JP2006151494A - プラスチック箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 4角形の開口部を一対の内フラップと外フラップとによって確実且つ安定したロック状態で閉塞できると共に、ロック状態をスムーズに開放できるプラスチック箱を提供する。
【解決手段】 開口部17の一方の対向する2辺18に連設する内フラップ13を内側に折り曲げ、他方の対向する2辺19の一方の辺に連設する外フラップ15を折り重ねると共に、差込みフラップ片14を開口部17の内側に差し込むことにより、開口部17を閉塞するプラスチック箱であって、差込みフラップ片14の折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによるロック機構が設けられており、且つ差込みフラップ片14の両端部分には、折曲げ線20で外フラップ15から切り離された翼状部分16が外側に折り曲げられて、差込みフラップ片14に対して20〜40度の角度で傾斜した状態で設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチック箱に関し、特に、4角形の開口部に連設する一対の内フラップを内側に折り曲げ、外フラップを折り重ねると共に、差込みフラップ片を開口部の内側に差し込んで係止することにより、開口部を閉塞するプラスチック箱に関する。
例えば、化粧品類、薬品類、菓子類、文房具類や、その他の日用品等を包装する包装箱として、従来の厚紙やダンボール等からなる紙製の箱に代えて、プラスチック製のプラスチック箱が多用されている。プラスチック箱は、透明な、或いは透明感のある容器として、内部の収容物や装飾を外側から視認可能とする包装箱であり、例えば所定の形状に切り抜いたプラスチックシートを折曲げ線に沿って折り曲げたり、適宜の箇所で接合することにより、好ましくは6面体形状に容易に組立て加工して形成される。
また、プラスチック箱を6面体形状に組み立てる場合、例えば4方を囲む側壁部によって、上下の端部が開口する断面4角形の筒状体を組み立てた後、底面部や上面部は、側壁部の上縁や下縁に連設して設けた内フラップや外フラップを折り曲げて、4角形の開口部を閉塞することにより形成する。すなわち、4角形の開口部の周縁の一方の対向する2辺に連設する内フラップを各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺に連設する、差込みフラップ片を備える外フラップを、折り曲げた内フラップの外側に折り重ねると共に、差込みフラップ片を他方の対向する2辺のうちの他方の辺と折り曲げた内フラップとの間の開口部の内側に差し込んで係止することにより、開口部を閉塞して底面部や上面部を形成する。
一方、プラスチック箱を6面体形状に組み立てる場合、プラスチックは弾性を有していることから、折曲げ線に沿って折り曲げて立体形状に組み立てられた箱体の各面は、紙製の箱と比較して湾曲しがちになる。このため、プラスチック箱は、差込みフラップ片を単に開口部の内側に差し込んで底面部又は上面部を形成しても、プラスチックの弾性により例えば外フラップの反発が大きくなって差込みフラップ片が開口部の内側から抜け出やすくなることから、このような差込みフラップ片の抜け出しを防止することを目的として、例えば差込みフラップ片の外フラップからの折曲げ線の両端部分に係止用の切込みを形成し、この切込みに、内フラップの基端部分を係止することによるロック機構が設けられる。
また、6面体形状に組み立てられたプラスチック箱は、特にその上面部を開閉して、収容物の出し入れを行う必要があることから、プラスチック箱の開封を容易にすることを考慮したロック機構も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−42632号公報
特許文献1のロック機構は、差込みフラップ片の両側端部における、外フラップからの折曲げ線の近傍に、内フラップ片の側縁を係止するための、内側に突出する突起を各々設けておき、差込みフラップ片を4角形の開口部の内側に差し込んで当該開口部を閉塞する際に、先行して折り曲げられた内フラップ片の側縁を、これの撓みによって突起を乗り越えさせつつ当該突起に係止させるものである。しかしながら、特許文献1のロック機構では、プラスチック箱の開封は容易になる一方で、突起を高くして形成することが困難なため、係止力が劣ることになり、またプラスチックの弾性によって各面が湾曲しがちになるプラスチック箱を、開口部を閉塞させた状態で安定してロックすることができない場合がある。
本発明は、4角形の開口部を一対の内フラップと、差し込みフラップ片を備える外フラップとによって確実且つ安定したロック状態で閉塞することができると共に、ロック状態をスムーズに開放して収容物の出し入れを容易に行うことを可能にするプラスチック箱を提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックからなり、4角形の開口部の周縁の一方の対向する2辺に連設する内フラップを各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺に連設する、差込みフラップ片を備える外フラップを折り重ねると共に、前記差込みフラップ片を前記他方の対向する2辺のうちの他方の辺と前記折り曲げた内フラップとの間の前記開口部の内側に差し込んで係止することにより、前記開口部を閉塞するプラスチック箱であって、前記差込みフラップ片の前記外フラップからの折曲げ線の両端部分に形成した切込みに、前記内フラップの基端部分を係止することによるロック機構が設けられており、且つ前記差込みフラップ片の両端部分には、前記切込みよって前記折曲げ線で前記外フラップから切り離された翼状部分が外側に折り曲げられて、前記差込みフラップ片に対して20〜40度の角度で傾斜した状態を保持して設けられているプラスチック箱を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のプラスチック箱によれば、4角形の開口部を一対の内フラップと、差し込みフラップ片を備える外フラップとによって確実且つ安定したロック状態で閉塞することができると共に、ロック状態をスムーズに開放して収容物の出し入れを容易に行うことができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係るプラスチック箱10は、図1(a),(b)及び図2に示すように、所定の形状に切り抜き形成されたプラスチックシート11を折り曲げて立体形状に組み立てることにより、収容物をして例えば化粧品類を収容する包装箱として用いられものであり、前方側壁部12aと、一対の側方側壁部12bと、後方側壁部12cとによって4方を囲まれる、断面4角形の筒状体における上面部及び底面部の4角形の開口部17を、後述する一対の内フラップ13と、差し込みフラップ片14を備える外フラップ15とにより閉塞して、6面体形状として例えば幅Bが25〜60mm、奥行きLが20〜60mm、高さHが80〜180mm程度の大きさの、縦長の直方体形状に形成される。
そして、本第1実施形態のプラスチック箱10は、プラスチックからなり、例えば上面部における4角形の開口部17の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの上辺)18に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺19のいずれか一方の辺(後方側壁部12cの上辺)に連設する、差込みフラップ片14を備える外フラップ15を折り重ねると共に、差込みフラップ片14を他方の対向する2辺19のうちの他方の辺(前方側壁部12aの上辺)と折り曲げた内フラップ13との間の開口部17の内側に差し込んで係止することにより、開口部17を閉塞するプラスチック製の包装箱である。また差込みフラップ片14の外フラップ15からの折曲げ線(差込み折曲げ線)20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによるロック機構が設けられており、且つ差込みフラップ片14の両端部分には、切込み21よって差込み折曲げ線20で外フラップ15から切り離された翼状部分16が外側に折り曲げられて、差込みフラップ片14に対して20〜40度の角度θで傾斜した状態を保持して設けられている。
また、本第1実施形態では、差込みフラップ片14の翼状部分16による両端部分は、そのコーナー部16aが円弧状にR処理されて湾曲形状となっている。
本第1実施形態のプラスチック箱10を形成するためのプラスチックシート11は、プラスチックとして例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等からなる、好ましくは0.3〜0.5mm、更に好ましくは0.35〜0.45mmの厚さを備える薄板状のシート材料であって、側縁部を把持して片持ち状に水平に延設させた場合でも、折れ曲がることなく滑らかに湾曲した状態を容易に保持できる程度の保形剛性及び弾性を備えると共に、手の力で容易に折り曲げることができる程度の変形性を備えている。
また、プラスチックシート11は、図2に示すように、プラスチック箱10を展開した形状となるように、例えばシート材料を打ち抜いて形成されると共に、例えば半切れ線や罫線からなる折曲げ線25,26や、全切れ線からなる切込み21等が適宜の位置に設けられて、6面体形状に組み立てる作業を容易に行うことができるようになっている。すなわち、例えば縦長の長方形の後方側壁部12cの両側には、縦方向折曲げ線25を介して縦長の長方形の側方側壁部12bが各々連設しており、一方の側方側壁部12bの側方には、縦方向折曲げ線25を介して縦長の長方形の前方側壁部12aが連設している。また前方側壁部12aの側方には、縦方向折曲げ線25を介して縦長帯状の接合片27が連設している。さらに、各側方側壁部12bの上方及び下方には、横方向折曲げ線26を介して内フラップ13が各々連設していると共に、後方側壁部12cの上方、及び前方側壁部12aの下方には、横方向折曲げ線26を介して差込みフラップ片14を備える外フラップ15が各々連設している。
さらに、本第1実施形態では、外フラップ15の差込み折曲げ線20の横方向折曲げ線26からの間隔L’は、切込み21が形成された両端部分を除いて、プラスチック箱10の奥行きLに相当する側方側壁部12bの幅よりも1〜2mm程度短くなるように、後方側壁部12c側に食い込んで設けられている。これによって、開口部17を内フラップ13及び外フラップ15により閉塞してロックする際に(図1(a),(b)参照)、切込み21によって差込み折曲げ線20で外フラップ15から切り離された両端部分の各翼状部分16が、内フラップ13の基端部分13aの下方に各々スムーズに入り込むことが可能になり、十分な係止幅を確保して、安定したロック状態を得ることが可能になる。
さらにまた、本第1実施形態では、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21は、例えば3〜5mmの長さで設けられると共に、差込み折曲げ線20に向けて斜めに延設する切込み部分を介して、後方側壁部12c側に食い込んで設けられた差込み折曲げ線20に接続している。また、内フラップ13の基端部分13aは、切込み21の長さに対応させた長さを有する、内フラップ13の側縁から一段幅が広がった拡幅段差部分として設けられており、この基端部分13aは、内フラップ13及び差込みフラップ片14の弾性により切込み21に差し込まれるようにして係止されて、切込み21と共に強固且つ安定したロック機構を形成することになる。
また、本第1実施形態では、差込みフラップ片14の両端部分に、好ましくは差込み折曲げ線20に形成された切込み21の最も深い部分から差込み折曲げ線20に対して略垂直に延設させて、例えば罫線等からなる端部折曲げ線28が設けられている。プラスチック箱10を組み立てる際に、この端部折曲げ線28を介して差込みフラップ片14の両端部分を折り曲げることにより、翼状部分16を、差込みフラップ片に対して20〜40度の角度で傾斜した状態で保持させることが可能になる。
ここで、翼状部分16は、差込みフラップ片14に対して20〜40度の角度θで傾斜させた状態に保持する必要があり、また差込みフラップ片に対して25〜35度の角度θで傾斜させた状態に保持することが好ましい。傾斜角度θが20度よりも小さいと、ロックの掛かりが強くなり、ロック状態をスムーズに開放することが困難になり、傾斜角度θが40度よりも大きいと、ロック状態が不安定になる。また傾斜角度θを20〜40度とすることにより、安定したロック状態を確保しつつ、ロック状態をスムーズに開放することが可能になる。なお、傾斜角度θは、開口部17の大きさや差込みフラップ片14の大きさ、或いは内フラップ13の基端部分13aの大きさ、形状等を鑑みて、内フラップ13の基端部分13aとの係合が効果的に維持される上述の範囲で、適宜設計することができる。
そして、上述のように形成されたプラスチックシート11を用いてプラスチック箱10を組み立てるには、まず各縦方向折曲げ線25を略90度折り曲げて、一方の側方側壁部12bの側縁部に沿って接合片27を接着剤や熱融着等を介して接合することにより、前方側壁部12aと、一対の側方側壁部12bと、後方側壁部12cとによって4方を囲まれる、断面4角形の筒状体を形成する。しかる後に、かかる筒状体の底面部における4角形の開口部(図示せず。)の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの下辺)に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺(前方側壁部12aの下辺)に連設する、差込みフラップ片14を備える外フラップ15を折り重ね、差し込みフラップ片14を開口部の内側に差し込んで開口部を閉塞する。また、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによって、閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックする。
プラスチック箱10の底面部を閉塞したら、上面部の開口部17から内部に化粧品類等の収容物を収容すると共に、底面部と同様にして、筒状体の上面部における4角形の開口部17の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの上辺)18に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺19の一方である後方側壁部12cの上辺に連設する、差し込みフラップ片14を備える外フラップ15を内フラップ13の上に折り重ね、差し込みフラップ片14を開口部17の内側の前方側壁部12aと内フラップ13の側縁との間に差し込んで開口部17を閉塞する。また、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止すると共に、差し込みフラップ片14の両端部分の傾斜した各翼状部分16を、内フラップ13の基端部分13aの下方に入り込ませ、十分な係止幅を確保して、閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックする。
そして、本第1実施形態のプラスチック箱10によれば、上述のように、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に内フラップ13の基端部分13aを係止することによって、開口部の閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックすることが可能になると共に、閉塞された上面部の開口部17のロック状態をスムーズに開放して、収容物の出し入れを容易に行うことができる。すなわち、本第1実施形態によれば、差込みフラップ片14の両端部分には、切込み21よって差込み折曲げ線20で外フラップ15から切り離された翼状部分16が外側に折り曲げられて傾斜した状態を保持して設けられているので、図3にも示すように、差込みフラップ片14の両端部分における内フラップ13の基端部分13aへの係り代が少なくなり、これによってロック状態の解除のための大きな力を要することなく、また差込み折曲げ線20の両端部に設けた切込み21が破れたり欠損するのを回避しつつ、容易に上面部の開口部17を開封させて、収容物の出し入れを行うことが可能になる。
また、本第1実施形態のプラスチック箱10によれば、差込みフラップ片14の翼状部分16による両端部分は、その先端側のコーナー部16aが円弧状にR処理されて湾曲形状となっているので、両端部分が外側に折り曲げられた状態の翼状部分16となっている差込みフラップ片14を、前方側壁部12aの上辺19と折り曲げた内フラップ13との間の開口部17の内側へ差し込んでゆく操作をスムーズに行うことが可能になる。
図4(a),(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係るプラスチック箱30を示すものである。本第2実施形態のプラスチック箱30では、上記第1実施形態のプラスチック箱10と略同様の構成を備えることに加えて、差込み折曲げ線20から外側に突出して、指掛けつば片22が設けられている。すなわち、指掛けつば片22は、例えば後方側壁部12cの上方に連設する外フラップ15の差込みフラップ片14との間の差込み折曲げ線20に、当該差込み折曲げ線20と交差する一対の切込み線を含むコの字形状のつば片用切込み24を当該差込み折曲げ線20の中央部分に設けておく。そして、差込み折曲げ線20を介して差込みフラップ片14を折り曲げた際に、指掛けつば片22が、外フラップ15の面方向に沿って、例えば5〜20mmの幅、及び0.5〜2.0mmの突出長さで差込み折曲げ線20から突出して設けられるようになっている。
また、本第2実施形態のプラスチック箱30では、差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺19である前方側壁部12aの上縁を切り欠いて、指掛けつば片22を臨ませる位置に、指掛け案内切欠き23が形成されている。すなわち、指掛け案内切欠き23は、例えば半円形状に切り欠かれて形成され、開口部17を内フラップ13及び外フラップ15により閉塞してロックした際に、差込み折曲げ線20から突出する指掛けつば片22を、指掛け案内切欠き23の切欠き幅に面するように配置させて、指掛け案内切欠き23に臨ませるようになっている。
そして、本第2実施形態のプラスチック箱30によっても、上記第1実施形態のプラスチック箱30と略同様の作用効果を奏することに加えて、指掛けつば片22及び/又は指掛け案内切欠き23を備えているので、当該指掛けつば片22及び/又は指掛け案内切欠き23を介することにより、差し込んだ差込みフラップ片14を開口部17の内側から抜き出す操作を容易して、プラスチック箱30の開封をさらにスムーズに行うことが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えばプラスチック箱は、矩形のみならず、台形、正方形等のその他の4角形の断面形状や開口部を備えるものであっても良い。また、差込みフラップ片の両端部分の翼状部分を形成するための端部折曲げ線は、切込みの最も深い部分から差込み折曲げ線に対して略垂直に延設させる必要は必ずしもなく、切込みの途中の部分から延設させたり、差込み折曲げ線に対して傾けて設けることもできる。さらに、指掛けつば片と指掛け案内切欠きとを同時に設ける必要は必ずしもなく、いずれか一方を設けた場合でも、プラスチック箱の開封をさらにスムーズに行うことが可能になる。さらにまた、指掛けつば片は、差込み折曲げ線と交差するコの字形状のつば片用切り込みによって設ける必要は必ずしもなく、指掛け案内切欠きは、半長円形状、半楕円形状、矩形形状、3角形状等の半円形状以外の種々の形状に形成することもできる。そして、プラスチック箱の上面部のみならず底面部も、外側に折れ曲がった翼状部分によって易開封可能な構造とすることができる。
(a),(b)は、本発明の好ましい第1実施形態に係るプラスチック箱の構成を説明する、上面部の開口部を閉塞する状況を示す要部斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係るプラスチック箱を構成するプラスチックシートの展開形状を示す平面図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係るプラスチック箱の上面部の開口部を閉塞した状況を示す上面図である。 (a),(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係るプラスチック箱の構成を説明する、上面部の開口部を閉塞する状況を示す要部斜視図である。
符号の説明
10,30 プラスチック箱
11 プラスチックシート
12a 前方側壁部
12b 側方側壁部
12c 後方側壁部
13 内フラップ
13a 内フラップの基端部分
14 差し込みフラップ片
15 外フラップ
16 翼状部分
16a 翼状部分のコーナー部
17 4角形の開口部
18 開口部の周縁の一方の対向する2辺
19 開口部の周縁の他方の対向する2辺
20 差込み折曲げ線(折曲げ線)
21 切込み
22 指掛けつば片
23 指掛け案内切欠き
24 つば片用切込み
25 縦方向折曲げ線
26 横方向折曲げ線
27 接合片
28 端部折曲げ線
θ 翼状部分の差込みフラップ片に対する角度

Claims (5)

  1. プラスチックからなり、4角形の開口部の周縁の一方の対向する2辺に連設する内フラップを各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺に連設する、差込みフラップ片を備える外フラップを折り重ねると共に、前記差込みフラップ片を前記他方の対向する2辺のうちの他方の辺と前記折り曲げた内フラップとの間の前記開口部の内側に差し込んで係止することにより、前記開口部を閉塞するプラスチック箱であって、
    前記差込みフラップ片の前記外フラップからの折曲げ線の両端部分に形成した切込みに、前記内フラップの基端部分を係止することによるロック機構が設けられており、
    且つ前記差込みフラップ片の両端部分には、前記切込みよって前記折曲げ線で前記外フラップから切り離された翼状部分が外側に折り曲げられて、前記差込みフラップ片に対して20〜40度の角度で傾斜した状態を保持して設けられているプラスチック箱。
  2. 前記差込みフラップ片の前記翼状部分による両端部分は、そのコーナー部がR処理されて湾曲形状となっている請求項1記載のプラスチック箱。
  3. 前記折曲げ線から外側に突出して、指掛けつば片が設けられている請求項1又は2に記載のプラスチック箱。
  4. 前記差込みフラップ片が差し込まれる前記他方の辺を切り欠いて、前方側壁部の前記指掛けつば片を臨ませる位置に、指掛け案内切欠きが形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック箱。
  5. 前記指掛けつば片は、前記差込みフラップ片の前記外フラップからの折曲げ線と交差する一対の切込み線を含むコの字形状のつば片用切込みを形成することにより、前記折曲げ線から外側に突出して設けられる請求項1〜4のいずれかに記載のプラスチック箱。
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