JP2006135637A - チャージポンプ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャージポンプ回路のプッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とを平衡にする。
【解決手段】チャージポンプ回路は、第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作およびプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチ(12a)と、第1のスイッチ(12a)とは異なる属性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路(13)と、第1のスイッチ(12a)を構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、第2の制御信号に基づいて、カレントミラー回路(13)への電流入力を制御する第2のスイッチ(12b)とを備え、カレントミラー回路(13)の出力電流によって、プッシュ動作およびプル動作の他方を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャージポンプ回路に関し、特に、PLL(Phase Locked Loop)回路やDLL(Delay Locked Loop)回路などのフィードバックシステムに好適なチャージポンプ回路に関する。
一般に、PLL回路やDLL回路などのフィードバックシステムにおいて、電圧制御発振器(VCO)や電圧制御遅延回路(VCD)などを制御する信号を生成するためにチャージポンプ回路が用いられる。図7は、従来のチャージポンプ回路の構成を示す。信号UPが活性化するとスイッチ101がターンオンし、電流源102から電流が供給される、いわゆるプッシュ動作が行われる。一方、信号DNが活性化するとスイッチ103がターンオンし、電流源104によって電流が引き抜かれる、いわゆるプル動作が行われる。このプッシュプル動作に係る電流は、ローパスフィルタ105によってフィルタリング処理され、電圧Voが生成される。そして、この電圧VoがVCOやVCDの制御信号となる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000―82954号公報(第6頁、第6図)
チャージポンプ回路における各スイッチを制御するとき、プッシュプル動作によって流れる電流にスイッチングノイズが発生する。以下、このスイッチングノイズについて、図8を参照しながら説明する。
pMOSトランジスタで構成されたスイッチを例にとると、まず、スイッチがターンオンするまでの期間、スイッチにおけるフリンジ容量などを通じて、出力容量の電荷がディスチャージし、ゲート側に移動する、いわゆるフィードスルーノイズが発生する。さらに、スイッチがターンオンした後は、スイッチにおけるゲート容量などを通じて、出力容量の電荷がディスチャージし、ゲート側に移動する、いわゆるインジェクションノイズが加わる(図8においてAで示した期間)。このため、出力電流は、すぐには規定値Ioとして負荷容量に供給されず、しばらくの間、フリンジ容量やゲート容量の充電に充てられながら、残りの電荷が負荷容量にチャージされる(図8においてBで示した期間)。そして、もし理想電流源ではない場合、時間が経過すると、今度はスイッチのオン抵抗の影響により、電流源の出力電圧値が変化するため、電流値が規定値Ioに達しない状態が続く(図8においてCで示した期間)。
次に、スイッチがターンオフした瞬間、フリンジ容量やゲート容量などに蓄積された電荷が一気に出力され(フィードスルーノイズおよびインジェクションノイズ)、短期間、出力電流が規定値Ioを超えてしまう(図8においてDで示した期間)。その後、フィードスルーノイズおよびインジェクションノイズは収束し、出力電流の値はゼロに収束する(図8においてEで示した期間)。
チャージポンプ回路を高速に動作させる場合、プッシュプル動作によって移動する電荷に対して、スイッチングノイズに起因する電荷誤差が無視できないほど大きくなってしまう。たとえば、電流源の電流値を5μAとし、チャージポンプ回路を250MHzで動作させる場合を考える。この場合、1回のスイッチングで供給される電荷は5fクローン(=5μA×1ns)である。これに対し、スイッチのフリンジ容量を1fFとし、スイッチを4Vで駆動する場合のフィードスルーノイズに起因する電荷は4fクーロン(=4V×1fF)となる。この場合、ノイズによる電荷誤差が、電流源から供給される電荷とほぼ同じ大きさとなってしまう。すなわち、チャージポンプ回路のプッシュプル動作によって移動する電荷は、ノイズに起因する誤差を多分に含んだものであると言える。
ここで問題となるのは、トランジスタの属性によってノイズに起因する電荷誤差が異なるという点である。特に、nチャネルトランジスタとpチャネルトランジスタとでは、ターンオンおよびターンオフを決定する制御電圧と各トランジスタの閾値電圧との関係が、互いに異なるため、チャージインジェクションノイズによる電荷量は大きく異なる。トランジスタの特性上、フィードスルーノイズおよびインジェクションノイズの発生を抑制することは、事実上不可能である。さらに、インジェクションノイズは、電源やプロセス変動に対して変化するため、pチャネルトランジスタおよびnチャネルトランジスタのスイッチングノイズを等しくすることは極めて困難である。したがって、従来のチャージポンプ回路では、トランジスタの属性の違いによりスイッチングノイズが非対称であるため、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷との平衡性を確保することは事実上不可能である。
上記問題に鑑み、本発明は、チャージポンプ回路について、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とを平衡にすることを課題とする。
上記課題を解決するために講じた手段は、第1および第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、第1の制御信号に基づいてプッシュ動作およびプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、第1のスイッチとは異なる属性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、第2の制御信号に基づいてカレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチとを備え、カレントミラー回路の出力電流によってプッシュ動作およびプル動作の他方を行うものとする。
この発明によると、第1のスイッチによってプッシュ動作およびプル動作のいずれか一方が制御され、第2のスイッチによって、カレントミラー回路を通じて、プッシュ動作およびプル動作の他方が制御される。ここで、第1のスイッチと第2のスイッチとは同じ特性のトランジスタで構成されるため、それぞれのスイッチングによって発生するスイッチングノイズの特性もまた同じである。したがって、プッシュ動作およびプル動作によりチャージおよびディスチャージされる電荷に、スイッチングノイズに起因する電荷誤差が同程度含まれることとなり、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷が平衡になる。
好ましくは、上記のチャージポンプ回路は、反転入力端にカレントミラー回路の出力側の電圧を受け、非反転入力端にカレントミラー回路の入力側の電圧を受ける演算増幅器を備えているものとする。
この発明によると、演算増幅器のいわゆる仮想短絡の作用により、カレントミラー回路の入力側および出力側の電圧が等しくされる。これにより、カレントミラー回路のミラー比精度が向上し、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性がより向上する。また、第2のスイッチの動作によってカレントミラー回路の入力側に生じた電圧が演算増幅器に直接伝わる。これにより、第2のスイッチのスイッチング動作に対して応答が高速化し、チャージポンプ回路の周波数特性が向上する。
また、好ましくは、上記のカレントミラー回路は、反転入力端に基準電圧を受け、非反転入力端に当該カレントミラー回路の入力側の電圧を受ける演算増幅器を備えたものであり、このカレントミラー回路の入力側および出力側のトランジスタは、それぞれ、ゲートにこの演算増幅器の出力電圧を受けるものとする。
この発明によると、演算増幅器のいわゆる仮想短絡の作用により、カレントミラー回路の入力側の電圧が基準電圧と等しくされる。これにより、カレントミラー回路の入力側の電圧が安定し、第2のスイッチを通じて安定した電流が供給されるようになる。
また、好ましくは、上記のチャージポンプ回路は、カレントミラー回路の入力側に接続された第1の容量と、第1の容量と同じ容量値を持ち、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備えているものとする。
この発明によると、カレントミラー回路の入力側に接続された第1の容量とプッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを同じ容量値にすることによって、基準電圧やグランド電圧の変動に対する耐ノイズ特性が向上する。
また、好ましくは、第1および第2の制御信号は、互いに位相が異なっているものとし、上記のチャージポンプ回路は、第1および第2のスイッチに共通に接続された電流源を備えているものとする。
この発明によると、第1および第2のスイッチが電流源を共用するため、プッシュ動作およびプル動作の際に供給される電流の量を同じにすることができ、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性がより向上する。また、スイッチごとに電流源を設ける必要がないため、回路規模を縮小することができる。
また、好ましくは、第1および第2の制御信号は、互いに位相が異なっているものとし、上記のチャージポンプ回路は、一端が第1および第2のスイッチに共通に接続されるとともに他端に第1の電圧が与えられた抵抗と、反転入力端にカレントミラー回路の出力側の電圧を受けるとともに、非反転入力端に第2の電圧を受ける演算増幅器とを備えたものとする。
この発明によると、第1の電圧と第2の電圧との電圧差によって抵抗に電流が流れ、この電流に基づいてプッシュプル動作が行われる。したがって、特に電流源を設ける必要がなく、回路規模を縮小することができる。また、プッシュ動作およびプル動作の際に供給される電流の量を同じにすることができ、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性がより向上する。
本発明によると、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷との平衡性が確保される。また、プッシュ動作およびプル動作の制御に係るスイッチが同じタイプのトランジスタで構成される、すなわち、片側スイッチとなるため、低電圧動作が可能となり、消費電力が低減される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、電流源11aおよび11b、スイッチ12aおよび12b、カレントミラー回路13、および演算増幅器14を備えている。また、カレントミラー回路13の入力側には容量15が接続され、演算増幅器14の負帰還部分には容量16が挿入されている。
スイッチ12aは、pチャネルトランジスタで構成され、信号UPによって制御される。具体的には、スイッチ12aは、信号UPが活性化したときにターンオンし、電流源11aからの電流を容量16に供給する。一方、信号UPが非活性化したとき、スイッチ12aはターンオフし、容量16への電流供給動作を停止する。すなわち、スイッチ12aは、容量16に対する電流のプッシュ動作を制御する。
スイッチ12bは、スイッチ12aと同じくpチャネルトランジスタで構成され、信号DNによって制御される。スイッチ12bは、具体的に、信号DNが活性化したときにターンオンし、電流源11bから供給される電流をカレントミラー回路13に入力する。なお、電流源11bの電流値は、電流源11aの電流値と等しいものとする。一方、スイッチ12bは、信号DNが非活性化したときにターンオフし、カレントミラー回路13への電流入力を停止する。すなわち、スイッチ12aは、カレントミラー回路13への電流の入力を制御する。
カレントミラー回路13は、スイッチ12aおよび12bとは異なる属性のトランジスタ、すなわち、nチャネルトランジスタ131aおよび131bを出力側および入力側にそれぞれ備え、さらに、トランジスタ131bのドレイン−ゲート間に挿入された演算増幅器132を備えている。演算増幅器132の反転入力端には基準電圧Vrefが与えられており、非反転入力端にはカレントミラー回路13の入力側の電圧が与えられている。また、nチャネルトランジスタ131aおよび131bのそれぞれのゲートと、演算増幅器132の出力端とは互いに接続されている。演算増幅器132は、カレントミラー回路13の入力側の電圧がVrefとなるように動作するとともに、スイッチ12bがターンオンして電流源11bから供給される電流によって容量15に生じた電圧と、基準電圧Vrefとの差分電圧を増幅し、増幅の結果得られた出力電圧をnチャネルトランジスタ131aおよび131bのそれぞれのゲートに与える。上記構成のカレントミラー回路13は、入力電流と同じ大きさの電流を、出力電流として出力側に引き込む。
カレントミラー回路13の出力側は容量16に接続されている。容量16から見たカレントミラー回路13の出力電流の向きは、スイッチ12aの制御によって電流源11aから供給される電流の向きとは逆となっている。すなわち、カレントミラー回路13の出力電流によって、容量16に対する電流のプル動作が行われる。上述したように、カレントミラー回路13の電流入力はスイッチ12bによって制御されるため、容量16に対する電流のプル動作は、実質的に、スイッチ12bが制御している。
演算増幅器132の非反転入力端には、容量15が接続されている。容量15は、スイッチ12bがターンオンすることによって電流源11bから供給される電流を受けて電荷を蓄積し、スイッチ12bがターンオフすることによって蓄積した電荷を放出するといった、フィルタの役割を果たす。
一方、演算増幅器14の非反転入力端には基準電圧Vrefが与えられており、演算増幅器14は、カレントミラー回路13の出力側の電圧がVrefとなるように動作する。なお、演算増幅器14は、容量16とともに、ローパスフィルタとして動作する。また、演算増幅器14は、カレントミラー回路13の出力側の電圧がVrefとなるように動作し、上述した演算増幅器132の動作と併せて、カレントミラー回路13の入力側および出力側の電圧が等しくされる。これにより、カレントミラー回路13のミラー比精度が向上し、結果として、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性が向上する。
好ましくは、上記構成のチャージポンプ回路において、スイッチ12aおよび12bを、同じトランジスタサイズ、同じ特性のpチャネルトランジスタで構成する。このように構成することによって、スイッチ12aおよび12bのスイッチングノイズ特性は互いに等しくなる。上述したように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、プッシュ動作はスイッチ12aによって制御され、プル動作はスイッチ12bによって制御される。ここで、スイッチ12aおよび12bのスイッチングノイズ特性が互いに等しくなることにより、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とが、スイッチングノイズに起因する電荷誤差をも含めて等しくなる。
さらに好ましくは、容量15および16の容量値を互いに等しく設定する。これにより、基準電圧およびグランド電圧の変動に対する耐電源ノイズ特性が向上する。以下、本実施形態に係るチャージポンプ回路の耐電源ノイズ特性について、従来のチャージポンプ回路と比較しながら説明する。
まず、基準電圧の変動に対する応答について説明する。図7に示した従来のチャージポンプ回路において、基準電圧VrefがΔVだけ下がると、スイッチ101とスイッチ103との接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動し、出力電圧がVoからVoxに変化する。この場合、電荷保存則より次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp = (Vref-ΔV-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo-ΔV-ΔVCp/C2
ここで、容量16の容量値C2は寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C2>>Cp)、上記解の右辺第3項は無視することができる。この結果、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo-ΔV
このように、従来のチャージポンプ回路では、基準電圧の変動がほぼそのまま出力電圧の変動となって現れてしまう。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、基準電圧が変動すると、それに応じて変化してしまうこととなる。このことから、従来のチャージポンプ回路は、基準電圧の変動、すなわち、基準電圧に加わるノイズに弱いと言える。
一方、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、基準電圧VrefがΔVだけ下がると、上記と同様に、スイッチ11aとトランジスタ131aとの接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動する。さらに、特筆すべきは、演算増幅器132に与えられた基準電圧VrefもまたΔVだけ下がるため、容量15(容量値C1とする)に蓄積された電荷の一部(ΔVC1)がトランジスタ131bを通じてグランドに流れ込み、これに応じて、トランジスタ131aは外部、すなわち、容量16から同じ量の電荷(ΔVC1)を引き込む。この結果、チャージポンプ回路の出力電圧がVoからVoxに変化したとする。この場合、電荷保存則により次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp-ΔVC1 = (Vref-ΔV-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo+ΔV(C1-C2-Cp)/C2
ここで、容量15の容量値C1および容量16の容量値C2は、いずれも寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C1>>Cp、C2>>Cp)、上記解の右辺第2項は無視することができる。また、容量15および16の容量値を等しいことを(C1=C2)仮定すると、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo
このように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、容量15および16の容量値を等しく設定することによって、基準電圧に変動が生じても、出力電圧は変化しないことがわかる。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、基準電圧が変動しても変化しない。このことから、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、基準電圧の変動、すなわち、基準電圧のノイズに強いことがわかる。
次に、グランド電圧の変動に対する応答について説明する。図7に示した従来のチャージポンプ回路において、グランド電圧VssがΔVだけ上がると、スイッチ101とスイッチ103との接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動し、出力電圧がVoからVoxに変化する。この場合、電荷保存則より次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp = (Vref-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo-ΔVCp/C2
ここで、容量16の容量値C2は寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C2>>Cp)、上記解の右辺第2項は無視することができる。この結果、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo
このように、従来のチャージポンプ回路では、グランド電圧が変動しても、それによって出力電圧は変動することがない。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、グランド電圧が変動すると、それに応じて変化してしまうこととなる。このことから、従来のチャージポンプ回路は、グランド電圧の変動、すなわち、グランド電圧に加わるノイズに弱いと言える。
一方、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、グランド電圧VssがΔVだけ上がると、上記と同様に、スイッチ11aとトランジスタ131aとの接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動する。さらに、特筆すべきは、カレントミラー回路13に与えられたグランド電圧VssもまたΔVだけ上がるため、容量15(容量値C1とする)に蓄積された電荷の一部(ΔVC1)がトランジスタ131bを通じてグランドに流れ込み、これに応じて、トランジスタ131aは外部、すなわち、容量16から同じ量の電荷(ΔVC1)を引き込む。この結果、チャージポンプ回路の出力電圧がVoからVoxに変化したとする。この場合、電荷保存則により次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp-ΔVC1 = (Vref-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo+ΔV(C1-Cp)/C2
ここで、容量15の容量値C1および容量16の容量値C2は、いずれも寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C1>>Cp、C2>>Cp)、上記解の右辺第2項はΔVに置き換えることができる。また、容量15および16の容量値を等しいこと(C1=C2)を仮定すると、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo+ΔV
このように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、容量15および16の容量値を等しく設定することによって、グランド電圧の変動がほぼそのまま出力電圧の変動となって現れる。すなわち、グランド電圧Vssが変動すると出力電圧Voもまた同じく量だけ変動するため、結果として、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは一定に保たれる。このことから、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、グランド電圧の変動、すなわち、グランド電圧のノイズに強いことがわかる。
なお、上記説明において、容量15の容量値C1と容量16の容量値C2との容量値が等しいこと(C1=C2)を仮定したが、まったく等しくすることを意図するものではない。これら容量値をほぼ等しくすることによって、耐ノイズ特性の向上の効果は十分に奏される。
以上、本実施形態によると、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とが、フィードスルーノイズおよびインジェクションノイズなどのスイッチングノイズ、ならびに、GIDL(Gate Induced Drainbarrier Lowering)、DIBL(Drain Induced Barrier Lowering)およびゲートリークなどのスイッチ部分のリークによる電荷誤差をも含めて等しくできる。すなわち、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、これらノイズやリークは、プッシュ動作およびプル動作のそれぞれの動作によりチャージおよびディスチャージされる電荷の平衡に特に悪影響を及ぼすことがないため、実質的にキャンセルされたに等しい。また、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、基準電圧およびグランド電圧の変動に対して強く、耐ノイズ特性に優れている。
さらに、従来のチャージポンプ回路では、直列に接続された異なるチャネルタイプの二つのトランジスタを相補的にスイッチング制御する構成となっており(図7参照)、各トランジスタの制御信号の振幅を考慮して電源電圧を比較的高く設定する必要があるのに対して、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、スイッチング制御すべき二つのトランジスタが同じチャネルタイプであるため、電源電圧を低くすることができる。すなわち、本実施形態に係るチャージポンプ回路は低電圧で動作可能であり、消費電力が比較的少ない。
本実施形態に係るチャージポンプ回路では、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性は、電流源11aおよび11bの電流の比精度、およびカレントミラー回路13のミラー比精度に左右される。しかし、これら比精度は、トランジスタサイズを大きくすることなどによって向上させることができるため、電荷の平衡性の確保は比較的容易である。
なお、本実施形態に係るチャージポンプ回路において、容量15を省略してもよい。図2は、本実施形態に係るチャージポンプ回路の変形例を示す。この変形例に係るチャージポンプ回路では、nチャネルトランジスタ131aおよび131bから構成されるカレントミラー回路13´は、スイッチ12bのスイッチング動作によって生じるパルス状の信号を入力し、これに基づいて、容量16の電荷をディスチャージする。この変形例の場合、電流源11aおよび11bを理想電流源に近いものとする必要があるが、演算増幅器132が不要となるため回路規模が縮小できる。
また、スイッチ12aに並列に、一端が電流源11aに接続されるとともに他端に基準電圧Vrefが与えられ、信号UPの反転信号によって制御されるスイッチを設け、また、スイッチ12bに並列に、一端が電流源11bに接続されるとともに他端に基準電圧Vrefが与えられ、信号DNの反転信号によって制御されるスイッチを設けることが好ましい。たとえば、信号UPが活性状態のとき、スイッチ12aがターンオンした状態にあり、電流源11aからの電流がスイッチ12aを流れることによって、電流源11aとスイッチ12aとの接続点には所定の電圧が生じる。一方、信号UPが非活性状態のとき、スイッチ12aに並列に設けたスイッチがターンオンした状態にあり、電流源11aからの電流がこのスイッチを流れることによって、電流源11aとスイッチ12aとの接続点には所定の電圧が生じる。したがって、信号UPの状態にかかわらず、電流源11aとスイッチ12aとの接続点の電圧が一定に保たれるため、スイッチ12aがターンオンしたときに電流源11aから供給される電流値が安定する。この結果、チャージポンプ回路のプッシュプル動作が安定する。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、第1の実施形態に係るチャージポンプ回路(図1参照)における演算増幅器14の非反転入力端をカレントミラー回路13の入力側に接続するように構成したものである。
演算増幅器132および14にはそれぞれ入力オフセット電圧があるため、第1の実施形態に係るチャージポンプ回路において、カレントミラー回路13の入力側および出力側の動作点電圧は、厳密に言うと等しくない。そこで、本実施形態に係るチャージポンプ回路のように、演算増幅器14の非反転入力端に、カレントミラー回路3の入力側の電圧を与えるようにすることにより、演算増幅器14は、カレントミラー回路13の出力側の電圧が、演算増幅器132の入力オフセット電圧が加わったカレントミラー回路13の入力側の電圧と等しくなるように動作する。これにより、カレントミラー回路13のミラー比精度低下の原因となる演算増幅器132の入力オフセット電圧が削除され、結果として、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性が向上する。また、容量15に生じた電圧が演算増幅器14に直接与えられるため、スイッチ12bのスイッチング動作に対して応答が高速化し、チャージポンプ回路の周波数特性が向上する。
以上、本実施形態によると、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性がより一層向上する。また、高速応答が可能となり、チャージポンプ回路の周波数特性が向上する。
なお、本実施形態に係るチャージポンプ回路において、容量15を省略してもよい。図4は、本実施形態に係るチャージポンプ回路の変形例を示す。この変形例に係るチャージポンプ回路では、nチャネルトランジスタ131aおよび131bから構成されるカレントミラー回路13´は、スイッチ12bのスイッチング動作によって生じるパルス状の信号を入力し、これに基づいて、容量16の電荷をディスチャージする。この変形例の場合、電流源11aおよび11bを理想電流源に近いものとする必要があるが、演算増幅器132が不要となるため、回路規模を縮小することができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、第1の実施形態に係るチャージポンプ回路(図1参照)における電流源11aおよび11bに代えて電流源11を備えている。
信号UPおよびDNについて、いずれか一方が活性状態にあるとき他方は非活性状態にあることを前提とすると、1個の電流源をプッシュ動作およびプル動作の双方に用いることが可能である。そこで、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、スイッチ12aおよび12bに共通に電流源11を接続する。これにより、プッシュ動作およびプル動作に双方において供給される電流の量を揃えることができ、プッシュ動作およびプル動作に係る電荷の平衡性がより一層向上する。また、電流源が1個でよくなるため、回路規模を縮小することができる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、第3の実施形態に係るチャージポンプ回路(図5参照)における電流源11に代えて抵抗21を備えている。
演算増幅器132および14には、それぞれ、基準電圧Vrefが与えられている。したがって、この基準電圧Vrefを電源電圧よりも低く設定することにより、特に電流源を設けることなく、電源ノードからスイッチ12aおよび12bをそれぞれ経由して電流が引き込まれる。
以上、本実施形態によると、電流源を設けなくてよいため、回路規模をより一層縮小することができる。なお、信号UPおよびDNのいずれもが活性状態となることがあるという前提の下では、スイッチ12aおよび12bのそれぞれに抵抗を接続するような構成にすればよい。
以上の説明では、スイッチ12aおよび12bはpチャネルトランジスタで構成されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。信号UPおよびDNによってnチャネルトランジスタで構成されたスイッチのスイッチング動作を制御するようにしてもよい。この場合、カレントミラー回路はpチャネルトランジスタで構成されることは言うまでもない。このように、スイッチおよびカレントミラー回路を構成するトランジスタの属性を変更した場合であっても、本発明が奏する効果は何ら損なわれるものでない。
本発明に係るチャージポンプ回路は、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とを平衡に保つことができるため、このような平衡性が特に要求されるPLL回路やDLL回路におけるチャージポンプ回路として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 本発明の第4の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 従来のチャージポンプ回路の構成図である。 スイッチングノイズが重畳されたチャージ電荷のグラフである。
符号の説明
11 電流源
12a スイッチ(第1のスイッチ)
12b スイッチ(第2のスイッチ)
13,13´ カレントミラー回路
14 演算増幅器
15 容量(第2の容量)
16 容量(第1の容量)
21 抵抗

Claims (6)

  1. 第1および第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作およびプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異なる属性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチとを備え、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作およびプル動作の他方を行う
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    反転入力端に前記カレントミラー回路の出力側の電圧を受け、非反転入力端に前記カレントミラー回路の入力側の電圧を受ける演算増幅器を備えた
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    前記カレントミラー回路は、反転入力端に基準電圧を受け、非反転入力端に当該カレントミラー回路の入力側の電圧を受ける演算増幅器を備えたものであり、
    前記カレントミラー回路の入力側および出力側のトランジスタは、それぞれ、ゲートに前記演算増幅器の出力電圧を受ける
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  4. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    前記カレントミラー回路の入力側に接続された第1の容量と、
    前記第1の容量と同じ容量値を持ち、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備えた
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  5. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    前記第1および第2の制御信号は、互いに位相が異なっており、
    当該チャージポンプ回路は、
    前記第1および第2のスイッチに共通に接続された電流源を備えた
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  6. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    前記第1および第2の制御信号は、互いに位相が異なっており、
    当該チャージポンプ回路は、
    一端が前記第1および第2のスイッチに共通に接続されるとともに、他端に第1の電圧が与えられた抵抗と、
    反転入力端に前記カレントミラー回路の出力側の電圧を受けるとともに、非反転入力端に第2の電圧を受ける演算増幅器とを備えた
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
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