JP4504930B2 - チャージポンプ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、チャージポンプ回路に関し、特に、PLL(Phase Locked Loop)回路やDLL(Delay Locked Loop)回路などのフィードバックシステムに好適なチャージポンプ
回路に関する。
一般に、PLL回路やDLL回路などのフィードバックシステムにおいて、電圧制御発振器(VCO)や電圧制御遅延回路(VCD)などを制御する信号を生成するためにチャージポンプ回路が用いられる。図6は、従来のチャージポンプ回路の構成を示す。信号UPが活性化するとスイッチ101がターンオンし、電流源102から電流が供給される、いわゆるプッシュ動作が行われる。一方、信号DNが活性化するとスイッチ103がターンオンし、電流源104によって電流が引き抜かれる、いわゆるプル動作が行われる。このプッシュプル動作に係る電流は、ローパスフィルタ105によってフィルタリング処理され、電圧Voが生成される。そして、この電圧VoがVCOやVCDの制御信号となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000―82954号公報(第6頁、第6図)
チャージポンプ回路における各スイッチを制御するとき、プッシュプル動作によって流れる電流にスイッチングノイズが発生する。以下、このスイッチングノイズについて、図7を参照しながら説明する。
pMOSトランジスタで構成されたスイッチを例にとると、まず、スイッチがターンオンするまでの期間、スイッチにおけるフリンジ容量などを通じて、出力容量の電荷がディスチャージし、ゲート側に移動する、いわゆるフィードスルーノイズが発生する。さらに、スイッチがターンオンした後は、スイッチにおけるゲート容量などを通じて、出力容量の電荷がディスチャージし、ゲート側に移動する、いわゆるインジェクションノイズが加わる(図7においてAで示した期間)。このため、出力電流は、すぐには規定値Ioとして負荷容量に供給されず、しばらくの間、フリンジ容量やゲート容量の充電に充てられながら、残りの電荷が負荷容量にチャージされる(図7においてBで示した期間)。そして、もし理想電流源ではない場合、時間が経過すると、今度はスイッチのオン抵抗の影響により、電流源の出力電圧値が変化するため、電流値が規定値Ioに達しない状態が続く(図7においてCで示した期間)。
次に、スイッチがターンオフした瞬間、フリンジ容量やゲート容量などに蓄積された電荷が一気に出力され(フィードスルーノイズ及びインジェクションノイズ)、短期間、出力電流が規定値Ioを超えてしまう(図7においてDで示した期間)。その後、フィードスルーノイズ及びインジェクションノイズは収束し、出力電流の値はゼロに収束する(図7においてEで示した期間)。
チャージポンプ回路を高速に動作させる場合、プッシュプル動作によって移動する電荷に対して、スイッチングノイズに起因する電荷誤差が無視できないほど大きくなってしまう。例えば、電流源の電流値を5μAとし、チャージポンプ回路を250MHzで動作させる場合を考える。この場合、1回のスイッチングで供給される電荷は5fクローン(=5μA×1ns)である。これに対し、スイッチのフリンジ容量を1fFとし、スイッチを4Vで駆動する場合のフィードスルーノイズに起因する電荷は4fクーロン(=4V×1fF)となる。この場合、ノイズによる電荷誤差が、電流源から供給される電荷とほぼ同じ大きさとなってしまう。すなわち、チャージポンプ回路のプッシュプル動作によって移動する電荷は、ノイズに起因する誤差を多分に含んだものであると言える。
ここで問題となるのは、トランジスタの極性によってノイズに起因する電荷誤差が異なるという点である。特に、nチャネルトランジスタとpチャネルトランジスタとでは、ターンオン及びターンオフを決定する制御電圧と各トランジスタの閾値電圧との関係が、互いに異なるため、チャージインジェクションノイズによる電荷量は大きく異なる。トランジスタの特性上、フィードスルーノイズ及びインジェクションノイズの発生を抑制することは、事実上不可能である。さらに、インジェクションノイズは、電源やプロセス変動に対して変化するため、pチャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタのスイッチングノイズを等しくすることは極めて困難である。したがって、従来のチャージポンプ回路では、トランジスタの極性の違いによりスイッチングノイズが非対称であるため、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷との平衡性若しくは所定比の関係を確保することは事実上不可能である。
上記問題に鑑み、本発明は、チャージポンプ回路について、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とを平衡若しくは所定比にすることを課題とする。
上記課題を解決するために講じた手段は、第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続された第1のMOS容量と、一端にプッシュプル動作に係る電流を受ける第2のMOS容量と、入力端が前記第2のMOS容量の他端に接続されるとともに出力端が前記第1のMOS容量の他端に接続された電圧バッファとを備え、前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うものとする。
この発明によると、第1のスイッチによってプッシュ動作及びプル動作のいずれか一方が制御され、第2のスイッチによって、カレントミラー回路を通じて、プッシュ動作及びプル動作の他方が制御される。ここで、第1のスイッチと第2のスイッチとは同じ特性のトランジスタで構成されるため、それぞれのスイッチングによって発生するスイッチングノイズの特性もまた同じである。したがって、プッシュ動作及びプル動作によりチャージ及びディスチャージされる電荷に、スイッチングノイズに起因する電荷誤差が同程度含まれることとなり、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷が平衡になる。また、第1及び第2のMOS容量が電圧バッファを介して接続されているため、両者の他端の電圧を等しくして両者の容量値を同じにすることができ、出力精度が向上する。
また、本発明が講じた手段は、第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、与えられた信号に基づいて、複数の電圧のいずれか一つを選択的に供給する電圧セレクタと、一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が前記電圧セレクタに接続された第1のMOS容量と、前記第1のMOS容量と同じ容量値を持ち、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2のMOS容量とを備え、前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うものとする。
この発明によると、電圧セレクタによって第1のMOS容量に適宜電圧が選択されて供給されることにより、両者の他端の電圧をほぼ等しくして両者の容量値をほぼ等しくすることができ、出力精度が向上する。
また、本発明が講じた手段は、第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、前記第1のスイッチに供給される電流の大きさと前記第2のスイッチに供給される電流の大きさとの比率はn:m(n及びmは互いに異なる正数)であり、前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うものとする。
また、本発明が講じた手段は、第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、所定の電流を供給するn(nは自然数)個の電流源にそれぞれ接続され、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御するn個の第1のスイッチと、前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、所定の電流を供給するm(mはnとは異なる自然数)個の電流源にそれぞれ接続され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御するm個の第2のスイッチと、一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うものとする。
これらによると、プッシュ動作及びプル動作に係る電流の大きさ比を所望の整数比あるいは正数比にすることができる。
また、本発明が講じた手段は、第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路として、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、一端が前記第1のスイッチに電流を供給する電流源に接続されるとともに他端に所定の電圧が供給され、前記第1の制御信号の反転に基づいて、開閉動作をする第3のスイッチと、前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、一端が前記第2のスイッチに電流を供給する電流源に接続されるとともに他端に所定の電圧が供給され、前記第2の制御信号の反転に基づいて、開閉動作をする第4のスイッチと、一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うものとする。
この発明によると、チャージポンプ回路のプッシュ動作及びプル動作に係る電荷を高精度に平衡にすることができ、さらに、高速動作が可能となる。
好ましくは、前記第3のスイッチの他端及び前記第4のスイッチの他端には、共通の電圧が供給されているものとする。
本発明によると、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とが平衡若しくは所定比にすることができる。また、プッシュ動作及びプル動作の制御に係るスイッチが同じタイプのトランジスタで構成される、すなわち、片側スイッチとなるため、低電圧動作が可能となり、消費電力が低減される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、電流源11a及び11b、スイッチ12a及び12b、カレントミラー回路13、及び演算増幅器14、容量15及び16、及び電圧バッファ17を備えている。容量15はMOS容量であり、その一端はカレントミラー回路13の入力側に接続され、他端は電圧バッファ17の出力端に接続されている。また、容量16はMOS容量であり、その一端は演算増幅器14の反転入力端に接続され、他端は演算増幅器14の出力端及び電圧バッファ17の入力端に接続されている。
スイッチ12aは、pチャネルトランジスタで構成され、信号UPによって制御される。具体的には、スイッチ12aは、信号UPが活性化したときにターンオンし、電流源11aからの電流を容量16に供給する。一方、信号UPが非活性化したとき、スイッチ12aはターンオフし、容量16への電流供給動作を停止する。すなわち、スイッチ12aは、容量16に対する電流のプッシュ動作を制御する。
スイッチ12bは、スイッチ12aと同じくpチャネルトランジスタで構成され、信号DNによって制御される。スイッチ12bは、具体的に、信号DNが活性化したときにターンオンし、電流源11bから供給される電流をカレントミラー回路13に入力する。なお、電流源11bの電流値は、電流源11aの電流値と等しいものとする。一方、スイッチ12bは、信号DNが非活性化したときにターンオフし、カレントミラー回路13への電流入力を停止する。すなわち、スイッチ12bは、カレントミラー回路13への電流の入力を制御する。
カレントミラー回路13は、スイッチ12a及び12bとは異なる極性のトランジスタ、すなわち、nチャネルトランジスタ131a及び131bを出力側及び入力側にそれぞれ備え、さらに、トランジスタ131bのドレイン−ゲート間に挿入された演算増幅器132を備えている。演算増幅器132の反転入力端には基準電圧Vrefが与えられており、非反転入力端にはカレントミラー回路13の入力側の電圧が与えられている。また、nチャネルトランジスタ131a及び131bのそれぞれのゲートと、演算増幅器132の出力端とは互いに接続されている。演算増幅器132は、カレントミラー回路13の入力側の電圧がVrefとなるように動作するとともに、スイッチ12bがターンオンして電流源11bから供給される電流によって容量15に生じた電圧と、基準電圧Vrefとの差分電圧を増幅し、増幅の結果得られた出力電圧をnチャネルトランジスタ131a及び131bのそれぞれのゲートに与える。上記構成のカレントミラー回路13は、入力電流と同じ大きさの電流を、出力電流として出力側に引き込む。
カレントミラー回路13の出力側は容量16に接続されている。容量16から見たカレントミラー回路13の出力電流の向きは、スイッチ12aの制御によって電流源11aから供給される電流の向きとは逆となっている。すなわち、カレントミラー回路13の出力電流によって、容量16に対する電流のプル動作が行われる。上述したように、カレントミラー回路13の電流入力はスイッチ12bによって制御されるため、容量16に対する電流のプル動作は、実質的に、スイッチ12bが制御している。
演算増幅器132の非反転入力端には、容量15が接続されている。容量15は、スイッチ12bがターンオンすることによって電流源11bから供給される電流を受けて電荷を蓄積し、スイッチ12bがターンオフすることによって蓄積した電荷を放出するといった、フィルタの役割を果たす。
一方、演算増幅器14の非反転入力端には基準電圧Vrefが与えられており、演算増幅器14は、カレントミラー回路13の出力側の電圧がVrefとなるように動作する。なお、演算増幅器14は、容量16とともに、ローパスフィルタとして動作する。また、演算増幅器14は、カレントミラー回路13の出力側の電圧がVrefとなるように動作し、上述した演算増幅器132の動作と併せて、カレントミラー回路13の入力側及び出力側の電圧が等しくされる。これにより、カレントミラー回路13のミラー比精度が向上し、結果として、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性が向上する。
好ましくは、上記構成のチャージポンプ回路において、スイッチ12a及び12bを、同じトランジスタサイズ、同じ特性のpチャネルトランジスタで構成する。このように構成することによって、スイッチ12a及び12bのスイッチングノイズ特性は互いに等しくなる。上述したように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、プッシュ動作はスイッチ12aによって制御され、プル動作はスイッチ12bによって制御される。ここで、スイッチ12a及び12bのスイッチングノイズ特性が互いに等しくなることにより、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とが、スイッチングノイズに起因する電荷誤差をも含めて等しくなる。
さらに好ましくは、容量15及び16の容量値を等しく設定する。これにより、基準電圧及びグランド電圧の変動に対する耐電源ノイズ特性が向上する。しかし、MOS容量はMIM容量よりも面積効率がよい反面、ゲート−基板間電圧依存性が大きく、印加電圧に応じて容量値が変わり得る。容量15及び16の容量値が異なると、これら容量に流れ込むゲートリーク電流もまた異なってしまい、結果として、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性が劣化してしまう。そこで、図1に示したように、容量15及び16のそれぞれの基板側端子を電圧バッファ17を介して接続することで、両者の印加電圧はほぼ等しくなり、容量値を等しく設定することができる。また、容量15及び16のゲートリーク電流もまた互いに等しくなるため、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性を向上することができる。以下、本実施形態に係るチャージポンプ回路の耐電源ノイズ特性について、従来のチャージポンプ回路と比較しながら説明する。
まず、基準電圧の変動に対する応答について説明する。図6に示した従来のチャージポンプ回路において、基準電圧VrefがΔVだけ下がると、スイッチ101とスイッチ103との接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動し、出力電圧がVoからVoxに変化する。この場合、電荷保存則より次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp = (Vref-ΔV-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo-ΔV-ΔVCp/C2
ここで、容量16の容量値C2は寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C2>>Cp)、上記解の右辺第3項は無視することができる。この結果、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo-ΔV
このように、従来のチャージポンプ回路では、基準電圧の変動がほぼそのまま出力電圧の変動となって現れてしまう。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、基準電圧が変動すると、それに応じて変化してしまうこととなる。このことから、従来のチャージポンプ回路は、基準電圧の変動、すなわち、基準電圧に加わるノイズに弱いと言える。
一方、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、基準電圧VrefがΔVだけ下がると、上記と同様に、スイッチ11aとトランジスタ131aとの接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動する。さらに、特筆すべきは、演算増幅器132に与えられた基準電圧VrefもまたΔVだけ下がるため、容量15(容量値C1とする)に蓄積された電荷の一部(ΔVC1)がトランジスタ131bを通じてグランドに流れ込み、これに応じて、トランジスタ131aは外部、すなわち、容量16から同じ量の電荷(ΔVC1)を引き込む。この結果、チャージポンプ回路の出力電圧がVoからVoxに変化したとする。この場合、電荷保存則により次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp-ΔVC1 = (Vref-ΔV-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo+ΔV(C1-C2-Cp)/C2
ここで、容量15の容量値C1及び容量16の容量値C2は、いずれも寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C1>>Cp、C2>>Cp)、上記解の右辺第2項は無視することができる。また、容量15及び16の容量値を等しいことを(C1=C2)仮定すると、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo
このように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、容量15及び16の容量値を等しく設定することによって、基準電圧に変動が生じても、出力電圧は変化しないことがわかる。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、基準電圧が変動しても変化しない。このことから、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、基準電圧の変動、すなわち、基準電圧のノイズに強いことがわかる。
次に、グランド電圧の変動に対する応答について説明する。図6に示した従来のチャージポンプ回路において、グランド電圧VssがΔVだけ上がると、スイッチ101とスイッチ103との接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動し、出力電圧がVoからVoxに変化する。この場合、電荷保存則より次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp = (Vref-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo-ΔVCp/C2
ここで、容量16の容量値C2は寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C2>>Cp)、上記解の右辺第2項は無視することができる。この結果、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo
このように、従来のチャージポンプ回路では、グランド電圧が変動しても、それによって出力電圧は変動することがない。すなわち、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは、グランド電圧が変動すると、それに応じて変化してしまうこととなる。このことから、従来のチャージポンプ回路は、グランド電圧の変動、すなわち、グランド電圧に加わるノイズに弱いと言える。
一方、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、グランド電圧VssがΔVだけ上がると、上記と同様に、スイッチ11aとトランジスタ131aとの接続点に寄生する寄生容量(容量値Cpとする)に蓄積された電荷の一部(ΔVCp)が容量16(容量値C2とする)に移動する。さらに、特筆すべきは、カレントミラー回路13に与えられたグランド電圧VssもまたΔVだけ上がるため、容量15(容量値C1とする)に蓄積された電荷の一部(ΔVC1)がトランジスタ131bを通じてグランドに流れ込み、これに応じて、トランジスタ131aは外部、すなわち、容量16から同じ量の電荷(ΔVC1)を引き込む。この結果、チャージポンプ回路の出力電圧がVoからVoxに変化したとする。この場合、電荷保存則により次の関係式が成り立つ。
(Vref-Vo)C2+ΔVCp-ΔVC1 = (Vref-Vox)C2
この関係式を展開すると次の解を得る。
Vox = Vo+ΔV(C1-Cp)/C2
ここで、容量15の容量値C1及び容量16の容量値C2は、いずれも寄生容量の容量値Cpよりも十分に大きいため(C1>>Cp、C2>>Cp)、上記解の右辺第2項はΔVに置き換えることができる。また、容量15及び16の容量値を等しいこと(C1=C2)を仮定すると、次式で表される近似解を得る。
Vox = Vo+ΔV
このように、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、容量15及び16の容量値を等しく設定することによって、グランド電圧の変動がほぼそのまま出力電圧の変動となって現れる。すなわち、グランド電圧Vssが変動すると出力電圧Voもまた同じく量だけ変動するため、結果として、グランド電圧Vssと出力電圧Voとの電圧差Vo−Vssは一定に保たれる。このことから、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、グランド電圧の変動、すなわち、グランド電圧のノイズに強いことがわかる。
なお、上記説明において、容量15の容量値C1と容量16の容量値C2との容量値が等しいこと(C1=C2)を仮定したが、まったく等しくすることを意図するものではない。これら容量値をほぼ等しくすることによって、耐ノイズ特性の向上の効果は十分に奏される。
以上、本実施形態によると、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とが、フィードスルーノイズ及びインジェクションノイズなどのスイッチングノイズ、並びに、GIDL(Gate Induced Drainbarrier Lowering)、DIBL(Drain Induced Barrier Lowering)及びゲートリークなどのスイッチ部分のリークによる電荷誤差をも含めて等しくできる。すなわち、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、これらノイズやリークは、プッシュ動作及びプル動作のそれぞれの動作によりチャージ及びディスチャージされる電荷の平衡に特に悪影響を及ぼすことがないため、実質的にキャンセルされたに等しい。また、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、基準電圧及びグランド電圧の変動に対して強く、耐ノイズ特性に優れている。
さらに、従来のチャージポンプ回路では、直列に接続された異なるチャネルタイプの二つのトランジスタを相補的にスイッチング制御する構成となっており(図6参照)、各トランジスタの制御信号の振幅を考慮して電源電圧を比較的高く設定する必要があるのに対して、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、スイッチング制御すべき二つのトランジスタが同じチャネルタイプであるため、電源電圧を低くすることができる。すなわち、本実施形態に係るチャージポンプ回路は低電圧で動作可能であり、消費電力が比較的少ない。
また、本実施形態に係るチャージポンプ回路では、容量15及び16としてMOS容量を用いるため、回路規模を小さくすることができ、特に、MIM容量の使用が不可能なプロセスには有効である。
本実施形態に係るチャージポンプ回路では、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性は、電流源11a及び11bの電流の比精度、及びカレントミラー回路13のミラー比精度に左右される。しかし、これら比精度は、トランジスタサイズを大きくすることなどによって向上させることができるため、電荷の平衡性の確保は比較的容易である。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は、図1に示したチャージポンプ回路から電圧バッファ17を省略し、代わりに電圧セレクタ18を備えた構成をしている。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
MOS容量である容量15の基板側端子は電圧セレクタ18に接続されている。電圧セレクタ18は、与えられた信号SELに基づいて、V1〜Vnまでの互いに異なるn個の電圧のいずれか一つを選択し、容量15の基板側端子に供給する。特に、本実施形態に係るチャージポンプ回路をPLL回路において用いる場合、所望の出力周波数からチャージポンプ回路の出力電圧Voの設定すべき値が求まるため、PLL回路の出力周波数の切り替えに応じて、その設定すべき出力電圧Voを容量15の基板側端子に供給することで、容量15及び16の容量値を等しくすることができる。具体的には、PLL回路の出力周波数が信号SELによってn段階に切り替わるとして、各出力周波数のときに設定すべき出力電圧Voに相当する電圧V1〜Vnをあらかじめ用意しておき、電圧セレクタ18は、信号SELに基づいて電圧V1〜Vnの中からそのときの出力周波数に対応したものを選択する。
以上、本実施形態によると、容量15及び16としてMOS容量を用いながらも両者の基板側端子の電圧を一致させるための電圧バッファを設けなくてよいため、回路規模をより小さくすることができる。また、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性も十分に高く保つことができる。
(第3の実施形態)
図1に示したチャージポンプ回路において、電流源11aの出力電圧は、スイッチ12aがオフ状態のときには電源電圧近傍となっている。そして、スイッチ12aがターンオンすると、電流源11aの出力電圧、すなわち、スイッチ12aの出力電圧は、時間をかけて基準電圧Vref近傍の定常値に収束する。このように、スイッチ12aの出力電圧の収束に時間がかかることは、チャージポンプ回路の高速化の阻害要因となる。また、スイッチ12aがターンオンした瞬間にスイッチ12aの出力電流にオーバーシュートが発生し、これがノイズ電流となる。チャージポンプ回路の動作周波数が十分に低ければ、オーバーシュートによるノイズ電流は特に問題とはならないが、動作周波数が高くなるにつれ、出力電流に占めるノイズ電流の割合が大きくなる。これはプッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性確保の阻害要因となる。これらの事柄は、電流源11b及びスイッチ12bについても同様である。
上記の出力電圧の収束時間及び出力電圧のオーバーシュートは、配線抵抗や電流源11a及び11b、及びスイッチ12a及び12bにおける寄生容量などに左右される。特に、寄生容量は素子ばらつきが大きいため、スイッチ12a及び12bのそれぞれの出力電流におけるオーバーシュートはその大きさが一致せず、プッシュ動作及びプル動作の電荷の平衡性を高精度に保つことが困難となる。
図3は、第3の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は上記の諸問題を解消するような構成となっている。具体的には、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、図1に示したチャージポンプ回路におけるスイッチ12a及び12bのそれぞれに並列にスイッチ12c及び12dを設けた構成をしている。なお、図1に示したチャージポンプ回路において、容量15及び16をMOS容量以外、例えば、MIM容量で実現した場合、特に電圧バッファ17を設けなくてもよいため、本実施形態に係るチャージポンプ回路ではこれを省略している。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
スイッチ12cは、スイッチ12aと同じくpチャネルトランジスタで構成され、その一端は電流源11aの出力側に接続され、他端は電圧源19に接続されている。なお、電圧源19は、基準電圧Vrefを供給するものである。スイッチ12cは、信号UPの反転(信号/UP)によって制御される。すなわち、スイッチ12cとスイッチ12aとは交互にオン状態になる。具体的には、スイッチ12cは、信号/UPが活性化したときにターンオンし、電流源11aを電圧源19に接続する。一方、信号/UPが非活性化したとき、スイッチ12cはターンオフし、電流源11aを電圧源19から切り離す。
スイッチ12dは、スイッチ12bと同じくpチャネルトランジスタで構成され、その一端は電流源11bの出力側に接続され、他端は電圧源19に接続されている。スイッチ12dは、信号DNの反転(信号/DN)によって制御される。すなわち、スイッチ12bとスイッチ12dとは交互にオン状態になる。スイッチ12dは、具体的に、信号/DNが活性化したときにターンオンし、電流源11bを電流源19に接続する。一方、信号/DNが非活性化したとき、スイッチ12dはターンオフし、電流源11bを電流源19から切り離す。
以上、本実施形態によると、電流源11a及び11bは常に電流を供給するようになり、その出力電圧は定常値である基準電圧Vrefの近傍でほぼ一定となる。これにより、スイッチ12a及び12bがターンオンしてからそれぞれの出力電圧及び出力電流が素早く定常値に収束するため、チャージポンプ回路の高速化が可能となる。また、ノイズ電流の要因となるスイッチ12a及び12bの出力電流におけるオーバーシュートが低減するため、高速動作時のプッシュ動作及びプル動作に係る電荷の平衡性を十分に高精度に保つことができる。
好ましくは、スイッチ12c及び12dを、それぞれ、スイッチ12a及び12bと同じトランジスタサイズ、同じ特性のpチャネルトランジスタで構成する。このように構成することによって、スイッチ12c及び12dのそれぞれが発するフィードスルーノイズと、スイッチ12a及び12bのそれぞれが発するフィードスルーノイズとを相殺することができ、出力電流の精度が向上する。
なお、スイッチ12c及び12dのそれぞれの出力電圧の収束時間の制約が緩やかな場合には、必ずしもスイッチ12c及び12dに同じ電圧を供給しなくてもよい。この場合、図4に示したように、スイッチ12c及び12dにそれぞれ異なる基準電圧Vref1及びVref2を与えるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
一般的なチャージポンプ回路の場合、プッシュ動作及びプル動作のそれぞれに係る電流の大きさ比は1:1であるが、アプリケーションによってはn:m(n及びmは互いに異なる自然数である)が求められることがある。例えば、特願2005−264131に開示された発明に係るDLL回路では、2:1あるいは3:1の電流比を実現するチャージポンプ回路が求められる。
図5は、第4の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す。本実施形態に係るチャージポンプ回路は上記の問題を解消するような構成となっている。具体的には、本実施形態に係るチャージポンプ回路は、図1に示したチャージポンプ回路における電流源11a及びスイッチ12aからなる部分をn個、及び電流源11b及びスイッチ12bからなる部分をm個、それぞれ備えた構成をしている。電流源11a1〜11an及び11b1〜11bmはいずれも同じ特性の電流源である。また、スイッチ12a1〜12an及び12b1〜12bmはいずれも同じ特性のスイッチである。なお、本実施形態に係るチャージポンプ回路では図1に示したチャージポンプ回路における電圧バッファ17を省略している。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
スイッチ12a1〜12anはいずれも信号UPが活性化したときにターンオンし、それぞれ、電流源11a1〜11anからの電流を容量16に供給する。一方、信号UPが非活性化したとき、スイッチ12a1〜12anはいずれもターンオフし、容量16への電流供給動作を停止する。スイッチ12b1〜12bmはいずれも信号DNが活性化したときにターンオンし、それぞれ、電流源11b1〜11bmから供給される電流をカレントミラー回路13に入力する。一方、信号DNが非活性化したとき、スイッチ12b1〜12bmはいずれもターンオフし、カレントミラー回路13への電流入力を停止する。
以上、本実施形態によると、プッシュ動作及びプル動作のそれぞれに係る電流の大きさ比をn:mにすることができる。特に、同じ特性の電流源及びスイッチからなる部分を複数備えることにより、各スイッチのスイッチングノイズまで含めて、プッシュ動作及びプル動作に係る電荷を正確にn:mにすることができる。
なお、図1に示したチャージポンプ回路において、電流源11a及び11bの電流比を所望比にしてもよい。この場合、図5に示したチャージポンプ回路と比べて、スイッチングノイズの不均一性やカレントミラー比誤差などにより精度は落ちるものの、回路規模が小さくなるといった利点がある。また、プッシュ動作及びプル動作のそれぞれに係る電流の大きさ比を整数比以外に設定できるといった利点がある。
以上の説明では、スイッチ12a及び12bあるいはスイッチ12c及び12dはpチャネルトランジスタで構成されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。信号UP及びDNによってnチャネルトランジスタで構成されたスイッチのスイッチング動作を制御するようにしてもよい。この場合、カレントミラー回路はpチャネルトランジスタで構成されることは言うまでもない。このように、スイッチ及びカレントミラー回路を構成するトランジスタの極性を変更した場合であっても、本発明が奏する効果は何ら損なわれるものでない。
本発明に係るチャージポンプ回路は、プッシュ動作によりチャージされる電荷とプル動作によりディスチャージされる電荷とを平衡若しくは所定比に保つことができるため、このような平衡性が特に要求されるPLL回路やDLL回路におけるチャージポンプ回路として有用である。
第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 第3の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である。 図3に示したチャージポンプ回路の変形例である。 第4の実施形態に係るチャージポンプ回路の構成図である 従来のチャージポンプ回路の構成図である。 スイッチングノイズが重畳されたチャージ電荷のグラフである。
12a スイッチ(第1のスイッチ)
12b スイッチ(第2のスイッチ)
12c スイッチ(第3のスイッチ)
12d スイッチ(第4のスイッチ)
13 カレントミラー回路
15 容量(第2のMOS容量)
16 容量(第1のMOS容量)
17 電圧バッファ
18 電圧セレクタ

Claims (6)

  1. 第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、
    一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続された第1のMOS容量と、
    一端にプッシュプル動作に係る電流を受ける第2のMOS容量と、
    入力端が前記第2のMOS容量の他端に接続されるとともに出力端が前記第1のMOS容量の他端に接続された電圧バッファとを備え、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、
    与えられた信号に基づいて、複数の電圧のいずれか一つを選択的に供給する電圧セレクタと、
    一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が前記電圧セレクタに接続された第1のMOS容量と、
    前記第1のMOS容量と同じ容量値を持ち、プッシュプル動作に係る電流を受ける第2のMOS容量とを備え、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、
    一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、
    プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、
    前記第1のスイッチに供給される電流の大きさと前記第2のスイッチに供給される電流の大きさとの比率はn:m(n及びmは互いに異なる正数)であり、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  4. 第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    所定の電流を供給するn(nは自然数)個の電流源にそれぞれ接続され、前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御するn個の第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、所定の電流を供給するm(mはnとは異なる自然数)個の電流源にそれぞれ接続され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御するm個の第2のスイッチと、
    一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、
    プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  5. 第1及び第2の制御信号に基づいてプッシュプル動作を行うチャージポンプ回路であって、
    前記第1の制御信号に基づいて、プッシュ動作及びプル動作のいずれか一方を制御する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチとは異極性のトランジスタで構成されたカレントミラー回路と、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、前記第2の制御信号に基づいて、前記カレントミラー回路への電流入力を制御する第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、一端が前記第1のスイッチに電流を供給する電流源に接続されるとともに他端に所定の電圧が供給され、前記第1の制御信号の反転に基づいて、開閉動作をする第3のスイッチと、
    前記第1のスイッチを構成するトランジスタと同じ特性のトランジスタで構成され、一端が前記第2のスイッチに電流を供給する電流源に接続されるとともに他端に所定の電圧が供給され、前記第2の制御信号の反転に基づいて、開閉動作をする第4のスイッチと、
    一端が前記カレントミラー回路の入力側に接続されるとともに他端が所定の電圧源に接続された第1の容量と、
    プッシュプル動作に係る電流を受ける第2の容量とを備え、
    前記カレントミラー回路の出力電流によって、プッシュ動作及びプル動作の他方を行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  6. 請求項5に記載のチャージポンプ回路において、
    前記第3のスイッチの他端及び前記第4のスイッチの他端には、共通の電圧が供給されている
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
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