JP2006165556A - 磁気メモリ素子、磁気メモリ素子製造、及び磁気メモリ素子動作方法 - Google Patents

磁気メモリ素子、磁気メモリ素子製造、及び磁気メモリ素子動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セルの選択精度が高く、駆動電圧を下げることが可能な磁気メモリ素子、磁気メモリ素子の製造及び磁気メモリ素子の動作方法を提供する。
【解決手段】基板40と、基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体G1、ソースS1及びドレインD1から構成されるトランジスタTと、データが記録される磁気トンネル接合セル48と、磁気トンネル接合セル48の局所領域に磁気トンネル接合セル48の磁気分極を反転させるための磁場を発生させる磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子である。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体メモリ素子、半導体メモリ素子の製造及び半導体メモリ素子の動作方法に関し、より具体的には、セルの選択精度を高めた磁気メモリ素子、半導体メモリ素子の製造及び半導体メモリ素子の動作方法に関する。
磁気メモリ素子は、ストレージノードとしてトンネリング膜と、トンネリング膜の上部及び下部にそれぞれ備えられた磁性膜で構成されるMTJ(Magnetic Tunneling Junction)セルを備える。磁気メモリ素子は、MTJセルの抵抗特性を利用して、ビットデータを記録する不揮発性メモリ素子である。
MTJセルの抵抗は、上下の磁性膜同士の磁化方向が同じであるときに低く、磁化方向が逆であるときに高くなる。MTJセルの抵抗が低い場合に、磁気メモリ素子に所定のビットデータ、例えば、1が記録され、また、MTJセルの抵抗が高い場合に、磁気メモリ素子に所定のビットデータ、例えば、0が記録されたものとみなすことができる。
また、磁気メモリ素子に記録されたビットデータの読み取りは、MTJセルの抵抗あるいは電流を測定し、この測定値を基準値と比較して行われる。
現在、このような動作特性を有する様々な磁気メモリ素子(以下、従来の磁気メモリ素子という)が紹介されている。
以下、図面を参照して従来の磁気メモリ素子について説明する。
図1は、従来のメモリ素子の断面図である。
図1に示すように、半導体基板10上にゲート電極Gが存在する。ゲート電極Gと、ゲート電極Gに隣接した二つのフィールド酸化膜(図示せず)との間の半導体基板10に、それぞれソース領域S及びドレイン領域Dが形成されている。ゲート電極G、ソース領域S及びドレイン領域Dは、電界効果トランジスタ(以下、トランジスタ)を構成する。ゲート電極Gから垂直の方向に所定の距離を置いてディジットラインDLが設けられている。ディジットラインDLにより、磁気RAM(Magnetic Random Access Memory:MRAM)の書き込み動作に必要な磁場の一部が形成される。
ディジットラインDL及びトランジスタは、層間絶縁層12で覆われている。層間絶縁層12にビアホールh1が存在し、ビアホールh1には、導電性プラグ14が充填されている。層間絶縁層12上には、導電性プラグ14の上面を覆い、ディジットラインDL上まで延伸する導電性パッド16が設けられている。この導電性パッド16の所定領域にMTJセル18が形成されている。通常、MTJセル18は、ディジットラインDLの真上に形成されている。さらに、層間絶縁層12上には、導電性パッド16及びMTJセル18を囲むように層間絶縁層20が設けられている。また、層間絶縁層20には、MTJセル18の上面が露出するようにビアホールh2が形成されている。さらに、層間絶縁層20上には、ビアホールh2をチャージするためのビットライン22が設けられている。
図2は、図1に示す従来技術によるMRAMの書き込み及び読み取り動作における電流の流れを示す図面である。図2に示す点線A1は、書き込み動作の電流が流れる経を、一点鎖線A2は、読み取り動作の電流が流れる経路を示す。
ここで、MTJセル18に書き込みを行うことを想定して説明をする。
まず、図2に示すように、MTJセル18に書き込むために選択されたビットラインBLを介して書き込み動作の電流が流れる。この場合、MTJセル18に書き込むために選択されたワードラインWLによって書き込みセルが選択される際に、ビットラインBLを流れる電流により発生する磁場が、選択されたMTJセル18だけでなく、電流が流れているビットラインBLに連結する、選択されていない他のMTJセル(図示せず)にも影響を与えるため、これらの選択されていないMTJセルに所望しないデータが記録される可能性がある。このため、従来技術のMRAMは、MTJセルの選択性が低いという課題がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記の問題点を改善するため、セルの選択精度が高く、駆動電圧を下げることが可能な磁気メモリ素子を提供することである。
また、本発明が解決しようとする他の技術的課題は、このような磁気メモリ素子の製造方法を提供することである。
さらに、本発明が達成しようとするさらに他の技術的課題は、このような磁気メモリ素子の動作方法を提供するところにある。
上記の技術的課題を達成するために、本発明は、
基板と、基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第1トランジスタと、データが記録される第1磁気トンネル接合セルと、第1磁気トンネル接合セルの局所領域に、第1磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、第1磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備えることを特徴とする磁気メモリ素子を提供する。
さらに、基板に、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、基板上に、トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、第1層間絶縁層に、トランジスタのソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、ビアホールを導電性プラグで充填させる第4工程と、第1層間絶縁層上に、導電性プラグと接触する第1磁場の発生手段を形成する第5工程と、導電性プラグから離れた第1磁場の発生手段の所定領域上に磁気トンネル接合セルを形成する第6工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法と提供する。
さらに、基板にゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、基板上に、トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、第1層間絶縁層に、トランジスタのソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、ビアホールを導電性プラグで充填する第4工程と、第1層間絶縁層上に、導電性プラグの上面を覆う磁気トンネル接合セルを形成する第5工程と、第1層間絶縁層上に、磁気トンネル接合セルの側面を取り囲む第2層間絶縁層を形成する第6工程と、第2層間絶縁層上に、一端が磁気トンネル接合セルの上面と接触し、他端がビットラインに連結される第1磁場の発生手段を形成する第7工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法を提供する。
さらに、基板と、
基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタと、データが記録される磁気トンネル接合セルと、磁気トンネル接合セルの局所領域に磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、トランジスタをオン状態に維持する第1工程と、第1磁場の発生手段及び磁気トンネル接合セルを経る書き込み電流を印加する第2工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法を提供する。
さらに、基板に備えられて、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタと、ビットラインと、トランジスタとビットラインとの間に備えられて、データが記録される磁気トンネル接合セルと、磁気トンネル接合セルの局所領域に磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、トランジスタをオン状態に維持する第1工程と、ビットラインとトランジスタとの間に、第1磁場の発生手段及び磁気トンネル接合セルを経て読み取り電流を流す第2工程と、を含み、読み取り電流は、磁気トンネル接合セルにデータの記録に必要な最小書き込み電流より小さくして流すことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法を提供する。
本発明に係る磁気メモリ素子を利用することで、MTJセルの選択精度を高め、駆動電力を下げることが可能になる。
本発明に係る磁気メモリ素子は、MTJセルのフリー磁性膜の磁気分極を制御するための手段であり、MTJセルの上部及及び/または下部に上部及び/または下部電極パッド層を備える。
書き込み動作では、選択されたMTJセルに連結するトランジスタがオン状態となり、電流が上部電極パッド層、MTJセル及び下部電極パッド層を経て流れ、この過程において上部電極パッド層及び下部電極パッド層の周りに発生する磁場によって、MTJセルのフリー磁性膜の磁気分極がスイッチングされることにより、ビットデータが記録される。
このように、本発明の磁気メモリ素子は、ビットラインで発生した磁場を利用するのではなく、MTJセルの上部及び下部にそれぞれ接触した上部電極パッド層及び下部電極パッド層で発生する磁場を利用してビットデータを記録するため、正確に選択されたMTJセルのみにビットデータを記録でき、また、誤って選択されていないMTJセルにビットデータが記録されることを防止できる。つまり、本発明に係る磁気メモリ素子は精度の高い選択性を有している。
また、上部電極パッド層と下部電極パッド層の厚さは、いずれも100nm以下と薄く、また、幅も100nm以下と狭い。したがって、上部電極パッド層及び下部電極パッド層の単位電流当り発生する磁場の強度を向上させる効果を奏する。これは、ビットデータの記録に使用する電流を低減することを意味し、結果的に、磁気メモリ素子の駆動電力を低減できることになる。
以下、実施形態に係る磁気メモリ素子とその製造及び動作方法について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明に用いる図面に示す層や領域の厚さは、本発明の説明の便宜上誇張して示している。
まず、本実施形態に係る磁気メモリ素子(以下、本発明のメモリ素子)について説明する。
図3及び図4は、本実施形態に係る磁気メモリ素子の主要特徴部の平面図である。図5は、本実施形態に係る磁気メモリ素子の主要特徴部を含んだ磁気メモリ素子の断面図である。
図3及び図4に記載の符号46及び52は、図5に示すMTJセル48の上下にそれぞれ設けられる1対の導電性電極パッド層である。
導電性電極パッド層46を、図5に示すように、ビアホールh1の導電性プラグ44の上端部C1とMTJセル48の間に設け、導電性プラグ44上端部C1及びMTJセル48の上側の接触面M1を連結する。
また、導電性電極パッド層52を、ビアホールh2の導電性プラグ44の下端部C2及びMTJセル48の間に設け、ビアホールh2の導電性プラグ44の下端部C2及びMTJセル48の下側の接触面M2を連結する。
さらに、図5に示すように、MTJセル48を、ビアホールh1及びビアホールh2の導電性プラグ44から所定の距離を置いて設ける。
以下、導電性電極パッド層46を下部電極パッド層46といい、導電性電極パッド層52を上部電極パッド層52という。
また、図3及び図4のHa、Eaは、MTJセル48の上側の接触面M1及び下側の接触面M2のハード(磁化困難)軸方向とイージ(磁化容易)軸方向をそれぞれ表す。MTJセル48の接触面M1及びM2の磁気分極は、イージ方向Eaに配列される場合には、磁場を除去した後もその配列状態が安定的に維持される。一方、ハード軸方向Haに配列される場合には、磁場を除去すると配列方向が元の状態に戻るか、イージ軸方向Eaに反転されるようになっている。
電流I1は、下部電極パッド層46を介してビアホールh1の導電性プラグ44の上端部C1からMTJセル48の上側の接触面M1に流れるか、あるいは、上部電極パッド層52を介して導電性プラグ44の下端部C2からMTJセル48の下側の接触面M2に電流I1が流れる。この電流I1により上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46の周りにMTJセル48の接触面M1及びM2の局所領域LA―図5に影響を与えるイージ軸方向Eaの磁場H1が発生する。このようにして発生する磁場H1により、MTJセル48の磁気分極はイージ軸方向Eaに配列される。なお、図3は、下部電極パッド層46の上面に備えられたMTJセル48の下側の接触面M1を示し、図4は、上部電極パッド層52の下面に備えられたMTJセル48の上側の接触面M2を示す。
図5に示す磁気メモリ素子は、基板40の所定領域上に、ゲート絶縁膜、ゲート電極を含むゲート積層体G1を順次に積層して構成されている。例えば、基板40は、半導体基板である。ゲート積層体G1の両側に存在する素子分離膜(図示せず)とゲート積層体G1との間の基板40にそれぞれソースS1及びドレインD1を形成する。ゲート積層体G1、ソースS1及びドレインD1によりトランジスタTを構成する。ゲート積層体G1の上側にディジットラインDLを設けており、磁場の発生手段の一つとして使用することができる。なお、ディジットラインDLは、ドレインD1の上に位置してもよく、選択的に備えることが可能であり、必要に応じて省略もできる。この場合のディジットラインDLは、
基板40上には、トランジスタT及びディジットラインDLを覆う第1層間絶縁層42を設ける。第1層間絶縁層42中には、ソースS1を露出させるようにビアホールh1を形成する。ビアホールh1には導電性プラグ44を充填する。第1層間絶縁層42の平坦な上面には、導電性プラグ44の露出面を覆うように下部電極パッド層46を備える。下部電極パッド層46は、第1磁場の発生手段として使用することができる。下部電極パッド層46の厚さと幅を、できる限り薄く、狭くすることが好ましい。例えば、下部電極パッド層46の厚さは1nm以上100nm以下、幅は1nm以上100nm以下であるのが好ましい。
また、下部電極パッド層46から発生する磁場が、MTJセル48の正常な磁化反転に影響を与える一要素であることを考慮するならば、下部電極パッド層46の発生する磁場の強度は強い方が好ましく、したがって、下部電極パッド層46の幅を狭くすることが好ましい。
なお、下部電極パッド層46は、ディジットラインDL上まで延伸するように設ける。MTJセル48が下部電極パッド層46の所定領域上に、MTJセル48が接触するように形成されている。このとき、MTJセル48は、ディジットラインDLの真上に位置するように配置されていることが好ましい。第1層間絶縁層42上で下部電極パッド層46の露出する下部面を覆い、さらに、MTJセル48を取り囲み、MTJセル48の上面のみを露出させるように第2層間絶縁層50が形成されている。第2層間絶縁層50は、第1層間絶縁層42と同じ絶縁物質であってもよい。
第2層間絶縁層50上には、MTJセル48の露出した上面を覆うように上部電極パッド層52を備える。上部電極パッド層52は、第2磁場の発生手段として使用する。上部電極パッド層52は、下部電極パッド層46と対向させるように、下部電極パッド層46の真上に備えることが好ましい。ここで、上部電極パッド層52と下部電極パッド層46は共に、MTJセル48のフリー磁性膜(free layer)の磁気分極状態を決定する。すなわち、フリー磁性膜の磁気分極方向をピンド膜(pinned layer)の固定された磁化方向に配列させるか、またはその逆方向に配列させる。
したがって、この条件を満たすために、上部電極パッド層52の幾何学形状は、下部パッド導電層46の形状と同じであることが好ましい。
さらに、第2層間絶縁層50上の上部電極パッド層52を覆うように第3層間絶縁層54を設ける。第3層間絶縁層54は、第1層間絶縁層42と同じ絶縁物質から構成してもよい。第3層間絶縁層54には、上部電極パッド層52の一部が露出するようにビアホールh2を形成する。ビアホールh2は、第1層間絶縁層42に形成したビアホールh1の真上に位置するように形成することが好ましい。
第3層間絶縁層54上には、ビアホールh2を充填し、かつ、上部電極パッド層52と連結するようにビットラインBLを設ける。MTJセル48の選択精度を高めるために、ビットラインBLから発生する磁場がMTJセル48に及ぼす影響は、無視できる程度に最小化することが好ましい。このため、第3層間絶縁層54は、ビットラインBLと上部電極パッド層52との間隔tが、この条件を満足させる程度の厚さにすることが好ましく、したがって、間隔tは、例えば、約300nmが好ましい。
図6は、上述の本実施形態に係るメモリ素子の動作と関連した電流の流れを示す図である。
図6に示す点線A3は、書き込み動作の電流の流れを表し、一点鎖線A4は、読み取り動作の電流の流れを表す。
図6に示すように、書き込み動作の電流A3は、ビットラインBL、上部電極パッド層52、MTJセル48、下部電極パッド層46及びトランジスタTを介して流れるか、または、その逆方向に流れることが分かる。書き込み動作の電流A3により、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46の周りに磁場が発生する。この発生した磁場の方向が、MTJセル48のフリー磁性膜の磁化方向と一致する場合、フリー磁性膜の磁化方向は変わらない。しかし、磁場の方向が、MTJセル48のフリー磁性膜の磁化方向と逆である場合、フリー磁性膜の磁化方向は、磁場の方向にスイッチングされる。
このように、本発明の実施形態に係る磁気メモリ素子の書き込み動作では、MTJセル48に影響を与える磁場は、ビットラインBLによる磁場ではなく、MTJセル48の上面及び下面にそれぞれ接触した上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46の周りに発生する磁場である。このとき、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46は、薄く、幅が狭いため、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46から発生した磁場は、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46が接触するMTJセル48に集中させることができる(図5参照)。
上述の書き込み動作では、MTJセル48に隣接する他のMTJセルは、連結するトランジスタTがオフ状態であるため電流が流れていない。また、これらの他のMTJセルとビットラインBLとの間は、MTJセル48とビットラインBLとの距離と同じだけ隔離されているため、本発明の実施形態に係るメモリ素子の書き込み動作では、MTJセル48以外に他のMTJセルが選択される可能性は無視してもよいほど低い。
一方、MTJセル48のフリー磁性膜の磁気分極の配列は、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46から発生する磁場のイージ軸方向の磁場のみを使用しても決定できるが、イージ軸方向の磁場と、ディジットラインDLから発生するハード軸方向の磁場とを共に利用して、MTJセル48のフリー磁性膜の磁気分極の配列を制御することもできる。この場合のイージ軸方向の磁場強度は、ハード軸方向の磁場を用いない場合よりも弱くしてもよい。言い換えれば、ディジットラインDLを使用する場合は、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46に流す電流を、ディジットラインDLを使用しない場合よりも低くしてもよいことになる。
次に、図6の一点鎖線A4に示すように、読み取り動作において電流の流れる経路は、図2に示す従来の磁気メモリ素子における電流経路と同じであることが分かる。
図7は、図3に示す下部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子の変形例を示す図である。
図7に示す磁気メモリ素子は、上部電極パッド層52及びMTJセル48を取り囲む第2層間絶縁層50を備えておらず、ビアホールh2がMTJセル48の上面を露出し、ビアホールh2に充填されるビットラインBLが直接MTJセル48の上面に接触している以外は、図5に示す下部電極パッドを備えた磁気メモリ素子と構成が同じである。
図7に示すように、第1層間絶縁層42上には、導電性プラグ44の露出面を覆うように下部電極パッド層46を設け、さらに、下部電極パッド層46上にはMTJセル48を設ける。下部電極パッド層46は、MTJセル48の局所領域LA1に集中して磁場を発生させる磁場の発生手段として備えたものである。MTJセル48は、導電性プラグ44から所定の距離を置いて配置する。さらに、第1層間絶縁層42上には、下部電極パッド層46の露出面と、MTJセル48全体を覆うように、第2層間絶縁層55を設ける。第2層間絶縁層55には、MTJセル48の上面が露出するようにビアホールh2を形成する。第2層間絶縁層55上には、ビアホールh2を介して露出したMTJセル48の上面と連結するようにビットラインBLを形成する。ビアホールh2を介して露出したMTJセル48の上面と連結するように第2層間絶縁層55上にビットラインBLを形成し、かつビアホールh2にビットラインBLが充填される。なお、第2層間絶縁層55上のビットラインBL下面とMTJセル48上面との間隔Dsは、図5の間隔tより長いことが好ましい。
図7に示す磁気メモリ素子は、下部電極パッド層46の下にはディジットラインDLが備えられているが、本実施形態に係る磁気メモリ素子はディジットラインDLは備えていなくてもよい。
図8は、図4に示す上部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子の変形例を示す図である。
図8に示す磁気メモリ素子は、ディジットラインDL、下部電極パッド層46及びMTJセル48を取り囲む第2層間絶縁層50を備えておらず、ビアホールh2に充填された導電性プラグ44がMTJセル48の下面に接しており、ビアホールh2がゲート積層体G1に対向する位置に設けられている以外は、図5に示す下部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子と構成が同じである。なお、図5と同じ構成要素については、図5に記載された符号を用いて説明をする。
図8に示すように、ソースS1、ドレインD1及びゲート積層体G1から構成されるトランジスタTを覆うように第1層間絶縁層42を設け、この第1層間絶縁層42にはソースS1の一部を露出させるようにコンタクトホールh1を形成する。コンタクトホールh1を導電性プラグ44で充填し、さらに、第1層間絶縁層42上には、導電性プラグ44の露面を覆うようにMTJセル48を設ける。第1層間絶縁層42上には、MTJセル48の側面を取り囲むように第2層間絶縁層50を形成する。第2層間絶縁層50上には、MTJセル48の上面に連結するように上部電極パッド層52を設ける。上部電極パッド層52は、ゲート積層体G1の上まで延伸するように所定の長さをもって形成される。
上部電極パッド層52は、MTJセル48の局所領域LA2に集中して磁場を発生させる磁場の発生手段として使用される。
第2層間絶縁層50上には、上部電極パッド層52を覆うように第3層間絶縁層54を設ける。第3層間絶縁層54には、MTJセル48に接することなく、上部電極パッド層52の一部を露出させるようにビアホールh2を形成する。第3層間絶縁層54上には、ビアホールh2を介して露出した上部電極パッド層52の露出面と接するようにビットラインBLを設ける。
図9は、図3及び図4に示す上下部電極パッド層、2つのトランジスタ、及び2つのMTJセルを備えた本発明の実施形態に係わる磁気メモリ素子の変形例を示す図である。
図9に示す磁気メモリ素子は、中心から左側が、図5に示す磁気メモリ素子とディジットラインDLを備えず、ドレインD1の代わりに共通ドレインCDを備えている以外は同一の構成であり、中心から右側が中心から左側と対称である
図9に示すように、基板400に第1トランジスタT1及び第2トランジスタT2を備える。第1トランジスタT1は、ソースS10、共通ドレインCD及び第1ゲート積層体G11から構成され、第2トランジスタT2は、ソースS20、共通ドレインCD及び第2ゲート積層体G22から構成される。第1ゲート積層体G11及び第2ゲート積層体G22の構成は同じであることが好ましい。基板40上には、第1トランジスタT1及び第2トランジスタT2を覆うように第1層間絶縁層42を設ける。第1層間絶縁層42には、第1トランジスタT1のソースS10の一部が露出されるように第1コンタクトホールh110と、第2トランジスタT2のソースS20の一部が露出されるように第2コンタクトホールh22とを設ける。第1コンタクトホールh11と第2コンタクトホールh22には、それぞれ第1導電性プラグ44aと第2導電性プラグ44bを充填する。第1導電性プラグ44aと第2導電性プラグ44bは、同じ導電性物質からなることが好ましい。
第1層間絶縁層42上に第1磁場の発生手段として使用される第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bを備える。第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bは、それぞれ第1導電性プラグ44aと第2導電性プラグ44bとを連結する。また、第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bは、それぞれ第1ゲート積層体G11及び第2ゲート積層体G22の上まで延伸するように所定の長さをもって設ける。このとき、第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bを所定の間隔をもって配置する。第1下部電極パッド層46aの上には第1MTJセル48aを備え、第2下部電極パッド層46bの上には第2MTJセル48bを備える。このとき、第1MTJセル48a及び第2MTJセル48bを、それぞれ第1導電性プラグ44a及び第2導電性プラグ44bから所定の距離をもって配置する。
第1層間絶縁層42上には、第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bを覆い、かつ、第1MTJセル48a及び第2MTJセル48bの側面を取り囲むように第2層間絶縁層50を形成する。第2層間絶縁層50上には、第1MTJセル48a及び第2MTJセル48bを間に挟んで第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bから離れた位置に、第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bを設ける。第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bは、第2磁場の発生手段として使用される。第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bは、それぞれ第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bに対応する位置に配置する。このとき、第1上部電極パッド層52aは、第1MTJセル48aの上面と接し、第2上部電極パッド層52bは、第2MTJセル48bの上面と接している。
また、第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bを、それぞれ第1導電性プラグ44a及び第2導電性プラグ44bの上まで延伸するように所定の距離をもって設ける。第2層間絶縁層50の上には、第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bを覆うように第3層間絶縁層54を形成する。第3層間絶縁層54には、第1MTJセル48aから離れた位置に第1上部電極パッド層52aの一部を露出させるようにビアホールh33を形成し、第2MTJセル48bから離れた位置に第2上部電極パッド層52bの一部を露出させるようにビアホールh44を形成する。第3層間絶縁層54上には、ビアホールh33、h44を介して露出した第1上部電極パッド層52a及び第2上部電極パッド層52bと連結するようにビットラインBL1を設ける。
なお、図9に示す磁気メモリ素子は論理素子として使用することができる。
この場合、図9で、第1下部電極パッド層46a及び第2下部電極パッド層46bの下にそれぞれディジットラインを備えてもよい。
次に、上述の本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明する。
図10は、ディジットラインを備えず、下部電極パッド層(幅:0.82μm)を備えた本実施形態に係わる磁気メモリ素子MTJセル(サイズ:0.3μm×0.4μm)にバイアス電圧を印加した場合のMTJセルの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
図10に示す第1グラフG1は、MTJセルのフリー磁性膜の磁気分極方向とピンド膜の磁気分極方向が同じときの磁気抵抗変化を示し、第2グラフG2は、フリー磁性膜の磁気分極方向とピンド膜の磁気分極方向が逆のときの磁気抵抗変化を示す。符号P1及びP2は、MTJセルの磁気分極が反転したポイントをそれぞれ示している。
図10に示すように、MTJセルの磁気分極は、バイアス電圧が約0.5Vのときに反転しており、このときの磁気抵抗は約600Ωであるため、反転に必要な電流は約0.8mAであり、非常に低いことが分かる。
図11は、下部電極パッド層のみを備え、図7に示す磁気メモリ素子の下部電極パッド層が所定の幅を有し、下部電極パッド層46の厚さを変化させた場合に、この厚さの変化に応じて変化する下部電極パッド層46の周りに発生する磁場強度を示すグラフである。
図11に示す第1グラフGR1ないし第5グラフGR5は、それぞれ幅が50nm、100nm、200nm、400nm及び1000nmの下部電極パッド層における単位電流あたりの磁場強度の変化を表したグラフである。図11に示すように、下部電極パッド層の幅が狭く、厚さが薄いほど、下部電極パッド層46の周りに発生する単位電流あたりの磁場の強度が強くなることが分かる。このような現象は、特に、下部電極パッド層の幅が100nm以下の場合に特に顕著である。
図11の結果から、図7に示す本実施形態に係わる磁気メモリ素子では、下部電極パッド層の幅と厚さを薄くすることにより、単位電流あたりの最大磁場強度を向上させることが可能であることが分かる。したがって、下部電極パッド層で発生する局所的な磁場だけを用いてMTJセルの磁気分極を反転させることが十分に可能である。また、下部電極パッド層の単位電流あたりの最大磁場強度が向上することで、駆動電力を低減することが可能である。上記の結果は、本実施形態に係わる磁気メモリ素子の他の変形例にも同じく適用することができる。
図12は、図11と同じ結果を表す別のグラフであり、下部電極パッド層が所定の厚さを有している場合に、下部電極パッド層4の幅の変化に応じて変化する下部電極パッド層に発生する単位電流当りの最大磁場強度を示すグラフである。
図12で、第1グラフG1aないし第5グラフG5aは、それぞれ厚さが50nm、100nm、200nm、400nm及び1000nmの下部電極パッド層における単位電流あたりの磁場強度の変化を表したグラフである。
図12に示すように、下部電極パッド層が所定の厚さを有する場合、下部電極パッド層の幅を狭くすることにより、下部電極パッド層の周りに発生する最大磁場の強度を向上させることができる。
図13ないし図16は、ディジットラインと下部電極パッド層とを共に備える本実施形態の磁気メモリ素子のMTJセルにバイアス電圧を印加する場合に、そのバイアス電圧に応じて変化する磁気抵抗を示すグラフである。
図13ないし図16の各図に示す複数のグラフは、複数のMTJセルを測定した際のMTJセルごとの磁気抵抗を示しており、このために、MTJセルごとに磁気抵抗の変化が少しずつ異なっている。
図13ないし図16に示すMTJセルの磁気抵抗の測定には、0.3μm×0.8μmのサイズを有するMTJセルを使用し、下部電極パッド層の幅は約1.12μmとした。
図13は、ディジットラインに電流が流れないときの磁気抵抗変化を示すグラフである。
図14は、ディジットラインに約5.2mAの電流を流したときの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
また、図15及び図16は、それぞれディジットラインに約7.5mA及び10mAの電流を流したときの磁気抵抗の変化を示すグラフである。
図15及び図16に示すように、ディジットラインに流れる電流が増加するほど、MTJセルの磁気分極の反転に必要となる電圧は低くなることが分かる。
以下、図17ないし図23を参照しつつ、本実施形態に係わる磁気メモリ素子の製造方法について説明する。なお、図17ないし図23の説明では、図5と同じ機能の部位については図5と同じ符号を用いる。
まず図5を参照しつつ、基板40を活性領域とフィールド領域とに区分した後、フィールド領域に所定形状の素子分離膜(図示せず)を形成する。基板40は、半導体基板、例えば、p型シリコン基板あるいはn型シリコン基板であってもよい。活性領域の所定領域上にゲート積層体G1を形成する。ゲート積層体G1は、基板40の全面にゲート絶縁膜、ゲート電極用導電層及びゲート保護膜を順次に積層し、ゲート保護膜上に、ゲート積層体G1を形成する領域を限定するためのマスク(図示せず)を形成した後、順次に積層した物質層を逆順にエッチングすることで形成する。エッチングの後、マスクを除去する。このときゲート積層体G1は側面にスペーサ(図示せず)を備えている。
このようにゲート積層体G1を形成した後、イオンドーピング工程を経て、ゲート積層体G1の両側にソースS1及びドレインD1を形成する。このようにして、基板40に電界効果トランジスタTを形成する。
なお、図9に示す磁気メモリ素子を形成するには、基板40に電界効果トランジスタのドレインD1を共通に使用する電界効果トランジスタをさらに形成するとよい。
次いで、基板40上にトランジスタTを覆う第1絶縁層42aを形成し、その上面を平坦にする。次いで、第1絶縁層42aの所定領域にディジットラインDLを形成する。ディジットラインDLは、通常、ゲート積層体G1の真上に形成するが、点線DL’で示すように、ドレインD1の上側に形成してもよい。
次いで、図18に示すように、第1絶縁層42a上に、ディジットラインDLを覆うように第2絶縁層42bを形成し、その上面を平坦にする。第2絶縁層42b上に、ソースS1の上側に形成した第2絶縁層42bの所定領域を露出させるように感光膜パターンPR1を形成する。感光膜パターンPR1をエッチングマスクとして、第2絶縁層42bの露出部分をエッチングする。
図19に示すように、エッチングは、ソースS1が露出するまで実施する。エッチングにより、図19に示すように、第1絶縁層42a及び第2絶縁層42bからなる第1層間絶縁層42にソースS1の一部が露出したビアホールh1が形成される。次に、感光膜パターンPR1を除去する。ビアホールh1の形成後、ビアホールh1に導電性プラグ44を充填する。なお、導電性プラグ44の形成前後でオーミックコンタクト工程を実施してもよい。
次いで、図20に示すように、第2絶縁層42b上に下部電極パッド層46を形成する。下部電極パッド層46は、導電性プラグ44の露出面の全体に接触するように形成し、また、ディジットラインDLの上まで延伸するように形成する。下部電極パッド層46は、まず、第2絶縁層42b上に下部電極用の物質層を形成し、次に、写真及びエッチング工程により下部電極用の物質層を下部電極パッド層46の形状にパターニングして形成する。このとき、下部電極用の物質層はなるべく薄く形成することが好ましい。
例えば、下部電極パッド層の厚さは、1nm以上100nm以下であるのが好ましい。また、下部電極用の物質層をパターニングする工程において、下部電極パッド層46の幅をなるべく狭く、例えば、100nm以下に形成する。このように、下部電極パッド層46の厚さと幅を出来る限り狭く形成することにより、下部電極パッド層46に電流を印加したとき、下部電極パッド層46から発生する磁場を、下部電極パッド層46上に形成するMTJセル48に効果的に集中させることができる。
下部電極パッド層46の形成後、下部電極パッド層46の所定領域上にピンニング膜、ピンド膜、トンネリング膜、フリー磁性膜などを備えるMTJセル48を形成する。MTJセル48の形成方法については、公知の技術であるため、詳細な説明を省略する。MTJセル48は、導電性プラグ44から所定の距離を置いて、下部電極パッド層46の端部に形成してもよい。
この場合、下部電極パッド層46は、ディジットラインDLの真上に位置するように形成することが好ましい。したがって、ディジットラインDLが、図17に点線DLで示すように、ドレインD1の上側に形成された場合、下部電極パッド層46もこのようなディジットラインDL上に拡張されるように形成し、MTJセル48もディジットラインDLの上側にくるように形成してよい。また、ディジットラインDLは、下部電極パッド層46と後述の上部電極パッド層52とに連結するビットラインBLを流れる電流の方向と直交する方向に電流が流れるように配置されている。
次に、図21に示すように、第1層間絶縁層42上に、下部電極パッド層46及びMTJセル48を覆うように第2層間絶縁層50を形成する。第2層間絶縁層50は、第1層間絶縁層42と同じ物質を用いて形成してもよい。第2層間絶縁層50の形成後、その上面をMTJセル48が露出するまで研磨する。次に、第2層間絶縁層50の上に、MTJセル48の露出面の全体と接するように上部電極パッド層52を形成する。上部電極パッド層52は、下部電極パッド層46と同じ機能を担う。したがって、上部電極パッド層52は、下部電極パッド層46と同じ幾何学形状を有し、厚さと幅が同じであることが好ましい。さらに、下部電極パッド層46の真上に平行に形成することが好ましい。また、上部電極パッド層52の厚さ及び幅は1nm以上100nm以下が好ましい。なお、上部電極パッド層52は、下部電極パッド層46と同じ方法により形成してもよい。
次に、図22に示すように、第2層間絶縁層50の上に、上部電極パッド層52全体を覆うように第3層間絶縁層54を形成する。このとき、第3層間絶縁層54は、上部電極パッド層52の上面と第3層間絶縁層54の上面との間隔tは、後のエッチング工程後に約300nmとなるように厚さを調整する。このときの間隔tは、後続のエッチング工程で形成されるビットラインから発生する磁場がMTJセル48に及ぼす影響を考慮して変更することが可能である。間隔tを介してビットラインから発生する磁場が、MTJセル48のフリー磁性膜の磁気分極の配列に影響を与えるならば、例えば、間隔tを300nmより大きくし、逆に、影響を与えない場合は、300nmより小さくすることができる。
次に、第3層間絶縁層54上に、第3層間絶縁層54の所定領域を露出させるように感光膜パターンPR2を形成する。
感光膜パターンPR2は、電極パッド層52の上面の一部を露出させるように、導電性プラグ44を形成するためのものである。したがって、感光膜パターンPR2は、上部電極パッド層52の露出させる部分を覆っている第3層間絶縁層54の一部をくり抜くようにエッチングし、上部電極パッド層52の露出部分を露出させるように形成する。この感光膜パターンPR2をエッチングマスクとして、第3層間絶縁層54のくり抜き部分をエッチングする。エッチングは、上部電極パッド層52が露出するまで行われる。
エッチング工程を終え、感光膜パターンPR2を除去すると、図23に示すように、第3層間絶縁層54に上部電極パッド層52の所定領域が露出されたビアホールh2が形成されるが、これが導電性プラグ44に対応する。ビアホールh2の形成後、ビアホールh2を満たしつつ、第3層間絶縁層54上に、上部電極パッド層52の露出部分と連結するようにビットラインBLを形成する。
なお、図7、図8に示す磁気メモリ素子は、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46のうち、何れか1つのみを備えるのに特徴がある。したがって、図7及び図8に示す磁気メモリ素子の製造方法は、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46を何れも備える図5の磁気メモリ素子の製造方法で、上部電極パッド層52または下部電極パッド層46を形成する過程を省略したものと同じである。これにより、図7及び図8に示す磁気メモリ素子の製造方法についての説明は省略する。
また、図9に示す磁気メモリ素子の構成を考慮する時、図9の磁気メモリ素子の製造方法も、図5の磁気メモリ素子についての製造方法とあまり異ならないため、図9の磁気メモリ素子の製造方法についての詳細な説明は省略する。
以下、図24を参照しつつ、上記の通りに形成された本発明の実施形態に係わるメモリ素子の動作方法を説明する。
<書き込み>
以下、本発明の実施形態に係わるメモリ素子の書き込み動作について説明する。
図24に示すトランジスタTはオン状態が維持されており、この状態でビットラインBLとトランジスタTとの間に所定の書き込み電圧Vw(図示せず)を印加する。書き込み電圧Vwにより、ビットラインBL、上部電極パッド層52、MTJセル48、下部電極パッド層46、導電性プラグ44及びトランジスタTを経て書き込み電流Iwが流れる。書き込み電流Iwの流れる方向は、図24に示す方向とは逆の方向であってもよい。また、ディジットラインDLの電流は、下部電極パッド層46及び上部電極パッド層52を流れる書き込み電流Iwの方向と直交する方向に流れる。
書き込み電流Iwにより、上部電極パッド層52及び下部電極パッド層46の周りに磁場H1、H2が発生する。
このときの磁場H1、H2の方向は同じであり、この磁場H1、H2によりMTJセル48のフリー磁性膜の磁気分極は、磁場H1、H2の方向と同じに配列される。この場合、フリー磁性膜の磁気分極が、MTJセル48のピンド膜(図示せず)の磁気分極の方向と同じに配列されると、メモリ素子に所定のビットデータ、例えば、1が記録される。
また、上記の配列過程において、フリー磁性膜の磁気分極がMTJセル48のピンドマークの磁気分極方向とは逆に配列された場合は、メモリ素子に所定のビットデータ、例えば、0が記録される。このとき、ビットラインBLには読み取り電流Iwも流れるため、ビットラインBLの周りにも磁場(図示せず)が発生するが、ビットラインBLの厚さと、ビットラインBLとMTJセル48との間隔が十分にあるならば、ビットラインBL周辺に発生した磁場がMTJセル48へ及ぼす影響は無視できる程度である。
書き込み過程において、MTJセル48のフリー磁性膜の磁気分極方向を逆方向に変更するには、ビットラインBLとトランジスタTとの間に流れる書き込み電流Iwの流れる方向を逆にすればよい。また、書き込み過程において、ディジットラインDLを併用すれば、書き込み電圧Vwを下げることもできる。
<読み取り>
以下、本発明の実施形態に係わるメモリ素子の読み取り動作について説明する。
書き込み過程と同じく、トランジスタTをオン状態に維持し、上部電極パッド層52と下部電極パッド層46との間に所定の読み取り電圧Vrを印加する。読み取り動作中に、MTJセル48に記録してあるビットデータが変わったり消失されたりすることを防止するために、つまり、読み取り電圧Vrで流れる電流によってフリー磁性膜の磁気分極方向が変わることを防止するために、読み取り電圧Vrは、書き込み動作において上部電極パッド層52と下部電極パッド層46との間に印加される書き込み電圧Vwよりも低いことが好ましい。
読み取り電圧Vrを印加した後、トランジスタTのドレインD1に連結するセンシング手段(図示せず)を利用して、MTJセル48を通過した電流を測定する。この測定した電流は、基準セルで測定した電流と比較することで、MTJセル48に記録されたビットデータを読み取る。例えば、測定の電流が基準セルで測定した電流より大きい場合は、MTJセル48にビットデータ1が記録されていると読み取り、測定の電流が基準セルで測定した電流より小さい場合は、MTJセル48にビットデータ0が記録されていると読み取る。
上記の説明において多数の事項が具体的に記載されているが、それらは発明の範囲を限定するものではなく、好ましい実施形態を例示するものとして解釈されるべきである。当業者ならば本発明の実施形態から、例えば、ディジットラインの構成を変更したり、あるいは、上部電極パッド層52と下部電極パッド層46とを複数層で構成したり、また、これらの材質を様々に具体化したりすることは容易であろう。さらに、ビットラインBLと上部電極パッド層52との間でビットラインBLから発生する磁場を遮断する効果をより向上させるために遮蔽手段を備えることも可能であろう。したがって、本発明の範囲は、上述の実施形態によって決まるのではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想により決まるものである。
本発明は、不揮発性メモリ素子を使用した各種電子製品に実装可能である。例えば、コンピュータ、各種携帯用の電子製品(携帯電話機、ノート型コンピュータ、デジタルカメラ、ゲーム機、動画プレーヤー、カムコーダ、PDA、GPS及びMP3関連製品など)、デジタル家電製品(テレビ、洗濯機、冷蔵庫、清掃機など)に使用することが可能である。
従来技術の磁気メモリ素子の断面図である。 図1に示す従来技術の磁気メモリ素子の動作時に、磁気メモリ素子を流れる電流の経路を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気メモリ素子の主要特徴部の平面図である。 本発明の実施形態に係る磁気メモリ素子の主要特徴部の平面図である。 本発明の実施形態に係る磁気メモリ素子の主要特徴部を含んだ磁気メモリ素子の断面図である。 図5に示す磁気メモリ素子の書き込み動作時及び読み取り動作時の電流の流れを示す図である。 図3に示す下部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子の変形例を示す図である。 図8は、図4に示す上部電極パッド層を備えた磁気メモリ素子の変形例を示す図である。 図9は、図3及び図4に示す上下部電極パッド層、2つのトランジスタ及び2つのMTJセルを備えた本発明の実施形態に係わる磁気メモリ素子の変形例を示す図面である。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するためのグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 本実施形態に係わる磁気メモリ素子の特性について説明するための別のグラフである。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 図5の磁気メモリ素子の書き込み動作時に電流が流れる経路を示す断面図である。
符号の説明
40 基板
42 第1層間絶縁層
44 導電性プラグ
46 下部電極パッド層
48 MTJセル
50 第2層間絶縁層
52 上部電極パッド層
54 第3層間絶縁層
G1 ゲート積層体
S1 ソース
D1 ドレイン
DL ディジットライン
BL ビットライン
h1 ビアホール
h2 ビアホール

Claims (50)

  1. 基板と、
    前記基板に備えられ、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第1トランジスタと、
    データが記録される第1磁気トンネル接合セルと、
    前記第1磁気トンネル接合セルの局所領域に、前記第1磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記第1磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、
    を備えることを特徴とする磁気メモリ素子。
  2. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  3. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  4. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
    一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  5. 前記下部電極パッド層の下に、前記第1磁気トンネル接合セルの全体に作用する磁場を発生させる第2磁場の発生手段をさらに備えることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  6. 前記第2磁場の発生手段は、ディジットラインであることを特徴とする請求項5に記載の磁気メモリ素子。
  7. 前記下部電極パッド層の厚さは、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  8. 前記上部電極パッド層の厚さは、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  9. 前記下部電極パッド層の幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  10. 前記上部電極パッド層の幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  11. 前記第1磁気トンネル接合セル上面にビットラインが連結され、前記ビットライン下面は、前記第1磁気トンネル接合セルと少なくとも300nm離れていることを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
  12. 前記上部電極パッド層と前記ビットライン下面は、少なくとも300nm離れていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  13. 前記第1トランジスタと対をなす、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成される第2トランジスタと、
    前記第1磁気トンネル接合セルと対をなす第2磁気トンネル接合セルと、
    前記第1磁場の発生手段と組をなし、前記第2磁気トンネル接合セルの局所領域に前記第2磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記第2磁気トンネル接合セルに連結された第2磁場の発生手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  14. 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第2トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  15. 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結される上部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  16. 前記第2磁場の発生手段は、一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
    一端が前記第2磁気トンネル接合セルの下面に接触しており、他端が、前記第2トランジスタに連結された下部電極パッド層と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  17. 前記下部電極パッド層の下に、前記第2磁気トンネル接合セルの全体に作用する磁場を発生させる磁場の発生手段がさらに備えられたことを特徴とする請求項14または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
  18. 前記下部電極パッド層の厚さ及び幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項14または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
  19. 前記上部電極パッド層の厚さ及び幅は、1nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
  20. 前記第2磁気トンネル接合セル上面に連結されるビットラインは、前記第2磁気トンネル接合セルと少なくとも300nm離れたことを特徴とする請求項14に記載の磁気メモリ素子。
  21. 前記上部電極パッド層と前記ビットラインは、少なくとも300nm離れたことを特徴とする請求項15または請求項16に記載の磁気メモリ素子。
  22. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  23. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結される上部電極パッド層であることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  24. 前記第1磁場の発生手段は、一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端がビットラインに連結された上部電極パッド層と、
    一端が前記第1磁気トンネル接合セルの下面に接触し、他端が前記第1トランジスタに連結された下部電極パッド層と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  25. 基板に、ゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、
    前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、
    前記第1層間絶縁層に、前記トランジスタの前記ソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、
    前記ビアホールを導電性プラグで充填させる第4工程と、
    前記第1層間絶縁層上に、前記導電性プラグと接触する第1磁場の発生手段を形成する第5工程と、
    前記導電性プラグから離れた前記第1磁場の発生手段の所定領域上に磁気トンネル接合セルを形成する第6工程と、
    を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法。
  26. 前記第1磁場の発生手段は、前記導電性プラグと前記磁気トンネル接合セルとを連結する下部電極パッド層であることを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  27. 前記下部電極パッド層の幅及び厚さを、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項26に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  28. 前記第1層間絶縁層を形成する前記第2工程は、
    前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段と直行する第2磁場の発生手段を形成する工程と、
    第1絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段を覆う第2絶縁層を形成する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  29. 第2磁場の発生手段は、前記第1磁気トンネル接合セルのハード軸方向に磁場を発生させる導電性配線であることを特徴とする請求項28に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  30. 前記第1層間絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを覆う第2層間絶縁層を形成する第7工程と、
    前記第2層間絶縁層に、前記磁気トンネル接合セル上面が露出されるビアホールを形成する第8工程と、
    前記第2層間絶縁層上に、前記ビアホールを充填するビットラインを形成する第9工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  31. 前記ビットラインは、前記磁気トンネル接合セルと前記ビットライン下面が、少なくとも300nm離れるように形成することを特徴とする請求項30に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  32. 前記第1層間絶縁層上に、前記第1磁場の発生手段を覆い、前記磁気トンネル接合セルを覆う第2層間絶縁層を形成する第7工程と、
    前記第2層間絶縁層を前記磁気トンネル接合セル上面が露出されるまで平坦化する第8工程と、
    前記第2層間絶縁層上に、前記磁気トンネル接合セルの露出された上面及び一端が接触する第2磁場の発生手段を形成する第9工程と、
    前記第2層間絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段を覆う第3層間絶縁層を形成する第10工程と、
    前記第3層間絶縁層に、前記第2磁場の発生手段の他端が露出されるビアホールを形成する第11工程と、
    前記第3層間絶縁層上に、前記第2磁場の発生手段が露出されるビアホールを充填するビットラインを形成する第12工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  33. 前記第1磁場の発生手段を、第2磁場の発生手段の真上に平行に形成することを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  34. 前記第2磁場の発生手段を、前記ビットライン下面から300nm離れるように形成することを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  35. 前記第2磁場の発生手段は、前記ビットラインと前記磁気トンネル接合セル上面とを連結する上部電極パッド層であることを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  36. 前記上部電極パッド層の幅及び厚さを、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項35に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  37. 前記トランジスタは、
    ドレインを共有する第1トランジスタ及び第2トランジスタであり、
    前記ビアホールは、
    前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの各ソースが露出される第1ビアホール及び第2ビアホールであり、
    前記導電性プラグは、
    前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールを充填する第1導電性プラグ及び第2導電性プラグであり、
    前記第1磁場の発生手段は、一端が、前記第1導電性プラグと接触する第1下部電極パッド層、及び一端が、前記第2導電性プラグと接触する第2下部電極パッド層であり、
    前記磁気トンネル接合セルは、
    前記第1下部電極パッド層の他端上に形成される第1磁気トンネル接合セル、及び前記第2下部電極パッド層の他端上に形成される第2磁気トンネル接合セルであることを特徴とする請求項25に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  38. 前記トランジスタは、
    1つのドレインを共有する第1トランジスタ及び第2トランジスタであり、
    前記ビアホールは、
    前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの各前記ソースが露出される第1ビアホール及び第2ビアホールであり、
    前記導電性プラグは、
    前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールを充填する第1導電性プラグ及び第2導電性プラグであり、
    前記第1磁場の発生手段は、
    一端が前記第1導電性プラグと接触する第1下部電極パッド層、及び一端が前記第2導電性プラグと接触する第2下部電極パッド層であり、
    前記磁気トンネル接合セルは、前記第1下部電極パッド層の他端上に形成される第1磁気トンネル接合セル、及び前記第2下部電極パッド層の他端上に形成される第2磁気トンネル接合セルであり、
    前記第2磁場の発生手段は、
    一端が前記第1磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端が前記ビットラインに連結される第1上部電極パッド層、及び一端が前記第2磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端が、前記ビットラインに連結される第2上部電極パッド層であることを特徴とする請求項32に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  39. 第1下部電極パッド層及び第2下部電極パッド層と、前記第1上部電極パッド層及び第2上部電極パッド層とを、それぞれ厚さ及び幅を同じに形成することを特徴とする請求項38に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  40. 基板にゲート電極を含むゲート積層体、ソース及びドレインにより構成されるトランジスタを形成する第1工程と、
    前記基板上に、前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層を形成する第2工程と、
    前記第1層間絶縁層に、前記トランジスタの前記ソースが露出されるビアホールを形成する第3工程と、
    前記ビアホールを導電性プラグで充填する第4工程と、
    前記第1層間絶縁層上に、前記導電性プラグ上面を覆う磁気トンネル接合セルを形成する第5工程と、
    前記第1層間絶縁層上に、前記磁気トンネル接合セルの側面を取り囲む第2層間絶縁層を形成する第6工程と、
    前記第2層間絶縁層上に、一端が前記磁気トンネル接合セル上面と接触し、他端がビットラインに連結される第1磁場の発生手段を形成する第7工程と、
    を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法。
  41. 前記第1磁場の発生手段は、
    上部電極パッド層であることを特徴とする請求項40に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  42. 前記上部電極パッド層の厚さ及び幅を、1nm以上100nm以下に形成することを特徴とする請求項41に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  43. 基板と、前記基板に形成されたトランジスタと、データが記録される磁気トンネル接合セルと、前記磁気トンネル接合セルの局所領域に前記磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、
    前記トランジスタをオン状態に維持する第1ステップと、
    前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを経る書き込み電流を印加する第2工程と、を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法。
  44. 前記第1磁場の発生手段の下に、第2磁場の発生手段をさらに備えてたことを特徴とする請求項43に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  45. 前記第2ステップにおいて、前記第2磁場の発生手段に前記書き込み電流と直交する方向に電流を流すことを特徴とする請求項44に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  46. 前記第1磁場の発生手段は、
    一端が、前記トランジスタに連結され、他端上に前記磁気トンネル接合セルが形成された下部電極パッド層、及び一端が、前記磁気トンネル接合セルの上面に接触し、他端が、ビットラインに連結された上部電極パッド層のうち、少なくとも何れかどれ一つであることを特徴とする請求項43に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  47. 基板と、前記基板に形成されたトランジスタと、前記トランジスタとビットラインとの間に備えられて、データが記録される磁気トンネル接合セルと、前記磁気トンネル接合セルの局所領域に前記磁気トンネル接合セルの磁気分極を反転させることが可能な程度の磁場を発生させるように、前記磁気トンネル接合セルに連結された第1磁場の発生手段と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、
    前記トランジスタをオン状態に維持する第1ステップと、
    前記ビットラインと前記トランジスタとの間に、前記第1磁場の発生手段及び前記磁気トンネル接合セルを経る読み取り電流を流す第2ステップと、を含み、
    前記読み取り電流は、前記磁気トンネル接合セルにデータの記録に必要な最小の書き込み電流より小さく流すことを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法。
  48. 前記第1磁場の発生手段の下に、第2磁場の発生手段をさらに備えたことを特徴とする請求項47に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  49. 前記第2ステップにおいて、前記第2磁場の発生手段に前記書き込み電流と直交する方向に電流を流すことを特徴とする請求項48に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  50. 一端が前記トランジスタに連結され、他端上に前記磁気トンネル接合セルが形成された下部電極パッド層、または一端が前記磁気トンネル接合セル上面に接触し、他端が前記ビットラインに連結された上部電極パッド層であることを特徴とする請求項47に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
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