JP2008179086A - プリンタ装置、着脱方法、プリンタ用カートリッジおよびインクリボン体 - Google Patents

プリンタ装置、着脱方法、プリンタ用カートリッジおよびインクリボン体 Download PDF

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Abstract

【課題】カートリッジの脱着を検出でき、インクリボンを有効に使用可能なプリンタ装置を提供する。
【解決手段】プリンタ装置にカートリッジが装着されたままのときは、係止部材23はカートリッジの係止部4に係止しており、検出センサ26は検出可能な第1の位置にある被検部材25を検出し(A)、カートリッジは抜き取られなかったものと判断され、カートリッジが再装置に装着されると、係止部材23はカートリッジの係止部4に非係止状態となり、被検部材25は検出不能な第2の位置を維持するため(E)、検出センサ26は被検部材25を検出せず、カートリッジは抜き取られたものと判断される。カートリッジが再装着されたものと判断されたときに、インクリボンの頭出しが行われる。
【選択図】図8

Description

本発明はプリンタ装置、着脱方法、プリンタ用カートリッジおよびインクリボン体に係り、特に、プリンタ用カートリッジが着脱可能で、装着されたカードリッジのインクリボンを用いて記録媒体に画像または文字を印刷するプリンタ装置、該プリンタ装置に装着されるカートリッジの着脱検出方法、該プリンタ装置に着脱可能なカートリッジおよび該カートリッジに内蔵されるインクリボン体に関する。
従来、プリンタ装置は、カートリッジに内蔵されたインクリボンを、印刷ヘッド等を有する印刷部により選択的に加熱して記録媒体に画像または文字を印刷している。一般に、プリンタ装置のインクリボンには、リボン巻取り方向に適宜な配列で、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の帯域を面順次に形成したものが使われており、印刷部による印刷に際して、インクリボンの色を適宜に選択してカラー印刷がなされている。
従って、プリンタ装置では、インクリボンの色位置を管理する必要が有り、インクリボンを内蔵するカートリッジを装置本体に装着した際に、インクリボンの予め定めた色を所定の印刷位置に位置付ける頭出しを行っている。このため、カートリッジが装置本体から抜き取られたことを検知する必要があり、その検出の都度、インクリボンの予め定められた色が印刷位置に位置付けられるように頭出しが行われる。
従来、プリンタ装置に内蔵されたカートリッジの着脱を検出する技術して、種々の機構が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平5−139013号公報 特開平9−115010号公報(特許第3330476号公報) 特開2006−62278号公報
ところが、上記提案された機構では、何れもカートリッジ再装着状態で装着動作前の状態に復帰され、その状態ではカートリッジが抜き取られたこと(脱着)を検出することができない。このため、従来は、電源投入時ないし電源障害から復帰した際に、その都度、カートリッジが脱着されたものと判断し、インクリボンの頭出しを行っている。従って、インクリボンの頭出しを繰り返すことで、インクリボンの交換時期が早まり、ユーザの不要なランニングコストが増加するという問題を惹起する。
本発明は上記事案に鑑み、カートリッジの脱着を検出でき、インクリボンの不要な頭出しを抑えることで、インクリボンを有効に使用可能なプリンタ装置、該装置に装着されるカートリッジの着脱検出方法、該装置に着脱可能なカートリッジおよび該カートリッジに内蔵されるインクリボン体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、プリンタ用カートリッジが着脱可能で、装着された前記カードリッジのインクリボンを用いて記録媒体に画像または文字を印刷するプリンタ装置において、前記カートリッジの着脱を検出するための検出センサと、前記カートリッジに回動可能に係止する係止部材と、前記係止部材と一体に回動可能であって、前記係止部材が前記カートリッジに係止した状態で前記検出センサにより検出される被検部材と、前記検出センサの出力に応じて前記カートリッジの着脱を判断する判断手段と、を備え、前記カートリッジが装置本体から抜き取られる際に、前記係止部材は前記カートリッジへの係止が解除され、前記被検部材は前記検出センサにより検出される第1の位置から前記検出センサにより検出されない第2の位置に移動し、前記カートリッジが装置本体に装着される際に、前記係止部材は前記カートリッジに非係止状態で、前記被検部材は前記第2の位置を維持し、前記判断手段は、前記検出センサが前記第1の位置にある前記被検部材を検出するときは前記カートリッジが抜き取られなかったものと判断し、前記検出センサが前記被検部材を検出しないときは前記カートリッジが抜き取られたものと判断することを特徴とする。
本態様では、装置本体にカートリッジが装着されたままのときは、係止部材はカートリッジに係止しており、検出センサは第1の位置にある被検部材を検出するため、判断手段はカートリッジが抜き取られなかったものと判断する。一方、装置本体からカートリッジが抜き取られ、抜き取られたカートリッジまたは別のカートリッジが装置本体に装着されると、係止部材はカートリッジに非係止状態となり、被検部材は第2の位置を維持するため、検出センサは被検部材を検出せず、判断手段はカートリッジが抜き取られたものと判断する。本態様によれば、検出センサが被検部材を検出しないときに、判断手段が、カートリッジが抜き取られたものと判断することで、装置本体へのカートリッジの着脱を確実に判断することができ、装置本体へのカートリッジの着脱がなされたときにインクリボンの頭出しを行い、装置本体にカートリッジが装着されたままのときは頭出しを行わないことで、インクリボンの不要な頭出しを抑えインクリボンを有効に使用することができる。
本態様において、判断手段によりカートリッジが抜き取られたものと判断されたときに、係止部材が装置本体に装着されたカートリッジに係止し、かつ、被検部材が第1の位置に位置するように係止部材および被検部材を回動させる回動手段をさらに備えことが望ましい。カートリッジは、装置本体に装着された状態で係止部材を係止する係止部を有していてもよく、さらに、装置本体から抜き取られる際に、係止状態から非係止状態に移行する係止部材を強制的にガイドするガイド部を有していてもよい。また、インクリボンは複数色の帯域が面順次に形成されており、判断手段によりカートリッジが抜き取られたものと判断されたときに、装置本体に装着されたカートリッジのインクリボンの予め定められた色が所定位置に位置付けられるように頭出しされることが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様は、プリンタ用カートリッジの着脱を検出するための検出センサと、前記カートリッジに回動可能に係止する係止部材と、前記係止部材と一体に回動可能であって、前記係止部材が前記カートリッジに係止した状態で前記検出センサにより検出される被検部材と、前記検出センサの出力に応じて前記カートリッジの着脱を判断する判断手段と、を備えたプリンタ装置に装着されるプリンタ用カートリッジの着脱検出方法において、前記カートリッジが装置本体から抜き取られる工程では、前記係止部材は前記カートリッジへの係止が解除され、前記被検部材は前記検出センサにより検出される第1の位置から前記検出センサにより検出されない第2の位置に移動し、前記カートリッジが装置本体に装着される工程では、前記係止部材は前記カートリッジに非係止状態で、前記被検部材は前記第2の位置を維持し、前記カートリッジが装置本体に装着された状態で前記カートリッジの着脱を判断する判断工程では、前記判断手段は、前記検出センサが前記第1の位置にある前記被検部材を検出するときは前記カートリッジが抜き取られなかったものと判断し、前記検出センサが前記被検部材を検出しないときは前記カートリッジが抜き取られたものと判断することを特徴とする。本態様の判断工程において、判断手段が、カートリッジが抜き取られたものと判断した後に、係止部材が装置本体に装着されたカートリッジに係止し、かつ、被検部材が第1の位置に位置するように係止部材および被検部材を回動させる回動工程をさらに含むことが好ましい。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の第3の態様は、第1の態様のプリンタ装置に着脱可能なプリンタ用カートリッジであって、装置本体から抜き取られることで係止部材への係止が解除され、装置本体に装着された状態で係止部材を係止する係止部を有していてもよく、さらに、装置本体から抜き取られる際に、係止状態から非係止状態に移行する係止部材を強制的にガイドするガイド部を有していてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の第4の態様は、プリンタ本体に着脱可能なカートリッジに係止する該プリンタ本体に回動可能に支持された係止部材の係止状態を検出して前記カートリッジの装着を検出可能な検知機構を備えたプリンタ装置に抜き挿し可能なプリンタ用カートリッジであって、前記プリンタ本体に装着された状態で前記係止部材が係止する係止部と、前記プリンタ本体から抜き取られる際に、前記係止部材を強制的に前記係止位置から回動変位させるガイド部と、を有することを特徴とする。本態様において、係止部とガイド部とは、カートリッジの抜き挿し方向に沿って、手前側に係止部が、後方側にガイド部が配設されており、カートリッジをプリンタ本体から抜き取る際に係止部材が係止部との係止が解かれ、その後に係止部材がガイド部により係止位置から回動変位されることが好ましい。そして、本発明の第5の態様は、インクリボンを供給するための供給スプールとインクリボンを巻き取るための巻取スプールとを有し、第1の態様のプリンタ装置に装着されるプリンタ用カートリッジに内装されるインクリボン体であって、巻取スプールまたは巻取スプールのいずれに、カートリッジが装置本体に装着されることで係止部に連結される連結部材を有することを特徴とする。本態様において、係止部は、連結部材に連結されることで係止部材を係止可能な位置に進出し、連結部材と非連結状態で係止部材を係止不能な位置に退避するように構成されていてもよい。
本発明によれば、検出センサが被検部材を検出しないときに、判断手段が、カートリッジが抜き取られたものと判断することで、装置本体へのカートリッジの着脱を確実に判断することができ、装置本体へのカートリッジの着脱がなされたときにインクリボンの頭出しを行い、装置本体にカートリッジが装着されたままのときは頭出しを行わないことで、インクリボンの不要な頭出しを抑えインクリボンを有効に使用することができる、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明を、カード状記録媒体(以下、単にカードという。)に文字や画像を印刷記録する機能と、カードの磁気ストライプ部に磁気的な記録処理を行う機能とを有するプリンタ装置に適用した実施の形態について説明する。
(構成)
<システム構成>
本実施形態のプリンタ装置は、インターフェースを介して、上位装置(例えば、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータ)に接続され、上位装置からプリンタ装置に印刷記録データや磁気記録データ等を送信して、記録動作等を指示することが可能である。なお、後述するように、プリンタ装置は、操作パネルを有しており、上位装置からの記録動作指示の他、操作パネルからの記録動作指示も可能である。上位装置には、一般に、原稿に記録された画像を読み取るスキャナ等の画像入力装置、上位装置に命令やデータを入力するためのキーボードやマウス等の入力装置、上位装置によって生成されたデータ等の表示を行なう液晶ディスプレイ等のモニタが接続されている。
<外観構成>
図1に示すように、本実施形態のプリンタ装置1は、ケーシング7の一側(図1の右側)に配置され、記録処理前のブランクな複数のカードを積層状に収納可能(約100枚程度)であってケーシング7に対して着脱自在に取り付けられる供給トレイ3と、同じくケーシング7の一側で供給トレイ3の下方に配置され、記録処理後のカードを積層状に収容可能(約30枚程度)であってケーシング7に対して着脱自在に取り付けられる排出トレイ2と、同じくケーシング7の一側で供給トレイ3に隣接する位置の上部に、表示部を有し印刷処理や磁気記録処理の各種設定を行うための操作パネル5が設けられている。なお、操作パネル5は、ダイヤル6を回転させることによりこれに同期して回転可能に設けられている。
排出トレイ2の一部には、収容オーバーとなった記録処理後のカードを装置外部へ放出可能な開口部として形成されたカード放出口24が設けられている。また、プリンタ装置1の正面側には、後述するように、インクリボンRを内装したカートリッジ59(図4参照)を着脱する際に装置内部にアクセスするための開閉カバー8が設けられており、開閉カバー8はケーシング7の一部を構成している。なお、不図示の開閉カバーセンサにより開閉カバー8の開閉状態が検出される。そして、供給トレイ3ないし排出トレイ2に対向して、ケーシング7の他側には、磁気エンコーダユニット80がその一部をケーシング7から突出する形で配置されている。
<内部構成>
次に、図2および図3に基づきプリンタ装置1の内部の各構成要素について説明する。なお、図2は供給トレイ3から供給された記録処理前のブランクなカード6が印刷部60に向けて搬送されている状態を示し、クリーニングローラ35が搬送中のカード6の表面に当接してその印画される面を清浄する状態を示している。一方、図3は印刷部60ないし磁気エンコーダユニット80により記録処理されたカード6が排出トレイ2に向けて排出される際の状態を示している。
装置本体(プリンタ装置1)側には、図示を省略するモータにより回転駆動する供給ローラ11が配置されている。供給ローラ11により供給トレイ3に積層された最下位(最下層)のカード6を装置内部へと繰り出す際にカード6の一枚のみの通過を許容するため、プリンタ装置1は供給コロ12と板状部材からなる分離ゲート13とを有している。供給されるカード6は供給コロ12と分離ゲート13との間を通過して、供給トレイ3に連接するようにケーシング7の一側に設けられたカード供給口14へと導かれる。
一方、ケーシング7の一側でカード供給口14の下方に形成された排出口4から排出される記録済のカード6が排出ローラ15により排出トレイ2上に順次排出されて収容される(図3参照)。
排出ローラ15はプリンタ装置1側に固設されており、上述した供給ローラ11を回転駆動する図示を省略するモータによって回転駆動されるが、供給ローラ11が供給トレイ3からカード6を供給するために回転する方向を正転駆動とした場合、図示を省略するモータの逆転駆動により排出されるカード6を排出トレイ2上に排出するように回転駆動される。つまり、図示を省略するモータの正逆転駆動により供給ローラ11および排出ローラ15が回転されるが、供給ローラ11には図示しないワンウェイクラッチが設けられているため、カード供給方向にのみ回転することができる。本形態では、記録処理前のカード6の供給動作と記録処理後のカード6の排出動作とが同時に行われることがなく、排出ローラ15がカード6の排出のための回転とその逆の方向に回転することであっても支障はない。
カード供給口14から供給されたカード6は、後述する搬送駆動モータ70から伝達される駆動力を有して回転する搬送ローラ61、62、63へと順次引き継がれて略水平状のカード搬送路P1に沿って搬送される。なお、搬送ローラ62、63はそれぞれ駆動ローラと従動ローラとを有するローラ対で構成されている(以下、特に説明がない限り、ローラ対の従動ローラについての説明を省略し、駆動ローラについてのみ説明する。)。
搬送ローラ61の対向側には、クリーニングローラ35が搬送ローラ61に対峙するようにカード搬送路P1に対して進退可能に設けられている。このクリーニングローラ35が搬送されるカード6に当接するようにカード搬送路P1上に進出しているとき(図2に示す状態)、駆動力を有する搬送ローラ61との間でカード6を挟持して回転することで、印刷部60により印刷記録される印画面からゴミや埃等の異物を除去して清浄することができる。
また、クリーニングローラ35がその動作位置であるカード搬送路P1上に進出したとき、クリーニングローラ35は、クリーニングローラ35に隣接した位置でカード搬送路P1から離間した所定の位置に配置されるコロ状クリーナ68と面接触するように位置付けられる。コロ状クリーナ68は、カートリッジ59の所定部位に着脱自在に取り付けられる支持部材53に固着して回転可能に設けられている。
搬送ローラ63のカード搬送方向下流側には、クリーニングローラ35によって清浄にされたカード6の表面に、所期の文字ないし画像を印刷記録する印刷部60が設けられている。
本形態においては、印刷部60は熱転写プリンタの構成が採用されており、カード搬送路P1上の印刷位置に設けられたプラテンローラ64に対して進退可能に設けられたサーマルヘッド56を有している。プラテンローラ64とサーマルヘッド56との間にはインクリボンRが介在している。
<カートリッジ>
ここで、図4〜図6を参照してカートリッジ59について詳述する。図6に示すように、カートリッジ59は、インク層Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の複数色が面順次に繰り返されたインクリボンRを供給するための供給スプール54と、インクリボンRを巻き取るための巻取スプールとを有するインクリボン体がカートリッジケースに内装(内蔵)されて構成されている。
図4に示すように、カートリッジケースの巻取スプール側の隅部には、所定の強度を持たせるためにカートリッジケースにインサート成形で一体化された、略水平で平板状の係止部4と、断面略L字状でL字長辺部が係止部4に対して斜設されるように配置されたガイド部5とが突設されている。係止部4およびガイド部5とは、カートリッジ59の抜き挿し方向に沿って、手前側に係止部4が、後方側にガイド部5が配設されている。これら係止部4およびガイド部5の機能については後述する。
また、図5に示すように、カートリッジケースの巻取スプール55の裏面側には、不揮発性のEEPROMをマウントしたROM基板27が固着されている。カートリッジ59は装置本体に対して着脱可能に構成されている。なお、カートリッジケースは、装置本体とEEPROMとを接続するための図示しない雄コネクタ部を有しており、カートリッジ59を装置本体に装着することで、カートリッジ59側の雄コネクタ部は装置本体側の雌コネクタ部に接続される。
<カートリッジ検出機構>
図2に示すように、装置本体に装着されたカートリッジ59の巻取スプール55側には、カートリッジ59(の着脱)を検出するためのカートリッジ検出機構20が配置されている。
図7に示すように、カートリッジ検出機構20は、発光素子と受光素子とで構成された透過一体型の検出センサ26と、後述するように供給スプール54および巻取スプール55を回転駆動する不図示のモータの回転駆動力の供給を受ける駆動連結部21と、駆動連結部21に接続され回動可能なシャフト22と、シャフト22に固着され検出センサ26を遮光する被検部材25と、シャフト22に固着されカートリッジ59の係止部4に係止する係止部材23とを有して構成されている。被検部材25と係止部材23とは、シャフト22から突出するように配設されており、本形態では両者の突出方向に90°の位相差が設けられている。なお、駆動連結部21はシャフト22(被検部材25、係止部材23)を時計回り方向への回動のみを許容するバネクラッチを内蔵している。
図2に示すように、印刷部60により、カード搬送路P1に沿って移動するカード6に文字あるいは画像などの情報を熱転写記録する際には、インクリボンRは、供給スプール54側から供給され、サーマルヘッド56の先端部に略全面を当接させながらカード6の搬送速度と同一速度で搬送され、巻取スプール55に巻取られる。供給スプール54および巻取スプール55は、不図示のモータにより回転駆動される。巻取スプール55側には、カートリッジ59が装置本体に装着されることにより巻取スプール55に連結され、巻取スプール55の回転と一体に回転する図示しないエンコーダ板が配置されている。カード6の表面にインクリボンRを介在させてサーマルヘッド56を押圧しながらサーマルヘッド56の加熱素子を選択的に作動させることで、カード6に所期の文字、画像が印刷される。インクリボンRの搬送経路には、複数のガイドシャフトと、所定のインク層(本形態ではインク層Y)の頭出しを行うためにインク層Bk(ブラック)を検出する発光素子58、受光素子88からなる透過型センサが配設されている。
また、サーマルヘッド56のカード搬送方向上流側(搬送ローラ63側)には、カード搬送路P1に沿って搬送されるカード6の搬送方向先端および後端を検出する発光素子48、受光素子49からなる透過型センサ(以下、第1カード検出センサという。)が配設されている。
印刷部60の下方には、上記した一連の搬送ローラ61、62、63、およびプラテンローラ64を正逆転駆動可能なステッピングモータからなる搬送駆動モータ70が配設されている。搬送駆動モータ70による回転駆動力は、搬送駆動モータ70の回転軸に設けられたプーリ71がベルト72によりプーリ73へと伝達され、プーリ73に一端が巻装されたベルト74によりプラテンローラ64の回転軸に設けられたプーリ75を介してプラテンローラ64に駆動が伝達される。
プラテンローラ64の回転軸上、搬送ローラ61、62、63の回転軸上、並びに、それぞれのローラの間には図示を省略する複数のギヤが噛合状態で配設されており、プラテンローラ64に伝達された回転駆動力は、これら複数のギヤを介して各搬送ローラ61、62、63へと伝達される。
また、プラテンローラ64のカード搬送方向下流側(巻取スプール55側)には、カード6を搬送する機能を有し、印刷部60によりカード6に印刷記録を行なうときにカード6を挟持するニップローラ65がカード搬送路P1に沿って設けられており、このニップローラ65のさらにカード搬送方向下流側には、カード6を搬送するための送りローラ66が同じくカード搬送路P1に沿って設けられている。ニップローラ65および送りローラ66の略中央には、カード搬送路P1に沿って搬送されるカード6の搬送方向先端を検出する発光素子56、受光素子57からなる透過型センサ(以下、第2カード検出センサという。)が配設されている。
これらのニップローラ65および送りローラ66の回転軸にも図示を省略するギヤがそれぞれ設けられており、また、プラテンローラ64とニップローラ65、ニップローラ65と送りローラ66との間にも図示を省略する複数のギヤが設けられており、これら複数の図示しないギヤが相互に噛合うことにより、搬送駆動モータ70からの回転駆動力は、上述したプーリ、ベルトおよび図示しない複数のギヤを含む駆動力伝達機構を介して、プラテンローラ64の回転軸に設けられたギヤから分岐されてニップローラ65および送りローラ66にも伝達される。
印刷部60のカード搬送方向下流側には、送りローラ66に隣接して磁気エンコーダユニット80が設けられている。この磁気エンコーダユニット80には、ニップローラ65および送りローラ66によって挟持状態で停止保持されたカード6の磁気ストライプ部に磁気記録処理するために、カード搬送路P1に沿って走査するように往復移動する(自走する)磁気ヘッド81が設けられている。
磁気エンコーダユニット80の一部には、カード搬送路P1に沿って搬送されるカード6を装置外へ搬出可能な開口部として形成されたカード搬出口82が設けられている。このカード搬出口82は、カード供給口14に対向し、ケーシング7の他側であって、カード搬送路P1の延長線上に設けられている。従って、カード搬出口82を介してカード搬送路P1内に配置された複数のローラを清浄するためのクリーニングカードを搬入して清浄後に搬出することも可能である。
磁気エンコーダユニット80の内部には、カード6をカード搬出口82に向けて搬送するとともに、カード搬出口82からカード6を搬出可能な搬出ローラ67が配設されている。磁気エンコーダユニット80には、この搬出ローラ67を回転駆動する駆動源は備えないが、搬出ローラ67と送りローラ66との間に図示しない複数のギヤを設けて連結することにより、送りローラ66に伝達された回転駆動力が搬出ローラ67へと伝わる。
従って、プリンタ装置1は、供給トレイ3から連なる略水平状のカード搬送路P1に沿って、カード供給口14、印刷部60および磁気エンコーダユニット80が設けられた構成を有している。
また、図示から明らかなように、磁気エンコーダユニット80は、その一部が機体内部に差し込まれるようなユニット形状を有しており、搬送駆動モータ70は、印刷部60の下方で、かつ、磁気エンコーダユニット80と、以下に説明する、搬送ローラ61、62を第1の位置と第2の位置とに移動させる移動機構110(図9参照)との間に配設されている。
次に、図9を参照して、カードクリーニング機構100と移動機構110について詳述する。なお、図9はカード供給口14からカード6を受け入れて、クリーニングローラ35と搬送ローラ61との間でカード6を挟持する直前の状態を示している。
カードクリーニング機構100は、クリーニングローラ35がカード搬送路P1に進出してカード6およびコロ状クリーナ68に当接(面接触)可能とする動作位置と、カード搬送路P1から離間したホーム位置となる退避位置との間で移動自在に構成するために、ソレノイド101aと、このソレノイド101aの駆動切り替え(ON/OFF)により進退するプランジャ101bとからなるアクチュエータ101を有している。
プランジャ101bの端部には、その一端部が回転自在に取り付けられたレバー部材103が設けられ、さらにレバー部材103の他端部に係合する係合部材104等が設けられている。係合部材104は、一端側が装置内部の所定位置に固定された引っ張りバネ102にフックされており、引っ張りバネ102の付勢力により常時上方側へ付勢されている。
また、カードクリーニング機構100は、クリーニングローラ35を保持するホルダ107を有し、このホルダ107の一部に形成された凸状部位106が、上記係合部材104の一部に形成された凹状部位105に差し込まれて一体化される構成を有している。さらに、カードクリーニング機構100は、印刷部60の一部として構成されるインクリボンRを内装するカートリッジ59の所定部位に着脱自在に取り付けられる支持部材108に固着して回転可能に設けられた、コロ状クリーナ68を含む構成を有している。
なお、アクチュエータ101のソレノイド101aが駆動されると(駆動ON)、レバー部材103が係合部材104を押し下げて、クリーニングローラ35を保持するホルダ107を間接的に押圧するように押し下げることでクリーニングローラ35が上記の動作位置に位置付けられる。
図9に示すように、移動機構110は、正逆転可能なステッピングモータ111と、このステッピングモータ111の回転軸に設けられたモータギヤ112と、このモータギヤ112に噛合するギヤ部位を有するギヤ付きブラケット113等を有している。また、搬送ローラ61、62、63を軸支するローラシャフト114、115、116がギヤ付きブラケット113に保持されている。
移動機構110は、ギヤ付きブラケット113が搬送ローラ63のローラシャフト116を中心として回動可能に取り付けられているため、ステッピングモータ111の正逆転駆動によりギヤ付きブラケット113が回動することで、搬送ローラ61、62を、第1の位置(搬送ローラ61、62が略水平状のカード搬送路を形成する位置、ホーム位置、図2参照)と第2の位置(搬送ローラ61、62が傾斜状のカード搬送路を形成する位置、図3参照)との間で移動可能に構成されている。
また、図2に示すように、プリンタ装置1は、プリンタ装置1全体の動作制御を行う制御部95と、商用交流電源から各機構部および制御部等を駆動/作動可能な直流電源に変換する電源部90とを有している。
制御部95は、プリンタ装置1の全体の制御処理を行うマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)を備えている。マイコンは、中央演算処理装置として高速クロックで作動するCPU、プリンタ装置1の基本制御動作(プログラムおよびプログラムデータ)が記憶されたROM、CPUのワークエリアとして働くRAMおよびこれらを接続する内部バスで構成されている。
マイコンには外部バスが接続されている。外部バスには、上位装置との通信を行うための図示を省略したインターフェース、カード6に印刷すべき印刷記録データやカード6の磁気ストライプ部に磁気記録すべき磁気記録データ等を一時的に格納するバッファメモリが接続されている。
また、外部バスには、各種センサからの信号を制御するセンサ制御部、各モータに駆動パルスや駆動電力を送出するモータドライバ等を制御するアクチュエータ制御部、サーマルヘッド56の熱エネルギーを制御するサーマルヘッド制御部、操作パネル5を制御する操作表示制御部、および、磁気エンコーダユニット80が接続されている。センサ制御部は第1カード検出センサ、第2カード検出センサ、検出センサ26およびエンプティセンサ等の他の図示を省略するセンサに、アクチュエータ制御部は搬送駆動モータ70、ステッピングモータ111および他の図示しないモータ、アクチュエータ101等に、サーマルヘッド制御部はサーマルヘッド56に、操作表示制御部は操作パネル5にそれぞれ接続されている。
なお、電源部90は、制御部95、サーマルヘッド56、操作パネル5および磁気エンコーダユニット80に作動/駆動電源を供給している。
(動作)
次に、本実施形態のプリンタ装置1の動作について、制御部95のマイコンのCPU(以下、単にCPUという。)を主体として説明する。
制御部95に電源が投入されると、CPUは、ROMに格納されたプログラムおよびプログラムデータを読み出し(RAMに展開し)、各機構部を作動させるための初期処理を行う。すなわち、初期処理では、外部バスを介してマイコンに接続され制御部95を構成するセンサ制御部等の各制御部、磁気エンコーダユニット80との接続確認を行った後、各構成部が上述したホーム位置に位置しているかをセンサ制御部からの信号等に基づいて判断し、各構成部がホーム位置に位置していない場合には、ホーム位置に移動させる。センサ制御部の信号等に基づいて、各構成要素をホーム位置への復帰動作を所定回繰り返してもホーム位置に移動しない場合には、上位装置に報知するとともに、操作パネル5の表示部にもその旨表示する。
また、初期処理では、センサ制御部(検出センサ26)からの信号に基づいて、カートリッジ59が着脱されたか否かの判断と、その判断結果に応じて復帰動作が行われるが、図8を参照してこれらについて詳述する。
図8(A)は、カートリッジ59が装置本体に装着され、インクリボンRが頭出しされた状態の印刷可能状態を示している。この状態では、装置本体側の係止部材23はカートリッジ59の係止部4に係止しており、被検部材25は検出センサ26を遮光する(検出センサ26により検出される)第1の位置に位置している。図8(B)は、図8(A)の状態から、開閉カバー8を開き、装着されているカートリッジ59を引き出した状態を示している。図8(C)は、図8(B)の状態からさらにカートリッジ59が引き出されることで、カートリッジ59のガイド部5が係止部4による係止が解除された係止部材23を、ばねクラッチの締め付けに反し強制的に下方に移動させ、換言すれば、係止部材23がガイド部5により係止位置から回動変位されるように移動し、この移動により被検部材25による検出センサ26の遮蔽が解除された状態を示している。この状態では、係止部材23は係止部4に係止しておらず、被検部材25は検出センサ26により検出されない第2の位置に移動している。図8(D)は、図8(C)の状態からさらにカートリッジ59が引き出され、カートリッジ59が装置本体から取り出された状態を示している。図8(E)は、装置本体から取り出され例えば新規なインクリボンに交換されたカートリッジ59を再び装置本体に装着した状態を示している。この状態では、係止部材23は係止部4に係止しておらず、被検部材25は検出センサ26により検出されない第2の位置を維持したままである。
ここで注視すべき点は、ともにカートリッジ59が装置本体に装着され、印刷可能な状態の図8(A)と、カートリッジ59が再装着された状態の図8(E)との違いで、ユーザ(オペレータ)によるカートリッジ59の着脱動作によって、被検部材25が第1の位置から第2の位置に移動し、第1の位置に復帰しない点である。検出センサ26は、被検部材25が第1の位置にあるときはハイレベル(オン)信号を出力し、第2の位置にあるときはローレベル(オフ)信号を出力するが、この関係は逆でもよい。
初期処理において、CPUは、センサ制御部を介して、検出センサ26がハイレベル信号を出力したとき(被検部材25が第1の位置にあるとき)は、カートリッジ59が抜き取られなかったものと判断し、検出センサ26がローレベル信号を出力したとき(被検部材25が第2の位置にあるとき)は、カートリッジ59が抜き取られたものと判断する。
CPUは、カートリッジ59が抜き取られたものと判断したとき(係止部材23、被検部材25が図8(e)に示す状態にあるとき)は、供給スプール54および巻取スプール55を回転駆動する不図示のモータを駆動することで、駆動連結部21に接続されたシャフト22を回転させ、係止部材23がカートリッジ59の係止部4に係止し、被検部材25が第2の位置から第1の位置に移動(復帰)させる。このとき、CPUは、巻取スプール55の回転と一体に回転する上述した図示しないエンコーダ板からの出力を一定時間監視しており、エンコーダ板からの信号がなければ、カートリッジ59が装置本体に再装着されなかったものと判断し、不図示のモータの駆動を停止させ、上位装置に報知するとともに、操作パネル5の表示部にもその旨表示する。一方、図示しないエンコーダ板からの出力があるときは、カートリッジ59が装置本体に再装着されたものと判断し、不図示のモータを引き続き駆動して、カートリッジ59のインクリボンRを巻取スプール55側へ巻き取り、発光素子58、受光素子88からなる透過型センサがインク層Bk(ブラック)の端部を検出した時点(受光素子88がインク層Bkによる発光素子58の発光が不透過状態から透過状態となったことを検出した時点)をトリガとして、所定パルス数、不図示のモータをさらに駆動して、インク層Y(イエロー)の先端部がサーマルヘッド56とプラテンローラ64との位置に位置付けられるようにインクリボンRの頭出しを行う。
次いで、CPUは、ROM基板27にマウントされたEEPROMに書き込まれた情報を参照して、カートリッジ59に内装されたインクリボンRの残量でカード6への印刷が可能か否かを判断する。EEPROMには、後述するようにカード6への印刷部60の印刷終了時に更新されたエンコーダ板の累計回転数と、インクリボンRのモノクロ、カラーの別(更新されない)とが情報として記録されている。なお、上述したようにカートリッジ59が装置本体に再装着されたものと判断したときは、CPUは、供給スプール54および巻取スプール55を回転駆動する不図示のモータを駆動する前に、EEPROMに記録されたエンコーダ板の累計回転数を初期状態(例えば、0)とする。印刷可能と判断したときは、初期処理を続行し、印刷不能と判断したときは、上位装置に報知するとともに、操作パネル5の表示部にもその旨表示し、カートリッジ59が交換されるまで待機する。
なお、上記のカートリッジ59の着脱判断と復帰動作とは、装置本体へ電源投入時の初期処理の他に、装置本体への電源投入状態で開閉カバー8が一旦開かれて閉じられたときにも行われる。この場合、CPUは、開閉カバー8の開閉状態を検出する不図示の開閉カバーセンサの出力がオン(開閉カバー8が開いた状態)からオフ(開閉カバー8が閉じた状態)に変化したかを判断し、肯定判断のときに行われる。
また、初期処理では、センサ制御部(エンプティセンサ)からの信号等に基づいて、供給トレイ3にカード6が収容されているか等も併せて判断し、収容されていないと判断したときは、同様に、上位装置に報知するとともに、操作パネル5の表示部にもその旨表示して、供給トレイ3にカード6が収容されるまで待機する。
一方、上位装置にインストールされたプリンタドライバは、オペレータの指定した記録指令に基づいて、プリンタ装置1での記録動作を制御するための各種パラメータ値を決定し、その記録指令よりカード6への記録を行うための印刷記録データおよび磁気記録データを生成して、プリンタ装置1に送信する。制御部95のバッファメモリには、記録制御指令となる各種パラメータ値、印刷記録データをY、M、C、Bkの色成分ごとに分解して得られた画像データないし文字データ、および、磁気記録データが格納される。なお、本形態では、上位装置側において色成分(元データは、R、G、B)に分解し、プリンタ装置1でR、G、BからY、M、Cに変換されて画像データとして用いられ、上位装置側で抽出されたBkデータがプリンタ装置1で同じくBkデータとして用いられて文字データに供される。
CPUは、バッファメモリに格納された記録制御指令(各種パラメータ値)を取り込み、これらのパラメータ値とRAMに展開されたプログラムおよびプログラムデータとに従って、以下のように各機構部を制御する。
まず、アクチュエータ制御部を介してアクチュエータ101(ソレノイド101a)を駆動させ(ON状態)、クリーニングローラ35を退避位置(ホーム位置)から図2に示す動作位置へと移動させて、カード6の受け入れ準備を行なう。このとき、移動機構110は、搬送ローラ61、62を、略水平状のカード搬送路を形成するように第1の位置(ホーム位置)に位置付けている(図2、図9に示す状態)。
次に、CPUは、アクチュエータ制御部を介して搬送駆動モータ70を作動させ駆動伝達機構を介してカード搬送路P1上に配設された各ローラを駆動させるとともに、アクチュエータ制御部を介して供給ローラ11を回転駆動する図示を省略したモータを正転駆動する。
これにより、供給トレイ3の最下位のカード6は、供給コロ12と分離ゲート13との間およびカード供給口14を介してケーシング7内に搬入される。カード6は、クリーニングローラ35により印画面が清浄され、カード搬送路P1に沿ってカード搬出口82側に向けて搬送される(図2参照)。第1カード検出センサによってカード6の後端が検出されると、そのカード後端検出をトリガとして、CPUはアクチュエータ101(ソレノイド101a)の駆動を停止(OFF状態)させる。これにより、クリーニングローラ35は、レバー部材103による押圧動作から開放されて動作位置からホーム位置である退避位置へと移動する。
カード6は、搬送駆動モータ70の駆動力により、両端部が送りローラ66、ニップローラ65に挟持される位置まで、カード排出口82側に向けてカード搬送路P1上をさらに搬送される。CPUは、第2カード検出センサによるカード先端検出後、搬送駆動モータ70のパルス数が所定値に到ると、搬送駆動モータ70の駆動を停止させる。これにより、カード6は、両端部を送りローラ66とニップローラ65とで挟持状態で停止保持され、磁気エンコーダユニット80の磁気ヘッド81による磁気ストライプ部への磁気記録データの書き込みが可能な状態となる。
CPUは、カード6への磁気ストライプ部への情報書き込みを行うために、図示しないエンコーダ付き直流モータを駆動させ磁気ヘッド81をホーム位置から動作位置に移動させ、磁気ヘッド81をカード6の磁気ストライプ部に圧接させる。次いで、CPUは、外部バスを介してバッファメモリに格納されていた磁気記録データを磁気エンコーダユニット80に出力するとともに、図示しないエンコーダ付き直流モータを駆動させ磁気ヘッド81を、カード6の磁気ストライプ部の端から端の全領域内の必要な範囲を移動させて、磁気記録データを磁気ストライプ部に記録させる。
CPUは、カード6の磁気ストライプ部への磁気記録データの書き込みが終了すると、図示しないエンコーダ付き直流モータを停止、逆転させ、磁気ヘッド81をカード6の磁気ストライプ部に書き込んだ磁気記録データを読み取り、バッファメモリに格納された磁気記録データと読み取った磁気記録データとが一致するかのベリファイ(正しく書き込まれたかのチェック)を行う。なお、磁気ヘッド81はベリファイの終了により、ホーム位置に復帰する。
CPUは、ベリファイ結果が書き込み不良のときは、上位装置に報知するとともに、その旨を表示部に表示し、搬送駆動モータ70を所定パルス数(正転)駆動することで、カード6を、カード搬出口82を介して装置外に搬出する。次いで、供給トレイ3から新たなカード6の供給を受けて、上記と同様に磁気エンコーダユニット80に新たなカード6の磁気ストライプ部への磁気記録データの書き込みおよびベリファイを実行させる。
一方、磁気エンコーダユニット80のマイコンからのベリファイ結果に問題がない(カード6の磁気ストライプ部への磁気記録データの書き込み不良がない)場合には、CPUは、搬送駆動モータ70を逆転駆動させ、両端部がニップローラ65、送りローラ66に挟持状態で停止保持されたカード6をカード搬送路P1に沿ってカード供給口14側に逆搬送する。この逆搬送の間、カード6の後端が第1カード検出センサで検出されると、さらに所定パルス数、搬送駆動モータ70の逆転駆動を継続して、搬送駆動モータ70の駆動を停止させる。これにより、カード6は、搬送方向後半部が搬送ローラ62、63に挟持状態で停止保持されるとともに、搬送方向先半部が搬送ローラ61に支持された状態となる(図2参照)。
次いで、CPUは、搬送駆動モータ70を正転駆動させ、カード6を、カード搬送路P1上をカード搬出口82側へ向けて搬送するとともに、第1カード検出センサによりカード6の先端位置を確認して、印刷部60によりカード6の表面に印刷記録データによる所期の文字、画像を印刷する。すなわち、カード6の表面にインクリボンR(インク層Yの部分)を介在させてサーマルヘッド56を押圧しながら、Y色の画像データ(RGBデータからY成分が色変換された画像データ)に従ってサーマルヘッド56の加熱素子を選択的に作動させる。これにより、カード6の表面には、インクリボンRに塗着されたY(イエロー)の熱転写インク成分が直接転写される。
このとき、カード6は裏面側がプラテンローラ64に支持されるが、当初、搬送ローラ62、63で挟持搬送され、カード搬送路P1上をカード搬出口82側へ向けて搬送に従って、先端部側がニップローラ65、後端部側が搬送ローラ63で挟持搬送され、最後に、(後端部側をプラテンローラ64で裏面側を支持されながら)ニップローラ65により挟持搬送される。CPUは、第1カード検出センサからの信号によりカード6の後端位置を確認して、さらに所定パルス数、搬送駆動モータ70の正転駆動を継続して、搬送駆動モータ70の駆動を停止させる。
次に、CPUは、搬送駆動モータ70を逆転駆動させ、カード6をカード搬送路P1に沿ってカード供給口14側に逆搬送し、カード6を、搬送方向後半部が搬送ローラ62、63に挟持状態で停止保持され、搬送方向先半部が搬送ローラ61に支持された状態となると、搬送駆動モータ70の駆動を停止させる(図2参照)。この間、CPUは、不図示のモータを駆動して、カートリッジ59のインクリボンRを巻取スプール55側へ若干巻き取り、インク層M(マゼンタ)の先端部がサーマルヘッド56とプラテンローラ64との位置に位置付ける。次いで、CPUは、搬送駆動モータ70を正転駆動させ、カード6を、カード搬送路P1上をカード搬出口82側へ向けて搬送するとともに、印刷部60により、インクリボンRに塗着されたM(マゼンタ)の熱転写インク成分をカード6の表面に直接転写する。以下、同様にして、CPUは、印刷部60により、カード6の表面に、インクリボンRに塗着されたC(シアン)およびBk(ブラック)の熱転写インク成分をカード6の表面に直接転写する。これにより、カード6の表面には、Y、M、C、Bkによるカラー画像が形成される。
次いで、CPUは、カード6を排出口4に向けて搬送する。すなわち、搬送駆動モータ70を逆転駆動させ、カード6をカード搬送路P1に沿ってカード供給口14側に逆搬送する。図2に示すように、印刷部60によりカード6の印画面に多色の面順次印刷記録を行なう際に、カード6をカード供給口14側に逆搬送したときは、搬送ローラ61、62が略水平状のカード搬送路を形成するように位置付けられる第1の位置に維持されているが、所定の記録処理を終えたカード6が排出口4に向けて排出される際には、第1カード検出センサによりカード搬送路P1上を逆搬送されるカード6の後端を検出した時点、或いはカード6の後端を検出して数パルス経過した時点をトリガとして、CPUはステッピングモータ111を駆動制御して、移動機構110(ステッピングモータ111の駆動)により、搬送ローラ61、62を傾斜状のカード搬送路を形成するように位置付けられる第2の位置へと移動させる(図3に示す状態)とともに、上述した供給ローラ11を回転駆動する図示を省略するモータを逆転駆動させ排出ローラ15を回転駆動させる。
これにより、カード6は排出口4を介して排出トレイ2に収容されるか、または、(排出トレイ2にカードが満杯の場合は)カード放出口24から外部へ放出される。なお、図3に示すカード排出時においても、クリーニングローラ35はカード搬送路P1から離間したホーム位置である退避位置に位置付けられている。
CPUは、カード6が排出トレイ2に収容されたか、カード放出口24から放出された時点で、搬送駆動モータ70および図示を省略するモータの逆転駆動を停止させる。CPUは、カード6の排出トレイ2への排出動作が完了した所定のタイミングでステッピングモータ111を再度駆動(逆方向の回転駆動)して、搬送ローラ61、62を傾斜状のカード搬送路を形成するように位置付けられる第2の位置から略水平状のカード搬送路を形成するように位置付けられる第1の位置へと復帰させる。
また、CPUは、初期処理でROM基板27のEEPROMから読み出したエンコーダ板の累計回転数に、印刷部60の印刷により今回エンコーダ板が回転した総回転数を加え、EEPROMのエンコーダ板の累計回転数を更新する。これにより、カード6への記録処理が終了し、次のジョブがある場合は、以上の動作を繰り返す。
(効果等)
次に、本実施形態のプリンタ装置1の効果等について説明する。
本実施形態のプリンタ装置1では、装置本体にカートリッジ59が装着されたままのときは、係止部材23はカートリッジ59の係止部4に係止しており、検出センサ26は第1の位置にある被検部材25を検出するため(図8(A)参照)、CPUはカートリッジ59が抜き取られなかったものと判断する。一方、装置本体からカートリッジ59が抜き取られ、カートリッジ59が装置本体に(再)装着されると、係止部材23はカートリッジ59の係止部4に非係止状態となり、被検部材25は第2の位置を維持するため(図8(E)参照)、検出センサ26は被検部材25を検出せず、CPUはカートリッジ59が抜き取られたものと判断する。従って、本実施形態のプリンタ装置1によれば、カートリッジ59が(再)装着されたときに、従来技術のように直ちに装着動作前の状態に復帰するものではないため(非検部材25は第2の位置を維持するため)、装置本体へのカートリッジ59の着脱を確実に検出することができる。
また、本実施形態のプリンタ装置1では、カートリッジ59が抜き取られなかったもの(装着されたまま)と判断したときはインクリボンRの頭出しを行わず、カートリッジ59が(再)装着されたものと判断したときに、インクリボンRの頭出しを行う。従って、本実施形態のプリンタ装置1によれば、従来技術のように電源投入時に常に頭出しを行うような不要な頭出しを抑えることができるので、カートリッジ59に内装されたインクリボンRを有効に使用することができ、ランニングコストを低減させることができる。
なお、本実施形態では、カートリッジ59に平板状の係止部4と斜設されたガイド部5を設けた例を示したが、本発明はこれに制限されるものではない。例えば、図10に示すように、ガイド部5を欠くように構成してもよい。
また、本実施形態では、係止部材23をカートリッジ59のガイド部5で強制的に下方に移動させる例を示したが、図11に示すように、ガイド部5の形状を逆にすることで係止部材23を上方に待機させるようにしてもよく、また、カートリッジ59の係止部4とガイド部5とを一体に形成するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、係止部材23を係止部4に係止(係合)させる例を示したが、図12に示すように、カートリッジ59のカートリッジケースに当接させて係止させるようにしてもよい。また、本実施形態では、係止部材23をカートリッジ59のガイド部5で強制的に下方に移動するようにしているが、係止部材23に作用するばねクラッチの作用を解き自重により回動可能とすることで(図12の矢印参照)、カートリッジ59のガイド部5を欠くように構成してもよい。
また、本実施形態では、係止部4をカートリッジ59のカートリッジケースに固設した例を示したが、インクリボン体の一対のスプールの一方(例えば、巻取スプール)に、一側がバネ29で付勢され他側に係止部4を有するブラケット31と連結するための段差部28を設け、段差部28をブラケット31に形成された弧状部に当接(連結)させることで、係止部4は、段差部28がブラケット31の弧状部に当接し係止部材23を係止可能な位置に進出させ、段差部28と非当接(非連結)状態で係止部材23を係止不能な位置に退避させるように構成してもよい。
さらにまた、本実施形態では、検出センサ26に透過一体型のセンサを例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、反射型のセンサを用いるようにしてもよい。そして、本実施形態では、係止部材23と被検部材25とを連接する部材としてシャフト22を例示したが、本発明はこれに制約されず、例えば、ギヤ等を含む回転体を用いることができる。
本発明は、カートリッジの脱着を検出でき、インクリボンの不要な頭出しを抑えることで、インクリボンを有効に使用可能なプリンタ装置、該装置に装着されるカートリッジの着脱検出方法、該装置に着脱可能なカートリッジおよび該カートリッジに内蔵されるインクリボン体を提供するものであるため、プリンタ装置等の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な実施形態のプリンタ装置の外観斜視図である。 実施形態のプリンタ装置の、記録処理前のカードが搬入された状態を示す概略断面図である。 実施形態のプリンタ装置の、記録処理後のカードを排出する状態を示す概略断面図である。 実施形態のプリンタ装置に装着されるカートリッジの外観斜視図である。 カートリッジの裏面側の外観斜視図である。 カートリッジに内装されるインクリボン体の外観斜視図である。 実施形態のプリンタ装置のカートリッジ検出機構の外観斜視図である。 カートリッジ検出機構の動作説明図であり、(A)はカートリッジが装置本体に装着されインクリボンが頭出しされた状態、(B)は(A)の状態から開閉カバーを開き、装着されているカートリッジを引き出した状態、(C)は(B)の状態からさらにカートリッジが引き出された状態、(D)は(C)の状態からさらにカートリッジが引き出され、カートリッジが装置本体から取り出された状態、(E)は装置本体にカートリッジを再び装着した状態を示している。 実施形態のプリンタ装置の移動機構とカードクリーニング機構の部分拡大図である。 カートリッジの他の形態を示す外観斜視図である。 カートリッジの別の形態を示す外観斜視図である。 カートリッジのさらに別の形態を示す外観斜視図である。 カートリッジに内装されるインクリボン体の他の形態を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 プリンタ装置
4 係止部
5 ガイド部
6 カード(記録媒体)
23 係止部材
25 被検部材
26 検出センサ
28 段差部(連結部材)
54 供給スプール
55 巻取スプール
59 カートリッジ
95 制御部(判断手段)
R インクリボン

Claims (13)

  1. プリンタ用カートリッジが着脱可能で、装着された前記カードリッジのインクリボンを用いて記録媒体に画像または文字を印刷するプリンタ装置において、
    前記カートリッジの着脱を検出するための検出センサと、
    前記カートリッジに回動可能に係止する係止部材と、
    前記係止部材と一体に回動可能であって、前記係止部材が前記カートリッジに係止した状態で前記検出センサにより検出される被検部材と、
    前記検出センサの出力に応じて前記カートリッジの着脱を判断する判断手段と、
    を備え、
    前記カートリッジが装置本体から抜き取られる際に、前記係止部材は前記カートリッジへの係止が解除され、前記被検部材は前記検出センサにより検出される第1の位置から前記検出センサにより検出されない第2の位置に移動し、
    前記カートリッジが装置本体に装着される際に、前記係止部材は前記カートリッジに非係止状態で、前記被検部材は前記第2の位置を維持し、
    前記判断手段は、前記検出センサが前記第1の位置にある前記被検部材を検出するときは前記カートリッジが抜き取られなかったものと判断し、前記検出センサが前記被検部材を検出しないときは前記カートリッジが抜き取られたものと判断することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記判断手段により前記カートリッジが抜き取られたものと判断されたときに、前記係止部材が装置本体に装着されたカートリッジに係止し、かつ、前記被検部材が前記第1の位置に位置するように前記係止部材および前記被検部材を回動させる回動手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記カートリッジは、装置本体に装着された状態で前記係止部材を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記カートリッジは、装置本体から抜き取られる際に、係止状態から非係止状態に移行する前記係止部材を強制的にガイドするガイド部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のプリンタ装置。
  5. 前記インクリボンは複数色の帯域が面順次に形成されており、前記判断手段により前記カートリッジが抜き取られたものと判断されたときに、装置本体に装着されたカートリッジのインクリボンの予め定められた色が所定位置に位置付けられるように頭出しされることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のプリンタ装置。
  6. プリンタ用カートリッジの着脱を検出するための検出センサと、前記カートリッジに回動可能に係止する係止部材と、前記係止部材と一体に回動可能であって、前記係止部材が前記カートリッジに係止した状態で前記検出センサにより検出される被検部材と、前記検出センサの出力に応じて前記カートリッジの着脱を判断する判断手段と、を備えたプリンタ装置に装着されるプリンタ用カートリッジの着脱検出方法において、
    前記カートリッジが装置本体から抜き取られる工程では、前記係止部材は前記カートリッジへの係止が解除され、前記被検部材は前記検出センサにより検出される第1の位置から前記検出センサにより検出されない第2の位置に移動し、
    前記カートリッジが装置本体に装着される工程では、前記係止部材は前記カートリッジに非係止状態で、前記被検部材は前記第2の位置を維持し、
    前記カートリッジが装置本体に装着された状態で前記カートリッジの着脱を判断する判断工程では、前記判断手段は、前記検出センサが前記第1の位置にある前記被検部材を検出するときは前記カートリッジが抜き取られなかったものと判断し、前記検出センサが前記被検部材を検出しないときは前記カートリッジが抜き取られたものと判断することを特徴とする着脱検出方法。
  7. 前記判断工程において、前記判断手段が、前記カートリッジが抜き取られたものと判断した後に、前記係止部材が装置本体に装着されたカートリッジに係止し、かつ、前記被検部材が前記第1の位置に位置するように前記係止部材および前記被検部材を回動させる回動工程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の着脱検出方法。
  8. 装置本体から抜き取られることで前記係止部材への係止が解除され、装置本体に装着された状態で前記係止部材を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ用カートリッジ。
  9. 装置本体から抜き取られる際に、係止状態から非係止状態に移行する前記係止部材を強制的にガイドするガイド部をさらに有することを特徴とする請求項7に記載のプリンタ用カートリッジ。
  10. プリンタ本体に着脱可能なカートリッジに係止する該プリンタ本体に回動可能に支持された係止部材の係止状態を検出して前記カートリッジの装着を検出可能な検知機構を備えたプリンタ装置に着脱可能なプリンタ用カートリッジであって、
    前記プリンタ本体に装着された状態で前記係止部材が係止する係止部と、
    前記プリンタ本体から抜き取られる際に、前記係止部材を強制的に前記係止位置から回動変位させるガイド部と、
    を有することを特徴とするプリンタ用カートリッジ。
  11. 前記係止部と前記ガイド部とは、前記カートリッジの抜き挿し方向に沿って、手前側に前記係止部が、後方側に前記ガイド部が配設されており、前記カートリッジをプリンタ本体から抜き取る際に前記係止部材が前記係止部との係止が解かれ、その後に前記係止部材が前記ガイド部により前記係止位置から回動変位されることを特徴とする請求項10に記載のプリンタ用カートリッジ。
  12. 前記インクリボンを供給するための供給スプールと前記インクリボンを巻き取るための巻取スプールとを有し、請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置に装着されるプリンタ用カートリッジに内装されるインクリボン体であって、前記巻取スプールまたは前記巻取スプールのいずれに、前記カートリッジが装置本体に装着されることで前記係止部に連結される連結部材を有することを特徴とするインクリボン体。
  13. 前記係止部は、前記連結部材に連結されることで前記係止部材を係止可能な位置に進出し、前記連結部材と非連結状態で前記係止部材を係止不能な位置に退避することを特徴とする請求項12に記載のインクリボン体。
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