JP2006181227A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抽選結果に関する情報をコマンドとして受信したサブ制御基板で装飾図柄等の演出が決定される弾球遊技機において通常演出と特別演出との切り替え自体もサブ制御基板で判断及び決定するようにすることで主制御基板の負担を軽減する。
【解決手段】 演出表示手段22には遊技結果を表す特別図柄の変動表示に伴う演出として通常演出及び特別演出のいずれかが表示される。抽選手段64による抽選結果とその所要時間とが主制御基盤50で決定され、サブ制御基盤に送信される。サブ制御基盤100では、前回実行された特別演出を継続する場合又は遊技制御上所定の条件が満たされた場合に、特別演出テーブル230から所要時間の一致する特別演出データを選択し、それに従い特別演出が実行される。一方、それ以外の場合には、通常演出テーブル220から所要時間の一致する通常演出データを選択し、それに従い通常演出が実行される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、当たり抽選の抽選結果を示す特別図柄及び当たり抽選の抽選結果に依存して決定される演出を同時に表示可能な弾球遊技機に関し、特に、その演出の表示態様において、特定の態様の発生しやすい状態と発生しにくい状態とを遊技上の所定の条件に従って切り替えることの可能な弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機において、入賞口のうちのいわゆる始動入賞口への入賞に基づいて当否の抽選を行うとともに、その結果を表示するための図柄(「特別図柄」と称する)を液晶画面等で変動表示することが一般に行われている。従来この特別図柄は、スロットマシンのリールを模した複数桁(通常は3桁)の数字、文字又は記号からなる図柄が変動表示し、それらが特定の組合せ(たとえば、全桁とも同一の図柄が揃う)で停止した場合には大当たりとなる、ということが一般的であった。そして、この各桁の図柄は通常1桁ずつ順に停止し当たりへの期待感を盛り上げることになっており、特に、最後の1桁を除いて残りが停止した状態で、その最後の1桁次第では大当たりとなるような組合せの状態(いわゆる「リーチ」)の発生の際には、大当たりの発生を暗示ないし予告するような特別の演出が実行されることが多かった。
ところが近年、特別図柄は、液晶画面の片隅であるとか、又は、液晶画面とは別個に設けた表示装置(7セグメントLEDやドットマトリクス等)で比較的単純な図形又は記号で表示させ、その代わり、従来特別図柄が担っていた複数桁の図柄の変動表示は、演出としての図柄(「装飾図柄」と称する)で実行させるような弾球遊技機も出現している。そのような弾球遊技機の例として、下記の特許文献1記載のものがある。
すなわち、特別図柄が変動表示を開始するとこれとほぼ同時に装飾図柄も変動表示を開始し、そして特別図柄が停止するのと期を一にして装飾図柄も停止する。これにより、遊技者には、停止した装飾図柄の組合せによって、遊技の結果が決定されるように感じられるようになっている。
このような、演出としての装飾図柄を変動表示させる弾球遊技機では、特別図柄によるリーチの表示がなされないので、装飾図柄による演出としてリーチの表示がなされることとなっていた。そして、演出の表示態様として、たとえばリーチのような特別な態様の発生頻度が異なる状態を複数設けて、通常はそのような態様の発生頻度が低い「通常演出」が実行され、遊技上特定の条件が達成された場合に、そのような発生頻度が高い「特別演出」に切り替える、ということも行われていた。そして、特別演出が実行されている場合には、リーチのような特別な態様の発生頻度が通常演出より高いため、大当たり発生に対する遊技者の期待感が増すこととなっている。
特開2004−290371号公報
弾球遊技機の制御は、遊技全般を制御する主制御基板と、画像や音声の表示を制御するサブ制御基板により担われている。上述の演出としての装飾図柄の変動表示についても、主制御基板からは抽選結果に関する情報がコマンドとしてサブ制御基板に送信され、具体的な変動表示の詳細についてはサブ制御基板で決定されることとなっているのが通常である。しかし、前記の「通常演出」と「特別演出」との切り替え自体は従来は主制御基板により制御されていたが、主制御基板における特別演出に関するデータの容量が大きくなり、その処理の負担が重く、画面処理などが遅くなる等の問題点があった。
そこで、本発明は、抽選結果に関する情報及び演出に関する情報がコマンドとしてサブ制御基板に送信され、それに基づいてサブ制御基板で装飾図柄等の演出が決定される弾球遊技機において、通常演出と特別演出との切り替え自体もサブ制御基板で判断及び決定するようにすることで、主制御基板の負担を軽減し円滑な遊技処理を可能にすることを第1の課題とする。
また、本発明は、上記第1の課題に加え、特別演出の種類をサブ制御基板側で判断及び決定することについて、主制御基板の指定には全く拘束されない自由度を確保することを第2の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1の課題に加え、主制御基板が指定する特別演出の種類の内容より遊技者にとって好ましい内容のものをサブ制御基板側で判断及び決定することによって、遊技の興趣を削がないようにすることを第3の課題とする。
また、本発明は、上記第3の課題に加え、主制御基板が指定する特別演出の種類の内容より遊技者にとって好ましくない内容のものはサブ制御基板側で判断及び決定しないことによって、遊技の興趣を削がないようにすることを第4の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1、第2、第3又は第4の課題に加え、特別演出の継続及び終了を抽選に委ねることにより、変化ある遊技性を実現することを第5の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の課題に加え、主制御基板からサブ制御基板に送信されるコマンド次第では、特別演出が継続するはずの場合であっても強制的に通常演出に戻ることを可能とすることで、場合によっては主制御基板主導による演出の切り替えも可能として演出の自由度を確保することを第6の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の課題に加え、特別演出の継続中はいわゆるリーチの発生頻度を高くすることで、遊技者の期待感を増し興趣ある遊技性の実現を第7の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の課題に加え、特別演出時の画面表示のバリエーションを豊富にできることを第8の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の課題に加え、弾球遊技機の構成を単純化することを第9の課題とする。
(1)第1の発明
前記第1の課題を解決するため、本発明のうち第1の発明に係る弾球遊技機PMは、
(A)始動入賞口12と、
(B)前記始動入賞口12への遊技球の入賞に伴い、所定の抽選の結果を特別図柄により表示する特別図柄表示手段20と、
(C)前記抽選結果に応じた演出を表示する演出表示手段22と、
(D)遊技の制御を司る主制御基板50と、
(E)前記演出の表示の制御を司るサブ制御基板100と、
を備えるとともに、
前記主制御基板50には、
(F)前記所定の抽選を実行する抽選手段64と、
(G)前記抽選手段64による抽選結果を表す抽選結果データを決定する抽選結果データ決定手段65と、
(H)前記抽選結果の表示に要する時間を表す所要時間データを決定する所要時間データ決定手段66と、
(I)前記演出の種類を特定する情報である演出特定データを決定する演出特定データ決定手段69と、
(J)前記抽選結果データ、前記所要時間データ及び前記演出特定データを少なくとも含む演出コマンドをサブ制御基板100に送信するコマンド送信手段51が設けられているとともに、
前記演出には、
(K)前記主制御基板50における遊技の制御上所定の条件が成立した場合にそれ以後複数回の抽選結果の表示に渡り実行される可能性のある演出である特別演出と、
(L)前記特別演出が実行されない場合に実行される演出である通常演出と
があるとともに、
前記サブ制御基板100には、
(M)前記通常演出に関するデータであって、その所要時間及びその演出の種類を特定する情報をパラメータとして含む通常演出データが記録された通常演出テーブル220と、
(N)前記特別演出に関するデータであって、その所要時間及びその演出の種類を特定する情報をパラメータとして含む特別演出データが記録された特別演出テーブル230と、
(O)前記演出コマンドを受信するコマンド受信手段101と、
(P)前記コマンド受信手段101による当該演出コマンドの受信を承けて、前記演出として、前回の抽選結果の表示の際に特別演出が実行されたか否かを判定する特別演出実行判定手段240と、
(Q)前記特別演出実行判定手段240による判定結果が否定的な場合に、前記所定の条件の成否を判定する条件判定手段250と、
(R)前記条件判定手段250による判定結果が肯定的な場合、当該抽選結果の表示に伴う演出として通常演出及び特別演出のうちどちらを実行するかを決定する演出決定手段260と、
(S)前記特別演出実行判定手段240による判定結果が肯定的な場合に、当該特別演出を継続するか否かを決定する演出継続決定手段270と、
(T)前記条件判定手段250による判定結果が否定的な場合、前記演出決定手段260により通常演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段270による決定が否定的な場合に、前記演出コマンド中の所要時間データと一致する所要時間及び演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データのうちの1つを前記通常演出テーブル220から選択して該通常演出データに基づいた通常演出を実行する通常演出実行手段280と、
(U)前記演出決定手段260により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段270による決定が肯定的な場合に、前記演出の所要時間と一致する所要時間を有する特別演出データのうちの1つを前記特別演出テーブル230から選択して該特別演出データに基づいた特別演出を実行する特別演出実行手段290と
が設けられていることを特徴とする。
「始動入賞口12」とは、遊技球の入賞により所定の抽選が実行され、その抽選の結果によっては特別遊技(たとえば、大当たり遊技)の実行が可能となる入賞口をいう。
「特別図柄表示手段20」とは、上記抽選の結果を特別図柄の変動表示として画像に表示する装置をいい、たとえば、液晶画面、7セグメントLED、ドットマトリクス等により実現可能である。
「演出表示手段22」とは、上記抽選の結果に応じた演出を遊技者の知覚、とりわけ視覚又は聴覚により認識可能とする手段であり、たとえば、液晶画面、7セグメントLED、ドットマトリクス等の画像表示装置、ランプ及びスピーカー8のうちのいずれか又は2以上により実現可能である。ここで「演出」とは、いわゆる装飾図柄の変動表示であってもよいし、また、図柄以外の背景又はキャラクタによるものとしてもよい。
「主制御基板50」とは、弾球遊技機PMにおける遊技の制御全般を司る装置をいい、たとえば、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされた制御装置として実現可能である。この主制御基板50は特別図柄表示手段20における特別図柄の変動表示を制御する。
「サブ制御基板100」とは、主制御基板50とは独立して画像表示及び音声表示の一方又は両方による演出の表示に特化した制御基板をいい、たとえば、マイクロコンピュータを利用したCPU並びに画像表示情報及び音声表示情報の一方又は両方が記録されたROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、画像表示及び音声表示の一方又は両方の制御を行うためのソフトウェアがインストールされた制御装置として実現可能である。
「抽選手段64」とは、始動入賞口12への遊技球の入賞に伴って所定の抽選を実行する手段であって、主制御基板50が、たとえば、始動入賞口12への入賞信号を受信する処理、乱数を抽出する処理、及び、抽出した乱数を評価して抽選結果を決定する処理を実行することで、この抽選手段64として機能することとなる。
「抽選結果データ決定手段65」とは、抽選結果の表す抽選結果データを決定する手段であって、主制御基板50が、たとえば、抽選結果に対応する抽選結果データを所定のテーブルから抽出する処理を実行することで、この抽選結果データ決定手段65として機能することとなる。ここで、「抽選結果データ」とは、抽選結果を直接表現する特別図柄の種類そのものを意味するのではなく、たとえば、「ハズレ」であれば「0」、「通常当たり」であれば「1」、「確変当たり」(「確変」とは、所定の条件で大当たりとなった場合、特別遊技の終了後の通常遊技において大当たりの確率が高くなるようないわゆる「確率変動遊技」の略である。)であれば「2」のように、所定の結果と対応する記号又はコードとして表されるものである。
「所要時間データ決定手段66」とは、抽選結果が特別図柄の変動表示として実行される際に要する時間(「所要時間」)を表すデータである「所要時間データ」を決定する手段であって、主制御基板50が、たとえば、抽選結果に対応して、又は抽選結果とは独立に、複数用意されている所要時間のうちから、所定の規則に従って、又は、抽選により、1つを抽出する処理を実行することで、この所要時間データ決定手段66として機能することとなる。
「演出特定データ決定手段69」とは、主制御基板50により指定される演出の種類(たとえば、装飾図柄の変動パターン)を特定するデータである「演出特定データ」を決定する手段であって、主制御基板50が、たとえば、抽選結果に対応して、又は抽選結果とは独立に、複数用意されている演出の種類のうちから、所定の規則に従って、又は、抽選により、1つを抽出する処理を実行することで、この演出特定データ決定手段69として機能することとなる。
「演出コマンド」とは、上記抽選結果データ、所要時間データ及び演出特定データを少なくともその要素として含む1組の情報をいう。
「コマンド送信手段51」とは、上記演出コマンドをサブ制御基板100に送信する手段であって、主制御基板50が、たとえば、決定された抽選結果データと所要時間データと演出特定データとを組み合わせる処理、この組み合わせた情報を電気信号としてサブ制御基板100へ送信する処理を実行することで、このコマンド送信手段51として機能することとなる。
「特別演出」とは、上述の通り、主制御基板50における遊技の制御上所定の条件が成立した場合にそれ以後複数回の抽選結果の表示(特別図柄の変動表示)に渡り実行される可能性のある演出をいう。ここで、「実行される可能性のある」とは、必ず複数回に渡り実行される、ということでなく、場合によっては1回で終わる可能性もある、ということを意味している。この特別演出は、一群の演出からなるものであって、その各々が所定の確率に従って選択され、かつ、実行されるものである。また、この特別演出としての演出群は1つに限らず、2つ以上の演出群から所定の条件によって選択ないし決定されるものとしてもよい。
「通常演出」とは、上記特別演出が実行されない場合に実行される演出をいう。上記特別演出においては、この通常演出に比べて、たとえばリーチのような特定の態様の演出の発生頻度が高くなるように上記「所定の確率」が設定されている。
「通常演出テーブル220」とは、サブ制御基板100のROMなどの記憶装置に記憶されるデータテーブルであって、通常演出に関するデータが記録されているものをいう。この通常演出に関するデータには、その所要時間及びその演出の種類を特定する情報(「演出特定情報」と称する)をパラメータとして含んでいる。この演出特定情報は、演出コマンドの一部として送信されてくる演出特定データと対応するものである。すなわち、この通常演出テーブル220においては、ある所要時間及び演出特定情報をインデックスとして、それに該当する通常演出データが検索可能な形式で記録されている。
「特別演出テーブル230」とは、サブ制御基板100のROMなどの記憶装置に記憶されるデータテーブルであって、特別演出に関するデータが記録されているものをいう。この特別演出に関するデータには、その所要時間及び演出特定情報をパラメータとして含んでいる。すなわち、この特別演出テーブル230においては、ある所要時間及び演出特定情報をインデックスとして、それに該当する特別演出データが検索可能な形式で記録されている。
「コマンド受信手段101」とは、上記演出コマンドを主制御基板50から受信する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、主基板から受信した電気信号を翻訳して決定された抽選結果データと所要時間データと演出特定データとを得る処理を実行することで、このコマンド受信手段101として機能することとなる。
「特別演出実行判定手段240」とは、前回の特別図柄の変動表示に際して特別演出が実行されたか否かを判定する手段である。たとえば、特別演出が実行される場合には内部フラグとしての演出実行フラグがセットされ、特別演出の実行が終了する場合にはその演出実行フラグがクリアされるとして、この特別演出実行判定手段240は、サブ制御基板100が、たとえば、その内部フラグを参照してその値を判定する処理を実行することにより実現されることとなる。
「条件判定手段250」とは、特別演出の実行が開始されるに値する「所定の条件」の成否を判定する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、特別演出実行判定手段240による判定結果が否定的であったかどうか(すなわち、前回の特別図柄の変動表示に際して特別演出は実行されなかったかどうか)を確認する処理、及び、その旨の確認がされた場合にその「所定の条件」が成立しているかどうかを判定する処理を実行することによりこの条件判定手段250として機能することとなる。
なお、ここでいう「所定の条件」とはさまざまなものが可能であり特定のものに限定されない。たとえば、所定の抽選回数に渡って当選が発生していないこと、所要時間データが特定の値であること、抽選結果データが特定の抽選結果を示すものであること、所定の時間帯であること等をこの所定の条件として設定することができる。
「演出決定手段260」とは、特別演出の実行を開始するかどうかを決定する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、条件判定手段250による判定結果が肯定的であったかどうか(すなわち、「所定の条件」が成立したかどうか)を確認する処理、及び、その旨の確認がされた場合に通常演出及び特別演出のうちどちらを実行するかを(たとえば抽選により又は所定の規則に従って)決定する処理を実行することによりこの演出決定手段260として機能することとなる。
「演出継続決定手段270」とは、特定演出の継続の有無を決定する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、特別演出実行判定手段240による判定結果が肯定的であったかどうか(すなわち、前回の特別図柄の変動表示に際して特別演出が実行されていたかどうか)を確認する処理、その旨の確認がされた場合に特別演出を継続するか否か、すなわち当該特別図柄の変動表示に際して特別演出を実行するか否か、を(たとえば抽選により又は所定の規則に従って)決定する処理を実行することによりこの演出継続決定手段270として機能することとなる。
「通常演出実行手段280」とは、通常演出を実行する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、(ア)条件判定手段250による判定結果が否定的であったかどうかを確認する処理、(イ)演出決定手段260により通常演出を実行する旨の決定がされたかどうかを確認する処理、(ウ)演出継続決定手段270による決定が否定的であったかどうかを確認する処理、これらの(ア)ないし(ウ)のいずれかの確認がされた場合に演出コマンド中の所要時間データ及び演出特定データを取得する処理、及び、取得した所要時間データ及び演出特定データを通常演出テーブル220と参照して一致する所要時間及び演出特定情報を有する通常演出データのうちの1つを(たとえば抽選により又は所定の規則に従って)選択する処理を実行することによりこの通常演出実行手段280として機能することとなる。
「特別演出実行手段290」とは、特別演出を実行する手段であって、サブ制御基板100が、たとえば、(ア)演出決定手段260により特別演出を実行する旨の決定がされたかどうかを確認する処理、(イ)演出継続決定手段270による決定が肯定的であったかどうかを確認する処理、これらの(ア)及び(イ)のいずれかの確認がされた場合に演出コマンド中の所要時間データを取得する処理、及び、取得した所要時間データを特別演出テーブル230と参照して一致する所要時間を有する特別演出データのうちの1つを(たとえば抽選により又は所定の規則に従って)選択する処理を実行することによりこの特別演出実行手段290として機能することとなる。なお、この特別演出実行手段290においては、特別演出データの選択に際して、所要時間データのみを取得及び参照して演出特定データを全く無視してもよいし、また、所要時間データの取得及び参照に加えて所定の場合(たとえば演出特定データが所定の種類を表すものである場合)には演出特定データも取得及び参照することとしてもよい。
本第1の発明に係る弾球遊技機PMは、以下のように作用する。
まず、始動入賞口12に遊技球の入賞があると、抽選手段64により所定の抽選が行われ、その抽選結果を表す抽選結果データが抽選結果データ決定手段65により決定される。それとともに、その抽選結果に応じた特別図柄も決定される。
次に、所要時間データ決定手段66により、この抽選結果の表示に要する所要時間データが決定されるとともに、演出特定データ決定手段69により演出特定データも決定される。
そして、これらの抽選結果データ、所要時間データ及び演出特定データを組み合わせた演出コマンドが、コマンド送信手段51によりサブ制御基板100へ送信される。
サブ制御基板100ではコマンド受信手段101がこの演出コマンドを受信すると、特別演出実行判定手段240が、前回の抽選結果の表示の際に特別演出が実行されたか否かを判定する。
この特別演出実行判定手段240による判定結果が否定的な場合には、条件判定手段250が、遊技制御上の所定の条件の成否を判定する。
この条件判定手段250による判定結果が肯定的な場合には、演出決定手段260が、当該抽選結果の表示に伴う演出として通常演出及び特別演出のうちどちらを実行するかを決定する。
一方、特別演出実行判定手段240による判定結果が肯定的な場合には、演出継続決定手段270が、当該特別演出を継続するか否かを決定する。
条件判定手段250による判定結果が否定的な場合、演出決定手段260により通常演出を実行する旨の決定がされた場合又は演出継続決定手段270による決定が否定的な場合のいずれかにおいて、通常演出実行手段280が、特別図柄が特別図柄表示手段20において変動表示されるのと同時に、受信した演出コマンド中の所要時間データと一致する所要時間及び演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データのうちの1つを通常演出テーブル220から選択して該通常演出データに基づいた通常演出を演出表示手段22上で実行する。
一方、演出決定手段260により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段270による決定が肯定的な場合のいずれかにおいて、特別演出実行手段290が、特別図柄が特別図柄表示手段20において変動表示されるのと同時に、受信した演出コマンド中の所要時間データと一致する所要時間を有する特別演出データのうちの1つを特別演出テーブル230から選択して該特別演出データに基づいた特別演出を演出表示手段22上で実行する。
(2)第2の発明
前記第2の課題を解決するため、本発明のうち第2の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、前記特別演出実行手段290は、当該演出コマンド中の演出特定データの種類に拘わらず、当該所要時間と一致する所要時間を有する特別演出データを抽選により選択することを特徴とする。
すなわち、本第2の発明においては、主制御基板50から送信された演出特定データに拘わらず、サブ制御基板100側で所要時間データにのみ基づいて特別演出データが選択されることとなっている。
(3)第3の発明
前記第3の課題を解決するため、本発明のうち第3の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、前記特別演出実行手段290は、当該演出コマンド中の演出特定データが特定の種類である場合に当該種類とは異なる種類の演出特定情報を有する特別演出データを選択することを特徴とする。
たとえば、主制御基板50から送信される演出特定データとして、装飾図柄によってリーチになるものが2種類(「リーチA」及び「リーチB」とする)と、リーチにならないもの1種類(「リーチなし」とする)があるとする。ここで、特別演出を実行すると決定された場合、主制御基板50から演出特定データとして「リーチなし」が送信されたとき、この「リーチなし」の演出特定データを上記の「特定の種類」として、特別演出実行手段290は、「当該種類とは異なる種類」である「リーチA」又は「リーチB」のうちから特別演出データを選択することとなる。
(4)第4の発明
前記第4の課題を解決するため、本発明のうち第4の発明は、前記第3の発明の特徴に加え、前記特別演出実行手段290は、当該演出コマンド中の演出特定データが前記特定の種類以外である場合に当該特定の種類とは異なる種類の演出特定情報を有する特別演出データを選択することを特徴とする。
たとえば、上記(3)の例において、特別演出を実行すると決定された場合、主制御基板50から演出特定データとして「リーチA」又は「リーチB」が送信されたとき、この「リーチA」又は「リーチB」は「前記特定の種類以外」であるので、特別演出実行手段290は、「特定の種類」である「リーチなし」は選択せず、これとは「異なる種類」である「リーチA」又は「リーチB」のうちから特別演出データを選択することとなる。
(5)第5の発明
前記第5の課題を解決するため、本発明のうち第5の発明は、前記第1、第2、第3又は第4の発明の特徴に加え、前記演出継続決定手段270は、特別演出を継続するか否かを抽選により決定することを特徴とする。
この抽選とは、乱数(ハードウェア乱数であってもソフトウェア乱数であってもよい)によるものが望ましい。
(6)第6の発明
前記第6の課題を解決するため、本発明のうち第6の発明は、前記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の特徴に加え、前記演出決定手段260により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段270による決定が肯定的な場合であっても、前記演出の所要時間データと一致する特別演出データが前記特別演出テーブル230にないときには、前記通常演出実行手段280が、当該演出の所要時間データと一致する所要時間及び演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データを前記通常演出テーブル220から選択して該通常演出データに基づいた通常演出を実行することを特徴とする。
たとえば、通常演出テーブル220には10秒、15秒、20秒、30秒、60秒の所要時間を有する通常演出データがあり、特別演出テーブル230には10秒、15秒、20秒、30秒の所要時間を有する特別演出データがある場合、特別演出を継続する旨の決定がサブ制御基板100でされたときであっても、主制御基板50からの演出コマンドの所要時間データが60秒であれば、前記演出継続決定手段270は特別演出を継続しない旨の決定をするとともに、特別演出実行手段290の代わりに通常演出実行手段280が通常演出テーブル220から60秒の通常演出パターンを選択する。
すなわち、いわゆる全回転リーチ(通常、当たりが100%発生する変動のパターンであって、変動の途中より全桁の図柄が揃った状態で回転し、その後全桁が揃ったまま一斉に停止するような変動態様をいう)のように、特別演出にはない特殊な所要時間(上記の例では60秒)を要するような特殊な演出がされる場合に、特別演出が実行される条件が成立していても、その特殊な演出の実行が優先されることとなる。
(7)第7の発明
前記第7の課題を解決するために、本発明のうち第7の発明は、前記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発明の特徴に加え、前記演出は、各々複数種類の図柄がN桁(ただしNは2以上の整数)に渡り変動表示し、その各桁が順に停止してN個の図柄の組合せが表示され、
前記特別遊技が実施される際にはそのN個の図柄の組合せが所定の組合せとなり、
変動表示する前記N桁のうちN−1桁が停止した際に、最後の1桁の停止図柄次第では前記所定の組合せとなるリーチ演出と、
変動表示する前記N桁のうちN−1桁が停止した際に、最後の1桁の停止図柄がいかなるものであっても前記所定の組合せとはならない非リーチ演出とがあるものであって、
前記特別演出の実行時においては、前記通常演出の実行時よりもリーチ演出が高頻度に発生することを特徴とする。
すなわち、本第7の発明においては、演出としていわゆる装飾図柄の変動表示が行われる。そして、通常演出においても、また特別演出においてもそれぞれ所定の確率でリーチが発生することとなっているが、特別演出における確率のほうが通常演出における確率よりも高く設定されている。これにより、特別演出時にはリーチ発生頻度が高くなるようになっている。ここで、最後の1桁が停止するまでのN−1桁の「停止」はリーチが成立するまでの停止を意味し、いわゆる「再変動」ないし「全回転」のように、リーチ成立後変動を再開するものをも含む概念である。さらに、ここでいう「停止」とは、図柄の変動を伴うものでなければよく、たとえば、拡大若しくは縮小又はこれらの繰り返しや、図柄が揺れるように表示させるいわゆる「揺れ変動」もその中に概念として含むものである。
(8)第8の発明
前記第8の課題を解決するために、本発明のうち第8の発明は、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の発明の特徴に加え、前記特別演出においては、前記通常演出とは異なる態様の画面表示が前記演出表示手段22においてなされることを特徴とする。
ここで、「通常演出とは異なる態様」とは、たとえば、通常演出においては装飾図柄の変動表示を行う場合に、特別演出において装飾図柄の変動表示に加えて、その装飾図柄とは別なキャラクタがアニメーションで表示されたり、又は、その装飾図柄の背景画像を変化させたりするように、通常演出とは質的に異なる表現を行うことをいう。
(9)第9の発明
前記第9の課題を解決するために、本発明のうち第9の発明は、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明の特徴に加え、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とは同一の画像表示装置を共用することを特徴とする。
たとえば、液晶画面で演出としての装飾図柄を変動表示させる場合、同じ液晶画面の一隅で特別図柄を変動表示させることで、その液晶画面を特別図柄表示手段20及び演出表示手段22として機能させることができる。なお、本第9の発明においては、特別図柄の変動表示はサブ制御基板100により表示制御されることになる。
本発明は、上記のように構成されているので、以下に記す効果を奏する。
本発明のうち第1の発明によると、抽選結果に関する情報及び演出に関する情報がコマンドとしてサブ制御基板に送信され、それに基づいてサブ制御基板で装飾図柄等の演出が決定される弾球遊技機において、通常演出と特別演出との切り替え自体もサブ制御基板で判断及び決定するようにすることで、主制御基板の負担を軽減し円滑な遊技処理を可能にすることが可能となる。
また、本発明のうち第2の発明によると、上記第1の発明の効果に加え、特別演出の種類をサブ制御基板側で判断及び決定することについて、主制御基板の指定には全く拘束されない自由度を確保することが可能となる。
さらに、本発明のうち第3の発明によると、上記第1の発明の効果に加え、主制御基板が指定する特別演出の種類の内容より遊技者にとって好ましい内容のものをサブ制御基板側で判断及び決定することによって、遊技の興趣を削がないようにすることが可能となる。
また、本発明のうち第4の発明によると、上記第3の発明の効果に加え、主制御基板が指定する特別演出の種類の内容より遊技者にとって好ましくない内容のものはサブ制御基板側で判断及び決定しないことによって、遊技の興趣を削がないようにすることが可能となる。
さらに、本発明のうち第5の発明によると、上記第1、第2、第3又は第4の発明の効果に加え、特別演出の継続及び終了を抽選に委ねることにより、変化ある遊技性を実現することが可能となる。
また、本発明のうち第6の発明によると、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の効果に加え、主制御基板からサブ制御基板に送信されるコマンド次第では、特別演出が継続するはずの場合であっても強制的に通常演出に戻ることを可能とすることで、場合によっては主制御基板主導による演出の切り替えも可能として演出の自由度を確保することが可能となる。
さらに、本発明のうち第7の発明によると、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発明の効果に加え、特別演出の継続中はいわゆるリーチの発生頻度を高くすることで、遊技者の期待感を増し興趣ある遊技性の実現が可能となる。
また、本発明のうち第8の発明によると、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の発明の効果に加え、特別演出時の画面表示のバリエーションを豊富にすることができる。
さらに、本発明のうち第9の発明によると、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明の効果に加え、弾球遊技機の構成を単純化することが可能となる。
(1)第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態について、図1から図19までを参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの外観を正面図で示すものである。図2から図5までは、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの機能をブロック図で示すものである。図6から図11まで及び図20は、本実施の形態に係る弾球遊技機PMにおける遊技処理をフローチャートで示すものである。図13から図18まで及び図19は、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの演出表示手段22における演出表示の態様を模式的に示すものである。
(1−1)弾球遊技機PMの外観
本実施の形態に係る弾球遊技機PMは、図1に示すような外観を呈する。
本実施の形態に係る弾球遊技機PMは、当該弾球遊技機PMの外郭保持枠をなす外枠1と、この外枠1に開閉自在に軸支されたと前枠2を備えたものとなっている。そして、前枠2には、弾球遊技機PMの遊技領域10を形成するための遊技盤7と、この遊技盤7の前方を覆う板ガラスが嵌め込まれたガラス扉3と、賞球払出口9より払い出される遊技球を受ける上側の上球皿4a及び下側の下球皿4bと、遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル5と、遊技領域10の周辺を囲むように遊技盤7に固定された一対のレール6とが設けられている。また、上球皿4aと下球皿4bとの間の領域の左寄りには、音声にて種々の報知や演出を行うためのスピーカー8も設けられている。
弾球遊技機PMの遊技領域10には、遊技球が入賞すると遊技者へ賞球が払い出される複数の一般入賞口11と、遊技球の入賞により、遊技者への賞球払い出しを行うとともに、面状表示部である特別図柄表示手段20及び演出表示手段22の図柄変動を開始させる始動入賞口12と、通常遊技では閉鎖されている大入賞口13と、遊技球を回収するアウト口14と、打球の落下に影響を与える風車15と、図示しない多数の遊技釘とが設けられている。また、始動入賞口12の開口部を拡大させるための普通図柄が表示される7セグメントLEDから成る普通図柄表示装置21(大入賞口13の下方に設けられる)、及び、この普通図柄表示装置21の作動の契機となる遊技球の通過ゲートである普通図柄作動ゲート16も設けられている。
なお、遊技領域10の周囲には、遊技中に点灯もしくは点滅表示される複数のランプから構成されるランプ装置30が設けられている。
特別図柄表示手段20は、下記の演出表示手段22の上方に設けられるドットマトリクスから成る面状表示部であり、特別遊技に当たる大当たり遊技の成否に係る特別図柄が表示される。
演出表示手段22は、画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、その画面に特別図柄の変動に伴い演出として表示される三つの図柄から成る装飾図柄が可変表示される液晶表示装置であり、また、後述する特別遊技時における終了条件の表示等に係る画像を表示することができ、遊技領域10の略中央に配置されている。
また、この演出表示手段22の上方には4個のランプから成る表示回数表示装置23が設けられている。
(1−2)遊技の概要
このような構成の弾球遊技機PMでは、遊技者が操作ハンドル5を所定の方向へ回動操作すると、上球皿4aに収納された遊技球が1個ずつ図示しない発射部へ送られる。発射部に到達した遊技球は、操作ハンドル5の回動角度に応じた強度で、発射部から遊技領域10へ向かって発射され、遊技領域10内において落下し、入賞口11、始動入賞口12及びアウト口14のいずれかに受け入れられる。ここで、遊技球が入賞口11に入賞した場合には、10球の賞球が上球皿4aに払い出される。
遊技球が普通図柄作動ゲート16を通過すると、普通図柄表示装置21で普通図柄が変動を開始する。そして、所定の図柄が停止表示されると、始動入賞口12が0.5秒拡大し、その間は始動入賞口12への入賞の可能性が増大する。
そして、始動入賞口12への入賞があると、賞球払出口9から5球の賞球が遊技者に払い出されるのに加え、特別図柄表示手段20において特別図柄(「0」から「9」までの10通りの数字)の変動表示が開始されるとともに、演出表示手段22において演出としての装飾図柄(「0」から「9」までの10通りの数字が左、中及び右から成る3桁に組み合わされる)の変動表示が開始される。この特別図柄の変動表示の最中に始動入賞口12への入賞があった場合には、その入賞に係る特別図柄の変動表示の権利が保留され、それを表示するために表示回数表示装置23が点灯する。この点灯は最大4個まで可能であるので、特別図柄の変動表示の権利は最大4回まで保留されることが可能である。この変動表示の結果、特別図柄表示手段20に停止表示される特別図柄が所定の種類である場合(本実施の形態においては奇数である場合)には、特別遊技(いわゆる大当たり遊技)が発生する。一方、停止表示される特別図柄が上記所定の種類でない場合(本実施の形態においては偶数である場合)には、特別遊技は発生しないが、表示回数表示装置23が1個でも点灯している場合には、点灯個数を1個減じた上で、再度特別図柄の変動表示が開始される。
なお、特別図柄が上記所定の種類である場合には、装飾図柄は3桁とも同一の数字の組合せ(たとえば、「222」、「777」など)が変動表示を経て停止表示されることになっている。
この特別遊技においては、通常遊技中は閉鎖している大入賞口13が開放する。大入賞口13への入賞があると、賞球払出口9から15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口13は、10球の入賞があるか、又は開放して30秒経過するかのいずれかの条件が先に成就することにより一旦閉鎖する。
なお、大入賞口13内部には遊技球の流路としての一般領域17と特定領域18とが設けられているが、大入賞口13が開放している間に、このうちの特定領域18への入賞があると、大入賞口13は一旦閉鎖した後、再度開放することとなっている。これにより、大入賞口13の開放は、最大15回連続することが可能となっている。なお、大入賞口13内部には、この特定領域18は設けなくともよい。この場合、大入賞口13の開放は、必ず最大回数(この場合15回)まで実行されることとなる。また、大入賞口13が15回開放し終えるか、又は大入賞口13の開放中に上記特定領域18への入賞がなかった場合には、この特別遊技は終了する。なお、特定の特別図柄(本実施の形態においては「3」又は「7」)により特別遊技が発生した場合には、当該特別遊技の終了後の通常遊技において、特別遊技の発生確率が高くなる、いわゆる「確率変動遊技」が発生することとなっている。
(1−3)機能ブロック
次に、図2から図5の機能ブロック図を参照しつつ、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの概略構成を説明する。
(1−3−1)主制御基板50
本実施の形態の弾球遊技機PMは、前述のような演出動作や遊技動作等を制御するための主制御装置として、主制御基板50を備えている。主制御基板50は、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされた制御装置である。
主制御基板50には、図2に示すように、当該主制御基板50へ所定の信号を送出する信号発信源として、普通図柄作動ゲート16の内部に設けられた普通図柄作動ゲート通過検出器16aと、始動入賞口12の内部に設けられた始動入賞口入賞検出器12aと、一般入賞口11の内部に設けられた一般入賞口入賞検出器11aと、大入賞口13の内部の一般領域17に設けられた一般領域通過検出器17aと、大入賞口13の内部の特定領域18に設けられた特定領域通過検出器18aとがI/Oインターフェイスを介して電気的に接続されている。
また、主制御基板50には、その直接制御対象となる機器として、賞球の払い出しを行う賞球払出装置45、表示回数表示装置23、普通図柄表示装置21及び特別図柄表示手段20並びに大入賞口13を開閉するための大入賞口駆動手段13m及び始動入賞口12を拡大するための始動入賞口駆動手段12mがI/Oインターフェイスを介して電気的に接続されている。さらに、演出表示手段22と、スピーカー8と、ランプ装置30とを制御するサブ制御基板100もこの主制御基板50にI/Oインターフェイスを介して電気的に接続されている。
そして、主制御基板50には、通常遊技を実行するために、その動作を制御する通常遊技制御手段60と、特別遊技を実行するために、その動作を制御する特別遊技制御手段70と、賞球払出装置45の動作を制御する払出制御手段90と、演出表示手段22、スピーカー8及びランプ装置30を制御するための制御コマンドをサブ制御基板100へ送信するためのコマンド送信手段51が設けられている。
(1−3−2)通常遊技制御手段60
通常遊技制御手段60は、上述の通り、通常遊技を制御する手段であり、図3に示すように、下記のサブ手段に細分化される。
(1−3−2−1)普通図柄決定手段61
普通図柄決定手段61は、普通図柄作動ゲート16への遊技球の通過により、普通図柄表示装置21に変動表示される普通図柄を抽選により決定する。
(1−3−2−2)普通図柄制御手段62
普通図柄制御手段62は、普通図柄決定手段61により決定された普通図柄を、普通図柄表示装置21に表示させる。
(1−3−2−3)始動入賞口制御手段63
始動入賞口制御手段63は、普通図柄表示装置21に表示される普通図柄が所定のものである場合に、始動入賞口駆動手段12mを駆動させて始動入賞口12を拡大させる。
(1−3−2−4)抽選手段64
抽選手段64は、始動入賞口12への遊技球の入賞により、ハードウェア乱数による抽選を行い、その結果を決定する。本実施の形態においては、抽選結果は、確変当たり(特別遊技の終了後に確率変動遊技の発生する当たり)、通常当たり(特別遊技の終了後に確率変動遊技が発生しない当たり)及びハズレの3通りである。
(1−3−2−5)抽選結果データ決定手段65
抽選結果データ決定手段65は、抽選手段64による抽選結果をデータとして表す抽選結果データを、抽選結果に応じて決定する。本実施の形態においては、確変当たりの場合には「2」が、通常当たりの場合には「1」が、及び、ハズレの場合には「0」が決定される。
(1−3−2−6)所要時間データ決定手段66
所要時間データ決定手段66は、特別図柄の変動表示に要する時間(装飾図柄の変動表示に要する時間でもある)である所要時間データを抽選により決定する。本実施の形態においては、10秒、15秒、20秒、25秒又は60秒のいずれかとなる。
(1−3−2−7)演出特定データ決定手段69
演出特定データ決定手段69は、演出の種類としての装飾図柄の変動パターンを表すデータである「演出特定データ」を決定する抽選により決定する。この抽選は、0から255までの256通りの値をとるソフトウェア乱数である「演出特定乱数」の抽出により実行される。本実施の形態においては、演出特定データとして「0」、「1」、「2」及び「3」のいずれかが決定されるが、これらはそれぞれ後述の「リーチなし」、「リーチA」、「リーチB」及び「リーチC」の演出特定情報に対応する。これらの詳細については後述する。ここで決定された演出特定データは、前記コマンド送信手段51により上記所要時間データ及び抽選結果データとともに演出コマンドへ組み込まれ、サブ制御基板100へ送信される。
(1−3−2−8)特別図柄決定手段67
特別図柄決定手段67は、抽選手段64の抽選結果に応じた特別図柄の種類を決定する。本実施の形態においては、確変当たりであれば「3」又は「7」、通常当たりであれば「1」、「5」又は「9」、ハズレであれば、「2」、「4」、「6」、「8」又は「0」がそれぞれ所定の抽選により決定される。
(1−3−2−9)特別図柄制御手段68
特別図柄制御手段68は、特別図柄決定手段67により決定された特別図柄を、所要時間データ決定手段66により決定された所要時間に従って、特別図柄表示手段20に表示させる。
(1−3−3)特別遊技制御手段70
特別遊技制御手段70は、上述の通り、特別遊技を制御する手段であり、図4に示すように、下記の各サブ手段に細分化される。
(1−3−3−1)入賞計数手段71
入賞計数手段71は、大入賞口13の開放中に一般領域17及び特定領域18のいずれかを通過した遊技球をカウントする。
(1−3−3−2)作動時間計時手段72
作動時間計時手段72は、大入賞口13の開放の開始時点をゼロとして、その時点から開放の継続している時間を計測する。
(1−3−3−3)終了判定手段73
終了判定手段73は、入賞計数手段71に所定数がカウントされたかどうか、又は、作動時間計時手段72に所定時間が計時されたかどうかのいずれかが先に達成されることにより、各ラウンドの終了を判定する。
(1−3−3−4)開閉駆動制御手段74
開閉駆動制御手段74は、大入賞口駆動手段13mを作動させて大入賞口13を開放させるとともに、上記終了判定手段73による終了判定があると大入賞口駆動手段13mの作動を終了させて大入賞口13を閉鎖させる。
(1−3−3−5)継続判定手段75
継続判定手段75は、各ラウンドの終了に際して、大入賞口13の開放中に特定領域18への遊技球の通過があったかどうかにより、次ラウンドへの継続をするかどうかを判定する。
(1−3−4)サブ制御基板100
サブ制御基板100は、主制御基板50とは独立して画像表示及び音声表示の制御に特化した制御基板であって、マイクロコンピュータを利用したCPU並びに画像表示情報及び音声表示情報が記録されたROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、画像表示及び音声表示の制御を行うためのソフトウェアがインストールされた制御装置である。このサブ制御基板100には、図2に示すように、以下の各手段が設けられる。
(1−3−4−1)コマンド受信手段101
コマンド受信手段101は、先のコマンド送信手段51から送信された演出コマンドを受信し、そこから抽選結果データと所要時間データと演出特定データとを取得し下記の演出実行手段200へ受け渡す。
(1−3−4−2)演出詳細決定手段102
演出詳細決定手段102は、主制御基板50から内容についての指定がない演出であって、サブ制御基板100側でその内容を決定することが許されているものを決定する。そのような演出としては、ミニキャラクタの出現や、後述の特別演出実行時に表示される背景以外の種類の背景の変化が挙げられる。
(1−3−4−3)演出実行手段200
演出実行手段200は、抽選結果データ及び所要時間データ並びに必要に応じて演出特定データに従い、装飾図柄による演出の実行を制御する。具体的には、図5に示すように、下記の各サブ手段に細分化される。
(1−3−4−4)演出選択乱数取得手段210
演出選択乱数取得手段210は、0から255までの数値をとるソフトウェア乱数である演出選択乱数を取得する。この演出選択乱数は、特別演出の種類を決定するのに用いられる。
(1−3−4−5)通常演出テーブル220
通常演出テーブル220は、下記の表1に示すように、所要時間と演出特定情報の値とにより演出データが特定されるデータ構造を有するデータテーブルである。
Figure 2006181227
ここで、「リーチなし」は、装飾図柄の変動表示においてリーチが発生しない演出データを意味する。また、「リーチA」、「リーチB」及び「リーチC」はそれぞれ装飾図柄の変動表示においてリーチが発生する演出データを意味するが、個々の詳細については後述する。
(1−3−4−6)特別演出テーブル230
特別演出テーブル230は、下記の表2に示すように、所要時間と抽選結果データと演出選択乱数の値と演出特定情報とにより演出データが特定されるデータ構造を有するデータテーブルである。
Figure 2006181227
なお、「リーチなし」並びに「リーチA」及び「リーチB」の意義については上記(1−3−4−5)と同様である。
(1−3−4−7)特別演出実行判定手段240
特別演出実行判定手段240は、前回の特別図柄の変動表示の際に、特別演出が実行されたかどうかを判定する。具体的には、RAMに記憶されるパラメータの1つである「演出実行フラグ」の値が0の場合には通常演出が実行されたことになり、一方1の場合には特別演出が実行されたことになる。
(1−3−4−8)条件判定手段250
条件判定手段250は、特別演出実行判定手段240による判定結果が否定的であった場合(すなわち、前回の特別図柄の変動表示の際に通常演出が実行されていた場合)に、遊技の進行上所定の条件が達成されているかどうかを判定する。本実施の形態においては、所要時間データが、所要時間25秒を表すものであることが、この所定の条件となっている。
(1−3−4−9)演出決定手段260
演出決定手段260は、条件判定手段250による判定結果が肯定的であった場合(すなわち、「所定の条件」が達成されている場合)に、特別演出を実行するか又は通常演出を実行するかを所定の抽選により決定する。この抽選の確率は、常に一定であってもよいが、遊技の状況によって適宜変更されるものであってもよい。
(1−3−4−10)演出継続決定手段270
演出継続決定手段270は、特別演出実行判定手段240による判定結果が肯定的であった場合(すなわち、前回の特別図柄の変動表示の際に特別演出が実行されていた場合)に、特別演出を継続するかどうかを所定の抽選により決定する。この抽選の確率は、常に一定であってもよいが、遊技の状況によって適宜変更されるもの(たとえば、通常は60%の確率で特別演出が継続されるが、ある条件が満たされた場合には、100%の確率で継続される)であってもよい。
(1−3−4−11)通常演出実行手段280
通常演出実行手段280は、条件判定手段250による判定結果が否定的な場合(すなわち、「所定の条件」が達成されていない場合)、演出決定手段260により通常演出を実行する旨の決定がされた場合又は演出継続決定手段270による決定が否定的な場合(すなわち、特別演出を継続しない場合)に、所要時間データと一致する所要時間を有するとともに演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データを前記通常演出テーブル220から選択し、その通常演出データに基づいた通常演出を演出表示手段22に実行させる。
(1−3−4−12)特別演出実行手段290
特別演出実行手段290は、演出決定手段260により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は演出継続決定手段270による決定が肯定的な場合(すなわち、特別演出を継続する場合)に、所要時間データと一致する所要時間を有する特別演出データのうちの1つを前記特別演出テーブル230から抽選結果データ及び演出選択乱数の値に基づいて選択し、その特別演出データに基づいた特別演出を演出表示手段22に実行させる。なお、所要時間データと一致する所要時間を有する特別演出データが特別演出テーブル230にない場合(本実施の形態においては「60秒」の場合)には、上記(1−3−4−11)の通常演出実行手段280により通常演出が選択、実行されることとなる(詳細は後述する)。
(1−3−4−13)装飾図柄決定手段295
装飾図柄決定手段295は、抽選結果データ(及び、ハズレの場合は演出データの種類)に基づき、装飾図柄の種類が決定される。本実施の形態においては、抽選結果データが「2」の場合には「777」又は「333」が装飾図柄となる。また、抽選結果データが「1」の場合には、「000」、「111」、「222」、「444」、「555」、「666」、「888」又は「999」が装飾図柄となる(前記「333」及び「777」を含め「当たり装飾図柄」と称する)。さらに、抽選結果データが「0」の場合には、「リーチA」又は「リーチB」が演出データとして選択されているときには左桁と右桁とが一致し、中桁がそれとは異なる数字の組合せ(たとえば、「787」、「292」、「414」等。「リーチ装飾図柄」と称する)が装飾図柄となり、「リーチなし」が演出データとして選択されているときには「当たり装飾図柄」及び「リーチ装飾図柄」以外の組合せ(たとえば、「123」、「667」、「099」等。「ハズレ装飾図柄」と称する)が装飾図柄となる。
(1−4)遊技の制御
次に、図6から図12まで及び図20のフローチャートを参照しつつ、本実施の形態に係る遊技の制御を説明する。なお、以下の説明中、図13から図19までの演出表示手段22の表示態様模式図を適宜参照する。
(1−4−1)通常遊技
通常遊技時においては、主制御基板50のうちの通常遊技制御手段60が、以下の(1−4−1−1)に示す普通図柄処理及び(1−4−1−2)に示す特別図柄処理を並行して実行する。
(1−4−1−1)普通図柄処理
普通図柄処理においては、まず、図6のS100に示す段階において、普通図柄決定手段61により、普通図柄作動ゲート通過検出器16aから遊技球の通過信号が入力されたかどうかが判断される。入力されたと判断された場合には、S110に示す段階へ進む。一方、入力されたと判断されなかった場合には、再度このS100に示す段階へ戻る。
S110に示す段階においては、普通図柄決定手段61により普通図柄が決定される。そして、普通図柄制御手段62が、その普通図柄の変動表示を、普通図柄表示装置21において開始させ、30秒後に停止表示させる。そして、S120に示す段階へ進む。
S120に示す段階において、普通図柄表示装置21に停止表示された普通図柄が所定の当選図柄である場合にはS130に示す段階へ進む。一方、当選図柄でない場合にはS100に示す段階へ戻る。
S130に示す段階においては、始動入賞口制御手段63が、始動入賞口駆動手段12mを駆動させ、これにより、始動入賞口12が0.5秒間(確率変動遊技中は3秒間)拡大する。そして、S100に示す段階へ戻る。
(1−4−1−2)特別図柄処理
(1−4−1−2−1)抽選結果の決定
特別図柄処理においては、まず、S140に示す段階において、抽選手段64により、始動入賞口入賞検出器12aから、遊技球の入賞信号が入力されたかどうかが判断される。入力されたと判断された場合にはS145に示す抽選処理が実行されることとなり、図7のS200に示す段階へ進む。一方、入力されたと判断されなかった場合には、再度このS140に示す段階へ戻る。
図7のS200に示す段階においては、抽選手段64により、当たり判定乱数が抽出される。そして、S210に示す段階へ進む。
S210に示す段階においては、抽選手段64により、抽選結果として、確変当たり、通常当たり又はハズレのいずれかが決定され、さらにその抽選結果が確変当たりであったかどうかが判断される。確変当たりであった場合にはS220に示す段階へ進んで抽選結果データ決定手段65により抽選結果データとして「2」が付与された上で、S230に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、通常当たり又はハズレの場合)にはS211に示す段階へ進む。
S211に示す段階においては、抽選手段64により、抽選結果が通常当たりであったかどうかが判断される。通常当たりであった場合にはS221に示す段階へ進んで抽選結果データ決定手段65により抽選結果データとして「1」が付与された上で、S230に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、ハズレの場合)にはS222に示す段階へ進んで抽選結果データ決定手段65により抽選結果データとして「0」が付与された上で、S233に示す段階へ進む。
(1−4−1−2−2)確変当たり又は通常当たりの場合
抽選結果データが「2」又は「1」の場合(すなわち、確変当たり又は通常当たりの場合)には、S230に示す段階において、所要時間データ決定手段66により、所要時間データとして「60秒」を選択するかどうかが決定される。選択する場合には、S231に示す段階へ進んで所要時間データとして「60秒」が選択された上でS250に示す段階へ進む。
S250に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「3」(「リーチC」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
一方、S230に示す段階において「60秒」を選択しない場合には、S232に示す段階へ進んで所要時間データ決定手段66により所要時間データとして「10秒」、「15秒」、「20秒」又は「25秒」が抽選により選択された上でS240に示す段階へ進む。
S240に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定乱数(000から255までのうちの1つ)が抽出される。そして、S241に示す段階へ進む。
S241に示す段階においては、抽出された演出特定乱数が、000から127までに該当するかどうかが判定される。該当する場合(確率128/256)にはS251に示す段階へ進む。一方、該当しない場合(確率128/256)にはS252に示す段階へ進む。
S251に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「1」(「リーチA」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
一方、S252に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「2」(「リーチB」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
(1−4−1−2−3)ハズレの場合
抽選結果データが「0」の場合(すなわち、ハズレの場合)には、S233に示す段階へ進んで所要時間データ決定手段66により所要時間データとして「10秒」、「15秒」、「20秒」又は「25秒」が抽選により選択された上でS242に示す段階へ進む。
S242に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定乱数(000から255までのうちの1つ)が抽出される。そして、S243に示す段階へ進む。
S243に示す段階においては、抽出された演出特定乱数が、000から153までに該当するかどうかが判定される。該当する場合(確率154/256)にはS253に示す段階へ進む。一方、該当しない場合(確率102/256)にはS244に示す段階へ進む。
S244に示す段階においては、抽出された演出特定乱数が、154から204までに該当するかどうかが判定される。該当する場合(確率51/256)にはS254に示す段階へ進む。一方、該当しない場合(確率51/256)にはS255に示す段階へ進む。
S253に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「0」(「リーチなし」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
また、S254に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「1」(「リーチA」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
さらに、S255に示す段階においては、演出特定データ決定手段69により、演出特定データとして「2」(「リーチB」に対応する)が選択され、S260に示す段階へ進む。
(1−4−1−2−4)演出コマンドの作成
S260に示す段階においては、コマンド送信手段51により、S220、S221又はS222に示す段階において決定された抽選結果データ、S231、S232又はS233に示す段階において決定された所要時間データ及びS250、S251、S252、S253、S254又はS255に示す段階において決定された演出特定データが演出コマンドへ組み込まれる。そして、図6のS150へ進む。
(1−4−1−2−5)特別図柄及び装飾図柄の決定
図6のS150に示す段階においては、特別図柄決定手段67により、抽選結果データに応じて特別図柄が決定される。それとともに、装飾図柄決定手段295により、抽選結果データに応じて、必要に応じて演出データの種類が参酌されて装飾図柄の種類が決定される。そして、S155に示す段階へ進む。
(1−4−1−2−6)演出コマンドの送信
S155に示す段階においては、S150に示す段階で決定された装飾図柄の種類に関する情報とともに、図7のS260に示す段階で作成された演出コマンドがサブ制御基板100へ送信される。これにより、装飾図柄の変動表示はサブ制御基板100により後述の(1−4−1−3)に示すような処理により実行されることとなる。一方、主制御基板50における処理においては、S160に示す段階へ進む。
(1−4−1−2−7)特別図柄の変動表示
S160に示す段階においては、特別図柄制御手段68により特別図柄表示手段20において、S155に示す段階で決定された特別図柄が変動表示される。ここで、特別図柄の変動表示は所要時間データが示す所要時間で終了するとともに、装飾図柄の変動表示もその所要時間データが示す所要時間の演出データに従っている。すなわち、特別図柄と装飾図柄各々の変動表示の所要時間は一致しているので、結果として、両方の変動表示は同時に終了することとなり、S180に示す段階へ進む。なお、特別図柄の変動表示の例は、後述の(1−4−1−3)における装飾図柄の変動表示の例と併せて説明する。
図6のS180に示す段階において、前記S145に示す抽選処理における抽選の結果、特別図柄表示手段20に特別図柄として前記所定の種類が停止表示されている場合にはS190に進み、後述の(1−4−2)で説明する特別遊技処理が実行され、その終了後は再びS140に示す段階へ戻る。一方、そうでない場合には再びS140に示す段階へ戻る。
(1−4−1−3)装飾図柄の変動表示
サブ制御基板100においては、装飾図柄の変動表示が以下のように処理される。まず、図8のS300に示す段階においては、コマンド受信手段101により演出コマンドが受信されたかどうかが判断される。受信していないと判断された場合は受信したと判断されるまでこの段階を繰り返す。一方、受信したと判断された場合は、S310に示す段階へ進む。
S310に示す段階においては、コマンド受信手段101により、受信した演出コマンドから抽選結果データ、所要時間データ及び演出特定データが取得される。そして、S315に示す段階へ進む。
S315に示す段階においては、演出詳細決定手段102により、主制御基板50から内容についての指定がない演出を実行するかどうかを決定する。そして、S320に示す段階へ進む。
S320に示す段階においては、演出選択乱数取得手段210により、演出選択乱数が取得される。そして、S330に示す段階へ進む。
S330に示す段階においては、演出実行判定手段により現在の演出実行フラグが参照され、その値が0であるかどうか(すなわち、前回の変動表示で通常演出が実行されたかどうか)が判定される。0である場合にはS340に示す段階へ進む。一方、0でない場合(すなわち、1である場合)にはS360に示す段階へ進む。
S340に示す段階においては、条件判定手段250により所要時間データが参照され、その内容が所要時間25秒を示すものであるかどうかが判定される。25秒である場合にはS350に示す段階へ進む。一方、25秒でない場合には、特別演出が実行されることなく、S390に示す段階へ進み、通常演出が実行されることとなる。
S350に示す段階においては、演出決定手段260により、特別演出が実行されるかどうかが抽選により決定される。特別演出が実行される場合には、S355に示す段階へ進む。一方、特別演出が実行されない場合には、S390に示す段階へ進み、通常演出が実行されることになる。
S355に示す段階においては、演出実行フラグが1にセットされる。そして、S370に示す段階へ進む。
一方、前記S330に示す段階において、演出実行フラグが1であったと判定された場合、すなわち、前回の変動表示で特別演出が実行された場合には、S360に示す段階において、演出継続決定手段270により、特別演出を継続するかどうかが抽選により決定される。継続する場合には、S370に示す段階へ進む。一方、継続しない場合には、通常演出が実行されることになり、S375に示す段階へ進む。
S370に示す段階においては、特別演出実行手段290によって、所要時間データと一致する所要時間を有する特別演出が、特別演出テーブル230にあるかどうかが判断される。ある場合には特別演出が実行されることになり、S380に示す段階へ進む。一方、ない場合(具体的には、所要時間データが「60秒」の場合)には特別演出は実行されず、通常演出が実行されることになり、S375に示す段階へ進む。
S375に示す段階においては、通常演出が実行されることになるため、演出実行フラグは0にクリアされる。そして、S390に示す段階へ進む。
結果として通常演出が実行される場合には、S390に示す段階において、通常演出実行手段280により、通常演出テーブル220から通常演出データが選択される。すなわち、所要時間データが一致する所要時間を有する通常演出データのうちから、演出特定データが一致する演出特定情報を有する通常演出データが選択されることとなる(具体的には、演出特定データが「0」のときは「リーチなし」、「1」のときは「リーチA」、「2」のときは「リーチB」、「3」のときは「リーチC」となる。表1参照)。そして、S395に示す段階へ進む。
一方、結果として特別演出が実行される場合には、S380に示す段階において、特別演出実行手段290により、特別演出テーブル230から特別演出データが選択される(表2参照)。このS380に示す段階における特別演出データ選択処理については、以下の4通りの方法のうちいずれかで実行することができる。
(1−4−1−3−1)演出特定データを完全に無視
この方法では、演出コマンドから取得された演出特定データがどのようなものであるかとは全く無関係に、全ての選択可能な特別演出データから選択がされることとなる。
まず、図9のS500に示す段階において、演出コマンドから取得された所要時間データを参照して、特別演出テーブル230から該当する所要時間を検索する。そして、S510に示す段階へ進む。
S510に示す段階においては、演出コマンドから取得された抽選結果データが参照され、それが「1」又は「2」であるかどうか(すなわち、通常当たり又は確変当たりであるかどうか)が判断される。そうである場合には、S520に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、ハズレの場合)には、S530に示す段階へ進む。
S520に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S500に示す段階で検索された所要時間及び前記S510に示す段階で判断された抽選結果データ(「1」又は「2」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進む。
一方、S530に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S500に示す段階で検索された所要時間及び前記S510に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、「リーチなし」、「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
(1−4−1−3−2)「リーチなし」の演出特定データのみ無視
この方法では、取得された演出特定データが「リーチなし」に該当する場合には、それ以外の特別演出が選択されることになる。
まず、図10のS600に示す段階において、演出コマンドから取得された所要時間データを参照して、特別演出テーブル230から該当する所要時間を検索する。そして、S610に示す段階へ進む。
S610に示す段階においては、演出コマンドから取得された抽選結果データが参照され、それが「1」又は「2」であるかどうか(すなわち、通常当たり又は確変当たりであるかどうか)が判断される。そうである場合には、S620に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、ハズレの場合)には、S630に示す段階へ進む。
S620に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S600に示す段階で検索された所要時間及び前記S610に示す段階で判断された抽選結果データ(「1」又は「2」)に該当する欄から、演出コマンドから取得された演出特定データを参照して該当する演出特定情報を有する特別演出データが選択される。この場合は、演出特定データが「1」であるか又は「2」であるかに応じてそれぞれ「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図6のS155に示す段階へ進む。
一方、S630に示す段階においては、演出コマンドから取得された演出特定データが0であるかどうかが判断される。0である場合(すなわち、「リーチなし」の場合)には、S650に示す段階へ進む。一方、0でない場合(すなわち、「リーチなし」以外の場合)には、S640に示す段階へ進む。
S640に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S600に示す段階で検索された所要時間及び前記S610に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、演出コマンドから取得された演出特定データを参照して該当する演出特定情報を有する特別演出データが選択される。この場合は、演出特定データが(「0」ではないので)「1」であるか又は「2」であるかに応じてそれぞれ「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図6のS155に示す段階へ進む。
一方、S650に示す段階においては、演出選択乱数が「リーチなし」に該当するものであるかどうかが判断される。該当する場合には、S660に示す段階へ進んで演出選択乱数が再度取得された上で、再びこのS650に示す段階が実行される。一方、「リーチなし」に該当しない場合には、S670に示す段階へ進む。
S670に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S600に示す段階で検索された所要時間及び前記S610に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、(「リーチなし」に該当する演出選択乱数ではないので)「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
(1−4−1−3−3)演出特定データを完全に無視した上で「リーチなし」を選択しない
この方法では、演出コマンドから取得された演出特定データがどのようなものであるかとは全く無関係に、特定の種類を除いた特別演出データから選択がされることとなる。
まず、図11のS700に示す段階において、演出コマンドから取得された所要時間データを参照して、特別演出テーブル230から該当する所要時間を検索する。そして、S710に示す段階へ進む。
S710に示す段階においては、演出コマンドから取得された抽選結果データが参照され、それが「1」又は「2」であるかどうか(すなわち、通常当たり又は確変当たりであるかどうか)が判断される。そうである場合には、S720に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、ハズレの場合)には、S750に示す段階へ進む。
S720に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S700に示す段階で検索された所要時間及び前記S710に示す段階で判断された抽選結果データ(「1」又は「2」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
一方、S750に示す段階においては、演出選択乱数が「リーチなし」に該当するものであるかどうかが判断される。該当する場合には、S760に示す段階へ進んで演出選択乱数が再度取得された上で、再びこのS750に示す段階が実行される。一方、「リーチなし」に該当しない場合には、S770に示す段階へ進む。
S770に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S700に示す段階で検索された所要時間及び前記S710に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、(「リーチなし」に該当する演出選択乱数ではないので)「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
(1−4−1−3−4)演出特定データを完全に無視した上で「リーチなし」が選択されにくい
この方法では、演出コマンドから取得された演出特定データがどのようなものであるかとは全く無関係に、特定の種類の特別演出データが選択されにくくなる。
まず、図12のS780に示す段階において、演出コマンドから取得された所要時間データを参照して、特別演出テーブル230から該当する所要時間を検索する。そして、S781に示す段階へ進む。
S781に示す段階においては、演出コマンドから取得された抽選結果データが参照され、それが「1」又は「2」であるかどうか(すなわち、通常当たり又は確変当たりであるかどうか)が判断される。そうである場合には、S782に示す段階へ進む。一方、そうでない場合(すなわち、ハズレの場合)には、S783に示す段階へ進む。
S782に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S780に示す段階で検索された所要時間及び前記S781に示す段階で判断された抽選結果データ(「1」又は「2」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
一方、S783に示す段階においては、演出選択乱数が「リーチなし」に該当するものであるかどうかが判断される。該当する場合には、S784に示す段階へ進んで演出選択乱数が再度取得された上で、S785に示す段階へ進む。一方、「リーチなし」に該当しない場合には、S786に示す段階へ進む。
S785に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S780に示す段階で検索された所要時間及び前記S781に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、S784に示す段階で再取得された演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、「リーチなし」、「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
一方、S786に示す段階においては、特別演出テーブル230から、前記S780に示す段階で検索された所要時間及び前記S781に示す段階で判断された抽選結果データ(「0」)に該当する欄から、演出選択乱数を参照して該当する特別演出データが選択される。この場合は、(「リーチなし」に該当する演出選択乱数ではないので)「リーチA」又は「リーチB」が決定されることになる。そして、図8のS385に示す段階へ進み、後述の(1−4−1−3−6)で説明する画像演出の実行が決定された後、S395に示す段階へ進む。
(1−4−1−3−5)装飾図柄の変動表示の例
S395に示す段階においては、通常演出実行手段280又は特別演出実行手段290により演出表示手段22において、図6のS150に示す段階で決定された装飾図柄が変動表示される。ここで、演出データの相違による変動表示の例を以下に説明する。
(1−4−1−3−5−1)「リーチなし」の場合
変動開始前には、特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されているとともに、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されている(図13(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される(図13(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「7」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図13(C))。
次に、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図13(D))。
最後に、演出表示手段22の中桁で「8」の図柄が停止表示され、全体で「786」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「4」の特別図柄が停止表示される(図13(E))。これにより、遊技結果はハズレということになる。
この「リーチなし」の場合は、ハズレの場合にのみ選択されることになり、したがって結果として確変当たりも通常当たりも発生することはない。また、ハズレの場合におけるこの「リーチなし」の発生頻度は、本実施の形態においては以下の通りとなる。
すなわち、通常演出時においては、所要時間60秒の場合を除いたいずれの所要時間においても60.2%である(154/256、図7のS243及びS253参照)。
一方、特別演出時においては、表2に示すように、所要時間10秒で21.9%(56/256)、所要時間15秒で14.1%(36/256)、所要時間20秒で19.5%(50/256)、及び所要時間25秒で0%(0/256)となる。
ちなみに、所要時間60秒の場合は、通常演出及び特別演出のいずれにおいて「リーチなし」は発生しない。
すなわち、いずれの所要時間においても(60秒を除く)、通常演出の方が特別演出よりもこの「リーチなし」の発生頻度が高くなるように設定されている。
(1−4−1−3−5−2)「リーチA」の場合
変動開始前には、特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されているとともに、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されている(図14(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される(図14(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図14(C))。
次に、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図14(D))。これにより、リーチが発生したこととなる。そして、画面上に「リーチ!」の文字が表示される(図14(E))。
最後に、演出表示手段22の中桁で「7」の図柄が停止表示され、全体で「676」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「8」の特別図柄が停止表示される(図14(F))。これにより、遊技結果はハズレということになる。
この「リーチA」の場合は、ハズレの場合にのみならず、通常当たりの場合も、また確変当たりの場合も選択される可能性があり、したがって結果として確変当たり又は通常当たりが発生することもある。また、ハズレの場合におけるこの「リーチA」の発生頻度は、本実施の形態においては以下の通りとなる。
すなわち、通常演出時においては、所要時間60秒の場合を除いたいずれの所要時間においても、19.9%である(51/256、図7のS244及びS254参照)。
一方、特別演出時においては、表2に示すように、所要時間10秒で39.1%(100/256)、所要時間15秒で43.0%(110/256)、所要時間20秒で39.1%(100/256)、及び所要時間25秒で39.1%(100/256)となる。
ちなみに、所要時間60秒の場合は、通常演出及び特別演出のいずれにおいても「リーチA」は発生しない。
すなわち、いずれの所要時間においても、ハズレの場合の特別演出におけるこの「リーチA」の発生頻度は通常演出よりも高くなるように設定されている。
(1−4−1−3−5−3)「リーチB」の場合
変動開始前には、特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されているとともに、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されている(図15(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される(図15(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図15(C))。
次に、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図15(D))。これにより、リーチが発生したこととなる。そして、画面上に「リーチ!」の文字が表示される(図15(E))。
そして、演出表示手段22の中桁で、最終的に停止する図柄の2個手前の図柄である「4」から(図15(F))、1個手前の図柄である「5」(図16(A))までが順次低速で表示され、最後に、「6」の図柄が停止表示され、全体で「666」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「1」の特別図柄が停止表示される(図16(B))。これにより、遊技結果は通常当たりということになり、画面上に「大当たり!」の文字が表示される(図16(C))。
この「リーチB」の場合は、「リーチA」よりも当たりの期待感を盛り上げる演出となっており、通常当たりの場合及び確変当たりの場合に選択されるが、ハズレの場合にも選択される可能性がある。また、ハズレの場合におけるこの「リーチB」の発生頻度は、本実施の形態においては以下の通りとなる。
すなわち、通常演出時においては、所要時間60秒の場合を除いたいずれの所要時間においても、19.9%である(51/256、図7のS244及びS255参照)。
一方、特別演出時においては、表2に示すように、所要時間10秒で39.1%(100/256)、所要時間15秒で43.0%(110/256)、所要時間20秒で41.4%(106/256))、及び所要時間25秒で60.9%(156/256)となる。
ちなみに、所要時間60秒の場合は、通常演出及び特別演出のいずれにおいても「リーチA」は発生しない。
すなわち、いずれの所要時間においても、ハズレの場合の特別演出におけるこの「リーチA」の発生頻度は通常演出よりも高くなるように設定されている。
(1−4−1−3−5−4)「リーチC」の場合
変動開始前には、特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されているとともに、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されている(図17(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される(図17(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図17(C))。
次に、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図17(D))。これにより、リーチが発生したこととなる。そして、画面上に「リーチ!」の文字が表示される(図17(E))。
ここで、演出表示手段22の全桁が再び変動表示を開始する(図17(F))。
そして、演出表示手段22の全桁で、最終的に停止する図柄の2個手前の図柄である「555」から(図18(A))、1個手前の図柄である「666」(図18(B))までが順次低速で表示され、最後に、全体で「777」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「7」の特別図柄が停止表示される(図18(C))。これにより、遊技結果は確変当たりということになり、画面上に「大当たり!」の文字が表示される(図18(D))。
この「リーチC」は、設定上は通常演出に分類されているが、「リーチA」や「リーチB」よりも当たりの期待感を盛り上げる演出となっており、また、確変当たり又は通常当たりの場合にもっぱら選択されるものであり、ハズレの場合には選択されることはない(図7及び表2参照)。この「リーチC」の発生頻度は、所要時間データが60秒の場合には100%選択されることとなっている(表1参照)。逆にいうと、確変当たりが確定した旨の演出を意図する場合には、主制御基板50において、60秒の所要時間データが決定されることとして、この「リーチC」の演出データが必ず選択されるようにすればよい。
なお、確変当たり及び通常当たりのいかんを問わず、当たりの場合にはリーチ発生確率は100%であるので(図7及び表2参照)、少なくとも当たりの場合における特別演出時のリーチ発生確率は通常演出時を下回ることはない。
(1−4−1−3−6)特別演出における画像演出
通常演出テーブル220と特別演出テーブル230とで共通する演出データについては、上述のように装飾図柄の変動態様そのものは一致するが、特別演出の場合には、通常演出とは装飾図柄変動の背景色を変える画像演出をすることとしている。これにより、通常演出との違いを遊技者に意識させ、それにより当たりへの期待感を盛り上げる演出の実行が可能となっている。
たとえば、通常演出の場合には、「リーチA」の演出データが選択されたときに前記(1−4−1−3−5−2)のように演出表示手段22上での変動表示が実行されるが(図14参照)、特別演出の場合には、「リーチA」の演出データが選択されたときに、図19のように演出表示手段22上での変動表示が実行されることとしてもよい。
すなわち、変動開始前には、特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されているとともに、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されている(図19(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される。この段階で、背景色が変化する画像演出が実行されることで、通常演出とは異なる雰囲気が醸成される(図19(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である。画像演出も継続中である。(図19(C))
そして、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中であり、背景色は変化したままである(図19(D))。これにより、リーチが発生したこととなる。そして、画面上に「リーチ!」の文字が表示され、依然として画像演出は継続中である(図19(E))。
最後に、演出表示手段22の中桁で「7」の図柄が停止表示され、全体で「676」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「8」の特別図柄が停止表示される(図19(F))。これにより、遊技結果はハズレということになる。この時点でも画像演出は継続中である。
このあとは、次回の装飾図柄の変動表示に際して、演出継続決定手段270により特別演出を継続する旨の決定がされ(図8のS360参照)、なおかつ所要時間データが60秒でないとき(図8のS370参照)には、次回の変動表示の最初の時点(図19(A)の状態)画像演出は継続中であり、それ以降も継続することとなる。一方、次回の装飾図柄の変動表示に際して、演出継続決定手段270により特別演出を継続する旨の決定がされなかったとき(図8のS360参照)、又は継続する旨の決定がされたにも拘わらず所要時間データが60秒であるとき(図8のS370参照)には、次回の変動表示の最初の時点(図19(A)の状態)では画像演出は継続中であるが、変動表示の開始以降(図19(B)以降)は、画像演出は終了し、図14(B)に示すように背景色が元に戻ることとなる。
もちろん、上記のような背景色変化は、他の種類の演出データでも採用可能であるし、また、ハズレの場合のみならず、確変当たり又は通常当たりの場合にも当然採用可能である。
(1−4−2)特別遊技
図6のS180に示す段階において、前記S145に示す抽選処理における抽選の結果、特別図柄表示手段20に特別図柄として前記所定の種類が停止表示されている場合にはS190に進み、特別遊技処理が実行され、その終了後は再びS140に示す段階へ戻る。一方、そうでない場合には再びS140に示す段階へ戻る。
S190に示す段階の特別遊技処理においては、まず、図20のS800に示す段階において、演出表示手段22上に所定の大当たりデモ画面が表示される。そして、S805に示す段階へ進む。
S805に示す段階においては、各種パラメータがクリアされ、大入賞口13への入賞球数である入賞数が0になり、ラウンド数が1になる。そして、S810に示す段階へ進む。
S810に示す段階においては、特定領域18を遊技球が通過したかどうかを示すフラグである特定領域フラグがオフにされる。そして、S815に示す段階へ進む。
S815に示す段階においては、開閉駆動制御手段74が大入賞口駆動手段13mを作動させることにより、当該ラウンドの大入賞口13の開放が開始されるとともに、作動時間計時手段72による作動時間の計時も開始される。そして、S820に示す段階へ進む。
S820に示す段階においては、特定領域通過検出器18aから、遊技球の通過信号が入力されたかどうかが判断される。入力されたと判断された場合にはS825に示す段階へ進む。一方、入力されなかったと判断された場合にはS835に示す段階へ進む。
S825に示す段階においては、遊技球が特定領域18を通過したことになるので、次ラウンドへ進むための条件が満たされたことになる。そして、特定領域フラグがオンにされることで、この旨が示されることになる。そして、S830に示す段階へ進む。
S830に示す段階においては、入賞計数手段71により、特定領域18を通過した分の遊技球数が入賞数に加算される。そして、S835に示す段階へ進む。
S835に示す段階においては一般領域通過検出器17aから、遊技球の通過信号が入力されたかどうかが判断される。入力されたと判断された場合にはS840に示す段階へ進む。一方、入力されなかったと判断された場合にはS845に示す段階へ進む。
S840に示す段階においては、入賞計数手段71により、一般領域17を通過した分の遊技球数が入賞数に加算される。そして、S845に示す段階へ進む。
S845に示す段階においては、終了判定手段73により、入賞計数手段71により計数されている入賞数が10以上となっているかどうかが判定される。10以上と判定された場合にはS865に示す段階へ進む。一方、10に達していないと判定された場合にはS850に示す段階へ進む。
S850に示す段階においては、終了判定手段73により、作動時間計時手段72により計時されている作動時間が30秒を経過しているかどうかが判定される。30秒を経過している場合にはS865に示す段階へ進む。一方、まだ30秒を経過していない場合には大入賞口13の開放は継続しS820に示す段階へ戻る。
S865に示す段階においては、開閉駆動制御手段74が大入賞口駆動手段13mの作動を終了させることにより、当該ラウンドの大入賞口13が閉鎖される。そして、S875に示す段階へ進む。
S875に示す段階においては、入賞計数手段71により入賞数が0にされる。そして、S880に示す段階へ進む。
S880に示す段階においては、継続判定手段75により、特定領域フラグがオンになっているかどうかが判定される。オンになっていると判定された場合には、S885に示す段階へ進む。一方、オンになっていると判定されなかった場合には、当該ラウンドをもって特別遊技は終了し、図6のS140に示す段階へ戻る。
S885に示す段階においては、継続判定手段75により、特定領域フラグがオフにされる。そして、S890に示す段階へ進む。
S890に示す段階においては、継続判定手段75により、ラウンド数が1加算される。そして、S895に示す段階へ進む。
S895に示す段階においては、継続判定手段75により、15ラウンドが終了したかどうかが判定される。まだ15ラウンドが終了していない場合には、S815に示す段階へ戻り次のラウンドが開始される。一方、15ラウンドが終了した場合には、特別遊技は終了し、図6のS140に示す段階へ戻る。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態について、図21及び図22を参照しつつ説明する。図21は、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの外観を正面図で示すものである。図22は、本実施の形態に係る弾球遊技機PMの演出表示手段22における演出表示の態様を模式的に示すものである。
本実施の形態と前記第1の実施の形態との相違点は、図21に示すように、特別図柄表示手段20が、独立の面状表示部としてではなく、液晶表示装置である演出表示手段22の一部として形成されていることである。その他は第1の実施の形態と同様である。
言い換えると、液晶表示装置の左下隅の一部において特別図柄の変動表示を行い、その他の領域で装飾図柄の変動表示が実行されることとなっている。なお、本第2の実施の形態においては、特別図柄の変動表示はサブ制御基板100により表示制御されることになる。
本実施の形態における演出表示手段22では、図22に示すように演出の表示が実行される。
変動開始前には、演出表示手段22には、前回の装飾図柄である「345」が表示されているとともに、演出表示手段22の左下隅に表示される特別図柄表示手段20には、前回の特別図柄である「2」が表示されている(図22(A))。この状態から、特別図柄表示手段20と演出表示手段22とで同時に変動表示が開始される(図22(B))。
最初に、演出表示手段22の左桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁及び右桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図22(C))。
次に、演出表示手段22の右桁で「6」の図柄が停止表示されるが中桁では変動表示が継続中で、特別図柄表示手段20でも変動表示が継続中である(図22(D))。これにより、リーチが発生したこととなる。そして、画面上に「リーチ!」の文字が表示される(図22(E))。
最後に、演出表示手段22の中桁で「7」の図柄が停止表示され、全体で「676」の装飾図柄が停止表示される。同時に、特別図柄表示手段20でも「8」の特別図柄が停止表示される(図22(F))。これにより、遊技結果はハズレということになる。
本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の外観を正面図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の機能の概要をブロック図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の機能のうち、通常遊技制御手段の概要をブロック図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の機能のうち、特別遊技制御手段の概要をブロック図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の機能のうち、演出実行手段の概要をブロック図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、抽選処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、演出選択処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、特別演出データ選択処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、特別演出データ選択処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、特別演出データ選択処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、特別演出データ選択処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチなし」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチA」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチB」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチB」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチC」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち「リーチC」演出の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示のうち特別演出の他の態様を模式的に示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理のうち、特別遊技処理の概要をフローチャートで示すものである。 本発明の第2の実施の形態に係る弾球遊技機の外観を正面図で示すものである。 本発明の第2の実施の形態に係る弾球遊技機の演出表示手段における演出表示の態様を模式的に示すものである。
符号の説明
PM 弾球遊技機
1 外枠 2 前枠
3 ガラス扉
4a 上球皿 4b 下球皿
5 操作ハンドル 6 レール
7 遊技盤 8 スピーカー
9 賞球払出口
10 遊技領域
11 一般入賞口 11a 一般入賞口入賞検出器
12 始動入賞口 12a 始動入賞口入賞検出器
12m 始動入賞口駆動手段
13 大入賞口 13m 大入賞口駆動手段
14 アウト口 15 風車
16 普通図柄作動ゲート 16a 普通図柄作動ゲート通過検出器
17 一般領域 17a 一般領域通過検出器
18 特定領域 18a 特定領域通過検出器
20 特別図柄表示手段 21 普通図柄表示装置
22 演出表示手段 23 表示回数表示装置
30 ランプ装置
45 賞球払出装置
50 主制御基板 51 コマンド送信手段
60 通常遊技制御手段
61 普通図柄決定手段 62 普通図柄制御手段
63 始動入賞口制御手段 64 抽選手段
65 抽選結果データ決定手段 66 所要時間データ決定手段
67 特別図柄決定手段 68 特別図柄制御手段
69 演出特定データ決定手段
70 特別遊技制御手段 71 入賞計数手段
72 作動時間計時手段 73 終了判定手段
74 開閉駆動制御手段 75 継続判定手段
90 払出制御手段
100 サブ制御基板
101 コマンド受信手段 102 演出詳細決定手段
200 演出実行手段
210 演出選択乱数取得手段 220 通常演出テーブル
230 特別演出テーブル 240 特別演出実行判定手段
250 条件判定手段 260 演出決定手段
270 演出継続決定手段 280 通常演出実行手段
290 特別演出実行手段 295 装飾図柄決定手段

Claims (9)

  1. (A)始動入賞口と、
    (B)前記始動入賞口への遊技球の入賞に伴い、所定の抽選の結果を特別図柄により表示する特別図柄表示手段と、
    (C)前記抽選結果に応じた演出を表示する演出表示手段と、
    (D)遊技の制御を司る主制御基板と、
    (E)前記演出の表示の制御を司るサブ制御基板と、
    を備えるとともに、
    前記主制御基板には、
    (F)前記所定の抽選を実行する抽選手段と、
    (G)前記抽選手段による抽選結果を表す抽選結果データを決定する抽選結果データ決定手段と、
    (H)前記抽選結果の表示に要する時間を表す所要時間データを決定する所要時間データ決定手段と、
    (I)前記演出の種類を特定する情報である演出特定データを決定する演出特定データ決定手段と、
    (J)前記抽選結果データ、前記所要時間データ及び前記演出特定データを少なくとも含む演出コマンドをサブ制御基板に送信するコマンド送信手段が設けられているとともに、
    前記演出には、
    (K)前記主制御基板における遊技の制御上所定の条件が成立した場合にそれ以後複数回の抽選結果の表示に渡り実行される可能性のある演出である特別演出と、
    (L)前記特別演出が実行されない場合に実行される演出である通常演出と
    があるとともに、
    前記サブ制御基板には、
    (M)前記通常演出に関するデータであって、その所要時間及びその演出の種類を特定する情報をパラメータとして含む通常演出データが記録された通常演出テーブルと、
    (N)前記特別演出に関するデータであって、その所要時間及びその演出の種類を特定する情報をパラメータとして含む特別演出データが記録された特別演出テーブルと、
    (O)前記演出コマンドを受信するコマンド受信手段と、
    (P)前記コマンド受信手段による当該演出コマンドの受信を承けて、前記演出として、前回の抽選結果の表示の際に特別演出が実行されたか否かを判定する特別演出実行判定手段と、
    (Q)前記特別演出実行判定手段による判定結果が否定的な場合に、前記所定の条件の成否を判定する条件判定手段と、
    (R)前記条件判定手段による判定結果が肯定的な場合、当該抽選結果の表示に伴う演出として通常演出及び特別演出のうちどちらを実行するかを決定する演出決定手段と、
    (S)前記特別演出実行判定手段による判定結果が肯定的な場合に、当該特別演出を継続するか否かを決定する演出継続決定手段と、
    (T)前記条件判定手段による判定結果が否定的な場合、前記演出決定手段により通常演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段による決定が否定的な場合に、前記演出コマンド中の所要時間データと一致する所要時間及び演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データのうちの1つを前記通常演出テーブルから選択して該通常演出データに基づいた通常演出を実行する通常演出実行手段と、
    (U)前記演出決定手段により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段による決定が肯定的な場合に、前記演出の所要時間と一致する所要時間を有する特別演出データのうちの1つを前記特別演出テーブルから選択して該特別演出データに基づいた特別演出を実行する特別演出実行手段と
    が設けられていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記特別演出実行手段は、当該演出コマンド中の演出特定データの種類に拘らず、当該所要時間と一致する所要時間を有する特別演出データを抽選により選択することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記特別演出実行手段は、当該演出コマンド中の演出特定データが特定の種類である場合に当該種類とは異なる種類の演出特定情報を有する特別演出データを選択することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  4. 前記特別演出実行手段は、当該演出コマンド中の演出特定データが前記特定の種類以外である場合に当該特定の種類とは異なる種類の演出特定情報を有する特別演出データを選択することを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 前記演出継続決定手段は、特別演出を継続するか否かを抽選により決定することを特徴とする請求項1、2,3又は4記載の弾球遊技機。
  6. 前記演出決定手段により特別演出を実行する旨の決定がされた場合又は前記演出継続決定手段による決定が肯定的な場合であっても、前記演出の所要時間データと一致する特別演出データが前記特別演出テーブルにないときには、前記通常演出実行手段が、当該演出の所要時間データと一致する所要時間及び演出特定データと一致する演出特定情報を有する通常演出データを前記通常演出テーブルから選択して該通常演出データに基づいた通常演出を実行することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の弾球遊技機。
  7. 前記演出は、各々複数種類の図柄がN桁(ただしNは2以上の整数)に渡り変動表示し、その各桁が順に停止してN個の図柄の組合せが表示され、
    前記特別遊技が実施される際にはそのN個の図柄の組合せが所定の組合せとなり、
    変動表示する前記N桁のうちN−1桁が停止した際に、最後の1桁の停止図柄次第では前記所定の組合せとなるリーチ演出と、
    変動表示する前記N桁のうちN−1桁が停止した際に、最後の1桁の停止図柄がいかなるものであっても前記所定の組合せとはならない非リーチ演出とがあるものであって、
    前記特別演出の実行時においては、前記通常演出の実行時よりもリーチ演出が高頻度に発生することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の弾球遊技機。
  8. 前記特別演出においては、前記通常演出とは異なる態様の画面表示が前記演出表示手段においてなされることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の弾球遊技機。
  9. 特別図柄表示手段と装飾図柄表示装置とは同一の画像表示装置を共用することを特徴とする請求項1、2,3、4、5、6、7又は8記載の弾球遊技機。
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