JP2008244546A - アナログdll回路 - Google Patents

アナログdll回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008244546A
JP2008244546A JP2007078376A JP2007078376A JP2008244546A JP 2008244546 A JP2008244546 A JP 2008244546A JP 2007078376 A JP2007078376 A JP 2007078376A JP 2007078376 A JP2007078376 A JP 2007078376A JP 2008244546 A JP2008244546 A JP 2008244546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
delay
signal
pmos transistor
outputs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007078376A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Kamibayashi
俊也 上林
Itaru Tsuchiya
至 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko NPC Corp
Original Assignee
Seiko NPC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko NPC Corp filed Critical Seiko NPC Corp
Priority to JP2007078376A priority Critical patent/JP2008244546A/ja
Publication of JP2008244546A publication Critical patent/JP2008244546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】チャージフィードスルーの影響を完全に除去でき、出力電圧レベルの変化が時間に対して比例した特性を得ることができるアナログDLL回路を提供する。
【解決手段】DLL回路を構成する遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン側に第2のPMOSトランジスタを備えたPチャネル側電流源と、前記第2のPMOSトランジスタのドレイン側と前記第1のNMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のNMOSトランジスタを備えたNチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、クロック再生回路、波形合成等に適用されるDLL(Delay Locked Loop )回路に関し、とくにDLL回路を構成する遅延回路に関する。
従来のアナログDLL回路は、入力信号と遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に応じた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、この位相差信号を入力して位相差信号に応じた制御電圧を出力するチャージポンプと、このチャージポンプの出力のリップルを除去するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を遅延回路に出力するバイアス回路とを備え、遅延回路は、制御電圧に応じて制御された遅延時間で入力信号を遅延させて遅延信号を出力する。
図16は、従来の遅延回路を示す回路図である。遅延回路は、直列に接続されたn段のインバータINV1、INV2、・・・、INVnを備えている。各インバータは、ゲート及びドレインがそれぞれ共通に接続されているPMOSトランジスタTr1とNMOSトランジスタTr2からなり、PMOSトランジスタTr1のソースと電源電圧Vddとの間にPチャネル側電流源Ipを構成するPMOSトランジスタTr3が接続され、NMOSトランジスタTr2のソースと基準電位Vssとの間にNチャネル側電流源Inを構成するNMOSトランジスタTr4が接続されている。Pチャネル側電流源Ipを構成するトランジスタTr3のゲートに制御電圧Vbpが印加され、Nチャネル側電流源Inを構成するトランジスタTr4のゲートに制御電圧Vbnが印加されるように構成されている。このような構成の遅延回路は、特許文献1に記載されている(例えば、第1の回路例参照)。
特許文献1には、回路構成を簡略化でき、電源ノイズの影響を低減でき、ジッタの低減を実現できるインバータ型の遅延回路、電圧制御発振回路、電圧制御遅延回路が開示されている。バイアス電圧または制御電圧に応じて駆動電流が制御され、当該駆動電流によって遅延時間が決められる遅延段を複数段接続し、電源電圧の変動を所定の割合で上記バイアス電圧または制御電圧に加算し、加算結果を上記各遅延段に供給することで、各遅延段の遅延時間の電源電圧依存性を抑制し、また、異なる電源電圧依存性、例えば、遅延時間が互いに相反する電源電圧依存性を持つ複数の遅延段を所定の割合で接続し、遅延回路全体の遅延時間の電源電圧依存性を抑制できる遅延回路、電圧制御遅延回路及び電圧制御発振回路を実現することが記載されている。
特開2002−50945号公報
従来の遅延回路は、出力電圧レベルの変化開始直後に、寄生容量によってチャージフィードスルー(インバータがオンしたときに寄生容量に電荷が急に流れ込む現象)があるため、出力電圧レベルの変化が急峻になる(図16(b)参照)。そのため遅延ラインに用いているトランジスタのサイズによっては、このチャージフィードスルーの影響のために遅延の可変量が制限されたり、遅延が制御できなくなったりすることがある。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、チャージフィードスルーの影響を完全に除去することができ、出力電圧レベルの変化が時間に対して比例した特性を得ることができるアナログDLL回路を提供する。
本発明のアナログDLL回路の一態様は、入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を出力する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン側に第2のPMOSトランジスタを備えたPチャネル側電流源と、前記第2のPMOSトランジスタのドレイン側と前記第1のNMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のNMOSトランジスタを備えたNチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴としている。
また、本発明のアナログDLL回路の一態様は、入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を生成する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン側と前記NMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のPMOSトランジスタを備えたPチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴としている。
また、本発明のアナログDLL回路は、入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を生成する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記PMOSトランジスタのドレイン側と前記第1のNMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のNMOSトランジスタを備えたNチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴としている。
本発明は、以上の構成により、寄生容量も負荷容量の一部と見なすことができ、チャージフィードスルーの影響を完全に除去することができるため、出力電圧レベルの変化が時間に対して比例した特性を得ることができる。そのため、常に安定した遅延制御を行うことができる。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
まず、図1乃至図8を参照して実施例1を説明する。
図1は、この実施例で説明するアナログDLL回路のブロック図、図2は、図1のアナログDLL回路を構成する位相周波数比較器の回路図、図3は、図2の位相周波数比較器のタイミングチャート、図4は、図1のアナログDLL回路を構成するチャージポンプの回路図、図5は、図4のチャージポンプのタイミングチャート、図6(a)は、図1のアナログDLL回路を構成するバイアス回路の回路図、図6(b)は、本実施例のバイアス回路の入力電圧に対するバイアス電圧およびバイアス電流の変化を表す特性図、図7は、図1のアナログDLL回路を構成する遅延回路の回路図、図8は、図7の遅延回路のタイミングチャートである。
この実施例のアナログDLL回路は、図1に示すように、遅延回路1と、リファレンスクロックと遅延クロックとの位相を比較し、当該比較結果に応じた位相差信号を出力する位相周波数比較器(PFD)2と、この位相差信号を入力して位相差信号に応じた制御電圧を出力するチャージポンプ(CP)3と、このチャージポンプの出力のリップル除去を行うローパスフィルタ(LPF)4と、ローパスフィルタ4の出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を遅延回路1に出力するバイアス回路(BIAS)5とを備えている。遅延回路1は、制御電圧に応じて制御された遅延時間で入力信号を遅延させて遅延信号を出力する。
図2は、この実施例で用いられる位相周波数比較器2の一例である。この位相周波数比較器2は、NAND回路とNOT回路から構成され、リファレンスクロックと遅延クロックとを入力してそれらの位相差を比較し、位相差に応じたアップ信号及びダウン信号を出力する。図3のタイミングチャートによると、位相周波数比較器2に入力される遅延クロックの位相がリファレンスクロックの位相よりも早い場合にはダウン信号が出力され、リファレンスクロックの位相が遅延クロックの位相よりも早い場合にはアップ信号が出力される。
図4は、この実施例で用いられるチャージポンプ3の一例である。チャージポンプ3は、電流源Id1、電流源Id2、PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ、およびチャージポンプ出力を充放電するキャパシタCから構成されている。位相周波数比較器2の出力(アップ信号及びダウン信号)が、上記PMOSトランジスタもしくはNMOSトランジスタに入力されると、これらのトランジスタのオンオフが制御されて、電流源Id1からキャパシタCへの充電、もしくはキャパシタCから電流源Id2への放電がなされる。アップ信号は、NOT回路を介してPMOSトランジスタのゲートに接続され、ダウン信号は、アンプを介してNMOSトランジスタのゲートに接続されている。また、キャパシタCへの充放電に伴って、遅延回路1の入力信号を遅延させるための制御電圧が生成される。
図5は、図4に示すチャージポンプのタイミングチャートである。図5では、アップ信号の立上がりエッジでチャージポンプ出力が上昇し(チャージポンプ容量に充電され)、ダウン信号の立上がりエッジでチャージポンプ出力が下降する(チャージポンプ容量から放電される)。この充電もしくは放電によりバイアス回路5の電位が上下する。
チャージポンプ(CP)3からの出力は、ローパスフィルタ(LPF)に入力されてリップル除去が行なわれる。リップル除去されたローパスフィルタ出力は、バイアス回路5に入力され、ローパスフィルタ出力に基づいたバイアス電圧Vbp、Vbnが出力される。
図6の(a)は、この実施例で用いられるバイアス回路5を示す回路図、図6の(b)は、バイアス回路5の入力電圧に対するバイアス電圧およびバイアス電流の変化を表す特性図の一例である。バイアス回路5は、ソースがいずれも電源に接続されたPMOSトランジスタQ1、Q3と、ドレインがいずれもPMOSトランジスタQ1、Q3のドレインにそれぞれ接続されたNMOSトランジスタQ2、Q4と、NMOSトランジスタQ2のソースと接地間に接続された抵抗とから構成されている。
NMOSトランジスタQ2のゲートにローパスフィルタからの出力が入力されると、NMOSトランジスタQ2のゲート−ソース間電圧に応じてドレイン電流Idが流れる。このドレイン電流IdによってNMOSトランジスタQ2のドレインにダイオード接続されたPMOSトランジスタQ1のゲート電圧、すなわちバイアス電圧Vbpが降下する。また、PMOSトランジスタQ1、Q3のゲート−ソース間電圧が等しいため、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタQ1、Q3によってPMOSトランジスタQ3のドレイン−ソース間にPMOSトランジスタQ1と等しい電流Idが流れる。
このPMOSトランジスタQ3のドレイン電流IdによってNMOSトランジスタQ4のゲート電圧Vbnが上昇する。
バイアス回路5からのバイアス電圧Vbp、Vbnは、遅延回路1に入力される入力信号を遅延させる遅延時間を制御するための制御電圧として用いられる。
図7及び図8は、図1のアナログDLL回路を構成する遅延回路1を示し、図8は、遅延回路1のタイミングチャートを示す。遅延回路1は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタP1と第1のNMOSトランジスタN2とから構成されるインバータと、Pチャネル側電流源を構成する第2のPMOSトランジスタP2と、N側電流源を構成する第2のNMOSトランジスタN1とを備えた遅延段を複数段有している。第1のPMOSトランジスタP1のソースは、電源Vddに接続され、ドレインは第2のPMOSトランジスタP2のソースに接続されている。第1のNMOSトランジスタN2のソースは、接地され、ドレインは第2のNMOSトランジスタN1のソースに接続されている。Pチャネル側電流源を構成する第2のPMOSトランジスタP2のドレインは、Nチャネル側電流源を構成する第2のNMOSトランジスタN1のドレインに接続されている。
これに対して、従来の遅延回路は、図16に示すように、インバータを構成するPMOSトランジスタTr1のソースと電源電圧Vddとの間にPチャネル側電流源Ipを構成するPMOSトランジスタTr3が接続され、インバータを構成するNMOSトランジスタTr2のソースと基準電位Vssとの間にNチャネル側電流源Inを構成するNMOSトランジスタTr4が接続されている。つまり、この実施例ではインバータを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの間にPチャネル側電流源およびNチャネル側電流源を構成するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタを接続することに特徴がある。従来の遅延回路は、出力電圧レベルの寄生容量によってチャージフィードスルーがあるため、出力電圧レベルの変化開始初期が急峻になる。そのため遅延ラインに用いているトランジスタのサイズによっては、このチャージスルーの影響のために遅延の可変量が制限されたり、遅延が制御できなくなったりすることがある。
これに対し、この実施例では、先に示した構成により、寄生容量C1、C2も負荷容量Cgの一部とみなすことができるので、チャージフィードスルーの影響を完全に除去することができるため、図8に示すように、出力電圧レベル(Vo)の変化が時間に対して比例した特性を得ることができる。そのため、常に安定した遅延制御を行うことができる。
次に、図9を参照して実施例2を説明する。
図9は、アナログDLL回路を構成する遅延回路の回路図である。遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN2とから構成されるインバータと、Pチャネル側電流源を構成する第2のPMOSトランジスタP2とを備えた遅延段を複数段有している。第1のPMOSトランジスタP1のソースは、電源Vddに接続され、ドレインは第2のPMOSトランジスタP2のソースに接続されている。NMOSトランジスタN2のソースは、接地され、ドレインは第2のPMOSトランジスタP2のドレインに接続されている。つまり、この実施例では、実施例1におけるNチャネル側電流源を省いている。
この実施例では、先に示した構成により、寄生容量も負荷容量の一部とみなすことができるので、チャージフィードスルーの影響を完全に除去することができるため、電圧レベルの変化が時間に対して比例した特性を得ることができる。そのため、常に安定した遅延制御を行うことができる。さらに、この実施例では、Nチャネル側電流源を省略しているので、動作が速くなり、DLL回路の小型化が可能になる。
次に、図10を参照して実施例3を説明する。
図10は、アナログDLL回路を構成する遅延回路の回路図である。遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタP1と第1のNMOSトランジスタN2とから構成されるインバータと、Nチャネル側電流源を構成する第2のNMOSトランジスタN1とを備えた遅延段を複数段有している。PMOSトランジスタP1のソースは、電源Vddに接続され、ドレインは第2のNMOSトランジスタN1のドレインに接続されている。第1のNMOSトランジスタN2のソースは、接地され、ドレインは第2のNMOSトランジスタN1のソースに接続されている。つまり、この実施例では、実施例1におけるPチャネル側電流源を省いている。
この実施例では、先に示した構成により、寄生容量も負荷容量の一部とみなすことができるので、チャージフィードスルーの影響を完全に除去することができるため、電圧レベルの変化が時間に対して比例した特性を得ることができる。そのため、常に安定した遅延制御を行うことができる。さらに、この実施例では、Pチャネル側電流源を省略しているので、DLL回路の小型化が可能になる。
次に、図11乃至図15を参照して、実施例1〜3の構成のアナログDLL回路を用いて安定した波形合成を行う実施例を説明する。図11は、従来方法による波形合成を行なうアナログDLL回路のブロック図、図12は、図11のアナログDLL回路による入力波形および出力波形を示す波形図、図13は、本実施例による波形合成を行うアナログDLL回路のブロック図、図14は、図13のアナログDLL回路の波形合成を行う際に適用される論理回路の回路図、図15は、図13のアナログDLL回路による入力波形および出力波形を示す波形図である。
この実施例のアナログDLL回路は、図13に示すように、遅延回路21と、リファレンスクロックと遅延クロックとの位相を比較し、当該比較結果に応じた位相差信号を出力する位相周波数比較器(PFD22)と、この位相差信号を入力して位相差信号に応じた制御電圧を出力するチャージポンプ(CP)23と、このチャージポンプの出力のリップル除去を行うローパスフィルタ(LPF)24と、ローパスフィルタ24の出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を遅延回路21に出力するバイアス回路(BIAS)25とを備えている。遅延回路21は、制御電圧に応じて制御された遅延時間で入力信号を遅延させて遅延信号を出力するものである。遅延回路21は、直列に接続された複数段の遅延回路(DLY1、DLY2、・・・、DLYn)を備えている。
図11より、従来は、この遅延回路21の任意の遅延回路間から論理回路(AND回路)の一方の入力端Bに遅延信号を入力させ、リファレンスクロックCLKINを他方の入力端Aに入力させてクロックYを出力させる。
しかし、入力クロックのパルス幅が狭い場合(図12(b)参照)やパルス幅が広い場合(図12(c)参照)には、これらの影響が出力クロックYのパルス幅にも影響を与えて、図12(a)に示すような安定した出力波形が得られない。
即ち、ANDなどの論理回路を利用し、 位相差もしくはdutyの異なる複数のクロックを合成する場合、出力波形が入力クロックのduty factorの影響を受けるためDLL回路の動作範囲が制限される。
一方、本発明の波形合成方法は、フリップフロップ等を用いて入力信号のエッジトリガで所望の波形を生成するものである。図13のDLL回路において、ある位相のクロックA(CLKIN)のエッジで出力信号レベルがHとなり、異なる位相のクロックBのエッジで出力信号レベルがLとなるようにする。これ以外のタイミングでは出力信号レベルを保持するようにする。入力クロックのエッジを用いて出力波形を合成するため、入力クロックのduty factorに影響されない。その結果、入力クロックの波形が変動しても、安定した出力クロックを生成することができる。すなわち、図15に示すように、入力波形がduty50%の場合、パルス幅が狭い場合、あるいはパルス幅が広い場合でも常に所望の出力波形が得られる。図14は、図13のアナログDLL回路において、波形合成に用いられるフリップフロップ回路の詳細図を示している。
実施例1で説明するアナログDLL回路のブロック図。 図1のアナログDLL回路を構成する位相周波数比較器の回路図。 図2の位相周波数比較器のタイミングチャート。 図1のアナログDLL回路を構成するチャージポンプの回路図。 図4のチャージポンプのタイミングチャート。 (a)図1のアナログDLL回路を構成するバイアス回路の回路図、(b)バイアス回路の入力電圧に対するバイアス電圧およびバイアス電流の変化を表す特性図。 図1のアナログDLL回路を構成する遅延回路の回路図。 図7の遅延回路のタイミングチャート。 実施例2で説明するアナログDLL回路を構成する位相周波数比較器の回路図。 実施例3で説明するアナログDLL回路を構成する位相周波数比較器の回路図。 アナログDLL回路を用いた従来の波形合成を行なう回路のブロック図。 図11のアナログDLL回路による入力波形および出力波形を示す波形図。 アナログDLL回路を用いた本発明の波形合成を行う回路のブロック図。 図13のアナログDLL回路の波形合成を行う際に適用される論理回路の回路図。 図13のアナログDLL回路による入力波形および出力波形を示す波形図。 従来の遅延回路を示す回路図。
符号の説明
1・・・遅延回路
2・・・位相周波数比較器(PFD)
3・・・チャージポンプ(CP)
4・・・ローパスフィルタ(LPF)
5・・・バイアス回路(BIAS)

Claims (3)

  1. 入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を出力する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン側に第2のPMOSトランジスタを備えたPチャネル側電流源と、前記第2のPMOSトランジスタのドレイン側と前記第1のNMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のNMOSトランジスタを備えたNチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴とするアナログDLL回路。
  2. 入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を生成する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続された第1のPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン側と前記NMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のPMOSトランジスタを備えたPチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴とするアナログDLL回路。
  3. 入力信号を所定のタイミングで遅延させて遅延信号を生成する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号との位相を比較し、当該比較結果に基づいた位相差信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相差信号に応じた電圧レベルの信号を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプの出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に比例したバイアス電圧を出力し、このバイアス電圧を前記遅延回路に出力するバイアス回路とを具備したアナログDLL回路において、前記遅延回路は、ゲートがそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタとから構成されるインバータと、前記PMOSトランジスタのドレイン側と前記第1のNMOSトランジスタのドレイン側との間に第2のNMOSトランジスタを備えたNチャネル側電流源とを有する遅延段を複数段有することを特徴とするアナログDLL回路。
JP2007078376A 2007-03-26 2007-03-26 アナログdll回路 Pending JP2008244546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078376A JP2008244546A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 アナログdll回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078376A JP2008244546A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 アナログdll回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008244546A true JP2008244546A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39915392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078376A Pending JP2008244546A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 アナログdll回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008244546A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06152334A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp リングオシレータおよび定電圧発生回路
JP2002050945A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Sony Corp 遅延回路、電圧制御遅延回路、電圧制御発振回路、遅延調整回路、dll回路及びpll回路
JP2004242296A (ja) * 2003-01-15 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発振回路
JP2005311578A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Japan Science & Technology Agency 電圧制御発振器
JP2006135637A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd チャージポンプ回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06152334A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp リングオシレータおよび定電圧発生回路
JP2002050945A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Sony Corp 遅延回路、電圧制御遅延回路、電圧制御発振回路、遅延調整回路、dll回路及びpll回路
JP2004242296A (ja) * 2003-01-15 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発振回路
JP2005311578A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Japan Science & Technology Agency 電圧制御発振器
JP2006135637A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd チャージポンプ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7595671B2 (en) PLL circuit
JP3360667B2 (ja) 位相同期ループの同期方法、位相同期ループ及び該位相同期ループを備えた半導体装置
US20110156760A1 (en) Temperature-stable oscillator circuit having frequency-to-current feedback
US8232822B2 (en) Charge pump and phase-detecting apparatus, phase-locked loop and delay-locked loop using the same
JP2001119296A (ja) Pll回路
JP2008135835A (ja) Pll回路
JP2003174361A (ja) 半導体装置及びチャージポンプ回路
US7548104B2 (en) Delay line with delay cells having improved gain and in built duty cycle control and method thereof
US7061290B2 (en) PLL circuit with simulation components to reduce phase offset
US8872553B1 (en) Frequency multiplier
JP4818173B2 (ja) アナログdll回路
US11115035B2 (en) Semiconductor devices
KR20080037775A (ko) 차지 펌프 없는 위상 고정 루프 및 이를 포함하는 집적회로
JP7181884B2 (ja) 位相同期回路
JPH11168377A (ja) チャージポンプ
JP2009152734A (ja) Pll回路
JP6768617B2 (ja) チャージポンプ回路
US7113014B1 (en) Pulse width modulator
US20090206893A1 (en) Charge pump circuit and pll circuit
KR20070071142A (ko) 지연 고정 루프 기반의 주파수 체배기
US9531355B1 (en) Clock phase shift circuit
US9407137B2 (en) Charge pump circuit and PLL circuit
US6900684B2 (en) Pulse processing circuit and frequency multiplier circuit
JP2008244546A (ja) アナログdll回路
JP2001177400A (ja) チャージポンプ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111209