JP5055911B2 - モータ制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は永久磁石型ブラシレスDCモータの制御方法及び装置に関し、特にモータ及び制御装置(ECU)の製造バラツキや運行中のシステム環境の変化によるパラメータの変動に対し、駆動電圧飽和度(駆動電圧余裕度)に基づいてモータ電流指令制限値を補正することにより、駆動電圧飽和による異音を防止すると共に、過度の電流指令値制限によるモータ出力の低下現象を防ぐようにしたモータ制御方法及び装置に関するものである。本発明のモータ制御方法及び装置は、車両の電動パワーステアリング装置に最適である。
モータ、特に永久磁石型ブラシレスDCモータは広く使用されており、例えば車両のハンドルを軽く操作できるように、モータの回転力で補助力付勢する電動パワーステアリング装置にも駆動源として用いられている。電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助力付勢するようになっている。
このような電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図5に示す。操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11からイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Vhとに基づいて、アシストマップ等を用いてアシスト指令の操舵補助指令値(電流指令値)Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値(電流指令値)Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
このような構成の電動パワーステアリング装置において、操向ハンドル1から伝達された運転手のハンドル操作による操舵トルクThをトルクセンサ10で検出し、検出された操舵トルクThや車速Vhに基づいて算出される電流指令値(操舵補助指令値)によってモータ20は駆動制御され、この駆動が運転手のハンドル操作の補助力となり、運転手は軽い力でハンドル操作を行うことができる。つまり、ハンドル操作によって出力された操舵トルクThと車速Vhから電流指令値(操舵補助指令値)を算出し、この電流指令値(操舵補助指令値)に基づきモータ20をどのように制御するかによって、ハンドル操舵におけるフィーリングの善し悪しが決まり、電動パワーステアリング装置の性能が大きく左右される。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUも含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図6のようになる。
図6を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTh及び車速センサ12で検出された車速Vhは、電流指令値Irefを演算する電流指令値演算部31に入力される。電流指令値演算部31は、入力された操舵トルクTh及び車速Vhに基づいてアシストマップ等を用いて、モータ20に供給する電流の制御目標値である電流指令値Irefを決定する。電流指令値Irefは減算部32に入力され、フィードバックされているモータ電流値Imとの偏差I(Iref−Im)が演算され、その偏差Iが操舵動作の特性改善のためのPI制御部35に入力される。PI制御部35で特性改善された電圧指令値VrefがPWM制御部36に入力され、デューティ演算された駆動電圧指令値が駆動部としてのインバータ回路37を介してモータ20がPWM駆動される。モータ20の電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32にフィードバックされる。
モータをPWMのデューティで制御する手法として、例えば特開2005−33957号公報(特許文献1)に開示されたモータ駆動装置がある。特許文献1に開示されたモータ駆動装置は、3相モータを駆動するインバータと、インバータ母線電流を検出する電流検出手段と、インバータに接続される直流電源の電圧を検出する直流電圧検出手段と、インバータの出力電圧値と電流検出手段により検出される電流値とからモータの誘起電圧を推定する誘起電圧推定手段と、推定された誘起電圧推定値に基づいてモータの回転子磁極位置と回転速度を推定する回転子位置速度推定手段と、推定された回転子磁極位置の情報に基づいてインバータを制御するPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、PWM信号生成手段で生成されたPWM信号のデューティを補正するデューティ補正手段と、直流電圧検出手段の出力とモータに印加する電圧指令値から電圧飽和の度合いである電圧飽和率を演算して、回転子位置速度検出手段により推定されたモータの回転速度に応じて切替わる電圧飽和率設定値と比較し、電圧飽和率が電圧飽和率設定値以上の場合のみ、電圧飽和率が電圧飽和率設定値よりも小さくなるまで外部から与えられる回転速度目標値を下げる電圧飽和制御手段とを設けたものである。
また、他の制御手法として特開平10−313600号公報(特許文献2)に開示されているモータの制御装置がある。特許文献2に開示されたモータ制御装置は、P極(2以上の偶数)のロータと、
ロータに鎖交する磁束を発生するK相(2以上の整数)のステータ巻線と、ステータ巻線に流すステータ電流の指令値である電流指令を作成する電流指令作成手段と、電流指令に基づきステータ巻線に電力を供給する駆動手段と、ステータ巻線に流れるステータ電流を検出するステータ電流検出手段と、ステータ電流が電流指令にどれだけ追従しないかを示す飽和度を作成する飽和度作成手段と、ロータの極位置に基づき極位置信号を作成する極位置信号作成手段とを有するモータの制御装置において、電流指令作成手段が、飽和度に基づき電流指令を作成し、飽和度作成手段が、電流指令とステータ電流と極位置信号とに基づき飽和度を作成するものである。
特開2005−33957号公報 特開平10−313600号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、電圧飽和制御に対して電圧の飽和を防ぐため、モータ回転速度を調整している。つまり、モータの逆起電圧を調整しながら、モータに印加しようとする電圧とモータの端子電圧を一致させる制御方法である。しかしながら、電動パワーステアリング装置で使用するモータの制御は速度制御ではなく、トルク(電流)制御により行うため、電動パワーステアリング装置には適用することができない。
また、特許文献2に開示されている方法では、ステータ電流が、ステータ電流指令にどれだけ追従しないかを示す飽和度、つまり電流センサに依存している。そして、電流センサの精度及び誤差が飽和度の生成に影響している。
従来のモータ制御における電流指令制限値は、モータとコントロールユニット(ECU)の設計値を用いて算出したものである。電流指令制限値は基本的には、供給電圧を一定とした電流指令制限値算出マップと供給電圧変動に応じた補正回転速度算出マップより算出しており、図6の電流指令値演算部31に内蔵されている機能である。
電流指令制限値信号算出部40の従来の構成は図7に示されるように、モータ駆動電圧となる供給電圧Vrgを減算部41に加算入力し、ベース電圧供給部48からのベース電圧Vr_basを減算部41に減算入力し、減算結果(=Vrg−VR_bas)をゲイン部42で1/2倍し、その値(=(Vrg−VR_bas)/2)を乗算部43に入力する。補正回転速度算出部46で算出された補正回転速度ωcは乗算部43に入力されており、乗算部43の乗算結果は減算部44に減算入力され、モータ回転速度ω1も減算部44に加算入力されている。減算部44で得られる回転速度ω2は電流指令制限値算出部45に入力され、算出された電流指令制限値Iref_limが出力されてモータ駆動部に入力され、電流指令値を補正してモータを駆動すると共に、単位遅延部47に入力される。補正回転速度算出部46は、単位遅延部47から入力される1サンプリング前の電流指令制限値Iref_lim’を基に補正回転速度ωcを算出し、補正回転速度ωcを乗算部43に入力する。
このような構成の電流指令制限値信号算出部40は電動パワーステアリング装置のベクトル制御装置において、図8に示されるように接続される。即ち、操舵トルクTh及び車速Vhに基づいて電流指令値演算部31で演算された電流指令値Irefは最小値選択部60に入力され、電流指令制限値信号算出部40からの電流指令制限値Iref_limも最小値選択部60に入力され、最小値選択部60で選択された電流指令値Irefa(Iref、Iref_limの小さい方)がd/q軸電流指令値演算部61に入力される。d/q軸電流指令値演算部61で演算されたd軸電流指令値Id及びq軸電流指令値Iqは2相/3相変換部62に入力され、3相の電流指令値Icn(n=a,b.c)が減算部32に入力される。減算部32以降の動作は3相である点を除いて図6と同様である。
かかる電流指令制限値信号算出部40ではモータ回転速度ω1と供給電圧Vrgに対し、出力の電流指令制限値Iref_limがモータ駆動電圧(デューティ)が100%になるように制限されている。しかしながら、実際にはモータと制御装置(ECU)の製造バラツキや温度等の環境変化でパラメータも変動し、設計条件と異なってしまうケースも多い。このようにパラメータが変動するために、デューティ飽和によってモータに騒音が発生してしまう問題がある。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、電流指令制限値を補正することにより、モータやコントロールユニット(ECU)の製造のバラツキや環境の変化が生じてもモータ騒音がなく、モータ印加電圧の飽和(デューティ100%)によるモータトルクリップルの発生を防止すると共に、過度に電流指令値が低くなることがなく、モータ最大出力を発生することができるモータ制御方法及び装置を提供することにある。電動パワーステアリング装置に適用した場合、印加電圧飽和によるトルクリップルや異音がなく、高出力の電動パワーステアリング装置を提供することができる
本発明は、操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値演算部で求められた電流指令値と、ベース電圧、供給電圧及びモータ回転速度に基づいて電流指令制限値信号算出部で求められた電流指令制限値とからベクトル制御のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算し、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づくPWMの各相デューティによってモータを制御するモータ制御方法に関し、本発明の上記目的は、前記各相デューティの最大値を取得し、前記モータに連結されている回転センサからの機械角度周期パルス信号と前記最大値とから(入力値−デューティ100%)のホールド値を計算して保持し、前記ホールド値を出力更新信号で積算して補正信号を求め、前記補正信号と前記供給電圧とを乗算して求めた乗算値によって前記電流指令制限値を補正すると共に、前記ホールド値を前記出力更新信号で積算する際、前記出力更新信号がパルス状信号になった場合のみ、前回の演算結果と入力された前記ホールド値とを加算して前記補正信号とする演算を行い、それ以外の場合は演算を行わず、前回の演算結果を保持するようになっていることによって達成される。
また、本発明は、操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値演算部で求められた電流指令値と、ベース電圧、供給電圧及びモータ回転速度に基づいて電流指令制限値信号算出部で求められた電流指令制限値とからベクトル制御のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算し、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づくPWMの各相デューティによってモータを制御するモータ制御装置に関し、本発明の上記目的は、前記各相デューティの最大値を取得する最大値取得計算部と、前記モータに連結されている回転センサからの機械角度周期パルス信号及び前記最大値から(入力値−デューティ100%)のホールド値を計算して保持するホルダ部と、前記ホールド値を出力更新信号で積算して補正信号を求める積算ホルダ部と、前記補正信号及び前記供給電圧を乗算する乗算部とを具備し、前記乗算部で求めた乗算値によって前記電流指令制限値を補正すると共に、前記積算ホルダ部が前記ホールド値を前記出力更新信号で積算する際、前記出力更新信号がパルス状信号になった場合のみ、前回の演算結果と入力された前記ホールド値とを加算して前記補正信号とする演算を行い、それ以外の場合は演算を行わず、前回の演算結果を保持するようになっていることにより達成される。
本発明の上記目的は、前記電流指令制限値が前記電流指令値より小さい場合と、前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0より大きい場合に、前記出力更新信号を前記パルス状信号とするようになっていることにより、或いは前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0以下の場合には、前記出力更新信号を前記パルス状信号としないようになっていることにより、より効果的に達成される。
本発明のモータ制御方法及び装置によれば、モータやコントロールユニットの製造時のバラツキや温度等の環境の変化によるパラメータ変化に対し、常にPWMによるモータ印加電圧(デューティ)の飽和度(余裕度)を監視し、その監視に基づいて電流指令制限値を補正しているので、駆動電圧飽和によるモータの異音を防止できると共に、電圧(デューティ)を抑え過ぎることによるモータ出力の低下を防止することができる。
本発明のモータ制御方法及び装置によれば、デューティ飽和により引き起こされるモータトルクリップルの発生が抑えられ、運転者に不快な振動や異音を与えることが抑制される。
また、本発明のモータ制御方法及び装置はトルク(電流)制御であるので、電動パワーステアリング装置に適用することができる。
本発明に係るモータの制御方法及び装置は、PWM制御によるモータの駆動電圧飽和度(若しくは駆動電圧余裕度)を演算し、駆動電圧飽和度に基づいてモータ電流指令制限値を補正する。これにより、モータやコントロールユニット(ECU)の製造上のバラツキや環境の変化により発生するパラメータ変動に対し、モータ印加電圧の飽和によるモータ異音の発生を防止し、過度の指令値制限によるモータ出力の低下現象を防止している。
本発明は、図7の電流指令制限値信号算出部40に対して電流指令制限値補正機能を付加したものであり、電流指令制限値補正機能により製造バラツキや環境変化が生じても、デューティの飽和を引き起こすこともなく、トルクリップルやモータ異音の発生も抑制できる。
本発明の構成は図1に示す構成であり、図7の電流指令制限値信号算出部40に電流指令制限値補正部を付加している。図7と同一部には同一符号を付して説明を省略する。
本発明の電流指令制限値補正部は、PWM制御部からの駆動電圧であるデューティDuty_a,Duty_b,Duty_cの最大値(包絡線)を取得する最大値取得計算部50と、最大値取得計算部50で取得した最大値Duty_mと、回転センサ等からの機械角度周期パルス信号MPとを入力して(入力値−デューティ100%)を計算して保持するホルダ部51と、ホルダ部51からのホールド値Dduty_Maxを出力更新信号RNで積算する積算ホルダ部52と、積算ホルダ部52からの補正信号CRを供給電圧Vrgと乗算する乗算部53とで構成されている。
ホルダ部51には最大値取得計算部50からの最大値Duty_mが入力され、機械角度周期パルス信号MPが入力されたタイミングでホールド値Dduty_Max(=入力値−デューティ100%)、つまりホールド値Dduty_Max(=Duty−m ― デューティ100%)を計算する。ホルダ部51で計算されたホールド値Dduty_Maxは、出力更新信号RNと共に積算ホルダ部52に入力される。積算ホルダ部52は出力更新信号RNがパルス状信号になった場合のみ演算を行うようになっており、それ以外の場合は演算を行わず、前回の演算結果を保持するだけである。演算を行う場合、積算ホルダ部52の前回の演算結果Dduty_hold(i)と入力されたホールド値Dduty_Maxとを加算し、この加算結果CR=(Dduty_hold(i)+Dduty_Max)を出力する。加算結果CRは乗算部53に入力されて供給電圧Vrgと乗算され、その乗算結果が加算部41で供給電圧Vrg及びベース電圧VR_basと加減算される。
設定されたシステムのパラメータと環境条件が設計値と同じ場合、電流指令制限値算出マップと補正回転速度算出マップはモータ回転速度ω1及び供給電圧Vrgにより電流指令制限値Iref_limを算出する。この電流指令制限値Iref_limはデューティが丁度100%になる値である。即ち、いつでもモータ回転速度ω1と供給電圧Vrgが分かれば、オフラインで求めた電流指令制限値算出マップと補正回転速度算出マップにより、デューティが100%になる電流指令制限値Iref_limを生成することができる。
一方、システムのパラメータが設計値と違う場合、上述の計算でデューティが100%になる電流指令値の生成ができなくなる。そこで、デューティが100%にならない部分(飽和度又は余裕度)を算出することにより供給電圧変化相当分に換算し、更に補正回転速度算出マップに基づき電流指令制限値を算出する。デューティの飽和分は供給電圧変化分に相当するため、補正回転速度算出マップのみの使用で良い。この算出した電流指令値Irefはデューティが100%になるような値である。その理由は次の通りである。
設計条件に基づいてベクトル制御のd/q軸モータ端子電圧を計算すると、数1のようになる。
Figure 0005055911
ただし、V、Vはd/q軸モータ端子電圧、i,iはd/q軸モータ電
流、R、Rac、Rac_meはモータ及びコントロールユニットの内部抵抗
、Lmはモータインダクタンス、e、eはモータ1000[rpm]のd/q
軸逆起電圧、nはモータ回転速度、ωはモータ角速度、θはモータ電気角度
である。
また、抵抗にはバラツキがあり、温度により変化する場合、電圧方程式は下記数2のようになる。
Figure 0005055911
ただし、δRはモータ及びコントロールユニットの抵抗変化分である。
数1に対してデューティが100%とすれば、抵抗変化により数2に対するデューティの飽和度(余裕度)が以下のように計算すると分かる。
Figure 0005055911
ただし、δV、δVはモータd/q軸端子電圧変化値である。
上記数3により明らかにされる飽和度(余裕度)を更に詳しく検討する。モータ端子/中性点間の電圧変動δVunを2/3相変換式より表すと、下記数4になる。
Figure 0005055911
ただし、δVun、δVvn、δVwnはUVW相の各モータ端子/中性点電圧
変化値である。
また、中性点/グランドの電圧変動は下記数5のように表す。
Figure 0005055911
モータ端子対グランドの電圧変動δVugはモータ端子/中性点間の電圧変動δVunと中性点/グランドの電圧変動δVngの和であり、下記数6のように表す。
Figure 0005055911
デューティが100%の場合、モータ端子電圧と供給電圧Vrgが同じである。即ち、モータ端子電圧の変動分は供給電圧Vrgの変動分と同じである。ここで、供給電圧Vrgの電圧変動分δVrを下記数7によって算出する。
Figure 0005055911
更に、モータ端子電圧はデューティと比例関係を持っているため、電圧変動分δVrはデューティの飽和度を示している。数7から分かるように、抵抗変動により生じるデューティの飽和度はVr電圧の電圧変動分δVrで表すことができる。
一方、使用される補正回転速度算出部は、Vr電圧の変動に対してデューティが100%になるような機能であり、下記数8のように表す。
Figure 0005055911
上記数4と同様にモータ端子/中性点間の電圧変動δVunは2/3相変換式より表すと、下記数9のように表す。
Figure 0005055911
更に、中性点/グランドの電圧変動は下記数10のように表す。
Figure 0005055911
そして、Vr電圧の変動分δVrは下記数11で示す。
Figure 0005055911
上記数11より補正回転速度マップ値は抵抗値と関係がないことが分かる。つまり、環境の変化による内部抵抗値の変化は、補正回転速度マップのパラメータと関係がないことが表されている。よって、抵抗が変わっても、補正回転速度算出マップ特性は変わらない(結論1)。また、供給電圧Vrgの変動により引き起こすべきモータ回転速度の変化量δnは供給電圧Vrgの関数であることから、モータ回転速度の変化量δnを調整することにより電圧変動分δVrを吸収できる(結論2)。以上より、モータ抵抗やコントロールユニットの内部抵抗のみが変化する場合、上記結論1により、補正回転速度算出マップ特性が変わらないため、補正回転速度算出マップ特性の扱いは抵抗変化前と同じである。また、モータ抵抗及びコントロールユニットの内部抵抗が変化することにより生じたデューティ飽和(余裕)分は、最終的に数7のように電圧変動分δVrに反映する。また、上記結論2により、デューティ飽和(余裕)分をなくすため、数11に基づいてモータ回転速度の変化量δnを調整すれば可能である。
図2及び図3はモータ電流指令値に対するモータ回転速度の特性を示しており、図2の特性(a)は設計条件で求めた電流指令値Iref_limであり、特性(b)は抵抗変化した後、デューティが100%になる時の理想の電流指令値Iref_limである。そして、図3の特性(d)は、供給電圧Vrが2[V]変動した場合の補正回転速度算出特性である。また、図2の特性(c)はデューティ飽和度に対し、図2の特性(a)と図3の特性(d)で合成した特性であり、この合成した特性(c)と図2の特性(b)とが完全に一致する。即ち、抵抗変化が発生しても特性(a)と特性(d)に基づいて、デューティ飽和度が分かれば電流指令制限値の補正を行うことができる。
抵抗が変化した場合、デューティが100%にならない部分(飽和度或いは余裕度)の算出は、各相に印加するデューティとデューティが100%時の最大誤差をとれば、飽和度或いは余裕度が分かる。安定した値をとるため、モータ1回転内最大誤差を採用するようにしても良い。
図1の構成は3相モータを駆動する例を示しており、3相モータの駆動デューティDuty_a,Duty_b,Duty_cが最大値取得計算部50に入力され、3相デューティの包絡線である最大値Duty_mが得られる。最大値Duty_mはホルダ部51に入力され、100%デューティとの差であるホールド値Dduty_Maxが機械角度周期パルス信号MPに基づいてモータ回転毎に出力され、積算ホルダ52で出力更新信号RNにより表1に従って更新される。
Figure 0005055911
表1における電流指令制限値制限状態は、電流指令制限値算出値が電流指令値演算部から出力された電流指令値より小さい(動作)か否(非動作)かを示している。表1より状態(d)を除いて、その他は全て電流指令制限値補正が必要な状態である。状態(a)、(b)、(c)が継続する場合、定期的に電流指令制限値補正を行う。以上の電流指令制限値補正動作をまとめると、次のようになる。
電流指令制限値補正更新信号動作は、状態(d)を除いて状態(a)〜(c)に状態遷移した場合、或いは定期信号が来た場合に行われる。状態遷移した場合(状態(d)を除いて)は必ず更新信号動作を行い、それと同時に定期信号をリセットする。一方、更新信号動作の禁止は、状態(d)に遷移の場合、状態(d)の場合及び状態(a)、(b)、(c)に状態遷移した後、モータ2回転目の信号が来る前である。状態(a)、(b)、(c)に状態遷移した後、モータ2回転目の信号が来る前を更新信号動作禁止とするのは、正確なデューティ誤差をとるためである。
次に、本発明の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
先ず算出される電流指令制限値(Iref_lim)とトルクに基づいて算出された電流指令値(Iref)とを比較し(ステップS10)、電流指令制限値が電流指令値より小さい場合は電流指令制限値が動作し(ステップS10)、ステップS11に移行する。ステップS11では、最大値取得計算部50から検出される駆動デューティの最大値(Duty_m)がホルダ部51に入力され、入力値とデューティ100%との差であるホールド値(Dduty_Max)(変動分)が計算される。ホールド値Dduty_Maxが0より大きい場合はステップS12に移行し、電流指令値制限不足状態(状態(a))と判断し、更新信号を積算ホルダ部52に出力する(ステップS16)。そして、ステップS11においてホールド値Dduty_Maxが0以下の場合はステップS13に移行して、電流指令値制限過度状態(状態(b))と判断され、出力更新信号RNを積算ホルダ部52に出力する(ステップS16)。また、ステップS10において電流指令制限値が電流指令値以上の場合は、電流指令制限値が動作しない状態でありステップS14に移行する。ステップS14では、最大値取得計算部50から検出される駆動デューティの最大値(Duty_m)とデューティ100%との差であるホールド値(Dduty_Max)が計算される。ホールド値Dduty_Maxが0より大きい場合はステップS15に移行し、電流指令値制限不足状態(状態(c))と判断され出力更新信号RNを積算ホルダ部52に出力する(ステップS16)。そして、ステップS14においてホールド値Dduty_Maxが0以下の場合はステップS17に移行し、通常状態(状態(d))と判断され、出力更新信号RNを停止する(ステップS18)。
なお、本発明のモータ制御方法及び装置はトルク(電流)制御であるため、車両の電動パワーステアリング装置のモータ制御に適用することができる。
本発明の構成例を示す電流指令制限値信号算出部ブロック図である。 本発明を説明するための図である。 本発明を説明するための図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 一般的な電動パワーステアリングの概略構成を示す図である。 コントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 従来の電流指令制限値信号算出部を示すブロック図である。 従来のモータ制御系の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
10 トルクセンサ
12 車速センサ
20 モータ
30 コントロールユニット(ECU)
31 電流指令値演算部
35 PI制御部
36 PWM制御部
37 インバータ回路
40 電流指令制限値信号算出部
45 電流指令制限値算出部
46 補正回転速度算出部
48 ベース電圧供給部
50 最大値取得計算部
51 ホルダ部
52 積算ホルダ部
60 最小値選択部
61 d/q軸電流指令値演算部
62 2相/3相変換部

Claims (6)

  1. 操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値演算部で求められた電流指令値と、ベース電圧、供給電圧及びモータ回転速度に基づいて電流指令制限値信号算出部で求められた電流指令制限値とからベクトル制御のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算し、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づくPWMの各相デューティによってモータを制御するモータ制御方法において、
    前記各相デューティの最大値を取得し、前記モータに連結されている回転センサからの機械角度周期パルス信号と前記最大値とから(入力値−デューティ100%)のホールド値を計算して保持し、前記ホールド値を出力更新信号で積算して補正信号を求め、前記補正信号と前記供給電圧とを乗算して求めた乗算値によって前記電流指令制限値を補正すると共に、前記ホールド値を前記出力更新信号で積算する際、前記出力更新信号がパルス状信号になった場合のみ、前回の演算結果と入力された前記ホールド値とを加算して前記補正信号とする演算を行い、それ以外の場合は演算を行わず、前回の演算結果を保持するようになっていることを特徴とするモータ制御方法。
  2. 前記電流指令制限値が前記電流指令値より小さい場合と、前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0より大きい場合に、前記出力更新信号を前記パルス状信号とするようになっている請求項1に記載のモータ制御方法。
  3. 前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0以下の場合には、前記出力更新信号を前記パルス状信号としないようになっている請求項1に記載のモータ制御方法。
  4. 操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値演算部で求められた電流指令値と、ベース電圧、供給電圧及びモータ回転速度に基づいて電流指令制限値信号算出部で求められた電流指令制限値とからベクトル制御のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算し、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づくPWMの各相デューティによってモータを制御するモータ制御装置において、
    前記各相デューティの最大値を取得する最大値取得計算部と、前記モータに連結されている回転センサからの機械角度周期パルス信号及び前記最大値から(入力値−デューティ100%)のホールド値を計算して保持するホルダ部と、前記ホールド値を出力更新信号で積算して補正信号を求める積算ホルダ部と、前記補正信号及び前記供給電圧を乗算する乗算部とを具備し、
    前記乗算部で求めた乗算値によって前記電流指令制限値を補正すると共に、前記積算ホルダ部が前記ホールド値を前記出力更新信号で積算する際、前記出力更新信号がパルス状信号になった場合のみ、前回の演算結果と入力された前記ホールド値とを加算して前記補正信号とする演算を行い、それ以外の場合は演算を行わず、前回の演算結果を保持するようになっていることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 前記電流指令制限値が前記電流指令値より小さい場合と、前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0より大きい場合に、前記出力更新信号を前記パルス状信号とするようになっている請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記電流指令制限値が前記電流指令値以上で前記ホールド値が0以下の場合には、前記出力更新信号を前記パルス状信号としないようになっている請求項4に記載のモータ制御装置。
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