JP2006164704A - ワイヤハーネスの組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業の効率の低下などを抑制でき、コストの高騰を抑制できるワイヤハーネスの組立方法を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスはベースハーネス20とサブハーネス21a,21b,21cのうちいずれかを備えている。べースハーネス20はワイヤハーネスの異なる品番間で共通である。サブハーネス21a,21b,21cはワイヤハーネスの異なる品番毎に設けられ助手席のドアに取り付けられる電子機器に信号を供給し互いに長さが異なる。複数種のサブハーネス21a,21b,21cから一つを選択して該選択したものとベースハーネス20とを組み付けてワイヤハーネスを組み立てる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車などに搭載される各電子機器に電力を供給するためなどに用いられるワイヤハーネスの組立方法に関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。このため、自動車は、前記電子機器に電力を供給するために、ワイヤハーネスを配索している。
ワイヤハーネスは、複数の電線とコネクタなどからなる。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆した絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。コネクタは、電線の端末などに取り付けられかつ芯線と接続する端子金具と、該端子金具を収容する箱状のコネクタハウジングとを備えている。前記ワイヤハーネスのコネクタは、電気接続箱のコネクタや各電子機器のコネクタ、電源などと接続する。
前述した自動車としてのトラックのキャブに配索されるワイヤハーネスは、トラックの大きさ(車種)が異なって前記キャブの幅が異なると、当然長さが異なる。この場合、従来のワイヤハーネスでは、トラックの大きさ(車種)即ち前記キャブの幅毎に品番を設けてきた。即ち、前記キャブの幅毎に配索されるワイヤハーネスが異なっていた。
前述した従来のワイヤハーネスは、キャブの幅毎にワイヤハーネスの品番を設けていたため、ワイヤハーネスの品番が多くなっていた。このため、ワイヤハーネスの組立ラインにおける組立作業が繁雑となって、ワイヤハーネスの組立作業の効率が低下する傾向であった。
また、組み立てるワイヤハーネスの品番が多くなるため、ワイヤハーネスの各構成部品自体のコストが高騰する傾向であった。このように、前述した従来のワイヤハーネスは、コストが高騰する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、組立作業の効率の低下などを抑制でき、コストの高騰を抑制できるワイヤハーネスの組立方法を提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスの組立方法は、自動車のボディと、該ボディに回動自在に設けられたドアとに亘って配索されるワイヤハーネスの組立方法において、前記ワイヤハーネスは、前記ボディに取り付けられる電子機器に信号を供給するとともに、前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、長さが等しいベースハーネスと、前記ベースハーネスに組み付けられて前記ボディに取り付けられ、かつ助手席のドアに取り付けられる電子機器に信号を供給するとともに、前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、互いに長さが異なるサブハーネスと、を備え、長さが異なる複数種の前記サブハーネスを生産しておき、これら複数種のサブハーネスから組み立てるワイヤハーネスが配索されるボディの幅に応じた長さのサブハーネスを選択して、該サブハーネスを前記ベースハーネスと組み付けて前記ワイヤハーネスを組み立てることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネスの組立方法は、請求項1に記載のワイヤハーネスの組立方法において、前記ワイヤハーネスが、前記ドアに取り付けられて、前記サブハーネスと前記ドアに取り付けられる電子機器との双方に接続し、かつ前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、互いに長さが異なるドアハーネスを備え、長さが異なる複数種の前記ドアハーネスを生産しておき、これら複数種のドアハーネスから組み立てるワイヤハーネスが配索されるボディの幅に応じた長さのドアハーネスを選択して、該ドアハーネスを前記サブハーネスと接続して、前記ワイヤハーネスを組み立てることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のワイヤハーネスの組立方法によれば、サブハーネスをキャブの幅毎に設け、車種が異なってもベースハーネスを共通化する。したがって、異なる品番のワイヤハーネス間で部品の共通化を図ることができる。
請求項2に記載した本発明のワイヤハーネスの組立方法によれば、キャブの幅毎に設けられたドアハーネスを備えているので、品番毎にドアに取り付けられるドアハーネスが変更されるワイヤハーネス間の部品の共通化を図ることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、異なる品番のワイヤハーネス間で部品の共通化を図ることができるので、品番が異なるワイヤハーネス間で、組み立て工程を共通化することができ、組立作業が繁雑となることを防止できる。したがって、ワイヤハーネスの組立作業の効率を向上させることができる。
また、異なる品番のワイヤハーネス間で部品の共通化を図ることができるので、量産効果により、ワイヤハーネスの各部品のコストを低減できる。したがって、ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
請求項2に記載の本発明は、品番毎にドアに取り付けられるドアハーネスが変更されるワイヤハーネス間の部品の共通化を図ることができる。このため、量産効果により、ワイヤハーネスの各部品のコストを低減できる。したがって、ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスの組立方法を、図1ないし図4を参照して説明する。本発明のワイヤハーネスの組立方法は、図1に示す第1ワイヤハーネス1と、図2に示す第2ワイヤハーネス2と、図3に示す第3ワイヤハーネス3とを組み立てる方法である。
前記第1ないし第3ワイヤハーネス1,2,3は、自動車としてのトラックのキャブ4,5,6(cab、運転台ともいう)のボディ7,8,9と、該ボディ7,8,9に回動自在に設けられるドア10,11,12とに亘って、配索される。前述したトラックのキャブ4,5,6は、例えば小型トラック、中型トラック、大型トラックなどと車種が異なると、その幅H1,H2,H3(図1ないし図3に示し、ボディ7,8,9の幅に相当する)が互いに異なる。
図1に示すキャブ4は、小型トラックのキャブであり、図2に示すキャブ5は、中型トラックのキャブであり、図3に示すキャブ6は、大型トラックのキャブである。また、勿論、図1に示すキャブ4の幅H1より図2に示すキャブ5の幅H2が長く、図2に示すキャブ5の幅H2より図3に示すキャブ6の幅H3が長くなっている。
また、前述したキャブ4,5,6のボディ7,8,9のインストルメントパネル13(以下、インパネと呼ぶ)の裏側(該インパネ13よりトラックの前方)に、計器装置14、空調装置15及びECU(Electronic Control Unit)16などの電子機器が取り付けられる。計器装置14は、勿論、自動車の運転者に車速やエンジン回転数などの各種の情報を表示する。空調装置15は、キャブ4,5,6内を冷暖房する。ECU16は、各種の電子機器の制御を司る。計器装置14、空調装置15及びECU16は、ボディ7,8,9に取り付けられる電子機器をなしている。
また、運転席のドア10,11,12(以下、符号10a,11a,12aで示す)と助手席のドア10,11,12(以下、符号10b,11b,12bで示す)とには、それぞれ、ドアロックモータ17、パワーウィンドモータ18及びスイッチ装置19などの各種の電子機器が取り付けられている。ドアロックモータ17は、ドア10a,10b,11a,11b,12a,12bをロック、アンロックする。パワーウィンドモータ18は、ドア10a,10b,11a,11b,12a,12bの窓を開閉する。スイッチ装置19は、ドア10a,10b,11a,11b,12a,12bのロック、アンロックや、窓を開閉などの各種の操作の際に用いられる。なお、ドアロックモータ17、パワーウィンドモータ18及びスイッチ装置19は、ドア10a,10b,11a,11b,12a,12bに取り付けられる電子機器をなしている。
前述したキャブ4,5,6が異なっても即ち前述した車種が異なっても、前述した計器装置14、空調装置15、ECU16、モータ17,18及びスイッチ装置19が同じである。即ち、異なる車種間で、前述した計器装置14、空調装置15、ECU16、モータ17,18及びスイッチ装置19などの電子機器が同じである。さらに、キャブ4,5,6が異なっても即ち前述した車種が異なっても、ボディ7,8,9に取り付けられる前述した計器装置14、空調装置15及びECU16間の相対的な位置関係が同じである。即ち、異なる車種間で、ボディ7,8,9に取り付けられる計器装置14、空調装置15及びECU16間の相対的な位置関係が同じである。前述した第1ないし第3ワイヤハーネス1,2,3は、前述した計器装置14、空調装置15、ECU16、モータ17,18及びスイッチ装置19同士を予め定められたパターンにしたがって、互いに接続する。
第1ワイヤハーネス1は、図1に示すように、ベースハーネス20と、第1サブハーネス21aと、運転席用第1ドアハーネス22aと、助手席用第1ドアハーネス23aと、を備えている。前述したハーネス20,21a,22a,23aは、それぞれ、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
ベースハーネス20は、前述したインパネ13の裏側に配され、ボディ7に取り付けられる。ベースハーネス20は、計器装置14、空調装置15及びECU16に接続して、これらに所望の信号などを供給する。
第1サブハーネス21aは、前述したキャブ4の幅H1に応じた長さに形成されている。第1サブハーネス21aは、前述したインパネ13の裏側に配され、かつ前記ベースハーネス20と束ねられるなどして、前記ベースハーネス20と組み付けられる。このとき、ベースハーネス20の所望の電線と第1サブハーネス21aの所望の電線とが互いに接続される。第1サブハーネス21aは、ボディ7に取り付けられる。
第1サブハーネス21aは、運転席用第1ドアハーネス22aと助手席用第1ドアハーネス23aとの双方と接続して、これらのドアハーネス22a,23aを介して、前述したドア10a,10bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19に所望の信号を供給する。
運転席用第1ドアハーネス22aは、前述したボディ7に取り付けられる運転席のドア10aに応じた長さに形成されている。運転席用第1ドアハーネス22aは、運転席のドア10aに取り付けられるとともに、前述した第1サブハーネス21aと接続する。さらに、運転席用第1ドアハーネス22aは、前述した運転席のドア10aに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
助手席用第1ドアハーネス23aは、前述したボディ7に取り付けられる助手席のドア10bに応じた長さに形成されている。助手席用第1ドアハーネス23aは、助手席のドア10bに取り付けられるとともに、前述した第1サブハーネス21aと接続する。さらに、助手席用第1ドアハーネス23aは、前述した助手席のドア10bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
次に、第2ワイヤハーネス2の構成を説明する。尚、前述した第1ワイヤハーネス1と同一部分には、同一符号を付して説明する。第2ワイヤハーネス2は、図2に示すように、ベースハーネス20と、第2サブハーネス21bと、運転席用第2ドアハーネス22bと、助手席用第2ドアハーネス23bと、を備えている。前述したハーネス20,21b,22b,23bは、それぞれ、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
第2ワイヤハーネス2のベースハーネス20は、その構成が、全て前述した第1ワイヤハーネス1のベースハーネス20と同一である。第2ワイヤハーネス2のベースハーネス20は、第1ワイヤハーネス1と同様に、前述したインパネ13の裏側に配され、かつボディ8に取り付けられるとともに、計器装置14、空調装置15及びECU16に接続して、これらに所望の信号などを供給する。
第2サブハーネス21bは、前述したキャブ5の幅H2に応じた長さに形成されている。第2サブハーネス21bは、前述したインパネ13の裏側に配され、かつ前記ベースハーネス20と束ねられるなどして、前記ベースハーネス20と組み付けられる。このとき、ベースハーネス20の所望の電線と第2サブハーネス21bの所望の電線とが互いに接続される。第2サブハーネス21bは、ボディ8に取り付けられる。
第2サブハーネス21bは、運転席用第2ドアハーネス22bと助手席用第2ドアハーネス23bとの双方と接続して、これらのドアハーネス22b,23bを介して、前述したドア11a,11bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19に所望の信号を供給する。
運転席用第2ドアハーネス22bは、前述したボディ8に取り付けられる運転席のドア11aに応じた長さに形成されている。運転席用第2ドアハーネス22bは、運転席のドア11aに取り付けられるとともに、前述した第2サブハーネス21bと接続する。さらに、運転席用第2ドアハーネス22bは、前述した運転席のドア11aに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
助手席用第2ドアハーネス23bは、前述したボディ8に取り付けられる助手席のドア11bに応じた長さに形成されている。助手席用第2ドアハーネス23bは、助手席のドア11bに取り付けられるとともに、前述した第2サブハーネス21bと接続する。さらに、助手席用第2ドアハーネス23bは、前述した助手席のドア11bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と接続して、これらに必要な信号などを供給する。
次に、第3ワイヤハーネス3の構成を説明する。尚、前述した第1及び第2ワイヤハーネス1,2と同一部分には、同一符号を付して説明する。第3ワイヤハーネス3は、図3に示すように、ベースハーネス20と、第3サブハーネス21cと、運転席用第3ドアハーネス22cと、助手席用第3ドアハーネス23cと、を備えている。前述したハーネス20,21c,22c,23cは、それぞれ、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
第3ワイヤハーネス3のベースハーネス20は、その構成が、全て前述した第1及び第2ワイヤハーネス1,2のベースハーネス20と同一である。第3ワイヤハーネス3のベースハーネス20は、第1及び第2ワイヤハーネス1,2と同様に、前述したインパネ13の裏側に配され、かつボディ9に取り付けられるとともに、計器装置14、空調装置15及びECU16に接続して、これらに所望の信号などを供給する。
第3サブハーネス21cは、前述したキャブ6の幅H3に応じた長さに形成されている。第3サブハーネス21cは、前述したインパネ13の裏側に配され、かつ前記ベースハーネス20と束ねられるなどして、前記ベースハーネス20と組み付けられる。このとき、ベースハーネス20の所望の電線と第3サブハーネス21cの所望の電線とが互いに接続される。第3サブハーネス21cは、ボディ9に取り付けられる。
第3サブハーネス21cは、運転席用第3ドアハーネス22cと助手席用第3ドアハーネス23cとの双方と接続して、これらのドアハーネス22c,23cを介して、前述したドア12a,12bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19に所望の信号を供給する。
運転席用第3ドアハーネス22cは、前述したボディ9に取り付けられる運転席のドア12aに応じた長さに形成されている。運転席用第3ドアハーネス22cは、運転席のドア12aに取り付けられるとともに、前述した第3サブハーネス21cと接続する。さらに、運転席用第3ドアハーネス22cは、前述した運転席のドア12aに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
助手席用第3ドアハーネス23cは、前述したボディ9に取り付けられる助手席のドア12bに応じた長さに形成されている。助手席用第3ドアハーネス23cは、助手席のドア12bに取り付けられるとともに、前述した第3サブハーネス21cと接続する。さらに、助手席用第3ドアハーネス23cは、前述した助手席のドア12bに取り付けられたモータ17,18及びスイッチ装置19と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
前述した第1サブハーネス21aと、第2サブハーネス21bと、第3サブハーネス21cとは、前述したトラックの車種毎に異なるボディ7,8,9の幅H1,H2,H3に応じた長さとなっている。このため、前述した第1サブハーネス21aと、第2サブハーネス21bと、第3サブハーネス21cとは、互いに長さが異なる。即ち、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21cは、ボディ7,8,9の幅H1,H2,H3が異なるトラックに配索されるワイヤハーネス1,2,3間で、互いに長さが異なる。なお、勿論、第1サブハーネス21aより第2サブハーネス21bが長く、第2サブハーネス21bより第3サブハーネス21cが長くなっている。
前述した運転席用第1ドアハーネス22aと、運転席用第2ドアハーネス22bと、運転席用第3ドアハーネス22cとは、前述したトラックの車種毎に異なる運転席のドア10a,11a,12aの幅に応じた長さとなっている。このため、前述した運転席用第1ドアハーネス22aと、運転席用第2ドアハーネス22bと、運転席用第3ドアハーネス22cとは、互いに長さが異なる。即ち、運転席用第1ないし第3ドアハーネス22a,22b,22cは、ボディ7,8,9の幅H1,H2,H3が異なるトラックに配索されるワイヤハーネス1,2,3間で、互いに長さが異なる。なお、勿論、運転席用第1ドアハーネス22aより運転席用第2ドアハーネス22bが長く、運転席用第2ドアハーネス22bより運転席用第3ドアハーネス22cが長くなっている。
前述した助手席用第1ドアハーネス23aと、助手席用第2ドアハーネス23bと、助手席用第3ドアハーネス23cとは、前述したトラックの車種毎に異なる助手席のドア10b,11b,12bの幅に応じた長さとなっている。このため、前述した助手席用第1ドアハーネス23aと、助手席用第2ドアハーネス23bと、助手席用第3ドアハーネス23cとは、互いに長さが異なる。即ち、助手席用第1ないし第3ドアハーネス23a,23b,23cは、ボディ7,8,9の幅H1,H2,H3が異なるトラックに配索されるワイヤハーネス1,2,3間で、互いに長さが異なる。なお、勿論、助手席用第1ドアハーネス23aより助手席用第2ドアハーネス23bが長く、助手席用第2ドアハーネス23bより助手席用第3ドアハーネス23cが長くなっている。
前述した第1ないし第3ワイヤハーネス1,2,3を、以下のように組み立てる。まず、所望の品番の長尺の電線を所望の長さに切断し、該電線の両端などに端子金具を取り付け、該端子金具をコネクタハウジング内に挿入するなどして、前述したベースハーネス20、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21cを組み立てる。このとき、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21cを前述したキャブ4,5,6の幅H1,H2,H3に応じた長さにしておく。
また、前述したベースハーネス20、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21cと同様に、運転席用第1ないし第3ドアハーネス22a,22b,22c及び助手席用第1ないし第3ドアハーネス23a,23b,23cを組み立てる。これらの運転席用第1ないし第3ドアハーネス22a,22b,22c及び助手席用第1ないし第3ドアハーネス23a,23b,23cも、同様に、運転席のドア10a,11a,12a及び助手席のドア10b,11b,12bの幅に応じた長さにしておく。
このように、図4に示すように、ベースハーネス20、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21c、運転席用第1ないし第3ドアハーネス22a,22b,22c及び助手席用第1ないし第3ドアハーネス23a,23b,23cを組み立てる。
そして、第1ワイヤハーネス1を組み立てる際には、第1ないし第3サブハーネス21a,21b,21cから第1サブハーネス21aを選択し、該第1サブハーネス21aとベースハーネス20とを互いに組み付ける。さらに、運転席用第1ないし第3ドアハーネス22a,22b,22c及び助手席用第1ないし第3ドアハーネス23a,23b,23cから運転席用第1ドアハーネス22a及び助手席用第1ドアハーネス23aを選択し、該ドアハーネス22a,23aを運転席のドア10a及び助手席のドア10bに組み付ける。さらに、互いに組み付けられたベースハーネス20及び第1サブハーネス21aをキャブ4即ちボディ7に取り付けて、第1サブハーネス21aと、運転席用第1ドアハーネス22a及び助手席用第1ドアハーネス23aとを接続する。こうして、第1ワイヤハーネス1を組み立てるとともに、該第1ワイヤハーネス1を配索する。
また、第2及び第3ワイヤハーネス2,3を組み立てる際には、前述した第1ワイヤハーネス1と同様に、第2及び第3サブハーネス21b,21cを選択し、該第2及び第3サブハーネス21b,21cとベースハーネス20とを互いに組み付ける。さらに、運転席用第2及び第3ドアハーネス22b,22cを選択し、該運転席用ドアハーネス22b,22cを運転席のドア11a,12aに組み付ける。助手席用第2及び第3ドアハーネス23b,23cを選択し、該助手席用ドアハーネス23b,23cを助手席のドア11b,11cに組み付ける。
そして、互いに組み付けられたベースハーネス20及び第2サブハーネス21bをキャブ5即ちボディ8に取り付けて、第2サブハーネス21bと、運転席用第2ドアハーネス22b及び助手席用第2ドアハーネス23bとを接続する。さらに、互いに組み付けられたベースハーネス20及び第3サブハーネス21cをキャブ6即ちボディ9に取り付けて、第3サブハーネス21cと、運転席用第3ドアハーネス22c及び助手席用第3ドアハーネス23cとを接続する。こうして、第2及び第3ワイヤハーネス2,3を組み立てるとともに、該第2及び第3ワイヤハーネス2,3を配索する。
このように、本実施形態では、トラックの車種毎に異なるボディ7,8,9の幅H1,H2,H3に応じて、長さが互いに異なる複数種のサブハーネス21a,21b,21cを生産しておく。複数種のサブハーネス21a,21b,21cから組み立てるワイヤハーネス1,2,3が配索されるボディ7,8,9の幅H1,H2,H3に応じた長さのサブハーネス21a,21b,21cを選択して、該サブハーネス21a,21b,21cを前記ベースハーネス20と組み付けて前記ワイヤハーネス1,2,3を組み立てる。さらに、本実施形態では、トラックの車種毎に異なるボディ7,8,9の幅H1,H2,H3に応じて、長さが互いに異なる複数種のドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cを生産しておく。複数種のドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cから組み立てるワイヤハーネス1,2,3が配索されるボディ7,8,9の幅H1,H2,H3に応じた長さのドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cを選択して、該ドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cを前記サブハーネス21a,21b,21cと接続して、前記ワイヤハーネス1,2,3を組み立てる。
本実施形態によれば、キャブ4,5,6の幅H1,H2,H3が異なっても同一のベースハーネス20と、キャブ4,5,6の幅H1,H2,H3毎に長さの異なるサブハーネス21a,21b,21cと、を設けている。このため、車種が異なっても、ベースハーネス20を共通化することができ、異なる品番のワイヤハーネス1,2,3間で部品の共通化を図ることができる。
このため、品番が異なるワイヤハーネス1,2,3間で、組み立て工程を共通化することができ、組立作業が繁雑となることを防止でき、ワイヤハーネス1,2,3の組立作業の効率を向上させることができる。
また、異なる品番のワイヤハーネス1,2,3間で部品の共通化を図ることができるので、量産効果により、ワイヤハーネス1,2,3の各部品のコストを低減できる。したがって、ワイヤハーネス1,2,3のコストの高騰を抑制できる。
キャブ4,5,6の幅H1,H2,H3毎に長さの異なるドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cを設けている。車種毎にドアハーネス22a,22b,22c,23a,23b,23cが異なるワイヤハーネス1,2,3間でベースハーネス20を共通化することで、ワイヤハーネス1,2,3間の部品の共通化を図ることができる。したがって、量産効果により、ワイヤハーネス1,2,3の各部品のコストをより低減でき、ワイヤハーネス1,2,3のコストの高騰をより抑制できる。
前述した実施形態では、自動車としてトラックを示している。しかしながら、本発明は、トラックに限らず乗用車などの種々の形態の自動車に適用することができる。さらに、前述した実施形態では、小型トラック、中型トラック及び大型トラックなどの車種が異なる場合を示している。しかしながら、本発明では、如何なる車種が異なる場合であっても、全幅同士が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で共通化されるベースハーネス20と、非共通化されるサブハーネス21a,21b,21cを設ければ良い。
また、本発明では、ドアロックモータ17,パワーウィンドモータ18,スイッチ装置19以外の電子機器をドア10a,10b,11a,11b,12a,12bに取り付けても良い。更に、計器装置14,空調装置15,ECU16以外の電子機器をボディ7,8,9に取り付けても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる組立方法で組み立てる第1ワイヤハーネスの概略の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる組立方法で組み立てる第2ワイヤハーネスの概略の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる組立方法で組み立てる第3ワイヤハーネスの概略の構成を示す説明図である。 図1ないし図3に示されたワイヤハーネスを構成する各サブハーネスの概略の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 第1ワイヤハーネス
2 第2ワイヤハーネス
3 第2ワイヤハーネス
7,8,9 ボディ
10,11,12 ドア
10a,11a,12a 運転席のドア
10b,11b,12b 助手席のドア
14 計器装置(電子機器)
15 空調装置(電子機器)
16 ECU(電子機器)
17 ドアロックモータ(電子機器)
18 パワーウィンドモータ(電子機器)
19 スイッチ装置(電子機器)
20 ベースハーネス
21a 第1サブハーネス
21b 第2サブハーネス
21c 第3サブハーネス
22a 運転席用第1ドアハーネス
22b 運転席用第2ドアハーネス
22c 運転席用第3ドアハーネス
23a 助手席用第1ドアハーネス
23b 助手席用第2ドアハーネス
23c 助手席用第3ドアハーネス
H1,H2,H3 キャブの幅(ボディの幅)

Claims (2)

  1. 自動車のボディと、該ボディに回動自在に設けられたドアとに亘って配索されるワイヤハーネスの組立方法において、
    前記ワイヤハーネスは、
    前記ボディに取り付けられる電子機器に信号を供給するとともに、前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、長さが等しいベースハーネスと、
    前記ベースハーネスに組み付けられて前記ボディに取り付けられ、かつ助手席のドアに取り付けられる電子機器に信号を供給するとともに、前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、互いに長さが異なるサブハーネスと、を備え、
    長さが異なる複数種の前記サブハーネスを生産しておき、
    これら複数種のサブハーネスから組み立てるワイヤハーネスが配索されるボディの幅に応じた長さのサブハーネスを選択して、該サブハーネスを前記ベースハーネスと組み付けて前記ワイヤハーネスを組み立てることを特徴とするワイヤハーネスの組立方法。
  2. 前記ワイヤハーネスが、前記ドアに取り付けられて、前記サブハーネスと前記ドアに取り付けられる電子機器との双方に接続し、かつ前記ボディの幅が異なる自動車に配索されるワイヤハーネス間で、互いに長さが異なるドアハーネスを備え、
    長さが異なる複数種の前記ドアハーネスを生産しておき、
    これら複数種のドアハーネスから組み立てるワイヤハーネスが配索されるボディの幅に応じた長さのドアハーネスを選択して、該ドアハーネスを前記サブハーネスと接続して、前記ワイヤハーネスを組み立てることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネスの組立方法。
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