JP2006184500A - マルチビーム光源装置、マルチビーム光走査装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半導体レーザ101−1、102−1、106−1、107−1と、各半導体レーザが発する発散光束を集光しカップリングするカップリングレンズ104、105、109、119とからなる複数個の光源部と、各光源部から射出される光束を近接させて射出するビーム合成プリズム112−1112−2とを有し、各光源部が所定の方向に並べて配置されたマルチビーム光源装置であって、各光源部が発する光束を該光源部と同数のビーム合成プリズム112−1、112−2プリズムへ個別に入射させ、該光学素子を介した光束を近接させて射出する。
【選択図】 図1
Description
複数の光束で被走査媒体を光走査することにより、一つの発光点からの光束で被走査媒体上を光走査する場合と比べて偏向器の回転速度を下げることができ、偏向器による消費電力及び発熱量を下げることができる。
マルチビーム光走査装置の光源としては、半導体レーザ(LD)を複数個組み合わせたり、複数の発光点を有する半導体レーザアレイ(LDA)が用いられている。
また、半導体レーザアレイ(LDA)とカップリングレンズとからなる対(組み)を主走査方向に複数個並べ、各光源から射出される光束を近接させて射出するビーム合成手段、とから構成されるマルチビーム光源装置が特許文献5に開示されている。
さらに、特許文献4に開示される発明は、各サブユニット間の射出光束同士の副走査方向走査間隔の調整のため、別途部品が必要になり構造が複雑になるという問題がある。
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に本実施形態にかかるマルチビーム光源装置の構成を示す。このマルチビーム光源装置においては、半導体レーザ(LD)101−1及び102−1は、不図示のホルダによってそれぞれ保持固定されている。ホルダは、アルミダイキャストによって形成されており、裏側からネジを通して支持部材103に固定される。ホルダは、板状部材を裏側からネジを通して間に半導体レーザ101−1、102−1を挟み込んで保持する構成や、嵌合穴に半導体レーザを圧入固定する構成などを適用できる。
半導体レーザ101−1、102−1とカップリングレンズ104、105からなる組は、支持部材103を介して一体的に支持され、第1の光源部(第1のサブユニット)を形成する。
ここで、上記ホルダと支持部材とは一体的に1部品として構成していても良い。
これにより、支持部材から射出する光束の配列を傾けられる(回転軸を中心にLDの発光点を結んだ線を傾けられる)。
光源1A及びカップリングレンズ2Aの裏側に隠れて、同一の支持部材上に支持された光源とカップリングレンズが配置されており、これらが光源部12Aを構成する。同様に、光源1B及びカップリングレンズ2Bの裏側に隠れて、同一の支持部材に支持された光源とカップリングレンズとが配置されており、これらが光源部12Bを構成する。
光束合成手段を一体的に構成した場合は、光源部を構成する部品(光源、カップリングレンズ)を保持するホルダや支持部材が設計上の都合により大きくなったりすると、光束合成手段は光源部間の間隔分大きくなってしまい、光束合成手段がコストアップしてしまう。
このように、偏光分離膜と1/2波長板とを組み合わせて構成することにより、光量的な損失を小さくでき、光源1A、1Bが発する光を100%に近い効率で利用できる。
また、各光源部を近接して共通のホルダに保持するため、各光源部は環境変動(熱変動など)の影響が等しくなり、光学特性(走査ピッチや結像位置変動)に対する影響を小さくできる。
また、空間的な中心線を回転軸とすることにより、各光源の発光点の相対的な位置をほぼ同じ変化量で調整することができ、位置関係の調整が容易である。
光学素子の加工精度のばらつきや組み付け誤差などが原因で、被走査媒体上の走査間隔Piは、ねらい通りの間隔とはならずにずれてしまう。しかし、光源部を空間的な中心線を回転軸として回転可能とすること及び各光源部から射出する光束同士の間隔をビーム調整プリズムによって調整することにより、光源装置構成部品の加工誤差や書込光学系を構成する各構成部品の加工誤差などなどにより、被走査媒体上の光束の走査間隔が所望の間隔からずれた場合に。正しい走査間隔に調整可能である。
同様に、マルチビーム光源装置として二つの光源部(サブユニット)を組み合わせた例で説明したが、さらに多くの光源部を組み合わせてマルチビーム光源装置を構成してもよい。
例えば、「複数の発光点をモノリシックにアレイ配列した半導体レーザアレイ」を用い、発光点から射出する複数の発散光束を共通のカップリングレンズによってカップリングするようにしても良い。
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図5に、本実施形態に係る走査光学系が搭載された画像形成装置の構成を示す。この画像形成装置には、第1の実施形態において説明した走査光学系が搭載されている。
原稿31は、コンタクトレンズ32上に載置され、ランプ33で照らされる。照射された原稿による画像は、ミラーによってスキャナレンズブロック34へと導かれる。スキャナレンズブロック34へ導かれた画像光は、CCDによって画像データ35に変換される。画像データ35は、マルチビーム光走査装置36に転送される。マルチビーム光走査装置では、画像信号に基づいてLDのON/OFFを繰り返し、感光体ドラム20上を光スポットが走査する。帯電器40によって帯電させられた感光体ドラム20上を光走査して静電潜像を形成する。現像器37によりトナー像として現像され、給紙トレイ38に収納された紙が給紙ローラ39によって感光体ドラム20へと導かれ、感光体ドラム20上のトナー像が転写ローラ40によって紙に転写される。
紙に転写されたトナー像は、定着器41によって紙に定着させられる。トナー像が定着させられた紙は、排紙ローラ414によって排紙トレイ42へ排出される。トナー像が転写された後、感光体20は除電・クリーナー43によって除電及びクリーニングがなされ、帯電からの工程を繰り返す。
上記画像形成装置に、第1の実施形態において説明した光源装置又は光走査装置を組み込むことにより、マルチビーム書き込みが可能な画像形成装置とすることができる。
また、ネットワークを介して接続することにより、一台の画像形成装置で複数の機器からの出力を処理する画像処理システムを形成できる。
また、ネットワーク上に複数の画像形成装置を接続すれば、各出力要求から各画像形成装置の状態(ジョブの混み具合、電源ON/OFF、故障の有無など)を知ることができ、一番状態の良い(使用者の希望に一番適した)画像出力装置を選択して、画像を出力できる。
2A、2B コリメートレンズ
3A、3B 開口絞り
4A、4B 合成プリズム
5 シリンドリカルレンズ
6 回転多面鏡
7 結像光学系
8a、8b 光束
9 感光体走査面
10a、10b 光スポット
11 検出光学系
11−1
11−2
11−3 ミラー
12A、12B 光源部
13 光源装置
14A 中心線
101−1、102−1、106−1、107−1 半導体レーザ
103、108 支持部材
103−1、103−2、108−1、108−2 支持部
103−3、103−4、103−5、108−3、108−4、108−5 位置決め部
103−6、108−6、113−1 円筒部
104、105、109、119 カップリングレンズ
110 ベース部材
110−1、110−2 嵌合穴
111 アパーチャ
112−1、112−2 ビーム合成プリズム
113 ホルダ部材
113−2 支柱
113−3 レバー
114 基板
115 調節ネジ
Claims (11)
- 光源と、該光源が発する発散光束を集光しカップリングする第1の結像光学系とからなる複数個の光源部と、各光源部から射出される光束を近接させて射出する光束合成手段とを有し、前記各光源部が所定の方向に並べて配置されたマルチビーム光源装置であって、
前記光束合成手段は、前記光源部と同数の光学素子から構成されることを特徴とするマルチビーム光源装置。 - 前記各光学素子は、同一形状であることを特徴とする請求項1記載のマルチビーム光源装置。
- 前記光学素子は、三角柱状のプリズムであることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチビーム光源装置。
- 前記光学素子の少なくとも一つは、前記光源部の配列方向に対して傾斜可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置。
- 前記光学素子の少なくとも一つは、前記光源部の配列方向に沿って、移動可能に配置されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置。
- 前記各光源部から射出された光束の射出光軸は主走査方向に投影した場合に交差するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置。
- 前記各光源部は、共通の支持部材によって一体的に保持されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置。
- 前記各光源は、共通の回路基板から供給される電力によってそれぞれ駆動されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置。
- 請求項1から8のいずれか1項記載のマルチビーム光源装置を用いて、被走査対象を光走査することを特徴とするマルチビーム光走査装置。
- 請求項9記載のマルチビーム光走査装置により、像担持体を光走査することを特徴とする画像形成装置。
- 情報処理装置から入力されたデータを画像信号に変換し、該画像信号を請求項9記載のマルチビーム光走査装置へ入力して像担持体を光走査させることを特徴とする画像形成装置。
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