JPH08258642A - 自動車の配線構造 - Google Patents
自動車の配線構造Info
- Publication number
- JPH08258642A JPH08258642A JP7064314A JP6431495A JPH08258642A JP H08258642 A JPH08258642 A JP H08258642A JP 7064314 A JP7064314 A JP 7064314A JP 6431495 A JP6431495 A JP 6431495A JP H08258642 A JPH08258642 A JP H08258642A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- harness
- panel unit
- wiring structure
- automobile
- main line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ハーネスの細径化が有効に行われるとともに、
パネルユニットへの通線作業を容易かつ効率的に遂行可
能にする。 【構成】パネルユニット10の通線経路に沿って通線さ
れる第1および第2ハーネス幹線部26、28と、前記
パネルユニット10の左右両端に装着され、前記第1お
よび第2ハーネス幹線部26、28を結合自在な第1お
よび第2ジョイントボックス30、32とを備える。こ
れにより、ハーネス全体の製造工程が簡素化するととも
に、パネルユニット10への通線作業が容易に遂行され
る。
パネルユニットへの通線作業を容易かつ効率的に遂行可
能にする。 【構成】パネルユニット10の通線経路に沿って通線さ
れる第1および第2ハーネス幹線部26、28と、前記
パネルユニット10の左右両端に装着され、前記第1お
よび第2ハーネス幹線部26、28を結合自在な第1お
よび第2ジョイントボックス30、32とを備える。こ
れにより、ハーネス全体の製造工程が簡素化するととも
に、パネルユニット10への通線作業が容易に遂行され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インストルメントパネ
ルおよびエアコンディショナ等の部品が一体的に組み付
けられたパネルユニットに、ハーネスを配線するための
自動車の配線構造に関する。
ルおよびエアコンディショナ等の部品が一体的に組み付
けられたパネルユニットに、ハーネスを配線するための
自動車の配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の組立ラインにおいて、
ボデイの室内側には、エアコンディショナ、ABSEC
U、エンジンECU、EAT、ピラーパイプ、ダクトお
よびインストルメントパネル等の種々の部品が順次組み
付けられている。このため、組み付け作業の簡素化およ
び効率化を図るため、この種の部品が一体的に取り付け
られたパネルユニットを用意し、このパネルユニットを
ボデイのダッシュボードに取り付けるように構成するこ
とが考えられる。
ボデイの室内側には、エアコンディショナ、ABSEC
U、エンジンECU、EAT、ピラーパイプ、ダクトお
よびインストルメントパネル等の種々の部品が順次組み
付けられている。このため、組み付け作業の簡素化およ
び効率化を図るため、この種の部品が一体的に取り付け
られたパネルユニットを用意し、このパネルユニットを
ボデイのダッシュボードに取り付けるように構成するこ
とが考えられる。
【0003】ところで、パネルユニットの各部に配置さ
れたスイッチ、メータ、ヒータユニットおよび照明等の
各種部品を電気的に接続して機能させるために、このパ
ネルユニットにワイヤハーネス(以下、ハーネスとい
う)を通線する必要がある。このハーネスは、電気回路
を構成する1本ずつの電線の集合束であり、部品数が多
くなるに伴ってこのハーネスの回路数および分岐が増大
し、該ハーネスの製造作業が複雑化するとともに、コス
トアップが惹起され易い。
れたスイッチ、メータ、ヒータユニットおよび照明等の
各種部品を電気的に接続して機能させるために、このパ
ネルユニットにワイヤハーネス(以下、ハーネスとい
う)を通線する必要がある。このハーネスは、電気回路
を構成する1本ずつの電線の集合束であり、部品数が多
くなるに伴ってこのハーネスの回路数および分岐が増大
し、該ハーネスの製造作業が複雑化するとともに、コス
トアップが惹起され易い。
【0004】そこで、特公昭57−34132号公報に
開示されているように、自動車のエンジンルーム内と計
器盤付近にそれぞれ設けられ複数個のリレーと短絡保護
手段が収納された接続ブロックと、この接続ブロック相
互間を接続し前記複数個のリレーにそれぞれ接続される
複数本の信号線と車載電源に接続された電力線とを含み
枝線の少ない幹部配線と、前記接続ブロックから蛸足状
にコネクタを介して配線され各所の電装品に通電する支
部配線と、を備えた自動車用配線装置が知られており、
この種の技術を採用することが考えられる。
開示されているように、自動車のエンジンルーム内と計
器盤付近にそれぞれ設けられ複数個のリレーと短絡保護
手段が収納された接続ブロックと、この接続ブロック相
互間を接続し前記複数個のリレーにそれぞれ接続される
複数本の信号線と車載電源に接続された電力線とを含み
枝線の少ない幹部配線と、前記接続ブロックから蛸足状
にコネクタを介して配線され各所の電装品に通電する支
部配線と、を備えた自動車用配線装置が知られており、
この種の技術を採用することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術をパネルユニットにおけるハーネス配線構造と
して採用しようとすると、計器盤付近に対応して車体側
に接続ブロックが配置されるため、前記パネルユニット
をダッシュボードに取り付けた後、前記接続ブロックと
前記ハーネスの結線作業を行わなければならず、この結
線作業が相当に煩雑なものとなってしまう。
従来技術をパネルユニットにおけるハーネス配線構造と
して採用しようとすると、計器盤付近に対応して車体側
に接続ブロックが配置されるため、前記パネルユニット
をダッシュボードに取り付けた後、前記接続ブロックと
前記ハーネスの結線作業を行わなければならず、この結
線作業が相当に煩雑なものとなってしまう。
【0006】しかも、自動車に装着される電装部品の種
類並びに数は、近年、飛躍的に増大しており、これに伴
ってハーネス自体の直径が大きなものとなってしまう。
これにより、パネルユニット内の比較的狭小な通線スペ
ースにハーネスを組み付ける作業が相当に困難なものと
なるという問題が指摘されている。
類並びに数は、近年、飛躍的に増大しており、これに伴
ってハーネス自体の直径が大きなものとなってしまう。
これにより、パネルユニット内の比較的狭小な通線スペ
ースにハーネスを組み付ける作業が相当に困難なものと
なるという問題が指摘されている。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、ハーネスの細径化が有効に行われるとともに、パ
ネルユニットへの通線作業が容易かつ効率的に遂行可能
な自動車の配線構造を提供することを目的とする。
あり、ハーネスの細径化が有効に行われるとともに、パ
ネルユニットへの通線作業が容易かつ効率的に遂行可能
な自動車の配線構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、インストルメントパネルおよびエアコ
ンディショナ等の部品が一体的に組み付けられたパネル
ユニットに、ハーネスを配線するための自動車の配線構
造であって、前記パネルユニットの通線経路に沿って通
線される2本以上のハーネス幹線部と、前記パネルユニ
ットの左右両端に装着され、前記各ハーネス幹線部を結
合自在なヒューズ付きジョイントボックスと、を備える
ことを特徴とする。
めに、本発明は、インストルメントパネルおよびエアコ
ンディショナ等の部品が一体的に組み付けられたパネル
ユニットに、ハーネスを配線するための自動車の配線構
造であって、前記パネルユニットの通線経路に沿って通
線される2本以上のハーネス幹線部と、前記パネルユニ
ットの左右両端に装着され、前記各ハーネス幹線部を結
合自在なヒューズ付きジョイントボックスと、を備える
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の本発明に係る自動車の配線構造では、パ
ネルユニットに通線されるハーネスが2本以上のハーネ
ス幹線部に分割されるため、このハーネス幹線部が細径
化される。さらに、パネルユニットの両端にジョイント
ボックスが配置されるため、ハーネス幹線部内にジョイ
ントコネクタを用いる必要がなく、該ハーネス幹線部が
部分的に大径化することがない。これにより、ハーネス
全体の製造工程が簡素化するとともに、ハーネス幹線部
をパネルユニットの通線スペース内に容易に通線するこ
とが可能になる。
ネルユニットに通線されるハーネスが2本以上のハーネ
ス幹線部に分割されるため、このハーネス幹線部が細径
化される。さらに、パネルユニットの両端にジョイント
ボックスが配置されるため、ハーネス幹線部内にジョイ
ントコネクタを用いる必要がなく、該ハーネス幹線部が
部分的に大径化することがない。これにより、ハーネス
全体の製造工程が簡素化するとともに、ハーネス幹線部
をパネルユニットの通線スペース内に容易に通線するこ
とが可能になる。
【0010】また、パネルユニットにハーネス幹線部が
通線されるとともに、このパネルユニットの両端にジョ
イントボックスが装着されるため、前記ハーネス幹線部
と前記ジョイントボックスとの結合作業が容易に遂行さ
れる。
通線されるとともに、このパネルユニットの両端にジョ
イントボックスが装着されるため、前記ハーネス幹線部
と前記ジョイントボックスとの結合作業が容易に遂行さ
れる。
【0011】
【実施例】本発明に係る自動車の配線構造について実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0012】図1において、参照数字10は、本実施例
に係る配線構造が採用されるパネルユニットを示す。パ
ネルユニット10は、ピラーパイプ12を一体化した強
度部材14を備え、この強度部材14には、部品である
インストルメントパネル16と、エアコンユニット18
と、SRSユニット20と、エンジンECU、ABSE
CU、EATおよびTCSを集中配置した制御ユニット
22等が予め一体的に組み付けられており、このパネル
ユニット10に、第1の実施例に係る配線構造24が組
み込まれる。
に係る配線構造が採用されるパネルユニットを示す。パ
ネルユニット10は、ピラーパイプ12を一体化した強
度部材14を備え、この強度部材14には、部品である
インストルメントパネル16と、エアコンユニット18
と、SRSユニット20と、エンジンECU、ABSE
CU、EATおよびTCSを集中配置した制御ユニット
22等が予め一体的に組み付けられており、このパネル
ユニット10に、第1の実施例に係る配線構造24が組
み込まれる。
【0013】配線構造24は、パネルユニット10の通
線経路に沿って通線される複数本、例えば、2本の第1
および第2ハーネス幹線部26、28と、前記パネルユ
ニット10の左右両端に装着され、前記第1および第2
ハーネス幹線部26、28を結合自在な第1および第2
ジョイントボックス30、32とを備える(図1および
図2参照)。
線経路に沿って通線される複数本、例えば、2本の第1
および第2ハーネス幹線部26、28と、前記パネルユ
ニット10の左右両端に装着され、前記第1および第2
ハーネス幹線部26、28を結合自在な第1および第2
ジョイントボックス30、32とを備える(図1および
図2参照)。
【0014】第1ジョイントボックス30は、ドライバ
サイド側に対応するとともに、第2ジョイントボックス
32は、アシスタントサイド側に対応している。図3に
示すように、この第1および第2ジョイントボックス3
0、32は、メインヒューズ34a〜34cと複数のミ
ニヒューズ36と複数のコネクタ部38とを有してい
る。
サイド側に対応するとともに、第2ジョイントボックス
32は、アシスタントサイド側に対応している。図3に
示すように、この第1および第2ジョイントボックス3
0、32は、メインヒューズ34a〜34cと複数のミ
ニヒューズ36と複数のコネクタ部38とを有してい
る。
【0015】第2ジョイントボックス30は、図4に示
すように、制御ユニット22に略平行して強度部材14
を構成するサイドブラケット部14aに固定される構造
や、図5に示すように、前記制御ユニット22に直交し
て前記サイドブラケット14aに保持される構造を有し
ており、グローボックス(図示せず)を外してメンテナ
ンスを行うことが可能になっている。
すように、制御ユニット22に略平行して強度部材14
を構成するサイドブラケット部14aに固定される構造
や、図5に示すように、前記制御ユニット22に直交し
て前記サイドブラケット14aに保持される構造を有し
ており、グローボックス(図示せず)を外してメンテナ
ンスを行うことが可能になっている。
【0016】図1および図2に示すように、第1ハーネ
ス幹線部26は、第1および第2ジョイントボックス3
0、32のコネクタ部38に接続されるとともに、その
途上に、制御ユニット22を構成するユニット部22a
に接続された分岐部40aと、操作スイッチ42に接続
された分岐部40bと、アクチュエータ(図示せず)に
接続された分岐部40c、40dとを有している。
ス幹線部26は、第1および第2ジョイントボックス3
0、32のコネクタ部38に接続されるとともに、その
途上に、制御ユニット22を構成するユニット部22a
に接続された分岐部40aと、操作スイッチ42に接続
された分岐部40bと、アクチュエータ(図示せず)に
接続された分岐部40c、40dとを有している。
【0017】第2ハーネス幹線部28は、第1ジョイン
トボックス30に接続されており、制御ユニット22を
構成するユニット部22bに接続された分岐部44a
と、操作スイッチ46に接続された分岐部44bと、メ
ータ48に接続された分岐部44cとを有している。
トボックス30に接続されており、制御ユニット22を
構成するユニット部22bに接続された分岐部44a
と、操作スイッチ46に接続された分岐部44bと、メ
ータ48に接続された分岐部44cとを有している。
【0018】アシスタントサイド側の第2ジョイントボ
ックス32のコネクタ部38には、エンジンルームハー
ネス50が接続される(図2参照)。このエンジンルー
ムハーネス50は、第1ハーネス幹線部26に接合され
ており、この第1ハーネス幹線部26は、室内52から
エンジンルーム54側に導出されている。
ックス32のコネクタ部38には、エンジンルームハー
ネス50が接続される(図2参照)。このエンジンルー
ムハーネス50は、第1ハーネス幹線部26に接合され
ており、この第1ハーネス幹線部26は、室内52から
エンジンルーム54側に導出されている。
【0019】このように構成される第1の実施例に係る
配線構造24では、パネルユニット10に通線されるメ
インハーネスが第1および第2ハーネス幹線部26、2
8に2分割されている。このため、第1および第2ハー
ネス幹線部26、28が細径化され、これらの製造コス
トが安価なものになる。しかも、細径化に伴って第1お
よび第2ハーネス幹線部26、28自体の柔軟性が向上
し、前記第1および第2ハーネス幹線部26、28をパ
ネルユニット10に組み付ける際の作業性が一挙に改善
されるという効果が得られる。
配線構造24では、パネルユニット10に通線されるメ
インハーネスが第1および第2ハーネス幹線部26、2
8に2分割されている。このため、第1および第2ハー
ネス幹線部26、28が細径化され、これらの製造コス
トが安価なものになる。しかも、細径化に伴って第1お
よび第2ハーネス幹線部26、28自体の柔軟性が向上
し、前記第1および第2ハーネス幹線部26、28をパ
ネルユニット10に組み付ける際の作業性が一挙に改善
されるという効果が得られる。
【0020】また、図2に示されるように、第1および
第2ハーネス幹線部26、28は、同一経路への分岐を
設けることがない。これにより、第1および第2ハーネ
ス幹線部26、28の構造が単純化され、製造コストの
低廉化が遂行される。
第2ハーネス幹線部26、28は、同一経路への分岐を
設けることがない。これにより、第1および第2ハーネ
ス幹線部26、28の構造が単純化され、製造コストの
低廉化が遂行される。
【0021】さらに、パネルユニット10の左右両端に
第1および第2ジョイントボックス30、32が装着さ
れ、この第1および第2ジョイントボックス30、32
に第1および第2ハーネス幹線部26、28が選択的に
接続されている。従って、第1および第2ハーネス幹線
部26、28と第1および第2ジョイントボックス3
0、32の結合作業が容易に遂行されるとともに、2分
割された前記第1および第2ハーネス幹線部26、28
同士を結合するための結合コネクタが不要になり、か
つ、該第1および第2ハーネス幹線部26、28の途上
にジョイントコネクタを設ける必要がない。
第1および第2ジョイントボックス30、32が装着さ
れ、この第1および第2ジョイントボックス30、32
に第1および第2ハーネス幹線部26、28が選択的に
接続されている。従って、第1および第2ハーネス幹線
部26、28と第1および第2ジョイントボックス3
0、32の結合作業が容易に遂行されるとともに、2分
割された前記第1および第2ハーネス幹線部26、28
同士を結合するための結合コネクタが不要になり、か
つ、該第1および第2ハーネス幹線部26、28の途上
にジョイントコネクタを設ける必要がない。
【0022】これによって、第1および第2ハーネス幹
線部26、28が部分的に大径化されることを阻止する
ことができ、ハーネス構造が簡素化して製造コストの高
騰を阻止することが可能になる。しかも、第1および第
2ハーネス幹線部26、28が有効に細径化されるた
め、前記第1および第2ハーネス幹線部26、28をパ
ネルユニット10の狭小な通線スペース内に効率的かつ
容易に通線することができるという利点が得られる。
線部26、28が部分的に大径化されることを阻止する
ことができ、ハーネス構造が簡素化して製造コストの高
騰を阻止することが可能になる。しかも、第1および第
2ハーネス幹線部26、28が有効に細径化されるた
め、前記第1および第2ハーネス幹線部26、28をパ
ネルユニット10の狭小な通線スペース内に効率的かつ
容易に通線することができるという利点が得られる。
【0023】次に、第2の実施例に係る配線構造60
を、図6を参照して説明する。なお、第1の実施例に係
る配線構造24と同一の構成要素には同一の参照符号を
付してその詳細な説明は省略する。
を、図6を参照して説明する。なお、第1の実施例に係
る配線構造24と同一の構成要素には同一の参照符号を
付してその詳細な説明は省略する。
【0024】この配線構造60は、パネルユニット10
(図1参照)の通線経路に沿って通線される第1および
第2ハーネス幹線部62、64を備え、この第1および
第2ハーネス幹線部62、64の両端がそれぞれ第1お
よび第2ジョイントボックス30、32のコネクタ部3
8に接続される。
(図1参照)の通線経路に沿って通線される第1および
第2ハーネス幹線部62、64を備え、この第1および
第2ハーネス幹線部62、64の両端がそれぞれ第1お
よび第2ジョイントボックス30、32のコネクタ部3
8に接続される。
【0025】第1ハーネス幹線部62は、操作スイッチ
42および制御ユニット22に接続された分岐部40
a、40bを有するとともに、エンジンルーム54側に
引き出されてアクチュエータ66に接続された分岐部4
0cを有している。第2ハーネス幹線部64は、メータ
48に接続された分岐部44cを有している。
42および制御ユニット22に接続された分岐部40
a、40bを有するとともに、エンジンルーム54側に
引き出されてアクチュエータ66に接続された分岐部4
0cを有している。第2ハーネス幹線部64は、メータ
48に接続された分岐部44cを有している。
【0026】このように構成される第2の実施例に係る
配線構造60では、第1ハーネス幹線部62に操作スイ
ッチ42、制御ユニット22およびアクチュエータ66
等が接続されている。そして、メータ48に動作表示や
ワーニング表示が必要な際には、第1ハーネス幹線部6
2が第1および第2ジョイントボックス30、32を介
して第2ハーネス幹線部64に構成された前記メータ4
8に結合される。
配線構造60では、第1ハーネス幹線部62に操作スイ
ッチ42、制御ユニット22およびアクチュエータ66
等が接続されている。そして、メータ48に動作表示や
ワーニング表示が必要な際には、第1ハーネス幹線部6
2が第1および第2ジョイントボックス30、32を介
して第2ハーネス幹線部64に構成された前記メータ4
8に結合される。
【0027】ところで、第1および第2の実施例では、
第1ハーネス幹線部26、62と第2ハーネス幹線部2
8、64がそれぞれ電装システム毎に分離可能に構成さ
れている(図2および図6参照)。このため、仕向け地
別にハーネスを製造する際、電装システムが複数本のハ
ーネスに跨がらないため、ハーネス仕様の種類を最小限
に抑えることができる。
第1ハーネス幹線部26、62と第2ハーネス幹線部2
8、64がそれぞれ電装システム毎に分離可能に構成さ
れている(図2および図6参照)。このため、仕向け地
別にハーネスを製造する際、電装システムが複数本のハ
ーネスに跨がらないため、ハーネス仕様の種類を最小限
に抑えることができる。
【0028】具体的には、例えば、第2ハーネス幹線部
28、64を仕様別ハーネスとし、仕様部品の変更に対
応してこの第2ハーネス幹線部28、64のみを変更す
るように構成すれば、設計効率が向上するという効果が
得られる。
28、64を仕様別ハーネスとし、仕様部品の変更に対
応してこの第2ハーネス幹線部28、64のみを変更す
るように構成すれば、設計効率が向上するという効果が
得られる。
【0029】さらにまた、実施例1において、第1ハー
ネス幹線部26は、仕様部品以外の共通部品の回路を構
成し該仕様部品の変更に際して交換不要なベースハーネ
スとして用いることができる。
ネス幹線部26は、仕様部品以外の共通部品の回路を構
成し該仕様部品の変更に際して交換不要なベースハーネ
スとして用いることができる。
【0030】すなわち、図7に示す第3の実施例に係る
配線構造70は、第1の実施例に係る配線構造24を構
成する第1ハーネス幹線部26を共通のベースハーネス
として採用し、第2ハーネス幹線部28に代替して第2
ハーネス幹線部72を用いている。
配線構造70は、第1の実施例に係る配線構造24を構
成する第1ハーネス幹線部26を共通のベースハーネス
として採用し、第2ハーネス幹線部28に代替して第2
ハーネス幹線部72を用いている。
【0031】この第2ハーネス幹線部72は、第1およ
び第2ジョイントボックス30、32に両端が接続され
るとともに、追加仕様部品としてアクチュエータ74を
備えている。なお、第1の実施例に係る配線構造24と
同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。
び第2ジョイントボックス30、32に両端が接続され
るとともに、追加仕様部品としてアクチュエータ74を
備えている。なお、第1の実施例に係る配線構造24と
同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0032】このように構成される第3の実施例に係る
配線構造70では、メインハーネスをベースハーネスと
しての第1ハーネス幹線部26と、仕様別に異なる回路
を有する仕様別ハーネスとしての第2ハーネス幹線部7
2とに分割している。従って、ベースハーネスである第
1ハーネス幹線部26の製造ロットが大きくなり、安定
した生産工程が遂行される。
配線構造70では、メインハーネスをベースハーネスと
しての第1ハーネス幹線部26と、仕様別に異なる回路
を有する仕様別ハーネスとしての第2ハーネス幹線部7
2とに分割している。従って、ベースハーネスである第
1ハーネス幹線部26の製造ロットが大きくなり、安定
した生産工程が遂行される。
【0033】特に、仕様部品としてCD、ABS、サン
ルーフ、エアバック、TCSおよびシートヒータ等の多
種類の部品が選択的に採用される際、第1ハーネス幹線
部26を共通化することによって規模の小さな第2ハー
ネス幹線部72のみを変更するだけで対応することが可
能になる。これにより、ハーネス全体の生産性が一挙に
向上するという利点がある。
ルーフ、エアバック、TCSおよびシートヒータ等の多
種類の部品が選択的に採用される際、第1ハーネス幹線
部26を共通化することによって規模の小さな第2ハー
ネス幹線部72のみを変更するだけで対応することが可
能になる。これにより、ハーネス全体の生産性が一挙に
向上するという利点がある。
【0034】なお、第1乃至第3の実施例では、メイン
ハーネスを2分割して構成しているが、仕様部品数等に
応じて3分割以上に構成することができる。
ハーネスを2分割して構成しているが、仕様部品数等に
応じて3分割以上に構成することができる。
【0035】また、図1に示すパネルユニット10は、
左ハンドル車に適用されるものであり、右ハンドル車に
対応するパネルユニット10aは、図8に示すように構
成される。なお、前記パネルユニット10と同一の構成
要素には同一の参照数字に符号aを付してその詳細な説
明は省略する。
左ハンドル車に適用されるものであり、右ハンドル車に
対応するパネルユニット10aは、図8に示すように構
成される。なお、前記パネルユニット10と同一の構成
要素には同一の参照数字に符号aを付してその詳細な説
明は省略する。
【0036】このパネルユニット10aでは、第1およ
び第2ジョイントボックス30a、32aが、パネルユ
ニット10の第1および第2ジョイントボックス30、
32と対称に配置されている。このため、第1および第
2ハーネス幹線部26a、28aを第1および第2ハー
ネス幹線部26、28と対称のワイヤリングにすること
ができ、実際上、同一のハーネス構造で対応することが
可能になる。
び第2ジョイントボックス30a、32aが、パネルユ
ニット10の第1および第2ジョイントボックス30、
32と対称に配置されている。このため、第1および第
2ハーネス幹線部26a、28aを第1および第2ハー
ネス幹線部26、28と対称のワイヤリングにすること
ができ、実際上、同一のハーネス構造で対応することが
可能になる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る自動車の配線構造では、以
下の効果乃至利点が得られる。
下の効果乃至利点が得られる。
【0038】パネルユニットに通線されるハーネスが2
本以上のハーネス幹線部に分割されるため、このハーネ
ス幹線部の細径化が図られる。さらに、パネルユニット
の両端にジョイントボックスが配置されるため、ハーネ
ス幹線部自体にジョイントコネクタを用いる必要がな
く、該ハーネス幹線部が部分的に大径化することがな
い。これにより、ハーネス全体の製造工程が簡素化する
とともに、ハーネス幹線部をパネルユニット内の狭小な
通線スペースに容易に通線することが可能になる。
本以上のハーネス幹線部に分割されるため、このハーネ
ス幹線部の細径化が図られる。さらに、パネルユニット
の両端にジョイントボックスが配置されるため、ハーネ
ス幹線部自体にジョイントコネクタを用いる必要がな
く、該ハーネス幹線部が部分的に大径化することがな
い。これにより、ハーネス全体の製造工程が簡素化する
とともに、ハーネス幹線部をパネルユニット内の狭小な
通線スペースに容易に通線することが可能になる。
【0039】また、パネルユニットにハーネス幹線部が
通線されるとともに、このパネルユニットの両端にジョ
イントボックスが装着されるため、前記ハーネス幹線部
と前記ジョイントボックスとの結合作業が容易に遂行さ
れる。
通線されるとともに、このパネルユニットの両端にジョ
イントボックスが装着されるため、前記ハーネス幹線部
と前記ジョイントボックスとの結合作業が容易に遂行さ
れる。
【図1】本発明に係る配線構造が採用されるパネルユニ
ットの斜視説明図である。
ットの斜視説明図である。
【図2】第1の実施例に係る配線構造の回路説明図であ
る。
る。
【図3】前記配線構造を構成するジョイントボックスの
説明図である。
説明図である。
【図4】前記ジョイントボックスの取付構造説明図であ
る。
る。
【図5】前記ジョイントボックスの別の取付構造説明図
である。
である。
【図6】第2の実施例に係る配線構造の回路説明図であ
る。
る。
【図7】第3の実施例に係る配線構造の回路説明図であ
る。
る。
【図8】右ハンドル用パネルユニットの斜視説明図であ
る。
る。
10、10a…パネルユニット 22…制御ユニッ
ト 24、60、70…配線構造 26、26a、28、28a、62、64、72…ハー
ネス幹線部 30、30a、32、32a…ジョイントボックス 52…室内 54…エンジンル
ーム
ト 24、60、70…配線構造 26、26a、28、28a、62、64、72…ハー
ネス幹線部 30、30a、32、32a…ジョイントボックス 52…室内 54…エンジンル
ーム
Claims (3)
- 【請求項1】インストルメントパネルおよびエアコンデ
ィショナ等の部品が一体的に組み付けられたパネルユニ
ットに、ハーネスを配線するための自動車の配線構造で
あって、 前記パネルユニットの通線経路に沿って通線される2本
以上のハーネス幹線部と、 前記パネルユニットの左右両端に装着され、前記各ハー
ネス幹線部を結合自在なヒューズ付きジョイントボック
スと、 を備えることを特徴とする自動車の配線構造。 - 【請求項2】請求項1記載の配線構造において、前記ハ
ーネス幹線部の少なくとも1本は、仕様部品の変更に対
応して交換可能な仕様別ハーネスであることを特徴とす
る自動車の配線構造。 - 【請求項3】請求項1または2記載の配線構造におい
て、前記ハーネス幹線部の少なくとも1本は、仕様部品
以外の共通部品の回路を構成し前記仕様部品の変更に際
して交換不要なベースハーネスであることを特徴とする
自動車の配線構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7064314A JPH08258642A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車の配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7064314A JPH08258642A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車の配線構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258642A true JPH08258642A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13254660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7064314A Pending JPH08258642A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車の配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258642A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164704A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Yazaki Corp | ワイヤハーネスの組立方法 |
US7265998B2 (en) | 2002-12-13 | 2007-09-04 | Calsonic Kansei Corporation | Wiring structure using wiring harness for automobile |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP7064314A patent/JPH08258642A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7265998B2 (en) | 2002-12-13 | 2007-09-04 | Calsonic Kansei Corporation | Wiring structure using wiring harness for automobile |
JP2006164704A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Yazaki Corp | ワイヤハーネスの組立方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3011521B2 (ja) | 車両用電気配索構造 | |
US10800361B2 (en) | Circuit body for vehicle | |
US10661729B2 (en) | Circuit body for vehicle | |
JP6752278B2 (ja) | 車両用回路体 | |
CN109866706B (zh) | 车辆电路体 | |
US6249425B1 (en) | Wiring structure for instrument panel of vehicle | |
US10919462B2 (en) | Circuit body for vehicle and manufacturing method of circuit body for vehicle | |
JP2008284981A (ja) | ワイヤハーネスシステム | |
WO2014148501A1 (ja) | 電装システム | |
CN110247350B (zh) | 线束的制造方法和线束 | |
JP2018024395A (ja) | 車載機器制御システム | |
JP2019196052A (ja) | ワイヤハーネス、ワイヤハーネス用の部品モジュール、及び、車両部品 | |
JP5052959B2 (ja) | ワイヤハーネスシステム | |
KR102249088B1 (ko) | 차량의 전원 간선 라우팅 구조 및 차량 | |
JP6401725B2 (ja) | 電装モジュール | |
JPH08258642A (ja) | 自動車の配線構造 | |
JPS6212442A (ja) | 自動車用電気配線装置 | |
WO2020070993A1 (ja) | 自動車用配線システム | |
JP4018754B2 (ja) | 自動車の配線構造 | |
JP2003146150A (ja) | インストルメントパネルワイヤハーネス装置 | |
JP2012040953A (ja) | 電装システム | |
JP2000095043A (ja) | 自動車用ワイヤハーネス | |
JPH10194011A (ja) | 中央配置型電気接続箱 | |
JP2002321571A (ja) | 自動車用電気接続箱の統合システム | |
JPH0332953A (ja) | 車両用電子装置 |