JP2006160217A - 車両用シート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックのリクライニング(後傾)時に乗員の頭部のヘッドレストに対する位置ずれ及び乗員の衣服の捲れ上がりを極力解消することができる車両用シート構造を得る。
【解決手段】シートバック14の側部下側とシートクッション12の後端部とは連結リンク18によって相対回転可能に連結されている。また、シートクッション12と車体フロア24とは平行リンク機構26によって相対回転可能に連結されている。シートバック14を後傾させると、連結リンク18によってシートバック14の後端部が上方かつ後方へ変位される。従って、トルソー角の中心位置がP1からP2へと変位してシートバック14の傾倒中心Qへと近づき、車両前後方向の離間距離がD1からD2へと縮まる。従って、ヘッドレスト16に対する頭部の位置ずれがなくなり、衣服の捲れ上がりも解消される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗員が着座するシートクッションと、このシートクッションの後端部にリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバックと、このシートバックの上端部に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレストと、を含んで構成された車両用シート構造に関する。
以下、図2を用いて、従来の車両用シート100の問題点について説明する。
図2に二点鎖線で示されるように、車両用シート100は、乗員が着座するシートクッション102と、このシートクッション102の後端部に隣接して配置されかつ図示しないリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバック104と、このシートバック104の上端部に上下調節可能に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレスト106と、を備えている。
特開2003‐127728号公報 特開2001‐270351号公報
ここで、上記従来の車両用シート100による場合、乗員のトルソー角(垂直線に対する胴体の中心線の傾斜角)の中心P’とシートバック104の傾倒中心Q’とが車両前後方向に距離Aだけずれている(オフセットしている)ため、図2に実線で示されるように、車両用シート100のシートバック104をリクライニング(後傾)させた際に、乗員の頭部の位置がヘッドレスト106に対して距離Bだけシートクッション102側へ相対的にずれ、ヘッドレスト106の頭部支持機能が充分には得られないという問題がある。
また、リクライニング(後傾)時に乗員の上体がシートバック104の前面上を矢印C方向へ擦れていくため、乗員の衣服が捲れ上がるという問題もある。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックのリクライニング(後傾)時に乗員の頭部のヘッドレストに対する位置ずれ及び乗員の衣服の捲れ上がりを極力解消することができる車両用シート構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用シート構造は、乗員が着座するシートクッションと、このシートクッションの後端部に配置されかつリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバックと、このシートバックの上端部に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレストと、を含んで構成された車両用シート構造であって、シートクッションとシートバックとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時にシートバックの傾倒角度に応じてシートクッションの後部を上方かつ後方へ変位させる連結手段を備えている、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係る車両用シート構造は、請求項1記載の発明において、車体フロアとシートクッションとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時に前記連結手段の動きに連動してシートクッションを車体フロアに対して略平行にリフトアップさせるリフトアップ手段を備えている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、シートバックをリクライニング(後傾)させると、シートバックの傾倒角度に応じてシートクッションの後部が連結手段によって上方かつ後方へと変位される。このため、乗員のトルソー角の中心位置(ヒップポイント)がシートバックの傾倒中心へ近づき(引き寄せられ)、両者間の車両前後方向に対する離間距離が縮まる。その結果、シートバックをリクライニング(後傾)させた際に、ヘッドレストと乗員の頭部の位置とのずれが減少又は解消されると共に、乗員の背中がシートバックの前面上を摺動して乗員の衣服が捲れ上がるといった現象も抑制又は解消される。
請求項2記載の本発明によれば、車体フロアとシートクッションとを相対回転可能に連結するリフトアップ手段を備えているので、シートバックが傾倒されて連結手段がシートクッションを上方かつ後方へ引き込むための動作をすると、その動きに連動してシートクッションが車体フロアに対して略平行にリフトアップされる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用シート構造は、乗員が着座するシートクッションと、このシートクッションの後端部に配置されかつリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバックと、このシートバックの上端部に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレストと、を含んで構成された車両用シート構造において、シートクッションとシートバックとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時にシートバックの傾倒角度に応じてシートクッションの後部を上方かつ後方へ変位させる連結手段を備えているので、乗員のトルソー角の中心位置とシートバックの傾倒中心との車両前後方向に対する離間距離を縮めることができ、その結果、シートバックのリクライニング(後傾)時に乗員の頭部のヘッドレストに対する位置ずれ及び乗員の衣服の捲れ上がりを極力解消することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の車両用シート構造は、請求項1記載の発明において、車体フロアとシートクッションとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時に連結手段の動きに連動してシートクッションを車体フロアに対して略平行にリフトアップさせるリフトアップ手段を備えているので、シートバックを後傾させても、大腿部のサポート性を良好に維持することができるという優れた効果を有する。
以下、図1を用いて、本発明に係る車両用シート構造の一実施形態について説明する。なお、この図に示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
図1に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、このシートクッション12の後端部に隣接して配置されかつ図示しないリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバック14と、このシートバック14の上端部に上下調節可能に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレスト16と、を含んで構成されている。
なお、シートバック14の下端部に付記された傾倒中心Qの位置には図示しないリクライニングロッドが車両幅方向を軸方向として配置されており、リクライニング時にはシートバック14はリクライニングロッドを回転中心軸として回転するようになっている。
上記シートバック14の側部下側とシートクッション12の後端部とは、側面視で湾曲した形状に形成された連結手段としての連結リンク18によって相対回転可能に連結されている。すなわち、連結リンク18の後部18Aは、シートバック14の側部下側にボルト・ナット等の固定具20によって上下二点で固定されている。また、連結リンク18の前端部18Bは、シートクッション12の後端部の側面に位置されてヒンジピン22によって相対回転可能に連結されている。
なお、連結リンク18の形状は必ずしも湾曲形状である必要はなく、車両用シートの形状との関係で、「へ」の字を上下逆向きにした形状や「L」の字を左右逆向きにした形状等に適宜変更される。
また、上記シートクッション12の側部と車体フロア24とは、リフトアップ手段としての平行リンク機構26によって相対回転可能に連結されている。平行リンク機構26は、フロントリンク28とリヤリンク30とによって構成されている。フロントリンク28の下端部は車体フロア24に固定されたフロントブラケット32にロアヒンジピン34によって相対回転可能に連結されており、又フロントリンク28の上端部はシートクッション12の側部前側にアッパヒンジピン36によって相対回転可能に連結されている。同様に、リヤリンク30の下端部は車体フロア24に固定されたリヤブラケット38にロアヒンジピン40によって相対回転可能に連結されており、又リヤリンク30の上端部はシートクッション12の側部後側にアッパヒンジピン42によって相対回転可能に連結されている。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に二点鎖線で示される状態がリクライニング前の車両用シート10の状態である。この状態から、シートバック14を例えば実線図示位置までリクライニング(後傾)させると、シートバック14の傾倒角度に応じて、シートクッション12の後端部が連結リンク18によって上方かつ後方(矢印R方向)へと変位される。このため、乗員のトルソー角の中心位置(ヒップポイント)がP1がP2へと変位し、車両前後方向に観た場合に、シートバック14の傾倒中心Qへ近づく(引き寄せられる)。すなわち、トルソー角の中心位置Pとシートバック14の傾倒中心Qとの車両前後方向に対する離間距離がD1からD2へと縮まる。その結果、シートバック14をリクライニング(後傾)させた際に、ヘッドレスト16と乗員の頭部の位置とのずれが減少又は解消されると共に、乗員の背中がシートバック14の前面上を摺動して乗員の衣服が捲れ上がるといった現象も抑制又は解消される。
以上より、本実施形態に係る車両用シート構造によれば、シートバック14のリクライニング(後傾)時に乗員の頭部のヘッドレスト16に対する位置ずれ及び乗員の衣服の捲れ上がりを極力解消することができる。その結果、本実施形態によれば、リクライニングの有無に拘わらずヘッドレスト16による乗員の頭部のサポート性能を良好に維持することができると共に、衣服の捲れ上がりに気をつける必要がなくなりリクライニング性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る車両用シート構造では、車体フロア24とシートクッション12とを等長リンクであるフロントリンク28及びリヤリンク30から成る平行リンク機構26を用いて相対回転可能に連結したので、シートバック14が後傾されて連結リンク18がシートクッション12の後端部を上方かつ後方(矢印R方向)へ引き込むための動作をすると、その動きに連動してシートクッション12が車体フロア24に対して略平行にリフトアップされる。その結果、本実施形態によれば、シートバック14を後傾させても、乗員の大腿部のサポート性を良好に維持することができる。
〔実施形態の補足説明〕
なお、上述した本実施形態では、シートクッション12を略平行にリフトアップさせるべく平行リンク機構26を用いたが、請求項1記載の本発明には、平行リンク機構26を採用しておらず、シートバック14の後傾時にシートクッション12が車体フロア24に対して略平行にならない構成(即ち、請求項2に係る本発明におけるリフトアップ手段を備えていない構成)も含まれる。
例えば、シートバック14を後傾させると、連結リンク18によってシートクッション12の後端部は上方かつ後方へ引き込まれる結果、本発明の作用・効果(乗員の頭部の位置ずれ防止及び衣服の捲れ上がり防止)は得られるが、その際にシートクッション12は前傾したり後傾したりする構成であってもよい。
また、上述した本実施形態では、シートクッション12を略平行にリフトアップさせるリフトアップ手段として平行リンク機構26を用いたが、請求項2記載の本発明には、平行リンクになっていないがシートクッション12を略平行にリフトアップさせる構成も含まれる。
例えば、上述した本実施形態では、シートクッション12の安定性の観点からフロントリンク28とリヤリンク30を用いたが、連結リンク18が充分な剛性を備えていれば、リヤリンク30を省略してもよいし、逆にフロントリンク28を省略してもよい。さらには、フロントリンク28及びリヤリンク30の替わりに、両者の中間位置付近に左右一対のセンタリンクを設ける構成を採ってもよい。
さらに、上述した本実施形態では、リフトアップ手段として平行リンク機構26を用いたが、これに限らず、リンク以外の構成を用いてリフトアップ手段を構成してもよい。
例えば、リクライニング(後傾)時のシートクッションが描く軌道を特定し、その軌道に沿った断面コ字状のガイドレールを車体フロア上に敷設しておき、シートクッション側には当該ガイドレールのガイド溝に沿って転動するローラを配設しておくようにしてもよい。
本実施形態に係る車両用シート構造の全体構成を示す側面図である。 従来例に係る車両用シート構造の全体構成を示す図1に対応する側面図である。
符号の説明
10 車両用シート
12 シートクッション
14 シートバック
16 ヘッドレスト
18 連結リンク(連結手段)
24 車体フロア
26 平行リンク機構(リフトアップ手段)

Claims (2)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、このシートクッションの後端部に配置されかつリクライニング機構によって傾倒可能に支持されたシートバックと、このシートバックの上端部に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレストと、を含んで構成された車両用シート構造であって、
    シートクッションとシートバックとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時にシートバックの傾倒角度に応じてシートクッションの後部を上方かつ後方へ変位させる連結手段を備えている、
    ことを特徴とする車両用シート構造。
  2. 車体フロアとシートクッションとを相対回転可能に連結し、シートバックの後傾時に前記連結手段の動きに連動してシートクッションを車体フロアに対して略平行にリフトアップさせるリフトアップ手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート構造。
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