能な状態(例えば、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から所定時間(例えば、4.1秒)経過、全回転リール62の停止、且つ前回の遊技で払出が行われた場合は払出処理終了)に移行後に、マックスベットスイッチ34の操作に関する情報を受信しなくても、取得乱数にもとづく、役決定テーブルの選択が実行される。
次に、ステップS17〜S19では、メダルの払出がない場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にマックスベットスイッチのランプ120を点灯させ、メダルの払出がある場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、且つ当該遊技の払出処理終了)に移行後にマックスベットスイッチ34のランプ120を点灯させる。
なお、当該遊技で再遊技役に当選していた場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にスタートスイッチ40のランプ41を点灯させる。
なお、遊技可能な状態や所定時間はこれに限定されるものではない。
(第2制御手段400の補足説明)
第2制御手段400は、クレジット管理手段415で管理するメダルのクレジット枚数が上限(50枚)に達しているにも関わらず、メダル検出センサ100によるメダルの検出情報を受信した場合は、クレジット枚数の更新を行わず、払出手段24を制御して、上限を超える枚数分、払出を行ってもよいし、メダル検出センサ100と払出手段24の間に、メダル検出センサ100を通過したメダルをメダル払出口28に導く経路を設け、当該経路に導くようにしてもよい。
なお、第1制御手段300から送信される乱数により、第2制御手段400で役抽選を実行するようにしたが、乱数に対応した演出等のテーブルを第2制御手400が備え、第2制御手段400は取得した乱数により実行する演出等の各種抽選や決定を行ってもよいし、第1制御手段300は、乱数に対応した演出テーブル(例えば、リール演出やフリーズ演出)を備え、取得した乱数に基づく演出を行うとともに、演出テーブルによる演出の実行の間、次遊技の開始を制限してもよい。
(図34〜図37に示す第4の実施の形態の説明)
図34〜図37を用いて第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、図34に示すように、第1制御手段300(メイン基板側)にリールユニット60を接続した点である。
その結果、第1制御手段300において、リール停止制御を実行するために、図37に示すように、「リール停止制御」を第1制御手段300において実行するようにした。
第2に、図34に示すように、第2制御手段400(サブ基板側)に接続されている払出手段24に、ホッパー用電流計810を接続した点である。ホッパー用電流計810を、第1制御手段300において監視することで、第1制御手段300において次遊技への進行を適切に処理することができるようにしている。
すなわち、第2制御手段400に接続されている払出手段24による払い出しが、次遊技へのゲーム間隔、所定時間(例えば、4.1秒)以内に終了しない場合でも、第1制御手段300において、払い出しの完了を待って、次遊技に移行させることができる。
なお、所定時間はこれに限定されるものではない。
(図34の遊技制御手段200)
図34を用いて、遊技制御手段200について説明する。
遊技制御手段200の第1制御手段300(メイン基板側)には、リールユニット60及び設定表示カウンタ91等がそれぞれ接続されている。リールユニット60は、図3を用いて説明した第1の実施の形態において、第2制御手段400(サブ基板側)に接続されていたものを、第1制御手段300(メイン基板側)に移動したものである。
第2制御手段400(サブ基板側)には、払出手段24、演出装置70、各種カウンタ110及び各種ランプ120を接続するとともに、払出手段24と電源130との間にホッパー用電流計810を接続している。
(図35の第1制御手段300)
図35を用いて、第1制御手段300(メイン基板側)について説明する。
第1制御手段300には、設定情報管理手段310、乱数発生手段320、乱数取得手段330、送信制御手段340の各手段を有するほか、次の手段を備える。
なお、次の手段は、図5を用いて説明した第1の実施の形態の第2制御手段400が備える手段の一部を、第1制御手段300側に基本的には移動したものである。
(1)役抽選テーブル記憶手段1000
役抽選テーブル記憶手段1000は、第1制御手段300に設けられている手段であり、図5を用いて先に説明した、第2制御手段400に設けられていた役決定テーブル記憶手段420と同様の構成を有する。なお、「役決定」という用語を、「役抽選」と変更した。
(2)役抽選手段1010
役抽選手段1010は、第1制御手段300に設けられている手段であり、図5を用いて先に説明した、第2制御手段400に設けられていた役決定手段425と同様の構成を有する。
(3)リール制御手段1020
リール制御手段1020は、第1制御手段300に設けられている手段であり、図5を用いて先に説明した、第2制御手段400に設けられていたリール制御手段430と同様の構成を有する。その結果、リール停止制御は、第2制御手段400側から第1制御手段300側に移行する。
(4)遊技状態制御手段1030
遊技状態制御手段1030は、第1制御手段300に設けられている手段であり、図5を用いて先に説明した、第2制御手段400に設けられていた遊技状態制御手段445と同様の構成を有する。その結果、遊技状態は、第1制御手段300(メイン基板)側の制御となる。
(5)遊技開始用許可手段1040
遊技開始用許可手段1040は、検出手段、例えばホッパー用電流計810の検出結果に基づいて、遊技開始を許可するものである。
払出手段24の駆動状態においては、ホッパー用電流計810に所定の電流値が測定される。これに対し、払出手段24の駆動状態が停止したときには、ホッパー用電流計810で測定される電流値が変化、例えば減少したり、或いはゼロになったりする。
上記ホッパー用電流計810で測定される電流値の変化にもとづいて、遊技開始用許可手段1040は、第2制御手段400に接続された払出手段24の駆動状態を予測し、第1制御手段300において次遊技への進行を適切に処理することができるようにしている。
(図36の第2制御手段400)
図36を用いて、第2制御手段400(サブ基板側)について説明する。
第2制御手段400には、受信制御手段410、クレジット管理手段415、払出制御手段440、遊技状態制御手段445、演出状態制御手段450、各種カウンタ制御手段455、各種ランプ制御手段460のほか、払出制御手段1100を有する。払出制御手段1100を除き、各手段の構成については、先に図5を用いて説明した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。なお、本図33と、図5との比較からも明らかな通り、第2制御手段400から省いた手段については第1制御手段300側に移行している。
(払出制御手段1100)
払出制御手段1100は、複数の回転リール62の停止表示される図柄61の組み合わせに基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定するためのテーブルを備え、第1制御手段300から受信した複数の回転リール62の停止表示される図柄61の組み合わせに関する情報に基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定、又は第1制御手段300から受信した払出量に関する情報に基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定、又は特定値に基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定するためのテーブルを備え、第1制御手段300から受信した特定値に基づいて、遊技媒体(メダル)の払出量(メダルの払出枚数)を決定するとともに、決定した当該払出量に基づいて、払出手段24を制御するものである。
(図37の遊技の流れ)
図37を用いて遊技の流れについて説明する。
遊技の流れは、先に図14を用いて説明した第1の実施の形態と同様に、大別すると、役抽選、リール停止制御、メダル払出制御の順に進行する。役抽選については、図14との比較からも明らかな通り、全面的に第1制御手段300(メイン基板側)に移行した。リール停止制御についても、同様に第2制御手段400(サブ基板側)から第1制御手段300(メイン基板側)に移行した。メダル払出制御については、図14のものと同様に、第2制御手段400(サブ基板側)で制御している。
また、各ステップS100〜S109については、図14において「役決定」と説明していたのを、「役抽選」と改めた。各ステップS100〜S109の説明については、図14を用いて説明した第1の実施の形態と同様であるので省略した。
次に、図37に示す遊技の流れのステップS100、ステップS102、ステップS107、ステップS108、及びステップS109の詳細について、説明する。
なお、ステップS201〜207については、停止制御こそ異なるが、従来の遊技機と同じ処理であるため、詳細な説明は省略する。
まず、ステップS100では、遊技開始用許可手段1040による遊技の開始の許可後に、マックスベットスイッチ34が操作され、且つ前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から4.1秒経過した場合にスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得する。
なお、前回の遊技で再遊技役に当選したと判定していた場合は、遊技開始用許可手段1040による遊技の開始の許可後に、前回の遊技のスタートスイッチ40の操作から4.1秒経過後のスタートスイッチ40の操作を検出すると、乱数取得手段330は、乱数発生手段320により発生させた乱数を抽出して取得する。
次に、ステップS100からステップS101を経てステップS102に進み、当該ステップS102では、役抽選結果が再遊技役の場合、その旨を示す情報を、送信制御手段380を介して、第2制御手段400に送信する。
また、第2制御手段に前述の再遊技役判定テーブル記憶手段700、及び再遊技判定手段710を備え、取得した乱数を送信するようにしてもよい。
なお、この場合は、遊技状態に応じて役抽選テーブルを選択する手段が必要になる。
次に、ステップS102からステップS103〜S106を経てステップS107に進み、当該ステップS107では、複数の回転リール62の停止表示される図柄61の組み合わせに関する情報、又は払出量に関する情報、又は特定値に関する情報を、送信制御手段380を介して第2制御手段400に送信する。
次に、ステップS107からステップS108に進み、当該ステップS108では、受信した複数の回転リール62の停止表示される図柄61の組み合わせに関する情報、又は払出量に関する情報、又は特定値に関する情報に基づく、メダルの払出枚数が決定される。メダルの払出枚数の決定は、第2制御手段400の払出制御手段440(図5)により実行される。
次に、ステップS108からステップS109に進み、当該ステップS109では、決定した払出枚数に基づいて第2制御手段400の払出制御手段440を制御して払い出しを実行するとともに、払出終了後、マックスベットスイッチ34のランプ120を点灯させる。
なお、当該遊技で再遊技役に当選していた場合は、遊技可能な状態(例えば、当該遊技のスタートスイッチ40の操作後、所定時間(例えば、4.1秒)経過しているかが判定され、所定時間(例えば、4.1秒)経過)に移行後にスタートスイッチ40のランプ41を点灯させる。
なお、遊技可能な状態や所定時間はこれに限定されるものではない。
(第2制御手段400の補足説明)
図34に示す第2制御手段400は、クレジット管理手段415で管理するメダルのクレジット枚数が上限(50枚)に達しているにも関わらず、メダル検出センサ100によるメダルの検出情報を受信した場合は、クレジット枚数の更新を行わず、払出手段24を制御して、上限を超える枚数分、払出を行ってもよいし、メダル検出センサ100と払出手段24の間に、メダル検出センサ100を通過したメダルをメダル払出口28に導く経路を設け、当該経路に導くようにしてもよい。
なお、第1制御手段300から送信される乱数により、第2制御手段400で役抽選を実行するようにしたが、乱数に対応した演出等のテーブルを第2制御手400が備え、第2制御手段400は取得した乱数により実行する演出等の各種抽選や決定を行ってもよいし、第1制御手段300は、乱数に対応した演出テーブル(例えば、リール演出やフリーズ演出)を備え、取得した乱数に基づく演出を行うとともに、演出テーブルによる演出の実行の間、次遊技の開始を制限してもよい。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第一に、遊技機(10)は、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(1)リールユニット(60)
リールユニット(60)は、複数の図柄(61)を変動表示可能な複数の回転リール(62)を個別に回転駆動可能なものである。
(2)スタートスイッチ(40)
スタートスイッチ(40)は、遊技者の操作により複数の回転リール(62)の回転を開始させるためのものである。
(3)ストップスイッチ(50)
ストップスイッチ(50)は、複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の複数の回転リール(62)を個別に停止可能なものであり、複数ある。
(4)払出手段(24)
払出手段(24)は、複数の回転リール(62)の停止表示された図柄(61)の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能なものである。
(5)演出手段(70)
演出手段(70)は、遊技の進行に応じ、各種の演出を実行するものである。
(6)遊技制御手段(200)
遊技制御手段(200)は、例えば図3に示すように、リールユニット(60)、スタートスイッチ(40)、複数のストップスイッチ(50)、払出手段(24)及び演出手段(70)にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するためのものである。
第二に、遊技制御手段(200)は、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(7)第1制御手段(300)
第1制御手段(300)は、例えば図3に示すように、スタートスイッチ(40)及びストップスイッチ(50)にそれぞれ接続されるものである。
(8)第2制御手段(400)
第2制御手段(400)は、例えば図3に示すように、第1制御手段(300)及び演出手段(70)にそれぞれ接続され、当該第1制御手段(300)から一方向の通信で送信される信号に基づいて、演出手段(70)に演出を実行させるものである。
第三に、第1制御手段(300)は、例えば図4に示すように、次の構成を備える。
(9)乱数取得手段(330)
乱数取得手段(330)は、スタートスイッチ(40)の操作を契機として各種決定を実行するための乱数を取得するものである。
(10)送信制御手段(340)
送信制御手段(340)は、乱数取得手段(330)により取得された乱数を第2制御手段(400)に送信するものである。
第四に、第2制御手段(400)は、例えば図3に示すように、リールユニット(60)及び払出手段(24)のそれぞれが接続される。
第五に、第2制御手段(400)は、例えば図5に示すように、次の構成を備える。
(11)役決定テーブル
役決定テーブルは、例えば図17〜図20に示すように、乱数と役との関係を少なくとも規定するものである。
(12)役決定手段(425)
役決定手段(425)は、乱数を役決定テーブルと照合し、役を決定するものである。
(13)リール制御手段(435)
リール制御手段(435)は、役決定手段(425)により決定された役、及びストップスイッチ(50)の停止操作タイミングに応じて、リールユニット(60)を制御するものである。
(14)払出制御手段(440)
払出制御手段(440)は、複数の回転リール(62)の停止表示される図柄(61)の組み合わせに基づいて、遊技媒体の払出量を決定するとともに、当該払出量に基づいて、払出手段(24)を制御するものである。
(1−2)第1の特徴点と実施の形態との対応関係
第1の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「複数の回転リール(62)」として、例えば図1に示すように、「3個」を例示している。
ここで、ストップスイッチ(50)の「複数」として、例えば図1に示すように、回転リール(62)と同数の「3個」を例示している。
ここで、「遊技媒体」としては、「メダル」を例示している。
ここで、「所定の遊技媒体」の「所定」とは、「遊技媒体」の払出量、例えば「メダル」の場合には「払出枚数」を意味する。
ここで、「役決定テーブル」として、例えば図17〜図20に示す複数種類の役決定テーブルを例示している。図17〜図20に示す役決定テーブルは、遊技状態に応じて選択される。
(1−3)第1の特徴点のバリエーション
第1の特徴点のバリエーションも、次の通りである。
ここで、「複数の回転リール(62)」として、「3個」を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でもよい。
ここで、ストップスイッチ(50)の「複数」として、回転リール(62)と同数の「3個」を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でもよし、又、回転リール(62)と個数を異ならせてもよい。
ここで、「遊技媒体」としては、「メダル」を例示したが、例えば「パチンコ球」等を用いてもよい。
ここで、「役決定テーブル」として、図17〜図20に示す複数種類の役決定テーブルを例示したが、これらに限定されない。
(1−4)第1の特徴点の作用効果
第1の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第1の特徴点によれば、リールユニット及びホッパー等の払出手段を第2制御手段に接続し、当該第2制御手段で制御することで、スタートスイッチ及びストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段側の処理の負担を軽減することができる。
すなわち、第1の特徴点によれば、第1制御手段において乱数を取得させ、当該取得した乱数値を第2制御手段に一方向で送信することで、第1制御手段において取得した乱数値に従って、第2制御手段側で規則的に、若しくは一義的にリールユニット及びホッパー等の払出手段を制御させることで、セキュリティー性の高い遊技機を提供することができる。
また、第1の特徴点によれば、第1制御手段は乱数を取得するだけであるので、汎用性が高く、共通化が可能であり、第2制御手段側のプログラムやテーブル等を変更するだけで、多様な遊技機を提供できる。
(2)第2の特徴点
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
第一に、役は、遊技媒体を使用することなく次回の遊技を開始可能とする再遊技役を含むものである。
第二に、第1制御手段(300)は、少なくとも乱数と再遊技役の関係を規定するテーブル(図示せず)を備える。
(2−2)第2の特徴点と実施の形態との対応関係
第2の特徴点は、例えば図31を用いて説明した第2の実施の形態に対応する。
第2の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「テーブル」については、図示していないが、例えば図17〜図20に示す役決定テーブルのうち、「リプレイ」に対応する部分だけを用いてもよい。
(2−4)第2の特徴点の作用効果
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第2の特徴点によれば、第1制御手段側で取得した乱数にもとづいて再遊技役の当否を判断できるようにすることで、第1制御手段において次回の遊技でマックスベットスイッチ34の操作の有効・無効を判断することができる。
その結果、第2の特徴点によれば、再遊技役に当選している場合には、メダル等の遊技媒体の投入操作を第1制御手段側で無効化したり、或いは再遊技役の非当選の場合には、遊技媒体の投入操作前やマックスベットスイッチ34の操作前のスタートスイッチの操作を第1制御手段側で無効化したりできる。
(3)第3の特徴点
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点は、上記した第1の特徴点又は第2の特徴点に加え、次の通りである。
第一に、役は、ストップスイッチ(50)の操作態様により停止表示される図柄(61)が異なる特殊役を含む。
第二に、第1制御手段(300)は、少なくとも乱数と特殊役の関係を規定するテーブル(図示せず)を備える。
(3−2)第3の特徴点と実施の形態との対応関係
第3の特徴点は、例えば図32及び図33を用いて説明した第3の実施の形態に対応する。
第3の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「特殊役」としては、例えば「7図柄」、「BAR図柄」、「チェリー図柄」、「スイカ図柄」等がある。
ここで、「テーブル」については、図示していないが、例えば図17〜図20に示す役決定テーブルのうち、「特殊役」に対応する部分だけを用いてもよい。
(3−3)第3の特徴点のバリエーション
第3の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「特殊役」としては、「7図柄」、「BAR図柄」、「チェリー図柄」、「スイカ図柄」等を例示したが、これらに限定されない。
(3−4)第3の特徴点の作用効果
第3の特徴点は、上記した第1の特徴点又は第2の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第3の特徴点によれば、特定役の当否を判断して、マックスベットスイッチやストップスイッチの操作を有効・無効にしたりすることができる。
(4)第4の特徴点
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点は、上記した第1特徴点乃至第3の特徴点のいずれかに記載の特徴点に加え、次の通りである。
すなわち、前記第1制御手段(300)は、例えば図32及び図33に示すように、次の構成を備える。
(1)検出手段(例えばホッパー用電流計810)
検出手段(例えばホッパー用電流計810)は、払出手段(24)の動作状態を検出するものである。
(2)許可手段(例えば遊技開始用許可手段660)
許可手段(例えば遊技開始用許可手段660)は、検出手段(例えばホッパー用電流計810)の検出結果に基づいて、遊技開始を許可するものである。
(4−2)第4の特徴点と実施の形態との対応関係
第4の特徴点は、例えば図32及び図33を用いて説明した第3の実施の形態に対応する。
第4の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「検出手段」として、例えば図34に示すように、「電源(130)」と「払出手段(24)」との間に「ホッパー用電流計(810)」を接続している。「払出手段(24)」には、モータやソレノイドが使用され、これらに通電すると、「ホッパー用電流計(810)」により駆動電流が測定される。このとき、「払出手段(24)」が正常に動作している場合には、遊技媒体の払い出し中であることが推測可能である。これに対し、「払出手段(24)」に対する通電を停止すると、「ホッパー用電流計(810)」で測定した電流値は、「0」A(アンペア)となる。このため、「ホッパー用電流計(810)」により駆動電流が測定された状態から電流値が「0」A(アンペア)となった場合には、遊技媒体の払い出し動作が終了したことが推測可能である。
(4−3)第4の特徴点のバリエーション
第4の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「検出手段」として、「ホッパー用電流計(810)」を例示したが、これに限定されず、電圧計、抵抗計を使用し、電圧や抵抗の変化を検出するようにしてもよい。
(4−4)第4の特徴点の作用効果
第4の特徴点は、上記した第1特徴点乃至第3の特徴点のいずれかに記載の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第4の特徴点によれば、払出手段の動作状態を検出し、当該検出結果に基づいて、遊技開始を許可するか否かを第1制御手段において判断できるようにすることで、第1制御手段において次遊技への進行を適切に処理することができる。
その結果、第4の特徴点によれば、払出手段のみを第2制御手段に接続した場合に、当該払出手段による払い出しが、次遊技へのゲーム間隔、例えば4.1秒以内に終了しない場合でも、払い出しの完了を待って、次遊技に移行できる。
(第1の実施の形態)
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル
22 下パネル 24 払出手段
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
35 ベットランプ 36 精算スイッチ
38 メダル投入口 39 投入口ランプ
40 スタートスイッチ 41 スタートランプ
50 ストップスイッチ 51 ストップランプ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄 62 回転リール
63 リールテープ 64 左リール
66 中リール 68 右リール
70 演出手段
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 画像表示部 86 有効ライン
90 設定スイッチ 91 設定表示カウンタ
100 メダル検出センサ 110 各種カウンタ
111 クレジットカウンタ 112 ペイアウトカウンタ
120 各種ランプ 130 電源
200 遊技制御手段 300 第1制御手段(メイン基板)
310 設定情報管理手段 320 乱数発生手段
330 乱数取得手段 340 送信制御手段
400 第2制御手段(サブ基板)
410 受信制御手段 415 クレジット管理手段
420 役決定テーブル記憶手段 425 役決定手段
430 リール制御手段 440 払出制御手段
445 遊技状態制御手段 450 演出状態制御手段
455 各種カウンタ制御手段 460 各種ランプ制御手段
500 開始制御手段 510 停止制御手段
520 停止テーブル記憶手段 530 テーブル選択手段
540 リール停止処理手段 550 停止データテーブル
560 停止テーブル
600 特定値取得手段 610 ポインタ決定手段
620 分岐処理決定手段 630 非同一ポインタ格納テーブル記憶手段
640 ポインタ演算手段
650 ポインタ決定テーブル 660 非共通テーブル部
670 共通テーブル部
680 同一部 690 非同一部
(第2の実施の形態)
700 再遊技判定用テーブル記憶手段 710 再遊技判定手段
(第3の実施の形態)
800 リール用電流計 810 ホッパー用電流計
900 特殊役判定用テーブル記憶手段 910 特殊役判定手段
920 リール監視手段 930 遊技開始用許可手段
(第4の実施の形態)
1000 役抽選テーブル記憶手段 1010 役抽選手段
1020 リール制御手段 1130 遊技状態制御手段
1140 遊技開始用許可手段
1100 払出制御手段

Claims (5)

  1. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールを個別に回転駆動可能なリールユニットと、
    遊技者の操作により前記複数の回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の前記複数の回転リールを個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの停止表示された図柄の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能な払出手段と、
    遊技の進行に応じ、各種の演出を実行する演出手段と、
    前記リールユニット、前記スタートスイッチ、前記複数のストップスイッチ、前記払出手段及び演出手段にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段と、を備え、
    前記遊技制御手段は、
    前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段と、
    前記第1制御手段及び前記演出手段にそれぞれ接続され、当該第1制御手段から一方向の通信で送信される信号に基づいて、前記演出手段に演出を実行させる第2制御手段と、を備える遊技機において、
    前記第1制御手段は、
    前記スタートスイッチの操作を契機として各種決定を実行するための乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数取得手段により取得された乱数を前記第2制御手段に送信する送信制御手段と、を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記払出手段が接続されるとともに、
    前記乱数と役との関係を少なくとも規定する役決定テーブルと、
    前記乱数を前記役決定テーブルと照合し、前記役を決定する役決定手段と、
    前記役決定手段により決定された役、及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて、前記リールユニットを制御するリール制御手段と、
    前記複数の回転リールの停止表示される前記図柄の組み合わせに基づいて、遊技媒体の払出量を決定するとともに、当該払出量に基づいて、前記払出手段を制御する払出制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記役は、前記遊技媒体を使用することなく次回の遊技を開始可能とする再遊技役を含み、
    前記第1制御手段は、少なくとも前記乱数と前記再遊技役の関係を規定するテーブルを備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記役は、前記ストップスイッチの操作態様により停止表示される図柄が異なる特殊役を含み、
    前記第1制御手段は、少なくとも前記乱数と前記特殊役の関係を規定するテーブルを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記第1制御手段は、
    前記払出手段の動作状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、遊技開始を許可する許可手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールを個別に回転駆動可能なリールユニットと、
    遊技者の操作により前記複数の回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の前記複数の回転リールを個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの停止表示された図柄の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能な払出手段と、
    遊技の進行に応じ、各種の演出を実行する演出手段と、
    前記リールユニット、前記スタートスイッチ、前記複数のストップスイッチ、前記払出手段及び演出手段にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段と、を備え、
    前記遊技制御手段は、
    前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続される第1制御手段と、
    前記第1制御手段及び前記演出手段にそれぞれ接続され、当該第1制御手段から一方向の通信で送信される信号に基づいて、前記演出手段に演出を実行させる第2制御手段と、を備える遊技機において、
    前記第1制御手段は、
    前記リールユニットが接続されるとともに、
    前記スタートスイッチの操作を契機として各種決定を実行するための乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数と役との関係を少なくとも規定する役決定テーブルと、
    前記乱数を前記役決定テーブルと照合し、前記役を決定する役決定手段と、
    前記役決定手段により決定された役、及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて、前記リールユニットを制御するリール制御手段と、
    前記第1制御手段は、
    前記払出手段の動作状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、遊技開始を許可する許可手段と、を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記払出手段が接続されるとともに、
    前記第1制御手段からの信号に基づいて、前記払出手段を制御する払出制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
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