JP2006129481A - レベルシフト回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された構造および機能を有するレベルシフト回路装置を提供すること。
【解決手段】第1および第2のトランジスタ(A、B)と、第3および第4のトランジスタ(C、D)とを備え、第1および第3のトランジスタ(A、C)は接地電位(XUSS)と電源電圧(XUUD)の間に接続されていてかつ自らの間に第1の接続点(O1)を有し、さらに、第2および第4のトランジスタ(B、D)は前記接地電位(XUSS)と前記電源電圧(XUUD)の間に接続され、かつ自らの間に第2の接続点(O2)を有する。第1の接続点(O1)は第4のトランジスタ(D)への制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されており、そして第2の接続点(O2)は第3のトランジスタ(C)への制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されているレベルシフト回路装置で、これら制御信号の少なくとも1つの増幅器回路(V)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、特許請求項1の上位概念についての特徴を有するレベルシフト回路装置に関する。
周知のレベルシフト回路装置が図9に示されている。この回路装置はそれぞれ固有の作動電圧をもつ2つの区域を有し、その際、左側の、第1の区域1はアースないしは接地電位USSと電源電圧UDDの間の電圧系を有する。右側の、第2の区域2は、アースないしは接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間の第2の作動電圧を有する。これら作動電圧の間にそれぞれ構成素子が配置されている。
第1の区域1では制御信号が印加され、かつインバータもしくはその他のMOS回路装置(MOS:金属酸化膜半導体)を用いて処理される。従って第1の区域1により自体公知の方法で信号が2つの伝送線ないしは接続CS1、CS2を経由して、第2の区域2ならびに示されていない更なる構成素子によって形成されている本来のレベルシフト回路装置に送られる。従って接続CS1、CS2を経由して送られる信号は、第1の接地電位USSと電源電圧UDDの間の作動電圧UDD−USSをもつ前記回路装置の区域1に基づいている。この信号は、その構成素子が第2の接地電位XUSSと第2の電源電圧XUDDの間の作動電圧XUDD−XUSSで作動する第2の区域2に送られる。任意に、これら2つの区域1、2の2つの接地電位USSとXUSSは例えば、概略的に示された装置Nによって相互に結合されており、この装置はしばしば伝送線のみによって形成され、この伝送線は2つの接地電位USS、XUSSを短絡させる。この装置Nは、しかし例えば抵抗、ダイオード、バイポーラトランジスタもしくはMOSトランジスタならびにこれらの組合せであってもよい。図9に示されたレベルシフト回路は、第1および第2の区域A、Bを有する回路装置全体のための均一な基準電位を供給するという目的を追求する。
第2の区域2は、典型的なレベルシフト回路の本質的な構成素子を含む。第2の区域2の接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間に2つのトランジスタ、第1のトランジスタAと第3のトランジスタC、が直列に接続されている。第1および第3のトランジスタA、Cの間に第1の接続点O1が、前記左側から入力される信号に相応する第1の信号O1の供給のために形成されている。さらにそれら接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間に第2のトランジスタBおよび第4のトランジスタDが、これら2つのトランジスタB、D間の第2の接続点O2と接続されている。この第2の接続点O2は、第1の接続点O1に同じく信号、殊に第2の区域2の更なる構成素子および/または回路区域のための情報信号、の供給に使用される。第1および第3のトランジスタA、Bのベースないしは制御端子に第1および第2の接続CS1、CS2が、第1の区域1からの信号の伝送のためにつながれている。第1の接続点O1からさらに第4のトランジスタDの制御端子への接続が導かれている。第2の接続点O2から同様の接続が第3のトランジスタCの制御端子へと導かれている。通常、このような回路装置は、部分的に寄生素子としても回路設計の際に一緒に考慮される、更なる構成要素、例えばダイオードを含む。
好ましくはNMOSトランジスタ(NMOS:nチャネル金属酸化膜半導体(p型金属酸化膜半導体))として形成されている第1および第2のトランジスタA、Bは、それぞれ接続CS1ないしはCS2における信号ないしは電圧値によって、一方が遮断され、かつもう一方がこれに応じて導通されるように制御される。第1および第2のトランジスタA、Bは、これら第1および第2のトランジスタがいずれの場合にもノードすなわち接続点O1、O2を電源電圧XUDDに接続されている第3ないしは第4のトランジスタC、Dに対して次の程度にまでプルダウンすることができるように、つまり、そのそれぞれの向かい側の第4ないしは第3のトランジスタD、Cがこのことによってターンオン(driven up)されかつその向かい側の接続点O2ないしはO1が相応してプルアップされる程度にまでプルダウンすることができるように寸法決定されている。このことによって、“抵抗”の役割を果たす第3ないしは第4のトランジスタC、Dは最終的に開路される。第3および第4のトランジスタC、Dは、例えばPMOSトランジスタ(PMOS:pチャネルMOS)として形成されている。第3および第4のトランジスタC、Dはつまりフィードバック効果を有しており、このことによって前記レベルシフト回路は最終的に、2つの接続点O1、O2が電源電圧XUDDもしくは接地電位XUSSの電位をとるかないしはその逆の電位をとる新しい状態に傾けられる。従って第1および第2のトランジスタA、Bの制御に応じてフルレベルとなる。第1ないしは第2のトランジスタAないしはBによる第3および第4のトランジスタC、Dの電流制御ならびにフィードバックによって、それゆえにある回路から、即ち接地電位USSに対して小さな電源電圧UDDを有する第1の区域1から、第2の区域の側におけるその場所の接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間の相対的に大きな作動電圧の完全な上昇を生じさせることが可能である。
レベルシフタと称されるこのような回路は、殊にCMOS回路(CMOS:相補型金属酸化膜半導体)の場合に重要となり、それというのも、分流を回避できるようにするために高い作動電圧の側でも信号が完全な上昇を有していなければならないからである。第1の区域1におけるトランジスタは通常、第2の区域2におけるトランジスタA−Dとは異なる技術的オプションに従って製造されている。後者は高い電圧で作動してもよく、つまり高い閾値電圧、高い反転電圧および相応に厚く形成された酸化膜を有する。これに対して第1の区域1の側におけるトランジスタは決して高い電圧で作動させてはならず、それというのも、これらが早期の中断および比較的低い閾値電圧のために、ならびに薄い酸化膜で形成されているからである。
このような回路装置は、接続点O1ないしはO2におけるレベルを降下させるために、第1および第2のトランジスタA、Bが開閉動作の際に、まず先に完全にターンオンされている第3ないしは第4のトランジスタC、Dにまず第一に対抗しなければならないという、XMOS回路技術にとって本来異例な欠点を有する。このことによってリーク電流が流れるばかりでなく、さらにトランジスタA−Dの寸法決定についての制限が生じる。不利な場合でさえ、すなわち第1の区域1における低い電源電圧および第2の区域2における高い電源電圧XUDDの場合でさえ、周囲温度が高く、およびこれに応じたプロセス状態においてさえ、接続点O1、O2が、フィードバック効果を引き起こすのに十分に低くなるような厚さに第1および第2のトランジスタA、Bは寸法決定されていなければならない。これに応じて第3および第4のトランジスタC、Dは相応に薄く寸法決定されていなければならない。つまり前記回路は、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタ間にCMOS異例の非対称性を有する。このことは相応の回路の設計の場合に大きな必要面積をもたらし、そのうえ、例えば同じ技術のインバータにおけるより多くのターンアラウンド時間を必要とする。従って前記回路は比較的大きな負荷がかけられることにも十分に適当ではなく、それというのも、その場合この非対称性が著しく相違した立上り時間および立下がり時間となって現われるからである。第1の区域1における作動電圧UDD-USSが第2の区域2の作動電圧XUDD−XUSSよりますます小さくなる場合には、この非対称性は特に顕著かつ有害となる。このことによってその場合第1および第2のトランジスタA、Bはかろうじて調整され、このことにより著しく小さな電流しか許容されない。今後、第3および第4のトランジスタC、Dは著しく薄く設計されなければならず、このことは回路の、もはや許容不可能な時間応答という結果をもたらす。
そのうえこの脆弱性を有して寸法決定された(weakly dimensioned design)構造のトランジスタC、Dによって、出力ノードすなわち2つの接続点O1、O2が依存性を有し敏感になる(sensitive to parasitics)。第1および第2のトランジスタA、Bは従って著しく厚く設計されなければならず、これには部分的に、非常識な大きさのトランジスタが必要とされる。第1の区域1の作動電圧UDD−USSと第2の区域2の作動電圧XUDD−XUSSの間で著しく大きく相違する場合にはさらに、自体公知の構造の回路がもはや決して機能しないということが起こりうる。このことは殊にトランジスタの小型化の進展ないしは縮小するサイズを考慮するとますます問題である。
本発明の課題は、改善された構造および機能を有するレベルシフト回路装置を提供することである。
この課題は、特許請求項1の特徴部に従ったレベルシフト回路装置によって解決される。
レベルシフト回路であって、信号をそれぞれ印加することが可能である第1および第2のトランジスタと、第3および第4のトランジスタとを備えており、その際、第1および第3のトランジスタは接地電位と電源電圧の間に接続されていて、かつ自らの間に第1の接続点を有し、さらにその際、第2および第4のトランジスタは前記接地電位と前記電源電圧の間に接続されていてかつ自らの間に第2の接続点を有し、さらにその際、第1の接続点は第4のトランジスタへの制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されており、そして第2の接続点は第3のトランジスタへの制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されているレベルシフト回路装置は有利である。前記回路装置は、これら制御信号の少なくとも1つを増幅するための、少なくとも1つの増幅器回路を有している。
有利な形態は、従属請求項の対象である。
殊に、増幅器回路が少なくとも1つの増幅器を有し、この増幅器が前記接続点の1つとこれに割り当てられたトランジスタの制御端子との間に接続されている回路装置は有利である。
殊に、増幅器回路が少なくとも1つのパルス波形器および/またはパルス発生器を有し、このパルス波形器および/またはパルス発生器が前記接続点の1つとこれに割り当てられたトランジスタの制御端子との間に接続されている回路装置は有利である。
殊に、増幅器回路が少なくとも1つの増幅器ならびに付加的に少なくとも1つのパルス波形器および/またはパルス発生器を有し、その際、この増幅器が前記接続点の1つとこれに割り当てられた第4もしくは第3のトランジスタの制御端子との間に接続されており、さらにその際、このパルス波形器および/またはパルス発生器がこれら接続点の前記1つと更なる第5もしくは第6のトランジスタとの間に接続されており、その際、この更なるトランジスタが第4ないしは第3のトランジスタに対して並列に接続されており、その際、この第4ないしは第3のトランジスタが前記増幅器を介して同一の接続点により制御される回路装置は有利である。
殊に、パルス波形器および/またはパルス発生器が増幅器の下流に接続されており、かつ増幅された制御信号を前記増幅器から受けとる回路装置は有利である。
殊に、それぞれ同一の接続点により制御されるトランジスタに対して並列に接続されている1つ以上のトランジスタを増幅器回路が制御する回路装置は有利である。
殊に、増幅器回路が、接続点からのそれぞれの制御信号を印加するための複数の入力と、増幅および/または整形された制御信号を第3および/または第4の、および/またはその他のトランジスタの制御入力に出力するための少なくとも1つの、好ましくは複数の、出力とを有する回路装置は有利である。
殊に、第1および第2のトランジスタが、前記接地電位と前記電源電圧の間より低い電圧を有する電圧系からのそれぞれの電圧信号を印加するためのそれぞれの制御端子を有する回路装置は有利である。
殊に、増幅器回路が増幅および/または整形された制御信号の出力のために形成かつ接
続されている回路装置は有利である。
殊に、差分信号を増幅するための回路を備え、かつ前記の増幅器回路が備える差動増幅器は有利である。
さらに、交差して結合されたトランジスタの制御信号をその割り当てられたトランジスタの制御端子に印加する前に増幅および/または整形する、移相器回路または差動増幅器を駆動するための方法は有利である。
殊に、前記制御信号を全く時間を限定して増幅および/または整形させた形で、対応する前記制御端子に印加するこのような方法は有利である。
次に実施例ならびにそれに対する変形形態を図面に基づき詳説する。
図1から分かるように、例としてのレベルシフト回路装置は、それぞれ固有の作動電圧をもつ、少なくとも2つの区域から成り、その場合、左側の、第1の区域1はアースないしは接地電位USSと電源電圧UDDの間の電圧系を有する。右側の、第2の区域2は、アースないしは接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間の第2の作動電圧を有する。これら作動電圧の間にそれぞれ構成素子が配置されている。
第1の区域1では制御信号が印加され、かつインバータもしくはその他のMOS回路装置(MOS:金属酸化膜半導体)を用いて処理される。従って第1の区域1により自体公知の方法で信号が2つの伝送線ないしは接続CS1、CS2を経由して、第2の区域2ならびに示されていない更なる構成素子によって形成されている、本来のレベルシフト回路装置に送られる。従って接続CS1、CS2を経由して送られる信号は、第1の接地電位USSと電源電圧UDDの間の作動電圧UDD−USSをもつ前記回路装置の区域1に基づいている。この信号は、その構成素子が第2の接地電位XUSSと第2の電源電圧XUDDの間の作動電圧XUDD−XUSSで作動する第2の区域2に送られる。レベルシフト回路の改善についての今回の考察において、第1の区域1の構成素子は特に重要ではなく、従ってただ理解し易くするためだけに通常の回路装置を考慮して説明されている。
任意に、これら2つの区域1、2の2つの接地電位USSとXUSSは例えば、概略的に示された装置Nによって相互に結合されており、この装置はしばしば伝送線のみによって形成されていてもよく、この伝送線は2つの接地電位USSとXUSSを短絡させる。この装置Nは、しかし例えば抵抗、ダイオード、バイポーラトランジスタもしくはMOSトランジスタ、ならびにこれらの組合せであってもよい。図1に示されたレベルシフト回路は、第1および第2の区域1、2を有する回路装置全体のための均一な基準電位を供給するという目的を追求する。
第2の区域2は、典型的なレベルシフト回路の本質的な構成素子を含む。第2の区域2の接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間に2つのトランジスタ、第1のトランジスタAと第3のトランジスタC、が直列に接続されている。第1および第3のトランジスタA、Cの間に第1の接続点O1が、前記左側から入力される信号に相応する第1の信号O1の供給のために形成されている。さらに接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間で第2のトランジスタBおよび第4のトランジスタDが、これら2つのトランジスタB、D間の第2の接続点O2と接続されている。
この第2の接続点O2は、第1の接続点O1に同じく信号、殊に第2の区域2の更なる構成素子および/または回路区域のための情報信号、の供給に使用される。第1および第3のトランジスタA、Bのベースないしは制御端子に第1および第2の接続CS1、CS2が、第1の区域1からの信号の伝送のためにつながれている。
第1の接続点O1からさらに第4のトランジスタDの制御端子への接続が導かれている。第1の接続点O1から第4のトランジスタDの制御端子へのこの接続に、増幅回路ないしは比較的大きな寸法の増幅回路の構成素子が中間接続されている。この増幅回路により、接続点O1におけるすでにわずかな電圧の変化の場合に適当な増幅によって、増幅された制御信号が第4のトランジスタDの制御端子に印加されるということが起こり、その結果、前記トランジスタが自体公知の回路装置の場合より迅速に切り替わる。
第2の接続点O2から同様の接続が、同様の増幅器回路または増幅器装置を経由して第3のトランジスタCの制御端子へと導かれている。通常、このような回路装置は、部分的に寄生素子としても回路設計の際に一緒に考慮される更なる構成要素、例えばダイオード、を含む。
好ましくはNMOSトランジスタとして形成されている第1および第2のトランジスタA、Bは、それぞれ接続CS1ないしはCS2における信号ないしは電圧値によって、一方が遮断されかつもう一方がこれに応じて導通されるように制御される。第1および第2のトランジスタA、Bは、これら第1および第2のトランジスタが対応の増幅器回路Vと関連していずれの場合にもノードすなわち接続点O1、O2を、電源電圧XUDDに接続されている第3ないしは第4のトランジスタC、Dに対して以下の程度にまでプルダウンすることができるように、つまり、その向かい側の第4ないしは第3のトランジスタD、Cが、このことによってターンオンされかつその向かい側の接続点O2ないしはO1が相応してプルアップされる程度にまで、プルダウンすることができるように寸法決定されている。このことによって、“抵抗”の役割を果たす第3ないしは第4のトランジスタC、Dは最終的に開路される。第3および第4のトランジスタは、例えばPMOSトランジスタ(PMOS:pチャネルMOS)として形成されている。第3および第4のトランジスタC、Dはつまりフィードバック効果を有しており、このことによって前記レベルシフト回路は最終的に、2つの接続点O1、O2が電源電圧XUDDもしくは接地電位XUSSの電位をとるかないしはその逆の電位をとる新しい状態に傾けられる。従って第1および第2のトランジスタA、Bの制御に応じてフルレベルとなる。第1ないしは第2のトランジスタAないしはDによる第3および第4のトランジスタC、Dの電流制御ならびにフィードバックによって、それゆえにある回路から、即ち接地電位USSに対して小さな電源電圧UDDを有する第1の区域1から、第2の区域の側におけるその場所の接地電位XUSSと電源電圧XUDDの間の相対的に大きな作動電圧の完全な上昇を生じさせることが可能である。
増幅回路の構成素子とは、図1に示されているような簡単な実施の形態によれば単一の増幅器Vである。従って、ノードすなわち接続点O1、O2におけるレベルを監視し、かつわずかな降下でも増幅された信号、好ましくは完全な信号をその対応する第4ないしは第3のトランジスタD、Cに制御信号として印加する増幅器Vが使用される。従って第1および第2のトランジスタA、Bは、図9の回路装置においては必要であるような厚く寸法決定される必要はもはやないことが有利である。そのうえ残りの即ち第3および第4のトランジスタC、Dにおいても、図9による回路装置における第3および第4のトランジスタC、Dのように薄く寸法決定される必要はもはやない。
図1の実施の形態による増幅器回路構成素子としての単一の増幅器Vのほかに、付加的もしくは選択的にパルス波形器および/またはパルス発生器を、図3および4の回路装置において、概略的に示されているように衝撃段Iとして使用することもできる。殊にこのような衝撃段は付加的なトランジスタE、Fの制御端子の制御に使用することができ、その際、これら付加的なトランジスタE、Fは好ましくは第3および第4のトランジスタC、Dに対して並列に接続されている。衝撃段Iはノードすなわち接続点O1、O2を特に迅速にプルアップすることができ、このことによって全ての掃引過程が顕著に加速されかつ迅速にいたるところでフルレベルが達成される。
図1、3および4の種々の回路装置に付加して、これら回路の中核部分を、駆動すべき回路から接続を断つために、さらにそのことによりこの中核部分へのフィードバックを回避するために、更なる増幅器素子Xを接続点O1、O2と対応する信号出力との間に接続することができる。
図3Aには、例としての増幅器Vの特性曲線が示されている。一回路装置内のこれら増幅器は、好ましくは、しかしながら強制的にではなくそれぞれ同じ増幅特性をもって形成されている。示された特性曲線は非線形の特性曲線であり、その結果、増幅器Vの入力における入力電圧O1Sのほんのわずかな降下でもその出力電圧S1Sを介して、制御されているトランジスタCが著しく降下される、好ましくは飽和まで降下される。
このことによって接続点O1、O2におけるレベルのほんのわずかな降下の場合でもそれぞれその向かい側の第4ないしは第3のトランジスタD、Cは比較的迅速に制御され、このことにより再びフィードバックを介してその他の、即ち第3および第4のトランジスタC、Dが開路され、かつこうして接地電位XUSSへの完全な降下が可能となるかもしくは加速される。
図2Bには、例としてのパルス波形器Iの関数が示されている。接続点O1における、および従ってパルス波形器Iの入力における信号の例えば立下がり端はパルス波形器Iの出力にて短いパルスを生じさせ、その際、このパルスはパルス形の制御信号S1Sとして対応のトランジスタFの制御入力に印加される。このことによって図3に示された付加的なトランジスタE、Fは掃引の間にそれぞれ割り当てられたパルス波形器Iによって、アクティブに切り替えられ、その結果、これらトランジスタは短時間にターンオンされる。このことによって、対応する接続点O1、O2のプルアップが相応に迅速に行なわれる。
図4には特に有利な実施の形態が示されており、この場合、増幅器Vおよび付加的にパルス波形器Iが、それぞれの接続点O1、O2と対応するトランジスタD、FおよびC、Fのそれぞれとの間に接続されている。図3の場合でもそうであったように、図1による実施の形態と異なる構成素子についてのみ ここでもまた説明されている。その他の構成素子については図1の説明が参照される。図4による回路装置の場合には増幅器Vがまたもや、増幅器回路による直流電圧分析における早期の掃引すなわち殊にブレイクオーバー点を惹起する。直列に接続もしくは並列に接続されたパルス波形器Iは、付加的なトランジスタE、Fとしての補助トランジスタとともに掃引をより迅速に行なう。
補助トランジスタとしての付加的なトランジスタE、Fを備えた回路装置の場合には、これらトランジスタはプルダウンする側にてアクティブにすべきではない。なぜなら、これがあらゆる動作を抑制もしくはそれどころか停止させる可能性もあるからである。そのうえパルス波形器Iは、場合によっては厚く寸法決定されている付加的なトランジスタE、Fを短い時間だけで、しかも好ましくは最適な時点で制御すべきである。付加的なトランジスタE、Fが常にアクティブである場合には、第1および第2のトランジスタA、Bはそれぞれ対応する接続点O1およびO2をもはやほとんど作動させないか、もしくはまったく作動させず、その結果、あらゆる動作が不可能になることであろう。好ましくは図1、3または4に示す回路装置に、図5に概略的に示されている更なる増幅器Xとしてのアンカップリング増幅器(decuupling amplifiers)が追加される。この更なる増幅器Xは接続点O1、O2をその負荷から遮蔽することができる。
図6によれば増幅器V、Xは好ましくは単一のインバータから成ることができる。図7に概略的に示されているようにパルス波形器Iは、例えばそれ自体はディジタル微分器として公知の、論理ゲートを備えたインバータ列から成ることができる。基本的に同じく回路装置はアナログ微分器として実施可能である。
図8には、本構想が任意の増幅器回路Yを備えた増幅器装置として実施可能であることが概略的に示されており、その際、この増幅器回路Yは第1および第2のトランジスタA、Bのプルを検出し、かつ、適宜割り当てられた第3ないしは第4のトランジスタC、Dならびに場合によっては付加的に存在するトランジスタE、Fを、自体公知のレベルシフタ中核部分の不利な特性が改善されるように切り替えるために適当な措置を講ずる。
接続点O1、O2における信号ないしは電圧の増幅の原理に基づいた、例示された回路装置ならびに任意のその他の回路装置は、2つ以上の異なる作動電圧を有するあらゆるCMOS回路に殊に適用することができる。速度に対する要求が高くかつ作動電圧UDD−USSないしはXUDD−XUSSの差が大きい回路装置の場合には特別な利点が得られる。このことは例えば、0.18μmもしくは0.13μmクラスの進歩したCMOSプロセスの場合に該当し、その場合、主電圧1.8Vもしくは1.2Vのみであるが、しかし入力−および/または出力電圧は例えば3.3Vである。
本構想の実施はディジタル回路に限定されていない。アナログ回路もまたディジタル制御信号等のためのこのようなレベルシフタを必要とし、同様に構成されることが可能である。線形回路、すなわち例えば差動増幅器、の加速のための実施も可能である。DMOS回路もしくはVMOS回路もまた、このように増幅器ないしは増幅器回路を用いて形成することができる。本構想は、MOSプロセスのさまざまな種類の変形形態に変換可能である。
殊に基板型の反転は可能であり、その際、全てのトランジスタはその相補型と交換される。本構想のNMOS−もしくはPMOS技術への使用も可能である。
集積回路への採用のほかに、個別のトランジスタもしくは低集積されたトランジスタ素子を備えたディスクリート回路装置への使用も可能である。バイポーラトランジスタとの併用も可能であり、殊に、図8による増幅器回路Yが同様に設計されかつNMOSトランジスタがNPN構造によって、ないしはPMOSトランジスタがPNP構造によって置換される場合には可能である。種々の増幅器素子V、I、Xの配置は、具体的な設計レイアウトに応じた最良の配置に合わせて任意にレベルシフタの中核部分に配置することができる。
第1の例としての、増幅器回路を備えたレベルシフト回路装置を示す図である。 1つのこのような回路装置に使用された場合の相違する増幅素子の特性曲線を示す図である。 図1の回路装置に対する選択的な形態を示す図である。 図1の回路装置に対する選択的な形態を示す図である。 図1の回路装置に対する選択的な形態を示す図である。 示された回路装置の個別の回路素子を示す図である。 示された回路装置の個別の回路素子を示す図である。 図1の回路装置に対する選択的な形態を示す図である。 従来技術による回路装置を示す図である。

Claims (12)

  1. レベルシフト回路であって、
    − 信号をそれぞれ印加することが可能である第1および第2のトランジスタ(A、B)と、
    − 第3および第4のトランジスタ(C、D)とを備えており、
    − その際、第1および第3のトランジスタ(A、C)は接地電位(XUSS)と電源電圧(XUUD)の間に接続されていて、かつ自らの間に第1の接続点(O1)を有し、さらにその際、第2および第4のトランジスタ(B、D)は前記接地電位(XUSS)と前記電源電圧(XUUD)の間に接続されていてかつ自らの間に第2の接続点(O2)を有し、さらに
    − その際、第1の接続点(O1)は第4のトランジスタ(D)への制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されており、そして第2の接続点(O2)は第3のトランジスタ(C)への制御信号の印加のために前記トランジスタの制御端子に接続されているレベルシフト回路装置において、
    − これら制御信号の少なくとも1つを増幅するための少なくとも1つの増幅器回路(V;I;V、I;Y)を備えることを特徴とする、レベルシフト回路。
  2. 増幅器回路が少なくとも1つの増幅器(V)を有し、この増幅器が前記接続点(O1、O2)の1つとこれに割り当てられたトランジスタ(D、C)の制御端子との間に接続されている、請求項1記載の回路装置。
  3. 増幅器回路が少なくとも1つのパルス波形器および/またはパルス発生器(I)を有し、このパルス波形器および/またはパルス発生器が前記接続点(O1、O2)の1つとこれに割り当てられたトランジスタ(F、E)の制御端子との間に接続されている、請求項1または2記載の回路装置。
  4. 増幅器回路が少なくとも1つの増幅器(V)ならびに付加的に少なくとも1つのパルス波形器および/またはパルス発生器を有し、その際、この増幅器(V)が前記接続点(O1、O2)の1つとこれに割り当てられた第4もしくは第3のトランジスタ(D、C)の制御端子との間に接続されており、さらにその際、このパルス波形器および/またはパルス発生器がこれら接続点(O1、O2)の前記1つと更なる第5もしくは第6のトランジスタ(F、E)との間に接続されており、その際、この更なるトランジスタ(F、E)が第4ないしは第3のトランジスタ(D、C)に対して並列に接続されており、この第4ないしは第3のトランジスタが前記増幅器(V)を介して同一の接続点(O1、O2)により制御される、請求項2または3記載の回路装置。
  5. パルス波形器および/またはパルス発生器(I)が増幅器(V)の下流に接続されており、かつ増幅された制御信号を前記増幅器(V)から受けとる、請求項3または4記載の回路装置。
  6. それぞれ同一の接続点(O2、O1)により制御されるトランジスタ(C、D)に対して並列に接続されている1つ以上のトランジスタ(E、F)を増幅器回路(I)が制御する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の回路装置。
  7. 増幅器回路(Y)が、接続点(O1、O2)からのそれぞれの制御信号を印加するための複数の入力と、増幅および/または整形された制御信号を第3および/または第4の、および/またはその他のトランジスタ(C、D、E、F)の制御入力に出力するための少なくとも1つの、好ましくは複数の、出力とを有する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の回路装置。
  8. 第1および第2のトランジスタ(A、B)が、前記接地電位(XUSS)と前記電源電圧(XUUD)の間より低い電圧(UDD−USS)を有する電圧系(1)からのそれぞれの電圧信号を印加するためのそれぞれの制御端子を有する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の回路装置。
  9. 増幅器回路が増幅および/または整形された制御信号の出力のために形成かつ接続されている、請求項1から8までのいずれか1項に記載の回路装置。
  10. 差分信号を増幅するための回路を備え、かつ、請求項1から9までのいずれか1項に記載の増幅器回路を備える差動増幅器。
  11. 交差して結合されたトランジスタ(B、C;D、E)の制御信号をその割り当てられたトランジスタの制御端子に印加する前に、増幅および/または整形する、移相器回路または差動増幅器を駆動するための方法。
  12. 前記制御信号を全く時間を限定して増幅および/または整形させた形で、対応する前記制御端子に印加する、請求項11記載の方法。
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