JP2006126714A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源の各光源に複数の発光点をもつ偏向走査装置において、光源の書き出し位置検出を行わない光源の書き出しタイミングを精度よく生成し、画像ずれのない画像形成装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】複数のレーザダイオード101、102を有する偏向走査手段と、BDセンサ106と、ASIC402とを備え、BDセンサ106が、複数のレーザダイオードの一つに備えられ、画像書き出し位置タイミング信号を生成し、ASIC402が、BDセンサ106が生成した画像書き出し位置タイミング信号に応じて、BDセンサ106を欠除したレーザダイオードの第1のレーザビームの画像書き出し位置タイミング信号を生成し、BDセンサ106を欠除した光源の第2以降のレーザビームの画像書き出し位置タイミング信号を予め定められたタイミングに基づいて生成することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置およびその制御方法に関し、特に複数のレーザビームを用いて異なる色画像を形成する電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
従来、対面走査系であって、1つの光源についてだけ書き出し位置検出を行い、1つの発光点をもつ光源を用いた偏向走査装置を用いる画像形成装置においては、光源の書き出し位置を検出しない光源の書き出しタイミングは、書き出し位置検出を行っている光源から書き出し位置検出タイミングを生成している(例えば、特許文献1参照)。
また、対面走査系であって、1つの光源についてだけ書き出し位置検出を行い、複数の発光点をもつ光源を用いた偏向走査装置を用いる画像形成装置においては、光源の書き出し位置を検出しない光源の書き出しタイミングは、光源の書き出し位置を検出しない光源の発光点毎の色ずれ検知結果から生成している(例えば、特許文献2参照)。
あるいは、複数の発光点をもつ光源を用いた偏向走査装置を用いる画像形成装置において、1つの発光点のみ書き出し位置検出を行い、その他の発光点は、予め決められた遅延量で書き出し位置タイミングを生成している(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−102276号公報 特開2003−090973号公報 特開2000−318206号公報
しかしながら、上記提案のうち、特許文献1においては、複数の発光点を持つ光源を用いた偏向走査装置の場合、光源の書き出し位置を検出しない光源側の2番目の書き出しタイミングを精度よく生成できないという問題がある。
また、特許文献2においては、色ずれ検知の精度によるところが多く、光源の書き出し位置を検出しない光源の書き出しタイミングを精度よく生成できないという問題がある。
また、特許文献3においては、対面走査系であって、1つの光源だけ書き出し位置検出を行う場合、書き出し位置検出を行わない光源側の書き出し位置タイミングを精度よく生成できないという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、複数の光源の各光源に複数の発光点をもつ偏向走査装置において、1つの光源についてだけ書き出し位置検出を行う場合でも、光源の書き出し位置検出を行わない光源の書き出しタイミングを精度よく生成し、画像ずれのない画像形成装置およびその制御方法を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その画像形成装置は以下の構成を備える。
複数の発光点を持つ複数の光源を有する偏向走査手段と、前記複数の光源により露光され静電潜像を形成する複数の像担持体と、前記複数の像担持体の静電潜像を現像する複数の現像手段と、各種操作を行う操作部と、を備えた画像形成装置であって、書き出し位置検出手段と、書き出し位置タイミング信号生成手段と、を備え、前記書き出し位置検出手段が、前記複数の光源のうちの少なくとも一つに備えられ、画像書き出し位置タイミングの基準となる画像書き出し位置タイミング信号を生成し、前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段によって生成された画像書き出し位置タイミング信号に応じて、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を生成し、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を予め定められたタイミングに基づいて生成することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、複数の光源の各光源に複数の発光点をもつ偏向走査装置において、1つの光源についてだけ書き出し位置検出を行う場合でも、光源の書き出し位置検出を行わない光源の書き出しタイミングを精度よく生成し、画像ずれのない画像形成装置およびその制御方法を提供することができる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
以下に、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図3は、本実施例に関わる画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下レーザプリンタと記す)の構成を示す断面図である。201はレーザプリンタ、202はホストコンピュータである。本実施例は4ドラム方式のカラーレーザプリンタの例である。本カラーレーザプリンタは4色(イエロー:Y、マゼンダ:M、シアン:C、ブラック:BK)の画像を重ねあわせたカラー画像を形成するために4色の画像形成部を備えている。
画像形成部は、像担持体としての感光ドラム301〜304を有するトナーカートリッジ207〜210と、画像露光用発光点としてのレーザビームを発生させる光源としてのレーザダイオード(不図示)を有するスキャナユニット205、206とからなる。このうち、トナーカートリッジを4色それぞれ1つずつ有する。
また、スキャナユニット205、206に関しては、イエロー、マゼンダで共通の1つ、シアン、ブラックで共通の1つの計2つであるのが特徴である。このスキャナユニット205、206に関しては後で詳しく説明する。
ホストコンピュータ202からの画像データを受け取ると、レーザプリンタ201内のビデオコントローラ203で前記画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用のビデオ信号を生成する。ビデオコントローラ203とエンジンコントローラ204はシリアル通信を行い、情報の送受信を行っている。ビデオ信号はエンジンコントローラ204に送信され、エンジンコントローラ204は前記ビデオ信号に応じてスキャナユニット205と206内のレーザダイオードを駆動し、トナーカートリッジ207〜210内の感光ドラム301〜304上にそれぞれ画像を形成する。感光ドラム301〜304は、それぞれ301はブラック(BK)、302はシアン(C)、303はマゼンダ(M)、304はイエロー(Y)の画像の形成に利用される。
前記感光ドラム301〜304は、中間転写ベルト211に接しており、各色の感光ドラム上に形成された画像が中間転写ベルト211上に転写され順次重ね合わされていくことにより、カラー画像が形成される。
各色画像は、最初にイエロー(Y)の画像が中間転写ベルト211に転写され、その上に、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の順に各画像が転写され、カラー画像が形成される。
一方、感光ドラム301〜304は図示しないドラムモータによって、一定速度で回転する。感光ドラム301〜304はそれぞれ帯電ローラ305〜308によって表面を一様に帯電され、この表面をビデオコントローラ203で生成されたビデオ信号により変調されたレーザビームが走査することで、感光ドラム301〜304の表面に目には見えない静電潜像が形成される。静電潜像は現像器309〜312によってトナー像として可視化される。
また、カセット314内の記録紙は給紙ローラ316によって、レジストローラ319まで給紙され、該レジストローラ319の駆動タイミングによって、中間転写ベルト211上の画像に同期して記録紙が搬送される。そして、カラー画像は転写ローラ318によって中間転写ベルト211から記録紙に転写される。(2次転写)画像が転写された記録紙は定着器313で、熱と圧力によって、画像が定着された後、プリンタの上部に設けられた排紙トレイ317に排出される。
また、中間転写ベルト211上の画像のレジスト位置をモニタするレジスト検知センサ212がある。このセンサ212は、中間転写ベルト211上に形成された各色の画像の位置を読み取り、ビデオコントローラ203あるいはエンジンコントローラ204にそのデータをフィードバックすることにより各色の画像レジスト位置を調整し、色ずれを防止するためのものである。
図1は、図3におけるスキャナユニット205、206の詳細を示した図である。
205と206は同一構成である為、一方のスキャナユニット205の構成について説明する。
図1において、101および102はレーザダイオードであり、ビデオコントローラ203で生成されたビデオ信号によって、感光ドラム301、302上を走査していく。また、レーザダイオード101、102は、2ビームである。便宜上、101を第1のレーザダイオード(LD1)、102を第2のレーザダイオード(LD2)と称す。そして、第1のレーザダイオード(LD1)の1ビーム目をLD1−A、第1のレーザダイオード(LD1)の2ビーム目をLD1−B、第2のレーザダイオード(LD2)の1ビーム目をLD2−A、第2のレーザダイオード(LD2)の2ビーム目をLD2−Bと称す。103は多面鏡としてのポリゴンミラーであり、図示しないモータで図中の矢印Aの方向に一定速度で回転し、レーザダイオードLD1及びLD2からのビームを反射しながら走査する。前記のモータはエンジンコントローラ204からの速度制御信号の加速信号と減速信号で一定速度になるように制御されて回転する。
106は、レーザダイオードLD1の走査路上にあって、レーザビームが入射されると信号を発生する、水平同期信号を生成する為の光センサであり、BD(BeamDetect)センサと呼ぶ。なお、書き出し位置検出手段としてのBDセンサはレーザダイオードLD1の走査路上にのみあり、他方のレーザダイオードLD2の走査路上には存在しない。図1においては、ブラック(bk)側にBDセンサを有する構成としたが、シアン(C)側にBDセンサを有する構成としてもよい。
レーザダイオードLD1から発せられたレーザビームはポリゴンミラー103により反射されながら走査され、折り返しミラー104でさらに反射され、感光ドラム301上を右から左方向に走査され、感光ドラム301上に静電潜像を形成する。
なお、実際にはレーザビームは感光ドラム上に焦点をあわせる為、あるいはレーザビームを拡散光から平行光に変換する為、不図示の各種レンズ群を経由する。
通常、ビデオコントローラ203はBDセンサ106の出力信号を検知してから所定時間後に、ビデオ信号をエンジンコントローラ204に対して送信する。このことにより、感光ドラム上のレーザビームによる画像の主走査の書き出し位置が常に一致するのである。
一方、レーザダイオードLD2についても、レーザダイオードLD1と同様に感光ドラム302上に静電潜像を形成する。
なお、BD信号の検知に関して、レーザダイオード102の走査路上にBDセンサは存在しないので、レーザダイオードLD2用のBD信号はエンジンコントローラ204が生成する。以下の説明では、このBDセンサを有していないレーザ側の水平同期信号を擬似/BD信号と呼ぶことにする。
次に、擬似/BD信号の生成方法の構成について、図2のブロック図を用いて説明する。
エンジンコントローラ204内部には、ASIC402とCPU403が備えられていて、ASIC402とCPU403はアドレスデータバス接続されている。このASIC402は、擬似/BD信号404を生成する回路を備え、主走査書き出し位置タイミングを検知する為にレーザ発光を制御する為のレーザ1制御信号1(206)、レーザ1制御信号2(207)、レーザ1制御信号3(208)と、LD2のレーザ発光を制御する為のレーザ2制御信号1(209)、レーザ2制御信号2(210)、レーザ2制御信号3(211)を生成している。BDセンサ106からの水平同期信号である/BD信号401は、エンジンコントローラ204に備えられているASIC402とビデオコントローラ203に接続されている。ASIC402は/BD信号401を受け取り、LD1−AのBD周期を算出し、そのBD周期からCPU403はLD2−Aの擬似/BD−A(404A)信号の補正値を計算し、アドレスデータバスを通して、ASIC402にその補正値を入力する。そして、ASIC402は/BD−A(401A)よりα時間遅れたLD2−Aの擬似/BD−A(404A)を生成する。また、LD2−Bの擬似/BD−B(404B)に関しては、予め測定し不揮発性メモリ405に記憶されているLD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βから、LD2−Bの擬似/BD−B(404B)を生成する(特許文献1参照)。
図5に、/BD信号401と擬似/BD信号404のタイミングチャートを示す。LD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βの測定方法は、後ほど説明する。
また、不揮発性メモリ405へのLD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βは、書き込み用コネクタ406を通して書き込まれる。また、操作パネル(不図示)などからデータを書き込んでも良い。
また、不揮発性メモリ405と書き込み用コネクタ406は、図13に示すように、スキャナユニット205に設けて、エンジンコントローラ204のCPU403と接続する構成でも良い。
また、ビデオコントローラ203は、BDセンサ106から出力される/BD信号401と、ASIC402で生成されたLD2−A及びLD2−Bの擬似/BD404を受けとる。この/BD信号401と擬似/BD信号404の所定のタイミングでビデオコントローラ203から画像データVDO1−A・VDO1−B・VDO2−A・VDO2−Bが、スキャナユニット205のLD1(101)とLD2(102)へ出力される。その画像データVDO1−A・VDO1−B・VDO2−A・VDO2−Bによって、中間転写ベルト211に画像が形成され、記録紙に印字される。
また、色ずれを防止する為に、レジスト検知センサ212で、中間転写ベルト211に形成されたBDセンサあり側の色とBDセンサなし側の色の画像の位置を読み取り、画像レジスト位置を調整する。
次に、擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βの測定方法について、図6、図12のスキャナユニット205、測定器用BDセンサ501が設けてある測定器502、及び、図4の擬似/BD404、LD2−A,LD2−Bの発光タイミングチャートを用いて説明する。
擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βを測定したいスキャナ単体205と、擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βを測定できる測定器502を使用する。この測定器502は、/BD信号を検知でき、レーザ1とレーザ2を制御できる回路1201が設けられている。
まず、スキャナ205を予め決められた回転数で、回転させる。図4のように、LD2を制御するレーザ2制御信号1(209)、レーザ2制御信号2(210)、レーザ2制御信号3(211)の論理の組み合わせによって、最初はLD2−Aを発光させ、LD2−AがBDセンサ501に入射し、擬似/BD−A(404A)が検知できたら、LD2−Aを消灯する。引き続き、LD2−Bを発光させ、LD2−BがBDセンサ501に入射し、擬似/BD−B(404B)が検知できたら、LD2−Bを消灯する。また、引き続き、LD2−Aを発光させ、擬似/BD−A(404A)が検知できたら、LD2−Aを消灯させ、LD2―Aを発光させる。これを予め決められた回数繰り返す。
そして、その擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差を検知する。そして、スキャナの回転を止める。
この擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βをエンジンコントローラ204の不揮発性メモリ405に記憶させる。この擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βからLD2−Bの擬似/BD−B(404B)を生成する。これらの測定は、工場出荷時などに行う。
ここでは、レーザダイオードが2ビームの場合を説明した。レーザダイオードが2ビームより多い場合でも、同様な手段で構成される。
以上、説明したように、複数の発光点をもつ複数の光源を用いた偏向走査装置であって、1つの光源についてだけ書き出し位置検出を行う場合でも、光源の書き出し位置検出を行わない光源の書き出しタイミングを精度よく生成し、画像ずれのない画像形成装置を提供することができる。
また、多面鏡としてのポリゴンミラーと書き出し位置検出手段としてのBDセンサの数を減らすことができるので、回路構成を簡略化できるため、コストダウンを図ることができる。
実施例2である“擬似BD生成方法”について、説明する。
実施例1と異なる点は、LD1−Bの/BD−B(401B)、LD2−Aの擬似/BD−A(404A)、LD2−Bの擬似/BD−B(404B)が、LD1−Aの/BD−A(401A)からの時間差測定用BDセンサで測定され、その測定値によって、/BDO−B(407B)、擬似/BD−A(404A)、擬似/BD−B(404B)が生成されることである。また、実施例1では、擬似/BD信号を検知するBDセンサのみを使用する構成であるのに対し、実施例2では、/BD信号と擬似/BD信号の両方を検知するBDセンサを使用する構成である。測定器は、実施例1と同様である。
この擬似/BD信号の生成方法の構成について、図7のブロック図を用いて説明する。実施例1と同様な部分は、同じ番号を付けた。
エンジンコントローラ204内部には、ASIC402とCPU403が備えられていて、ASIC402とCPU403はアドレスデータバス接続されている。このASIC402は、擬似/BD信号404と/BDO信号407を生成する回路を備え、主走査書き出し位置タイミングを検知する為にLD1のレーザ発光を制御する為のレーザ1制御信号1(206)、レーザ1制御信号2(207)、レーザ1制御信号3(208)と、LD2のレーザ発光を制御する為のレーザ2制御信号1(209)、レーザ2制御信号2(210)、レーザ2制御信号3(211)を生成している。BDセンサ106からの水平同期信号である/BD信号401は、エンジンコントローラ204に備えられているASIC402に接続されている。
ASIC402は/BD信号401を受け取り、LD1−Aの/BDO−A(407A)は、そのまま/BD−A(401A)として出力し、予め測定し不揮発性メモリ405に記憶されている/BD−A(401A)と/BD−B(401B)の時間差γから、/BDO−B(407B)を生成し出力する。また、ASIC402は、予め測定し不揮発性メモリ405に記憶してあるLD1−Aの/BD−A(401A)とLD2−Aの擬似/BD−A(404A)の時間差αから、擬似/BD−A(404A)を生成し出力する。また、予め測定し不揮発性メモリ405に記憶されているLD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βから、擬似/BD−B(404B)を生成し出力する。
図8に、/BDO信号407と擬似/BD信号404のタイミングチャートを示す。
LD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βの測定方法も、実施例1と同様である。
LD1−Aの/BD−A(401A)とLD2−Aの擬似/BD−A(404A)の時間差αの測定方法と、LD1−Aの/BD−A(401A)とLD1−Bの/BD−B(401B)の時間差γの測定方法は、後ほど説明する。
また、LD1−Aの/BD−A(401A)とLD1−Bの/BD−B(401B)の時間差γ、LD1−Aの/BD−A(401A)とLD2−Aの擬似/BD−A(404A)の時間差α、LD2−Aの擬似/BD−A(404A)とLD2−Bの擬似/BD−B(404B)の時間差βは、書き込み用コネクタ406を通して書き込まれる。また、操作パネル(不図示)などからデータを書き込んでも良い。
次に、LD1−Aの/BD−A(401A)とLD1−Bの/BD−B(401B)の時間差γの測定方法と、LD1−Aの/BD−A(401A)とLD2−Aの擬似/BD−A(404A)の時間差αの測定方法について、図6のスキャナユニット205、測定用BDセンサ501が設けてある測定器502、及び、図9の/BDO、LD1−A,LD1−B、擬似/BD、LD2−A、LD2−Bの発光タイミングチャートを用いて説明する。/BD−A(401A)と/BDO−A(407A)は、同じ発光タイミングである。
測定器502には、擬似/BD信号404を検知できるBDセンサ501が設けてあり、BDセンサ106とBDセンサ501を使用して、LD1−Aの/BDO−A(407A)とLD1−Bの/BDO−B(407B)の時間差γと、/BDO−A(407A)から擬似/BD−A(404A)までの時間差αを測定することが出来る。
まず、スキャナ205を予め決められた回転数で、回転させる。図9のように、LD1を制御するレーザ1制御信号1(206)、レーザ1制御信号2(207)、レーザ1制御信号3(208)の論理の組み合わせによって、最初は、LD1−Aを発光させ、LD1−AがBDセンサ106に入射し、/BDO−A(407A)が検知できたら、LD1−Aを消灯する。引き続き、LD1−Bを発光させ、LD1−BがBDセンサ106に入射し、/BDO−B(407B)が検知できたら、LD1−Bを消灯する。引き続き、LD1−Aを発光させ、/BDO−A(407A)が検知できたら、LD1−Aを消灯させ、LD1―Aを発光させる。これを予め決められた回数繰り返す。また、LD2−Aを発光させ、LD2−AがBDセンサ501に入射し、擬似/BD−A(404A)が検知できたら、LD2−Aを消灯する。引き続き、LD2−Bを発光させ、LD2−BがBDセンサ501に入射し、擬似/BD−B(404B)が検知できたら、LD2−Bを消灯する。また、引き続き、LD2−Aを発光させ、擬似/BD−A(404A)が検知できたら、LD2−Aを消灯させ、LD2―Aを発光させる。これを予め決められた回数繰り返す。
そして、その/BDO−A(407A)と/BDO−B(407B)の時間差γと、/BDO−A(407A)と擬似/BD−A(404A)の時間差αを検知する。そして、スキャナの回転を止める。
/BDO−A(407A)と/BDO−B(407B)の時間差γと、/BDO−A(407A)と擬似/BD−B(404B)の時間差αをエンジンコントローラ204の不揮発性メモリ405に記憶させる。この/BDO−A(407A)と/BDO−B(407B)の時間差γから/BDO−B(407B)を生成する。また、/BDO−A(407A)と擬似/BD−A(404A)の時間差αから擬似/BD−A(404A)を生成する。これらの測定は、工場出荷時などに行う。
ここでは、レーザダイオードが2ビームの場合を説明した。レーザダイオードが2ビームより多い場合でも、同様な手段で構成される。
また、本実施例におけるプリント時のレーザ制御について、図10を用いて説明する。
/BDO−B(407B)と擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)は、制御回路内部で生成されるので、レーザを点灯させてBD信号を検知する必要はない。しかし、レーザの光量を一定にする為に、ある予め決められた時間で、レーザ光量調整制御の必要がある。その制御方法について、次に説明する。
まず、ホストコンピュータ202からプリント指示が送られると、スキャナユニット205、206は回転する。その時、LD1を制御するレーザ1制御信号1(206),レーザ1制御信号2(207),レーザ1制御信号3(208)の論理の組み合わせによって、LD1のレーザが点灯し、レーザ光量制御動作が行われる。スキャナユニット205の回転が始まったと同時に、LD1−Aを発光し、LD1−AがBDセンサ106に入射し、そのBD信号が予め定められた周期になった後に、1回目の/BDO−A(407A)が検知できたら、LD1−Aを消灯する。その時点から、/BDO−A(407A)からの予め定められた時間y1になるまでLD1−Bを発光する。次に、/BDO−A(407A)からの予め決められた時間xになったらLD1−Aを発光し、LD1−AがBDセンサ106に入射したら消灯する。その時点から、/BDO−A(407A)から予め定められた時間y1になるまでLD1−Bを発光する。この制御をプリント動作が終了するまで繰り返す。
また、同様に、LD2のレーザ光量制御動作も、LD2を制御するレーザ2制御信号1(209),レーザ2制御信号2(210),レーザ2制御信号3(211)の論理の組み合わせによって行われる。スキャナ205の回転が始まり、そのBD信号が予め定められた周期になったら、LD2−Aを発光する。そして、/BDO−A(407A)が検知できたら、LD2−Aを消灯する。その時点から、/BDO−A(407A)からの予め定められた時間y2になるまでLD2−Bを発光する。次に、/BDO−A(407A)からの予め決められた時間xになったらLD2−Aを発光し、/BDO−A(407A)が検知できたら、LD2−Aを消灯する。その時点から、/BDO−A(407A)からの予め定められた時間y2になるまでLD2−Bを発光する。この制御をプリント動作が終了するまで繰り返す。
以上、説明したように、複数の発光点をもつ光源を用いた偏向走査装置であって、1つの光源だけ書き出し位置検出を行う場合でも、画像ずれのない画像形成装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施例3について、図11に基づき、説明する。
実施例1、2と異なる点は、図11のように、/BD信号401がASIC402への接続ではなく、ビデオコントローラ203への接続のみであることである。また、ビデオコントローラ203には、画像書き出しタイミングを生成できるASIC1101が設けられており、ASIC1101はエンジンコントローラ204に設けてあるCPU403とシリアル通信ライン1102接続されている。
次に、本実施例の動作を説明する。シリアル通信ライン1102を使用して、不揮発性メモリ405に書き込まれた/BD−A(401A)と擬似/BD−A(404A)の時間差α、及び擬似/BD−A(404A)と擬似/BD−B(404B)の時間差βをビデオコントローラ203に送り、その時間差αと時間差βのデータと/BD−A(401A)とから画像データVDO1−A・VDO1−B・VDO2−A・VDO2−Bの送るタイミングをビデオコントローラ203が決定する。そして、決定されたタイミングでエンジンコントローラ204へ画像データVDO1−A・VDO1−B・VDO2−A・VDO2−Bを送る。このような動作を行うことで、実施例1と同様な画像データVDO1−A・VDO1−B・VDO2−A・VDO2−Bを送るタイミングで、スキャナユニット205、206へ送ることが出来る。
以上、説明したように、エンジンコントローラでBD信号を生成するのではなく、ビデオコントローラで画像書き出しタイミングを生成することで、BD信号ラインにノイズが乗って画像書き出しタイミングが狂ってしまうことがなく、画像ずれのない画像形成装置を提供することができる。
実施例1で用いるスキャナユニットの斜視図 実施例1の構成を示すブロック図 実施例1の構造を示す断面図 実施例1の動作を説明するタイミングチャート 実施例1の動作を説明するタイミングチャート 実施例1および2で用いるスキャナユニットの斜視図 実施例2の構成を示すブロック図 実施例2の動作を説明するタイミングチャート 実施例2の動作を説明するタイミングチャート 実施例2の動作を説明するタイミングチャート 実施例3の構成を示すブロック図 実施例1および2で用いるBD周期測定器の構成を示すブロック図 実施例1の構成を示すブロック図
符号の説明
101、102 レーザダイオード(光源に対応)
103 ポリゴンミラー
106 BDセンサ(書き出し位置検出手段に対応)
301〜304 感光ドラム(像担持体に対応)
309〜312 現像器
402 ASIC(書き出し位置タイミング信号生成手段)
405 不揮発性メモリ(記憶手段)
502 測定器(ずれ量測定手段に対応)

Claims (13)

  1. 複数の発光点を持つ複数の光源を有する偏向走査手段と、
    前記複数の光源により露光され静電潜像を形成する複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体の静電潜像を現像する複数の現像手段と、
    各種操作を行う操作部と、を備えた画像形成装置であって、
    書き出し位置検出手段と、
    書き出し位置タイミング信号生成手段と、を備え、
    前記書き出し位置検出手段が、前記複数の光源のうちの少なくとも一つに備えられ、画像書き出し位置タイミングの基準となる画像書き出し位置タイミング信号を生成し、
    前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段によって生成された画像書き出し位置タイミング信号に応じて、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を生成し、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を予め定められたタイミングに基づいて生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の発光点の画像書き出し位置タイミングのそれぞれに対するずれ量を測定するずれ量測定手段を備え、
    前記ずれ量測定手段が、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量を測定し、
    前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を、前記ずれ量測定手段の測定したずれ量に基づいて生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量は、予め測定しておくことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ずれ量測定手段が、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量を測定し、
    前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を、前記ずれ量測定手段の測定したずれ量に基づいて生成することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量は、予め測定しておくことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ずれ量測定手段が、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量を測定し、
    前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングを、前記ずれ量測定手段の測定したずれ量に基づいて生成することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングとのずれ量は、予め測定しておくことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量、及び、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量、及び、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量とから、画像書き出し位置タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ずれ量測定手段により測定されたずれ量を記憶する記憶手段を備え、
    前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量、及び、前記書き出し位置検出手段を備えている光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量、及び、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミングと、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミングのずれ量が、前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ずれ量測定手段により測定されたずれ量が、前記操作部から入力されることで、前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記記憶手段が、前記偏向走査手段に設けてあることを特徴とする請求項9または10に記載の画像形成装置。
  12. 光源光量調整タイミングが、前記書き出し位置検出手段を備えている光源から生成することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 複数の発光点を持つ複数の光源を有する偏向走査手段と、前記複数の光源により露光され静電潜像を形成する複数の像担持体と、前記複数の像担持体の静電潜像を現像する複数の現像手段と、各種操作を行う操作部と、書き出し位置検出手段と、書き出し位置タイミング信号生成手段と、を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記書き出し位置検出手段が、前記複数の光源のうちの少なくとも一つに備えられ、画像書き出し位置タイミングの基準となる画像書き出し位置タイミング信号を生成し、
    前記書き出し位置タイミング信号生成手段が、前記書き出し位置検出手段によって生成された画像書き出し位置タイミング信号に応じて、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第1の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を生成し、前記書き出し位置検出手段を欠除した光源の第2以降の発光点の画像書き出し位置タイミング信号を予め定められたタイミングに基づいて生成するように制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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US9827783B2 (en) 2011-12-28 2017-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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