JP3645162B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は背面下方に把手をもつ冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の冷蔵庫は、例えば特開平8−303934号公報に示されるように、冷蔵庫の背面下部に機械室を設け、その機械室の天井部の背面側に凹部または凸部を形成し、その機械室を覆うカバーに当該凹部または凸部に指を掛けるための開口部を設けることで構成されているものがありそうした開口部と凹部または凸部が運搬や移動用の把手として用いられている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の冷蔵庫では、把手に指を掛けて冷蔵庫を持ち上げるときの把手の位置が低い。そのため、重量がかなりある大型の冷蔵庫では腰を完全に落として引き上げなくてはならず、力が入りにくくて非常に持ち上げにくいのが現状である。場合によっては、作業者の腰や背筋を痛める危険性があり、把手を用いての冷蔵庫の移動は非常にやりにくいという問題もある。そこで、冷蔵庫の背面側において、強度上、断熱効率や冷却効率或いはスペース上の要請を確保しつつ作業者が持ち上げやすい把手を配置する点で解決すべき課題がある。この発明の目的は、冷蔵庫の持ち上げについて背面の強度を向上し断熱効率や冷却効率の低下を防止しスペース的にも無駄がなく、重量がかなりある大型の冷蔵庫であっても力を入れやすい冷蔵庫を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫は前記のような課題を解決したもので、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫の内箱とバックプレートとの間に断熱層を介在させて成る背面下方に機械室を設け、前記バックプレートを押さえる状態に回路収納部を設け、前記回路収納部の下部を、前記背面における前記機械室上方の中央以下の高さに位置させ、前記回路収納部の下方に位置する前記内箱の壁面の外側を、前記背面側ほど低くなる傾斜面に形成し、前記内箱の前記傾斜面と前記回路収納部の前記下部とで挟まれる領域において、前記背面側から前記断熱層内に窪む形態で形成された把手を設け、前記把手の底壁部を、前記内箱の前記傾斜面と同様の方向に傾斜させていることを特徴とするものである。この冷蔵庫によれば、回路収納部はバックプレートにバックプレートを押さえる状態に設けられているので、バックプレートと断熱層との固着が非常に強固なものになり、その結果、把手が設けられる機械室と回路収納部との間の領域でのバックプレートの強度が高められる。また、この領域に把手を断熱材に窪む形態で設けているにもかかわらず、この領域での断熱材を必要な厚さに確保して断熱効率や冷却効率の低下がなく、内箱の庫内側への突き出しが最小限に抑えられ、庫内の容量が増して、スペース的に無駄のない構造の冷蔵庫が得られる。更にまた、把手が傾斜した底壁部を有することで指を差し入れて持ち上げやすい構造となるとともに、機械室と回路収納部との間の位置は、腰を完全に落として引き上げなければならないほど低い位置ではなく、作業者が持ち上げやすい高さになる。
【0005】
この冷蔵庫において、前記機械室と前記把手との間の前記内箱の庫内側に、冷却器と前記冷却器で冷却された空気を前記庫内へ送風する送風機とを設け、前記内箱の前記傾斜面と反対側に面し且つ前記送風機の上側となる前記庫内側の壁面を前記傾斜面と同様の傾きに傾斜させることができる。このように冷却器と送風機とを備え、内箱の庫内側の壁面を外側の傾斜面と同様の傾きを持つ傾斜面に形成することにより、冷却器で冷却された冷気を送風機が吸い込んで庫内へ送風するときの空気流れを阻害せず、且つ庫内のスペースに無駄のない冷蔵庫を得ることができる。
【0006】
また、上記の冷蔵庫において、前記回路収納部の前記下部を前記背面側ほど低く傾斜させており、前記把手の天壁部を前記回路収納部の前記下部と同様の方向に傾斜させることができる。回路収納部の下部の壁面と把手の天壁部とを同様の方向に傾斜させることによって、把手の天壁部と回路収納部の下部との間に置かれる断熱材の厚みを、上下方向に無駄なく、強度的に必要最小限の厚さに保つことができ、仮に、回路収納部の内部に発露等による水分が生じても、外側後方へ行くほど低くなる傾斜面によって外部への排水が可能となり、更に、把手の上側においても後方に行くほど低くなる傾斜面としているので、把手に手をかけて冷蔵庫を持ち上げるときに指が滑って把手から手がはずれることもなく、非常に持ちやすく、丈夫な把手を持つ冷蔵庫が得られる。
【0008】
また、上記の冷蔵庫において、前械室の左右方向で一方に圧縮機を設け、前記圧縮機と左右方向で異なる側に前記断熱層を介して第一冷却器を設け、前記冷却器の周辺に第一送風機を設け、前記第一送風機の上方近くに前記断熱層を介して前記回路収納部を設け、前記回路収納部の上方に前記断熱層を介して第二冷却器を設け、前記第二冷却器の上方に第二送風機を設け、前記圧縮機、第一冷却器、第一送風機の前方に第一貯蔵室を設け、前記第一冷却器による冷気で少なくとも前記第一貯蔵室を冷却し、前記第一冷却器で冷却する以外の他の貯蔵室を前記第二冷却器による冷気で冷却し、前記機械室と前記回路収納部の間の所定位置に前記把手を設けることができる。この冷蔵庫によれば、第一冷却器は、少なくとも第一貯蔵室を冷却する冷気を供給し他の貯蔵室には冷気を供給しないので、大きな冷却器とする必要がなく、高さも適度に低く設定することができる。他の貯蔵室には回路収容部の上方に設けられた第一冷却器が冷気を供給し、その外の冷凍サイクルの機器も、各冷却器に合わせて配置される。その結果、回路収容部の下方近くに設けられた把手の指がかかる位置を、必要以上に高くせず適度な高さに定めることができる。この場合、第一冷却器による冷気で前記第一貯蔵室を冷却し、第二冷却器による冷気でその他の貯蔵室を冷却してもよい。
【0010】
また、上記の冷蔵庫において、前記把手前記回路収納部と一体に設けることができる。把手を回路収納部と一体的に形成することで、冷蔵庫組立て上の作業性が向上し、寸法上のバラツキを少なくするとともに、把手の強度を更に高めることが可能である。
【0011】
そして、上記の冷蔵庫において、前記把手の高さ方向の所定位置、床面より350mmから750mmの高さの範囲とすることができる。把手の高さ範囲をこのように選択することで、腰をかがめて無理な姿勢で持ち上げる可能性も少なく、安全に持ち上げることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態を図面とともに説明する。
【0013】
図1は本発明による冷蔵庫を示す側面断面図、図2は図1に示す冷蔵庫の正面図、図3 は本発明による冷蔵庫の冷凍サイクルの一実施例を示す図、図4は本発明による冷蔵庫の把手付近の拡大図である。
【0014】
図1および図2において、冷蔵庫1は外面を覆う外箱2aの内側に内箱2bが配され、外箱2aと内箱2bとの隙間には発泡ウレタン等の断熱材2cが充填されている。冷蔵庫1の内部は上から冷蔵室11、野菜室12、冷凍室13の順に区分けされている。なお、箱2aは側面部と上面部が一体となったキャビネット部2dと背面側のバックプレート2eからなっている。
【0015】
野菜室12と冷凍室13は断熱材から成る仕切枠17及び仕切板19によって仕切られており、冷凍室13は更に断熱材から成る仕切枠18により上部と下部に仕切られている。冷蔵室11と野菜室12とは断熱材から成る仕切枠16及び樹脂成形品から成る仕切板31、32によって仕切られている。
【0016】
冷蔵室11の下部には仕切板46で仕切られた隔離室である氷温室14が設けられている。冷蔵室11には食品等を載置する複数の棚45が設けられている。冷蔵室11の前面は回動式の断熱扉3により開閉可能になっている。野菜室12、冷凍室13の上部及び冷凍室13の下部は夫々スライド式の断熱扉4、5、6により前面が開閉可能になっており、収納容器54、55、56を引出せるようになっている。
【0017】
冷凍室13の後部には断熱層を介して圧縮機20が配されており、圧縮機20は冷気通路23、27内に配される冷却器21、25に接続されて、圧縮機20及び冷却器21、25を含む冷凍サイクルが構成されている。
【0018】
図3に示される冷凍サイクルにおいて、圧縮機20には凝縮器71が連結されており、矢印A1のように冷媒がキャピラリーチューブ72、73及び冷却器25を通って圧縮機20に戻る第1の冷凍サイクルが構成されている。また、矢印A2のように冷媒がキャピラリーチューブ72、74及び冷却器21を通って圧縮機20に戻る第2の冷凍サイクルが構成されている。
【0019】
第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクルとは並列に構成され、開閉弁78を開くと第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクルとが同時に実行される。従って、冷却器21、25による冷却が行われ、送風機22、26の駆動により冷凍室13及び冷蔵室11に冷気が送出される。
【0020】
開閉弁78を閉じると、第2の冷凍サイクルが実行され、冷却器21による冷却が行われて送風機26の駆動により冷凍室13のみの冷却が行われる。冷蔵室11と冷凍室13とのそれぞれに専用の冷却器25、21を設けているので、冷却器25を通る冷気の冷却温度を高く設定して冷却器25、背壁を形成する部材(以下、「背壁形成部材」という)42及び冷蔵室11内の結露や氷結を抑制することができるようになっている。また、冷蔵室11及び野菜室12の庫内温度が所定内にある場合に、圧縮機20を冷凍室13の冷却にのみ使用して冷凍室13の冷凍能力をより高くできるようになっている。
【0021】
更に、冷却器21、25を並列に配しているので、冷媒の流通する配管接続を簡素化することができる。即ち、溶接箇所の多くを圧縮機20が配される機械室内に設けることができ生産性やメンテナンス性が向上する。尚、75、76は冷蔵室及び冷凍室内の温度を検知する温度センサであり、温度センサ75、76の検知によって圧縮機20の駆動や開閉弁78の開閉が実施されるようになっている。また、77は凝縮器71の少なくとも一部を冷却する凝縮器用送風機である。
【0022】
1、図2において、冷却器21、25の下方には冷却器21、25の除霜を行う除霜ヒータ61、62が設けられている。63、64はドレン受け部材である。冷却器21は冷気通路23内に配されており、冷気通路23は内箱2bと樹脂成形品から成るエバカバー33とにより形成されている。送風機22は冷気通路23内の冷却器21の上方に配されている。冷気通路23は冷凍室13の背面板33aに設けられた吐出口13a、13c及び戻り口13bによって冷凍室13と連通している。なお、エバカバー33と背面板33aで形成される空間で、吐出口13a、13c側空間と戻り口13b側空間とは、背面板33aからエバカバー33側へ突出した突起壁がエバカバー33に達しており、互いに前記突起壁で仕切られている。
【0023】
冷却器25は冷気通路27内に配され、送風機26は冷却器25の上方に配されている。冷気通路27の下部は氷温室14の背面板35と内箱2bとにより形成されている。冷気通路27の上部は冷蔵室11の背壁形成部材42と内箱2b、あるいは隔壁27aと内箱2bにより形成されている。隔壁27aは冷却器25と圧力室27bとを隔離し、隔壁27aに送風機26が取り付けられている。部材42は図4に示すようにアルミニウムやステンレス等の金属板を板金加工して形成さている。
【0024】
冷蔵室11の天井部分には冷気通路27と連通する天井冷気通路57が設けられ、天井冷気通路57は樹脂成形品から成る上面板43と内箱2bとにより形成されている。背壁形成部材42及び上面板43には吐出口42a、43aが設けられている。冷蔵室11の天井中央部には透明な照明カバー(不図示)で覆われた照明灯(不図示)が設けられており、冷蔵室11内を照明するようになっている。
【0025】
冷気通路27の左方には、製氷器67に給水を行う給水ポンプ66が配されており、その前方には給水タンク(不図示)がセットされるようになっている。また、冷気通路27の右方には送風機26の吐出側から分岐して氷温室14の背面に冷気を導く氷温ダクト60が設けられている。また、野菜室12の背後には、圧縮機20、送風機23、26等を駆動制御するための電気回路58が断熱材2c等の断熱層を介して設置されている。
【0026】
上記構成の冷蔵庫1において、圧縮機20の駆動により冷却器21による冷却が行われ、送風機22が駆動されると、冷凍室13内の空気は戻り口13bから冷気通路23に吸引される。該空気は冷却器21と熱交換して冷却され、吐出口13a、13cから冷凍室13に吐出される。これにより、冷凍室13内が例えば−20℃に冷却される。
【0027】
送風機26が駆動されると、野菜室12内の空気は戻り口12bから冷気通路27に吸引される。該空気は冷却器25と熱交換して冷却され、冷気通路27内を流通して吐出口42a、43aから冷蔵室11内に吐出される。
【0028】
背壁形成部材42は金属から成るので、冷気通路27内を流通する冷気の冷熱の一部は背壁形成部材42を介して冷蔵室11内に冷熱として放出される。これにより背壁形成部材42から放出される冷熱と吐出口42a、43aから吐出される冷気とで冷蔵室11内が例えば3℃に効率良く均一に冷却される。また背壁形成部材42は熱伝導性の高い材料であればよく、セラミック材料や金属フィラーを含浸した樹脂材料等を使用してもよい。
【0029】
冷蔵室11内の冷気は棚45の間や棚45の前面を通り連通路12aを介して野菜室12内の前方に吐出される。そして、冷気は、収納容器54の前面から下方を通って野菜室12内を冷却し、戻り口12bから冷気通路27に導かれて循環する。吐出口42a、43aから冷蔵室11に吐出された冷気は、野菜室12に流入するまでの間に食品等に冷熱を奪われる。これにより、冷蔵室11内を循環する冷気の温度は上昇し、その上昇した冷気が野菜室12に流入するため、野菜室12内は例えば5℃に冷却される。
【0030】
風機26から送出される冷気が直ちに氷温ダクト60を介して吐出口60aから氷温室14に適量吐出される。これにより、氷温室14内の温度を例えば−1℃に維持できるようになっている。氷温室14は内部に吐出される冷気量を少量にして室温を0℃付近にするとチルド室となり、冷気量をより少なくして室温が5℃付近にすると野菜室にもなる。冷気量の可変は、吐出口60aを覆うように枢支された扉の開閉等により行うことができる。
【0031】
本実施形態によると、冷気通路27を通る冷気の冷熱の一部は、背壁形成部材42により伝えられ背壁形成部材42の全面から冷蔵室11内に放出される。従って、冷蔵室11の背面略全幅で背壁形成部材42により覆われているので、冷蔵室11の背面から一様に冷気を放出することができ、冷蔵室11内を均一に冷却することができる。そして、冷却器25が背壁形成部材42の配された冷蔵室11に面して冷蔵室11の上方に配置されており、従来例のように野菜室12に面して配置されないので、冷却器25から吐出口42a、43aまでの経路及び、冷却器25と部材42との距離が短縮される。
【0032】
これにより、冷気通路27の送風機の吐出側が短くなり通風効率が向上する。また、冷気通路27の全体の長さが短くなるため更に通風効率が向上する。そして、冷気が冷気通路27を通る経路途中の吸熱を低減して冷蔵室11に冷気の吐出や上方からの冷熱の放出を行うことができるので、冷却器25による冷却効率を向上させることができる。しかも、冷蔵室11を更に均一に冷却させることができる。また、冷却器25の前面に従来のように厚い断熱材を設ける必要なく、冷蔵庫1内のスペースの利用効率を向上させることができる。
【0033】
却器25と背壁形成部材42の一方または両方を冷蔵室11の天井面11aや側壁11bに配置しても同様の効果を得ることができる。また、背壁形成部材42の厚みが厚い場合は蓄冷能力が上がり、強度も増加する。厚みが薄い場合は冷熱の放出効率が向上し、軽量化にも有利である。そのため、目的に応じて薄板材や厚板材を適時適所に選択して設ければよい。
【0034】
背壁形成部材42はゼリー状や液状の保冷材を金属等の包装材により封入した蓄冷部材にしてもよい。このようにすると、背壁形成部材42は冷気通路27内を流通する冷気の冷熱でより蓄冷され、冷蔵室11内の温度分布に応じて冷熱として放出する。従って、冷蔵室11が均一に冷却されるようになる。
【0035】
更に、蓄冷部材により圧縮機20の停止中や冷気通路27内の冷気温度の変動に対して吸熱や放熱を行い、冷気通路27内の冷気温度を一定に維持することができる。そして、冷蔵室11内の温度を安定して均一に一定の温度に保つことができる。
【0036】
冷気通路27内を流通する冷気は冷却器25の前面側を通るようになっており、背壁形成部材42と冷却器25とを離間して配置している。これにより、冷却器25が極低温(例えば−15℃)となっても背壁形成部材42が過冷却とならず、結露、氷結、霜付きを防止することができる。その結果、室内の冷気乾燥が防止されて乾燥しやすい貯蔵物(野菜や生もの)の貯蔵に適した冷蔵庫を得ることができる。
【0037】
背壁形成部材42と冷却器25とを離間することで、冷却器25を内箱2bに固定した後、配管により圧縮機20に冷却器25を接続し、その後、背壁形成部材42を設置すればよい。このため、従来のような冷却器25と一体になった背壁形成部材42を設置するよりも組立が容易となる。そして、背壁形成部材42の幅が冷却器25や隔壁27aの幅よりも大きいので、配管に連結された溶接部や隔壁27a等を背壁形成部材42により覆うことができ、別途隠蔽するための部材を設ける必要がない。しかも、冷却器25からの冷熱を幅広く間接的に冷蔵室11内へ放出できるので均一で氷結や結露の心配のない冷却効率のよい冷蔵庫を得ることができる。
【0038】
気通路27の幅を大きくすると冷気通路27の断面積が大きくなって冷気の流通速度が低下する。本実施形態では冷気通路27の幅を部材42の幅の1/2よりも大きくしており、更に冷却器25の幅を広くしている。このため、同一の風量の送風機を使用しても冷気の流通速度が低下して通風抵抗が小さくなる。その結果、冷却器25と冷気との熱交換効率及び送風機26の送風効率を向上させることができる。従って、冷却器25の冷却効率を向上させることができる。また、送風機26の使用電力も少なくでき、送風による騒音も低減することができる。
【0039】
蔵室11の背面からは背壁形成部材42による冷熱の放出と、吐出口42aを介して冷気の吐出が行われ、冷蔵室11の前部から天井冷気通路57を通って吐出口43aを介して冷気が吐出されるので、冷蔵室11の全体を均一に冷却することができる。しかも、送風機26は冷却器25の上方にあるため天井冷気通路57に近づいて設けられ、天井冷気通路57の奥(冷蔵室の前方側)に配される吐出口43aまで効率良く冷気を送ることができる。なお、吐出口43aは上面板43の全面の多くの部分に設けて、棚45に上下に冷気が通過する小さな開口部を適所に設けると、冷蔵室11は更に均一に冷却される。
【0040】
吐出口42aについては背壁形成部材42に設けずに、上面板43の吐出口43aを冷蔵室11の前方に形成することがきる。この場合、吐出された冷気は冷蔵室11の前面を流下し、開閉扉3を開いた際にエアカーテンとなって外気の進入を抑制して庫内の温度上昇を抑制することができる。
【0041】
り口12bは吐出口42a、43aと離れた位置に配されているため、吐出された冷気が冷蔵室11を循環しないまま戻り口12bに流入するようなショートサーキットを防止して、冷却効率の向上を図ることができる。しかも、背壁形成部材42については、全面を冷熱放出として利用することができ室内の均一冷却が可能となるとともに、上方から冷蔵室内を照明する照明光の反射板として利用することができ室内を均一に照明することができる。
【0042】
電気回路58は、冷蔵室11及び冷凍室13に比して庫内温度の高い野菜室12の背後に設置される。この配置によって、野菜室12と電気回路58との間に介在される断熱材2cの厚みを薄くすることができ、冷蔵庫1のスペースの利用効率をさらに向上させることができる。
【0043】
却器25に通じる冷気通路27は、断熱層である内箱2bや断熱材2cを介して、電気回路58を収納する回路収納部の収納ボックス58aや電装カバー58bの上下方向で上方に位置している。したがって、前後方向で冷気通路27と回路収納部が重ならず、これもまた、野菜室12のスペースの利用効率を向上させることとなる。
【0044】
しかも、冷気通路27の下方に戻り口12bを設けているため、野菜室12の背面の上方に戻り口12bが位置することになり、野菜室後方上部付近まで充分冷気が回ることになり、いっそう効率のよい野菜室12の冷却が可能となっている。
【0045】
納容器54の上方には、野菜ケースカバー54aが収納容器54の上方開口部を覆うように設けられている。そして、野菜ケースカバー54aと仕切板31、32とによってできる空間も、連通路12aを介して野菜室12内の前方に吐出された冷蔵室11内の冷気の一部が後方に流れる冷気通路となっている。野菜ケースカバー54aや仕切板31、32の少なくともどちらか一方から凸部を設け、その冷気通路の開口面積を調整することにより、野菜ケースカバー54a上を後方に流れる冷気の量や、収納容器54の前方を流れる冷気の量を適度に設定でき、収納容器54内の貯蔵物を効率よく適温に間接冷却することが可能となる。
【0046】
り口12b付近の収納ボックス58a上方に位置する内箱2bは、後方に行く程高くなる傾斜面となっており、戻り口12bに吸込まれた戻り冷気は、流れの方向を変えて、内箱2bの垂直面に沿うように、冷気通路27内を上方に流れやすくなっている。そのため、通風抵抗が減少し通風効率の向上に役立つとともに、渦流の発生をも防ぐこともでき、送風騒音の低下にも役立つ。
【0047】
しかも、収納ボックス58aの上部が略水平面であるときは、収納ボックス58aの上部と箱2bの傾斜面との間に充填された断熱材2cは、戻り口12bの上下方向での開口面積を狭めることなく、前記略水平面である収納ボックス58aの上部の前方において厚くとることができる。したがって、断熱材2cは、電気回路58からの発熱を充分断熱することとなり、電気回路58からの発熱等の庫内側への侵入を防ぎ、冷却効率向上させる
【0048】
記略水平面である収納ボックス58aの上部の前方から後方においては、更に断熱材2cの厚さが増し、いっそう電気回路58からの発熱等の庫内側への侵入を防ぐことになり、より冷却効率の向上に役立つこととなる。
【0049】
納ボックス58aの上部を箱2bの傾斜面同様に後方に行く程高くなる傾斜面で、箱2bの傾斜面とその周辺の断熱材2cと収納ボックス58aの傾斜面をもつ上部とからなる断熱層を必要厚さに保った傾斜面とすることができる。このようにすると、断熱効率を損なわずに収納ボックス58a等からなる回路収納部内の容積を大きくでき、電気回路58の収納がしやすくなる。また、電気回路58の大きさに適度にあわせることにより、回路収納部を小さくでき、その周辺の内箱2bの庫内側への突出し量が減り、これもまた、断熱効率を損なわずに、スペースの利用効率を向上させることとなる。
【0050】
記で、収納ボックス58a上方に位置する内箱2bの傾斜面や収納ボックス58aの上部の傾斜面は該当する部分の一部であっても、ある程度の前記効果が得られる。また、傾斜面の少なくとも一部が曲面であってもよく、箱2bの傾斜面とその付近の内箱2bの略垂直面とを、上に凹となる曲面の一部で滑らかに結ぶと、内箱2bの製作で真空成形の場合は内箱2bのエッジ部での破れが生じにくくなるとともに、冷気流の方向が徐々に変わることになり、冷気が更に流れやすくなる。
【0051】
また、送風機22付近の収納ボックス58a下方に位置する内箱2bの背面側の面は、後方に行く程低くなる傾斜面2fとなっている。この構造によって、送風機22のファンに吸引される送風機22後方周辺の内箱2b付近の冷気は、徐々に方向を変えて内箱2bの傾斜面2hに沿うように送風機22のファン方向に流れやすくなっており、送風効率の向上に役立つとともに、渦流の発生をも防ぐこともでき、送風騒音の低下にも役立っている。
【0052】
収納ボックス58aの下部58cが略水平面であるときは、収納ボックス58aの下部58cと内箱2bの傾斜面2fとの間に充填された断熱材2cは、前記送風性能を維持したまま、前記略水平面である収納ボックス58aの下部58cの前方において厚くとることができる。その結果、断熱材2cは、電気回路58からの発熱を充分断熱することとなり、電気回路58からの発熱等の庫内側への侵入を防ぎ、冷却効率を向上させることができる。
【0053】
前記略水平面である収納ボックス58aの下部58cの前方から後方の領域2gにおいては、更に断熱材2cの厚さが増しているので、いっそう電気回路58からの発熱等の庫内側への侵入を防ぐことになり、より冷却効率の向上に役立つこととなる。
【0054】
収納ボックス58aの下部58cは、内外両側の面が内箱2bの傾斜面同様に後方に行く程低くなる傾斜面となるように傾斜しており、内箱2bの外側の傾斜面2f及びその周辺と収納ボックス58aの下部58cとの間に配置されている断熱材2cからなる断熱層を必要厚さに保った傾斜した領域2gとすると、断熱効率を損なわずに収納ボックス58a等からなる回路収納部内の容積を大きくでき、電気回路58の収納がしやすくなる。また、電気回路58の大きさに適度にあわせることにより、回路収納部を小さくでき、その周辺の内箱2bの庫内側への突出し量が減り、これもまた、断熱効率を損なわずに、スペースの利用効率を向上させることとなる。
【0055】
前記で、収納ボックス58a下方に位置する内箱2bの傾斜面2fや収納ボックス58aの下部58cの傾斜面は該当する部分の一部であっても、ある程度の前記効果が得られることとなり、また、傾斜面の少なくとも一部が曲面であってもよく、内箱2bの傾斜面2fとその付近の内箱2bの略垂直面とを、上に凸となる曲面の一部で滑らかに結ぶと、内箱2bの製作で真空成形の場合は内箱2bのエッジ部での破れが生じにくくなるとともに、冷気が更に流れやすくなる。
【0056】
凍室13と断熱層を介して設けられた、冷凍室13の下の圧縮機20等が配された機械室を含む空間、前後に伸びた仕切壁で左右に仕切られている。その仕切壁の後方の圧縮機20近くに凝縮器用送風機77設けられ、右側に圧縮機20設けられ、左側に凝縮器71の少なくとも一部設けられる。左側前方から凝縮器用送風機77の運転により外気を吸込み、左側に設けられた前記凝縮器71の少なくとも一部を冷却し、凝縮器用送風機77を通過した空気が圧縮機20の表面を冷却した後、右側前方から室内に吐出されるような通路を前記空間に設けておくと、凝縮器用送風機77により凝縮器71の少なくとも一部や圧縮機20やその他機械室や前記空間にある発熱体を冷却できることになる。
【0057】
縮機20等が設けられている機械室を塞ぐための機械室カバー20cの、前記仕切壁より左側の、凝縮器用送風機77が運転されたときに大気圧より低圧になる部分に開口部20dを設けると、前記通路の低圧側に開口部20dが設けられることになり、冷蔵庫1の背面外側からも開口部20dを通って空気が吸い込まれ、圧縮機20等のある機械室の部品を冷却するのに役立つ。
【0058】
来のように、圧縮機20等の機械室にある発熱する部品を冷却した熱風を、冷蔵庫1の背面外側に排出することなく、冷蔵庫1の背面外側の空気をさえ吸込むため、熱風排出による冷蔵庫1の背面付近の外気の温度上昇はない。しかも、電気回路58を収納している収納ボックス58aや電装カバー58bは、従来品よりも低い位置にあるため、その周辺の外気温度の上昇は少ない。その結果、電気回路58の温度上昇も従来よりは低く抑えられることになり、電気回路58の電気部品や回路基板を、許容限界温度の低いものを使用できたり、従来部品を使用したときは温度限度の余裕度が増し、品質の向上につながることになる。
【0059】
縮機20のある側の前記通路の、圧縮機20前方に前後方向の仕切を追加して縮器用送風機77を設け、圧縮機20後方付近の機械室カバー20cに開口部20d同様の開口部設けられる。この場合、圧縮機20近くの冷蔵庫1の背面側外気をも吸込むため、圧縮機20の冷蔵庫1の背面側を更に冷却でき、機械室カバー20cのその付近の圧縮機20による温度上昇が更に低くおさえられ、電気回路58を収納している収納ボックス58aや電装カバー58b周辺の外気温度の上昇は更に少なくなる。
【0060】
縮機20の輻射熱の外部への放射を低く維持するため、図1のように、前記開口部20dの後方は開口部20dの上部から続く壁面で覆われ、下方に開口しているようにするとよく、開口部20d周辺の補強にもなり、機械室への水の浸入防止にも役立つ。
【0061】
口部20dや前記機械室等の低圧部と回路収納部である収納ボックス58a、電装カバー58bの開口部を連通路で結び、前記回路収納部内と機械室等の低圧部と前記連通路でつながるようにして、前記回路収納部に外気に通じる開口部を別に設けられている。この場合、前記回路収納部内の空気が前記機械室の低圧部に流れ込み、前記回路収納部内の電気回路58を強制冷却できるようになり、電気回路58の電気部品や回路基板を、さらに許容限界温度の低いものを使用できたり、従来部品を使用したときは温度限度の余裕度が増し、さらに品質の向上につながることになる。
【0062】
波数変換等により圧縮機20等の回転数制御をする回路収納部内にある電気回路58の部品の発熱量が増加して冷却がより必要となっても、前記回路収納部と圧縮機20や凝縮器用送風機77のある機械室とが近づき、短い連通路で互いに結ぶことができるようになったため連通路の通風抵抗も少なく、通風面積も少なくてもよく、従来から使用のような小型の凝縮器用送風機77であっても充分役に立つことになる。
【0063】
路収納部下方で冷蔵庫1の背面側となる位置に、外部に通じる開口部を設け、前記連通路の機械室側開口部につながる部分を前記開口部につなぎ、回路収納部内と冷蔵庫1の背面側の外部空間とをつなぐようにして、前記回路収納部上方に外気に通じる開口部を別に設けると、自然対流による換気が可能となり、回路収納部内の電気回路58を冷却するとともに、回路収納部内との前記連通路の接続は、前記回路収納部下面側と前記連通路をつなぐようにすると、排水も可能となった連通路となる。
【0064】
記連通路は冷蔵庫1背面表面にダクト状のものを設けて形成してもよく、庫内側の断熱厚さが充分とれるものであれば、断熱材2c内に設けてもよい。
【0065】
蔵庫1の下方にある送風機22の上方近くの冷蔵庫1の背面側に断熱材2cを含む断熱層を介して回路収納部である収納ボックス58a、電装カバー58bを設け、その内部に電気回路58を設け、圧縮機20を含む各電装部品に各々配線(例えば:リード線)にて電気的に接続してあるため、縮機20、開閉弁(図3に示す符号78)78、冷凍室13側の除霜ヒータ62や送風機22、凝縮器用送風機77、冷凍室13用の温度センサ(図3に示す符号76)、製氷機67等の電装部品と電気回路58との間の配線は従来品に比べ非常に短くなる。
【0066】
それゆえ、配線材がコスト的にも安くなり、冷蔵庫に配線や配線の束を組み込む作業もやりやすくなるため、組立性や仕上がりの信頼性も向上する。また、内箱2bの断熱材2c側に配線や配線の束をテープ等で適所を仮止めした後、内箱2bと外箱2aとの隙間に発泡ウレタン等の断熱材2cを充填したとき、前記配線材の占める個所が少ないため、配線材によるウレタン等の発泡時の流れを阻害するような個所の発生の可能性も減少し、断熱材2c内のボイド(ガス空間)発生の可能性も減少することとなり、断熱性の維持の向上に役立つとともに、断熱材2c内に熱伝導性の高い配線材の占める領域も減り、断熱性の向上に役立つこととなり、エネルギーの省力化となる。
【0067】
1においては、冷蔵室11側の給水ポンプ66、除霜ヒータ61や送風機26、冷蔵室11用の温度センサ(図3に示す符号75)等への電気回路58との配線の長さは、従来品とあまりかわらない。しかしながら、従来品と配線の引き回し方向が異なり、圧縮機20のある側と逆の方向となり、各々の配線を束ねた太さは従来品より細くなり、配線の束の引き回しやテープ等での仮止め等の組立上の作業性は向上する。
【0068】
明灯51への配線は長くなるが、配線の数が少ない(例えば:4本)ため、断熱性や作業性の低下の可能性は非常に少ない。また、前記で除霜ヒータ61、冷却器25、送風機26を下方に下げ、収納ボックス58a、電装カバー58bの回路収納部上方近くに設けると、電気回路58との配線の長さは更に短くなり、いっそう前記各々効果は向上する。
【0069】
納ボックス58a、電装カバー58bの回路収納部の下方壁面または側方壁面の下方に配線引出し口を設け、前記各々の配線を引き出すと、配線の多くを占める下方に向かう配線の長さは更に短くて済み、より前記の効果は向上する。しかも、回路収納部の下方壁面に配線引出し口を設けた場合は、断熱層の厚さが薄い等の原因で、たとえ配線周辺に結露が生じても、その結露による水分は上方には上がりにくく、回路収納部への水分の侵入を防ぐことができる。
【0070】
記回路収納部の上方壁面または側方壁面の上方に異なる配線引出し口を設け、上方に向かう配線を引き出すと、配線の引出し口の数は増加し、断熱材2cの回路収納部内への侵入を防ぐためのシール処理数は増加するが、上方に向かう配線材の長さは更に短くなり、いっそう前記の効果は向上することとなる。
【0071】
源コード引出し口を回路収納部の上方である上下方向で中央よりに設けると、電源コード引出し口とコンセント(外部電源の差込口)の上下方向での距離は、前記コンセントが部屋の壁の上方にある場合であっても下方にある場合であっても同じような値となり、冷蔵庫1の電源コード(不図示)の長さを回路収納部が冷蔵庫1本体の背面上方にあるものよりも短く(例えば:約50cm)でき、コスト的にも有利であり、組立性も向上し、位置的関係から特に上方にあるコンセントに接続しても無駄なコードのたるみも減少し、コードの傷付きの可能性も少なくなる。
【0072】
蔵室11と野菜室12とを同一の冷却器25により冷却しているが、冷蔵室と冷凍室とを同一の冷却器により冷却する場合であっても部材42を配置する側に冷却器を配置することによって冷気が吐出されるまでの経路が短縮され上記と同様の効果を得ることができる。また、冷却器21、25として蒸発器を用いているが、ペルチェ方式やその他の冷却方式による冷却器を用いても前記と同様の効果を得ることができる。
【0073】
背壁形成部材42の少なくとも一部に凹凸を設けたり、背壁形成部材42の表面を粗い面に形成したり等して、保湿機能を背壁形成部材42に持たせると、背壁形成部材42に生じた結露を流下させずに留まらせることができる。そして、結露水の蒸発により室内の湿度が維持されて保湿を行うことができるため、貯蔵物(特に野菜や生もの)の長期保存に役立つ。また、背壁形成部材42に保湿機能を有する保湿材を取り付けてもよい。
【0074】
記の構成は冷蔵室11の背面側上方に冷却器25を設けたものであるが、冷蔵室11と隔離室としての氷温室14の境界である仕切り板46よりも冷蔵室11側に少なくとも冷却器25の一部を設けた場合であっても氷温室14の奥行きが若干短くなるが、上記と同様の効果を生じる。しかも、氷温室14側にある冷却器25の近くに背壁形成部材42を設けると、氷温室14が更に均一に冷却される冷蔵庫となる。
【0075】
蔵室11と野菜室12の境界である仕切り板32よりも冷蔵室11側に少なくとも冷却器25の一部を設けた場合であると、野菜室12側にある部分の冷却器25の前方は十分な厚みのある断熱層が必要となるが、従来よりもその部分が減少してスペースの有効利用を図ることができる。また、従来よりも送風機26の吐出側の通路が短くなり、送風効率を向上した冷蔵庫を得ることができる。
【0076】
線や電源コードに関しては、冷蔵室11や野菜室12や冷凍室13等の貯蔵室の配列順や位置関係が異なるものであっても、前記と同様の効果が得られ、更には、冷蔵室11と冷凍室13とを同一の冷却器22のみにより冷却する場合であっても、前記と同様の効果が得られる。
【0077】
なお、冷気通路を通る冷気による冷熱の一部が部材を介して貯蔵室内に放出されるとは、冷気通路を通る冷気の一部が部材から吸熱して該部材を冷却し、部材が貯蔵室内から吸熱して貯蔵室内を冷却することを意味する。
【0078】
図4において、収納ボックス58a、電装カバー58bからなる回路収納部の下方近くに把手80が設けられている。そして、手80は外箱2aの一部を構成しているバックプレート2eのセンター振り分けで左右2個所の位置に取り付けられている。
【0079】
把手80の位置は、把手80を用いて冷蔵庫1を立てた状態で持ち上げるときは、垂直に背筋を伸ばしたままの姿勢で、股を開いて膝を少し折り腰を入れて、腕を下方に伸ばした姿勢で指を掛けることができる高さに設定されている。そのため、冷蔵庫1の前方に冷蔵庫1を持ち上げるための人を置き、冷蔵庫1の後方の人は手80を持って、背筋を伸ばしたままの姿勢で立ち上がるように膝を伸ばすだけで、冷蔵庫1を容易に持ち上げることができ
【0080】
したがって、把手80は、腰から下の位置にある冷蔵庫1の手80を持ち、冷蔵庫1を上に上げるときに、腰や腕や背筋に無理な負担があまりかからず、力の出しやすい楽な姿勢の取れる高さにある。従来の把手の位置はたいへん低く、重量がかなりある大型の冷蔵庫を腰を完全に落として(尻とカカトが付く状態)持ち、力が入りにくくて非常に持ち上げにくいため、腰を浮かせて背筋を前に曲げ前にかがんだ状態で、足をふんばって無理な姿勢で持ち上げ、腰や背筋を痛めるという危険性があったが、把手80を備える冷蔵庫ではそうした危険性はなくなる。
【0081】
手80の高さは、床面からの高さが約350mm〜約750mm程度の範囲であれば、腰をかがめて無理な姿勢で持ち上げる可能性も少なく、安全に持ち上げることが可能である。好ましくは、把手80の高さが床面からの高さが約450mm〜約700mm程度の範囲であれば、足腰に力をより入れやすくなり、腰をかがめて無理な姿勢をとる可能性が更に少なくなり、いっそう安全に持ち上げることが可能となる。
【0082】
把手80の高さは、に望ましくは、床面からの高さが約500mm〜約650mm程度の範囲であれば、膝や太モモの付け根を折り曲げる角度がより浅くなり、足腰に力を更に入れやすくなる。また、把手の高さの上限を下げることにより、冷蔵庫1を持ち上げることのできる高さも更に高くなり、安全に持ち上げることが可能で、いっそう移動のやりやすい冷蔵庫が得られる。
【0083】
図の冷蔵庫は、冷蔵庫の下方に圧縮機20を設け、縮機20を左右方向で一方に、冷却器21を左右方向で縮機20と異なる側の他方に断熱層を介して各々を設け、冷却器21周辺に送風機22を設け、必要厚さ(例えば:30mm)以上に設けた断熱材2cを持つ断熱層の領域2gを介して、風機22の上方に回路収納部の一部の収納ボックス58aを設けている。
【0084】
縮機20、冷却器21、送風機22の前方には、他の貯蔵室と独立した貯蔵室の冷凍室13が設けられている。却器21は凍室13専用の冷却器のため、その大きさはあまり大きくなく、高さ方向でも適度に短く設定できる。その結果、回路収納部の下方近くに設けられた、手80の指のかかる位置は、必要以上に高くない適度な高さの、床面79から上方約560mm程度になっている。
【0085】
それゆえ、少し段のある敷居や狭い階段を、冷蔵庫を立てたままで前後に2人で支えて移動させるとき、前記のような把手80があると、無理な姿勢を取ることもなく、充分持ち上げる力を発揮することができ、腰や背筋を痛めることも少なく、冷蔵庫1を充分高く持ち上げることもでき、冷蔵庫1を容易に移動できるようになっている。
【0086】
なお、他の貯蔵室となる冷蔵室11や野菜室12への冷却には、図1のように、冷却器25、送風機26が設けられ、冷蔵庫1を構成している。
【0087】
送風機22付近の収納ボックス58a下方に位置する内箱2bの外側面は、後方に行く程低くなる傾斜面2fとなっており、傾斜面2fと内箱2bの略垂直面との庫内側となる位置に、中心を持つ円弧または円弧や直線の組み合わせとなる曲面(上に凸となる曲面の一部)で、内箱2bの傾斜面2fと略垂直面とを滑らかに結んであるので、回路収納部の下方近くの断熱材2cの領域2gに背面側から断熱材2c内に窪む形態で把手80を設けても、把手80の底壁部80aと内箱2bの傾斜面2fとで挟まれる断熱材2cの厚さは、そのままの寸法・形状で、断熱性を保持するのに充分な厚さに保つことが可能となっている。また、把手80の壁部の上部は、収納ボックス58aの下部58cと同様の方向に傾斜された天壁部80bに形成されている。把手80及び収納ボックス58aはそれぞれ薄肉構造であるので、把手80の底壁部80a及び天壁部80b並びに収納ボックス58aの下部858cは、それぞれ内外両側の面が傾斜面に形成されている。この構造によって、把手80の天壁部80bと収納ボックス58aの下部58cとの間の断熱材2cの厚みを、上下方向に無駄なく、強度的に必要最小限の厚さに保つことができる。また、仮に、収納ボックス58aの内部に発露等による水分が生じても、外側後方へ行くほど低くなる傾斜面を持つ下部58cによって外部への排水が可能となり、更に、把手80の天壁部80bも後方に行くほど低くなる傾斜に形成されているので、把手80に手をかけて冷蔵庫を持ち上げるときに、天壁部80bの下を向いた外側面で指が滑って把手から手がはずれることもなく、非常に持ちやすく、丈夫な把手80とすることができる。
【0088】
縮機20、冷却器21、送風機22、等の配列等が前記のような構成であるため、把手80を必要な前記所定位置に設けても、内部構造に影響なくスペース的に無駄のない、断熱効率や冷却効率の低下のない冷蔵庫が得られる。
【0089】
把手80は収納ボックス58a下方近くのバックプレート2eに設けられ、内箱2bと収納ボックス58aやバックプレート2eとの隙間に発泡ウレタン等の断熱材2cが充填されている。そして、バックプレート2eを押さえるように、収納ボックス58aがバックプレート2eに取り付けられており、納ボックス58aの立体的な断熱材2cへの固着に助けられて、収納ボックス58a周辺のバックプレート2eと断熱材2cとの固着はいへん丈夫なものとなり、バックプレート2eの強度が高められている。
【0090】
そのため、収納ボックス58a周辺のバックプレート2eに設けられた把手80も、ックプレート2eに支えられ、冷蔵庫1に丈夫に確実に取り付けられたものとなっている。
【0091】
更に、収納ボックス58a下方近くに把手80は設けられているため、冷蔵庫1を持ち上げるときの把手80にかかる力は、バックプレート2eを介して収納ボックス58aにも伝わり、収納ボックス58aにても把手80にかかる力を支えるため、冷蔵庫1にいっそう丈夫に確実に、把手80は取り付けられていることになる。そして、前記のことは把手80が、収納ボックス58a周辺近くの上方にある場合であっても、類似の効果は得られる。
【0092】
なお、手80の2個の左右方向における間隔は、各々の把手80の左右方向での中央間の距離で、約220mm〜約500mmに設定しておくと、ほぼ人の胸から肩幅に近い値となり、無理なく持ち上げられるようになる。そして、図4における把手80の前記距離は約260mmにしてある。
【0093】
また、前記で冷却器21を他の一部の貯蔵室をも冷却するようにしても、冷却器の大きさが少し大きくなり、把手の位置は少し上がるが、前記同様の効果は得られ、また、前記で圧縮機20の上方に断熱層を介して冷却器21を並べても、把手の位置は少し上がるが、これもまた、前記同様の効果は得られる。
【0094】
更に、冷蔵室と冷凍室とを同一の冷却器にて冷却する構造の場合であっても、前記各々と同様に各部を配列すると、冷却能力を上げるため冷却器の大きさが更に大きくなり、把手の位置はもう少し上の位置となり、冷蔵庫を持ち上げることのできる高さは少し低くなるが、前記同様の効果は得られる。
【0095】
なお、前記構造にかかわりなく、把手80を前記の所定位置に設け、断熱材2cの厚さを必要なだけ取れば、スペース的な面や場合によっては冷気流の乱れ等の面では少し劣ることになるが、冷蔵庫1を持ち上げることに関する効果は同様の効果となる。
【0096】
そして、冷蔵庫1の高さ方向で中央以下の高さと圧縮機20を設けた機械室との間に、把手20を設けると、直立した人の腰より下の位置で、腰を完全に落としきった(尻とカカトが引っ付く状態)状態よりは少し腰を上げた状態で、背筋を伸ばして把手20を持つことができるため、冷蔵庫1を楽な姿勢で持ち上げることができる。従来の冷蔵庫では、力が入りにくくて非常に持ち上げにくいため腰をかがめて背筋を前に曲げ、足をふんばって無理な姿勢で持ち上げ、腰や背筋を痛めるという危険性があるが、本冷蔵庫ではこうした危険性は少なくなる。
【0097】
また、冷蔵庫1の高さ方向で中央以下の高さ位置で、バックプレート2eに収納ボックス58aの下部58cを位置させて設け、圧縮機20を設けた機械室と収納ボックス58aとの間のバックプレート2eに把手80を設けることができる。こうした構造では、バックプレート2eを押さえるように収納ボックス58aがバックプレート2eに取り付けられており、収納ボックス58aの立体的な断熱材2cへの固着に助けられて、収納ボックス58a周辺のバックプレート2eと断熱材2cとの固着は、たいへん丈夫なものとなる。
【0098】
更に、バックプレート2eの収納ボックス58aから前記機械室までの距離は従来品より約半減するため、撓みに対しても更に丈夫となり、バックプレート2e、断熱材2c、内箱2bからなる構造体も強度が増すことになる。そのため、前記領域のバックプレート2eに把手80を設けると、冷蔵庫1への把手80の取付けは更に丈夫なものとなる。
【0099】
しかも、納ボックス58a周辺の丈夫な部分に把手80は取り付けられており、冷蔵庫1にいっそう丈夫に確実に、把手80は取り付けられることになる。
【0100】
なお、前記のバックプレート2eとキャビネット2dの側面部とが一体の場合は、バックプレート2eの強度面に関しては、更に丈夫なものとなる。
【0101】
また、納ボックス58aと一体に把手80を形成しておくと、コスト面や組み立て作業上の向上や寸法上のバラ付き等品質面での向上がはかられるばかりでなく、冷蔵庫1に更にいっそう丈夫に確実に、把手80は取り付けられていることになる。なお、収納ボックス58aと電装カバー58bとの取り付け強度が充分であれば、装カバー58bと把手80を一体に形成しても、前記と類似の効果は得られる。
【0102】
そして、前記で回路収納部は、収納ボックス58aと電装カバー58bからなっているが、前記と類似の構造体(例えば:枠部、底部、蓋部等)で強度的に充分であれば、前記同様の効果は得られる。しかも、冷蔵室11や野菜室12や冷凍室13等の貯蔵室の配列順や位置関係が異なるものであっても、前記と同様の効果が得られ、更には、冷蔵室11と冷凍室13とを同一の冷却器22のみにより冷却する場合であっても、背壁形成部材42の部分が通常の隔壁の場合であっても、前記と同様の効果が得られる。
【0103】
なお、前記で左右方向とは、冷蔵庫を正面から見て左右の方向を意味し、前後方向とは、冷蔵庫を正面から見て前後の方向を意味する。
【0104】
また、本図において、巾の狭い断面のハッチングは省略している。
【0105】
【発明の効果】
本発明の冷蔵庫は前記のような構成であるから、本発明によれば、内部構造に影響もなくスペース的に無駄のない、断熱効率や冷却効率の低下のない、丈夫な構造で、しかも、腰や腕や背筋に負担がかからず、力の出しやすい楽な姿勢が取れて容易に移動できる冷蔵庫が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫を示す側面断面図である。
【図2】本発明の冷蔵庫を示す正面図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の冷凍サイクルの一実施例を示す図である。
【図4】本発明の冷蔵庫の把手付近の拡大図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
2a 外箱(断熱層)
2b 内箱(断熱層)
2c 断熱材(断熱層)
2d キャビネット(外箱)
2e バックプレート(外箱)
2f 傾斜面
2g 領域
11 冷蔵室(異なる貯蔵室)
12 野菜室(異なる貯蔵室)
13 冷凍室(第一貯蔵室)
20 圧縮機
21 冷却器(第一冷却器)
25 冷却器(第二冷却器)
22 送風機(第一送風機)
26 送風機(第二送風機)
58a 収納ボックス(回路収納部)
58b 電装カバー(回路収納部)
58c 傾斜面
80 把手

Claims (6)

  1. 冷蔵庫の内箱とバックプレートとの間に断熱層を介在させて成る背面下方に機械室を設け、前記バックプレートを押さえる状態に回路収納部を設け、
    前記回路収納部の下部を、前記背面における前記機械室上方の中央以下の高さに位置させ、前記回路収納部の下方に位置する前記内箱の壁面の外側を、前記背面側ほど低くなる傾斜面に形成し、前記内箱の前記傾斜面と前記回路収納部の前記下部とで挟まれる領域において、前記背面側から前記断熱層内に窪む形態で形成された把手を設け、前記把手の底壁部を、前記内箱の前記傾斜面と同様の方向に傾斜させていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記機械室と前記把手との間の前記内箱の庫内側に、冷却器と前記冷却器で冷却された空気を前記庫内へ送風する送風機とを設け、前記内箱の前記傾斜面と反対側に面し且つ前記送風機の上側となる前記庫内側の壁面を前記傾斜面と同様の傾きに傾斜させていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記回路収納部の前記下部を前記背面側ほど低く傾斜させており、前記把手の天壁部を前記回路収納部の前記下部と同様の方向に傾斜させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記機械室の左右方向で一方に圧縮機を設け、前記圧縮機と左右方向で異なる側に前記断熱層を介して第一冷却器を設け、前記冷却器の周辺に第一送風機を設け、前記第一送風機の上方近くに前記断熱層を介して前記回路収納部を設け、前記回路収納部の上方に前記断熱層を介して第二冷却器を設け、前記第二冷却器の上方に第二送風機を設け、前記圧縮機、第一冷却器、第一送風機の前方に第一貯蔵室を設け、前記第一冷却器による冷気で少なくとも前記第一貯蔵室を冷却し、前記第一冷却器で冷却する以外の他の貯蔵室を前記第二冷却器による冷気で冷却し、前記機械室と前記回路収納部の間の所定位置に前記把手を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記把手は前記回路収納部と一体に設けたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記把手の高さ方向の所定位置は、床面より350mmから750mmの高さの範囲であることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の冷蔵庫。
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