JP2006131059A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ電流検出回路のオフセット補正値を最小単位で繰り返し演算して所定範囲内に収斂させ、振動や騒音の発生がない電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】 目標電流値とモータ回転数から判定した運転者が操舵していない状態のとき、サンプリングしたPID演算器16、36の所定個数のサンプルの平均値が零又は所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲を越えているときはモータ電流検出器21、42のいずれかにオフセット誤差が生じていると判断し、オフセット補正量としてA/D変換後のモータ電流検出器21、42の出力に補正量Δmとしてデジタル値の最小桁に1を加算又は減算し、このオフセット補正演算をサンプル平均値が零又は所定範囲内に収斂するまで繰り返し、サンプル平均値が所定範囲内に収まった時点でモータ電流検出器21、42のオフセット誤差の補正が完了する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用の電動パワーステアリング装置に関するものである。
車両用の電動パワーステアリング装置は、運転者がステアリングホイールを操作したとき、ステアリングシャフトの発生する操舵トルクをトルクセンサで検出し、検出された操舵トルクに基づいて操舵補助力を発生するモータへ供給するモータ電流の制御目標値である電流指令値を演算し、一方、実際にモータに流れるモータ電流を検出して電流指令値にフィードバックし、電流指令値とモータ電流検出値との偏差が零になるように制御されたモータ電流制御値でモータを駆動し、操舵トルクに対応した操舵補助力をステアリング系に供給するように構成されたものがある。
このような構成の電動パワーステアリング装置では、操舵トルクが発生しておらず、本来はモータ電流が零の状態にあるのに、モータ電流検出器を構成する差動増幅器等のオフセットが原因でモータ電流検出信号が出力される。このモータ電流検出信号が電流指令値にフィードバックされると、フィードバックされたモータ電流制御値でモータを駆動すると、モータから出力される操舵補助力は、オフセットに対応した量だけアンバランスとなる。このため、運転者がステアリングホイールを操作するとき、左操作と右操作との操舵感覚にアンバランスが感じられ、ブラシレスDCモータの場合は操舵トルクの変動が感じられるという不都合がある。
この対策として、操舵トルクが発生しておらず、本来はモータ電流が流れない状態にあるときのモータ電流検出値をオフセット補正値として出力し、このオフセット補正値で電流指令値を補正するものが提案されている(特許文献1、2参照)。
図7は、上記した構成の電動パワーステアリング装置の電子制御回路100のブロック図の一例であって、電流指令値演算器103は、トルクセンサ101で検出された操舵トルクT、車速センサ102で検出された車速Vを入力として、モータ電流の制御目標値である電流指令値Iを演算する。104は加算器であって、後述するオフセット補正演算器109で補正されたモータ電流検出値ie と電流指令値Iを加算して電流制御値Eとして出力する。
モータ電流検出器108はモータ電流に実際に流れるモータ電流iを検出するもので、モータ電流検出値iは後述するオフセット補正演算器109に記憶されているオフセット補正値ΔIで補正される。
駆動制御器105は、入力された電流制御値Eに基づいてモータを駆動するPWM信号のデューテイ比Dを決定する。モータ駆動回路106は決定されたデューテイ比Dによりモータ107を駆動する。
オフセット補正演算器109は、電流指令値Iが零(0)、即ち本来モータ電流が流れない状態においてモータ電流検出器108から出力されたモータ電流検出値iをオフセット値ΔIとして記憶し、以降、検出されたモータ電流検出値iをオフセット値ΔIで補正し、補正したモータ電流検出値ie を加算器104に出力する。
以上の構成により、運転者がステアリングホイールを操作するとき、モータ電流検出値iはオフセット補正値ΔIで補正されてフィードバックされるので、モータ電流制御値はオフセット補正されているので、左操作と右操作との操舵感覚にアンバランスが感じられ、ブラシレスDCモータの場合は操舵トルクの変動が感じられるという不都合を解消することができる。
特許第2914480号公報 特許第2847406号公報
最近は電動パワーステアリング装置を搭載する車両が大型化し、電動パワーステアリング装置もモータのトルク定数が増加し、モータ電流も大電流化して高出力化してきた。しかしながら、電動パワーステアリング装置の電子制御回路を構成するマイコン(CPU)においては、モータ電流検出値をデジタル変換するA/D変換器の分解能は10ビットのままであるため、大電流化したモータ電流の分解能が粗くなってしまう。また、トルク定数の増加によりCPUが扱う1ビット当たりのトルクが増加する。
この結果、10ビット分解能の最小桁1ビットのずれで発生するトルクの変動、即ちトルクリップルが、ステアリングホイールを操作する運転者に感じられるレベルにまで迫ってきて、従来は問題とされなかった1、2ビットの誤差も無視できなくなってきた。
特にモータ電流検出器のオフセット誤差は、1〜3ビット程度の誤差でありながら直接トルクリップルに関係するため、高出力の電動パワーステアリング装置では、振動や騒音が発生する可能性がある。
また、モータ電流検出器のオフセット誤差の補正は、回路要素の温度特性のバラツキが大きいため、電動パワーステアリング装置1台毎に行なわなければならない。しかし、製造時に全温度範囲(−40℃〜120℃)にわたってオフセット誤差の補正を行なうことは、作業量からみて現実的でない。また、経年変化によるオフセット誤差の変化も考慮しなければならないという課題がある。
この発明は上記課題を解決するもので、請求項1の発明は、少なくともステアリングシャフトに生ずる操舵トルクを検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに基づいてモータ電流を規定する目標電流値を演算する目標電流値演算手段と、操舵補助力を供給するモータを駆動するモータ駆動回路と、モータに流れる電流の大きさを検出するモータ電流検出器と、モータの回転数を検出するモータ回転数検出器と、前記目標電流値と前記モータ電流検出値との偏差に基づいてモータ端子間電圧を制御するモータ端子間電圧制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、前記モータ端子間電圧制御手段は、少なくとも目標電流値とモータ回転数に基づいてモータ端子間電圧値が零と見なせる状態を判定し、モータ端子間電圧値が零と見なせる状態のとき、目標モータ端子間電圧値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算するオフセット補正手段を備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
そして、前記オフセット補正手段は、演算された目標モータ端子間電圧値のサンプリングにより抽出された所定個数のサンプル値の平均値について、その平均値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算するものとする。オフセット補正値の演算においては、モータ電流検出値に対して最小補正量を加減演算し、演算された目標モータ端子間電圧値のサンプル値の平均値が零を含む所定の範囲内になるまで繰り返し演算するものとする。
また、前記オフセット補正手段は、前回のオフセット補正値を演算した後、所定時間の経過後に再度オフセット補正値の演算を開始するようにするとよい。
また、前記オフセット補正手段は、前回のオフセット補正値を演算した後、所定の温度変化が検出されたとき、オフセット補正値の演算を開始するようにするとよい。
さらに、前記オフセット補正手段は、オフセット補正値の演算中に目標電流値演算手段から出力される目標電流値が所定の範囲外になったとき、又はモータ回転数が所定の範囲外になったときは、運転者が操舵中であると判定し、オフセット補正値の演算を中止するものとする。
また、前記オフセット補正手段は、オフセット補正値の演算中にモータ電流検出値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常なノイズ等が混入したものと判断してオフセット補正値の演算を中止するものとする。
また、前記オフセット補正手段は、演算された目標モータ端子間電圧値のサンプリングにより抽出された所定個数のサンプル値の平均値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常が発生したものと判断してオフセット補正値の演算を中止するものとする。
また、前記オフセット補正手段は、現在演算中のオフセット補正値の積算値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常なノイズ等が混入したものと判断してオフセット補正値の演算を中止するものとする。
また、前記オフセット補正手段は、過去から現在までに演算されたオフセット補正値の累積値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常が発生したものと判断してオフセット補正値の演算を中止するものとする。
さらに、前記オフセット補正手段は、オフセット補正値を記憶する記憶手段を備え、前回演算され記憶されたオフセット補正値を、再電源投入時点のオフセット補正値として利用するようにしてもよい。
この発明は、少なくとも目標電流値とモータ回転数に基づいて操舵されていない状態、即ちモータ端子間電圧値が零と見なせる状態を判定し、モータ端子間電圧値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算するものである。
オフセット補正値の演算では、電子制御回路のCPUが扱う最小単位である1ビット単位でオフセット補正値を繰り返し演算して所定の範囲内に収斂させるので、トルクリップルを精密に補正でき、振動や騒音が発生する可能性を無くすことができる。
また、このオフセット補正値の演算は、電子制御回路のCPUの内部で、目標モータ端子間電圧値が零と見なせる状態のときは常時実施することができるから、回路要素の温度特性のバラツキや経年変化によるオフセット誤差の変化等の影響を受けることがない。
以下、この発明の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力を発生させるモータにブラシレスDCモータを使用する。ブラシレスDCモータは、固定子に電機子コイルが配置され、回転子が永久磁石で構成されており、永久磁石の回転位置に従い、永久磁石の磁界と電機子コイルの作る磁界が直交するように永久磁石の位置に対応した磁極のコイルに流す直流電流のタイミングをとるように構成されている。
このため、永久磁石の回転位置を検出する回転センサが固定子に配置されており、センサの検出素子の個数はモータを構成する相数に比例し、3相モータであれば検出素子は3個を必要とする。回転センサの検出素子にはホール素子などが使用される。
図1は、この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置の電子制御回路10及びその周辺の回路要素とその動作の概略を説明するブロック図である。図1において、トルクセンサ11で検出された操舵トルク、及び車速センサ12で検出された車速は、目標電流演算手段を構成する目標電流演算器13に入力され、モータ電流の制御目標値Iが演算される。演算されたモータ電流の制御目標値は相電流演算器14に入力され、モータ回転数検出器である回転センサ23で検出されたモータMの電気角に応じて、ブラシレスDCモータの3相(U相、V相、W相)に対応した3つの相電流値I1 、I2 、I3 に変換される。
比較器15においては、前記した相電流値I1 に、後述するモータ電流検出器21から出力されたモータ電流検出値i10、その他のデータが加算器25で加算されたモータ電流検出値i11がフィードバックされ、フィードバック制御が行なわれる。
PID演算器16は、具体的には図2に示すように比例演算器16a、積分演算器16b、微分補償器16c、及び加算器16dから構成される。比例演算器16aでは、相電流値I1 とモータ電流検出値i1 との差に比例した比例値が出力される。さらに比例演算器16aの出力はフィードバック系の特性を改善するため積分演算器16bにおいて積分され、出力される。微分補償器16cは相電流値I1 に対するモータ電流の応答速度を高めるため、相電流値I1 の微分値が出力される。加算器16dは、これら比例演算器16a、積分演算器16b、微分補償器16cの出力が加算されて、モータ端子間電圧制御値(以下、電圧制御値という)E10として出力される。
加算器17は、前記した電圧制御値E10に補償演算器18から出力された補償値Zとを加算し、補償値Zが加算された電圧制御値E11が、後段のモータ駆動回路20に出力される。
補償演算器18は、電圧検出器22で検出されたモータMへ印加された電圧とモータMの回転角を検出する回転センサ23により検出された電気角を入力とし、モータに発生する逆起電力及びモータ電流に含まれる高調波リップルなどを補償する補償値Zを演算し、加算器17に出力する。
モータ駆動回路20は、電圧制御値E11に基づいてモータ駆動電圧を制御する。モータ駆動回路によるモータの駆動は、ブラシレスDCモータの3相(U相、V相、W相)を60度ずれた位相で順次駆動するもので、その制御の詳細は後で説明する。
モータ電流検出器21は、モータMに流れる電流を検出し、検出された電流値i10を加算器25に出力する。電圧検出器22は、モータMに印加される電圧を検出し、検出された電圧値を補償演算器18に出力する。
オフセット補正演算器26は、モータ電流検出器21で検出されたモータ電流のオフセット誤差を補正する補正値を演算する。これについては後で詳細に説明する。
以上の構成は、相電流演算器14から出力される相電流値I1 の回路であるが、相電流値I3 の回路も全く同様で、比較器35、PID演算器36、加算器37、モータ駆動回路41、モータ電流検出器42、加算器38、オフセット補正演算器39から構成されている。
相電流値I2 の回路では、比較器31、PID演算器32、モータ駆動回路40を備える点は相電流値I1 の回路と同様であるが、モータ電流検出器21に代えてモータ電流検出演算器34を備え、入力側が相電流値I1 の回路のオフセット補正値で補正されたモータ電流検出器21の出力i11と、相電流値I3 の回路のオフセット補正値で補正されたモータ電流検出器42の出力i31を入力とし、その出力i21を比較器31に入力して相電流演算器14から出力される相電流値I2 と演算してPID演算器32に入力し、相電流値I2 はオフセット補正値で補正されたモータ電流検出値で補正される点で相違する。
上記相違点は、オフセット補正値で補正する点を除いて、ブラシレスDCモータの3相制御において慣用されている技術で、格別の相違点ではない。
このほか、電子制御回路10には、図示されていないが、電子制御回路10の温度を検出する温度センサが備えられている。これは、前回の制御処理を実行したときの電子制御回路10の温度と今回の制御処理を実行するときの電子制御回路10の温度との間に所定の温度変化が検出されたときは、オフセット補正処理を実行するためのものである。
この発明のモータ端子間電圧制御手段は、上記した相電流演算器14、比較器15、31、35、PID演算器16、PID演算器32、PID演算器36、及びオフセット補正手段であるオフセット補正演算器26、39、回転センサ23などから構成される。
そしてモータ端子間電圧制御手段は、モータを駆動するときのモータ電流の制御目標値である目標電流値と、回転センサ23で検出されたモータの回転数(モータMの電気角)に基づいて、モータ端子間電圧値が零と見做せる状態(操舵されていない状態)を判定し、モータ端子間電圧値が零と見做せる状態のとき、モータ端子間電圧値が零となるように、オフセット補正手段であるオフセット補正演算器26、39によりモータ電流検出値のオフセット誤差を演算し、補正するものである。
以上の構成の動作を簡単に説明する。トルクセンサ11で検出された操舵トルク、及び車速センサ12で検出された車速に基づいて、目標電流演算器13でモータ電流の制御目標値Iが演算され、制御目標値Iは、相電流演算器14において回転センサ23で検出されたモータMの電気角に応じてオン/オフ制御された3つの相電流値I1 、I2 、I3 に変換される。
相電流値I1 は、PID演算器16で所定の制御量が調整されて電圧制御値E10に変換された後、さらに補償演算器18から出力された補償値Zとが加算され、補償値Zが加算された電圧制御値E11により、モータ駆動回路20が制御され、モータMが駆動される。モータ電流検出器21で検出されたモータ電流値i10は、加算器25においてオフセット補正演算器26から出力されたオフセット補正値により補正され、補正されたモータ電流値i11が比較器15を経て相電流値I1 にフィードバックされる。
相電流演算器14において変換された相電流値I2 、I3 についても同様に処理され、上記した実施の形態(3相の相電流)の場合、60度ずれた位相で順次U相、V相、W相の磁極が励磁され、操舵トルク及び車速に対応してモータが回転する。
図3は、ブラシレスDCモータのモータ駆動回路の概略を説明する図で、モータ駆動回路20、40、41は合計6個のスイッチング素子の組み合わせから構成されるインバータ回路であり、S1 とS2 の組み合わせ、S3 とS4 の組み合わせ、S5 とS6 の組み合わせから構成される。また、モータMの電気角を検出する回転センサ23は3個の検出素子(ホール素子)H1 、H2 、H3 で構成され、検出素子H1 、H2 、H3 は図3に示すように各相の中性軸と60°位相がずれて配置されており、相電流値I1 、I2 、I3 はモータMの電気角を検出する検出素子H1 、H2 、H3 の立上り、立下りに応じてオン/オフ制御される。
図4は、回転センサ23の検出素子H1 、H2 、H3 の立上り、立下りのタイミングと、モータ駆動回路20、40、41を構成するスイッチング素子S1 〜S6 のオン/オフ制御のタイミングを示す図である。検出素子H1 の立上りでスイッチング素子S1 がオン、検出素子H2 の立上りでスイッチング素子S1 がオフとなり、U相を励磁する。検出素子H1 の立上りから60°回転するまではスイッチング素子S4 がオン、60°回転以降はスイッチング素子S6 がオンとなり、V相、W相がそれぞれ逆極性になるように励磁され、同時に2相が励磁されて、効率よくモータMを駆動することができる。モータMを逆転させるときは、検出素子のH1 〜H3 の立上り、立下りに対応するスイッチング素子S1 〜S6 のオン/オフの関係を逆にすればよい。
オフセット補正手段を構成するオフセット補正演算器26、39について説明する。背景技術において説明したように、従来の電動パワーステアリング装置の電子制御回路では、モータ電流が流れていない状態(操舵トルクが発生していない状態)で検出されたモータ電流検出値iをオフセット誤差としてモータ電流制御目標値Iを補正していたが、この方法ではモータ電流検出値(アナログ値)を電子制御回路のA/D変換器でデジタル値に変換するとき、A/D変換器の分解能の不足からオフセット誤差がトルクリップルとなり振動や騒音が発生する可能性があり、モータ電流検出値iをオフセット誤差として使用することは適当でない。そこで、この発明では以下説明するオフセット補正演算器26、39によりオフセット誤差を補正するようにした。
オフセット補正演算器26、39は、以下説明する演算を行う演算器である。即ち、運転者が操舵していない状態(目標電流演算器13の出力がある閾値内の値で、且つモータ回転数がある閾値内の値であり、所定時間経過したとき)のときに、PID演算器16、36、からの出力が零(0)と見做される状態(相電流演算器14の出力が零(0)で、補償演算器18の出力が零(0))となるように設定し、オフセット誤差の補正値を演算する演算器である。
即ち、オフセット補正演算器26、39は、所定時間の経過後、PID演算器16、36(外乱ノイズの影響が少ないPID演算器)の出力をサンプリングする。サンプリングした所定個数のサンプルの平均値を算出し、平均値が零(0)又は零(0)を中心とした所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲を越えているときはモータ電流検出器21、42のいずれかにオフセット誤差が生じているものと判断して、モータ電流検出器21、42の出力(A/D変換後のデジタル値)に、補正量Δmとしてデジタル値の最小分解能である最小桁ビットに1(1LSB)(又は1LSB以上でもよい)を加算又は減算する。
以下、PID演算器16、36の出力のサンプリング、サンプル平均値の算出、平均値が零(0)又は零(0)を中心とした所定範囲内にあるか否かの判定、所定範囲内にないときのモータ電流検出器21、42の出力に、補正量Δmとして最小桁ビット1の加算又は減算をサンプル平均値が零(0)又は零(0)を中心とした所定範囲内に収まるまで繰り返し、サンプル平均値が所定範囲内に収まった時点で、モータ電流検出器21、42のオフセット誤差の補正が完了する。
なお、オフセット補正演算器26、39には、オフセット補正値を記憶する記憶手段であるメモリを備え、前回演算され記憶されたオフセット補正値を、再電源投入時点のオフセット補正値として利用することもできる。
図5及び図6は、上記したモータ電流検出器で検出されたモータ電流検出値のオフセット誤差の補正処理を説明するフローチャートである。
まず、オフセット誤差の補正終了後、所定時間(例えば1800sec)の経過を判定し(ステップP11)、所定時間が経過していないときは補正終了後のモータ電流検出器を構成するオペアンプの温度変化の絶対値が5℃以上か否かを判定する(ステップP12)。ステップP11の判定で所定時間が経過したとき、及びステップP12の判定で温度変化の絶対値5℃以上の変化がある場合はステップP13に進む。また、ステップP12の判定で5℃以上の変化がない場合はステップP11に戻る。
目標電流演算器の出力Iの絶対値が1アンペア以下(|I|≦1A)か否かを判定し(ステップP13)、目標電流演算器の出力Iが(|I|≦1A)の場合は、モータ回転数Nが10rpm以下(N≦10rpm)か否かを判定し(ステップP14)、判定の結果、モータ回転数Nが(N≦10rpm)の場合は、その状態が保たれている経過時間T1 が500msec以上(T1 ≧500msec)か否かを判定する(ステップP15)。ステップP13、P14、P15における判定の結果が否定の場合は、運転者がステアリングホイールを操作し、操舵中であることを意味するから、以下のオフセット誤差の補正処理に進むことなく処理を中止してステップP13に戻る。また、ステップP13、P14、P15における判定の結果が肯定の場合はステップP16に移る。
相電流演算器の出力を零(0)に、補償演算器の出力を零(0)に設定し(ステップP16、P17)、100msec以上の時間の経過を待つ。即ち経過時間T2 が100msec以上(T2 ≧100msec)か否かを判定(ステップP18)、経過時間T2 が(T2 <100msec)の場合はステップP16に戻る。また、経過時間T2 が(T2≧100msec)の場合は、PID演算器の出力のサンプリングを開始する(ステップP19)。
オフセット誤差の補正を実施する条件を判定する。即ち、目標電流演算器の出力Iの絶対値が1アンペア以下(|I|≦1A)か否かを判定し(ステップP20)、目標電流演算器の出力Iが(|I|≦1A)の場合は、モータ回転数Nが10rpm以下(N≦10rpm)か否かを判定し(ステップP21)、判定の結果、モータ回転数Nが(N≦10rpm)の場合は、モータ電流検出器で検出されたモータ電流iが1アンペア以上(i≧1A)か否かを判定する(ステップP22)。
ステップP20、ステップP21の判定の結果が否定的な場合は、補正処理を中止してステップP32に移る。ステップP22の判定の結果、モータ電流iが(i≧1A)の場合は、フィードバック系に異常ノイズ等が混入したものと判定し、オフセット誤差の補正処理を中止してステップP32に移る。
また、ステップP22判定の結果、モータ電流iが(i<1A)の場合は、PID演算器の出力のサンプリング数Sが所定の個数以上か否か、ここでは100個以上か否かを判定し(ステップP23)、サンプリング数Sが100以上でない場合はサンプリングを継続するためステップP19に戻る。
ステップP23の判定でPID演算器の出力のサンプリング数Sが所定の個数以上、ここでは100以上の場合は、サンプリングした出力の平均値Smを演算し(ステップP24)、平均値Smの絶対値が100以上(|Sm|≧100)か否かを判定する(ステップP25)。判定の結果、平均値Smの絶対値が100以上(|Sm|≧100)の場合は、フィードバック系に異常ノイズ等が混入したものと判定し、オフセット誤差の補正処理を中止して、ステップP32に移る。
ステップP25の判定で平均値Smが(Sm<100)未満の場合は、平均値Smが5以上(Sm≧5)か否かを判定する(ステップP26)。判定の結果、平均値Smが5以上(Sm≧5)の場合には、オフセット誤差の補正を行うため、電流検出器で検出されたモータ電流i(A/D変換後のデジタル値)に補正量ΔmとしてCPUが扱う最小単位である1ビット(最小桁ビット、least significant bit 、LSB)を加算し(ステップP27)、ステップP30に移る。
また、ステップP26の判定の結果、平均値Smが5以上(Sm≧5)でない場合は、PID演算器の出力のサンプリング値の平均値Smが−5以下(Sm≦−5)か否かを判定する(ステップP28)。判定の結果、サンプリング値の平均値Smが−5以下(Sm≦−5)でない場合はサンプリング値の平均値Smが(−5<Sm<5)の範囲内にあるので、目標とするモータ駆動電圧が零又は零を中心とした所定範囲内に収斂したものと判定し、処理を終了するためにステップP32に移る。
ステップP28の判定で、サンプリング値の平均値Smが−5以下(Sm≦−5)の場合は、オフセット誤差の補正を行うため、電流検出器で検出されたモータ電流i(A/D変換後のデジタル値)に補正量Δmとして1ビットを減算し(ステップP29)、ステップP30に移る。
現在実施されている補正量の積算値ΔMの絶対値が5以上(|ΔM|≧5)か否かを判定する(ステップP30)。判定の結果、ステップP30の判定の結果、補正量の積算値ΔMの絶対値が5以上(|ΔM|≧5)の場合は、フィードバック系に異常ノイズ等が混入したものと判定し、オフセット誤差の補正処理を中止して、ステップP32に移る。
ステップP30の判定の結果、補正量の積算値ΔMの絶対値が5以上(|ΔM|≧5)でない場合は、今までに実施された補正量の積算値ΔMAの絶対値が20以上(|ΔMA|≧20)か否かを判定する(ステップP31)。
ステップP31の判定で補正量の積算値ΔMAの絶対値が20以上(|ΔMA|≧20)の場合は、フィードバック系に異常ノイズ等が混入したものと判定し、オフセット誤差の補正処理を中止して、ステップP32に移る。ステップP31の判定で補正量の積算値ΔMAの絶対値が20以上(|ΔMA|≧20)でない場合は、ステップP19に戻り、PID演算器の出力のサンプリング以下の処理を再開する。
ステップP32では、オフセット誤差の補正処理が終了、或いはオフセット誤差の補正処理を途中で中断したので、補正処理のためにステップP16、P17で設定した相電流演算器の出力(0)、補償演算器の出力(0)を解除し、主ルーチンに戻る。
この発明は、少なくともモータを駆動するための目標電流値とモータ回転数に基づいて操舵されていない状態を判定し、その時の目標モータ端子間電圧値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算し、モータ電流を補正するものである。オフセット補正値をCPUが扱う最小単位である1ビット単位でオフセット補正値を加減演算し、これを繰り返し演算して所定の範囲内に収斂させるので、トルクリップルを精密に補正することができ、振動や騒音が発生する可能性がない電動パワーステアリング装置を提供することができる。
この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置の電子制御回路及びその周辺の回路要素とその動作の概略を説明するブロック図。 電子制御回路PID演算器の構成を説明するブロック図。 ブラシレスDCモータのモータ駆動回路の概略を説明する図。 回転センサの検出素子H1 、H2 、H3 の立上り、立下りのタイミングと、モータ駆動回路のスイッチング素子S1 〜S6 のオン/オフ制御のタイミングを示す図。 モータ電流検出器で検出されたモータ電流検出値のオフセット誤差の補正処理を説明するフローチャート(その1)。 モータ電流検出器で検出されたモータ電流検出値のオフセット誤差の補正処理を説明するフローチャート(その2)。 従来の電動パワーステアリング装置の電子制御回路のブロック図。
符号の説明
10 電子制御回路
11 トルクセンサ
12 車速センサ
13 目標電流演算器
14 相電流演算器
15、31、35 比較器
16、32、36 PID演算器
16a 比例演算器
16b 積分演算器
16c 微分補償器
16d 加算器
17、33、37 加算器
18 補償演算器
20、40、41 モータ駆動回路
21、42 モータ電流検出器
22 電圧検出器
23 回転センサ
25、38 加算器
26、39 オフセット補正演算器
34 モータ電流検出演算器
M モータ
H1 、H2 、H3 回転センサの検出素子
S1 、S2 、S3 、S4 、S5 、S6 モータ駆動回路のスイッチング素子

Claims (11)

  1. 少なくともステアリングシャフトに生ずる操舵トルクを検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに基づいてモータ電流を規定する目標電流値を演算する目標電流値演算手段と、操舵補助力を供給するモータを駆動するモータ駆動回路と、モータに流れる電流の大きさを検出するモータ電流検出器と、モータの回転数を検出するモータ回転数検出器と、前記目標電流値と前記モータ電流検出値との偏差に基づいてモータ端子間電圧を制御するモータ端子間電圧制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記モータ端子間電圧制御手段は、少なくとも目標電流値とモータ回転数に基づいてモータ端子間電圧値が零と見なせる状態を判定し、モータ端子間電圧値が零と見なせる状態のとき、目標モータ端子間電圧値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算するオフセット補正手段を備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記オフセット補正手段は、演算された目標モータ端子間電圧値のサンプリングにより抽出された所定個数のサンプル値の平均値について、その平均値が零となるようにモータ電流検出値を補正するオフセット補正値を演算すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記オフセット補正手段は、前記モータ電流検出値に対して最小補正量を加減演算し、演算された目標モータ端子間電圧値のサンプル値の平均値が零を含む所定の範囲内になるまで繰り返し演算すること
    を特徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記オフセット補正手段は、前回のオフセット補正値を演算した後、所定時間の経過後に今回のオフセット補正値の演算を開始すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記オフセット補正手段は、前回のオフセット補正値を演算した後、所定の温度変化が検出されたとき今回のオフセット補正値の演算を開始すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記オフセット補正手段は、オフセット補正値の演算中に目標電流値演算手段から出力される目標電流値が所定の範囲外になったとき、又はモータ回転数が所定の範囲外になったときは、運転者が操舵中であると判定し、オフセット補正値の演算を中止すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記オフセット補正手段は、オフセット補正値の演算中にモータ電流検出値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常なノイズ等が混入したものと判断してオフセット補正値の演算を中止すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記オフセット補正手段は、サンプリングされる目標モータ端子間電圧値のサンプル数の平均値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常が発生したものと判断してオフセット補正値の演算を中止すること
    を特徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記オフセット補正手段は、現在演算中のオフセット補正値の積算値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常なノイズ等が混入したものと判断してオフセット補正値の演算を中止すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記オフセット補正手段は、過去から現在までに演算されたオフセット補正値の累積値が所定の範囲外になったとき、電流制御フィードバック系に異常が発生したものと判断してオフセット補正値の演算を中止すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記オフセット補正手段は、オフセット補正値を記憶する記憶手段を備え、前回演算され記憶されたオフセット補正値を、再電源投入時点のオフセット補正値として利用すること
    を特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。


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