JP2001177400A - チャージポンプ回路 - Google Patents

チャージポンプ回路

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JP2001177400A
JP2001177400A JP35811599A JP35811599A JP2001177400A JP 2001177400 A JP2001177400 A JP 2001177400A JP 35811599 A JP35811599 A JP 35811599A JP 35811599 A JP35811599 A JP 35811599A JP 2001177400 A JP2001177400 A JP 2001177400A
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Hidekazu Kikuchi
秀和 菊池
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トランジスタのリーク電流を低減でき、リーク
電流による影響を抑制し、VCOの発振周波数の安定性
を改善できるチャージポンプ回路を実現する。 【解決手段】 アップ信号SUPまたはダウン信号SDW
応じてチャージポンプ回路の出力端子TOUT にチャージ
電流IC またはディスチャージ電流ID を供給し、アッ
プ信号SUPのパルス終了後、スイッチトランジスタMP
3を短い間に導通状態に保持させ、ソース電位を引き下
げてから遮断させ、ダウン信号SDWのパルス終了後、ス
イッチトランジスタMN3を短い間に導通状態に保持さ
せ、ソース電位を引き上げてから遮断させる。これによ
って、スイッチトランジスタMP3,MN3のゲート−
ソース間に高い逆バイアスを与え、深い遮断状態に保持
でき、リーク電流が抑えられ、VCOの発振周波数を安
定化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phase Lo
cked Loop )回路、DLL(Delay Locked Loop)回路
などに用いられ、製造プロセスの微細化に伴うトランジ
スタのリーク電流の低減を実現し、PLL回路の発振周
波数の安定性を改善できるチャージポンプ回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】チャージポンプ型PLL回路では、VC
Oなどの発振信号と参照信号との周波数/位相比較の結
果、例えば位相差信号が得られる。チャージポンプ回路
は位相差信号に応じて、チャージ電流またはディスチャ
ージ電流を生成し、ループフィルタに供給する。ループ
フィルタによって、チャージポンプから供給された電流
に応じてVCOの発振周波数を制御する制御信号の電圧
を変えて、VCOに供給する。VCOの発振信号が、例
えば、分周器によって分周され、周波数/位相比較回路
に供給され、参照信号との周波数/位相比較が行われ
る。PLL回路はこのようなループ制御によって、参照
信号に応じてVCOの発振周波数を制御するので、参照
信号に追従して発振周波数を制御でき、無線通信の受信
装置に用いられている局部発振回路などに広く利用され
ている。
【0003】図9は、一般的なPLL回路の一構成例を
示すブロック図である。図示のように、分周器50から
出力された分周信号SCKと参照信号Sref が周波数/位
相比較器10に入力され、ここで、周波数及び位相比較
の結果、入力信号の位相差に応じてアップ信号SUPまた
はダウン信号SDWが出力される。なお、アップ信号SUP
またはダウン信号SDWは、例えば、分周信号SCKと参照
信号Sref との位相差に応じて幅が変化するパルス信号
である。チャージポンプ回路20は、アップ信号SUP
たはダウン信号SDWに応じて、チャージポンプ電流また
はディスチャージ電流を発生し、ループフィルタ30の
容量素子に供給することによって、アップ信号SUPまた
はダウン信号SDWに応じて電圧レベルが変化する制御信
号SC が生成される。制御信号SC がVCO40に供給
され、これに応じてVCO40の発振周波数が制御され
る。VCO40の出力信号SVCO が、分周器50によっ
て分周され、分周信号SCKが周波数/位相比較器10に
入力される。
【0004】このような構成を有するPLL回路におい
て、例えば、分周器50の分周比をNとすると、参照信
号Sref の周波数f0 のN倍の周波数の発振信号SVCO
がVCO40から出力される。この発振信号SVCO の周
波数は、参照信号Sref の周波数及び位相変換に追従し
て変化し、常に参照信号Sref のN倍(Nf0 )に保持
される。
【0005】チャージポンプ回路20は、周波数/位相
比較器10がアップ信号SUP及びダウン信号SDWのパル
スが何れも出力されていないとき、出力端子が高インピ
ーダンス状態となり、ループフィルタ30に積分された
電圧を保持するので、VCO40と周波数/位相比較器
10との間に分周器50を設けた場合、大きなNの値に
対してもVCO40が安定に制御することが可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のPLL回路において、チャージポンプ回路20は、
高集積度と低消費電力に優れるMOS型半導体集積回路
で構成される。図10は、MOSトランジスタによって
構成されているチャージポンプ回路の一例を示す回路図
である。以下、このチャージポンプ回路の動作について
簡単に説明する。
【0007】分周器50からの分周信号SCKと参照信号
ref との位相差に応じて、アップ信号SUPまたはダウ
ン信号SDWの何れかにパルスが出力される。例えば、ア
ップ信号SUPがハイレベルの間に、pMOSトランジス
タMP1のゲートがハイレベルに保持され、MP1がオ
フする。このとき、pMOSトランジスタMP2とMP
3によって構成されているカレントミラー回路によっ
て、電流IUPの定数倍の電流IC がトランジスタMP3
のドレインから出力される。当該出力電流IC がチャー
ジ電流として、ループフィルタ30に供給され、ループ
フィルタ30の容量素子がチャージされるので、制御信
号SC の電圧が上昇する。
【0008】一方、ダウン信号SDWが出力される場合、
ダウン信号SDWがハイレベルの間に、インバータINV
3の出力端子がローレベルに保持され、nMOSトラン
ジスタMN1がオフする。nMOSトランジスタMN2
とMN3によって構成されたカレントミラー回路によっ
て、トランジスタMN3のドレインに電流IDWの定数倍
の電流ID が流れる。この電流ID がディスチャージ電
流として、ループフィルタ30に供給され、ループフィ
ルタ30の容量素子がディスチャージされるので、制御
信号SC の電圧が降下する。
【0009】上述したように、周波数/位相比較器10
からのアップ信号SUPまたはダウン信号SDWに応じて、
チャージポンプ20の出力端子TOUT からチャージ電流
Cまたはディスチャージ電流ID が出力され、これに
応じてループフィルタ30によって出力される制御信号
C の電圧が制御されるので、VCO40の発振周波数
がアップ信号SUP及びダウン信号SDWに応じて制御さ
れ、分周器50の出力信号SCKが参照信号Sref にロッ
クされる(位相が同相する)。
【0010】分周器50からの分周信号SCKと参照信号
ref との位相がほぼ同相しているとき、アップ信号S
UPとダウン信号SDWのパルスが出力されず、アップ信号
UPとダウン信号SDWは、ともにローレベルに保持され
る。このとき、インバータINV2の出力端子がローレ
ベル、インバータINV3の出力端子がハイレベルに保
持されるので、pMOSトランジスタMP1とnMOS
トランジスタMN1がともにオンする。ディスチャージ
側において、電流IdwがトランジスタMN1を介して共
通電位VSSに流れるので、トランジスタMN1のドレイ
ンがほぼ共通電位VSSに保持され、トランジスタMN2
とMN3がオフする。同様に、チャージ側において、ト
ランジスタMP1がオンすることで、そのドレインがほ
ぼ電源電圧VDDに保持され、トランジスタMP2とMP
3がともにオフする。このとき、チャージポンプ回路2
0の出力端子TOUT がハイインピーダンス状態に保持さ
れ、当該出力端子に接続されているループフィルタ30
の電圧が保持される。
【0011】半導体の微細加工技術の進歩に従って、半
導体集積回路の集積度が益々向上し、回路の小型化、低
消費電力化が進む。これに伴ってトランジスタのしきい
値電圧が低下し、遮断時のリーク電流が無視できなくな
る。例えば、図10に示すチャージポンプ回路20の場
合、出力端子TOUT がハイインピーダンス状態におい
て、トランジスタMP3とMN3のリーク電流が大きく
なると、出力端子TOUTに接続されているループフィル
タ30の容量素子がリーク電流によってチャージまたは
ディスチャージされ、本来一定のレベルに保持すべき制
御信号SC の電圧がリーク電流に応じて変化し、VCO
40の発振周波数が不安定になる。例えば、チャージポ
ンプ回路20の出力端子TOUT のリーク電流が大きくな
ると、参照信号Sref の周期でループフィルタ30の出
力信号SC の電圧が揺らぎ、VCO40の発振周波数が
参照信号Sref によって位相変調される現象、いわゆる
スプリアスの原因となる。このVCO発振周波数のスプ
リアス現象は、分周器50の分周比Nが大きくなるにつ
れて特に顕著になる。例えば、一例として分周器の分周
比Nが数千から数万に達する場合には、チャージポンプ
回路の出力は参照信号の周期でごく短い時間駆動され、
そのほかVCOの数千から数万にあたる時間は連続して
チャージポンプ回路の出力端子がハイインピーダンス状
態に保持される。もしこの状態にチャージポンプ回路の
出力端子にリーク電流が発生すると、ループフィルタの
容量素子は、例えば、駆動時間にチャージされ、それ以
外にリーク電流によってディスチャージされ、VCOの
発振信号には、参照信号周期の揺らぎが生じてしまい、
即ち、スプリアス現象が発生する。スプリアス現象によ
って、例えばPLL回路を含む周波数逓倍回路を無線通
信に応用する場合には、隣接するチャネル間の混信が発
生するという不利益が生じる。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、チャージポンプ回路の出力用ト
ランジスタのリーク電流を低減でき、リーク電流による
影響を抑制し、VCOの発振周波数の安定性を改善でき
るチャージポンプ回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のチャージポンプ回路は、有効期間に第1の
レベルに保持され、上記有効期間以外に第2のレベルに
保持される入力信号に応じて、上記有効期間中に電流を
出力するチャージポンプ回路であって、電源電位と出力
端子間に直列接続されている第1と第2のトランジスタ
と、電流源と、制御端子が上記第2のトランジスタの制
御端子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、
上記電流源に接続されている第3のトランジスタと、上
記電源電位と上記電流源との間に接続されている第4の
トランジスタと、上記有効期間中、上記第1のトランジ
スタを導通させ、上記第4のトランジスタを遮断させる
ことで、上記電流源の供給電流に応じた電流を上記出力
端子に出力し、上記有効期間終了後、上記第1のトラン
ジスタを遮断させ、当該第1のトランジスタと上記第2
のトランジスタとの接続点の電圧を変化させ、所定の時
間を経過した後、上記第4のトランジスタを導通させる
制御手段とを有する。
【0014】また、本発明のチャージポンプ回路は、有
効期間に第1のレベルに保持され、上記有効期間以外に
第2のレベルに保持される入力信号に応じて、上記有効
期間中に電流を出力するチャージポンプ回路であって、
電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
のトランジスタと、電流源と、制御端子が上記第1のト
ランジスタの制御端子に接続され、その接続点が一方の
端子とともに、上記電流源に接続されている第3のトラ
ンジスタと、上記電源電位と上記電流源との間に接続さ
れている第4のトランジスタと、上記有効期間中、上記
第1のトランジスタを導通させ、上記第4のトランジス
タを遮断させることで、上記電流源の供給電流に応じた
電流を上記出力端子に出力し、上記有効期間終了後、上
記第2のトランジスタを遮断させ、当該第2のトランジ
スタと上記第1のトランジスタとの接続点の電圧を変化
させ、所定の時間が経過した後、上記第4のトランジス
タを導通させる制御手段とを有する。
【0015】また、本発明のチャージポンプ回路は、有
効期間に第1のレベルに保持され、上記有効期間以外に
第2のレベルに保持される入力信号に応じて、上記有効
期間中に電流を出力するチャージポンプ回路であって、
電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
のトランジスタと、電流源と、制御端子が上記第2のト
ランジスタの制御端子に接続され、その接続点が一方の
端子とともに、上記電流源に接続されている第3のトラ
ンジスタと、上記電源電位と上記電流源との間に接続さ
れている第4のトランジスタと、上記第1と第2のトラ
ンジスタの接続中点と共通電位との間に接続されている
スイッチング素子と、上記有効期間中、上記第1のトラ
ンジスタを導通させ、上記第4のトランジスタを遮断さ
せることで、上記電流源の供給電流に応じた電流を上記
出力端子に出力し、上記有効期間終了後、上記第1のト
ランジスタを遮断させ、上記第4のトランジスタを導通
させ、所定の期間において上記スイッチング素子を導通
状態に保持させることで、上記第1のトランジスタと上
記第2のトランジスタとの接続中点の電圧を上記共通電
位に応じて変化させる制御手段とを有する。
【0016】また、本発明のチャージポンプ回路は、有
効期間に第1のレベルに保持され、上記有効期間以外に
第2のレベルに保持される入力信号に応じて、上記有効
期間中に電流を出力するチャージポンプ回路であって、
電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
のトランジスタと、電流源と、制御端子が上記第1のト
ランジスタの制御端子に接続され、その接続点が一方の
端子とともに、上記電流源に接続されている第3のトラ
ンジスタと、上記電源電位と上記電流源との間に接続さ
れている第4のトランジスタと、上記第1と第2のトラ
ンジスタの接続中点と共通電位との間に接続されている
スイッチング素子と、上記有効期間中、上記第1のトラ
ンジスタを導通させ、上記第4のトランジスタを遮断さ
せることで、上記電流源の供給電流に応じた電流を上記
出力端子に出力し、上記有効期間終了後、上記第1のト
ランジスタを遮断させ、上記第4のトランジスタを導通
させ、所定の期間において上記スイッチング素子を導通
状態に保持させることで、上記第1のトランジスタと上
記第2のトランジスタとの接続中点の電圧を上記共通電
位に応じて変化させる制御手段とを有する。
【0017】また、本発明のチャージポンプ回路は、第
1または第2の有効期間に第1のレベルに保持され、上
記第1または第2の有効期間以外に第2のレベルに保持
される第1と第2の入力信号に応じて、上記第1の有効
期間中に第1の電流を出力し、上記第2の有効期間に第
2の電流を出力するチャージポンプ回路であって、電源
電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2の第
1導電型トランジスタと、第1の電流源と、制御端子が
上記第2の第1導電型トランジスタの制御端子に接続さ
れ、その接続点が一方の端子とともに、上記第1の電流
源に接続されている第3の第1導電型トランジスタと、
上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
る第4の第1導電型トランジスタと、上記第1の有効期
間中、上記第1の第1導電型トランジスタを導通させ、
上記第4の第1導電型トランジスタを遮断させること
で、上記第1の電流源の供給電流に応じて上記第1の電
流を上記出力端子に出力し、上記第1の有効期間終了
後、上記第1の第1導電型トランジスタを遮断させ、当
該第1の第1導電型トランジスタと上記第2の第1導電
型トランジスタとの接続中点の電圧を変化させ、第1の
時間が経過した後、上記第4の第1導電型トランジスタ
を導通させる第1の制御手段と、共通電位と上記出力端
子間に直列接続されている第1と第2の第2導電型トラ
ンジスタと、第2の電流源と、制御端子が上記第2の第
2導電型トランジスタの制御端子に接続され、その接続
点が一方の端子とともに、上記第2の電流源に接続され
ている第3の第2導電型トランジスタと、上記共通電位
と上記第2の電流源との間に接続されている第4の第2
導電型トランジスタと、上記第2の有効期間中、上記第
1の第2導電型トランジスタを導通させ、上記第4の第
2導電型トランジスタを遮断させることで、上記第2の
電流源の供給電流に応じて上記第2の電流を上記出力端
子に出力し、上記第2の有効期間終了後、上記第1の第
2導電型トランジスタを遮断させ、当該第1の第2導電
型トランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタと
の接続中点の電圧を変化させ、第2の時間が経過した
後、上記第4の第2導電型トランジスタを導通させる第
2の制御手段とを有する。
【0018】また、本発明のチャージポンプ回路は、第
1または第2の有効期間に第1のレベルに保持され、上
記第1または第2の有効期間以外に第2のレベルに保持
される第1と第2の入力信号に応じて、上記第1の有効
期間中に第1の電流を出力し、上記第2の有効期間に第
2の電流を出力するチャージポンプ回路であって、電源
電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2の第
1導電型トランジスタと、第1の電流源と、制御端子が
上記第1の第1導電型トランジスタの制御端子に接続さ
れ、その接続点が一方の端子とともに、上記第1の電流
源に接続されている第3の第1導電型トランジスタと、
上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
る第4の第1導電型トランジスタと、上記第1の有効期
間中、上記第1の第1導電型トランジスタを導通させ、
上記第4の第1導電型トランジスタを遮断させること
で、上記第1の電流源の供給電流に応じて上記第1の電
流を上記出力端子に出力し、上記第1の有効期間終了
後、上記第1の第1導電型トランジスタを遮断させ、当
該第1の第1導電型トランジスタと上記第2の第1導電
型トランジスタとの接続中点の電圧を変化させ、第1の
時間が経過した後、上記第4の第1導電型トランジスタ
を導通させる第1の制御手段と、共通電位と上記出力端
子間に直列接続されている第1と第2の第2導電型トラ
ンジスタと、第2の電流源と、制御端子が上記第1の第
2導電型トランジスタの制御端子に接続され、その接続
点が一方の端子とともに、上記第2の電流源に接続され
ている第3の第2導電型トランジスタと、上記共通電位
と上記第2の電流源との間に接続されている第4の第2
導電型トランジスタと、上記第2の有効期間中、上記第
1の第2導電型トランジスタを導通させ、上記第4の第
2導電型トランジスタを遮断させることで、上記第2の
電流源の供給電流に応じて上記第2の電流を上記出力端
子に出力し、上記第2の有効期間終了後、上記第1の第
2導電型トランジスタを遮断させ、当該第1の第2導電
型トランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタと
の接続中点の電圧を変化させ、第2の時間が経過した
後、上記第4の第2導電型トランジスタを導通させる第
2の制御手段とを有する。
【0019】また、本発明のチャージポンプ回路は、第
1または第2の有効期間に第1のレベルに保持され、上
記第1または第2の有効期間以外に第2のレベルに保持
される第1と第2の入力信号に応じて、上記第1の有効
期間中に第1の電流を出力し、上記第2の有効期間に第
2の電流を出力するチャージポンプ回路であって、電源
電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2の第
1導電型トランジスタと、第1の電流源と、制御端子が
上記第2の第1導電型トランジスタの制御端子に接続さ
れ、その接続点が一方の端子とともに、上記第1の電流
源に接続されている第3の第1導電型トランジスタと、
上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
る第4の第1導電型トランジスタと、上記第1と第2の
第1導電型トランジスタの接続中点と共通電位との間に
接続されている第1のスイッチング素子と、上記第1の
有効期間中、上記第1の第1導電型トランジスタを導通
させ、上記第4の第1導電型トランジスタを遮断させる
ことで、上記第1の電流源の供給電流に応じて上記第1
の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の有効期間終
了後上記第1の第1導電型トランジスタを遮断させ、上
記第4の第1導電型トランジスタを導通させ、所定の期
間において上記第1のスイッチング素子を導通状態に保
持させることで、上記第1の第1導電型トランジスタと
上記第2の第1導電型トランジスタとの接続中点の電圧
を上記共通電位に応じて変化させる第1の制御手段と、
上記電源電位と上記出力端子間に直列接続されている第
1と第2の第1導電型トランジスタと、第2の電流源
と、制御端子が上記第2の第2導電型トランジスタの制
御端子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、
上記第2の電流源に接続されている第3の第2導電型ト
ランジスタと、上記共通電位と上記第2の電流源との間
に接続されている第4の第2導電型トランジスタと、上
記第1と第2の第2導電型トランジスタの接続中点と上
記電源電位との間に接続されている第2のスイッチング
素子と、上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型
トランジスタを導通させ、上記第4の第2導電型トラン
ジスタを遮断させることで、上記第2の電流源の供給電
流に応じて上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上
記第2の有効期間終了後上記第1の第2導電型トランジ
スタを遮断させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
導通させ、所定の期間において上記第2のスイッチング
素子を導通状態に保持させることで、上記第1の第2導
電型トランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタ
との接続中点の電圧を上記電源電位に応じて変化させる
第2の制御手段とを有する。
【0020】また、本発明のチャージポンプ回路は、第
1または第2の有効期間に第1のレベルに保持され、上
記第1または第2の有効期間以外に第2のレベルに保持
される第1と第2の入力信号に応じて、上記第1の有効
期間中に第1の電流を出力し、上記第2の有効期間に第
2の電流を出力するチャージポンプ回路であって、電源
電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2の第
1導電型トランジスタと、第1の電流源と、制御端子が
上記第1の第1導電型トランジスタの制御端子に接続さ
れ、その接続点が一方の端子とともに、上記第1の電流
源に接続されている第3の第1導電型トランジスタと、
上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
る第4の第1導電型トランジスタと、上記第1と第2の
第1導電型トランジスタの接続中点と共通電位との間に
接続されている第1のスイッチング素子と、上記第1の
有効期間中、上記第1の第1導電型トランジスタを導通
させ、上記第4の第1導電型トランジスタを遮断させる
ことで、上記第1の電流源の供給電流に応じて上記第1
の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の有効期間終
了後上記第1の第1導電型トランジスタを遮断させ、上
記第4の第1導電型トランジスタを導通させ、所定の期
間において上記第1のスイッチング素子を導通状態に保
持させることで、上記第1の第1導電型トランジスタと
上記第2の第1導電型トランジスタとの接続中点の電圧
を上記共通電位に応じて変化させる第1の制御手段と、
上記電源電位と上記出力端子間に直列接続されている第
1と第2の第1導電型トランジスタと、第2の電流源
と、制御端子が上記第1の第2導電型トランジスタの制
御端子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、
上記第2の電流源に接続されている第3の第2導電型ト
ランジスタと、上記共通電位と上記第2の電流源との間
に接続されている第4の第2導電型トランジスタと、上
記第1と第2の第2導電型トランジスタの接続中点と上
記電源電位との間に接続されている第2のスイッチング
素子と、上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型
トランジスタを導通させ、上記第4の第2導電型トラン
ジスタを遮断させることで、上記第2の電流源の供給電
流に応じて上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上
記第2の有効期間終了後上記第1の第2導電型トランジ
スタを遮断させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
導通させ、所定の期間において上記第2のスイッチング
素子を導通状態に保持させることで、上記第1の第2導
電型トランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタ
との接続中点の電圧を上記電源電位に応じて変化させる
第2の制御手段とを有する。
【0021】また、本発明では、好適には、上記第1の
第1導電型トランジスタのチャネル形成領域に上記電源
電位より高い電圧が印加され、上記第1の第2導電型ト
ランジスタのチャネル形成領域に上記共通電位より低い
電圧が印加される、
【0022】さらに、本発明では、好適には、上記第1
のスイッチング素子は、一方の端子が上記第1と第2の
第1導電型トランジスタとの接続中点に接続され、他方
の端子が上記共通電位に接続され、制御端子に上記第1
の有効期間終了後、上記所定の期間においてほぼ上記共
通電位レベルに保持される第1の導通制御信号が印加さ
れる第1導電型トランジスタによって構成され、上記第
2のスイッチング素子は、一方の端子が上記第1と第2
の第2導電型トランジスタとの接続中点に接続され、他
方の端子が上記電源電圧に接続され、制御端子に上記第
2の有効期間終了後、上記所定の期間においてほぼ上記
電源電圧レベルに保持される第2の導通制御信号が印加
される第2導電型トランジスタによって構成されてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係るチャージポンプ回路の第1の実施形
態を示す回路図である。図示のように、チャージポンプ
回路20aにおいて、チャージ電流を発生する側は、タ
イミング調整回路22、pMOSトランジスタMP1,
MP2,…,MP5及び電流源IS1によって構成さ
れ、ディスチャージ電流を発生する側は、タイミング調
整回路24、nMOSトランジスタMN1,MN2,
…,MN5及び電流源IS2によって構成されている。
【0024】チャージ電流を発生する側において、トラ
ンジスタMP1とMP5のゲートがタイミング調整回路
22に接続され、トランジスタMP1のソースが電源電
圧V DDに接続され、ドレインが電流源IS1に接続され
ている。トランジスタMP4のゲートが共通電位VSS
接続され、トランジスタMP2とMP3のゲート同士が
接続され、その接続点がトランジスタMP2のドレイン
に接続され、さらに電流源IS1に接続されている。ト
ランジスタMP4とMP2、MP5とMP3がそれぞれ
直列接続されている。トランジスタMP3のドレインが
出力端子TOUTに接続されている。
【0025】タイミング調整回路22の一構成例を図2
(a)に示している。図示のように、タイミング調整回
路22は、直列接続されている3段のインバータINV
11,INV12,INV13及びNANDゲートNG
1によって構成されている。NANDゲートNG1は、
一方の入力端子がインバータINV11の出力端子に接
続され、他方の入力端子がインバータINV13の出力
端子に接続されている。NANDゲートNG1の出力端
子がトランジスタMP1のゲートに接続され、インバー
タINV13の出力端子がトランジスタMP5のゲート
に接続されている。
【0026】以下、チャージ電流を発生する側の動作に
ついて説明する。アップ信号SUPがローレベルに保持さ
れているとき、タイミング調整回路22の出力信号のう
ち、インバータINV13の出力がハイレベル、NAN
DゲートNG1の出力信号がローレベルに保持される。
これに応じて、トランジスタMP1がオン、MP5がオ
フするので、トランジスタMP1に電流源IS1の電流
upが流れる。トランジスタMP1のドレインは、ほぼ
電源電圧VDDのレベルに保持され、トランジスタMP2
とMP3がともにオフする。
【0027】アップ信号SUPにパルス信号が出力される
場合、アップ信号SUPがハイレベルの間、タイミング調
整回路22の出力信号のうち、インバータINV13の
出力信号がローレベル、NANDゲートNG1の出力信
号がハイレベルに保持される。これに応じて、トランジ
スタMP1がオフし、MP5がオンする。電流源IS1
によって供給された電流Iupは、トランジスタMP4と
MP2を流れる。トランジスタMP2とMP3で構成さ
れているカレントミラー回路によって、電流Iupの定数
倍の電流IC がトランジスタMP3のドレインから出力
される。この電流IC は、チャージ電流としてチャージ
ポンプ回路20aの出力端子TOUT に接続されているル
ープフィルタ30に供給されるので、ループフィルタ3
0の容量素子がチャージされ、制御信号SC の電圧が上
昇する。
【0028】タイミング調整回路22において、アップ
信号SUPのパルスの立ち下がりエッジに応じて、インバ
ータINV11,INV12及びINV13の遅延時間
分だけ遅れてインバータINV13の出力端子が立ち上
がり、これよりさらにNANDゲートNG1の遅延分Δ
1 だけ遅れてNANDゲートNG1の出力端子が立ち
下がる。即ち、アップ信号SUPのパルスの立ち下がりエ
ッジに応じて、まずトランジスタMP5がオフし、これ
よりさらにΔT1 遅れてトランジスタMP1がオンす
る。なお、ΔT1 は、NANDゲートNG1の遅延時間
によって決まり、例えば、数分の1nsから数nsとい
う短時間である。
【0029】ΔT1 の間に、トランジスタMP5がオフ
するが、トランジスタMP3のドレインから出力端子T
OUT に電流が流れる。このため、トランジスタMP3の
ソース電圧が低下する。この電圧の低下分ΔVp は、ト
ランジスタMP3のゲート電圧、トランジスタサイズな
どによって変化するが、典型的な設計では、例えば20
0〜500mVである。トランジスタMP3のゲート電
圧はそのソース電圧が低下したあと、トランジスタMP
1の導通によって上昇し、ほぼ電源電圧VDDレベルに保
持される。その後、トランジスタMP3とMP5がとも
にオフするので、トランジスタMP3のソース電圧レベ
ルが長く保持される。
【0030】従って、トランジスタMP3は、そのゲー
ト電圧がソース電圧より200〜500mV高く、深い
遮断状態にある。一般にMOSトランジスタの遮断時の
リーク電流はサブスレッショルドリークと呼ばれ、その
特性はゲート・ソース間電圧が数十mV上昇する毎に1
/10に低下するという指数特性を持つ。従って、トラ
ンジスタMP3のリーク電流は従来の場合に比べて、2
ないし7桁小さく抑えることができる。
【0031】ディスチャージ電流を発生する側におい
て、トランジスタMN1とMN5のゲートがタイミング
調整回路24に接続され、トランジスタMN1のソース
が共通電位VSSに接続され、ドレインが電流源IS2に
接続されている。トランジスタMN4のゲートが電源電
圧VDDに接続され、トランジスタMN2とMN3のゲー
ト同士が接続され、その接続点がトランジスタMN2の
ドレインに接続され、さらに電流源IS2に接続されて
いる。トランジスタMN4とMN2、MN5とMN3が
それぞれ直列接続されている。トランジスタMN3のド
レインが出力端子TOUT に接続されている。
【0032】タイミング調整回路24の一構成例を図2
(b)に示している。図示のように、タイミング調整回
路24は、直列接続されている2段のインバータINV
21,INV22及びNORゲートNR1によって構成
されている。NORゲートNR1は、一方の入力端子が
インバータINV22の出力端子に接続され、他方の入
力端子がダウン信号SDWの入力端子に接続されている。
NORゲートNR1の出力端子がトランジスタMN1の
ゲートに接続され、インバータINV22の出力端子が
トランジスタMN5のゲートに接続されている。
【0033】次に、ディスチャージ電流を発生する側の
動作について説明する。ダウン信号SDWがローレベルに
保持されているとき、タイミング調整回路24の出力信
号のうち、インバータINV22の出力がローレベル、
NORゲートNR1の出力信号がハイレベルに保持され
る。これに応じて、トランジスタMN1がオン、MN5
がオフするので、トランジスタMN1に電流源IS2の
電流Idwが流れる。トランジスタMN1のドレインは、
ほぼ共通電位VSSのレベルに保持され、トランジスタM
N2とMN3がともにオフする。
【0034】ダウン信号SDWにパルス信号が出力される
場合、ダウン信号SDWがハイレベルの間、タイミング調
整回路24の出力信号のうち、インバータINV22の
出力信号がハイレベル、NORゲートNR1の出力信号
がローレベルに保持される。これに応じて、トランジス
タMN1がオフし、MN5がオンする。電流源IS2に
よって供給された電流Idwは、トランジスタMN4とM
N2を流れる。トランジスタMN2とMN3で構成され
ているカレントミラー回路によって、電流Idwの定数倍
の電流ID がトランジスタMN3のドレインから出力さ
れる(ただし、電流ID は出力端子TOUT からトランジ
スタMN3のドレインに流れる引き込み電流である)。
この引き込み電流ID は、ディスチャージ電流としてチ
ャージポンプ回路20aの出力端子TOUT に接続されて
いるループフィルタ30に供給されるので、ループフィ
ルタ30の容量素子がディスチャージされ、制御信号S
Cの電圧が降下する。
【0035】タイミング調整回路24において、ダウン
信号SDWのパルスの立ち下がりエッジに応じて、インバ
ータINV21とINV22の遅延時間分だけ遅れてイ
ンバータINV22の出力端子が立ち下がり、これより
さらにNORゲートNR1の遅延分ΔT2 だけ遅れてN
ORゲートNR1の出力端子が立ち上がる。即ち、ダウ
ン信号SDWのパルスの立ち下がりエッジに応じて、まず
トランジスタMN5がオフし、これよりさらにΔT2
れてトランジスタMN1がオンする。なお、ΔT2 は、
NORゲートNR1の遅延時間によって決まり、例え
ば、数分の1nsから数nsという短時間である。
【0036】ΔT2 の間に、トランジスタMN5がオフ
するが、トランジスタMN3のドレインには引き込み電
流が流れる。このため、トランジスタMN3のソース電
圧が上昇する。この電圧の上昇分ΔVN は、トランジス
タMN3のゲート電圧、トランジスタサイズなどによっ
て変化するが、典型的な設計では、例えば200〜50
0mVである。トランジスタMN3のゲート電圧はその
ソース電圧が上昇したあと、トランジスタMN1の導通
によって低下し、ほぼ共通電位VSSレベルに保持され
る。その後、トランジスタMN3とMN5がともにオフ
するので、トランジスタMN3のソース電圧レベルが長
く保持される。
【0037】従って、トランジスタMN3は、そのゲー
ト電圧がソース電圧より200〜500mV低く、深い
遮断状態にある。一般にMOSトランジスタの遮断時の
リーク電流はサブスレッショルドリークと呼ばれ、その
特性はゲート・ソース間電圧が数十mV上昇する毎に1
/10に低下するという指数特性を持つ。従って、トラ
ンジスタMN3のリーク電流は従来の場合に比べて、2
ないし7桁小さく抑えることができる。
【0038】図3は、本実施形態のチャージポンプ回路
20aの全体の動作を示す波形図である。図示のよう
に、周波数/位相比較器10によって、パルス信号であ
るダウン信号SDWとアップ信号SUPが順次出力される。
図3(a)に示すダウン信号SDWが入力されたとき、チ
ャージポンプ20aにおいて、同図(b)に示すように
トランジスタMN1とMN5のゲート電圧が変化する。
ダウン信号SDWがハイレベルの間に、トランジスタMN
1のゲートがローレベル、トランジスタMN5のゲート
がハイレベルにそれぞれ保持されている。これに応じ
て、トランジスタMN1がオフし、トランジスタMN5
がオンするので、トランジスタMN2とMN3からなる
カレントミラー回路によって、電流源IS2の電流Idw
の定数倍の電流ID がトランジスタMN3のドレインに
引き込まれる。即ち、この場合、チャージポンプ回路2
0aによって発生した電流ID によって、出力端子T
OUT に接続されているループフィルタ30の容量素子が
ディスチャージされ、制御信号SC の電圧が降下する。
【0039】ダウン信号SDWの立ち下がりエッジから、
タイミング調整回路22によって設定した遅延時間(例
えば、図2(a)に示すインバータINV21とINV
22の遅延時間の合計)だけ遅れて、トランジスタMN
5のゲートがローレベルになり、トランジスタMN5が
オフする。このとき、トランジスタMN3のドレインか
ら電流が流れるので、図3(f)に示すように、トラン
ジスタMN3のソース電圧が上昇する。さらに時間ΔT
N (例えば、図2(a)に示すNORゲートNR1の遅
延時間)が経過した後トランジスタMN1のゲートがハ
イレベルになり、トランジスタMN1がオンする。これ
に応じて、トランジスタMN3のゲート電圧が低下し、
ほぼ共通電位VSSのレベルに保持される。トランジスタ
MN3とMN5がともにオフするので、トランジスタM
N3のソース電圧の上昇分が保持される。トランジスタ
MN3は、そのソース電圧の上昇分だけ、ゲート−ソー
ス間の電圧差が大きくなり、深い遮断状態にあり、リー
ク電流が低減する。
【0040】図3(c)に示すように、アップ信号SUP
が入力されたとき、チャージポンプ20aにおいて、同
図(d)に示すようにトランジスタMP1とMP5のゲ
ート電圧が変化する。アップ信号SUPがハイレベルの間
に、トランジスタMP1のゲートがハイレベル、トラン
ジスタMP5のゲートがローレベルにそれぞれ保持され
ている。これに応じて、トランジスタMP1がオフし、
トランジスタMP5がオンするので、トランジスタMP
2とMP3からなるカレントミラー回路によって、電流
源IS1の電流Iupの定数倍の電流IC がトランジスタ
MP3のドレインから出力される。即ち、この場合、チ
ャージポンプ回路20aによって発生した電流IC によ
って、出力端子TOUT に接続されているループフィルタ
30の容量素子がチャージされ、制御信号SC の電圧が
上昇する。
【0041】アップ信号SUPの立ち下がりエッジから、
タイミング調整回路24によって設定した遅延時間(例
えば、図2(b)に示すインバータINV11,INV
12とINV13の遅延時間の合計)だけ遅れて、トラ
ンジスタMP5のゲートがハイレベルになり、トランジ
スタMN5がオフする。このとき、トランジスタMP3
のドレインに引き込み電流が流れるので、図3(e)に
示すように、トランジスタMP3のソース電圧が低下す
る。さらに時間ΔTp (例えば、図2(b)に示すNA
NDゲートNG1の遅延時間)が経過した後トランジス
タMP1のゲートがローレベルになり、トランジスタM
P1がオンする。これに応じて、トランジスタMP3の
ゲート電圧が上昇し、ほぼ電源電圧VDDのレベルに保持
される。トランジスタMP3とMP5がともにオフする
ので、トランジスタMP3のソース電圧の降下分が保持
される。トランジスタMP3は、そのソース電圧の降下
分だけ、ゲート−ソース間の電圧差が大きくなり、深い
遮断状態にあり、リーク電流が低減する。
【0042】アップ信号SUPまたはダウン信号SDWの何
れも入力されていないとき、トランジスタMP3とMN
3がともにオフする。この場合、上述したように、これ
らのトランジスタが深い遮断状態にあり、リーク電流が
低く抑制される。即ち、チャージポンプ回路20aの出
力端子TOUT がハイインピーダンス状態に保持されるの
で、ループフィルタ30にある容量素子のチャージ電荷
が長く保持でき、当該チャージ電荷の量に応じた制御信
号SC の電圧がほぼ一定のレベルに保持される。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、アップ信号SUPまたはダウン信号SDWに応じてカレ
ントミラー回路によってチャージポンプ回路の出力端子
OUTにチャージ電流IC またはディスチャージ電流I
D を供給し、アップ信号SUP及びダウン信号SDWのパル
ス期間の終了後、チャージ電流供給側において出力端子
に接続されているスイッチ用トランジスタMP3のソー
ス電位を引き下げてから、トランジスタMP1をオンさ
せ、トランジスタMP3のゲート−ソース間に高い逆バ
イアスを与えて、深い遮断状態に保持することによって
リーク電流を抑え、ディスチャージ電流供給側において
出力端子に接続されているスイッチトランジスタMN3
のソース電位を引き上げてから、トランジスタMN1を
オンさせ、トランジスタMN3のゲート−ソース間に、
高い逆バイアスを与え、深い遮断状態に保持することに
よって、リーク電流を抑えるので、チャージ電流及びデ
ィスチャージ電流を出力する以外のとき、チャージポン
プ回路の出力端子をハイインピーダンス状態に保持し、
当該出力端子に接続されているループフィルタの制御信
号SC の電圧を一定に保持し、VCOの発振周波数の安
定性を改善できる。
【0044】第2実施形態 図4は本発明に係るチャージポンプ回路の第2の実施形
態を示す回路図である。図示のように、本実施形態のチ
ャージポンプ回路20bは、図1に示すチャージポンプ
回路20aとほぼ同じ構成を有するが、カレントミラー
回路及び電流出力スイッチング用トランジスタの接続順
序が第1の実施形態と異なる。
【0045】チャージ電流IC の供給側において、トラ
ンジスタMP4とMP5によってカレントミラー回路が
構成され、トランジスタMP5と出力端子TOUT との間
に、スイッチング用トランジスタMP3が接続されてい
る。トランジスタMP4とMP5のソースがともに電源
電圧VDDに接続され、ゲート同士が接続され、その接続
点がトランジスタMP4のドレインとともに電流源IS
1に接続されている。トランジスタMP1は、ソースが
電源電圧VDDに接続され、ドレインが電流源IS1に接
続されている。トランジスタMP1とMP3のゲートが
タイミング調整回路22aに接続され、これらのトラン
ジスタはタイミング調整回路22aによってオン/オフ
制御される。
【0046】タイミング調整回路22aは、図5(a)
に示すものを用いることができる。このタイミング調整
回路22aにおいて、インバータINV32の出力端子
がトランジスタMP1のゲートに接続され、NORゲー
トNR2の出力端子がトランジスタMP3のゲートに接
続される。
【0047】ディスチャージ電流ID の供給側、即ち、
出力端子TOUT からの引き込み電流ID を供給する側に
おいて、トランジスタMN4とMN5によってカレント
ミラー回路が構成され、トランジスタMN5と出力端子
OUT との間に、スイッチング用トランジスタMN3が
接続されている。トランジスタMN4とMN5のソース
がともに共通電位VSSに接続され、ゲート同士が接続さ
れ、その接続点がトランジスタMN4のドレインととも
に電流源IS2に接続されている。トランジスタMN1
は、ソースが共通電位VSSに接続され、ドレインが電流
源IS2に接続されている。トランジスタMN1とMN
3のゲートがタイミング調整回路24aに接続され、こ
れらのトランジスタはタイミング調整回路24aによっ
てオン/オフ制御される。
【0048】タイミング調整回路24aは、図5(b)
に示すものを用いることができる。この場合、インバー
タINV43の出力端子がトランジスタMN1のゲート
に接続され、NANDゲートNG2の出力端子がトラン
ジスタMN3のゲートに接続される。
【0049】次に、本実施形態のチャージポンプ回路2
0bの動作を説明する。チャージ電流IC の供給側にお
いて、アップ信号SUPがハイレベルのとき、トランジス
タMP1がオフ状態、トランジスタMP3がオン状態に
それぞれ制御される。このため、電流源IS1の電流I
upがカレントミラー回路を構成するトランジスタMP4
に流れ、カレントミラー回路によって電流Iupの定数倍
の電流IC が出力端子TOUT に注入される。当該電流I
C がチャージ電流として出力端子TOUT に接続されてい
るループフィルタに供給され、ループフィルタの容量素
子がチャージされ、制御信号SC の電圧が上昇する。
【0050】アップ信号SUPの立ち下がりエッジから、
所定の時間を遅れて、まず、トランジスタMP1のゲー
ト電圧がローレベルに制御され、MP1がオンする。こ
れに応じてトランジスタMP5のゲート電圧がほぼ電源
電圧VDDレベルに保持され、トランジスタMP5がオフ
する。このときトランジスタMP3はまだオン状態にあ
り、そのドレインから出力端子TOUT に電流が流れるの
で、ソース電圧が低下する。この状態が一定の時間ΔT
1 続いて、トランジスタMP3ソース電圧が例えば、2
00〜500mV低下したところでトランジスタMP3
のゲートがハイレベルに保持され、MP3がオフする。
なお、トランジスタMP3のソース電圧を低下させる時
間ΔT1 は、例えば、図5(a)に示すタイミング調整
回路22aのNORゲートNR2の遅延時間によって制
御される。
【0051】その後、トランジスタMP3とMP5がと
もにオフするので、トランジスタMP3のソース電圧が
保持される。トランジスタMP3のソース電圧の低下分
だけ、オフ状態のときトランジスタMP3のゲート−ソ
ース間に逆バイアスが与えられるので、トランジスタM
P3が深い遮断状態にあり、リーク電流が抑えられる。
【0052】ディスチャージ電流ID の供給側におい
て、ダウン信号SDWがハイレベルのとき、トランジスタ
MN1がオフ状態、トランジスタMN3がオン状態にそ
れぞれ制御される。このため、電流源IS2の電流Idw
がカレントミラー回路を構成するトランジスタMN4に
流れ、カレントミラー回路によって電流Idwの定数倍の
電流ID が出力端子TOUT から引き込まれる。当該電流
D がディスチャージ電流として出力端子TOUT に接続
されているループフィルタに供給され、ループフィルタ
の容量素子がディスチャージされ、制御信号SC の電圧
が降下する。
【0053】ダウン信号SDWの立ち下がりエッジから、
所定の時間を遅れて、まず、トランジスタMN1のゲー
ト電圧がハイレベルに制御され、MN1がオンする。こ
れに応じてトランジスタMN5のゲート電圧がほぼ共通
電位VSSレベルに保持され、トランジスタMN5がオフ
する。このときトランジスタMN3はまだオン状態にあ
り、そのドレインに引き込み電流が流れるので、ソース
電圧が上昇する。この状態が一定の時間ΔT2 続いて、
トランジスタMN3のソース電圧が例えば、200〜5
00mV上昇したところでトランジスタMN3のゲート
電圧がローレベルに切り換えられ、MN3がオフする。
なお、トランジスタMN3のソース電圧を上昇させる時
間ΔT2 は、例えば、図5(b)に示すタイミング調整
回路24aのNANDゲートNG2の遅延時間によって
制御される。
【0054】その後、トランジスタMN3とMN5がと
もにオフするので、トランジスタMN3のソース電圧が
保持される。トランジスタMN3のソース電圧の上昇分
だけ、オフ状態のときトランジスタMN3のゲート−ソ
ース間に逆バイアスが与えられるので、トランジスタM
N3が深い遮断状態にあり、リーク電流が抑えられる。
【0055】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、チャージポンプ回路20bは、アップ信号SUPまた
はダウン信号SDWに応じて出力端子TOUT にチャージ電
流ICまたはディスチャージ電流ID を供給し、アップ
信号SUPのパルス終了後、チャージ電流を供給する側に
おいて、トランジスタMP1をオンさせ、カレントミラ
ー回路を構成するトランジスタMP5をオフさせ、スイ
ッチング用トランジスタMP3を流れる電流によってそ
のソース電圧を低下させた後、MP3をオフさせる。ト
ランジスタMP3のソース電圧の低下分だけオフ状態の
ときゲート−ソース間に逆バイアス電圧がかかり、トラ
ンジスタMP3が深い遮断状態にあり、リーク電流が抑
えられる。ダウン信号SDWのパルス終了後、ディスチャ
ージ電流の供給側におて、トランジスタMN1をオンさ
せ、カレントミラー回路を構成するトランジスタMN5
をオフさせ、スイッチング用トランジスタMN3を流れ
る電流によってそのソース電圧を上昇させた後、MN3
をオフさせる。トランジスタMN3のソース電圧の上昇
分だけオフ状態のときゲート−ソース間に逆バイアス電
圧がかかり、トランジスタMP3が深い遮断状態にあ
り、リーク電流が抑えられる。
【0056】このように、アップ信号SUPまたはダウン
信号SDWの何れも入力されていないとき、スイッチング
用トランジスタMP3またはMN3のリーク電流が抑え
られ、チャージポンプの出力端子TOUT がハイインピー
ダンス状態に保持できるので、当該出力端子TOUT に接
続されているループフィルタの容量素子の蓄積電荷が一
定に保持でき、電荷の放出による制御信号SC のレベル
変動を抑制でき、VCOの発振周波数の安定性を改善で
きる。
【0057】第3実施形態 図6は本発明に係るチャージポンプ回路の第3の実施形
態を示す回路図である。図示のように、本実施形態のチ
ャージポンプ回路20cは、アップ信号SUPに応じてチ
ャージ電流IC を供給するチャージ電流供給側と、ダウ
ン信号SDWに応じてディスチャージ電流ID を供給する
ディスチャージ電流供給側によって構成されている。
【0058】チャージ電流供給側において、アップ信号
UPが直列接続されたインバータINV1とINV2を
介してトランジスタMP1のゲートに印加される。トラ
ンジスタMP1のソースが電源電圧VDDに接続され、ド
レインが電流源IS1に接続されている。トランジスタ
MP2とMP3のゲートが共通に接続され、その接続点
がトランジスタMP2のドレインとともに電流源IS1
に接続されている。トランジスタMP2と電源電圧VDD
との間に、トランジスタMP4が接続され、MP4のゲ
ートが共通電位VSSに接続されている。トランジスタM
P3と電源電圧VDDとの間に、トランジスタMP5が接
続され、MP5のゲートがインバータINV1の出力端
子に接続されている。トランジスタMP6のソースがト
ランジスタMP3のソースに接続され、ドレインが共通
電位VSSに接続され、ゲートがパルス発生回路26に接
続されている。
【0059】パルス発生回路26は、インバータINV
1の出力パルスの立ち上がりエッジから、幅の狭いパル
スを生成し、トランジスタMP6のゲートに印加する。
図7(a)には、パルス発生回路26の一構成例を示し
ている。図示のように、パルス発生回路26は直列接続
されている3段のインバータINV51,INV52,
INV53及びNANDゲートNG3によって構成され
ている。インバータINV1の出力パルスがインバータ
INV51及びNANDゲートNG3の一方の入力端子
に入力され、NANDゲートNG3の他方の端子にイン
バータINV53の出力信号が入力される。
【0060】このように構成されているパルス発生回路
26によって、インバータINV1の出力パルスの立ち
上がりエッジに応じて、幅の狭い負のパルス信号が出力
される。当該パルスの幅がNANDゲートNG3の遅延
時間によって決まる。
【0061】以下、チャージ電流供給側の動作について
説明する。アップ信号SUPがローレベルのとき、インバ
ータINV1の出力端子がハイレベル、インバータIN
V2の出力端子がローレベルに保持され、トランジスタ
MP1がオンし、トランジスタMP5がオフする。この
とき、電流源IS1の電流IupがトランジスタMP1を
流れる。また、トランジスタMP3のゲートがほぼ電源
電圧VDDレベルに保持されるので、トランジスタMP3
がオフし、チャージ電流が出力されない。
【0062】アップ信号SUPがハイレベルのとき、トラ
ンジスタMP1がオフし、トランジスタMP5がオンす
る。このとき、電流源IS1の電流Iupがトランジスタ
MP4とMP2を流れ、トランジスタMP2とMP3か
らなるカレントミラー回路によって電流Iupの定数倍の
電流IC がトランジスタMP3のドレインから出力さ
れ、出力端子TOUT に注入される。このため、出力端子
OUT に接続されているループフィルタの容量素子がチ
ャージされ、制御信号SC の電圧が上昇する。
【0063】アップ信号SUPの立ち下がりエッジに応じ
て、インバータINV1の出力端子がハイレベルにな
り、インバータINV2の出力端子がローレベルにな
る。これに応じて、トランジスタMP5がオフし、トラ
ンジスタMP1がオンする。トランジスタMP1がオン
することによって、トランジスタMP2とMP3のゲー
トがほぼ電源電圧VDDレベルに保持され、トランジスタ
MP2とMP3がオフする。
【0064】トランジスタMP5がオフした直後、パル
ス発生回路26によって、短い負のパルスがトランジス
タMP6のゲートに印加される。パルスが印加されてい
る間にトランジスタMP6がオンし、このときトランジ
スタMP3とMP5がすでにオフしているので、トラン
ジスタMP3とMP6の共通のソースがディスチャージ
され、その電圧が下がる。パルス終了後、トランジスタ
MP6がオフし、トランジスタMP3とMP6の共通の
ソース電圧が下がったまま保持される。この結果、トラ
ンジスタMP3は、ゲートよりソース電圧が低く保持さ
れ、ゲート−ソース間に逆バイアスが与えられているの
で、深い遮断状態にあり、リーク電流が抑えられる。
【0065】次に、ディスチャージ電流供給側を説明す
る。ディスチャージ電流供給側において、ダウン信号S
DWが直列接続されたインバータINV3とINV4を介
してトランジスタMN5のゲートに印加される。トラン
ジスタMP1のゲートがインバータINV3の出力端子
に接続され、ソースが共通電位VSSに接続され、ドレイ
ンが電流源IS2に接続されている。トランジスタMN
2とMN3のゲートが共通に接続され、その接続点がト
ランジスタMN2のドレインとともに電流源IS2に接
続されている。トランジスタMN2と共通電位VSSとの
間に、トランジスタMN4が接続され、MN4のゲート
が電源電圧VDDに接続されている。トランジスタMN3
と共通電位VSSとの間に、トランジスタMN5が接続さ
れ、MN5のゲートがインバータINV4の出力端子に
接続されている。トランジスタMN6のソースがトラン
ジスタMN3のソースに接続され、ドレインが電源電圧
DDに接続され、ゲートがパルス発生回路28に接続さ
れている。
【0066】パルス発生回路28は、インバータINV
4の出力パルスの立ち上がりエッジから、幅の狭いパル
スを生成し、トランジスタMN6のゲートに印加する。
図7(b)には、パルス発生回路28の一構成例を示し
ている。図示のように、パルス発生回路28は直列接続
されている3段のインバータINV61,INV62,
INV63及びNORゲートNR3によって構成されて
いる。インバータINV3の出力パルスがインバータI
NV61及びNORゲートNR3の一方の入力端子に入
力され、NORゲートNR3の他方の端子にインバータ
INV63の出力信号が入力される。
【0067】このように構成されているパルス発生回路
28によって、インバータINV4の出力パルスの立ち
下がりエッジに応じて、幅の狭いパルス信号が出力され
る。なお、このパルスの幅がNORゲートNR3の遅延
時間によって決まる。
【0068】以下、ディスチャージ電流供給側の動作に
ついて説明する。ダウン信号SDWがローレベルのとき、
インバータINV3の出力端子がハイレベル、インバー
タINV2の出力端子がローレベルに保持され、トラン
ジスタMN1がオンし、トランジスタMN5がオフす
る。このとき、電流源IS2の電流Idwがトランジスタ
MN1を流れる。また、トランジスタMN3のゲートが
ほぼ共通電位VSSレベルに保持されるので、トランジス
タMN3がオフし、ディスチャージ電流が出力されな
い。
【0069】アップ信号SUPがハイレベルのとき、トラ
ンジスタMN1がオフし、トランジスタMN5がオンす
る。このとき、電流源IS2の電流Idwがトランジスタ
MN4とMN2を流れ、トランジスタMN2とMN3か
らなるカレントミラー回路によって電流Idwの定数倍の
電流ID がトランジスタMN3のドレインに引き込まれ
る。このため、出力端子TOUT に接続されているループ
フィルタの容量素子がディスチャージされ、制御信号S
C の電圧が降下する。
【0070】ダウン信号SDWの立ち下がりエッジに応じ
て、インバータINV3の出力端子がハイレベルにな
り、インバータINV4の出力端子がローレベルにな
る。これに応じて、トランジスタMN5がオフし、トラ
ンジスタMN1がオンする。トランジスタMN1がオン
することによって、トランジスタMN2とMN3のゲー
トがほぼ共通電位VSSレベルに保持され、トランジスタ
MN2とMN3がオフする。
【0071】トランジスタMN5がオフした直後、パル
ス発生回路28によって、短いパルスがトランジスタM
N6のゲートに印加される。パルスが印加されている間
にトランジスタMN6がオンし、このときトランジスタ
MN3とMN5がすでにオフしているので、トランジス
タMN3とMN6の共通のソースがチャージされ、その
電圧が上がる。パルス終了後、トランジスタMN6がオ
フし、トランジスタMN3とMN6の共通のソース電圧
が上がったまま保持される。この結果、トランジスタM
N3は、ゲートよりソース電圧が高く保持され、ゲート
−ソース間に逆バイアスが与えられているので、深い遮
断状態にあり、リーク電流が抑えられる。
【0072】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、チャージ電流供給側にトランジスタMP6が設けら
れ、トランジスタMP6のソースがトランジスタMP3
のソースに接続され、ドレインが共通電位VSSに接続さ
れ、ゲートにパルス発生回路26によって発生したパル
スが印加される。アップ信号SUPのパルス終了後、トラ
ンジスタMP1がオンし、トランジスタMP5がオフし
た直後、パルス発生回路26によって短い負のパルスが
生成され、トランジスタMP6がオンするので、トラン
ジスタMP3のソース電圧が引き下げられる。その後、
トランジスタMP6がオフし、トランジスタMP3はソ
ース電圧が保持され、ゲート−ソース間に逆バイアスが
与えられ、深い遮断状態にあり、リーク電流が抑えられ
る。一方、ディスチャージ電流供給側において、トラン
ジスタMN6が設けられ、トランジスタMN6のソース
がトランジスタMN3のソースに接続され、ドレインが
電源電圧VDDに接続され、ゲートにパルス発生回路28
によって発生したパルスが印加される。ダウン信号SDW
のパルス終了後、トランジスタMN1がオンし、トラン
ジスタMN5がオフした直後、パルス発生回路28によ
って短いパルスが生成され、トランジスタMN6がオン
するので、トランジスタMN3のソース電圧が引き上げ
られる。その後、トランジスタMN6がオフし、トラン
ジスタMN3はソース電圧が保持され、ゲート−ソース
間に逆バイアスが与えられ、深い遮断状態にあり、リー
ク電流が抑えられる。このように、アップ信号SUP及び
ダウン信号SDWの何れも入力していないとき、チャージ
ポンプ回路20cの出力端子TOUT がハイインピーダン
ス状態に保持され、リーク電流が抑えられ、ループフィ
ルタの容量素子の蓄積電荷が長く保持でき、制御信号S
C のレベルが安定化され、VCOの発振周波数の安定性
が改善できる。
【0073】第4実施形態 図8は本発明に係るチャージポンプ回路の第4の実施形
態を示す回路図である。図示のように、本実施形態のチ
ャージポンプ20dは、図6に示す第3の実施形態のチ
ャージポンプ回路20cとほぼ同じ構成を有する。ただ
し、本実施形態では、チャージ電流供給側において、ト
ランジスタMP4とMP5によってカレントミラー回路
が構成され、チャージ電流IC のスイッチング用トラン
ジスタMP3がトランジスタMP5と出力端子TOUT
の間に接続され、一方、ディスチャージ電流供給側にお
いて、トランジスタMN4とMN5によってカレントミ
ラー回路が構成され、ディスチャージ電流ID のスイッ
チング用トランジスタMN3がトランジスタMN5と出
力端子TOUT との間に接続されている。
【0074】チャージ電流供給側において、トランジス
タMP6が設けられ、そのソースがトランジスタMP3
のソースに接続され、ドレインが共通電位VSSに接続さ
れ、ゲートがパルス発生回路26によって生成したパル
スが印加される。なお、パルス発生回路26は、例え
ば、図7(a)に示す回路によって構成され、これによ
って、インバータINV1の出力信号の立ち上がりエッ
ジに応じて、短い負のパルスが生成され、トランジスタ
MP6のゲートに印加される。
【0075】以下、チャージ電流供給側の動作を説明す
る。アップ信号SUPとしてパルスが出力されたとき、ア
ップ信号SUPがハイレベルのとき、トランジスタMP1
がオフ、MP3がオンする。このとき、トランジスタM
P4とMP5からなるカレントミラー回路によって、電
流源IS1の電流Iupの定数倍の電流IC がトランジス
タMP3のドレインから出力され、出力端子TOUT に注
入される。このため、出力端子TOUT に接続されている
ループフィルタの容量素子がチャージされ、制御信号S
C の電圧が上昇する。
【0076】アップ信号SUPの立ち下がりエッジに応じ
て、トランジスタMP1がオンし、トランジスタMP3
がオフする。その直後、パルス発生回路26によって、
短い負のパルスが生成され、トランジスタMP6のゲー
トに印加される。パルスが印加されている間に、トラン
ジスタMP6がオンし、トランジスタMP3のソースの
電圧が引き下げられる。トランジスタMP6がオフした
あと、トランジスタMP3のソース電圧が下がったまま
保持されるので、トランジスタMP3はゲート−ソース
間に逆バイアスが与えられ、深い遮断状態にあり、リー
ク電流が抑えられる。
【0077】次に、ディスチャージ電流供給側について
説明する。チャージ電流供給側において、トランジスタ
MN6が設けられ、そのソースがトランジスタMN3の
ソースに接続され、ドレインが電源電圧VDDに接続さ
れ、ゲートがパルス発生回路28によって生成したパル
スが印加される。なお、パルス発生回路28は、例え
ば、図7(b)に示す回路によって構成され、これによ
って、インバータINV4の出力信号の立ち下がりエッ
ジに応じて、短いパルスが生成され、トランジスタMN
6のゲートに印加される。
【0078】以下、ディスチャージ電流供給側の動作を
説明する。ダウン信号SDWとしてパルスが出力されたと
き、ダウン信号SDWがハイレベルのとき、トランジスタ
MN1がオフ、MN3がオンする。このとき、トランジ
スタMN4とMN5からなるカレントミラー回路によっ
て、電流源IS2の電流Idwの定数倍の電流ID がトラ
ンジスタMN3のドレインに引き込まれる。このため、
出力端子TOUT に接続されているループフィルタの容量
素子がディスチャージされ、制御信号SC の電圧が降下
する。
【0079】ダウン信号SDWの立ち下がりエッジに応じ
て、トランジスタMN1がオンし、トランジスタMN3
がオフする。その直後、パルス発生回路28によって、
短いパルスが生成され、トランジスタMN6のゲートに
印加される。パルスが印加されている間に、トランジス
タMN6がオンし、トランジスタMN3のソースの電圧
が引き上げられる。トランジスタMN6がオフしたあ
と、トランジスタMN3のソース電圧が上がったまま保
持されるので、トランジスタMN3はゲート−ソース間
に逆バイアスが与えられ、深い遮断状態にあり、リーク
電流が抑えられる。
【0080】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、アップ信号SUP及びダウン信号SDWの何れも入力さ
れていないとき、チャージポンプ回路20dの出力端子
OUTに接続されているスイッチングトランジスタMP
3及びMN3のゲート−ソース間に逆バイアスが与えら
れ、これらのトランジスタが深い遮断状態に保持されて
いるので、リーク電流が抑えられ、チャージポンプの出
力端子TOUT がハイインピーダンス状態にあり、ループ
フィルタの容量素子の蓄積電荷が長く保持され、制御信
号SC のレベル変動が低く抑制でき、VCOの発振周波
数の安定性を改善できる。
【0081】第1〜4実施形態の変形例 上述した本発明のチャージポンプ回路の第1〜第4の実
施形態において、それぞれ変形例がある。以下、これら
のチャージポンプ回路の変形例を説明する。まず、図1
に示す第1の実施形態のチャージポンプ回路20aにお
いて、トランジスタMP5のバックゲート(チャネル形
成領域)に電源電圧VDDより高い電圧を印加し、トラン
ジスタMN5のバックゲートに共通電位VSSにより低い
電圧を印加した回路は、チャージポンプ回路20aの変
形例である。これのトランジスタのバックゲートにそれ
ぞれ上述したバイアス電圧を印加することにより、トラ
ンジスタMP5及びMN5のバックゲートバイアス効果
によって、これらのトランジスタのリーク電流が低減す
る。
【0082】このため、アップ信号SUPが入力されてい
ないとき、トランジスタMP5のドレインに接続されて
いるトランジスタMP3のソースの電位が長く保持で
き、トランジスタMP3のゲート−ソース間の逆バイア
ス電圧が長く維持でき、そのリーク電流を抑制できる。
同じく、ダウン信号SDWが入力されていないとき、トラ
ンジスタMN5のドレインに接続されているトランジス
タMN3のソースの電位が長く保持でき、トランジスタ
MN3のゲート−ソース間の逆バイアス電圧が長く保持
でき、そのリーク電流を抑制できる。
【0083】一般に、電源電圧VDDにより高い電圧また
は共通電位VSSより低い電圧は、例えば、昇圧回路を用
いて生成される。このため、生成した電圧には昇圧回路
に用いるクロック信号の周期に応じたリップル(電圧レ
ベルの周期的な変動)を含み、この電圧を直接出力トラ
ンジスタバックゲートに印加することができない。しか
し、上述した変形例では、トランジスタMP3とMN3
がほとんどの時間に遮断状態にあるので、トランジスタ
MP5とMN5のバックゲートに与えられたリップルの
影響がチャージポンプ回路の出力電流に及ぶ影響が無視
できるほどわずかである。
【0084】さらに、上述した第1の実施形態のチャー
ジポンプ回路の変形例とほぼ同じように、本発明の第2
〜第4の各実施形態において、それぞれトランジスタM
P5のバックゲートに電源電圧VDDより高い電圧を印加
し、トランジスタMN5のバックゲートに共通電位VSS
より低い電圧を印加することによって、トランジスタM
P5とMN5のリーク電流を低減できるので、トランジ
スタMP3とMN3のソース電圧が長く保持できるの
で、トランジスタMP3とMN3のゲート−ソース間の
逆バイアス電圧が長く保持でき、リーク電流を抑制でき
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャージ
ポンプ回路によれば、チャージポンプ回路の出力がハイ
インピーダンス状態において、MOSトランジスタのリ
ーク電流を従来の回路に比べて2〜7桁低減できる効果
が得られる。この効果はMOSトランジスタの製造プロ
セスが微細化するにつれてしきい値電圧が低下すること
によって増大するリーク電流を抑制するには好適であ
る。また、回路の動作温度の上昇によってMOSトラン
ジスタのリーク電流が増大するが、これに対応する手段
としても有効である。さらに、製造プロセスのバラツキ
によるしきい値電圧の低下に対しても有効である。ま
た、本発明によれば、リーク電流を低減するチャージポ
ンプ回路をPLL回路に適用した場合、参照信号の周期
が長くでもループフィルタの容量素子の蓄積電荷を保存
でき、VCOの発振周波数を制御する制御信号の参照信
号周期の変調成分を抑制でき、発振周波数の安定性が改
善できる。このようなPLL回路は、周波数逓倍率の高
い無線通信装置の局部発振回路に好適である。さらに、
光通信やハードディスクの読み出し信号のようにバース
ト的な信号に位相を同期するPLL回路に対しても、信
号の停止中に前回の周波数ロック状態のループフィルタ
の容量素子の蓄積電荷を保持でき、ループフィルタの出
力電圧を良好に保持できるので、次回の信号を受信する
際に高速な引き込みを実現可能である。本発明のチャー
ジポンプ回路は、PLL回路に限らず、DLLなど既存
のチャージポンプ回路の用途すべてに適用できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャージポンプ回路の第1の実施
形態を示す回路図である。
【図2】第1の実施形態のチャージポンプ回路における
タイミング調整回路の構成例を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態のチャージポンプ回路の動作を
示す波形図である。
【図4】本発明に係るチャージポンプ回路の第2の実施
形態を示す回路図である。
【図5】第2の実施形態のチャージポンプ回路における
タイミング調整回路の構成例を示す回路図である。
【図6】本発明に係るチャージポンプ回路の第3の実施
形態を示す回路図である。
【図7】パルス生成回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明に係るチャージポンプ回路の第4の実施
形態を示す回路図である。
【図9】PLL回路の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図10】PLL回路を構成する従来のチャージポンプ
回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10…周波数/位相比較器、20,20a,20b,2
0c,20d…チャージポンプ回路、30…ループフィ
ルタ、40…VCO、50…分周器、22,22a,2
4,24a…タイミング調整回路、26,28…パルス
発生回路、MP1,MP2,…,MP6…pMOSトラ
ンジスタ、MN1,MN2,…,MN6…nMOSトラ
ンジスタ、VDD…電源電圧、VSS…共通電位。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効期間に第1のレベルに保持され、上記
    有効期間以外に第2のレベルに保持される入力信号に応
    じて、上記有効期間中に電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    のトランジスタと、 電流源と、 制御端子が上記第2のトランジスタの制御端子に接続さ
    れ、その接続点が一方の端子とともに、上記電流源に接
    続されている第3のトランジスタと、 上記電源電位と上記電流源との間に接続されている第4
    のトランジスタと、 上記有効期間中、上記第1のトランジスタを導通させ、
    上記第4のトランジスタを遮断させることで、上記電流
    源の供給電流に応じた電流を上記出力端子に出力し、上
    記有効期間終了後、上記第1のトランジスタを遮断さ
    せ、当該第1のトランジスタと上記第2のトランジスタ
    との接続点の電圧を変化させ、所定の時間を経過した
    後、上記第4のトランジスタを導通させる制御手段とを
    有するチャージポンプ回路。
  2. 【請求項2】上記電源電位と上記第3のトランジスタと
    の間に接続され、制御端子が共通電位に保持されている
    第5のトランジスタをさらに有する請求項1記載のチャ
    ージポンプ回路。
  3. 【請求項3】上記有効期間終了後、上記第4のトランジ
    スタを導通させるまでの上記所定の時間は、数分の1n
    s〜数nsである請求項1記載のチャージポンプ回路。
  4. 【請求項4】上記第1のトランジスタのチャネル形成領
    域に上記電源電位より高い電圧が印加される請求項1記
    載のチャージポンプ回路。
  5. 【請求項5】有効期間に第1のレベルに保持され、上記
    有効期間以外に第2のレベルに保持される入力信号に応
    じて、上記有効期間中に電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    のトランジスタと、 電流源と、 制御端子が上記第1のトランジスタの制御端子に接続さ
    れ、その接続点が一方の端子とともに、上記電流源に接
    続されている第3のトランジスタと、 上記電源電位と上記電流源との間に接続されている第4
    のトランジスタと、 上記有効期間中、上記第1のトランジスタを導通させ、
    上記第4のトランジスタを遮断させることで、上記電流
    源の供給電流に応じた電流を上記出力端子に出力し、上
    記有効期間終了後、上記第2のトランジスタを遮断さ
    せ、当該第2のトランジスタと上記第1のトランジスタ
    との接続点の電圧を変化させ、所定の時間が経過した
    後、上記第4のトランジスタを導通させる制御手段とを
    有するチャージポンプ回路。
  6. 【請求項6】上記有効期間終了後、上記第4のトランジ
    スタを導通させるまでの上記所定の時間は、数分の1n
    s〜数nsである請求項5記載のチャージポンプ回路。
  7. 【請求項7】上記第1のトランジスタのチャネル形成領
    域に上記電源電位より高い電圧が印加される請求項5記
    載のチャージポンプ回路。
  8. 【請求項8】有効期間に第1のレベルに保持され、上記
    有効期間以外に第2のレベルに保持される入力信号に応
    じて、上記有効期間中に電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    のトランジスタと、 電流源と、 制御端子が上記第2のトランジスタの制御端子に接続さ
    れ、その接続点が一方の端子とともに、上記電流源に接
    続されている第3のトランジスタと、 上記電源電位と上記電流源との間に接続されている第4
    のトランジスタと、 上記第1と第2のトランジスタの接続中点と共通電位と
    の間に接続されているスイッチング素子と、 上記有効期間中、上記第1のトランジスタを導通させ、
    上記第4のトランジスタを遮断させることで、上記電流
    源の供給電流に応じた電流を上記出力端子に出力し、上
    記有効期間終了後、上記第1のトランジスタを遮断さ
    せ、上記第4のトランジスタを導通させ、所定の期間に
    おいて上記スイッチング素子を導通状態に保持させるこ
    とで、上記第1のトランジスタと上記第2のトランジス
    タとの接続中点の電圧を上記共通電位に応じて変化させ
    る制御手段とを有するチャージポンプ回路。
  9. 【請求項9】上記電源電位と上記第3のトランジスタと
    の間に接続され、制御端子が共通電位に保持されている
    第5のトランジスタをさらに有する請求項8記載のチャ
    ージポンプ回路。
  10. 【請求項10】上記第1のトランジスタのチャネル形成
    領域に上記電源電位より高い電圧が印加される請求項8
    記載のチャージポンプ回路。
  11. 【請求項11】上記スイッチング素子は、一方の端子が
    上記第1と第2のトランジスタとの接続中点に接続さ
    れ、他方の端子が上記共通電位に接続され、制御端子に
    上記有効期間終了後、上記所定の期間においてほぼ上記
    共通電位レベルに保持される導通制御信号が印加される
    トランジスタによって構成されている請求項8記載のチ
    ャージポンプ回路。
  12. 【請求項12】有効期間に第1のレベルに保持され、上
    記有効期間以外に第2のレベルに保持される入力信号に
    応じて、上記有効期間中に電流を出力するチャージポン
    プ回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    のトランジスタと、 電流源と、 制御端子が上記第1のトランジスタの制御端子に接続さ
    れ、その接続点が一方の端子とともに、上記電流源に接
    続されている第3のトランジスタと、 上記電源電位と上記電流源との間に接続されている第4
    のトランジスタと、 上記第1と第2のトランジスタの接続中点と共通電位と
    の間に接続されているスイッチング素子と、 上記有効期間中、上記第1のトランジスタを導通させ、
    上記第4のトランジスタを遮断させることで、上記電流
    源の供給電流に応じた電流を上記出力端子に出力し、上
    記有効期間終了後、上記第1のトランジスタを遮断さ
    せ、上記第4のトランジスタを導通させ、所定の期間に
    おいて上記スイッチング素子を導通状態に保持させるこ
    とで、上記第1のトランジスタと上記第2のトランジス
    タとの接続中点の電圧を上記共通電位に応じて変化させ
    る制御手段とを有するチャージポンプ回路。
  13. 【請求項13】上記第1のトランジスタのチャネル形成
    領域に上記電源電位より高い電圧が印加される請求項1
    2記載のチャージポンプ回路。
  14. 【請求項14】上記スイッチング素子は、一方の端子が
    上記第1と第2のトランジスタとの接続中点に接続さ
    れ、他方の端子が上記共通電位に接続され、制御端子に
    上記有効期間終了後、上記所定の期間においてほぼ上記
    共通電位レベルに保持される導通制御信号が印加される
    トランジスタによって構成されている請求項12記載の
    チャージポンプ回路。
  15. 【請求項15】第1または第2の有効期間に第1のレベ
    ルに保持され、上記第1または第2の有効期間以外に第
    2のレベルに保持される第1と第2の入力信号に応じ
    て、上記第1の有効期間中に第1の電流を出力し、上記
    第2の有効期間に第2の電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    の第1導電型トランジスタと、 第1の電流源と、 制御端子が上記第2の第1導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第1の電流源に接続されている第3の第1導電型トラン
    ジスタと、 上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
    る第4の第1導電型トランジスタと、 上記第1の有効期間中、上記第1の第1導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第1導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第1の電流源の供給電流に応じ
    て上記第1の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の
    有効期間終了後、上記第1の第1導電型トランジスタを
    遮断させ、当該第1の第1導電型トランジスタと上記第
    2の第1導電型トランジスタとの接続中点の電圧を変化
    させ、第1の時間が経過した後、上記第4の第1導電型
    トランジスタを導通させる第1の制御手段と、 共通電位と上記出力端子間に直列接続されている第1と
    第2の第2導電型トランジスタと、 第2の電流源と、 制御端子が上記第2の第2導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第2の電流源に接続されている第3の第2導電型トラン
    ジスタと、 上記共通電位と上記第2の電流源との間に接続されてい
    る第4の第2導電型トランジスタと、 上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第2の電流源の供給電流に応じ
    て上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上記第2の
    有効期間終了後、上記第1の第2導電型トランジスタを
    遮断させ、当該第1の第2導電型トランジスタと上記第
    2の第2導電型トランジスタとの接続中点の電圧を変化
    させ、第2の時間が経過した後、上記第4の第2導電型
    トランジスタを導通させる第2の制御手段とを有するチ
    ャージポンプ回路。
  16. 【請求項16】上記第1の第1導電型トランジスタのチ
    ャネル形成領域に上記電源電位より高い電圧が印加さ
    れ、 上記第1の第2導電型トランジスタのチャネル形成領域
    に上記共通電位より低い電圧が印加される請求項15記
    載のチャージポンプ回路。
  17. 【請求項17】第1または第2の有効期間に第1のレベ
    ルに保持され、上記第1または第2の有効期間以外に第
    2のレベルに保持される第1と第2の入力信号に応じ
    て、上記第1の有効期間中に第1の電流を出力し、上記
    第2の有効期間に第2の電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    の第1導電型トランジスタと、 第1の電流源と、 制御端子が上記第1の第1導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第1の電流源に接続されている第3の第1導電型トラン
    ジスタと、 上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
    る第4の第1導電型トランジスタと、 上記第1の有効期間中、上記第1の第1導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第1導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第1の電流源の供給電流に応じ
    て上記第1の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の
    有効期間終了後、上記第1の第1導電型トランジスタを
    遮断させ、当該第1の第1導電型トランジスタと上記第
    2の第1導電型トランジスタとの接続中点の電圧を変化
    させ、第1の時間が経過した後、上記第4の第1導電型
    トランジスタを導通させる第1の制御手段と、 共通電位と上記出力端子間に直列接続されている第1と
    第2の第2導電型トランジスタと、 第2の電流源と、 制御端子が上記第1の第2導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第2の電流源に接続されている第3の第2導電型トラン
    ジスタと、 上記共通電位と上記第2の電流源との間に接続されてい
    る第4の第2導電型トランジスタと、 上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第2の電流源の供給電流に応じ
    て上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上記第2の
    有効期間終了後、上記第1の第2導電型トランジスタを
    遮断させ、当該第1の第2導電型トランジスタと上記第
    2の第2導電型トランジスタとの接続中点の電圧を変化
    させ、第2の時間が経過した後、上記第4の第2導電型
    トランジスタを導通させる第2の制御手段とを有するチ
    ャージポンプ回路。
  18. 【請求項18】上記第1の第1導電型トランジスタのチ
    ャネル形成領域に上記電源電位より高い電圧が印加さ
    れ、 上記第1の第2導電型トランジスタのチャネル形成領域
    に上記共通電位より低い電圧が印加される請求項17記
    載のチャージポンプ回路。
  19. 【請求項19】第1または第2の有効期間に第1のレベ
    ルに保持され、上記第1または第2の有効期間以外に第
    2のレベルに保持される第1と第2の入力信号に応じ
    て、上記第1の有効期間中に第1の電流を出力し、上記
    第2の有効期間に第2の電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    の第1導電型トランジスタと、 第1の電流源と、 制御端子が上記第2の第1導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第1の電流源に接続されている第3の第1導電型トラン
    ジスタと、 上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
    る第4の第1導電型トランジスタと、 上記第1と第2の第1導電型トランジスタの接続中点と
    共通電位との間に接続されている第1のスイッチング素
    子と、 上記第1の有効期間中、上記第1の第1導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第1導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第1の電流源の供給電流に応じ
    て上記第1の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の
    有効期間終了後上記第1の第1導電型トランジスタを遮
    断させ、上記第4の第1導電型トランジスタを導通さ
    せ、所定の期間において上記第1のスイッチング素子を
    導通状態に保持させることで、上記第1の第1導電型ト
    ランジスタと上記第2の第1導電型トランジスタとの接
    続中点の電圧を上記共通電位に応じて変化させる第1の
    制御手段と、 上記電源電位と上記出力端子間に直列接続されている第
    1と第2の第1導電型トランジスタと、 第2の電流源と、 制御端子が上記第2の第2導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第2の電流源に接続されている第3の第2導電型トラン
    ジスタと、 上記共通電位と上記第2の電流源との間に接続されてい
    る第4の第2導電型トランジスタと、 上記第1と第2の第2導電型トランジスタの接続中点と
    上記電源電位との間に接続されている第2のスイッチン
    グ素子と、 上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第2の電流源の供給電流に応じ
    て上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上記第2の
    有効期間終了後上記第1の第2導電型トランジスタを遮
    断させ、上記第4の第2導電型トランジスタを導通さ
    せ、所定の期間において上記第2のスイッチング素子を
    導通状態に保持させることで、上記第1の第2導電型ト
    ランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタとの接
    続中点の電圧を上記電源電位に応じて変化させる第2の
    制御手段とを有するチャージポンプ回路。
  20. 【請求項20】上記第1の第1導電型トランジスタのチ
    ャネル形成領域に上記電源電位より高い電圧が印加さ
    れ、 上記第1の第2導電型トランジスタのチャネル形成領域
    に上記共通電位より低い電圧が印加される請求項19記
    載のチャージポンプ回路。
  21. 【請求項21】上記第1のスイッチング素子は、一方の
    端子が上記第1と第2の第1導電型トランジスタとの接
    続中点に接続され、他方の端子が上記共通電位に接続さ
    れ、制御端子に上記第1の有効期間終了後、上記所定の
    期間においてほぼ上記共通電位レベルに保持される第1
    の導通制御信号が印加される第1導電型トランジスタに
    よって構成され、 上記第2のスイッチング素子は、一方の端子が上記第1
    と第2の第2導電型トランジスタとの接続中点に接続さ
    れ、他方の端子が上記電源電圧に接続され、制御端子に
    上記第2の有効期間終了後、上記所定の期間においてほ
    ぼ上記電源電圧レベルに保持される第2の導通制御信号
    が印加される第2導電型トランジスタによって構成され
    ている請求項19記載のチャージポンプ回路。
  22. 【請求項22】第1または第2の有効期間に第1のレベ
    ルに保持され、上記第1または第2の有効期間以外に第
    2のレベルに保持される第1と第2の入力信号に応じ
    て、上記第1の有効期間中に第1の電流を出力し、上記
    第2の有効期間に第2の電流を出力するチャージポンプ
    回路であって、 電源電位と出力端子間に直列接続されている第1と第2
    の第1導電型トランジスタと、 第1の電流源と、 制御端子が上記第1の第1導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第1の電流源に接続されている第3の第1導電型トラン
    ジスタと、 上記電源電位と上記第1の電流源との間に接続されてい
    る第4の第1導電型トランジスタと、 上記第1と第2の第1導電型トランジスタの接続中点と
    共通電位との間に接続されている第1のスイッチング素
    子と、 上記第1の有効期間中、上記第1の第1導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第1導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第1の電流源の供給電流に応じ
    て上記第1の電流を上記出力端子に出力し、上記第1の
    有効期間終了後上記第1の第1導電型トランジスタを遮
    断させ、上記第4の第1導電型トランジスタを導通さ
    せ、所定の期間において上記第1のスイッチング素子を
    導通状態に保持させることで、上記第1の第1導電型ト
    ランジスタと上記第2の第1導電型トランジスタとの接
    続中点の電圧を上記共通電位に応じて変化させる第1の
    制御手段と、 上記電源電位と上記出力端子間に直列接続されている第
    1と第2の第1導電型トランジスタと、 第2の電流源と、 制御端子が上記第1の第2導電型トランジスタの制御端
    子に接続され、その接続点が一方の端子とともに、上記
    第2の電流源に接続されている第3の第2導電型トラン
    ジスタと、 上記共通電位と上記第2の電流源との間に接続されてい
    る第4の第2導電型トランジスタと、 上記第1と第2の第2導電型トランジスタの接続中点と
    上記電源電位との間に接続されている第2のスイッチン
    グ素子と、 上記第2の有効期間中、上記第1の第2導電型トランジ
    スタを導通させ、上記第4の第2導電型トランジスタを
    遮断させることで、上記第2の電流源の供給電流に応じ
    て上記第2の電流を上記出力端子に出力し、上記第2の
    有効期間終了後上記第1の第2導電型トランジスタを遮
    断させ、上記第4の第2導電型トランジスタを導通さ
    せ、所定の期間において上記第2のスイッチング素子を
    導通状態に保持させることで、上記第1の第2導電型ト
    ランジスタと上記第2の第2導電型トランジスタとの接
    続中点の電圧を上記電源電位に応じて変化させる第2の
    制御手段とを有するチャージポンプ回路。
  23. 【請求項23】上記第1の第1導電型トランジスタのチ
    ャネル形成領域に上記電源電位より高い電圧が印加さ
    れ、 上記第1の第2導電型トランジスタのチャネル形成領域
    に上記共通電位より低い電圧が印加される請求項22記
    載のチャージポンプ回路。
  24. 【請求項24】上記第1のスイッチング素子は、一方の
    端子が上記第1と第2の第1導電型トランジスタとの接
    続中点に接続され、他方の端子が上記共通電位に接続さ
    れ、制御端子に上記第1の有効期間終了後、上記所定の
    期間においてほぼ上記共通電位レベルに保持される第1
    の導通制御信号が印加される第1導電型トランジスタに
    よって構成され、 上記第2のスイッチング素子は、一方の端子が上記第1
    と第2の第2導電型トランジスタとの接続中点に接続さ
    れ、他方の端子が上記電源電圧に接続され、制御端子に
    上記第2の有効期間終了後、上記所定の期間においてほ
    ぼ上記電源電圧レベルに保持される第2の導通制御信号
    が印加される第2導電型トランジスタによって構成され
    ている請求項22記載のチャージポンプ回路。
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