JP2006165556A - 磁気メモリ素子、磁気メモリ素子製造、及び磁気メモリ素子動作方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板40と、基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体G1、ソースS1及びドレインD1から構成されるトランジスタTと、データが記録される磁気トンネル接合セル48と、磁気トンネル接合セル48の局所領域に磁気トンネル接合セル48の磁気分極を反転させるための磁場を発生させる磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子である。
【選択図】図5
Description
現在、このような動作特性を有する様々な磁気メモリ素子(以下、従来の磁気メモリ素子という)が紹介されている。
以下、図面を参照して従来の磁気メモリ素子について説明する。
図1は、従来のメモリ素子の断面図である。
まず、図2に示すように、MTJセル18に書き込むために選択されたビットラインBLを介して書き込み動作の電流が流れる。この場合、MTJセル18に書き込むために選択されたワードラインWLによって書き込みセルが選択される際に、ビットラインBLを流れる電流により発生する磁場が、選択されたMTJセル18だけでなく、電流が流れているビットラインBLに連結する、選択されていない他のMTJセル(図示せず)にも影響を与えるため、これらの選択されていないMTJセルに所望しないデータが記録される可能性がある。このため、従来技術のMRAMは、MTJセルの選択性が低いという課題がある。
また、本発明が解決しようとする他の技術的課題は、このような磁気メモリ素子の製造方法を提供することである。
基板と、基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第1トランジスタと、データが記録される第1磁気トンネル接合セルと、第1磁気トンネル接合セルの局所領域に、第1磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、第1磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備えることを特徴とする磁気メモリ素子を提供する。
基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタと、データが記録される磁気トンネル接合セルと、磁気トンネル接合セルの局所領域に磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、トランジスタをオン状態に維持する第1工程と、第1磁場の発生手段及び磁気トンネル接合セルを経る書き込み電流を印加する第2工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法を提供する。
書き込み動作では、選択されたMTJセルに連結するトランジスタがオン状態となり、電流が上部電極パッド層、MTJセル及び下部電極パッド層を経て流れ、この過程において上部電極パッド層及び下部電極パッド層の周りに発生する磁場によって、MTJセルのフリー磁性膜の磁気分極がスイッチングされることにより、ビットデータが記録される。
まず、本実施形態に係る磁気メモリ素子(以下、本発明のメモリ素子)について説明する。
図3及び図4に記載の符号46及び52は、図5に示すMTJセル48の上下にそれぞれ設けられる1対の導電性電極パッド層である。
導電性電極パッド層46を、図5に示すように、ビアホールh1の導電性プラグ44の上端部C1とMTJセル48の間に設け、導電性プラグ44上端部C1及びMTJセル48の上側の接触面M1を連結する。
また、導電性電極パッド層52を、ビアホールh2の導電性プラグ44の下端部C2及びMTJセル48の間に設け、ビアホールh2の導電性プラグ44の下端部C2及びMTJセル48の下側の接触面M2を連結する。
さらに、図5に示すように、MTJセル48を、ビアホールh1及びビアホールh2の導電性プラグ44から所定の距離を置いて設ける。
以下、導電性電極パッド層46を下部電極パッド層46といい、導電性電極パッド層52を上部電極パッド層52という。
また、図3及び図4のHa、Eaは、MTJセル48の上側の接触面M1及び下側の接触面M2のハード(磁化困難)軸方向とイージ(磁化容易)軸方向をそれぞれ表す。MTJセル48の接触面M1及びM2の磁気分極は、イージ方向Eaに配列される場合には、磁場を除去した後もその配列状態が安定的に維持される。一方、ハード軸方向Haに配列される場合には、磁場を除去すると配列方向が元の状態に戻るか、イージ軸方向Eaに反転されるようになっている。
なお、下部電極パッド層46は、ディジットラインDL上まで延伸するように設ける。MTJセル48が下部電極パッド層46の所定領域上に、MTJセル48が接触するように形成されている。このとき、MTJセル48は、ディジットラインDLの真上に位置するように配置されていることが好ましい。第1層間絶縁層42上で下部電極パッド層46の露出する下部面を覆い、さらに、MTJセル48を取り囲み、MTJセル48の上面のみを露出させるように第2層間絶縁層50が形成されている。第2層間絶縁層50は、第1層間絶縁層42と同じ絶縁物質であってもよい。
さらに、第2層間絶縁層50上の上部電極パッド層52を覆うように第3層間絶縁層54を設ける。第3層間絶縁層54は、第1層間絶縁層42と同じ絶縁物質から構成してもよい。第3層間絶縁層54には、上部電極パッド層52の一部が露出するようにビアホールh2を形成する。ビアホールh2は、第1層間絶縁層42に形成したビアホールh1の真上に位置するように形成することが好ましい。
図6に示す点線A3は、書き込み動作の電流の流れを表し、一点鎖線A4は、読み取り動作の電流の流れを表す。
図7に示す磁気メモリ素子は、上部電極パッド層52及びMTJセル48を取り囲む第2層間絶縁層50を備えておらず、ビアホールh2がMTJセル48の上面を露出し、ビアホールh2に充填されるビットラインBLが直接MTJセル48の上面に接触している以外は、図5に示す下部電極パッドを備えた磁気メモリ素子と構成が同じである。
図7に示すように、第1層間絶縁層42上には、導電性プラグ44の露出面を覆うように下部電極パッド層46を設け、さらに、下部電極パッド層46上にはMTJセル48を設ける。下部電極パッド層46は、MTJセル48の局所領域LA1に集中して磁場を発生させる磁場の発生手段として備えたものである。MTJセル48は、導電性プラグ44から所定の距離を置いて配置する。さらに、第1層間絶縁層42上には、下部電極パッド層46の露出面と、MTJセル48全体を覆うように、第2層間絶縁層55を設ける。第2層間絶縁層55には、MTJセル48の上面が露出するようにビアホールh2を形成する。第2層間絶縁層55上には、ビアホールh2を介して露出したMTJセル48の上面と連結するようにビットラインBLを形成する。ビアホールh2を介して露出したMTJセル48の上面と連結するように第2層間絶縁層55上にビットラインBLを形成し、かつビアホールh2にビットラインBLが充填される。なお、第2層間絶縁層55上のビットラインBL下面とMTJセル48上面との間隔Dsは、図5の間隔tより長いことが好ましい。
図8に示す磁気メモリ素子は、ディジットラインDL、下部電極パッド層46及びMTJセル48を取り囲む第2層間絶縁層50を備えておらず、ビアホールh2に充填された導電性プラグ44がMTJセル48の下面に接しており、ビアホールh2がゲート積層体G1に対向する位置に設けられている以外は、図5に示す下部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子と構成が同じである。なお、図5と同じ構成要素については、図5に記載された符号を用いて説明をする。
図8に示すように、ソースS1、ドレインD1及びゲート積層体G1から構成されるトランジスタTを覆うように第1層間絶縁層42を設け、この第1層間絶縁層42にはソースS1の一部を露出させるようにコンタクトホールh1を形成する。コンタクトホールh1を導電性プラグ44で充填し、さらに、第1層間絶縁層42上には、導電性プラグ44の露面を覆うようにMTJセル48を設ける。第1層間絶縁層42上には、MTJセル48の側面を取り囲むように第2層間絶縁層50を形成する。第2層間絶縁層50上には、MTJセル48の上面に連結するように上部電極パッド層52を設ける。上部電極パッド層52は、ゲート積層体G1の上まで延伸するように所定の長さをもって形成される。
図9に示す磁気メモリ素子は、中心から左側が、図5に示す磁気メモリ素子とディジットラインDLを備えず、ドレインD1の代わりに共通ドレインCDを備えている以外は同一の構成であり、中心から右側が中心から左側と対称である
この場合、図9で、第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bの下にそれぞれディジットラインを備えてもよい。
図10は、ディジットラインを備えず、下部電極パッド層(幅:0.82μm)を備えた本実施形態に係わる磁気メモリ素子MTJセル(サイズ:0.3μm×0.4μm)にバイアス電圧を印加した場合のMTJセルの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
図11は、下部電極パッド層のみを備え、図7に示す磁気メモリ素子の下部電極パッド層が所定の幅を有し、下部電極パッド層46の厚さを変化させた場合に、この厚さの変化に応じて変化する下部電極パッド層46の周りに発生する磁場強度を示すグラフである。
図12に示すように、下部電極パッド層が所定の厚さを有する場合、下部電極パッド層の幅を狭くすることにより、下部電極パッド層の周りに発生する最大磁場の強度を向上させることができる。
図13ないし図16の各図に示す複数のグラフは、複数のMTJセルを測定した際のMTJセルごとの磁気抵抗を示しており、このために、MTJセルごとに磁気抵抗の変化が少しずつ異なっている。
図13ないし図16に示すMTJセルの磁気抵抗の測定には、0.3μm×0.8μmのサイズを有するMTJセルを使用し、下部電極パッド層の幅は約1.12μmとした。
図14は、ディジットラインに約5.2mAの電流を流したときの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
また、図15及び図16は、それぞれディジットラインに約7.5mA及び10mAの電流を流したときの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
図15及び図16に示すように、ディジットラインに流れる電流が増加するほど、MTJセルの磁気分極の反転に必要となる電圧は低くなることが分かる。
まず図5を参照しつつ、基板40を活性領域とフィールド領域とに区分した後、フィールド領域に所定形状の素子分離膜(図示せず)を形成する。基板40は、半導体基板、例えば、p型シリコン基板あるいはn型シリコン基板であってもよい。活性領域の所定領域上にゲート積層体G1を形成する。ゲート積層体G1は、基板40の全面にゲート絶縁膜、ゲート電極用導電層及びゲート保護膜を順次に積層し、ゲート保護膜上に、ゲート積層体G1を形成する領域を限定するためのマスク(図示せず)を形成した後、順次に積層した物質層を逆順にエッチングすることで形成する。エッチングの後、マスクを除去する。このときゲート積層体G1は側面にスペーサ(図示せず)を備えている。
次いで、基板40上にトランジスタTを覆う第1絶縁層42aを形成し、その上面を平坦にする。次いで、第1絶縁層42aの所定領域にディジットラインDLを形成する。ディジットラインDLは、通常、ゲート積層体G1の真上に形成するが、点線DL’で示すように、ドレインD1の上側に形成してもよい。
次に、第3層間絶縁層54上に、第3層間絶縁層54の所定領域を露出させるように感光膜パターンPR2を形成する。
以下、本発明の実施形態に係わるメモリ素子の書き込み動作について説明する。
図24に示すトランジスタTはオン状態が維持されており、この状態でビットラインBLとトランジスタTとの間に所定の書き込み電圧Vw(図示せず)を印加する。書き込み電圧Vwにより、ビットラインBL、上部電極パッド層52、MTJセル48、下部電極パッド層46、導電性プラグ44及びトランジスタTを経て書き込み電流Iwが流れる。書き込み電流Iwの流れる方向は、図24に示す方向とは逆の方向であってもよい。また、ディジットラインDLの電流は、下部電極パッド層46及び上部電極パッド層52を流れる書き込み電流Iwの方向と直交する方向に流れる。
書き込み電流Iwにより、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46の周りに磁場H1、H2が発生する。
以下、本発明の実施形態に係わるメモリ素子の読み取り動作について説明する。
書き込み過程と同じく、トランジスタTをオン状態に維持し、上部電極パッド層52と下部電極パッド層46との間に所定の読み取り電圧Vrを印加する。読み取り動作中に、MTJセル48に記録してあるビットデータが変わったり消失されたりすることを防止するために、つまり、読み取り電圧Vrで流れる電流によってフリー磁性膜の磁気分極方向が変わることを防止するために、読み取り電圧Vrは、書き込み動作において上部電極パッド層52と下部電極パッド層46との間に印加される書き込み電圧Vwよりも低いことが好ましい。
42 第1層間絶縁層
44 導電性プラグ
46 下部電極パッド層
48 MTJセル
50 第2層間絶縁層
52 上部電極パッド層
54 第3層間絶縁層
G1 ゲート積層体
S1 ソース
D1 ドレイン
DL ディジットライン
BL ビットライン
h1 ビアホール
h2 ビアホール
Claims (50)
- 基板と、
前記基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第1トランジスタと、
データが記録される第1磁気トンネル接合セルと、
前記第1磁気トンネル接合セルの局所領域に、前記第1磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記第1磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、
を備えることを特徴とする磁気メモリ素子。 - 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。 - 前記下部電極パッド層の下に、前記第1磁気トンネル接合セルの全体に作用する磁場を発生させる第2磁場の発生手段をさらに備えることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第2磁場の発生手段は、ディジットラインであることを特徴とする請求項5に記載の磁気メモリ素子。
- 前記下部電極パッド層の厚さは、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記上部電極パッド層の厚さは、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記下部電極パッド層の幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記上部電極パッド層の幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁気トンネル接合セル上面にビットラインが連結され、前記ビットライン下面は、前記第1磁気トンネル接合セルと少なくとも300nm離れていることを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
- 前記上部電極パッド層と前記ビットライン下面は、少なくとも300nm離れていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1トランジスタと対をなす、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第2トランジスタと、
前記第1磁気トンネル接合セルと対をなす第2磁気トンネル接合セルと、
前記第1磁場の発生手段と組をなし、前記第2磁気トンネル接合セルの局所領域に前記第2磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記第2磁気トンネル接合セルに連結された第2磁場の発生手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。 - 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第2トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結される上部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
一端が前記第2磁気トンネル接合セルの下面に接触しており、他端が、前記第2トランジスタに連結された下部電極パッド層と、
を備えることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。 - 前記下部電極パッド層の下に、前記第2磁気トンネル接合セルの全体に作用する磁場を発生させる磁場の発生手段がさらに備えられたことを特徴とする請求項14または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
- 前記下部電極パッド層の厚さ及び幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項14または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
- 前記上部電極パッド層の厚さ及び幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第2磁気トンネル接合セル上面に連結されるビットラインは、前記第2磁気トンネル接合セルと少なくとも300nm離れたことを特徴とする請求項14に記載の磁気メモリ素子。
- 前記上部電極パッド層と前記ビットラインは、少なくとも300nm離れたことを特徴とする請求項15または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結される上部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
- 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層と、
を備えることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。 - 基板に、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、
前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、
前記第1層間絶縁層に、前記トランジスタの前記ソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、
前記ビアホールを導電性プラグで充填させる第4工程と、
前記第1層間絶縁層上に、前記導電性プラグと接触する第1磁場の発生手段を形成する第5工程と、
前記導電性プラグから離れた前記第1磁場の発生手段の所定領域上に磁気トンネル接合セルを形成する第6工程と、
を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記第1磁場の発生手段は、前記導電性プラグと前記磁気トンネル接合セルとを連結する下部電極パッド層であることを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記下部電極パッド層の幅及び厚さを、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項26に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記第1層間絶縁層を形成する前記第2工程は、
前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段と直行する第2磁場の発生手段を形成する工程と、
第1絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段を覆う第2絶縁層を形成する工程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 第2磁場の発生手段は、前記第1磁気トンネル接合セルのハード軸方向に磁場を発生させる導電性配線であることを特徴とする請求項28に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記第1層間絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを覆う第2層間絶縁層を形成する第7工程と、
前記第2層間絶縁層に、前記磁気トンネル接合セル上面が露出されるビアホールを形成する第8工程と、
前記第2層間絶縁層上に、前記ビアホールを充填するビットラインを形成する第9工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記ビットラインは、前記磁気トンネル接合セルと前記ビットライン下面が、少なくとも300nm離れるように形成することを特徴とする請求項30に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記第1層間絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段を覆い、前記磁気トンネル接合セルを覆う第2層間絶縁層を形成する第7工程と、
前記第2層間絶縁層を前記磁気トンネル接合セル上面が露出されるまで平坦化する第8工程と、
前記第2層間絶縁層上に、前記磁気トンネル接合セルの露出された上面及び一端が接触する第2磁場の発生手段を形成する第9工程と、
前記第2層間絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段を覆う第3層間絶縁層を形成する第10工程と、
前記第3層間絶縁層に、前記第2磁場の発生手段の他端が露出されるビアホールを形成する第11工程と、
前記第3層間絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段が露出されるビアホールを充填するビットラインを形成する第12工程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記第1磁場の発生手段を、第2磁場の発生手段の真上に平行に形成することを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記第2磁場の発生手段を、前記ビットライン下面から300nm離れるように形成することを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記第2磁場の発生手段は、前記ビットラインと前記磁気トンネル接合セル上面とを連結する上部電極パッド層であることを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記上部電極パッド層の幅及び厚さを、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項35に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 前記トランジスタは、
ドレインを共有する第1トランジスタ及び第2トランジスタであり、
前記ビアホールは、
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの各ソースが露出される第1ビアホール及び第2ビアホールであり、
前記導電性プラグは、
前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールを充填する第1導電性プラグ及び第2導電性プラグであり、
前記第1磁場の発生手段は、一端が、前記第1導電性プラグと接触する第1下部電極パッド層、及び一端が、前記第2導電性プラグと接触する第2下部電極パッド層であり、
前記磁気トンネル接合セルは、
前記第1下部電極パッド層の他端上に形成される第1磁気トンネル接合セル、及び前記第2下部電極パッド層の他端上に形成される第2磁気トンネル接合セルであることを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記トランジスタは、
1つのドレインを共有する第1トランジスタ及び第2トランジスタであり、
前記ビアホールは、
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの各前記ソースが露出される第1ビアホール及び第2ビアホールであり、
前記導電性プラグは、
前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールを充填する第1導電性プラグ及び第2導電性プラグであり、
前記第1磁場の発生手段は、
一端が前記第1導電性プラグと接触する第1下部電極パッド層、及び一端が前記第2導電性プラグと接触する第2下部電極パッド層であり、
前記磁気トンネル接合セルは、前記第1下部電極パッド層の他端上に形成される第1磁気トンネル接合セル、及び前記第2下部電極パッド層の他端上に形成される第2磁気トンネル接合セルであり、
前記第2磁場の発生手段は、
一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端が前記ビットラインに連結される第1上部電極パッド層、及び一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端が、前記ビットラインに連結される第2上部電極パッド層であることを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 第1下部電極パッド層及び第2下部電極パッド層と、前記第1上部電極パッド層及び第2上部電極パッド層とを、それぞれ厚さ及び幅を同じに形成することを特徴とする請求項38に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 基板にゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、
前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、
前記第1層間絶縁層に、前記トランジスタの前記ソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、
前記ビアホールを導電性プラグで充填する第4工程と、
前記第1層間絶縁層上に、前記導電性プラグ上面を覆う磁気トンネル接合セルを形成する第5工程と、
前記第1層間絶縁層上に、前記磁気トンネル接合セルの側面を取り囲む第2層間絶縁層を形成する第6工程と、
前記第2層間絶縁層上に、一端が前記磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端がビットラインに連結される第1磁場の発生手段を形成する第7工程と、
を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記第1磁場の発生手段は、
上部電極パッド層であることを特徴とする請求項40に記載の磁気メモリ素子の製造方法。 - 前記上部電極パッド層の厚さ及び幅を、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項41に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
- 基板と、前記基板に形成されたトランジスタと、データが記録される磁気トンネル接合セルと、前記磁気トンネル接合セルの局所領域に前記磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、
前記トランジスタをオン状態に維持する第1ステップと、
前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを経る書き込み電流を印加する第2工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法。 - 前記第1磁場の発生手段の下に、第2磁場の発生手段をさらに備えてたことを特徴とする請求項43に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
- 前記第2ステップにおいて、前記第2磁場の発生手段に前記書き込み電流と直交する方向に電流を流すことを特徴とする請求項44に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
- 前記第1磁場の発生手段は、
一端が、前記トランジスタに連結され、他端上に前記磁気トンネル接合セルが形成された下部電極パッド層、及び一端が、前記磁気トンネル接合セルの上面に接触し、他端が、ビットラインに連結された上部電極パッド層のうち、少なくとも何れかどれ一つであることを特徴とする請求項43に記載の磁気メモリ素子の動作方法。 - 基板と、前記基板に形成されたトランジスタと、前記トランジスタとビットラインとの間に備えられて、データが記録される磁気トンネル接合セルと、前記磁気トンネル接合セルの局所領域に前記磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、
前記トランジスタをオン状態に維持する第1ステップと、
前記ビットラインと前記トランジスタとの間に、前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを経る読み取り電流を流す第2ステップと、を含み、
前記読み取り電流は、前記磁気トンネル接合セルにデータの記録に必要な最小の書き込み電流より小さく流すことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法。 - 前記第1磁場の発生手段の下に、第2磁場の発生手段をさらに備えたことを特徴とする請求項47に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
- 前記第2ステップにおいて、前記第2磁場の発生手段に前記書き込み電流と直交する方向に電流を流すことを特徴とする請求項48に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
- 一端が前記トランジスタに連結され、他端上に前記磁気トンネル接合セルが形成された下部電極パッド層、または一端が前記磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端が前記ビットラインに連結された上部電極パッド層であることを特徴とする請求項47に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
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