JP4063047B2 - レベルシフト回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレベルシフト回路に関し、特に低い電圧レベルの入力信号を高い電圧レベルに変換する場合において、高速化、低消費駆動電力に適したレベルシフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレベルシフト回路を図14(a)に示す。図中、VINは入力信号、VOは入力信号VINと同相の信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相の信号を出力する端子である。
【0003】
符号900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧であり、電圧V3は電圧V2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、904はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが入力され、ドレインに出力端子VONが接続される第1導電型のトランジスタ、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINの論理反転した信号が入力され、ドレインに出力端子VOが接続される第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートに出力端子VOが接続され、ドレインに出力端子VONが接続される第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートに出力端子VONが接続され、ドレインに出力端子VOが接続される第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0004】
以上のように構成されたレベルシフト回路について、図14(b)を用いて図14(a)の動作を説明する。なお、以降の説明において、電圧レベルがローレベルのときを“L”で表示し、電圧レベルがハイレベルのときを“H”で表示するものとする。
【0005】
さて、入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態となる。また、出力端子VONはV2と同電位になっており、トランジスタ907はオフ状態となっている。
【0006】
上記状態において、時間T1に入力信号VINの電圧が“L”から“H”になると、信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。また、同時にトランジスタ904がオン状態となり、トランジスタ905はオフ状態となる。したがって、トランジスタ906とトランジスタ904はオン状態、トランジスタ907とトランジスタ905はオフ状態となる。
【0007】
このとき、トランジスタ904のドレイン電流Idsnは飽和状態であるため
Idsn=Kn(Vgsn-Vtn)2・・・・・・・・・・・・(1)
また、トランジスタ906のドレイン電流Idspは非飽和状態であるため
Idsp1=2Kp(Vgsp-Vtp‐Vdsp/2)*Vdsp ・・・(2)
である。
【0008】
その後、出力端子VONの電圧がV2から低下し(VONの電圧)<(V2-(Vgsp-Vtp))となるとトランジスタ906のドレイン電流Idspは飽和状態に遷移し、
Idsp2=Kp(Vgsp-Vtp)2 ・・・・・(3)
となる。
【0009】
式(1)、(2)および(3)において、Knはトランジスタ904および905の導電係数、Kpはトランジスタ906および907の導電係数、Vgsnはトランジスタ904および905のゲート-ソース間電圧、Vgspはトランジスタ906および907のゲート-ソース間電圧、Vtnはトランジスタ904および905の閾値、Vtpはトランジスタ906および907の閾値電圧、Vdspはトランジスタ906および907ドレイン‐ソース間電圧である。
【0010】
入力信号VINの“H”の時の電圧V3がV2より高い場合、式(1)、(2)より、|Idsn|>>|Idsp1|を満たし、出力端子VONの電圧がV2から低下する。時間T2において(出力端子VONの電圧)<(V2-|Vtp|)を満たしたとき、トランジスタ907がオン状態となって出力端子VOの電圧がV1より上昇する。これによってトランジスタ906が非飽和状態から飽和状態に遷移する。この状態において、式(1)、(3)より更に|Idsn|>>|Idsp2|を満たす入力信号VINが印加されているので、上記動作が継続され、出力端子V0Nの電圧はV2からV1となり、出力端子VOの電圧はV1からV2となってレベルシフト回路動作が終了する。
【0011】
つぎに、入力信号VINが“H”のときの電圧V3がV2より低い場合、式(1)、(2)より、|Idsn|と|Idsp1|の差分が小さく、出力端子VONの電圧がV2からV1に変化する速度が、|Idsn|>>|Idsp1|の条件を満たす場合と比べて遅く、その間トランジスタ906とトランジスタ904を介して電源901から電源900に貫通電流が流れる。時間T3において(出力端子VONの電圧)<(V2-|Vtp|)を満たしたとき、トランジスタ907がオン状態となり、出力端子VOの電圧がV1より徐々にV2に上昇する。これによってトランジスタ906が非飽和状態から飽和状態に遷移する。この状態において、式(1)、(3)より更に|Idsn|>|Idsp2|を満たす入力信号VINが印加されているので、上記動作が継続されトランジスタ906がオフ状態となる。この状態によって、トランジスタ906とトランジスタ904を介した電源901から電源900への貫通電流が無くなる。
【0012】
上記動作によって出力端子V0Nの電圧はV2からV1となり、出力端子VOの電圧はV1からV2となり、レベルシフト回路動作が終了する。
【0013】
なお、入力信号VINの電圧が“H”から“L”に変化したときも、上記と同様の動作がトランジスタ905、907において行われる。
【0014】
上述した従来のレベルシフト回路において、入力信号VINの電圧が“L”から“H”に遷移したとき、出力端子VON(およびVO)の電圧を高速で遷移させるためには、式(1)、(2)より必要とされる|Idsn|>>|Idsp1| かつ式(1)、(3)より必要とされる|Idsn|>>|Idsp2|の条件を満たす必要がある。このためにトランジスタ904(またはトランジスタ905)の面積を大きくする必要があり、レイアウト面積の増大を招くという問題点があった。
【0015】
上記の問題点は|Idsn|>>|Idsp1|かつ|Idsn|>>|Idsp2|の条件を満たすことが困難になる入力信号VINが低い場合に特に顕著にあらわれる。
【0016】
更に、入力信号VINの論理反転時にトランジスタ906(またはトランジスタ907)とトランジスタ904(またはトランジスタ905)が共にオン状態となる時間が存在するため、電源901から電源900に貫通電流が流れるという問題点があった。
【0017】
上記のような回路面積が増大するという問題を克服するために、たとえば特開平2−188024号公報に示されるように、従来例のレベルシフト回路のトランジスタ906およびトランジスタ907と並列に各々電流供給回路を設けることが知られているが、素子数の増加による面積増大や電流供給回路をトランジスタによって構成した場合にサブスレッショルド電流が定常的に流れるという問題点が依然として残っていた。
【0018】
【特許文献1】
特開平2−188024号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、回路が占める面積の増大を抑止し、貫通電流を減少させるとともに、かつ高速動作が実現できるレベルシフト回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のレベルシフト回路は、ソースに第1の電源電圧が供給され、相互に反転した第1の入力信号、および第2の入力信号の内、前記第1の入力信号がゲートに入力され、更にドレインに第1の端子が接続された第1導電型の第1のトランジスタ、および前記第2の入力信号がゲートに入力され、更にドレインが第2の端子に接続された第1導電型の第2のトランジスタと、ソースに第2の電源電圧が供給され、ドレインに前記第1の端子が接続された第2導電型の第3のトランジスタ、およびドレインに前記第2の端子が接続された第2導電型の第4のトランジスタと、前記第2の端子が接続され、かつ前記第1の入力信号の反転信号が入力され、前記第1のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタをオン状態にする第1のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子が接続され、かつ前記第2の入力信号の反転信号が入力され、前記第2のトランジスタがオフ状態のとき、前記第4のトランジスタをオン状態にする第2のゲート電圧制御回路とを備えたレベルシフト回路において、ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号の反転信号に応じて変化する第1導電型の第15のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号の反転信号に応じて変化する第2導電型の第16のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号に応じて変化する第1導電型の第17のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号に応じて変化する第2導電型の第18のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えている。
【0021】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態からオフ状態に変化したとき、前記第1のゲート電圧制御回路によって前記第3のトランジスタがオン状態とされて前記第1の端子の電圧レベルが上昇し、その後、前記第2のゲート電圧制御回路によって前記第4のトランジスタがオフ状態となって前記第2のトランジスタによって前記第2の端子の電圧レベルが低下する。前記第2のトランジスタがオフ状態であるときも、前記第2のゲート電圧制御回路によって上記同様の作用が実施される。上記動作は前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタのドレイン電流比が一切関係ない。同様に前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタのドレイン電流比も関係無いため、高速スイッチン動作が実現できる。また前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタのサイズ比、および前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタのサイズ比を考慮する必要がないため、前記第1および第2のトランジスタのレイアウト面積低減を図ることが出来る。
【0022】
本発明の請求項2記載のレベルシフト回路は、ソースに第1の電源電圧が供給され、相互に反転した第1の入力信号、および第2の入力信号の内、前記第1の入力信号がゲートに入力され、更にドレインに第1の端子が接続された第1導電型の第1のトランジスタ、および前記第2の入力信号がゲートに入力され、更にドレインが第2の端子に接続された第1導電型の第2のトランジスタと、ソースに第2の電源電圧が供給され、ドレインに前記第1の端子が接続された第2導電型の第3のトランジスタ、およびドレインに前記第2の端子が接続された第2導電型の第4のトランジスタと、前記第2の端子が接続され、かつ前記第1の入力信号の反転信号が入力され、前記第1のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタをオン状態にする第1のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子が接続され、かつ前記第2の入力信号の反転信号が入力され、前記第2のトランジスタがオフ状態のとき、前記第4のトランジスタをオン状態にする第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路において、ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、かつゲートに前記第1の入力信号の反転信号が入力された第1導電型の第5のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続された第2導電型の第6のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、ソースに第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、かつゲートに前記第2の入力信号の反転信号が入力された第1導電型の第7のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続された第2導電型の第8のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えている。
【0023】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態からオフ状態となったとき、前記第6のトランジスタがダイオード特性を示すため、面積のさほど大きくない前記第5のトランジスタによって前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電源電圧レベルより閾値電圧以上低下させることが可能であり、前記第3のトランジスタを容易にオン状態にすることができるため、高速スイッチングを行うことができる。これは前記第2のトランジスタがオンからオフ状態になったときも、前記第8および前記第4のトランジスタにて同様の動作が行われる。また、前記第1のトランジスタがオフ状態のときに、前記第6のトランジスタのソースを前記第2の端子に接続しているため、前記第6のトランジスタのソース電圧レベルを前記第5のトランジスタのソース電圧レベルと同電位にでき、前記第3のトランジスタをオン状態に維持することができる。これは前記第2のトランジスタがオフ状態の前記第8のトランジスタ、前記第7のトランジスタ、および前記第4のトランジスタの動作においても同様である。したがって、面積的にさほど大きくなくて良い4つのトランジスタを追加するだけで、前記第1および前記第2の入力信号VINが低いときにおいても従来のレベルシフト回路よりも高速動作を実施することが可能となり、また、低電圧動作を考慮した従来レベルシフト回路よりもレイアウト面積の削減が可能となる。
【0024】
本発明の請求項3のレベルシフト回路は、請求項2記載のレベルシフト回路において更に、前記第5のトランジスタと、前記第6のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲートに前記第1の入力信号の反転信号が入力された第2導電型の第9のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第7のトランジスタと、前記第8のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲートに前記第2の入力信号の反転信号が入力された第2導電型の第10のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えている。
【0025】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態、前記第5のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第9のトランジスタを介して前記第2の電源電圧と同電位にすることができるため、前記第3のトランジスタを完全にオフ状態にすることができる。したがって、前記第1のトランジスタがオン状態のときに定常的に前記第3のトランジスタを介して流れるサブスレッショルド電流も無くすことができるため、消費電流を削減することが可能になる。これは前記第2のトランジスタがオン状態のときにおいても、前記第10のトランジスタを設けることで、前記4のトランジスタのサブスレッショルド電流を無くすことができ、上記同様の効果を得ることができる。また、前記第1および前記第2のゲート電圧制御回路を設けていることで、低電圧動作においても高速スイッチングが可能である。
【0026】
本発明の請求項4のレベルシフト回路は、請求項2記載のレベルシフト回路において更に、前記第5のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲートとソース間電圧が0Vのときにおいてもソースとドレイン間に電流を流す第2導電型の第11のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第7のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲートとソース間電圧が0Vのときにおいてもソースとドレイン間に電流を流す第2導電型の第12のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えている。
【0027】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態、前記第5のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第11のトランジスタを介して前記第2の電源電圧と同電位にすることができるため、前記第3のトランジスタを完全にオフ状態にすることができる。したがって、前記第1のトランジスタがオン状態のときに定常的に前記第3のトランジスタを介して流れるサブスレッショルド電流も無くすことができるため、消費電流を削減することが可能になる。これは前記第2のトランジスタがオン状態のときにおいても、前記第12のトランジスタを設けることで、前記4のトランジスタのサブスレッショルド電流を無くすことができ、上記同様の効果を得ることができる。また、前記第1および前記第2のゲート電圧制御回路を設けていることで、低電圧動作においても高速スイッチングが可能である。
【0028】
本発明の請求項5記載のレベルシフト回路は、請求項2記載のレベルシフト回路において更に、前記第1のトランジスタと、前記第2のトランジスタと、前記第3のトランジスタと、前記第4のトランジスタと、前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第2のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子と前記第1の電源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第3のトランジスタのゲート電圧によって制御され、前記第3のトランジスタがオフ状態のときにオン状態となるスイッチング手段を有する第1のスイッチング回路と、前記第2の端子と前記第1の電源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、前記第4のトランジスタのゲート電圧によって制御され、前記第4のトランジスタがオフ状態のときにオン状態となるスイッチング手段を有する第2のスイッチング回路とを備えている。
【0029】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態からオフ状態になったとき、前記第1の端子電圧は前記第1の電源電圧レベルから前記第2の電源電圧レベルになるまでに一定の時間がかかるため、前記第4のトランジスタは一定時間オン状態であり、一方、前記第2のトランジスタはオフ状態からオン状態になっているが、前記第4のトランジスタのゲート電圧によって制御される前記第2のスイッチング回路がオフ状態であるため前記第2の電源から前記第1の電源に流れる貫通電流を削減することが可能である。上記動作は電源電圧が低くなり、前記第2と前記第4のトランジスタが共にオン状態となっている時間が長くなった場合に貫通電流を劇的に削減できる。これは前記第1のトランジスタがオフ状態からオン状態になった場合も前記第1のスイッチング回路によって同様の効果が得られる。
【0030】
本発明の請求項6のレベルシフト回路は、請求項2記載のレベルシフト回路において更に、前記第1のトランジスタと、前記第2のトランジスタと、前記第3のトランジスタと、前記第4のトランジスタと、前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第2のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子と前記第1の電源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第2の端子電圧によって制御され、前記第2の端子電圧が前記第1の電源電圧と同じ電圧レベルのときにオフ状態となるスイッチング手段を有する第3のスイッチング回路と、前記第2の端子と前記第1の電源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、前記第1の端子電圧によって制御され、前記第1の端子電圧が前記第1の電源電圧と同じ電圧レベルのときにオフ状態となるスイッチング手段を有する第4のスイッチング回路とを備えている。
【0031】
この構成によれば、前記第1のトランジスタがオン状態からオフ状態になったとき、前記第1の端子電圧は前記第1の電源電圧レベルから前記第2の電源電圧レベルになるまでに一定の時間がかかるため、前記第4のトランジスタは一定時間オン状態であり、一方、前記第2のトランジスタはオフ状態からオン状態となっているが、前記第1の端子電圧が低いため、前記第2のスイッチング回路がオフ状態であり、前記第2の電源から前記第1の電源に流れる貫通電流を削減することが可能である。これは前記第1のトランジスタがオフ状態からオン状態になった場合も前記第1のスイッチング回路によって同様の効果が得られる。
【0032】
また、前記第1の端子電圧が上昇するとき、前記第4のトランジスタのゲート電圧が前記第1の端子から前記第2のゲート電圧制御回路内に設けられているダイオード回路を介して供給されるため、前記第1(または前記第2)の入力信号の“H”レベルが高く、前記第1の端子電圧レベルが急激に上昇するときには、前記第4のトランジスタのゲート電圧は前記第1の端子電圧より遅れて上昇する。また前記第1(または前記第2)の入力信号の“H”レベルが低く、前記第1の端子電圧レベルがゆっくり上昇するときには前記第4のトランジスタのゲート電圧は前記第1の端子電圧とほぼ同じ速度にて上昇する。したがって、前記第1の端子電圧によって制御される前記第4のスイッチング回路を設けることで、前記第1(または前記第2)の入力信号の“H”レベルの電圧が高いときは、前記第4のトランジスタのゲート-ソース間電圧が大きいときでも前記第4のスイッチング回路を早くオン状態にすることで、前記第2のトランジスタを介して前記第2の端子電圧を低下させることで高速動作を実現する。
【0033】
また、前記第1(または前記第2)の入力信号の“H”レベルの電圧が低いときは、前記第1の端子電圧と前記第2のトランジスタのゲート電圧との差は小さいため、前記第4のトランジスタのゲート‐ソース間電圧が小さくなってから、前記第4のスイッチング回路がオン状態となるため、前記第2の電源から前記第1の電源への貫通電流を削減できる。これは前記第2のトランジスタがオン状態からオフ状態になったときも、前記第1のゲート電圧制御回路および前記第1のスイッチング回路において同様の動作が行われ、貫通電流の削減が可能であり、レベルシフト回路の消費電流を削減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る概略レベルシフト回路図である。図1において符号100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子である。なおVINは入力信号、VOは入力信号VINと同相のレベルシフトした信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相のレベルシフトした信号を出力する端子である。
【0037】
符号900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧であり、これはV2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。
【0038】
符号903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、904はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが入力され、ドレインに出力端子VONが接続される第1導電型のトランジスタ、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが論理反転した信号が入力され、ドレインに出力端子VOが接続される第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子101が接続され、ドレインに出力端子VONが接続される第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子103が接続され、ドレインに出力端子VOが接続される第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0039】
なお、本実施の形態の特徴は、トランジスタ906のゲートと出力端子VO間に入力信号VINの反転信号908によって制御されるゲート電圧制御回路100を設け、トランジスタ907のゲートと出力端子VON間に入力信号VINによって制御されるゲート電圧制御回路102を設けているところである。
【0040】
図1のゲート電圧制御回路100およびゲート電圧制御回路102の具体的構成例を図2(a)に示す。図2(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、200はソースに出力端子VOが接続され、ゲートとドレインを共通接続し、出力端子101に接続した第2導電型のトランジスタ、201はゲートに入力信号VINの反転信号908が入力され、ドレインをトランジスタ200のドレインに接続した第1導電型のトランジスタ、202はソースに出力端子VONが接続され、ゲートとドレインを共通接続し、出力端子103に接続した第2導電型のトランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ202のドレイン接続した第1導電型のトランジスタである。
【0041】
なお、図1と同じ回路素子および電源は同じ番号を付与した。図2(b)は本発明の実施の形態1を示すレベルシフト回路のタイミングチャートである。図2(a)と図2(b)を用いて動作を説明する。
【0042】
入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態となる。よって出力端子VONの電圧はV2となっている。出力端子VONの電圧V2はトランジスタ202を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2よりわずかに低いV21となっており、トランジスタ907は、ほぼオフ状態となっている。
【0043】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。したがって、トランジスタ907のゲートに印加する出力端子103の電圧はV21から低下し、トランジスタ203のドレイン電流に応じてある電圧に達する。時間T2において(出力端子103の電圧)<(V2-│Vtp│)となるとトランジスタ907がオン状態となると、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。出力端子VOの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ200を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートに供給されるため、時間T2より遅れた時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。時間T4において、トランジスタ906のドレイン電流がより小さくなり、出力端子VONの電圧がV2から急速に低下し始める。出力端子VONの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202を介してトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下する。
【0044】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。一方トランジスタ906のゲートの電圧はV21となってトランジスタ906はサブスレッショルド電流を流すが、ほぼオフ状態を維持し、トランジスタ904はオン状態であるため、出力端子VONの電圧はV1を維持する。上記によって動作が完了する。
【0045】
また、入力信号VINが“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0046】
本実施の形態1では、入力信号VINの“H”の電圧V3がV2より低い場合においても、入力信号VINが“L”から“H”に変化したとき、トランジスタ904とトランジスタ906がともにオン状態であるが、ゲート電圧制御回路100のトランジスタ201がオン状態となり、出力端子101の電圧が出力端子VOの電圧よりも速く低下するため、トランジスタ906のドレイン電流を抑制し、出力端子VONの電圧を上昇させる。すなわち、トランジスタ904とトランジスタ906のドレイン電流比に関係なく高速に出力端子の電圧を変化させ、貫通電流を減少させ、低消費電力化を実現する。
【0047】
また、入力信号VINの変化に対応する出力端子VON(VO)のスイッチング動作速度は、トランジスタ904(905)とトランジスタ906(907)のドレイン電流比に関係しないため、とくに入力信号の振幅電圧が低い場合においても、高速化のためにトランジスタ904(905)のレイアウト面積を増大させる必要がなく、レイアウト面積の削減が可能となる。
【0048】
(実施の形態2)
図3(a)は本発明の実施の形態2に係るレベルシフト回路図である。図3(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、200はソースに出力端子VOが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子101に接続した第2導電型のトランジスタ、201はゲートに入力信号VINの反転信号が入力され、ドレインをトランジスタ200のドレインに接続した第1導電型のトランジスタ、202はソースに出力端子VONが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子103に接続した第2導電型のトランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ202のドレインに接続した第1導電型のトランジスタ、300は入力信号VINの反転信号によって制御され、出力端子VOとトランジスタ200のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタ、301は入力信号VINによって制御され、出力端子VONとトランジスタ202のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタである。
【0049】
ここでトランジスタ300がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ201がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)であり、トランジスタ301がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ203がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)と設定されている。
【0050】
なお、図1と同じ回路素子、電源および信号は同じ番号を付与した。
【0051】
図3(b)は本発明の実施の形態2に係るレベルシフト回路のタイミングチャートである。以下、図3(a)と図3(b)を用いて動作を説明する。
【0052】
入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ904、トランジスタ203およびトランジスタ300はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201およびトランジスタ301はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態となる。よって出力端子VONの電圧はV2となっている。出力端子VONの電圧V2はトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2となっており、トランジスタ907はオフ状態となっている。
【0053】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。
【0054】
ここで、トランジスタ300、301は入力信号VINの遷移によってゲート電圧は変わるが、ともにオフ状態となる。上記より、トランジスタ907のゲートの電圧はV2から低下し、トランジスタ203のドレイン電流に応じた所定の電圧に達する。時間T2においてトランジスタ907がオン状態となると、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。出力端子VOの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ200とオン状態になったドレイン電流の小さいトランジスタ300を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートに供給されるため、時間T2より遅れた時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。時間T4において、トランジスタ906のドレイン電流が減少し始めると、出力端子VONの電圧がV2から低下し始める。出力端子VONの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202とドレイン電流の小さいトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲート103の電圧は低下しV1になる。
【0055】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。一方トランジスタ906のゲートの電圧はオン状態であるトランジスタ300とダイオード特性を示すトランジスタ200を介して出力される出力端子101の電圧V2となり、トランジスタ906はサブスレッショルド電流が流れることなくオフ状態を維持する。トランジスタ904はオン状態であるため、出力端子VONの電圧はV1を維持する。上記によって動作が完了する。
【0056】
また、入力信号VINの電圧が“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0057】
本実施の形態2では、実施の形態1にゲート電圧制御回路100(102)のトランジスタ200(202)に並列に入力信号の反転信号908(入力信号VIN)をゲートに入力するトランジスタ300(301)を追加して接続している。
【0058】
このことにより、ゲート電圧制御回路の出力端子101(103)の振幅電圧がV2となり、トランジスタ906(907)のサブスレショルド電流を無くすことができ、貫通電流の削減効果が大きくなる。他は実施の形態1と同じ効果が得られる。
【0059】
(実施の形態3)
図4(a)は本発明の実施の形態3に係るレベルシフト回路図を示す。
【0060】
図4(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、400はソースを出力端子VOに接続し、ゲートとドレインを共通接続した、ゲート-ソース間電圧が0Vのときにおいてもドレイン電流が流れる第2導電型のデプレッショントランジスタ(デプレッショントランジスタと指定しない場合はエンハンスメントトランジスタを指す)、201はゲートに入力信号VINの反転信号が入力され、ドレインをトランジスタ400のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、401はソースを出力端子VONに接続し、ゲートとドレインを共通接続した、ゲート-ソース間電圧が0Vのときにおいてもドレイン電流が流れる第2導電型のデプレッショントランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ401のドレイン接続した第1導電型のトランジスタである。
【0061】
なお図1と同じ回路素子、電源および信号は同じ番号を付与し、説明は省略する。図4(b)は本発明の実施の形態3を示すレベルシフト回路のタイミングチャートである。図4(a)と図4(b)を用いて動作を説明する。
【0062】
入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態となる。よって出力端子VONの電圧はV2となっている。出力端子VONの電圧V2はトランジスタ401を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2になっており、トランジスタ907はオフ状態となっている。
【0063】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。したがって、トランジスタ907のゲート103の電圧はV2から低下し、トランジスタ203のドレイン電流に応じてある電圧に達する。
【0064】
時間T2において(出力端子103の電圧)<(V2-│Vtp│)となりトランジスタ907がオン状態となると、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。出力端子VOの電圧はトランジスタ400を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートに供給されるため、時間T2より遅れた時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。時間T4において、トランジスタ906のドレイン電流が抑制され、出力端子VONの電圧がV2から急速に低下し始める。出力端子VONの電圧はトランジスタ401を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下する。
【0065】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。
【0066】
一方トランジスタ906のゲートの電圧はV2となってトランジスタ906はオフ状態を維持し、トランジスタ904はオン状態であるため、出力端子VONの電圧はV1を維持する。上記によって動作が完了する。
【0067】
また、入力信号VINの電圧が“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0068】
本実施の形態3では、ゲート電圧制御回路100(102)のトランジスタ400(401)をデプレッショントランジスタにすることにより素子数を削減し、かつ、出力端子101(103)の振幅電圧はV2となり、実施の形態2と同じ効果が得られる。
【0069】
(実施の形態4)
図5は実施の形態4に係るレベルシフト回路図を示す。実施の形態2のトランジスタ200をダイオード500に置換え、トランジスタ202をダイオード501に置換えている。
【0070】
図5においても、入力信号VINの変化時にトランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。したがって、トランジスタ907のゲートの電圧が低下し、トランジスタ907がオン状態となることで出力端子VOの電圧がV1から上昇し、トランジスタ906がオフ状態となることで、出力端子VONの電圧が低下するので、実施の形態2と同様の高速スイッチング動作が行われる。
【0071】
本実施の形態4では、ゲート電圧制御回路100(102)のトランジスタ300(301)と並列にダイオード500(501)を接続し、回路構成を簡単化し、かつ、実施の形態2と同じ効果が得られる。
【0072】
(実施の形態5)
図6は実施の形態5を示すレベルシフト回路図である。実施の形態3のトランジスタ400を抵抗510に置換え、トランジスタ401を抵抗511に置換えている。
【0073】
図6においても、入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化するとトランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。したがって、抵抗511の電圧降下によってトランジスタ907のゲートの電圧が低下し、トランジスタ907がオン状態となり出力端子VOの電圧がV1から上昇し、トランジスタ906がオフ状態となることで、出力端子VONの電圧が低下するので、実施の形態3と同様のスイッチング動作が行われる。
【0074】
本実施の形態5では、ゲート電圧制御回路100(102)のトランジスタ201(203)のドレインと出力端子VO(VON)間を抵抗510(511)で接続し、回路構成を簡単化し、かつ、実施の形態3と同じ効果が得られる。
【0075】
(実施の形態6)
図7は本発明実施の形態6を示すレベルシフト回路の構成図である。図7において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、600はトランジスタ906とゲートを共通接続しかつ出力端子101に接続し、出力端子VONとトランジスタ904との間に接続された第1導電型のトランジスタ、601はトランジスタ907とゲートを共通接続しかつ出力端子103に接続し、出力端子VOとトランジスタ905との間に接続された第1導電型のトランジスタである。
【0076】
なお入力信号VINは入力信号、VOは入力信号VINと同相のレベルシフトした信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相のレベルシフトした信号を出力する端子である。900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧である。これはV2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、904はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが入力され、ドレインにトランジスタ600のソースが接続される第1導電型のトランジスタ、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINの論理反転した信号が入力され、ドレインにトランジスタ601のソースに接続された第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子101が接続され、ドレインに出力端子VONが接続された第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子103が接続され、ドレインに出力端子VOが接続された第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0077】
図7の具体的回路例と動作を図8(a)、図8(b)を用いて説明する。図8(a)は本発明の実施の形態6を示すレベルシフト回路図である。
【0078】
図8(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、200はソースに出力端子VOが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子101に接続した第2導電型のトランジスタ、201はゲートに入力信号VINの反転信号908が入力され、ドレインをトランジスタ200のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、202はソースに出力端子VONが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子103に接続した第2導電型のトランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ202のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、300は入力信号VINの反転信号908によって制御され、出力端子VOとトランジスタ200のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタ、301は入力信号VINによって制御され、出力端子VONとトランジスタ202のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタである。
【0079】
ここでトランジスタ300がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ201がオン状態の時のドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)であり、トランジスタ301がオン状態の時のドレイン電流は、トランジスタ203がオン状態の時のドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)と設定されている。
【0080】
符号600はトランジスタ906とゲートを共通接続され、出力端子VONとトランジスタ904との間に接続された第1導電型のトランジスタ、601はトランジスタ907とゲートを共通接続され、出力端子VOとトランジスタ905との間に接続された第1導電型のトランジスタである。
【0081】
なおVINは入力信号、VOは入力信号VINと同相のレベルシフトした信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相のレベルシフトした信号を出力する端子である。900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧であり、これはV2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、904はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが入力され、ドレインにトランジスタ600のソースが接続される第1導電型のトランジスタ、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが論理反転した信号908が入力され、ドレインにトランジスタ601のソースが接続される第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子101が接続され、ドレインに出力端子VONが接続される第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子103が接続され、ドレインに出力端子VOが接続される第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0082】
図8(b)は本発明の実施の形態6を示すレベルシフト回路のタイミングチャートである。図8(a)と図8(b)を用いて動作を説明する。
【0083】
入力信号VINの電圧が“L”となっている時、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ904、トランジスタ203およびトランジスタ300はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201およびトランジスタ301はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態、トランジスタ600はオフ状態となる。よって出力端子VONはV2となっている。出力端子VONの電圧V2はトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2となっており、トランジスタ907はオフ状態、トランジスタ601はオン状態となっている。
【0084】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。
【0085】
ここで、トランジスタ300、301は入力信号VINによってゲート電圧は変わり、共にオフ状態となる。このとき、トランジスタ906とトランジスタ904とトランジスタ601はオン状態、トランジスタ907とトランジスタ905とトランジスタ600はオフ状態となる。トランジスタ906とトランジスタ904が共にオン状態となるが、トランジスタ907のゲート電圧がV1であるため、トランジスタ600はオフ状態であり、トランジスタ906とトランジスタ904を介した電源901から電源900への貫通電流は流れない。
【0086】
また、ゲート電圧制御回路102のトランジスタ203がオン状態であるので出力端子103の電圧は低下し、トランジスタ907のゲートの電圧はV2から低下する。それと共にトランジスタ601のオン抵抗が増大する。時間T2において(出力端子103の電圧)<(V2-│Vtp│)となると、トランジスタ907がオン状態となり、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。出力端子VOの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ200とドレイン電流の小さいトランジスタ300を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートに供給されるため、時間T2より遅れた時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。それと共にトランジスタ600のオン抵抗は低下する。時間T4において、トランジスタ600のオン抵抗が充分低下し、トランジスタ906のオン抵抗が高くなると、出力端子VONの電圧がV2から低下し始める。出力端子VONの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202とドレイン電流の小さいトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下する。
【0087】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、ゲート電圧制御回路102のトランジスタ203がオン状態トランジスタ301がオフ状態であるので出力端子103の電圧はV1となり、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905およびトランジスタ601はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。
【0088】
一方ゲート電圧制御回路100のトランジスタ201はオフ状態、トランジスタ300はオン状態であるので並列接続したトランジスタ200はダイオード特性を示すが出力端子101の電圧はV2となり、トランジスタ906のゲートの電圧はV2となってトランジスタ906はオフ状態を維持し、トランジスタ904、トランジスタ600はオン状態であるため、出力端子VONの電圧はV1を維持する。上記によって動作が完了する。
【0089】
また、入力信号VINの電圧が“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0090】
本実施の形態6では、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の間にゲートに出力端子101(103)を接続するトランジスタ600(601)を接続し、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)がともにオン状態のとき、トランジスタ600(601)がオフ状態となり、電源901と900間の貫通電流を大幅に削減することができる。また、入力信号の反転信号908(入力信号VIN)により制御されるゲート電圧制御回路100(102)により、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の電流比と関係なく、高速スイッチング動作が得られる。また、入力信号の電圧レベルが低い場合にも、トランジスタ904(905)の面積を拡大することなく高速スイッチング動作が得られる。
【0091】
(実施の形態7)
図9は本発明の実施の形態7に係る概略レベルシフト回路図である。図9において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、700はゲートに出力端子VOを接続し、出力端子VONとトランジスタ904との間に接続された第1導電型のトランジスタ、701はゲートに出力端子VONを接続し、出力端子VOとトランジスタ905との間に接続された第1導電型のトランジスタである。
【0092】
なおVINは入力信号、VOは入力信号VINと同相のレベルシフトした信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相に変換された信号を出力する端子である。900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧であり、これはV2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、904はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが入力され、ドレインにトランジスタ700のソースが接続される第1導電型のトランジスタ、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINが論理反転した信号が入力され、ドレインにトランジスタ701のソースが接続される第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路100の出力端子101が接続されドレインに出力端子VONが接続される第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路102の出力端子103が接続され、ドレインに出力端子VOが接続される第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0093】
図9の具体的回路例と動作を図10(a)、図10(b)を用いて説明する。
【0094】
図10(a)は本発明の実施の形態7に係るレベルシフト回路図を示す。
【0095】
図10(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、200はソースに出力端子VOが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子101に接続した第2導電型のトランジスタ、201はゲートに入力信号VINの反転信号が入力され、ドレインをトランジスタ200のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、202はソースに出力端子VONが接続され、ゲートとドレインを共通接続し、出力端子103に接続した第2導電型のトランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ202のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、300は入力信号VINの反転信号によって制御され、出力端子VOとトランジスタ200のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタ、301は入力信号VINによって制御され、出力端子VONとトランジスタ203のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタである。
【0096】
ここでトランジスタ300がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ201がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)であり、トランジスタ301がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ203がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)と設定されている。
【0097】
なお、図9と同じ回路素子、電源および信号は同じ番号を付与した。
【0098】
図10(b)は本発明の実施の形態7を示すレベルシフト回路のタイミングチャートである。図10(a)と図10(b)を用いて動作を説明する。
【0099】
入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ904、トランジスタ203およびトランジスタ300はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201およびトランジスタ301はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態、トランジスタ700はオフ状態となる。よって出力端子VONの電圧はV2となっている。出力端子VONの電圧V2はトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2となっており、トランジスタ907はオフ状態、トランジスタ701はオン状態となっている。
【0100】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ904、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ905、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。
【0101】
ここで、トランジスタ300、301は入力信号VINによってゲート電圧は変わるが、ともにオフ状態となる。このとき、トランジスタ906とトランジスタ904はオン状態、トランジスタ907とトランジスタ905はオフ状態となる。トランジスタ906とトランジスタ904が共にオン状態となるが、出力端子VOの電圧はV1を維持しているため、トランジスタ700はオフ状態であり、トランジスタ906とトランジスタ904を介した電源901から電源900への貫通電流は流れない。
【0102】
このときの入力信号VINの“H”の電圧V3がV2に等しいかあるいは高い場合を次ぎに述べる。トランジスタ203のドレイン電流が大きいため、ゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートの電圧はV2からVaまで低下する。時間T2においてトランジスタ907がオン状態となり、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。それと共にトランジスタ700のオン抵抗が低下する。トランジスタ907のオン抵抗が低いため、ダイオード特性を示すトランジスタ200を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101の電圧は上昇し、時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。
【0103】
時間T4において、出力端子VOの電圧が上昇してトランジスタ700のオン抵抗が充分低下すると、トランジスタ904のドレイン電流はトランジスタ906のドレイン電流より充分大きいため、出力端子VONの電圧がV2から低下し始める。出力端子VONの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202とドレイン電流の小さいトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下しV1になる。
【0104】
次に入力信号VINの“H”の電圧V3がV2より低い場合を次ぎに述べる。
【0105】
トランジスタ203のドレイン電流が小さいため、ゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートの電圧はV2からVbまでしか低下しない。時間T3においてトランジスタ907がオン状態となり、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。それと共にトランジスタ700のオン抵抗が低下する。トランジスタ907のオン抵抗が高くなるため、出力端子VOの電圧の上昇は遅く、時間T4においてゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。
【0106】
時間T6において、トランジスタ906のオン抵抗が高くなり、出力端子VOの電圧が上昇してトランジスタ700のオン抵抗が低下すると、トランジスタ904を介して出力端子VONの電圧がV2から低下し始める。出力端子VONの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202とドレイン電流の小さいトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T6より遅れた時間T7においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下しV1となり、出力端子VOの電圧はV2となる。
【0107】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905およびトランジスタ701はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。一方トランジスタ906のゲートの電圧はV2となってトランジスタ906はオフ状態を維持し、トランジスタ904、トランジスタ700はオン状態であるため、出力端子VONの電圧はV1を維持する。上記によって動作が完了する。
【0108】
また、入力信号VINの電圧が“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0109】
本実施の形態7では、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の間にゲートに出力端子VO(VON)を接続するトランジスタ600(601)を接続し、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)がともにオン状態のとき、トランジスタ600(601)がオフ状態となり、電源901と900間の貫通電流を大幅に削減することができる。また、入力信号の反転信号908(入力信号VIN)により制御されるゲート電圧制御回路100(102)により、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の電流比と関係なく、高速スイッチング動作が得られる。また、入力信号の電圧レベルが低い場合にも、トランジスタ904(905)の面積を拡大することなく高速スイッチング動作が得られる。
【0110】
(実施の形態8)
図11は本発明の実施の形態8に係るレベルシフト回路図を示す。
【0111】
図11において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102はゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子である。なおVINは入力信号、VOは入力信号VINと同相のレベルシフトした信号を出力する端子、VONは入力信号VINと逆相のレベルシフトした信号を出力する端子である。800はソースにV2が供給されゲートにゲート電圧制御回路の出力端子101が接続された第2導電型トランジスタのドレイン端子である。900は電圧レベルがV1である第1の電源、901は電圧レベルがV2である第2の電源、902は電圧レベルがV3である第3の電源である。電圧レベルV3は入力信号VINの振幅電圧であり、これはV2と同じ電圧レベル、もしくは異なった電圧レベルである。903は入力信号VINを論理反転するインバータ回路、905はソースにV1が供給され、ゲートに入力信号VINの論理反転した信号が入力される第1導電型のトランジスタ、906はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子101が接続される第2導電型のトランジスタ、907はソースにV2が供給され、ゲートにゲート電圧制御回路の出力端子103が接続されドレインの出力端子VOが接続される第2導電型のトランジスタ、908は入力信号VINと逆相の信号である。
【0112】
図11の具体的回路例と動作を図12(a)、図12(b)を用いて説明する。図12(a)は本発明の実施の形態8に係るレベルシフト回路図を示す。
【0113】
図12(a)において100は出力端子VOに接続されたゲート電圧制御回路、101はゲート電圧制御回路100の出力端子、102は出力端子VONに接続されたゲート電圧制御回路、103はゲート電圧制御回路102の出力端子、200はソースに出力端子VOが接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子101に接続した第2導電型のトランジスタ、201はゲートに入力信号VINの反転信号908が入力され、ドレインをトランジスタ200のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、202はソースにドレイン端子800が接続され、ゲートとドレインを共通接続し出力端子103に接続した第2導電型のトランジスタ、203はゲートに入力信号VINが入力され、ドレインをトランジスタ202のドレイン接続した第1導電型のトランジスタ、300は入力信号VINの反転信号によって制御され、出力端子VOとトランジスタ200のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタ、301は入力信号VINによって制御され、ドレイン端子800とトランジスタ202のドレイン間に接続された第2導電型のトランジスタである。
【0114】
ここでトランジスタ300がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ201がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)であり、トランジスタ301がオン状態のときのドレイン電流は、トランジスタ203がオン状態のときのドレイン電流に対して1/N(Nは1より大きい任意の値)と設定されている。
【0115】
なお、図11と同じ回路素子、電源および信号は同じ番号を付与した。
【0116】
図12(b)は本発明の実施の形態8に係るレベルシフト回路のタイミングチャートを示す。図12(a)と図12(b)を用いて動作を説明する。
【0117】
入力信号VINの電圧が“L”となっているとき、信号908の電圧は“H”である。したがって、トランジスタ203およびトランジスタ300はオフ状態であり、トランジスタ905、トランジスタ201およびトランジスタ301はオン状態である。また、出力端子VOの電圧はV1になっており、トランジスタ906はオン状態となる。よってドレイン端子800の電圧はV2となっている。ドレイン端子800の電圧V2はトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに与えられるため、トランジスタ907のゲートの電圧はV2となっており、トランジスタ907はオフ状態となっている。
【0118】
上記状態において、時間T1において入力信号VINの電圧が“L”から“H”に変化すると、それと同時に信号908の電圧は“H”から“L”に変化する。これによって、トランジスタ203はオフ状態からオン状態となり、トランジスタ201はオン状態からオフ状態になる。ここで、トランジスタ300、301は入力信号VINによってゲート電圧は変わるが、ともにオフ状態となる。したがって、トランジスタ907のゲートに印加する出力端子103の電圧がV2から低下し、トランジスタ203のドレイン電流に応じてある電圧に達する。時間T2においてトランジスタ907がオン状態となると、出力端子VOの電圧がV1から上昇する。出力端子VOの電圧はダイオード特性を示すトランジスタ200とドレイン電流の小さいトランジスタ300を介してゲート電圧制御回路100の出力端子101よりトランジスタ906のゲートに供給されるため、時間T2より遅れた時間T3においてトランジスタ906のゲートの電圧は上昇する。時間T4において、トランジスタ906のドレイン電流が抑制されると、ドレイン端子800の電圧がV2から低下し始める。ドレイン端子800の電圧はダイオード特性を示すトランジスタ202とドレイン電流の小さいトランジスタ301を介してゲート電圧制御回路102の出力端子103よりトランジスタ907のゲートに供給されるため、時間T4より遅れた時間T5においてトランジスタ907のゲートの電圧は低下し、V1となる。
【0119】
上記動作によって、入力信号VINの電圧が“H”状態の間、トランジスタ907のゲートの電圧はV1となってトランジスタ907はオン状態を維持し、トランジスタ905はオフ状態であるため、出力端子VOの電圧はV2を維持する。一方トランジスタ906のゲートの電圧はV2となってトランジスタ906はオフ状態を維持する。上記によって動作が完了する。
【0120】
また、入力信号VINの電圧が“H”から“L”になったときも上記とゲート制御回路100による同様の動作によってスイッチングが行われる。
【0121】
本実施の形態8では、出力端子VOのみとすることにより、実施の形態7に示すトランジスタ904を削除することができ、レイアウト面積の削減と消費電力の削減ができる。また、ゲート電圧制御回路100(102)により、高速スイッチング動作が得られる。また、入力信号の電圧レベルが低い場合にも、トランジスタ905の面積を大きくすることなく高速スイッチングを得ることができる。
【0122】
(実施の形態9)
図13(a)は本発明実施の形態9に係るレベルシフト回路図である。
【0123】
図13(a)に示す様に、図11の実施の形態8に対して、出力端子VOとトランジスタ905のドレインとの間に、ゲートが出力端子103に接続された第1導電型トランジスタ601が追加された構成である。
【0124】
上記構成において、トランジスタ907がオン状態となっているときに、入力信号VINの電圧が“H”から“L”となるとトランジスタ905がオフ状態からオン状態に変化するが、トランジスタ601はオフ状態である。一方、トランジスタ201によって、ゲート電圧制御回路100の出力端子101の電圧が低下し、トランジスタ906がオン状態となる。したがって、ドレイン端子800の電圧が上昇し、トランジスタ907がオフされ、トランジスタ905を介して、出力端子VOがV2からV1へ変化する。これは、入力信号VINの電圧が“L”から“H”となっても同様の動作が実施される。
【0125】
実施の形態9では、実施の形態8に、トランジスタ907とトランジスタ905の間にゲートに出力端子103を接続するトランジスタ601を接続し、トランジスタ907とトランジスタ905がともにオン状態のとき、トランジスタ601がオフ状態となり、電源901と900間の貫通電流を大幅に削減することができる。また、入力信号の反転信号908(入力信号VIN)により制御されるゲート電圧制御回路100(102)により、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の電流比と関係なく、高速スイッチング動作が得られる。また、実施の形態8と同じレイアウト面積の削減効果が得られる。また、入力信号の電圧レベルが低い場合にも、トランジスタ905の面積を拡大することなく高速スイッチング動作が得られる。
【0126】
(実施の形態10)
図13(b)は本発明の実施の形態10に係るレベルシフト回路図である。図13(b)に示す様に、図11の実施の形態8に対して、出力端子VOとトランジスタ905との間に、ゲートがドレイン端子800に接続された第1導電型トランジスタ701が追加された構成である。
【0127】
上記によると、トランジスタ907がオン状態となっているときに、入力信号VINの電圧が“H”から“L”となるとトランジスタ905がオフ状態からオン状態に変化するが、トランジスタ701はオフ状態である。一方、トランジスタ201によって、ゲート電圧制御回路100の出力端子101の電圧が低下し、トランジスタ906がオン状態となる。したがって、ドレイン端子800の電圧が上昇し、トランジスタ907がオフとなり、トランジスタ905を介して、出力端子VOの電圧がV2からV1へ変化する。これは、入力信号VIN電圧が“L”から“H”となっても同様の動作が実施される。
【0128】
実施の形態10では、実施の形態8に、トランジスタ907とトランジスタ905の間にゲートにドレイン端子800を接続するトランジスタ701を接続し、トランジスタ907とトランジスタ905がともにオン状態のとき、トランジスタ701がオフ状態となり、電源901と900間の貫通電流を大幅に削減することができる。また、入力信号の反転信号908(入力信号VIN)により制御されるゲート電圧制御回路100(102)により、トランジスタ906(907)とトランジスタ904(905)の電流比と関係なく、高速スイッチング動作が得られる。また、実施の形態8と同じレイアウト面積の削減効果が得られる。また、入力信号の電圧レベルが低い場合にも、トランジスタ905の面積を大きくすることなく高速スイッチング動作が得られる。
【0129】
なお、上述した各実施の形態において、第1導電型のトランジスタがPチャネルMOSトランジスタのときは、第2導電型のトランジスタはNチャネルMOSトランジスタであり、第1導電型のトランジスタがNチャネルMOSトランジスタのときは、第2導電型のトランジスタはPチャネルMOSトランジスタであり、どちらの場合においても同様の効果を奏する。
【0130】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1の出力端子と第4のトランジスタのゲートとの間に入力信号によって制御される第2のゲート電圧制御回路を備え、かつ第2の出力端子と第3のトランジスタのゲートとの間に入力信号の反転信号によって制御される第1のゲート電圧制御回路を備えることにより、入力信号の振幅電圧V3が電源電圧V2より低い場合においても、入力信号の電圧が“L”から“H”の変化するとき、第1の出力端子の電圧の変化は、第1のトランジスタと第3のトランジスタの電流比に関係なく、第1および第2のゲート電圧制御回路によって第3のトランジスタのゲート電圧が制御されることにより、第1の出力端子の電圧の変化は高速となり、貫通電流が減少する。また、第2の出力端子についても同様である。また、第1と第3および第2と第4のトランジスタの電流比が関係ないため、トランジスタのサイズ比を考慮する必要がないため、第1および第2のトランジスタのレイアウト面積を低減したレベルシフト回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る概略レベルシフト回路図
【図2】(a)本発明の実施の形態1に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態1に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図3】(a)本発明の実施の形態2に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態2に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図4】(a)本発明の実施の形態3に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態3に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図5】本発明の実施の形態4に係るレベルシフト回路図
【図6】本発明の実施の形態5に係るレベルシフト回路図
【図7】本発明の実施の形態6に係る概略レベルシフト回路図
【図8】(a)本発明の実施の形態6に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態6に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図9】本発明の実施の形態7に係る概略レベルシフト回路図
【図10】(a)本発明の実施の形態7に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態7に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図11】本発明の実施の形態8に係る概略レベルシフト回路図
【図12】(a)本発明の実施の形態8に係るレベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態8に係るレベルシフト回路のタイミングチャート
【図13】(a)本発明の実施の形態9に係る概略レベルシフト回路図
(b)本発明の実施の形態10に係る概略レベルシフト回路図
【図14】(a)従来のレベルシフト回路図
(b)従来のレベルシフト回路のタイミングチャート
【符号の説明】
100,102 ゲート電圧制御回路
101,103 出力端子
200,202,300,301,906,907 第2導電型のトランジスタ
201,203,600,601,700,701,904,905 第1導電型のトランジスタ
400,401 第2導電型のデプレッショントランジスタ
500,501 ダイオード
510,511 抵抗
800 ドレイン端子
900 第1の電源
901 第2の電源
902 第3の電源
903 インバータ回路
800 ドレイン端子
908 反転信号

Claims (6)

  1. ソースに第1の電源電圧が供給され、相互に反転した第1の入力信号、および第2の入力信号の内、前記第1の入力信号がゲートに入力され、更にドレインに第1の端子が接続された第1導電型の第1のトランジスタ、および前記第2の入力信号がゲートに入力され、更にドレインが第2の端子に接続された第1導電型の第2のトランジスタと、ソースに第2の電源電圧が供給され、ドレインに前記第1の端子が接続された第2導電型の第3のトランジスタ、およびドレインに前記第2の端子が接続された第2導電型の第4のトランジスタと、前記第2の端子が接続され、かつ前記第1の入力信号の反転信号が入力され、前記第1のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタをオン状態にする第1のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子が接続され、かつ前記第2の入力信号の反転信号が入力され、前記第2のトランジスタがオフ状態のとき、前記第4のトランジスタをオン状態にする第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路において、
    ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号の反転信号に応じて変化する第1導電型の第15のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号の反転信号に応じて変化する第2導電型の第16のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号に応じて変化する第1導電型の第17のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲート電圧が前記第1の入力信号に応じて変化する第2導電型の第18のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. ソースに第1の電源電圧が供給され、相互に反転した第1の入力信号、および第2の入力信号の内、前記第1の入力信号がゲートに入力され、更にドレインに第1の端子が接続された第1導電型の第1のトランジスタ、および前記第2の入力信号がゲートに入力され、更にドレインが第2の端子に接続された第1導電型の第2のトランジスタと、ソースに第2の電源電圧が供給され、ドレインに前記第1の端子が接続された第2導電型の第3のトランジスタ、およびドレインに前記第2の端子が接続された第2導電型の第4のトランジスタと、前記第2の端子が接続され、かつ前記第1の入力信号の反転信号が入力され、前記第1のトランジスタがオフ状態のとき、前記第3のトランジスタをオン状態にする第1のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子が接続され、かつ前記第2の入力信号の反転信号が入力され、前記第2のトランジスタがオフ状態のとき、前記第4のトランジスタをオン状態にする第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路において、
    ソースに前記第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、かつゲートに前記第1の入力信号の反転信号が入力された第1導電型の第5のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続された第2導電型の第6のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、ソースに第1の電源電圧が供給され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、かつゲートに前記第2の入力信号の反転信号が入力された第1導電型の第7のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続された第2導電型の第8のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 前記第5のトランジスタと、前記第6のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲートに前記第1の入力信号の反転信号が入力された第2導電型の第9のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第7のトランジスタと、前記第8のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲートに前記第2の入力信号の反転信号が入力された第2導電型の第10のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とする請求項記載のレベルシフト回路。
  4. 前記第5のトランジスタと、ソースに前記第2の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第3のトランジスタのゲートが接続され、ゲートとソース間電圧が0Vのときにおいてもソースとドレイン間に電流を流す第2導電型の第11のトランジスタとを有した前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第7のトランジスタと、ソースに前記第1の端子が接続され、ゲートとドレインに前記第4のトランジスタのゲートが接続され、ゲートとソース間電圧が0Vのときにおいてもソースとドレイン間に電流を流す第2導電型の第12のトランジスタとを有した前記第2のゲート電圧制御回路とを備えたことを特徴とする請求項記載のレベルシフト回路。
  5. 前記第1のトランジスタと、前記第2のトランジスタと、前記第3のトランジスタと、前記第4のトランジスタと、前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第2のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子と前記第1の電源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第3のトランジスタのゲート電圧によって制御され、前記第3のトランジスタがオフ状態のときにオン状態となるスイッチング手段を有する第1のスイッチング回路と、前記第2の端子と前記第1の電源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、前記第4のトランジスタのゲート電圧によって制御され、前記第4のトランジスタがオフ状態のときにオン状態となるスイッチング手段を有する第2のスイッチング回路とを備えたことを特徴とする請求項2記載のレベルシフト回路。
  6. 前記第1のトランジスタと、前記第2のトランジスタと、前記第3のトランジスタと、前記第4のトランジスタと、前記第1のゲート電圧制御回路と、前記第2のゲート電圧制御回路と、前記第1の端子と前記第1の電源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第2の端子電圧によって制御され、前記第2の端子電圧が前記第1の電源電圧と同じ電圧レベルのときにオフ状態となるスイッチング手段を有する第3のスイッチング回路と、前記第2の端子と前記第1の電源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、前記第1の端子電圧によって制御され、前記第1の端子電圧が前記第1の電源電圧と同じ電圧レベルのときにオフ状態となるスイッチング手段を有する第4のスイッチング回路とを備えたことを特徴とする請求項2記載のレベルシフト回路。
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