JP2006158728A - 放射線撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

放射線撮像装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射線撮像装置による動画像撮影にて、オフセットのゆらぎが被写体画像のオフセット補正に影響を及ぼすことを防止し、且つフレームレートの低下を抑制できるようにする。
【解決手段】 放射線照射部109から所定の周期で被写体に放射線を照射し、当該照射された放射線に基づく被写体像を光電変換回路101により検出するとともに、周期的にオフセット画像を取得し、取得した周期的なオフセット画像の変化に応じて、放射線照射部の放射線照射周期及び光電変換回路からの被写体像の読み取り周期を制御するようにして、オフセットのゆらぎが生じる撮影開始直後はオフセット撮影と被写体撮影を交互に行って正確に被写体画像のオフセット補正を行い、オフセットが安定したら高フレームレートで被写体撮影を連続して行うことができるようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、放射線撮像装置及びその制御方法に関し、特に、マトリクス状に配列された複数の放射線検出素子により放射線を電気信号に変換して検出する放射線撮像装置に用いて好適なものである。
現在、医療におけるX線の静止画撮影系においては、被写体である患者にX線を照射し、その透過X線像をフィルムに露光するフィルム方式が主流になっている。フィルムは、情報を表示及び記録する機能を有し、大面積化でき、階調性が高く、しかも軽量で取り扱いが容易であるため、世界中に普及している。反面、現像工程を要する煩雑さ、長期にわたる保管場所、検索に人手と時間を要する等の問題点を有している。
一方、X線の動画像撮影系においては、イメージ・インテンシファイア(以下、「I.I.」と称する。)が主流となっている。I.I.は、装置内部で光電子増倍作用を利用しているため、一般に感度が高く、被曝線量低減の観点で優れている。反面、光学系の影響による周辺画像の歪み、低コントラスト、装置が大きいといった短所が指摘されている。I.I.は、患者の透視画像を医師がモニターするだけでなく、CCDのアナログ出力をディジタル変換して、記録、表示、保管することも可能である。しかし、診断には高い階調性が求められるため、透視画像にI.I.を用いても、静止画撮影ではフィルムを用いている例が多い。
最近、病院内でのX線画像のディジタル化の要求が高まりつつあり、フィルムの替わりに、固体撮像素子を2次元マトリクス状に配置したX線検出装置を用いて、X線量を電気信号に変換するX線撮像装置(FPD:Flat Panel Detector)が使われ初めている。これは、X線画像をディジタル情報に置き換えることができるため、画像情報を遠方に、しかも瞬時に伝送することが可能になり、X線画像の情報を伝送することで遠方にいながら都心の大学病院に匹敵する高度な診断を受けることが可能になるという長所がある。また、フィルムを用いないことで病院内でのフィルムの保管スペースが省ける長所もある。将来的には、優れた画像処理技術の導入により、放射線医師を介さず、コンピュータを用いた自動診断化の可能性が大いに期待されている。
そして、近年、固体撮像素子にアモルファスシリコン薄膜半導体を用い、静止画像を撮影できるX線撮像装置が実用化された。アモルファスシリコン薄膜半導体の作製技術を用い、X線検出装置として人体胸部の大きさをカバーする40cm角を超える大面積化が実現されている。その作製プロセスが比較的容易であるため、将来的には安価な検出装置の提供が期待されている。しかもアモルファスシリコンは、厚さが1mm以下の薄いガラスに作製可能であるため、ディテクタとしての厚さを非常に薄く作製できる長所がある。
このようなX線撮像装置は、放射線を電気信号に変換する複数の光電変換素子がマトリクス状に配列された光電変換回路と、変換して得られた電気信号をこの光電変換回路から読み出すための読み出し回路とを有している。被写体にX線が照射されるとその透過X線に係る光電変換が光電変換回路の各光電変換素子にて行われ、各光電変換素子に透過X線量に対応した信号電荷が蓄積される。そして、光電変換回路の各信号線を駆動し光電変換素子が接続されたスイッチ素子を適宜制御することにより、各光電変換素子に蓄積されている信号電荷を読み出し回路に電気信号として順次読み出し、さらに増幅して出力する。
以上のように動作させることで、読み出し回路から出力される電気信号により被写体画像を読み取ることができるが、実際にそのままの画像(画像に係る読み出し回路から出力される電気信号)には光電変換回路や読み出し回路で生成されるオフセットが含まれる。オフセットの要因にはいくつかあり、(A)光電変換素子のダーク電流、(B)スイッチ素子のリーク電流、(C)読み出し回路のアンプのオフセット電圧等がある。
ここでX線を照射して得られた画像は、上述したようにオフセットが含まれているのでオフセット成分を取り除かなければならず、その処理をオフセット補正という。静止画を撮影する場合には、放射線を照射した被写体画像を1枚撮影し、その後放射線を照射しないオフセット画像を撮影して、被写体画像からオフセット画像を差し引くことによりオフセット補正が行われる。
一方、動画像撮影の場合には、最初に放射線を照射しないオフセット画像を1枚撮影し、その後放射線を照射して複数の被写体画像を撮影し、最初に撮影したオフセット画像により被写体画像を補正する、もしくは、被写体画像とオフセット画像を交互に撮影し、その都度、被写体画像からオフセット画像を差し引いて補正を行う方法等がある。前者は、オフセット画像を1枚しか撮影せず、その後連続して被写体画像を撮影できるため、フレームレートが速い。それに対し、後者は、被写体画像とオフセット画像を交互に撮影するため、フレームレートが遅くなるという欠点がある。
しかし、動画像撮影では経時的にオフセットがゆらぐという特性があり、このゆらぎについては下記特許文献1に記載されており、以下この説明を行う。特許文献1には、動画像撮影時、特に透視撮影において、撮影毎にオフセットが変動して画質が劣化すると記載されている。特許文献1においては、このオフセットのゆらぎに対して、被写体画像の撮影とオフセット画像の撮影を交互に行い、オフセット画像を更新していくことにより対応している(前述した後者の方法)。
図10は、特許文献1の代表図であり、以下この説明を簡単に行う。図10は、横方向に時間軸を取ったタイミングチャートであり、(a)フレームレート、(b)X線照射及び画像データ収集タイミング、(c)校正データ収集及びテーブルデータ更新タイミング、(d)表示画像がそれぞれ示されている。まず、「FPD収集」によりX線を被写体に照射して被写体画像を撮影する。その次に、「校正データ収集」によりオフセットデータを収集して、それ以前に収集していた(図示せず)オフセットデータと加算平均を行い、平均したオフセットデータを新たなオフセットデータとし更新する。次にまた「FPD収集」によりX線を照射した被写体画像を撮影し、この撮影して得られた被写体画像を先の更新したオフセットデータでオフセット補正を行う。このように「FPD収集(被写体画像撮影)」と「校正データ収集(オフセット画像撮影)」を交互に行うことにより、オフセットデータを随時更新してゆらぎによる影響の抑制を図っている。
特開2002−301053号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように被写体画像撮影(X線撮影)の合間に校正データ収集を行ってオフセット補正を行うと、オフセットのゆらぎを抑えることはできるがフレームレートが低下するという問題がある。仮に、X線撮影と校正データ収集を1回毎交互に行った場合には、X線撮影を連続して行った場合に比べてフレームレートが1/2となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、放射線撮像装置による動画像撮影にて、オフセットのゆらぎが被写体画像のオフセット補正に影響を及ぼすことを防止し、且つフレームレートの低下を抑制できるようにすることを目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段と、前記放射線検出手段から前記電気信号を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段より供給される前記電気信号を処理する信号処理手段とを備え、前記放射線照射手段から所定の周期で放射線を照射し、当該照射された放射線に基づく被写体像を前記放射線検出手段により検出するとともに、前記信号処理手段は、前記供給される電気信号に係るオフセットデータを取得するとともに、前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御することを特徴とする。
本発明の放射線撮像装置の制御方法は、被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段とを備える放射線撮像装置の制御方法であって、前記放射線照射手段から所定の周期で照射した放射線に基づいて検出された被写体像に係る電気信号を前記放射線検出手段から読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程にて読み出した電気信号に所定の処理を施す信号処理工程と、前記電気信号に係るオフセットデータを取得するオフセットデータ取得工程と、前記オフセットデータ取得工程にて取得した前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段とを備える放射線撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記放射線照射手段から所定の周期で照射した放射線に基づいて検出された被写体像に係る電気信号を前記放射線検出手段から読み出す読み出しステップと、前記読み出しステップにて読み出した電気信号に所定の処理を施す信号処理ステップと、前記電気信号に係るオフセットデータを取得するオフセットデータ取得ステップと、前記オフセットデータ取得ステップにて取得した前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、オフセットデータの変化に応じて、放射線照射手段の放射線照射周期及び放射線検出手段からの電気信号の読み取り周期を制御することにより、動画像撮影において、オフセットデータのゆらぎが生じる撮影開始直後はオフセット撮影と被写体撮影を交互に行い、その後オフセットデータが安定したら被写体撮影を連続して行うように制御することができる。したがって、オフセットが変動する撮影開始直後であっても正確に被写体画像のオフセット補正を行い、かつオフセット安定後は高フレームレートで被写体撮影を連続的に行うことができるので、オフセットのゆらぎが被写体画像のオフセット補正に影響を及ぼすことを防止しながらもフレームレートの低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による放射線撮像装置を適用したX線撮像装置の構成例を示す図である。図1に示す第1の実施形態におけるX線撮像装置は、アモルファスシリコン薄膜半導体を用いて光電変換素子を構成したX線撮像装置である。また、このX線撮像装置では、動画撮影モードと静止画撮影モードとを選択的に設定自在とされている。なお、本発明の実施形態ではX線撮像を例示するが、本発明はこれに限定されるものではなく、α線、β線、γ線などの他の放射線を用いる放射線撮像装置についても適用可能である。
図1において、101は光電変換回路(放射線検出回路)であり、マトリクス状に配列された光電変換素子Sij、スイッチ素子(TFTトランジスタ)Tij、ゲート配線Gi、信号配線Mj、及びバイアス配線Vsを有する。ここで、符号に付したi、jは添え字であり、説明の便宜上、本実施形態ではi、jをそれぞれ1〜3の自然数とする(以下の説明においても同様)、すなわち3×3画素分の9つの光電変換素子を有する光電変換回路を例示して説明するが、これに限定されるものではなく、一般に実際の構成では更に多数の光電変換素子がマトリクス状に配列される。なお、図1においては、X線を可視光に変換する蛍光体は図示していない。
光電変換素子Sijは、例えばMIS(metal-insulator-semiconductor)型光電変換素子が用いられ、入射されるX線を可視光に変換して捕らえ、さらにそれを電気信号に変換するものであり、図1においては並列接続したフォトダイオードと素子容量とを用いて表記している。光電変換素子Sijでの光電変換により得られた電荷(信号電荷)は素子容量にそれぞれ蓄積される。光電変換素子Sijには、逆方向バイアスが印加されている。すなわち、各光電変換素子Sijにおけるフォトダイオードのカソード電極側は、バイアス配線Vsに接続され+(プラス:正電位)にバイアスされる。ここで、バイアス配線Vsは、通常共通の配線であるが図1では共通の配線としては省略している。
各光電変換素子Sijは、X線(放射線)を可視光に変換する波長変換体と、可視光を受光して電気信号に変換する光電変換体とを有している。波長変換体は、Gd23、Gd22S及びCsIのうちから選ばれた1種を母体材料として構成され、光電変換体は、アモルファスシリコンを主材料として構成されている。また、各光電変換素子Sijを、X線(放射線)を吸収して波長変換体を介さず直接的に電気信号に変換する機能を有するように構成してもよく、アモルファスセレン、ヒ素化ガリウム、ヨウ化水銀、ヨウ化鉛から選ばれた1種をその主たる材料として構成するようにしても良い。
第i行第j列の光電変換素子Sijは、それを構成するフォトダイオードのカソード電極と素子容量の一方の電極との相互接続点が上述したようにバイアス配線Vsに接続され、フォトダイオードのアノード電極と素子容量の他方の電極との相互接続点が第i行第j列のスイッチ素子Tijを介して第j列の信号配線Mjにそれぞれ接続されている。また、第i行に配置された各スイッチ素子Ti1〜Ti3のゲート電極(制御電極)は、スイッチ素子をオン/オフさせるための第i行のゲート配線Giにそれぞれ接続されている。なお、図1において第j列の信号配線Mjに付加されている読み出し容量CMjは、信号配線Mjに接続されたスイッチ素子(TFTトランジスタ)T1j〜T3jのゲート−ソース間の電極間容量(Cgs)の総和である。
102はゲート配線Giにパルスを印加して光電変換回路101を駆動制御するシフトレジスタであり、107は光電変換回路101の信号配線Mjが接続され、信号配線Mjの並列信号出力を増幅するとともに直列変換して出力するための読み出し回路である。また、108は読み出し回路107から出力された電気信号を処理する信号処理回路であり、109は被写体にX線(放射線)を照射するための放射線照射部である。
図2は、図1に示した読み出し回路107の構成を示す回路図である。図2において、RESjは第j列の信号配線Mjをリセットするスイッチ、Ajは信号配線Mjを介して入力される信号を増幅するアンプ、CLjはアンプAjで増幅された信号を一時的に記憶するサンプルホールド容量、SnjはアンプAjで増幅された信号をサンプルホールド容量CLjにサンプルホールドさせるためのスイッチ、Bjはバッファアンプ、Srjは並列信号を直列変換するためのスイッチ、103はスイッチSrjによる直列変換を制御するためにスイッチSrjにパルスを与えるシフトレジスタ、104は直列変換された信号を出力するバッファアンプである。
スイッチRESjは、リセット信号CRESによりオン/オフ制御される2端子スイッチであり、スイッチSnjは、サンプリング信号SMPLによりオン/オフ制御される2端子スイッチである。スイッチRESjは、一方の端子が対応する第j列の信号配線Mjに接続され、他方の端子が接地(基準電位)に対して接続されている。アンプAjは、入力端が信号配線Mjに接続され、出力端がスイッチSnjの一方の端子に接続されている。サンプルホールド容量CLjは、一方の電極が接地に対して接続され、他方の電極がバッファアンプBjの入力端に接続され、この他方の電極とバッファアンプBjの入力端との相互接続点がスイッチSnjの他方の端子に接続されている。バッファアンプBjの出力端はスイッチSrjを介してバッファアンプ104の入力端に接続され、バッファアンプ104の出力端は出力信号線Voutに接続されている。ここで、スイッチSrj(Sr1〜Sr3)は、シフトレジスタ103からのパルス(制御信号)に基づいて、排他的にスイッチSrjをオン状態にする、言い換えれば同時に2つ以上のスイッチSrjがオン状態とならないようにオン/オフ制御される。
図3は、図1に示した光電変換回路101の各光電変換素子Sijにて得られる光電変換信号の読み出し動作を示すタイミングチャートである。なお、図3において、各信号名や各信号線名等は、図1及び図2に準拠する。また、スイッチSrjについては、便宜上、オン状態であるかオフ状態であるかをレベルとしてそれぞれ示している。
まず、X線照射期間(光電変換期間)について説明する。光電変換回路101の光電変換素子Sijが接続されるスイッチ素子(TFTトランジスタ)Tijがすべてオフの状態において、光源(X線:放射線照射部)がパルス的にオンすると、それぞれの光電変換素子Sijに光が照射されて光電変換がなされ、光の量に対応した信号電荷が素子容量に蓄積される。ここで、X線可視変換用の蛍光体を用いていれば、X線の量に対応した可視光を光電変換素子Sij側に導光するような部材を用いるか、蛍光体を光電変換素子Sijの極近傍に配置すればよい。なお、光源がオフした後であっても光電変換された信号電荷は素子容量に保持される。
次に、読み出し期間について説明する。光電変換により得られた信号電荷(光電変換信号)の光電変換素子Sijからの読み出し動作は、1行目の光電変換素子S11〜S13、次に2行目の光電変換素子S21〜S23、次に3行目の光電変換素子S31〜S33の順で行われる。
まず、1行目の光電変換素子S11〜S13から信号電荷を読み出すために、シフトレジスタ102は、スイッチ素子T11〜T13のゲート電極が接続されているゲート配線G1にゲートパルスを与える。これにより、スイッチ素子T11〜T13がオン状態になり、光電変換素子S11〜S13に蓄積されていた信号電荷が、スイッチ素子T11〜T13を介して信号配線M1〜M3(読み出し容量CM1〜CM3)にそれぞれ転送される。信号配線M1〜M3に転送された信号電荷は、読み出し回路107内のアンプA1〜A3でそれぞれ増幅される。
その後、サンプリング信号SMPLがパルス状にオンとなることで、アンプA1〜A3で増幅された信号がサンプルホールド容量CL1〜CL3に転送されホールドされる。次に、シフトレジスタ103がスイッチSr1、Sr2、Sr3の順番で排他的に順次オン状態となるようにパルスを印加することにより、サンプルホールド容量CL1〜CL3にホールドされていた信号が、バッファアンプB1〜B3を介してサンプルホールド容量CL1、CL2、CL3の順でバッファアンプ104に供給される。そして、バッファアンプ104から出力信号線Voutを介して出力される。ここで、複数のバッファアンプB1、B2、B3の各アナログ信号出力が1つのバッファアンプ104から出力されることから、シフトレジスタ103とスイッチSr1〜Sr3を含めてアナログマルチプレクサと称する。結果として、1行目の光電変換素子S11、S12、S13の光電変換信号がアナログマルチプレクサにより順次出力されることになる。
2行目の光電変換素子S21〜S23からの信号電荷(光電変換信号)の読み出し、及びそれに続く3行目の光電変換素子S31〜S33からの信号電荷(光電変換信号)の読み出しも、シフトレジスタ102がゲート配線G2、G3にゲートパルスを与えるようにする点が異なるだけで、1行目の光電変換素子S11〜S13からの読み出しと同様に行われる。なお、シフトレジスタ102がゲート配線G1〜G3にゲートパルスをそれぞれ与える際には、それに先立って信号配線Mjはリセット信号CRESによりグランドレベル(接地電位)にリセットされる。
図3に示されるように、例えば1行目の光電変換素子S11〜S13から信号配線M1〜M3に転送された信号を、サンプリング信号SMPLによりサンプルホールド容量CL1〜CL3にサンプルホールドすれば、リセット信号CRESにより信号配線M1〜M3をグランド(GND)電位にリセットして、その後ゲート配線G2にゲートパルスを印加することができる。すなわち、1行目の光電変換素子S11〜S13から読み出した信号をシフトレジスタ103により直列変換動作をしている間に、同時に2行目の光電変換素子S21〜S23に蓄積されていた信号電荷をシフトレジスタ102により信号配線M1〜M3に転送することができる。
以上説明した動作により、光電変換回路101が有する1行目〜3行目のすべての光電変換素子Sijで蓄積された信号電荷を信号Voutとして出力することができる。
図4は、図1に示した信号処理回路108の構成例を示すブロック図である。信号処理回路108は、出力信号線Voutを介して供給される読み出し回路107からのアナログ出力をディジタル変換するアナログ−ディジタル変換器(ADC)11と、オフセット画像データ(以下、単に「オフセットデータ」とも称す。)を格納する2つのオフセットメモリ1、2と、X線が被写体に照射された後の読み出し動作により取得した被写体画像データを格納する被写体撮影用メモリ5と、当該信号処理回路108を統括的に制御し、オフセットメモリ1、2及び被写体撮影用メモリ5に記憶されたデータに後述するような信号処理を施すCPU(中央演算処理装置)6と、CPU6により制御されるシフトレジスタ7とを有し構成されている。
オフセットメモリ1、2は、ADC11の出力が供給されており、シフトレジスタ7を介して選択的に供給されるCPU6からのオフセット撮影信号に従って、ADC11の出力をオフセットデータとして格納する。同様に被写体撮影用メモリ5は、CPU6からの被写体撮影信号に従って、ADC11の出力を被写体画像データとして格納する。また、CPU6は、信号処理の結果に基づいて、被写体への放射線照射周期を制御するための照射部制御信号を放射線照射部109に出力する。なお、図4においては、2つのオフセットメモリ1、2を設ける場合を一例として示しているが、オフセットメモリを1つだけ設け、予めその記憶領域を分割して図4に示したオフセットメモリ1、2に相当するものとして用いるようにしても良い。さらには、1つのメモリにオフセットメモリ1、2及び被写体撮影用メモリ5に相当する互いに独立した記憶領域を設けるようにしても良い。
図5は、第1の実施形態におけるX線撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図5においては、説明の便宜上、図10における「FPD収集」を「被写体撮影」とし、また「校正データ収集」を「オフセット撮影」としている。ここで、被写体撮影とオフセット撮影とは、撮影する際にX線を照射しているか否かが異なり、それぞれの撮影にて図3に示したようにして光電変換回路101が有する光電変換素子Sijから光電変換信号(本実施形態では9画素分の信号)を読み出す。
すなわち、被写体撮影は、X線を被写体に照射し、被写体を透過したX線がX線撮像装置に入射し、入射したX線を波長変換体で可視光に変換したのち、光電変換素子での光電変換により得られた電気信号を光電変換回路から読み出すことにより被写体像を読み取る動作である。それに対し、オフセット撮影は、X線を被写体に照射せずに、光電変換回路が有する光電変換素子の暗電流、及び読み出し回路内のアンプのオフセット電圧を読み出す動作である。被写体撮影画像にはオフセット画像成分も含まれているため、被写体撮影及びオフセット撮影の後に行うオフセット補正にて、被写体撮影画像からオフセット撮影画像を差し引くことにより、オフセット成分を除去し被写体を透過したX線情報、言い換えれば被写体画像のX線撮影成分のみの情報を求めることができる。
図6は、第1の実施形態におけるX線撮像装置の動作を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートに従って処理を実行することにより、図5に一例を示したような第1の実施形態におけるX線撮像装置の動作が実現される。図6において、mはオフセット撮影枚数を示し、nは被写体撮影枚数を示す。
まず、動作開始時にはオフセット撮影と被写体撮影とを交互に繰り返す。動作開始時のステップST1で、オフセット撮影枚数m=0、被写体撮影枚数n=0がセットされる。ステップST2にて、オフセット撮影枚数m及び被写体撮影枚数nに、これから撮影する枚数分の値がそれぞれ加算される。例えば、動作開始直後であれば、オフセット撮影枚数m=0+1=1、被写体撮影枚数n=0+1=1となる。
次に、ステップST3にて、オフセット撮影が行われ、オフセット画像Fmが取得される。オフセット画像Fmは、光電変換回路101から読み出されて読み出し回路107から出力されたアナログ信号がADC11によりディジタル信号に変換された後、信号処理回路108内のオフセットメモリ1、又は2に格納される。ここで、オフセット画像Fmを格納するオフセットメモリ1、2の切り替えは、CPU6から出力されるオフセット撮影信号によりシフトレジスタ7がオフセットメモリ1とオフセットメモリ2を交互に選択するようになっている。そのため、オフセット撮影を何回行っても、常に最新の2枚のオフセット画像がオフセットメモリ1とオフセットメモリ2に格納されていることになる。本実施形態では、奇数番目のオフセット撮影により得られたオフセット画像F1、F3、F5、…がオフセットメモリ1に格納され、偶数番目のオフセット撮影により得られたオフセット画像F2、F4、F6、…がオフセットメモリ2に格納される。
次に、ステップST4にて、放射線照射部109により被写体にX線を照射して被写体撮影を行い、被写体撮影画像Xnを取得する。このとき、X線はパルス状に照射され、被写体撮影時間にのみ照射される。被写体撮影画像Xnは、光電変換回路101から読み出した光電変換信号に基づく読み出し回路107からの出力アナログ信号がADC11にてディジタル信号に変換され、信号処理回路108内の被写体撮影用メモリ5に格納される。
次に、ステップST5にてオフセット補正が行われる。このオフセット補正では、先の撮影(オフセット撮影及び被写体撮影)により得られた被写体撮影画像Xnからオフセット画像Fmを差し引き(Xn−Fm)、被写体画像に係るX線撮影成分のみを取り出す。具体的には、オフセットメモリ1又は2に格納されている最新のオフセット画像Fmと被写体撮影用メモリ5に格納されている被写体撮影画像Xnとがデータバスを介してCPU6に転送され、CPU6にて(Xn−Fm)の演算処理が行われることで補正処理が施される。
次に、ステップST6にて、CPU6はオフセットメモリ1、2に格納されている2枚のオフセット画像Fm、F(m−1)に係る差分計算(Fm−F(m−1))を行うことによりオフセットの変動量を求める。1枚目の撮影の場合には、オフセットメモリ1、2には1枚のオフセット画像しか格納されていないため(オフセットメモリ2にはオフセット画像がない)、差分計算により得られるオフセットの変動量は、オフセット画像F1となる。オフセット画像が2枚目以降の場合には、差分計算により得られるオフセットの変動量は、|F2−F1|、|F3−F2|、…と計算される。その際、オフセットの変動量は絶対値で求め、差分画像中の最大値(変動量の最大値)を差分Samに代入する。また、ステップST5でのオフセット補正と同様に、CPU6は、オフセットメモリ1及び2からデータバスを介してオフセット画像Fm、F(m−1)を読み込み差分計算及び最大値抽出を行う。
次に、ステップST7にて、差分Samに基づいて、オフセットがゆらいでいるか否かの判定を行う。具体的には、予めある閾値を設定し、ステップST6において求めた差分Samと閾値とを比較することにより、差分Samが閾値以下であるか否かを判定する(例えば差分Sam=0の場合には、オフセットのゆらぎがないことになる。)。この判定の結果、差分Samが閾値より大きい場合には、ステップST2に戻って再びオフセット撮影及び被写体撮影のサイクル(ステップST2〜ST7)を繰り返す。このステップST2〜ST7の処理をオフセットのゆらぎに相当する差分Samが閾値以下になるまで繰り返し行い、差分Samが閾値以下になった場合にはステップST8に進む。図5に示した例では、ステップST2〜ST7の処理を4回繰り返し行った後、オフセットのゆらぎである差分Sa4(=|F4−F3|)が閾値以下になったので、ステップST8に移行している。
オフセットのゆらぎを示す差分Samが閾値以下になった以降のステップST8〜ST11では、オフセット撮影を行うことなく、連続して被写体撮影を行う。ステップST8〜ST11の処理はループになっているため、撮影終了まで継続して行われる。より詳細には、ステップST9にて被写体撮影枚数nの値に1を加え(n=n+1)、ステップST10にて被写体撮影を行って被写体撮影画像Xnを取得し、ステップST11にて被写体撮影画像Xnからオフセット画像Fmを差し引くことによりオフセット補正を行って、再びステップST9(ST8)に戻る。そのため、図5に示すようにステップST2〜ST7までのオフセット撮影及び被写体撮影を交互に行っていた場合に比べて、ステップST8〜ST11では被写体撮影のみを行うことからフレームレートが2倍になる。なお、ステップST8〜ST11において撮影された被写体撮影画像に対するオフセット画像は、ステップST2〜ST7の処理で撮影した最後のオフセット画像Fm(本実施形態の場合にはオフセット画像F4)を継続して使用する。
図7(a)、(b)は、オフセット画像のゆらぎを示したものであり、図7(a)は仮にオフセットの変動をモニタせずにオフセット撮影と被写体撮影を交互に繰り返して行った場合を示したものであり、図7(b)は、上述した第1の実施形態によりオフセットの変動をモニタし、オフセットの変動量が所定の大きさ(閾値)以下となったらオフセット撮影を行うことなく被写体撮影のみを連続して行うようにした場合を示したものである。
図7(a)、(b)において、横軸はフレーム数、縦軸は画像出力であり、図中“□”は被写体撮影画像、“○”はオフセット画像、“△”は被写体撮影画像からオフセット画像を引いた差分(つまりオフセット補正後の被写体画像)を示している。
図7(a)、(b)において、被写体撮影では一定の線量を照射しているため、理想的には、被写体撮影画像の出力は変動がなく一定の出力であることが望ましい。しかし、図7(a)から明らかなように、オフセット画像の出力(オフセット)が撮影開始とともに増加し、また撮影開始からある一定期間経過すると、オフセットのゆらぎは減少し一定になっていることがわかる。
そのため、第1の実施形態では、オフセット撮影により得られた最新の2つのオフセット画像の変動量(差分)に応じて、被写体撮影の周期、すなわち放射線照射部109による被写体への放射線照射周期及び読み出し回路107による光電変換信号の読み取り周期を制御し、図7(b)に示すようにオフセットのゆらぎが生じる撮影開始からある一定期間においては、オフセット撮影+被写体撮影の撮影サイクルを行い、オフセットのゆらぎがなくなり(オフセットの変動量が小さくなり)安定期間に入ったら、オフセット撮影は行わず連続被写体撮影に移行する。これにより、フレームレートの低下を抑制しながらも、オフセットのゆらぎが影響を及ぼすことを防止して正確に被写体画像のオフセット補正を行い、オフセットの変動による被写体撮影画像のオフセット補正への影響を最小限にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態による放射線撮像装置を適用したX線撮像装置は、構成等は図1〜図4に示した第1の実施形態におけるX線撮像装置と同じであり、その動作の制御が第1の実施形態とは異なる。具体的には、上述した第1の実施形態においては、(オフセット撮影+被写体撮影)サイクル→連続被写体撮影と1段階で撮影サイクルが切り替わるようにしているが、以下に説明する第2の実施形態では、(オフセット撮影+被写体撮影)サイクル→(オフセット撮影+第1の被写体撮影+第2の被写体撮影)サイクル→連続被写体撮影と2段階で撮影サイクルを切り替える。
図8は、第2の実施形態におけるX線撮像装置の動作を示すフローチャートであり、図9は、図8に示すフローチャートに従って処理を実行した場合の動作例を示すタイミングチャートである。なお、図8においても、mはオフセット撮影枚数を示し、nは被写体撮影枚数を示す。また、第2の実施形態における各オフセット撮影及び被写体撮影も、第1の実施形態と同様であるので、以下の説明ではそれぞれについての詳細な説明は省略する。
まず、動作開始時にはオフセット撮影と被写体撮影とを交互に繰り返す。動作開始時のステップST21で、オフセット撮影枚数m=0、被写体撮影枚数n=0を設定し、ステップST22にて、オフセット撮影枚数m及び被写体撮影枚数nにそれぞれ1を加算する。次に、ステップST23にて、オフセット撮影が行われ、取得されたオフセット画像Fmがオフセットメモリ1又は2に格納される。
ステップST24にて、CPU6はオフセットメモリ1、2に格納されているオフセット画像Fm、F(m−1)の差分計算を行いオフセットの変動量(|Fm−F(m−1)|)を求め、その最大値を差分Samに代入する。次に、ステップST25にて、放射線照射部109により被写体にX線を照射して被写体撮影が行われ、取得された被写体撮影画像Xnが被写体撮影用メモリ5に格納される。その後、ステップST26にて、先の撮影により得られた被写体撮影画像Xnからオフセット画像Fmを差し引くことによりオフセット補正が行われる。
次に、ステップST27にて、ステップST24において求めた差分Samと予め設定した第1の閾値TAとの比較を行い、オフセットがゆらいでいるか否かの判定を行う。この判定の結果、オフセットのゆらぎを示す差分Samが第1の閾値TAより大きい場合には、ステップST22に戻り、再びステップST22〜ST27の処理を行う。このステップST22〜ST27の処理を差分Samが第1の閾値TA以下になるまで繰り返し行い、差分Samが第1の閾値TA以下になった場合にはステップST28に進む。
差分Samが第1の閾値TA以下となった場合に進むステップST28以降において、ステップST28〜ST32では、ステップST22〜ST26と同様にして、オフセット撮影枚数m及び被写体撮影枚数nの加算処理、オフセット撮影、オフセットの差分計算、被写体撮影、及びオフセット補正を行う。次に、ステップST33にて被写体撮影枚数nに1を加算して、ステップST34にて被写体撮影を行って被写体撮影画像Xnを取得し、ステップST35にてこの被写体撮影画像Xnにオフセット補正を施す。なお、このステップST35のオフセット補正は、ステップST29でのオフセット撮影により取得したオフセット画像Fmを用いて行われる。
次に、ステップST36にて、ステップST30において求めた差分Samと予め設定した第2の閾値TBとの比較を行い、オフセットがゆらいでいるか否かの判定を行う。ここで、第2の閾値TBと第1の閾値TAとの関係は、(第2の閾値TB)≦(第1の閾値TA)となるようにし、第2の閾値TBの方が、許容できるオフセットのゆらぎが小さくなるように設定している。
この判定の結果、オフセットのゆらぎを示す差分Samが第2の閾値TBより大きい場合には、ステップST28に戻り、差分Samが第2の閾値TB以下になるまでステップST28〜ST36の処理を繰り返し行う。一方、差分Samが第2の閾値TB以下になった場合にはステップST37に進む。ステップST37〜ST40では、上述した第1の実施形態でのステップST8〜ST11と同様にして、オフセット撮影を行うことなく、連続して被写体撮影を行う。なお、ステップST37〜ST40の処理はループになっているので撮影終了まで継続して行われ、この連続した被写体撮影で撮影される被写体撮影画像Xnに対するオフセット画像には、ステップST28〜ST36の処理で撮影された最後のオフセット画像Fm(本実施形態の場合にはオフセット画像F4)を継続して使用する。
このように第2の実施形態におけるX線撮像装置では、(第1の閾値TA)≧(第2の閾値TB)の関係を満たす2つの閾値を設定し、オフセットのゆらぎが第1の閾値TA以下になった場合及び第2の閾値TB以下になった場合の2段階で撮影サイクルを切り替える。そのため、図9に示すようにフレームレートも2段階で変化し、撮影開始時の(オフセット撮影+被写体撮影)の撮影サイクルにおけるフレームレートを基準にすると、ステップST28〜ST36での(オフセット撮影+第1の被写体撮影+第2の被写体撮影)の撮影サイクルにおけるフレームレートは1.33倍となり、さらにステップST37〜40での連続被写体撮影におけるフレームレートは2倍となる。そのため、上述した第1の実施形態と比較して、第2の実施形態では、フレームレートがスムーズに切り替わり、観察者に与える違和感を低減したりすることができ、動画像が見やすくなっている。
なお、第2の実施形態においては、2段階で撮影サイクルを切り替えるものを一例として示したが、2段階に限定されるものではなく、適宜閾値及び撮影サイクルを設定することにより、任意の複数段階で撮影サイクルを切り替えることが可能である。より見やすい動画像を提供することができる。
また、第1及び第2の実施形態では、オフセットのゆらぎをオフセット画像中で変動が最も大きい画素により評価するようにしているが、最大値でなくても良く、例えば平均値等を用いてオフセットのゆらぎを評価するようにしても良い。また、オフセットのゆらぎを求める際、オフセット画像の差分を用いているが、これに限定されるものではなく、オフセットがどの程度変化したかがわかれば良いので、差分に替えて変化の程度を表現可能な任意の指標を適用することが可能である。
また、第1及び第2の実施形態では、信号処理回路108において最新の多くとも2つのオフセット画像を保持(格納)するようにしているが、3つ以上のオフセット画像を保持するようにしても良い。3つ以上のオフセット画像を保持するようにした場合には、その中から最新の2つのオフセット画像を用いてオフセットのゆらぎを評価するようにすれば良く、さらには複数のオフセット画像を用いてそれらの変化(差分等)を用いてゆらぎの収束度合い等も評価することが可能である。
なお、上述した第1及び第2の実施形態による放射線撮像装置は、例えば病院内での診断に用いられる放射線検出システムや、工業用の非破壊検査装置としても用いられる放射線撮像装置に適用可能である。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態による放射線撮像装置を適用したX線撮像装置の構成例を示す図である。 読み出し回路の構成を示す図である。 光電変換回路に対する読み出し動作を示すタイミングチャートである。 信号処理回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるX線撮像装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態におけるX線撮像装置の動作を示すフローチャートである。 オフセット変動を示す図である。 第2の実施形態におけるX線撮像装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるX線撮像装置の動作例を示すタイミングチャートである。 従来のX線撮像装置における動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1、2 オフセットメモリ
3 被写体撮影用メモリ
6 CPU
7 シフトレジスタ
11 ADC
101 光電変換回路
102 シフトレジスタ
107 読み出し回路
108 信号処理回路
109 放射線照射部
Sij 光電変換素子

Claims (14)

  1. 被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、
    放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段から前記電気信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段より供給される前記電気信号を処理する信号処理手段とを備え、
    前記放射線照射手段から所定の周期で放射線を照射し、当該照射された放射線に基づく被写体像を前記放射線検出手段により検出するとともに、
    前記信号処理手段は、前記供給される電気信号に係るオフセットデータを取得するとともに、前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記信号処理手段は、複数の前記オフセットデータを格納する記憶手段を備え、前記オフセットデータを所定の周期で取得して前記記憶手段に格納するとともに、前記記憶手段に格納した前記オフセットデータを基に算出した前記オフセットデータの変動量に応じて、前記放射線照射周期及び前記読み取り周期を制御することを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  3. 前記記憶手段は、奇数番目に取得した前記オフセットデータを格納する第1の記憶手段と、偶数番目に取得した前記オフセットデータを格納する第2の記憶手段とを有し、
    前記オフセットデータの変動量は、前記第1の記憶手段に格納したオフセットデータと前記第2の記憶手段に格納したオフセットデータの差分であることを特徴とする請求項2記載の放射線撮像装置。
  4. 前記信号処理手段は、前記オフセットデータの変化と所定の閾値とを比較する比較手段を備え、前記比較手段での比較結果に応じて、前記放射線照射周期及び前記読み取り周期を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記放射線照射周期と前記読み取り周期との組み合わせが複数設定され、前記比較手段は、各前記放射線照射周期と前記読み取り周期との組み合わせに対応して設けられた前記所定の閾値と前記オフセットデータの変化とを比較することを特徴とする請求項4記載の放射線撮像装置。
  6. 前記読み出し手段は、前記放射線検出手段を駆動制御する駆動手段と、前記電気信号を読み出すための電気信号読み出し手段とを有し、
    前記信号処理手段は、
    放射線が照射されていない期間に前記放射線検出手段により周期的に前記オフセットデータを取得し、
    前記取得した周期的なオフセットデータの差分を計算してオフセットデータの変動量を監視するとともに、
    前記オフセットデータの変動量に応じて前記放射線照射周期及び前記読み取り周期を制御することを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  7. 前記放射線検出素子の材料として、アモルファスシリコンが用いられていることを特徴とする請求項6記載の放射線撮像装置。
  8. 前記放射線検出素子として、MIS型光電変換素子が用いられていることを特徴とする請求項7記載の放射線撮像装置。
  9. 放射線に対して波長変換を施す波長変換体を有し、
    前記波長変換体により波長変換されて出力された波が前記放射線検出素子に入射することを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記波長変換体は、Gd22S、Gd23及びCsIのなかから選択された1種を主成分とすることを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記放射線検出素子は、放射線を吸収して直接電気信号に変換する機能を有し、その主材料がアモルファスセレン、ヒ素化ガリウム、ヨウ化水銀、及びヨウ化鉛のなかから選択された1種であることを特徴とする請求項6記載の放射線撮像装置。
  12. 被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段とを備える放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記放射線照射手段から所定の周期で照射した放射線に基づいて検出された被写体像に係る電気信号を前記放射線検出手段から読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し工程にて読み出した電気信号に所定の処理を施す信号処理工程と、
    前記電気信号に係るオフセットデータを取得するオフセットデータ取得工程と、
    前記オフセットデータ取得工程にて取得した前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御する制御工程とを有することを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
  13. 被写体に対して放射線を照射する放射線照射手段と、放射線を電気信号に変換する複数の放射線検出素子がマトリクス状に配列された放射線検出手段とを備える放射線撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記放射線照射手段から所定の周期で照射した放射線に基づいて検出された被写体像に係る電気信号を前記放射線検出手段から読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにて読み出した電気信号に所定の処理を施す信号処理ステップと、
    前記電気信号に係るオフセットデータを取得するオフセットデータ取得ステップと、
    前記オフセットデータ取得ステップにて取得した前記オフセットデータの変化に応じて、前記放射線照射手段の放射線照射周期及び前記放射線検出手段からの前記電気信号の読み取り周期を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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