JP2004258785A - ペーパーパック自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘルスコードの設定に基づいて、送風切り換えガイド手段の作動を制御することにより消費電力を低減し、省エネ効率の向上を図ることができるペーパーパック自動販売機を提供する。
【解決手段】要冷却商品の温度が基準冷却温度より上昇したことを検出するヘルスコードを設定するヘルスコード設定装置37と、このヘルスコード設定装置37によるヘルスコード設定の有無に基づいて送風切り換えガイド手段42の作動を制御する送風切り換え制御装置39とを備え、ヘルスコードのON設定によりコラム内の商品を要冷却商品として判断し、この該当するコラムに対しては、全領域冷却制御をおこない、ヘルスコードのOFF設定によりコラム内の商品を常温可商品として判断し、この該当するコラムに対しては、ゾーンクーリング制御をおこなう。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シロップ飲料やジュース飲料などの常温で保存可能な商品(常温可商品)や乳製品飲料などの冷却を要する要商品(要冷却商品)をペーパーパック商品として販売するペーパーパック自動販売機に関するもので、特に、コラム内に収納された要冷却商品と常温可能商品との区別とヘルスコードの設定に基づいて、ゾーンクーリングと全領域冷却との切り換えを制御することにより、消費電力の低減および省エネ効率の向上を図ることのできるペーパーパック自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、缶コーヒー飲料などを販売する缶商品専用の自動販売機とともに、商品購入の手軽さからコーヒー飲料、乳製品飲料などの各種飲料をペーパーパック商品として販売するペーパーパック自動販売機が広く普及している。このようなペーパーパック自動販売機の庫内に、冷却を要するペーパーパック商品(例えば、牛乳などの乳製品飲料)を収納(保存)する場合には、品質保持の点から商品を所定の基準冷却温度(10℃以下)まで冷却する必要がある。
【0003】
このため、ペーパーパック自動販売機の庫内には、冷却器(エバポレータ)および送風ファンからなる冷却装置を備えており、この冷却装置から送出される冷気により庫内の全領域を冷却する全領域冷却制御をおこなっている。
【0004】
また、近年においては、庫内を複数の部屋(コラム)に区分して、この区分した複数のコラム内に、要冷却商品とともに、常温により保存可能な常温可商品を収納して販売することができるペーパーパック自動販売機が普及している。
【0005】
この種のペーパーパック自動販売機1について、図8を参照して説明する、すなわち、図8に示すペーパーパック自動販売機1は、庫内を2部屋に区分するとともに、各コラムを構成する部屋A(A室)に要冷却商品を部屋B(B室)に常温可商品をそれぞれ収納することができる。また、各庫内の下方部にはエバポレータ31(冷却器)と送風ファン32からなる冷却装置30a、bを設けている。
【0006】
そして、これら冷却装置30a、bのエバポレータ31を作動させるとともに、送風ファン32から吹出ダクト40を通じて吹出させた冷気流により庫内の全領域を循環送風(図8中の鎖線矢印)させることにより商品を低温度まで冷却する全領域冷却制御がおこなわれるものとなる。この場合、各コラムに対しては、食品衛生法の規制によりヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定がおこなわれるものとなる。
【0007】
すなわち、ペーパーパック自動販売機により販売される要冷却商品が乳製品など低温冷却により品質を保持する必要がある商品の場合、一度10℃以下に冷却された商品が、何らかの原因により10℃以上(一定時間継続)となった場合には、食品衛生上の観点から問題がある。このため、庫内の各コラムには、要冷却商品の温度が10℃以上となったことをヘルスコードとして検出する、ヘルスコード設定装置が設けられている。
【0008】
さらに、この種のペーパーパック自動販売機における冷却装置の冷却制御方法としては、送風切り換えガイド手段を備えることにより、冷却装置による冷気流を庫内の下方部領域に循環させるゾーンクーリング制御をおこなうことによりラック内に収納した商品のうち販売順位の早い商品(以下、『NEXT商品』と称する。)を優先的に冷却した後、全域冷却制御に切換えるようにした冷却装置の冷却制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−56449号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した従来のペーパーパック自動販売機1の場合、以下のような問題点がある。すなわち、前述したように従来のペーパーパック自動販売機1の場合、各コラムに対して、食品衛生法の規制により要冷却商品に対しては、ヘルスコード設定装置によるヘルスコード設定がおこなわれるが、常温可商品が収納されているコラムに対しては、ヘルスコードの設定はおこなわない。ところが、図8に示すように、特に保冷が必要とされない常温可商品に対しても全領域冷却がおこなわれている。つまり、特に保冷が必要とされない常温可商品に対する全領域冷却は無駄であるうえ、冷却装置の運転負荷の増大による消費電力の増加が問題となる。
【0011】
また、前述した特許文献1に記載の発明によると、最初に庫内の下方部冷却をおこなうゾーンクーリングが完了した後に、送風切り換えガイド手段を作動させることにより冷気流の送風方向を切り換えて庫内の全域を冷却する全域冷却制御をおこなっている。このため、やはり常温可商品においても全領域冷却制御がおこなわれるため冷却装置の運転負荷にともなう消費電力の増大が問題となる。
【0012】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ペーパーパック自動販売機の各コラム内に設けたヘルスコードの設定に基づいて、送風切り換えガイド手段の作動を制御することにより消費電力を低減し、省エネ効率の向上を図ることができるペーパーパック自動販売機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るペーパーパック自動販売機は、低温による冷却を必要とする要冷却ペーパーパック商品および常温で収納が可能な常温保存ペーパーパック商品とを庫内の複数のコラム内に収納するペーパーパック自動販売機において、前記ペーパーパック自動販売機は、前記庫内の各コラム内に収納された複数のペーパーパック商品を冷気による循環送風により冷却する冷却装置と、前記冷却装置から送出された冷気を庫内の全領域に循環させる全領域送風制御或いは庫内の下方部領域に循環させるゾーンクーリング送風制御のいずれかに切り換える機能を備えた送風切り換えガイド手段と、前記要冷却商品の温度が予め設定した基準冷却温度より上昇したことを検出するとともに、この温度上昇をヘルスコードとして設定するヘルスコード設定装置と、前記ヘルスコード設定装置によるヘルスコード設定の有無に基づいて前記送風切り換えガイド手段の作動を制御する送風切り換え制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項2に係るペーパーパック自動販売機は、上述した請求項1前に係る発明において、前記送風切り換え制御装置は、ヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定時には、前記送風切り換えガイド手段によりゾーンクーリング送風制御からゾーンクーリング送風制御への切り換えをおこなうことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るペーパーパック自動販売機および冷却装置による冷却制御方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。ここで、本発明の特徴は、ヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定(ON/OFF)に基づいて冷却を要する要冷却商品が収納されているコラムに対しては、全領域送風制御により冷却をおこない、常温可能商品が収納されているコラムに対しては、ゾーンクーリング制御により冷却をおこなうことにある。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態であるペーパーパック自動販売機の概略構成を示す側面図である。また、図2は、ペーパーパック自動販売機の下方部を示す拡大図、図3は、図1の上視図をそれぞれ示している。ここで、図1、2において、実線矢印はゾーンクーリング制御による循環送風の経路、鎖線矢印は全領域冷却による循環送風の経路をそれぞれ示している。
【0017】
すなわち、図1で例示するペーパーパック自動販売機1aは、コーヒー飲料、乳製品飲料などの各種飲料をペーパーパック商品として販売するための自動販売機で、本体キャビネット10および前面外扉20を備えて構成してある。
【0018】
本体キャビネット10は、前面(図1の右側)が開口した直方体状を成すもので、この本体キャビネット10の内部に、複数のペーパーパック商品を上下に積み上げて収納したコラム25a、b、c、dを備えた直積式のラック21を搭載している。これら各コラム25a、b、c、d内には、シロップ飲料やトマトジュースなどの常温で保存可能な商品(常温可商品)や乳製品飲料などの冷却を要する要商品(要冷却商品)がペーパーパック商品として収納されている。また、直積式ラック21下方部には、このラック21から落下(搬出)させた商品を商品取出口23に搬出する水平コンベヤ24を設けている。
【0019】
また、図2に詳示するようにペーパーパック自動販売機1を構成する庫内の底部側には、冷却装置30を備えている。34は、図示しないコンプレッサなどが内部に設けられたコンデンシングユニットである。冷却装置30は、エバポレータ31(蒸発器)、送風ファン32とを内部に備えた風胴33により構成されており、庫内の前方(図2の右側)に開口した吸込口から吸引した庫内空気をエバポレータ31により冷却し、送風ファン32による送風で吹出ダクト40を通じて庫内に吹き出すことができる。
【0020】
具体的には、コンプレッサの運転によりエバポレータ31に冷媒が供給され、熱交換により冷却された冷気流が送風ファン32による送風により庫内を矢印に示すように循環送風するため、ラック21に収納した商品の冷却をおこなうことができる。また、この冷却装置40の近傍位置には、庫内の温度を検出するためのサーミスタ36(温度検出手段)が設けられている。
【0021】
ここで、図3に示すように、本実施の形態では、コラム21の部屋Aに要冷却商品を、コラム21の部屋Bに常温可商品が断熱仕切板29で仕切られてそれぞれ収納されているものとする。具体的には、図3中のH印が要冷却商品を、○印が常温可商品をそれぞれ示している。このため、コラム21の部屋Aは、ヘルスコードが1コラム設定されるものとなる。このヘルスコードによる設定は、後述するヘルスコード設定テーブル51(図7)に格納される。
【0022】
そして、このラック21内に収納された商品は、ユーザによる購入指示(販売指令)に基づくベンド機構(図示せず)の作動によりラック21内(各コラム毎)に収納した商品を最下位の商品から順に下方に落下させるとともに、水平コンベヤ24により商品取出口23から搬出するようしている。
【0023】
図4(a)、(b)に示すように、冷却装置30を構成する風胴33の後端側には庫内の上方部に向けた開口部41を有する吹出ダクト40が連結されており、この吹出ダクト40の内部には送風切り換えガイド手段42が備えられ、この開口部41を通じて庫内の全領域に冷気流を循環させる全領域冷却をおこなうことができる。さらに、吹出ダクト40の側面部にも送風口43が開口しており、この送風口43を通じて庫内の下方部に向けて冷気を送風するゾーンクーリングをおこなうことができる。
【0024】
以下、図4(a)、(b)を参照して送風切り換えガイド手段の詳細を説明する。すなわち、図4(a)、(b)に示すように、送風切り換えガイド手段42は、送風ガイド板45と、この送風ガイド板45の基端部を軸支する回動軸46とを備えており、回動軸46は、吹出ダクト40の内壁面に取付け固定されるとともに、この回転軸46は、電磁ソレノイド50(図5)に連結されている。
【0025】
図4(a)は、ゾーンクーリング制御時の送風切り換えガイド手段の作動を説明する図である。すなわち、ゾーンクーリング制御をおこなう場合には、電磁ソレノイド50のON制御により送風ガイド板45を時計方向に回動する。これにより、送風ガイド板45が回動軸46を支点として時計方向に揺動し、ほぼ45°の角度の位置に停止して吹出ダクト40の上端開口部41を閉塞する。これにより、冷却装置40から送風された冷気は上端開口部41ではなく送風口43から送出(実線矢印)されるため、庫内の下方部に収納されたNEXT商品に対する冷却をおこなうことができる。
【0026】
図4(b)は、全領域冷却制御時の送風切り換えガイド手段の作動を説明する図である。すなわち、全領域冷却制御をおこなう場合には、電磁ソレノイド50(図5)のOFF制御により送風ガイド板45を反時計方向に回動する。これにより、回動した送風ガイド板45により送風口43が閉塞するため、冷却装置30a、bから送風された冷気は上端開口部41を通じて庫内の上部側に送出され(図中、鎖線矢印)、この送出された冷却流により庫内の全体領域冷却がおこなわれるものとなる。
【0027】
図5は、上述したペーパーパック自動販売機における冷却装置に関する制御系を示す機能ブロック図である。同図に示すように、ペーパーパック自動販売機に1備えられる制御部15には、エバポレータ31(冷却器)およびコンデンシングユニット34を有する冷却装置30a、b、送風ファン32および送風ファン駆動用の送風モータ35、ヘルスコード設定装置37、送風切り換え制御装置39、送風切り換えガイド手段42、電磁ソレノイド50、庫内の温度を検出するサーミスタ36(温度検出手段)が接続されている。このサーミスタ36は、庫内の温度を検出する機能を備えている。このサーミスタ36により検出された温度に基づいて、冷却装置30a、bの作動(ON/OFF)の制御およびヘルスコードの作動がおこなわれる。
【0028】
ヘルスコード設定装置37は、食品衛生法の規制に基づいたヘルスコードの有無(ON/OFF)を設定する機能を備えている。ここで、前述したようにヘルスコードとは、要冷却商品の温度が基準冷却温度(10℃以下)よりも上昇したことを検出するとともに、この温度上昇をヘルスコードとして設定する機能を備えており、このヘルスコードの検出は、サーミスタ36によりおこなわれる。
【0029】
また、このヘルスコード設定装置37は後述するヘルスコード設定テーブル51(図7)を有しており、このヘルスコード設定テーブル51に基づいてゾーンクーリング制御と全領域冷却制御とのうちいずれかの冷却方法を設定することができる。
【0030】
送風切り換え制御装置39は、サーミスタ36により検出された庫内温度に基づいて送風切り換えガイド手段42を作動させゾーンクーリング制御と全領域冷却制御との切り換えをおこなう機能を備えている。送風ファン32は、送風モータ35により駆動されるとともに、冷却装置30a、bからの冷却空気を庫内に循環させる機能を備えている。制御部15は、これら各構成要素の動作を統括的に制御する機能を備えている。
【0031】
以下、本発明におけるペーパーパック自動販売機における冷却制御方法の詳細について、図6、7を参照して説明する。図6は、ペーパーパック自動販売機の運転時における冷却制御方法の処理手順を示すフローチャートを示している。図7は、ヘルスコード設定装置37に備えたヘルスコード設定テーブル51を示している。
【0032】
すなわち、図6のフローチャートに示すように、先ず、ペーパーパック自動販売機1aの庫内に収納するペーパーパック商品が要冷却商品か否かの判定をおこない(ステップS600)、商品が要冷却商品である場合には(ステップS600肯定)、ヘルスコード設定装置37(図5)によるヘルスコードの設定をON設定とする(ステップS610)。このヘルスコード設定装置37によるON設定は、ヘルスコード設定テーブル51に格納される。
【0033】
そして、本発明では、このヘルスコードの設定がON設定とされた場合には、庫内の要冷却商品に対する冷却制御方法は全領域冷却制御となる(ステップS620)。ここで、前述したように全領域冷却制御とは、庫内の全領域に対して冷却装置30からの冷気を循環送風させる制御である。具体的には、図3(b)に示すように、送風切り換えガイド手段42を作動させることにより、開口41から冷気を送出し庫内の商品の全領域の冷却をおこなうものである。このように、本発明では、ヘルスコードのON設定によりコラム内の商品が要冷却商品として判断され、この該当するコラムに対しての全領域冷却制御により商品を基準冷却温度(10℃以下)として保冷することができる。
【0034】
一方、ステップS600の判定によりペーパーパック自動販売機1aの庫内に収納するペーパーパック商品が要冷却商品でない場合には(ステップS600否定)、次いで、この庫内に収納するペーパーパック商品が常温可商品か否かの判定をおこない(ステップS630)、ペーパーパック商品が常温可商品である場合には(ステップS630肯定)、ヘルスコード設定装置37によるヘルスコードの設定をOFF設定とする(ステップS640)。このヘルスコード設定装置37によるOFF設定は、ヘルスコード設定テーブル51に格納される。そして、本発明では、このヘルスコードの設定がOFF設定とされた場合には、庫内の常温可商品に対する冷却制御方法はゾーンクーリング制御となる(ステップS650)。ここで、前述したようにゾーンクーリング制御とは、最初に販売するNEXT商品の冷却をおこなう目的で、庫内の下方部に向けて冷却装置30a、bからの冷気を循環送風させる制御である。
【0035】
具体的には、図3(a)に示すように、送風切り換え手段42を作動させることにより、送風口43から冷気を送出しNEXT商品の冷却をおこなうものである。このように、本発明では、ヘルスコードのOFF設定によりコラム内の商品が常温可商品として判断され、該当するコラムに対してのゾーンクーリング制御により商品に対する余分な冷却を抑制することができ、冷却装置30a、bによる運転負荷の低減にともなう消費電力の低減を図ることができる。
【0036】
次に、図7を参照してヘルスコード設定テーブルの詳細を説明する。すなわち、このヘルスコード設定テーブル51は、要冷却商品か常温可商品かを区分するペーパーパック商品の種類、ヘルスコードの設定(有無)、冷却制御方法という3つのフィールドを備えている。実際には、このヘルスコードの設定は、ペーパーパック自動販売機を管理するサービスマンなどにより設定される。
【0037】
ここで、本例では、A室およびC室には、牛乳などの低温(基準冷却温度)により冷却な必要な要冷却商品が収納されることを示しており、この場合、前述したようにヘルスコードの設定はON(有り)となり、冷却制御方法は、全領域冷却制御によりおこなわれるものとなる。
【0038】
一方、B室には、常温により保存可能な常温可商品が収納されることを示しており、この場合、ヘルスコードの設定はOFF(無し)となり、この場合の冷却制御方法は、ゾーンクーリング制御によりおこなわれるものとなる。
【0039】
以上のように、本発明では、ペーパーパック自動販売機のヘルスコード設定装置によるヘルスコード設定に基づき、ヘルスコードがON設定の場合には、コラム内の商品を要冷却商品として判断し、この該当するコラムに対しては、全領域冷却制御をおこない、ヘルスコードがOFF設定の場合には、コラム内の商品を常温可商品として判断し、この該当するコラムに対しては、ゾーンクーリングおこなうため、消費電力を低減し、省エネ効率の向上を図ることができる。
【0040】
なお、上述した実施の形態では、特にペーパーパック商品を発売するためのペーパーパック自動販売機を例示しているが、本発明は、その他の飲料を販売するものにも、もちろん適用することが可能である。
【0041】
また、上述した実施の形態では送風切り換えガイド手段42を作動させるアクチュエータとして、電磁ソレノイドを採用しているが、これに限定されるのもではなく、その他、例えばリンク機構などによりガイド板の作動を制御することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係るペーパーパック自動販売機によれば、常時冷却を必要とする要冷却ペーパーパック商品および常温で収納が可能な常温保存ペーパーパック商品とを庫内の複数のコラム内に収納するペーパーパック自動販売機において、ペーパーパック自動販売機は、前記庫内の各コラム内に収納された複数のペーパーパック商品を冷気による循環送風により冷却する冷却装置と、冷却装置から送出された冷気を庫内の全領域に循環させる全領域送風制御或いは庫内の下方部領域に循環させるゾーンクーリング送風制御のいずれかに切り換える機能を備えた送風切り換えガイド手段と、要冷却商品の温度が基準冷却温度より上昇したことを検出するヘルスコードを設定するヘルスコード設定装置と、ヘルスコード設定装置によるヘルスコード設定の有無に基づいて前記送風切り換えガイド手段の作動を制御する送風切り換え制御装置とを備えるので、ヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定に基づいて冷却を要する要冷却商品が収納されているコラムは、全領域送風制御により冷却をおこない、常温可能商品が収納されている常温可能商品コラムは、ゾーンクーリング制御により冷却をおこなうため、余分な消費電力の低減を図ることができる。また、ペーパーパック自動販売機の設置後のランニングコストを低減できることから、省エネを実現でき、これにより地球温暖化防止に寄与することができる。
【0043】
また、本発明の請求項2に係るペーパーパック自動販売機によれば、前記送風切り換え制御装置は、ヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定時には、送風切り換えガイド手段によりゾーンクーリング制御から全領域送風制御への切り換えをおこなうので、実際の販売形態に則して、全領域送風制御とゾーンクーリング制御との切り換えにより常温可商品に対する冷却を低減し、これにより冷却装置の運転率の低減に伴い消費電力の節減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるペーパーパック自動販売機の全体概略構成を示す側面図である。
【図2】図1に示したのペーパーパック自動販売機の下方部拡大図である。
【図3】図1に示したペーパーパック自動販売機の上視図である。
【図4】(a)は、全領域冷却制御時、(b)は、ゾーンクーリング制御時の送風ガイド切り換え手段の作動状態を示す図である。
【図5】図1に示したペーパーパック自動販売機の構成を示した機能ブロック図である。
【図6】図1に示したペーパーパック自動販売機による全体処理手順を示したフローチャートである。
【図7】図5に示したヘルスコード設定テーブルの構成を説明する図である。
【図8】従来の要冷却商品および常温可商品を収納するペーパーパック自動販売機の概略を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 ペーパーパック自動販売機
10 キャビネット本体
20 前面外扉
21 ラック
23 商品取出口
25 水平コンべア
30 冷却装置
31 エバポレータ(冷却器)
32 送風ファン
33 風胴
34 コンデンシングユニット
35 送風モータ
36 サーミスタ
37 ヘルスコード設定装置
39 送風切り換え制御装置
40 吹出ダクト
41 開口部
42 送風切り換えガイド手段
43 送風口
45 送風ガイド板
46 回動支軸
50 電磁ソレノイド
51 ヘルスコード設定テーブル

Claims (2)

  1. 低温での冷却を必要とする要冷却ペーパーパック商品および常温で収納が可能な常温保存ペーパーパック商品とを庫内の複数のコラム内に収納するペーパーパック自動販売機において、
    前記ペーパーパック自動販売機は、前記庫内の各コラム内に収納された複数のペーパーパック商品を冷気による循環送風により冷却する冷却装置と、
    前記冷却装置から送出された冷気を庫内の全領域に循環させる全領域送風制御或いは庫内の下方部領域に循環させるゾーンクーリング送風制御のいずれかに切り換える機能を備えた送風切り換えガイド手段と、
    前記要冷却商品の温度が予め設定した基準冷却温度より上昇したことを検出するとともに、この温度上昇をヘルスコードとして設定するヘルスコード設定装置と、
    前記ヘルスコード設定装置によるヘルスコード設定の有無に基づいて前記送風切り換えガイド手段の作動を制御する送風切り換え制御装置とを備えたことを特徴とするペーパーパック自動販売機。
  2. 前記送風切り換え制御装置は、ヘルスコード設定装置によるヘルスコードの設定時には、前記送風切り換えガイド手段によりゾーンクーリング送風制御から全領域送風制御からへの切り換えをおこなうことを特徴とする請求項1に記載のペーパーパック自動販売機。
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