JP5343599B2 - モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、モータを駆動源とする電動パワーステアリング装置(EPS)においては、その安定的なアシスト力付与を担保し、及び良好な操舵フィーリングを実現するために、出力可能な電圧の上限を超えた過大なモータ電圧の印加が要求される状態、つまり電圧飽和の発生を未然に回避することが重要な課題の一つとなっている。
即ち、モータの回転角速度(モータ速度)はその印加電圧に比例する。従って、そのモータ速度が上昇するほど、より大きな値を有する電圧指令が演算されることになる。しかしながら、車載のバッテリを主電源とするEPSでは、その駆動回路が出力可能な電圧にも自ずと上限がある。そのため、高速操舵時、或いは転舵輪に対する衝撃的な応力入力の発生時等には、そのモータ速度の上昇に伴い上記のような電圧飽和状態となる場合がある。そして、この電圧飽和により生ずるトルクリップルが、音や振動として車室に伝播することにより、操舵フィーリングが悪化してしまうという問題がある。
そこで、従来、このような問題を解決するものとして、そのパワーアシスト制御の目標値として演算される電流指令値に制限を加える方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、通常、EPSにおいては、電流制御の実行により、その発生するトルクが制御される。具体的には、先ず、アシスト力を付与するために発生すべきモータトルクの目標値として電流指令値(q軸電流指令値)が演算され、続いて当該電流指令値に実電流値(q軸電流値)を追従させるべく、その偏差に応じた電圧指令値が演算される。そして、当該電圧指令値に示される電圧をモータに印加すべく駆動回路を動作させるためのモータ制御信号が生成される。
つまり、モータ速度の上昇とともに電流制限の閾値を低くすることで、その高速回転領域において生ずる電流指令値と実電流値との間の偏差の拡大、及びそれに伴う電圧指令値の上昇を抑えることができる。そして、これにより、電圧飽和の抑制を図るのである。
特開2008−79387号公報 特許第3408642号明細書
しかしながら、電圧飽和の発生要因は、モータ速度の上昇以外にも存在する。即ち、モータ印加電圧として利用可能な駆動回路の出力電圧は、電源電圧に依存して変動する。従って、その電源電圧が大きく低下するほど、電圧飽和が発生しやすくなる。そして、更には、モータ出力の増大時においてもまた、その大電流の通電により生ずる電圧降下に起因して電圧飽和が発生しやすくなる。
尚、昇圧回路により昇圧された電圧に基づいてモータに対する駆動電力の供給を行なうものの多くは、電源電圧の低下時には、その昇圧制御を抑制することで昇圧回路にかかる負荷の軽減を図る構成となっている(例えば、特許文献2参照)。このため、電源電圧の低下時には、その出力可能な電圧が大きく下落することになり、その結果、より一層、電圧飽和が発生しやすくなるという特徴がある。
以上を踏まえれば、電流指令値の制限による電圧飽和の抑制は、そのモータ速度以外の要素をも考慮の上、適切な制限値を随時演算することが望ましい。しかしながら、その演算処理の実行に伴う負荷の増大は、そのまま制御手段を構成する情報処理装置(マイコン)の高性能化要求となって、製造コストの押し上げ要因になるという問題がある。
そのため、より簡素な構成にて、効果的に電圧飽和の発生を抑える技術が待たれてはいるものの、従来技術は、何れもその要求に十分に応えているとは言い切れないのが実情であり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より簡素な構成にて、効果的に電圧飽和の発生を抑えることのできるモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電流制御の実行によりモータ制御信号を出力する信号出力手段が設けられた制御回路と、前記モータ制御信号の入力により作動してモータに対する駆動電力の供給を実行する駆動回路とを備え、前記信号出力手段は、前記電流制御において演算される電流指令値を所定の制限値以下に制限するとともに、モータ速度の上昇に従って前記制限値を低減させるモータ制御装置において、前記駆動回路に電圧を印加するために電力線を介して供給される第1の電源電圧を検出する第1の電圧検出手段と、前記電力線から独立した制御線を介して前記制御回路に供給される第2の電源電圧を検出する第2の電圧検出手段とを備え、前記信号出力手段は、前記第1の電源電圧の低下に従って前記制限値を低減させるとともに、前記第2の電源電圧と第1の電源電圧との差分値を演算し、該差分値が大となるほど、より大きく前記制限値を低減させること、を要旨とする。
即ち、モータ出力の増大時、電力線に電圧降下が生ずる一方、その電力線から独立した制御線では、このような電圧降下は発生しない。つまり、それぞれを介して供給される第1の電源電圧と第2の電源電圧とを比較することで、演算負荷の増大を招くことなく、容易にモータの出力状態を推定することができる。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、モータ速度の上昇のみならず、電源電圧の低下、及びモータ出力の変動をも踏まえた電流制限値を決定することができ、その結果、より効果的に電圧飽和の発生を抑えることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記電力線には、前記第1の電源電圧を昇圧して出力する昇圧回路が設けられ、前記駆動回路は、その昇圧された電圧に基づく前記駆動電力を生成するものであって、前記第1の電源電圧の低下時には、前記昇圧回路による昇圧が抑制されること、を要旨とする。
即ち、電源電圧の低下時には、その昇圧制御の抑制によって駆動回路への印加電圧が低下することで、より一層、電圧飽和が発生しやすくなる。従って、このような構成を採用するものに請求項1の発明を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置であること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、効果的に電圧飽和とそれに起因するトルクリップルの発生を抑えることができる。その結果、より静粛性の高い電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明によれば、簡素な構成にて、効果的に電圧飽和の発生を抑えることが可能なモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 EPSの電気的構成を示すブロック図。 電流制限値演算部の概略構成を示すブロック図。 電流制限基礎値マップ演算の実行に関する可否判定の処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す本実施形態のEPS1において、ステアリングホイール(ステアリング)2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により操舵輪6の舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、その駆動源であるモータ12がラック5と同軸に配置された所謂ラック型のEPSアクチュエータであり、モータ12の発生するアシストトルクは、ボールねじ機構(図示略)を介してラック5に伝達される。尚、本実施形態のモータ12は、ブラシレスモータであり、ECU11から供給される三相(U,V,W)の駆動電力に基づき回転する。そして、モータ制御装置としてのECU11は、このモータ12が発生するアシストトルクを制御することにより、操舵系に付与するアシスト力を制御する(パワーアシスト制御)。
本実施形態では、ECU11には、トルクセンサ14及び車速センサ15が接続されている。そして、ECU11は、これらトルクセンサ14及び車速センサ15によりそれぞれ検出される操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、EPSアクチュエータ10の作動、即ちパワーアシスト制御を実行する。
次に、本実施形態のEPSの電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPSの制御ブロック図である。同図に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力する制御回路としてのマイコン18と、当該モータ制御信号の入力により作動してEPSアクチュエータ10の駆動源であるモータ12に対する駆動電力の供給を実行する駆動回路19とを備えてなる。
詳述すると、本実施形態の駆動回路19には、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる周知のPWMインバータが採用されている。そして、同駆動回路19は、モータ12と直流電源である車載電源(バッテリ)16との間の電力供給経路Lpの途中に設けられることにより、その印加電圧に基づく三相(U,V、W)の駆動電力をモータ12に供給する構成となっている。
即ち、駆動回路19を構成する各アームには、当該駆動回路19と車載電源16とを接続する電力線20を介して供給される第1の電源電圧としてのパワー電圧(PIG)に基づく電圧が印加される。尚、本実施形態では、電力線20の途中には、昇圧回路21が設けられており、駆動回路19には、この昇圧回路21により昇圧された電圧(BPIG)が印加される。また、マイコン18の出力するモータ制御信号は、駆動回路19を構成する各スイッチング素子のオンduty比を規定する信号(ゲートオン/オフ信号)として、該各スイッチング素子のゲート端子に入力される。そして、本実施形態の駆動回路19は、その各スイッチング素子がモータ制御信号に応答してオン/オフすることにより、各アームに印加された昇圧回路の出力電圧(BPIG)を三相(U,V,W)の駆動電力に変換してモータ12へと出力する構成になっている。
尚、本実施形態では、昇圧回路21は、ECU11に設けられた昇圧制御回路22によって、その作動が制御されている。具体的には、昇圧制御回路22には、電力線20に設けられた第1の電圧検出手段としての第1電圧センサ23により検出されるパワー電圧値V_pigが入力されるようになっている。そして、昇圧制御回路22は、そのパワー電圧値V_pigの低下時には、昇圧回路21による昇圧を抑制、詳しくは、検出されるパワー電圧値V_pigが低いほど、その出力電圧(BPIG)を低く抑える制御を実行する。
また、ECU11には、モータ12に通電される各相電流値Iu,Iv,Iwを検出するための電流センサ25u,25v,25w、及びモータ12の回転角θを検出するための回転角センサ26が接続されている。そして、マイコン18は、これら各センサの出力信号に基づき検出されたモータ12の各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θ、並びに上記操舵トルクτ及び車速Vに基づいて駆動回路19にモータ制御信号を出力する。
さらに詳述すると、マイコン18において信号出力手段を構成するモータ制御信号出力部31は、操舵系に付与するアシスト力、即ちモータトルクの制御目標値としての電流指令値を演算する電流指令値演算部32と、電流指令値演算部32により算出されたモータ電流指令値に基づいてモータ制御信号をモータ制御信号生成部33とを備えてなる。
電流指令値演算部32は、上記トルクセンサ14及び車速センサ15により検出された操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、電流指令値としてのq軸電流指令値Iq*を演算する。
本実施形態では、電流指令値演算部32の出力するq軸電流指令値Iq*は、電流制限部34に入力されることにより、その絶対値が所定の閾値以下となるような電流制限処理が実行される。そして、モータ制御信号生成部33には、その制限処理後のq軸電流指令値Iq**が入力されるようになっている。
また、モータ制御信号生成部33には、q軸電流指令値Iq**とともに、各電流センサ25u,25v,25wにより検出された各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角センサ26により検出された回転角θが入力される。尚、本実施形態では、d軸電流指令値Id*には「0」が用いられる(Id*=0)。そして、モータ制御信号生成部33は、これら各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角θ(電気角)に基づいて、d/q座標系における電流フィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成する。
即ち、モータ制御信号生成部33において、各相電流値Iu,Iv,Iwは、回転角θとともに3相/2相変換部35に入力され、同3相/2相変換部35によりd/q座標系のd軸電流値Id及びq軸電流値Iqに変換される。そして、これらのd軸電流値Id及びq軸電流値Iqは、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq**とともに、それぞれ対応する減算器36d,36qに入力される。
減算器36d,36qにおいて演算されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqは、それぞれ対応するF/B制御部37d,37qに入力される。そして、これら各F/B制御部37d,37qにおいて、電流指令値演算部32が出力するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq**に実電流であるd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを追従させためのフィードバック制御が行われる。
具体的には、F/B制御部37d,37qは、入力されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqに所定のF/Bゲイン(PIゲイン)を乗ずることにより、d軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を演算する。そして、各F/B制御部37d,37qにより演算されたこれらd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*は、回転角θとともに2相/3相変換部38に入力され、同2相/3相変換部38において三相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換される。
2相/3相変換部38において演算された各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は、PWM変換部39に入力され、同PWM変換部39において、該各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に応じたモータ制御信号が生成される。そして、マイコン18は、そのモータ制御信号を、駆動回路19を構成する各スイッチング素子(のゲート端子)に出力することにより、同駆動回路19の作動、即ちモータ12への駆動電力の供給を制御する構成となっている。
(電圧飽和抑制制御)
次に、本実施形態における電圧飽和抑制制御の態様について説明する。
上述のように、EPSにおいては、電圧飽和により生ずるトルクリップルが音や振動として車室に伝播することにより、操舵フィーリングの悪化を招くという問題がある。
この点を踏まえ、本実施形態のマイコン18(モータ制御信号出力部31)は、こうした電圧飽和の発生を回避すべく、その電流フィードバック制御の目標値として演算されるq軸電流指令値Iq*(の絶対値)についての電流制限処理を実行する。
具体的には、図2に示すように、本実施形態のモータ制御信号出力部31には、電流制限値演算部40が設けられており、同電流制限値演算部40は、その電圧飽和の発生を回避することが可能なq軸電流指令値Iq*の上限に対応した電流制限値Iq_limを演算する。そして、本実施形態では、上記電流制限部34が、この電流制限値演算部40において演算される電流制限値Iq_limに基づく電流制限処理を実行することにより、その電圧飽和の発生を抑制する構成になっている。
詳述すると、本実施形態の電流制限値演算部40には、モータ12の回転角速度ω、及び上記第1電圧センサ23により検出されるパワー電圧値V_pigが入力されるようになっている。尚、モータ速度としての回転角速度ωは、上記回転角センサ26により検出される回転角θを微分した値が用いられる。そして、電流制限値演算部40は、これら回転角速度ω及びパワー電圧値V_pigに基づいて、その電流制限値Iq_limの演算を実行する。
具体的には、図3に示すように、本実施形態の電流制限値演算部40は、回転角速度ωに基づいて電流制限基礎値εを演算する電流制限基礎値演算部41を備えており、当該電流制限基礎値演算部41は、検出される回転角速度ω(の絶対値)が大きいほど、より低い値を有する電流制限基礎値εを演算する。
また、電流制限値演算部40は、パワー電圧値V_pigに基づいて電圧ゲインKigを演算する電圧ゲイン演算部42を備えており、当該電圧ゲイン演算部42は、検出されるパワー電圧値V_pigが低いほど、より小さな値を有する電圧ゲインKigを演算する(Kig≦1.0)。
尚、本実施形態の電流制限基礎値演算部41は、回転角速度ω(の絶対値)と電流制限基礎値εとが関連付けされたマップ41aに基づいて、その電流制限基礎値εの演算を実行する(電流制限基礎値マップ演算)。また、電圧ゲイン演算部42も同様に、パワー電圧値V_pigと電圧ゲインKigとが関連付けられたマップ42aを参照することにより、その電圧ゲインKigの演算を実行する。
これら電流制限基礎値演算部41において演算された電流制限基礎値ε及び電圧ゲイン演算部42において演算された電圧ゲインKigは、乗算器43に入力される。そして、本実施形態の電流制限値演算部40は、その電流制限基礎値εに電圧ゲインKigを乗じた値に基づいて、上記q軸電流指令値Iq*について電流制限処理を実行するための電流制限値Iq_limを演算する。
即ち、電圧飽和は、モータ12の回転角速度ωが大きいほど、また駆動回路19と車載電源16との間の電力供給経路Lpを構成する電力線20を介して供給される第1の電源電圧としてのパワー電圧値V_pigが低いほど発生しやすくなる。従って、上記のように、回転角速度ωが大となるほど、その値が小さくなる電流制限基礎値εを電流制限値Iq_limの演算の基礎とすることで、モータ速度の上昇とともに、当該電流制限値Iq_limを低減させることができる。また、更に上記のように、パワー電圧値V_pigが低下するほど、その値が小さくなる電圧ゲインKigを演算して電流制限基礎値εに乗算ずることにより、そのモータ速度の上昇に応じた電流制限値Iq_limの低減に加え、パワー電圧値V_pigの低下とともに更に低減させることができるようになる。そして、本実施形態では、これにより、そのモータ速度の上昇、及び電源電圧の低下時においても、効果的に電圧飽和の発生を抑えることが可能な構成となっている。
ここで、本実施形態の電流制限値演算部40には、運転者によるステアリング操作の状態(操舵状態)を判定する操舵状態判定部44と、車両の走行状態を判定する走行状態判定部45とが設けられている。
本実施形態の操舵状態判定部44は、操舵速度を示す状態量としてのモータ12の回転角速度ω、及びq軸電流指令値Iq*に基づいて、その操舵状態が、舵角を減少させる方向の操舵、即ち「切り戻し」であるか否かを判定し、その判定結果を操舵状態信号S_sbとして電流制限基礎値演算部41に出力する。また、走行状態判定部45は、モータ12の回転角速度ω、操舵トルクτ、及び車速Vに基づいて、車両の走行状態が、停止又は低速走行中であるか否かを判定し、その結果を走行状態信号S_mvとして電流制限基礎値演算部41に出力する。そして、本実施形態の電流制限基礎値演算部41は、その走行状態信号S_mvに示される走行状態が停止又は走行中であり、且つ操舵状態信号S_sbに示される操舵状態が「切り戻し」ではない場合には、上記のようにモータ速度の上昇に応じて値が低減されるような電流制限基礎値εの演算を実行する。
具体的には、図4のフローチャートに示すように、電流制限基礎値演算部41は、先ず走行状態信号S_mvに基づいて、車両の走行状態が停止又は低速走行中であるか否かを判定し(ステップ101)、停止又は低速走行中と判定した場合(ステップ101:YES)には、続いて、操舵状態が「切り戻し」中である否かを判定する(ステップ102)。そして、その操舵状態が「切り戻し」中ではないと判定した場合(ステップ102:NO)には、上記マップ41aを用いた電流制限基礎値マップ演算、即ちモータ速度の上昇に応じて値が低減される電流制限基礎値εの演算を実行する(ステップ103)。
一方、上記ステップ101において、その走行状態が停止又は低速走行中ではない(ステップ101:NO)、又は上記ステップ102において、その操舵状態が「切り戻し中」である(ステップ102:YES)と判定した場合には、上記電流制限基礎値マップ演算を実行しない(ステップ104)。そして、本実施形態の電流制限基礎値演算部41は、このような場合、通電可能な上限に対応する値として予め設定された最大値Iq_maxを、その電流制限基礎値εとして出力する。
即ち、ある程度の車速が発生した後は、その操舵フィーリングもさることながら、緊急回避時の素早いステアリング操作に対応しうる追従性の確保が最も重要の課題となる。このため、本実施形態では、停止又は低速走行中ではないと判定される程度に車速が上昇した場合には、その電流制限の基準を緩和することによって、緊急回避操舵に対応しうる追従性の確保を図る構成となっている。
また、操舵状態が「切り戻し」である場合、特にステアリングエンド付近の大きな舵角が発生している状況においては、運転者が想定する以上の速度でステアリングが中立方向へ回転することがあり、このような場合、運転者は、そのステアリングの回転を抑える方向の操舵力を加えることで、当該ステアリングの戻り速度を調整する。つまり、このとき、電圧飽和の抑制を優先してq軸電流指令値Iq*に制限を加えるとすれば、アシスト力不足により十分にステアリングの回転を抑えることができず、結果として、より大きな違和感を運転者に与えるおそれがある。そこで、本実施形態では、操舵状態が「切り戻し」である場合には、上記のように電流制限の水準を緩和することで、そのステアリングの回転を抑えるために必要なアシスト力が不足する事態の発生を回避する。そして、これにより、更なる操舵フィーリングの向上を図る構成となっている。
ここで、図2に示すように、本実施形態のマイコン18は、上記車載電源16と駆動回路19との間の電力線20から独立した制御線47を介して供給される第2の電源電圧としての制御電圧(IG)に基づき作動する構成となっている。また、その制御線47には第2の電圧検出手段としての第2電圧センサ48が設けられており、マイコン18には、この第2電圧センサ48により検出される制御電圧値V_igが入力される。そして、本実施形態の電流制限値演算部40は、この制御電圧値V_igを上記電流制限値Iq_limの演算に用いることにより、より効果的に電圧飽和の発生を抑制することが可能な構成となっている。
詳述すると、図3に示すように、本実施形態では、電流制限値演算部40に入力された制御電圧値V_igは、パワー電圧値V_pigとともに減算器49に入力され、同減算器49において、制御電圧値V_igとパワー電圧値V_pigと間の差分値ΔVigが演算される。また、本実施形態の電流制限値演算部40には、出力ゲイン演算部50が設けられている。そして、同出力ゲイン演算部50は、上記減算器49において演算される差分値ΔVigに基づいて出力ゲインKpwを演算する。
具体的には、出力ゲイン演算部50は、入力される差分値ΔVigが大きいほど、より小さな値を有する出力ゲインKpwを演算する(Kpw≦1.0)。尚、本実施形態の出力ゲイン演算部50は、差分値ΔVigと出力ゲインKpwとが関連付けられたマップ50aを参照することにより、その出力ゲインKpwの演算を実行する。そして、本実施形態の電流制限値演算部40は、この出力ゲイン演算部50により演算される出力ゲインKpwを、上記乗算器43において上記電圧ゲインKigとともに上記電流制限基礎値εに乗ずることにより、その電流制限値Iq_limの演算を実行する構成となっている。
即ち、上述のように、モータ出力の増大時には、その大電流の通電により電力供給経路を構成する配線に生ずる電圧降下に起因した電圧飽和が発生しやすくなる。従って、電圧飽和の発生を抑制するための電流制限においては、モータ出力の変動をも考慮して、その電流制限値を決定することが望ましい。しかしながら、モータに対する出力電力を随時演算するとすれば、その演算処理の実行に伴う負荷の増大が、そのまま制御手段を構成する情報処理装置(マイコン)の高性能化要求となって、製造コストの押し上げ要因になるという問題がある。
そこで、本実施形態では、電力供給経路Lpを構成する電力線20においては、モータ12の出力増大に伴う電圧降下が生ずる一方、当該電力線20から独立した制御線47では、このような電圧降下は発生しないことに着目する。
つまり、モータ12の出力増大に伴って値の低下するパワー電圧値V_pigと略一定の値を有する制御電圧値V_igとを比較することで、演算負荷の増大を招くことなく、容易にモータ12の出力状態を推定することができる。そして、上記出力ゲイン演算部50は、これを利用して、その差分値ΔVigが大きいほど、より小さな値を有する出力ゲインKpwを演算する。
そして、本実施形態の電流制限値演算部40は、この出力ゲインKpwを上記電流制限基礎値εに乗ずることにより、そのモータ速度の上昇、及びパワー電圧値V_pigの低下とともに、更にモータ出力の増大によっても、その演算する電流制限値Iq_limの値を低減させる。そして、これにより、簡素な構成にて、モータ出力の増大時においても、効果的に電圧飽和の発生を抑えることが可能となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)電流制限値演算部40は、モータ12の回転角速度ω(の絶対値)が大きいほど、より低い値を有する電流制限基礎値εを演算するとともに、電力供給経路Lpを構成する電力線20に設けられた第1電圧センサ23により検出されるパワー電圧値V_pigが低いほど、より小さな値を有する電圧ゲインKigを演算する。また、電流制限値演算部40は、当該電力線20から独立した制御線47に設けられた第2電圧センサ48により検出される制御電圧値V_igと上記パワー電圧値V_pigとの差分値ΔVigを演算する。そして、その差分値ΔVigが大きいほど、より小さな値を有する出力ゲインKpwを演算し、当該出力ゲインKpwを電圧ゲインKigとともに電流制限基礎値εに乗ずることにより、電流制限値Iq_limを演算する。
即ち、モータ出力の増大時、電力供給経路Lpを構成する電力線20に電圧降下が生ずる一方、当該電力線20から独立した制御線47では、このような電圧降下は発生しない。従って、パワー電圧値V_pigと制御電圧値V_igとを比較することで、演算負荷の増大を招くことなく、容易にモータ12の出力状態を推定することができる。従って、上記構成によれば、演算負荷の上昇を招くことなく、簡素な構成にて、電源電圧の低下、及びモータ出力の変動をも踏まえた電流制限値を決定することができ、その結果、より効果的に電圧飽和の発生を抑えることができるようになる。
(2)電力線20の途中には、昇圧回路21が設けられており、駆動回路19には、この昇圧回路21により昇圧された電圧(BPIG)が印加される。昇圧回路21は、ECU11に設けられた昇圧制御回路22により、その作動が制御される。そして、昇圧制御回路22は、パワー電圧値V_pigの低下時には、昇圧回路21による昇圧を抑制、詳しくは、検出されるパワー電圧値V_pigが低いほど、その出力電圧(BPIG)を低く抑える制御を実行する。
即ち、昇圧制御の抑制により駆動回路19への印加電圧が低下することで、より一層、電圧飽和が発生しやすくなる。従って、このような構成を採用するものに上記(1)の発明を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化したが、EPS以外の用途に用いられるモータ制御装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、電流フィードバック制御の実行によりモータ制御信号を生成する構成に具体化したが、その電流制御として、オープン制御の実行によりモータ制御信号を生成する構成に具体化してもよい。
・本実施形態では、電力線20の途中には、昇圧回路21が設けられることとしたが、昇圧回路21を有しない構成に具体化してもよい。
・本実施形態では、操舵状態判定部44及び走行状態判定部45を設け、その走行状態が停止又は低速走行中ではない場合、又は、その操舵状態が「切り戻し中」である場合には、上記電流制限基礎値マップ演算を実行しないこととした。しかし、これに限らず、このような電流制御基礎値マップ演算の実行に関する可否判定は、必ずしも実行しなくともよい。また、当該可否判定を実行する場合であっても、必ずしも操舵状態判定部44及び走行状態判定部45の判定結果を基礎としなくともよい。そして、電流制御基礎値マップ演算の不実行以外の方法により電流制限値の低減を抑制する構成であってもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を記載する。
(付記1)請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、ステアリング操作の状態を判定する操舵状態判定手段を備え、前記信号出力手段は、前記操舵状態が切り戻しである場合には、前記制限値の低減を抑制すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
即ち、操舵状態が「切り戻し」である場合、特にステアリングエンド付近の大きな舵角が発生している状況においては、運転者が想定する以上の速度でステアリングが中立方向へ回転することがあり、このような場合、運転者は、そのステアリングの回転を抑える方向の操舵力を加えることで、当該ステアリングの戻り速度を調整する。つまり、このとき、電圧飽和の発生の回避を優先して電流指令値に制限を加えるとすれば、アシスト力不足により十分にステアリングの回転を抑えることができず、結果として、より大きな違和感を運転者に与えるおそれがある。しかしながら、上記構成の採用により、こうしたアシスト力不足が生ずる事態を回避することができる。その結果、より優れたステアリング特性を実現することができるようになる。
(付記2)請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、車両の走行状態を判定する走行状態判定手段を備え、前記信号出力手段は、前記走行状態が停止又は低速走行中ではないと判定される場合には、前記制限値の低減を抑制すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
即ち、ある程度の車速が発生した後は、操舵フィーリングもさることながら、緊急回避時の素早いステアリング操舵に対応しうる追従性の確保が最も重要の課題となる。しかしながら、上記構成の採用により、緊急操舵に対応しうる追従性を確保することができる。その結果、より優れたステアリング特性を実現することができるようになる。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、2…ステアリングホイール(ステアリング)、10…EPSアクチュエータ、11…ECU、12…モータ、16…車載電源、18…マイコン、19…駆動回路、20…電力線、21…昇圧回路、22…昇圧制御回路、23…第1電圧センサ、31…モータ制御信号出力部、32…電流指令値演算部、33…モータ制御信号生成部、34…電流制限部、40…電流制限値演算部、41…電流制限基礎値演算部、42…電圧ゲイン演算部、43…乗算器、44…操舵状態判定部、45…走行状態判定部、47…制御線、48…第2電圧センサ、49…減算器、50…出力ゲイン演算部、Lp…電力供給経路、Iq*,Iq**…q軸電流指令値、Iq_lim…電流制限値、Iq_max…最大値、ε…電流制限基礎値、Kig…電圧ゲイン、Kpw…出力ゲイン、S_mv…走行状態信号、S_sb…操舵状態信号、ω…回転角速度、V_pig…パワー電圧、V_ig…制御電圧、ΔVig…差分値。

Claims (3)

  1. 電流制御の実行によりモータ制御信号を出力する信号出力手段が設けられた制御回路と、前記モータ制御信号の入力により作動してモータに対する駆動電力の供給を実行する駆動回路とを備え、前記信号出力手段は、前記電流制御において演算される電流指令値を所定の制限値以下に制限するとともに、モータ速度の上昇に従って前記制限値を低減させるモータ制御装置において、
    前記駆動回路に電圧を印加するために電力線を介して供給される第1の電源電圧を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記電力線から独立した制御線を介して前記制御回路に供給される第2の電源電圧を検出する第2の電圧検出手段とを備え、
    前記信号出力手段は、前記第1の電源電圧の低下に従って前記制限値を低減させるとともに、前記第2の電源電圧と第1の電源電圧との差分値を演算し、該差分値が大となるほど、より大きく前記制限値を低減させること、を特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記電力線には、前記第1の電源電圧を昇圧して出力する昇圧回路が設けられ、前記駆動回路は、その昇圧された電圧に基づく前記駆動電力を生成するものであって、前記第1の電源電圧の低下時には、前記昇圧回路による昇圧が抑制されること、
    を特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置。
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