JP2006162577A - 扁平型レゾルバ - Google Patents

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Abstract

【課題】有効に二次側巻線および検出巻線に鎖交する磁束を形成する磁路を有すると共に、固定側と可動側とのギャップを均一にして精度の高いレゾルバ信号を出力できるようにした扁平型レゾルバを提供する。
【解決手段】扁平型レゾルバ1は、磁性材からなる固定側コア3および可動側コア53の両平板部7、57を平行配置し、前記両平板部7、57の対向面に複数の磁極部8、58を突設し、前記磁極部8、58にコイル配置配線基板4、54を設け、前記平板部7、57にトランス巻線用コア5、55を設け、前記トランス巻線用コア5、55にトランス巻線配置配線基板6、56を設けて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転位置検出を行うレゾルバに関し、特にトランス巻線を有する扁平型レゾルバに関する。
従来の電源供給用のトランス巻線を備えたレゾルバを図4に示す。
図4は、従来の、円筒状のステータ組立体と該円筒状のステータ組立体に同軸状に配置されるロータ組立体を有するレゾルバの一部断面図である。
図4では、レゾルバ100は、円筒状のステータ組立体101と、該ステータ組立体101に同軸状に配置されるロータ組立体102と、トランス部103を構成するインナーコア104と同じく同軸状に配置されているアウターコア105とを有する。
ステータ部は、円筒状のハウジング106に、アウターコア105、ステータ組立体101を軸方向に組み込んだ構造をとる。
ロータ部は、シャフト107にインナーコア104、ロータ組立体102を軸方向に組み込んだ構造をとる。
前記トランス部103のインナーコア104の巻線は渡り線でロータ組立体102のロータ巻線に接続される。このレゾルバの各巻線部は同軸状に配置されているため、軸の偏心を防ぐために、2個の軸受108が軸方向に離間して配置されている。
この図4に示す例では、インナーコア104、ロータ組立体102、および2個の軸受108を軸方向に連設するので、軸方向の長さが長くなり、また、円筒状に配置したステータ組立体101とロータ組立体102およびインナーコア部とアウターコア部の構造が複雑になり、全体的に小型化できない問題があった。
そこで、軸方向の長さを短くするために、ディスク型レゾルバ又は扁平型レゾルバが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図5は下記特許文献1に示す従来の扁平型レゾルバの断面図である。
図5において、固定側は、固定側コア111、固定側シートコイル113を有する。
固定側コア111は、円板状のフェライト等の高周波鉄損特性の良い材料からなる磁性体板112を備えている。
固定側シートコイル113は、磁性体板112の側面に接着剤等により固定される。固定側シートコイル113は、回転トランス部Aの1次側巻線114と、信号発生部Bの検出巻線115とをエッチング、印刷またはプレス加工によるプリント配線により平板状の導体から形成し、円板状のポリイミドからなる絶縁基板の表裏面に接着して形成し、更に導体の表面にはポリイミド樹脂などによる絶縁処理が施してある。
回転側は、回転側コア116、回転側シートコイル118を有し、シャフト119に固定されている。回転側コア116は、固定側コア111に空隙を介して対向するように設けた円板状のコアで、固定側コア111と同様に磁性体板117を備えている。
回転側コア116は、その中心部をシャフト119に固定し、固定側コア111に固定したブラケット120に軸受121を介して支持される。
回転側シートコイル118は、磁性体板117の側面に接着剤等により固定される。回転側シートコイル118は、回転トランス部Aの2次側巻線122と、信号発生部Bの励磁巻線123とを同様にプリント配線により形成し、円板状のポリイミドからなる絶縁基板124の表裏面に接着して形成し、更に導体の表面にはポリイミド樹脂などにより絶縁処理がしてある。なお、固定側コア111と固定側シートコイル113との固定、および回転側コア116と回転側シートコイル118との固定を接着剤で行う場合、接着剤の厚さが25μm程度になるため、磁気的空隙が増加するので、消費電力の増加につながる。それで、接着剤に軟性フェライトなどの軟磁性粉末を混入すると、接着剤の比透磁率が向上し、磁気的空隙が減少して、消費電力を低減することができる。
特開平08−136211号公報 特開平05−010779号公報
前記図5の従来の扁平型レゾルバの場合、
(1)固定側コア111と固定側シートコイル113との固定、および回転側コア116と回転側シートコイル118との固定を接着剤で行う場合、接着剤の厚さが25μm程度になる。このため、固定側コア111の面に対して固定側シートコイル113が厚い接着剤の層により傾いて取り付けられたり、また、回転側コア116の面に対して回転側シートコイル118が厚い接着剤の層により傾いて取り付けられたりした場合、固定側と回転側との間のギャップを均一にできず、固定側と回転側の間の磁気的結合特性に前記傾いた分だけ歪みが生じる問題がある。
(2)導体の表面にはポリイミド樹脂などにより絶縁処理がしてあるため、前記導体上の前記樹脂の層の厚さにより、固定側と回転側との間のギャップを均一にできず、固定側と回転側の間の軸方向の長さが長くなり、従って、固定側と回転側の間の磁気的結合特性が劣化する問題がある。
(3)回転トランス部Aの1次側巻線114および信号発生部Bの検出巻線115は、磁性体板112上に支持され、また、回転トランス部Aの2次側巻線122および信号発生部Bの励磁巻線123は、磁性体板117上に支持されている。磁路を形成する磁性体は、両側の磁性体板112と117のみとなる。このため、有効に2次側巻線122および検出巻線115に鎖交する磁束を形成する磁路が不足し、漏洩磁束が多くなる。
しかも、巻線を、エッチング、印刷またはプレス加工によるプリント配線により平板状の導体から形成しているため、巻回数を多くすることができない。従って、巻線の発生磁束を多くすることが困難となる。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、有効に2次側巻線および検出巻線に鎖交する磁束を形成する磁路を有すると共に、固定側と可動側とのギャップを均一にして精度の高いレゾルバ信号を出力できるようにした扁平型レゾルバを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために以下の解決手段を採用する。
(1)扁平型レゾルバにおいて、磁性材からなる固定側コアおよび可動側コアの両平板部を平行配置し、前記両平板部の対向面に複数の磁極部を突設し、前記磁極部にコイル配置配線基板を設け、前記平板部にトランス巻線用コアを設け、前記トランス巻線用コアにトランス巻線配置配線基板を設けたことを特徴とする。
(2)上記(1)に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記両平板部の対向面に突設した磁極部を対向するように設け、前記両トランス巻線用コアの側壁部を対向するように設けたことを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記それぞれの配線基板は対応する前記それぞれのコアに取り外し自在に固着されたことを特徴とする。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記コイル配置配線基板は、両面に検出コイルを配置した検出コイル配置配線基板と、両面に励磁コイルを配置した励磁コイル配置配線基板とし、前記トランス巻線配置配線基板は、両面に1次側トランス巻線を配置した1次側トランス巻線配置配線基板と、両面に2次側トランス巻線を配置した2次側トランス巻線配置配線基板としたことを特徴とする。
(5)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記コイル配置配線基板および前記トランス巻線配置配線基板を多層配線基板としたことを特徴とする。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記コイル配置配線基板を環状に構成し、該配線基板の両側面に磁極対を構成するように巻回方向を異ならせたコイルパターンを環状に配置し、前記コイル配置配線基板の前記コイルパターンの中心に対応する位置に開孔を設け、前記磁極を該開孔に挿通し、前記トランス巻線配置配線基板を環状に構成し、トランス巻線を前記環状形状に沿って前記トランス巻線配置配線基板の両側面に形成したことを特徴とする。
(7)上記(1)乃至(6)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記トランス巻線用コアを前記固定側コアおよび前記可動側コアにトランス巻線用コア部として一体に構成したことを特徴とする。
(8)上記(1)乃至(7)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記磁極部は、前記平板部に、切り起こした形状に構成したことを特徴とする。
(9)上記(1)乃至(8)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記コアは、複数のスリットを備えた平板部と、この平板部の環状領域内に所定間隔で形成された複数の磁極部からなり、前記スリットは、前記コアに設けた一対の磁極部間を通る磁束の磁路形成領域を制限するように設けられていることを特徴とする。
(10)上記(1)乃至(9)のいずれか1項に於ける扁平型レゾルバにおいて、前記固定側コアおよび前記可動側コアそれぞれに設けるコイル配置配線基板のコイルの数を、任意の軸倍角に応じて設定することを特徴とする。
本発明は、コアに磁極部および側壁部を有するので、有効に2次側巻線および検出巻線に鎖交する磁束を形成する磁路を形成することができ、漏洩磁束を少なくして、発生磁束を有効に出力に変換することができる。
また、コアに磁極部および側壁部を設けることにより、固定側と可動側とのギャップを均一にすることができ、精度の高いレゾルバ信号を出力できる。
また、扁平型レゾルバ構造のため、軸方向の長さが短くできる。
回転トランス(1次側および2次側)に用いる1次側および2次側トランス巻線配置配線基板と検出コイル配置配線基板および励磁コイル配置配線基板を別体にすることができるので、それぞれの基板のコイルパターン、巻線パターンおよび層数を変えることができるようになる。その結果、変圧比、インピーダンス等のレゾルバの特性を任意に変更することができるようになり、また、汎用性を持たせることもできるようになる。
固定側コア、可動側コア、1次側および2次側トランス巻線用コアを珪素鋼板(磁性材)で構成しているので、レゾルバの特性に大きく影響する、固定側コアと可動側コアの間および1次側トランス巻線用コアと2次側トランス巻線用コアの間のギャップが安定し精度の良いレゾルバ信号を出力することができる。
固定側コアおよび可動側コアにスリットを設けることにより、磁路を磁極部および側壁部に集中制限することができ、漏洩磁束およびトランス巻線への影響を抑制することができる。
本発明の実施の形態を以下図に基づいて詳細に説明する。
本発明の扁平型レゾルバは、固定側コア、可動側コア、1次側および2次側トランス巻線用コアを珪素鋼板(磁性材)で構成し、珪素鋼板(磁性材)からなる固定側コアおよび可動側コアの磁極およびトランス巻線用コアの側壁部で対極した構成を有する。
回転トランスに用いる1次側および2次側トランス巻線配置配線基板と、検出コイル配置配線基板および励磁コイル配置配線基板を別体にすることで、回転トランス部を共通化する。検出コイル配置配線基板および励磁コイル配置配線基板を変更することで、軸倍角(NX)の異なるレゾルバを構成する。
回転トランス部の1次側および2次側トランス巻線配置配線基板および検出コイル配置配線基板および励磁コイル配置配線基板は、配線基板で巻線やコイルを形成する方法のほか、巻線コイルで形成してもよい。
扁平型レゾルバは、基本的に、磁性材からなる固定側コアおよび可動側コアの両平板部を平行配置し、前記両平板部の対向面に複数の磁極部を突設し、前記磁極部にコイル配置配線基板を設け、前記平板部にトランス巻線用コアを設け、前記トランス巻線用コアにトランス巻線配置配線基板を設けたことを特徴とする。コイル配置配線基板は、検出コイル配置配線基板および励磁コイル配置配線基板からなる。トランス巻線配置配線基板は、1次側および2次側トランス巻線配置配線基板からなる。
固定側コアおよび可動側コアに、該コアに設けた一対の磁極部間を通る磁束の磁路形成領域を制限するように複数のスリットを設ける。
図1は、本発明の扁平型レゾルバの構成図である。但し、軸中心の半割構造を示す。
図1(a)は、断面図の図1(b)をC−C線で切った半分の図、即ち固定側の半分の平面図である。図1(b)は、本発明の扁平型レゾルバを図1(a)のD−D線に沿って切った断面図である。
図1の扁平型レゾルバ1は、トランス巻線を有し、配線基板を円盤状に形成した6極対数の軸方向ギャップ形レゾルバであり、固定側組立体と回転側組立体とから構成される。
〔固定側〕
固定側組立体2は、固定側コア3と、検出コイル配置配線基板4と、1次側トランス巻線用コア5と、1次側トランス巻線配置配線基板6を備える。
検出コイル配置配線基板4は、接着剤層Eにより固定側コア3に固着される。また、1次側トランス巻線配置配線基板6は、接着剤層Fにより1次側トランス巻線用コア5に固着される。なお、接着剤は取り外し自在な接着剤とすることができる。
固定側コア3は、複数のスリット9を備え、円板状又は環状板状に形成された平板部7と、この平板部7の所定の半径を基準として所定の幅を持った環状領域内に所定間隔で形成された複数の磁極部8からなる。固定側コア3の板厚は、例えば、0.2〜0.35mmとする。
固定側コア3は、珪素鋼板等の鉄損の少ない磁性材から形成される。
図2は本発明のスリット構成図である。スリット9は、磁極を挟んで、半径方向外側の円周上に形成される外側スリット部10と半径方向内側の円周上に形成される内側スリット部11からなる。
図2(a)の例では、内側スリット部11は、隣接したスリットが交互に半径方向にずらされ、その端部が相互に離間した状態で且つ半径方向でみて重なるように長い円弧状スリット12aとして形成される。また、外側スリット部10は、磁極用切り欠きにより形成された開孔13の間に長い円弧状スリット12bとして形成される。
図2(b)の例では、内側スリット部11は、円周上に短いギャップを介して形成される長い円弧状スリット12cと、この長い円弧状スリット12cの間の円周上の位置に対応し且つ前記長い円弧状スリット12cより半径方向内側の位置に短い円弧状スリット14aとして形成される。また、外側スリット部10は、磁極用切り欠きにより形成された開孔13の間およびその開孔13の半径方向でみて外側に離間して配置される段部15を有し幅広で長いスリット16として形成される。
図2(c)の例では、内側スリット部11は、両側に内側向きの折り曲げ部17aを有する略円弧状スリット18aと、この略円弧状スリット18aの間に対応して、この略円弧状スリット18aと逆に外向きの折り曲げ部17bを有する略円弧状スリット18bとして形成される。また、外側スリット部10は、前記磁極用切り欠きにより形成された開孔13よりも半径方向外側に、短いギャップを介在して長い円弧状スリット12dとして形成される。
図2(d)の例では、内側スリット部11は、長い円弧状スリット12eと、その間に離間して介在する略S字状スリット19として形成される。また、外側スリット部10は、一方端部において相互に離間した状態で相手の下側にもぐり込んだ状態に配置される長い円弧状スリット12fとして形成される。
図2(e)の例では、内側スリット部11は、長い円弧状スリット12gと、その間に離間して介在した極端に短い円弧状スリット20として形成される。また、外側スリット部10は、長い円弧状スリット12hと、その間の円周上の位置に対応し、且つ前記長い円弧状スリット12hより半径方向外側に配置する短い円弧状スリット14bとして形成される。
図2(f)の例では、内側スリット部11は、長い円弧状スリット12iと、その間の円周上の位置に対応し、且つ半径方向の中心寄りに離間して配置される短い円弧状スリット14cとして形成される。また、外側スリット部10は、両側に外側向きの折り曲げ部17cを有する略円弧状スリット18cと、この略円弧状スリット18cの間の円周上の位置に対応し、且つ前記略円弧状スリット18cよりも半径方向で外側に、前記略円弧状スリット18cと逆に内向きの折り曲げ部17dを有する略円弧状スリット18dとして形成される。
図2(g)の例では、内側スリット部11は、一方端部において相互に離間した状態で相手の下側にもぐり込んだ状態に配置される長い円弧状スリット12jとして形成される。また、外側スリット部10は、長い円弧状スリット12kと、その間の円周上の位置に対応し、且つ前記長い円弧状スリット12kより半径方向外側に配置する変形円弧状スリット21として形成される。変形円弧状スリット21は、円板の周囲の一部を直線で切り取ったような形状を呈する。
図2(h)の例では、内側スリット部11は、長い円弧状スリット12mと、その間に離間して介在する略エ字状スリット22として形成される。また、外側スリット部10は、磁極用切り欠きにより形成された開孔13の間およびその開孔13の半径方向で外側に離間して配置される端部傾斜面を有し幅広で長いスリット23として形成される。
スリット9は、上で述べたように平板部の環状領域内に所定間隔で打ち抜き形成される。スリット9は、固定側コア3に設けた一対の磁極部(閉磁路を形成する磁極)間を通る磁束が、予定しない磁路を通って回り込まないように、又は、トランス巻線に悪影響を与えないように、即ち、予定された磁路を透過するように、磁路形成領域を制限するように設けられる。スリット9の形状は、磁路形成領域を制限するように働くものであれば、任意の形状でよい。
磁極部8は、図1では平板部7に設けた切り起こし磁極として設けられているが、別体で単体の磁極として設けることもできる。
切り起こし手段により形成する磁極部8は、平板部7に、所定の半径を基準として所定の幅を持った環状領域内に所定間隔で複数の切り込みを入れ、この切り込みを一側面側に起こす工程を実行して製造する。
切り起こしの位置は、検出コイル30に形成される各単体コイル31の中心位置に対応させる。また、切り起こしの間隔は、各単体コイル31の中心位置の間隔に対応させる。
磁極部がコアと別体で単体の磁極部35からなる場合には、単体で形成された磁極部35をコアの平板部7に形成した開孔にカシメ又は溶接等の固着手段で設ける。前記開孔は切り起こし手段により形成される磁極部の位置に対応させる。
図3は本発明の各種磁極部の構成図である。図3(1)はT字状磁極部の構成図、図3(2)は台形状磁極部の構成図、図3(3)は一対の平板状磁極部の構成図、図3(4)は別体で単体の磁極部の構成図である。図の説明は固定側の例について行う。各図は、正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)から構成される。
図3(1)は、T字状磁極部32の例で、平板部7にT字の下辺を残してT字の他の辺の切り込みを入れ、その下辺を基準として切り起こして形成する。
図3(2)は、台形状磁極部33の例で、平板部7に台形の下辺を残して台形の他の辺の切り込みを入れ、その下辺を基準として切り起こして形成する。
図3(3)は、一対の平板状磁極部34の例で、平板部7に対向して平行な1対の辺を残してH字状に切り込みを入れ、その一対の辺をそれぞれ基準としてそれぞれ対向するように切り起こす。
図3(4)の例では、平板部7とは別体且つ単体で、任意形状、例えばT字状の磁極部35を予め形成しておき、平板部7に前記磁極部35に対応した貫通孔を形成し、この貫通孔に前記磁極部35を挿通し、カシメ、溶接等の固着手段により取り付ける。
図1のコイル配置配線基板36を構成する、検出コイル配置配線基板4は、絶縁基板37の表裏両側面に検出コイル30を設けた配線基板として形成される。絶縁基板37は、絶縁樹脂だけで形成されているか、又は、基材は任意の非磁性材料製でよいがその表面に絶縁被覆を備えたものとして構成される。
絶縁基板37は環状円板状に形成したポリイミド等の絶縁性の樹脂材料からなる。
絶縁基板37上の検出コイル30は、プリント配線基板のプリント配線、又は、絶縁基板上に任意導電材料の配線、例えば、導電塗料による印刷配線、金属箔の配線、巻線コイル等として形成する。検出コイル30は絶縁基板37上に必要に応じて接着剤で固着される。
検出コイル30の中心領域に対応する絶縁基板37の領域には、固定側コア3に切り起こして設けた磁極部8を挿通するための開孔13が形成されている。
絶縁基板37の一方面に形成する検出コイル30のコイルパターンをsin(sine)巻線パターンとし、他方面に形成する検出コイル30のコイルパターンをcos(cosine)巻線パターンで形成する。
但し、固定側コア3の各磁極部8は、各コイルパターンの中心に設けられる。そのため、sin巻線パターンとcos巻線パターンは、可動側の励磁コイルにより発生する磁束と鎖交して、相互に電気角で90度の位相差を有する所定波形の検出電圧を発生するように巻線間隔、巻線密度等を調整して形成されている。各コイルパターンは、各磁極部8を中心として、発生磁界の向き(磁極対等を形成するため)との関係で右回り又は左回りに且つ平面的に形成される。
固定側コア3における隣接する2磁極部(以下、「磁極対」という。)には、閉磁路を構成するように、巻線方向を反対方向にしたコイルパターンが別々に配置される。
絶縁基板37上に載置された検出コイル30は、その上から樹脂材料を塗布して検出コイル30を絶縁被覆すると共に絶縁基板37に固着する。
絶縁基板37の表裏両面上に形成する磁極対の数およびそのパターン形状は、必要とする出力特性から設計的に求まる。基本的には、任意の磁極対数および任意のパターン形状とすることができる。
検出コイル配置配線基板4は、検出コイル30を多層に設けた多層配線基板として構成することもできる。
このように多層配線基板とすると、層の数を変えることにより、容量、インダクタンス、抵抗を含むインピーダンスを変えることができ、更には、変圧比等も変えることができる。
検出コイル配置配線基板4は、固定側コア3に接着剤の接着剤層Eにより固着される。接着剤は、コアから配線基板を剥離できるように、即ち配線基板の取り外しが自在な特性を有する材料の接着剤とすることもできる。取り外し自在な接着剤を用いた場合には、特性の異なる配線基板を選択して装着することができる。検出コイル30は図示しない信号処理回路等の任意の回路に接続される。
(トランス部の1次側)
トランス部40の1次側は、断面U字状で平面形状が環状に形成された1次側トランス巻線用コア5と、両面に1次側トランス巻線42からなる1次側トランス巻線パターン41を設けた環状の1次側トランス巻線配置配線基板6から構成され、前記1次側トランス巻線用コア5の断面U字状の環状溝内に前記配線基板6を収納し、接着剤層Fにより固定する。1次側トランス巻線用コア5の断面U字状の形状の底辺を除く両側壁部43は、固定側コア3の平板部7と直交するように突出し、後記する2次側トランス巻線用コア55の側壁部74と対向する。
前記1次側トランス巻線パターン41を設けた環状の1次側トランス巻線配置配線基板6を多層配線基板とすることもできる。固着手段は、コアから配線基板を剥離できるように、即ち配線基板の取り外しが自在な接着手段とすることもできる。
1次側トランス巻線用コア5は、固定側コア3の検出コイル配置配線基板4より中心寄りに固定される。1次側トランス巻線用コア5は、例えば、0.2〜0.35mmの板厚とされる。
1次側トランス巻線パターン41は、絶縁基板38上に、1次側トランス巻線用コア5の断面U字状の環状溝の形状に合わせて巻回される。
1次側トランス巻線用コア5の断面形状は、前記配線基板6を収納することができれば、前記断面U字状以外に任意の形状を採用することができる。
1次側トランス巻線用コア5は、珪素鋼板等の鉄損の少ない磁性材から形成される。
トランス巻線は図示しない電源に直接又は制御回路を介して接続される。

〔可動側〕
可動側組立体52は、可動側コア53と、励磁コイル配置配線基板54と、2次側トランス巻線用コア55と、2次側トランス巻線配置配線基板56を備える。
励磁コイル配置配線基板54は接着剤層Gにより可動側コア53に固着される。2次側トランス巻線配置配線基板56は接着剤層Hにより2次側トランス巻線用コア55に固着される。接着剤層Gおよび接着剤層Hは、固定側の場合と同様に、配線基板の取り外しが自在な接着剤で構成することもできる。
可動側コア53は、基本的には、前記固定側コア3と同様に、複数のスリット65を備え、環状円板状に形成された平板部57と、この平板部57の所定の半径を基準として所定の幅を持った環状領域内に所定間隔で形成された複数の磁極部58からなる。可動側コア53も固定側コア3と同じ板厚および磁性材で形成される。可動側コア53の2次側トランス巻線用コア55より中心側にシャフト59を嵌合固定するための開孔63が形成されている。
スリット65は、上記固定側コア3に関し述べたように、所定機能を奏するように、平板部57の所定の半径を基準として所定の幅を持った環状領域内に所定間隔で打ち抜き形成される。スリット65は図2に示した例を用いることができる。
磁極部58は、上記固定側コア3に関し述べたことと同じように、可動側コア53の前記環状領域内の所定位置に切り起こし形成される。別体の磁極板とする場合も固定側コア3に関し述べたように構成する。
コイル配置配線基板36を構成する、励磁コイル配置配線基板54は、絶縁基板60の表裏両側面に励磁コイルパターン61を設けた配線基板として形成される。絶縁基板60は、上で述べたように、絶縁樹脂だけで形成されているか、又は、基材は任意の非磁性材料製でよいがその表面に絶縁被覆を備えたものとして構成される。また、絶縁基板60は多層配線基板とすることもできる。
励磁コイルパターン61は、シャフト59の回転に伴い、前記固定側のsin巻線パターンにsin出力電圧信号を発生し、また、前記固定側のcos巻線パターンにcos出力電圧信号を発生するようにコイルパターン導体が形成される。絶縁基板60の両側面に形成される両励磁コイルパターン61は、好ましくは、同じコイルパターン形状に形成される。
(トランス部の2次側)
トランス部70の2次側は、断面U字状で平面形状が環状に形成された2次側トランス巻線用コア55と、両面に2次側トランス巻線パターン71を設けた環状の2次側トランス巻線配置配線基板56から構成され、前記2次側トランス巻線用コア55の断面U字状の環状溝内に前記2次側トランス巻線配置配線基板56を収納し、接着剤層Hにより固着する。
2次側トランス巻線用コア55の断面U字状の形状の底辺を除く両側壁部74は、可動側コア53の平板部57と直交するように突出し、上記した1次側トランス巻線用コア5の側壁部43と対向配置する。
前記2次側トランス巻線パターン71を設けた環状の2次側トランス巻線配置配線基板56を多層配線基板とすることもできる。2次側トランス巻線用コア55は、1次側トランス巻線用コア5と同じように構成され、可動側コア53の励磁コイル配置配線基板54より中心寄りに固定される。2次側トランス巻線用コア55は、例えば、0.2〜0.35mmの板厚とされる。
2次側トランス巻線パターン71は、絶縁基板72上に、2次側トランス巻線用コア55の断面U字状の環状溝の形状に合わせて巻回される。
2次側トランス巻線パターン71は、1次側トランス巻線パターン41と異なる巻回数とすることもできる。
2次側トランス巻線73は2次側トランス巻線用コア55に設けた溝(図示省略)や貫通孔(図示省略)を介して励磁コイル62に接続される。
(レゾルバ組立体)
前記可動側と固定側を図1(b)に示すように組み立てる。平行に配置される、可動側コア53の平板部57と固定側コア3の平板部7の間隔は、例えば、2.0〜2.5mmとする。互いに対向する可動側コア53の磁極部58先端と固定側コア3の磁極部8先端の間隔および1次側トランス巻線用コア5の側壁部43先端と2次側トランス巻線用コア55の側壁部74先端の間隔は、例えば、0.2〜0.3mmとする。ここで、「対向する」とは、この例の場合、軸の中心を同じにとったとき、互いに向き合う構成をいう。
可動側コア53の中心の開孔63にシャフト59が嵌合される。固定側が支持体(図示省略)に支持された状態で、シャフト59を回転駆動して回転側を回転させる。
固定側の1次側トランス巻線42に通電すると、1次側トランス巻線パターン41で磁束を発生し、回転している可動側の2次側トランス巻線パターン71に誘導電圧が発生する。この誘導電圧を同じ可動側の励磁巻線64からなる励磁コイル62に給電する。可動側の励磁コイルパターン61で発生した磁束は、対向する両磁極部8、58を透過して固定側の検出コイル30に誘導電圧を発生する。この誘導電圧は、検出電圧信号(sin出力電圧信号、cos出力電圧信号)として出力され、シャフト59の回転位置を検出するために用いられる。
実施例1の例では、トランス部は、1次側トランス巻線用コア5および2次側トランス巻線用コア55を、固定側コア3および可動側コア53と別体に設けた。しかし、それらコアはすべて磁性体でできているので、実施例2では、固定側コア3および可動側コア53にトランス部のコア部分を一体に設ける構成を採用する。
その際、固定側コアおよび可動側コアの平板部と直交するトランス部のコアの側壁部を、固定側コアおよび可動側コアの平板部から切り起こして形成する。そのため、前記切り起こす部分は、側壁部のように連続体とはならず不連続となる。
このように、トランス部のコア部分を固定側コアおよび可動側コアの一部に一体に形成することにより、トランス部のコア部分を別体に形成する工程を省略することができると共に、寸法精度を高めることができる。
また、別体の時には、トランス部のコアと固定側コア(又は可動側コア)の両板厚およびトランス巻線パターンを設けた配線基板の厚みにより、磁極の切り起こし高さおよび側壁部の高さに制約が生じたが、この実施例2のようにトランス部のコア部を、固定側コアおよび可動側コアの一部に一体に形成することにより、前記制約を解消し、すべての磁極の切り起こし高さを均一にすることができるようになる。その結果、固定側コアと可動側コアの磁極間のギャップを均一にすることが容易になる。
励磁コイル配置配線基板に設ける磁極対の数と検出コイル配置配線基板に設ける磁極対の数を、シャフトの1回転(機械角360°)の間に1サイクルの電気的出力信号(1周期のsin出力電圧信号)がN個出力するように設定することにより、軸倍角NXを達成することができる。その際の磁極対の変更は、励磁コイル配置配線基板や検出コイル配置配線基板を適宜取り替えることにより行う。
このように、各種配線基板の交換により、容易にレゾルバ特性を変更することができる。
また、レゾルバ特性を変更するために励磁コイルや検出コイルの巻回数を変更する場合にも、同様に、各種配線基板の交換により行うことができる。
また、トランス巻線パターンの巻回数を変更してトランス出力を変更する場合にも、同様に、トランス巻線パターンを設けた配線基板を変更することにより行うことができる。
本発明の扁平型レゾルバの構成図である。 本発明のスリット構成図である。 本発明の各種磁極の構成図である。 従来の円筒状のステータ組立体と該円筒状のステータ組立体に同軸状に配置されるロータ組立体を有するレゾルバの一部断面図である。 特許文献1に示す従来の扁平型レゾルバの断面図である。
符号の説明
1 扁平型レゾルバ
2 固定型組立体
3 固定側コア
4 検出コイル配置配線基板
5 1次側トランス巻線用コア
6 1次側トランス巻線配置配線基板
7、57 平板部
8、58 磁極部
9、65 スリット
10 外側スリット部
11 内側スリット部
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12k、12m 長い円弧状スリット
13、63 開孔
14a、14b、14c 短い円弧状スリット
15 段部
16 幅広で長いスリット
17a、17b、17c、17d 折り曲げ部
18a、18b、18c、18d 略円弧状スリット
19 略S字状スリット
20 極端に短い円弧状スリット
21 変形円弧状スリット
22 略エ字状スリット
23 端部傾斜面を有し幅広で長いスリット
30 検出コイル
31 単体コイル
32 T字状磁極
33 台形状磁極
34 1対の平板状磁極
35 (別体の)磁極部
36 コイル配置配線基板
37、38、60、72 絶縁基板
40、70 トランス部
41 1次側トランス巻線パターン
42 1次側トランス巻線
43、74 側壁部
52 可動側組立体
53 可動側コア
54 励磁コイル配置配線基板
55 2次側トランス巻線用コア
56 2次側トランス巻線配置配線基板
59 シャフト
61 励磁コイルパターン
62 励磁コイル
63 中心開孔
64 励磁巻線
71 2次側トランス巻線パターン
73 2次側トランス巻線
E、F、G、H 接着剤層

Claims (10)

  1. 磁性材からなる固定側コアおよび可動側コアの両平板部を平行配置し、前記両平板部の対向面に複数の磁極部を突設し、前記磁極部にコイル配置配線基板を設け、前記平板部にトランス巻線用コアを設け、前記トランス巻線用コアにトランス巻線配置配線基板を設けたことを特徴とする扁平型レゾルバ。
  2. 前記両平板部の対向面に突設した磁極部を対向するように設け、前記両トランス巻線用コアの側壁部を対向するように設けたことを特徴とする請求項1記載の扁平型レゾルバ。
  3. 前記それぞれの配線基板は対応する前記それぞれのコアに取り外し自在に固着されたことを特徴とする請求項1又は2記載の扁平型レゾルバ。
  4. 前記コイル配置配線基板は、両面に検出コイルを配置した検出コイル配置配線基板と、両面に励磁コイルを配置した励磁コイル配置配線基板とし、前記トランス巻線配置配線基板は、両面に1次側トランス巻線を配置した1次側トランス巻線配置配線基板と、両面に2次側トランス巻線を配置した2次側トランス巻線配置配線基板としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  5. 前記コイル配置配線基板および前記トランス巻線配置配線基板を多層配線基板としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  6. 前記コイル配置配線基板を環状に構成し、該配線基板の両側面に磁極対を構成するように巻回方向を異ならせたコイルパターンを環状に配置し、前記コイル配置配線基板の前記コイルパターンの中心に対応する位置に開孔を設け、前記磁極を該開孔に挿通し、前記トランス巻線配置配線基板を環状に構成し、トランス巻線を前記環状形状に沿って前記トランス巻線配置配線基板の両側面に形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  7. 前記トランス巻線用コアを前記固定側コアおよび前記可動側コアにトランス巻線用コア部として一体に構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  8. 前記磁極部は、前記平板部に、切り起こした形状に構成したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  9. 前記コアは、複数のスリットを備えた平板部と、この平板部の環状領域内に所定間隔で形成された複数の磁極部からなり、前記スリットは、前記コアに設けた一対の磁極部間を通る磁束の磁路形成領域を制限するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
  10. 前記固定側コアおよび前記可動側コアそれぞれに設けるコイル配置配線基板のコイルの数を、任意の軸倍角に応じて設定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の扁平型レゾルバ。
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