JP2002056449A - 直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱装置 - Google Patents
直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱装置Info
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- JP2002056449A JP2002056449A JP2000244088A JP2000244088A JP2002056449A JP 2002056449 A JP2002056449 A JP 2002056449A JP 2000244088 A JP2000244088 A JP 2000244088A JP 2000244088 A JP2000244088 A JP 2000244088A JP 2002056449 A JP2002056449 A JP 2002056449A
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
の販売モードではラック内に積み上げ収納したペーパー
パック商品のうち販売順位の早い商品を効率よく加熱で
きるようにし、ヒータ運転率の低減化,省エネ化を図
る。 【解決手段】直積式ラック4を搭載した商品収納庫の庫
内底部に、冷却器,ヒータ,ファンを組合せた冷却/加
熱ユニット7を配備し、コールド,ホットの販売モード
に合わせて冷却/加熱ユニットから吹出した冷気,暖気
を庫内に循環送風して商品を冷却,加熱するようにした
冷却/加熱装置において、その風胴に連ねな庫内後部に
吹出ダクト9を配置るとともに、そのダクト内には風向
ガイド機構10を備え、ホット販売モードで冷却/加熱
ユニットから吹出した暖気をラックケースの底面に沿っ
て流し、その通風過程で直積式ラックの最下位に並ぶ商
品に暖気を吹き当てて直接加熱するようにする。
Description
ーヒー,乳製品飲料などの各種ペーパーパック商品をホ
ットもしくはコールド商品として販売する直積式ペーパ
ーパック商品自動販売機の庫内に装備した冷却/加熱装
置に関する。
販売機は、断熱筐体としてなる本体キャビネットの庫内
に、箱形ラックケースにペーパーパック商品を上下に積
み上げて収納する直積式ラックを搭載しており、販売指
令に基づくベンド機構の動作によりラック内に積み上げ
収納した商品を最下位の商品から順に下方に落下搬出
し、庫内底部側に敷設した水平コンベヤなどにより前面
扉に備えた商品取出口に送出するようしている。
商品あるいはコールド商品として冷却,加熱するため
に、商品収納庫の庫内底部側には冷却器,ヒータ,ファ
ンの組合せからなる冷却/加熱ユニットを装備してお
り、コールド,ホット商品の販売モードに合わせて前記
の冷却器(冷凍機のエバポレータ),ヒータを動作さ
せ、冷却/加熱ユニットから吹出した冷気もしくは暖気
を庫内に循環送風して商品を販売適温に冷却もしくは加
熱するようにしている。
エレベータ式の商品収納ラックを装備した缶,瓶商品の
自動販売機では、ゾーンクーリング,ゾーンヒーティン
グ法と称して、商品収納ラックに商品を装填して販売を
再開した当初は、冷気,暖気流を庫内の下半部領域に流
してラック内に収納した商品のうち販売順位の早い商品
を優先的に冷却,加熱し、庫内温度が定常の保冷,保温
温度になれば、冷気,暖気流を庫内全域送風に切換える
ようにした方式のものが知られている。
収納ラックの背面と商品収納庫の後壁との間に画成され
ている上下方向の送風路の中段位置に形状記憶ばねをア
クチュエータに採用した風向ガイド機構を設け、庫内底
部に配した冷却/加熱ユニットから上方に吹き出た冷
気,暖気流をその温度の条件に合わせて風向板の向きを
変えて送風範囲を庫内下半部/庫内全域に切り換えるよ
うにしたものが特開平1−236391号公報などで公
知である。
式ラックを搭載したペーパーパック商品自動販売機に前
記したゾーンクーリング,ゾーンヒーティングを採用し
ようとしても、直積式ラックの特有なラック構造の制約
からゾーンクーリング,ゾーンヒーティングの効果を十
分に発揮させることが難しいといった問題がある。
は、よく知られているようにコラムの周囲三面を壁で囲
み、残る前面を商品補給用の扉で閉塞した上下端面のみ
が開放している箱型ケースで自動販売機のキャビネット
から前方に引出し可能に支持されており、かつ各コラム
には箱形のペーパーパック商品が殆ど隙間なしに積み上
げ収納されている。したがって、缶,瓶商品を収納する
サーペンタイン式ラックなどとは異なり、庫内で循環送
風する冷気,暖気流は直積式商品収納ラックの内方を自
由に通り抜けることができない。
91号公報のように、庫内における吹出側送風路の中段
位置に風向ガイド機構を配置し、庫内底部側の冷却/加
熱ユニットからファン送風により上方に向けて吹出した
冷気,暖気流を前記風向ガイドで横ないし下向きに偏向
させても、サーペンタイン式ラックのように冷気,暖気
流がラック内部を貫流してラック内の下部領域に並んで
いるペーパーパック商品を直接冷却,加熱することはな
く、冷気,暖気流は直積式ラックのケース周面を迂回し
て流れ、ラック内に収納したペーパーパック商品を間接
的(伝熱的)に冷却,加熱するに止まる。
内空間を上昇する性質があることから、前記の風向ガイ
ド機構で吹出し空気流の向きを偏向させても暖気熱は庫
内の上方に逃げてしまう。このために、直積式ラックの
出口側に並ぶ販売順位の早い商品を短時間で効率よく加
熱させることが困難であり、その結果として商品補給後
の販売再開からラック内の下部域に並ぶ商品が販売適温
に加熱されるまでに長い準備時間を要するほか、ヒータ
の運転率も大きくなってゾーンヒーティングの効果が十
分に発揮できない。
り、その目的は前記課題を解決し、直積式ラックの構造
に変更の手を加えることなく、ホット商品の販売モード
ではラック内に積み上げ収納したペーパーパック商品の
うち販売順位の早い商品を優先的に効率よく加熱できる
ようにしてヒータ運転率の低減,省エネ効果の向上が図
れるように改良した直積式ペーパーパック商品自動販売
機の冷却/加熱装置を提供することにある。
に、本発明によれば、箱形ラックケースにペーパーパッ
ク商品を積み上げ収納する直積式ラックを搭載した商品
収納庫の庫内底部側に、冷却器,ヒータ,ファンを組合
せた冷却/加熱ユニットを配備し、コールド商品,ホッ
ト商品の販売モードに合わせて前記冷却/加熱ユニット
より吹出した冷気もしくは暖気を庫内に循環送風して商
品を冷却もしくは加熱するようにした自動販売機の冷却
/加熱装置において、ホット商品の販売モードで冷却/
加熱ユニットから吹出した暖気をラックケースの底面に
沿って流し、その通風過程で直積式ラックの最下位に並
ぶ次回販売の商品に当てて直接加熱するようにし(請求
項1)、具体的には次記のような態様で実現する。
出ダクトを庫内底部の背面側に配置してその暖気吹出口
を直積式ラックの底面よりも低位置に開口するととも
に、該吹出ダクトにはホット,コールド商品の販売モー
ドに合わせて暖気を前記吹出口を通じてを直積式ラック
の底面側に向けて庫内前方に吹出し、冷気は直積式ラッ
クの背面に向けて庫内上方に吹き出す風向ガイド機構を
備える(請求項2)。
ガイド板と、冷却/加熱ユニットからの吹出し空気温度
を感知して前記風向ガイド板を販売モードに対応した動
作位置に駆動するアクチュエータとから構成する(請求
項3)。上記のようにホット商品の販売モードで、冷却
/加熱ユニットから吹出した暖気流を風向ガイド機構に
より直積式ラックの底面に沿って流すことにより、ラッ
クの各コラムごとにその最下位の販売待機位置に並んで
いるペーパーパック商品に暖気流が当たって直接加熱す
る。また、最下位商品の上位に並ぶ商品は煙突効果によ
り暖気の上昇,および商品間の伝熱によって予熱され、
販売の進行により最下位の販売待機位置に移動したとこ
ろで前記のように暖気が当たって直接加熱されるように
なる。
出ダクトを通じて上方に吹き出した冷気流は庫内全域に
分散して循環通風し、この通風過程で直積式ラックに収
納されいる商品を保冷する。
実施例に基づいて説明する。まず、図1(a) において、
1は自動販売機のキャビネット、2は前面外扉、2aは
商品取出口、3は断熱内扉であり、キャビネット1の庫
内には直積式ラック4を搭載し、該ラックの各コラムご
とにペーパーパック商品5を積み上げ収納している。ま
た、直積式ラック4の下方にはラックから落下搬出した
商品を商品取出口2aに送出する水平コンベヤ6を敷設
し、さらにキャビネット1の庫内底部側には冷却/加熱
ユニット7が設置されている。
機のエバポレータ)7a,ヒータ7b,ファン7cを組
合せて風胴7dに組み込んだ構成になり、庫内の前方に
開口した吸込口より吸引した庫内空気を冷却器7aもし
くはヒータ7bにより冷却もしくは加熱した上で、ファ
ン7cにより庫内の後部から庫内に吹き出すようにして
いる。なお、8は冷凍機のコンデンシングユニットであ
る。
後端に連ねて庫内の背面壁上には吹出ダクト9が敷設さ
れており、かつ吹出ダクト9には風向ガイド機構10が
組み込まれている。ここで、吹出ダクト9の高さは、直
積式ラック4の底面とほぼ同じ高さに並ぶように設定
し、ダクト上端が直積式ラック4の背面とキャビネット
1の壁面との間の間隙に向けて開口し、さらに吹出ダク
ト9の上部前面には図1(b),(c) で示すように庫内前方
に向けて暖気吹出口9aが開口している。
ように一端を支軸10bを介して吹出ダクト9の内壁面
に取付けた揺動式の風向板10aと、該風向板10aを
図1(b),(c) の位置に駆動するアクチュエータとからな
り、そのアクチュエータは一端を支軸10c-1に軸支
し、他端を風向板10aの側壁に形成した長穴10a-1
に沿って可動に連結したL字形のリンク10cと、該リ
ンク10cと吹出ダクト9の壁面との間に架け渡した形
状記憶ばね(形状記憶合金製の引っ張りコイルばねで、
その変態温度が50℃程度に設定されている)10d,
およびバイアスばね(ばね材で作られた引っ張りコイル
ばね)10eとからなる。
て、冷却/加熱ユニット7から吹出ダクト9に暖気(6
0℃程度)が送気されると、その暖気温度を感知して形
状記憶ばね10dが形状回復(収縮)し、バイアスばね
10eのばね力に打ち勝ってリンク10cを反時計方向
に駆動する。これにより、風向板10aが支軸10bを
支点に時計方向に揺動し、図示のようにほぼ45°の角
度の位置に停止してダクトの上端面を閉塞し、前面の暖
気吹出口9aを開放する。一方、吹出ダクト9に冷気
(10℃以下)が送気されると形状記憶ばね10dは変
態温度以下となり、前記とは逆にバイアスばね10eの
ばね力が打ち勝ってリンク10cを時計方向に駆動す
る。これにより、リンク10cの先端は軌跡Tに沿って
移動するとともに、このリンク10cの動きに従動して
風向板10aが反時計方向に回動して暖気吹出口9aを
閉塞する。
転した状態では、冷却/加熱ユニット7からヒータ加熱
して送風されて来た暖気温度を感知して風向ガイド機構
10が図1(b) の状態となり、これにより暖気流は風向
ダクトで偏向され、吹出ダクト9の暖気吹出口9aを通
じて庫内前方に吹き出す。そして、吹出ダクト9から吹
き出した暖気流は図1(a) の実線矢印で表すように直積
式ラック4のラック底面に沿って流れ、この通風過程で
ラックの各コラムに収納されているペーパーパック商品
5のうち最下位の販売待機位置に並ぶ商品に暖気を吹き
当てて直接加熱する。また、直積式ラック4の底面域を
通過した暖気は庫内の前端から下方に方向転換し、再び
冷却/加熱ユニット7の風胴7dに戻るように循環す
る。
ーパーパック商品5をゾーンヒーティングによりホット
商品として販売することができ、また庫内上方空間への
暖気循環を抑えて余分な領域の加熱を回避することでヒ
ータの熱負荷が低減し、これによりヒータの運転率,消
費電力の節減化が図れる。また、自動販売機のキャビネ
ット庫内を複数の室に仕切ってその一方の室でホット商
品,隣接する室でコールド商品を販売する場合でも、ホ
ット室からコールド室への熱侵入を低く押さえてコール
ド室の熱負荷が増加することが防げるなどの利点も得ら
れる。
ードに切り換えると、冷却/加熱ユニット7の冷却器7
aで冷却された冷気流の温度を感知して風向ガイド機構
10が図1(c) の状態となり、風向ガイド板が暖気吹出
口9aを閉塞する。これにより、冷気流は吹出ダクト9
を直進してその上端面より上方に吹き出し、図1(a)の
点線矢印で表すように直積式ラック4とキャビネット1
との間の間隙を通じて庫内全域に通風して直積式ラック
4に収納したペーパーパック商品5を保冷する。また、
冷気流の一部は庫内の天井側から直積式ラック4の上部
開放面を通じてケース内に入り込んで商品を冷却する。
したがって、機内での低温保存(10℃以下)が義務付
けられている牛乳などの乳製品(コールド商品)でも、
その品質の安全維持が図れる。
のアクチュエータとして、形状記憶ばね10dとバイア
スばね10eを組合せたものを採用しているが、これに
限定されるのもではなく、例えば販売モード信号に合わ
せて作動する電磁ソレノイドで風向板10aを図1(b),
(c) の位置に切換え操作することもできる。
積式ラックを搭載し、かつ庫内の底部側に冷却/加熱ユ
ニットを装備したペーパーパック商品の自動販売機にお
いて、ホット商品の販売モードで冷却/加熱ユニットか
ら吹出した暖気をラックケースの底面に沿って流し、そ
の通風過程で直積式ラックの最下位に並ぶ商品を直接加
熱するようにしたことにより、次記の効果を奏する。
して、ラックケース内にに積み上げ収納したペーパーパ
ック商品をゾーンヒーティングにより加熱してホット商
品として販売することができ、また庫内上方空間への暖
気流の循環を抑えて余分な領域の加熱を回避することで
ヒータの熱負荷が低減し、これによりヒータの運転率,
消費電力の節減化が図れる。
を複数の室に仕切ってその一方の室でホット商品,隣接
する室でコールド商品を販売する場合でも、ホット室か
らコールド室への熱侵入を低く押さえてコールド室の熱
負荷が増加するのを防いで冷凍機の運転率,したがって
自動販売機のトータル的な省エネ化を推進できる。
り、(a) は全体の構成断面図、(b),(c) はそれぞれホッ
ト,コールド販売モードにおける風向ガイド機構の作動
状態を表す図
Claims (3)
- 【請求項1】箱形ラックケースにペーパーパック商品を
積み上げ収納する直積式ラックを搭載した商品収納庫の
庫内底部側に、冷却器,ヒータ,ファンを組合せた冷却
/加熱ユニットを配備し、コールド商品,ホット商品の
販売モードに合わせて前記冷却/加熱ユニットより吹出
した冷気もしくは暖気を庫内に循環送風して商品を冷却
もしくは加熱するようにした自動販売機の冷却/加熱装
置において、ホット商品の販売モードで冷却/加熱ユニ
ットから吹出した暖気をラックケースの底面に沿って流
し、その通風過程で直積式ラックの最下位に並ぶ商品に
暖気を吹き当てて直接加熱するようにしたことを特徴と
する直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の冷却/加熱装置において、
冷却/加熱ユニットの風胴に連なる吹出ダクトを庫内底
部の背面側に配置してその暖気吹出口を直積式ラックの
底面よりも低位置に開口するとともに、該吹出ダクトに
はホット,コールド商品の販売モードに合わせて暖気を
前記吹出口を通じてを直積式ラックの底面側に向けて庫
内前方に吹出し、冷気は直積式ラックの背面に向けて庫
内上方に吹き出す風向ガイド機構を備えたことを特徴と
する直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱
装置。 - 【請求項3】請求項2記載の冷却/加熱装置において、
風向ガイド機構が、風向ガイド板と、冷却/加熱ユニッ
トからの吹出し空気温度を感知して前記風向ガイド板を
販売モードに対応した動作位置に駆動するアクチュエー
タとからなることを特徴とする直積式ペーパーパック商
品自動販売機の冷却/加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244088A JP2002056449A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244088A JP2002056449A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002056449A true JP2002056449A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=18734828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000244088A Withdrawn JP2002056449A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 直積式ペーパーパック商品自動販売機の冷却/加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002056449A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104603848A (zh) * | 2013-08-28 | 2015-05-06 | 富士电机株式会社 | 自动售货机 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000244088A patent/JP2002056449A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104603848A (zh) * | 2013-08-28 | 2015-05-06 | 富士电机株式会社 | 自动售货机 |
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