JPH11328520A - 自動販売機の内部温度調節装置 - Google Patents
自動販売機の内部温度調節装置Info
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- JPH11328520A JPH11328520A JP12799298A JP12799298A JPH11328520A JP H11328520 A JPH11328520 A JP H11328520A JP 12799298 A JP12799298 A JP 12799298A JP 12799298 A JP12799298 A JP 12799298A JP H11328520 A JPH11328520 A JP H11328520A
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱時、商品収容部の上段の商品が高温にな
るのを防止し得る自動販売機の内部温度調節装置を提供
する。 【解決手段】 自動販売機本体1内に、商品収容部7
と、商品収容部7の下方に位置するヒータ8と、ヒータ
8で暖められた空気40を自動販売機本体1内の上部へ
送って全体に循環させる第1ファン30と、ダクト31
とが設けられ、ダクト31は、暖められた空気40を循
環経路Aの上昇経路部A1の途中で吸い込む吸込口32
と、第1ファン30の吸込側へ空気40を吐出する吐出
口33とを有し、吸込口32は商品収容部7の上下方向
における中間部に位置し、ダクト31に、吸込口32か
ら吸い込んだ空気40を吐出口33へ送り出す第2ファ
ン34が設けられている。
るのを防止し得る自動販売機の内部温度調節装置を提供
する。 【解決手段】 自動販売機本体1内に、商品収容部7
と、商品収容部7の下方に位置するヒータ8と、ヒータ
8で暖められた空気40を自動販売機本体1内の上部へ
送って全体に循環させる第1ファン30と、ダクト31
とが設けられ、ダクト31は、暖められた空気40を循
環経路Aの上昇経路部A1の途中で吸い込む吸込口32
と、第1ファン30の吸込側へ空気40を吐出する吐出
口33とを有し、吸込口32は商品収容部7の上下方向
における中間部に位置し、ダクト31に、吸込口32か
ら吸い込んだ空気40を吐出口33へ送り出す第2ファ
ン34が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の内部
温度調節装置に関する。
温度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機は、図3に示すよう
に、自動販売機本体1の前面に、開閉自在な前面扉2と
内扉3とが設けられ、自動販売機本体1の内面に断熱構
造の内箱4が設けられている。上記自動販売機本体1の
内部には、缶飲料等の商品6を蛇行状に積み上げて収納
する商品収容部7と、自動販売機本体1内の空気を暖め
る加温装置としてのヒータ8と、暖められた空気を自動
販売機本体1内の上部へ送って全体に循環させる送風装
置としてのファン9と、自動販売機本体1内の空気を冷
却する冷却装置としての冷却用蒸発器10と、通風用の
ダクト11とが設けられている。
に、自動販売機本体1の前面に、開閉自在な前面扉2と
内扉3とが設けられ、自動販売機本体1の内面に断熱構
造の内箱4が設けられている。上記自動販売機本体1の
内部には、缶飲料等の商品6を蛇行状に積み上げて収納
する商品収容部7と、自動販売機本体1内の空気を暖め
る加温装置としてのヒータ8と、暖められた空気を自動
販売機本体1内の上部へ送って全体に循環させる送風装
置としてのファン9と、自動販売機本体1内の空気を冷
却する冷却装置としての冷却用蒸発器10と、通風用の
ダクト11とが設けられている。
【0003】上記ヒータ8とファン9と冷却用蒸発器1
0とは商品収容部7の下方に設けられている。また、上
記ダクト11は、自動販売機本体1の内部における背面
近傍箇所に、上下方向に延設されている。上記ダクト1
1の上側開口部11aは自動販売機本体1内の背面近傍
の上端部箇所に開口され、ダクト11の下側開口部11
bは自動販売機本体1内の背面近傍の底部箇所に開口さ
れている。
0とは商品収容部7の下方に設けられている。また、上
記ダクト11は、自動販売機本体1の内部における背面
近傍箇所に、上下方向に延設されている。上記ダクト1
1の上側開口部11aは自動販売機本体1内の背面近傍
の上端部箇所に開口され、ダクト11の下側開口部11
bは自動販売機本体1内の背面近傍の底部箇所に開口さ
れている。
【0004】また、商品収容部7の下方でかつヒータ8
とファン9と冷却用蒸発器10との上方には、商品収容
部7から下方へ払い出された商品6を商品取出口15へ
移送するシュート12が設けられている。このシュート
12には多数の通風孔が開けられている。さらに、上記
ヒータ8とファン9と冷却用蒸発器10との下方には、
圧縮機13や凝縮機14が設けられており、上記冷却用
蒸発器10と圧縮機13と凝縮機14とが接続されて冷
却ユニット16が構成されている。
とファン9と冷却用蒸発器10との上方には、商品収容
部7から下方へ払い出された商品6を商品取出口15へ
移送するシュート12が設けられている。このシュート
12には多数の通風孔が開けられている。さらに、上記
ヒータ8とファン9と冷却用蒸発器10との下方には、
圧縮機13や凝縮機14が設けられており、上記冷却用
蒸発器10と圧縮機13と凝縮機14とが接続されて冷
却ユニット16が構成されている。
【0005】これによると、ホット飲料の商品6を販売
する場合には、ヒータ8が作動して、商品収容部7に収
納された商品6が暖められる。この際、ヒータ8によっ
て暖められた空気17は、ファン9によって、自動販売
機本体1内の前面側から天井側へ上向きに送られ、その
後、自動販売機本体1内の背面側から下降して、上側開
口部11aからダクト11内を流れ、下側開口部11b
からファン9の吸込側へ吐出される。これにより、自動
販売機本体1の内部には、暖められた空気17の循環経
路Aが形成され、商品収容部7の商品6は加熱保温され
る。
する場合には、ヒータ8が作動して、商品収容部7に収
納された商品6が暖められる。この際、ヒータ8によっ
て暖められた空気17は、ファン9によって、自動販売
機本体1内の前面側から天井側へ上向きに送られ、その
後、自動販売機本体1内の背面側から下降して、上側開
口部11aからダクト11内を流れ、下側開口部11b
からファン9の吸込側へ吐出される。これにより、自動
販売機本体1の内部には、暖められた空気17の循環経
路Aが形成され、商品収容部7の商品6は加熱保温され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、商品収容部7の商品6は下段より払い出
されて販売されるため、下段の商品6の温度が適温にな
るようにヒータ8をオン・オフしていた。このため、加
熱された空気17が上昇して滞留し、上段の商品6が適
温よりも高温になってしまい、例えば脂肪分を含む缶入
コーヒー飲料等の商品6によっては、このような高温状
態で長期間保存されると商品6の品質が劣化するといっ
た問題があった。また、一方では、連続した販売に対応
できるように、上段の商品6を一定温度以上に保温する
ことも必要であった。
従来形式では、商品収容部7の商品6は下段より払い出
されて販売されるため、下段の商品6の温度が適温にな
るようにヒータ8をオン・オフしていた。このため、加
熱された空気17が上昇して滞留し、上段の商品6が適
温よりも高温になってしまい、例えば脂肪分を含む缶入
コーヒー飲料等の商品6によっては、このような高温状
態で長期間保存されると商品6の品質が劣化するといっ
た問題があった。また、一方では、連続した販売に対応
できるように、上段の商品6を一定温度以上に保温する
ことも必要であった。
【0007】本発明は、加熱時、商品収容部の上段の商
品が高温になるのを防止し得る自動販売機の内部温度調
節装置を提供することを目的とする。
品が高温になるのを防止し得る自動販売機の内部温度調
節装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における自動販売機の内部温度調節装置
は、自動販売機本体内に、商品を収容する商品収容部
と、この商品収容部の下方に位置する加温装置と、この
加温装置で暖められた空気を自動販売機本体内の上部へ
送って全体に循環させる第1送風装置とが設けられ、上
記加温装置で暖められて第1送風装置によって上向きに
送り出された空気を自動販売機本体内の上部に達するま
での途中から下向きに方向転換させて上記第1送風装置
の吸込側へ戻す第2送風装置が上記自動販売機本体内に
設けられているものである。
に本第1発明における自動販売機の内部温度調節装置
は、自動販売機本体内に、商品を収容する商品収容部
と、この商品収容部の下方に位置する加温装置と、この
加温装置で暖められた空気を自動販売機本体内の上部へ
送って全体に循環させる第1送風装置とが設けられ、上
記加温装置で暖められて第1送風装置によって上向きに
送り出された空気を自動販売機本体内の上部に達するま
での途中から下向きに方向転換させて上記第1送風装置
の吸込側へ戻す第2送風装置が上記自動販売機本体内に
設けられているものである。
【0009】これによると、加温装置で暖められた空気
は第1送風装置によって自動販売機本体内の上部へ送ら
れ自動販売機本体内全体に循環する。これにより、商品
収容部に収容された商品は加熱保温される。そして、加
熱された空気が上昇して滞留し、上段の商品が適温より
も高温になった場合、第2送風装置を駆動させることに
よって、上記第1送風装置から上向きに送り出された空
気は、自動販売機本体内の上部に達するまでの途中から
上記第2送風装置で吸引され、下向きに方向転換して上
記第1送風装置の吸込側へ戻される。
は第1送風装置によって自動販売機本体内の上部へ送ら
れ自動販売機本体内全体に循環する。これにより、商品
収容部に収容された商品は加熱保温される。そして、加
熱された空気が上昇して滞留し、上段の商品が適温より
も高温になった場合、第2送風装置を駆動させることに
よって、上記第1送風装置から上向きに送り出された空
気は、自動販売機本体内の上部に達するまでの途中から
上記第2送風装置で吸引され、下向きに方向転換して上
記第1送風装置の吸込側へ戻される。
【0010】これにより、暖められた空気は商品収容部
の上部まで到達せず、暖められた空気が商品収容部の上
部付近まで上昇して滞留するのを防止することができ
る。したがって、商品収容部の上段の商品は、一定温度
以上に保温されるが、適温よりも高温になることは防止
される。
の上部まで到達せず、暖められた空気が商品収容部の上
部付近まで上昇して滞留するのを防止することができ
る。したがって、商品収容部の上段の商品は、一定温度
以上に保温されるが、適温よりも高温になることは防止
される。
【0011】本第2発明における自動販売機の内部温度
調節装置は、自動販売機本体内にダクトが設けられ、上
記ダクトは、暖められて上昇する空気を上昇経路の途中
から吸い込む吸込口と、第1送風装置の吸込側へ空気を
吐出する吐出口とを有し、第2送風装置は、上記ダクト
に設けられて、吸込口から吸い込んだ空気を吐出口へ送
り出すものである。
調節装置は、自動販売機本体内にダクトが設けられ、上
記ダクトは、暖められて上昇する空気を上昇経路の途中
から吸い込む吸込口と、第1送風装置の吸込側へ空気を
吐出する吐出口とを有し、第2送風装置は、上記ダクト
に設けられて、吸込口から吸い込んだ空気を吐出口へ送
り出すものである。
【0012】これによると、加熱された空気が上昇して
滞留し、上段の商品が適温よりも高温になった場合、第
2送風装置を駆動させることによって、暖められて上昇
する空気は、上昇経路の途中から吸込口を通ってダクト
内へ吸い込まれ、吐出口から第1送風装置の吸込側へ吐
出される。
滞留し、上段の商品が適温よりも高温になった場合、第
2送風装置を駆動させることによって、暖められて上昇
する空気は、上昇経路の途中から吸込口を通ってダクト
内へ吸い込まれ、吐出口から第1送風装置の吸込側へ吐
出される。
【0013】これにより、暖められた空気は商品収容部
の上部まで到達せず、したがって、暖められた空気が商
品収容部の上部付近まで上昇して滞留するのを防止する
ことができ、このため、商品収容部の上段の商品は、一
定温度以上に保温されるが、適温よりも高温になること
は防止される。
の上部まで到達せず、したがって、暖められた空気が商
品収容部の上部付近まで上昇して滞留するのを防止する
ことができ、このため、商品収容部の上段の商品は、一
定温度以上に保温されるが、適温よりも高温になること
は防止される。
【0014】本第3発明における自動販売機の内部温度
調節装置は、自動販売機本体内に、商品収容部の上部の
温度を検出する温度検出装置が設けられ、この温度検出
装置で検出された温度に基づいて、第2送風装置の駆動
を制御する制御部が備えられているものである。
調節装置は、自動販売機本体内に、商品収容部の上部の
温度を検出する温度検出装置が設けられ、この温度検出
装置で検出された温度に基づいて、第2送風装置の駆動
を制御する制御部が備えられているものである。
【0015】これによると、温度検出装置で検出された
温度が適温よりも高温になった場合、制御部が第2送風
装置を駆動させる。そして、温度検出装置で検出された
温度が適温よりも低温になった場合、制御部が第2送風
装置を停止させる。このような制御により、商品収容部
の上段の商品は、自動的に、一定温度以上に保温される
が、適温よりも高温になることは防止される。
温度が適温よりも高温になった場合、制御部が第2送風
装置を駆動させる。そして、温度検出装置で検出された
温度が適温よりも低温になった場合、制御部が第2送風
装置を停止させる。このような制御により、商品収容部
の上段の商品は、自動的に、一定温度以上に保温される
が、適温よりも高温になることは防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2に基づいて説明する。尚、従来の自動販売機と
同機能のものには同じ符号を付して、その説明は省略す
る。
1,図2に基づいて説明する。尚、従来の自動販売機と
同機能のものには同じ符号を付して、その説明は省略す
る。
【0017】商品収納部7の下方には、ヒータ8と、冷
却用蒸発器10と、これらヒータ8で暖められた空気ま
たは冷却用蒸発器10で冷却された空気を自動販売機本
体1内の上部へ送って全体に循環させる第1ファン30
(第1送風装置の一例)とが設けられている。
却用蒸発器10と、これらヒータ8で暖められた空気ま
たは冷却用蒸発器10で冷却された空気を自動販売機本
体1内の上部へ送って全体に循環させる第1ファン30
(第1送風装置の一例)とが設けられている。
【0018】また、上記自動販売機本体1の内部におけ
る背面近傍箇所には、通風用のダクト31が上下方向に
延設されている。このダクト31の上端部には、自動販
売機本体1内の空気を循環途中で吸い込む吸込口32が
形成されている。また、上記ダクト31の下端部には、
第1ファン30の吸込側へ空気を吐出する吐出口33が
形成されている。上記吸込口32は商品収容部7の上下
方向における中間部に位置している。また、上記吸込口
32には、吸込口32から空気を吸い込んで吐出口33
へ送り出す第2ファン34(第2送風装置の一例)が設
けられている。
る背面近傍箇所には、通風用のダクト31が上下方向に
延設されている。このダクト31の上端部には、自動販
売機本体1内の空気を循環途中で吸い込む吸込口32が
形成されている。また、上記ダクト31の下端部には、
第1ファン30の吸込側へ空気を吐出する吐出口33が
形成されている。上記吸込口32は商品収容部7の上下
方向における中間部に位置している。また、上記吸込口
32には、吸込口32から空気を吸い込んで吐出口33
へ送り出す第2ファン34(第2送風装置の一例)が設
けられている。
【0019】また、自動販売機本体1の内部には、商品
収容部7の下部周辺の温度を検出する下部温度検出装置
35と、商品収容部7の上部周辺の温度を検出する上部
温度検出装置36とが設けられている。
収容部7の下部周辺の温度を検出する下部温度検出装置
35と、商品収容部7の上部周辺の温度を検出する上部
温度検出装置36とが設けられている。
【0020】また、上記前面扉2の裏側には、ヒータ8
と冷却ユニット16との駆動を切換える切換えスイッチ
(図示せず)などを備えた操作部38が設けられ、この
操作部38には、上記第2ファン34を一定時間だけ駆
動させる操作スイッチ39が設けられている。また、図
2に示すように、自動販売機に備え付けられた制御部3
7は、上記下部温度検出装置35で検出された温度に基
づいてヒータ8と冷却ユニット16との駆動を制御し、
さらに、上部温度検出装置36で検出された温度に基づ
いて第2ファン34の駆動を制御する。
と冷却ユニット16との駆動を切換える切換えスイッチ
(図示せず)などを備えた操作部38が設けられ、この
操作部38には、上記第2ファン34を一定時間だけ駆
動させる操作スイッチ39が設けられている。また、図
2に示すように、自動販売機に備え付けられた制御部3
7は、上記下部温度検出装置35で検出された温度に基
づいてヒータ8と冷却ユニット16との駆動を制御し、
さらに、上部温度検出装置36で検出された温度に基づ
いて第2ファン34の駆動を制御する。
【0021】以下に、上記構成における作用を説明す
る。ホット(暖かい)飲料の商品6を販売する場合に
は、ヒータ8が作動して、商品収容部7に収納された商
品6が暖められる。この際、図1の点線矢印で示すよう
に、ヒータ8によって暖められた空気40は、第1ファ
ン30によって、自動販売機本体1内の前面側から天井
側へ上向きに送られ、その後、自動販売機本体1内の背
面側から下降し、吸込口32から停止している第2ファ
ン34を通過してダクト31内を流れ、吐出口33から
上記第1ファン30の吸込側へ吐出される。これによ
り、自動販売機本体1の内部には、暖められた空気40
の循環経路Aが形成され、商品収容部7の商品6は加熱
保温される。
る。ホット(暖かい)飲料の商品6を販売する場合に
は、ヒータ8が作動して、商品収容部7に収納された商
品6が暖められる。この際、図1の点線矢印で示すよう
に、ヒータ8によって暖められた空気40は、第1ファ
ン30によって、自動販売機本体1内の前面側から天井
側へ上向きに送られ、その後、自動販売機本体1内の背
面側から下降し、吸込口32から停止している第2ファ
ン34を通過してダクト31内を流れ、吐出口33から
上記第1ファン30の吸込側へ吐出される。これによ
り、自動販売機本体1の内部には、暖められた空気40
の循環経路Aが形成され、商品収容部7の商品6は加熱
保温される。
【0022】そして、加熱された空気40が上昇して滞
留し、上段の商品6が適温よりも高温になった場合、上
部温度検出装置36によって、上段の商品6が適温より
も高温になったことが検知され、この温度検出に基づい
て制御部37が第2ファン34を駆動させる。これによ
り、図1の実線矢印で示すように、暖められた空気40
は、吸込口32から回転駆動している第2ファン34を
通過してダクト31の内部へ吸い込まれ、吐出口33か
ら第1ファン30の吸込側へ吐出される。
留し、上段の商品6が適温よりも高温になった場合、上
部温度検出装置36によって、上段の商品6が適温より
も高温になったことが検知され、この温度検出に基づい
て制御部37が第2ファン34を駆動させる。これによ
り、図1の実線矢印で示すように、暖められた空気40
は、吸込口32から回転駆動している第2ファン34を
通過してダクト31の内部へ吸い込まれ、吐出口33か
ら第1ファン30の吸込側へ吐出される。
【0023】ここで、上記吸込口32は商品収容部7の
上下方向における中間部に位置しているため、暖められ
た空気40は、商品収容部7の上部まで到達せず、上記
循環経路Aの上昇経路部A1の途中から吸込口32へ吸
い込まれる。したがって、暖められた空気40が商品収
容部7の上部付近まで上昇して滞留するのを防止するこ
とができ、これにより、商品収容部7の上段の商品は、
一定温度以上に保温されるが、適温よりも高温になるこ
とは防止される。そして、上部温度検出装置36によっ
て、上段の商品6が適温であることが検知されると、こ
の温度検出に基づいて制御部37が第2ファン34を停
止させる。
上下方向における中間部に位置しているため、暖められ
た空気40は、商品収容部7の上部まで到達せず、上記
循環経路Aの上昇経路部A1の途中から吸込口32へ吸
い込まれる。したがって、暖められた空気40が商品収
容部7の上部付近まで上昇して滞留するのを防止するこ
とができ、これにより、商品収容部7の上段の商品は、
一定温度以上に保温されるが、適温よりも高温になるこ
とは防止される。そして、上部温度検出装置36によっ
て、上段の商品6が適温であることが検知されると、こ
の温度検出に基づいて制御部37が第2ファン34を停
止させる。
【0024】また、下部温度検出装置35によって、下
段の商品6が適温よりも高温になったことが検知される
と、この温度検出に基づいて制御部37がヒータ8を停
止させ、温度を適温まで下げる。
段の商品6が適温よりも高温になったことが検知される
と、この温度検出に基づいて制御部37がヒータ8を停
止させ、温度を適温まで下げる。
【0025】また、コールド(冷たい)飲料の商品6を
販売する場合には、冷却ユニット16が作動して、商品
収容部7に収納された商品6が冷やされる。この際、図
1の点線矢印で示すように、冷却用蒸発器10によって
冷やされた空気40は、第1ファン30によって、自動
販売機本体1内の前面側から天井側へ上向きに送られ、
その後、自動販売機本体1内の背面側から下降し、吸込
口32から停止している第2ファン34を通過してダク
ト31内を流れ、吐出口33から上記第1ファン30の
吸込側へ吐出される。これにより、自動販売機本体1の
内部には、冷やされた空気40の循環経路Aが形成さ
れ、商品収容部7の商品6は冷却される。
販売する場合には、冷却ユニット16が作動して、商品
収容部7に収納された商品6が冷やされる。この際、図
1の点線矢印で示すように、冷却用蒸発器10によって
冷やされた空気40は、第1ファン30によって、自動
販売機本体1内の前面側から天井側へ上向きに送られ、
その後、自動販売機本体1内の背面側から下降し、吸込
口32から停止している第2ファン34を通過してダク
ト31内を流れ、吐出口33から上記第1ファン30の
吸込側へ吐出される。これにより、自動販売機本体1の
内部には、冷やされた空気40の循環経路Aが形成さ
れ、商品収容部7の商品6は冷却される。
【0026】そして、商品6の売り切れ時、前面扉2と
内扉3とを開き、外部から商品収容部7内へ商品6を投
入して補充した場合、商品6は商品収容部7の下段のも
のから払い出されて販売されるため、商品収容部7の下
段の商品6を早急に冷却する必要がある。このような場
合、操作スイッチ39をオンすることによって、第2フ
ァン34が一定時間だけ駆動するため、図1の実線矢印
で示すように、冷たい空気40が、吸込口32から回転
駆動している第2ファン34を通過してダクト31の内
部へ吸い込まれ、吐出口33から第1ファン30の吸込
側へ吐出される。これにより、冷たい空気40は上記循
環経路Aの上昇経路部A1の途中から吸込口32へ吸い
込まれるため、商品収容部7の下段の商品6が重点的に
冷却される。尚、一定時間経過後は、第2ファン34が
自動的に停止し、冷やされた空気40は循環経路Aに沿
って循環しながら商品6を冷却する。
内扉3とを開き、外部から商品収容部7内へ商品6を投
入して補充した場合、商品6は商品収容部7の下段のも
のから払い出されて販売されるため、商品収容部7の下
段の商品6を早急に冷却する必要がある。このような場
合、操作スイッチ39をオンすることによって、第2フ
ァン34が一定時間だけ駆動するため、図1の実線矢印
で示すように、冷たい空気40が、吸込口32から回転
駆動している第2ファン34を通過してダクト31の内
部へ吸い込まれ、吐出口33から第1ファン30の吸込
側へ吐出される。これにより、冷たい空気40は上記循
環経路Aの上昇経路部A1の途中から吸込口32へ吸い
込まれるため、商品収容部7の下段の商品6が重点的に
冷却される。尚、一定時間経過後は、第2ファン34が
自動的に停止し、冷やされた空気40は循環経路Aに沿
って循環しながら商品6を冷却する。
【0027】上記実施の形態では、加温装置の一例とし
てヒータ8を用い、冷却装置の一例として冷却用蒸発器
10を用いているが、これらに限ったものではない。ま
た、ダクト31の位置は、自動販売機本体1の内部であ
ればよく、背面側に限らず、側面側に設けてもよい。ま
た、自動販売機本体1のサイズに応じて、上記ダクト3
1を複数設けてもよい。
てヒータ8を用い、冷却装置の一例として冷却用蒸発器
10を用いているが、これらに限ったものではない。ま
た、ダクト31の位置は、自動販売機本体1の内部であ
ればよく、背面側に限らず、側面側に設けてもよい。ま
た、自動販売機本体1のサイズに応じて、上記ダクト3
1を複数設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、加熱
された空気が上昇して滞留し、上段の商品が適温よりも
高温になった場合、第2送風装置を駆動させることによ
って、第1送風装置から上向きに送り出された空気は、
自動販売機本体内の上部に達するまでの途中から上記第
2送風装置で吸引され、下向きに方向転換して第1送風
装置の吸込側へ戻される。これにより、暖められた空気
は商品収容部の上部まで到達せず、したがって、暖めら
れた空気が商品収容部の上部付近まで上昇して滞留する
のを防止することができ、このため、商品収容部の上段
の商品が適温よりも高温になることを防止し得、商品の
長期間保存による品質劣化を防止することができる。
された空気が上昇して滞留し、上段の商品が適温よりも
高温になった場合、第2送風装置を駆動させることによ
って、第1送風装置から上向きに送り出された空気は、
自動販売機本体内の上部に達するまでの途中から上記第
2送風装置で吸引され、下向きに方向転換して第1送風
装置の吸込側へ戻される。これにより、暖められた空気
は商品収容部の上部まで到達せず、したがって、暖めら
れた空気が商品収容部の上部付近まで上昇して滞留する
のを防止することができ、このため、商品収容部の上段
の商品が適温よりも高温になることを防止し得、商品の
長期間保存による品質劣化を防止することができる。
【0029】本第2発明によれば、加熱された空気が上
昇して滞留し、上段の商品が適温よりも高温になった場
合、第2送風装置を駆動させることによって、暖められ
て上昇する空気は、上昇経路の途中から吸込口を通って
ダクト内へ吸い込まれ、吐出口から第1送風装置の吸込
側へ吐出される。これにより、暖められた空気は商品収
容部の上部まで到達せず、したがって、暖められた空気
が商品収容部の上部付近まで上昇して滞留するのを防止
することができ、このため、商品収容部の上段の商品が
適温よりも高温になることを防止し得、商品の長期間保
存による品質劣化を防止することができる。
昇して滞留し、上段の商品が適温よりも高温になった場
合、第2送風装置を駆動させることによって、暖められ
て上昇する空気は、上昇経路の途中から吸込口を通って
ダクト内へ吸い込まれ、吐出口から第1送風装置の吸込
側へ吐出される。これにより、暖められた空気は商品収
容部の上部まで到達せず、したがって、暖められた空気
が商品収容部の上部付近まで上昇して滞留するのを防止
することができ、このため、商品収容部の上段の商品が
適温よりも高温になることを防止し得、商品の長期間保
存による品質劣化を防止することができる。
【0030】本第3発明によれば、温度検出装置で検出
された温度が適温よりも高温になった場合、制御部が第
2送風装置を駆動させる。そして、温度検出装置で検出
された温度が適温よりも低温になった場合、制御部が第
2送風装置を停止させる。このような制御により、商品
収容部の上段の商品は、自動的に、一定温度以上に保温
されるが、適温よりも高温になることは防止される。
された温度が適温よりも高温になった場合、制御部が第
2送風装置を駆動させる。そして、温度検出装置で検出
された温度が適温よりも低温になった場合、制御部が第
2送風装置を停止させる。このような制御により、商品
収容部の上段の商品は、自動的に、一定温度以上に保温
されるが、適温よりも高温になることは防止される。
【図1】本発明の実施の形態における自動販売機の側面
断面図であり、加温時の空気の流れを示している。
断面図であり、加温時の空気の流れを示している。
【図2】同、自動販売機の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】従来の自動販売機の側面断面図であり、加温時
の空気の流れを示している。
の空気の流れを示している。
1 自動販売機本体 6 商品 7 商品収容部 8 ヒータ(加温装置) 30 第1ファン(第1送風装置) 31 ダクト 32 吸込口 33 吐出口 34 第2ファン(第2送風装置) 36 上部温度検出装置 37 制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 自動販売機本体内に、商品を収容する商
品収容部と、この商品収容部の下方に位置する加温装置
と、この加温装置で暖められた空気を自動販売機本体内
の上部へ送って全体に循環させる第1送風装置とが設け
られ、上記加温装置で暖められて第1送風装置によって
上向きに送り出された空気を自動販売機本体内の上部に
達するまでの途中から下向きに方向転換させて上記第1
送風装置の吸込側へ戻す第2送風装置が上記自動販売機
本体内に設けられていることを特徴とする自動販売機の
内部温度調節装置。 - 【請求項2】 自動販売機本体内にダクトが設けられ、
上記ダクトは、暖められて上昇する空気を上昇経路の途
中から吸い込む吸込口と、第1送風装置の吸込側へ空気
を吐出する吐出口とを有し、第2送風装置は、上記ダク
トに設けられて、吸込口から吸い込んだ空気を吐出口へ
送り出すことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の
内部温度調節装置。 - 【請求項3】 自動販売機本体内に、商品収容部の上部
の温度を検出する温度検出装置が設けられ、この温度検
出装置で検出された温度に基づいて、第2送風装置の駆
動を制御する制御部が備えられていることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の自動販売機の内部温度
調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12799298A JPH11328520A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 自動販売機の内部温度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12799298A JPH11328520A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 自動販売機の内部温度調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328520A true JPH11328520A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14973786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12799298A Pending JPH11328520A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 自動販売機の内部温度調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11328520A (ja) |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12799298A patent/JPH11328520A/ja active Pending
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