JP2006181018A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の始動入賞口に同時に遊技球が入賞した場合に、その入賞球が排出される際にスムーズな排出が可能であり、遊技盤裏面側で球詰まりを起こす虞がないパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】始動入賞口として第一始動入賞口21とその下方に配置されている第二始動入賞口22とを備え、第一、第ニ始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第一、第ニ流出経路26,28が設けられている始動入賞装置10と、特別遊技状態発生時に遊技球の入賞が可能となる大入賞口41を備えており本体部が遊技盤裏面側に突出する形状に形成され前記始動入賞装置10の下方に位置する大入賞装置11とが遊技盤に設けられているパチンコ遊技機であり、前記大入賞装置に、始動入賞装置の第一流出経路から流出した入賞球を通過させる第一通過経路51と、第二流出経路から流出した入賞球を通過させる第二通過経路52とを設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関するものである。
近年のパチンコ遊技機は、遊技盤中央に可変表示装置を備え、該可変表示装置の下方に始動入賞口を備え、更に該始動入賞口の下方に大入賞口を備えたものが、所謂第一種パチンコ遊技機として一般的である。第一種パチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、可変表示装置において図柄変動ゲームが表示される。図柄変動ゲームは、可変表示装置に、図柄が所定時間変動した後、停止して、所定の図柄の組み合わせが表示される。図柄変動ゲームにおいて、停止した所定の図柄の組み合わせが、予め定められた特定の表示結果と一致した場合、パチンコ遊技機の大入賞口が開放され、遊技者は多くの賞球を確保できる。
また、従来からパチンコ遊技機には、始動入賞装置に入賞した入賞球を遊技機の外部に排出するための排出経路が設けられる。従来のパチンコ遊技機では、遊技球の排出経路として、始動入賞装置の賞球流出口から遊技機裏面側に設けられた所定の賞球排出位置までの間を接続するための樋部材を設けて構成していた。
第一種パチンコ遊技機では、始動入賞装置の下方に大入賞装置が設けられている。始動入賞装置の出口から所定の排出位置までの排出経路は、入賞球の排出が始動入賞装置の直下にある大入賞装置を避けて左右方向に流下するように、所定の傾斜を持たせた樋部材により形成されていた。
更にまた、近年では前記可変表示装置を囲うように枠体を設けるとともに、該枠体の下部に遊技球の流下方向に変化を持たせるステージが設けられており、該ステージを大型化して遊技球の誘導路を複雑なものとすることが考え出されている。
しかし、大型化したステージを有するパチンコ遊技機では、可変表示装置の下方における遊技部スペースが減少してしまうため、始動入賞装置と大入賞装置との間隔が狭くなってしまうことから、大入賞装置を避けて入賞球を誘導する誘導部材は水平になってしまい、所定の傾斜を付けて排出経路を形成することができないという問題がある。
この問題を解決するため、大入賞装置の背面側に、始動入賞装置に入賞した入賞球を流下させるための遊技球流下路を設けた遊技機が公知である(例えば特許文献1参照)。
また一般に前記始動入賞口は、所定条件の成立によって、始動入賞口の入口を開放して遊技球が始動入賞口に入賞容易とするための開放部材を備えている。該開放部材としては普通電動役物が用いられる。
このような始動入賞口に普通電動役物を備えるパチンコ遊技機において、パチンコ遊技機の隙間から針金等を遊技機内に侵入させ、所定条件が成立していないにもかかわらず、開放部材を強制的に開放させて、多くの遊技球を始動入賞口に入賞させようとする不正行為が行われるおそれがある。そこで、前記不正行為を防止するために、始動入賞口の構造として、第一入賞部と開閉部材を備えた第二入賞部とを上下に配置して構成し、開放部材の変位規制手段を設けた遊技機が公知である(例えば特許文献2参照)。
また遊技球が始動入賞口へ入賞し易くなるように、始動入賞口の周辺の釘等を強制的に曲げて、始動入賞口への入賞率を高くすることで、より多くの賞球を払い出させようとする不正行為が行われるおそれがある。このような不正行為を防止するために、始動入賞口として第一入賞部と開閉部材を備えた第二入賞部とを上下に配置し基部と一体化してなる遊技機が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2004−159900号公報 特開2004−135878号公報 特開2004−135879号公報
また近年、遊技店では、遊技者が一番興味を示すパチンコ遊技機の図柄変動ゲームの回数を増やすために、始動入賞口への入賞率が高まるような遊技盤の釘調整をしたいという事情がある。しかし、その一方で、始動入賞口への入賞率を高くすると、入賞に伴い払い出される賞球数も増えることになってしまい、遊技店としての利益を出すことができなくなるという問題がある。そこで、パチンコ遊技機の始動入賞口への入賞に伴う賞球数を極端に減らすことで、前述した問題を一応解決できる。
ところで第一種パチンコ遊技機では、前述のとおり始動入賞装置に所定条件の成立によって開放する開放部材が設けられている。更に、特定条件の成立により、前記所定条件が成立し易い特定状態に移行させる機能も設けられている。その結果、特定条件の成立により、遊技球が始動入賞装置に入賞し易くなり、図柄変動ゲームの回数を増やすと同時に、遊技者に払い戻される賞球を増やし遊技者の持ち球が減らないようになっている。しかし、上記の様に始動入賞口の賞球数を極端に減らした場合、特定条件が成立した場合でも遊技者の持ち球が減ってしまうことになってしまう。
そこで、所定条件が非成立の状態にて遊技球の入賞が可能な第一入賞部と、所定条件が成立した場合に開放される開閉部材を備えた第二入賞部とから構成される始動入賞装置を設けたパチンコ遊技機が知られている。このパチンコ遊技機は、第一入賞口への入賞に伴う賞球数を少なくし、第二入賞部への入賞に伴う賞球数を第一入賞口の賞球よりも多くなるように構成することで、前記特定状態においても遊技者の持ち球を減らすことなく、始動入賞装置への入賞率を高くすることができ、且つ、遊技店としての利益も確保することができる。
特許文献2又は特許文献3に記載のパチンコ遊技機のように、複数の始動入賞口を備えるパチンコ遊技機においては、複数の入賞口から同時に遊技球が入賞することもあり、その際には、始動入賞装置と大入賞装置との狭い間隔にて、複数の入賞口から入賞した入賞球を急激に一つの流下路に導くと、複数の入賞口に同時に入賞した入賞球同士がぶつかり合い、遊技盤裏面側で球詰まりを起こすという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、複数の始動入賞口を備え、更に該始動入賞口の下方に大入賞口を備えるパチンコ遊技機において、複数の始動入賞口に同時に遊技球が入賞した場合に、その入賞球が始動入賞装置を通過して排出される際にスムーズな排出が可能であり、遊技盤裏面側で球詰まりを起こす虞がないパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)特別遊技状態発生時に遊技球の入賞が可能となる大入賞口を備えた大入賞装置と、遊技球が入賞することで特別遊技状態発生の契機となりうる始動入賞口を備えた始動入賞装置とが遊技盤に設けられ、
前記始動入賞装置は、第一始動入賞口と該第一始動入賞口の下方に配置されている第二始動入賞口との少なくとも二つの始動入賞口を備え、第一始動入賞口及び第二始動入賞口に入賞した入賞球を始動入賞装置の外部に流出させるための流出経路が設けられており、
前記大入賞装置が遊技盤裏面側に突出する形状に形成され前記始動入賞装置の下方に設けられているパチンコ遊技機であって、
前記大入賞装置に、前記始動入賞装置の流出経路から流出する入賞球を該大入賞装置の上方から下方に通過させるための通過経路が設けられ、
前記流出経路が、前記第一始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第一流出経路と、前記第二始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第二流出経路とから構成され、前記通過経路が、前記第一流出経路から流出した入賞球を通過させる第一通過経路と、前記第二流出経路から流出した入賞球を通過させる第二通過経路とから構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機、
(2)前記大入賞装置の上面の前記通過経路の入り口以外の部分に、前記通過経路の入り口に向かって低くなるように形成された傾斜面からなる、始動入賞装置の流出経路から流出した入賞球を通過経路に誘導するための入賞球誘導通路が設けられている上記(1)記載のパチンコ遊技機、
を要旨とする。
本発明のパチンコ遊技機は、大入賞装置に、前記始動入賞装置の流出経路から流出する入賞球を該大入賞装置の上方から下方に通過させるための通過経路が設けられ、前記流出経路が、前記第一始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第一流出経路と、前記第二始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第二流出経路とから構成され、前記通過経路が、前記第一流出経路から流出した入賞球を通過させる第一通過経路と、前記第二流出経路から流出した入賞球を通過させる第二通過経路とから構成されていることにより、二つの始動入賞口を備える始動入賞装置に入賞した入賞球は、それぞれの始動入賞口に対応した二つの流出経路を通り始動入賞装置の遊技盤裏面側に流出され、更にこの二つの流出経路から遊技盤裏面側に流出した入賞球は、二つの流出経路に対応して設けられた大入賞装置の二つの通過経路を通り大入賞装置の上方から下方にスムーズに流下して、パチンコ遊技機裏面側の中枠又は機構セット盤に設けられた遊技球排出部に流出する。その結果、二つの始動入賞口から入賞した入賞球を、遊技盤裏面側にて球詰まりを生じさせることなく遊技球排出部に流出させてパチンコ遊技機からスムーズに排出させることができる。
また第一始動入賞口から入賞した入賞球と第二始動入賞口から入賞した入賞球とは、それぞれ別のルートで遊技盤裏面側を流下するから、第一始動入賞口と第二始動入賞口とに同時に入賞があった場合でも、それらの入賞球同士が遊技盤裏面側で詰まることなく、スムーズにパチンコ遊技機から排出させることができる。
本発明のパチンコ遊技機において、前記大入賞装置の上面の前記通過経路の入り口以外の部分に、前記通過経路の入り口に向かって低くなるように形成された傾斜面からなる、始動入賞装置の流出経路から流出した入賞球を通過経路に誘導するための入賞球誘導通路が設けられている場合、始動入賞装置の流出経路の出口の位置を、大入賞装置の通過経路の入り口の真上以外の位置に設けることが可能である。大入賞装置の内部の構造に大きな影響を与えずに、始動入賞装置の流出経路の出口を形成することができる。すなわち、始動入賞装置の複数の流出経路の出口の位置を該始動入賞装置の下方又は左側或いは右側等の任意の位置に設けることができるから、大入賞装置に汎用性を持たせることができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明パチンコ遊技機の一実施例を示す正面図であり、図2は図1のパチンコ遊技機の裏面図である。図1及び図2に示すように、本実施例のパチンコ遊技機1は、外枠2、前枠3、中枠4、機構セット盤5から構成される本体部と、該本体部に装着される遊技盤7とから構成される。またパチンコ遊技機1の前面側には、遊技効果を高めるための各種演出様ランプや電飾部材が設けられている。
前枠3は機内部に配置された遊技盤7を透視保護するためのガラス枠を備え、中枠4の前面側に横開き状態で開閉可能に取り付けられている。また中枠4には前記前枠3の下方に上球皿12が横開き状態で開閉可能に取り付けられている。更に中枠4の下部には下球皿13、打球発射装置14等が装着されている。
中枠4の裏面側には機構セット盤5が取り付けられている。前記中枠4又は機構セット盤5には、遊技球が通過する球通路8が設けられる。機構セット盤5には各種の制御基板などからなる制御装置18、19が取り付けられている。
なお本発明においてパチンコ遊技機の「前面側」とは、パチンコ遊技機を正面側から見た場合の前面側を意味し、「裏面側」とはパチンコ遊技機の背面側を意味する。また「左側」とはパチンコ遊技機を正面側から見た場合に向かって左側のことであり、「右側」とは同様にパチンコ遊技機を正面側から見た場合に向かって右側のことである。
図3は図1のパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。遊技盤7は、前記中枠4の遊技盤保持部に適合する形状に形成される。図3に示すように、遊技盤7の前面側には、略中央に図柄変動ゲームを実行する可変表示装置9と、可変表示装置9の中央下方向には始動入賞装置10と、始動入賞装置10の直下には大入賞装置11が設けられている。可変表示装置9は図柄組合せゲーム等の複数種類の図柄を変動表示可能な液晶表示ディスプレイ(LCD)等から構成される表示部9aと該表示部9aを囲う表示枠部材9bとから形成されている。
更に遊技盤7の前面側には、図3に示すように、遊技球を発射する打球発射装置14に連なる略円形状のガイドレール15が取付けられ、該ガイドレール15に囲まれる部分が遊技領域16として形成されている。前記可変表示装置9、始動入賞装置10、大入賞装置11、及び装飾部材等が、該遊技領域16に配置されていて、所要のゲームを展開し得るように形成されている。大入賞装置11の下方の遊技領域の最下部には遊技球を裏面に流すアウト口20が設けられている。
また図3では記載を省略したが、遊技盤7の遊技領域16には、打球発射装置14から遊技領域16に打ち出された遊技球を案内・規制する部材として、多数の釘や風車等が配設されていて、遊技球の流下方向を適宜調整可能に構成されている。
図4は始動入賞装置の外観を示す斜視図である。図4に示すように、始動入賞装置10は、その上部に第一始動入賞口21が設けられ、該第一始動入賞口21の下方に第二始動入賞口22が設けられている。始動入賞口21、22に遊技球が入賞することで、特別遊技状態発生の契機となりうる図柄変動ゲームが可変表示装置9で行われる。
更に、第二始動入賞口22には、左右に開放する二つの羽根部材23、24からなる普通電動役物25(開放部材と言うこともある)が設けられている。普通電動役物25の羽根部材23、24は、裏面側に設けたソレノイド30の駆動により、先端が左右の外側方向に水平近くまで倒れた状態になって、開放するように構成されている。なお図4には普通電動役物25の羽根部材23、24が開放した状態を示したが、図6には羽根部材23、24が閉鎖した状態の普通電動役物25を示した。
図6は始動入賞装置と大入賞装置の正面図である。普通電動役物25は、所定条件が成立しない場合は、図6に示すように、普通電動役物25の羽根部材23、24の先端が上方を向いていて、羽根部材23、24が閉鎖した状態にあるが、所定条件が成立した場合に、羽根部材23、24が所定時間開放するように構成されている。図4に示すように、所定条件が成立した場合に普通電動役物25の羽根部材23、24が開放すると、遊技盤の遊技領域16に打ち出された遊技球は第二始動入賞口22に入賞し易くなる。このように普通電動役物25が閉鎖状態にあると、羽根部材23と24の間隔は遊技球が通過可能な幅を有しているが、第二始動入賞口22の直上に第一始動入賞口21を構成する部材が位置していて、第二始動入賞口22の入り口を塞いでいる為、上部及び左右方向からは遊技球が入賞することができない。従って所定条件が成立しない状態では、始動入賞装置10には第一始動入賞口21からしか入賞しない。
図5は遊技盤の始動入賞装置と大入賞装置の部分の断面図である。図4及び図5に示すように、前記始動入賞装置10の内部には、第一始動入賞口21に連通し、第一始動入賞口21に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させるための第一流出経路26が設けられている。遊技盤裏面側における第一流出経路26の遊技機裏面側となる奥部及び左側には側壁が設けられていて、流路が右側方向に90°屈曲している。第一流出経路26終端は始動入賞装置10の右側に開口していて第一流出口27が設けられている。また第一流出経路26の床面26aが、前面側から第一流出口27に向かって低くなる傾斜が設けられている。
更に始動入賞装置10には、図5に示すように、第二始動入賞口22に連通し該第二始動入賞口22に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させるための第二流出経路28が設けられている。第二流出経路28の流路は、遊技盤裏面側の奥部及び左右に側壁が設けられていて直線状に形成されている。流路の終端は下方に開口して第二流出口29が設けられている。第二流出経路28の床面28aは、遊技機前面側から裏面側に向かって低くなる傾斜が設けられている。
始動入賞装置10は、第一始動入賞口21、第二始動入賞口22、第一流出経路26、、第二流出経路28及び普通電動役物25等を構成する各部材が基板33に取り付けられて構成される。遊技盤前面側となる基板33表面側であって第一始動入賞口21の下に、第二始動入賞口及び普通電動役物が位置し、遊技盤裏面側となる基板33裏面側に第一流出口27、第二流出口29、ソレノイド30等が位置するように配置されている。
また図4及び図5に示すように始動入賞装置10の第一始動入賞口21に、遊技球が入賞したことを検知する目的で、遊技球を通過した際に信号を発生する入賞球センサー31が設けられている。第二始動入賞口22には、図5に示すように、第二流出経路28の出口となる第二流出口29に、入賞球センサー32が設けられている。
図7は大入賞装置の外観を示す斜視図である。大入賞装置11は図7に示すように、遊技盤の裏面側に位置する本体部11aと遊技盤の前面側に位置する基板11bとからなり、基板11bには横長に開口した大入賞口41が設けられ、該大入賞口41の開口域には大入賞扉42が設けられている。大入賞装置11は、図5に示すように、本体部11aが遊技盤7の裏面側に位置し、大入賞扉42及び周囲に設けた基板11bが遊技盤7の前面側に臨むよう遊技盤7に取付けられている。
大入賞口41は、図7に示すように、大入賞扉42により常に閉鎖した状態とされている。大入賞扉42は、本体部11aの裏面側左に設けられたソレノイド43に連結されている。大入賞扉42はソレノイド43の駆動により、下辺の左右両端部を軸として上辺が前面側に倒れることで、大入賞口41が開放状態となる(図5参照)。大入賞口41は、特別遊技状態発生時に開放状態となり、遊技球の入賞が可能となる。
図8は図7の大入賞装置の上面板を除いた状態を示す平面図である。前記大入賞口41から連通する本体部11aの内部には、図5及び図8に示すように本体部11aの内部空間の奥側であって、左右方向略中央位置の床面47に、下側に開口した入賞球の排出口45が設けられている。また本体部11aの床面47は、図5に示すように、前面側の大入賞口入り口側から裏面側の排出口45に向かって低くなる傾斜と、左右から中央に向かって低くなる傾斜が設けられている。
図8に示すように、大入賞口41に入賞した入賞球を、左右端部側から略中央の排出口45に導くために、大入賞装置11の本体部11aの内部空間の裏面側となる奥の壁が、右誘導壁46a、左誘導壁46bとして形成されている。大入賞口42には、図5に示すように、排出口45に入賞球センサー48が設けられている。
更に大入賞装置11の本体部11aには、図7及び図8に示すように、該大入賞装置11を上下に貫通する第一貫通孔51と第二貫通孔52との二つの貫通孔が設けられている。第一貫通孔51は、大入賞装置11を正面から見て前記排出口45の右側であって、大入賞装置11を上面から見て右側の右誘導壁46aの後方に設けられている。第二貫通孔52は、大入賞装置を正面から見て前記排出口45の左側であって、大入賞装置11を上面から見て左側の左誘導壁46bの後方に設けられている。
第一貫通孔51及び第二貫通孔52は、遊技球1個がスムーズに通過できる程度の大きさの断面が四角形の角柱状に形成されている。また、第一貫通孔51及び第二貫通孔52の周囲は大入賞装置を構成する部材により側壁が設けられ、大入賞口の内部空間とは区別されていて、大入賞口の内部空間に始動入賞口からの入賞球が流入しないように形成されている。第一貫通孔51及び第二貫通孔52は、前記始動入賞装置10の流出口27、28から流出する入賞球を大入賞装置11の上方から下方に通過させるための第一通過経路及び第二通過経路の一態様である。なお本発明において第一通過経路及び第二通過経路は、貫通孔に限定されず、大入賞装置の上から下に始動入賞装置から流出する入賞球を通過させることが可能な構成であればよい。
大入賞装置11は、図8に示すように、大入賞口41から入賞した入賞球を排出する排出口45を奥方に設け、該入賞球を排出口45に導く誘導壁46a、46bを設け、第一貫通孔51を、誘導壁の後方であって、排出口45の左右どちらか一方に配設させ、第二貫通孔52を、誘導壁の後側であって前記排出口45の左右の前記第一貫通孔51とは反対側に配設させて構成することが好ましい。このような構成であれば、貫通孔51、52は大入賞装置11の入賞球の排出を妨げない位置に設けられているために、大入賞口41の入賞球をスムーズに排出することができる。
図9は図7の大入賞装置の平面図である。大入賞装置の上面には、第一貫通孔51と第二貫通孔52との略中間位置である排出口45の真上付近から左側の第二貫通孔52に向かって漸次低くなる下り傾斜として形成された傾斜面からなり、該傾斜面が本体部11aの上面よりも低くなっている入賞球誘導通路53が設けられている。入賞球誘導通路53の右側は、始動入賞装置10の第二流出口29に臨む位置に設けられている。始動入賞装置10の第二流出経路28から流出した入賞球は、入賞球誘導通路53に落下して該通路を流下して第二貫通孔52に誘導される。
図10は遊技盤裏面側の入賞球の流路を示す説明図である。図6及び図10に示すように、遊技盤7の裏面には、前記第一流出口27から排出された入賞球を前記第一貫通孔51に案内する入賞球案内樋61が、始動入賞装置10の右側に設けられている。
以下、このように構成されたパチンコ遊技機の作用を説明する。図6に示すように、始動入賞装置10の第一始動入賞口21に入賞した入賞球Pは、第一流出経路26を流下し第一流出口27から排出される。この際、第一流出口27は第一流出経路26の側方に向いて設けられているため、排出される入賞球Pは始動入賞装置10の右側に向けて排出される。
始動入賞装置10の第一流出口27から排出された入賞球P1は、第一流出経路26の右側方に設けた前記入賞球案内樋61に流入し、入賞球案内樋61内部を通り前記大入賞装置11の上面右側の第一貫通孔51の直上まで導かれる。入賞球P1は大入賞装置11の上面に設けられた第一貫通孔51の入口から流入して、大入賞装置11を上下に貫通して大入賞装置11の下面から排出される。図10に、第一始動入賞口の入賞球の流出経路L1を示した。
図11はパチンコ遊技機の入賞球の流路を示す説明図である。図11に示すように、大入賞装置11の第一貫通孔51から排出された入賞球P1は、パチンコ遊技機1の本体部(中枠4又は機構セット盤5)に流下して、パチンコ遊技機外に排出される。
図5に示すように、所定条件が成立した場合、始動入賞装置10の普通電動役物25の羽根部材23、24が開放して第二始動入賞口22に入賞した入賞球Pは、第二流出経路28を流下し、第二流出口29から排出される。図6に示すように、第二流出口29は第二流出経路28の下方に向いて設けられているため、排出される入賞球Pは始動入賞装置10の真下に向けて排出される。
始動入賞装置10の第二流出口29から排出された入賞球P2は、大入賞装置の上面に設けられた入賞球誘導通路53に落下して、図6に示すように、入賞球誘導通路53に沿って第二貫通孔52の入口に導かれる。入賞球は第二貫通孔52の入口から流入して、大入賞装置11を上下に貫通して大入賞装置11の下面から排出される。第二始動入賞口22の入賞球の流出経路L2を図10に示した。
図11に示すように、大入賞装置11の第二貫通孔52から排出された入賞球P2は、パチンコ遊技機1の本体部(中枠4又は機構セット盤5)に流下して、パチンコ遊技機外に排出される。なおこの入賞球P2の流下位置は前記第一貫通孔51の流下位置とは異なる位置に設けられている。
このように、第一始動入賞口21からの入賞球と第二始動入賞口22からの入賞球P1、P2は、それぞれ全く別々に形成された流出経路L1とL2を流下して大入賞装置を通過して遊技盤の裏面に排出される。
なお、本実施例のパチンコ遊技機のゲーム内容は、下記の通りである。まず遊技盤面に打ち出された遊技球を始動入賞口21に入賞させると、可変表示装置9において図柄変動ゲームが行われる。図柄変動ゲームの結果が、予め定められた結果(例えば、図柄が「7」、「7」、「7」等が揃う)となると、大入賞装置11に設けられている大入賞口41が開口して大当り遊技状態等の特別遊技状態が発生する。大入賞口41が開口すると遊技球が入賞可能となり、大入賞口41に遊技球を入賞させることで、遊技者は大量の賞球を得ることが容易となる。
本実施例のパチンコ遊技機1は、第二始動入賞口22から入賞した入賞球が排出される第二流出口29は第二流出経路28の下方に向いて設けられていて、入賞球は始動入賞装置10の真下に向けて排出されるように形成されているが、第二流出口29から流出される入賞球P2が入賞球誘導通路53上に落下するような構成であれば、第二流出口29は左右の側方に設けられていてもよい。この場合でも、側方に向けて設けられた第二流出口29から落下した入賞球P2は、入賞誘導通路53に沿って第二貫通孔52の入り口に導かれることとなる。
本発明パチンコ遊技機の一実施例を示す正面図である。 図1のパチンコ遊技機の裏面図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 図1のパチンコ遊技機の始動入賞装置の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の始動入賞装置と大入賞装置の部分の断面図である。 図1のパチンコ遊技機の始動入賞装置と大入賞装置の正面図である。 図1のパチンコ遊技機の大入賞装置の外観を示す斜視図である。 図7の大入賞装置の上面板を除いた状態を示す平面図である。 図7の大入賞装置の平面図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤裏面側の入賞球の流路を示す説明図である。 図1のパチンコ遊技機裏面側の入賞球の流路を示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
7 遊技盤
10 始動入賞装置
11 大入賞装置
11a 大入賞装置の本体部
21 第一始動入賞口
22 第二始動入賞口
26 第一流出経路
28 第二流出経路
41 大入賞口
42 大入賞扉
51 第一貫通孔
52 第二貫通孔
53 入賞球誘導通路

Claims (2)

  1. 特別遊技状態発生時に遊技球の入賞が可能となる大入賞口を備えた大入賞装置と、遊技球が入賞することで特別遊技状態発生の契機となりうる始動入賞口を備えた始動入賞装置とが遊技盤に設けられ、
    前記始動入賞装置は、第一始動入賞口と該第一始動入賞口の下方に配置されている第二始動入賞口との少なくとも二つの始動入賞口を備え、第一始動入賞口及び第二始動入賞口に入賞した入賞球を始動入賞装置の外部に流出させるための流出経路が設けられており、
    前記大入賞装置が遊技盤裏面側に突出する形状に形成され前記始動入賞装置の下方に設けられているパチンコ遊技機であって、
    前記大入賞装置に、前記始動入賞装置の流出経路から流出する入賞球を該大入賞装置の上方から下方に通過させるための通過経路が設けられ、
    前記流出経路が、前記第一始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第一流出経路と、前記第二始動入賞口に入賞した入賞球を遊技盤裏面側に流出させる第二流出経路とから構成され、前記通過経路が、前記第一流出経路から流出した入賞球を通過させる第一通過経路と、前記第二流出経路から流出した入賞球を通過させる第二通過経路とから構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記大入賞装置の上面の前記通過経路の入り口以外の部分に、前記通過経路の入り口に向かって低くなるように形成された傾斜面からなる、始動入賞装置の流出経路から流出した入賞球を通過経路に誘導するための入賞球誘導通路が設けられている請求項1記載のパチンコ遊技機。
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