JP2005080911A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定の入賞態様を構成しない複数種類の図柄に、報知図柄等の意味を付与して、遊技者に意外感を与える等、多彩な遊技性を備えることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】 各リール3L、3C、3R上には、赤7(図柄91)、ベル(図柄92)、プラム(図柄93)、リプレイ(図柄94)、ブランク1(図柄95)、ブランク2(図柄96)、チェリー(図柄97)、及びバー(図柄98)の各図柄が配置されている。
これらの図柄の内、赤7(図柄91)、ベル(図柄92)、プラム(図柄93)、リプレイ(図柄94)、チェリー(図柄97)及びバー(図柄98)の各図柄が特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄となる。また、ブランク1(図柄95)及びブランク2(図柄96)の各図柄が特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技結果を表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段の表示制御を行うマイクロコンピュータ等の制御手段を備えたパチスロ機等の遊技機に関する。
従来より、複数の各リールに対応する停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機が種々提案されており、かかるパチスロ機においては、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示するリールを複数配列して構成した機械的変動表示装置、或いは各リール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。
そして、遊技者のスタート操作に対応して、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させることにより図柄を変動させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により各リールの回転を順次停止させる。
このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞態様)になった場合は、メダル又はコイン等の遊技媒体が払い出され、遊技者に対して一定の利益を付与する。
現在主流となっているパチスロ機では、複数種類の入賞態様を有し、特に、ある役が入賞したときには、1回のメダルの払出が終了した後においても、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このようなボーナスゲームが得られる入賞態様には、ビッグボーナス(以下「BB」という)、レギュラーボーナス(以下「RB」という)、シングルボーナス(以下「SB」という)などがある。
更に、現在主流となっているパチスロ機では、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」とも称する)に沿って所定の図柄の組合せが並び、メダル等が払い出される役が入賞するためには、内部的な抽選処理(以下、「内部抽選」とする)により役に当選(以下「内部当選」とする)し、且つ、その内部当選した役(以下「当選役」とする)の入賞を示す図柄の組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止ボタンの停止操作を行うことが要求される。
換言すると、上記ボーナスゲーム等が得られる特定の役等が内部当選したとしても、遊技者による停止ボタンの停止操作のタイミングが悪いと、当選役の入賞を成立させることができないものである(一般的に「取りこぼし」といわれる)。
このように、現在では、停止ボタンの停止操作をタイミング良く行う技術が要求される(一般的に「目押し」といわれ、技術介入性の比重が高い)パチスロ機が主流となっている。
そこで、このようなパチスロ機では、遊技者に有利な遊技状態を予め報知するための手段が種々提案され、遊技者が停止ボタンの停止操作に集中できるようにしている。
例えば、特許文献1では、通常状態とSB高確率状態とでSB獲得となるシンボルマークの表示態様の組み合わせを異ならせており、このようにすることにより、遊技者は各リールを注視しているだけでSB高確率状態への突入・継続・終了を知ることができ、ゲームに対する集中を疎外させないようにしている。
特開平11−276663号公報(段落0057、図4、図5)。
しかし、上記シンボルマークによる表示態様は、入賞態様を構成する図柄を組合せており、遊技者によっては、その組合せがわかり難くかった。また、このような報知図柄に慣れてくると、遊技者に与えるインパクトも小さくなってきていた。
そこで、本発明は、所定の入賞態様を構成しない複数種類の図柄の表示態様に、報知図柄等の意味を付与して、明快な表示態様により遊技者に理解し易くし、また遊技者に意外感を与える等、多彩な遊技性を備えることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技者による操作に応じて単位遊技を開始させる遊技開始手段(例えば、スタートスイッチ6S、S8)と、前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、所定の役を当選役(例えば、再遊技(リプレイ))として決定する当選役決定手段(例えば、CPU31、S11)と、複数種類の図柄を可変表示および停止表示する図柄表示手段(例えば、リール3L、3C、3R)と、前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、前記図柄表示手段に前記図柄の可変表示を開始させ、前記当選役に基づいて、所定の入賞態様(例えば、有効ライン上にリプレイ−リプレイ−リプレイが並んで表示される態様)を前記図柄表示手段に停止表示させる図柄表示制御手段(例えば、CPU31、S12〜S14、S22、S24)と、前記図柄表示手段に特定の入賞態様(例えば、有効ライン上にプラム−プラム−プラムが並んで表示される態様)が停止表示された場合に、遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段(例えば、S36)とを備え、前記複数種類の図柄は、前記特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄(例えば、ベル、チェリー、プラム、リプレイ、バー、赤7)と、前記特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄(例えば、ブランク1、ブランク2)とを含んで構成されていることを特徴とする遊技機とした(請求項1記載の発明)。
また、請求項1に記載の遊技機において、前記当選役が特定の役(例えば、BB)である場合に、前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄(例えば、ブランク1、ブランク2)のうちの特定の図柄(例えば、ブランク1)のみで構成された特別な表示態様(例えば、有効ライン上にブランク1−ブランク1−ブランク1が並んで表示される態様)を前記図柄表示手段に停止表示させることを特徴とする遊技機とした(請求項2に記載の発明)。
また、請求項2に記載の遊技機において、前記当選役が前記特定の役(例えば、BB)である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様(例えば、有効ライン上に赤7−赤7−赤7が並んで表示される態様)を停止表示させることが可能な確率が第1の確率である第1確率状態(例えば、FT1(第1高確率再遊技状態)及びFT2(第2高確率再遊技状態))から、前記当選役が前記特定の役(例えば、BB)である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様(例えば、有効ライン上に赤7−赤7−赤7が並んで表示される態様)を停止表示させることが可能な確率が前記第1の確率とは異なる第2の確率である第2確率状態(例えば、FT0(通常確率再遊技状態))に、確率状態を移行させる状態移行手段(例えば、S13)を備え、
前記特別な表示態様(例えば、有効ライン上にブランク1−ブランク1−ブランク1が並んで表示される態様)が停止表示される確率が前記第2確率状態における単位遊技の場合と、前記第1確率状態における単位遊技の場合とで異なることを特徴とする遊技機(請求項3に記載の発明)とした。
また、請求項3に記載の遊技機において、
前記状態移行手段により、前記第1確率状態(例えば、FT1(第1高確率再遊技状態)及びFT2(第2高確率再遊技状態))から第2確率状態(例えば、FT0(通常確率再遊技状態))に移行された後、当選役にハズレが抽選されることを条件に、前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄(例えば、ブランク1、ブランク2)の内、前記特定の図柄(例えば、ブランク1)とは別の特定の図柄(例えば、ブランク2)のみで構成された特別な表示態様(例えば、有効ライン上にブランク2−ブランク2−ブランク2が並んで表示される態様)を前記図柄表示手段に停止表示させることを特徴とする遊技機(請求項4に記載の発明)とした。
本発明によれば、複数種類の図柄は、前記特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、前記特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄とを含んで構成されているので、これらの図柄による多彩な図柄の演出態様が可能になり、演出効果を向上させることができる。
以下、本発明に係る遊技機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、遊技機として、いわゆる、「パチスロ機」につき具現化して説明することとするが、この種の遊技機は、コイン、メダル、遊技球又はトークン等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技することが可能であり、以下においてはメダルを使用して遊技を行うものとして説明する。
先ず、本実施形態に係るパチスロ機の概略構造について図1に基づき説明する。図1は前記遊技機の斜視図である。
図1において、遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面に形成されたパネル表示部2Aが設けられ、その中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられている。
これら表示窓4L、4C、4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8B、センターライン8C及びボトムライン8D、斜め方向にクロスダウンライン8A及びクロスアップライン8Eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述する1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。
いずれの入賞ラインが有効化されたかは、後に説明するBETランプ9A、9B、9Cの点灯で表示される。
ここで、入賞ライン8A〜8Eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役(例えば、「ベルの小役」)に対応する図柄組合せを構成する図柄(例えば、後述する「ベル(図柄)」がいずれかの有効ラインに対応する所定の位置(例えば、後述するBET数が「3」であれば、クロスダウンライン8Aからクロスアップライン8Eの何れかの有効ライン)に並んで停止表示されることにより、所定の役が入賞することとなる。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられている。
各リールの図柄は表示窓4L、4C、4Rを介して視認できるように構成されており、各リール3L、3C、3Rは、所定回転速度(例えば、80回転/分)で回転する。
前記表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9A、2−BETランプ9B、最大BETランプ9C、クレジット表示部19が設けられる。1−BETランプ9A、2−BETランプ9B及び最大BETランプ9Cは、1つゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
ここで、1つのゲームは、後述のスタートスイッチ6のオンの後、全てのリール3L、3C、3Rが停止し、各リールに停止表示された停止図柄が特定の入賞態様(例えば、前記有効ライン上にベル−ベル−ベルが並んで表示される態様)に応じたメダルの払出しによって終了する。
1−BETランプ9Aは、BET数が「1」で1本の入賞ラインが有効化する。2−BETランプ9Bは、BET数が「2」で3本の入賞ラインが有効化したときに点灯する。最大BETランプ9Cは、BET数が「3」で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDからなり、貯留されているメダルの枚数を表示する。
前記表示窓4L、4C、4Rの右側には、当たり表示ランプ(いわゆるWINランプ)17及び払出表示部18が設けられる。
当たり表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞が実現可能になった後、BB又はRBが入賞するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下「ボーナス」という。払出表示部18は、7セグメントLEDからなり、入賞時のメダルの払出枚数を表示する。
パネル表示部2Aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDからなり、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
表示窓4L、4C、4Rの下方には水平面に台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L、4C、4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5Aには、遊技に関連する情報等が表示される。
液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することにより、前記した通り、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出を押しボタン操作が切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切換操作により、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表示パネル23が設けられている。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
図2は、前記各リール3L、3C、3Rに表される複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。
各リール3L、3C、3R上には、赤7(図柄91)、ベル(図柄92)、プラム(図柄93)、リプレイ(図柄94)、ブランク1(図柄95)、ブランク2(図柄96)、チェリー(図柄97)、及びバー(図柄98)の各図柄が配置されている。
これらの図柄の内、赤7(図柄91)、ベル(図柄92)、プラム(図柄93)、リプレイ(図柄94)、チェリー(図柄97)及びバー(図柄98)の各図柄が特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄となる。
また、ブランク1(図柄95)及びブランク2(図柄96)の各図柄が特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄となっている。
これらのブランク1及びブランク2のブランク図柄は、それらの模様が異なれば、どのような模様でもよく、本実施形態のように「星印」に限定されるものではない。また2種類に限定されるものでもなく、3種類等でもよい。なお、各図柄には「00」〜「21」のコードナンバーが付され、データテーブルとして後に説明するROM32に格納されている。
遊技者は、通常、遊技開始時に、前記配当表示パネル23等から入賞態様を確認するが、各リール3L、3C、3Rの図柄配列等から、前記ブランク図柄を認めることで、遊技機1に対して新鮮な印象を持つ場合がある。
また、これらブランク図柄の存在自体が遊技者の興味を引き、ゲームの進行と共に、これらブランク図柄がゲームにおいて果たす役割に遊技者の期待感が高まる場合がある。例えば、遊技者に対し、多彩なリーチ目、チャンス目の出現の期待感、興味を与えることもできる。
即ち、特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄とを用いることで、いままでにない多彩な遊技性を備えた遊技機を提供することができる。
前記各図柄が、遊技者のスタートレバー6及び停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、各リール3L、3C、3Rに停止表示されるまでには、所定の役を当選役として決定する確率抽選処理、所定の入賞態様等の停止態様を前記各リール3L、3C、3R上に停止表示させる停止用当選役決定処理(それぞれ後述)が行われる。
以下では、前記確率抽選処理において使用される当選確率テーブル、前記停止用当選役決定処理において使用される停止用当選役選択テーブル、この選択テーブルで選択された停止用当選役に対応する停止テーブル群及びこの停止テーブル群の具体的なテーブル内容の各構成例を説明する。
なお、これら各テーブルの作用効果は、後述の遊技機1に対する制御手順を示したフローチャートと共に説明する。
図3は当選確率テーブルを示すものであって、当選役、各当選役に対応する払出枚数(配当)、各遊技状態における各当選役に対応する当選確率(内部当選確率)、各当選役に対応する図柄組合せを記載している。
この図3に示された遊技状態は、FT0(通常確率再遊技)、FT1(第1高確率再遊技)及びFT2(第2高確率再遊技)の3種類である。
これらの遊技状態の内、FT1(第1高確率再遊技)及びFT2(第2高確率再遊技)が本発明の第2確率状態に、FT0(通常確率再遊技)が本発明の第1確率状態にそれぞれ対応する。
FT0の遊技状態と、FT1及びFT2の遊技状態との相違点は、第1に、当選役リプレイの当選確率がFT0(1/7.301)に対しFT1(1/1.1365)及びFT2(1/1.1364)が高く、但し各入賞確率は、略等しくなっていること、第2に、当選役ハズレの当選確率が、FT0(1/1.1.355)に対しFT1(2/16384)及びFT2(1/16384)が著しく低いこと、第3に、FT0では、当選役BB及びRBの抽選が行われるが、FT1及びFT2では、当選役BB及びRBの抽選が行われないこと、である。
一方、FT0、FT1及びFT2の当選役プラム、ベル、チェリーの当選確率は共通している。
また、各遊技状態は、遊技の進行状況に応じて、概ねFT0→FT1→FT2→FT0と移行するが、各遊技状態間の移行については、後述のFT1終了抽選用テーブル及びFT2終了抽選用テーブルの構成例及びこれを用いるFT制御処理において説明する。
なお、その他の遊技状態として、FT0、FT1、FT2などよりも遊技者に有利な状態であるBB一般遊技状態、RB遊技状態等があるが、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、前記当選役の種類としては、BB、RB、プラム、ベル、チェリー、リプレイ及びハズレの7種類が存在する。
BBは、遊技状態FT0のときに、当選役にBBが抽選され、そのままBBが持越された状態で当選役にハズレが抽選され、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてBBが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するBB入賞可能停止テーブル群(図6、図9(b)参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、赤7−赤7−赤7が前記入賞ラインに沿って並ぶことにより入賞する。この場合、15枚のメダルが払い出される。BBが入賞した後にBB一般遊技状態となる。
RBは、遊技状態FT0のときに、当選役にRBが抽選され、そのままRBが持越された状態で当選役にハズレが抽選され、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてRBが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するRB入賞可能停止テーブル群(図6参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、BAR-BAR-BARが入賞ラインに沿って並ぶことにより入賞する。この場合、15枚のメダルが払い出される。RBが入賞した後にRB遊技状態となる。
前記プラムは、その内部当選状態において、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてプラムが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するプラム入賞可能停止テーブル群(図6参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、プラム−プラム−プラムが、入賞ラインに沿って並ぶことにより入賞する。この場合、6枚のメダルが払い出される。
前記ベルは、その内部当選状態において、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてベルが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するベル入賞可能停止テーブル群(図6参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、ベル−ベル−ベルが入賞ラインに沿って並ぶことにより入賞する。この場合、8枚のメダルが払い出される。
前記チェリーは、その内部当選状態において、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてチェリーが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するチェリー入賞可能停止テーブル群(図6参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、チェリー−ANY−ANYが入賞ラインに沿って並ぶことにより入賞する。この場合、1枚のメダルが払い出される。
前記リプレイ(再遊技)は、その内部当選において、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてリプレイが選択され、且つ、その停止用当選役に対応するリプレイ入賞可能停止テーブル群(図6、図7(b)参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、Replay-Replay-Replayが有効ラインに沿って並ぶことにより入賞する。
再遊技が入賞すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが投入される(再遊技が入賞した単位遊技と同数の入賞ラインが有効化される)ので、遊技者はメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
前記ハズレは、遊技状態FT0のときに、当選役にハズレが抽選され、且つ、BBまたはRBの持越役が「なし」の場合に、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてハズレが選択された場合、又は、FT1又はFT2の遊技状態で、当選役にリプレイが抽選され、停止用当選役選択テーブルによって停止用当選役としてハズレが選択された場合、それらの停止用当選役に対応する入賞不可能停止テーブル群(図6、図9(a)参照)に基き、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作により、上記入賞態様以外の表示態様が入賞ラインに沿って並んで成立し、メダルの払出は行われない。
続いて、FT0,FT1及びFT2において、前記各当選役の内部当選確率について説明する。
先ず、FT0の場合は、図3のFT0の列に示すとおり、BB、RB、プラム、ベル、チェリー、リプレイ(再遊技)、ハズレの各内部当選確率は、それぞれ1/400、1/400、1/50、1/10、1/10、1/7.301、1/1.355である。
FT1の場合は、図3のFT1の列に示したように、BB及びRBの内部抽選は行われない。
また、プラム、ベル、チェリーの各内部当選確率は、上記FT0の場合と同様であるが、リプレイ、ハズレの内部当選確率は、それぞれ1/1.1365、2/16384である。
FT2の場合は、図3のFT2の列に示したように、FT1と同様にBB及びRBの内部抽選は行われず、プラム、ベル、チェリーの内部当選確率は、上記FT0の場合と同様である。
また、リプレイ、ハズレの内部当選確率は、1/1.1364、1/16384である。
次に、図4及び図5に基いて、前記停止用当選役選択テーブルの構成例を説明する。
図4は、各遊技状態FT0〜FT2で、当選役が「ハズレ」以外の場合の停止用当選役選択テーブルを、図5は、各遊技状態FT0〜FT2で当選役が「ハズレ」の場合の停止用当選役選択テーブルを示す。
図4に示したように、当選役としてハズレ以外の当選役が抽選され、その当選役がBBの場合、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3がそれぞれ選択される確率は、0/128、122/128、4/128、2/128となっている。
また、当選役としてハズレ以外の当選役が抽選され、その当選役がRBの場合、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3が選択される確率は、0/128、122/128、2/128、4/128となっている。
前記チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3の具体的な停止テーブル群の内容は後述するが、本実施形態では、チャンス目1にブランク図柄を用いることで、BBの内部当選を遊技者に告知している。
当選役がプラム、ベル、チェリーの場合は、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれプラム、ベル、チェリーが選択され、それらの選択確率は、それぞれ128/128となっている。これらの確率は、遊技状態がFT1、FT2の場合も同様である。
当選役がリプレイの場合は、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれリプレイ、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3が選択され、それらの確率は、それぞれ128/128、0/128、0/128、0/128、0/128となっている。
当選役がリプレイの場合は、FT1の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれリプレイ、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3が選択され、それらの確率は、それぞれ20/128、50/128、4/128、50/128、4/128となっている。
当選役がリプレイの場合は、FT2の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれリプレイ、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2又はチャンス目3が選択され、それらの確率は、それぞれ20/128、50/128、4/128、4/128、50/128となっている。
ここで、FT1の遊技状態において、当選役がリプレイの場合、その停止用当選役の選択確率は、20/128であることから、リプレイの入賞確率は、20/128×1/1.1365(リプレイの当選確率)=1/7.2736となる(図3参照)。
またFT2の遊技状態において、当選役がリプレイの場合、その停止用当選役の選択確率は、20/128であることから、リプレイの入賞確率は、20/128×1/1.1364(リプレイの当選確率)=1/7.27296となっている。
なお、FT1及びFT2の場合は、上述のようにBB及びRBの内部抽選は行われないことから、停止用当選役選択テーブルは設けられていない。
次に、図5に示したように、当選役としてハズレが抽選され、且つ、持越役が無い場合、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、ハズレ、チャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3が選択され、それらの確率は、121/128、4/128、2/128、1/128となっている。
また、当選役としてハズレが抽選され、且つ、持越役がBBの場合、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれハズレ、BB、チャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3が選択され、それらの確率は、0/128、128/128、0/128、0/128、0/128となっている。
また、当選役としてハズレが抽選され、且つ、持越役がRBの場合、FT0の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれハズレ、RB、チャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3が選択され、それらの確率は、0/128、128/128、0/128、0/128、0/128となっている。
また、当選役としてハズレが抽選され、且つ、持越役がBBの場合、FT1又はFT2の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれハズレ、BB、チャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3が選択され、それらの確率は、0/128、128/128、0/128、0/128、0/128となっている。
また、当選役としてハズレが抽選され、且つ、持越役がRBの場合、FT1及びFT1の遊技状態では、停止用当選役として、それぞれハズレ、RB、チャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3が選択され、それらの確率は、0/128、128/128、0/128、0/128、0/128となっている。
なお、FT1及びFT2の場合は、後述のように、持越役がない場合には、FT1及びFT2の各フラグがオフにされているので、停止用当選役選択テーブルは設けられていない。
以上のように構成された当選確率テーブル及び停止用当選役選択テーブルでは、当選役にBB又はRBが抽選されても、遊技者に直ちにBBまたはRBの入賞態様を揃えさせることなく、前記ブランク図柄により構成されるチャンス目1等を揃えさせる。よって、BB又はRBの内部当選を遊技者に告知し、遊技者の期待感を高めることができる場合がある。
こうして、BB又はRBの内部当選は持越されると共に、遊技状態はFT0→FT1→FT2に移行するが、FT1及びFT2のときリプレイが優先され、当選役としてハズレが抽選されるまでは、遊技者にBBまたはRBの入賞態様を揃えさせなくしている。
即ち、遊技状態FT1及びFT2では、リプレイの入賞確率が、ハズレの入賞確率(当選確率)に比べ、非常に高く、リプレイが優先されることになり、遊技者は、リプレイのゲームを消化しつつ、BBまたはRBの出現の期待を高めることができる。
なお、上記のようにFT0、FT1及びFT2では、リプレイの入賞確率が略同一であることから、遊技者にとって、リプレイの出現率により遊技状態がFT0、FT1或いはFT2のいずれの状態にあるか、不明な状態が続くが、上述のように、前記ブランク図柄の表示態様により、FT0からFT1への移行が報知されている。
次に、図6に基づいて、前記停止用当選役選択テーブルで選択された停止用当選役に対応する停止テーブル群について説明する。
ここに、停止テーブル群とは、例えば、後述する図7〜図9に示すような停止テーブルの集合を示し、リール3L、3C、3Rの停止制御の際に使用されるものである。
図6に示すように、FT0遊技状態では、停止用当選役がハズレの場合には入賞不可能停止テーブル群、停止用当選役がチャンス目1の場合にはチャンス目1停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目2の場合にはチャンス目2停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目3の場合にはチャンス目3停止可能テーブル群、停止用当選役がチェリーの場合にはチェリー入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がベルの場合にはベル入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がプラムの場合にはプラム入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がリプレイの場合にはリプレイ入賞可能停止テーブル群が、それぞれ選択される。
また、FT0遊技状態で、且つ、BB内部当選状態(持越役BB)では、停止用当選役がチャンス目1の場合にはチャンス目1停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目2の場合にはチャンス目2停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目3の場合にはチャンス目3停止可能テーブル群、停止用当選役がBBの場合にはBB入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がチェリーの場合にはチェリー入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がベルの場合にはベル入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がプラムの場合にはプラム入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がリプレイの場合にはリプレイ入賞可能停止テーブル群が、それぞれ選択される。
また、FT0遊技状態で、且つ、RB内部当選状態(持越役RB)では、停止用当選役がRBの場合にはRB入賞可能停止テーブル群が選択されるほか、上記BB内部当選状態の場合と同一である。
FT1遊技状態で、且つ、BB内部当選状態では、停止用当選役がハズレの場合には入賞不可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目1の場合にはチャンス目1停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目2の場合にはチャンス目2停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目3の場合にはチャンス目3停止可能停止テーブル群、停止用当選役がチェリーの場合にはチェリー入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がベルの場合にはベル入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がプラムの場合にはプラム入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がリプレイの場合にはリプレイ入賞可能停止テーブル群が、それぞれ選択される。
また、FT1遊技状態で、且つ、RB内部当選状態では、上記BB内部当選状態の場合と同一である。
FT2遊技状態で、且つ、BB内部当選状態では、停止用当選役がハズレの場合には入賞不可能停止テーブル群、停止用当選役がチャンス目1の場合にはチャンス目1停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目2の場合にはチャンス目2停止可能テーブル群、停止用当選役がチャンス目3の場合にはチャンス目3停止可能テーブル群、停止用当選役がチェリーの場合にはチェリー入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がベルの場合にはベル入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がプラムの場合にはプラム入賞可能停止テーブル群、停止用当選役がリプレイの場合にはリプレイ入賞可能停止テーブル群が、それぞれ選択される。
また、FT2遊技状態で、且つ、RB内部当選状態では、上記BB内部当選状態の場合と同一である。
次に、図7〜図9を参照して、停止テーブルの例について説明する。停止テーブルは、後述する滑りコマ数決定処理(S22)において使用される。
停止テーブルには、各リール3L、3C、3Rの停止位置操作、及び、停止制御位置が示されており、停止操作位置は、各リール3L、3C、3Rに対応して設けられた停止ボタン7L、7C、7Rが操作された時、ボトムライン8Dに位置していた図柄(具体的には、図柄がボトムライン8Dの上方に位置し、その中心がボトムライン8Dの位置に最も近い図柄)のコードナンバーを表す。停止制御位置とは、停止操作が行われたリールが停止した時、ボトムライン8Dの位置に停止表示される図柄のコードナンバーを表す。
ここで、本実施形態では、所謂、「滑りコマ数」を最大4コマとしている。例えば、右リール3Rの回転中において、コードナンバーが20のベルがボトムライン8Dの位置に到達した時に停止ボタン7Rが操作された場合、コードナンバー16のベルをボトムライン8Dの位置に停止表示するように右リール3Rを停止制御することができる。
「滑りコマ数」は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に表示窓内を移動する図柄の数を示す(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。また、「滑りコマ数」は、停止ボタンが操作された時、所定の入賞ラインに位置していた図柄のコードナンバーと、実際にリールが停止した時に、その入賞ラインに停止した図柄のコードナンバーとの差の絶対値により表される。この「滑りコマ数」は、「引き込み数」と称されることもある。
図7(a)には、入賞不可能停止テーブルが例示され、同図(b)にはリプレイ入賞可能停止テーブルが例示されている。
入賞不可能停止テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが0、4、9、12、17のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置はコードナンバーが2、7、11、16、19のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが2、5、10、14、18のいずれかである。これらの各コードナンバーに対応する図柄が停止する場合には、いずれの入賞態様に対応する図柄組合せが有効ライン8A〜8Eに沿って揃うことはない。
また、図7(b)に示すリプレイ入賞可能停止テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが0、4、9、12、17のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置は、コードナンバーが2、7、11、16、19のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが3、6、11、15、19のいずれかである。
よって、これらの各コードナンバーに対応する図柄が停止する場合には、必ずリプレイに対応する図柄組合せが有効ライン8A〜8Eに沿って揃う。
また、図8(a)に示すチャンス目1停止可能テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが0、4、9、12、17のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置は、コードナンバーが2、5、11、16、19のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが0、5、10、14、18のいずれかである。
よって、左リール3Lの停止制御位置のコードナンバーが17、中リール3Cの停止制御位置のコードナンバーが5、更に、右リール3Rの停止制御位置のコードナンバーが0の場合に、図10のような表示態様となる。
また、図8(b)に示すチャンス目2停止可能テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが3、6、11、16、20のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置は、コードナンバーが3、8、13、17、20のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが1、6、9、14、18のいずれかである。
これらの各コードナンバーに対応する図柄が停止する場合には、必ず図11のような表示態様となる。
また、図9(a)に示すチャンス目3停止可能テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが3、6、11、16、20のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置は、コードナンバーが2、7、12、16、19のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが1、6、9、14、18のいずれかである。
これらの各コードナンバーに対応する図柄が停止する場合には、必ず図12のような表示態様になる。
また、図9(b)に示すBB入賞可能停止テーブルでは、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバーが0、2、4、9、12、17のいずれかである。また、中リール3Cの停止制御位置は、コードナンバーが2、7、9、11、16、19のいずれかである。更に、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバーが2、5、9、14、18のいずれかである。
よって、左リール3Lの停止制御位置のコードナンバーが2、中リール3Cの停止制御位置のコードナンバーが2、更に、右リール3Rの停止制御位置のコードナンバーが2の場合に、図13のようなBB入賞態様となる。
一方、左リール3Lの停止制御位置のコードナンバーが9、中リール3Cの停止制御位置のコードナンバーが9、更に、右リール3Rの停止制御位置のコードナンバーが9の場合に、図14のような表示態様となる。
次に、図15(a)及び同図(b)に基いて、後述のFT制御処理において使用されるFT1終了抽選用テーブル及びFT2終了抽選用テーブルの構成例を説明する。
まず、FT1終了抽選用テーブルにおいて、上述の停止用当選役選択テーブルの停止用当選役がチャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3の場合のFT1終了確率は、4/128、64/128、8/128となっている。
次にFT2終了抽選用テーブルにおいて、上述の停止用当選役選択テーブルの停止用当選役がチャンス目1、チャンス目2及びチャンス目3の場合のFT2終了確率は、4/128、8/128、64/128となっている。
続いて、図16に基づき本実施形態に係る遊技機1の制御系について説明する。図16は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5及びスピーカ21、21Rを制御する副制御回路72とを含む回路を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる当選確率テーブル(図3参照)、前記停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて前記リール3L、3C、3Rの停止態様を決定するための停止用当選役選択テーブル(図4参照)、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドについては、「デモ表示コマンド」、「全リール停止コマンド」等がある。これらのコマンドについては後に説明する。なお、副制御回路72が主制御回路内へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路内から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM33には、CPU31を介して演算される種々の情報が一時的に格納される。
図16の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9A、2−BETランプ9B、最大BETランプ9C、当たり表示ランプ17)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払い出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出のための駆動部を含む)40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
更に、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの駆動信号を受け、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受け、各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図16の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている前記確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が0にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前記したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーとを、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左リール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認(後述の入賞検索処理)を行う時に参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された前記停止テーブル群に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回転39に送る。
リール3L、3C、3Rの停止態様が入賞態様となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダル払出処理を終了する。
次に、図17乃至図20に示すフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御処理について説明する。
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、遊技機1への電源投入時等の遊技開始時に初期化が行われる。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等が行われる。
続くS2において、1ゲーム終了時におけるRAM33の所定の記憶内容が消去される。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等が行われる。
但し、既に設定されているBB(又はRB)持越役のデータは、後述のS33でクリヤされるまで保持される。
次に、S3に進み、前回のゲーム終了後、即ち、全リール3L、3C、3R停止後から30秒経過したか否かが判断される。前回のゲーム終了後30秒が経過していると判断された場合(S3:YES)には、S4において副制御回路72に対してデモ画像の表示を要求するデモ表示コマンドを送信し、S5に進む。
一方、前回のゲーム終了後30秒が経過していないと判断された場合(S3:NO)には、そのまま、S5に進む。
次に、S5において、メダルの自動投入の要求があるか、即ち、前回のゲームで再遊技が入賞したか否かが判断される。メダルの自動投入の要求がある場合(S5:YES)には、投入要求分のメダルを自動投入し(S6)、S8に移行する。一方、メダルの自動投入の要求がない場合(S5:NO)には、S7にて投入メダルセンサ22S又はBETスイッチ11、12、13からの入力があるか否かが判断される。メダルセンサ22S又はBETスイッチ11、12、13からの入力がある場合(S7:YES)には、S8に移行し、一方、S7における判断がNOの場合には、S3に戻る。
続くS8においては、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かが判断される。スタートスイッチ6Sからの入力がある場合(S8:YES)には、S9に移行し、一方、S8における判断がNOの場合、即ち、スタートレバー6の操作が行われていければ、その操作が行われるまで、上記S8の処理を繰り返ることになる。
続くS9〜15では、順次、抽選用の乱数抽出、遊技状態監視処理、確率抽選処理、停止用当選役決定処理、FT制御処理、テーブルライン選択処理及びゲーム開始時のコマンド送信処理が行われ、S16に進む。
詳述すると、S9の抽選用の乱数抽出では、抽選用の乱数が抽出される。ここで抽出された乱数は、S11の確率抽選処理のみならず、S12の停止用当選役決定処理及びS14のテーブルライン選択処理において使用される乱数も抽出される。
S11の確率抽選処理は、前記当選確率テーブル(図3参照)を使用して、S9の抽選用の乱数抽出にて抽出された乱数値がどの当選役の乱数範囲に属するかにつき判断し、当選役を決定するものである。
具体的なサブルーチンを図19に示して、詳細に説明する。
この確率抽選処理が開始されると、S200にジャンプして、まずBB一般遊技状態又はRB遊技状態か否かが判断される。
BB一般遊技状態又はRB遊技状態でない場合(S200:NO)には、S201に移行し、FT1がオンか否か、即ち、遊技状態がFT1か否かが判断される。
FT1フラグがオフであれば(S201:NO)、S202に移行し、FT2がオンか否か、即ち、遊技状態がFT2か否かが判断される。
FT2フラグがオフであれば(S202:NO)、S203に移行し、低確率再遊技中用確率抽選テーブルに基いて抽選が行なわれ、S207に移行する。
一方、BB一般遊技状態又はRB遊技状態である場合(S200:YES)には、S204に移行し、ボーナス中用確率抽選テーブルに基き当選役が抽選され、そのままS207に移行する。
また、FT1がオンであれば(S201:YES)、S205に移行し、FT1用確率抽選テーブルに基き、当選役が抽選され、そのままS207に移行する。
また、FT2がオンであれば(S202:YES)、S206に移行し、FT2用確率抽選テーブルに基き、当選役が抽選され、そのままS207に移行する。
S207では、上記抽選結果を当選役としてセットする処理が行われ、その後S208に進み、前記当選役がBB又はRBか否かが判断され、当選役がBB又はRBであれば(S208:YES)、S209に移行し、持越役に当選役を設定する処理を行った後、上述のS12の停止用当選役決定処理に戻る。
一方、当選役がBB又はRBでなければ(S208:NO)、そのままS12の停止用当選役決定処理に戻る。
前記停止用当選役決定処理は、上述のFT0、FT1、FT2の各遊技状態に応じて、前記停止用当選役選択テーブルを使用して、上述のS9にて抽出された乱数値がどの停止用当選役の乱数範囲に属するかにつき判断し、停止用当選役を決定するものである。
次に、S13のFT制御処理の具体的なサブルーチンを図20に示す。
このFT制御処理が開始されると、S300にジャンプして、まず当選役がハズレか否かが判断される。
当選役がハズレでなければ(S300:NO)、S301に移行し、FT1フラグ又はFT2フラグはオンか否かが判断される。FT1フラグ又はFT2フラグはオンであれば(S301:YES)、S302に進み、FT1終了抽選用テーブル又はFT2終了抽選用テーブルを用いてFT解除抽選処理が行われ、S303に移行し解除抽選に当選か否かが判断される。
その結果、当選であれば(S303:YES)、S304に進み、FT1フラグ又はFT2フラグを設定し、上述のS14に戻る。
一方、S300において、当選役がハズレであれば(S300:YES)、S305に移行し、FT1フラグ及びFT2フラグをオフにして、そのままS14に戻る。
FT1及びFT2の遊技状態では、上述のようにリプレイが優先されるが、このような状態で、当選役にBBが抽選された場合には、BB入賞態様を揃えやすくしている。
また、S301において、FT1フラグ又はFT2フラグがオンでないと判断され(S301:NO)、S303において、解除抽選に当選していないと判断された(S303:NO)場合にも、そのままS14のテーブルライン選択処理に戻る。
前記テーブルライン選択処理では、前記停止用当選役決定処理により決定された停止図柄について、どのような有効ライン8A〜8Eを使用するかを選択する処理である。
例えば、上述のチャンス目1では、前記テーブル群(図8(a)参照)より、有効ライン8Eが選択されるが、別のテーブル群より、別の有効ライン8A〜8Dでもよい。
S15のゲーム開始時のコマンド送信処理では、スタートコマンドの送信のほか、前記CPU31に設けられたリール3L、3C、3Rを制御用のサブ基板に、前記当選役、停止用当選役、FT0〜FT2の各データを送信する。
続いてS16に移行し、前回のゲームを開始してから4.1秒経過しているかどうかが判断される。かかる判断がYESの場合には、S18に移行し、また、判断がNOの場合にはS17に移行する。S17では、ゲーム開始待ち時間消化処理を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから4.1秒経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理が行われ、この後S18に移行する。
S18〜S20において、順次、4.1秒計時用のカウンタのセット処理、リールの回転処理、リール停止許可コマンド送信処理が行われる。
続いてS21では、図18に示すように、停止ボタンがオンかどうかが判断される。具体的には、いずれかの前記停止ボタン7R、7C、7Lが操作されたかどうかを判断する。この判断がYESの場合にはS22に移行し、一方、判断がNOの場合には、S23に移行する。S23においては、自動停止タイマの値が0かどうか判断される。自動停止タイマの値が0の場合(S23:YES)には、S22に移行し、判断がNOの場合にはS21に戻る。
続いてS22〜S25では、順次、滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理、滑りコマ数分、対応リールを回転させた後、停止させる処理、リール停止コマンド送信処理が行われる。
前記滑りコマ数決定処理では、具体的には、前記停止用当選役選択テーブルに基き、停止テーブル群を選択し、選択した停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。
この後、S26では、全てのリールが停止したかどうかが判断される。この判断がYESの場合S27に移行し、一方、判断がNOの場合にはS21に戻り、各リール3L、3C、3Rが停止するまで、S21〜26の処理を繰り返す。
S27においては、全てのリールが停止したことを示す「全リール停止コマンド」が送信され、S28に移行する。
S28では、入賞検索が行われる。入賞検索とは、表示窓4L、4C、4Rにおける図柄の停止態様に基づいて入賞態様(入賞した役)を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8Cに沿って並ぶコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。
続くS29においては、入賞フラグが正常であるかどうか判断される。この判断がNOの場合には、イリーガルエラーの表示を行う(S30)。この場合、遊技は中止となる。
例えば、当選役がベルの場合に、入賞検索の結果、有効ラインに赤7−赤7−赤7が揃っているの場合には、イリーガルと判断される。
一方、S29における判断がYESである場合には、入賞コマンド送信が行われる(S31)。
続いてS32では、入賞役(入賞態様)はBB又はRBかどうかが判断される。この判断がYESの場合にはS33に移行し、一方、判断がNOの場合には、S34に移行する。S33においては、持越役がクリアされる。S34では、当選役はBB又はRBかどうかが判断される。当選役がBB又はRBの場合(S34:YES)には、S35に移行し、FT1フラグがオンされ、判断がNOの場合にはそのままS36に移行する。
S36では、遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出が行われるとともに、入賞役に応じてBBやRBを発生させる。すなわち、遊技状態をBB遊技状態或いはRB遊技状態に移行(セット)する。
次にS37においては、BB一般遊技状態であるか、又は、RB遊技状態であるかが判断される。この判断がYESの場合にはS38に移行し、また、判断がNOの場合にはS2に戻り、ここで1ケームの処理が終了する。
S38では、ボーナス(BB、RB)における遊技数のチェック処理が行われる。かかる遊技数チェック処理は、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及び、RB遊技状態におけるゲーム回数をチェックするとともに、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
続いてS39においては、BBが終了したかどうか判断される。具体的には、BBが入賞した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又は、BB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるかどうかを判断する。S39における判断がYESの場合には、S40に進みBB遊技状態を終了してS2に戻り、また、判断がNOの場合にはそのままS2に戻る。
以上の一連の処理において、例えば、遊技機1への電源投入後、最初のゲームにおいて、S11の確率抽選処理によって、当選役としてハズレが抽選された場合には、S12の停止用当選役決定処理によって、停止用当選役として「ハズレ」が選択される確率が高い(図5の停止用当選役選択テーブルにより、持越役なしで停止用当選役ハズレの選択確率は121/128)。
「ハズレ」が選択された場合、例えば図7(a)の入賞不可能停止テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
一方、S11の確率抽選処理において、当選役としてハズレが抽選された場合であっても、S12の停止用当選役決定処理において、停止用当選役として「チャンス目1」が選択される可能性もある(図5の停止用当選役選択テーブルにより、持越役なしで停止用当選役チャンス目1の選択確率は4/128)。
「チャンス目1」が選択された場合、例えば図8(a)のチャンス目1停止可能テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにより、図10に示したように、有効ライン8Eに沿って、ブランク1(図柄95)の図柄が一直線に揃うことになる。
例えばゲーム数の消化と共に、S11の確率抽選処理において、当選役としてBBが抽選された場合には、S12の停止用当選役決定処理において、当選役「BB」の停止用当選役として、チャンス目1が選択される確率が高い(図4の停止用当選役選択テーブルにより、当選役BBでの停止用当選役チャンス目1の選択確率は122/128)。
「チャンス目1」が選択された場合、上述のように、「チャンス目1停止可能テーブル群」により、例えば図8(a)のチャンス目1停止可能テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにより、図10に示したように、有効ライン8Eに沿って、ブランク1(図柄95)の図柄が一直線に揃うことになる。
よってブランク1の一直線の表示態様は、単なるハズレとしての停止態様と、BBが内部当選した場合に表示される表示態様となり、BB(又はRB)の内部当選の可能性を遊技者に告知する、「リーチ目」としての意味もある。
従って、遊技者は、このブランク1の一直線の表示態様が「リーチ目」であることを、期待しつつ遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、S11の確率抽選処理において、当選役としてBBが抽選された場合には、S12の停止用当選役決定処理において、当選役「BB」の停止用当選役としてチャンス目2、及びチャンス目3が選択される可能性もある。しかし、図8(b)のチャンス目2停止可能テーブル、図9(b)のチャンス目3停止可能テーブルによっても、また前記チャンス目1停止可能テーブルによっても、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにより、BB入賞態様が揃えられないように、リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、BBの取りこぼしとなるが、上述のS209により、持越役にBBが設定され、BB内部当選状態となり、S35により、FT1のフラグが立って、遊技状態がFT0からFT1に移行する。
遊技状態がFT1で、且つ、BB持越の場合、S11の確率抽選処理において、当選役としてリプレイが抽選される確率が高い。
この場合には、S12の停止用当選役決定処理において、当選役「リプレイ」の停止用当選役として、「リプレイ」又は「チャンス目2」が選択される可能性は同等である(図4の停止用当選役選択テーブルにより、当選役リプレイでの停止用当選役チャンス目2とりプレイの選択確率は、それぞれ50/128)。
「チャンス目2」が選択された場合、上述のように、例えば図8(b)のチャンス目2停止可能テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにかかわらず、図11に示したように、所謂小Vの表示態様となる。
この場合も、BBの取りこぼしとなるが、S302において、FT1終了用抽選テーブルに基きFT解除抽選が行われ、その解除抽選に当たれば、遊技状態がFT1からFT2に移行する。
引続きBBが持越され、遊技状態がFT2で、S11の確率抽選処理において、当選役としてリプレイが抽選される確率が高い。
この場合には、S12の停止用当選役決定処理において、当選役「リプレイ」の停止用当選役として、「リプレイ」又は「チャンス目3」が選択される可能性は同等である(図4の停止用当選役選択テーブルにより、当選役リプレイでの停止用当選役チャンス目3とりプレイの選択確率は、それぞれ50/128)。
「チャンス目3」が選択された場合、上述のように、例えば図9(a)のチャンス目3停止可能テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにかかわらず、図12に示したように、所謂大Vの表示態様となる。
この場合も、BBの取りこぼしとなるが、S302において、FT2終了用抽選テーブルに基きFT解除抽選が行われ、その解除抽選に当たれば、FT2からFT0に移行する。
引続きBBが持越され、遊技状態がFT0で、S11の確率抽選処理において、当選役としてハズレが抽選される確率が高い(図3の当選確率テーブルにより、当選役ハズレの確率は1/1.355)。
この場合には、S12の停止用当選役決定処理において、持越役「BB」の停止用当選役として、ハズレ、チャンス目1、及びチャンス目2、チャンス目3は選択されず、「BB」が必ず選択される(図5の停止用当選役選択テーブルにより、当選役ハズレで、BB持越の場合、停止用当選役BBの選択確率は、128/128)と共に、S305において、FT1及びFT2のフラグがオフにされる。
よって、停止用当選役として「BB」が選択された場合、上述のように、例えば図9(b)のBB入賞可能停止テーブルにより、前記リール3L、3C、3Rが停止制御される。
その結果、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングにより、図14に示したように、有効ライン8Aに沿って、ブランク2(図柄96)の図柄が一直線に揃う場合がある。
よって、遊技者は、前記ブランク1(図柄95)の一直線の表示態様とは異なる、ブランク2(図柄96)の図柄が一直線の表示態様により、遊技者のBB入賞への期待は、より一層、高まることになる。
この場合は、次ゲームにおいても、引続きBBが持越され、遊技状態がFT0で、S11の確率抽選処理において、当選役としてハズレが選択される確率が高く、この場合には、S12の停止用当選役決定処理において、持越役「BB」の停止用当選役として、「BB」が必ず選択され、引続きBB入賞態様(図13参照)を揃えられる状態になっている。
以上、詳述したように、本発明に係る遊技機では、
遊技者による操作に応じて単位遊技を開始させる遊技開始手段と、
前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、所定の役を当選役として決定する当選役決定手段と、
複数種類の図柄を可変表示および停止表示する図柄表示手段と、
前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、前記図柄表示手段に前記図柄の可変表示を開始させ、前記当選役に基づいて、所定の入賞態様を該図柄表示手段に停止表示させる図柄表示制御手段と、
前記図柄表示手段に特定の入賞態様が停止表示された場合に、遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段とを備え、
前記複数種類の図柄は、前記特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、
該特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄とを含んで構成されており、
前記特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、前記特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄により、多彩な図柄の演出態様が可能になり、演出効果が向上する場合がある。
例えば、特定の入賞態様を構成しない複数種類の内の特定のブランク図柄による表示態様、特定の入賞態様を構成しない複数種類の内の別の特定のブランク図柄による表示態様、これら特定の入賞態様を構成しない複数種類の別々のブランク図柄を組合わせた表示態様、特定の入賞態様を構成しない複数種類の内の特定のブランク図柄と特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄との組合せによる表示態様が加えられ、多彩な演出態様を表現させることができる。
これらブランク図柄の存在自体が遊技者の興味を引き、ゲームの進行と共に、これらブランク図柄がゲームにおいて果たす役割に遊技者の期待感が高まる場合がある。例えば、遊技者に対し、多彩なリーチ目、チャンス目の出現の期待感、興味を与える場合がある。
即ち、特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄とを用いることで、いままでにない多彩な遊技性を備えた遊技機を提供することができる。
なお、ブランク図柄は、有効化された入賞ライン上に揃っても入賞態様を構成しない図柄の意味であるが、その称呼は「ブランク図柄」に限定されるものではない。
さらに詳述すれば、ブランク図柄は、有効化された入賞ライン上に停止表示されても何らかの役の入賞を遊技者に報知することとならない図柄であれば、どのような図柄でも良い。例えば、実施形態のパチスロ機では、スイカ−ベル−ベルが有効化された入賞ライン上に停止表示されても、何らかの役の入賞を遊技者に報知することとはならないが、スイカ−スイカ−スイカまたはベル−ベル−ベルが有効化された入賞ライン上に停止表示されると、スイカまたはベルの入賞を遊技者に報知することとなるので、図柄スイカ及び図柄ベルはブランク図柄ではない。図柄ブランク1、図柄ブランク2は、他のいずれの図柄と組み合わさっても、役の入賞を遊技者に報知しないので、ブランク図柄として取扱うようにしている。ただし、実施形態でも、チェリー−ブランク1−ブランク1またはチェリー−ブランク2−ブランク2などはチェリーの入賞を遊技者に報知するが、左リールにチェリーが停止表示すれば、中リール・右リールには、いずれの図柄が停止してもチェリーの入賞を遊技者に報知することとなるので、チェリーは特別な役として適用することができる。即ち、有効化された入賞ライン上に停止表示されても特別な役を除いた何らかの役の入賞を遊技者に報知することとならない図柄であれば、何でもよい。勿論、実施形態のパチスロ機のチェリー−ANY−ANYだけでなく、チェリー−チェリー−ANY、ANY−チェリー−チェリー、ANY−ANY−チェリーといった図柄の組合せが有効化された入賞ライン上に停止表示された場合に、何らかの役を報知するような役も特別な役として含めてもよい。
また、前記遊技機において、前記当選役が特定の役である場合に、前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄のうちの特定の図柄のみで構成された特別な表示態様を前記図柄表示手段に停止表示させることとし、入賞態様を構成しないブランク図柄にBBの内部当選を遊技者に期待させたり、報知させる役割を与える。
具体的なブランク図柄の表示態様として、例えば入賞ラインにブランク1−ブランク1−ブランク1を揃えさせれば、ブランク図柄が一直線に揃うので、遊技者にわかり易い報知態様となる場合がある。
また、チャンス目は、ブランク図柄の組合せを適用すれば同様の効果が得られるので、ブランク1−ブランク1−ブランク1、ブランク2−ブランク2−ブランク2などだけではなく、ブランク1−ブランク1−ブランク2などを適用しても良い。
また、前記遊技機において、
前記当選役が前記特定の役である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様を停止表示させることが可能な確率が第1の確率である第1確率状態から、
前記当選役が前記特定の役である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様を停止表示させることが可能な確率が前記第1の確率とは異なる第2の確率である第2確率状態に、確率状態を移行させる状態移行手段を備え、
前記特別な表示態様が停止表示される確率が前記第2確率状態における単位遊技の場合と、前記第1確率状態における単位遊技の場合とで異なることから、前記ブランク図柄による特別な表示態様によって、遊技者は遊技状態が遊技状態の移行を把握できる場合がある。
本発明の遊技機においては、上記発明のように、入賞態様を構成しないブランク図柄にBBの内部当選を遊技者に期待させている。
そして、この期待感を持続させ、興趣を高めるため、BBの内部当選後に、前記状態移行手段により、遊技状態を第2の確率から第1確率状態に移行させる。
本発明の遊技機では、BB持越しの場合に、当選役としてハズレが抽選され、持越役「BB」の停止用当選役として「BB」を選択することで、遊技者が特定の入賞態様であるBB入賞態様を揃え易くしているが、当選役としてハズレが抽選される確率は、第1確率状態のFT1の状態で2/16364、FT1の状態で1/16384で、第2確率状態のFT0の状態で1/1.355である。
このように、第1確率状態でのハズレの当選役の抽選確率は、第2確率状態の場合に比べ、極端に低い確率となっている。即ち、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様を停止表示させることが可能な確率が、第1確率状態よりも高い第2確率状態となっており、第1確率状態と第2確率状態とでは異なっている。
一方、第1確率状態と第2確率状態とでは、リプレイの入賞確率はそれぞれ1/70301、1/7.2736(1/7.27296)で、略同一であり、そのリプレイの出現率によっては、遊技者は遊技状態が第1確率状態にあるのか、第2確率状態にあるのか、予測できない。
そこで、遊技者に現在の遊技状態や遊技状態の移行を報知するため、上記ブランク図柄を用いる。
具体的には、第2確率状態において、当選役としてハズレが高い確率で抽選され、停止用当選役として「チャンス目1」が選択される確率は4/128であり、有効ライン8Eに沿って、ブランク1(図柄95)の図柄が一直線に揃うこと場合がある。一方、第1確率状態では、停止用当選役として「チャンス目1」が選択される確率は4/128であるが、当選役としてリプレイが抽選されることが前提であり、有効ライン8Eに沿って、ブランク1(図柄95)の図柄が一直線に揃う確率は低くなる。
また、第2確率状態では、リーチ目として、遊技者に入賞ライン上にブランク1−ブランク1−ブランク1を揃えさせる。
よって、遊技者は現在の遊技状態や遊技状態の移行を前記ブランク図柄で知ることができる場合がある。
また、前記遊技機において、
前記状態移行手段により、前記第1確率状態から第2確率状態に移行された後、
当選役にハズレが抽選されることを条件に、
前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄の内、前記特定の図柄とは別の特定の図柄のみで構成された特別な表示態様を前記図柄表示手段に停止表示させることとしたので、遊技者は、前記特定の図柄とは別の特定の図柄の表示態様により、BB入賞への期待が、より一層、高まる場合がある。
尚、前記実施形態は本発明を限定するものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の改良、変更が可能であることは勿論である。
例えば、実施形態ではリプレイの確率を変化させ、その変化させたリプレイの確率に基づいて、リール停止を変化させていた(その単位遊技におけるリプレイの当選確率に応じて停止用当選役の選択確率を変化させていた)が、チャンス目の出る確率を変化させる方法は、このようなリプレイ確率の変化を利用した方法に限定されず、所定の乱数抽選などでチャンス目の出る確率を変化させても良いし、所定の役が当選した場合に変化させるなど、他の方法を適用しても良い。
上記実施形態は、パチスロ機を例にとって説明したが、かかるパチスロ機の他、スロットマシン等の他の遊技機についても本発明を適用することができる。また、スロットマシンにおける動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても本発明を適用してゲームを実行することができる。かかる場合、ゲームプログラムを記憶する記録媒体として、CD−ROM、FD、その他の任意の記録媒体を利用できる。
本実施態様に係るパチスロ機の斜視図である。 各リール上に配列された図柄の例を示す説明図である。 各遊技状態における役、配当及び当選確率との関係を示すテーブルである。 各遊技状態における当選役が「ハズレ」以外の場合の停止用当選役選択テーブルである。 各遊技状態における当選役が「ハズレ」の場合の停止用当選役選択テーブルである。 各遊技状態における停止用当選役と停止テーブル群の関係を示すテーブルである。 (a)(b)入賞不可能停止テーブル及びリプレイ入賞可能停止テーブルの例を示す説明図である。 (a)(b)チャンス目1及びチャンス目2の停止可能テーブルの例を示す説明図である。 (a)(b)チャンス目3及びBB入賞可能停止テーブルの例を示す説明図である。 チャンス目1での表示態様を示す図柄図である。 チャンス目2での表示態様を示す図柄図である。 チャンス目3での表示態様を示す図柄図である。 BB入賞態様を示す図柄図である。 ブランク2の表示態様を示す図柄図である。 (a)(b)FT1終了抽選用テーブル及びFT2終了抽選用テーブルである。 スロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。 主制御回路のメインフローチャートである。 図17に続くメインフローチャートである。 確率抽選処理を実行するフローチャートである。 FT制御処理を実行するフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機 2 キャビネット
3L、3C、3R リール
4L、4C、4R 表示窓
5 液晶表示装置 6 スタートレバー
7L、7C、7R 停止ボタン
30 マイクロコンピュータ
31 CPU 32 ROM
33 RAM

Claims (4)

  1. 遊技者による操作に応じて単位遊技を開始させる遊技開始手段と、
    前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、所定の役を当選役として決定する当選役決定手段と、
    複数種類の図柄を可変表示および停止表示する図柄表示手段と、
    前記遊技開始手段により単位遊技が開始されたことを条件に、前記図柄表示手段に前記図柄の可変表示を開始させ、前記当選役に基づいて、所定の入賞態様を前記図柄表示手段に停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記図柄表示手段に特定の入賞態様が停止表示された場合に、遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段とを備え、
    前記複数種類の図柄は、前記特定の入賞態様を構成する複数種類の入賞図柄と、
    前記特定の入賞態様を構成しない複数種類のブランク図柄とを含んで構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記当選役が特定の役である場合に、
    前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄のうちの特定の図柄のみで構成された特別な表示態様を前記図柄表示手段に停止表示させることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    前記当選役が前記特定の役である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様を停止表示させることが可能な確率が第1の確率である第1確率状態から、
    前記当選役が前記特定の役である場合に、前記図柄表示制御手段が前記特定の入賞態様を停止表示させることが可能な確率が前記第1の確率とは異なる第2の確率である第2確率状態に、確率状態を移行させる状態移行手段を備え、
    前記特別な表示態様が停止表示される確率が前記第2確率状態における単位遊技の場合と、前記第1確率状態における単位遊技の場合とで異なることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載の遊技機において、
    前記状態移行手段により、前記第1確率状態から第2確率状態に移行された後、
    当選役にハズレが抽選されることを条件に、
    前記図柄表示制御手段が、前記複数種類のブランク図柄の内、前記特定の図柄とは別の特定の図柄のみで構成された特別な表示態様を前記図柄表示手段に停止表示させることを特徴とする遊技機。
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