JPH05299254A - ロータリートランス - Google Patents
ロータリートランスInfo
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- JPH05299254A JPH05299254A JP4098123A JP9812392A JPH05299254A JP H05299254 A JPH05299254 A JP H05299254A JP 4098123 A JP4098123 A JP 4098123A JP 9812392 A JP9812392 A JP 9812392A JP H05299254 A JPH05299254 A JP H05299254A
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Landscapes
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ショートリングを使用しなくと
も、隣接チャンネル間のクロストークの発生を防止する
ことができるロータリートランスを得ることを目的とす
る。 【構成】 本発明は、フェライト樹脂より成り、チャン
ネル境界部にスリット2を設けるロータリートランスで
ある。
も、隣接チャンネル間のクロストークの発生を防止する
ことができるロータリートランスを得ることを目的とす
る。 【構成】 本発明は、フェライト樹脂より成り、チャン
ネル境界部にスリット2を設けるロータリートランスで
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
レコーダのロータリートランスなどに適用して好適なロ
ータリートランスに関する。
レコーダのロータリートランスなどに適用して好適なロ
ータリートランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ビデオテープレコーダな
どのロータリートランスにおいて、隣接チャンネル間の
クロストークを改善する場合には、チャンネル境界部に
ショートリングをコイルと同様の方法で挿入していた。
どのロータリートランスにおいて、隣接チャンネル間の
クロストークを改善する場合には、チャンネル境界部に
ショートリングをコイルと同様の方法で挿入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のロータリートランスでは、ロータリートランス
の構成部品が増えるとか、ショートリングを挿入する行
程が増えるなどの理由により、コストアップにつながる
原因となるといった問題があった。
た従来のロータリートランスでは、ロータリートランス
の構成部品が増えるとか、ショートリングを挿入する行
程が増えるなどの理由により、コストアップにつながる
原因となるといった問題があった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、ショートリングを使用しなくとも、隣接チ
ャンネル間のクロストークの発生を防止することができ
るロータリートランスを得ることを目的とする。
ものであり、ショートリングを使用しなくとも、隣接チ
ャンネル間のクロストークの発生を防止することができ
るロータリートランスを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリートラ
ンスは、例えば、図1または図3に示すように、フェラ
イト樹脂より成り、チャンネル境界部にスリット2また
は深い溝4を設けるものである。
ンスは、例えば、図1または図3に示すように、フェラ
イト樹脂より成り、チャンネル境界部にスリット2また
は深い溝4を設けるものである。
【0006】
【作用】本発明のロータリートランスによれば、フェラ
イト樹脂より成り、チャンネル境界部にスリット2また
は深い溝4を設けることにより、ショートリングを使用
しなくとも、磁束の通る面積を小さくし、磁気抵抗を高
くすることにより、隣接チャンネル間のクロストークの
発生を防止することができる。
イト樹脂より成り、チャンネル境界部にスリット2また
は深い溝4を設けることにより、ショートリングを使用
しなくとも、磁束の通る面積を小さくし、磁気抵抗を高
くすることにより、隣接チャンネル間のクロストークの
発生を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明ロータリートランスの一実施例
について図1〜図9を参照して説明する。
について図1〜図9を参照して説明する。
【0008】図1は、フェライト樹脂より成り、チャン
ネル境界部にスリット2を設けるロータリートランスを
示すものである。
ネル境界部にスリット2を設けるロータリートランスを
示すものである。
【0009】ここで、コアの材料となったフェライト樹
脂の製造方法について説明する。図9は、フェライト樹
脂の作り方を示す行程ブロック図である。まず、酸化鉄
を主成分とする原料組成物をボールミルで粉砕し、これ
に添加剤(バインダー、消泡剤、潤滑剤、可塑剤)を投
入しながらスラリー濃度を調整し、スラリー組成物を調
製する。下記に原料組成物及び添加剤の各組成を示す。 原料組成物 Fe2O3 49.72 mol% ZnO 31.70 mol% NiO 9.11 mol% CuO 9.47 mol% 添加剤 バインダ(PVA) 120 リットル 消泡剤 1 リットル 潤滑剤 8.5 kg 可塑剤 1.0 kg スラリー濃度(原料組成物%)55%
脂の製造方法について説明する。図9は、フェライト樹
脂の作り方を示す行程ブロック図である。まず、酸化鉄
を主成分とする原料組成物をボールミルで粉砕し、これ
に添加剤(バインダー、消泡剤、潤滑剤、可塑剤)を投
入しながらスラリー濃度を調整し、スラリー組成物を調
製する。下記に原料組成物及び添加剤の各組成を示す。 原料組成物 Fe2O3 49.72 mol% ZnO 31.70 mol% NiO 9.11 mol% CuO 9.47 mol% 添加剤 バインダ(PVA) 120 リットル 消泡剤 1 リットル 潤滑剤 8.5 kg 可塑剤 1.0 kg スラリー濃度(原料組成物%)55%
【0010】このようにして調製したスラリー組成物を
スプレー乾燥し、ほぼ球形の造粒粉とする。製造された
ほぼ球形の造粒粉は、粒子径が44〜149μmの範囲
に分布しており、全体的にほぼ均一な粒子径を有する。
スプレー乾燥し、ほぼ球形の造粒粉とする。製造された
ほぼ球形の造粒粉は、粒子径が44〜149μmの範囲
に分布しており、全体的にほぼ均一な粒子径を有する。
【0011】そして、上記のようにして得られた造粒粉
を例えば既知の撹拌羽根付きロータリーキルンを用いて
約1050〜1100℃の温度で撹拌しながら焼成して
ほぼ球形のフェライト粉末(粒子径=数μm〜数10μ
m)を得る。
を例えば既知の撹拌羽根付きロータリーキルンを用いて
約1050〜1100℃の温度で撹拌しながら焼成して
ほぼ球形のフェライト粉末(粒子径=数μm〜数10μ
m)を得る。
【0012】次に、上記フェライト粉末を、高分子材料
に重量比で70〜98重量%ほど混練してコアの原材料
であるフェライト樹脂を得る。
に重量比で70〜98重量%ほど混練してコアの原材料
であるフェライト樹脂を得る。
【0013】ここで用いる高分子材料としては、ポリプ
ロピレン、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、
ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、エチレンエチルアクリレート、6−ナイロン、
6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、11−ナイロ
ン、12−ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂や、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂な
どの熱硬化性樹脂を用いることができる。
ロピレン、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、
ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、エチレンエチルアクリレート、6−ナイロン、
6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、11−ナイロ
ン、12−ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂や、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂な
どの熱硬化性樹脂を用いることができる。
【0014】本例では、フェライト粉末の組成例とし
て、Ni−Zn系のものを用いたが、他の組成例も使用
できるので以下にそれらの例を示す。 Mg−Zn系 Fe2O3 48.0 mol% MgO 20.5 mol% CuO 7.5 mol% ZnO 24.0 mol% Mn−Zn系 Fe2O3 53.0 mol% MnCO3 34.0 mol% ZnO 13.0 mol%
て、Ni−Zn系のものを用いたが、他の組成例も使用
できるので以下にそれらの例を示す。 Mg−Zn系 Fe2O3 48.0 mol% MgO 20.5 mol% CuO 7.5 mol% ZnO 24.0 mol% Mn−Zn系 Fe2O3 53.0 mol% MnCO3 34.0 mol% ZnO 13.0 mol%
【0015】フェライト樹脂コアの製造方法は、以下の
3通りに大別でき、いずれの方法によっても成形するこ
とができる。 射出成形法 フェライト樹脂の粉末を射出成形する方法である。 プレス成形法 フェライト樹脂を粉砕し、プレス成形した後に、加熱す
る方法である。 加熱プレス成形法 フェライト樹脂を粉砕した後、加熱プレス成形する方法
である。上記のプレス成形法および加熱プレス成形法に
おける粉砕行程は、混練して得られるフェライト樹脂の
ペレットをプレスに適したサイズに裂き、金型への充填
率を高めるために行なうものである。粉砕終了後の粉末
サイズは、粒径が小さい方が流動性に優れ、粒径が大き
い方が磁気特性が良くなるので、目的に応じ適宜選定す
る必要がある。本実施例では、平均粒径40μm〜80
μmと平均粒径1mm〜2mmの2通りのものを製造し
た。
3通りに大別でき、いずれの方法によっても成形するこ
とができる。 射出成形法 フェライト樹脂の粉末を射出成形する方法である。 プレス成形法 フェライト樹脂を粉砕し、プレス成形した後に、加熱す
る方法である。 加熱プレス成形法 フェライト樹脂を粉砕した後、加熱プレス成形する方法
である。上記のプレス成形法および加熱プレス成形法に
おける粉砕行程は、混練して得られるフェライト樹脂の
ペレットをプレスに適したサイズに裂き、金型への充填
率を高めるために行なうものである。粉砕終了後の粉末
サイズは、粒径が小さい方が流動性に優れ、粒径が大き
い方が磁気特性が良くなるので、目的に応じ適宜選定す
る必要がある。本実施例では、平均粒径40μm〜80
μmと平均粒径1mm〜2mmの2通りのものを製造し
た。
【0016】また、加熱温度は、樹脂の種類により適切
な温度が異なるが、焼結フェライトの焼結温度(概ね1
000℃前後)よりも非常に低い温度に設定でき、例え
ば、ナイロン系樹脂を用いた実施例においては、約22
0℃の加熱温度であった。
な温度が異なるが、焼結フェライトの焼結温度(概ね1
000℃前後)よりも非常に低い温度に設定でき、例え
ば、ナイロン系樹脂を用いた実施例においては、約22
0℃の加熱温度であった。
【0017】次に、本例で製造したロータリートランス
の構造について説明する。基本的なスリット付きコアの
構造は図1及び図2に示す通りである。図1及び図2の
ようにチャンネル境界部にコアの強度を損なわない程度
に、間隔をあけて、同心円上にスリットを設ける。この
ときスリットは、裏面まで貫通させる。また、コイル溝
にはコイルを設置してある。従来の焼結フェライトにお
いては、このような溝を設けることは困難であったが、
本例に様に、材料としてフェライト樹脂を用いることに
よりこのような成形が非常に容易となった。
の構造について説明する。基本的なスリット付きコアの
構造は図1及び図2に示す通りである。図1及び図2の
ようにチャンネル境界部にコアの強度を損なわない程度
に、間隔をあけて、同心円上にスリットを設ける。この
ときスリットは、裏面まで貫通させる。また、コイル溝
にはコイルを設置してある。従来の焼結フェライトにお
いては、このような溝を設けることは困難であったが、
本例に様に、材料としてフェライト樹脂を用いることに
よりこのような成形が非常に容易となった。
【0018】次に、他の実施例について、図3〜図8を
参照しながら説明する。図3に示した例は、裏面側に貫
通せずにかつある程度の強度を保つようにできるだけ深
い溝を設けたものである。この深い溝はコイル溝より深
くし、磁気抵抗を大きくするものである。図4に示した
例は、図3の例と同様の溝、すなわち、対向面に貫通せ
ずにかつある程度の強度を保つようにできるだけ深い溝
を、コアの裏面に設けたものである。図5に示した例
は、図2で示した例と図3で示した例を組み合わせたも
のであり、図3における深い溝の一部を残して他の部分
を図2のようなスリット状にしたものである。また、図
6及び図7に円筒型コアの一例を示す。これは、図2の
例と同様に一部コアを残しながらスリットを設けたもの
である。
参照しながら説明する。図3に示した例は、裏面側に貫
通せずにかつある程度の強度を保つようにできるだけ深
い溝を設けたものである。この深い溝はコイル溝より深
くし、磁気抵抗を大きくするものである。図4に示した
例は、図3の例と同様の溝、すなわち、対向面に貫通せ
ずにかつある程度の強度を保つようにできるだけ深い溝
を、コアの裏面に設けたものである。図5に示した例
は、図2で示した例と図3で示した例を組み合わせたも
のであり、図3における深い溝の一部を残して他の部分
を図2のようなスリット状にしたものである。また、図
6及び図7に円筒型コアの一例を示す。これは、図2の
例と同様に一部コアを残しながらスリットを設けたもの
である。
【0019】次に、ロータリートランスの組合せの例を
図8を参照しながら説明する。図8の上の方に示したよ
うに、一方に上述した構造を持つフェライト樹脂製コア
を、他方に従来の焼結フェライトコアを用いてロータリ
ートランスを構成するか、もしくは図8の下の方に示し
たように、両方ともにフェライト樹脂製コアを用いてロ
ータリートランスを構成するかによって、すなわち、少
なくとも一方を、上述の構造を持つフェライト樹脂製コ
アとして、ロータリートランスを構成させることができ
る。
図8を参照しながら説明する。図8の上の方に示したよ
うに、一方に上述した構造を持つフェライト樹脂製コア
を、他方に従来の焼結フェライトコアを用いてロータリ
ートランスを構成するか、もしくは図8の下の方に示し
たように、両方ともにフェライト樹脂製コアを用いてロ
ータリートランスを構成するかによって、すなわち、少
なくとも一方を、上述の構造を持つフェライト樹脂製コ
アとして、ロータリートランスを構成させることができ
る。
【0020】以上のことから、本例のロータリートラン
スによれば、フェライト樹脂より成り、チャンネル境界
部にスリット2または深い溝4を設けることにより、フ
ェライト樹脂を用いたコアにおいては、成形時にチャン
ネル境界部の一部にスリットや深い溝を設けることが容
易にできるので、ショートリングを使用しなくとも、隣
接チャンネル間のクロストークの発生を防止することが
できる。
スによれば、フェライト樹脂より成り、チャンネル境界
部にスリット2または深い溝4を設けることにより、フ
ェライト樹脂を用いたコアにおいては、成形時にチャン
ネル境界部の一部にスリットや深い溝を設けることが容
易にできるので、ショートリングを使用しなくとも、隣
接チャンネル間のクロストークの発生を防止することが
できる。
【0021】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フェライト樹脂を用いたコアにおいては、成形時にチャ
ンネル境界部の一部にスリットや深い溝を設けることが
容易にできるので、ショートリングを使用しなくとも、
隣接チャンネル間のクロストークの発生を防止すること
ができる。
フェライト樹脂を用いたコアにおいては、成形時にチャ
ンネル境界部の一部にスリットや深い溝を設けることが
容易にできるので、ショートリングを使用しなくとも、
隣接チャンネル間のクロストークの発生を防止すること
ができる。
【図1】本発明ロータリートランスの一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図2】本発明ロータリートランスの一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図3】本発明ロータリートランスの他の実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明ロータリートランスの他の実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図5】本発明ロータリートランスの他の実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図6】本発明ロータリートランスの他の実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図7】本発明ロータリートランスの他の実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図8】本発明ロータリートランスの組合せ例を示す構
成図である。
成図である。
【図9】フェライト樹脂の作り方を示す工程ブロック図
である。
である。
1 フェライト樹脂製コア 2 スリット 3 コイル溝
Claims (1)
- 【請求項1】 フェライト樹脂より成り、チャンネル境
界部にスリットまたは深い溝を設けることを特徴とする
ロータリートランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098123A JPH05299254A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ロータリートランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098123A JPH05299254A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ロータリートランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05299254A true JPH05299254A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14211516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098123A Pending JPH05299254A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ロータリートランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05299254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7199691B2 (en) * | 2004-12-10 | 2007-04-03 | Minebea Co., Ltd. | Flat resolver |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP4098123A patent/JPH05299254A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7199691B2 (en) * | 2004-12-10 | 2007-04-03 | Minebea Co., Ltd. | Flat resolver |
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