JP2006141454A - 飲食物用循環搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飲食物が循環搬送する循環型の搬送路の上方を被覆するトンネル部の内部温度を効率よく調節することができる飲食物用循環搬送装置を提供すること。
【解決手段】 飲食物を搬送供給する循環型の搬送路の長手方向に沿って、該搬送路の上方を被覆するトンネル部が形成されるとともに、トンネル部5内の長手方向に沿って冷熱管24が配設され、トンネル部5の内部温度調節を可能とした飲食物用循環搬送装置であって、トンネル部5内には、冷熱管24よりも上方に配置される上部通風口32と、冷熱管24よりも下方に配置される下部通風口33とが搬送路の長手方向にわたって設けられ、上部通風口32と下部通風口33とは、連通管30a〜30cにより空気の流通が可能に連通されており、トンネル部5内の空気をいずれか一方の通風口から連通管30a〜30c内に吸引し、該吸引した空気を他方の通風口から送出して循環させるための送風手段34を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、循環型の搬送路上を搬送する飲食物の乾燥や異物の付着を防止するトンネル部が設けられるとともに、トンネル部の内部温度を調整可能とすることにより、温かい飲食物や冷たい飲食物を客に提供可能とした飲食物用循環搬送装置に関する。
従来、無端状に形成された循環搬送路上に、飲食物が盛り付けられた皿等の容器を載置して搬送させることにより、飲食物を客に提供可能としている飲食カウンタにおいて、例えば寿司などの飲食物を提供する場合に、店内の温度や乾燥状態により、厨房から搬送される飲食物が客に提供されるまでの間に飲食物の鮮度が低下し、また食材が乾燥するという問題があった。
一方近年においては、このような飲食カウンタにて、寿司に限らず飲茶や麺類等を提供することがあるが、これらの飲食物は温かい状態のまま客に提供したいという要望があった。
そこで、飲食物が盛り付けられる皿等の容器が載置され搬送される搬送路の上方を被覆するトンネル部を設けるとともに、トンネル部内に長手方向にわたって冷熱管を配設してトンネル部内の温度を適温に調節することにより、飲食物の鮮度を保ち、また温かい飲食物や冷たい飲食物を客に提供可能とするといった方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−245775号公報(第2頁、第3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、冷熱管の周面温度を変化させても、例えば冷気はトンネル部内における下部に滞留し、暖気は上部に滞留しやすく、トンネル部内の上部と下部とで温度差が生じることがあるため、トンネル部内の下部を循環搬送する飲食物の近傍の温度が適温になりにくいという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、飲食物が循環搬送する循環型の搬送路の上方を被覆するトンネル部の内部温度を効率よく調節することができる飲食物用循環搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の飲食物用循環搬送装置は、飲食物を搬送供給する循環型の搬送路の長手方向に沿って、該搬送路の上方を被覆するトンネル部が形成されるとともに、前記トンネル部内の長手方向に沿って冷熱管が配設され、前記冷熱管の周面温度を変化させることにより前記トンネル部の内部温度調節を可能とした飲食物用循環搬送装置であって、
前記トンネル部内には、前記冷熱管よりも上方に配置される上部通風口と、前記冷熱管よりも下方に配置される下部通風口と、が前記搬送路の長手方向にわたって設けられ、前記上部通風口と前記下部通風口とは、連通路により空気の流通が可能に連通されており、前記トンネル部内の空気を前記上部通風口または前記下部通風口のいずれか一方の通風口から前記連通路内に吸引し、該吸引した空気を他方の通風口から送出して循環させるための送風手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、送風手段により上下いずれか一方の通風口からトンネル部内の空気を吸引されて他方の通風口から送出されることで、トンネル部内において空気が上方から下方または下方から上方に向けて流動するとともに、トンネル部と連通路との間で空気が循環する。これにより、冷熱管の冷気または暖気がトンネル部内の上部または下部に偏って滞留することなく効率よく行きわたり、トンネル部内における冷熱管よりも上方の領域と下方の領域との間で温度差が生じにくくなるとともに、空気を循環させるため、トンネル部の内部温度を効率よく調節することができる。
本発明の請求項2に記載の飲食物用循環搬送装置は、請求項1に記載の飲食物用循環搬送装置であって、前記下部通風口は、前記搬送路の両側方位置に配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物の近傍において空気が流動し、冷熱管からの冷気や暖気が飲食物の近傍まで行きわたるため、飲食物近傍の温度を冷熱管の周面温度に効率よく近づけることができるばかりか、下部通風口から供給される空気または吸引される空気が直接飲食物にあたることがないので、飲食物の乾燥が防止される。
本発明の請求項3に記載の飲食物用循環搬送装置は、請求項1または2に記載の飲食物用循環搬送装置であって、前記搬送路の側方位置には、該搬送路上を移動する飲食物を搬送方向に向けて案内するための案内壁が立設されており、該案内壁の表面に前記下部通風口が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、案内壁を利用して下部通風口を容易に形成することができる。
本発明の請求項4に記載の飲食物用循環搬送装置は、請求項1ないし3に記載の飲食物用循環搬送装置であって、前記トンネル部が、前記搬送路の所定箇所に複数立設されるフレーム部材と、前記フレーム部材を介して取り付けられるカバー部材とから構成されるとともに、前記連通路の一部が前記フレーム部材の内部に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、連通路がトンネル部内に露出して飲食客から見えることがないので見栄えがよい。
本発明の請求項5に記載の飲食物用循環搬送装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の飲食物用循環搬送装置であって、前記トンネル部内における前記冷熱管よりも上方の上部領域の温度を検知する上部温度センサと、前記トンネル部内における前記冷熱管よりも下方の下部領域の温度を検知する下部温度センサと、前記上部温度センサ及び前記下部温度センサにて検知されたそれぞれの温度に基づいて、前記送風手段の送風制御を行う送風制御手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、例えば上部温度センサにより検知された温度と下部温度センサにより検知された温度との温度差に応じて送風量を変化させる等の送風制御を行うことができるため、温度状況に応じた最適な送風制御を行うことができる。
本発明の請求項6に記載の飲食物用循環搬送装置は、請求項5に記載の飲食物用循環搬送装置であって、前記トンネル部は、前記搬送路の長手方向に向けて複数に区画された各エリアごとにそれぞれ別個に配設された送風手段により、それぞれ独立して空気を循環可能に構成されているとともに、前記送風制御手段は、各エリアごとにそれぞれ別個に配設された前記上部温度センサ及び前記下部温度センサにて検知されたそれぞれの温度に基づいて、前記各エリアごとにそれぞれ別個に配設された送風手段の送風制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、各エリアごとに個別にトンネル部内の空気を循環させることができるため、トンネル部の内部温度を部分的に効率よく調節することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例としての飲食物用循環搬送装置の一部を示す斜視図である。図2は、図1のトンネル部5の内部構造を示す斜視図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、送風機34の送風制御を行う制御機構の構成を示すブロック図である。図5は、本発明における連通路の変形例を示す図である。
先ず図1には本発明の実施例としての飲食物用循環搬送装置の一部を示している。本発明の実施例における飲食物用循環搬送装置は、無端状に形成された搬送路の長手方向にわたって循環自在に配設された無端状のクレセントチェーンコンベア1(以下、チェーンコンベア1と略称する)と、該チェーンコンベア1を駆動する図示しない駆動装置と、から構成され、該チェーンコンベア1を駆動することで、該チェーンコンベア1上に載置される飲食物が循環搬送されるようになっている。
搬送路における飲食客側には、飲食カウンタ3と椅子4が長手方向にわたって配設されるとともに、反対側には図示しない厨房が設けられており、厨房にて調理された寿司などが搬送路を循環し飲食客に提供されるようになっている。
また、チェーンコンベア1の上方は、後述するカバー部材6、7、11にて形成されたトンネル部5によって長手方向にわたって被覆されており、搬送路を循環する飲食物に例えば異物が付着することが防止されるようになっている。
図2及び図3に示されるように、チェーンコンベア1の両側方には、所定高さのコンベアハウジング2が長手方向にわたって設けられており、飲食物を載置する飲食皿の周縁がコンベアハウジング2の内側面により当接規制されることで、飲食皿が搬送方向に向けて案内されるようになっている。コンベアハウジング2の外面上部には、基台レール17、18が長手方向にわたって固設されているとともに、これら基台レール17、18には、アーチ状のフレーム部材8が長手方向にわたって所定間隔おきに立設されており、これらフレーム部材8に透明なカバー部材6、7、11が取り付けられ、カバー部材の内部にトンネル部5が形成されている。
フレーム部材8に取り付けられるカバー部材6、7、11は、パネル状に分割されており、飲食客側面を構成する開閉扉7と、上部面を構成する天井パネル6と、厨房側面を構成する開閉扉11とからなる。
図1に示されるように、開閉扉7の両側部は、互いに隣接したフレーム部材8、8の長手方向の側面に形成された凹溝10に摺動自在に嵌合されており、開閉扉7の外側面下部に突設された把手9を掴んで上下動させることにより、開閉扉7を開閉できるようになっている。また開閉扉7は、各椅子4に対応して配設されており、各飲食客が個別に開閉扉7を開閉できるようになっている。
図3に示されるように、厨房側に面する開閉扉11、11は、互いに隣接するフレーム部材8、8間の上部に取り付けられる横スライドレール13と、互いに隣接するフレーム部材8、8間の下部に取り付けられる横スライドレール14との間に、その上下端部が長手方向に摺動可能に嵌合されている。
開閉扉11、11は、互いに隣接するフレーム部材8、8間にそれぞれ2枚ずつ取り付けられており、開閉扉11、11の外側面上部に突設した把手12、12を左右に移動させることにより開閉できるようになっている。
これら開閉扉7、11及び天井パネル6は、互いに隣接するフレーム部材8、8に形成された凹溝10または横スライドレール13、14内に端部を嵌合させることにより、フレーム部材8に対して着脱自在に取り付けられているため、適宜取り外して清掃したり、破損による交換を容易に行うことができる。また、これらはいずれも透明なアクリル樹脂を所定の曲率を有するように成形されているため、トンネル部5内のチェーンコンベア1の搬送路面上を循環する寿司等の飲食物を、飲食客や調理人が目視により確認することができる。
図2及び図3に示されるように、トンネル部5内には、該トンネル部5の内部温度を調節するための冷熱管24が長手方向にわたって延設されている。冷熱管24は、フレーム部材8の内面所定箇所に止着された保持部材25に複数箇所が保持されることにより、トンネル部5における上下方向の中央位置よりも若干上方位置に配設されている。冷熱管24は、その内部に温媒または冷媒が循環されており、冷熱管24の周面温度が変化することにより、トンネル部5の内部温度が調節されるようになっている。
冷熱管24の下方には、トンネル部5内所定箇所に止着された保持部材27により保持された樋部材26が長手方向に沿うように配設されているため、冷熱管24による温度変化によって冷熱管24周面が結露し、周面に付着する水滴が飲食物に落下することを防止でき、衛生的である。
また、トンネル部5内には、冷熱管24よりも上方の領域に配置される上部通風口32と、冷熱管24よりも下方の領域に配置される下部通風口33と、が搬送路の長手方向に向けて所定間隔おきに複数設けられているとともに、これら上部通風口32と下部通風口33とは、空気の流通が可能な連通管30a〜30cにより連通されている。また、連通管30a〜30cの所定箇所には、トンネル部5内の空気を下部通風口33から連通管30a〜30c内に吸引し、該吸引した空気を上部通風口32から送出して空気を循環させる送風手段としての送風機34が設けられている。
詳しくは、連通管30a〜30cは、トンネル部5内の最上位部、すなわち、トンネル部5内における冷熱管24よりも上方の上部領域に、搬送路の長手方向に向けて配設された連通管30aと、該連通管30aの所定箇所から連設され、客席側のフレーム部材8内面に沿って上下方向に配設されるとともに、下端がコンベアハウジング2内部まで延設される複数の連通管30bと、各下部通風口33から延設される連通管30cと、から構成されており、連通管30bと連通管30cとの間には前記送風機34が配設されている。なお、連通管30bの一部が客席側のフレーム部材8内面に沿って上下方向に配設されているとともに、連通管30c及び送風機34がコンベアハウジング2の内部、すなわち、搬送路を形成するカウンタの内部に配設されており、飲食客から目につきにくいため、外観体裁が向上する。
上部通風口32は、連通管30aの下面側に、該連通管30aの長手方向に向けて所定間隔おきに複数形成されており、下部通風口33は、コンベアハウジング2の上面に、該コンベアハウジング2の長手方向に向けて所定間隔おきに複数形成されている。
このように、トンネル部5内には、連通管30a〜30cにより連通された上部通風口32と下部通風口33とが、搬送路の長手方向にわたって複数箇所に配設されており、送風機34を駆動することにより、トンネル部5内の空気が各下部通風口33から吸引され、該吸引された空気が連通管30c、30b、30a内の連通路を流通して各上部通風口32からトンネル部5内に送出され、これにより上部通風口32から下部通風口33に向けてトンネル部5内の空気が流動するとともに、トンネル部5内の空気が連通管30を介して循環するようになっている。
よって、冷熱管24からの冷気や暖気がトンネル部5の上部または下部に滞留することなくトンネル部5内全域に効率よく行きわたり、トンネル部5内における冷熱管24よりも上方の領域と下方の領域との間で温度差が生じにくくなるため、トンネル部5の内部温度を効率よく調節することができる。
また、下部通風口33は、チェーンコンベア1の左右側方に配設されたコンベアハウジング2の上面に設けられていることで、搬送路上を移動する飲食物の近傍において空気が流動し、冷熱管24からの冷気や暖気が飲食物の近傍まで行きわたるため、飲食物近傍の温度を冷熱管24の周面温度に効率よく近づけることができるばかりか、下部通風口33から吸引される空気が直接飲食物に吹き付けられることがないので、飲食物の乾燥が防止される。
さらに、下部通風口33は、搬送路上を移動する飲食皿を搬送方向に案内するために設けられたコンベアハウジング2の上面に形成されていることで、コンベアハウジング2を利用して下部通風口33を容易に形成することができる。
また、複数のうち所定の上部通風口32には上部温度センサ36が配置されるとともに、複数のうち所定の下部通風口33の近傍には下部温度センサ37が配置されており、トンネル部5内における冷熱管24よりも上方の領域の温度と、冷熱管24よりも下方の領域の温度とを別々に検知できるようになっており、これら上部温度センサ36及び下部温度センサ37にて検知された温度情報に基づいて送風機34の送風制御が行われるようになっている。
図4には、本実施例における飲食物用循環搬送装置において、送風機34の送風制御を行う制御機構の構成を示すブロック図が示されている。
本実施例では、送風機34は、搬送路の長手方向に向けて区画された複数のエリア(本実施例ではエリアA、B、C)ごとに配設されており、各エリアA、B、Cごとに個別に送風制御を行って空気の循環を行うことができるようになっている。
詳しくは、マイクロコンピュータや記憶部等を含む制御部(図示略)が設けられた送風制御手段としての制御装置38には、各エリアA、B、Cそれぞれに配設された送風機34a、34b、34cと、上部温度センサ36a、36b、36c並びに下部温度センサ37a、37b、37cと、が信号線を介して接続されている。
制御装置38の制御部には、各エリアA、B、Cに配設された上部温度センサ36a、36b、36c並びに下部温度センサ37a、37b、37cにて検知された温度情報がそれぞれ入力されるようになっている。制御部は、例えばエリアAにおける上部温度センサ36aにて検知された上部温度と、下部温度センサ37aにて検知された下部温度との温度差が、予め設定されている第1の設定値(例えば3℃)以上となったか否かを常に監視しており、温度差が前記第1の設定値である3℃以上となったと判定したときに、該当するエリアAの送風機34aを駆動して空気の循環を開始するようになっている。また、制御部は、送風機34aを駆動した後、前記温度差が第2の設定値(例えば0℃、すなわち、温度差なし)となったか否かを監視し、温度差が前記第2の設定値である0℃となったと判定したときに、送風機34aの駆動を停止して空気の循環を停止するようになっている。
このように、制御装置38の制御部は、各エリアA、B、Cごとに配設された各送風機34a、34b、34cの送風制御を、対応するエリアに配設された上部温度センサ36a、36b、36c並びに下部温度センサ37a、37b、37cそれぞれにて検知された温度情報に基づいて、それぞれ独立して行うことができるようになっている。
したがって、例えば搬送路の長手方向における一部のエリアのみにおいて、トンネル部5内の上部と下部とで温度差が生じた場合において、トンネル部5の長手方向全域にわたって空気を循環させることなく、温度差が生じた一部のエリアに対応する送風機34のみの送風制御を行うこと等ができ、トンネル部5の内部温度を部分的に効率よく調節することが可能となるため、これにより送風機34の送風制御にかかるコストを効果的に抑えることができる。
なお、本実施例では、制御装置38の制御部に設けられた図示しない記憶部に前記第1の設定値や第2の設定値(設定温度情報)が予め記憶されていたが、これら記憶された値を図示しない設定変更操作部にて任意に設定変更できるようにしてもよい。また、これら第1の設定値や第2の設定値だけでなく、例えばトンネル部5内の最適温度等を設定温度情報として記憶(設定)できるようにし、第1の設定値や第2の設定値に関わらず、例えば上部温度センサ36及び下部温度センサ37にて検知された温度に基づく平均温度と、予め設定した前記最適温度との温度差が所定の設定値以上となったときに送風制御を行うようにしてもよい。
また、本実施例における制御装置38の制御部は、送風機34の送風制御のみ行う送風制御手段として構成されていたが、例えば当該制御装置38にて冷熱管24の温度制御を行うようにし、冷熱管24の温度制御と送風機34の送風制御とによりトンネル部5の温度調節を効果的に行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例においては、連通路の一部が、フレーム部材8の内面に沿うように配設された連通管30bにて構成されていたが、例えば図5に示すように、フレーム部材8の内部に上下方向に延びる連通路31を形成し、上部通風口32をフレーム部材8の内面上部に形成してもよい。このようにすれば、前述したような連通管30a〜30cを使用せずに、連通路31を飲食客から目につかない箇所に形成できるため、トンネル部5内の外観体裁を損なうことがなく、見栄えがよい。
また、前記実施例では、各エリアA、B、Cごとに個別に配設された送風機34a〜34cの送風制御を1つの制御装置38で行っていたが、各エリアごとに個別の制御部を設けてもよい。
また、前記実施例では、制御装置38の制御部による送風制御として、上部温度と下部温度との温度差が3℃以上となったときに送風機34を駆動させ、温度差が0℃となったときに駆動を停止する制御が適用されていたが、例えば通常時から送風機34を駆動しておき、温度差のレベルに応じた風量に調節する制御を行うようにしてもよい。つまり、本発明における送風制御手段が行う送風制御とは、送風手段としての送風機34を、トンネル部5の上下部の温度に基づいて駆動または該駆動を停止させる制御に限定されるものではなく、風量を変化させる制御も含まれる。
さらに、上記実施例では、送風機34からの送風が、上部通風口32からトンネル部5内に吹出され、トンネル部5内の空気が下部通風口33から送風機34側に吸引されるが、トンネル部5における送風の向きは上方領域から下方領域方向に限られるものではなく、例えば送風機34を逆駆動し、下方領域から上方領域に向けて送風されるようにしてもよい。このように、トンネル部5内の最適温度が高温あるいは低温である場合に応じて送風機34による送風方向を切替えることにより、トンネル部5内の送風制御にかかるコストをより効果的に抑えることが可能となる。
また、送風機34は連通路を構成する連通管30aと30bとの間に配置されていたが、例えば下部通風口33や上部通風口32に配置してもよい。
また、本実施例における冷熱管24は、飲食物を客に提供するにあたり、冷熱管24と客または搬送路を循環する飲食物との接触など衛生上や安全上の問題があるため、トンネル部5内の上下方向の中央位置よりも若干上方に配置されていたが、上下方向の中央や中央よりも下方に配設されていてもよい。
本発明の実施例としての飲食物用循環搬送装置の一部を示す斜視図である。 図1のトンネル部5の内部構造を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 送風機34の送風制御を行う制御機構の構成を示すブロック図である。 本発明における連通路の変形例を示す図である。
符号の説明
1 クレセントチェーンコンベア
2 コンベアハウジング(案内壁)
5 トンネル部
6 天井パネル(カバー部材)
7 開閉扉(カバー部材)
8 フレーム部材
11 開閉扉(カバー部材)
24 冷熱管
26 樋部材
30a〜30c 連通管
31 連通路
32 上部通風口
33 下部通風口
34 送風機(送風手段)
36 上部温度センサ
37 下部温度センサ
38 制御装置(送風制御手段)

Claims (6)

  1. 飲食物を搬送供給する循環型の搬送路の長手方向に沿って、該搬送路の上方を被覆するトンネル部が形成されるとともに、前記トンネル部内の長手方向に沿って冷熱管が配設され、前記冷熱管の周面温度を変化させることにより前記トンネル部の内部温度調節を可能とした飲食物用循環搬送装置であって、
    前記トンネル部内には、前記冷熱管よりも上方に配置される上部通風口と、前記冷熱管よりも下方に配置される下部通風口と、が前記搬送路の長手方向にわたって設けられ、前記上部通風口と前記下部通風口とは、連通路により連通されており、前記トンネル部内の空気を前記上部通風口または前記下部通風口のいずれか一方の通風口から前記連通路内に吸引し、該吸引した空気を他方の通風口から送出して循環させるための送風手段を備えることを特徴とする飲食物用循環搬送装置。
  2. 前記下部通風口は、前記搬送路の両側方位置に配設されている請求項1に記載の飲食物用循環搬送装置。
  3. 前記搬送路の側方位置には、該搬送路上を移動する飲食物を搬送方向に向けて案内するための案内壁が立設されており、該案内壁の表面に前記下部通風口が形成されている請求項1または2に記載の飲食物用循環搬送装置。
  4. 前記トンネル部が、前記搬送路の所定箇所に複数立設されるフレーム部材と、前記フレーム部材を介して取り付けられるカバー部材とから構成されるとともに、前記連通路の一部が前記フレーム部材の内部に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の飲食物用循環搬送装置。
  5. 前記トンネル部内における前記冷熱管よりも上方の上部領域の温度を検知する上部温度センサと、前記トンネル部内における前記冷熱管よりも下方の下部領域の温度を検知する下部温度センサと、前記上部温度センサ及び前記下部温度センサにて検知されたそれぞれの温度に基づいて、前記送風手段の送風制御を行う送風制御手段と、を備える請求項1ないし4のいずれかに記載の飲食物用循環搬送装置。
  6. 前記トンネル部は、前記搬送路の長手方向に向けて複数に区画された各エリアごとにそれぞれ別個に配設された送風手段により、それぞれ独立して空気を循環可能に構成されているとともに、前記送風制御手段は、各エリアごとにそれぞれ別個に配設された前記上部温度センサ及び前記下部温度センサにて検知されたそれぞれの温度に基づいて、前記各エリアごとにそれぞれ別個に配設された送風手段の送風制御を行う請求項5に記載の飲食物用循環搬送装置。
JP2004332058A 2004-11-16 2004-11-16 飲食物用循環搬送装置 Active JP4827221B2 (ja)

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