JP2000292723A - マルチビーム走査装置及びその光源装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置及びその光源装置

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JP2000292723A JP10022799A JP10022799A JP2000292723A JP 2000292723 A JP2000292723 A JP 2000292723A JP 10022799 A JP10022799 A JP 10022799A JP 10022799 A JP10022799 A JP 10022799A JP 2000292723 A JP2000292723 A JP 2000292723A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、マルチビーム走査装置に用いられる
光源装置を、少ない部品点数で安価に構成し、且つ、簡
単な構成でビーム間ピッチの誤差を小さくすることを課
題とする。 【解決手段】本発明は、複数の光源1a,1bと、これ
ら複数の光源の個々に対応する複数のカップリングレン
ズ2a,2bと、光源とカップリングレンズの対を少な
くとも2つ保持する1以上のホルダ8とを有し、上記ホ
ルダに保持された少なくとも2つの光源から放射され上
記カップリングレンズを通過して偏向器に向かう光束が
開き角を有する光源装置において、上記ホルダ8に保持
された少なくとも2つの光源1a,1bは半導体レーザ
であり、且つ、上記2つの半導体レーザは、ステム1a
−3,1b−3と半導体レーザチップ1a−1,1b−
1が互いに反対の位置になるように上記ホルダ8に配置
されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
デジタル複写機、ファクシミリ等に用いられるマルチビ
ーム走査装置及びその光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、デジタル複写機、ファ
クシミリ等に用いられる光書き込み装置として、光源か
ら放射された発散光束をカップリングレンズによりカッ
プリングし、カップリングレンズを通過した光束を、偏
向反射面を有する偏向器により等角速度的に偏向させ、
その偏向光束を走査光学系により感光体等の被走査面上
に光スポットとして集光させ、光スポットを主走査方向
に略等速度的に走査して書き込みを行う光走査装置が知
られている。近年、プリンタや複写機等の高速化の要求
に伴い、光走査装置にもますます高速化が要求されてき
ている。しかし、従来から知られた1ビーム走査装置で
走査の高速化を実現しようとすると、偏向器の回転を高
速化する必要があるが、高速回転可能な偏向器はそれ自
体のコストが高く、光源の高出力化等も必要になり、ま
た、高速回転に伴う風切り音等の騒音を低減する防音手
段が必要になるため、光走査装置の大幅なコスト高を招
く。そこで偏向器の回転を高速化することなく走査速度
を高め得る走査方式として、複数の光束を被走査面上で
副走査方向に所定のピッチ間隔を開けて同時に走査する
ことにより、偏向器の回転速度をそのままにして高速印
字を可能にしたマルチビーム走査方式が実用化されつつ
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような複数の光束
を同時に走査するマルチビーム走査装置では、装置の低
コスト性やコンパクト性に鑑み、光源から被走査面に至
る光路上に配備される光学系を複数光束に対して共通化
することが望ましく、光学系を複数光束で共通化する場
合、複数の光源から放射された各光束を、互いに近接し
たものにするためにビーム合成を行う必要がある。この
ビーム合成を行う光源装置として、従来、λ/2板と偏
光合成素子を用いて2光束を合成するものが知られてい
る。すなわち、2つの光源から放射される光束の偏光方
向を互いに平行にしておき、一方の光束の偏光面を、λ
/2板で90度旋回させ、2光束の偏光方向を互いに直
交させる。このように偏光面が互いに直交する2光束を
偏光合成素子に入射させ、一方の光束が偏光合成素子を
透過し、他方の光束が偏光合成素子で反射されるのを利
用してビーム合成を行う。しかし、このようなビーム合
成において必要とされるλ/2板や偏光光学素子は高価
であるので、光源装置のコスト高を招く。また、λ/2
板や偏光光学素子は高精度に配置する必要があり、光源
装置への組付けに手間がかかるので光源装置の組立ての
効率を高めるのが難しく、低コスト化は困難である。
【0004】そこで、λ/2板や偏光光学素子のような
高価な光学素子を用いずにビーム合成を行う方式とし
て、特開平9−146024号公報等には、複数光源を
主走査方向に隔ててホルダで保持して一体化し、偏向器
に向かう光束に開き角(チルト角)を持たせることによ
り、偏光合成素子を用いること無く複数ビームによる光
走査ができるようにした光走査装置が開示されている。
しかし、上記公報記載の技術では、2つの光源を保持す
るホルダの穴部に、カップリングレンズが固定された鏡
筒を接着剤で固定する構造のため、2つのカップリング
レンズ及びカップリングレンズの鏡筒等が干渉し、複数
光束の開き角が大きくなり、複数の光束について光学性
能を獲得するのが困難であった。一方、半導体レーザが
固着された保持部材にコリメータレンズ等を取り付けて
位置調整後、接着剤により固定する方法は特開平8−7
2300号公報等で開示されているが、これは1ビーム
用の光源ユニットに関するものであり、マルチビーム用
の光源装置に関する記載はない。また、マルチビームに
すると被走査面上で所望のビーム間ピッチを獲得する必
要があるので、特に、副走査方向のカップリングレンズ
の位置精度が1ビーム時より高精度に要求されることに
なる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、少ない部品点数で安価に構成することができ、且
つ、簡単な構成でビーム間ピッチの誤差を小さくするこ
とができ、高画質対応の複数ビームの走査が可能なマル
チビーム走査装置及びその光源装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数光源から放射された各
発散光束を、該複数光源の個々に対応したカップリング
レンズによりカップリングし、各カップリングレンズを
通過した光束を偏向反射面を有する偏向器により等角速
度的に偏向させ、複数の偏向光束を共通の走査光学系に
より被走査面上に、副走査方向に互いに分離した光スポ
ットとして集光させ、上記被走査面上を略等速度的に走
査するマルチビーム走査装置に用いられる光源装置であ
り、上記複数の光源と、これら複数の光源の個々に対応
する複数のカップリングレンズと、光源とカップリング
レンズの対を少なくとも2つ保持する1以上のホルダと
を有し、上記ホルダに保持された少なくとも2つの光源
から放射され上記カップリングレンズを通過して偏向器
に向かう光束が開き角を有する光源装置において、上記
ホルダに保持された少なくとも2つの光源は半導体レー
ザであり、且つ、上記2つの半導体レーザは、ステムと
半導体レーザチップが互いに反対の位置になるように上
記ホルダに配置されている構成としたものである。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
光源装置において、上記ホルダに保持された2つの半導
体レーザのステムと半導体レーザチップが互いに反対の
位置に配置されている状態において、各半導体レーザを
駆動する電装系に接続する部分がハーネス基板により構
成され、そのハーネス基板のグランドを上記2つの半導
体レーザのグランド端子に対し共通に接続する構成とし
たものである。また、請求項3に係る発明では、請求項
2記載の光源装置において、上記2つの半導体レーザの
グランド以外の端子を接続するハーネス基板上の導線部
が、各半導体レーザの機能が同じ端子に対し、抵抗及び
電気容量が同等になるようにしてある構成としたもので
ある。
【0008】さらに請求項4に係る発明は、複数の光源
と、該複数の光源から放射された各発散光束を複数光源
の個々に対応してカップリングする複数のカップリング
レンズと、各カップリングレンズを通過した光束を等角
速度的に偏向させる偏向反射面を有する偏向器と、該偏
向器により偏向された複数の偏向光束を被走査面上に副
走査方向に互いに分離した光スポットとして集光させ被
走査面を略等速度的に走査する走査光学系とを有するマ
ルチビーム走査装置において、光源装置として請求項1
〜3のいずれかに記載の光源装置を用いる構成としたも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成及び動作を図
示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の
一実施例を示す光源装置の構成説明図であり、(a)は
光源装置の断面図、(b)は光源装置の2つの半導体レ
ーザ(LD)の正面側の配置状態を示す図、(c)は光
源装置の2つの半導体レーザの裏面側の配置状態を示す
図、(d)は光源装置の2つのカップリングレンズの正
面側の配置状態を示す図である。また、図2は本発明に
係るマルチビーム走査装置の構成例を示す概略構成図で
あり、構成部品の配置を光軸を通り主走査方向に平行な
平面(主走査平面と言う)に展開して示す図である。
【0010】図2に示すように本発明に係るマルチビー
ム走査装置においては、光源としての半導体レーザ1
a,1bから放射された発散性の光束は、各光源に対応
して設けられたカップリングレンズ2a,2bによりカ
ップリングされ、それぞれ弱い収束光束もしくは弱い発
散光束あるいは平行光束に変換され、アパーチャ3によ
りビーム整形された後、各光束に共通したシリンダレン
ズ4により副走査方向(主走査平面(紙面)に直交する
方向)に集束され、偏向器5の偏向反射面5Aの近傍に
主走査方向に長い線像として結像された後、偏向器5の
偏向反射面5Aにより反射される。尚、これら2つの線
像は互いに副走査方向に分離している。偏向器5の偏向
反射面5Aにより反射される各光束は、偏向器5の等速
回転に伴い、各々等角速度的に偏向し、走査光学系6
(例えばfθレンズ等のレンズ系で構成されるが、この
他、凹面鏡等で構成することもできる)により、感光体
等の被走査面7上に副走査方向に互いに分離した光スポ
ットとして集光され、被走査面7上を略等速度的に走査
する。尚、図2は2ビーム走査装置の例を示している
が、光源とカップリングレンズの対を増やして3ビーム
以上の構成とすることも容易に可能である。
【0011】図2において、カップリングレンズ2a,
2bによりカップリングされた各光束の主光線は、図示
のように、主走査方向において、偏向反射面5A側に向
かって次第に近接し、偏向反射面5Aの近傍で、主走査
方向において互いに交わる。そして、カップリングされ
た各光束を副走査方向から見て、各光束が、交差部側か
ら光源側に向かってなす角θを光束間の「開き角」と呼
ぶ。このように、偏向器5に向かう光束が開き角θを有
するように光源装置を構成することにより、従来のよう
な偏光合成素子等を用いる必要はなくなる。
【0012】ここで、図2に示すマルチビーム走査装置
に用いられる光源装置としては、図1(a)に示すよう
に、光源である2つの半導体レーザ1a,1bと、この
2つの半導体レーザ1a,1bの個々に対応するカップ
リングレンズ2a,2bと、半導体レーザ1a,1bと
カップリングレンズ2a,2bの対を少なくとも2つ保
持するホルダ8とを有し、上記ホルダ8に保持された2
つの半導体レーザ1a,1bから放射されカップリング
レンズ2a,2bを通過して偏向器5に向かう光束が開
き角θを有する構成となっている。尚、図1(a)の例
では、アパーチャ3もホルダ8に保持されているが、ア
パーチャ3の保持は別の手段によってもよい。
【0013】ところで、複数光束について良好な光学特
性を実現するには、複数光束の開き角を小さくする必要
がある。このため、カップリングレンズ2a,2bはホ
ルダ8に直接、可調整に接着するのが良く、カップリン
グレンズ2a,2bをホルダ8に直接接着するようにす
ると、カップリングレンズのレンズセルが不要となるた
め、複数のカップリングレンズ間を近接させることがで
きる。また、接着の際にカップリングレンズの接着位置
を調整することにより、被走査面上の光スポットの副走
査方向の分離量、すなわち走査線ピッチを調整すること
ができるため、光源に対する位置調整機構が不要とな
り、光源相互の間隔も小さくできる。
【0014】次に光源装置の実施例についてより詳細に
説明する。図1(a)に示すように、ホルダ8は基部8
Aが略長方形形状で、その中央部に円柱状部分8Bが突
設されており、その円柱状部分8Bの中央から突起部8
Cが突出している。ホルダ8の円柱状部分8Bには、光
源としての半導体レーザ1a,1bを圧入固定する孔8
a1,8b1が穿設されており、半導体レーザ1a,1
bは、ホルダ8の基部8Aの裏面側から、孔8a1,8
b1に圧入されて固定される。また、ホルダ8の突起部
8Cの孔8a1,8b1に連なる部分は、図1(d)に
示すような円筒面からなるカップリングレンズ保持部8
c−1,8c−2となっており、このカップリングレン
ズ保持部8c−1,8c−2の円筒面のそれぞれの円筒
軸は偏向器側に向かって次第に狭まるようになってい
る。すなわち円筒面相互は開き角を有している。カップ
リングレンズ2a,2bは、それぞれ半導体レーザ1
a,1bに対し、光軸方向及び光軸直交方向に位置調整
されて、カップリングレンズ保持部8c−1,8c−2
の円筒面に接着剤8d−1,8d−2を用いて固定され
る。
【0015】次に半導体レーザ1a,1bの配置につい
て説明する。図1(b)はホルダ8に保持された2つの
半導体レーザ1a,1bを正面側(光出射側)から見た
状態を示しており、1a−1,1b−1は半導体レーザ
チップ、1a−2,1b−2はケース、1a−3,1b
−3はステムである。また、図1(c)はホルダ8に保
持された2つの半導体レーザ1a,1bを裏面側から見
た状態を示しており、1a−4,1b−4はグランド端
子、1a−5,1b−5,1a−6,1b−6は駆動用
の端子である。図1(b)に示すように、2つの半導体
レーザ1a,1bはホルダの中心Oに対して対称に配置
され、2つの半導体レーザ1a,1bのステム1a−
3,1b−3は互いに反対方向を向いており、それぞれ
のステム1a−3,1b−3に各半導体レーザチップ1
a−1,1b−1が取り付けられている。すなわち2つ
の半導体レーザ1a,1bは、ステム1a−3,1b−
3と半導体レーザチップ1a−1,1b−1が互いに反
対の位置になるように上記ホルダ8に配置されている。
また、図1(c)に示すように、2つの半導体レーザ1
a,1bの各端子も互いに反対方向を向いた配置位置と
なっている。
【0016】2つの半導体レーザ1a,1bのステム1
a−3,1b−3は略同一の大きさであるため、図1
(b),(c)のような配置にすることにより、温度上
昇による熱膨張が生じた場合には、各半導体レーザチッ
プ1a−1,1b−1は互いに反対方向に移動すること
になるが、その時、図1(d)に示すように、各カップ
リングレンズ2a,2bも接着剤8d−1,8d−2を
介してホルダ8の突起部8Cで支えられているため、カ
ップリングレンズ2a,2bも互いに反対方向に移動す
る。これにより、各カップリングレンズ2a,2bの光
軸と各半導体レーザ1a,1bの発光点(各半導体レー
ザチップ1a−1,1b−1)が同一方向に移動するこ
とになるため、カップリングレンズ2a,2bからの射
出光の光軸は温度上昇時にも移動量が少なくなり、被走
査面上のビーム間ピッチが略一定に保たれることにな
る。すなわち、温度変化等の環境変動によるビーム間ピ
ッチの変動を小さくすることができる。尚、図1に示す
光源装置は、ホルダ8の中心Oを軸として、2つの半導
体レーザ1a,1bの発光点を通る線Sの主走査方向に
対する傾き角を調整することにより、副走査方向のビー
ム間ピッチを容易に調整することができる。
【0017】ところで、図1(a)に示すように、半導
体レーザ1a,1bの裏面側の端子には、半導体レーザ
1a,1bを駆動するための電装系に接続される基板9
が接続されているが、この基板9をハーネス基板とした
例を図3に示す。図3に示すように、各半導体レーザ1
a,1bの3つの端子のうち、各グランド端子1a−
4,1b−4がハーネス基板9のグランド9cに共通に
接続されている。これにより、ハーネス基板9上の導線
のレイアウトが簡単になる。また、2つの半導体レーザ
1a,1bの端子は、図1(c)のように互いに反対方
向を向くように対称に配置されているので、ハーネス基
板9の導線はグランド9cに対し対称なレイアウトとで
きるため、上記の温度上昇時においても半導体レーザ自
体の変動に対しストレスが均等化されるので、ビーム間
ピッチの変動を抑えることができる。
【0018】また、図3に示すように、半導体レーザ1
aのグランド以外の駆動用端子1a−5,1a−6を接
続するハーネス基板9上の導線部9a−5,9a−6
と、半導体レーザ1bのグランド以外の駆動用端子1b
−5,1b−6を接続するハーネス基板9上の導線部9
b−5,9b−6は、グランド9cに対し対称なレイア
ウトとなっており、各導線部9a−5,9a−6,9b
−5,9b−6は、各半導体レーザ1a,1bの機能が
同じ端子に対し、抵抗及び電気容量が同等になるように
してある。すなわち、ハーネス基板9の導線レイアウト
によっては、各半導体レーザ1a,1bの発光特性が変
化してしまう恐れがあるため、本実施例では導線部を対
称なレイアウトとし、ほぼ同一の抵抗値と電気容量を持
つように配線しており、これにより2つの半導体レーザ
1a,1bの発光特性を安定化することができる。
【0019】さて、本発明に係るマルチビーム走査装置
においては、図2の光源部に以上のように構成された光
源装置を用いているので、光源部を少ない部品点数で安
価に構成することができ、且つ、簡単な構成でビーム間
ピッチの誤差を小さくすることができ、高画質対応の複
数ビームの走査が可能となる。また、温度等の環境変動
によるビーム間ピッチの変動を小さくできるので、高精
度なマルチビーム走査が可能となる。尚、図1に示す構
成の光源装置を副走査方向に複数配置することにより、
4ビーム以上のビーム数のマルチビーム走査装置を容易
に実現することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明においては、複数の光源と、これら複数の光源の個々
に対応する複数のカップリングレンズと、光源とカップ
リングレンズの対を少なくとも2つ保持する1以上のホ
ルダとを有し、上記ホルダに保持された少なくとも2つ
の光源から放射され上記カップリングレンズを通過して
偏向器に向かう光束が開き角を有する光源装置におい
て、上記ホルダに保持された少なくとも2つの光源は半
導体レーザであり、且つ、上記2つの半導体レーザは、
ステムと半導体レーザチップが互いに反対の位置になる
ように上記ホルダに配置されている構成としたので、マ
ルチビーム走査装置に用いられる光源装置を少ない部品
点数で安価に構成でき、且つ、温度等の環境変動による
ビーム間ピッチの変動も小さくすることができる。
【0021】請求項2に係る発明においては、請求項1
の構成に加えて、上記ホルダに保持された2つの半導体
レーザのステムと半導体レーザチップが互いに反対の位
置に配置されている状態において、各半導体レーザを駆
動する電装系に接続する部分がハーネス基板により構成
され、そのハーネス基板のグランドを上記2つの半導体
レーザのグランド端子に対し共通に接続する構成とした
ので、ハーネス基板の導線レイアウトが容易になり、且
つ、温度等の環境変動によるビーム間ピッチの変動も小
さくすることができる。また、請求項3に係る発明にお
いては、請求項2の構成に加えて、上記2つの半導体レ
ーザのグランド以外の端子を接続するハーネス基板上の
導線部が、各半導体レーザの機能が同じ端子に対し、抵
抗及び電気容量が同等になるようにしてある構成とした
ので、各半導体レーザの発光特性を安定化することがで
きる。
【0022】請求項4に係る発明においては、走査装置
の光源装置として請求項1〜3のいずれかに記載の光源
装置を用いる構成としたので、少ない部品点数で安価に
光源部を構成することができ、且つ、簡単な構成でビー
ム間ピッチの誤差を小さくすることができ、高画質対応
の複数ビームの走査が可能となるマルチビーム走査装置
を実現することができる。また、温度等の環境変動によ
るビーム間ピッチの変動を小さくでき、高精度なマルチ
ビーム走査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光源装置の構成説明図
であり、(a)は光源装置の断面図、(b)は光源装置
の2つの半導体レーザの正面側の配置状態を示す図、
(c)は光源装置の2つの半導体レーザの裏面側の配置
状態を示す図、(d)は光源装置の2つのカップリング
レンズの正面側の配置状態を示す図である。
【図2】本発明に係るマルチビーム走査装置の構成例を
示す概略構成図である。
【図3】図1に示す光源装置に用いられるハーネス基板
の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1a,1b:半導体レーザ(光源) 1a−1,1b−1:半導体レーザチップ 1a−2,1b−2:ケース 1a−3,1b−3:ステム 1a−4,1b−4:グランド端子 1a−5,1b−5:駆動用端子 1a−6,1b−6:駆動用端子 2a,2b:カップリングレンズ 3:アパーチャ 4:シリンダレンズ 5:偏向器 5A:偏向反射面 6:走査光学系 7:被走査面 8:ホルダ 8A:基部 8B:円柱状部分 8C:突起部 8a1,8b1:孔 8c−1,8c−2:カップリングレンズ保持部 8d−1,8d−2:接着剤 9:ハーネス基板 9c:グランド 9a−5,9a−6,9b−5,9b−6:グランド以
外の導線部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数光源から放射された各発散光束を、該
    複数光源の個々に対応したカップリングレンズによりカ
    ップリングし、各カップリングレンズを通過した光束を
    偏向反射面を有する偏向器により等角速度的に偏向さ
    せ、複数の偏向光束を共通の走査光学系により被走査面
    上に、副走査方向に互いに分離した光スポットとして集
    光させ、上記被走査面上を略等速度的に走査するマルチ
    ビーム走査装置に用いられる光源装置であり、 上記複数の光源と、これら複数の光源の個々に対応する
    複数のカップリングレンズと、光源とカップリングレン
    ズの対を少なくとも2つ保持する1以上のホルダとを有
    し、上記ホルダに保持された少なくとも2つの光源から
    放射され上記カップリングレンズを通過して偏向器に向
    かう光束が開き角を有する光源装置において、 上記ホルダに保持された少なくとも2つの光源は半導体
    レーザであり、且つ、上記2つの半導体レーザは、ステ
    ムと半導体レーザチップが互いに反対の位置になるよう
    に上記ホルダに配置されていることを特徴とする光源装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光源装置において、 上記ホルダに保持された2つの半導体レーザのステムと
    半導体レーザチップが互いに反対の位置に配置されてい
    る状態において、各半導体レーザを駆動する電装系に接
    続する部分がハーネス基板により構成され、そのハーネ
    ス基板のグランドを上記2つの半導体レーザのグランド
    端子に対し共通に接続することを特徴とする光源装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光源装置において、 上記2つの半導体レーザのグランド以外の端子を接続す
    るハーネス基板上の導線部が、各半導体レーザの機能が
    同じ端子に対し、抵抗及び電気容量が同等になるように
    してあることを特徴とする光源装置。
  4. 【請求項4】複数の光源と、該複数の光源から放射され
    た各発散光束を複数光源の個々に対応してカップリング
    する複数のカップリングレンズと、各カップリングレン
    ズを通過した光束を等角速度的に偏向させる偏向反射面
    を有する偏向器と、該偏向器により偏向された複数の偏
    向光束を被走査面上に副走査方向に互いに分離した光ス
    ポットとして集光させ被走査面を略等速度的に走査する
    走査光学系とを有するマルチビーム走査装置において、 光源装置として請求項1〜3のいずれかに記載の光源装
    置を用いることを特徴とするマルチビーム走査装置。
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