JP2006151675A - 記録媒体カセット、一体化カセット、印刷装置及び印刷物加工装置 - Google Patents

記録媒体カセット、一体化カセット、印刷装置及び印刷物加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録媒体カセットにおいて上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
【解決手段】 記録紙カセット20は、記録紙収容部21に外部から遮断して記録紙Sを収容し、記録紙Sと同じ空間に収容された供給ローラ30によって記録紙通過口25を通過させて印刷装置やラミネート装置に記録紙Sを供給する。この記録紙通過口25には、装置本体に装着された際には記録紙通過口25を開放し脱着された際には閉鎖する遮蔽板36が形成されている。この遮蔽板36は、外側上部に向かって支持軸36aを中心に回動し記録紙通過口25を開放する。この記録紙カセット20は、印刷装置の排紙部に装着して印刷物を収容したあと、ラミネート装置の給紙部に装着して印刷物を供給してラミネート処理を行うことができる。このカセットでは印刷装置やラミネート装置に装着されて給排紙する際に上方に開口する部分がない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録媒体カセット、一体化カセット、印刷装置及び印刷物加工装置に関する。
従来、印刷装置に用いられる記録媒体カセットとしては、記録紙を収容する収容部を外部から遮断又は外部に開放させるスライド可能な蓋体を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された記録媒体カセット120(図20参照)では、上方のみが開放された記録紙収容部121に記録紙Sを収容し、蓋体123により該上方が開放された記録紙収容部121を閉鎖する。そして、印刷装置に装着されたときには記録紙Sを印刷装置に供給する供給ローラ130を略隙間なく収容する大きさのローラ挿入口171を開放するように蓋体123が幅Wだけスライドして記録紙収容部121から印刷装置に記録紙Sを供給する。したがって、外部からの塵埃の侵入を抑制する。
特開2001−253565号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された記録媒体カセット120では、上方に向かって開口するローラ挿入口171に記録紙Sが通過可能になるように幅Yの記録媒体通過口125を設ける必要があった。つまり、上方の開口部を大きくする必要があった。ところが塵埃は上方から落ちてくることが多く、依然として塵埃がカセット内部に侵入することがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる記録媒体カセット及び一体化カセットを提供することを目的の一つとする。また、そのような記録媒体カセット及び一体化カセットを装着することができる印刷装置及び印刷物加工装置を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
即ち本発明の記録媒体カセットは、
記録媒体処理装置の給紙部に装着され該記録媒体処理装置に供給する記録媒体を収容する記録媒体カセットであって、
前記記録媒体を外部と遮断して収容する記録媒体収容部と、
前記記録媒体収容部に収容され前記記録媒体を前記記録媒体処理装置に供給する供給ローラと、
前記記録媒体収容部の側面に形成され前記供給ローラにより供給された前記記録媒体が通過可能である記録媒体通過口と、
前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体通過口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部と、
を備えたものである。
この記録媒体カセットでは、外部から遮断して記録媒体を収容し、記録媒体収容部に収容された供給ローラによって記録媒体収容部の側面に形成された記録媒体通過口を通過させて記録媒体処理装置に記録媒体を供給する。この記録媒体通過口には、記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときに記録媒体通過口を開放し脱着されたときには記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部が形成されている。このように、給紙部に装着されたときに開放される記録媒体通過口は記録媒体収容部の側面に形成されており上方への開口部がないため、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く板状部材であってもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放したときに板状部材が記録媒体通過口のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く上側板状部材と、前記上側板状部材の下方に配置され前記記録媒体通過口から外部に向かって下方に開く下側板状部材とを備えており、前記下側板状部材は、前記記録媒体通過口を閉鎖する縦方向の長さが前記上側板状部材よりも短く形成されていてもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放したときに上側板状部材が記録媒体通過口及び下側板状部材のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。また、上側板状部材と下側板状部材とにより記録媒体通過口を比較的大きく開放可能であるため、記録媒体が通過しやすい。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から前記記録媒体収容部の内部に向かって開く板状部材であってもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放する際に板状部材が記録媒体カセットの外部に出ることがないため、カセットを装着する部分の設計がしやすい。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記記録媒体収容部は、少なくとも一部が透明な材質で形成されていてもよい。こうすれば、記録媒体収容部を開放することなく収容されている記録媒体を確認可能であるため、間違ったカセットを記録媒体処理装置に装着してしまうことを防ぐことができる。
本発明の記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている記録媒体と前記供給ローラとを密着させる付勢部、を備えていてもよい。こうすれば、供給ローラによって記録媒体処理装置に記録媒体を供給しやすい。ここで、「付勢部」は、供給ローラを付勢して記録媒体と密着させるものでもよいし、記録媒体を付勢して供給ローラに密着させるものでもよいし、供給ローラと記録媒体とを付勢してこれらを密着させるものでもよい。
本発明の前記記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能であり、前記記録媒体カセットが前記排紙部に装着されたときには、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口を開放可能であり、前記記録媒体通過口は、前記記録媒体処理装置から排出される記録媒体を前記記録媒体収容部へ通過可能であり、前記記録媒体収容部は、前記記録媒体通過口を通過した記録媒体を収容可能であってもよい。一般に、記録媒体処理装置により処理された記録媒体は、そのまま外部に排出されることが多いため、記録媒体処理装置から排出されたあとに塵埃が付着することが多い。また、例えば特許文献1に記載された記録媒体カセットを記録媒体処理装置の排出部に装着したとしても記録媒体が通過可能な記録媒体通過口が上方にあるため、上方からの塵埃の侵入を十分に防止できない。これに対して本発明の記録媒体カセットでは、記録媒体処理装置から排出される記録媒体を記録紙収容部の側面に形成された記録媒体通過口を介して収容可能であるため、この記録媒体への上方からの塵埃の付着を抑制することができる。このとき、本発明の記録媒体カセットは、記録媒体処理装置の排紙部に装着され該記録媒体処理装置から排出される記録媒体を収容したあと該記録媒体処理装置又は他の記録媒体処理装置の給紙部に装着され該収容された記録媒体を供給する記録媒体カセットであってもよい。
本発明の記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の排紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている前記記録媒体と前記供給ローラとの間に空間を形成させる空間形成部、を備えておてもよい。こうすれば、記録媒体処理装置から排出された記録媒体が記録媒体収容部へ移行するのを供給ローラが妨げることがない。
本発明の記録媒体カセットは、前記記録媒体収容部に収容され前記供給ローラを回転駆動させる駆動部と、前記駆動部を駆動する電力を入力する電力入力部と、を備えていてもよい。こうすれば、電力入力部から電力を入力し、該入力した電力で記録媒体カセットに内蔵した駆動部により供給ローラを駆動させることができる。
あるいは、本発明の記録媒体カセットは、
記録媒体処理装置の給紙部に装着され該記録媒体処理装置に供給する記録媒体を収容する記録媒体カセットであって、
前記記録媒体を外部と遮断して収容する記録媒体収容部と、
前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときに前記記録媒体を前記記録媒体処理装置に供給する供給ローラを略隙間なく収容可能なローラ挿入口と、
前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記ローラ挿入口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記ローラ挿入口を閉鎖する開閉蓋と、
前記記録媒体収容部の側面に形成され前記供給ローラにより供給された前記記録媒体が通過可能である記録媒体通過口と、
前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体通過口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部と、
を備えたものとしてもよい。
この記録媒体カセットでは、外部から遮断して記録媒体を収容し、記録媒体処理装置の給紙部に装着された際にローラ挿入口が開放されて供給ローラが入り込み、この供給ローラによって記録媒体収容部の側面に形成された記録媒体通過口を通過させて記録媒体処理装置に記録媒体を供給する。この記録媒体通過口には、記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときに記録媒体通過口を開放し脱着されたときには記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部が形成されている。ここで、記録媒体収容部の側面に形成した記録媒体通過口を記録媒体が通過するため、上方の開口部を記録媒体が通過可能になるように大きくする必要がない。このように、上方の開口部を小さくすることができるため、その分、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く板状部材であってもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放したときに板状部材が記録媒体通過口のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く上側板状部材と、前記上側板状部材の下方に配置され前記記録媒体通過口から外部に向かって下方に開く下側板状部材とを備えており、前記下側板状部材は、前記記録媒体通過口を閉鎖する縦方向の長さが前記上側板状部材よりも短く形成されていてもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放したときに上側板状部材が記録媒体通過口及び下側板状部材のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。また、上側板状部材と下側板状部材とにより記録媒体通過口を比較的大きく開放するため、記録媒体が通過しやすい。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から前記記録媒体収容部の内部に向かって開く板状部材であってもよい。こうすれば、記録媒体通過口を開放する際に板状部材が記録媒体カセットの外部に出ることがないため、カセットを装着する部分の設計がしやすい。
本発明の記録媒体カセットにおいて、前記記録媒体収容部は、少なくとも一部が透明な材質で形成されていてもよい。こうすれば、記録媒体収容部を開放することなく収容されている記録媒体を確認可能であるため、間違ったカセットを記録媒体処理装置に装着してしまうことを防ぐことができる。
本発明の記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている記録媒体と前記供給ローラとを密着させる付勢部、を備えていてもよい。こうすれば、供給ローラによって記録媒体処理装置に記録媒体を供給しやすい。
本発明の前記記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能であり、前記記録媒体カセットが前記排紙部に装着されたときには、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口を開放可能であり、前記記録媒体通過口は、前記記録媒体処理装置から排出される記録媒体を前記記録媒体収容部へ通過可能であり、前記記録媒体収容部は、前記記録媒体通過口を通過した記録媒体を収容可能であってもよい。一般に、記録媒体処理装置により処理された記録媒体は、そのまま外部に排出されることが多いため、記録媒体処理装置から排出されたあとに塵埃が付着することが多い。また、例えば特許文献1に記載された記録媒体カセットを記録媒体処理装置の排出部に装着したとしても記録媒体が通過可能な記録媒体通過口が上方にあるため、上方からの塵埃の侵入を十分に防止できない。これに対して本発明の記録媒体カセットでは、記録媒体収容部の側面に形成した記録媒体通過口を記録媒体が通過するため、上方の開口部を記録媒体が通過可能になるように大きくする必要がない。このように、上方の開口部を小さくすることができるため、その分、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。このとき、本発明の記録媒体カセットは、記録媒体処理装置の排紙部に装着され該記録媒体処理装置から排出される記録媒体を収容したあと該記録媒体処理装置又は他の記録媒体処理装置の給紙部に装着され該収容された記録媒体を供給する記録媒体カセットであってもよい。
本発明の一体化カセットは、上述したいずれかの記録媒体カセットを複数備えており、該複数の記録媒体カセットの少なくとも1つが前記記録媒体処理装置の給紙部に装着可能であり、該複数の記録媒体カセットの少なくとも1つが前記記録媒体処理装置の排紙部に装着可能に一体化されているものである。この一体化カセットでは、記録媒体処理装置での処理前の記録媒体と同じ種類の処理後の記録媒体を収容可能なため、種類の異なる記録媒体が収容されているカセットを給紙部と排紙部に装着してしまうことがない。
本発明の印刷装置は、
上述したいずれかの記録媒体カセット(供給ローラが記録媒体収容部に収容されたカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記供給ローラに接続し該供給ローラを駆動して前記記録媒体を該記録媒体カセットから供給させる駆動部と、
前記供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する上述したいずれかの記録媒体カセット(記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能なカセット)を装着可能である排紙部と、
を備えたものである。
この印刷装置では、上述したいずれかの記録媒体カセットを給紙部に装着し、装着された記録媒体カセットから記録媒体を供給し、供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷し、印刷した記録媒体を排紙部に装着された上述したいずれかの記録媒体カセットに収容する。ここで、上述した記録媒体カセットは、上方からの塵埃の侵入を抑制することができるものであるから、この印刷装置では、印刷前の記録媒体と印刷後の記録媒体への塵埃の付着を抑制可能である。したがって、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷装置は、
上述した記録媒体カセット(前記記録媒体収容部に収容され前記供給ローラを回転駆動させる駆動部を備えたカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記電力入力部に接続し該電力入力部に電力を供給する電力供給部と、
前記電力供給部が供給した電力で前記供給ローラが駆動し該駆動する供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する上述したいずれかの記録媒体カセット(記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能なカセット)を装着可能である排紙部と、
を備えたものとしてもよい。
こうしても、印刷前の記録媒体と印刷後の記録媒体への塵埃の付着を抑制可能であるため、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷装置は、
上述したいずれかの記録媒体カセット(供給ローラを略隙間なく収容可能な開口部を有するカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記開閉蓋を開放する開放部と、
前記開放部によって開放された前記ローラ挿入口に入り込んで前記記録媒体に当接し前記記録媒体を前記記録媒体カセットから供給する供給ローラと、
前記供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する上述したいずれかの記録媒体カセット(記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能なカセット)を装着可能である排紙部と、
を備えたものとしてもよい。
こうしても、印刷前の記録媒体と印刷後の記録媒体への塵埃の付着を抑制可能であるため、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷装置は、前記排紙部に装着された上述したいずれかの記録媒体カセット(記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能なカセット)の記録媒体通過口から前記記録媒体収容部に入り込んで前記印刷部により印刷された記録媒体を該記録媒体収容部に搬送する紙送りローラ、を備えたものとしてもよい。こうすれば、紙送りローラが記録媒体収容部に入り込んで記録媒体を記録媒体収容部に搬送するため、排紙部から排紙される記録媒体を記録媒体カセットに収容しやすい。
本発明の印刷装置は、
給紙部及び排紙部を有し上述した一体化カセットを装着可能である装着部と、
前記一体化カセットから前記給紙部を介して供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部によって印刷された記録媒体を前記排紙部を介して前記一体化カセットに搬送する搬送部と、
を備えたものとしてもよい。
こうしても、印刷前の記録媒体と印刷後の記録媒体への塵埃の付着を抑制可能であるため、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷装置は、前記装着部に装着された一体化カセットの排紙部側の記録媒体通過口から前記記録媒体収容部に入り込んで前記印刷部により印刷された記録媒体を該記録媒体収容部に搬送する紙送りローラ、を備えていてもよい。こうすれば、紙送りローラが記録媒体収容部に入り込んで記録媒体を記録媒体収容部に搬送するため、排紙部から排紙される記録媒体を記録媒体カセットに収容しやすい。
本発明の印刷物加工装置は、
上述したいずれかの記録媒体カセット(供給ローラが記録媒体収容部に収容されたカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記供給ローラに接続し該供給ローラを駆動して前記記録媒体を該記録媒体カセットから供給させる駆動部と、
前記供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
を備えたものである。
この印刷物加工装置では、上述したいずれかの記録媒体カセットを給紙部に装着し、装着された記録媒体カセットから記録媒体を供給し、供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す。ここで、上述した記録媒体カセットは、上方からの塵埃の侵入を抑制することができるものであるから、この印刷物加工装置では、塵埃の付着を抑制した記録媒体にラミネート処理をすることができる。したがって、記録媒体への塵埃の付着による加工仕上がりの品質の低下を抑制することができる。なお、上述した印刷装置によって印刷された記録媒体を収容した記録媒体カセットを給紙部に装着してもよい。こうすれば、印刷前からラミネート処理まで、塵埃の付着を抑制した記録媒体を用いることができるため、一層加工仕上がり品の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷物加工装置は、
上述した記録媒体カセット(前記記録媒体収容部に収容され前記供給ローラを回転駆動させる駆動部を備えたカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記電力入力部に接続し該電力入力部に電力を供給する電力供給部と
前記電力供給部が供給した電力で前記供給ローラが駆動し該駆動する供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
を備えた印刷物加工装置。
こうしても、塵埃の付着を抑制した記録媒体にラミネート処理を行うため、塵埃の付着による加工仕上がりの品質の低下を抑制することができる。なお、上述した印刷装置によって印刷された記録媒体を収容した記録媒体カセットを給紙部に装着してもよい。こうすれば、印刷前からラミネート処理まで、塵埃の付着を抑制した記録媒体を用いることができるため、一層加工仕上がり品の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷物加工装置は、
上述したいずれかの記録媒体カセット(供給ローラを略隙間なく収容可能な開口部を有するカセット)を装着可能である給紙部と、
前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記開閉蓋を開放する開放部と、
前記開放部によって開放された前記ローラ挿入口に入り込んで前記記録媒体に当接し前記記録媒体を供給する供給ローラと、
前記供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
を備えたものとしてもよい。
こうしても、塵埃の付着を抑制した記録媒体にラミネート処理を行うため、塵埃の付着による加工仕上がりの品質の低下を抑制することができる。なお、上述した印刷装置によって印刷された記録媒体を収容した記録媒体カセットを給紙部に装着してもよい。こうすれば、印刷前からラミネート処理まで、塵埃の付着を抑制した記録媒体を用いることができるため、一層加工仕上がり品の品質の低下を抑制することができる。
本発明の印刷物加工装置は、
給紙部を有し上述した一体化カセットを装着可能である装着部と、
前記一体化カセットから前記給紙部を介して供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
を備えたものとしてもよい。
こうしても、塵埃の付着を抑制した記録媒体にラミネート処理を行うため、塵埃の付着による加工仕上がりの品質の低下を抑制することができる。なお、上述した印刷装置によって印刷された記録媒体を収容した記録媒体カセットを給紙部に装着してもよい。こうすれば、印刷前からラミネート処理まで、塵埃の付着を抑制した記録媒体を用いることができるため、一層加工仕上がり品の品質の低下を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
[第1実施例]
次に、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例である記録紙カセット20の斜視図であり、図2は、図1のA−A断面図であり、(a)が記録紙通過口25の閉鎖時の断面図であり、(b)が記録紙通過口25の開放時の断面図である。図3は、記録紙カセット20の供給ローラ30付近を水平面で切断しこれを上面から見た説明図である。この記録紙カセット20は、記録紙Sを外部と遮断して収容する記録紙収容部21と、記録紙収容部21の前方の上部に直方体状に形成され供給ローラ30(図2参照)を記録紙Sと同じ空間に収容する供給ローラ収容部22と、供給ローラ30に直結している駆動ギア24と、供給ローラ30により供給された記録紙Sが通過可能な記録紙通過口25と、記録紙通過口25を開放・閉鎖可能に支持されている遮蔽板36と、記録紙Sと供給ローラ30との密着を解除して空間を形成させる付勢解除部27(図2参照)とを備えている。
記録紙収容部21は、記録紙Sを収容可能なように扁平な直方体に形成されている。この記録紙収容部21の側面には、透明な部材(例えばアクリル樹脂など)により矩形状の確認窓21aが形成されており、カセット内部を目視可能になっている。記録紙収容部21の側面には付勢解除部27の棒状体27bが移動する円弧状の回動溝27fが形成されている。この記録紙収容部21は、記録紙Sとして所定形状(例えばA4サイズなど)の紙、厚紙及びフィルムなどを収容する。この記録紙収容部の21の前方側面の上方には記録紙Sが通過する記録紙通過口25が形成されており、この記録紙通過口25が開口した下側の端部には、遮蔽板36との間の隙間を塞ぐ柔軟な材料(例えばスポンジなど)で形成された封止部21bが設けられている。
遮蔽板36は、樹脂により形成されている矩形板状の部材であり、記録紙収容部21の前方上側に配置されている。この遮蔽板36は、その上端部36c近傍に設けられた支持軸36aによって記録媒体通過口25から外部に向かって上方に開くように回動可能に支持されている。この支持軸36aは、記録紙収容部21の記録紙通過口25の上部近傍に支持されている。また、遮蔽板36には、引っ張りバネ37が設けられている。この引っ張りバネ37は、その一端が供給ローラ収容部22の上面裏側に形成された係止部37aにビス止めされ、他端が遮蔽板36の係止部37bにビス止めされている。この結果、遮蔽板36は、常に記録紙通過口25を閉鎖するように引っ張りバネ37によって付勢されている。この引っ張りバネ37は、遮蔽板36の両側に設けられている。なお、記録紙通過口25の左右端部には突起状に形成された図示しないストッパが設けられており、遮蔽板36が記録紙収容部21の内側に入り込んでしまうのを防止している。また、支持軸36a近傍には、柔軟な材料(例えばスポンジなど)で形成された封止部36bが供給ローラ収容部22の前方と遮蔽板36との間に設けられており、遮蔽板36が回動する際に生じる隙間を塞いでいる。また、遮蔽板36は、上端部36cが供給ローラ収容部22の上面よりも上側に突出するように支持されている。このため、この上端部36cが図2において左側に押されると、支持軸36aを中心に遮蔽板36が反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放する(図2(b)参照)。
また、記録紙カセット20の内部には、図2に示すように、記録紙Sと供給ローラ30との密着を解除させる付勢解除部27と、記録紙Sを戴置する戴置板28と、戴置板28を上方に付勢して戴置板28に戴置された記録紙Sを供給ローラ30に密着させる付勢バネ29と、記録紙Sを記録紙収容部21から供給する供給ローラ30とが設けられている。
付勢解除部27は、記録紙収容部21の側面に設けられ、後述する印刷装置40の排紙部46に装着された際に記録紙Sと供給ローラ30との密着を解除させ記録紙Sが収容可能な空間を形成させるものである。この付勢解除部27のV字板27aは、その略中央に設けられた支持軸27cを介して記録紙収容部21に固定され、該支持軸27cを中心として軸回転可能になっている。また、V字板27aの一端には略円弧状に形成された円弧板27e及び棒状体27bが固定されており、V字板27aの他端には戴置板28が接続棒27dを介して回動自在に軸支されている。棒状体27bは、記録紙収容部21に形成されている回動溝27f(図1参照)から外部に突出した状態でV字板27aに固定されている。この付勢解除部27は、棒状体27bが図2において反時計回りに回動溝27fを移動すると、V字板27aも支持軸27cを中心として反時計回りに回転し、接続棒27dが下方に移動することにより、戴置板28を下方に押し下げるように構成されている。円弧板27eは、棒状体27bが回動溝27fを移動する区間において絶えず回動溝27fの隙間を遮蔽するものである。なお、付勢解除部27は、記録紙カセット20の左右両側に形成されている(図3参照)。
供給ローラ30は、記録紙収容部21に収容された記録紙Sを印刷装置40などへ供給するゴム製のローラであり、図3に示すように、ローラ軸31を中心に軸回転可能なように軸受け32,32を介して供給ローラ収容部22に支持されている。ローラ軸31の片側(図3では右側)は、軸受け32を介して外部に貫通し駆動ギア24が固定されている。なお、本実施例では、ローラ軸31に1つの供給ローラ30を固定したものを示したが、複数の供給ローラを固定してもよい。
次に、記録紙カセット20を装着する印刷装置40について説明する。図4は、印刷装置40の断面図であり、図5は、記録紙Sの供給機構の説明図(図4のB−B断面図)である。印刷装置40は、インクジェット方式のフルカラープリンタとして構成され、記録紙カセット20を装着可能である給紙部42と、給紙部42を介して供給された記録紙Sを排紙部46まで搬送する搬送ユニット43と、搬送ユニット43によって搬送された記録紙Sに着色剤(インク)によって画像を印刷する記録ヘッド44と、印刷された記録紙Sを収容する記録紙カセット20を装着可能である排紙部46と、印刷装置40の印刷動作を制御するコントローラ41とを備えている。
給紙部42は、記録紙Sを供給する記録紙カセット20を装着する部分であり、記録紙カセット20が装着された際に記録紙カセット20との間に略隙間ができないように形成されている。この給紙部42の上面45には、遮蔽板36の上端部36c(図2参照)が通過する通過部45aと、遮蔽板36の上端部36cが突き当たることにより遮蔽板36を回動させ記録紙通過口25を開放する遮蔽板作動部45bと、回動した遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部45cとが形成されている。この遮蔽板作動部45b及び遮蔽板固定部45cは、記録紙通過口25を開放した遮蔽板36が面接触する角度に傾斜して形成されている。なお、この給紙部42の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット20の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット20が図4の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
搬送ユニット43は、記録紙Sを本体下部に配設された給紙部42から円弧を描きインクカートリッジ44を介して本体上部に配設された排紙部46に導くガイド部43aと、駆動モータ35に接続し記録紙Sをガイド部43aに沿って搬送する複数の搬送ローラ43bと、駆動モータ35に接続し排紙部46に装着された記録紙カセット20の記録紙収容部21に記録紙Sを搬送する紙送りローラ43cとにより構成されている。紙送りローラ43cは、記録ヘッド44により印刷された記録紙Sを記録紙収容部21に搬送するゴム製のローラである。この印刷装置40では、2つの紙送りローラ43c,43cが上下に対向して印刷台44dの先端に軸支されている。したがって、この紙送りローラ43c,43cは、記録紙カセット20が排紙部46に装着された際には、記録紙カセット20の記録紙通過口25の封止部21bの上部から記録媒体収容部21の内部に入り込む。
記録ヘッド44は、シアン・マゼンタ・イエロー・ライトシアン・ライトマゼンタ及びブラックの各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ44aと、インクカートリッジから供給された各インクに圧力をかける圧力発生部44bと、圧力発生部44bで加圧されたインクを印刷台44d上に搬送された記録紙Sに吐出する吐出口44cとを備えている。圧力発生部44bは、圧電素子(例えばピエゾ素子など)に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用している。なお、この圧力発生部44bは、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。
排紙部46は、印刷した記録紙Sを収容する記録紙カセット20を装着する部分であり、記録紙カセット20が装着された際に記録紙カセット20との間に略隙間がないように形成されている。この排紙部46の上面47には、遮蔽板36の上端部36cが通過可能に形成されている通過部47aと、この通過部47aが段差状に狭くなるように形成されている段差部47bと、遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部47cとが形成されている。この段差部47bは、遮蔽板36の上端部36cが記録紙カセット20を図4において右側に差し込む際に上端部36cが図4において左側に押しつけられることにより遮蔽板36を反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放するような高さに形成されている。遮蔽板固定部47cは、記録紙通過口25を開放した遮蔽板36が面接触する角度に傾斜して形成されている。この排紙部46の近傍には、記録紙カセット20の棒状体27bに引っ掛かる略垂直壁状の突出部46aが形成されている。なお、この排紙部46の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット20の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット20が図4の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
また、印刷装置40には、図4及び図5に示すように、給紙部42に記録紙カセット20が装着された際に駆動ギア24に接続する接続ギア33a,33bが配置されている。この接続ギア33bは、駆動モータ35のモータ軸35aに固定されており、駆動モータ35により回転する。したがって、接続ギア33a,33bを介して駆動モータ35により供給ローラ30が回転する。この駆動モータ35には、図示しない他のギアが接続されており、搬送ローラ43b、紙送りローラ43cなども駆動モータ35により回転する。
コントローラ41は、周知のCPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMとを備えている。このコントローラ41は、駆動モータ35や記録ヘッド44と電気的に接続されており、これらに制御信号を出力する。
続いて、記録紙カセット20を装着するラミネート装置50について説明する。図6は、ラミネート装置50の断面図である。ラミネート装置50は、記録紙Sの上面(印刷面)に対して保護層Pを加熱定着させる熱転写型オーバコート方式の装置として構成されている。ラミネート装置50は、図6に示すように、フィルムが円筒状に巻かれたロールフィルム61と、ロールフィルム61から保護材60aが形成されたフィルム60を引き出し該引き出したフィルム60と重ね合わせて記録紙Sを搬送する搬送ローラ55と、重ね合わせたフィルム60と記録紙Sとを加熱しながら搬送する加熱ローラ56と、加熱ローラに従動し重ね合わせたフィルム60と記録紙Sとを加圧する加圧ローラ57と、フィルム60と記録紙Sとを搬送すると共にこれらを離間させる搬送ローラ58と、保護材60aを失ったフィルム60を巻き取る巻取りロール62と、ラミネート装置50の動作を制御するコントローラ51とを備えている。なお、ラミネート装置50はオーバコート方式を採用するものとしたが、記録紙Sの下面側にも保護層Pを加熱定着させる機構を設け、記録紙Sの上面と下面とに保護層Pを設ける方式のものを採用してもよい。
ロールフィルム61は、ロール軸61aにフィルム60を図6において時計回りに円筒状に巻いたものである。フィルム60は、耐熱性を有する樹脂(例えばポリプロピレンなど)からなるフィルムである。このフィルム60には、加熱ローラ56及び加圧ローラ57によってラミネート処理が行われたあと記録紙Sの印刷面の保護層Pとなる保護材60aがその表面に形成されている。つまり、基材であるフィルム60とその表面に形成された保護材60aとの2層構造になっている。保護材60aは、フィルム60の耐熱温度よりも低いガラス転移点Tgで融解する熱可塑性樹脂(例えばアクリル樹脂)からなる。また、巻取りロール62は、ラミネート処理後の保護材60aを失ったフィルム60を巻き取るものであり、ロール軸62aを中心に軸回転可能に支持されている。なお、フィルム60に保護材60aを接着性や耐候性などの特性を変化させて複数層形成してもよい。
給紙部52は、記録紙Sを供給する記録紙カセット20を装着する部分であり、記録紙カセット20が装着された際に記録紙カセット20との間に略隙間ができないように形成されている。この給紙部52の上面には、印刷装置40と同様に、遮蔽板36の上端部36cが通過する通過部52aと、遮蔽板36の上端部36cが突き当たることにより遮蔽板36を回動して記録紙通過口25を開放する遮蔽板作動部52bと、遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部52cとが形成されている。この遮蔽板作動部52b及び遮蔽板固定部52cは、遮蔽板36が記録紙通過口25を開放するときの角度に傾斜して形成されている。なお、この給紙部52の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット20の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット20が図6の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
加熱ローラ56は、ヒータ56aを内部に有する円筒形の金属コアの外周にゴム層を設けたものであり、駆動モータ54によって回転し、記録紙S及びフィルム60を搬送すると共に記録紙S上に保護材60aを融着させ保護層Pを形成させるものである。ヒータ56aは、通電により発熱するハロゲンランプなどのヒータである。加圧ローラ57は、金属製の軸57aの周囲にゴム層が設けられているものであり、加熱ローラ56に付勢された状態で回転可能に支持されている。
更に、ラミネート装置50の内部には、記録紙カセット20の駆動ギア24と接続する接続ギア53a,53bが配置されている。この接続ギア53bは、駆動モータ54のモータ軸54aに固定されており、駆動モータ54により回転する。したがって、接続ギア53a,53bを介して駆動モータ54により供給ローラ30が回転する。また、駆動モータ54には、図示しない他のギアが接続されており、搬送ローラ55,58や加熱ローラ56なども駆動する。
コントローラ51は、周知のCPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMとを備えている。このコントローラ51は、駆動モータ54やヒータ56aと電気的に接続されており、これらに制御信号を出力する。
次に、印刷装置40に記録紙カセット20を装着する動作について、まず排紙部46に記録紙カセット20を装着する動作について、図7を用いて説明する。まず、ユーザは戴置部28に記録紙Sを戴置していない記録紙カセット20を排紙部46に差し込む。すると、遮蔽板36の上端部36cが通過部47aを通過し、上端部36cが段差部47bに接触する。そして、記録紙カセット20を移動していくと、遮蔽板36は、上端部36cが図7において段差部47bと接触して左側に押しつけられることにより支持軸36aを中心に反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放する(図7(a))。記録紙カセット20を更に差し込み方向へ移動していくと、記録紙収容部21から外部に形成された付勢解除部27の棒状体27bが突出部46aに引っ掛かる。記録紙カセット20を更に差し込み方向へ移動していくと棒状体27bが突出部46aによりカセットの移動の反対方向に押されてV字板27aが支持軸27cを中心として回転し、接続棒27dを介してV字板27aに接続した戴置板28が連動して下方に移動する(図7(b))。そして、記録紙カセット20が排紙部46に突き当たると、遮蔽板36が遮蔽板固定部47cに面接触し、図示しない係止爪で記録紙カセット20が係止されて装着が完了する(図7(c))。このとき、戴置板28と供給ローラ30との間に記録紙Sが通過可能な空間Vが形成される。また、紙送りローラ43c,43cが記録紙カセット20の記録紙通過口25から記録媒体収容部21に入り込む。
次に、給紙部42に記録紙カセット20を装着する動作について図4を用いて説明する。ユーザは、給紙部42に装着する記録紙カセット20の遮蔽板36を開放し、付勢解除部27を操作して供給ローラ30と戴置板28との間に空間を形成し、記録紙通過口25を介して記録紙Sをこの空間に挿入して戴置部28に戴置し、遮蔽板36を閉じる。すると、記録紙Sは、外部から遮断された状態で記録紙収容部21の内部に収容される(図2(a)参照)。次にこの記録紙カセット20を印刷装置40の下部に設置された給紙部42に差し込んでいく。すると、記録紙カセット20の遮蔽板36の上端部36cが通過部45aを通過し、上端部36cが遮蔽板作動部45bに接触する。更に記録紙カセット20を押し込むと、上端部36cが図4において左側に押しつけられることにより支持軸36aを中心に反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放し、遮蔽板36が遮蔽板固定部47cに面接触し、図示しない係止爪で記録紙カセット20が係止されて装着が完了する。このとき、図5に示すように、記録紙カセット20の駆動ギア24が接続ギア33aと噛合する。これにより、供給ローラ30が駆動モータ35により駆動可能となる。
次に、印刷装置40の印刷時の動作について図4を用いて説明する。印刷装置40のコントローラ41は、印刷データを受信すると、駆動モータ35を回転駆動させる。駆動モータ35が回転駆動すると、接続されている接続ギア33b,33a及び駆動ギア24を介して供給ローラ30が回転する。すると、供給ローラ30の回転に伴い記録紙Sが記録紙収容部21の側面に形成された記録紙通過口25を介して搬送ユニット43に向かって移動する。次に、コントローラ41は、搬送ユニット43により記録紙Sを記録ヘッド44に搬送させ、圧力発生部44bへの電圧を制御することにより印刷データに含まれる画像を記録紙Sに印刷する。そして、回転駆動している紙送りローラ43c,43cによって印刷された記録紙Sが排紙部46に装着された記録紙カセット20の記録紙通過口25を通過して記録紙収容部21に収容される。最後に、ユーザは、印刷装置40で印刷した記録紙Sを収容した記録紙カセット20を図示しない係止解除部を操作して印刷装置40の排紙部46から脱着させる。このとき、記録紙カセット20を後にスライドさせると、遮蔽板36は、上端部36cが段差部47bに当接しながら引っ張りバネ37の弾性力により図4において支持軸36aを中心に時計回りに回動する。その結果、記録紙カセット20が印刷装置40から取り外される前に遮蔽板36により記録紙通過口25が閉鎖される。この結果、記録紙カセット20は、外部から遮断して記録紙Sを収容する。
次に、ラミネート装置50のラミネート処理の動作について図6を用いて説明する。ユーザは、印刷装置40の排紙部46から取り外した記録紙カセット20であることを確認窓21aで確認し、この記録紙カセット20をラミネート装置50の給紙部52に差し込む。このとき、印刷装置40の給紙部42に装着されるのと同様の動作によって記録紙カセット20が装着される。このとき、記録紙カセット20の駆動ギア24が接続ギア53と噛合する(図5参照)。これにより、供給ローラ30が駆動モータ54により駆動可能となる。
次に、ラミネート装置50のコントローラ51は、ラミネート処理の指令を受信すると、駆動モータ54を回転駆動させる。駆動モータ54が回転駆動すると、接続されている接続ギア53及び駆動ギア24を介して供給ローラ30が回転する。すると、供給ローラ30の回転に伴い記録紙Sが記録紙収容部21から搬送ローラ55に向かって供給される。続いて、記録紙Sが搬送ローラ55に達するタイミングで、コントローラ51は、搬送ローラ55を回転させ、ロールフィルム61からフィルム60を引き出し該引き出したフィルム60と重ね合わせて記録紙Sを搬送させ、加熱ローラ56により加熱し、加圧ローラ57によって加圧するラミネート処理を行う。このとき、ヒータ56aは、保護材60aのガラス転移点Tgよりも高い温度で且つフィルム60の耐熱温度未満の所定温度に加熱するように設定してある。フィルム60及び記録紙Sが加熱・加圧されると、フィルム60の表面に形成された保護材60aは、記録紙Sの印刷面の表面に融着して記録紙Sの保護層Pとなる。ラミネート処理された記録紙Sは、搬送ローラ58によりフィルム60から離間し、ラミネート装置50の外部に設けられた戴置台59に搬送される。また、保護材60aを失って記録紙Sと離間したフィルム60は、巻取りロール62に巻き取られる。
ここで、本実施例の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施例の遮蔽板36が本発明の遮蔽部及び板状部材に相当し、付勢バネ29が付勢部に相当し、付勢解除部27が空間形成部に相当し、印刷装置40では接続ギア33a,33b及び駆動モータ35が駆動部に相当し、ラミネート装置50では接続ギア53a,53b及び駆動モータ54が駆動部に相当し、記録ヘッド44が印刷部に相当し、搬送ローラ55,58、加熱ローラ56及び加圧ローラ57が処理部に相当し、印刷装置40及びラミネート装置50が記録媒体処理装置に相当し、ラミネート装置50が印刷物加工装置に相当する。
以上詳述した第1実施例の記録紙カセット20によれば、記録紙収容部21が外部から遮断して記録紙Sを収容し、記録紙収容部21に収容された供給ローラ30によって記録紙収容部21の側面に形成された記録紙通過口25を通過させて印刷装置40やラミネート装置50に記録紙Sを供給する。この記録紙通過口25には、印刷装置40やラミネート装置50の給紙部に装着されたときに記録紙通過口25を開放し、脱着されたときには記録紙通過口25を閉鎖する遮蔽板36が形成されている。このように、給紙部に装着されたときに開放される記録紙通過口25は記録紙収容部21の側面に形成されており上方への開口部がないため、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
また、遮蔽板36は、記録紙通過口25から外部に向かって上方に開くものであるため、記録紙通過口25を開放したときに遮蔽板36が記録紙通過口25のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
更に、記録紙収容部21には、確認窓21aが形成されているため、記録紙収容部21を開放することなく収容されている記録紙Sを確認可能であるため、間違ったカセットを印刷装置40やラミネート装置50に装着してしまうことを防ぐことができる。
更にまた、付勢バネ29は、給紙部42に装着されたときには記録紙収容部21に収容されている記録紙Sと供給ローラ30とを密着させるため、供給ローラ30によって印刷装置40やラミネート装置50に記録紙Sを供給しやすい。
そして、印刷装置40の排紙部46にも装着可能であり、印刷装置40から排出される記録紙Sをも収容可能であるため、印刷装置40から排出される記録紙Sへの塵埃の付着を抑制することができる。このとき、付勢解除部27は、記録紙収容部21に収容されている記録紙Sと供給ローラ30との間に空間Vを形成させるため、印刷装置40から排出される記録紙Sの記録紙収容部21への移行を供給ローラ30が妨げることがない。
また、第1実施例の印刷装置40によれば、記録紙カセット20を給紙部42に装着し、装着された記録紙カセット20から記録紙Sを供給し、供給された記録紙Sに記録ヘッド44によって画像を印刷し、印刷した記録紙Sを排紙部46に装着された記録紙カセット20に収容する。このように、記録紙カセット20によって印刷前の記録紙Sと印刷後の記録紙Sへの塵埃の付着を抑制可能であるため、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。また、インクジェット方式の印刷装置は、インクにより印刷を行った後に上面を印刷面として外部に放置することが多く、外部に放置してインクの乾燥を行うと塵埃の付着が起きやすいため、本発明を適用する意義が高い。
また、第1実施例のラミネート装置50によれば、印刷装置40によって印刷された記録紙Sを収容した記録紙カセット20を給紙部52に装着し、装着された記録紙カセット20から記録紙Sを供給し、供給された記録紙Sの印刷面に保護層Pを形成させるラミネート処理を施す。このように、記録紙カセット20によって記録紙Sへの塵埃の付着を抑制してラミネート処理をすることができるため、記録紙Sへの塵埃の付着によるラミネート処理の品質の低下を抑制することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例を図面に基づいて説明する。図8は、記録紙カセット70の斜視図であり、図9は、図8のC−C断面図であり、図10は、印刷装置80の給紙部82に装着されたときの記録紙カセット70の説明図であり、(a)が図8のC−C断面図、(b)が平面図である。以下には第2実施例の記録紙カセット70,印刷装置80及びラミネート装置90について説明するが、第1実施例のそれぞれと同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。
記録紙カセット70は、図8に示すように、記録紙Sを外部と遮断して収容する記録紙収容部21と、記録紙収容部21の前方の上部に記録紙Sを印刷装置80に供給する供給ローラ84(図10参照)を略隙間なく収容する大きさに形成されているローラ挿入口71と、印刷装置80の給紙部82に装着されたときにはローラ挿入口71を開放し印刷装置80の給紙部82から脱着されたときにはローラ挿入口71を閉鎖する開閉蓋72と、供給ローラ84により供給された記録紙Sが通過可能な記録紙通過口25と、記録紙通過口25を開放・閉鎖可能に支持されている遮蔽板36とを備えている。記録紙収容部21には、その側面に確認窓21aが配置されている。また、記録紙通過口25の下側の端部には、遮蔽板36との間の隙間を塞ぐ封止部21bが形成されている。記録紙収容部21の内部には、図9に示すように、戴置板28と、付勢バネ29とが設けられている。
開閉蓋72は、ローラ挿入口71を閉鎖・開放する樹脂製の矩形状に形成された蓋であり、図示しないガイドに嵌り込んで前後にスライドするものである。この開閉蓋72は、前方上部に突起爪72aが2つ形成されている。この突起爪72aは、図9に示すように、遮蔽板36の上端部36cよりも上側に突出するように形成されており、記録紙カセット70が印刷装置80の給紙部82などに装着された際に開閉蓋72を開放させるときに用いられる。また、開閉蓋72には、引っ張りバネ72bが設けられている。この引っ張りバネ72bは、その一端が開閉蓋72の側面に形成された係止部72cにビス止めされ、他端が記録紙カセット70に配置された係止部72dにビス止めされている。この結果、開閉蓋72は、常にローラ挿入口71を閉鎖するように引っ張りバネ72bによって付勢されている。この引っ張りバネ72bは、開閉蓋72の両側に設けられている(図10(b)参照)。ローラ挿入口71は、印刷装置80の供給ローラ84(図11参照)やラミネート装置90(図14参照)の供給ローラ94を挿入可能な大きさで且つ無駄な隙間ができない大きさW(図10参照)に設計されている。
次に、記録紙カセット70を装着する印刷装置80について図10及び図11を用いて説明する。図11は、記録紙カセット70を装着する印刷装置80の断面図である。印刷装置80は、インクジェット方式のフルカラープリンタとして構成され、図11に示すように、記録紙カセット70を装着可能である給紙部82と、給紙部82を介して供給された記録紙Sを搬送する搬送ユニット43と、搬送ユニット43によって搬送された記録紙Sにインクによって画像を印刷する記録ヘッド44と、印刷された記録紙Sを収容する記録紙カセット70を装着可能である排紙部86と、印刷装置80の印刷動作を制御するコントローラ41とを備えている。なお、搬送ユニット43は、ガイド部43aと、記録紙Sを搬送する複数の搬送ローラ43bと、排紙部86に装着された記録紙カセット70の記録紙収容部21に記録紙Sを搬送する紙送りローラ43c,43cとを備えている。
給紙部82は、記録紙Sを供給する記録紙カセット70を装着する部分であり、記録紙カセット70が装着された際に記録紙カセット70との間に略隙間ができないように形成されている。この給紙部82の上面87には、遮蔽板36の上端部36c(図9参照)が通過する通過部45aと、遮蔽板36の上端部36cが突き当たることにより遮蔽板36を回動して記録紙通過口25を開放する遮蔽板作動部45bと、回動した遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部45cとが形成されている。また、給紙部82の通過部45aには、突起爪72aが通過する通過溝87aと、突起爪72aが突き当たって開閉蓋72を開放する開放部87bが形成されている。なお、この給紙部82の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット70の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット70が図11の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
排紙部86は、印刷した記録紙Sを収容する記録紙カセット70を装着する部分であり、記録紙カセット70が装着された際に記録紙カセット70との間に略隙間がないように形成されている。この排紙部86の上面89には、遮蔽板36の上端部36cが通過可能に形成されている通過部47aと、この通過部47aが段差状に狭くなるように形成されている段差部47bと、遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部47cとが形成されている。また、通過部47aには、記録紙カセット70が排紙部86に装着されても突起爪72aが突き当たらないように突起爪72aを通過させる通過溝89aが形成されている。なお、この排紙部86の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット70の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット70が図11の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
また、印刷装置80は、ローラ挿入口71に入り込んで記録紙Sに当接して記録紙カセット70から記録紙Sを供給する供給ローラ84を備えている。この供給ローラ84は、ローラ支持板83に支持されている。このローラ支持板83は、図10に示すように、L字形に形成された金属製の板であり、その略中央に設けられた支持板軸83aにより回転可能に印刷装置80に支持されている。このローラ支持板83の一端には、ローラ軸84aを中心に軸回転可能なように軸受け83bを介して供給ローラ84が支持されている。一方、ローラ支持板83の他端には、記録紙カセット70の装着の際にこの記録紙カセット70と当接するカセット受け部83cが形成されている。このように、カセット受け部83cが図11において右側に押されると支持板軸83aを中心にローラ支持板83が反時計回りに回転して供給ローラ84が下方に移動するようになっている。なお、ローラ支持板83は、図示しないバネにより図11において時計回りに付勢されており、記録紙カセット70が脱着されたときにはこれに伴って供給ローラ84が上方に移動するようになっている。
また、印刷装置80には、図10(b)に示すように、ローラギア84b,接続ギア88a,88bが配置されている。この接続ギア88bは、駆動モータ85のモータ軸85aに固定されており、駆動モータ85により回転する。また、供給ローラ84にはローラギア84bが同軸上に固定されており、このローラギア84bは、接続ギア88aと接続している。したがって、駆動モータ85が回転すると、接続ギア88b,88a及びローラギア84bを介して供給ローラ84が回転駆動する。また、駆動モータ54には、図示しない他のギアが接続されており、搬送ローラ43bや紙送りローラ43c(図11参照)なども駆動する。
続いて、記録紙カセット70を装着するラミネート装置90について説明する。図12は、ラミネート装置90の断面図である。ラミネート装置90は、記録紙Sの上面(印刷面)に対して保護層Pを加熱定着させる熱転写型オーバコート方式の装置として構成されている。ラミネート装置90は、図12に示すように、フィルムが円筒状に巻かれたロールフィルム61と、ロールフィルム61からフィルム60を引き出し該引き出したフィルム60と重ね合わせて記録紙Sを搬送する搬送ローラ55と、重ね合わせたフィルム60と記録紙Sとを加熱しながら搬送する加熱ローラ56と、加熱ローラに従動し重ね合わせたフィルム60と記録紙Sとを加圧する加圧ローラ57と、フィルム60と記録紙Sとを搬送すると共にこれらを離間させる搬送ローラ58と、使用後のフィルムを巻き取る巻取りロール62と、ラミネート装置90の動作を制御するコントローラ51とを備えている。
給紙部92は、記録紙Sを供給する記録紙カセット70を装着する部分であり、記録紙カセット70が装着された際に記録紙カセット70との間に略隙間ができないように形成されている。この給紙部92の上面97には、遮蔽板36の上端部36cが通過する通過部52aと、遮蔽板36の上端部36cが突き当たることにより遮蔽板36を回動して記録紙通過口25を開放する遮蔽板作動部52bと、回動した遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部52cとが形成されている。この通過部52aには、突起爪72aが通過する通過溝97aと、突起爪72aが突き当たって開閉蓋72を開放する開放部97bとが形成されている。なお、この給紙部92の下面には、図示しない係止爪が設けられており、この係止爪が記録紙カセット20の底面に形成された図示しない引っ掛け部に引っ掛かることにより記録紙カセット20が図12の状態で固定され、図示しない係止解除部を操作することにより引っ掛け部に係止している係止爪を解除可能になっている。
また、ラミネート装置90は、ローラ挿入口71に入り込んで記録紙Sに当接して記録紙カセット70から記録紙Sを供給する供給ローラ94を備えている。供給ローラ94は、ローラ軸94aを中心に軸回転可能なように軸受け93bを介してローラ支持板93に支持されている。この供給ローラ94は、印刷装置80の供給ローラ84と同じ大きさに形成されている。ローラ支持板93は、L字形に形成された金属製の板であり、その略中央に設けられた支持板軸93aにより回転可能にラミネート装置90に支持されている。このローラ支持板93の一端には、ローラ軸94aを中心に軸回転可能なように軸受け93bを介して供給ローラ94が支持されている。一方、ローラ支持板93の他端には、記録紙カセット70の装着の際にこの記録紙カセット70と当接するカセット受け部93cが形成されている。このように、カセット受け部93cが図12において右側に押されると支持板軸93aを中心にローラ支持板93が反時計回りに回転して供給ローラ94が下方に移動するようになっている。なお、ローラ支持板93は、図示しないバネにより図12において時計回りに回るように付勢されており、記録紙カセット70が脱着されたときにはこれに伴って供給ローラ94が上方に移動するようになっている。
また、ラミネート装置90は、図12に示すように、ローラギア94bや接続ギア98a,98bが配置されている。この接続ギア98bは、駆動モータ95のモータ軸95aに固定されており、駆動モータ95により回転する。また、供給ローラ94にはローラギア94bが同軸上に固定されており、このローラギア94bは、接続ギア98aと接続している。したがって、駆動モータ95が回転すると、接続ギア98b,98a及びローラギア94bを介して供給ローラ94が回転駆動する。また、駆動モータ95には、図示しない他のギアが接続されており、搬送ローラ55,58や加熱ローラ56なども駆動する。
次に、印刷装置80に記録紙カセット70を装着する動作について、まず給紙部82に記録紙カセット70を装着する動作について図13を用いて説明する。ユーザは、記録紙Sを戴置部28に戴置させた記録紙カセット70を用意する。この記録紙カセット70を遮蔽板36の上端部36cが通過部45aを通過し、突起爪72aが通過溝87aを通過するように印刷装置80の下部に設置された給紙部82に差し込む。記録紙カセット70を差し込んでいくと、記録紙カセット70の前方上部がローラ支持板83のカセット受け部83cに当接する(図13(a))。そのまま記録紙カセット70を移動していくと、ローラ支持板83は、カセット受け部83cが記録紙カセット70に押されることにより支持板軸83aを中心に回転し、供給ローラ84が下方に弧を描いて移動する。このとき、通過溝87aを通過する記録紙カセット70の突起爪72aが開放部87bに突き当たって押されることにより開閉蓋72が開き始める(図13(b))。更に記録紙カセット70を移動していくと、ローラ挿入口71が開放されると共に供給ローラ84が更に下方に移動していく。そして、遮蔽板36の上端部36cが遮蔽板作動部45bに接触する。更に記録紙カセット20を押し込むと、上端部36cが図13において左側に押しつけられることにより支持軸36aを中心に反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放する。最後に、記録紙カセット70が給紙部82に突き当たると、遮蔽板36が遮蔽板固定部47cに面接触し、ローラ挿入口71が完全に開放され、供給ローラ84が記録紙カセット70内部に収容された記録紙Sに密着し、図示しない係止爪で記録紙カセット70が係止されて装着が完了する(図13(c))。装着が完了すると、供給ローラ84によって記録紙Sを記録紙収容部21から印刷装置80へ供給可能となる。
次に、排紙部86に記録紙カセット70を装着する動作について図11を用いて説明する。まず、ユーザは戴置部28に記録紙Sを戴置していない記録紙カセット70を用意し、この記録紙カセット70を排紙部86に挿入する。すると、遮蔽板36の上端部36cが通過部47aを通過し、上端部36cが段差部47bに接触する。更に記録紙カセット70を移動していくと、上端部36cが図11において左側に押しつけられることにより支持軸36aを中心に反時計方向に回動して記録紙通過口25を開放する。そして、記録紙カセット70が排紙部86に突き当たると、遮蔽板36が遮蔽板固定部47cに面接触し、図示しない係止爪で記録紙カセット70が係止されて装着が完了する。このとき、紙送りローラ43c,43cが記録紙カセット70の記録紙通過口25から記録媒体収容部21に入り込む。
次に、印刷装置80の印刷時の動作について図11を用いて説明する。印刷装置80のコントローラ41は、印刷データを受信すると、駆動モータ85を回転駆動させる。駆動モータ85が回転駆動すると、接続ギア88a,88b及びローラギア84bを介して供給ローラ84が回転する。すると、供給ローラ84の回転に伴い記録紙Sが記録紙収容部21の側面に形成された記録紙通過口25を介して搬送ユニット43に向かって移動する。次に、コントローラ41は、搬送ユニット43により記録紙Sを記録ヘッド44に搬送させ、圧力発生部44bへの電圧を制御することにより印刷データに含まれる画像を記録紙Sに印刷する。そして、回転駆動している紙送りローラ43c,43cによって印刷された記録紙Sが排紙部46に装着された記録紙カセット20の記録紙通過口25を通過して記録紙収容部21に収容される。最後に、ユーザは、印刷装置80で印刷した記録紙Sを収容した記録紙カセット70を図示しない係止解除部を操作して排紙部86から脱着させる。このとき、記録紙カセット70を後にスライドさせると、遮蔽板36は、上端部36cが段差部47bに当接しながら引っ張りバネ37の弾性力により図11において支持軸36aを中心に時計回りに回動する。その結果、記録紙カセット70が印刷装置80から取り外される前に遮蔽板36により記録紙通過口25が閉鎖される。また、記録紙カセット70を後にスライドさせると、開閉蓋72は、突起爪72aが開放部87bに当接しながら引っ張りバネ72bの弾性力により記録紙カセット70の移動方向と逆に移動する。その結果、記録紙カセット70が印刷装置80から取り外される前に開閉蓋72を閉じてローラ挿入口71を閉鎖する。この結果、記録紙カセット20は、外部から遮断して記録紙Sを収容する。
次に、ラミネート装置90のラミネート処理の動作について説明する。まず、ユーザは、印刷装置80の排紙部86から取り外した記録紙カセット70であることを確認窓21aで確認し、この記録紙カセット70をラミネート装置90の給紙部92に装着する。このとき、印刷装置80に記録紙カセット70を装着する動作と同様の動作で装着される(図13参照)。次に、ラミネート装置90のコントローラ51は、ラミネート処理の指令を受信すると、駆動モータ95を駆動させる。駆動モータ95が回転駆動すると、接続ギア98a,98b及びローラギア94bを介して供給ローラ94が回転する。すると、供給ローラ30の回転に伴い記録紙Sが記録紙収容部21から搬送ローラ55に向かって供給される。続いて、記録紙Sが搬送ローラ55に達するタイミングで、コントローラ51は、搬送ローラ55を回転させ、ロールフィルム61からフィルム60を引き出し該引き出したフィルム60と重ね合わせて記録紙Sを搬送させ、加熱ローラ56により所定温度で加熱し、加圧ローラ57によって加圧する。フィルム60及び記録紙Sが加熱・加圧されると、フィルム60の表面に形成された保護材60aは、記録紙Sの印刷面の表面に融着して記録紙Sの保護層Pとなる。このラミネート処理された記録紙Sは、搬送ローラ58によりフィルム60から離間し、ラミネート装置50の外部に設けられた戴置台59に搬送される。また、保護材60aを失って記録紙Sと離間したフィルム60は、巻取りロール62に巻き取られる。
以上詳述した第2実施例の記録紙カセット70によれば、外部から遮断して記録紙Sを収容し、印刷装置80の給紙部82やラミネート装置90の給紙部92に装着された際にローラ挿入口71が開放されて供給ローラ84,94が入り込み、この供給ローラ84,94によって記録紙収容部21の側面に形成された記録紙通過口25を通過させて印刷装置80やラミネート装置90に記録紙Sを供給する。この記録紙通過口25には、印刷装置80やラミネート装置90の給紙部に装着されたときに記録紙通過口25を開放し、脱着されたときには記録紙通過口25を閉鎖する遮蔽板36が形成されている。ここで、記録紙収容部21の側面に形成した記録紙通過口25を記録紙Sが通過するため、上方の開口部を記録紙Sが通過可能になるように大きくする必要がない。このように、上方の開口部を小さくすることができるため、その分、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
また、遮蔽板36は、記録紙通過口25から外部に向かって上方に開くものであるため、記録紙通過口25を開放したときに遮蔽板36が記録紙通過口25のひさしになるため、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
更に、記録紙収容部21には、確認窓21aが形成されているため、記録紙収容部21を開放することなく収容されている記録紙Sを確認可能であるため、間違ったカセットを印刷装置40やラミネート装置50に装着してしまうことを防ぐことができる。
更にまた、付勢バネ29は、給紙部42に装着されたときには記録紙収容部21に収容されている記録紙Sと供給ローラ30とを密着させるため、供給ローラ30によって印刷装置40やラミネート装置50に記録紙Sを供給しやすい。
そして、印刷装置40の排紙部46にも装着可能であり、印刷装置40から排出される記録紙Sをも収容可能であるため、印刷装置40から排出される記録紙Sへの塵埃の付着を抑制することができる。
また、第2実施例の印刷装置80によれば、記録紙カセット70を給紙部82に装着し、装着された記録紙カセット27から記録紙Sを供給し、供給された記録紙Sに記録ヘッド44によって画像を印刷し、印刷した記録紙Sを排紙部86に装着された記録紙カセット70に収容する。このように、記録紙カセット70によって印刷前の記録紙Sと印刷後の記録紙Sへの塵埃の付着を抑制可能であるため、塵埃の付着による印刷物の品質の低下を抑制することができる。また、インクジェット方式の印刷装置は、インクにより印刷を行った後に上面を印刷面として外部に放置することが多く、外部に放置してインクの乾燥を行うと塵埃の付着が起きやすいため、本発明を適用する意義が高い。
また、第2実施例のラミネート装置90によれば、印刷装置80によって印刷された記録紙Sを収容した記録紙カセット70を給紙部92に装着し、装着された記録紙カセット70から記録紙Sを供給し、供給された記録紙Sの印刷面に保護層Pを形成させるラミネート処理を施す。このように、記録紙カセット70によって記録紙Sへの塵埃の付着を抑制してラミネート処理をすることができるため、記録紙Sへの塵埃の付着によるラミネート処理の品質の低下を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した第1実施例及び第2実施例では、記録紙通過口25を記録紙収容部21の前方上方に設け、記録紙通過口25を遮蔽する部材を記録紙通過口25の上部近傍に設けられた支持軸36aを中心に回動し記録紙通過口25から外部に向かって上方に開く遮蔽板36としたが(図2及び図9参照)、閉鎖時の遮蔽板36の下方に記録紙通過口から外部に向かって下方に開く下側板状部材38を更に設けてもよい。具体的には、図14に示す記録紙カセット20Bのように、記録紙通過口25Bを記録紙収容部21の前方全体に設け、記録紙通過口25Bから外部に向かって下方に開く下側板状部材38を閉鎖時の遮蔽板36の下方に設ける。この下側板状部材38は、記録紙通過口25を閉鎖する縦方向の長さが遮蔽板36の長さXよりも短い長さYとなるように矩形状に形成されている。この下側板状部材38は、その下端部38c近傍に設けられた支持軸38aによって回動可能に支持されている。この支持軸38aは、記録紙収容部21の記録紙通過口25Bの下部近傍に支持されている。また、遮蔽板36と同様に、下側板状部材38には、係止部37a,37bにビス止めされた引っ張りバネ39や下側板状部材38が回動するときの隙間を塞ぐ封止部38bが設けられている。また、下側板状部材38の上端には封止部21bと同様の機能を持つ封止部38dが設けられている。このように、下側板状部材38の長さYが遮蔽板36の長さXよりも短いため、記録紙通過口25を開放したときに遮蔽板36が記録紙通過口25及び下側板状部材38のひさしになり(図14(b)参照)、比較的容易に上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
このとき、この記録紙カセット20Bを装着する印刷装置及びラミネート装置の給紙部及び排紙部には、遮蔽板36を開放するのに用いた通過部、遮蔽板作動部、遮蔽板固定部などを記録紙カセット20Bの底面側にも設け、カセット装着と共に下側板状部材38を開放するようにしてもよい。この一例を、図15を用いて説明する。図15は、印刷装置40Bの排紙部46Bに記録紙カセット20Bを装着したときの説明図である。排紙部46Bの下面48には、下側板状部材38の下端部38cが通過する通過部48aと、下端部38cが突き当たることにより下側板状部材38を回動して記録紙通過口25を開放する板状部材作動部48bと、回動した遮蔽板36が面接触する遮蔽板固定部48cとが形成されている。そして、記録紙カセット20Bが排紙部46Bに挿入されると、上端部36Cが段差部47bに突き当たって遮蔽部36を開放すると共に下端部38cが板状部材作動部48bに突き当たって下側板状部材38を開放する。このように、遮蔽板36と下側板状部材38とにより記録紙通過口25を比較的大きく開放可能であるため、記録紙カセット20Bを印刷装置40Bの排紙部46Bなどに装着する際に紙送りローラ43c,43cを記録紙収容部21に収容しやすい。
なお、説明の便宜のため、第1実施例の記録紙カセット20や印刷装置40を基本とする図を用いて以下説明することもあるが、説明する内容を第1実施例のラミネート装置50や第2実施例の記録紙カセット70や印刷装置80やラミネート装置90などにも適用することができる。
また、上述した第1実施例及び第2実施例では、記録紙通過口25を遮蔽する部材を記録紙通過口25の上部近傍に設けられた支持軸36aを中心に回動し記録紙通過口25から外部に向かって上方に開く遮蔽板36としたが(図2及び図9参照)、記録紙通過口から内部に向かって上方に開く遮蔽板としてもよい。具体的には、図16に示す記録紙カセット20Cのように、記録紙通過口25Cから内部に向かって上方に開く遮蔽板36Cとしてもよい。遮蔽板36Cは、上方に設けられた支持軸26aによって回動可能に支持されており、バネ26bにより記録紙通過口25Cを閉鎖する方向に付勢されている。こうすれば、記録紙通過口25を開放する際に遮蔽板36Cが記録紙カセット20Cの外部に出ることがないため、印刷装置及びラミネート装置の給紙部や排紙部の設計がしやすい。なお、遮蔽板は、記録紙収容部21の内部に向かって左右に開くものとしてもよいし、記録紙収容部21の内部に向かって下方に開くものとしてもよい。
このとき、記録紙カセット20Cを装着する印刷装置及びラミネート装置の給紙部及び排紙部には、遮蔽板36Cを開放する開放突起を設けてもよい。この一例を、図17を用いて説明する。図17は、印刷装置40Cの排紙部46Cに記録紙カセット20Cを装着したときの説明図である。印刷装置40Cの排紙部46Cには、記録紙カセット20Cが装着された際に支持軸26aの下側に当接する位置に開放突起48が設けられている。そして、記録紙カセット20Cが排紙部46Cに挿入されると、開放突起48が遮蔽部36Cを押すことにより記録紙通過口25Cを開放する。こうしても、上方からの塵埃の侵入を抑制することができる。
更に、上述した第1実施例では、付勢バネ29により記録紙Sを供給ローラ30に常に付勢し印刷装置40の排紙部46に装着されたときにのみ付勢解除部27によりこの付勢を解除するものとしたが、記録紙Sを供給ローラ30に常に付勢せず、印刷装置40の給紙部42に装着されたときにのみ記録紙Sを供給ローラ30に付勢するようにしてもよい。なお、上述した第1実施例及び第2実施例では、付勢バネ29により記録紙Sを付勢して供給ローラ30に密着させるものとしたが、供給ローラ30にも付勢バネを設けて記録紙Sと供給ローラ30とを密着させてもよいし、供給ローラ30にのみ付勢バネを設けて記録紙Sと供給ローラ30とを密着させてもよい。
更にまた、上述した第1実施例及び第2実施例では、記録紙カセットは、印刷装置の給紙部と排紙部とに別々の記録紙カセットを装着するものとしたが、図18(a)に示すように、記録紙カセット20を2つ備え、一方の記録紙カセットが印刷装置の給紙部に装着可能であり、他方の記録媒体カセットが印刷装置の排紙部に装着可能に一体化されている一体化カセット20Dとしてもよい。こうすれば、印刷装置での処理前の記録紙Sと同じ種類の処理後の記録紙Sを収容可能なため、種類の異なる記録紙Sが収容されているカセットを給紙部と排紙部に装着してしまうことがない。なお、記録紙カセットは、図18(b)に示すように、2つの記録紙カセット70を一体化した一体化カセット70Bとしてもよいし、図18(c)に示すように、記録紙カセット20と記録紙カセット70とを一体化した一体化カセット20Eとしてもよい。また、3つ以上の記録紙カセットを一体化してもよい。
このとき、印刷装置40は、一体化カセット20Dが装着可能な給紙部42及び排紙部46に構成してもよい。また、ラミネート装置50は、一体化カセット20Dが装着可能な給紙部52に構成してもよい。更に、図19に示すように、印刷部40Fと、ラミネート部50Fと、この一体化カセット20Dを装着可能な給紙部12aと排紙部12bとを有する装着部12と、印刷部40F及びラミネート部50Fの動作を制御するコントローラ11を備えた印刷ラミネート装置10に一体化カセット20Dを用いるとしてもよい。具体的には、一体化カセット20Dを装着部12に装着する。すると、一体化カセット20Dの下段の供給側の供給ローラが駆動モータ35Fにより駆動可能となり、上段の排紙側の供給ローラが駆動モータ54Fにより駆動可能となる。そして、印刷の指令を受信すると、コントローラ11は、装着部12に装着された一体化カセット20Dの供給側の記録紙収容部21cから記録紙SをL方向に供給させ、印刷部40Fで印刷させたあと、M方向に記録紙Sを搬送して記録紙収容部21dに収容させる。ここで、インクを乾かしたあと、ラミネート処理の指令を受信すると、フラップ13を切り替えて印刷された記録紙Sを排紙側の供給ローラによりN方向に搬送し、ラミネート部50Fでラミネート処理を行う。こうすれば、一体化カセット20Dを取り外すことなく印刷・乾燥・ラミネート処理ができるため、一層塵埃の侵入を抑制可能であり、加工仕上がり品の品質の低下を抑制しやすい。
そして、上述した第1実施例では、供給ローラ30のローラ軸31に駆動ギア24が固定され、この駆動ギア24を用いて駆動モータ35により供給ローラ30を回転させるとしたが、この駆動モータ35を記録紙カセット20の内部に設けてもよい。具体的には、記録紙収容部21に駆動モータを配置し、この駆動モータのモータ軸と供給ローラ30とを接続し、この駆動モータを駆動する電力を入力するコネクタ(電力入力部)を記録紙収容部21から外部への隙間が生じないように記録紙カセットの外部に配置する。また、印刷装置には、この記録紙カセットが給紙部に装着されたときにこのコネクタに接続する接続部を設けておく。そして、記録紙カセットが給紙部に装着されたのちに印刷の指令を受けるとコントローラから電力が供給されて記録紙カセットに内蔵されたモータが同期して駆動することにより記録紙Sの供給を行う。また、ラミネート装置も、この記録紙カセットが給紙部に装着されたときにこのコネクタに接続する接続部を設けておく。そして、記録紙カセットが給紙部に装着されたのちに印刷の指令を受けるとコントローラから電力が供給されて記録紙カセットに内蔵されたモータが同期して駆動することにより記録紙Sの供給を行う。こうすれば、記録紙収容部21の内部に収容された駆動モータによって記録紙Sを供給することができる。
そしてまた、上述した第2実施例では、記録紙カセット70の装着に伴って供給ローラ30をローラ挿入口71にローラ支持板83により機械的に挿入する機構を採用したが、記録紙カセット70の装着を検出するセンサと、供給ローラを下方に移動させる移動用モータを設け、記録紙カセット70の装着がセンサにより検出されたときには、供給ローラ30を移動用モータによって下方に電気的に移動させて記録紙収容部21に収容された記録紙Sに当接するようにしてもよい。
なお、上述した第1実施例及び第2実施例では、印刷が終了した記録紙Sの印刷面に供給ローラ30、供給ローラ94が接触して記録紙Sを記録紙収容部21から供給するように記録紙Sを収容するとしたが、記録紙Sの印刷面を供給ローラ30、供給ローラ94が接触しないように記録紙Sを収容してもよい。例えば、記録紙Sの裏側を上面とするように記録紙収容部21に収容してもよいし、供給ローラの幅を小さくし記録紙Sの両端部に供給ローラが接触するようにして印刷面への接触を防いでもよい。こうすれば、供給ローラによる印刷面の品質の低下を抑制することができる。
第1実施例の記録紙カセット20の斜視図である。 図1の記録紙カセット20のA−A断面図である。 記録紙カセット20の断面を上面から見た説明図である。 第1実施例の印刷装置40の断面図である。 記録紙カセット20及び記録紙Sの供給機構の説明図である。 第1実施例のラミネート装置50の断面図である。 記録紙カセット20を排紙部46に装着する説明図である。 第2実施例の記録紙カセット70の斜視図である。 図8の記録紙カセット70のC−C断面図である。 給紙部82に装着された記録紙カセット70の説明図である。 第2実施例の印刷装置80の断面図である。 第2実施例のラミネート装置90の断面図である。 記録紙カセット70を給紙部82に装着する説明図である。 記録紙カセット20Bの説明図である。 排紙部46Bに装着された記録紙カセット20Bの図である。 記録紙カセット20Cの説明図である。 排紙部46Cに装着された記録紙カセット20Cの図である。 一体化カセット20D,20E及び70Bの説明図である。 印刷ラミネート装置10の説明図である。 従来例の記録紙カセット120の説明図である。
符号の説明
10 印刷ラミネート装置、11 コントローラ、12 装着部、12a 給紙部、12b 排紙部、13 フラップ、20,20B〜20C 記録紙カセット、20D,20E 一体化カセット、21,21c,21d 記録紙収容部、21a 確認窓、21b 封止部、22 供給ローラ収容部、24 駆動ギア、25,25B,25C 記録紙通過口、26a 支持軸、26b バネ、27 付勢解除部、27a V字板、27b 棒状体、27c 支持軸、27f 回動溝、27e 円弧板、28 戴置板、29 付勢バネ、30 供給ローラ、31 ローラ軸、32 軸受け、33a,33b 接続ギア、35,35F 駆動モータ、35a モータ軸、36a 支持軸、36b 封止部、36c 上端部、37 引っ張りバネ、37a,37b 係止部、38a 支持軸、38b,38d 封止部、38c 下端部、39 引っ張りバネ、40 印刷装置、40F 印刷部、41 コントローラ、42 給紙部、43 搬送ユニット、43a ガイド部、43b 搬送ローラ、43c 紙送りローラ、44 記録ヘッド、44a インクカートリッジ、44b 圧力発生部、44c 吐出口、44d 印刷台、45 上面、45a 通過部、45b 遮蔽板作動部、45c 遮蔽板固定部、46 排紙部、46a 突出部、47 上面、47a 通過部、47b 段差部、47c 遮蔽板固定部、50 ラミネート装置、50F ラミネート部、51 コントローラ、52 給紙部、52a 通過部、52b 遮蔽板作動部、52c 遮蔽板固定部、53 接続ギア、54,54F 駆動モータ、55 搬送ローラ、56 加熱ローラ、56a ヒータ、57 加圧ローラ、57a 軸、58 搬送ローラ、59 戴置台、60 フィルム、60a 保護材、61 ロールフィルム、61a ロール軸、62 巻取りロール、62a ロール軸、70,70B 記録紙カセット、71 開口部、72 開閉蓋、72a 突起爪、72b 引っ張りバネ、72c,72d 係止部、80 印刷装置、82 給紙部、83 ローラ支持板、83a 支持板軸、83b 軸受け、83c カセット受け部、84 供給ローラ、84a ローラ軸、84b ローラギア、86 排紙部、87 上面、87a 通過溝、87b 開放部、88a,88b 接続ギア、89 上面、89a 通過溝、90 ラミネート装置、92 給紙部、93 ローラ支持板、93a 支持板軸、93b 軸受け、93c カセット受け部、94 供給ローラ、94a ローラ軸、94b ローラギア、95 駆動モータ、95a モータ軸、97 上面、97a 通過溝、97b 開放部、98a,98b 接続ギア、120 記録媒体カセット、123 蓋体、125 記録紙通過口、130 供給ローラ、171 開口部、S 記録紙、P 保護層、V 空間。

Claims (27)

  1. 記録媒体処理装置の給紙部に装着され該記録媒体処理装置に供給する記録媒体を収容する記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体を外部と遮断して収容する記録媒体収容部と、
    前記記録媒体収容部に収容され前記記録媒体を前記記録媒体処理装置に供給する供給ローラと、
    前記記録媒体収容部の側面に形成され前記供給ローラにより供給された前記記録媒体が通過可能である記録媒体通過口と、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体通過口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部と、
    を備えた記録媒体カセット。
  2. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く板状部材である、
    請求項1に記載の記録媒体カセット。
  3. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く上側板状部材と、前記上側板状部材の下方に配置され前記記録媒体通過口から外部に向かって下方に開く下側板状部材とを備えており、
    前記下側板状部材は、前記記録媒体通過口を閉鎖する縦方向の長さが前記上側板状部材よりも短く形成されている、
    請求項1に記載の記録媒体カセット。
  4. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から前記記録媒体収容部の内部に向かって開く板状部材である、
    請求項1に記載の記録媒体カセット。
  5. 前記記録媒体収容部は、少なくとも一部が透明な材質で形成されている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の記録媒体カセット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている記録媒体と前記供給ローラとを密着させる付勢部、
    を備えた記録媒体カセット。
  7. 前記記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能であり、
    前記記録媒体カセットが前記排紙部に装着されたときには、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口を開放可能であり、前記記録媒体通過口は、前記記録媒体処理装置から排出される記録媒体を前記記録媒体収容部へ通過可能であり、前記記録媒体収容部は、前記記録媒体通過口を通過した記録媒体を収容可能である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の記録媒体カセット。
  8. 請求項7に記載の記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体処理装置の排紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている前記記録媒体と前記供給ローラとの間に空間を形成させる空間形成部、
    を備えた記録媒体カセット。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体収容部に収容され前記供給ローラを回転駆動させる駆動部と、
    前記駆動部を駆動する電力を入力する電力入力部と、
    を備えた記録媒体カセット。
  10. 記録媒体処理装置の給紙部に装着され該記録媒体処理装置に供給する記録媒体を収容する記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体を外部と遮断して収容する記録媒体収容部と、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときに前記記録媒体を前記記録媒体処理装置に供給する供給ローラを略隙間なく収容可能なローラ挿入口と、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記ローラ挿入口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記ローラ挿入口を閉鎖する開閉蓋と、
    前記記録媒体収容部の側面に形成され前記供給ローラにより供給された前記記録媒体が通過可能である記録媒体通過口と、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体通過口を開放し前記記録媒体処理装置の給紙部から脱着されたときには前記記録媒体通過口を閉鎖する遮蔽部と、
    を備えた記録媒体カセット。
  11. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く板状部材である、
    請求項10に記載の記録媒体カセット。
  12. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から外部に向かって上方に開く上側板状部材と、前記上側板状部材の下方に配置され前記記録媒体通過口から外部に向かって下方に開く下側板状部材とを備えており、
    前記下側板状部材は、前記記録媒体通過口を閉鎖する縦方向の長さが前記上側板状部材よりも短く形成されている、
    請求項10に記載の記録媒体カセット。
  13. 前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口から前記記録媒体収容部の内部に向かって開く板状部材である、
    請求項10に記載の記録媒体カセット。
  14. 前記記録媒体収容部は、少なくとも一部が透明な材質で形成されている、
    請求項10〜13のいずれかに記載の記録媒体カセット。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の記録媒体カセットであって、
    前記記録媒体処理装置の給紙部に装着されたときには前記記録媒体収容部に収容されている記録媒体と前記供給ローラとを密着させる付勢部、
    を備えた記録媒体カセット。
  16. 前記記録媒体カセットは、前記記録媒体処理装置の排紙部にも装着可能であり、
    前記記録媒体カセットが前記排紙部に装着されたときには、前記遮蔽部は、前記記録媒体通過口を開放可能であり、前記記録媒体通過口は、前記記録媒体処理装置から排出される記録媒体を前記記録媒体収容部へ通過可能であり、前記記録媒体収容部は、前記記録媒体通過口を通過した記録媒体を収容可能である、
    請求項10〜15のいずれかに記載の記録媒体カセット。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の記録媒体カセットを複数備えており、該複数の記録媒体カセットの少なくとも1つが前記記録媒体処理装置の給紙部に装着可能であり、該複数の記録媒体カセットの少なくとも1つが前記記録媒体処理装置の排紙部に装着可能に一体化されている、
    一体化カセット。
  18. 請求項1〜8のいずれかに記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記供給ローラに接続し該供給ローラを駆動して前記記録媒体を該記録媒体カセットから供給させる駆動部と、
    前記供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する請求項7,8又は16に記載の記録媒体カセットを装着可能である排紙部と、
    を備えた印刷装置。
  19. 請求項9に記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記電力入力部に接続し該電力入力部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部が供給した電力で前記供給ローラが駆動し該駆動する供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する請求項7,8又は16に記載の記録媒体カセットを装着可能である排紙部と、
    を備えた印刷装置。
  20. 請求項10〜16のいずれかに記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記開閉蓋を開放する開放部と、
    前記開放部によって開放された前記ローラ挿入口に入り込んで前記記録媒体に当接し前記記録媒体を前記記録媒体カセットから供給する供給ローラと、
    前記供給ローラによって供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって印刷された記録媒体を収容する請求項7,8又は16に記載の記録媒体カセットを装着可能である排紙部と、
    を備えた印刷装置。
  21. 請求項18〜20のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記排紙部に装着された請求項7,8又は16に記載の記録媒体カセットの記録媒体通過口から前記記録媒体収容部に入り込んで前記印刷部により印刷された記録媒体を該記録媒体収容部に搬送する紙送りローラ、
    を備えた印刷装置。
  22. 給紙部及び排紙部を有し請求項17に記載の一体化カセットを装着可能である装着部と、
    前記一体化カセットから前記給紙部を介して供給された記録媒体に着色剤によって画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって印刷された記録媒体を前記排紙部を介して前記一体化カセットに搬送する搬送部と、
    を備えた印刷装置。
  23. 請求項22に記載の印刷装置であって、
    前記装着部に装着された一体化カセットの排紙部側の記録媒体通過口から前記記録媒体収容部に入り込んで前記印刷部により印刷された記録媒体を該記録媒体収容部に搬送する紙送りローラ、
    を備えた印刷装置。
  24. 請求項1〜8のいずれかに記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記供給ローラに接続し該供給ローラを駆動して前記記録媒体を該記録媒体カセットから供給させる駆動部と、
    前記供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
    を備えた印刷物加工装置。
  25. 請求項9に記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記電力入力部に接続し該電力入力部に電力を供給する電力供給部と
    前記電力供給部が供給した電力で前記供給ローラが駆動し該駆動する供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
    を備えた印刷物加工装置。
  26. 請求項10〜16のいずれかに記載の記録媒体カセットを装着可能である給紙部と、
    前記給紙部に前記記録媒体カセットが装着されたときには前記開閉蓋を開放する開放部と、
    前記開放部によって開放された前記ローラ挿入口に入り込んで前記記録媒体に当接し前記記録媒体を供給する供給ローラと、
    前記供給ローラによって供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
    を備えた印刷物加工装置。
  27. 給紙部を有し請求項17に記載の一体化カセットを装着可能である装着部と、
    前記一体化カセットから前記給紙部を介して供給された記録媒体の表面に保護層を形成させるラミネート処理を施す処理部と、
    を備えた印刷物加工装置。
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