JP2006174631A - 回転機用のコア - Google Patents

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由之 柴田
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Abstract

【課題】 従来に比べてティースにおける磁気飽和を抑えることが可能な回転起用のコアを提供する。
【解決手段】 本発明のステータコア10に備えた各ティース12には、脚部13と、脚部13より先端側に形成されて脚部13より幅広の先端幅広部14とが備えられている。また、ステータコア10は、複数の鋼板30を積層してなり、鋼板30に形成した係止突起20を、他の鋼板30における係止突起20の裏側の係止凹所22に押し込むことにより複数の鋼板30を積層状態に保持することができる。そして、本発明では、ティース12に対しては比較的幅広の先端幅広部14のみに係止突起20を配置したので、従来のようにティース12の脚部13、或いは、脚部13と先端幅広部14との境界線上L10に係止突起20が配置された場合に比べて、ティース12における磁気飽和を抑えることが可能になる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電磁コイルが巻回されるティースを備えかつ複数の鋼板を積層してなる回転機用のコアに関する。
図5(A)に示すように、上記の如く複数の鋼板を積層してなる従来の回転機用のコア1は、各鋼板2の一部を積層方向の一方側に突出変形させて係止突起3を形成し、その係止突起3の裏側に形成された裏側凹所3Aに、他の鋼板2の係止突起3を押し込むことにより複数の鋼板2,2,・・を積層状態に保持する構成になっていた。また、図5(B)に示すように、コア1に備えられたティース4は、同じ幅をなして延びた脚部4Kと、その脚部4Kより先端側に設けられて脚部4Kより幅広の先端幅広部4Hとを備えてなり、各ティース4の捲れ防止のために、少なくとも1つの係止突起3がコア1におけるティース4に配置されていた(例えば、特許文献1参照)。さらに、図6に示された従来のコア5では、積層状態に保持するためではなく、鋼板同士の位置決め用に係止突起3がティース4に形成されていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−61273号公報(段落[0015]、第2図) 特開平11−187593号公報(段落[0006]、第2図)
ところで、係止突起3は、例えば、鋼板2の一部をプレス機にて加圧して(即ち、かしめて)形成される。ここで、係止突起3を形成するための加工応力は、鋼板2のうち係止突起3のみならず係止突起3の近傍にもかかり、その加工応力を受けた部分は磁気抵抗が高くなる(透磁率が低くなる)。しかしながら、図5(B)に示された従来のコア1では、係止突起3がティース4における脚部4Kに配置されている。また、図6に示された従来のコア5では、係止突起3が、脚部4Kと先端幅広部4Hとの境界線L1を跨いた配置になっている。即ち、図5(B)及び図6の何れのコア1,5においても、ティース4のうち幅が狭い部分に係止突起3が配置されていた。このため、ティース4において磁気飽和が生じ易いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来に比べてティースにおける磁気飽和を抑えることが可能な回転機用のコアの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る回転機用のコアは、電磁コイルが巻回されるティースを備え、ティースに、略同じ幅をなして延びた脚部と、脚部より先端側に形成されて脚部より幅広の先端幅広部とが備えられた回転機用のコアであって、複数の鋼板を積層してなり、鋼板の一部を積層方向の一方側に突出させて係止突起を形成し、その係止突起の裏側に形成された係止凹所に、他の鋼板の係止突起を押し込むことにより複数の鋼板を積層された状態に保持する回転機用のコアにおいて、ティースには、係止突起が脚部と先端幅広部との境界線より先端幅広部側のみに配置されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の回転機用のコアにおいて、係止突起は、鋼板に形成された平行な1対の切断線の間を山形に屈曲させてなるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の回転機用のコアにおいて、係止突起は、1対の切断線が脚部の幅方向で並ぶように配置されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載の回転機用のコアにおいて、係止突起は、1対の切断線が脚部の幅方向に延びるように配置されたところに特徴を有する。
本発明に係る回転機用のコアによれば、ティースには比較的幅広の先端幅広部のみに係止突起が配置されているので、従来のようにティースの脚部に係止突起が配置された場合、或いは、脚部と先端幅広部との境界線上に係止突起が配置された場合に比べて、ティースにおける磁気飽和を抑えることが可能になる。ここで、本発明に係る係止突起は、鋼板に形成された平行な1対の切断線の間を山形に屈曲させて形成することができる(請求項2の発明)。また、1対の切断線が脚部の幅方向で並ぶように係止突起を配置してもよいし(請求項3の発明)、1対の切断線が脚部の幅方向に延びるように係止突起を配置してもよい(請求項4の発明)。
以下、本発明に係る一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態は、回転機としての例えばブラシレスモータ(以下、「モータ」という)に備えたステータコア10に本発明を適用したものである。図1に示すように、ステータコア10は、全体として円筒体11の内周面から径方向内側に向けて複数のティース12を張り出した構造になっている。
各ティース12には、ステータコア10の径方向に沿って同じ幅をなして延びた脚部13と、その脚部13よりティース12の先端側に形成されかつ脚部13より幅広になった先端幅広部14とが備えられている。具体的には、先端幅広部14は脚部13の先端からステータコア10の中心に向かうに従って徐々に幅が広がった鳩尾形状をなしている。そして、各ティース12の主として脚部13に電線が巻回されて電磁コイルが構成され、これによりティース12がモータにおける磁極を構成するようになっている。
ステータコア10は、軸方向に複数の鋼板30(具体的には、珪素鋼板)を積層してなる。そして、円筒体11がティース12毎の略円弧部15に縦割り分割にされ、これにより鋼板30も複数の鋼板ピース31に分割されている。図2には、単体の鋼板ピース31が示されている。同図に示すように、鋼板ピース31は、ティース12を中心にして左右対称に略円弧部15が突出した構造をなしている。即ち、鋼板ピース31は全体として、略円弧部15の両先端部と、その略円弧部15から張り出したティース12との計3つの突片部分を備えた構造になっている。そして、本発明に係る係止突起20がそれら各突片部分毎に1つずつ形成されている。各係止突起20は、例えば鋼板30の一部を押圧して鋼板30に平行な1対の切断線21,21(図2参照)を形成し、それら切断線21,21の間を図3に示すように山形に屈曲させてなる。これにより、係止突起20は、鋼板30における積層方向の一方の面から突出し、その係止突起20の裏側には、本発明に係る係止凹所22が形成されている。
そして、図2に示すように、略円弧部15には、係止突起20がティース12との交差部分を挟んで両側にそれぞれ配置されかつ、係止突起20の1対の切断線21,21がステータコア10の径方向で対向した向きになっている。これに対し、ティース12には、係止突起20が、脚部13と先端幅広部14との境界線L10より先端幅広部14側のみに配置されかつ、係止突起20の1対の切断線21,21がティース12の幅方向(図2の左右方向)で並んだ向きになっている。また、ティース12の先端面と係止突起20との最短距離Sは、鋼板ピース31の板厚に対して、例えば1〜2倍の寸法になっている。なお、略円弧部15のうちティース12との交差部分には、ステータコア10に組み付けられる部品を位置決めするためのピン孔23が貫通形成されている。
図3に示すように、複数の鋼板ピース31は積層されると、一の鋼板ピース31の係止突起20が、他の鋼板ピース31の係止凹所22に押し込まれ、これにより複数の鋼板ピース31が積層された状態に保持される。そして、所定複数の鋼板ピース31が積層されてコアピース25(図3参照)が形成され、そのコアピース25のティース12に電磁コイルを巻回してからコアピース25を合体してステータコア10とし、そのステータコア10を図示しない円筒ケース内に嵌合固定することで、モータのステータが構成される。そして、そのステータの内側に図示しないロータを挿入して回転可能に軸支することで、モータが構成される。
さて、モータを駆動するためにティース12に巻回された電磁コイルが励磁されると、磁束がティース12内をその長手径方向に沿って延びた状態になる。ここで、ティース12のうち係止突起20の近傍は、係止突起20を形成した際の加工応力により磁気抵抗が高くなっている。しかしながら、本実施形態のステータコア10では、ティース12に対しては比較的幅広の先端幅広部14のみに係止突起20を配置したので、従来のようにティース12の脚部13に係止突起20が配置された場合、或いは、脚部13と先端幅広部14との境界線上L10に係止突起20が配置された場合に比べて、ティース12における磁気飽和を抑えることが可能になる。これにより、磁気特性が改善されモータのコギングトルクを低減することが可能になる。また、同じ出力トルクのモータを設計する場合に、ティース12の幅を狭くしてモータの小型化を図ることも可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、ティース12に対して係止突起20は1対の切断線21,21がティース12の幅方向で並ぶように配置されていたが、図4に示すように1対の切断線21,21がティース12の幅方向に延びるように係止突起20を配置してもよい。
(2)本発明に係る係止突起は、前記実施形態の係止突起20の構造に限定されるものではなく、例えば鋼板を絞って鋼板の一方部を円筒状に突出させ、その突出した部分を係止突起としかつその裏側の窪んだ部分を本発明に係る係止凹所としてもよい。
(3)前記実施形態では、ブラシレスモータのステータコア10に本発明を適用したものを例示したが、ロータに巻線を備えたモータにおいて、そのロータコアに本発明を適用してもよい。また、発電機のステータコア又はロータコアに本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態に係るステータコアの平面図 鋼板ピースの平面図 図2のA−A切断面における鋼板ピースの側断面図 変形例1のステータコアの平面図 (A)従来のコアの側面図(B)従来のコアの平面図 従来のコアの平面図
符号の説明
10 ステータコア
12 ティース
13 脚部
14 先端幅広部
15 略円弧部
20 係止突起
21 切断線
22 係止凹所
30 鋼板
L10 境界線

Claims (4)

  1. 電磁コイルが巻回されるティースを備え、前記ティースに、略同じ幅をなして延びた脚部と、前記脚部より先端側に形成されて前記脚部より幅広の先端幅広部とが備えられた回転機用のコアであって、複数の鋼板を積層してなり、前記鋼板の一部を積層方向の一方側に突出させて係止突起を形成し、その係止突起の裏側に形成された係止凹所に、他の鋼板の前記係止突起を押し込むことにより前記複数の鋼板を積層された状態に保持する回転機用のコアにおいて、
    前記ティースには、前記係止突起が前記脚部と前記先端幅広部との境界線より前記先端幅広部側のみに配置されたことを特徴とする回転機用のコア。
  2. 前記係止突起は、前記鋼板に形成された平行な1対の切断線の間を山形に屈曲させてなることを特徴とする請求項1に記載の回転機用のコア。
  3. 前記係止突起は、前記1対の切断線が前記脚部の幅方向で並ぶように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の回転機用のコア。
  4. 前記係止突起は、前記1対の切断線が前記脚部の幅方向に延びるように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の回転機用のコア。
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